JP2002187687A - 乗客コンベアの手摺走行診断装置及び手摺走行診断方法 - Google Patents
乗客コンベアの手摺走行診断装置及び手摺走行診断方法Info
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Abstract
防止し、保守点検の手間を軽減させることを目的とする
ものである。 【解決手段】 移動手摺8の走行速度は、速度検出装置
11により検出される。速度検出装置11による検出値
が予め設定された基準値に達した到達回数が小形計算機
12によりカウントされ、予め設定された期間における
到達回数が、予め設定された基準回数未満であったとき
に、小形計算機12から警報手段13に異常判定信号が
出力されるようにした。
Description
動く歩道などの乗客コンベアに用いられ、移動手摺の走
行速度から移動手摺の劣化を診断する乗客コンベアの手
摺走行診断装置及び手摺走行診断方法に関するものであ
る。
の走行速度と同期させるか、又は若干速く走行するよう
に設計されている。しかし、移動手摺は、摩擦駆動され
ているため、手摺駆動装置の部品や移動手摺自体が経年
的に劣化することにより、滑りが発生する頻度が高くな
り、踏段と同期しなくなったり、踏段よりも遅くなった
りすることがある。
ため、従来は例えば1ヶ月程度のインターバルで定期的
に保守点検が行われる。保守点検時には、移動手摺の走
行速度が手動で測定され、測定値が基準値よりも低い場
合には、移動手摺、手摺ガイド及び手摺駆動装置等が調
査され、部品の調整、交換、清掃などが行われる。
行診断方法は、定期的に行う必要であるため、手間がか
かるとともに、乗客コンベアの稼動効率を低下させてし
まう。例えば、駅舎に設けられた乗客コンベア等では、
保守点検により乗客の流れが断ち切られるため、保守点
検作業の時間の短縮が望まれている。また、移動手摺の
走行速度を監視し、異常時には乗客コンベアを停止させ
る安全装置もあるが、負荷の一時的な増大やいたずら等
により誤検出し、乗客コンベアの稼動効率をさらに低下
させる恐れがあった。
ることを課題としてなされたものであり、稼動効率の低
下を防止し、保守点検の手間を軽減させることができる
乗客コンベアの手摺走行診断装置及び手摺走行診断方法
を得ることを目的とする。
客コンベアの手摺走行診断装置は、移動手摺の走行速度
を検出する速度検出装置、この速度検出装置からの情報
により、移動手摺の走行状態が正常であるかどうかを判
定する判定手段、及びこの判定手段で異常と判定された
ときに警報を発する警報手段を備え、速度検出装置によ
る検出値が予め設定された基準値に達すると、その到達
回数が判定手段によりカウントされ、予め設定された期
間における到達回数が、予め設定された基準回数未満で
あったときに、判定手段から警報手段に異常判定信号が
出力されるものである。
走行診断装置は、移動手摺及び踏段の走行速度をそれぞ
れ検出する速度検出装置、この速度検出装置からの情報
により、移動手摺の走行状態が正常であるかどうかを判
定する判定手段、及びこの判定手段で異常と判定された
ときに警報を発する警報手段を備え、移動手摺の走行速
度と踏段の走行速度との差が予め設定された基準値未満
となると、その到達回数が判定手段によりカウントさ
れ、予め設定された期間における到達回数が、予め設定
された基準回数未満であったときに、判定手段から警報
手段に異常判定信号が出力されるものである。
走行診断装置は、速度検出装置による検出回数を判定手
段によりカウントし、予め設定された期間を、予め設定
された検出回数としたものである。
走行診断装置は、移動手摺の走行速度を検出する速度検
出装置、この速度検出装置による検出値を記憶し処理す
る処理手段、及びこの処理手段により処理されたデータ
を出力する出力手段を備え、処理手段では、予め設定さ
れた期間毎の検出値の最大値が求められるものである。
走行診断装置は、複数期間の最大値から最大値の変化関
数を求め、最大値が予め設定された値まで低下する時期
を計算する演算部をさらに備えたものである。
走行診断装置は、移動手摺の走行速度を検出する速度検
出装置、この速度検出装置による検出値を記憶し処理す
る処理手段、及びこの処理手段により処理されたデータ
を出力する出力手段を備え、処理手段では、予め設定さ
れた期間毎の検出値の平均値が求められるものである。
走行診断装置は、複数期間の平均値から平均値の変化関
数を求め、平均値が予め設定された値まで低下する時期
を計算する演算部をさらに備えたものである。
走行診断方法は、移動手摺の走行速度を検出するととも
に、走行速度の検出値が基準値に達した到達回数をカウ
ントする工程、及び所定の期間における到達回数が、基
準回数未満であるかどうかを判定する工程を含むもので
ある。
走行診断方法は、移動手摺の走行速度と踏段の走行速度
とを検出するとともに、移動手摺の走行速度と踏段の走
行速度との差が基準値未満となった到達回数をカウント
する工程、及び所定の期間における到達回数が、基準回
数未満であるかどうかを判定する工程を含むものであ
る。
摺走行診断方法は、移動手摺の走行速度を検出する工
程、所定の期間毎の走行速度の検出値の最大値を求める
工程、複数期間の最大値から最大値の変化関数を求める
工程、及び変化関数から最大値が所定の値まで低下する
時期を求める工程を含むものである。
摺走行診断方法は、移動手摺の走行速度を検出する工
程、所定の期間毎の走行速度の検出値の平均値を求める
工程、複数期間の平均値から平均値の変化関数を求める
工程、及び変化関数から平均値が所定の値まで低下する
時期を求める工程を含むものである。
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるエ
スカレータを示す構成図である。図において、主枠1内
には、複数の踏段2が設けられている。踏段2は、踏段
チェーン3により無端状に連結されている。
動装置4が設けられている。駆動装置4の駆動力は、駆
動チェーン5を介してスプロケット6に伝達される。ス
プロケット6には、踏段チェーン3が巻き掛けられてお
り、スプロケット6が回転することにより踏段2が循環
移動される。
設されている。各欄干7には、無端状の移動手摺8がそ
れぞれ設けられている。移動手摺8の帰路側には、手摺
駆動装置9が設けられている。手摺駆動装置9は、移動
手摺8を挟むように配置されたローラ群を有している。
手摺駆動装置9には、手摺チェーン10を介してスプロ
ケット6の回転が伝達される。これにより、移動手摺8
は、踏段2の走行に同期して、又は若干速く走行され
る。
行速度を検出する速度検出装置11が設けられている。
速度検出装置11としては、例えばタコジェネレータ
(速度発電機)やパルス発振器等が用いられる。
行診断装置を示すブロック図である。図において、速度
検出装置11は、判定手段である小形計算機12に接続
されている。小形計算機12では、速度検出装置11か
らの情報により、移動手摺8の走行状態が正常であるか
どうかが判定される。小形計算機12からの異常判定信
号は、警報手段13に送られる。警報手段13は、例え
ば乗客コンベアの管理室や保守会社に設けられている警
報ブザーや警告灯等である。
発振器15、ランダムアクセスメモリ(RAM)16、
リードオンリメモリ(ROM)17及び出力レジスタ1
8を有している。速度検出装置11からの検出信号は、
演算部14に入力される。制御プログラムは、ROM1
7に格納されている。制御プログラムは、演算部14に
より、クロック発振器15からのクロック信号に同期し
て実行される。
またデータ格納等のために用いられる。演算部14から
の異常判定信号は、出力レジスタ18を介して警報手段
13に送られる。
の小形計算機12による処理を説明するためのフローチ
ャートである。まず、エスカレータの運転スイッチによ
り電源が投入されると、ROM17からプログラムが読
み込まれ、各変数のクリアなどの初期化が実行される
(ステップS1)。次に、速度検出装置11で検出され
た移動手摺8の走行速度の検出値VHが予め設定された
基準値V1に達しているかどうかが比較される(ステッ
プS2)。
れば、到達回数Iが加算され(ステップS3)、検出回
数Jが加算される(ステップS4)。また、検出値VH
が基準値V1未満であれば、到達回数Iは加算されず、
検出回数Jのみが加算される(ステップS4)。
回数J1に達したかどうかが比較される(ステップS
5)。検出回数JがJ1未満であれば、検出値VHと基
準値V1との比較から検出回数JとJ1との比較までの
動作が繰り返される。検出回数JがJ1以上であれば、
到達回数Iが予め設定された基準回数I1に達している
かどうかが比較される(ステップS6)。
移動手摺8の走行に異常はないと判断され、初期化の動
作に戻される。到達回数Iが基準回数I1未満であれ
ば、移動手摺8の走行には異常があると判断され、異常
判定信号が警報手段13に出力される(ステップS
7)。即ち、到達回数Iが基準回数I1に到達しない場
合、所定の検出回数の間に走行速度が基準値に達しなか
った回数が増加していることを意味しているため、手摺
走行系の経年的劣化等に起因して移動手摺8が踏段2に
同期しなくなってきていると判断され、管理室や保守会
社へ警報が出力される。そして、警報に従い、乗客コン
ベアの保守点検が行われる。
動手摺8の走行速度を通常運転中に監視し、異常検出時
のみに保守点検作業が行われるので、稼動効率の低下を
防止し、保守点検の手間を軽減させることができる。ま
た、1回だけの検出値で判断するのではなく、所定の期
間内の検出値が基準値に到達しなかった回数で異常を判
断するようにしたので、一時的な負荷の増大やいたずら
等による影響を排除することができ、検出精度を高め、
信頼性を向上させることができる。
なる検出回数J1を一日分に相当する回数に設定し、基
準回数I1を1回とすれば、I=0回のときのみが異常
検出となる。即ち、1日のうちで最も速い検出速度が基
準値を超えていれば異常判定信号は出力されないことに
なる。
の検出値の一例を示す関係図、図5は図4の他の例を示
す関係図、図6は図4のさらに他の例を示す関係図であ
る。これらの例では、設計上の定格速度を30m/mi
n、基準値を29.7m/minとしている。
スカレータに負荷がかかっていない(誰も乗っていな
い)ときであり、エスカレータの設置直後や保守点検の
直後で無負荷のときには30m/minが検出される
が、乗客負荷がかかると30m/min未満となる。即
ち、移動手摺8の走行速度は、負荷の変動に応じて一日
の間でも変動する。さらに、非常に大きい負荷がかかれ
ば、一時的に基準値に達しない場合もある。
を下回っているが、基準回数を1回とした場合、既に1
回以上基準値に達しているため、異常とは判断されず、
保守点検は不要である。この状態から、日が経過し、手
摺走行系の経年的劣化が進むと、基準値に達する回数が
徐々に減っていく。
でも基準値に達すれば、まだ異常とは判断されず、保守
点検は不要である。しかし、図6に示すように、一日の
中で一度も基準値に達しなくなると、異常と判断され、
警報が発せられる。勿論、基準値や基準回数は、必要に
応じて自由に設定できるのは言うまでもない。
のみを検出したが、踏段2の速度も検出し、移動手摺8
の走行速度と踏段2の走行速度との差が予め設定された
基準値未満となった到達回数を小形計算機12によりカ
ウントし、予め設定された期間における到達回数が、予
め設定された基準回数未満であったときに、小形計算機
12から警報手段13に異常判定信号を出力させるよう
にしてもよい。
ば、移動手摺8の速度が低下しても、踏段2の速度も同
時に低下していれば、速度差が基準値未満に入ることに
なり、異常と判断されないことになる。これは、移動手
摺8の速度が低下しても、踏段2との速度差が小さけれ
ば乗客の安全上は問題がないためであり、乗客コンベア
の稼動効率をさらに向上させることができる。
施の形態2による乗客コンベアの手摺走行診断装置を示
すブロック図である。判定手段兼処理手段である小形計
算機12は、実施の形態1の機能に加えて、予め設定さ
れた期間毎の検出値の最大値を求める機能を有してい
る。また、出力レジスタ18には、例えば画像モニタや
プリンタ等の出力手段19が接続されている。他の構成
は、実施の形態1と同様である。
の小形計算機12による処理を説明するためのフローチ
ャートである。基本的な処理は、実施の形態1と同様で
あるので、ここでは異なる点について説明する。初期化
(ステップS1)の後、速度検出装置11による検出値
VHが前回検出までの最大値Vmaxと比較される(ス
テップS8)。
ば、検出値VHが基準値V1と比較される(ステップS
2)。しかし、検出値VHが最大値Vmaxよりも大き
い場合は、その検出値VHが新たな最大値Vmaxとし
て置き換えられた後(ステップS9)、検出値VHと基
準値V1との比較が行われる(ステップS2)。
回数J1に達した後、予め設定された期間、即ち検出回
数J1回の中での最大値Vmaxが記憶される。また、
必要に応じて、過去の期間毎の最大値Vmaxの情報が
出力手段19から出力される。
の一例を示す説明図である。例えば検出回数J1を1日
分に相当する回数とすると、グラフ上にプロットされた
点は毎日の移動手摺8の最大速度となる。そして、最大
速度は、多少上下しつつも、経時的な劣化等により徐々
に低下して行く傾向にある。
より、警報出力の時期を予測することができ、実際に警
報が出力される前に保守点検作業を実施することがで
き、乗客コンベアの稼動効率をさらに向上させることが
できる。
axを求めたが、例えば予め設定された期間毎の検出値
の平均値を求めるようにしてもよく、平均値の変化から
保守点検作業時期を予測することができる。
均値をプロットしたグラフを出力したが、演算部14に
より、複数期間の最大値又は平均値から最大値又は平均
値の近似的な変化関数を求め、最大値又は平均値が予め
設定された値まで低下する時期を計算して出力させても
よい。
乗客コンベアの手摺走行診断装置は、速度検出装置によ
る検出値が予め設定された基準値に達した到達回数が判
定手段によりカウントされ、予め設定された期間におけ
る到達回数が、予め設定された基準回数未満であったと
きに、判定手段から警報手段に異常判定信号が出力され
るようにしたので、稼動効率の低下を防止し、保守点検
の手間を軽減させることができる。
診断装置は、移動手摺の走行速度と踏段の走行速度との
差が予め設定された基準値未満となった到達回数が判定
手段によりカウントされ、予め設定された期間における
到達回数が、予め設定された基準回数未満であったとき
に、判定手段から警報手段に異常判定信号が出力される
ようにしたので、稼動効率の低下を防止し、保守点検の
手間を軽減させることができる。また、移動手摺の走行
速度と同様に踏段の走行速度も低下した場合には、異常
と判断されないので、乗客コンベアの稼動効率をさらに
向上させることができる。
診断装置は、速度検出装置による検出回数を判定手段に
よりカウントし、予め設定された期間を、予め設定され
た検出回数としたので、設定期間を自由に設定すること
ができる。
診断装置は、速度検出装置により移動手摺の走行速度を
検出し、予め設定された期間毎の検出値の最大値を処理
手段により求めるようにしたので、保守点検時期を容易
に予測することができ、これにより稼動効率の低下を防
止し、保守点検の手間を軽減させることができる。
診断装置は、演算部により、複数期間の最大値から最大
値の変化関数を求め、最大値が予め設定された値まで低
下する時期を計算するようにしたので、保守点検時期の
予測をさらに容易に行うことができる。
診断装置は、速度検出装置により移動手摺の走行速度を
検出し、予め設定された期間毎の検出値の平均値を処理
手段により求めるようにしたので、保守点検時期を容易
に予測することができ、これにより稼動効率の低下を防
止し、保守点検の手間を軽減させることができる。
診断装置は、演算部により、複数期間の平均値から平均
値の変化関数を求め、平均値が予め設定された値まで低
下する時期を計算するようにしたので、保守点検時期の
予測をさらに容易に行うことができる。
診断方法は、移動手摺の走行速度を検出するとともに、
走行速度の検出値が基準値に達した到達回数をカウント
する工程、及び所定の期間における到達回数が、基準回
数未満であるかどうかを判定する工程を含むので、稼動
効率の低下を防止し、保守点検の手間を軽減させること
ができる。
診断方法は、移動手摺の走行速度と踏段の走行速度とを
検出するとともに、移動手摺の走行速度と踏段の走行速
度との差が基準値未満となった到達回数をカウントする
工程、及び所定の期間における到達回数が、基準回数未
満であるかどうかを判定する工程を含むので、稼動効率
の低下を防止し、保守点検の手間を軽減させることがで
きる。また、移動手摺の走行速度と同様に踏段の走行速
度も低下した場合には、異常と判断されないので、乗客
コンベアの稼動効率をさらに向上させることができる。
行診断方法は、移動手摺の走行速度を検出する工程、所
定の期間毎の走行速度の検出値の最大値を求める工程、
複数期間の最大値から最大値の変化関数を求める工程、
及び変化関数から最大値が所定の値まで低下する時期を
求める工程を含むので、保守点検時期を容易に予測する
ことができ、これにより稼動効率の低下を防止し、保守
点検の手間を軽減させることができる。
行診断方法は、移動手摺の走行速度を検出する工程、所
定の期間毎の走行速度の検出値の平均値を求める工程、
複数期間の平均値から平均値の変化関数を求める工程、
及び変化関数から平均値が所定の値まで低下する時期を
求める工程を含むので、保守点検時期を容易に予測する
ことができ、これにより稼動効率の低下を防止し、保守
点検の手間を軽減させることができる。
を示す構成図である。
すブロック図である。
のフローチャートである。
例を示す関係図である。
の手摺走行診断装置を示すブロック図である。
のフローチャートである。
説明図である。
3 警報手段、19出力手段。
Claims (11)
- 【請求項1】 移動手摺の走行速度を検出する速度検出
装置、 この速度検出装置からの情報により、上記移動手摺の走
行状態が正常であるかどうかを判定する判定手段、及び
この判定手段で異常と判定されたときに警報を発する警
報手段を備え、 上記速度検出装置による検出値が予め設定された基準値
に達すると、その到達回数が上記判定手段によりカウン
トされ、予め設定された期間における上記到達回数が、
予め設定された基準回数未満であったときに、上記判定
手段から上記警報手段に異常判定信号が出力されること
を特徴とする乗客コンベアの手摺走行診断装置。 - 【請求項2】 移動手摺及び踏段の走行速度をそれぞれ
検出する速度検出装置、 この速度検出装置からの情報により、上記移動手摺の走
行状態が正常であるかどうかを判定する判定手段、及び
この判定手段で異常と判定されたときに警報を発する警
報手段を備え、 上記移動手摺の走行速度と上記踏段の走行速度との差が
予め設定された基準値未満となると、その到達回数が上
記判定手段によりカウントされ、予め設定された期間に
おける上記到達回数が、予め設定された基準回数未満で
あったときに、上記判定手段から上記警報手段に異常判
定信号が出力されることを特徴とする乗客コンベアの手
摺走行診断装置。 - 【請求項3】 速度検出装置による検出回数が判定手段
によりカウントされ、予め設定された期間を、予め設定
された検出回数としたことを特徴とする請求項1又は2
に記載の乗客コンベアの手摺走行診断装置。 - 【請求項4】 移動手摺の走行速度を検出する速度検出
装置、 この速度検出装置による検出値を記憶し処理する処理手
段、及びこの処理手段により処理されたデータを出力す
る出力手段を備え、 上記処理手段では、予め設定された期間毎の上記検出値
の最大値が求められることを特徴とする乗客コンベアの
手摺走行診断装置。 - 【請求項5】 複数期間の最大値から上記最大値の変化
関数を求め、上記最大値が予め設定された値まで低下す
る時期を計算する演算部をさらに備えていることを特徴
とする請求項4記載の乗客コンベアの手摺走行診断装
置。 - 【請求項6】 移動手摺の走行速度を検出する速度検出
装置、 この速度検出装置による検出値を記憶し処理する処理手
段、及びこの処理手段により処理されたデータを出力す
る出力手段を備え、 上記処理手段では、予め設定された期間毎の上記検出値
の平均値が求められることを特徴とする乗客コンベアの
手摺走行診断装置。 - 【請求項7】 複数期間の平均値から上記平均値の変化
関数を求め、上記平均値が予め設定された値まで低下す
る時期を計算する演算部をさらに備えていることを特徴
とする請求項6記載の乗客コンベアの手摺走行診断装
置。 - 【請求項8】 移動手摺の走行速度を検出するととも
に、上記走行速度の検出値が基準値に達した到達回数を
カウントする工程、及び所定の期間における上記到達回
数が、基準回数未満であるかどうかを判定する工程を含
むことを特徴とする乗客コンベアの手摺走行診断方法。 - 【請求項9】 移動手摺の走行速度と踏段の走行速度と
を検出するとともに、上記移動手摺の走行速度と上記踏
段の走行速度との差が基準値未満となった到達回数をカ
ウントする工程、及び所定の期間における上記到達回数
が、基準回数未満であるかどうかを判定する工程を含む
ことを特徴とする乗客コンベアの手摺走行診断方法。 - 【請求項10】 移動手摺の走行速度を検出する工程、 所定の期間毎の上記走行速度の検出値の最大値を求める
工程、 複数期間の上記最大値から上記最大値の変化関数を求め
る工程、及び上記変化関数から上記最大値が所定の値ま
で低下する時期を求める工程を含むことを特徴とする乗
客コンベアの手摺走行診断方法。 - 【請求項11】 移動手摺の走行速度を検出する工程、 所定の期間毎の上記走行速度の検出値の平均値を求める
工程、 複数期間の上記平均値から上記平均値の変化関数を求め
る工程、及び上記変化関数から上記平均値が所定の値ま
で低下する時期を求める工程を含むことを特徴とする乗
客コンベアの手摺走行診断方法。
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