JP2002189517A - パイプライン用コンプレッサステーション監視システム - Google Patents

パイプライン用コンプレッサステーション監視システム

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JP2002189517A
JP2002189517A JP2000389195A JP2000389195A JP2002189517A JP 2002189517 A JP2002189517 A JP 2002189517A JP 2000389195 A JP2000389195 A JP 2000389195A JP 2000389195 A JP2000389195 A JP 2000389195A JP 2002189517 A JP2002189517 A JP 2002189517A
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JP
Japan
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compressor
pipeline
station
monitoring
compressor station
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Withdrawn
Application number
JP2000389195A
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English (en)
Inventor
Yujiro Shimizu
祐次郎 清水
Minoru Masutani
穣 枡谷
Yasuhiko Omi
靖彦 尾美
Hidetoshi Hori
秀俊 堀
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コンプレッサステーションの運転
状況を遠隔監視してコンプレッサステーションの異常を
早期発見し、さらには異常に対する適切は対策を速やか
に講じることができるパイプライン用コンプレッサステ
ーション監視システムを提供する。 【解決手段】 本発明によるパイプライン用コンプレッ
サステーション監視システムは、媒体を搬送するパイプ
ラインと、パイプライン上に配置され且つ通信回線(2
0)により相互結合された複数のコンプレッサステーシ
ョン(21,22,23,24)と、複数のコンプレッ
サステーション(21,22,23,24)の少なくと
も一つとインターネット網(1)を介して結合され且つ
インターネット網(1)を介して複数のコンプレッサス
テーション(21,22,23,24)の遠隔監視及び
遠隔操作を実行する遠隔監視センタ(3)と、インター
ネット網(1)に結合され且つ遠隔監視センタ(3)を
介して複数のコンプレッサステーション(21,22,
23,24)の運転状況を検出することができる管理者
端末(4)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ガス及び原油
等をパイプラインを用いて搬送するコンプレッサステー
ションの運転状況を管理するパイプライン用コンプレッ
サステーション監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】天然ガス及び原油、更には水等の媒体を
遠隔地に搬送する場合、パイプラインが使用される。パ
イプライン上には、媒体をパイプラインに圧送するコン
プレッサステーションが設置される。パイプラインの敷
設距離が長くなると、パイプライン上には複数のコンプ
レッサステーションが設置され、そしてパイプラインの
流量圧力が調整される。コンプレッサステーションは、
パイプラインの流量圧力が一定になるように、自動運転
制御される。複数のコンプレッサステーションを備える
マルチステーション型パイプラインシステムは、個々の
コンプレッサステーションが独立して自動運転制御され
る。コンプレッサステーションは、パイプラインの流量
圧力を監視し、その流量圧力が一定になるように運転能
力を調整する。尚、コンプレッサステーションは、ター
ビンを使用して媒体の圧送を実行する。コンプレッサス
テーションでは、タービンの稼動能力を調整することに
より流量圧力を調整することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチステーシ
ョン型パイプラインシステムは、一部のコンプレッサス
テーションで異常が発生し、そして圧送処理が困難な状
況、即ち運転能力が急激に低下するような事態が発生し
た場合、この影響は、異常が発生したコンプレッサステ
ーションの上流側及び下流側のコンプレッサステーショ
ンで検出される。上流側及び下流側のコンプレッサステ
ーションがパイプラインの流量圧力に基づいてコンプレ
ッサステーションの異常を検出できるのは、異常発生時
点から所定の時間経過したタイミングである。このた
め、コンプレッサステーションで流量圧力が急激に変化
するような異常が発生しても、その異常を迅速に検出
し、そして迅速な対応を取ることが困難であった。
【0004】尚、異常を検出したコンプレッサステーシ
ョンは、運転能力を上げて、流量圧力の低下を補う運転
を自動的に実行する。更に異常を検出したコンプレッサ
ステーションは、パイプラインシステムの管理者に対し
て、異常発生の告知を実行する。この告知は、管理者が
応答することができる通信装置、例えばページャ、携帯
電話機、ファクシミリ、そして有線電話機に対して実行
される。
【0005】管理者は、通信装置を介して受け入れた異
常発生の告知の内容に基づいて、異常に対する対策を講
じる。尚、通信装置を介して管理者が得られる異常情報
は、内容が限られている。このため、管理者は、適切対
策を講じることが困難である。
【0006】本発明は、コンプレッサステーションの運
転状況を遠隔監視してコンプレッサステーションの異常
を早期発見し、さらには異常に対する適切は対策を速や
かに講じることができるパイプライン用コンプレッサス
テーション監視システムを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段が、下記のように表現される。その表現中に現
れる技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が
添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の
複数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの
実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0008】本発明によるパイプライン用コンプレッサ
ステーション監視システムは、媒体を搬送するパイプラ
インと、パイプライン上に配置され且つ通信回線(2
0)により相互結合された複数のコンプレッサステーシ
ョン(21,22,23,24)と、複数のコンプレッ
サステーション(21,22,23,24)の少なくと
も一つとインターネット網(1)を介して結合され且つ
インターネット網(1)を介して複数のコンプレッサス
テーション(21,22,23,24)の遠隔監視及び
遠隔操作を実行する遠隔監視センタ(3)と、インター
ネット網(1)に結合され且つ遠隔監視センタ(3)を
介して複数のコンプレッサステーション(21,22,
23,24)の運転状況を検出することができる管理者
端末(4)を備える。
【0009】本発明によるパイプライン用コンプレッサ
ステーション監視システムは、遠隔監視センタ(3)
が、監視結果に基づいて、複数のコンプレッサステーシ
ョン(21,22,23,24)の異常発生を予測する
予兆検知診断サーバ(34)を備える。
【0010】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視システムは、遠隔監視センタ
(3)が、管理者端末(4)により閲覧することができ
るウェブサイト(37)を備え、遠隔監視センタ(3)
は、ウェブサイト(37)が受け付けた管理者端末
(4)から出力される遠隔操作指示に基づいて、複数の
コンプレッサステーション(21,22,23,24)
を遠隔操作する。
【0011】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視システムは、遠隔監視センタ
(3)が、遠隔監視の結果に応じた複数のコンプレッサ
ステーション(21,22,23,24)の運転内容を
設定する運転プログラムを備える。
【0012】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視システムは、遠隔監視センタ
(3)が、何れかのコンプレッサステーション(22)
を基準に、パイプライン(P2)上の下流側に位置する
下流側コンプレッサステーション(22)の運転能力が
低下した場合、何れかのコンプレッサステーション(2
2)の運転能力を上昇させる。
【0013】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視システムは、遠隔監視センタ
(3)が、一対のコンプレッサステーション(22,2
3)のパイプライン(P2)における上流側コンプレッ
サステーション(22)の出力側の流量圧力が正常で、
下流側コンプレッサステーション(23)の入力側の流
量圧力が異常を示す場合、パイプライン(P2)の異常
であると判断する。
【0014】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視システムは、遠隔監視センタ
(3)が、パイプライン(P2)の異常判断を下した場
合、上流側コンプレッサステーション(22)の能力の
低減制御又は全てのコンプレッサステーション(21,
22,23,24)の停止又は上流側コンプレッサース
テーション(22)と下流側コンプレッサステーション
(23)の間に設定された補助パイプラインを活性化を
実行する。
【0015】本発明によるパイプライン用コンプレッサ
ステーション監視方法は、媒体を搬送するパイプライン
上に設置された複数のコンプレッサステーション(2
1,22,23,24)をインターネット網(1)を介
して監視し、監視結果に基づいてウェブサイト(37)
を更新し、複数のコンプレッサステーション(21,2
2,23,24)の異常が検出された場合、異常の検出
を複数のコンプレッサステーション(21,22,2
3,24)を管理する管理者に操作される管理者端末
(4)に通知し、管理者端末(4)によるウェブサイト
(37)の閲覧を許容する。
【0016】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視方法は、監視結果に基づいて、
複数のコンプレッサステーション(21,22,23,
24)の異常発生が予測され、予測結果がウェブサイト
(37)に掲載される。
【0017】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視方法は、ウェブサイト(37)
が、管理者端末(4)から出力される遠隔操作指示を受
付け、ウェブサイト(37)により受け付けられた遠隔
操作指示に基づいて、複数のコンプレッサステーション
(21,22,23,24)が遠隔操作される。
【0018】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視方法は、一対のコンプレッサス
テーション(22,23)のパイプライン(P2)上の
下流側に位置する下流側コンプレッサステーション(2
3)の運転能力低下が検出された場合、何れかのコンプ
レッサステーション(22)の運転能力の上昇設定が実
行される。
【0019】本発明による更なるパイプライン用コンプ
レッサステーション監視方法は、一対のコンプレッサス
テーション(22,23)のパイプライン(P2)にお
ける上流側コンプレッサステーション(22)の出力側
の流量圧力が正常で、下流側コンプレッサステーション
(23)の入力側の流量圧力が異常を示す場合、上流側
コンプレッサステーション(22)の運転能力の低減制
御が実行され又は全てのコンプレッサステーション(2
1,22,23,24)の停止制御が実行される又は上
流側コンプレッサーステーション(22)と下流側コン
プレッサステーション(23)の間に設定された補助パ
イプラインの活性化制御が実行される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るコンプレッ
サステーション管理システムの構成図である。図におい
てコンプレッサステーション管理システム100は、イン
ターネット網1と、パイプラインシステム2と、遠隔監
視センタ3と、管理者端末4を備える。パイプラインシ
ステム2は、プライベートネットワーク20と、入力ス
テーション21と、第1コンプレッサステーション2
と、第2コンプレッサステーション23と、出力ステー
ション24を備える。入力ステーション21は、ワイド
エリア用電気設備21aと、機械設備21bを備える。
第1コンプレッサステーション22は、ローカルエリア
用電気設備22aと機械設備22bを備える。第2コン
プレッサステーション23は、ローカルエリア用電気設
備23aと機械設備23bを備える。出力ステーション
24は、ローカルエリア用電気設備24aと機械設備2
4bを備える。遠隔監視センタ3は、集中監視用電気設
備3aを備える。
【0021】尚、コンプレッサ管理システム100は、パ
イプラインを備えるが、図示を省略する。このパイプラ
インについては、後に図3を参照して説明する。
【0022】遠隔監視センタ3と管理者端末4と入力ス
テーション21は、インターネット網1を介して結合さ
れる。第1コンプレッサステーション22と第2コンプ
レッサ捨て諸ン23と出力ステーション24は、プライ
ベートネットワーク20を介して入力ステーション21
に結合される。
【0023】入力ステーション21は、パイプラインの
最上流に位置するコンプレッサステーションである。こ
の入力ステーション21は、プライベートネットワーク
-20を介して第1コンプレッサステーション22と第
2コンプレッサステーション23と出力ステーション2
4の運転状況の監視することができる。
【0024】第1コンプレッサステーション22と第2
コンプレッサステーション23は、入力ステーション2
1の下流側に位置するコンプレッサステーションであ
る。これらのコンプレッサステーションは、パイプライ
ンの途中に設置される。
【0025】出力ステーション24は、パイプラインの
最下流に位置するコンプレッサステーションである。
【0026】プライベートネットワーク20は、例えば
光通信を実現する光ファイバ通信網である。入力ステー
ション21と、第1及び第2コンプレッサステーション
22,23と、出力ステーション24は、プライベート
ネットワーク20を介して結合される。
【0027】集中監視用電気設備3aと、ワイドエリア
用電気設備21aと、ローカルエリア用電気設備24a
の構成を図2を参照して説明する。図2は、本発明に係
る電気設備の概念図である。図2(a)は、本発明に係
る集中監視用電気設備3aの構成図である。集中監視用
電気設備3aは、ローカルエリアネットワーク30と、
第1監視端末31と、第2監視端末32と、データサー
バ33と、予測検知診断サーバ34と、ファイアウォー
ル35と、ルータ36と、インターネットサーバ37を
備える。
【0028】第1監視端末31は、入力ステーション2
1の運転状況の監視及び遠隔操作を実行する。第1監視
端末31は更に、入力ステーション21を介して第1及
び第2コンプレッサステーション22,22、そして出
力ステーション24の運転状況の監視及び遠隔操作を実
行する。この第1監視端末31は更に、管理者端末4へ
の異常発生告知及び管理者端末4の指示に基づくデータ
配信及び遠隔操作を制御することができる。第2監視端
末32は、第1監視端末31に対するバックアップ装置
である。
【0029】データサーバ33は、第1監視端末31及
び第2監視端末32による監視結果の保存、更には第1
監視端末31及び第2監視端末32が遠隔操作を実行す
る際に参照するプログラム及びデータを格納する。
【0030】予測検知診断サーバ34は、監視端末31
による監視結果に基づいて、入力ステーション21、第
1及び第2コンプレッサステーション22,23、そし
て出力ステーションにおける異常発生の検知、異常発生
の予測等の異常診断を実行する。予測検知診断サーバ3
4は、異常診断を実行するため、例えば正常動作時の運
転データを表す基本データ、異常判断を下す際の閾値デ
ータ、更に過去の運転データの推移に基づいて、将来の
運転データを予測する予測プログラムを備える。
【0031】ファイアウォール35は、インターネット
網1からローカルエリアネットワーク30に対する不正
アクセスを防止する。ルータ36は、ローカルエリアネ
ットワーク30側とインターネット網1を結合する通信
制御装置である。インターネットサーバ37は、ウェブ
サイト、メールサーバ、そしてFTPサーバ等を備え
る。インターネットサーバ37は、データサーバ33に
格納された運転データ及び予測検知診断サーバ34の診
断結果を表す閲覧サイトを備える。この閲覧サイトは、
インターネット網1を介して、管理者端末からアクセス
することができる。この閲覧サイトは、遠隔監視センタ
3、入力ステーション21、第1及び第2コンプレッサ
ステーション22,23、そして出力ステーションの遠
隔操作指示を入力する機能を備えることができる。この
インターネットサーバ37は、インターネット網1側及
びローカルエリアネットワーク30側からアクセスする
ことができる。
【0032】次に図2(b)には、入力ステーション2
1のワイドエリア用電気設備21aの構成が示される。
図2(b)において、ワイドエリア用電気設備21a
は、ローカルエリアネットワーク40と、ローカルデー
タサーバ41と、ファイアウォール32と、内部ルータ
43と、ゲートウェイ44と、無停電電源45と、制御
装置46と、入力側監視装置47と、出力側監視装置4
8と、外部ルータ49と、光電変換器50を備える。
【0033】データサーバ41は、入力ステーション2
1、第1及び第2コンプレッサステーション22,2
3、そして出力ステーション24の運転状況を監視し、
そして運転状況を表す運転データを記憶する。ファイア
ウォール42は、インターネット網1からローカルエリ
アネットワーク40に対する不正アクセスを防止する。
外部ルータ49は、ローカルエリアネットワーク40側
とインターネット網1を結合する通信制御装置である。
内部ルータ43は、ローカルエリアネットワーク40と
光電変換器50を結合する通信制御装置である。この光
電変換器50は、ローカルエリアネットワーク43側の
電気信号とプライベートネットワーク20側の光信号の
相互変換を実行する。
【0034】ゲートウェイ44は、制御装置46とロー
カルエリアネットワーク40を結合する入出力装置であ
る。制御装置46は、入力側監視装置47と出力側監視
装置48の動作制御及びこれら監視装置が検出した監視
データを受け入れる。入力側監視装置47は、入力ステ
ーション21の入力側の流量及び圧力を検出する。出力
側監視装置47は、入力ステーション21の出力側の流
量及び圧力を検出する。無停電電源45は、ワイドエリ
ア用電気設備21aが停電状態に曝された場合に電力供
給を行う。
【0035】次に図2(c)には、出力ステーション2
4のローカルエリア用電気設備24aの構成が示され
る。を示す。図2(c)において、ローカルエリア用電
気設備24aは、ローカルエリアネットワーク60と、
ローカルデータサーバ61と、内部ルータ62と、ゲー
トウェイ63と、無停電電源64と、制御装置65と、
入力側監視装置66と、出力側監視装置67を備える。
【0036】データサーバ61は、出力ステーション2
4の運転状況を監視し、そして運転状況を表す運転デー
タを記憶する。データサーバ61は、データサーバ41
の指示に基づいて、記憶した運転データをデータサーバ
41に転送する。内部ルータ62は、ローカルエリアネ
ットワーク60と光電変換器68を結合する通信制御装
置である。この光電変換器68は、ローカルエリアネッ
トワーク60側の電気信号とプライベートネットワーク
20側の光信号の相互変換を実行する。
【0037】ゲートウェイ63は、制御装置65とロー
カルエリアネットワーク60を結合する入出力装置であ
る。制御装置65は、入力側監視装置66と出力側監視
装置67の動作制御及びこれら監視装置が検出した監視
データを受け入れる。入力側監視装置66は、出力ステ
ーション24の入力側の流量及び圧力を検出する。出力
側監視装置67は、出力ステーション24の出力側の流
量及び圧力を検出する。無停電電源64は、ローカルエ
リア用電気設備24aが停電状態に曝された場合に電力
供給を行う。
【0038】尚、第1コンプレッサステーション22の
ローカルエリア用電気設備22a及び第2コンプレッサ
ステーション23のローカルエリア用電気設備23aの
構成も、ローカルエリア用電気設備24aと同様であ
る。
【0039】入力ステーション21、第1及び第2コン
プレッサステーション22,23、そして出力ステーシ
ョン24は、受け入れた天然ガスを圧送する点で、基本
的な機能及び構成が一致する。名称の相違は、パイプラ
イン上の位置に基づくものである。
【0040】次に図3を参照して、本発明に係る機械設
備の構成を説明する。図3は、本発明に係る機械設備の
構成図である。図には、機械設備21b,22b,23
b,24bと、パイプラインP1,P2,P3と、パイ
プライン入力(IN)200aと、パイプライン出力(OUT)2
00bが示される。
【0041】入力ステーション21に設置される機械設
備21bは、入力圧力センサ211と、入力流量センサ212
と、主コンプレッサ213と、主ガスタービン214と、主バ
ルブ215と、副コンプレッサ216と、副ガスタービン217
と、副バルブ218と、出力圧力センサ219と、出力流量セ
ンサ220を備える。
【0042】入力圧力センサ211は、機械設備21bに
入力する天然ガスの圧力を検出するセンサである。入力
流量センサ212は、機械設備21bに入力する天然ガス
の流量を検出するセンサである。これらセンサの検出結
果は、監視装置47に入力する。
【0043】主コンプレッサ213は、入力パイプライン2
00aを介して入力する天然ガスを圧送する。主ガスター
ビン214は、主コンプレッサ213を駆動する。副コンプレ
ッサ216は、入力パイプライン200aを介して入力する天
然ガスを圧送する。副ガスタービン217は、副コンプレ
ッサ216を駆動する。主バルブ215及び副バルブ218は、
主コンプレッサ215又は副コンプレッサ216による圧送が
実行される場合に閉じられる。主バルブ215及び副バル
ブ218は、主コンプレッサ215及び副コンプレッサ216に
よる圧送が実行されない場合、その何れかが開かれる。
【0044】出力圧力センサ219は、機械設備21bか
ら出力される天然ガスの圧力を検出するセンサである。
出力流量センサ220は、機械設備21bから出力される
天然ガスの流量を検出するセンサである。これらセンサ
の検出結果は、監視装置48に入力する。機械設備21
bから圧送される天然ガスは、第1パイプラインP1に
供給される。
【0045】尚、機械設備21bが天然ガスの圧送を実
行する場合、原則、主コンプレッサ213及び副コンプレ
ッサ216の何れか一方が運転される。即ち、主コンプレ
ッサ213が運転される場合、副コンプレッサ216は停止
し、そして副コンプレッサ216の入力は天然ガスの流入
を阻止する。この流入阻止は、例えば副コンプレッサ21
6の入力に設けられたバルブ(図示されず)を閉じるこ
とにより実現する。同様に、副コンプレッサ216が運転
される場合、主コンプレッサ213は停止し、そして主コ
ンプレッサ213の入力は天然ガスの流入を阻止する。こ
の流入阻止は、例えば主コンプレッサ213の入力に設け
られたバルブ(図示されず)を閉じることにより実現す
る。
【0046】第1パイプラインP1に供給された天然ガ
スは、第1コンプレッサステーション22の機械設備2
2bに受け入れられる。
【0047】機械設備22bは、機械設備21b同様
に、入力圧力センサ221と、入力流量センサ222と、主コ
ンプレッサ223と、主ガスタービン224と、主バルブ225
と、副コンプレッサ226と、副ガスタービン227と、副バ
ルブ228と、出力圧力センサ229と、出力流量センサ230
を備える。
【0048】入力圧力センサ221は、機械設備22bに
入力する天然ガスの圧力を検出するセンサである。入力
流量センサ222は、機械設備22bに入力する天然ガス
の流量を検出するセンサである。これらセンサの検出結
果は、機械設備22bの監視装置に入力する。
【0049】主コンプレッサ223は、第1パイプライン
P1を介して入力する天然ガスを圧送する。主ガスター
ビン224は、主コンプレッサ223を駆動する。副コンプレ
ッサ226は、第1パイプラインP1を介して入力する天
然ガスを圧送する。副ガスタービン227は、副コンプレ
ッサ226を駆動する。主バルブ225及び副バルブ228は、
主コンプレッサ225又は副コンプレッサ226による圧送が
実行される場合に閉じられる。主バルブ225及び副バル
ブ228は、主コンプレッサ225及び副コンプレッサ226に
よる圧送が実行されない場合、その何れかが開かれる。
【0050】出力圧力センサ229は、機械設備22bか
ら出力される天然ガスの圧力を検出するセンサである。
出力流量センサ230は、機械設備22bから出力される
天然ガスの流量を検出するセンサである。これらセンサ
の検出結果は、機械設備22bの監視装置に入力する。
機械設備22bから圧送される天然ガスは、第2パイプ
ラインP2に供給される。
【0051】機械設備23bは、機械設備22b同様
に、入力圧力センサ231と、入力流量センサ232と、主コ
ンプレッサ233と、主ガスタービン234と、主バルブ235
と、副コンプレッサ236と、副ガスタービン237と、副バ
ルブ238と、出力圧力センサ239と、出力流量センサ240
を備える。
【0052】入力圧力センサ231は、機械設備23bに
入力する天然ガスの圧力を検出するセンサである。入力
流量センサ232は、機械設備23bに入力する天然ガス
の流量を検出するセンサである。これらセンサの検出結
果は、機械設備23bの監視装置に入力する。
【0053】主コンプレッサ233は、第2パイプライン
P2を介して入力する天然ガスを圧送する。主ガスター
ビン234は、主コンプレッサ233を駆動する。副コンプレ
ッサ236は、第2パイプラインP2を介して入力する天
然ガスを圧送する。副ガスタービン237は、副コンプレ
ッサ236を駆動する。主バルブ235及び副バルブ238は、
主コンプレッサ235又は副コンプレッサ236による圧送が
実行される場合に閉じられる。主バルブ235及び副バル
ブ238は、主コンプレッサ235及び副コンプレッサ236に
よる圧送が実行されない場合、その何れかが開かれる。
【0054】出力圧力センサ239は、機械設備23bか
ら出力される天然ガスの圧力を検出するセンサである。
出力流量センサ240は、機械設備23bから出力される
天然ガスの流量を検出するセンサである。これらセンサ
の検出結果は、機械設備23bの監視装置に入力する。
機械設備23bから圧送される天然ガスは、第3パイプ
ラインP3に供給される。
【0055】機械設備24bは、機械設備23b同様
に、入力圧力センサ241と、入力流量センサ242と、主コ
ンプレッサ243と、主ガスタービン244と、主バルブ245
と、副コンプレッサ246と、副ガスタービン247と、副バ
ルブ248と、出力圧力センサ249と、出力流量センサ250
を備える。
【0056】入力圧力センサ241は、機械設備24bに
入力する天然ガスの圧力を検出するセンサである。入力
流量センサ242は、機械設備24bに入力する天然ガス
の流量を検出するセンサである。これらセンサの検出結
果は、機械設備24bの監視装置66に入力する。
【0057】主コンプレッサ243は、第3パイプライン
P3を介して入力する天然ガスを圧送する。主ガスター
ビン244は、主コンプレッサ243を駆動する。副コンプレ
ッサ246は、第3パイプラインP3を介して入力する天
然ガスを圧送する。副ガスタービン247は、副コンプレ
ッサ246を駆動する。主バルブ245及び副バルブ248は、
主コンプレッサ245又は副コンプレッサ246による圧送が
実行される場合に閉じられる。主バルブ245及び副バル
ブ248は、主コンプレッサ245及び副コンプレッサ246に
よる圧送が実行されない場合、その何れかが開かれる。
【0058】出力圧力センサ249は、機械設備24bか
ら出力される天然ガスの圧力を検出するセンサである。
出力流量センサ250は、機械設備24bから出力される
天然ガスの流量を検出するセンサである。これらセンサ
の検出結果は、機械設備24bの監視装置67に入力す
る。機械設備24bから圧送される天然ガスは、出力パ
イプライン(OUT)200bに供給される。
【0059】以上の構成のパイプラインシステムにおい
て、入力パイプライン200aを流れる天然ガスは、入力ス
テーション21の機械設備21bにおいて加圧され、そ
して第1パイプラインP1に流入する。第1パイプライ
ンP1を流れる間に減圧した天然ガスは、第1コンプレ
ッサステーションの機械設備22bにおいて加圧され、
そして第2パイプラインP2に流入する。第2パイプラ
インP2を流れる間に減圧した天然ガスは、第2コンプ
レッサステーションの機械設備23bにおいて加圧さ
れ、そして第3パイプラインP3に流入する。第3パイ
プラインP3を流れる間に減圧した天然ガスは、出力ス
テーションの機械設備24bにおいて加圧され、そして
出力パイプライン200bに流入する。
【0060】次に図4及び図5を参照して、本発明に係
るデータサーバの構成を説明する。図4は、本発明に係
るデータサーバの第1構成図である。図には入力ステー
ション21に設置されるデータサーバ41が示される。
データサーバ41は、ローカル監視制御部411と、平常
運転制御部412と、緊急運転制御部413と、グローバル通
信制御部414と、ローカル通信制御部415と、運転データ
記憶部416を備える。
【0061】ローカル監視制御部411は、ゲートウェイ
44を介して入力する監視結果に基づいて入力ステーシ
ョン21の運転状況を監視し、そして運転データを入手
する。平常運転制御部412は、入力ステーション21の
平常動作、即ち異常発生の無い状況下の運転を制御す
る。緊急運転制御部413は、入力ステーション21に異
常が発生した場合の運転又は遠隔監視センタ3の指示に
基づく運転を制御する。緊急運転制御部413は更に、遠
隔監視センタ3の指示に基づいて、第1及び2コンプレ
ッサステーション22,23、そして出力ステーション
24の運転を制御することができる。
【0062】グローバル通信制御部414は、インターネ
ット網1を介した通信を制御する。グローバル通信制御
部414は更に、第1及び第2コンプレッサステーション
22,23、そして出力ステーション24をインターネ
ット網1を介して遠隔監視センタ3に結合することがで
きる。即ち遠隔監視センタ3は、入力ステーション21
及びプライベートネットワーク20を介して、第1及び
第2コンプレッサステーション22,23、そして出力
ステーション24を遠隔操作することができる。ローカ
ル通信制御部415は、プライベートネットワーク20を
介して実行される通信を制御する。
【0063】運転データ記憶部416は、ローカル監視制
御部411の監視結果、即ち運転データ、更には平常運転
制御部412及び緊急運転制御部413に参照される運転プロ
グラムを記憶する。
【0064】次に図5は、本発明に係るデータサーバの
第2構成図である。図には出力ステーション24に設置
されるデータサーバ61が示される。データサーバ61
は、ローカル監視制御部611と、平常運転制御部612と、
緊急運転制御部613と、ローカル通信制御部614と、運転
データ記憶部415を備える。
【0065】ローカル監視制御部611は、ゲートウェイ
63介して入力する監視結果に基づいて出力ステーショ
ン21の運転状況を監視し、そして運転データを入手す
る。平常運転制御部612は、出力ステーション24の平
常動作、即ち異常発生の無い状況下の運転を制御する。
緊急運転制御部613は、出力ステーション24に異常が
発生した場合の運転又は遠隔監視センタ3の指示に基づ
く運転を制御する。緊急運転制御部613は更に、遠隔監
視センタ3の指示に基づいて、第1及び2コンプレッサ
ステーション22,23、そして出力ステーション24
の運転を制御することができる。
【0066】ローカル通信制御部615は、プライベート
ネットワーク20を介して実行される通信を制御する。
運転データ記憶部616は、ローカル監視制御部611の監視
結果、即ち運転データ、更には平常運転制御部612及び
緊急運転制御部613に参照される運転プログラムを記憶
する。
【0067】尚、第1及び第2コンプレッサステーショ
ン22,23は、出力ステーション24同様に、それぞ
れデータサーバ61に対応するデータサーバ61a,6
1bを備える。データサーバ61aは、データサーバ6
1同様に、ローカル監視制御部611a、平常運転制御部61
2a、緊急運転制御部613a、ローカル通信制御部614a、そ
して運転データ記憶部615aを備える。データサーバ61
bは、データサーバ61同様に、ローカル監視制御部61
1b、平常運転制御部612b、緊急運転制御部613b、ローカ
ル通信制御部614b、そして運転データ記憶部615bを備え
る。
【0068】以上の構成の本発明に係るパイプライン監
視システムの動作を図6及び図7を参照して説明する。
図6は、本発明に係る第1フローチャートである。例え
ば入力ステーション21において、平常運転中、平常運
転制御部412による運転制御に基づいて運転され、そし
てローカル監視制御部411の監視制御が実行される。さ
らに制御部46は、周期的に入力監視装置47及び出力
監視装置48を周期的に駆動する。入力監視装置47及
び出力監視装置48は、入力圧力センサ211、入力流量
センサ212、出力圧力センサ213、そして出力流量センサ
214を駆動して圧力及び流量を検出する。制御装置46
は、ゲートウェイ44を介して、検出データに対応する
運転データをデータサーバ41に通知する。データサー
バ41のローカル監視制御部411は、運転データが検出
されたか否か判断する(S1)。ローカル監視制御部41
1は、正常の判断を下すと、運転データを運転データ記
憶部416に保存し(S3)、遠隔監視センタから運転デ
ータの通知依頼を受けたか否か判断する(S4)。ロー
カル制御部411は、通知依頼を検出した場合、グローバ
ル通信制御部414を駆動し、そしてインターネット網1
を介して、通知依頼の内容に応じた通知を実行する(S
6)。ローカル監視制御部411は、遠隔監視センタ3、
第1及び第2コンプレッサステーション22,23、そ
して出力ステーション24からの指示の有無を判断す
る。ローカル監視制御部411は、指示の内容に基づい
て、例えば平常運転制御部412及び緊急運転制御414に指
示を通知する指示対応を実行する(S7)。
【0069】ステップS1及びS4においてNOの判断
が下された場合、処理はステップS6の実行に移行され
る。ステップS2においてNOの判断が下された場合、
ローカル監視制御部411は、運転データを運転データ記
憶部416に格納するとローカル対応、即ち自動運転の範
囲で対応が可能か否かを判断する(S8)。ローカル監
視制御部411は、ローカル対応が可能な場合、緊急運転
制御部413を起動する(S9)。緊急運転制御部413は、
自動運転プログラムの範囲で異常状態を解消する運転を
実行し、ステップS5の処理に移行する。ステップS8
においてNOの判断が下された場合、即ちローカル対応
ができない異常発生であると判断された場合、ステップ
S5の処理に移行する。
【0070】尚、ステップS9における運転は、例え
ば、出力側の流量圧力が低下した場合、コンプレッサの
運転能力を上昇させる処理、そして主コンプレッサに異
常が発生した場合、主コンプレッサを停止して副コンプ
レッサを起動する処理等を意味する。
【0071】ステップS8からステップS5に移行した
場合、ステップS5においてローカル監視制御部411
は、例えば機械設備21bの緊急停止の通知又は機械設
備21bの遠隔操作を依頼する通知を実行する。ステッ
プS9からステップS5に移行した場合、ステップS5
においてローカル監視制御部411は、例えば機械設備2
1bが緊急運転中である旨を通知する。
【0072】尚、第1及び第2コンプレッサステーショ
ン22,23、そして出力ステーション24においても
同様の処理が実行されるが、遠隔操作センタ3に対する
通信が入力ステーション21を介して実行される点が異
なる。入力ステーション21のローカル監視制御部411
は、第1及び第2コンプレッサステーション22,2
3、そして出力ステーション24と遠隔監視センタ3の
通信の中継制御を実行することができる。
【0073】次に図7は、本発明に係る第2フローチャ
ートである。図は、監視センタ3の集中監視用電気設備
3aの動作を示す。第1監視端末31は、入力ステーシ
ョン21からの通知を検出すると(S11)、内容の解
析を実行する(S12)。第1監視端末31は、通知内
容に基づいて、対策が必要か否か判断する(13)。第
1監視端末31は、通知内容が運転データの報告を表す
場合、何ら対策を取らず、ステップS15の処理に移行
する。第1監視端末31は、ステップS13において異
常発生の通知、緊急運転起動の通知を検出すると、解析
結果に基づく処理を実行する(S14)。監視端末31
は、対策実行後、データサーバ33及びインターネット
サーバ37に運転データ及び対策記録データを保存し、
処理を終了する。
【0074】第1監視端末31は、異常発生の通知を検
出した場合、ステップS14において、まず予測検知診
断サーバ34を介して、異常内容の解析及び異常解消の
処理内容を導出する。更に第1監視端末31は、インタ
ーネットサーバ37を介して、管理者端末4をアクセス
する。このアクセスは、異常発生を知らせる電子メール
の配信、ファクシミリの配信、そして音声通知の実行を
意味する。このアクセスを管理者端末4を介して認識し
た管理者は、インターネット網1を介してインターネッ
トサーバ37をアクセスし、異常内容の解析、異常解消
の対策を、管理者端末4を用いて遠隔操作することがで
きる。
【0075】管理者は、インターネットサーバ37を介
して、例えば第1コンプレッサステーション21の主コ
ンプレッサ223停止、第1コンプレッサステーション2
1の出力側の流量圧力低下、第2コンプレッサステーシ
ョン22の入力側の流量圧力低下を認識した場合、第1
コンプレッサステーション21の主バルブ225又は副バ
ルブ228の開放、入力ステーション21の主コンプレッ
サ213の運転能力向上を指示する。この指示は、インタ
ーネットサーバ37を介して第1監視端末31に認識さ
れる。指示を認識した第1監視端末31は、インターネ
ット網1を介して、データサーバ41に指示を伝達す
る。指示を受け付けたデータサーバ41は、プライベー
トネットワーク20を介して、第1コンプレッサステー
ションに主バルブ225又は副バルブ228の操作を指示す
る。更にデータサーバ41は、主コンプレッサ213の運
転能力向上の制御を実行し、そして出力側の流量圧力を
上昇させる。以上の対策により、第1コンプレッサステ
ーション22の異常に基づく第2パイプラインP2の流
量圧力の低下を、入力ステーション21の主コンプレッ
サ213で補うことができる。
【0076】更に管理者は、管理者端末4を操作し、イ
ンターネット網1を介してインターネットサーバ37を
アクセスすることにより、より検知診断サーバ34によ
る診断結果を参照することができる。この参照により、
異常発生の可能性を事前に認識することができ、そして
事前に異常発生を回避する対策指示を実行することがで
きる。
【0077】また、第1コンプレッサステーション22
の出力側の流量圧力が正常、第2コンプレッサステーシ
ョン23の入力側の流量圧力が低下した場合、第2パイ
プラインに漏洩等が予想される。この場合、漏洩の拡大
を防止するため、例えば第1コンプレッサステーション
22の運転能力が低減される制御が実行される。運転能
力の低減の他、全てのコンプレッサステーションの停止
することができる。さらにパイプラインの迂回ルート
(補助パイプライン)が設置されている場合には、迂回
ルートの活性化を実行することができる。この場合、運
転能力の低減を全く実行しない又は限定的に実行するこ
とができる。
【0078】なお、データサーバ33に診断結果に基づ
く対策プログラムが格納される場合、第1監視端末31
は、管理者の指示を受けることなく、自動的に異常発生
に対する対応を実行することができる。この場合、監視
端末31は、管理者端末4に向けて、異常発生の告知及
びその対応策を通知する。
【0079】以上の実施例では、コンプレッサステーシ
ョンの入力側と出力側の流量圧力に基づいて異常検出が
実行される。しかしながら監視カメラ及び赤外線センサ
等のセンサを設置する、更にはパイプラインにもセンサ
を設置することにより、よりきめの細かい異常対策を講
じることができる。センサの数が増えるほど、例えば漏
洩個所の特定ができ、速やかに補修係員を所定の場所に
派遣することができる。
【0080】以上説明の本発明によるパイプライン用コ
ンプレッサステーション監視システムは、パイプライン
上の複数のコンプレッサステーションを集中監視し、異
常発生時、複数のコンプレッサステーションを複合的に
制御し、異常に対応することができる。このため、コン
プレッサステーションで異常が発生しても、他のコンプ
レッサステーションの作用により、異常事態に対する対
策を実行することができる。
【0081】さらにネットワークを介して、異常発生後
直ちに、その内容が管理者に通知され、そして管理者に
よる遠隔操作を受け付けることができる。このため、異
常事態に対して速やかな対応を実行することができる。
【0082】
【発明の効果】本発明は、コンプレッサステーションの
運転状況を遠隔監視してコンプレッサステーションの異
常を早期発見し、そしてインターネット網を介して、そ
の内容を管理者につうちすることができる。このため、
自動的に又は管理者の指示に基づいて、異常に対する適
切は対策を速やかに講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は、本発明に係るコンプレッサステーション
管理システムの構成図である。
【図2】図は、本発明に係る電気設備の概念図である。
【図3】図は、本発明に係る機械設備の構成図である。
【図4】図は、本発明に係るデータサーバの第1構成図
である。
【図5】図は、本発明に係るデータサーバの第2構成図
である。
【図6】図は、本発明に係る第1フローチャートであ
る。
【図7】図は、本発明に係る第2フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1:インターネット網 2:パイプラインシステム 3:遠隔監視センタ 3a:集中監視用電気設備 20:プライベートネットワーク 21:入力ステーション 21a:ワイドエリア用電気設備 21b:機械設備 22:第1コンプレッサシステム 22a:ローカルエリア用電気設備 22b:機械設備 23:第2コンプレッサシステム 23a:ローカルエリア用電気設備 23b:機械設備 24:出力ステーション 24a:ローカルエリア用電気設備 24b:機械設備
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B 311 311J 321 321E (72)発明者 尾美 靖彦 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 堀 秀俊 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 Fターム(参考) 2F073 AA03 AA04 AA40 AB01 BB06 BB20 CC03 CC05 CC07 CC08 DD03 DD05 EE11 FG01 FG02 GG01 GG08 3J071 AA13 BB03 BB12 BB14 CC11 DD11 EE06 EE24 EE25 EE37 FF01 5H209 AA01 AA09 BB03 BB04 CC01 CC13 DD04 GG20 HH13 JJ09 5H223 AA01 AA09 BB01 CC01 CC08 DD03 DD07 DD09 EE06 FF06 5K048 AA08 BA21 CA08 DA02 DA05 DC04 EA11 EB08 EB12 FB08 FC01 HA01 HA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を搬送するパイプラインと、 前記パイプライン上に配置され且つ通信回線により相互
    結合された複数のコンプレッサステーションと、 前記複数のコンプレッサステーションの少なくとも一つ
    とインターネット網を介して結合され且つ前記インター
    ネット網を介して前記複数のコンプレッサステーション
    の遠隔監視及び遠隔操作を実行する遠隔監視センタと、 前記インターネット網に結合され且つ前記遠隔監視セン
    タを介して前記複数のコンプレッサステーションの運転
    状況を検出することができる管理者端末を備えたパイプ
    ライン用コンプレッサステーション監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパイプライン用コンプ
    レッサステーション監視システムにおいて、 前記遠隔監視センタは、前記監視結果に基づいて、前記
    複数のコンプレッサステーションの異常発生を予測する
    予兆検知診断サーバを備えるパイプライン用コンプレッ
    サステーション監視システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のパイプライン用
    コンプレッサステーション監視システムにおいて、 前記遠隔監視センタは、前記管理者端末により閲覧する
    ことができるウェブサイトを備え、 前記遠隔監視センタは、前記ウェブサイトが受け付けた
    前記管理者端末から出力される遠隔操作指示に基づい
    て、前記複数のコンプレッサステーションを遠隔操作す
    るパイプライン用コンプレッサステーション監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか一項に記載のパ
    イプライン用コンプレッサステーション監視システムに
    おいて、 前記遠隔監視センタは、前記遠隔監視の結果に応じた前
    記複数のコンプレッサステーションの運転内容を設定す
    る運転プログラムを備えるパイプライン用コンプレッサ
    ステーション監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか一項に記載のパ
    イプライン用コンプレッサステーション監視システムに
    おいて、 前記遠隔監視センタは、前記何れかのコンプレッサステ
    ーションを基準に、前記パイプライン上の下流側に位置
    する下流側コンプレッサステーションの運転能力が低下
    した場合、前記何れかのコンプレッサステーションの運
    転能力を上昇させるパイプライン用コンプレッサステー
    ション監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一項に記載のパ
    イプライン用コンプレッサステーション監視システムに
    おいて、 前記遠隔監視センタは、一対のコンプレッサステーショ
    ンの前記パイプラインにおける上流側コンプレッサステ
    ーションの出力側の流量圧力が正常で、下流側コンプレ
    ッサステーションの入力側の流量圧力が異常を示す場
    合、前記パイプラインの異常であると判断するパイプラ
    イン用コンプレッサステーション監視システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のパイプライン用コンプ
    レッサステーション監視システムにおいて、 前記遠隔監視センタは、前記パイプラインの異常判断を
    下した場合、前記上流側コンプレッサステーションの能
    力の低減制御又は全ての前記コンプレッサステーション
    の停止又は前記上流側コンプレッサーステーションと前
    記下流側コンプレッサステーションの間に設定された補
    助パイプラインの活性化が実行されるパイプライン用コ
    ンプレッサステーション監視システム。
  8. 【請求項8】 媒体を搬送するパイプライン上に設置さ
    れた複数のコンプレッサステーションをインターネット
    網を介して監視し、 前記監視結果に基づいてウェブサイトを更新し、 複数のコンプレッサステーションの異常が検出された場
    合、前記異常の検出を前記複数のコンプレッサステーシ
    ョンを管理する管理者に操作される管理者端末に通知
    し、 前記管理者端末による前記ウェブサイトの閲覧を許容す
    るパイプライン用コンプレッサステーション監視方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のパイプライン用コンプ
    レッサステーション監視方法において、 前記監視結果に基づいて、前記複数のコンプレッサステ
    ーションの異常発生が予測され、 前記予測結果が前記ウェブサイトに掲載されるパイプラ
    イン用コンプレッサステーション監視方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載のパイプライン
    用コンプレッサステーション監視方法において、 前記ウェブサイトは、前記管理者端末から出力される遠
    隔操作指示を受付け、 前記ウェブサイトにより受け付けられた前記遠隔操作指
    示に基づいて、前記複数のコンプレッサステーションが
    遠隔操作されるパイプライン用コンプレッサステーショ
    ン監視方法。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至10の何れか一項に記載
    のパイプライン用コンプレッサステーション監視方法に
    おいて、 一対のコンプレッサステーションの前記パイプライン上
    の下流側に位置する下流側コンプレッサステーションの
    運転能力低下が検出された場合、前記何れかのコンプレ
    ッサステーションの運転能力の上昇設定が実行されるパ
    イプライン用コンプレッサステーション監視方法。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11の何れか一項に記載
    のパイプライン用コンプレッサステーション監視方法に
    おいて、 一対のコンプレッサステーションの前記パイプラインに
    おける上流側コンプレッサステーションの出力側の流量
    圧力が正常で、下流側コンプレッサステーションの入力
    側の流量圧力が異常を示す場合、前記上流側コンプレッ
    サステーションの運転能力の低減制御が実行され又は全
    ての前記コンプレッサステーションの停止制御が実行さ
    れ又は前記上流側コンプレッサーステーションと前記下
    流側コンプレッサステーションの間に設定された補助パ
    イプラインが活性化制御が実行されるパイプライン用コ
    ンプレッサステーション監視方法。
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