JP2002189582A - 画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体およびサーバ装置 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体およびサーバ装置

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JP2002189582A JP2001274082A JP2001274082A JP2002189582A JP 2002189582 A JP2002189582 A JP 2002189582A JP 2001274082 A JP2001274082 A JP 2001274082A JP 2001274082 A JP2001274082 A JP 2001274082A JP 2002189582 A JP2002189582 A JP 2002189582A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造化記述言語で記述された文書の文字又は
文字列を標準フォントサイズとして出力して、自由度の
高いページレイアウトを実現し、高齢者から子供まで好
みに応じた出力を容易に選択すること。 【解決手段】 所定の構造化記述言語で記述された文書
データを文書データ解析部1103により解析して前記
文書データが含むフォントサイズに関する情報であるフ
ォントサイズ情報を認識し、認識した文字又は文字列が
入力された標準フォントサイズで出力されるように物理
レイアウト処理部1107及びデータ描画部1104に
より描画処理する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の構造化記述
言語で記述された文書データと、外部から入力される印
刷設定情報を用いて前記文書データを処理する画像処理
装置および画像処理方法および記憶媒体およびサーバ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータとインタ
ーネットの急速な普及は業界を問わず文書の電子化を促
進することとなった。しかし、電子化文書のデータ形式
は文書情報を編集するアプリケーションに依存するた
め、電子化された文書情報を閲覧するためには該当文書
情報のデータ形式をサポートするアプリケーションを用
意する必要があった。例えば、HTML(Hyper
Text MarkupLanguage)やXML
(extensible Markup Langua
ge)など、特定のアプリケーションに依存しない構造
化記述言語で記述された文書が普及しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの言語に代表さ
れる構造化記述言語は、一般的に情報閲覧用のソフトで
ある、いわゆるブラウザや種々のHTMLがサポートさ
れたアプリケーションでディスプレイ画面上に表示する
ことを前提に設計されているため、ページの概念が存在
しない。ブラウザを使用してディスプレイに表示する場
合、表示する画面の幅や高さを任意に変えたり画面をス
クロールさせたりすることができるため、ページの概念
は必要ない。一方、このような構造化言語をページ記述
言語として利用する場合にはページヘの割り付けが必要
になる。また、ページの概念の無い構造化記述言語をペ
ージレイアウト可能な構造化記述言語に変換する工程を
フォーマッティングと呼ぶ。
【0004】しかしながら、物理ページヘのフォーマッ
ティングをフォントサイズなど絶対的な尺度で固定的に
割り付けると、ページ内容によっては見にくくなった
り、人によっては好みのレイアウトにならなかったりす
るという問題点があった。なお、物理ページとは、画像
データを紙に印刷したときの出力ページをいう。また、
この物理ページには、印刷データのプレビューを行うこ
とによりホストコンピュータなどの表示画面に出力され
るページも含む。
【0005】さらに、構造化文書を印刷する際、PCに
おいてHTMLエディタやWebブラウザなどを用いて
フォントサイズを指定させる方法では、一旦サーバ側か
らホスト側に構造化文書を受信し、該受信した文書をア
プリケーションで開き、このアプリケーション上で煩雑
な操作を行ってフォントを指定した後にプリンタに送信
する処理を行わなければならなかった。
【0006】また、近年、WebブラウザやHTMLフ
ァイルを編集するためのアプリケーションが開発されて
いるが、このアプリケーションを用いて表示させている
HTML文書に対し、PCの入力手段を用いてフォント
のサイズを指定し、さらにPC側でページレイアウトを
行ってプリンタに送信することが可能となっている。
【0007】ただし、前記のフォントサイズの指定によ
り構造化文書中の基準フォントサイズを設定し得るが、
この設定により、文書作成者が個別にフォントサイズ指
定をしていなかった文字のフォントサイズは変更される
が、文書作成者が個別にフォントサイズ指定した文字の
フォントサイズは変更されないという問題点があった。
【0008】例えば、ページを表等のテーブル領域とテ
キスト領域に分け、それぞれの領域に対して別々のフォ
ントの拡大率を指定する技術で作成された構造化文書に
おいては、フォントサイズを無条件に一定サイズ以上に
指定して、読みやすい文字が出力された文書を得たい場
合でも、テーブル内の文字のフォントサイズは変更され
ず、対応できなかった。
【0009】また、文書をページレイアウトする際に、
テーブル領域とテキスト領域に分けられたページに適用
されるフォントの拡大率を、プログラムが所定のアルゴ
リズムに従って計算し、レイアウトを行う技術は従来よ
り存在していた。
【0010】すなわち、表等のテーブル領域には、テー
ブルのエントリに含まれる文字列の改行が行われないこ
とを条件として、空白領域を削減し、印字領域を拡大す
るように、フォントの拡大をプログラムが行う技術があ
った。
【0011】また、テキスト領域のフォントを拡大する
と、ページに含まれる印字領域の割合が増加する。そこ
で、所定の割合以上になるように当該テキスト領域のフ
ォントサイズを拡大する。しかし、このフォントの拡大
は、レイアウトの状況に依存するものであり、ユーザが
指定したフォントサイズで出力されるわけではない。
【0012】例えば、小さな文字を含んだ大きなテーブ
ルのように、もともと印字領域の割合の大きな印刷デー
タであれば、小さな文字でフォントが出力されていて
も、プログラムはフォントの拡大を行わない。すなわ
ち、印字領域の割合を意識するあまり、ユーザの所望の
フォントサイズの出力を得ることが出来ないという問題
点があった。
【0013】本願発明の第1の目的は、構造化文書が含
む情報、並びに/又は、構造化文書が割り付けられるべ
き物理ページに関する情報を用いて、適切に文書をフォ
ーマッティングすることである。
【0014】また、本願発明の第2の目的は、サーバが
描画処理を画像処理装置側の描画負担を強いることな
く、ユーザの好みのサイズでページレイアウトした種々
の文書情報を画像出力することができる画像処理装置お
よび画像処理方法および記憶媒体およびサーバ装置を提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の構造化記述言語で記述された文書データを処
理して画像データを生成する画像処理装置において、前
記文書データを解析し、前記文書データが含むフォント
サイズに関する情報であるフォントサイズ情報を認識す
る解析手段(図21に示す物理レイアウト処理部110
7)と、前記文書データが示す画像を物理ページに割り
付けて出力する際に標準フォントサイズを入力する指示
入力手段(図41に示すフォントサイズ指定フィールド
4205)と、前記解析手段が認識した文字又は文字列
が前記指示入力手段により入力されたフォントサイズで
出力されるように描画処理する描画手段(図21に示す
物理レイアウト処理部1107,データ描画部110
4)とを有することを特徴とする。
【0016】本発明に係る第2の発明は、前記解析手段
は、前記文書データが含むフォントサイズ情報(基準フ
ォントサイズ,最小文字サイズ,最頻出文字サイズ)
と、前記指示入力手段により入力された標準フォントサ
イズを示す情報を用いて変倍率を計算し、前記描画手段
は、前記フォントサイズ情報が適用された文字又は文字
列を前記変倍率を用いて変倍して、前記標準フォントサ
イズで出力されるように描画処理することを特徴とす
る。
【0017】本発明に係る第3の発明は、前記文書デー
タは、前記解析手段が認識した特定の文字(基準フォン
トサイズの文字,最小文字,最頻出文字)に対してフォ
ントサイズを指示する情報を含み、前記描画手段は、前
記特定の文字に対して指定されたフォントサイズが適用
された文字又は文字列が、フォントサイズを指示する情
報に関わらず、前記指示入力手段により入力した標準フ
ォントサイズで出力されるように描画することを特徴と
する。
【0018】本発明に係る第4の発明は、前記文書デー
タは、前記文書データにおける基準フォントサイズを指
定できるものであって、前記解析手段は、前記基準フォ
ントサイズと、前記指示入力手段により入力された標準
フォントサイズを用いて変倍率を計算し、前記描画手段
は、前記基準フォントサイズが適用された文字又は文字
列が、前記指示入力手段により入力した標準フォントサ
イズで出力されるように、前記変倍率を前記文書データ
が含む文字情報全体に適用して描画処理することを特徴
とする。
【0019】本発明に係る第5の発明は、前記解析手段
は、前記文書情報の最頻出のフォントサイズを認識し、
前記描画手段は、前記解析手段で認識された前記最頻出
のフォントサイズが適用された文字又は文字列が、前記
指示入力手段により入力した標準フォントサイズで出力
されるように描画処理することを特徴とする。
【0020】本発明に係る第6の発明は、前記解析手段
は、文書データ中の最小フォントサイズを認識し、前記
描画手段は、物理ページにレイアウト出力される文字情
報のフォントサイズが、前記指示入力手段により入力さ
れた標準フォントサイズ以上のフォントサイズで出力さ
れるように描画処理することを特徴とする。
【0021】本発明に係る第7の発明は、前記文書デー
タは、少なくとも一つのオブジェクトデータ並びに文字
情報を含み、前記解析手段は、前記オブジェクトデータ
が示す画像の大きさを検出し、前記描画手段は、前記オ
ブジェクトデータが示す画像又は図表が持つオブジェク
トは物理ページ内に収まるように、かつ、前記文書デー
タが含む前記文字情報が示す文字又は文字列は前記指示
入力手段により入力された標準フォントサイズで出力さ
れるように描画処理することを特徴とする。
【0022】本発明に係る第8の発明は、前記文書デー
タは、少なくとも一つのオブジェクトデータ並びに文字
情報を含み、前記解析手段は、前記オブジェクトデータ
が示す画像の大きさを検出し、前記描画手段は、前記オ
ブジェクトデータが示す画像は物理ページの幅に応じて
変倍され、かつ、前記文書データが含む前記文字情報が
示す文字は前記指示入力手段に入力された標準フォント
サイズで出力されるように描画処理することを特徴とす
る。
【0023】本発明に係る第9の発明は、前記画像処理
装置は、任意のサーバ装置(図7に示すWebサーバ2
000)と通信して前記文書データを受信して処理する
ことを特徴とする。
【0024】本発明に係る第10の発明は、前記画像処
理装置は、さらに、ユーザ指示に基づいてレイアウト方
式を選択する選択手段(図41に示す選択手段420
3,4204,4209,4210)を備え、前記描画
手段は、前記選択手段における選択結果に基づいて前記
変倍率の算出方法を決定することを特徴とする。
【0025】本発明に係る第11の発明は、前記画像処
理装置は、さらに、前記描画手段が生成したイメージデ
ータを出力する印刷部(図21に示すプリンタエンジン
部1400)を有することを特徴とする。
【0026】本発明に係る第12の発明は、前記画像処
理装置は、プリンタ(図21に示すプリンタ1000)
であることを特徴とする。
【0027】本発明に係る第13の発明は、所定の構造
化記述言語で記述された文書データを処理して画像デー
タを生成する画像処理方法において、前記文書データを
解析し、前記文書データが含む文字情報を認識する解析
ステップ(図15のステップS901〜S905,図2
3のステップS2401〜S2405,図27のステッ
プS2501〜2507,図30のステップS2601
〜S2605,図33のステップS3401〜340
3,図39のステップS3601〜S3603)と、前
記文書データが示す画像を物理ページに割り付けて出力
する際に標準フォントサイズを入力する指示入力ステッ
プ(図示しないステップ)と、前記解析ステップで認識
した文字情報が示す文字又は文字列が前記指示入力ステ
ップにより入力されたフォントサイズで出力されるよう
に描画処理する描画処理ステップ(図15のステップS
906,図23のステップS2406,図27のステッ
プS2508,図30のステップS2606〜S260
7,図33のステップS3404,S3405,図39
のステップS3604,S3605)とを有することを
特徴とする。
【0028】本発明に係る第14の発明は、前記解析ス
テップでは、前記文書データが含む特定の文字情報が示
すフォントサイズと、前記指示入力ステップで外部から
入力された標準フォントサイズを用いて変倍率を計算
し、前記描画ステップでは、前記特定の文字情報が示す
文字又は文字列が前記変倍率を用いて変倍したフォント
サイズで出力されるように描画処理することを特徴とす
る。
【0029】本発明に係る第15の発明は、前記文書デ
ータは、前記解析ステップが認識した特定の文字に対し
てフォントサイズを指示する情報を含み、前記描画ステ
ップでは、前記フォントサイズが適用された特定の文字
又は文字列が、フォントサイズを指示する情報に関わら
ず、前記指示入力ステップにより入力した標準フォント
サイズで出力されるように描画することを特徴とする。
【0030】本発明に係る第16の発明は、前記文書デ
ータは、前記文書データにおける標準サイズフォントを
指定できるものであって、前記解析ステップ(図15の
ステップS901〜S905)では、基準フォントサイ
ズと、前記指示入力手段により入力された標準フォント
サイズを用いて変倍率を計算し、前記描画ステップ(図
15のステップS906)では、前記基準フォントサイ
ズが適用された文字又は文字列が、前記指示入力ステッ
プにより入力した標準フォントサイズで出力されるよう
に、前記変倍率を前記文書データが含む文字情報全体に
適用して描画処理することを特徴とする。
【0031】本発明に係る第17の発明は、前記解析ス
テップ(図23のステップS2401〜S2405)で
は、文書データ中の最小フォントサイズを認識し、前記
描画ステップ(図23のステップS2406)では、物
理ページにレイアウト出力される文字情報のフォントサ
イズが、前記指示入力ステップにより入力された標準フ
ォントサイズ以上のフォントサイズで出力されるように
描画処理することを特徴とする。
【0032】本発明に係る第18の発明は、前記文書デ
ータは、少なくとも一つのオブジェクトデータ並びに文
字情報を含み、前記解析ステップ(図27のステップS
2501〜2507)では、前記オブジェクトデータが
示す画像の大きさを検出し、前記描画ステップ(図27
のステップS2508)では、前記オブジェクトデータ
が示す画像又は図表が持つオブジェクトは物理ページ内
に収まるように、かつ、前記文書データが含む前記文字
情報が示す文字又は文字列は前記指示入力ステップによ
り入力された標準フォントサイズで出力されるように描
画処理することを特徴とする。
【0033】本発明に係る第19の発明は、前記文書デ
ータは、少なくとも一つのオブジェクトデータ並びに文
字情報を含み、前記解析ステップ(図27のステップS
2501〜2507)では、前記オブジェクトデータが
示す画像の大きさを検出し、前記描画ステップ(図27
のステップS2508)では、前記オブジェクトデータ
が示す画像は物理ページの幅に応じて変倍され、かつ、
前記文書データが含む前記文字情報が示す文字は前記指
示入力ステップに入力された標準フォントサイズで出力
されるように描画処理することを特徴とする。
【0034】本発明に係る第20の発明は、前記画像処
理方法は、任意のサーバ装置と通信して前記文書データ
を取得する取得ステップ(図示しないステップ)を有す
ることを特徴とする。
【0035】本発明に係る第21の発明は、前記画像処
理装置は、さらに、ユーザ指示に基づいてレイアウト方
式を選択する選択ステップ(図示しないステップ)を備
え、前記選択ステップにおける選択結果に基づいて前記
文書データが含む文字を変倍して描画処理するための変
倍率の算出方法を決定することを特徴とする。
【0036】本発明に係る第22の発明は、前記画像処
理方法は、さらに、前記描画ステップが生成したイメー
ジデータを出力する印刷ステップ(図12のステップS
607)を有することを特徴とする。
【0037】本発明に係る第23の発明は、前記画像処
理方法は、プリンタに用いられることを特徴とする。
【0038】本発明に係る第24の発明は、所定の構造
化記述言語で記述された文書データを処理して画像デー
タを生成する画像処理方法において、前記文書データを
解析し、前記文書データが含む文字情報を認識する解析
ステップ(図15のステップS901〜S905,図2
3のステップS2401〜S2405,図27のステッ
プS2501〜2507,図30のステップS2601
〜S2605,図33のステップS3401〜340
3,図39のステップS3601〜S3603)と、前
記文書データが示す画像を物理ページに割り付けて出力
する際に標準フォントサイズを入力する指示入力ステッ
プ(図示しないステップ)と、前記解析ステップで認識
した文字情報が示す文字又は文字列が前記指示入力ステ
ップにより入力されたフォントサイズで出力されるよう
に描画処理する描画ステップ(図15のステップS90
6,図23のステップS2406,図27のステップS
2508,図30のステップS2606〜S2607,
図33のステップS3404,S3405,図39のス
テップS3604,S3605)とを実行するプログラ
ムをコンピュータが読み取り可能に記憶媒体に記憶した
ことを特徴とする。
【0039】本発明に係る第25の発明は、任意のサー
バ装置と通信して所定の構造化記述言語で記述された文
書情報を処理する画像処理装置において、前記文書情報
が示す画像を物理ページに割り付けるために又は印刷処
理するために参照される印刷設定情報を入力する指示入
力手段(図2に示す操作パネル1012,KB9,図4
1に示すフォントサイズ指定フィールド4205)と、
前記指示入力手段により入力された印刷設定情報を含む
リファレンス印刷指示を、指定されたサーバ装置に送信
する送信手段(図3に示すリファレンス印刷指示処理部
1106)と、前記サーバ装置がリファレンス印刷指示
の示す取得先から構造化文書を取得して処理した文書デ
ータを、前記サーバ装置から取得する取得手段(図3に
示すプロトコル制御部1101)と、前記取得手段が前
記サーバ装置から取得した文書データが示す画像を描画
する描画手段(図3に示すデータ描画部1104)とを
有することを特徴とする。
【0040】本発明に係る第26の発明は、前記印刷設
定情報とは、物理ページヘのレイアウトの標準フォント
サイズを指定することを特徴とする。
【0041】本発明に係る第27の発明は、前記印刷設
定情報とは、前記描画手段で描画する際の解像度を指定
する情報であることを特徴とする。
【0042】本発明に係る第28の発明は、前記印刷設
定情報とは、前記描画手段で描画された画像を印刷する
ための用紙サイズを指定する情報であることを特徴とす
る。
【0043】本発明に係る第29の発明は、前記印刷処
理の際に参照される情報は、ステイプル処理を行うか否
かを示す情報であることを特徴とする。
【0044】本発明に係る第30の発明は、任意の画像
処理装置と通信して所定の構造化記述言語で記述された
文書情報の送信を制御するサーバ装置において、所定の
構造化記述言語で記述された文書情報を保存する保存手
段(図7に示す文書サーバ2004)と、論理レイアウ
トに必要なリソースを取得する取得手段(図7に示すレ
イアウトデータ生成部2003,文書サーバ2004)
と、いずれかの画像処理装置から取得するリファレンス
印刷指示を解析して、印刷設定情報を検出する検出手段
(図7に示すレイアウトデータ生成部2003)と、前
記検出手段により検出される印刷設定情報と前記取得手
段により取得されるリソースとに基づいて、前記保存手
段から検索される文書情報を物理ページに割り付けるフ
ォーマット処理手段(図7に示すレイアウトデータ生成
部2003)と、前記フォーマット処理手段によりレイ
アウトされた文書情報をリファレンス印刷指示要求元の
いずれかの画像処理装置に送信する送信手段(図7に示
すWebサーバI/F2001,プロトコル制御部20
02)とを有することを特徴とする。
【0045】本発明に係る第31の発明は、前記フォー
マット処理手段は、前記印刷設定情報で指定されるフォ
ントサイズと前記リソースで指示される標準フォントサ
イズとに基づき、文書情報中の各文字を物理ページに割
り付ける基準となる文字サイズへスケーリングしてレイ
アウトすることを特徴とする。
【0046】本発明に係る第32の発明は、任意のサー
バ装置と通信して所定の構造化記述言語で記述された文
書情報を処理して描画処理する画像処理方法において、
前記文書情報が示す画像を物理ページに割り付ける際又
は印刷処理する際に参照される印刷設定情報を入力する
指示入力ステップ(図11に示すステップ501又は図
示しないステップ)と、前記指示入力ステップにより入
力された印刷設定情報を含むリファレンス印刷指示を、
指定されたサーバ装置に送信する送信ステップ(図13
のステップS705)と、前記サーバ装置がリファレン
ス印刷指示の示す取得先から構造化文書を取得して処理
した文書データを、前記サーバ装置から取得する取得ス
テップと、前記取得ステップが前記サーバ装置から取得
した文書データが示す画像を描画する描画ステップ(図
11のステップS504,S505)とを有することを
特徴とする。
【0047】本発明に係る第33の発明は、前記印刷設
定情報とは、前記文書データの物理ページヘのレイアウ
トの標準フォントサイズを指定することを特徴とする。
【0048】本発明に係る第34の発明は、前記印刷設
定情報とは、前記描画ステップで描画する際の解像度を
指定する情報であることを特徴とする。
【0049】本発明に係る第35の発明は、前記印刷設
定情報とは、前記描画ステップで描画された画像を印刷
するための用紙サイズを指定する情報であることを特徴
とする。
【0050】本発明に係る第36の発明は、前記所定の
構造化記述言語で記述された文書データの取得先を検索
する検索ステップ(図13のステップS702)を有す
ることを特徴とする。
【0051】本発明に係る第37の発明は、所定の構造
化記述言語で記述された文書情報を保存する保存手段を
備え、任意の画像処理装置と通信して所定の構造化記述
言語で記述された文書情報の送信を制御するサーバ装置
における画像処理方法において、論理レイアウトに必要
なリソースを取得する取得ステップ(図14のステップ
S803)と、いずれかの画像処理装置から取得するリ
ファレンス印刷指示を解析して、印刷設定情報を検出す
る検出ステップ(図14のステップS804)と、前記
検出ステップにより検出される印刷設定情報と前記取得
ステップにより取得されるリソースとに基づいて、前記
保存手段から検索される文書情報を物理ページにレイア
ウトするフォーマット処理ステップ(図14のステップ
S805)と、前記フォーマット処理ステップによりレ
イアウトされた文書情報をリファレンス印刷指示要求元
のいずれかの画像処理装置に送信する送信ステップ(図
14のステップS806)とを有することを特徴とす
る。
【0052】本発明に係る第38の発明は、前記フォー
マット処理ステップは、前記印刷設定情報で指定される
フォントサイズと前記リソースで指示される標準フォン
トサイズとに基づき、文書情報中の各文字を物理ページ
に割り付ける文字サイズへスケーリングしてレイアウト
することを特徴とする。
【0053】本発明に係る第39の発明は、任意のサー
バ装置と通信して所定の構造化記述言語で記述された文
書情報を処理して描画処理する画像処理方法において、
前記文書情報が示す画像を物理ページに割り付ける際又
は印刷処理する際に参照される印刷設定情報を入力する
指示入力ステップ(図11に示すステップ501又は図
示しないステップ)と、前記指示入力ステップにより入
力された印刷設定情報を含むリファレンス印刷指示を、
指定されたサーバ装置に送信する送信ステップ(図13
のステップS705)と、前記サーバ装置がリファレン
ス印刷指示の示す取得先から構造化文書を取得して処理
した文書データを、前記サーバ装置から取得する取得ス
テップと、前記取得ステップが前記サーバ装置から取得
した文書データが示す画像を描画する描画ステップ(図
11のステップS504,S505)とを実行するプロ
グラムをコンピュータが読み取り可能に記憶媒体に記憶
したことを特徴とする。
【0054】本発明に係る第40の発明は、所定の構造
化記述言語で記述された文書情報を保存する保存手段を
備え、任意の画像処理装置と通信して所定の構造化記述
言語で記述された文書情報の送信を制御するサーバ装置
における画像処理方法において、論理レイアウトに必要
なリソースを取得する取得ステップ(図14のステップ
S803)と、いずれかの画像処理装置から取得するリ
ファレンス印刷指示を解析して、印刷設定情報を検出す
る検出ステップ(図14のステップS804)と、前記
検出ステップにより検出される印刷設定情報と前記取得
ステップにより取得されるリソースとに基づいて、前記
保存手段から検索される文書情報を物理ページにレイア
ウトするフォーマット処理ステップ(図14のステップ
S805)と、前記フォーマット処理ステップによりレ
イアウトされた文書情報をリファレンス印刷指示要求元
のいずれかの画像処理装置に送信する送信ステップ(図
14のステップS806)とを有することを特徴とす
る。
【0055】本発明に係る第41の発明は、所定の構造
化記述言語で記述された文書データを処理して画像デー
タを生成する画像処理装置において、前記文書データを
解析し、前記文書データが含む文字情報を認識する解析
手段(図21に示す物理レイアウト処理部1107)
と、前記構造化文書中に前記文字情報に対して設定され
たフォントサイズを指示する情報に関わらず、前記解析
手段が認識した文字情報が示す文字又は文字列が所定の
フォントサイズで出力されるように、描画処理する描画
手段(図21に示す物理レイアウト処理部1107,デ
ータ描画部1104)を有することを特徴とする。
【0056】本発明に係る第42の発明は、前記所定の
フォントサイズは、画像形成装置の指示入力手段(図4
1に示すフォントサイズ指定フィールド4205)によ
り入力され、前記解析手段は、特定の文字又は文字列の
フォントサイズと、所定のフォントサイズとに基づい
て、変倍率を計算し、前記特定の文字又は文字列が、前
記所定のフォントサイズで出力されるように、前記構造
化文書中における前記文字情報に対して設定されたフォ
ントサイズを指示する情報に関わらず、前記特定の文字
を前記変倍率で変倍して描画処理する描画手段を有する
ことを特徴とする。
【0057】本発明に係る第43の発明は、前記文書デ
ータは、少なくとも一つのオブジェクトを含み、前記特
定の文字又は文字列を前記所定のサイズで出力する一
方、前記文書データが含むオブジェクトが示す画像を前
記オブジェクトを出力する用紙サイズに応じて変倍する
ことを特徴とする。
【0058】本発明に係る第44の発明は、前記構造化
文書中に前記文字に対して設定された前記フォントサイ
ズを指示する情報は、HTML又はXMLのフォントの
サイズを指定するタグ情報によって記述されるものであ
ることを特徴とする。
【0059】本発明に係る第45の発明は、所定の構造
化記述言語で記述された文書データを処理して画像デー
タを生成する画像処理方法において、前記文書データを
解析し、前記文書データが含む文字情報を認識する解析
ステップ(図15のステップS901〜S905,図2
3のステップS2401〜S2405,図27のステッ
プS2501〜2507,図30のステップS2601
〜S2605,図33のステップS3401〜340
3,図39のステップS3601〜S3603)と、前
記構造化文書中における前記文字情報に対して設定され
たフォントサイズを指示する情報に関わらず、前記解析
ステップで認識した文字情報が示す文字又は文字列が所
定のフォントサイズで出力されるように、描画処理する
描画ステップ(図15のステップS906,図23のス
テップS2406,図27のステップS2508,図3
0のステップS2606〜S2607,図33のステッ
プS3404,S3405,図39のステップS360
4,S3605)を有することを特徴とする。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
好適な実施形態を説明する。まず、本実施形態を適用す
るのに好適なレーザビームプリンタ(LBP)の構成に
ついて図1を参照しながら説明する。
【0061】なお、本実施形態を適用するプリンタは、
レーザビームプリンタに限られるものではなく、画像を
形成して出力するものであればよい。例えば、複写機や
ファクシミリ、レーザビーム以外の印字方式(LED方
式、液晶シャッタ方式、インクジェット方式、熱転写方
式、昇華方式等)のプリンタ等でも良いことは言うまで
もない。また、本発明における出力手段には、プリンタ
において印刷出力することはもちろん、プリンタの表示
部でプレビューすることを含む。また、単に画像処理装
置といえば、プリンタはもちろん、プリンタ内に装備さ
れている画像処理用コントローラ、フォーマッティング
処理を行うことが出来るソフトウェアを搭載したコンピ
ュータを含むものである。以下、図面を参照して本発明
の実施形態を詳細に説明する。
【0062】〔第1実施形態〕図1は、本実施形態に適
用されるレーザビームプリンタの内部構造を示す断面図
であり、このLBPは不図示のデータ源から文字パター
ンの登録や定型書式(フォームデータ)などの登録が行
える。
【0063】図1において、1000はLBP本体(以
下、プリンタという)であり、外部に接続されているホ
ストコンピュータから供給される文字情報(文字コー
ド)やフォーム情報あるいはマクロ命令などを入力して
記憶する。そして、それらの情報に従って対応する文字
パターンやフォームパターンなどを作成し、記録媒体で
ある記録紙上に像を形成する。
【0064】1012は操作パネルで、操作のためのス
イッチおよびLED表示器およびタッチパネル付の表示
器などが配されている。また、後述する印刷設定情報な
どの入力が可能である。1001はプリンタ制御ユニッ
トで、プリンタ1000全体の制御およびホストコンピ
ュータから供給される文字情報などを解析する。このプ
リンタ制御ユニット1001は、主に文字情報を対応す
る文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ
1002に出力する。レーザドライバ1002は半導体
レーザ1003を駆動するための回路である。レーザド
ライバ102は、入力されたビデオ信号に応じて半導体
レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオン
オフ切り替えする。レーザ光1004は回転多面鏡10
05で左右方向に振られ静電ドラム1006上を走査す
る。
【0065】これにより、静電ドラム1006上には文
字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は、静電
ドラム1006周囲の現像ユニツト1007により現像
された後、記録紙に転送される。この記録紙にはカット
シートを用いる。このカットシート記録紙はプリンタ1
000に装着した用紙カセット1008に収納される。
続いて、給紙ローラ1009および搬送ローラ1010
と搬送ローラ1011とにより装置内に取り込まれて、
静電ドラム1006に供給される。
【0066】図2は、本発明の実施形態を示すプリンタ
制御システムの構成を説明するブロック図である。本例
では、レーザビームプリンタ(図1)を例にして説明す
る。なお、本発明の機能が実行される限り、単体の機器
であっても、複数の機器からなるシステムであっても、
LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステ
ムであっても本発明を適用できることは言うまでもな
い。
【0067】図2において、3000はホストコンピュ
ータであり、以下のような機能を備える。すなわち、R
OM3のプログラム用ROMに記憶された文書処理プロ
グラム等に基づいて文書データの取り出しやデータ変換
を実行するCPUlを備える。そして、システムバス4
に接続される各デバイスをCPUlが総括的に制御す
る。また、このROM3のプログラム用ROMには、C
PUlの制御プログラム等を記憶する。また、ROM3
のフォント用ROMには上記データ変換処理の際に使用
するフォントデータ等を記憶する。ROM3のデータ用
ROMには、上記データ変換処理等を行う際に使用する
各種データを記憶する。
【0068】2はRAMで、CPUlの主メモリ,ワー
クエリア等として機能する。5はキーボードコントロー
ラ(KBC)である。キーボードコントローラ5は、キ
ーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイス
からのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ
(CRTC)である。CRTコントローラ6は、CRT
ディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。なお、
CRT10において、構造化文書の物理ページへのレイ
アウト処理の結果をプレビュー出来るようにしても良
い。構造化文書のレイアウト処理については後述する。
【0069】本実施形態においてキーボード9やCRT
ディスプレイ10は必ずしも必要ではない。しかし、サ
ーバコンピュータのメンテナンスや動作状況の確認のた
めに通常装備されているものである。後述する図41に
示すように、CRTディスプレイ10を介してフォント
サイズをプリンタ1000に対して指定することなどが
できる。
【0070】7はメモリコントローラ(MC)である。
メモリコントローラ7は、外部メモリ11とのアクセス
を制御する。外部メモリ11は、ブートプログラム,種
々のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイ
ル,編集ファイル等を記憶している。外部メモリ11
は、例えば、ハードディスク(HD)、フレキシブルデ
ィスク(FD)、プログラム又は/かつデータを保持し
得る記憶媒体の全てを含む。
【0071】8はネットワークコントローラ(NTC)
である。ネットワークコントローラ8は、所定の双方向
性インタフェース(インタフェース)21を介してプリ
ンタ1000に接続され、プリンタ1000との通信制
御処理を実行する。なお、CPUlは、例えばメモリコ
ントローラ7を制御することによって外部メモリ11に
記憶された文書データを取り出したり、ネットワークコ
ントローラ8を制御することによって文書データを外部
へ転送することができる。
【0072】プリンタ1000において、12はプリン
タCPU(CPU)である。プリンタCPU12は、記
憶部13に含まれるプログラム用ROMに記憶された制
御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶された制御
プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される
各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部
インタフェース16を介して接続される印刷部(プリン
タエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力す
る。記憶部13は、プログラム又はフォントデータを含
むデータ記憶用のROMを用いることが多いが、小型の
ハードディスクドライブ(HDD)や、着脱可能なメモ
リカードのような他の記憶メディアであってもよい。
【0073】また、この記憶部13のプログラム用RO
Mには、後述するフローチャートで示されるようなCP
Ul2の制御プログラム等を記憶しても良い。
【0074】また、記憶部13のフォント用ROMには
上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等
を記憶する。また、記憶部13のデータ用ROMにはハ
ードディスク等の外部メモリ14が無いプリンタの場合
には、ホストコンピュータ3000上で利用される情報
等を記憶している。
【0075】CPU12は入力部18を介してホストコ
ンピュータとの通信処理が可能となっている。また、C
PU12は、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ
3000に通知可能に構成されている。
【0076】RAM19は前記CPU12の主メモリ、
ワークエリア等として機能するRAMである。RAM1
9は図示しない増設ポートに接続されるオプションRA
Mによりメモリ容量を拡張することができるように構成
されている。
【0077】なお、RAM19は、出力情報展開領域、
環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述
したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモ
リ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアク
セスを制御される。外部メモリ14は、オプションとし
て接続され、文書データ、フォントデータ、フォームデ
ータ等を記憶する。
【0078】また、1012は前述した操作パネルで操
作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されてい
る。
【0079】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネル1012からのプ
リンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0080】図3は、本発明の第1実施形態を示す画像
処理装置におけるデータ処理構成を示すブロック図であ
る。
【0081】図3において、プリンタ1000は、大き
く分けてフォーマッタ制御部1100、プリンタインタ
フェース1200、出力制御部1300、プリンタエン
ジン部1400より構成されている。
【0082】フォーマッタ制御部1100は、プロトコ
ル制御部1101、データ判定部1102、文書データ
解析部1103、データ描画部1104、ページメモリ
1105、リファレンス印刷指示処理部1106より構
成されている。
【0083】また、プリンタインタフェース1200
は、外部との入出力のための手段である。プロトコル制
御部1101は、ネットワークプロトコルを解析・送信
することによって外部との通信を行なう手段であり、例
えばプロトコルにHTTP(Hyper Text T
ransfer Protocol)を使用した場合、
URI(Unified Resource Iden
tifier)で指示された文書の取得やWebサーバ
ヘの情報の送信を行なうものである。URIには、ネッ
トワーク上のリソースの所在を示すURIを指定するこ
とができる。印刷を行う際、リファレンス印刷指示命令
にWebサーバ上のリソースを指定する。リファレンス
印刷命令指示を受けたデバイスは、当該URIをソース
を取得して処理する。
【0084】データ判定部1102は、受信したデータ
がリファレンス印刷指示なのか文書データなのかを判定
する手段であり、受信したデータがリファレンス印刷指
示であると判定した場合は、データはリファレンス印刷
指示処理部1106に引き渡され、文書データであれば
データは文書データ解析部1103に引き渡される。
【0085】リファレンス印刷指示処理部1106は、
リファレンス印刷指示から各情報を抽出し必要な情報を
プロトコル制御部1101を通じて外部に送信するもの
である。リファレンス印刷指示の具体例については後述
するが、リファレンス印刷指示処理部1106は、例え
ば文書のURIと印刷設定情報(物理レイアウト情報)
をWebサーバ等に送信することによって文書を取得す
ることができる。
【0086】なお、画像形成装置が受信するデータが、
リファレンス指示でなく、文書データであることが予め
分かっている場合には、リファレンス印刷指示処理部1
106並びに/又はデータ判定部1102を省略した実
施形態も考え得る。
【0087】文書データ解析部1103は、構造化記述
言語で記述された文書データを解析し、より処理しやす
い形式の中間コードに変換する手段である。文書データ
解析部1103において生成された中間コードはデータ
描画部1104に渡されて処理される。
【0088】データ描画部1104は、上記中間コード
をビットマップデータに展開するものであり、展開され
たビットマップデータはページメモリ1105に逐次描
画されて行く。なお、一般的には、フォーマッタ制御部
1100は、CPU、ROM、RAMなどを用いたコン
ピュータシステムによって構成されている。
【0089】出力制御部1300は、ページメモリ11
05の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジ
ン部1400へ画像転送を行なう。プリンタエンジン部
1400は受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画
像形成するための印刷機構部である。
【0090】図4は、例えば図7の文書サーバ2004
に格納されているブラウザによる文書情報表示画面の一
例を示す図であり、ページの概念のない構造化記述言語
で記述された文書をブラウザ表示した状態に対応する。
図5は、図4に示した文書の印刷出力の一例を示す図で
ある。
【0091】図4に示すように、一般的なブラウザでは
表示画面の大きさを変えたり、スクロールバーを使って
画面を縦横にスクロールさせることができる。これに対
して、図5は、フォーマッティング後の構造化記述言語
で記述された文書の例を示す図であり、フォーマッティ
ング後の文書はこのようにページ単位に表示または印刷
することができる。
【0092】一方で、構造化記述言語で記述された文書
は前述したように特定のアプリケーションを必要としな
いため、構造化記述言語を解析可能な印刷装置があれば
アプリケーションを搭載しない端末からの印刷が可能に
なる。
【0093】ここで、図4に表示されている構造化記述
言語で記述された文書データをページレイアウトして図
5のように出力する技術について、リファレンス印刷の
例を用いて説明する。例えば、携帯情報端末や携帯電話
からでも、文書の格納場所を印刷装置に指示するだけで
Webサーバ上の文書情報の印刷が可能になる。このよ
うな印刷指示を、ここではリファレンス印刷指示と呼
ぶ。ここで、リファレンス印刷指示について図6を用い
て具体的に説明する。
【0094】図6は、本発明に係る画像処理装置におけ
る構造化記述言語で記述されたリファレンス印刷指示の
一例を示す図である。また、図6はページレイアウトの
対象となる構造化文書の所在の情報を含む印刷命令であ
る。さらに、図6の印刷命令は、ホスト(図6には不図
示)からプリンタ1000への構造化記述言語で記述さ
れているが、必ずしも構造化記述言語で記述されている
必要はない。
【0095】図6において、1行目は、このデータが文
書データではなくリファレンス印刷指示であることを示
している。実際印刷すべき文書データは2行目でURI
によって指定されている。URIはインターネット上の
文書を指定する最も一般的な指定方法であるのでここで
は詳細な説明は省くが、図6の2行目は、HTTPプロ
トコルを用いてmyserver.comという名前の
Webサーバ中に格納されているmydocument
という名前の文書を要求するものである。
【0096】3行目は、出力用紙サイズを指定してい
る。ここでは、A4用紙が指定されている。4行目は、
レイアウト方向を指定している。ここでは、ポートレイ
トが指定されている。5行目は、基準フォントサイズを
指定している。ここでは8ポイント(8pt)が指定さ
れている。ここでいう基準フォントサイズは、後述する
本発明における標準フォントサイズとは異なるものであ
る。基準フォントサイズとは、構造化文書中に定義し得
る基準となるフォントサイズである。通常、フォントサ
イズが指定されなければこの基準フォントサイズで表示
される。また、本実施形態における構造化文書では、所
望のフォントサイズ、フォントスタイルなどの表示形態
を指示する命令である表示形態指示命令がタグの形式で
定義されている。
【0097】XML等の構造化文書中で特定の文字又は
文字列に対して当該タグを適用すれば、当該タグを適用
された構造化文書中の文字又は文字列は、スタイルシー
トで適用された形態で出力される。
【0098】また、スタイルシートとは、文字情報をど
のような形態(例えば、フォントサイズやフォントスタ
イル、斜体やアンダーラインの有無等)で出力するのか
示す情報をユーザが独自に定義できる部分である。
【0099】なお、本発明でいうスタイルシートは、ユ
ーザが明示的に指示しなくても、フォーマッタが必要に
応じて自動的に読み込んで適用するものを含む広い意味
でのスタイルシートである。
【0100】後述する図7に示すWebサーバ2000
によるフォーマッティング処理において、構造化文書と
共に、提供されていればスタイルシートも同時に読み込
んで、タグ情報を解析し、出力する。上述した本発明に
いう基準フォントサイズは、スタイルシートにも定義し
得るものであり、文字又は文字列に対するユーザによる
別のフォントサイズの指示がなかった場合に、当該文字
又は文字列に対して適用されるデフォルトの文字サイズ
である。
【0101】なお、構造化文書には、フォントサイズを
指示する情報が含まれている場合が多い。例えば、フォ
ントサイズを指示する命令とは、例えば、HTMLで
は、<H1>見出しを示す文字列</H1>(このタグ
は大き目の見出しを示す)のように表されるタグ形式で
も表現できる。ある文字列に対してフォントサイズを何
も指定しなければ、通常、基準フォントサイズで出力さ
れる。
【0102】なお、上述したように、本発明では、基準
フォントサイズの情報は、構造化文書中に含まれていて
もよいし、図6に示したリファレンス印刷指示中に含ま
れていてもよいし、後述する図41に示すフォントサイ
ズ指定部4200で指定されてもよい。
【0103】構造化文書の文字又は文字列を、所定の指
示入力手段によって指示された所望のフォントサイズ
(以下、標準フォントサイズという)に指定して出力す
ることが本発明の目的である。
【0104】指示入力手段には、例えばプリンタ100
0の操作パネル1012や、ホストコンピュータ300
0からネットワークを介しての指示の入力を受けるプリ
ンタ1000の入力部18がある。
【0105】このように、簡単な指示を印刷装置に送る
ことによって直接文書データを印刷装置に転送しなくて
もmydocumentという文書を物理用紙に印刷す
ることができる。
【0106】図7は、本発明に係る画像処理装置と通信
可能なWebサーバの構成を示すブロック図である。
【0107】図7において、Webサーバ2000は、
大きく分けてWebサーバインタフェース2001、プ
ロトコル制御部2002、レイアウトデータ生成部20
03、文書サーバ2004より構成されている。
【0108】Webサーバインタフェース2001は、
外部との入出力のための手段である。プロトコル制御部
1101は、ネットワークプロトコルを解析・送信する
ことによって外部との通信を行なう手段であり、例えば
プロトコルにHTTPを使用した場合、情報の受信やU
RIで指示された文書の送信を行なうものである。レイ
アウトデータ生成部2003は、文書サーバ2004に
格納されている文書をページにレイアウトする手段であ
る。
【0109】文書サーバ2004は、構造化記述言語で
記述された文書ファイルを格納するものである。例え
ば、文書サーバ2004に記憶された構造化文書で記憶
された文書データはWebブラウザを用いて図4のよう
に表示される。この文書データを、レイアウトデータ生
成部2003によってレイアウトし、図5のようにペー
ジレイアウトされたレイアウトデータを生成する。We
bサーバ2000はURIと印刷設定情報(物理レイア
ウト情報)をプリンタ1000から受信すると、指定さ
れた文書を文書サーバ2004から取り出し、データ生
成部2003において指定された印刷設定情報に基づい
てページにレイアウトし、生成した文書データをプリン
タ1000へ転送する。
【0110】なお、プリンタ1000とWebサーバ2
000との間はインターネット等のネットワークを通じ
て接続されている。
【0111】ここで、文書サーバ2004に格納されて
いる文書データとレイアウトデータ生成部2003が生
成した文書データの具体例について、図8〜図10を用
いて説明する。
【0112】図8は、図7に示した文書サーバ2004
に格納されている文書データの一例を示す図であり、X
MLで記述された文書データである。
【0113】図8において、文書データは各データにタ
グを付けることによってデータの意味付けをしただけの
ものであり、ページにレイアウトすることはできない。
【0114】例えば、3行目で「Sample」という
文字列データに<title>というタグが付けられて
いる。これは「Sample」という文字列が「tit
le」であることを意味しているが、どういう大きさで
どの位置にレイアウトするか、といった情報は含まれて
いない。
【0115】この文書データをどのようにレイアウトす
るかは、一般にスタイルシートと呼ばれるレイアウト情
報を記述したファイルを適用することによって決定す
る。
【0116】図9は、図7に示した文書サーバ2004
に格納されるスタイルシートの一例を示す図であり、図
8に示す文書データでは先頭行で適用するスタイルシー
トを指定している。このスタイルシートは、文書サーバ
2004に格納されていてもよいが、図3に示すプリン
タ1000に格納されていてもよい。
【0117】図9において、2行目〜3行目では「ti
tle」のレイアウトを定義している。具体的には、<
fontcolor=red position=ce
nter>と示されており、色の大きなフォントで行の
中央に配置するよう定義されている。すなわち、図7に
示した文書サーバ2004には図8に示した文書データ
が格納されており、かつ、図9に示したスタイルシート
が格納されている。
【0118】図10は、図7に示したレイアウトデータ
生成部2003の処理により変換される文書データの一
例を示す図であり、図8に示す文書データと図9に示す
スタイルシートに基づき、変換された文書データ例に対
応する。
【0119】図10に示す例では、物理ページにレイア
ウトした文書データであり、文字サイズや描画位置まで
記述されている。例えば、図8、図9で示した「tit
le」部分は24ポイントで、(x,y)=(100,
0)(mm)の位置にレイアウトされる。
【0120】次に、このように構成された画像処理装置
とサーバ装置とを含む印刷システムにおいて、本実施形
態における全体の印刷制御処理手順を図11〜図15に
示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0121】図11は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図3に示したプリンタ1000の動作の開始か
ら終了までのメイン処理手順に対応する。なお、S50
1〜S506は各ステップを示す。なお、所定の指示入
力手段から標準フォントサイズ、例えば「12ポイン
ト」が予め指示又は入力されているものとする。
【0122】まず、ステップS501で、プリンタイン
タフェース1200を通してネットワークからのデータ
の受け取りを行なう。もちろん、文書データがプリンタ
1000内に予めある場合には、S501の処理を省略
し得る。次に、ステップS502で、プロトコルの解析
を行なった後、ステップS503において、受信したデ
ータがリファレンス印刷指示であるか否かを判定し、リ
ファレンス印刷指示でないと判断した場合には、ステッ
プS505に進んで描画処理を行ない、リファレンス印
刷指示であると判断した場合には、ステップS504に
おいて、文書取得処理を行なった後に描画処理を行な
う。その後、ステップS506で、文書データが終了し
たか否かを判断し、文書データ終了であると判断した場
合には、印刷動作を終了し、文書データ終了でないと判
断した場合は、ステップS501からの処理を繰り返
す。もちろん、受信したデータがリファレンス印刷指示
機能をサポートしていない場合、S503の処理を省略
しても良い。
【0123】図12は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図11のステップS505に示した描画処理
(実際に印刷処理を行う処理)の詳細手順に対応する。
なお、S601〜S608は各ステップを示す。
【0124】まず、ステップS601において、文書デ
ータ解析部1103でページ終了タグかどうかをチェッ
クし、ページ終了タグであると判断した場合は、ステッ
プS606に進み処理を行う。
【0125】一方、ステップS601において、ページ
終了タグでないと判断した場合は、ステップS602に
おいて、解析したタグが文字印字または図形描画などペ
ージメモリヘの展開処理を必要とするタグかどうかを判
別し、ページメモリヘの展開処理を必要とするタグでな
いと判断した場合は、ステップS605に進み、ただち
に属性設定・印字位置制御などタグに従った処理を行な
う。
【0126】一方、ステップS602で、ページメモリ
ヘの展開処理を必要とするタグであると判断した場合
は、ステップS603へ進み、ビットマップヘの展開処
理がしやすい形である中間コードを生成する。
【0127】そして、ステップS604において、該中
間コードを受けて、データ描画部1104では、ページ
メモリ1105への展開処理を行い、展開処理終了後
は、図9に示したステップS502に戻り、文書データ
の解析処理を繰り返す。
【0128】一方、ステップS601において、ページ
終了タグと判断された場合は、ステップS606へ進
み、出力制御部1300において、ページメモリ110
5の内容をプリンタエンジン部1400に対するビデオ
信号に変換して画像転送出力する。
【0129】そして、ステップS607において、プリ
ンタエンジン部1400では、受け取ったビデオ信号を
記録紙に永久可視画像形成し印刷を行う。そして、ステ
ップS608において、印刷された結果を排紙すると1
ページ当たりの印刷制御処理は終了する。
【0130】図13は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図11に示したステップS504の文書取得処
理(印刷すべき文書を取得する処理)の詳細手順に対応
する。なお、S701〜S706は各ステップを示す。
【0131】まず、ステップS701で、リファレンス
印刷指示中に記述された印刷設定情報を検索する。図6
に示した例では用紙サイズの「A4」とレイアウト方向
の「ポートレイト」と基準フォントサイズ「8ポイン
ト」、所定の指示入力手段に指示又は入力された標準フ
ォントサイズ、例えば「10ポイント」が印刷設定情報
に当たる。また、この印刷設定情報は、印字装置におけ
る出力の際に参照される情報、又は画像処理装置が文書
データを物理ページへのフォーマッティングする際に用
いられる情報であり、例えば、フォントサイズ、又は、
印刷の解像度、又は、有効印字領域、出力するための用
紙のサイズ、印字方向、用紙の両面・片面の印字設定、
トナー節約するための設定情報、ステイプルの有無など
のフィニッシング処理に関する情報等も含む。
【0132】次に、ステップS702で、リファレンス
印刷指示中に記述されたURIを検索する。図6に示し
た例では「http://myserver.com/
mydocument」がこれに当たる。
【0133】次に、ステップS703に進み、検出した
URIと印刷設定情報をHTTPフォーマットに変換す
ることによって情報送信の準備が整う。以上の処理はリ
ファレンス印刷指示処理部1106において処理され、
以降の処理はプロトコル制御部1101における処理と
なる。
【0134】そして、ステップS704では、URIで
指定されたWebサーバ2000を検索し、ステップS
705において、HTTPプロトコルによりWebサー
バ2000ヘファイル取得要求を送信する。そして、ス
テップS706で、Webサーバ2000から転送され
てくる文書データ(例えば、図10に示す)を受信(取
得)すると、処理を終了する。
【0135】図14は、本発明に係るサーバ装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図7に示したWebサーバ2000の動作の開始
から終了までのメイン処理手順に対応する。なお、S8
01〜S806は各ステップを示す。
【0136】まず、ステップS801において、HTT
Pプロトコルでネットワークからのデータの受け取りを
行なう。この処理は、Webサーバインタフェース20
01において処理される。
【0137】次に、ステップS802において、文書サ
ーバ2004からURIで指定された文書情報を取り出
し、さらに、ステップS803において、レイアウトに
必要なリソースを取得する。
【0138】なお、レイアウトに必要なリソースとは、
例えば図9に示したスタイルシートがこれに当たる。
【0139】次に、ステップS804において、HTT
Pプロトコルで通知された印刷設定情報を検出し、その
後、ステップS805において、フォーマッティング処
理を行なう。すなわち、ステップS802〜ステップS
804で集めたページレイアウトに必要な情報とリソー
スを使用し、ステップS805で、実際の物理ページレ
イアウト処理(フォーマッティング処理)が行なわれ
る。
【0140】そして、ステップS805において、フォ
ーマッティング処理が終わると、ステップS806に進
み、物理ページレイアウト済みの文書データをHTTP
プロトコルを使って送信し、全ての処理を終了する。
【0141】図15は、本発明に係るサーバ装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図14に示したフォーマッティング処理(物理ペ
ージヘのレイアウト処理)の詳細手順に対応する。な
お、S901〜S907は各ステップを示す。
【0142】Webサーバ2000は、構造化記述言語
で記述された文書データ、並びに、当該文書データ内の
フォントサイズ情報と、当該文書データをページレイア
ウトする際、当該文字情報に設定したい、ユーザが入力
したフォントサイズを用いて処理を行う。
【0143】なお、前記フォントサイズ情報には、構造
化文書が含む文字に設定された最小のフォントサイズ、
又は、最も頻繁に出現する最頻出フォントサイズ、又
は、処理対象である構造化文書に設定されたデフォルト
のフォントサイズである基準フォントサイズ等がある
が、以後、ユーザがプリンタ又はホストコンピュータの
入力部から入力したフォントサイズ、詳しくは、前記文
書情報が含む文字情報が示す文字を紙又は印刷プレビュ
ー画面に出力する際にユーザが望むフォントサイズを、
標準フォントサイズという。
【0144】特定のフォントサイズ情報(例えば基準フ
ォントサイズ)を適用されている文字列を解析手段を用
いて認識し、当該フォントサイズ情報が適用されている
文字列を指示入力手段により入力された標準フォントサ
イズで出力する。フォントサイズ情報とは、処理対象で
ある構造化文書が含むフォントサイズに関する情報であ
る。
【0145】プリンタは、構造化文書に対して所定のフ
ォントサイズ情報が適用されている場合であっても、当
該文字又は文字列を、当該設定した所望のフォントサイ
ズ(標準フォントサイズ)でページレイアウトして出力
する。
【0146】また、ページレイアウトする際、当該文字
情報が示す文字に設定したい標準フォントサイズは、所
定の指示入力手段により指示される。指示入力手段と
は、例えば、フォントサイズを指示することが可能なプ
リンタ1000の操作パネル1012、プリンタ100
0に接続されたホストコンピュータをキーボード9など
の入力部を含む。プリンタ1000を制御するソフトウ
ェアを搭載したホストコンピュータ3000を用いれ
ば、遠隔的に、標準フォントサイズを入力することがで
きる。
【0147】さらに、例えば、工場出荷時やプリンタ設
置時等に、フォントサイズをレイアウト処理に先立って
記憶したプリンタ搭載の記憶部13に記憶することも考
え得る。当該記憶部13に記憶されたフォントサイズを
示す情報(複数)を読み出し、これらのフォントサイズ
を示す情報(複数)の中から選択手段を用いて所望のフ
ォントサイズを示す情報(単数)を手動又は自動で選択
指示する選択指示手段(不図示)も指示手段に含む。
【0148】当該選択指示手段は、プリンタに備えられ
ていてもよいし、ホストコンピュータに備えられていて
もよい。当該文書データ内におけるフォントサイズ情報
も、同様にホストコンピュータやプリンタ1000など
において、予め又は対話的に選択又は記憶部13に設定
する。
【0149】以下、図15の処理のフローを説明する。
【0150】まず、ステップS901で、文書のフォン
トサイズの基準フォントを示す基準フォントサイズが適
用された文字を検索する。また、本実施形態において
は、文字又は文字列は、後述する図41に示すフォント
サイズ指定部4200により予めプリンタの操作パネル
1012又はホストコンピュータの入力部から、「基準
フォントサイズ」と選択されているものとする。図6に
示した例では、文書内に記述された「基準フォントサイ
ズ(<base−font−size>8pt</ba
se−font−size>)」、すなわち「8ポイン
ト」の文字が、基準フォントサイズに当たる。次に、ス
テップS902で、「基準フォントサイズ」が適用され
ている文字又は文字列が操作パネル1012から指示さ
れた標準フォントサイズになるように設定する。すなわ
ち、操作パネル1012により指示した標準フォントサ
イズが「10ポイント」であるとすると、「8ポイン
ト」の文字を「10ポイント」ヘスケーリングすること
になる。これにより、従来のように一々ホストコンピュ
ータ側でアプリケーションを立ち上げて構造化文書を変
更する必要がなくなり、ユーザはプリンタ側操作パネル
でフォントサイズを設定して単に画像処理装置に構造化
文書を送信するだけでよくなる。
【0151】次に、ステップS903で、物理レイアウ
ト処理を開始し、文書データを順次物理ページに割り付
けて行く。そして、ステップS904で、文書データの
中で文字があるかどうかを判断して、文字がないと判断
した場合は、ステップS906へ進む。
【0152】一方、ステップS904で、文字があると
判断した場合は、ステップS905で、標準フォントサ
イズとの比率から出力すべきフォントサイズを算出しな
がら、ステップS906において、物理ページヘのレイ
アウトを進めてゆく。例えば、12ポイントの文字であ
れば、フォントサイズは、「12×(10÷8)ポイン
ト」となる。このようにして、ステップS907で、文
書データの終了タグが検出されると判断されるまで、ス
テップS904からの処理を繰り返し、文書データの終
了タグが検出されたら、処理を終了する。
【0153】なお、本実施形態では、ステップS905
で、標準フォントサイズとの比率から出力すべきフォン
トサイズを算出して、該比率に応じたフォントサイズで
文字を出力する場合について説明したが、基準フォント
サイズ以外の全ての文字も標準フォントサイズで出力す
るように構成してもよい。
【0154】次に、本実施形態による出力結果の具体例
について図16〜図18を参照して説明する。
【0155】図16〜図18は、本発明の第1実施形態
における文書データ出力処理結果を説明する図であり、
図16は、ページの概念のない構造化記述言語で記述さ
れた文書をブラウザで表示させた例であり、図17は、
標準フォントサイズに「12ポイント」を指定した場合
の出力結果であり、図18は、標準フォントサイズに
「8ポイント」を指定した場合の出力結果である。
【0156】この図17に示すように、標準フォントサ
イズに「12ポイント」を指定した場合には、老人や子
供にも見やすく、文字が大きくゆったりとレイアウトさ
れ、これに対して、図18に示したように、標準フォン
トサイズに「8ポイント」を指定した場合は、文字が小
さく、一枚の用紙にたくさんの情報を含むことができる
緻密なレイアウトで出力されるようにすることが望まし
い。
【0157】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
文書サーバ2004に格納されている文書の記述言語に
XMLを用いた例を説明したが、本実施形態ではHTM
Lを用いた例を、図19、図20を用いて説明する。
【0158】図19は、本発明の第2実施形態を示すサ
ーバ装置におけるデータ処理手順を説明するフローチャ
ートであり、Webサーバ2000の動作の開始から終
了までのメイン処理に対応する。なお、S1601〜S
1605は各ステップを示す。
【0159】まずステップS1601において、HTT
Pプロトコルでネットワークからのデータの受け取りを
行なう。この処理はWebサーバインタフェース200
1において処理される。
【0160】次に、ステップS1602において、文書
サーバ2004からURIで指定された文書を取り出
す。上記第1実施形態では、ここでレイアウトに必要な
リソースの取得処理を行なったが、HTMLはレイアウ
ト情報を含んでいるため処理は必要でない。次に、ステ
ップS1603において、HTTPプロトコルで通知さ
れた印刷設定情報を検出し、その後、ステップS160
4において、フォーマッティング処理を行なう。すなわ
ち、ステップS1602と、ステップS1603の処理
によって得られた情報だけで、実際の物理ページレイア
ウト処理が行なわれる。
【0161】なお、S1604のフォーマッティング処
理は、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
【0162】そして、ステップS1604において処理
が終わると、ステップS1605に進み、物理ページレ
イアウト済みの文書をHTTPプロトコルを使って送信
し、全ての処理を終了する。
【0163】本実施形態で用いたHTMLによる文書デ
ータの具体例を図20に示す。
【0164】図20は、本発明の第2実施形態を示すサ
ーバ装置において処理されるHTMLによる文書データ
の具体例を示す図である。
【0165】図20において、3行目の<H1>タグ
は、最も大きなフォントでの表示を定義している。この
ようにHTMLは記述言語自体にレイアウト情報を含ん
でいるため第1実施形態に比べて処理手順を簡略化する
ことができる。
【0166】〔第3実施形態〕上記第1実施形態では、
フォーマッティング処理を本実施形態ではWebサバ側
で行なう例を説明したが、本実施形態では印刷装置側で
フォーマッティング処理を行なう例を図21,図22を
用いて説明する。
【0167】図21は、本発明の第3実施形態を示す画
像処理装置の構成を説明するブロック図であり、図3と
同一のものには同一の符号を付してある。
【0168】図21において、プリンタ1000は、大
きく分けてフォーマッタ制御部1100、プリンタイン
タフェース1200、出力制御部1300、プリンタエ
ンジン部1400より構成されている。
【0169】フォーマッタ制御部1100は、プロトコ
ル制御部1101、文書データ解析部1103、データ
描画部1104、ページメモリ1105、物理レイアウ
ト処理部1107より構成されている。
【0170】プリンタインタフェース(プリンタI/
F)1200は、外部との入出力のための手段である。
【0171】プロトコル制御部1101は、ネットワー
クプロトコルを解析・送信することによって外部との通
信を行なう手段である。物理レイアウト処理部1107
は構造化記述言語の物理ページヘの割り付け、すなわち
フォーマッティング処理を行なう手段である。
【0172】文書データ解析部1103は、構造化記述
言語で記述された文書データを解析し、より処理しやす
い形式の中間コードに変換する手段である。文書データ
解析部1103において生成された中間コードはデータ
描画部1104に渡されて処理される。
【0173】データ描画部1104は、上記中間コード
をビットマップデータに展開するものであり、展開され
たビットマップデータはページメモリ1105に逐次描
画されて行く。なお、一般的には、フォーマッタ制御部
1100は、CPU、ROM、RAMなどを用いたコン
ピュータシステムによって構成されている。出力制御部
1300は、ページメモリ1105の内容をビデオ信号
に変換処理し、プリンタエンジン部1400へ画像転送
を行なう。
【0174】プリンタエンジン部1400は受け取った
ビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成するための印刷
機構部である。
【0175】図22は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図21に示した、本実施形態におけるプリンタ
1000の動作の開始から終了までのメイン処理手順に
対応する。なお、S2201〜S2205は各ステップ
を示すが、ステップS2203のフォーマッティング処
理およびステップS2204の描画処理の詳細手順につ
いてはそれぞれ第1実施形態で説明した処理と同様であ
るのでここでは説明を省略する。
【0176】まず、ステップS2201で、プリンタイ
ンタフェース1200を通してネットワークからのデー
タの受け取りを行なう。なお、予めリファレンス印刷指
示に基づいて該リファレンス印刷指示中に記述されたU
RI(図6に示した例では「http://myser
ver.com/mydocument」)で指定され
た構造化記述言語で記述された文書データ(例えばHT
MLで記載された文書情報)をWebサーバ2000に
要求済みであるとし、ここで受け取るデータは、予め受
信しておいたリファレンス印刷指示中に記述されたUR
Iで指定された文書データ(例えばHTML等の構造化
記述言語で記述された文書データ)となる。なお、この
文書データは、例えば図8に示したXMLで記載された
文書データ及び該文書データのレイアウトに必要なリソ
ース(例えば図9)であってもよい。
【0177】次に、ステップS2202で、プロトコル
の解析を行なった後、ステップS2203において、フ
ォーマッティング処理、すなわち物理ページヘの割り付
けを行なう。その後、ステップS2204に進んで描画
処理を行なう。
【0178】その後、ステップS2205で、文書デー
タが終了したか否かを判断し、文書データ終了であると
判断した場合は、印刷動作を終了する。
【0179】一方、ステップS2205で、文書データ
終了でないと判断した場合は、ステップS2201から
の処理を繰り返す。
【0180】なお、上記第1実施形態において、基準と
なるフォントサイズをリファレンス印刷指示により指定
しているが、操作パネルからの指定など他の指定方法で
あっても良い。
【0181】また、上記第3実施形態において、基準と
なるフォントサイズの指定は文書データと共に指定する
ことも可能である。
【0182】例えば、予め基準フォントサイズを文書デ
ータに付加しておけば基準フォントサイズが指定されな
い場合の初期値として設定しておくことができる。
【0183】上記第1から第3実施形態では、ポイント
サイズによりページレイアウトする際の標準フォントサ
イズを指定したが、例えば「大」,「中」,「小」のよ
うに簡略化することも可能である。この場合、「大」=
8ポイント、「中」=10ポイント、「小」=12ポイ
ントのように予めポイントサイズとの関連付けを行なっ
ておくことにより実現することができる。
【0184】また、上記第1実施形態において、リファ
レンス印刷指示には構造化記述言語で記述する例を述べ
たが、構造化記述言語の文書データを出力指示するもの
であれば必ずしも構造化記述言語で記述する必要はな
い。例えば、HTTPプロトコルだけで指示することも
可能である。
【0185】さらに、第1実施形態において、文書サー
バをWebサーバの構成要素とした例を述べたが、文書
サーバは外部にあっても構わない。例えば、他のパソコ
ンのハードディスクであっても良い。
【0186】また、第1実施形態では、リファレンス印
刷指示で指示された情報の中から物理ページレイアウト
に関係する情報を通知したが、レイアウト時に参照する
情報であればリファレンス印刷指示で指示されない情報
を通知しても良い。
【0187】例えば、印刷装置固有の解像度を通知する
ことでさらに厳密な物理ページレイアウトを行なうこと
ができる。
【0188】なお、上記第1〜第3実施形態を組み合わ
せて、その処理をサーバ装置の資源の違いや、データ処
理能力に合わせて切り換えて、ユーザが指示した文書情
報を効率よく展開し、かつ、高速に印刷処理できるよう
に構成してもよい。
【0189】また、本発明に係る各手段を備える画像処
理装置とサーバ装置あるいは各ステップを実行可能な画
像処理装置とサーバ装置とから、例えば印刷システムを
構築することも本発明の適用範囲である。これにより、
任意に指定された文字サイズを基準としてフォーマッテ
ィングを行なうことによって自由度の高いページレイア
ウトを実現し、高齢者から子供まで好みに応じた出力を
選択することのできる印刷システムを提供することが可
能となる。
【0190】以上のように、所定の構造化記述言語で記
述された文書情報を解析する際に、指示されたフォント
サイズ(基準フォントサイズ及び標準フォントサイズ)
に基づいてサーバ装置より取得される文書情報を物理ペ
ージヘ割り付けるので、ユーザが指定した特定の文字サ
イズを基準として取得される所定の構造化記述言語で記
述された文書情報をレイアウト可能として、自由度の高
いページレイアウトを実現し、高齢者から子供まで好み
に応じた出力を選択することができる。
【0191】また、任意のサーバ装置に送信すべきリフ
ァレンス印刷指示にユーザ指定されるフォントサイズ
(基準フォントサイズ及び標準フォントサイズ)を印刷
設定情報として文書情報取得先のサーバ装置に送信し
て、該印刷設定情報に従ってサーバ装置でレイアウトさ
れた文書情報を取得して出力するので、画像処理装置側
の描画負担を強いることなく、ユーザの好みのサイズで
ページレイアウトした種々の文書情報を画像出力するこ
とができる。
【0192】従って、取得しようとしているサーバ装置
で管理される文書情報に設定されている各文字に対する
文字サイズを、ユーザが意図する文字サイズを基準とし
て、文字サイズが再スケールされたサイズ文書情報を画
像処理装置あるいはサーバ装置でページレイアウト可能
となり、高齢者から子供まで好みに応じたサイズでレイ
アウトされた最適な文書情報出力を容易に得ることがで
きる画像処理システム環境を自在に構築することができ
る等の優れた効果を奏する。
【0193】〔第4実施形態〕上記第1〜第3実施形態
では、リファレンス印刷指示等で指示された構造化記述
言語を用いて記述した文書データ内の基準フォントサイ
ズを標準フォントサイズに変換して出力する構成につい
て説明したが、構造化記述言語を用いて記述した文書デ
ータの最小文字サイズを標準フォントサイズに変換して
出力するように構成してもよい。以下、その実施形態に
ついて説明する。
【0194】図23は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図22のステップS2203に示したフォーマ
ッティング処理、即ち物理レイアウト処理部1107に
おける物理ページへのレイアウト処理の詳細を示すもの
である。なお、S2401〜S2407は各ステップを
示す。また、このフォーマッティング処理は、Webサ
ーバ2000側で行うように構成してもよい(即ち、図
14のステップS805に示したフォーマッティング処
理としてもよい)。
【0195】以下では、先の実施形態との差分を示す。
基準フォントサイズ情報として、最小フォントサイズを
選択した場合を説明する。つまり、構造化記述言語を用
いて記述した文書データから最小文字サイズと、最小フ
ォントサイズを適用された文字等を認識する。認識され
た最小文字サイズと、所定の指示手段で指示された標準
フォントサイズを用いて、最小文字サイズが適用された
文字又は文字列を当該指示された標準フォントサイズで
出力すべく、文書データが含む文字情報のフォントサイ
ズを変倍してレイアウトする。
【0196】まず、ステップS2401で文書データを
先頭から検索し、文字データを認識し、検出した時点で
その文字サイズを算出し、ステップS2402で該算出
した文字サイズを保存する。そして、ステップS240
3で全ての文書データの検索が終了したか否かを判定
し、終了するまでステップS2401〜S2402の処
理を繰り返すことにより、文書中に使用されている文字
サイズのリストが完成する。
【0197】ステップS2403で全ての文書データの
検索が終了した場合にはステップS2404に進み、保
存された文字サイズのリストを用いて、最小の文字サイ
ズminを検出して認識する。そしてステップS240
5において、検出された最小文字サイズminを標準フ
ォントサイズ(この例では、「8ポイント」)と見立て
た場合の拡大率を算出する。この出力されるフォントサ
イズである標準フォントサイズ(「8ポイント」という
数字)は、プリンタ1000の操作パネル1012上の
画面(グラフィカルユーザインタフェース(例えば、後
述する図41に示すフォントサイズ指定部4200))
によって指示入力されるか、又はホストコンピュータの
CRT10の画面のグラフィカルユーザインタフェース
(図41に示すフォントサイズ指定部4200を用いて
後述する)によってネットワークを介してプリンタの入
力部18を介して指示入力され、例えばRAM19に保
持されるものとする。
【0198】この拡大率が物理レイアウトの基準となる
ため、ステップS2406ではこの拡大率を用いて、文
書の先頭から順次、物理ページへの割り付けを行なう。
【0199】そしてステップS2407において、全て
の文書データに対して物理ページへの割り付けが終了し
たか否かを判断し、終了するまでステップS2406の
割り付け処理を繰り返す。
【0200】以下、上述した図23に示すフォーマッテ
ィング処理の具体例を示す。
【0201】ステップS2401〜S2403によっ
て、文書中に使用されている文字サイズとして例えば、
「6ポイント」,「8ポイント」,「10ポイント」が
リストされた場合、ステップS2404では最小文字サ
イズminとして「6ポイント」が検出される。すると
ステップS2405において、これを標準フォントサイ
ズである「8ポイント」とするための拡大率が「8/6
倍」として算出される。従って、リストされた他の「8
ポイント」,「10ポイント」の文字サイズはそれぞ
れ、「8×(8/6)ポイント」,「10×(8/6)
ポイント」で物理ページに割り付けられる。なお、文字
のみでなくテーブルやボーダーライン等、他の図形(オ
ブジェクト)についてもこの拡大率(上記例では「8/
6」)を掛け合わせることによって、物理ページへ割り
付けられる。
【0202】以下、図24〜図26を参照して、本実施
形態におけるフォーマッティング処理結果の具体例を示
す。
【0203】図24は、HTMLによって記述された入
力文書データの一例を示す図であり、図25は、図24
に示した入力文書データにフォーマッティング処理を施
すことによって変換されるページレイアウト可能なデー
タの一例を示す図であり、図26は、図25に示す文書
データを実際に印刷した結果の一例を示す模式図であ
る。
【0204】この例によれば、図24に「<font−
size……table 1</font></P>」
と示されるように、最小文字(“table 1”)の
サイズは「4ポイント」であるから、拡大率は「8/4
=2倍」として算出される。
【0205】従って、図24において“<Hl>”のタ
グで示されるタイトル文字(“Sample”)のサイ
ズが14ポイント、その他の文字(“this doc
ument・browser.”)の基準フォントサイ
ズが規定値である「6ポイント」であるとすると、図2
5によれば、タイトルの文字サイズが「28ポイン
ト」、その他の文字サイズが「12ポイント」、そして
最小文字サイズが「8ポイント」として変換されている
ことが分かる。また、テーブルオブジェクトについても
この拡大率(2倍)が適用されるため、テーブルが2分
割でページ内に割りつけられていることが分かる。
【0206】以上説明した様に本実施形態によれば、構
造化記述言語をフォーマッティングする際に、フォント
サイズ情報である最小文字サイズに基づいて物理レイア
ウトをすることによって、ページ内への適切な割り付け
が可能となる。
【0207】なお、本実施形態における拡大率の算出
は、構造化記述言語内において検出された最小文字サイ
ズminを「8ポイント」に拡大する場合について説明
したが、本発明はこの例に限定されず、他のサイズ(所
定の指示手段によって指示された標準フォントサイズ)
に拡大するように拡大率を算出する場合でも、同様に適
用される。
【0208】また、算出された拡大率に基づいて文字サ
イズを決定する際に、単に拡大率を乗じるだけでなく、
更に適切なポイント数(システムにおいて通常使用され
るポイント数)へ切り上げ等の最適化処理を施すように
構成しても良い。
【0209】〔第5実施形態〕上述した第4実施形態に
おいては、予め又は対話的に設定したフォントサイズ情
報として最小文字サイズを認識して用いる構成について
説明したが、該基準値をオブジェクトの最大幅に基づい
て設定するように構成してもよい。なお、ここでオブジ
ェクトとは文字以外の描画図形を指し、HTML文書で
はテーブルやイメージ等がこれにあたる。以下、その実
施形態について説明する。
【0210】図27は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図22のステップS2203に示したフォーマ
ッティング処理、即ち物理レイアウト処理部1107に
おける物理ページへのレイアウト処理の詳細を示すもの
である。なお、S2501〜S2509は各ステップを
示す。また、このフォーマッティング処理は、Webサ
ーバ2000側で行うように構成してもよい(即ち、図
14のステップS805に示したフォーマッティング処
理としてもよい)。さらに、本実施形態におけるシステ
ム構成、及び印刷動作のメイン処理、描画処理について
は、上述した第4実施形態と同様であるため、説明を省
略する。以下、前述の実施形態との差分を示す。
【0211】まずステップS2501において文書デー
タを先頭から検索し、文字以外のオブジェクトを検索す
る。例えばHTMLであれば、“<table>“や
“<img>”というタグを検索すれば良い。
【0212】次にステップS2502において、検出し
たオブジェクトの幅を算出する。例えばオブジェクトが
テーブルであれば、該テーブルに指定された幅情報、も
しくはテーブル内に記述される文字サイズに基づいて幅
が算出できる。また、イメージであれば、データフォー
マットのヘッダに記述される画像情報に基づいて幅が算
出できる。
【0213】そしてステップS2503において、全て
の文書データの検索が終了したか否かを判定し、終了す
るまでステップS2501〜S2502の処理を繰り返
すことにより、文書中に使用されているオブジェクトの
幅のリストが完成する。
【0214】ステップS2503で全ての文書データの
検索が終了した場合にはステップS2504に進み、保
存されたオブジェクト幅のリストから、最大のオブジェ
クト幅maxを検出する。そしてステップS2505に
おいて、検出された最大オブジェクト幅maxをページ
幅と比較する。ここでページ幅とは、記録紙内において
物理的に印字可能となる主走査方向の長さを指す。
【0215】最大オブジェクト幅maxがページ幅以下
であればステップS2507に進み、縮小率を1に設定
する。一方、最大オブジェクト幅maxがページ幅より
も大きければステップS2506に進み、最大オブジェ
クト幅maxをページ幅とみなした場合の縮小率を算出
する。このようにして求められた縮小率が物理レイアウ
トの基準となるため、ステップS2508ではこの縮小
率を用いて、文書の先頭から順次、物理ページへの割り
付けを行なう。
【0216】そしてステップS2509において、全て
の文書データに対して物理ページへの割り付けが終了し
たか否かを判断し、終了するまでステップS2508の
割り付け処理を繰り返す。
【0217】なお、文字以外のオブジェクトを備えな
い、即ち全てが文字によって構成されている文書データ
については、ステップS2501においてオブジェクト
が検出されない。このような場合、図27のフローチャ
ートには特に示していないが、縮小率を1に設定して、
物理ページへの割り付け処理を行なう。そのために例え
ば、ステップS2501でオブジェクトが検出されなか
った場合、オブジェクト最大幅maxを最小値(例えば
「0」)に設定するステップを設ければ良い。
【0218】以下、上記図27に示すフォーマッティン
グ処理の具体例を示す。
【0219】ステップS2501〜S2503によっ
て、文書中に使用されているオブジェクト幅として例え
ば、「2000ドット」,「5000ドット」がリスト
された場合、ステップS2504では最大オブジェクト
サイズmaxとして「5000ドット」が検出される。
【0220】一方、記録紙がA4サイズ、プリンタ解像
度が600dpiであれば、該記録紙を縦に搬送する場
合のページ幅は「4720ドット」である。するとステ
ップS2505において最大オブジェクトサイズmax
(5000)がページ幅(4720)よりも大きいた
め、ステップS2506で縮小率が「4720/500
0」として算出される。なお、オブジェクトのみでなく
文字についてもこの縮小率を掛け合わせることによっ
て、物理ページへ割り付けられる。
【0221】以下、図28,図29を参照して、さらに
本実施形態におけるフォーマッティング処理結果の具体
例を示す。
【0222】図28は、上記第4実施形態で図24に示
したHTMLの入力文書データに図27に示したフォー
マッティング処理を施した変換結果(文書データ)の一
例を示す図であり、図29は、図28に示した文書デー
タの実際の印刷結果の一例を示す模式図である。
【0223】図28及び図29によれば、最大幅を有す
るオブジェクトであるテーブルがページ内に適切に割り
つけられ、文字サイズが第4実施形態に示した図26よ
りも小さくなっていることが分かる。
【0224】以上説明した様に本発明の第5実施形態に
よれば、構造化記述言語をフォーマッティングする際
に、値を最大オブジェクト幅に基づいて物理レイアウト
することによって、ページ内への適切な割り付けが可能
となる。
【0225】〔第6実施形態〕上述した第4実施形態に
おいては、予め又は対話的に設定したフォントサイズ情
報として最小文字サイズを認識して用いる構成について
説明したが、予め又は対話的に設定できるフォントサイ
ズ情報として、物理レイアウトの基準値として最も使用
頻度の高い文字サイズである最頻出フォントサイズを用
いて設定するように構成してもよい。以下、その実施形
態について説明する。
【0226】図30は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図22のステップS2203に示したフォーマ
ッティング処理、即ち物理レイアウト処理部1107に
おける物理ページへのレイアウト処理の詳細を示すもの
である。なお、S2601〜S2607は各ステップを
示す。また、このフォーマッティング処理は、Webサ
ーバ2000側で行うように構成してもよい(即ち、図
14のステップS805に示したフォーマッティング処
理としてもよい)。さらに、本実施形態におけるシステ
ム構成、及び印刷動作のメイン処理、描画処理について
は、上述した第4実施形態と同様であるため、説明を省
略する。以下、前述の実施形態との差分を示す。
【0227】まずステップS2601において文書デー
タを先頭から検索し、文字データを検出した時点でその
文字サイズを算出し、ステップS2602で文字サイズ
毎の文字数をカウントして保存する。そして、ステップ
803で全ての文書データの検索が終了したか否かを判
定し、終了するまでステップS2601〜S2602の
処理を繰り返すことにより、文書中に使用されている文
字サイズ及びその文字数のリストが完成する。
【0228】ステップS2603で全ての文書データの
検索が終了した場合にはステップS2604に進み、保
存された文字サイズのリストから、最も文字数の多い、
即ち最頻出の文字サイズ(freq)を検出する。そし
てステップS2605において、認識された最頻出文字
サイズ(freq)を標準フォントサイズ(この例で
は、「10ポイント」)と見立てた場合の拡大率を算出
する。この拡大率が物理レイアウトの基準となるため、
ステップS2606ではこの拡大率を用いて、文書の先
頭から順次、物理ページへの割り付けを行なう。
【0229】そしてステップS2607において、全て
の文書データに対して物理ページへの割り付けが終了し
たか否かを判断し、終了するまでステップS2606の
割り付け処理を繰り返す。
【0230】以下、上記図30に示したフォーマッティ
ング処理の具体例を示す。
【0231】ステップS2601〜S2603によっ
て、例えば文書中に使用されている文字サイズとして
「8ポイント」が10文字、「10ポイント」が400
文字、「20ポイント」が8文字リストされた場合、ス
テップS2604では最頻出文字サイズ(freq)と
して「10ポイント」が検出される。するとステップS
2605において、これを予めユーザから指示された標
準フォントサイズである「10ポイント」とするための
拡大率が「10/10倍(=1倍)」として算出され
る。従って、リストされた他の「8ポイント」,「20
ポイント」の文字サイズもそれぞれ、「8ポイント」,
「20ポイント」で物理ページに割り付けられる。な
お、文字のみでなくテーブルやボーダーライン等、他の
図形(オブジェクト)についてもこの拡大率(上記例で
は1倍)を掛け合わせることによって、物理ページへ割
り付けられる。
【0232】以下、図31,図32を参照して、さらに
本実施形態におけるフォーマッティング処理結果の具体
例を示す。
【0233】図31は、第4実施形態で図24に示した
HTMLの入力文書データに対して本実施形態のフォー
マッティング処理を施して変換した結果(文書データ)
の一例を示す図であり、図32は、図31に示した文書
データの実際の印刷結果の一例を示す模式図である。
【0234】この例によれば、図24に示した最頻出文
字サイズ(“this document・brows
er.“)は先に述べた様に、基準フォントサイズが規
定値の「6ポイント」として設定されているから、拡大
率は「10/6」倍として算出される。従って、図24
におけるタイトル文字(“Sample“)のサイズが
「14ポイント」、最小文字(“table 1“)の
サイズが「4ポイント」であるから、図31によれば、
最頻出文字サイズが「10ポイント」、タイトルの文字
サイズが「14×10/6=23.33(23)ポイン
ト」、最小文字サイズが「4×10/6=6.66
(7)ポイント」として変換されていることが分かる。
また、最大幅を有するテーブルオブジェクトについても
この拡大率(10/6倍)が適用されて、図32に示す
ように、かろうじてページ内に割りつけられていること
が分かる。
【0235】以上説明した様に第6実施形態によれば、
構造化記述言語をフォーマッティングする際に、を最頻
出文字サイズに基づいて物理レイアウトをすることによ
って、ページ内への適切な割り付けが可能となる。
【0236】なお、本実施形態における拡大率の算出も
第4実施形態と同様に、検出された最頻出文字サイズ
(freq)を10ポイントに拡大する例に限定され
ず、他のサイズ(所定の指示手段によって指示された標
準フォントサイズ)への拡大を想定しても同様に適用さ
れる。また、文字サイズの変換の際にも、拡大率を乗じ
るのみならず、適切なポイント数への切り上げ等の最適
化処理を施すように構成してもよい。
【0237】なお、第5実施形態では、文字を最小文字
サイズと標準フォントサイズとの比率に基づくサイズで
出力したが、第6実施形態のように、最頻出文字サイズ
と標準フォントサイズとの比率、又は第3実施形態のよ
うに基準フォントサイズと標準フォントサイズとの比率
に基づくサイズで出力するように構成してもよい。
【0238】〔第7実施形態〕上記第4〜第6実施形態
では文字サイズもしくはオブジェクトの最大幅を認識し
てページ全体の拡大率を算出する構成について説明した
が、文字とオブジェクトそれぞれに異なる拡大率を用い
るように構成してもよい。以下、その実施形態につい
て、図33〜図38を用いて説明する。
【0239】図33は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第8のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図22のステップS2203に示したフォーマ
ッティング処理、即ち物理レイアウト処理部1107に
おける物理ページへのレイアウト処理の詳細を示すもの
である。なお、S3401〜S3408は各ステップを
示す。また、このフォーマッティング処理は、Webサ
ーバ2000側で行うように構成してもよい(即ち、図
14のステップS805に示したフォーマッティング処
理としてもよい)。さらに、本実施形態におけるシステ
ム構成、及び印刷動作のメイン処理、描画処理について
は、上述した第4実施形態と同様であるため、説明を省
略する。以下、前述の実施形態との差分を示す。また、
本実施形態では、上記第4実施形態等(図23等)で説
明した最小文字サイズを認識してこれを基準に拡大率を
算出する例について説明するが、文字サイズから拡大率
を算出するのであれば、例えば上記第6実施形態(図3
0)で示したように、最多頻度の文字サイズを認識し、
拡大率を算出しても良い。以下、これまで述べた実施形
態との差分を示す。
【0240】まず、ステップS3401で文書データを
頭から検索し、文字データを検出した時点で使用されて
いる文字サイズ(特に、最小文字サイズ(min))を
算出する。次にステップS3402において検出された
最小文字サイズ(min)を標準文字サイズ(この例で
は「8ポイント」)と見立てた場合の拡大率(以下、基
準拡大率と呼ぶ)を算出する。基準拡大率は物理レイア
ウト時に文字・図形・イメージ全ての描画処理に原則的
に適用される拡大率であり、ステップS3401で検出
された最大文字サイズが「6ポイント」であった場合に
は「8/6」が基準拡大率となる。原則的と述べたの
は、図形・画像処理の場合には、特定の拡大率に変更す
るからである。図形・画像処理については後述する。
【0241】基準拡大率を算出した後、ステップS34
03において文書の頭から文書記述内容の解析を行な
う。解析した記述が文字の描画である場合(ステップS
3404)にはステップS3405に進み、基準拡大率
を文字サイズ、文字ピッチに乗算した上で物理ページへ
レイアウトを行なう。
【0242】一方、ステップS3404において解析し
た記述が文字の描画でない場合にはさらにステップS3
406に進み、図形または画像の描画であるか否かを判
断する。図形または画像の描画である場合にはステップ
S3407に進んで図形・画像用の処理を行なう。この
ようにステップS3403〜ステップS3407の処理
を文書全ての解析と物理ページへの割り付けが終了する
まで繰り返す(ステップS3408)。
【0243】図34は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第9のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図33のステップS3407に示した図形・画
像処理に対応する。この処理は図形または画像を物理ペ
ージへ割り付ける処理である。以下、図形と画像を総称
してオブジェクトと呼ぶ。なお、S3501〜S350
5は各ステップを示す。また、図33に示したフォーマ
ッティング処理がWebサーバ2000側で行われる場
合には、この図形・画像処理もWebサーバ2000側
で行われる。
【0244】まずステップS3501において、オブジ
ェクトの幅を算出する。ここでオブジェクトの幅は、例
えばテーブルであればテーブルに指定された幅情報もし
くはテーブルの中に記述される文字サイズから、イメー
ジであればデータフォーマットのヘッダに記述される画
像情報から幅を算出することが可能である。
【0245】次にステップS3502において、図33
のステップS3402で算出した基準拡大率を掛けてオ
ブジェクトの右端を算出する。具体的には、オブジェク
トの描画開始位置とオブジェクトの幅の和に、基準拡大
率を乗じた値でオブジェクトの右端が求まる。次にステ
ップS3503において、オブジェクトの右端がページ
右端より大きいか、すなわちオブジェクトがページ右端
からはみ出すか否かを判定する。ここでオブジェクトが
ページ右端からはみ出す場合にはさらにステップS35
04に進み、オブジェクト右端をページ右端とした場合
の拡大率(以下、obj−mag)を算出する。具体的
には、ページ右端とオブジェクトの描画開始位置の差を
オブジェクト幅で割った値が「obj−mag」であ
る。
【0246】一方、ステップS3502において、オブ
ジェクトがページ右端からはみ出さない場合には、ステ
ップS3506において「obj−mag」には「1」
をセットしておく。
【0247】最後にステップS3505において、オブ
ジェクトを「obj−mag」倍でスケーリングしなが
ら物理ページへの割り付けを行なう。すなわち、文字サ
イズから算出された拡大率を適用して図形や画像が用紙
からはみ出してしまう場合に、図形と画像についてのみ
個別に拡大率を変えることによって強制的に同一ページ
に押し込めることによって画が切れて出力されるのを防
止することができ、体裁のよいページレイアウトが実現
できる。
【0248】以下、図35〜図37を参照して、本実施
形態の具体例を示す。
【0249】図35は、Webブラウザでの表示された
文書の一例を示す図であり、文字列に混じって画像デー
タが張り付けられたものに対応する。
【0250】図36,図37は、図35の実際の印刷装
置での印字結果の一例を示す図であり、特に図36は文
字だけを考慮した拡大率適用による印字結果に対応し、
図37は文字と画像の両方を考慮して文字とオブジェク
トそれぞれに異なる拡大率を用いた印字結果に対応す
る。
【0251】上記第4実施形態〜第6実施形態等で示し
たフォーマッティング処理を図35に示した全てのオブ
ジェクトに適用する手法では、図36に示すようにペー
ジからはみ出してしまうケースが発生する。
【0252】そこで、本実施形態によるレイアウト処理
では、文字と画像の両方を考慮して文字とオブジェクト
それぞれに異なる拡大率を用いたので、図37に示すよ
うに、文字を拡大した場合でも画像データがページに収
まって見栄えの良い出力を得ることができる。
【0253】〔第8実施形態〕上記第7実施形態では、
文字にのみ予め基準を指示し、ページからはみ出る場合
のみ個別にオブジェクトの拡大率を算出する構成につい
て示したが、文字とオブジェクトそれぞれに予め基準を
指示することにより拡大率の外部からの制御を可能にす
るように構成してもよい、以下、その実施形態につい
て、図38を参照して説明する。
【0254】図38は、本実施形態におけるリファレン
ス印刷指示の一例を示す図である。
【0255】各項目の内容については前述の実施形態で
説明済みであるが、図38では標準フォントサイズに加
えてオブジェクトの拡大率<object−mag>を
指定している。<object−mag>に“smal
l”が指定されており、これは、すなわちオブジェクト
の拡大率に「小さめ」を指示したものである。
【0256】図39は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第10のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トであり、図22のステップS2203に示したフォー
マッティング処理、即ち物理レイアウト処理部1107
における物理ページへのレイアウト処理の詳細を示すも
のである。なお、S3601〜S3608は各ステップ
を示す。また、このフォーマッティング処理は、Web
サーバ2000側で行うように構成してもよい(即ち、
図14のステップS805に示したフォーマッティング
処理としてもよい)。さらに、本実施形態におけるシス
テム構成、及び印刷動作のメイン処理、描画処理につい
ては、上述した第4実施形態と同様であるため、説明を
省略する。以下、前述の実施形態との差分を示す。
【0257】まず、ステップS3601において、文字
基準拡大率を算出する。この算出方法については上記実
施形態で説明した通りであるので詳細は割愛する。
【0258】次にステップS3602に進み、同様にオ
ブジェクト基準拡大率を算出する。オブジェクト基準拡
大率は図38に示した指定(オブジェクトの拡大率が
“small”「小さめ」)の場合、例えば文字基準拡
大率に「3/4」を乗算することで算出する。この「3
/4」という数値は“small”に対して予め保持さ
れている数値であり、この他に、オブジェクトの拡大率
が“middle”「中」の場合は「1」,オブジェク
トの拡大率が“big”「大きめ」の場合は「4/3」
のように予め特定の文字列に対して一対一で数値を保持
しているものとする。
【0259】このように文字基準拡大率とオブジェクト
基準拡大率を算出した後、ステップS3603に進んで
文書の頭から文書記述内容の解析を行なう。解析した記
述が文字の描画である場合(ステップS3604)には
ステップS3605に進み、基準拡大率を文字サイズ、
文字ピッチに乗算した上で物理ページへレイアウトを行
なう。
【0260】一方、ステップS3604において解析し
た記述が文字の描画でない場合にはさらにステップS3
606に進み、図形または画像の描画であるか否かを判
断する。図形または画像の描画である場合にはステップ
S3607に進み、描画位置および幅・高さにオブジェ
クト基準拡大率を乗算して物理ページへの割り付けを行
なう。
【0261】このようにステップS3603〜ステップ
S3607の処理を文書全ての解析と物理ページへの割
り付けが終了するまで繰り返す(ステップS360
8)。
【0262】以下、図40を参照して、本実施形態の具
体例を示す。
【0263】図40は、図35に示した文書の本実施形
態における印字結果の一例を示す模式図である。
【0264】図に示すように、文字が「8/6」倍に拡
大されてレイアウトされている一方で、画像は「(8/
6)×(3/4)=1」倍でレイアウトされていること
がわかる。
【0265】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0266】〔第9実施形態〕以下、本発明に係る第9
実施形態について説明する。
【0267】第9実施形態においては、上述した第3〜
第8実施形態に示したフォーマッティング処理の全て又
は一部の中からいずれかを任意に選択可能とするように
ことを特徴とする。即ち、第9実施形態におけるシステ
ム構成、及び印刷動作のメイン処理、描画処理について
は、上述した第4実施形態と同様であるが、フォーマッ
ティング処理における物理レイアウトの基準値を、最小
文字サイズ、最大オブジェクト幅、又は最頻出文字サイ
ズのいずれかに基づいて設定することを特徴とする。
【0268】具体的には、プリンタ1000の操作パネ
ル1012において、ユーザがフォーマッティングの基
準値として上記3種類のいずれかを選択する、即ち、上
記各実施形態に対応するレイアウト方法のいずれかを選
択できるように構成すれば良い。
【0269】図41は、図1に示したプリンタ1000
の操作パネル1012に表示し得る画面の一例を示す模
式図であり、フォントサイズを指示入力できるフォント
サイズ指定部4200に対応する。
【0270】なお、この画面は、プリンタ1000にネ
ットワーク接続したホストコンピュータ3000のCR
T10に表示されてもよい。
【0271】ホストコンピュータ3000のCRT10
からマウスやKB9を用いてフォントサイズを指定し、
当該指定されたフォントサイズが、プリンタの出力すべ
きフォントサイズの指示入力部に対して入力されてもよ
い。
【0272】フォントサイズ指定部4200において、
4201はOKボタンで、フォントサイズ指定が終了す
ると押下され、フォントサイズ指定が有効と成る。42
02はキャンセルボタンで、押下されるとフォントサイ
ズ指定が無効となる。
【0273】4203,4204,4209,4210
は、それぞれフォントサイズ指定を行いたい文字又は文
字列を選択する選択手段であり、すべての文字,最頻出
文字,最小文字,基準文字に対応する。4205はフォ
ントサイズ指定フィールドで、選択手段4203,42
04,4209,4210によって選択された(この図
は「最小」と表示された選択手段4204、即ち最小フ
ォントサイズが選択されている)文字を出力するための
フォントサイズ(即ち、標準フォントサイズ)を入力出
来る。なお、フォントサイズ指定フィールド4205に
入力がない場合は、フォントサイズ指定フィールド42
05,選択手段4203,4204,4209の指定は
無効となる。
【0274】フォントサイズ指定フィールド4205,
選択手段4203,4204,4209,4210によ
り、フォントの拡大を構造文書が含むどのフォントサイ
ズ情報によって決定するかを選択する。なお、「すべて
の」と表示された選択手段4209を選択すると、どの
フォントサイズ情報が適用されていても、フォントサイ
ズ指定フィールド4205に指定されたフォントサイズ
で出力する。
【0275】4206,4207,4208は、基準フ
ォントを変更するボタンであり、スタイルシートを変更
する。例えば「大」と表示されたボタン4206を押す
と、基準フォントサイズを定義したスタイルシートのフ
ォントサイズを大きなサイズに変更する。
【0276】よって、フォントサイズ指定フィールド4
205,選択手段4203,4204,4209の指定
は無効の場合には、基準フォントサイズを定義したスタ
イルシートを適用される文字列が、基準フォントサイズ
が予め定められた比較的大きなサイズで出力される。た
だし、スタイルシートで定義された基準フォントサイズ
の適用を除外され、個別にフォントサイズを指定してい
る部分には影響がない。
【0277】一方、フォントサイズ指定フィールド42
05,選択手段4203,4204,4209の指定は
無効の場合、例えば「最小」と表示された選択手段42
04を選択し、かつフォントサイズ指定フィールドで
「12」ポイントを指定した場合では、スタイルシート
に関係なく(即ち、ボタン4206,4207,420
8の選択に関係なく)、最小フォントサイズが「12」
ポイント以上で出力される。これにより、構造化文書に
おけるスタイルシートの適用の有無に関わらず、高齢者
などに確実に読みやすい画像を出力することができる。
【0278】また、選択した基準値に基づくフォーマッ
ティング結果を、ホストコンピュータ3000に接続さ
れたCRT10においてページ単位にプレビューできる
ようにすれば、更に操作性が向上する。このフォーマッ
ティング処理をホストコンピュータ3000で行っても
(即ち、ホストコンピュータ3000内で図15,図2
3,図27,図30,図33,図34,図39に示す処
理を実行する)、プリンタ1000でフォーマッティン
グ処理した結果をコンピュータに転送して表示するよう
に構成してもよい。
【0279】以上説明した様に第9実施形態によれば、
ユーザの所望するようなフォーマッティングが可能とな
る。
【0280】選択手段4209,4203,4204,
4210を選択してフォントサイズ指定フィールド42
05に標準フォントサイズを入力することにより、例え
ば、同じHTMLで記述された文書データについて施さ
れるフォーマッティング処理を、全ての文字を標準フォ
ントサイズで出力する図示しないフォーマッティング処
理(全ての文字を標準フォントサイズで出力する出力形
態),第6実施形態に示した図30に示すフォーマッテ
ィング処理(最頻出文字を標準フォントサイズで出力す
る図32に示す出力形態),第4実施形態に示した図2
3に示すフォーマッティング処理(最小文字を標準フォ
ントサイズで出力する図26に示す出力形態),第1〜
第3実施形態に示した図15に示すフォーマッティング
処理(基準文字を標準フォントサイズで出力する出力形
態)のいずれかを選択可能となる。なお、それぞれ第7
実施形態,第8実施形態と合わせてオブジェクトのサイ
ズも変更可能に構成してもよい。
【0281】また、図41に示したフォントサイズ指定
部4200上に、オブジェクトと文字をオブジェクト最
大幅に基づくサイズに設定するためのボタンを設け、第
5実施形態に示した図27に示すフォーマッティング処
理(最頻出文字を標準フォントサイズで出力する図29
に示す出力形態)を選択可能に構成してもよい。
【0282】このように、文字サイズをポイント値とし
て算出する例について説明したが、例えば文字サイズが
その他の表現(例えば大/中/小)によって指定されて
いる文書であっても、予め各サイズ(大/中/小)の比
率を保持しておくことにより、本発明を適用することが
可能である。
【0283】また、上述した各実施形態においては、フ
ォーマッティング対象となる文書データとしてHTML
によって記述された文書を例として説明したが、本発明
はこの例に限定されるものではなく、構造化記述言語で
あれば、XMLやSGML,XHTMLといった他の言
語であっても良いことは言うまでもない。
【0284】なお、上記第1実施形態〜第9実施形態を
合わせた構成も本発明に含まれるものである。
【0285】以上説明したように、本願発明は、所定の
構造化記述言語で記述された文書情報を解析する際、予
め設定又は指示された標準フォントサイズと基準フォン
トサイズ、又は文書中の最も頻繁に出現する文字サイズ
情報、又は文書中に出現する最も小さい文字サイズに関
する情報、並びに文書中に出現する最大のオブジェクト
幅に関する情報、或いはこれらの情報の組合せに係る情
報等を用いて、サーバ装置より取得される文書情報が含
む文字情報を、文書情報の構成に関わらず、所望のフォ
ントサイズで出力することにより、構造化文書の文字又
は文字列を所定の指示手段によって指示された所望のフ
ォントサイズを標準フォントサイズとして、所定の構造
化記述言語で記述された文書情報をレイアウト可能とな
る。
【0286】さらに、自由度の高いページレイアウトを
実現し、高齢者から子供まで好みに応じた出力を選択す
ることのできる画像処理装置および画像処理方法および
プログラムを提供することが可能になる。
【0287】また、本発明の好適な実施形態によれば、
画像処理装置にフォントサイズの指示入力手段を設ける
ことによって、PC側のHTMLエディタなどのアプリ
ケーションを操作することなく、画像処理装置の操作部
や遠隔のホストコンピュータ等から画像形成装置側に対
して簡単な入力を与えるだけで実現する。
【0288】以上により、構造化文書が含む情報、並び
に/又は、構造化文書が割り付けられるべき物理ページ
に関する情報を用いて、適切に文書をフォーマッティン
グするという本願発明の第1の目的を達成する。
【0289】また、リファレンス印刷指示にユーザ指定
されるフォントサイズ(基準フォントサイズ,標準フォ
ントサイズ)を印刷設定情報として文書情報取得先のサ
ーバ装置に送信し、該印刷設定情報に従ってサーバ装置
でレイアウトされた文書情報を取得して出力することに
より、サーバが描画処理を画像処理装置側の描画負担を
強いることなく、ユーザの好みのサイズでページレイア
ウトした種々の文書情報を画像出力することができると
いう本願発明の第2の目的を達成する。
【0290】なお、この発明の目的は、上記に述べた実
施形態の構成が達成する目的に限定されるものではな
く、構造化文書を物理ページに割り付ける際に見栄えの
良い描画出力を得ること、又は、ネットワークを介して
印刷指示し、見栄えの良い印刷結果を得ることを達成す
る目的の限りにおいては他の構成をも取り得るものであ
る。
【0291】以下、図42,図43に示すメモリマップ
を参照して本発明に係る画像処理装置,サーバ装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能なデータ処理プロ
グラムの構成について説明する。
【0292】図42,図43は、本発明に係る画像処理
装置,サーバ装置を適用可能な印刷システムで読み出し
可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体の
メモリマップを説明する図である。
【0293】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0294】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0295】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0296】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラム、及
びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を
構成することになる。また、コンピュータが読み出した
プログラムコードを実行することにより、前述した実施
形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコ
ードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオ
ペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでも
ない。
【0297】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0298】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を
用いることができる。
【0299】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0300】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0301】本実施形態における図11〜図15及び図
19,図22,図23,図27,図30,図33,図3
4,図39に示す機能などは外部からインストールされ
るプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行
されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMや
フラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいは
ネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラム
を含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は
適用されるものである。
【0302】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0303】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0304】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜45の発明によれば、所定の構造化記述言語で記述さ
れた文書データを解析して前記文書データが含むフォン
トサイズに関する情報であるフォントサイズ情報を認識
し、該認識した文字又は文字列が入力された標準フォン
トサイズで出力されるように描画処理するので、構造化
記述言語で記述された文書の文字又は文字列を標準フォ
ントサイズとして出力して、自由度の高いページレイア
ウトを実現し、高齢者から子供まで好みに応じた出力を
容易に選択することができる。
【0305】また、ホストコンピュータ側のHTMLエ
ディタなどのアプリケーションを操作することなく、画
像処理装置の操作部や遠隔のホストコンピュータ等から
画像形成装置側に対して簡単な入力を与えるだけで構造
化記述言語で記載された文書のレイアウトを実現するこ
とができる。
【0306】さらに、リファレンス印刷指示にユーザ指
定される標準フォントサイズを印刷設定情報として文書
情報取得先のサーバ装置に送信し、該印刷設定情報に従
ってサーバ装置でレイアウトされた文書情報を取得して
出力することにより、サーバが描画処理を画像処理装置
側の描画負担を強いることなく、ユーザの好みのサイズ
でページレイアウトした種々の文書情報を画像出力する
ことができる。
【0307】従って、構造化文書に設定されている各文
字に対する文字サイズ(各文字に個別に設定されている
文字サイズも含む)を、ユーザが指定した標準文字サイ
ズに基づいて、各文字を再スケールしてページレイアウ
ト可能となり、高齢者から子供まで好みに応じたサイズ
でレイアウトされた見栄えのよい構造化文書情報出力を
容易に行うことができる画像処理環境を自在に構築する
ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に適用されるレーザビームプリンタ
の内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態を示すプリンタ制御システム
の構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置にお
けるデータ処理構成を示すブロック図である。
【図4】文書サーバに格納されているブラウザによる文
書情報表示画面の一例を示す図である。
【図5】図4に示した文書の印刷出力の一例を示す図で
ある。
【図6】本発明に係る画像処理装置における構造化記述
言語で記述されたリファレンス印刷指示の一例を示す図
である。
【図7】本発明に係る画像処理装置と通信可能なWeb
サーバの構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示した文書サーバに格納されている文書
データの一例を示す図である。
【図9】図7に示した文書サーバに格納されるスタイル
シートの一例を示す図である。
【図10】図7に示したレイアウトデータ生成部の処理
により変換される文書データの一例を示す図である。
【図11】本発明に係る画像処理装置における第1のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る画像処理装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る画像処理装置における第3のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係るサーバ装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係るサーバ装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】ページの概念のない構造化記述言語で記述さ
れた文書をブラウザで表示させた例である。
【図17】標準フォントサイズに「12ポイント」を指
定した場合の出力結果である。
【図18】標準フォントサイズに「8ポイント」を指定
した場合の出力結果である。
【図19】本発明の第2実施形態を示すサーバ装置にお
けるデータ処理手順を説明するフローチャートである。
【図20】本発明の第2実施形態を示すサーバ装置にお
いて処理されるHTMLによる文書データの具体例を示
す図である。
【図21】本発明の第3実施形態を示す画像処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図22】本発明に係る画像処理装置における第4のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図23】本発明に係る画像処理装置における第5のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図24】HTMLによって記述された入力文書データ
の一例を示す図である。
【図25】図24に示した入力文書データにフォーマッ
ティング処理を施すことによって変換されるページレイ
アウト可能なデータの一例を示す図である。
【図26】図25に示す文書データを実際に印刷した結
果の一例を示す模式図である。
【図27】本発明に係る画像処理装置における第6のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図28】上記第4実施形態で図24に示したHTML
の入力文書データに図27に示したフォーマッティング
処理を施した変換結果(文書データ)の一例を示す図で
ある。
【図29】図28に示した文書データの実際の印刷結果
の一例を示す模式図である。
【図30】本発明に係る画像処理装置における第7のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図31】第4実施形態で図24に示したHTMLの入
力文書データに対して本実施形態のフォーマッティング
処理を施して変換した結果(文書データ)の一例を示す
図である。
【図32】図31に示した文書データの実際の印刷結果
の一例を示す模式図である。
【図33】本発明に係る画像処理装置における第8のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図34】本発明に係る画像処理装置における第9のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図35】Webブラウザでの表示された文書の一例を
示す図である。
【図36】図35の実際の印刷装置での印字結果の一例
を示す図である。
【図37】図35の実際の印刷装置での印字結果の一例
を示す図である。
【図38】本実施形態におけるリファレンス印刷指示の
一例を示す図である。
【図39】本発明に係る画像処理装置における第10の
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図40】図35に示した文書の本実施形態における印
字結果の一例を示す模式図である。
【図41】図1に示したプリンタの操作パネルに表示し
得る画面の一例を示す模式図である。
【図42】本発明に係る画像処理装置,サーバ装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【図43】本発明に係る画像処理装置,サーバ装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【符号の説明】
1100 フォーマッタ制御部 1101 プロトコル制御部 1102 データ判別部 1103 文書データ解析部 1104 データ描画部 1105 ページメモリ 1106 リファレンス印刷指示処理部 1200 プリンタインタフェース 1300 出力制御部 1400 プリンタエンジン部 2000 Webサーバ 2001 Webサーバインタフェース 2002 プロトコル制御部 2003 レイアウトデータ生成部 2004 文書サーバ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA18 AB06 AC05 AC07 AC08 AC11 BA03 BA05 BA09 BD06 BD46 CA02 5B009 NA05 RA06 5B021 AA01 BB09 LB07 LL01 5C076 AA17 AA21 AA22 AA27 BB45 CB02 CB05

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の構造化記述言語で記述された文書
    データを処理して画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 前記文書データを解析し、前記文書データが含むフォン
    トサイズに関する情報であるフォントサイズ情報を認識
    する解析手段と、 前記文書データが示す画像を物理ページに割り付けて出
    力する際に標準フォントサイズを入力する指示入力手段
    と、 前記解析手段が認識した文字又は文字列が前記指示入力
    手段により入力されたフォントサイズで出力されるよう
    に描画処理する描画手段と、を有することを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記解析手段は、前記文書データが含む
    フォントサイズ情報と、前記指示入力手段により入力さ
    れた標準フォントサイズを示す情報を用いて変倍率を計
    算し、 前記描画手段は、前記フォントサイズ情報が適用された
    文字又は文字列を前記変倍率を用いて変倍して、前記標
    準フォントサイズで出力されるように描画処理すること
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記文書データは、前記解析手段が認識
    した特定の文字に対してフォントサイズを指示する情報
    を含み、 前記描画手段は、前記特定の文字に対して指定されたフ
    ォントサイズが適用された文字又は文字列が、フォント
    サイズを指示する情報に関わらず、前記指示入力手段に
    より入力した標準フォントサイズで出力されるように描
    画することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記文書データは、前記文書データにお
    ける基準フォントサイズを指定できるものであって、 前記解析手段は、前記基準フォントサイズと、前記指示
    入力手段により入力された標準フォントサイズを用いて
    変倍率を計算し、 前記描画手段は、前記基準フォントサイズが適用された
    文字又は文字列が、前記指示入力手段により入力した標
    準フォントサイズで出力されるように、前記変倍率を前
    記文書データが含む文字情報全体に適用して描画処理す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記解析手段は、前記文書情報の最頻出
    のフォントサイズを認識し、 前記描画手段は、前記解析手段で認識された前記最頻出
    のフォントサイズが適用された文字又は文字列が、前記
    指示入力手段により入力した標準フォントサイズで出力
    されるように描画処理することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記解析手段は、文書データ中の最小フ
    ォントサイズを認識し、 前記描画手段は、物理ページにレイアウト出力される文
    字情報のフォントサイズが、前記指示入力手段により入
    力された標準フォントサイズ以上のフォントサイズで出
    力されるように描画処理することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記文書データは、少なくとも一つのオ
    ブジェクトデータ並びに文字情報を含み、 前記解析手段は、前記オブジェクトデータが示す画像の
    大きさを検出し、 前記描画手段は、前記オブジェクトデータが示す画像又
    は図表が持つオブジェクトは物理ページ内に収まるよう
    に、かつ、前記文書データが含む前記文字情報が示す文
    字又は文字列は前記指示入力手段により入力された標準
    フォントサイズで出力されるように描画処理することを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記文書データは、少なくとも一つのオ
    ブジェクトデータ並びに文字情報を含み、 前記解析手段は、前記オブジェクトデータが示す画像の
    大きさを検出し、 前記描画手段は、前記オブジェクトデータが示す画像は
    物理ページの幅に応じて変倍され、かつ、前記文書デー
    タが含む前記文字情報が示す文字は前記指示入力手段に
    入力された標準フォントサイズで出力されるように描画
    処理することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理装置は、任意のサーバ装置
    と通信して前記文書データを受信して処理することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理装置は、さらに、ユーザ
    指示に基づいてレイアウト方式を選択する選択手段を備
    え、 前記描画手段は、前記選択手段における選択結果に基づ
    いて前記変倍率の算出方法を決定することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記画像処理装置は、さらに、前記描
    画手段が生成したイメージデータを出力する印刷部を有
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記画像処理装置は、プリンタである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 所定の構造化記述言語で記述された文
    書データを処理して画像データを生成する画像処理方法
    において、 前記文書データを解析し、前記文書データが含む文字情
    報を認識する解析ステップと、 前記文書データが示す画像を物理ページに割り付けて出
    力する際に標準フォントサイズを入力する指示入力ステ
    ップと、 前記解析ステップで認識した文字情報が示す文字又は文
    字列が前記指示入力ステップにより入力されたフォント
    サイズで出力されるように描画処理する描画処理ステッ
    プと、を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記解析ステップでは、前記文書デー
    タが含む特定の文字情報が示すフォントサイズと、前記
    指示入力ステップで外部から入力された標準フォントサ
    イズを用いて変倍率を計算し、 前記描画ステップでは、前記特定の文字情報が示す文字
    又は文字列が前記変倍率を用いて変倍したフォントサイ
    ズで出力されるように描画処理することを特徴とする請
    求項13記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記文書データは、前記解析ステップ
    が認識した特定の文字に対してフォントサイズを指示す
    る情報を含み、 前記描画ステップでは、前記フォントサイズが適用され
    た特定の文字又は文字列が、フォントサイズを指示する
    情報に関わらず、前記指示入力ステップにより入力した
    標準フォントサイズで出力されるように描画することを
    特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】前記文書データは、前記文書データにお
    ける標準サイズフォントを指定できるものであって、 前記解析ステップでは、基準フォントサイズと、前記指
    示入力ステップにより入力された標準フォントサイズを
    用いて変倍率を計算し、 前記描画ステップでは、前記基準フォントサイズが適用
    された文字又は文字列が、前記指示入力ステップにより
    入力した標準フォントサイズで出力されるように、前記
    変倍率を前記文書データが含む文字情報全体に適用して
    描画処理すること特徴とする請求項13記載の画像処理
    方法。
  17. 【請求項17】 前記解析ステップでは、文書データ中
    の最小フォントサイズを認識し、 前記描画ステップでは、物理ページにレイアウト出力さ
    れる文字情報のフォントサイズが、前記指示入力ステッ
    プにより入力された標準フォントサイズ以上のフォント
    サイズで出力されるように描画処理することを特徴とす
    る請求項13記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記文書データは、少なくとも一つの
    オブジェクトデータ並びに文字情報を含み、 前記解析ステップでは、前記オブジェクトデータが示す
    画像の大きさを検出し、 前記描画ステップでは、前記オブジェクトデータが示す
    画像又は図表が持つオブジェクトは物理ページ内に収ま
    るように、かつ、前記文書データが含む前記文字情報が
    示す文字又は文字列は前記指示入力ステップにより入力
    された標準フォントサイズで出力されるように描画処理
    することを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記文書データは、少なくとも一つの
    オブジェクトデータ並びに文字情報を含み、 前記解析ステップでは、前記オブジェクトデータが示す
    画像の大きさを検出し、 前記描画ステップでは、前記オブジェクトデータが示す
    画像は物理ページの幅に応じて変倍され、かつ、前記文
    書データが含む前記文字情報が示す文字は前記指示入力
    ステップに入力された標準フォントサイズで出力される
    ように描画処理することを特徴とする請求項13記載の
    画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記画像処理方法は、任意のサーバ装
    置と通信して前記文書データを取得する取得ステップを
    有する請求項13記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記画像処理方法は、さらに、ユーザ
    指示に基づいてレイアウト方式を選択する選択ステップ
    を備え、前記選択ステップにおける選択結果に基づいて
    前記文書データが含む文字を変倍して描画処理するため
    の変倍率の算出方法を決定することを特徴とする請求項
    13記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記画像処理方法は、さらに、前記描
    画ステップで生成したイメージデータを出力する印刷ス
    テップを有することを特徴とする請求項13記載の画像
    処理方法。
  23. 【請求項23】 前記画像処理方法は、プリンタに用い
    られることを特徴とする請求項13記載の画像処理方
    法。
  24. 【請求項24】 所定の構造化記述言語で記述された文
    書データを処理して画像データを生成する画像処理方法
    において、 前記文書データを解析し、前記文書データが含む文字情
    報を認識する解析ステップと、 前記文書データが示す画像を物理ページに割り付けて出
    力する際に標準フォントサイズを入力する指示入力ステ
    ップと、 前記解析ステップで認識した文字情報が示す文字又は文
    字列が前記指示入力ステップにより入力されたフォント
    サイズで出力されるように描画処理する描画ステップ
    と、を有することを特徴とする画像処理方法をコンピュ
    ータに実行させるプログラムを格納したコンピュータが
    読取り可能な記憶媒体。
  25. 【請求項25】 任意のサーバ装置と通信して所定の構
    造化記述言語で記述された文書情報を処理する画像処理
    装置において、 前記文書情報が示す画像を物理ページに割り付けるため
    に又は印刷処理するために参照される印刷設定情報を入
    力する指示入力手段と、 前記指示入力手段により入力された印刷設定情報を含む
    リファレンス印刷指示を、指定されたサーバ装置に送信
    する送信手段と、 前記サーバ装置がリファレンス印刷指示の示す取得先か
    ら構造化文書を取得して処理した文書データを、前記サ
    ーバ装置から取得する取得手段と、 前記取得手段が前記サーバ装置から取得した文書データ
    が示す画像を描画する描画手段と、を有することを特徴
    とする画像処理装置。
  26. 【請求項26】 前記印刷設定情報とは、物理ページヘ
    のレイアウトの標準フォントサイズを指定することを特
    徴とする請求項25記載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記印刷設定情報とは、前記描画手段
    で描画する際の解像度を指定する情報であることを特徴
    とする請求項25記載の画像処理装置。
  28. 【請求項28】 前記印刷設定情報とは、前記描画手段
    で描画された画像を印刷するための用紙サイズを指定す
    る情報であることを特徴とする請求項25記載の画像処
    理装置。
  29. 【請求項29】 前記印刷処理の際に参照される情報
    は、ステイプル処理を行うか否かを示す情報であること
    を特徴とする請求項25記載の画像処理装置。
  30. 【請求項30】 任意の画像処理装置と通信して所定の
    構造化記述言語で記述された文書情報の送信を制御する
    サーバ装置において、 所定の構造化記述言語で記述された文書情報を保存する
    保存手段と、論理レイアウトに必要なリソースを取得す
    る取得手段と、 いずれかの画像処理装置から取得するリファレンス印刷
    指示を解析して、印刷設定情報を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出される印刷設定情報と前記取得
    手段により取得されるリソースとに基づいて、前記保存
    手段から検索される文書情報を物理ページに割り付ける
    フォーマット処理手段と、 前記フォーマット処理手段によりレイアウトされた文書
    情報をリファレンス印刷指示要求元のいずれかの画像処
    理装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とす
    るサーバ装置。
  31. 【請求項31】 前記フォーマット処理手段は、前記印
    刷設定情報で指定されるフォントサイズと前記リソース
    で指示される標準フォントサイズとに基づき、文書情報
    中の各文字を物理ページに割り付ける基準となる文字サ
    イズへスケーリングしてレイアウトすることを特徴とす
    る請求項30記載のサーバ装置。
  32. 【請求項32】 任意のサーバ装置と通信して所定の構
    造化記述言語で記述された文書情報を処理して描画処理
    する画像処理方法において、 前記文書情報が示す画像を物理ページに割り付ける際又
    は印刷処理する際に参照される印刷設定情報を入力する
    指示入力ステップと、 前記指示入力ステップにより入力された印刷設定情報を
    含むリファレンス印刷指示を、指定されたサーバ装置に
    送信する送信ステップと、 前記サーバ装置がリファレンス印刷指示の示す取得先か
    ら構造化文書を取得して処理した文書データを、前記サ
    ーバ装置から取得する取得ステップと、 前記取得ステップが前記サーバ装置から取得した文書デ
    ータが示す画像を描画する描画ステップとを有すること
    を特徴とする画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記印刷設定情報とは、前記文書デー
    タの物理ページヘのレイアウトの標準フォントサイズを
    指定することを特徴とする請求項32記載の画像処理方
    法。
  34. 【請求項34】 前記印刷設定情報とは、前記描画ステ
    ップで描画する際の解像度を指定する情報であることを
    特徴とする請求項32記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】 前記印刷設定情報とは、前記描画ステ
    ップで描画された画像を印刷するための用紙サイズを指
    定する情報であることを特徴とする請求項32記載の画
    像処理方法。
  36. 【請求項36】 前記所定の構造化記述言語で記述され
    た文書データの取得先を検索する検索ステップを有する
    ことを特徴とする請求項32記載の画像処理方法。
  37. 【請求項37】 所定の構造化記述言語で記述された文
    書情報を保存する保存手段を備え、任意の画像処理装置
    と通信して所定の構造化記述言語で記述された文書情報
    の送信を制御するサーバ装置における画像処理方法にお
    いて、 論理レイアウトに必要なリソースを取得する取得ステッ
    プと、 いずれかの画像処理装置から取得するリファレンス印刷
    指示を解析して、印刷設定情報を検出する検出ステップ
    と、 前記検出ステップにより検出される印刷設定情報と前記
    取得ステップにより取得されるリソースとに基づいて、
    前記保存手段から検索される文書情報を物理ページにレ
    イアウトするフォーマット処理ステップと、 前記フォーマット処理ステップによりレイアウトされた
    文書情報をリファレンス印刷指示要求元のいずれかの画
    像処理装置に送信する送信ステップと、を有することを
    特徴とする画像処理方法。
  38. 【請求項38】 前記フォーマット処理ステップは、前
    記印刷設定情報で指定されるフォントサイズと前記リソ
    ースで指示される標準フォントサイズとに基づき、文書
    情報中の各文字を物理ページに割り付ける文字サイズへ
    スケーリングしてレイアウトすることを特徴とする請求
    項37記載の画像処理方法。
  39. 【請求項39】 任意のサーバ装置と通信して所定の構
    造化記述言語で記述された文書情報を処理して描画処理
    する画像処理方法において、 前記文書情報が示す画像を物理ページに割り付ける際又
    は印刷処理する際に参照される印刷設定情報を入力する
    指示入力ステップと、 前記指示入力ステップにより入力された印刷設定情報を
    含むリファレンス印刷指示を、指定されたサーバ装置に
    送信する送信ステップと、 前記サーバ装置がリファレンス印刷指示の示す取得先か
    ら構造化文書を取得して処理した文書データを、前記サ
    ーバ装置から取得する取得ステップと、 前記取得ステップが前記サーバ装置から取得した文書デ
    ータが示す画像を描画する描画ステップとを有すること
    を特徴とする画像処理方法をコンピュータに実行させる
    プログラムを記憶したコンピュータが読取り可能な記憶
    媒体。
  40. 【請求項40】 所定の構造化記述言語で記述された文
    書情報を保存する保存手段を備え、任意の画像処理装置
    と通信して所定の構造化記述言語で記述された文書情報
    の送信を制御するサーバ装置における画像処理方法をに
    おいて、 論理レイアウトに必要なリソースを取得する取得ステッ
    プと、 いずれかの画像処理装置から取得するリファレンス印刷
    指示を解析して、印刷設定情報を検出する検出ステップ
    と、 前記検出ステップにより検出される印刷設定情報と前記
    取得ステップにより取得されるリソースとに基づいて、
    前記保存手段から検索される文書情報を物理ページにレ
    イアウトするフォーマット処理ステップと、 前記フォーマット処理ステップによりレイアウトされた
    文書情報をリファレンス印刷指示要求元のいずれかの画
    像処理装置に送信する送信ステップと、を有することを
    特徴とする画像処理方法をコンピュータに実行させるプ
    ログラムを記憶したコンピュータが読取り可能な記憶媒
    体。
  41. 【請求項41】 所定の構造化記述言語で記述された文
    書データを処理して画像データを生成する画像処理装置
    において、 前記文書データを解析し、前記文書データが含む文字情
    報を認識する解析手段と、 前記構造化文書中に前記文字情報に対して設定されたフ
    ォントサイズを指示する情報に関わらず、前記解析手段
    が認識した文字情報が示す文字又は文字列が所定のフォ
    ントサイズで出力されるように、描画処理する描画手段
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  42. 【請求項42】 前記所定のフォントサイズは、画像形
    成装置の指示入力手段により入力され、 前記解析手段は、特定の文字又は文字列のフォントサイ
    ズと、所定のフォントサイズとに基づいて、変倍率を計
    算し、 前記特定の文字又は文字列が、前記所定のフォントサイ
    ズで出力されるように、前記構造化文書中における前記
    文字情報に対して設定されたフォントサイズを指示する
    情報に関わらず、前記特定の文字を前記変倍率で変倍し
    て描画処理する描画手段を有することを特徴とする請求
    項41記載の画像処理装置。
  43. 【請求項43】 前記文書データは、少なくとも一つの
    オブジェクトを含み、前記特定の文字又は文字列を前記
    所定のサイズで出力する一方、前記文書データが含むオ
    ブジェクトが示す画像を前記オブジェクトを出力する用
    紙サイズに応じて変倍することを特徴とする請求項41
    記載の画像処理装置。
  44. 【請求項44】 前記構造化文書中に前記文字に対して
    設定された前記フォントサイズを指示する情報は、HT
    ML又はXMLのフォントのサイズを指定するタグ情報
    によって記述されるものであることを特徴とする請求項
    41記載の画像処理装置。
  45. 【請求項45】 所定の構造化記述言語で記述された文
    書データを処理して画像データを生成する画像処理方法
    において、 前記文書データを解析し、前記文書データが含む文字情
    報を認識する解析ステップと、 前記構造化文書中における前記文字情報に対して設定さ
    れたフォントサイズを指示する情報に関わらず、前記解
    析ステップで認識した文字情報が示す文字又は文字列が
    所定のフォントサイズで出力されるように、描画処理す
    る描画ステップを有することを特徴とする画像処理方
    法。
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