JP2002188458A - ガスタービン部品の補修方法及び補修装置並びにこの補修方法を用いたガスタービン部品及び発電用ガスタービンシステム - Google Patents

ガスタービン部品の補修方法及び補修装置並びにこの補修方法を用いたガスタービン部品及び発電用ガスタービンシステム

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JP2002188458A
JP2002188458A JP2000383741A JP2000383741A JP2002188458A JP 2002188458 A JP2002188458 A JP 2002188458A JP 2000383741 A JP2000383741 A JP 2000383741A JP 2000383741 A JP2000383741 A JP 2000383741A JP 2002188458 A JP2002188458 A JP 2002188458A
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Japan
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gas turbine
turbine component
repairing
heat treatment
repair
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Takahiro Hamada
田 孝 浩 浜
Daizo Saito
藤 大 蔵 斎
Hiroaki Yoshioka
岡 洋 明 吉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P6/00Restoring or reconditioning objects
    • B23P6/002Repairing turbine components, e.g. moving or stationary blades, rotors
    • B23P6/007Repairing turbine components, e.g. moving or stationary blades, rotors using only additive methods, e.g. build-up welding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック層に生じたクラックを塞ぎ基材の
寿命を向上させることができるガスタービン部品の補修
方法を提供する。 【解決手段】 このガスタービン部品の補修方法は、セ
ラミックを主成分とするコーティング層を有するガスタ
ービン部品4の補修方法において、セラミック層3に発
生したクラックを補修する際に、前記部品に熱処理を実
施し、セラミック層3を焼結させることによってクラッ
ク5を補修することである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックを主成
分とするコーティング層を有するガスタービン部品の補
修方法および補修装置に関するものである。ここで、ガ
スタービン部品としては、例えば、ガスタービン動翼、
静翼、シュラウドセグメント、燃焼器ライナ等がある。
【0002】
【従来の技術】発電用ガスタービンはエネルギー資源の
有効利用の点から、ガスタービンの高効率化に関する研
究開発が積極的に行われている。ガスタービンにおいて
は燃焼器出口ガス温度が高いほど発電効率が向上するこ
とから、ガスタービン入口温度の高温化が推進されてい
る。しかし、ガスタービンを構成する高温部品用材料に
とっては極めて過酷な環境となっており、高温における
強度低下や、著しい高温腐食及び高温酸化が問題となっ
ている。
【0003】そこでガスタービン高温部品においては、
コーティングに関する研究開発も進められており、耐食
性および耐酸化性の向上を目的としたMCrAlY(MはNi、C
o、Feの少なくとも1種)コーティングやAlコーティング
が施されている。また高温化対策として、ボンドコート
として耐食性に優れたMCrAlY合金層、トップコートとし
て遮熱性能に優れたセラミック層を有する遮熱コーティ
ング(TBC)が適用される。そこで、ガスタービン動翼
の損傷解析や補修に関する研究開発も進められ、ガスタ
ービン動翼の補修に関する特許も提案されている(特願
平9-269537、特願平9-176772)。
【0004】TBC層を有するガスタービン高温部品にお
いてセラミックコーティング層にクラックおよび剥離が
発生した場合、基材温度が著しく上昇し、基材の劣化や
高温酸化が懸念される。そこでコーティング層にクラッ
クおよび剥離が生じた場合には、TBC層を除去した後、
再度TBCコーティングを補修している。
【0005】図14に従来法によるTBC層を有するガス
タービン部品の補修方法を示す。金属基材1上にボンド
コートとして合金層2を有し、さらにトップコート層と
してセラミック層3を有するガスタービン部品4におい
て、クラック5が発生したセラミック層3を機械的に除
去した後、メタル層2を機械的または化学的に除去した
後、金属基材1の表面上にプラズマ溶射法を用いて、新
たに合金層6およびセラミック層7を形成することによ
って、ガスタービン部品4のクラック補修作業を行って
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、TBC層
を除去してリコーティングをすることは、補修工程がか
かるとともにコスト高となることから、セラミック層内
のクラックが微小な場合には補修作業を実施せず、高温
部品の定期点検時まで使用することが多くなっていた。
その結果としてコーティング層が剥離し、基材の温度が
著しく上昇することによって基材の劣化および酸化減肉
が生じていた。
【0007】そこで本発明は、従来の問題点に対処して
なされたものであり、ガスタービン部品の補修作業を効
率良く実施し、コーティングの剥離寿命を延伸するとと
もに、基材の劣化を防ぐガスタービン部品の補修方法及
び補修装置、並びにこの補修方法を用いたガスタービン
部品及び発電用ガスタービンシステムを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1及び請求項11
に記載のガスタービン部品の補修方法および補修装置
は、セラミックを主成分とするコーティング層を有する
ガスタービン部品の補修方法において、セラミック層に
発生したクラックを補修する際に、前記部品に熱処理を
実施し、セラミック層を焼結させることを特徴としてい
る。
【0009】本発明において、クラックが発生したセラ
ミック層を有するガスタービン部品について熱処理を実
施することによって、セラミック層が焼結反応を起こ
し、発生したクラックを塞ぐことができる。その結果、
セラミック層のクラック進展および剥離を防止すること
ができ、セラミック層の寿命延伸が可能となる。さらに
基材の温度上昇に伴う劣化を防ぐことができ、基材寿命
の延伸も可能となる。
【0010】請求項2及び請求項12に記載のガスター
ビン部品の補修方法および補修装置は、請求項1及び請
求項11に記載のガスタービン部品の補修方法及び補修
装置において、熱処理を実施する際に、高圧下で熱処理
を実施することを特徴としている。
【0011】本発明において、クラックが発生したセラ
ミック層を有するガスタービン部品について高圧下で熱
処理を実施することによって、セラミック層に圧縮応力
が働き、セラミック層の焼結反応との相乗効果によっ
て、優れた密着性でクラックを塞ぐことができる。その
結果、セラミック層のクラック進展および剥離を防止す
ることができ、セラミック層の寿命延伸が可能となる。
さらに基材の温度上昇に伴う劣化を防ぐことができ、基
材寿命の延伸も可能となる。
【0012】請求項3及び請求項13に記載のガスター
ビン部品の補修方法および補修装置は、請求項2及び請
求項12に記載のガスタービン部品の補修方法及び装置
において、高圧下で熱処理を実施する際に、ガスタービ
ン部品を金属製のカプセル内に封入することを特徴とし
ている。
【0013】本発明において、クラックが発生したセラ
ミック層を有するガスタービン部品について金属製のカ
プセル内に封入した後、高圧下で熱処理を実施すること
によって、セラミック層の基材方向への加圧が強くな
り、よりセラミック層が焼結性が高くなり、優れた密着
性でクラックを塞ぐことができる。その結果、セラミッ
ク層のクラック進展および剥離を防ぐことができ、セラ
ミック層のさらなる寿命延伸が可能となる。さらに基材
の温度上昇に伴う劣化を防ぐことができ、基材寿命の延
伸も可能となる。
【0014】請求項4及び請求項14に記載のガスター
ビン部品の補修方法および補修装置は、ガスタービン部
品を金属製のカプセル内に封入する際に、ガスタービン
部品の周囲に、セラミック層と同等の成分を有するセラ
ミック粉末を封入することを特徴としている。
【0015】本発明は、請求項3及び請求項13に記載
の補修方法では処理できないクラックまたは剥離が生じ
た場合に最適な補修方法である。本発明において、クラ
ック発生部および剥離部に、セラミック層と同等の成分
を有するセラミック粉末を封入すると、セラミック層が
セラミック粉末と焼結反応を起こすことによって、セラ
ミック層の補修が可能となる。その結果、リコーティン
グを実施する必要がなくなり、補修期間の短縮およびコ
ストの低減が可能となる。
【0016】請求項5に記載のガスタービン部品の補修
方法は、セラミック層に発生したクラックを補修する際
に、クラックまたは剥離が発生したコーティング層を部
分的に除去し、新たにコーティングを施工した後、高圧
下で熱処理を実施することを特徴としている。
【0017】本発明は、請求項1ないし請求項4記載の
補修方法では処理できないクラックまたは剥離が生じた
場合に最適な補修方法である。これまで、初期セラミッ
ク層と新規セラミック層とでは密着性が悪く、剥離が生
じやすいという問題点があったことから、クラック発生
部だけではなく、部品全面についてリコーティング作業
を実施していた。本発明において、クラックまたは剥離
が発生したコーティング層を部分的に除去し、新たにコ
ーティングを施工した後、高圧下で熱処理を実施するこ
とによって、初期セラミック層と新規セラミック層との
密着性を良くすることができる。その結果、部品全面に
ついてリコーティングを実施する必要がなくなり、補修
期間の短縮およびコストの低減が可能となる。
【0018】請求項6に記載のガスタービン部品の補修
方法は、熱処理を実施する際に、加熱温度を1200℃以上
とすることを特徴としている。
【0019】本発明において、加熱温度を1200℃以上で
熱処理を実施することによって、セラミック層が焼結反
応を起こし、発生したクラックを塞ぐことができる。そ
の結果、発生したクラックを塞ぐことによってセラミッ
ク層のクラック進展および剥離を防ぐことができ、セラ
ミック層の寿命延伸が可能となる。さらに基材の温度上
昇に伴う劣化を防ぐことができ、基材寿命の延伸も可能
となる。
【0020】請求項7に記載のガスタービン部品の補修
方法は、熱処理を実施した後に、基材の回復を目的とし
た熱処理を行うことを特徴としている。
【0021】本発明において、コーティング層に発生し
たクラックの補修を目的とした熱処理を実施した後、基
材の回復を目的とした熱処理を行うことで、基材の寿命
延伸を図ることができる。その結果、管理寿命に優れた
ガスタービン部品を提供することができる。
【0022】請求項8に記載のガスタービン部品の補修
方法は、セラミック層を有する運転後のガスタービン部
品について非破壊検査を実施することによって、クラッ
クおよび剥離の程度によってリコーティングの要否を判
断し、その結果を基に請求項1ないし請求項7記載の補
修方法によってクラック補修を行うことを特徴としてい
る。
【0023】本発明において、非破壊検査を用いること
によって、目視検査では確認できない微細クラックを検
知することができる。その結果、クラックが微細な段階
で熱処理を実施してクラック補修を行うことによって、
クラックの進展および剥離を抑制することができる。ま
た、本発明のようにシステム化することによって、ガス
タービン部品の補修を効率良く実施することができる。
【0024】請求項9に記載のガスタービン部品の補修
方法は、セラミック層を有するガスタービン部品につい
て、請求項1ないし請求項8記載の補修方法を定期的に
実施することを特徴としている。
【0025】セラミック層においては、まず微細クラッ
クが発生し、微細クラックが進展したり、クラック同士
が結合することによって、セラミック層の剥離につなが
る場合が多い。本発明において、定期的に請求項1ない
し請求項8記載の補修方法を実施し、クラックが微細な
段階でクラック補修を行うことによって、セラミック層
の剥離を抑制することができる。
【0026】請求項10に記載のガスタービン部品およ
び発電用ガスタービンシステムは、請求項1ないし請求
項9のいずれかに記載のガスタービン部品の補修方法を
用いていることを特徴としている。
【0027】本発明において、ガスタービン部品および
発電用ガスタービンシステムに請求項1ないし請求項9
記載のガスタービン部品の補修方法を用いることによっ
て、従来の補修方法よりも、セラミック層および基材寿
命を延伸することができることから、信頼性に優れたガ
スタービン部品および発電用ガスタービンシステムを提
供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1ないし図13を参照して説明する。
【0029】第1の実施の形態 本実施の形態においては、本発明によるガスタービン部
品の補修方法の概略を説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態のガスタービン部品の補修方法および補修装
置である。金属基材1の表面上にボンドコートとして合
金層2を有し、トップコートとしてセラミック層3を有
するガスタービン部品4について、熱処理炉8に設置し
た後、熱処理を実施することによって、セラミック層3
に発生したクラック5を補修するものである。
【0030】本実施の形態によれば、クラック5が発生
したセラミック層3を有するガスタービン部品4につい
て熱処理を実施することによって、セラミック層3が焼
結反応を起こし、発生したクラックを塞ぐことができ
る。その結果、セラミック層3のクラック進展および剥
離が抑制され、セラミック層3の寿命延伸が可能とな
る。さらに、コーティング層3の剥離に伴う基材の温度
上昇を防ぐことができ、基材1の劣化が抑制され、基材
1の寿命延伸も可能となる。
【0031】次に、本実施の形態において、以下の実施
例について組織評価を実施した。実施例1は、Ni基合金
にプラズマ溶射法を用いてボンドコートとしてCoCrAlY
層、トップコートとして8Y2O3-ZrO2層をコーティングし
た試験材について、加熱試験を実施することによってク
ラックを発生させた後、本発明の補修方法である熱処理
(熱処理温度:1200℃)を実施した。
【0032】実施例2は、Ni基合金にプラズマ溶射法を
用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコートと
して8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材について、
加熱試験を実施することによってクラックを発生させ
た。
【0033】以上のようにして作製した実施例1および
実施例2について、光学顕微鏡を用いて組織観察を実施
した。図2に実施例1および実施例2の組織の模式図を
示すが、本発明である実施例1においては、クラック量
が大幅に減少しており、熱処理によって微細クラックが
塞がったことが確認された。クラックの進展および結合
はセラミック層の剥離につながるが、本発明を用いるこ
とによってクラック補修が可能となり、セラミック層の
寿命延伸が可能となったと言える。
【0034】第2の実施の形態 本実施の形態においては、本発明によるガスタービン部
品の補修方法の概略を説明する。図3は本発明の第2の
実施の形態のガスタービン部品の補修方法および補修装
置である。金属基材1の表面上にボンドコートとして合
金層2を有し、トップコートとしてセラミック層3を有
するガスタービン部品4について、熱処理炉8に設置し
た後、高圧下で熱処理を実施することによって、セラミ
ックコーティング層3に発生したクラック5を補修する
ものである。
【0035】本実施の形態によれば、クラック5が発生
したセラミック層3を有するガスタービン部品4につい
て高圧下で熱処理を実施することによって、セラミック
層3に圧縮応力が働き、セラミック層3の焼結反応との
相乗効果によって、優れた密着性でクラック5を塞ぐこ
とができる。その結果、セラミック層のクラック進展お
よび剥離を防ぐことができ、セラミック層3の寿命延伸
が可能となる。さらに、基材1の温度上昇に伴う劣化を
防ぐことができ、基材1の寿命延伸も可能となる。
【0036】次に、本実施の形態において、以下の実施
例について評価を実施した。実施例3は、Ni基合金にプ
ラズマ溶射法を用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、
トップコートとして8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試
験材について、加熱試験を実施することによってクラッ
クを発生させた後、本発明の補修方法である高圧下での
熱処理(熱処理温度:1200℃)を実施した。
【0037】実施例4は、Ni基合金にプラズマ溶射法を
用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコートと
して8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材について、
加熱試験を実施することによってクラックを発生させた
後、非加圧下で熱処理(熱処理温度:1200℃)を実施し
た。
【0038】以上のようにして作製した実施例3および
実施例4について、高温熱サイクル試験(試験温度:10
00℃)を実施した。図4に熱サイクル試験結果を示す。
本試験の結果、本発明である実施例3の方が剥離寿命に
優れていることがわかった。従って、本発明の補修方法
の方が優れた密着性でクラック補修を実施することがで
き、より耐クラック進展性および耐剥離性に優れたセラ
ミック層を提供できる。
【0039】第3の実施の形態 本実施の形態においては、本発明によるガスタービン部
品の補修方法の概略を説明する。図5は本発明の第4の
実施の形態のガスタービン部品の補修方法および補修装
置である。金属基材1の表面上にボンドコートとして合
金層2を有し、トップコートとしてセラミック層3を有
するガスタービン部品4について、金属製カプセル9内
に封入した後、熱処理炉8に設置し、高圧下で熱処理を
実施することによって、セラミック層3に発生したクラ
ック5を補修するものである。
【0040】本実施の形態によれば、クラック5が発生
したセラミック層3を有するガスタービン部品4につい
て金属製カプセル9内に封入した後、高圧下で熱処理を
実施することによって、セラミック層3の基材方向への
加圧が強くなり、セラミック層3の焼結性がさらに高く
なることから、優れた密着性でクラック5を塞ぐことが
できる。その結果、セラミック層3のクラック進展およ
び剥離を防ぐことができ、セラミック層3の寿命延伸が
可能となる。さらに、基材1の温度上昇に伴う劣化を防
ぐことができ、基材寿命の延伸も可能となる。
【0041】次に、本実施の形態において、以下の実施
例について評価を実施した。実施例5は、Ni基合金にプ
ラズマ溶射法を用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、
トップコートとして8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試
験材について、加熱試験を実施することによってクラッ
クを発生させた後、本発明の補修方法である金属製のカ
プセルに封入した後、高圧下で熱処理(熱処理温度:12
00℃)を実施した。
【0042】実施例6は、Ni基合金にプラズマ溶射法を
用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコートと
して8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材について、
加熱試験を実施することによってクラックを発生させた
後、熱処理炉に設置し、高圧下で熱処理(熱処理温度:
1200℃)を実施した。
【0043】以上のようにして作製した実施例5および
実施例6について、高温熱サイクル試験(試験温度:10
00℃)を実施した。図6に熱サイクル試験結果を示す。
本試験の結果、本発明である実施例5が最も剥離寿命に
優れていることがわかった。従って、本発明の補修方法
の方が優れた密着性でクラック補修を実施することがで
き、より耐クラック進展性および耐剥離性に優れたセラ
ミック層を提供できると言える。
【0044】第4の実施の形態 本実施の形態においては、本発明によるガスタービン部
品の補修方法の概略を説明する。図7は本発明の第4の
実施の形態のガスタービン部品の補修方法および補修装
置である。金属基材1の表面上にボンドコートとして合
金層2を有し、トップコートとしてセラミック層3を有
するガスタービン部品4について、金属製カプセル9内
に封入する際に、セラミック層3と同等の成分を有する
セラミック粉末10を封入することによって、セラミッ
ク層3に発生したクラック5および剥離を補修するもの
である。
【0045】本実施の形態によれば、クラック5および
剥離に封入されたセラミック粉末7が、初期のセラミッ
ク層3と焼結反応を起こし、セラミック層3に発生した
クラック5および剥離を補修することができる。その結
果、従来実施していたリコーティング作業を用いる必要
がなくなり、補修期間の短縮および補修コストの低減が
可能となる。
【0046】第5の実施の形態 本実施の形態においては、本発明によるガスタービン部
品の補修方法の概略を説明する。図8は本発明の第5の
実施の形態のガスタービン部品の補修方法および補修装
置である。セラミック層3に発生したクラックを補修す
る際に、合金層2およびセラミック層3を部分的に除去
した後、プラズマ溶射法を用いて新たに合金層6および
セラミック層7を形成する。さらに、熱処理炉8に設置
した後、高圧下で熱処理を実施することによってセラミ
ック層3のクラック5および剥離を補修するものであ
る。
【0047】従来法では初期セラミック層3と新規セラ
ミック層6とでは密着性が悪く、剥離が生じやすいとい
う問題点があったことから、クラック発生部だけではな
く、部品全面についてリコーティング作業を実施してい
た。本実施の形態によれば、クラック5または剥離が発
生したセラミック層3を部分的に除去し、再度コーティ
ングを実施した後、高圧下で熱処理を実施することによ
って、初期セラミック層3と新規セラミック層9との密
着性を良くすることができる。その結果、部品全面につ
いてリコーティングを実施する必要がなくなり、補修期
間の短縮およびコストの低減が可能となる。
【0048】次に、本実施の形態において、以下の実施
例について評価を実施した。実施例7は、Ni基合金にプ
ラズマ溶射法を用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、
トップコートとして8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試
験材について、加熱試験を実施することによってクラッ
クを発生させた後、クラック部についてリコーティング
を実施し、本発明の補修方法である高圧下で熱処理(熱
処理温度:1200℃)を実施した。
【0049】実施例8は、Ni基合金にプラズマ溶射法を
用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコートと
して8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材について、
加熱試験を実施することによってクラックを発生させた
後、クラック部についてリコーティングを実施した。
【0050】以上のようにして作製した実施例7および
実施例8について、高温熱サイクル試験(試験温度:10
00℃)を実施した。図9に熱サイクル試験結果を示す。
本試験の結果、本発明である実施例7の方が剥離寿命に
優れていることがわかった。従って、本発明の補修方法
の方が優れた密着性でクラック補修を実施することがで
き、より耐クラック進展性および耐剥離性に優れたセラ
ミック層を提供できる。
【0051】第6の実施の形態 本実施の形態においては、ガスタービン部品の補修の際
に実施する熱処理温度を変えて作製した実施例につい
て、高温熱サイクル試験(試験温度:1000℃)を実施し
た。
【0052】実施例9は、Ni基合金にプラズマ溶射法を
用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコートと
して8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材について、
加熱試験を実施することによってクラックを発生させた
後、本発明の補修方法である高圧下での熱処理を加熱温
度1300℃で実施した。
【0053】実施例10は、Ni基合金にプラズマ溶射法
を用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコート
として8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材につい
て、加熱試験を実施することによってクラックを発生さ
せた後、本発明の補修方法である高圧下での熱処理を加
熱温度1200℃で実施した。
【0054】実施例11は、Ni基合金にプラズマ溶射法
を用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコート
として8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材につい
て、加熱試験を実施することによってクラックを発生さ
せた後、本発明の補修方法である高圧下での熱処理を加
熱温度1100℃で実施した。
【0055】以上のようにして作製した実施例9〜11
について、熱サイクル試験を実施した。図10に熱サイ
クル試験結果を示す。本試験の結果、加熱温度が1200℃
以上の場合において優れた剥離寿命が得られることがわ
かった。従って、熱処理の際の加熱温度は1200℃以上で
あることが望ましいと言える。
【0056】第7の実施の形態 本実施の形態においては、本発明によるガスタービン部
品の補修方法の概略を説明する。図11は本発明の第7
の実施の形態のガスタービン部品の補修方法および補修
装置である。熱処理を実施した後に、基材の回復を目的
とした熱処理を行っている。
【0057】本実施の形態によれば、コーティング層に
発生したクラックの補修を目的とした熱処理を実施した
後、基材の回復を目的とした熱処理を行うことで、基材
の寿命延伸を図ることができる。その結果、管理寿命に
優れたガスタービン部品を提供することができる。
【0058】次に、本実施の形態において、以下の実施
例について評価を実施した。
【0059】実施例12は、Ni基合金にプラズマ溶射法
を用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコート
として8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材につい
て、加熱試験を実施することによってクラックを発生さ
せる。さらに高圧下で熱処理(熱処理温度:1200℃)を
実施した後、基材の回復を目的とした溶体化熱処理(熱
処理温度:1100℃)および時効熱処理(熱処理温度:85
0℃)を実施した。
【0060】実施例13は、Ni基合金にプラズマ溶射法
を用いてボンドコートとしてCoCrAlY層、トップコート
として8Y2O3-ZrO2層をコーティングした試験材につい
て、加熱試験を実施することによってクラックを発生さ
せた後、高圧下で熱処理(熱処理温度:1200℃)を実施
した。
【0061】以上のようにして作製した実施例12およ
び実施例13について、クリープ試験を実施した。図1
2にクリープ試験結果を示す。本試験の結果、本発明で
ある実施例12の方がクリープ破断寿命に優れているこ
とがわかった。従って、本発明の補修方法の方が耐久性
に優れた高温部品を提供できると言える。
【0062】第8の実施の形態 本実施の形態においては、本発明によるガスタービン部
品の補修フローを説明する。図13は本発明の第8の実
施の形態のガスタービン部品の補修フローである。コー
ティング層を有する運転後のガスタービン部品について
非破壊検査を実施することによって、クラックおよび剥
離の程度によってリコテーィングの要否を判断し、その
結果を基に請求項1ないし請求項7に記載の補修方法に
よってクラック補修を行うことを特徴としている。
【0063】本実施の形態によれば、非破壊検査を用い
ることによって、目視検査では確認できない微細クラッ
クを検知することができる。その結果、クラックが微細
な段階で熱処理を実施してクラック補修を行うことによ
って、クラックの進展および剥離を抑制することができ
る。また、本発明のようにシステム化することによっ
て、ガスタービン部品の補修を効率良く実施することが
できる。
【0064】第9の実施の形態 本実施の形態においては、本発明によるガスタービン部
品の補修方法の概略を説明する。本発明は、セラミック
層を有するガスタービン部品について、請求項1ないし
請求項8記載の補修方法を定期的に実施することを特徴
としている。
【0065】本実施の形態によれば、セラミック層にお
いては、まず微細クラックが発生し、微細クラックが進
展したり、クラック同士が結合することによって、コー
ティング層の剥離につながる場合が多い。本発明におい
て、定期的に請求項1〜8記載の補修方法を実施し、ク
ラックが微細な段階でクラック補修を行うことによっ
て、コーティング層の剥離を抑制することができる。
【0066】第10の実施の形態 本実施の形態は、請求項1ないし請求項9に記載のガス
タービン部品の補修方法を用いて補修作業を行った、ガ
スタービン部品および発電用ガスタービンシステムであ
る。
【0067】本実施の形態によれば、ガスタービン部品
の再コーティング作業と基材のクラック補修作業を効率
良く実施し、かつ低コスト化を図ることができる。また
従来の補修方法よりも、コーティング層および基材寿命
を延伸することができることから、信頼性に優れたガス
タービン部品および発電用ガスタービンシステムを提供
することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明におけるガ
スタービン部品の補修方法を用いることによって、ガス
タービン部品の補修作業を効率良く実施し、かつ補修作
業の低コスト化を図ることができる。また、コーティン
グの剥離寿命を延伸するとともに、部品基材の劣化を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図であって、
ガスタービン部品を熱処理による焼結によって補修する
補修方法及び補修装置を示す図。
【図2】図1に示す補修方法を実施する前と実施した後
のセラミック組織を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す図であって、
ガスタービン部品を高圧下で熱処理する補修方法及び補
修装置を示す図。
【図4】図3に示す高圧下で熱処理をした場合と、非高
圧下で熱処理をした場合の剥離寿命を比較した図。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す図であって、
ガスタービン部品を金属製カプセルで封入した後高圧下
で熱処理を行う補修方法及び補修装置を示す図。
【図6】図5に示すカプセルに封入後高圧下で熱処理し
た場合と、高圧下で熱処理のみした場合との剥離寿命を
比較した図。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す図であって、
ガスタービン部品とカプセルとの間にセラミック粉末を
封入後、高圧下で熱処理を行う補修方法及び補修装置を
示す図。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示す図であって、
セラミック層を部分的に除去してコーティングした後、
高圧下で熱処理を行う補修方法を示す図。
【図9】図8に示すリコーティング後高圧下で熱処理を
した場合と、リコーティングのみの場合との剥離寿命を
比較した図。
【図10】本発明の第6の実施の形態であって、種々の
温度条件で熱処理を行った場合の剥離寿命を比較した
図。
【図11】本発明の第7の実施の形態を示す図であっ
て、基材の回復のための熱処理を行う補修方法を示す
図。
【図12】図11に示す基材回復のための熱処理を行っ
た場合と、行わない場合との破断寿命を比較した図。
【図13】本発明の第8の実施の形態を示す図であっ
て、ガスタービン部品について非破壊検査を行う補修フ
ローを示す図。
【図14】従来法によるガスタービン部品の補修方法。
【符号の説明】
1 金属基材 2 合金層(ボンドコート層) 3 セラミック層(トップコート層) 4 ガスタービン部品 5 クラック 6 新規に施工した合金層(リコーティング層) 7 新規に施工したセラミック層(リコーティング層) 8 熱処理炉 9 金属製カプセル 10 セラミック粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 岡 洋 明 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 3G002 EA05 EA08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックを主成分とするコーティング層
    を有するガスタービン部品の補修方法において、セラミ
    ック層に発生したクラックを補修する際に、前記部品に
    熱処理を実施し、セラミック層を焼結させることによっ
    てクラックを補修することを特徴とする、ガスタービン
    部品の補修方法。
  2. 【請求項2】熱処理を実施する際に、高圧下で熱処理を
    実施することを特徴とする請求項1に記載の、ガスター
    ビン部品の補修方法。
  3. 【請求項3】高圧下で熱処理を実施する際に、ガスター
    ビン部品を金属製のカプセル内に封入することを特徴と
    する請求項2に記載の、ガスタービン部品の補修方法。
  4. 【請求項4】ガスタービン部品を金属製のカプセル内に
    封入する際に、ガスタービン部品の周囲に、セラミック
    層と同等の成分を有するセラミック粉末を封入すること
    を特徴とする請求項3に記載の、ガスタービン部品の補
    修方法。
  5. 【請求項5】セラミック層に発生したクラックを補修す
    る際に、クラックまたは剥離が発生したコーティング層
    を部分的に除去した後、新たにコーティング層を施工
    し、さらに高圧下で熱処理を実施することを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の、ガスター
    ビン部品の補修方法。
  6. 【請求項6】熱処理を実施する際に、加熱温度を1200℃
    以上とすることを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    いずれかに記載の、ガスタービン部品の補修方法。
  7. 【請求項7】熱処理を実施した後に、基材の回復を目的
    とした熱処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のいずれかに記載の、ガスタービン部品の補修方
    法。
  8. 【請求項8】セラミック層を有する運転後のガスタービ
    ン部品について非破壊検査を実施し、クラックおよび剥
    離の程度によってリコーティングの要否を判断した後、
    その判断結果に応じて、請求項1ないし請求項7のいず
    れかに記載のガスタービン部品の補修方法を実施するこ
    とを特徴とする、ガスタービン部品の補修方法。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8のいずれかに記載
    のガスタービン部品の補修方法において、その補修方法
    を定期的に実施することを特徴とする、ガスタービン部
    品の補修方法。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれかに記
    載のガスタービン部品の補修方法を用いて補修作業を行
    った、ガスタービン部品およびこのガスタービン部品を
    有する発電用ガスタービンシステム。
  11. 【請求項11】セラミックを主成分とするコーティング
    層を有するガスタービン部品の補修装置であって、前記
    ガスタービン部品を収納する処理室と、この処理室に収
    納されたガスタービン部品のセラミック層を焼結させる
    熱処理手段と、を備えたことを特徴とするガスタービン
    部品の補修装置。
  12. 【請求項12】前記熱処理手段によって熱処理を施す際
    に、前記ガスタービン部品を高圧雰囲気下に置くため
    に、前記処理室内を高圧状態にする高圧手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項11に記載の、ガスタービ
    ン部品の補修装置。
  13. 【請求項13】前記ガスタービン部品を高圧雰囲気下で
    熱処理する際に、内部に前記ガスタービン部品を収納
    し、前記高圧雰囲気によって前記ガスタービン部品を内
    方に向かって押圧する金属製のカプセルをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項12に記載の、ガスタービン部
    品の補修装置。
  14. 【請求項14】前記ガスタービン部品を覆う前記カプセ
    ルは、前記ガスタービン部品との間に前記セラミック層
    と同等の成分を有するセラミック粉末が封入されている
    ことを特徴とする請求項13に記載のガスタービン部品
    の補修装置。
JP2000383741A 2000-12-18 2000-12-18 ガスタービン部品の補修方法及び補修装置並びにこの補修方法を用いたガスタービン部品及び発電用ガスタービンシステム Withdrawn JP2002188458A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023340A (ja) * 2007-06-26 2009-02-05 General Electric Co <Ge> 高温使用物品及びその製造方法
KR20200080945A (ko) * 2018-12-27 2020-07-07 국민대학교산학협력단 내환경 배리어층의 형성방법

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