JP2002189889A - ビル・マンションの屋根防水改修工事・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の入札等のインフォーメーション検索システム - Google Patents

ビル・マンションの屋根防水改修工事・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の入札等のインフォーメーション検索システム

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JP2002189889A
JP2002189889A JP2000386224A JP2000386224A JP2002189889A JP 2002189889 A JP2002189889 A JP 2002189889A JP 2000386224 A JP2000386224 A JP 2000386224A JP 2000386224 A JP2000386224 A JP 2000386224A JP 2002189889 A JP2002189889 A JP 2002189889A
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JP
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repair
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repair work
building
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Kazuma Yamato
一真 大和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル・マンションの修繕工事に関する情報を
多くのインフォーメーションによって施主側に提供する
ことにより修繕工事のあり方を啓蒙する外、工事の仕様
等が確定している場合には入札システムによって適正な
工事価格を、又、工事の仕様等が確定していない場合に
は工事の方法と概算見積りを提供するための、ビル・マ
ンションの屋根防水改修工事・外壁等改修塗装工事・給
排水管改修工事等修繕工事の入札等のインフォーメーシ
ョン検索システムを得る。 【解決手段】 通信回線及びインターネットを介した修
繕工事の施主側としての入札等を依頼する分譲マンショ
ン管理組合又は賃貸マンション・ビル所有者等及び施工
側としての入札等に応募する施工業者等からのデータ信
号を受信する受信部と、該受信部に収集されたデーター
を収集する収集部と、該収集部で収集されたデーターを
集計する集計部とを備えて、関係者に配信することから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル・マンション
の修繕工事の実施にあたって必要となる多くの情報を、
インフォーメーションシステムによって、施主側(消費
者)が検索して種々の情報を入手でき、また、工事仕様
等が確定している場合には入札システムによって、適正
な工事価格(競争見積り価格)を知ることができ、工事
仕様等が確定していない場合には工法等の提案や概算見
積りを得ることができる外、施主側(入札等依頼側)と
施工側(応募側)とのやりとりをプライバシー保護の目
的から公開型・非公開型として施主側が選択できるよう
にしたビル・マンションの屋根防水改修工事・外壁等改
修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の入札等のイ
ンフォーメーション検索システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンションは現在のストックが分譲マン
ション約360万戸、賃貸マンション約450万戸と推
計されており、今や新しい住形態としてのマンションが
日本人のライフスタイルとして定着している。このマン
ションが経年と共に古くなり、その約半数が築後10年
を経過して修繕工事の必要に迫られている。その反面、
修繕工事の内容は複雑多岐にわたり、工事の方法(工法
等)や施工業者の選考過程が不透明(閉鎖的)で、適切
な工法・適正な施工価格(競争見積り価格)の追求が求
められてきていた。不透明な部分があるため、施工業者
側の「談合」の温床となったり、分譲マンションでは施
主側の管理組合役員と施工業者側との癒着問題も派生し
て、事件を起こしているケースもあった。
【0003】分譲マンションは、分譲が故に、マンショ
ンの所有者(区分所有法に規定された区分所有者)が管
理組合を構成して自主的に日常の管理や修繕等を行わな
ければならないが、管理組合の役員(マンションの所有
者の中から選出される)は、マンションの管理や修繕工
事については全くの素人であるため、管理を委託する管
理会社や修繕工事を依頼した施工業者との間でのトラブ
ルが絶えなく、一つの社会問題ともなっているのが現状
である。
【0004】分譲マンションの管理組合が修繕工事を実
施するにあたっては、現状では、管理組合にたまたま営
業に来た施工業者に依頼したり、管理会社の言うなりに
工事を進めたりしているケースが多い。施工業者を公募
する場合でも、多くは、マンション内の掲示板に「募集
広告」を掲示したり、管理組合役員や住民から知ってい
る業者を推薦してもらったりしている程度で、工事の方
法や施工業者を広く求めるには至っていないのが実状で
ある。
【0005】このため、不適切な工事方法(工法等)に
よる施工で、不良箇所や不具合な部分が発生し、トラブ
ルとなるケースもある。さらに、工事価格が常識外に高
額だったり、反対に、工事価格を常識外の廉価にするあ
まり「手抜き工事」の原因となってしまったり、工事金
額が適正でない故のトラブルも多い。
【0006】また、修繕工事後の施工業者の施工保証や
アフターケアについても種々問題があり、工事を「やり
逃げ」して、瑕疵責任をうやむやにされてしまうケース
もある。
【0007】多くの場合、これらトラブルが起こって
も、訴訟等の手間ひまや費用がかかるため施主側(消費
者)が泣き寝入りせざるを得なくなり、分譲マンション
では工事を担当した管理組合役員が転居するというケー
スもあった。
【0008】分譲マンションは、区分所有者(住民)個
々の集合体であり、何事を行うにも住民合意が欠かせな
い。したがって、日常の管理や修繕工事などについての
日頃の啓蒙が重要課題となっている。修繕工事の資金に
ついては、「修繕積立金」として各々の所有者(住民)
から管理組合が毎月徴収して積み立てているが、その額
が少な過ぎる場合には、借入れ金又は各戸の一時負担と
なり、そのため住民の合意が得られず修繕工事ができな
いでいるマンションも多い。
【0009】また、賃貸マンションは、その多くが、公
営住宅(都市基盤整備公団や住宅供給公社、都府県営住
宅等)の大規模団地であるが、民間の賃貸マンションは
規模も小さく、修繕工事等の実施にあたっては上記
【0010】から
【0011】の問題等が共通している。
【0012】ビルにおいても、大企業等が所有する大規
模ビルは日常点検や修繕工事等の実施が計画的に行われ
ていて特に大きな問題はないが、小規模ビルにおいては
上記
【0013】から
【0014】のような問題等がある。ビル・マンション
を一つの社会ストックとして考えた場合、修繕工事の意
義は大きいが、修繕工事に対する所有者(分譲マンショ
ンにおいては区分所有者)の認識が不足していたり、工
事方法等が複雑多岐のため適切な工事方法(工法等)を
採用できなかったり、施工業者を選択する範囲が狭すぎ
る故に適正な工事価格による施工ができなかったりして
いるのが現状である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ビ
ル・マンションの修繕工事に関する情報を多くのインフ
ォーメーションによって施主側(消費者側)に提供する
ことにより修繕工事のあり方を啓蒙する外、工事の仕様
等が確定している場合には入札システムによって適正な
工事価格(競争見積り価格)を、又、工事の仕様等が確
定していない場合には工事の方法(工法等)と概算見積
りを提供するための、ビル・マンションの屋根防水改修
工事・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工
事の入札等のインフォーメーション検索システムを得よ
うとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き観
点に鑑みてなされたものであって、通信回線及びインタ
ーネットを介した施主側及び施工側等関係者からのデー
ター信号を受信する受信部と、該受信部に収集されたデ
ーターを収集する収集部と、該収集部で収集されたデー
ターを集計する集計部とを備えて施主側及び施工側等関
係者に配信し、さらに、修繕履歴管理部を備えて個々の
ビル・マンションの修繕工事の履歴データーを登録して
配信する履歴データー配信システムを有し、さらにま
た、セキュリティ管理部を備えて施主側及び施工側のプ
ライバシーを保護するプライバシー保護システムを有す
る外、アフターケア履行状況等の関連情報を配信するシ
ステムを有する、ビル・マンションの屋根防水改修工事
・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の
入札等のインフォーメーション検索システムを提供しよ
うとするものである。
【0017】
【発明の実施の態様】次に、本発明の一実施例を図面を
参照しながら実施手順に従って説明する。図1は本発明
一実施例の全体の構成を示す説明図であって、本部サー
バーMはホストコンピューターであり、以下のデーター
信号が入力され、それらのすべての情報データーが通信
回線を介して記憶装置Gに流れ(α)、データベース化
されて一括管理される。
【0018】図2は、前記図1に示す構成の一つである
サーバー管理の説明図であって、材料等メーカーの材料
・製品ガイド情報管理1、工法(工事方法)等比較一覧
情報管理2、修繕工事に対する融資制度の情報管理3、
コンサルタント(設計事務所等)ガイドの情報管理4、
施工事例の情報管理5、ビル・マンション修繕履歴の情
報管理6、施工業者のアフターケア等履行状況情報管理
7等々をそれぞれインターネット・通信回線γを介して
本部サーバーMに集積し、データベース化してすべての
情報データーを一括管理する。
【0019】また、本部サーバーMでデータべース化し
たものを各関係者にフィードバックし、関連事業の円滑
化と活性化を図り、ビル・マンションの修繕工事の啓蒙
に役立てる。なお、施工業者のアフターケア等履行状況
を各関係者にフィードバックすることにより、悪質施工
業者を当該関連事業から排除し、消費者(施主側)保護
と改修市場の健全化を図る。
【0020】さらに、入札等依頼者及び入札等応募者な
ど関係者のプライバシーを保護するため、インターネッ
ト上で「公募」または「公開」した情報以外は、本部サ
ーバーMにより外部に漏洩しないようにセキュリテイ管
理する。
【0021】図3は、図1に示す構成の一つである入札
等実施例の全体の流れについての説明図である。以下に
各内容等の特徴を示す。A方式とは、コンサルタント等
が作成した工事仕様書等が確定している場合の「入札方
式」のことで、工事の仕様書等が確定しているので、イ
ンターネット及び通信回線を介してダイレクトに価格競
争ができる点に特徴がある。
【0022】B方式とは、「工法等の提案付き概算見積
方式」のことで、工事の仕様等が確定していない場合や
工法等を施工側から提案してもらいたい場合にもインタ
ーネット上で公募できる点に特徴がある。この場合の見
積金額は、施工面積(数量)等が確定していないので、
概算見積金額となる。
【0023】A方式とB方式のいずれにも、「公開型」
と「非公開型」とがあり、依頼者側(施主側)が各々選
択できるようになっている点に特徴がある。
【0024】公開型は、入札等に関する事柄で、応募者
側(施工側)からの質疑と依頼者側(施主側)からの応
答過程並びに入札価格等をインターネット上で「公開」
する点に特徴がある。当該マンション住民等一般の人も
アクセスして経緯等を知ることができる。
【0025】それに対して非公開型は、「インターネッ
ト上で公募・入札価格等は非公開」という点に特徴があ
る。この場合の入札価格等は、通信回線等を使って本部
サーバーMが依頼者側(施主側)と応募者側(施工側)
とを中継する。依頼者側(施主側)が入札価格等の提示
を受けて希望する数社を選定し、ヒアリングの申し込み
を、本部サーバーMを介して応募者側(施工側)に行う
ことにより、本入札システムの一連の流れは完結する。
【0026】本部サーバーMは、全ての情報をデーター
ベース化して収集・管理する。
【0027】依頼者側(施主側)は、この後、ヒアリン
グ並びに詳細見積りの再提示等を受け、ネゴシエーショ
ンを経て工事契約・工事着工することになる。施工後の
アフターケア等について、不履行など施工側に著しく問
題がある場合には、当該施工業者を登録し、以降の応募
は受け付けないことにより、消費者(施主側)保護と改
修市場の健全化をめざす。
【0028】図4〜図6は、図3に示すA方式(工事仕
様書等が確定している場合の入札方式)の公開型・非公
開型の展開図と手順等の説明図である。以下、手順に従
って説明する。 手順1:入札依頼 本部サーバーMが通信回線等を介して入札依頼者(施主
側)から「入札依頼」を受信し物件番号(コード番号)
を付して受付・登録する。同時に、図5に示す1〜4の
一定のデーターを本部サーバーMで受け、その入力デー
ターを圧縮し、デジタル化して個々に所要の番号を設定
し、データーベース化して収集・管理する。依頼者は、
予め設定された「公開型」・「非公開型」の項目を選ん
でクリックし、選択する。
【0029】手順2:公募 該データーベース化された入札依頼情報は、図5に例示
の一定書式(入札参加業者募集)により本部サーバーM
からインターネット・通信回線γによりインターネット
上で公募する。(公募は「公開型」・「非公開型」の区
別なく行う。)(応募者側は、入札依頼情報をインター
ネット及び通信回線γを使い、瞬時に検索可能であ
る。)
【0030】手順3:入札申し込み 応募者Pから、入札参加の申し込みをインターネット・
通信回線γで本部サーバーMが受信する。(本部サーバ
ーMは、参加希望者が依頼者Fの定める参加資格条件等
を満たしているか否か、アフターケア等で問題のあった
業者であるか否かなどを検索チェックする。)
【0031】手順4:受付・パスワード提示 一定の参加基準を満たしている入札の参加希望者は登録
番号等を付けて、受付・登録される。(登録された参加
希望者は、本部サーバーMが別途定める口座へ規定の入
札参加事務手数料を送金する。)本部サーバーMから、
受付・登録された旨をインターネット・通信回線γを使
って参加希望者へ、専用パスワードと図5に示した1〜
4の一定データーを添付して通知する。
【0032】手順5:施工現場下見 本部サーバーMで受付された応募者Pは、個々に工事の
現場を下見調査する。(応募者Pが、施工現場の下見を
必要としない場合には省略となる。)
【0033】手順6:質疑 応募者Pが見積り等に関して質疑のある場合は、本部サ
ーバーMへインターネット・通信回線γ等で送信し、本
部サーバーMから依頼者Fへ転送する。
【0034】手順7:応答 質疑に対する応答を依頼者Fのコンサルタント等から本
部サーバーMが受け、質問者へインターネット・通信回
線等を使って転送する。(公開型は質疑・応答過程を図
6に例示するようにインターネット上で公開する。公開
することによって、他の応募者も施工現場の様子などを
参考にできる。)(依頼者Fが、特定の日時を定めて
「現場説明会」を別途開催する場合には、手順から手
順は省略となる。)
【0035】手順8:応札 応募者Pが入札価格を専用パスワードによりインターネ
ット・通信回線γ等を使って本部サーバーMへ送信す
る。入札価格の提示を受けた本部サーバーMは、記憶装
置Gを使って収集・管理し、締切日をもって、図6に示
した「入札価格と順位の例示」に従い集計する。
【0036】手順9:入札価格の通知 入札価格の集計表をインターネット・通信回線を使って
本部サーバーMから依頼者Fへ送信する。(同時に、公
開型は締切日をもって入札価格の集計表を図6に例示す
るようにインターネット上で公開する。締切日前は非公
開である。締切日後公開することによって、「公開入
札」の実績ができ、当該マンション住民等一般の人もア
クセスして経緯等を知ることができる。)
【0037】手順10:ヒアリング申し込み 入札価格の提示を受けた依頼者Fが、希望する数社を選
定して、本部サーバーMを介して応募者Pへ「ヒアリン
グ」の申し込みを行う。
【0038】手順11:データー収集・管理 本部サーバーMは、一連の経緯等全ての情報をデータベ
ース化して収集・管理する。(以上をもって、A方式に
よる一連の作業は完結する。)
【0039】図7から図9は、B方式(工法等の提案付
き概算見積方式)による展開図と手順並びに依頼の受付
・登録及び応募の説明図である。手順は上記のA方式と
ほぼ同様である。
【0040】図8の1〜4に示すように、B方式は、工
事仕様等が確定していない場合または施工側から工法等
の提案を受けたい場合の選択肢であり、受付・登録にあ
たっての一定書式によるデーターがA方式とは異なる。
依頼者は、マンションの全景並びに施工部位の現場を図
8に示すようにデジタルカメラ・ビデオカメラ・それに
該当する機器Eで撮影し、その写真画像及び一定書式に
よるビル・マンションの概要と施工現場の寸法(数量)
メモをインターネット・通信回線γに接続可能なパソコ
ンNに取り込み、それをインターネット・通信回線γを
使い瞬時に本部サーバーMに送る。
【0041】図9に示すように、B方式は、インターネ
ット上で公開する場合の質疑・応答の内容や応募価格と
順位表示が、A方式とは異なる。(B方式は概算見積金
額なので、順位の表示はしない。)(以上をもって、B
方式による一連の作業は完結する。)
【0042】上記のA方式及びB方式とも、施工後、施
主側から、施工業者の工事内容並びにアフターケア履行
状況等を本部サーバーMがインターネット・通信回線γ
を使って受信し、ビル・マンションごとにデーターベー
ス化して収集・管理する。
【0043】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明に係るビル・マンション修繕工事の入札システムに
よれば、主として通信回線及びインターネットを介した
関係者からのデーター信号を受信する受信部と、該受信
部に収集されたデーターを収集する収集部と該収集部で
収集されたデーターを集計する集計部を備えて関係者に
配信し、更に、修繕履歴部を備えて個々のビル・マンシ
ョンの修繕工事の履歴データーを登録して配信する履歴
データー配信システムを有し、さらに又、セキュリティ
管理部を備えて施主側及び施工側のプライバシーを保護
するプライバシー保護システムを有する外、アフターケ
ア履行状況等の関連情報を配信するシステムを有し、以
下の項目が実現可能である。
【0044】(1)ビル・マンションの修繕工事の施工
業者をインターネット・通信回線を介して、広く公募で
きる。 (2)入札により競争価格の追求ができる。 (3)工事仕様等が確定していない場合には、インター
ネット・通信回線を介した本システムにより、施主側が
広く工法等の提案を受けることができる。また、概算見
積りを得ることにより、修繕計画の予算化ができる。
尚、施工側にとっても、独自の又は得意とする工法等を
提案するチャンスがある。 (4)本システムの公開型を選択することにより、イン
ターネット上で公開するので、不透明であった業者選考
過程を公明(公開入札)にできる。 (5)非公開型を選択することにより、公開を望まない
施主側のプライバシーの保護が図れる。 (6)規模が小さ過ぎて、普段、施工側が営業にきてく
れないような小規模ビル・マンションでも、インターネ
ットを介した本システムにより、広く施工業者を探すチ
ャンスがある。 (7)ビル・マンションの修繕履歴データーを収集・蓄
積・管理・配信することにより、施主側の「修繕計画作
成」の、施工側の「工法等提案」の参考に供することが
できる。 (8)施工側のアフターケア等履行状況データーを収集
・蓄積・管理することにより、悪質業者を以降の本シス
テムから排除して、消費者(施主側)保護と改修市場の
健全化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の全体のトータルな管理構成を
示す説明図である。
【図2】本発明一実施例の全体の構成のひとつであるサ
ーバー管理の説明図である。
【図3】本発明一実施例の全体の構成のひとつである本
システムの全体の流れを示す説明図である。
【図4】本発明一実施例のA方式(コンサルタント等が
作成した工事仕様書等が確定している場合の入札方式)
の展開と手順を示す説明図である。
【図5】本発明一実施例のA方式による入札依頼の受付
・登録に関する説明図である。
【図6】本発明一実施例のA方式による入札の応募(応
札)についての説明図である。
【図7】本発明一実施例のB方式(工法等の提案付き概
算見積方式)の展開と手順を示す説明図である。
【図8】本発明一実施例のB方式による概算見積り依頼
の受付・登録についての説明図である。
【図9】本発明一実施例のB方式による概算見積りの応
募についての説明図である。
【符号の説明】
M:本部サーバー G:情報をデータベース化及び処理加工 K:リーダー・それに該当する機器 E:デジタルカメラ・ビデオカメラ・それに該当する機
器 D:インターネット及び通信回線に接続可能なパソコン
・それに該当する機器 N:パソコン F:入札等の依頼者(施主側)分譲マンション管理組合
または賃貸マンション・ビル所有者 P:入札等の応募者(施工側)施工業者 α:DよりMに入る情報の流れ β:MよりDに入る情報の流れ γ:インターネット及び通信回線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月21日(2000.12.
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ビル・マンションの屋根防水改修工事
・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の
入札等のインフォーメーション検索システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル・マンション
の修繕工事の実施にあたって必要となる多くの情報を、
インフォーメーションシステムによって、施主側(消費
者)が検索して種々の情報を入手でき、また、工事仕様
等が確定している場合には入札システムによって、適正
な工事価格(競争見積り価格)を知ることができ、工事
仕様等が確定していない場合には工法等の提案や概算見
積りを得ることができる外、施主側(入札等依頼側)と
施工側(応募側)とのやりとりをプライバシー保護の目
的から公開型・非公開型として施主側が選択できるよう
にしたビル・マンションの屋根防水改修工事・外壁等改
修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の入札等のイ
ンフォーメーション検索システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンションは現在のストックが分譲マン
ション約360万戸、賃貸マンション約450万戸と推
計されており、今や新しい住形態としてのマンションが
日本人のライフスタイルとして定着している。このマン
ションが経年と共に古くなり、その約半数が築後10年
を経過して修繕工事の必要に迫られている。その反面、
修繕工事の内容は複雑多岐にわたり、工事の方法(工法
等)や施工業者の選考過程が不透明(閉鎖的)で、適切
な工法・適正な施工価格(競争見積り価格)の追求が求
められてきていた。不透明な部分があるため、施工業者
側の「談合」の温床となったり、分譲マンションでは施
主側の管理組合役員と施工業者側との癒着問題も派生し
て、事件を起こしているケースもあった。
【0003】分譲マンションは、分譲が故に、マンショ
ンの所有者(区分所有法に規定された区分所有者)が管
理組合を構成して自主的に日常の管理や修繕等を行わな
ければならないが、管理組合の役員(マンションの所有
者の中から選出される)は、マンションの管理や修繕工
事については全くの素人であるため、管理を委託する管
理会社や修繕工事を依頼した施工業者との間でのトラブ
ルが絶えなく、一つの社会問題ともなっているのが現状
である。
【0004】分譲マンションの管理組合が修繕工事を実
施するにあたっては、現状では、管理組合にたまたま営
業に来た施工業者に依頼したり、管理会社の言うなりに
工事を進めたりしているケースが多い。施工業者を公募
する場合でも、多くは、マンション内の掲示板に「募集
広告」を掲示したり、管理組合役員や住民から知ってい
る業者を推薦してもらったりしている程度で、工事の方
法や施工業者を広く求めるには至っていないのが実状で
ある。
【0005】このため、不適切な工事方法(工法等)に
よる施工で、不良箇所や不具合な部分が発生し、トラブ
ルとなるケースもある。さらに、工事価格が常識外に高
額だったり、反対に、工事価格を常識外の廉価にするあ
まり「手抜き工事」の原因となってしまったり、工事金
額が適正でない故のトラブルも多い。
【0006】また、修繕工事後の施工業者の施工保証や
アフターケアについても種々問題があり、工事を「やり
逃げ」して、瑕疵責任をうやむやにされてしまうケース
もある。
【0007】多くの場合、これらトラブルが起こって
も、訴訟等の手間ひまや費用がかかるため施主側(消費
者)が泣き寝入りせざるを得なくなり、分譲マンション
では工事を担当した管理組合役員が転居するというケー
スもあった。
【0008】分譲マンションは、区分所有者(住民)個
々の集合体であり、何事を行うにも住民合意が欠かせな
い。したがって、日常の管理や修繕工事などについての
日頃の啓蒙が重要課題となっている。修繕工事の資金に
ついては、「修繕積立金」として各々の所有者(住民)
から管理組合が毎月徴収して積み立てているが、その額
が少な過ぎる場合には、借入れ金又は各戸の一時負担と
なり、そのため住民の合意が得られず修繕工事ができな
いでいるマンションも多い。
【0009】また、賃貸マンションは、その多くが、公
営住宅(都市基盤整備公団や住宅供給公社、都府県営住
宅等)の大規模団地であるが、民間の賃貸マンションは
規模も小さく、修繕工事等の実施にあたっては上記[0
005]から[0007]の問題等が共通している。
【0010】ビルにおいても、大企業等が所有する大規
模ビルは日常点検や修繕工事等の実施が計画的に行われ
ていて特に大きな問題はないが、小規模ビルにおいては
上記[0005]から[0007]のような問題等があ
る。ビル・マンションを一つの社会ストックとして考え
た場合、修繕工事の意義は大きいが、修繕工事に対する
所有者(分譲マンションにおいては区分所有者)の認識
が不足していたり、工事方法等が複雑多岐のため適切な
工事方法(工法等)を採用できなかったり、施工業者を
選択する範囲が狭すぎる故に適正な工事価格による施工
ができなかったりしているのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ビ
ル・マンションの修繕工事に関する情報を多くのインフ
ォーメーションによって施主側(消費者側)に提供する
ことにより修繕工事のあり方を啓蒙する外、工事の仕様
等が確定している場合には入札システムによって適正な
工事価格(競争見積り価格)を、又、工事の仕様等が確
定していない場合には工事の方法(工法等)と概算見積
りを提供するための、ビル・マンションの屋根防水改修
工事・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工
事の入札等のインフォーメーション検索システムを得よ
うとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き観
点に鑑みてなされたものであって、通信回線及びインタ
ーネットを介した施主側及び施工側等関係者からのデー
ター信号を受信する受信部と、該受信部に収集されたデ
ーターを収集する収集部と、該収集部で収集されたデー
ターを集計する集計部とを備えて施主側及び施工側等関
係者に配信し、さらに、修繕履歴管理部を備えて個々の
ビル・マンションの修繕工事の履歴データーを登録して
配信する履歴データー配信システムを有し、さらにま
た、セキュリティ管理部を備えて施主側及び施工側のプ
ライバシーを保護するプライバシー保護システムを有す
る外、アフターケア履行状況等の関連情報を配信するシ
ステムを有する、ビル・マンションの屋根防水改修工事
・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の
入札等のインフォーメーション検索システムを提供しよ
うとするものである。
【0013】
【発明の実施の態様】次に、本発明の一実施例を図面を
参照しながら実施手順に従って説明する。図1は本発明
一実施例の全体の構成を示す説明図であって、本部サー
バーMはホストコンピューターであり、以下のデーター
信号が入力され、それらのすべての情報データーが通信
回線を介して記憶装置Gに流れ(α)、データベース化
されて一括管理される。
【0014】図2は、前記図1に示す構成の一つである
サーバー管理の説明図であって、材料等メーカーの材料
・製品ガイド情報管理1、工法(工事方法)等比較一覧
情報管理2、修繕工事に対する融資制度の情報管理3、
コンサルタント(設計事務所等)ガイドの情報管理4、
施工事例の情報管理5、ビル・マンション修繕履歴の情
報管理6、施工業者のアフターケア等履行状況情報管理
7等々をそれぞれインターネット・通信回線γを介して
本部サーバーMに集積し、データベース化してすべての
情報データーを一括管理する。
【0015】また、本部サーバーMでデータべース化し
たものを各関係者にフィードバックし、関連事業の円滑
化と活性化を図り、ビル・マンションの修繕工事の啓蒙
に役立てる。なお、施工業者のアフターケア等履行状況
を各関係者にフィードバックすることにより、悪質施工
業者を当該関連事業から排除し、消費者(施主側)保護
と改修市場の健全化を図る。
【0016】さらに、入札等依頼者及び入札等応募者な
ど関係者のプライバシーを保護するため、インターネッ
ト上で「公募」または「公開」した情報以外は、本部サ
ーバーMにより外部に漏洩しないようにセキュリテイ管
理する。
【0017】図3は、図1に示す構成の一つである入札
等実施例の全体の流れについての説明図である。以下に
各内容等の特徴を示す。A方式とは、コンサルタント等
が作成した工事仕様書等が確定している場合の「入札方
式」のことで、工事の仕様書等が確定しているので、イ
ンターネット及び通信回線を介してダイレクトに価格競
争ができる点に特徴がある。
【0018】B方式とは、「工法等の提案付き概算見積
方式」のことで、工事の仕様等が確定していない場合や
工法等を施工側から提案してもらいたい場合にもインタ
ーネット上で公募できる点に特徴がある。この場合の見
積金額は、施工面積(数量)等が確定していないので、
概算見積金額となる。
【0019】A方式とB方式のいずれにも、「公開型」
と「非公開型」とがあり、依頼者側(施主側)が各々選
択できるようになっている点に特徴がある。
【0020】公開型は、入札等に関する事柄で、応募者
側(施工側)からの質疑と依頼者側(施主側)からの応
答過程並びに入札価格等をインターネット上で「公開」
する点に特徴がある。当該マンション住民等一般の人も
アクセスして経緯等を知ることができる。
【0021】それに対して非公開型は、「インターネッ
ト上で公募・入札価格等は非公開」という点に特徴があ
る。この場合の入札価格等は、通信回線等を使って本部
サーバーMが依頼者側(施主側)と応募者側(施工側)
とを中継する。依頼者側(施主側)が入札価格等の提示
を受けて希望する数社を選定し、ヒアリングの申し込み
を、本部サーバーMを介して応募者側(施工側)に行う
ことにより、本入札システムの一連の流れは完結する。
【0022】本部サーバーMは、全ての情報をデーター
ベース化して収集・管理する。
【0023】依頼者側(施主側)は、この後、ヒアリン
グ並びに詳細見積りの再提示等を受け、ネゴシエーショ
ンを経て工事契約・工事着工することになる。施工後の
アフターケア等について、不履行など施工側に著しく問
題がある場合には、当該施工業者を登録し、以降の応募
は受け付けないことにより、消費者(施主側)保護と改
修市場の健全化をめざす。
【0024】図4〜図6は、図3に示すA方式(工事仕
様書等が確定している場合の入札方式)の公開型・非公
開型の展開図と手順等の説明図である。以下、手順に従
って説明する。 手順1:入札依頼 本部サーバーMが通信回線等を介して入札依頼者(施主
側)から「入札依頼」を受信し物件番号(コード番号)
を付して受付・登録する。同時に、図5に示す1〜4の
一定のデーターを本部サーバーMで受け、その入力デー
ターを圧縮し、デジタル化して個々に所要の番号を設定
し、データーベース化して収集・管理する。依頼者は、
予め設定された「公開型」・「非公開型」の項目を選ん
でクリックし、選択する。
【0025】手順2:公募 該データーベース化された入札依頼情報は、図5に例示
の一定書式(入札参加業者募集)により本部サーバーM
からインターネット・通信回線γによりインターネット
上で公募する。(公募は「公開型」・「非公開型」の区
別なく行う。)(応募者側は、入札依頼情報をインター
ネット及び通信回線γを使い、瞬時に検索可能であ
る。)
【0026】手順3:入札申し込み 応募者Pから、入札参加の申し込みをインターネット・
通信回線γで本部サーバーMが受信する。(本部サーバ
ーMは、参加希望者が依頼者Fの定める参加資格条件等
を満たしているか否か、アフターケア等で問題のあった
業者であるか否かなどを検索チェックする。)
【0027】手順4:受付・パスワード提示 一定の参加基準を満たしている入札の参加希望者は登録
番号等を付けて、受付・登録される。(登録された参加
希望者は、本部サーバーMが別途定める口座へ規定の入
札参加事務手数料を送金する。)本部サーバーMから、
受付・登録された旨をインターネット・通信回線γを使
って参加希望者へ、専用パスワードと図5に示した1〜
4の一定データーを添付して通知する。
【0028】手順5:施工現場下見 本部サーバーMで受付された応募者Pは、個々に工事の
現場を下見調査する。(応募者Pが、施工現場の下見を
必要としない場合には省略となる。)
【0029】手順6:質疑 応募者Pが見積り等に関して質疑のある場合は、本部サ
ーバーMへインターネット・通信回線γ等で送信し、本
部サーバーMから依頼者Fへ転送する。
【0030】手順7:応答 質疑に対する応答を依頼者Fのコンサルタント等から本
部サーバーMが受け、質問者へインターネット・通信回
線等を使って転送する。(公開型は質疑・応答過程を図
6に例示するようにインターネット上で公開する。公開
することによって、他の応募者も施工現場の様子などを
参考にできる。)(依頼者Fが、特定の日時を定めて
「現場説明会」を別途開催する場合には、手順から手
順は省略となる。)
【0031】手順8:応札 応募者Pが入札価格を専用パスワードによりインターネ
ット・通信回線γ等を使って本部サーバーMへ送信す
る。入札価格の提示を受けた本部サーバーMは、記憶装
置Gを使って収集・管理し、締切日をもって、図6に示
した「入札価格と順位の例示」に従い集計する。
【0032】手順9:入札価格の通知 入札価格の集計表をインターネット・通信回線を使って
本部サーバーMから依頼者Fへ送信する。(同時に、公
開型は締切日をもって入札価格の集計表を図6に例示す
るようにインターネット上で公開する。締切日前は非公
開である。締切日後公開することによって、「公開入
札」の実績ができ、当該マンション住民等一般の人もア
クセスして経緯等を知ることができる。)
【0033】手順10:ヒアリング申し込み 入札価格の提示を受けた依頼者Fが、希望する数社を選
定して、本部サーバーMを介して応募者Pへ「ヒアリン
グ」の申し込みを行う。
【0034】手順11:データー収集・管理 本部サーバーMは、一連の経緯等全ての情報をデータベ
ース化して収集・管理する。(以上をもって、A方式に
よる一連の作業は完結する。)
【0035】図7から図9は、B方式(工法等の提案付
き概算見積方式)による展開図と手順並びに依頼の受付
・登録及び応募の説明図である。手順は上記のA方式と
ほぼ同様である。
【0036】図8の1〜4に示すように、B方式は、工
事仕様等が確定していない場合または施工側から工法等
の提案を受けたい場合の選択肢であり、受付・登録にあ
たっての一定書式によるデーターがA方式とは異なる。
依頼者は、マンションの全景並びに施工部位の現場を図
8に示すようにデジタルカメラ・ビデオカメラ・それに
該当する機器Eで撮影し、その写真画像及び一定書式に
よるビル・マンションの概要と施工現場の寸法(数量)
メモをインターネット・通信回線γに接続可能なパソコ
ンNに取り込み、それをインターネット・通信回線γを
使い瞬時に本部サーバーMに送る。
【0037】図9に示すように、B方式は、インターネ
ット上で公開する場合の質疑・応答の内容や応募価格と
順位表示が、A方式とは異なる。(B方式は概算見積金
額なので、順位の表示はしない。)(以上をもって、B
方式による一連の作業は完結する。)
【0038】上記のA方式及びB方式とも、施工後、施
主側から、施工業者の工事内容並びにアフターケア履行
状況等を本部サーバーMがインターネット・通信回線γ
を使って受信し、ビル・マンションごとにデーターベー
ス化して収集・管理する。
【0039】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明に係るビル・マンション修繕工事の入札システムに
よれば、主として通信回線及びインターネットを介した
関係者からのデーター信号を受信する受信部と、該受信
部に収集されたデーターを収集する収集部と該収集部で
収集されたデーターを集計する集計部を備えて関係者に
配信し、更に、修繕履歴部を備えて個々のビル・マンシ
ョンの修繕工事の履歴データーを登録して配信する履歴
データー配信システムを有し、さらに又、セキュリティ
管理部を備えて施主側及び施工側のプライバシーを保護
するプライバシー保護システムを有する外、アフターケ
ア履行状況等の関連情報を配信するシステムを有し、以
下の項目が実現可能である。
【0040】(1)ビル・マンションの修繕工事の施工
業者をインターネット・通信回線を介して、広く公募で
きる。 (2)入札により競争価格の追求ができる。 (3)工事仕様等が確定していない場合には、インター
ネット・通信回線を介した本システムにより、施主側が
広く工法等の提案を受けることができる。また、概算見
積りを得ることにより、修繕計画の予算化ができる。
尚、施工側にとっても、独自の又は得意とする工法等を
提案するチャンスがある。 (4)本システムの公開型を選択することにより、イン
ターネット上で公開するので、不透明であった業者選考
過程を公明(公開入札)にできる。 (5)非公開型を選択することにより、公開を望まない
施主側のプライバシーの保護が図れる。 (6)規模が小さ過ぎて、普段、施工側が営業にきてく
れないような小規模ビル・マンションでも、インターネ
ットを介した本システムにより、広く施工業者を探すチ
ャンスがある。 (7)ビル・マンションの修繕履歴データーを収集・蓄
積・管理・配信することにより、施主側の「修繕計画作
成」の、施工側の「工法等提案」の参考に供することが
できる。 (8)施工側のアフターケア等履行状況データーを収集
・蓄積・管理することにより、悪質業者を以降の本シス
テムから排除して、消費者(施主側)保護と改修市場の
健全化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の全体のトータルな管理構成を
示す説明図である。
【図2】本発明一実施例の全体の構成のひとつであるサ
ーバー管理の説明図である。
【図3】本発明一実施例の全体の構成のひとつである本
システムの全体の流れを示す説明図である。
【図4】本発明一実施例のA方式(コンサルタント等が
作成した工事仕様書等が確定している場合の入札方式)
の展開と手順を示す説明図である。
【図5】本発明一実施例のA方式による入札依頼の受付
・登録に関する説明図である。
【図6】本発明一実施例のA方式による入札の応募(応
札)についての説明図である。
【図7】本発明一実施例のB方式(工法等の提案付き概
算見積方式)の展開と手順を示す説明図である。
【図8】本発明一実施例のB方式による概算見積り依頼
の受付・登録についての説明図である。
【図9】本発明一実施例のB方式による概算見積りの応
募についての説明図である。
【符号の説明】 M:本部サーバー G:情報をデータベース化及び処理加工 K:リーダー・それに該当する機器 E:デジタルカメラ・ビデオカメラ・それに該当する機
器 D:インターネット及び通信回線に接続可能なパソコン
・それに該当する機器 N:パソコン F:入札等の依頼者(施主側)分譲マンション管理組合
または賃貸マンション・ビル所有者 P:入札等の応募者(施工側)施工業者 α:DよりMに入る情報の流れ β:MよりDに入る情報の流れ γ:インターネット及び通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/40 310 G06F 17/40 310Z 330 330A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線及びインターネットを介した修
    繕工事の施主側としての入札等を依頼する分譲マンショ
    ン管理組合又は賃貸マンション・ビル所有者等及び施工
    側としての入札等に応募する施工業者等からのデータ信
    号を受信する受信部と、 該受信部に収集されたデーターを収集する収集部と、 該収集部で収集されたデーターを集計する集計部と を備えて、関係者に配信することを特徴とするビル・マ
    ンションの屋根防水改修工事・外壁等改修塗装工事・給
    排水管改修工事等修繕工事の入札等のインフォーメーシ
    ョン検索システム。
  2. 【請求項2】 更に、修繕履歴管理部を備えて、ビル・
    マンション個々の修繕工事の履歴データー等を登録して
    配信する履歴データー配信システムを有する請求項1記
    載のビル・マンションの屋根防水改修工事・外壁等改修
    塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の入札等のイン
    フォーメーション検索システム。
  3. 【請求項3】 更に又、セキュリティ管理部を備えて、
    施主側としての入札依頼者及び施工側としての応札者の
    プライバシーを保護するためにインターネット及び通信
    回線を介してセキュリティするプライバシー保護システ
    ムを有する請求項1又は2記載のビル・マンションの屋
    根防水改修工事・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工
    事等修繕工事の入札等のインフォーメーション検索シス
    テム。
  4. 【請求項4】 インターネット及び通信回線を介して改
    修工事の設計・監理等を行う設計事務所等のコンサルタ
    ント、改修工事材料メーカー等の材料及び製品、改修工
    事方法の工法等比較一覧、改修工事の施工事例、改修工
    事後のアフターケア等履行状況等についての情報を関係
    者に速やかに配信するシステムを有する請求項1〜3の
    いずれかに記載のビル・マンションの屋根防水改修工事
    ・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の
    入札等のインフォーメーション検索システム。
JP2000386224A 2000-12-20 2000-12-20 ビル・マンションの屋根防水改修工事・外壁等改修塗装工事・給排水管改修工事等修繕工事の入札等のインフォーメーション検索システム Pending JP2002189889A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110189185A (zh) * 2019-03-14 2019-08-30 杭州恋家网络科技有限公司 一种毛坯房装修工程标准报价系统

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