JP2002190204A - 面光源装置、画像表示装置及び光制御部材 - Google Patents
面光源装置、画像表示装置及び光制御部材Info
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- JP2002190204A JP2002190204A JP2000388154A JP2000388154A JP2002190204A JP 2002190204 A JP2002190204 A JP 2002190204A JP 2000388154 A JP2000388154 A JP 2000388154A JP 2000388154 A JP2000388154 A JP 2000388154A JP 2002190204 A JP2002190204 A JP 2002190204A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 照明光の輝度の均一化を図ることにより、表
示画像をより一層見やすくする。 【解決手段】 第1の光制御部材6の蛍光ランプ側の端
縁34に形成した第1の遮光層35の遮光率が、導光板
の暗部の境界近傍に対応する部分36において、端縁3
4の中央部から離れるにしたがって低下するように形成
されている。その結果、第1の光制御部材6の蛍光ラン
プ側端縁34から第1の光制御部材6の内部に光が入射
するのを第1の遮光層35により妨ぐことができ、第1
の光制御部材6の蛍光ランプ側端縁34から入射する光
に起因する輝線の発生を防止できることはもちろんのこ
と、第1の遮光層35を形成した部分と形成しない部分
との境界が視認されにくくなると共に、導光板の暗部が
強調されることがなくなる。
示画像をより一層見やすくする。 【解決手段】 第1の光制御部材6の蛍光ランプ側の端
縁34に形成した第1の遮光層35の遮光率が、導光板
の暗部の境界近傍に対応する部分36において、端縁3
4の中央部から離れるにしたがって低下するように形成
されている。その結果、第1の光制御部材6の蛍光ラン
プ側端縁34から第1の光制御部材6の内部に光が入射
するのを第1の遮光層35により妨ぐことができ、第1
の光制御部材6の蛍光ランプ側端縁34から入射する光
に起因する輝線の発生を防止できることはもちろんのこ
と、第1の遮光層35を形成した部分と形成しない部分
との境界が視認されにくくなると共に、導光板の暗部が
強調されることがなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型パソコ
ン、電子端末機、電子手帳、液晶テレビ等に使用される
画像表示装置、この画像表示装置の画像表示パネルを面
状に照明する面光源装置、及びこの面光源装置に使用さ
れる光制御部材に関する。
ン、電子端末機、電子手帳、液晶テレビ等に使用される
画像表示装置、この画像表示装置の画像表示パネルを面
状に照明する面光源装置、及びこの面光源装置に使用さ
れる光制御部材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯型パソコンに使用される画
像表示装置としての液晶表示装置は、略板状の導光板
と、この導光板の一側面(入射面)に対向するように配
置された光源としての蛍光ランプと、この蛍光ランプを
取り囲むように配置されたリフレクターと、導光板の出
射面側に配置された複数枚のシート状の光制御部材と、
これらの光制御部材を通過した光で照明される液晶表示
パネル(画像表示パネル)と、導光板の裏面側に配置さ
れた反射シートとを備えている。なお、導光板、蛍光ラ
ンプ、リフレクター、光制御部材及び反射シートが、液
晶表示パネルを面状に照明する面光源装置を構成するよ
うになっている。
像表示装置としての液晶表示装置は、略板状の導光板
と、この導光板の一側面(入射面)に対向するように配
置された光源としての蛍光ランプと、この蛍光ランプを
取り囲むように配置されたリフレクターと、導光板の出
射面側に配置された複数枚のシート状の光制御部材と、
これらの光制御部材を通過した光で照明される液晶表示
パネル(画像表示パネル)と、導光板の裏面側に配置さ
れた反射シートとを備えている。なお、導光板、蛍光ラ
ンプ、リフレクター、光制御部材及び反射シートが、液
晶表示パネルを面状に照明する面光源装置を構成するよ
うになっている。
【0003】このように構成された液晶表示装置は、導
光板の入射面から導光板の内部に入射した蛍光ランプの
光を導光板の出射面から出射し、その出射光を複数の光
制御部材を通過させることにより、導光板からの出射光
の進行方向を制御し、その進行方向が制御された光で液
晶表示パネルを照明するようになっている。
光板の入射面から導光板の内部に入射した蛍光ランプの
光を導光板の出射面から出射し、その出射光を複数の光
制御部材を通過させることにより、導光板からの出射光
の進行方向を制御し、その進行方向が制御された光で液
晶表示パネルを照明するようになっている。
【0004】ところで、このような液晶表示装置は、図
14に示すように、リフレクター71の上端部を導光板
72の出射面73に係合させてあるため、光制御部材7
4〜76が熱膨張や製造誤差を生じたとしても、光制御
部材74〜76の蛍光ランプ77側の端部がリフレクタ
ー71に干渉しないように、リフレクター71と光制御
部材74〜76との間に隙間78を設ける必要がある。
なぜならば、図15に示すように、光制御部材74〜7
6がリフレクター71に干渉して、光制御部材74〜7
6にシワ79が発生すると、その光制御部材74〜76
のシワ79が視認されることになり、光制御部材74〜
76を介して出射される照明光が均質でなくなる虞があ
るからである。
14に示すように、リフレクター71の上端部を導光板
72の出射面73に係合させてあるため、光制御部材7
4〜76が熱膨張や製造誤差を生じたとしても、光制御
部材74〜76の蛍光ランプ77側の端部がリフレクタ
ー71に干渉しないように、リフレクター71と光制御
部材74〜76との間に隙間78を設ける必要がある。
なぜならば、図15に示すように、光制御部材74〜7
6がリフレクター71に干渉して、光制御部材74〜7
6にシワ79が発生すると、その光制御部材74〜76
のシワ79が視認されることになり、光制御部材74〜
76を介して出射される照明光が均質でなくなる虞があ
るからである。
【0005】このように、光制御部材74〜76とリフ
レクター71との間に隙間78を設けた液晶表示装置8
1は、その光制御部材74〜76とリフレクター71と
の隙間78から光が漏れ、その漏れた光が光制御部材7
4〜76の端縁から光制御部材74〜76の内部に入射
し、その光制御部材74〜76の端縁近傍が他部よりも
際だって明るく光ったり、また、線状に輝く部分(輝
線)が生じ、出射光の輝度のバラツキが生じることがあ
る。
レクター71との間に隙間78を設けた液晶表示装置8
1は、その光制御部材74〜76とリフレクター71と
の隙間78から光が漏れ、その漏れた光が光制御部材7
4〜76の端縁から光制御部材74〜76の内部に入射
し、その光制御部材74〜76の端縁近傍が他部よりも
際だって明るく光ったり、また、線状に輝く部分(輝
線)が生じ、出射光の輝度のバラツキが生じることがあ
る。
【0006】そこで、従来は、図16に示すように、光
制御部材74の蛍光ランプ側端縁82に沿って遮光層8
3を形成し、光制御部材74の蛍光ランプ側端縁82か
らの出射光量を抑え、光制御部材74を通過した出射光
の輝度のバラツキを目立ちにくくするように工夫されて
いた。
制御部材74の蛍光ランプ側端縁82に沿って遮光層8
3を形成し、光制御部材74の蛍光ランプ側端縁82か
らの出射光量を抑え、光制御部材74を通過した出射光
の輝度のバラツキを目立ちにくくするように工夫されて
いた。
【0007】ところが、近年、液晶表示装置は、小型・
軽量化、大画面化を図るため、導光板の外形寸法と有効
表示領域との差をなるべく小さくするように設計されて
おり、導光板や蛍光ランプを収容するフレームの外形寸
法が小型・薄肉化されている。その結果、このような液
晶表示装置においては、蛍光ランプの長さを導光板の入
射面の長手方向寸法(幅方向寸法)に対してあまり大き
くすることができず、蛍光ランプの両端部の暗い部分の
影響が出射光の輝度の部分的低下として表れる(図5参
照)。すなわち、このような液晶表示装置は、光制御部
材を通過して液晶表示パネルを照明する出射光のうち
で、光制御部材の光源側両端部から出射する光の輝度が
他部に比較して小さくなる。このような輝度の差は、前
記従来例のように遮光層83を光制御部材74の蛍光ラ
ンプ側端縁82に形成した場合に顕著になってしまう。
軽量化、大画面化を図るため、導光板の外形寸法と有効
表示領域との差をなるべく小さくするように設計されて
おり、導光板や蛍光ランプを収容するフレームの外形寸
法が小型・薄肉化されている。その結果、このような液
晶表示装置においては、蛍光ランプの長さを導光板の入
射面の長手方向寸法(幅方向寸法)に対してあまり大き
くすることができず、蛍光ランプの両端部の暗い部分の
影響が出射光の輝度の部分的低下として表れる(図5参
照)。すなわち、このような液晶表示装置は、光制御部
材を通過して液晶表示パネルを照明する出射光のうち
で、光制御部材の光源側両端部から出射する光の輝度が
他部に比較して小さくなる。このような輝度の差は、前
記従来例のように遮光層83を光制御部材74の蛍光ラ
ンプ側端縁82に形成した場合に顕著になってしまう。
【0008】そこで、このような液晶表示装置の不具合
を解消するため、図17に示すように、光制御部材74
の遮光層84を帯状に形成するとともに中央部から離れ
るにつれて次第に細くなるように形成して、光制御部材
74の蛍光ランプ側端縁82の両端部における遮光層8
4の幅をゼロにし、蛍光ランプの両端近傍の輝度を補う
技術が開発された(特開平11−109137号公報参
照)。
を解消するため、図17に示すように、光制御部材74
の遮光層84を帯状に形成するとともに中央部から離れ
るにつれて次第に細くなるように形成して、光制御部材
74の蛍光ランプ側端縁82の両端部における遮光層8
4の幅をゼロにし、蛍光ランプの両端近傍の輝度を補う
技術が開発された(特開平11−109137号公報参
照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示すように、蛍光ランプ77の両端部にゴムキャップ
85が係合され、蛍光ランプ77がこれらゴムキャップ
85を介してリフレクターに収容保持されるようになっ
ている場合、蛍光ランプ77の両端部(ゴムキャップ8
5を係合した部分)からの光の出射がないため、特開平
11−109137号に開示された技術では光制御部材
74の蛍光ランプ側端縁82の両端部からの出射する光
の輝度低下を十分に防止することができなかった。
に示すように、蛍光ランプ77の両端部にゴムキャップ
85が係合され、蛍光ランプ77がこれらゴムキャップ
85を介してリフレクターに収容保持されるようになっ
ている場合、蛍光ランプ77の両端部(ゴムキャップ8
5を係合した部分)からの光の出射がないため、特開平
11−109137号に開示された技術では光制御部材
74の蛍光ランプ側端縁82の両端部からの出射する光
の輝度低下を十分に防止することができなかった。
【0010】このような従来技術の不具合を解消するた
めには、図19に示すような暗部発生領域に遮光層83
を全く形成しないようにすることも考えられるが、この
ような構成にすると、遮光層83を形成した部分と遮光
層83を形成しなかった部分との境界がはっきりと視認
されることになり、液晶表示パネルを照明する光の品位
の低下、ひいては液晶表示パネルの画像表示品質の低下
を招くという新たな問題を生じる。
めには、図19に示すような暗部発生領域に遮光層83
を全く形成しないようにすることも考えられるが、この
ような構成にすると、遮光層83を形成した部分と遮光
層83を形成しなかった部分との境界がはっきりと視認
されることになり、液晶表示パネルを照明する光の品位
の低下、ひいては液晶表示パネルの画像表示品質の低下
を招くという新たな問題を生じる。
【0011】本発明は、このような従来技術の不具合を
解消し、照明光の輝度の均一化を図ることができ、画像
表示品質に優れた画像表示装置、この画像表示装置を構
成する面光源装置及びこの面光源装置に使用される光制
御部材を提供することを目的としている。
解消し、照明光の輝度の均一化を図ることができ、画像
表示品質に優れた画像表示装置、この画像表示装置を構
成する面光源装置及びこの面光源装置に使用される光制
御部材を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導光
板の側面に沿って棒状光源が配置され、この棒状光源か
らの光が導光板の入射面から導光板の内部に入射した後
に導光板の出射面から出射し、この導光板からの出射光
が光制御部材を通過することにより、その出射光の進行
方向が制御されるようにしてなる面光源装置である。そ
して、この面光源装置において、前記光制御部材の棒状
光源側の端縁に沿ってその両端部を残して遮光層を形成
するとともに、遮光層を形成しない領域との境界近傍に
おける前記遮光層の遮光率が前記端縁の中央部から遠ざ
かるにしたがって低下するように形成したことを特徴と
している。
板の側面に沿って棒状光源が配置され、この棒状光源か
らの光が導光板の入射面から導光板の内部に入射した後
に導光板の出射面から出射し、この導光板からの出射光
が光制御部材を通過することにより、その出射光の進行
方向が制御されるようにしてなる面光源装置である。そ
して、この面光源装置において、前記光制御部材の棒状
光源側の端縁に沿ってその両端部を残して遮光層を形成
するとともに、遮光層を形成しない領域との境界近傍に
おける前記遮光層の遮光率が前記端縁の中央部から遠ざ
かるにしたがって低下するように形成したことを特徴と
している。
【0013】請求項2の発明は、導光板の側面に沿って
棒状光源が配置され、この棒状光源からの光が導光板の
入射面から導光板の内部に入射した後に導光板の出射面
から出射し、この導光板からの出射光の進行方向が光制
御部材を通過することにより制御され、この光制御部材
で進行方向が制御された光で画像表示パネルを照明する
ようにしてなる画像表示装置である。そして、この画像
表示装置において、前記光制御部材の棒状光源側の端縁
に沿ってその両端部を残して遮光層を形成するととも
に、遮光層を形成しない領域との境界近傍における前記
遮光層の遮光率が前記端縁の中央部から遠ざかるにした
がって低下するように形成したことを特徴としている。
棒状光源が配置され、この棒状光源からの光が導光板の
入射面から導光板の内部に入射した後に導光板の出射面
から出射し、この導光板からの出射光の進行方向が光制
御部材を通過することにより制御され、この光制御部材
で進行方向が制御された光で画像表示パネルを照明する
ようにしてなる画像表示装置である。そして、この画像
表示装置において、前記光制御部材の棒状光源側の端縁
に沿ってその両端部を残して遮光層を形成するととも
に、遮光層を形成しない領域との境界近傍における前記
遮光層の遮光率が前記端縁の中央部から遠ざかるにした
がって低下するように形成したことを特徴としている。
【0014】請求項3の発明は、導光板の側面に沿って
棒状光源が配置され、この棒状光源からの光が導光板の
入射面から導光板の内部に入射した後に導光板の出射面
から出射するようにしてなる面光源装置に使用されて、
導光板からの出射光の進行方向を制御する光制御部材で
ある。そして、前記棒状光源側の端縁に沿ってその両端
部を残して遮光層を形成するとともに、遮光層を形成し
ない領域との境界近傍における前記遮光層の遮光率が前
記端縁の中央部から遠ざかるにしたがって低下するよう
に形成したことを特徴としている。
棒状光源が配置され、この棒状光源からの光が導光板の
入射面から導光板の内部に入射した後に導光板の出射面
から出射するようにしてなる面光源装置に使用されて、
導光板からの出射光の進行方向を制御する光制御部材で
ある。そして、前記棒状光源側の端縁に沿ってその両端
部を残して遮光層を形成するとともに、遮光層を形成し
ない領域との境界近傍における前記遮光層の遮光率が前
記端縁の中央部から遠ざかるにしたがって低下するよう
に形成したことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
に基づき詳述する。
【0016】[第1の実施の形態]図1〜図4は、本発
明の第1の実施の形態に係る画像表示装置としての液晶
表示装置1を示すものである。なお、図1は、液晶表示
装置1の分解斜視図である。また、図2は、液晶表示装
置1の平面図であり、図3は、図2のA−A線に沿って
切断して示す液晶表示装置1の断面図である。また、図
4は、図3の一部を拡大して示す図である。
明の第1の実施の形態に係る画像表示装置としての液晶
表示装置1を示すものである。なお、図1は、液晶表示
装置1の分解斜視図である。また、図2は、液晶表示装
置1の平面図であり、図3は、図2のA−A線に沿って
切断して示す液晶表示装置1の断面図である。また、図
4は、図3の一部を拡大して示す図である。
【0017】(液晶表示装置及び面光源装置の概略構
成)これらの図に示すように、液晶表示装置1は、薄板
状の導光板2の側面(入射面)3に対向するように棒状
光源としての蛍光ランプ4が配置され、導光板2の出射
面5側に第1〜第4の光制御部材6〜9が重ねて配置さ
れ、さらに最上面の光制御部材である第4の光制御部材
9の上方に画像表示パネルとしての液晶表示パネル11
が配置されている。また、液晶表示装置1は、導光板2
の裏面12(出射面と反対の面)側に反射シート13が
配置されており、蛍光ランプ4の周囲を取り囲むように
リフレクター14が配置され、リフレクター14の開口
端が導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5及び裏面12
に係合するようになっている。そして、これら導光板
2、蛍光ランプ4、第1〜第4の光制御部材6〜9、液
晶表示パネル11、反射シート13及びリフレクター1
4がフレーム15内の各収容部に収容されるようになっ
ている。なお、導光板2、蛍光ランプ4、第1〜第4の
光制御部材6〜9、反射シート13、リフレクター14
及びフレーム15は、液晶表示パネル11を背面側から
面状に照明する面光源装置16を構成するようになって
いる。
成)これらの図に示すように、液晶表示装置1は、薄板
状の導光板2の側面(入射面)3に対向するように棒状
光源としての蛍光ランプ4が配置され、導光板2の出射
面5側に第1〜第4の光制御部材6〜9が重ねて配置さ
れ、さらに最上面の光制御部材である第4の光制御部材
9の上方に画像表示パネルとしての液晶表示パネル11
が配置されている。また、液晶表示装置1は、導光板2
の裏面12(出射面と反対の面)側に反射シート13が
配置されており、蛍光ランプ4の周囲を取り囲むように
リフレクター14が配置され、リフレクター14の開口
端が導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5及び裏面12
に係合するようになっている。そして、これら導光板
2、蛍光ランプ4、第1〜第4の光制御部材6〜9、液
晶表示パネル11、反射シート13及びリフレクター1
4がフレーム15内の各収容部に収容されるようになっ
ている。なお、導光板2、蛍光ランプ4、第1〜第4の
光制御部材6〜9、反射シート13、リフレクター14
及びフレーム15は、液晶表示パネル11を背面側から
面状に照明する面光源装置16を構成するようになって
いる。
【0018】次に、面光源装置16を構成する部品の詳
細を順次説明する。
細を順次説明する。
【0019】(導光板)導光板2は、光透過性が良好な
樹脂(ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカー
ボネート(PC)、シクロオレフィン系樹脂等)で形成
されており、断面形状が蛍光ランプ4から遠ざかるにし
たがって肉厚が薄くなるように略楔形形状に形成され、
平面形状が液晶表示パネル11にほぼ合致するような矩
形形状に形成されている。また、この導光板2は、その
外形寸法が導光板2とフレーム15の温度膨張の差や吸
湿膨張の差及び製造誤差等を考慮して決定されており、
液晶表示装置1が使用される条件下において、入射面3
を除く他の側面17〜19とフレーム15との間に僅か
な隙間が生じるようになっている。そして、この導光板
2は、フレーム15の導光板収容部21に収容されてい
る。このような導光板2は、入射面3から内部に入射し
た蛍光ランプ4からの光が導光板2内部を伝播し、その
伝播の過程において出射面5に対して臨界角以下の角度
で入射する光が出射面5から出射するようになってい
る。なお、導光板2の裏面12には、梨地面、シボ面、
光拡散層等を適宜形成し、導光板2の出射面5からの光
の出射状態を制御するようにしてもよい。
樹脂(ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカー
ボネート(PC)、シクロオレフィン系樹脂等)で形成
されており、断面形状が蛍光ランプ4から遠ざかるにし
たがって肉厚が薄くなるように略楔形形状に形成され、
平面形状が液晶表示パネル11にほぼ合致するような矩
形形状に形成されている。また、この導光板2は、その
外形寸法が導光板2とフレーム15の温度膨張の差や吸
湿膨張の差及び製造誤差等を考慮して決定されており、
液晶表示装置1が使用される条件下において、入射面3
を除く他の側面17〜19とフレーム15との間に僅か
な隙間が生じるようになっている。そして、この導光板
2は、フレーム15の導光板収容部21に収容されてい
る。このような導光板2は、入射面3から内部に入射し
た蛍光ランプ4からの光が導光板2内部を伝播し、その
伝播の過程において出射面5に対して臨界角以下の角度
で入射する光が出射面5から出射するようになってい
る。なお、導光板2の裏面12には、梨地面、シボ面、
光拡散層等を適宜形成し、導光板2の出射面5からの光
の出射状態を制御するようにしてもよい。
【0020】(蛍光ランプ)蛍光ランプ4は、そのラン
プ外径が導光板2の蛍光ランプ4側端部の板厚T2より
も小さい寸法であり、両端部にそれぞれゴムキャップ2
2,23が嵌着されている。そして、蛍光ランプ4は、
両端部のゴムキャップ22,23をリフレクター14の
両端部に係合され、フレーム15内の所定位置にリフレ
クター14を介して保持されるようになっている。この
ように、蛍光ランプ4の両端部にゴムキャップ22,2
3が嵌着されている場合には、蛍光ランプ4の有効発光
領域の長さが導光板2の幅方向寸法(蛍光ランプ4の軸
線方向に沿う方向の寸法)よりも小さくなっている。そ
の結果、導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5には、他
部よりも輝度の低い暗部24が生じる(図5参照)。
プ外径が導光板2の蛍光ランプ4側端部の板厚T2より
も小さい寸法であり、両端部にそれぞれゴムキャップ2
2,23が嵌着されている。そして、蛍光ランプ4は、
両端部のゴムキャップ22,23をリフレクター14の
両端部に係合され、フレーム15内の所定位置にリフレ
クター14を介して保持されるようになっている。この
ように、蛍光ランプ4の両端部にゴムキャップ22,2
3が嵌着されている場合には、蛍光ランプ4の有効発光
領域の長さが導光板2の幅方向寸法(蛍光ランプ4の軸
線方向に沿う方向の寸法)よりも小さくなっている。そ
の結果、導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5には、他
部よりも輝度の低い暗部24が生じる(図5参照)。
【0021】(リフレクター)リフレクター14は、ス
テンレス鋼板等の薄い金属板が板金加工されたものであ
り、上部壁25と下部壁26を側壁27で接続するよう
な略矩形形状に形成されており、導光板2の入射面3に
対向する側面側に開口部28を有し、その内部に蛍光ラ
ンプ4を収容するようになっている。そして、このリフ
レクター14は、上部壁25の開口部28側の端部が導
光板2の出射面5の蛍光ランプ4側端部に係合し、下部
壁26の開口部28側の端部が導光板2の裏面12の蛍
光ランプ4側端部に係合しており、蛍光ランプ4から発
せられた光を反射して導光板2の入射面3に導くように
なっている。なお、リフレクター14は、上部壁25が
導光板2の出射面5の幅方向全域にわたり係合し、また
下部壁26が導光板2の裏面12の幅方向全域にわたり
係合する長尺形状であり、その両端部が蛍光ランプ4の
ゴムキャップ22,23に係合し、その内部に蛍光ラン
プ4を位置決めした状態で保持するようになっている。
また、リフレクター14は、蛍光ランプ4に対向する内
部壁面全域に銀の蒸着層を形成し、光の反射率を向上さ
せるようにしてもよい。
テンレス鋼板等の薄い金属板が板金加工されたものであ
り、上部壁25と下部壁26を側壁27で接続するよう
な略矩形形状に形成されており、導光板2の入射面3に
対向する側面側に開口部28を有し、その内部に蛍光ラ
ンプ4を収容するようになっている。そして、このリフ
レクター14は、上部壁25の開口部28側の端部が導
光板2の出射面5の蛍光ランプ4側端部に係合し、下部
壁26の開口部28側の端部が導光板2の裏面12の蛍
光ランプ4側端部に係合しており、蛍光ランプ4から発
せられた光を反射して導光板2の入射面3に導くように
なっている。なお、リフレクター14は、上部壁25が
導光板2の出射面5の幅方向全域にわたり係合し、また
下部壁26が導光板2の裏面12の幅方向全域にわたり
係合する長尺形状であり、その両端部が蛍光ランプ4の
ゴムキャップ22,23に係合し、その内部に蛍光ラン
プ4を位置決めした状態で保持するようになっている。
また、リフレクター14は、蛍光ランプ4に対向する内
部壁面全域に銀の蒸着層を形成し、光の反射率を向上さ
せるようにしてもよい。
【0022】(光制御部材)第1〜第4の光制御部材6
〜9は、光透過性が良好な材料(例えば、ポリエチレン
テレフタレート(PET))でシート状に形成されたも
のであり、導光板2の出射面5とほぼ同様の形状に形成
されているが、熱膨張、吸湿膨張及び製造誤差等を考慮
して、リフレクター14との間に隙間29が生じるよう
な寸法に形成されている。そして、これら第1〜第4の
光制御部材6〜9は、導光板2の出射面5上に、第1の
光制御部材6から順次重ねるように配置されている。
〜9は、光透過性が良好な材料(例えば、ポリエチレン
テレフタレート(PET))でシート状に形成されたも
のであり、導光板2の出射面5とほぼ同様の形状に形成
されているが、熱膨張、吸湿膨張及び製造誤差等を考慮
して、リフレクター14との間に隙間29が生じるよう
な寸法に形成されている。そして、これら第1〜第4の
光制御部材6〜9は、導光板2の出射面5上に、第1の
光制御部材6から順次重ねるように配置されている。
【0023】まず、第1の光制御部材6は、PETシー
トに従来から公知の光拡散化のための手段を施すること
により光拡散機能を備えた拡散シートである。すなわ
ち、この第1の光制御部材6は、PETに光拡散物質を
混入したり、PETシートの表面に光拡散物質の被膜を
形成したり、またはPETシートの表面を粗面化(凹凸
面化)等してあり、導光板2から出射した光が通過する
際にその光を拡散する。
トに従来から公知の光拡散化のための手段を施すること
により光拡散機能を備えた拡散シートである。すなわ
ち、この第1の光制御部材6は、PETに光拡散物質を
混入したり、PETシートの表面に光拡散物質の被膜を
形成したり、またはPETシートの表面を粗面化(凹凸
面化)等してあり、導光板2から出射した光が通過する
際にその光を拡散する。
【0024】第2の光制御部材7は、PETシートの上
面に断面略三角形状のプリズム面31が多数連続して形
成されたプリズムシートであり、プリズム面31が蛍光
ランプ4(導光板2の入射面3)にほぼ沿うように形成
されている。そして、この第2の光制御部材7は、導光
板2の入射面3及び出射面5に略直交する面内におい
て、第1の光制御部材6によって拡散された光を導光板
2の出射面5の法線方向に集光するようになっている。
面に断面略三角形状のプリズム面31が多数連続して形
成されたプリズムシートであり、プリズム面31が蛍光
ランプ4(導光板2の入射面3)にほぼ沿うように形成
されている。そして、この第2の光制御部材7は、導光
板2の入射面3及び出射面5に略直交する面内におい
て、第1の光制御部材6によって拡散された光を導光板
2の出射面5の法線方向に集光するようになっている。
【0025】第3の光制御部材8は、PETシートの上
面に前記第2の光制御部材7のプリズム面31とほぼ直
交する方向に形成された断面略三角形状のプリズム面3
2を多数連続して備えている。そして、この第3の光制
御部材8は、導光板2の入射面3に略平行で且つ導光板
2の出射面5に略直交する面内において、第1の光制御
部材6によって拡散された光を導光板2の出射面5の法
線方向に集光するようになっている。
面に前記第2の光制御部材7のプリズム面31とほぼ直
交する方向に形成された断面略三角形状のプリズム面3
2を多数連続して備えている。そして、この第3の光制
御部材8は、導光板2の入射面3に略平行で且つ導光板
2の出射面5に略直交する面内において、第1の光制御
部材6によって拡散された光を導光板2の出射面5の法
線方向に集光するようになっている。
【0026】第4の光制御部材9は、光拡散機能を備え
た保護シートであり、前記第1の光制御部材6と同様の
光拡散化のための手段がPETシートに施されている。
この第4の光制御シート9は、第3の光制御部材8のプ
リズム面32の損傷を防止する機能を備えていると共
に、第2及び第3の光制御部材7,8によって導光板2
の法線方向に集光された光を拡散することにより、第4
の光制御部材9から出射して液晶表示パネル11を照明
する光の集光性を緩和して、液晶表示パネル11の視野
角を拡げる機能をも備えている。
た保護シートであり、前記第1の光制御部材6と同様の
光拡散化のための手段がPETシートに施されている。
この第4の光制御シート9は、第3の光制御部材8のプ
リズム面32の損傷を防止する機能を備えていると共
に、第2及び第3の光制御部材7,8によって導光板2
の法線方向に集光された光を拡散することにより、第4
の光制御部材9から出射して液晶表示パネル11を照明
する光の集光性を緩和して、液晶表示パネル11の視野
角を拡げる機能をも備えている。
【0027】このような第1〜第4の光制御部材6〜9
のうちで、第1の光制御部材6は、図6〜図8に示すよ
うに、その下面33(導光板2の出射面5に対向する
面)で且つ蛍光ランプ4側の端縁34に、所定幅L1の
第1の遮光層35が形成されている。ここで、第1の遮
光層35は、光吸収性の高い黒色インク又は黒色テープ
によりできるだけ細く形成し、第1の遮光層35によっ
て光の透過が必要以上に遮られないようにするのが好ま
しい。また、この第1の遮光層35は、光反射性又は光
吸収性を有するインクをスクリーン印刷やオフセット印
刷等の各種印刷方法により第1の光制御部材6の下面3
3に印刷したり、光反射性又は光吸収性を有するテープ
を第1の光制御部材6の下面33に貼り付けることによ
り形成される。ただし、この第1の遮光層35を第1の
光制御部材6の下面33の端縁34の全域にわたり形成
すると、導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5の両端部
に生じる暗部24がより強調されることになり、液晶表
示パネル11の照明輝度が部分的に不足することになる
ため、液晶表示パネル11の画像表示品質が低下するこ
とになる。また、導光板2の暗部24の発生領域に対応
する位置に第1の遮光層35を全く形成しないようにす
ることも考えられるが、このような構成にすると、第1
の遮光層35を形成した部分と第1の遮光層35を形成
しなかった部分との境界がはっきりと視認されることに
なり、液晶表示パネル11の画像表示品質の低下を招く
ことになる。そこで、本実施の形態に係る液晶表示装置
1は、このような不具合が生じないように、以下のよう
な構成になっている。
のうちで、第1の光制御部材6は、図6〜図8に示すよ
うに、その下面33(導光板2の出射面5に対向する
面)で且つ蛍光ランプ4側の端縁34に、所定幅L1の
第1の遮光層35が形成されている。ここで、第1の遮
光層35は、光吸収性の高い黒色インク又は黒色テープ
によりできるだけ細く形成し、第1の遮光層35によっ
て光の透過が必要以上に遮られないようにするのが好ま
しい。また、この第1の遮光層35は、光反射性又は光
吸収性を有するインクをスクリーン印刷やオフセット印
刷等の各種印刷方法により第1の光制御部材6の下面3
3に印刷したり、光反射性又は光吸収性を有するテープ
を第1の光制御部材6の下面33に貼り付けることによ
り形成される。ただし、この第1の遮光層35を第1の
光制御部材6の下面33の端縁34の全域にわたり形成
すると、導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5の両端部
に生じる暗部24がより強調されることになり、液晶表
示パネル11の照明輝度が部分的に不足することになる
ため、液晶表示パネル11の画像表示品質が低下するこ
とになる。また、導光板2の暗部24の発生領域に対応
する位置に第1の遮光層35を全く形成しないようにす
ることも考えられるが、このような構成にすると、第1
の遮光層35を形成した部分と第1の遮光層35を形成
しなかった部分との境界がはっきりと視認されることに
なり、液晶表示パネル11の画像表示品質の低下を招く
ことになる。そこで、本実施の形態に係る液晶表示装置
1は、このような不具合が生じないように、以下のよう
な構成になっている。
【0028】すなわち、本実施の形態に係る液晶表示装
置1は、図6〜図7に示すように、第1の光制御部材6
の蛍光ランプ4側の端縁34の中央部(幅方向中心)か
ら導光板2の暗部24と他部との境界近傍に対応する部
分36まで第1の遮光層35が形成され、第1の光制御
部材6の蛍光ランプ4側の端縁34の両端部で且つ導光
板2の暗部24に対応する部分37に第1の遮光層35
が形成されないようになっている。そして、本実施の形
態に係る液晶表示装置1は、端縁34の中央部から導光
板2の暗部24と他部との境界近傍に至るまでの第1の
遮光層35の遮光率がほぼ一定になるように形成され、
導光板2の暗部24と他部との境界近傍に対応する部分
36の第1の遮光層35の遮光率が端縁34の中央部か
ら遠ざかるにしたがって徐徐に低下するように形成され
ている。なお、本実施の形態においては、単位面積当た
りの第1の遮光層35の面積を徐徐に小さくすることに
より、第1の遮光層35の遮光率を徐徐に低下させるよ
うになっている。すなわち、第1の遮光層35のドット
面積を徐徐に小さくしたり、また、第1の遮光層35の
幅寸法を徐徐に狭くすることにより、第1の遮光層35
の遮光率を徐徐に低下させるようになっている。加え
て、第1の遮光層35が多数のドットで形成される場合
には、ドットの大きさを変えることなく、単位面積当た
りのドット個数を徐徐に減少させ、第1の遮光層35の
遮光率を徐徐に低下させるようにしてもよい。ここで、
上述の境界近傍に対応する部分36の範囲は、第1の遮
光層35による不必要な遮光をさけるため、なるべく狭
くすることが好ましい。
置1は、図6〜図7に示すように、第1の光制御部材6
の蛍光ランプ4側の端縁34の中央部(幅方向中心)か
ら導光板2の暗部24と他部との境界近傍に対応する部
分36まで第1の遮光層35が形成され、第1の光制御
部材6の蛍光ランプ4側の端縁34の両端部で且つ導光
板2の暗部24に対応する部分37に第1の遮光層35
が形成されないようになっている。そして、本実施の形
態に係る液晶表示装置1は、端縁34の中央部から導光
板2の暗部24と他部との境界近傍に至るまでの第1の
遮光層35の遮光率がほぼ一定になるように形成され、
導光板2の暗部24と他部との境界近傍に対応する部分
36の第1の遮光層35の遮光率が端縁34の中央部か
ら遠ざかるにしたがって徐徐に低下するように形成され
ている。なお、本実施の形態においては、単位面積当た
りの第1の遮光層35の面積を徐徐に小さくすることに
より、第1の遮光層35の遮光率を徐徐に低下させるよ
うになっている。すなわち、第1の遮光層35のドット
面積を徐徐に小さくしたり、また、第1の遮光層35の
幅寸法を徐徐に狭くすることにより、第1の遮光層35
の遮光率を徐徐に低下させるようになっている。加え
て、第1の遮光層35が多数のドットで形成される場合
には、ドットの大きさを変えることなく、単位面積当た
りのドット個数を徐徐に減少させ、第1の遮光層35の
遮光率を徐徐に低下させるようにしてもよい。ここで、
上述の境界近傍に対応する部分36の範囲は、第1の遮
光層35による不必要な遮光をさけるため、なるべく狭
くすることが好ましい。
【0029】このように、第1の光制御部材6の蛍光ラ
ンプ4側の端縁34に第1の遮光層35を形成すれば、
リフレクター14と第1の光制御部材6との間の隙間2
9から光が漏出したとしても、第1の光制御部材6の蛍
光ランプ4側の端縁34から第1の光制御部材6の内部
に光が入射するのを第1の遮光層35により妨げること
ができ、第1の光制御部材6の蛍光ランプ4側の端縁3
4から入射する光に起因する輝線の発生を防止できるこ
とはもちろんのこと、第1の遮光層35を形成した部分
と形成しない部分との境界が視認されにくくなると共
に、導光板2の暗部24が強調されることがなくなり、
照明光の輝度が均一化するため、液晶表示パネル11の
表示画像が見やすくなる。
ンプ4側の端縁34に第1の遮光層35を形成すれば、
リフレクター14と第1の光制御部材6との間の隙間2
9から光が漏出したとしても、第1の光制御部材6の蛍
光ランプ4側の端縁34から第1の光制御部材6の内部
に光が入射するのを第1の遮光層35により妨げること
ができ、第1の光制御部材6の蛍光ランプ4側の端縁3
4から入射する光に起因する輝線の発生を防止できるこ
とはもちろんのこと、第1の遮光層35を形成した部分
と形成しない部分との境界が視認されにくくなると共
に、導光板2の暗部24が強調されることがなくなり、
照明光の輝度が均一化するため、液晶表示パネル11の
表示画像が見やすくなる。
【0030】また、本実施の形態に係る液晶表示装置1
は、図9に示すように、第4の光制御部材9の下面38
に、蛍光ランプ4側の端縁39から所定幅L2の第2の
遮光層41が形成されている。ここで、第2の遮光層4
1を形成する幅L2は、導光板2からの出射光を必要以
上に遮らないように適宜検討することによって決定され
る。また、この第2の遮光層41は、導光板2の入射面
3の端縁42から入射する光に起因して導光板2の出射
面5に生じる異常に明るく光る線(輝線)を目立ちにく
くするとともに、導光板2の出射面5の蛍光ランプ4側
の端部全体が他部よりも明るくなる現象を目立ちにくく
し、液晶表示パネル11を照明する光の輝度の均一化を
図るためのものである。
は、図9に示すように、第4の光制御部材9の下面38
に、蛍光ランプ4側の端縁39から所定幅L2の第2の
遮光層41が形成されている。ここで、第2の遮光層4
1を形成する幅L2は、導光板2からの出射光を必要以
上に遮らないように適宜検討することによって決定され
る。また、この第2の遮光層41は、導光板2の入射面
3の端縁42から入射する光に起因して導光板2の出射
面5に生じる異常に明るく光る線(輝線)を目立ちにく
くするとともに、導光板2の出射面5の蛍光ランプ4側
の端部全体が他部よりも明るくなる現象を目立ちにくく
し、液晶表示パネル11を照明する光の輝度の均一化を
図るためのものである。
【0031】この第2の遮光層41は、蛍光ランプ4側
の端縁39から遠ざかるにしたがって遮光率が徐徐に低
下するように形成されると共に、導光板2の暗部24の
境界近傍に対応する部分43の遮光率が第4の光制御部
材9の幅方向中央部から離れるにしたがって徐徐に低下
するように形成されている。ここで、第2の遮光層41
の遮光率を低下させるために、前述の第1の遮光層35
と同様に、単位面積当たりの第2の遮光層41の面積を
徐徐に小さくするようになっている。すなわち、第2の
遮光層41は、白色や灰色等の遮光効果のあるインクを
ドット状に印刷したものであり、このインクのドットの
大きさを徐徐に小さくすることにより、単位面積当たり
の第2の遮光層41の面積を徐徐に小さくし、遮光率を
徐徐に低下させている。なお、第2の遮光層41は、ド
ットの大きさを変えることなく、単位面積当たりのドッ
ト密度を徐徐に疎の状態にして、遮光率を徐徐に低下さ
せるようにしてもよい。
の端縁39から遠ざかるにしたがって遮光率が徐徐に低
下するように形成されると共に、導光板2の暗部24の
境界近傍に対応する部分43の遮光率が第4の光制御部
材9の幅方向中央部から離れるにしたがって徐徐に低下
するように形成されている。ここで、第2の遮光層41
の遮光率を低下させるために、前述の第1の遮光層35
と同様に、単位面積当たりの第2の遮光層41の面積を
徐徐に小さくするようになっている。すなわち、第2の
遮光層41は、白色や灰色等の遮光効果のあるインクを
ドット状に印刷したものであり、このインクのドットの
大きさを徐徐に小さくすることにより、単位面積当たり
の第2の遮光層41の面積を徐徐に小さくし、遮光率を
徐徐に低下させている。なお、第2の遮光層41は、ド
ットの大きさを変えることなく、単位面積当たりのドッ
ト密度を徐徐に疎の状態にして、遮光率を徐徐に低下さ
せるようにしてもよい。
【0032】このように、第4の光制御部材9の下面3
8に第2の遮光層41を形成すれば、導光板2の入射面
3の端縁42から入射する光に起因して導光板2の出射
面5に生じる輝線を目立ちにくくするとともに、導光板
2の出射面5の蛍光ランプ4側の端部が他部よりも明る
くなる現象を目立ちにくくすることができることはもち
ろんのこと、導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5に生
じる暗部24を強調することがなく、また、第2の遮光
層41を形成した部分と第2の遮光層41を形成しない
部分44との境界を目立ちにくくすることができ、前述
の第1の遮光層35の効果と相俟って、より一層照明光
の輝度の均一化を図ることが可能になり、液晶表示パネ
ル11の画像がより一層見やすくなる。
8に第2の遮光層41を形成すれば、導光板2の入射面
3の端縁42から入射する光に起因して導光板2の出射
面5に生じる輝線を目立ちにくくするとともに、導光板
2の出射面5の蛍光ランプ4側の端部が他部よりも明る
くなる現象を目立ちにくくすることができることはもち
ろんのこと、導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5に生
じる暗部24を強調することがなく、また、第2の遮光
層41を形成した部分と第2の遮光層41を形成しない
部分44との境界を目立ちにくくすることができ、前述
の第1の遮光層35の効果と相俟って、より一層照明光
の輝度の均一化を図ることが可能になり、液晶表示パネ
ル11の画像がより一層見やすくなる。
【0033】(反射シート)反射シート13は、光反射
性に優れた樹脂材料(例えば、白色のPET)でシート
状に形成されたものであり、導光板2の裏面12に対応
するような矩形形状を呈し、導光板2の裏面12から出
射した光を反射して導光板2の内部に戻すように機能す
る。
性に優れた樹脂材料(例えば、白色のPET)でシート
状に形成されたものであり、導光板2の裏面12に対応
するような矩形形状を呈し、導光板2の裏面12から出
射した光を反射して導光板2の内部に戻すように機能す
る。
【0034】(フレーム)フレーム15は、図1及び図
2に示すように、PCやPMMA等に白色顔料を混練し
てなる白色の合成樹脂を射出成形することにより略矩形
形状に形成されており、前述の反射シート13,導光板
2,第1〜第4の光制御部材6〜9,リフレクター14
及び蛍光ランプ4を収容支持する導光板収容部21と、
液晶表示パネル11を最上部の第4の光制御部材9の表
面に対して僅かな隙間をもって収容支持する液晶表示パ
ネル収容部45と、リフレクター14をねじ46で固定
するリフレクター固定部47と、が形成されている。そ
して、このフレーム15は、液晶表示装置1の小型化・
軽量化を図るため、肉厚が可能な限り薄く形成され、導
光板収容部21の底面48が肉抜きされている。尚、導
光板収容部21の底面48は、反射シート13や導光板
2等を支持でき、液晶表示パネル11の制御用部品(図
示せず)等を取り付けることができる形状になってい
る。
2に示すように、PCやPMMA等に白色顔料を混練し
てなる白色の合成樹脂を射出成形することにより略矩形
形状に形成されており、前述の反射シート13,導光板
2,第1〜第4の光制御部材6〜9,リフレクター14
及び蛍光ランプ4を収容支持する導光板収容部21と、
液晶表示パネル11を最上部の第4の光制御部材9の表
面に対して僅かな隙間をもって収容支持する液晶表示パ
ネル収容部45と、リフレクター14をねじ46で固定
するリフレクター固定部47と、が形成されている。そ
して、このフレーム15は、液晶表示装置1の小型化・
軽量化を図るため、肉厚が可能な限り薄く形成され、導
光板収容部21の底面48が肉抜きされている。尚、導
光板収容部21の底面48は、反射シート13や導光板
2等を支持でき、液晶表示パネル11の制御用部品(図
示せず)等を取り付けることができる形状になってい
る。
【0035】(本実施の形態の効果)以上のように、本
実施の形態に係る液晶表示装置1は、第1の光制御部材
6の蛍光ランプ4側の端縁34に形成した第1の遮光層
35の遮光率が、導光板2の暗部24の境界近傍に対応
する部分36において、端縁34の中央部(幅方向中
心)から離れるにしたがって低下するように形成されて
いる。そのため、本実施の形態に係る液晶表示装置1
は、リフレクター14と第1の光制御部材6との間の隙
間29から光が漏出したとしても、第1の光制御部材6
の蛍光ランプ4側の端縁34から第1の光制御部材6の
内部に光が入射するのを第1の遮光層35により妨ぐこ
とができ、第1の光制御部材6の蛍光ランプ4側の端縁
34から入射する光に起因する輝線の発生を防止できる
ことはもちろんのこと、第1の遮光層35を形成した部
分と形成しない部分との境界が視認されにくくなると共
に、導光板2の暗部24が強調されることがなくなり、
照明光の輝度が均一化するため、液晶表示パネル11の
表示画像が見やすくなる。
実施の形態に係る液晶表示装置1は、第1の光制御部材
6の蛍光ランプ4側の端縁34に形成した第1の遮光層
35の遮光率が、導光板2の暗部24の境界近傍に対応
する部分36において、端縁34の中央部(幅方向中
心)から離れるにしたがって低下するように形成されて
いる。そのため、本実施の形態に係る液晶表示装置1
は、リフレクター14と第1の光制御部材6との間の隙
間29から光が漏出したとしても、第1の光制御部材6
の蛍光ランプ4側の端縁34から第1の光制御部材6の
内部に光が入射するのを第1の遮光層35により妨ぐこ
とができ、第1の光制御部材6の蛍光ランプ4側の端縁
34から入射する光に起因する輝線の発生を防止できる
ことはもちろんのこと、第1の遮光層35を形成した部
分と形成しない部分との境界が視認されにくくなると共
に、導光板2の暗部24が強調されることがなくなり、
照明光の輝度が均一化するため、液晶表示パネル11の
表示画像が見やすくなる。
【0036】また、本実施の形態に係る液晶表示装置1
は、第4の光制御部材9の下面38に形成した第2の遮
光層41の遮光率が、蛍光ランプ4側の端縁39から遠
ざかるにしたがって低下するようになっており、また導
光板2の暗部24の境界近傍に対応する部分43におい
て、第4の光制御部材9の幅方向中央部から離れるにし
たがって低下するように形成されている。そのため、本
実施の形態に係る液晶表示装置1は、導光板2の入射面
3の端縁42から入射する光に起因して導光板2の出射
面5に生じる輝線を目立ちにくくするとともに、導光板
2の出射面5の蛍光ランプ4側の端部が他部よりも明る
くなる現象を目立ちにくくすることができることはもち
ろんのこと、導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5に生
じる暗部24を強調することがなく、また、第2の遮光
層41を形成した部分と第2の遮光層を形成しない部分
との境界を目立ちにくくすることができ、前述の第1の
遮光層35の効果と相俟って、より一層照明光の輝度の
均一化を図ることが可能になり、液晶表示パネル11の
画像がより一層見やすくなる。
は、第4の光制御部材9の下面38に形成した第2の遮
光層41の遮光率が、蛍光ランプ4側の端縁39から遠
ざかるにしたがって低下するようになっており、また導
光板2の暗部24の境界近傍に対応する部分43におい
て、第4の光制御部材9の幅方向中央部から離れるにし
たがって低下するように形成されている。そのため、本
実施の形態に係る液晶表示装置1は、導光板2の入射面
3の端縁42から入射する光に起因して導光板2の出射
面5に生じる輝線を目立ちにくくするとともに、導光板
2の出射面5の蛍光ランプ4側の端部が他部よりも明る
くなる現象を目立ちにくくすることができることはもち
ろんのこと、導光板2の蛍光ランプ4側の出射面5に生
じる暗部24を強調することがなく、また、第2の遮光
層41を形成した部分と第2の遮光層を形成しない部分
との境界を目立ちにくくすることができ、前述の第1の
遮光層35の効果と相俟って、より一層照明光の輝度の
均一化を図ることが可能になり、液晶表示パネル11の
画像がより一層見やすくなる。
【0037】なお、本実施の形態において、第2の遮光
層41を第4の光制御部材9に形成するようになってい
るが、これに限られるものでなく、第2の遮光層41を
第1の光制御部材6に第1の遮光層35と重ねて形成す
るようにしてもよい。
層41を第4の光制御部材9に形成するようになってい
るが、これに限られるものでなく、第2の遮光層41を
第1の光制御部材6に第1の遮光層35と重ねて形成す
るようにしてもよい。
【0038】また、本実施の形態において、第1の遮光
層35を第1の光制御部材6の下面33に形成する態様
を例示したが、これに限られず、第1の光制御部材6の
上面に形成してもよく、また、第2の光制御部材7、第
3の光制御部材8、第4の光制御部材9のいずれかの蛍
光ランプ4側の端縁に形成するようにしてもよい。さら
に、第1〜第4の光制御部材6〜9のうちの複数又は第
1〜第4の光制御部材6〜9の全ての蛍光ランプ4側の
端縁に第1の遮光層35を形成するようにしてもよい。
加えて、第1の遮光層35は、光吸収性が高い黒色が好
ましいが、これに限られるものでなく、灰色やその他の
色でもよい。
層35を第1の光制御部材6の下面33に形成する態様
を例示したが、これに限られず、第1の光制御部材6の
上面に形成してもよく、また、第2の光制御部材7、第
3の光制御部材8、第4の光制御部材9のいずれかの蛍
光ランプ4側の端縁に形成するようにしてもよい。さら
に、第1〜第4の光制御部材6〜9のうちの複数又は第
1〜第4の光制御部材6〜9の全ての蛍光ランプ4側の
端縁に第1の遮光層35を形成するようにしてもよい。
加えて、第1の遮光層35は、光吸収性が高い黒色が好
ましいが、これに限られるものでなく、灰色やその他の
色でもよい。
【0039】また、本実施の形態において、第1〜第4
の光制御部材6〜9の少なくとも一枚の光制御部材に、
第1の遮光層35又は第2の遮光層41のいずれか一方
のみを形成するようにしてもよい。
の光制御部材6〜9の少なくとも一枚の光制御部材に、
第1の遮光層35又は第2の遮光層41のいずれか一方
のみを形成するようにしてもよい。
【0040】また、本実施の形態において、第2の遮光
層41の代わりに、図10に示すような、遮光層49を
第4の光制御部材9に形成するようにしてもよい。この
図10に示す遮光層49は、白や灰色等の光吸収性及び
光拡散性を備えたインクをドット状に印刷したものであ
り、ドットの大きさが蛍光ランプ4から離れるにしたが
って小さくなるようにグラデーション化されており、遮
光層49の光吸収率及び光拡散率が蛍光ランプ4から離
れるにしたがって低下するようになっている。
層41の代わりに、図10に示すような、遮光層49を
第4の光制御部材9に形成するようにしてもよい。この
図10に示す遮光層49は、白や灰色等の光吸収性及び
光拡散性を備えたインクをドット状に印刷したものであ
り、ドットの大きさが蛍光ランプ4から離れるにしたが
って小さくなるようにグラデーション化されており、遮
光層49の光吸収率及び光拡散率が蛍光ランプ4から離
れるにしたがって低下するようになっている。
【0041】また、図11に示すように、第1〜第4の
光制御部材6〜9の少なくとも一枚の光制御部材には、
蛍光ランプ側端縁に第1の遮光層35を形成するととも
に、前記第2の遮光層41の代わりに遮光層49Aを形
成するようにしてもよい。この図11に示す遮光層49
Aは、蛍光ランプ側端縁の両端部側を除く部分に形成さ
れており、白や灰色等の光吸収性及び光拡散性を備えた
インクをドット状に印刷されたものであって、ドットの
大きさが蛍光ランプ側端縁から離れるにしたがって小さ
くなるようにグラデーション化されており、遮光層49
の光吸収率及び光拡散率が蛍光ランプ4から離れるにし
たがって低下するようになっている。
光制御部材6〜9の少なくとも一枚の光制御部材には、
蛍光ランプ側端縁に第1の遮光層35を形成するととも
に、前記第2の遮光層41の代わりに遮光層49Aを形
成するようにしてもよい。この図11に示す遮光層49
Aは、蛍光ランプ側端縁の両端部側を除く部分に形成さ
れており、白や灰色等の光吸収性及び光拡散性を備えた
インクをドット状に印刷されたものであって、ドットの
大きさが蛍光ランプ側端縁から離れるにしたがって小さ
くなるようにグラデーション化されており、遮光層49
の光吸収率及び光拡散率が蛍光ランプ4から離れるにし
たがって低下するようになっている。
【0042】[第2の実施の形態]図12は、本発明の
第2の実施の形態に係る液晶表示装置1を示すものであ
る。なお、図12において、上述の第1の実施の形態と
同様の構成については同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
第2の実施の形態に係る液晶表示装置1を示すものであ
る。なお、図12において、上述の第1の実施の形態と
同様の構成については同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
【0043】この図12に示す液晶表示装置1は、導光
板50の裏面12に入射面3に略直交する方向に延びる
断面略三角形状のプリズム面51が連続して多数形成さ
れている。そして、導光板50の裏面12に対向するよ
うに反射シート13が配置され、導光板50の出射面5
に対向するように第1の光制御部材としてのプリズムシ
ート52が配置され、このプリズムシート52の上面側
に第2の光制御部材としての光拡散機能を備えた保護シ
ート53が配置されている。そして、保護シート53の
上面側に液晶表示パネル11が配置されるようになって
いる。なお、プリズムシート52は、その下面側に導光
板50のプリズム面51と略直交する方向(蛍光ランプ
4と略平行な方向)に延びる断面略三角形状のプリズム
面54が連続して多数形成されている。
板50の裏面12に入射面3に略直交する方向に延びる
断面略三角形状のプリズム面51が連続して多数形成さ
れている。そして、導光板50の裏面12に対向するよ
うに反射シート13が配置され、導光板50の出射面5
に対向するように第1の光制御部材としてのプリズムシ
ート52が配置され、このプリズムシート52の上面側
に第2の光制御部材としての光拡散機能を備えた保護シ
ート53が配置されている。そして、保護シート53の
上面側に液晶表示パネル11が配置されるようになって
いる。なお、プリズムシート52は、その下面側に導光
板50のプリズム面51と略直交する方向(蛍光ランプ
4と略平行な方向)に延びる断面略三角形状のプリズム
面54が連続して多数形成されている。
【0044】ここで、導光板50、反射シート13、プ
リズムシート52、保護シート53、蛍光ランプ4及び
リフレクター14が、液晶表示パネル11を面状に照明
する面光源装置16を構成する。なお、導光板50の出
射面5には、導光板50の内部を伝搬する光を拡散さ
せ、導光板50からの光の出射を促すためのシボ面や梨
地面を形成したり、光拡散層を形成するようにしてもよ
い。
リズムシート52、保護シート53、蛍光ランプ4及び
リフレクター14が、液晶表示パネル11を面状に照明
する面光源装置16を構成する。なお、導光板50の出
射面5には、導光板50の内部を伝搬する光を拡散さ
せ、導光板50からの光の出射を促すためのシボ面や梨
地面を形成したり、光拡散層を形成するようにしてもよ
い。
【0045】このような構成の液晶表示装置1は、導光
板50の裏面12に形成されたプリズム面51とプリズ
ムシート52により導光板50からの出射光が導光板5
0の出射面5の法線方向に向かうように制御され、その
制御された出射光が保護シート53で拡散され、液晶表
示パネル11の視野角が拡げられるようになっている。
板50の裏面12に形成されたプリズム面51とプリズ
ムシート52により導光板50からの出射光が導光板5
0の出射面5の法線方向に向かうように制御され、その
制御された出射光が保護シート53で拡散され、液晶表
示パネル11の視野角が拡げられるようになっている。
【0046】このような構成の液晶表示装置1におい
て、プリズムシート52の上面又は下面の蛍光ランプ4
側の端縁55には、図6に示すような第1の遮光層35
が形成され、保護シート53の上面又は下面の蛍光ラン
プ4側の端部には、図9に示すような第2の遮光層41
が形成されている。なお、第2の遮光層41は、保護シ
ート53に形成せず、プリズムシート52の第1の遮光
層35に重ねて形成するようにしてもよい。また、第1
の遮光層35は、プリズムシート52及び保護シート5
3の蛍光ランプ4側の端縁の少なくとも一方に形成すれ
ばよい。
て、プリズムシート52の上面又は下面の蛍光ランプ4
側の端縁55には、図6に示すような第1の遮光層35
が形成され、保護シート53の上面又は下面の蛍光ラン
プ4側の端部には、図9に示すような第2の遮光層41
が形成されている。なお、第2の遮光層41は、保護シ
ート53に形成せず、プリズムシート52の第1の遮光
層35に重ねて形成するようにしてもよい。また、第1
の遮光層35は、プリズムシート52及び保護シート5
3の蛍光ランプ4側の端縁の少なくとも一方に形成すれ
ばよい。
【0047】このような構成の液晶表示装置1は、前述
の第1の実施の形態に係る液晶表示装置1と同様の効果
を得ることができる。
の第1の実施の形態に係る液晶表示装置1と同様の効果
を得ることができる。
【0048】[第1の実施の形態に係る第1の光制御部
材の変形例]図13は、前述の第1の実施の形態におけ
る第1の光制御部材6の変形例を示すものであり、第1
の光制御部材6の蛍光ランプ側端縁34に第1の遮光層
35が形成され、第1の光制御部材6の蛍光ランプ側端
縁34に略直交する側面側の両端縁56,57には第3
の遮光層59,59がそれぞれ形成され、第1の光制御
部材6の蛍光ランプ側端縁34と反対の端縁61には第
4の遮光層62が形成されている。その結果、図13に
示す第1の光制御部材6の変形例は、フレーム15によ
って反射された光が第1の光制御部材6の各端縁56,
57,61から内部に入射し、第1の光制御部材6の各
端縁56,57,61の近傍が明るく光るのを防止し、
第1の光制御部材6から出射する光の輝度がより一層均
一化される。なお、第3及び第4の遮光層59,62を
第2〜第4の光制御部材7〜9のうちの少なくとも一の
光制御部材に形成するようにしてもよい。また、第2の
実施の形態のプリズムシート52と保護シート53の少
なくとも一方に第3及び第4の遮光層59,62を形成
するようにしてもよい。
材の変形例]図13は、前述の第1の実施の形態におけ
る第1の光制御部材6の変形例を示すものであり、第1
の光制御部材6の蛍光ランプ側端縁34に第1の遮光層
35が形成され、第1の光制御部材6の蛍光ランプ側端
縁34に略直交する側面側の両端縁56,57には第3
の遮光層59,59がそれぞれ形成され、第1の光制御
部材6の蛍光ランプ側端縁34と反対の端縁61には第
4の遮光層62が形成されている。その結果、図13に
示す第1の光制御部材6の変形例は、フレーム15によ
って反射された光が第1の光制御部材6の各端縁56,
57,61から内部に入射し、第1の光制御部材6の各
端縁56,57,61の近傍が明るく光るのを防止し、
第1の光制御部材6から出射する光の輝度がより一層均
一化される。なお、第3及び第4の遮光層59,62を
第2〜第4の光制御部材7〜9のうちの少なくとも一の
光制御部材に形成するようにしてもよい。また、第2の
実施の形態のプリズムシート52と保護シート53の少
なくとも一方に第3及び第4の遮光層59,62を形成
するようにしてもよい。
【0049】ここで、第3の遮光層59,59は、導光
板2の暗部24の境界近傍に対応する部分36の遮光率
が、蛍光ランプ側端縁34に向かうにしたがって除徐に
低下するようになっている。
板2の暗部24の境界近傍に対応する部分36の遮光率
が、蛍光ランプ側端縁34に向かうにしたがって除徐に
低下するようになっている。
【0050】なお、上述の各実施の形態において、第1
の遮光層35は、導光板2(50)の出射面5に最も近
い光制御部材で且つその光制御部材の導光板2(50)
の出射面5に対向する面側に形成するのが遮光効果上好
ましい。
の遮光層35は、導光板2(50)の出射面5に最も近
い光制御部材で且つその光制御部材の導光板2(50)
の出射面5に対向する面側に形成するのが遮光効果上好
ましい。
【0051】また、上述の各実施の形態において、導光
板2(50)は断面形状が楔形形状に限られず、矩形形
状やその他の従来公知の断面形状に適宜変更することが
できる。
板2(50)は断面形状が楔形形状に限られず、矩形形
状やその他の従来公知の断面形状に適宜変更することが
できる。
【0052】また、上述の実施の形態において、面光源
装置が液晶表示装置のバックライトとして使用される態
様を例示したが、これに限られるものでなく、液晶表示
装置を除く他の画像表示装置の照明装置として本発明の
面光源装置を使用することができる。
装置が液晶表示装置のバックライトとして使用される態
様を例示したが、これに限られるものでなく、液晶表示
装置を除く他の画像表示装置の照明装置として本発明の
面光源装置を使用することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、光制御部材の蛍光ラン
プ側端縁から光制御部材の内部に光が入射するのを遮光
層により妨ぐことができ、光制御部材の蛍光ランプ側端
縁から入射する光に起因する輝線の発生を防止できるこ
とはもちろんのこと、遮光層を形成した部分と形成しな
い部分との境界が視認されにくくなると共に、導光板の
暗部が強調されることがなくなり、照明光の輝度が均一
化する。
プ側端縁から光制御部材の内部に光が入射するのを遮光
層により妨ぐことができ、光制御部材の蛍光ランプ側端
縁から入射する光に起因する輝線の発生を防止できるこ
とはもちろんのこと、遮光層を形成した部分と形成しな
い部分との境界が視認されにくくなると共に、導光板の
暗部が強調されることがなくなり、照明光の輝度が均一
化する。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置
の平面図である。
の平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿って切断して示す液晶表示
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図4】図3の一部を拡大して示す断面図である。
【図5】導光板の出射面上に表れる暗部を示す面光源装
置の部分的平面図である。
置の部分的平面図である。
【図6】第1の光制御部材の下面図である。
【図7】図6の一部を拡大して示す図である。
【図8】第1の光制御部材の蛍光ランプ側端縁を拡大し
て示す側面図である。
て示す側面図である。
【図9】第4の光制御部材の下面の蛍光ランプ側端縁近
傍に形成する第2の遮光層の一部を拡大して示す図であ
る。
傍に形成する第2の遮光層の一部を拡大して示す図であ
る。
【図10】図9の第2の遮光層の代わりに適用されるこ
とがある遮光層を示す図である。
とがある遮光層を示す図である。
【図11】図9の第2の遮光層の代わりに適用されるこ
とがある他の遮光層と第1の遮光層との組み合わせを示
す図である。
とがある他の遮光層と第1の遮光層との組み合わせを示
す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装
置の一部を拡大して示す断面図である。
置の一部を拡大して示す断面図である。
【図13】第1の実施の形態に係る第1の光制御部材の
変形例を示す第1の光制御部材の下面図である。
変形例を示す第1の光制御部材の下面図である。
【図14】従来の液晶表示装置の一部拡大断面図であ
る。
る。
【図15】従来の液晶表示装置の不具合発生状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図16】第1の光制御部材の第1の従来例を示す下面
図である。
図である。
【図17】第1の光制御部材の第2の従来例を示す下面
図である。
図である。
【図18】従来の液晶表示装置に使用される蛍光ランプ
を示す図である。
を示す図である。
【図19】第1の光制御部材の第3の従来例を示す下面
図である。
図である。
1……液晶表示装置(画像表示装置)、2,50……導
光板、3……入射面(側面)、4……蛍光ランプ(棒状
光源)、5……出射面、6……第1の光制御部材(光制
御部材)、7……第2の光制御部材(光制御部材)、8
……第3の光制御部材(光制御部材)、9……第4の光
制御部材(光制御部材)、11……液晶表示パネル(画
像表示パネル)、16……面光源装置、24……暗部、
34,39……端縁、35……第1の遮光層(遮光
層)、36,43……境界近傍に対応する部分、41…
…第2の遮光層(遮光層)、52……プリズムシート
(光制御部材)、53……保護シート(光制御部材)
光板、3……入射面(側面)、4……蛍光ランプ(棒状
光源)、5……出射面、6……第1の光制御部材(光制
御部材)、7……第2の光制御部材(光制御部材)、8
……第3の光制御部材(光制御部材)、9……第4の光
制御部材(光制御部材)、11……液晶表示パネル(画
像表示パネル)、16……面光源装置、24……暗部、
34,39……端縁、35……第1の遮光層(遮光
層)、36,43……境界近傍に対応する部分、41…
…第2の遮光層(遮光層)、52……プリズムシート
(光制御部材)、53……保護シート(光制御部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平石 文紀 埼玉県川口市並木2丁目30番1号 株式会 社エンプラス内 (72)発明者 小島 進 埼玉県川口市並木2丁目30番1号 株式会 社エンプラス内 Fターム(参考) 2H091 FA32Z FA42Z FD07 FD23 LA11 LA13 LA18
Claims (3)
- 【請求項1】 導光板の側面に沿って棒状光源が配置さ
れ、この棒状光源からの光が導光板の入射面から導光板
の内部に入射した後に導光板の出射面から出射し、この
導光板からの出射光が光制御部材を通過することによ
り、その出射光の進行方向が制御されるようにしてなる
面光源装置であって、 前記光制御部材の棒状光源側の端縁に沿ってその両端部
を残して遮光層を形成するとともに、 遮光層を形成しない領域との境界近傍における前記遮光
層の遮光率が前記端縁の中央部から遠ざかるにしたがっ
て低下するように形成したことを特徴とする面光源装
置。 - 【請求項2】 導光板の側面に沿って棒状光源が配置さ
れ、この棒状光源からの光が導光板の入射面から導光板
の内部に入射した後に導光板の出射面から出射し、この
導光板からの出射光の進行方向が光制御部材を通過する
ことにより制御され、この光制御部材で進行方向が制御
された光で画像表示パネルを照明するようにしてなる画
像表示装置であって、 前記光制御部材の棒状光源側の端縁に沿ってその両端部
を残して遮光層を形成するとともに、 遮光層を形成しない領域との境界近傍における前記遮光
層の遮光率が前記端縁の中央部から遠ざかるにしたがっ
て低下するように形成したことを特徴とする画像表示装
置。 - 【請求項3】 導光板の側面に沿って棒状光源が配置さ
れ、この棒状光源からの光が導光板の入射面から導光板
の内部に入射した後に導光板の出射面から出射するよう
にしてなる面光源装置に使用されて、導光板からの出射
光の進行方向を制御する光制御部材であって、 前記棒状光源側の端縁に沿ってその両端部を残して遮光
層を形成するとともに、 遮光層を形成しない領域との境界近傍における前記遮光
層の遮光率が前記端縁の中央部から遠ざかるにしたがっ
て低下するように形成したことを特徴とする光制御部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388154A JP2002190204A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 面光源装置、画像表示装置及び光制御部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388154A JP2002190204A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 面光源装置、画像表示装置及び光制御部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002190204A true JP2002190204A (ja) | 2002-07-05 |
Family
ID=18854946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000388154A Pending JP2002190204A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 面光源装置、画像表示装置及び光制御部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002190204A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7566158B2 (en) | 2004-12-24 | 2009-07-28 | Lg Display Co., Ltd. | Display device and backlight unit for the same |
-
2000
- 2000-12-21 JP JP2000388154A patent/JP2002190204A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7566158B2 (en) | 2004-12-24 | 2009-07-28 | Lg Display Co., Ltd. | Display device and backlight unit for the same |
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