JP2002190778A - 光無線伝送システム - Google Patents

光無線伝送システム

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JP2002190778A
JP2002190778A JP2000387065A JP2000387065A JP2002190778A JP 2002190778 A JP2002190778 A JP 2002190778A JP 2000387065 A JP2000387065 A JP 2000387065A JP 2000387065 A JP2000387065 A JP 2000387065A JP 2002190778 A JP2002190778 A JP 2002190778A
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signal
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wireless
radio
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JP2000387065A
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Kensuke Sasaki
健介 佐々木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線基地局の構成の簡素化と光無線伝送シス
テムの低コスト化を図る。 【解決手段】 光源63から発生した連続光は、光カプ
ラ64により下り用連続光S64aと上り用連続光S6
4bとに分けられる。連続光S64aは、光変調器65
で変調され、光伝送路70−1を介して無線基地局50
−1へ送られる。連続光S64bは、光サーキュレータ
66及び光伝送路70−2を介して無線基地局50−1
へ送られる。下りの光信号S65は、光復調器51によ
って下りの無線信号に復調され、増幅器52及びアンテ
ナ53を介して無線端末へ送られる。無線端末からの上
りの無線信号は、アンテナ54及び増幅器55を介して
光変調器56に与えられる。光変調器56と光反射器5
7は、連続光S64bを変調しかつ反射して上りの光信
号S56を生成する。この光信号S56は、光伝送路7
0−2を介して無線制御局60へ送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線信号を無線基
地局と送受信する無線制御局と、無線信号を無線端末
(例えば、移動局)と送受信する無線基地局とが、離れ
ているときの光ファイバ等の光伝送路を用いた無線回線
の光無線伝送システム、例えば、無線信号の送受信があ
る移動体通信システム等に適用される光無線伝送システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような光無線伝送システムに
関する技術としては、例えば、次のような文献に記載さ
れるものがあった。 文献1:電子情報通信学会誌、80[8](1997−
8)塚本、大塚「光・電波融合ネットワークの現状と将
来」P.859−868
【0003】図2は、前記文献1に記載された光マイク
ロセル通信システムの概略の構成図である。従来、移動
体通信システムでは、設定された移動通信ゾーン内にお
いて、このゾーン内の複数の移動局である無線端末1−
1〜1−nと無線基地局2−1との間で無線信号の送受
信を行うようになっている。複数の移動通信ゾーン内に
はそれぞれ無線基地局2−1〜2−nが設けられ、これ
らを無線制御局4がアクセス制御を行うようになってい
る。複数の無線基地局2−1〜2−nと無線制御局4と
が離れているとき、これらの間を光ファイバ3で接続
し、通信効率の向上を図る無線回線の光無線伝送システ
ムが用いられている。そして、無線周波数の利用効率を
上げるために、移動通信ゾーンでは、このゾーン半径の
小さなマイクロセルゾーン5を設けることに注目されて
いる。しかしこの場合、広帯域サービスを提供するため
には、多数の無線基地局2−1〜2−nを必要とする。
【0004】また、無線信号の周波数が準ミリ波からミ
リ波(約10GHz〜300GHz)の領域では、光源
として用いられるレーザダイオード(以下「LD」とい
う。)の直接変調では光信号の変調ができず、外部変調
器を用いた構成が用いられている。
【0005】図3は、図2に示される例えば無線基地局
2−1及び無線制御局4を有する従来の光無線伝送シス
テムの概略の構成図である。無線基地局2−1と無線制
御局4とは、下りの光ファイバ3−1及び上りの光ファ
イバ3−2によって接続されている。無線基地局2−1
は、下りの光ファイバ3−1に接続された光復調器2
1、電気信号用増幅器22及びアンテナ23と、アンテ
ナ24に接続された電気信号用増幅器25、LDからな
る光源26及び光変調器27とで構成されている。
【0006】無線制御局4は、無線送信信号S41aを
出力すると共に無線受信信号S41bを入力する無線送
受信部41と、光送受信装置42とで構成されている。
光送受信装置42は、LDからなる光源43、光変調器
44及び光復調器45で構成されている。図2に示す他
の無線基地局2−2〜2−nも、無線基地局2−1と同
一の構成である。
【0007】次に、図3の動作を説明する。無線制御局
4内の無線送受信部41から出力された下りの無線送信
信号S41aは、光送受信装置42内の光変調器44に
入力される。光源43から発生した下り用連続光は、光
変調器44により強度変調されて下りの光信号S44が
生成され、下りの光ファイバ3−1へ送られる。下りの
光信号S44は、下りの光ファイバ3−1を介して無線
基地局2−1へ到達する。
【0008】無線基地局2−1へ到達した下りの光信号
S44は、光復調器21によって下りの無線信号に変換
され、増幅器22で所望の信号パワーに増幅され、アン
テナ23から送信される。送信された下りの無線信号
は、複数の無線端末1−1〜1−n中の例えば無線端末
1−1により受信され、この無線端末1−1から上りの
無線信号が送信される。この上りの無線信号は、無線基
地局2−1のアンテナ24で受信され、増幅器25で所
望の信号パワーに増幅され、光変調器27に入力され
る。光源26から発生した上り用連続光は、光変調器2
7によって強度変調され、上りの光信号S27が生成さ
れて上りの光ファイバ3−2へ送られる。
【0009】上りの光信号S27は、上りの光ファイバ
3−2を介して無線制御局4に到達する。この上りの光
信号S27は、光復調器45によって上りの無線受信信
号S41bに変換され、無線送受信部41に入力され
る。これにより、無線基地局2−1を介して、無線制御
局4と無線端末1−1との間で通信が行える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光無線伝送システムにおいて、無線周波数の利用効率を
上げるためにゾーン半径の小さなマイクロセルゾーン5
を設ける場合、多数の無線基地局2−1〜2−nを必要
とするため、これらの無線基地局2−1〜2−nの構成
の簡素化と光無線伝送システムの低コスト化を図る必要
があるという課題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、無線端末との間で無
線信号の送受信を行う無線基地局と、下りの光信号を伝
送する下りの光伝送路と上り用連続光及び上りの光信号
を伝送する上りの光伝送路とを介して前記無線基地局と
接続され、該無線基地局に対するアクセス制御を行う無
線制御局と、を備えた光無線伝送システムであって、前
記無線基地局及び無線制御局を次のように構成してい
る。
【0012】前記無線基地局は、前記下りの光伝送路か
ら送られてくる前記下りの光信号を下りの無線信号に復
調して出力する下り用光復調器と、前記下りの無線信号
を所望のレベルに増幅してアンテナから前記無線端末へ
送信する送信手段と、前記無線端末からの上りの無線信
号をアンテナで受信して所望のレベルに増幅する受信手
段と、前記受信手段で増幅された受信信号により、前記
上りの光伝送路から送られてくる前記上り用連続光を変
調しかつ反射して前記上りの光信号を生成し、この上り
の光信号を該上りの光伝送路へ送出する光変調反射手段
とを有している。
【0013】また、前記無線制御局は、無線送信信号を
出力すると共に無線受信信号を入力する無線送受信部
と、連続光を発生する光源と、前記光源で発生した連続
光を下り用連続光と前記上り用連続光に分けて出力する
光分配手段と、前記無線送信信号により、前記下り用連
続光を変調して前記下りの光信号を生成し、この下りの
光信号を前記下りの光伝送路へ送出する光変調器と、前
記光分配手段から出力された上り用連続光を入力してこ
の上り用連続光を前記上りの光伝送路へ送出すると共
に、前記上りの光伝送路から送られてくる前記上りの光
信号を入力してこの上りの光信号を出力する光サーキュ
レータと、前記光サーキュレータから出力される上りの
光信号を復調して前記無線受信信号を生成し、この無線
受信信号を前記無線送受信部へ入力する上り用光復調器
とを有している。
【0014】このような構成を採用したことにより、無
線制御局内の光源から発生した連続光が、光分配手段に
よって下り用連続光と上り用連続光に分けられ、この下
り用連続光が光変調器に与えられると共に、上り用連続
光が光サーキュレータに与えられる。無線送受信部から
出力された無線送信信号は、光変調器で変調されて下り
の光信号が生成され、この下りの光信号が下りの光伝送
路を介して無線基地局へ送られる。一方、光サーキュレ
ータに与えられた上り用連続光は、上りの光伝送路を介
して無線基地局へ送られる。
【0015】無線基地局へ送られた下りの光信号は、下
り用光復調器で下りの無線信号に復調される。この下り
の無線信号は、送信手段によって所望のレベルに増幅さ
れ、アンテナから無線端末へ送信される。無線端末から
送信された上りの無線信号は、無線基地局の受信手段内
のアンテナで受信され、所望のレベルに増幅されて上り
用光変調器に与えられる。一方、無線制御局からの上り
用連続光が、無線基地局内の光変調反射手段に与えられ
る。光変調反射手段では、受信手段で増幅された受信信
号により、上り用連続光を変調しかつ反射して上りの光
信号を生成し、この上りの光信号を上りの光伝送路へ送
る。
【0016】上りの光伝送路から送られてきた上りの光
信号は、無線制御局内の光サーキュレータに入力され、
上り用光復調器側へ出力される。上りの光信号が上り用
光復調器で復調されて無線受信信号が生成され、この無
線受信信号が無線送受信部へ入力される。これにより、
無線基地局を介して、無線制御局と無線端末との間で通
信が行える。
【0017】第2の発明は、無線端末との間で無線信号
の送受信を行う無線基地局と、波長の異なる下りの光信
号及び上りの光信号と上り用連続光とを伝送する光伝送
路を介して前記無線基地局と接続され、該無線基地局に
対するアクセス制御を行う無線制御局と、を備えた光無
線伝送システムであって、前記無線基地局及び無線制御
局を次のように構成している。
【0018】前記無線基地局は、前記光伝送路から送ら
れてくる前記下りの光信号と前記上り用連続光とを入力
してこれらを分波して出力すると共に、前記上りの光信
号を入力してこれを該光伝送路へ送出する第1の光波長
合分波器と、前記第1の光波長合分波器から出力される
前記下りの光信号を下りの無線信号に復調して出力する
下り用光復調器と、前記下りの無線信号を所望のレベル
に増幅してアンテナから前記無線端末へ送信する送信手
段と、前記無線端末からの上りの無線信号をアンテナで
受信して所望のレベルに増幅する受信手段と、前記受信
手段で増幅された受信信号により、前記第1の光波長合
分波器から出力される前記上り用連続光を変調しかつ反
射して前記上りの光信号を生成し、この上りの光信号を
該第1の光波長合分波器に入力する光変調器とを有して
いる。
【0019】また、前記無線制御局は、無線送信信号を
出力すると共に無線受信信号を入力する無線送受信部
と、下り用連続光を発生する第1の光源と、前記下り用
連続光と異なる波長の前記上り用連続光を発生する第2
の光源と、前記第1の光源で発生した下り用連続光を前
記無線送信信号によって変調し、前記下りの光信号を生
成して出力する光変調器と、前記第2の光源で発生した
上り用連続光と前記光変調器から出力される下りの光信
号とを合波して出力する第2の光波長合分波器と、前記
第2の光波長合分波器から出力される上り用連続光及び
下りの光信号を入力してこれらを前記光伝送路へ送出す
ると共に、該光伝送路から送られてくる前記上りの光信
号を入力して出力する光サーキュレータと、前記光サー
キュレータから出力される上りの光信号を復調して前記
無線受信信号を生成し、この無線受信信号を前記無線送
受信部へ入力する上り用光復調器とを有している。
【0020】このような構成を採用したことにより、無
線制御局内の第1の光源から発生した下り用連続光が、
光変調器に与えられると共に、第2の光源から発生した
上り用連続光が、第2の光波長合分波器に与えられる。
無線送受信部から出力された無線送信信号は、光変調器
に与えられ、この光変調器によって下り用連続光が変調
され、下りの光信号が生成される。この下りの光信号と
第2の光源からの上り用連続光とは、第2の光波長合分
波器で合波され、光サーキュレータを介して光伝送路へ
送られる。
【0021】光伝送路から送られてきた上りの光信号及
び上り用連続光は、無線基地局内の第1の光波長合分波
器によって分波される。第1の光波長合分波器で分波さ
れた下りの光信号は、下り用光復調器で復調されて下り
の無線信号が生成される。この下りの無線信号は、送信
手段によって所望のレベルに増幅され、アンテナから無
線端末へ送信される。一方、第1の光波長合分波器で分
波された上り用連続光は、光変調反射手段へ送られる。
無線端末から送信された上りの無線信号は、無線基地局
の受信手段内のアンテナで受信され、所望のレベルに増
幅されて上り用光変調器に与えられる。光変調反射手段
では、受信手段で増幅された受信信号により、上り用連
続光を変調しかつ反射して上りの光信号を生成する。こ
の上りの光信号は、第1の光波長合分波器で合波され、
光伝送路へ送られる。
【0022】光伝送路から送られてきた上りの光信号
は、無線制御局内の光サーキュレータに入力され、上り
用光復調器側へ出力される。上りの光信号は、上り用光
復調器で復調されて無線受信信号が生成され、これが無
線送受信部に与えられる。これにより、無線制御局と無
線端末との間で通信が行える。
【0023】第3の発明は、第2の発明と同一の無線基
地局と、第2の発明と同一の光伝送路を介して前記無線
基地局と接続され、該無線基地局に対するアクセス制御
を行う無線制御局とを備えた光無線伝送システムであっ
て、前記無線制御局を次のように構成している。
【0024】前記無線制御局は、無線送信信号を出力す
ると共に無線受信信号を入力する無線送受信部と、下り
用連続光を発生する第1の光源と、前記下り用連続光と
異なる波長の前記上り用連続光を発生する第2の光源
と、前記第1の光源で発生した下り用連続光を前記無線
送信信号によって変調し、前記下りの光信号を生成して
出力する光変調器と、前記第2の光源で発生した上り用
連続光を入力して出力すると共に、前記上りの光信号を
入力して出力する光サーキュレータと、前記光変調器か
ら出力される下りの光信号と前記光サーキュレータから
出力される上り用連続光とを合波して前記光伝送路へ送
出すると共に、該光伝送路から送られてくる前記上りの
光信号を入力して分波し、この上りの光信号を該光サー
キュレータへ出力する第2の光波長合分波器と、前記光
サーキュレータから出力される前記上りの光信号を復調
して前記無線受信信号を生成し、この無線受信信号を前
記無線送受信部へ入力する上り用光復調器とを有してい
る。
【0025】このような構成を採用したことにより、無
線制御局内の第1の光源から発生した下り用連続光が、
光変調器に与えられると共に、第2の光源から発生した
上り用連続光が、光サーキュレータを介して第2の光波
長合分波器に与えられる。無線送受信部から出力された
無線送信信号は、光変調器に与えられる。光変調器で
は、下り用連続光を変調し、下りの光信号を生成する。
この下りの光信号と光サーキュレータからの上り用連続
光とは、第2の光波長合分波器で合波され、光伝送路を
介して無線基地局へ送られる。
【0026】無線基地局では、第2の発明と同様の作用
を行う。無線基地局から光伝送路を介して送られてきた
上りの光信号は、無線制御局内の第2の光波長合分波器
で分波され、光サーキュレータを介して上り用光復調器
側へ与えられる。上りの光信号は、上り用光復調器で復
調され、無線受信信号が生成されて無線送受信部へ入力
される。これにより、無線制御局と無線端末との間で通
信が行える。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態を示す光無線伝送システムの概略の
構成図である。この光無線伝送システムは、例えば、図
2に示す複数のマイクロセルゾーン5毎に設けられる無
線基地局50−1,…を有し、これらの無線基地局50
−1,…と複数の移動局である無線端末1−1〜1−n
との間で無線信号の送受信が行われるようになってい
る。複数の無線基地局50−1,…とこれらをアクセス
制御する無線制御局60とは、光ファイバ等で構成され
た下りの光伝送路70−1及び上りの光伝送路70−2
によって接続されている。なお、図示しないが、無線制
御局60には、図2と同様に複数の無線基地局50−
1,…が光伝送路70−1,70−2を介して接続され
ている。
【0028】複数の無線基地局50−1,…は同一の構
成である。例えば、無線基地局50−1は、下りの光信
号S65を伝送する下りの光伝送路70−1の一端に接
続された下り用光復調器51を有し、この出力側に、無
線端末1−1〜1−nに対する下りの無線信号の送信を
行う送信手段が接続されている。この送信手段は、光復
調器51の出力側に接続された電気信号用増幅器52、
及びこの増幅器52の出力側に接続されたアンテナ53
により構成されている。
【0029】また、無線基地局50−1には、無線端末
1−1〜1−nからの上りの無線信号を受信する受信手
段が設けられている。この受信手段は、無線端末1−1
〜1−nからの上りの無線信号を受信するアンテナ5
4、及びこのアンテナ54の出力側に接続された電気信
号用増幅器55により構成されている。増幅器55の出
力側と、上りの光信号S56を伝送する上りの光伝送路
70−2の一端との間には、光変調反射手段が接続され
ている。この光変調反射手段は、例えば、上り用光変調
器56と、この近傍に設置されたあるいは付加された光
反射器57とで構成されている。光変調器56と光反射
器57は、増幅器55で増幅された受信信号により、上
りの光伝送路70−2から送られてくる上り用連続光を
変調しかつ反射して上りの光信号S56を生成し、この
上りの光信号S56を上りの光伝送路70−2へ送出す
るものである。光変調器56は、例えば、光源が離れて
いても変調光の強度変化を小さくするために偏波依存損
失が小さい電界吸収型(以下「EA」という。)変調器
で構成されている。光変調器56と光反射器57の距離
は近いほど高い無線周波数の変調ができるため、この距
離は例えば500μm以下に設定されている。
【0030】無線制御局60は、無線送信信号S61a
を出力すると共に無線受信信号S61bを入力する無線
送受信部61と、これに接続された光送受信装置62と
を備えている。光送受信装置62は、光源63、光分配
手段(例えば、光カプラ)64、下り用光変調器65、
光サーキュレータ66、及び上り用光復調器67を有し
ている。
【0031】光源63は、連続光を発生するものであ
り、例えば、発振波長の安定な分布帰還型(以下「DF
B」という。)のLDで構成されている。光源63の出
力側には、光カプラ64が接続されている。光カプラ6
4は、光源63で発生した連続光を下り用連続光S64
aと上り用連続光S64bに分けて出力するものであ
り、この出力側に下り用光変調器65及び光サーキュレ
ータ66のポート66aが接続されている。光変調器6
5は、無線送受信部61から出力された無線送信信号S
61aと光カプラ64から出力された下り用連続光S6
4aを入力し、該無線送信信号S61aにより、下り用
連続光S64aを変調して下りの光信号S65を生成
し、この下りの光信号S65を下りの光伝送路70−1
へ送出するものである。光変調器65は、例えば、EA
変調器で構成されている。
【0032】光サーキュレータ66は、光カプラ64に
接続されたポート66a、上りの光伝送路70−2の他
端に接続されたポート66b、及び上り用光復調器67
に接続されたポート66cを有し、光カプラ64から出
力された上り用連続光S64bをポート66aから入力
してこの上り用連続光S64bをポート66bから出力
して上りの光伝送路70−2へ送出すると共に、該上り
用光伝送路70−2から送られてくる上りの光信号S5
6をポート66bから入力し、この上りの光信号S56
をポート66cから出力して光復調器67へ与えるもの
である。光復調器67は、光サーキュレータ66から出
力された上りの光信号S56を復調して無線受信信号S
61bを生成し、この無線受信信号S61bを無線送受
信部61へ入力するものである。
【0033】次に、図1に示す光無線伝送システムの動
作を説明する。無線制御局60において、光源63から
発生した連続光は、光カプラ64により適当なパワーで
下り用連続光S64aと上り用連続光S64bとに分け
られ、この下り用連続光S64aが下り用光変調器65
に与えられると共に、上り用連続光S64bが光サーキ
ュレータ66のポート66aへ与えられる。無線送受信
部61から出力された無線送信信号S61aは、下り用
光変調器65に与えられる。光変調器65では、無線送
信信号S61aに基づき、下り用連続光S64aを強度
変調して下りの光信号S65を生成し、これを下りの光
伝送路70−1へ送出する。一方、光サーキュレータ6
6のポート66aから入力された上り用連続光S64b
は、この光サーキュレータ66のポート66bから出力
され、上りの光伝送路70−2へ送出される。下りの光
伝送路70−1へ送られた下りの光信号S65と、上り
の光伝送路70−2へ送られた上り用連続光S64bと
は、これらの光伝送路70−1,70−2を介して無線
基地局50−1へ到達する。
【0034】下りの光伝送路70−1から送られてきた
下りの光信号S65は、無線基地局50−1内の下り用
光復調器51で下りの無線信号に変換される。この下り
の無線信号は、電気信号用増幅器52で所望の信号パワ
ーに増幅され、アンテナ53から送信されて無線端末1
−1〜1−nへ送られる。一方、上りの光伝送路70−
2から送られてきた上り用連続光S64bは、上り用光
変調器56を通して光反射器57で反射され、該光変調
器56へ与えられる。
【0035】無線端末1−1〜1−nのうちの例えば無
線端末1−1から送信された上りの無線信号は、無線基
地局50−1のアンテナ54で受信され、この受信信号
が電気信号用増幅器55で所望の信号パワーに増幅さ
れ、上り用光変調器56へ与えられる。光変調器56と
光反射器57は、増幅器55から出力された増幅信号に
基づき、上り用連続光S64bを強度変調しかつ反射し
て上りの光信号S56を生成し、これを上りの光伝送路
70−2へ送出する。
【0036】上り用光変調器56から出力された上りの
光信号S56は、上りの光伝送路70−2を介して無線
制御局60へ到達する。上りの光信号S56は、光サー
キュレータ66のポート66bから入力され、ポート6
6cから出力される。この上りの光信号S56は、上り
用光復調器67により無線受信信号S61bに復調さ
れ、無線送受信部61に入力される。これにより、無線
制御局60と無線端末1−1との間で通信が行える。
【0037】この第1の実施形態では、次のような効果
がある。本実施形態の光無線伝送システムでは、上り用
と下り用の光源63を共用し、この光源63を無線制御
局60内にのみ設置し、上り用連続光S64bを上りの
光伝送路70−2を使って無線基地局50−1へ伝送
し、上り用光変調器56と光反射器57で変調しかつ反
射して上りの光信号S56を生成している。このため、
無線基地局50−1内に設ける光源を省略でき、無線制
御局60内に設けた光源63の活用によって低コスト化
が可能になると共に、無線基地局50−1内の部品数の
削減による小型化を図ることができる。
【0038】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態を示す光無線伝送システムの概略の構成図で
あり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。本実施形態では、第1
の実施形態と構成の異なる無線基地局50−1Aと無線
制御局60Aとが、波長の異なる下りの光信号S65と
上りの光信号S56を伝送する光ファイバ等の光伝送路
70によって接続されている。
【0039】無線基地局50−1Aは、第1の実施形態
と同様の下り用光復調器51、電気信号用増幅器52,
55、アンテナ53,54、上り用光変調器56及び光
反射器57の他に、新たに第1の光波長合分波器58が
設けられている。光波長合分波器58は、光復調器51
に接続されたポート58a、光変調器56に接続された
ポート58b、及び光伝送路70の一端に接続されたポ
ート58cを有し、光伝送路70から送られてくる下り
の光信号S65と上り用連続光S63−2とをポート5
8cから入力し、これらを分波してポート58aから下
りの光信号S65を出力すると共にポート58bから上
り用連続光S63−2を出力し、さらに光変調器56か
ら出力された上りの光信号S56をポート58bから入
力し、これをポート58cから出力して光伝送路70へ
送出するものである。
【0040】無線制御局60Aは、第1の実施形態と同
様の下り用光変調器65、光サーキュレータ66、及び
上り用光復調器67を有する他に、第1の実施形態と構
成の異なる第1及び第2の光源63−1,63−2、及
び第2の光波長合分波器68が設けられている。
【0041】第1の光源63−1は下り用連続光S63
−1を発生し、第2の光源63−2は下り用連続光S6
3−1と異なる波長の上り用連続光S63−2を発生す
るものであり、これらの光源63−1,63−2は、例
えば発振波長の安定なDFBのLDで構成されている。
光源63−1の出力側には、第1の実施形態と同様の下
り用光変調器65が接続されている。光変調器65は、
無線送受信部61から出力された無線送信信号S61a
に基づき、下り用連続光S63−1を変調して下りの光
信号S65を出力するものであり、例えば、第1の実施
形態と同様に、光源63−1が離れていても変調光の強
度変化を小さくするために偏波依存損失が小さいEA変
調器で構成されている。
【0042】光変調器65の出力側には第2の光波長合
分波器68のポート68aが接続され、この光波長合分
波器68のポート68bが光源63−2に接続されると
共に、ポート68cが光サーキュレータ66のポート6
6aに接続されている。第2の光波長合分波器68は、
例えば、誘電体多層膜フィルタで構成され、光源63−
2の波長の上り用連続光S63−2に対してポート68
bとポート68cとの間の通過損失が小さく、ポート6
8aへの光の漏れが非常に小さく、光源63−2の波長
以外の光に対してポート68aとポート68cとの間の
通過損失が小さく、ポート68bへの光の漏れが非常に
小さい特性を持っている。なお、無線基地局50−1A
内の第1の光波長合分波器56も同様の構成である。光
源63−1,63−2は、例えば、発振波長の安定なD
FBのLDで構成されている。光サーキュレータ66
は、ポート66cが上り用光復調器67に接続され、ポ
ート66bが光伝送路70に接続されている。
【0043】次に、図4に示す光無線伝送システムの動
作を説明する。無線制御局60Aにおいて、光源63−
1から下り用連続光S63−1が発生して光変調器65
に与えられると共に、光源63−2から下り用連続光S
63−1と異なる波長の上り用連続光S63−2が発生
し、この連続光S63−2が光合分波器68のポート6
8bに与えられる。無線送受信部61から出力された無
線送信信号S61aは、光変調器65に与えられる。光
変調器65では、無線送信信号S61aに基づき、下り
用連続光S63−1を強度変調して下りの光信号S65
を生成する。光の異なった波長を合波する光波長合分波
器68には、下りの光信号S65がポート68aに入力
されると共に、上り用連続光S63−2がポート68b
に入力され、これらの下りの光信号S65と上り用連続
光S63−2が合波され、ポート68cから出力され
る。合波された下りの光信号S65と上り用連続光S6
3−2は、光サーキュレータ66のポート66aからポ
ート66bへ通過し、光伝送路70を介して無線基地局
50−1Aへ伝送される。
【0044】光伝送路70から送られてきた下りの光信
号S65及び上り用連続光S63−2は、光波長合分波
器58のポート58cに入力され、この光波長合分波器
58で分波され、下りの光信号S65がポート58aか
ら出力されると共に、上り用連続光S63−2がポート
58bから出力される。ポート58aから出力された下
りの光信号S65は、光復調器51によって下りの無線
信号に変換され、増幅器52で所望の信号パワーに増幅
された後、アンテナ53から送信されて無線端末1−1
〜1−nへ送られる。一方、光波長合分波器58のポー
ト58bから出力された上り用連続光S63−2は、光
変調器56と光反射器57へ入力される。
【0045】無線端末1−1〜1−nのうちの例えば無
線端末1−1から送信された上りの無線信号は、無線基
地局50−1Aのアンテナ54で受信され、これが増幅
器55で所望の信号パワーに増幅されて光変調器56に
与えられる。光変調器56と光反射器57は、増幅器5
5から出力された無線信号に基づき、上り用連続光S6
3−2を強度変調しかつ反射して上りの光信号S56を
生成する。この上りの光信号S56は、光波長合分波器
58のポート58bから入力され、ポート58cから出
力されて光伝送路70へ送られ、無線制御局60Aへ到
達する。
【0046】光伝送路70から送られてきた上りの光信
号S56は、光サーキュレータ66のポート66bから
入力され、ポート66cから出力される。この上りの光
信号S56は、光復調器67によって無線受信信号S6
1bに復調され、無線送受信部61に入力される。これ
により、無線制御局60Aと無線端末1−1との通信が
行える。
【0047】以上のように、この第2の実施形態では次
のような効果がある。本実施形態では、下り用連続光S
63−1を発生する光源63−1と、これとは異なる波
長の上り用連続光S63−2を発生する光源63−1と
を、無線制御局60A内に設け、下りと上りの光を波長
多重して光伝送路70を使って無線基地局50−1Aへ
伝送し、該上り用連続光S63−2を上り用光変調器5
6と光反射器57で変調しかつ反射して上りの光信号S
56を生成している。これにより、無線基地局50−1
A内に光源を設ける必要がなく、しかも無線基地局50
−1Aと無線制御局60Aとを1本の光伝送路70で接
続しているので、1本の光伝送路70の活用による低コ
スト化と、無線基地局50−1Aの部品数の削減による
小型化を図ることができる。
【0048】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態を示す光無線伝送システムの概略の構成図で
あり、第2の実施形態を示す図4中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。
【0049】本実施形態の光無線伝送システムでは、第
2の実施形態の無線制御局60Aに代えて、構成の異な
る無線制御局60Bを設けている。無線制御局60B内
の光送受信装置62Bは、第2の実施形態の第2の光波
長合分波器68と光サーキュレータ66とを入れ替えた
構成になっている。即ち、下り用光変調器65の出力側
が光波長合分波器68のポート68aに接続されてい
る。光源63−2の出力側は光サーキュレータ66のポ
ート66aに接続され、この光サーキュレータ66のポ
ート66bが光波長合分波器68のポート68bに接続
されている。光波長合分波器68のポート68cは、光
伝送路70に接続されている。光サーキュレータ66の
ポート66cは、上り用光復調器67に接続されてい
る。
【0050】次に、図5に示す光無線伝送システムの動
作を説明する。無線制御局60Bにおいて、光源63−
1から下り用連続光S63−1が発生すると共に、光源
63−2から上り用連続光S63−2が発生する。下り
用連続光S63−1は、無線送受信部61から出力され
た無線送信信号S61aに基づき、光変調器65で変調
され、下りの光信号S65が生成されて光波長合分波器
68のポート68aに与えられる。上り用連続光S63
−2は、光サーキュレータ66のポート66aに入力さ
れ、ポート66bから出力されて光波長合分波器68の
ポート68bに与えられる。光波長合分波器68のポー
ト68aに入力された下りの光信号S65と、ポート6
8bに入力された上り用連続光S63−2とが合波さ
れ、ポート68cから出力されて光伝送路70を介して
無線基地局50−1Aへ送られる。
【0051】無線基地局50−1Aでは、第2の実施形
態と同様の動作が行われ、上りの光信号S56が光伝送
路70を介して無線制御局60Bに送られてくる。無線
制御局60Bに送られてきた上りの光信号S56は、光
波長合分波器68のポート68cに入力され、分波され
てポート68bから出力される。上りの光信号S56
は、光サーキュレータ66のポート66bから入力さ
れ、ポート66cから出力される。この上りの光信号S
56は、光復調器67で無線受信信号S61bに復調さ
れ、無線送受信部61に入力される。これにより、無線
制御局60Bと無線端末1−1との間で通信が行える。
この第3の実施形態では、第2の実施形態と同様の効果
が得られる。
【0052】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。 (a) 図1、図4及び図5において、無線制御局6
0,60A,60B、及び無線基地局50−1,50−
1Aは、これらの構成部品を図示以外のものに変更した
り、あるいは他の構成部品を付加する等、種々の変形が
可能である。例えば、図1の光カプラ54及び光サーキ
ュレータ66の機能は、光フィルタ及び光サーキュレー
タ等で実現することも可能である。 (b) 光伝送路70,70−1,70−2は、光ファ
イバで構成したが、光源63,63−1,63−2をレ
ーザ等で構成し、レーザ光等を空中に伝送するような伝
送方法で構成してもよい。 (c) 実施形態では、移動体通信システムに適用され
る光無線伝送システムについて説明したが、移動しない
無線端末1−1〜1−nを用いて他の通信システムに適
用することも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、上り用と下り用の光源を共用してこの光源を
無線制御局に設置し、上り用連続光を上りの光伝送路を
使って無線基地局へ伝送し、この無線基地局に設けた光
変調反射手段で変調しかつ反射して上りの光信号を生成
しているので、無線制御局内に設けられる光源が1つで
よく、しかも無線基地局内に光源を設ける必要がない。
このような光源利用の活用によって低コスト化が図れる
と共に、無線基地局内の部品数の削減による小型化を図
ることができる。
【0054】第2及び第3の発明によれば、下りと上り
の第1及び第2の光源の波長を異ならせ、これらの第1
及び第2の光源を無線制御局内に設置し、下りと上りの
光を波長多重して共用の光伝送路を使って無線基地局へ
伝送し、この無線基地局内に設けた光変調反射手段で変
調しかつ反射して上りの光信号を生成しているので、無
線基地局内に光源を設ける必要がなく、しかも共用の光
伝送路で無線基地局と無線制御局を接続することができ
る。このような共用の光伝送路の活用によって低コスト
化が図れると共に、無線基地局内の部品数の削減による
小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す光無線伝送シス
テムの概略の構成図である。
【図2】従来の光マイクロセル通信システムを示す概略
の構成図である。
【図3】図2に示される従来の光無線伝送システムの概
略の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す光無線伝送シス
テムの概略の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す光無線伝送シス
テムの概略の構成図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n 無線端末 50−1,50−1A 無線基地局 51 下り用光復調器 52,55 増幅器 53,54 アンテナ 56 上り用光変調器 57 光反射器 58,68 第1、第2の光波長合分波器 60,60A,60B 無線制御局 61 無線送受信部 62,62A,62B 光送受信装置 63 光源 63−1,63−2 第1、第2の光源 64 光カプラ 65 下り用光変調器 66 光サーキュレータ 67 上り用光復調器 70 光伝送路 70−1 下りの光伝送路 70−2 上りの光伝送路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線端末との間で無線信号の送受信を行
    う無線基地局と、 下りの光信号を伝送する下りの光伝送路と上り用連続光
    及び上りの光信号を伝送する上りの光伝送路とを介して
    前記無線基地局と接続され、該無線基地局に対するアク
    セス制御を行う無線制御局と、 を備えた光無線伝送システムであって、 前記無線基地局は、 前記下りの光伝送路から送られてくる前記下りの光信号
    を下りの無線信号に復調して出力する下り用光復調器
    と、 前記下りの無線信号を所望のレベルに増幅してアンテナ
    から前記無線端末へ送信する送信手段と、 前記無線端末からの上りの無線信号をアンテナで受信し
    て所望のレベルに増幅する受信手段と、 前記受信手段で増幅された受信信号により、前記上りの
    光伝送路から送られてくる前記上り用連続光を変調しか
    つ反射して前記上りの光信号を生成し、この上りの光信
    号を該上りの光伝送路へ送出する光変調反射手段とを有
    し、 前記無線制御局は、 無線送信信号を出力すると共に無線受信信号を入力する
    無線送受信部と、 連続光を発生する光源と、 前記光源で発生した連続光を下り用連続光と前記上り用
    連続光に分けて出力する光分配手段と、 前記無線送信信号により、前記下り用連続光を変調して
    前記下りの光信号を生成し、この下りの光信号を前記下
    りの光伝送路へ送出する光変調器と、 前記光分配手段から出力された上り用連続光を入力して
    この上り用連続光を前記上りの光伝送路へ送出すると共
    に、前記上りの光伝送路から送られてくる前記上りの光
    信号を入力してこの上りの光信号を出力する光サーキュ
    レータと、 前記光サーキュレータから出力される上りの光信号を復
    調して前記無線受信信号を生成し、この無線受信信号を
    前記無線送受信部へ入力する上り用光復調器とを有する
    ことを特徴とする光無線伝送システム。
  2. 【請求項2】 無線端末との間で無線信号の送受信を行
    う無線基地局と、 波長の異なる下りの光信号及び上りの光信号と上り用連
    続光とを伝送する光伝送路を介して前記無線基地局と接
    続され、該無線基地局に対するアクセス制御を行う無線
    制御局と、 を備えた光無線伝送システムであって、 前記無線基地局は、 前記光伝送路から送られてくる前記下りの光信号と前記
    上り用連続光とを入力してこれらを分波して出力すると
    共に、前記上りの光信号を入力してこれを該光伝送路へ
    送出する第1の光波長合分波器と、 前記第1の光波長合分波器から出力される前記下りの光
    信号を下りの無線信号に復調して出力する下り用光復調
    器と、 前記下りの無線信号を所望のレベルに増幅してアンテナ
    から前記無線端末へ送信する送信手段と、 前記無線端末からの上りの無線信号をアンテナで受信し
    て所望のレベルに増幅する受信手段と、 前記受信手段で増幅された受信信号により、前記第1の
    光波長合分波器から出力される前記上り用連続光を変調
    しかつ反射して前記上りの光信号を生成し、この上りの
    光信号を該第1の光波長合分波器に入力する光変調反射
    手段とを有し、 前記無線制御局は、 無線送信信号を出力すると共に無線受信信号を入力する
    無線送受信部と、 下り用連続光を発生する第1の光源と、 前記下り用連続光と異なる波長の前記上り用連続光を発
    生する第2の光源と、 前記第1の光源で発生した下り用連続光を前記無線送信
    信号によって変調し、前記下りの光信号を生成して出力
    する光変調器と、 前記第2の光源で発生した上り用連続光と前記光変調器
    から出力される下りの光信号とを合波して出力する第2
    の光波長合分波器と、 前記第2の光波長合分波器から出力される上り用連続光
    及び下りの光信号を入力してこれらを前記光伝送路へ送
    出すると共に、該光伝送路から送られてくる前記上りの
    光信号を入力して出力する光サーキュレータと、 前記光サーキュレータから出力される上りの光信号を復
    調して前記無線受信信号を生成し、この無線受信信号を
    前記無線送受信部へ入力する上り用光復調器とを有する
    ことを特徴とする光無線伝送システム。
  3. 【請求項3】 無線端末との間で無線信号の送受信を行
    う請求項2記載の無線基地局と、 波長の異なる下りの光信号及び上りの光信号と上り用連
    続光とを伝送する請求項2記載の光伝送路を介して前記
    無線基地局と接続され、該無線基地局に対するアクセス
    制御を行う無線制御局と、 を備えた光無線伝送システムであって、 前記無線制御局は、 無線送信信号を出力すると共に無線受信信号を入力する
    無線送受信部と、 下り用連続光を発生する第1の光源と、 前記下り用連続光と異なる波長の前記上り用連続光を発
    生する第2の光源と、 前記第1の光源で発生した下り用連続光を前記無線送信
    信号によって変調し、前記下りの光信号を生成して出力
    する光変調器と、 前記第2の光源で発生した上り用連続光を入力して出力
    すると共に、前記上りの光信号を入力して出力する光サ
    ーキュレータと、 前記光変調器から出力される下りの光信号と前記光サー
    キュレータから出力される上り用連続光とを合波して前
    記光伝送路へ送出すると共に、該光伝送路から送られて
    くる前記上りの光信号を入力して分波し、この上りの光
    信号を該光サーキュレータへ出力する第2の光波長合分
    波器と、 前記光サーキュレータから出力される前記上りの光信号
    を復調して前記無線受信信号を生成し、この無線受信信
    号を前記無線送受信部へ入力する上り用光復調器とを有
    することを特徴とする光無線伝送システム。
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