JP2002185940A - 映像配信課金システム及び映像配信課金方法 - Google Patents
映像配信課金システム及び映像配信課金方法Info
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- JP2002185940A JP2002185940A JP2000383232A JP2000383232A JP2002185940A JP 2002185940 A JP2002185940 A JP 2002185940A JP 2000383232 A JP2000383232 A JP 2000383232A JP 2000383232 A JP2000383232 A JP 2000383232A JP 2002185940 A JP2002185940 A JP 2002185940A
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Abstract
とともに、配信による収益の最大化を図ることができる
配信料金を設定することができる映像配信課金システム
及び映像配信課金方法を提供する。 【解決手段】 配信対象となる映像コンテンツを配信要
求を行った利用者に対して伝送し、配信時の映像品質レ
ベルに応じて映像コンテンツの圧縮率を変換し、映像コ
ンテンツの配信スケジュール、配信時における通信回線
の帯域幅及び帯域幅の割り当ての決定、及び配信料金を
決定するとともに、映像コンテンツごと及び映像品質レ
ベルごとに配信料金に応じた配信要求者数を推定し、推
定された配信要求者数に基づいて、伝送する通信回線に
おいて必要となる回線帯域幅を決定し、配信料金と回線
帯域幅に基づいて料金収入の合計値が最大となるように
配信料金と回線帯域幅割り当てを行う。
Description
の通信回線を用いた映像配信において、利用者の要求に
応じた番組の配信を可能とするとともに、配信料金徴収
による利益が最大となる映像配信課金システム及び映像
配信課金方法に関する。
じて、利用者が閲覧を希望する映像を利用者が閲覧を希
望する時間帯に配信するサービス、いわゆるビデオ・オ
ン・デマンド(以下、「VOD」という。)が盛んに行
われるようになってきた。
ウンロード形式とストリーム形式の2つに分類すること
ができる。ダウンロード形式とは、映像データを一旦利
用者の端末へ伝送して記憶しておき、その後当該映像デ
ータを再生する形式である。一方、ストリーム形式と
は、利用者は映像データを自分の端末へダウンロードす
ることなく伝送されてきた映像データを直接再生する方
式、あるいは順次ダウンロードしながら同時に再生する
形式である。
クの伝送能力等の制限を受けないというメリットはある
ものの利用者が見たいときにすぐ再生することができな
いというデメリットがある。一方、ストリーム形式にお
いては、利用者が見たいときにすぐ再生することができ
るというメリットはあるものの、同一映像データであっ
ても利用者によって異なる時間に視聴開始することにな
るため、配信する数だけ伝送する回線を確保する必要が
生じ、ネットワークの伝送能力に応じて配信数や映像品
質が制限されてしまうというデメリットがある。
ること、及び通信環境についても個人差が大きいことか
ら、ダウンロード方式では利用者が見たい映像データを
確実に再生できるという保証が困難であるので、商業サ
ービスとしてはストリーム形式で映像データを配信する
のが一般的である。
から配信番組のリストを検索して配信希望番組をサーチ
し、妥当な料金で当該番組が提供されていると判断した
場合には当該番組を選択することで、自己の端末への通
信回線におけるデータ伝送能力等を含めた配信希望情報
を配信業者へ送信する。
業者は、当該利用者へ配信するための通信回線のデータ
伝送能力に基づいて、映像データを圧縮等しつつ、利用
者端末へ映像データを伝送することになる。
たような配信方法においては、特にインターネットを介
して映像データを配信する場合においては、その伝送経
路によって伝送される映像データの品質が大きく左右さ
れてしまうにもかかわらず、配信料金がかかる映像品質
とはリンクして設定されていないという問題点があっ
た。
においては、映像配信業者から通信回線業者まで、ある
いは主要な配信先までの通信経路については、広い伝送
帯域幅を有するバックボーン回線とすることができる
が、そこから各利用者端末までの接続方式は多種多様で
あり、伝送経路の相違に対応して配信料金を設定するこ
とができず、配信映像コンテンツの内容(人気度等)に
応じて設定するに止まっている。したがって、高い料金
設定にもかかわらず、伝送経路の影響から映像品質レベ
ルが低い状態で配信される場合も考えられ、利用者にと
っては料金に見合ったコンテンツを獲得できないという
デメリットが発生していた。
送帯域幅を有するバックボーン回線を確保しながら、利
用者の利用頻度によっては空き帯域が発生することも多
く、投資額を十分に回収することができない場合も発生
する。また、利用者が多く利用した場合にはバックボー
ン回線の帯域幅を超えて配信しなければならず、この場
合には映像品質が大きく劣化するという問題点も有して
いた。
によって収益が悪化することも考えられ、映像配信業者
にとって適正な事業継続を困難にしてしまうおそれも残
されている。
るために、利用者の環境に応じた配信料金を設定できる
とともに、配信による収益の最大化を図ることができる
配信料金を設定することができる映像配信課金システム
及び映像配信課金方法を提供することを目的とする。
に本発明にかかる映像配信課金システムは、利用者の配
信要求に応じて配信スケジュールを定めて、通信回線を
通じて映像コンテンツを配信するとともに配信料金を前
記利用者から徴収する映像配信課金システムであって、
配信対象となる映像コンテンツを配信要求を行った利用
者に対して伝送する映像コンテンツ管理サーバと、配信
時の映像品質レベルに応じて映像コンテンツの圧縮率を
変換する映像コンテンツ変換部と、映像コンテンツの配
信スケジュール、配信時における通信回線の帯域幅及び
帯域幅の割り当ての決定、及び配信料金を決定する配信
・課金管理サーバとを含み、配信・課金管理サーバにお
いて、映像コンテンツごと及び映像品質レベルごとに配
信料金に応じた配信要求者数を推定する配信要求者数推
定部と、推定された配信要求者数に基づいて、伝送する
通信回線において必要となる回線帯域幅を決定する回線
帯域幅決定部と、配信料金と回線帯域幅に基づいて料金
収入の合計値が最大となるように配信料金と回線帯域幅
割り当てを行う収入最大化調整部を含むことを特徴とす
る。
ータストリームを伝送する回線の帯域幅を最大限有効に
用いるように調整することができることから、配信時の
映像品質レベルに応じて最大の収益を得ることができる
よう配信を行うことが可能となる。
ムは、収入最大化調整部において、配信対象となる映像
コンテンツごとに最大配信可能数と配信要求者数が一致
する第2の配信料金を求め、第2の配信料金より少ない
配信料金を設定しないことが好ましい。配信料金のディ
スカウントの限界を知ることができることから、過度の
ディスカウントによる収益の悪化を未然に防止すること
ができるからである。
かかる映像配信課金システムにおける配信・課金管理サ
ーバは、映像コンテンツごと及び映像品質レベルごとに
配信料金に応じた配信要求者数を推定する配信要求者数
推定部と、推定された配信要求者数に基づいて、伝送す
る通信回線において必要となる回線帯域幅を決定する回
線帯域幅決定部と、配信料金と回線帯域幅に基づいて料
金収入の合計値が最大となるように配信料金と回線帯域
幅割り当てを行う収入最大化調整部を含むことを特徴と
する。
ータストリームを伝送する回線の帯域幅を最大限有効に
用いるように調整することができることから、配信時の
映像品質レベルに応じて最大の収益を得ることができる
よう配信を行うことが可能となる。
金システムの機能をコンピュータの処理ステップとして
実行するソフトウェアを特徴とするものであり、具体的
には、利用者の配信要求に応じて配信スケジュールを定
めて、通信回線を通じて映像コンテンツを配信するとと
もに配信料金を前記利用者から徴収する映像配信課金方
法であって、配信対象となる映像コンテンツを配信要求
を行った利用者に対して伝送する工程と、配信時の映像
品質レベルに応じて映像コンテンツの圧縮率を変換する
工程と、映像コンテンツの配信スケジュール、配信時に
おける通信回線の帯域幅及び帯域幅の割り当ての決定、
及び配信料金を決定する工程とを含み、配信料金を決定
する工程において、映像コンテンツごと及び映像品質レ
ベルごとに配信料金に応じた配信要求者数を推定する工
程と、推定された配信要求者数に基づいて、伝送する通
信回線において必要となる回線帯域幅を決定する工程
と、配信料金と回線帯域幅に基づいて料金収入の合計値
が最大となるように配信料金と回線帯域幅割り当てを行
う工程を含む映像配信課金方法並びにそのような工程を
プログラムとして記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であることを特徴とする。
プログラムをロードさせ実行することで、配信対象とな
る映像データストリームを伝送する回線の帯域幅を最大
限有効に用いるように調整することができることから、
配信時の映像品質レベルに応じて最大の収益を得ること
ができるよう配信を行うことができる映像配信課金シス
テムを実現することが可能となる。
る映像配信課金システムについて、図面を参照しながら
説明する。本実施の形態においては、インターネットを
用いた映像配信課金システムへの適用例について説明す
る。
映像配信課金システムの構成図である。図1において、
1は映像配信業者を、2は映像コンテンツ製作会社を、
3はインターネット接続プロバイダを、4はポータル
を、それぞれ示しており、各々がインターネット5を通
じて接続されている。配信を希望する利用者は、インタ
ーネット接続プロバイダ3もしくはポータル4を通じ
て、インターネット5を介して映像配信業者1に対して
配信要求を送信することになる。また、配信対象となる
映像コンテンツ自体についても、映像コンテンツ製作会
社2からインターネット5を介して映像配信業者1に対
して送信されてくるものとする。
テンツ管理サーバ11、映像コンテンツ変換装置12、
及び配信・課金管理サーバ13が設置されている。映像
コンテンツ管理サーバ11は、利用者からの配信要求に
応じて配信が決定した映像コンテンツを利用者端末へ伝
送するのを制御するものである。映像コンテンツ変換装
置12は、配信料金等により定まる映像品質レベルに映
像コンテンツを合致させるべく、映像コンテンツのデー
タ圧縮率を変換するものである。そして、配信・課金管
理サーバ13は、過去の配信履歴等を保存・分析して、
各コンテンツごとの配信要求者数の推定や配信料金の決
定等を行うものである。
配信課金システムにおける配信・課金管理サーバの構成
図を示す。21は配信要求者数推定部を、22は回線帯
域幅決定部を、23は収入最大化調整部を、それぞれ示
す。
は、利用者が配信を要求する映像品質のレベル等に応じ
て、1つの映像コンテンツについて複数の料金体系を設
定することが多い。回線の伝送能力等によって制約が存
在するからである。
ンツごとの配信料金を決定するためには、各配信映像コ
ンテンツに対して、利用者がどのような映像品質のレベ
ル等で配信を要求することが多いのか等について、あら
かじめ統計分布を予測しておき、統計的予測値に基づい
て確保することができるネットワーク帯域幅を考慮し
て、配信業者にとって収益が最大となるように各映像品
質レベルごとの配信料金を設定することになる。
には、利用者による配信要求数、映像品質レベル要求分
布、要求配信時間帯を予測し、必要最小限のネットワー
ク帯域幅を時間契約で購入することで、配信のためのコ
ストを最小化する必要がある。また、ネットワークの帯
域幅が固定である場合には、当該帯域幅が効率的に埋ま
るように各映像品質レベルごとに料金設定を行うことで
収益を最大化する必要がある。さらに、帯域幅の空き状
況をフィードバックして、配信料金の設定を動的に変更
することで、ネットワーク帯域幅に対して配信数を常に
最適化することも考えられる。
て、まず配信映像コンテンツごとに、単位時間における
配信要求者数を予測する。次に、当該配信映像コンテン
ツのデータ伝送速度、画像サイズ、画像品質が変わった
ときの配信要求者数を予測する。さらに画像サイズ等が
変わったときに、配信料金を変動させた場合の配信要求
者数の変動についても予測する。これらの予測値は、過
去の配信要求履歴に基づいて推定したり、サンプリング
の結果に基づいて推定するものであり、場合によっては
配信時間帯ごとに分けて推定するものである。
調査により、映像品質レベルと配信料金に基づいて推定
された単位時間内における配信要求者数をRa(L,F
(a))とする。ここで、Lは映像品質レベルを、F
(a)はコンテンツaの配信料金を、それぞれ示してい
る。図3は、配信要求者数推定値の一例を示したもので
ある。
方からL1、L2、L3の順に品質が高くなっていくも
のとすると、一般的には映像品質レベルLが高いほど、
配信料金が高価であっても配信要求者が存在しているこ
とを示している。
配信要求者数の一例を示したものが図4である。図4に
おいては、時間帯ごとに分けて推定した配信要求者数を
Ra(L,F(a),Ts)とし、Tsは時間帯を示し
ている。
ベルLが低い方からL1、L2の順に品質が高くなって
いくものとすると、一般的には映像品質レベルLが高い
ほど、配信料金が高価であっても配信要求者が存在して
いることを示している点においては共通している。
ける配信要求者数推定値を、破線が時間帯Ts2におけ
る配信要求者数推定値を、それぞれ示している。すなわ
ち、時間帯によって映像品質レベルLが高いほど、配信
料金が高価であっても配信要求者が存在しているという
傾向に変化はないものの、やはり配信希望者が多い時間
帯であるTs2においては、少々高価であっても配信希
望者が多く存在することを示している。
も配信要求者数は変動する。図5に配信映像コンテンツ
の内容の相違による配信要求者数の変動の一例を示す。
図5においても、図3と同様に映像品質レベルLが低い
方からL1、L2の順に品質が高くなっていくものとす
ると、一般的には映像品質レベルLが高いほど、配信料
金が高価であっても配信要求者が存在しているという傾
向は共通している。
コンテンツがニュース番組のような情報提供を主目的と
するコンテンツである場合には、情報提供に対する配信
要求者の希望コストに対して配信料金が安くなれば、急
激に配信要求者数が増加しているのに対し、破線で示す
ように配信映像コンテンツが映画のような映像中心のコ
ンテンツである場合には、配信料金が少々安くなったか
らといって配信要求者数が急激に増加することはなく、
むしろ映像品質レベルが高いものが要求される傾向にあ
ることから、少々高価であっても映像品質レベルの高い
配信映像コンテンツに対して配信要求が多いものである
ことを示している。
も、その種類によって配信要求者数の変動傾向が異なる
場合も考えられる。すなわち、図6における破線で示す
ように、配信映像コンテンツの中でも、例えばアニメー
ションのように単純な映像を提供するコンテンツにおい
ては、映像品質レベルが少々低くてもコンテンツの内容
を楽しむことができることから、低画質であっても配信
料金が下がればそれなりに配信要求者数は増加するもの
と考えられる。
えば絵画や美術工芸品の解説等のコンテンツにおいて
は、映像品質レベルの高さが当該コンテンツの主体であ
り、映像品質レベルが低いと、たとえ配信料金が低くて
も配信要求者数は増えず、むしろ減少する可能性すら考
えられる。
依存せずに配信要求者数について説明しているが、時間
帯ごとに整理すれば図4に示すような結果となることは
言うまでもない。
レベルごと、時間帯ごとに、配信料金に対する配信要求
者数が推定できたものとすると、一定条件下における映
像配信に対するバックボーン回線の帯域幅の割り当て比
率を決定すれば、配信による料金収入を計算することが
できる。
て、配信要求者数をRa(L,F(a),Ts)とし、
料金収入をIN(Ra(L,F(a),Ts))、映像
配信に対するバックボーン回線の帯域幅の割り当て比率
をKa(L,F(a),Ts)とすると、割り当て回線
帯域幅BWa(L,F(a),Ts)は、バックボーン
回線の帯域幅をBW(back)とすると、(数1)の
ように求められる。
a(L,F(a),Ts) したがって、与えられた帯域幅内における配信可能最大
数Nmaxは、コンテンツaを映像品質レベルLで送信
するときの単位時間データ量をDBWa(L)とする
と、(数2)のように求めることができる。
(L) ここで、配信可能最大数Nmaxと配信要求数Ra
(L,F(a),Ts)とが等しい場合が、最適な料金
収入であると考えられる。したがって、図7に示すよう
に、映像品質レベルがL1(低画質)であるときには、
伝送帯域幅に余裕ができることから配信可能最大数Nm
ax(L1)は比較的多数になる。一方、映像品質レベ
ルがL2(高画質)であるときには、伝送帯域幅に余裕
がなくなることから配信可能最大数Nmax(L2)は
比較的少数になる。
は、最適な料金収入が得られると考えられる配信料金は
F1となり、映像品質レベルがL2の場合には、最適な
料金収入が得られると考えられる配信料金はF2とな
る。
る料金収入の合計額IN(Ra(L,F(a),T
s))は、(数3)に示すように、配信設定料金Fa
(L,Ts)と配信要求数Ra(L,F(a),Ts)
の積と等しくなる。
s)・Ra(L,F(a),Ts) したがって、例えば映像品質レベルがL1あるいはL2
の場合に、F1あるいはF2以下に配信料金を下げて配
信要求者数が増加したとしても、配信数は配信可能最大
数Nmax(L1)あるいはNmax(L2)より増や
すことができないため、F1あるいはF2以下に配信料
金を下げた場合には全体としての料金収入も低くなって
しまうことがわかる。したがって、図7におけるF1、
F2が映像品質レベルごとの最低配信料金Fminであ
ると考えられる。
コンテンツa及び精細な映像提供を主目的とするコンテ
ンツbについて(数2)を用いることで、コンテンツa
及びコンテンツbについての配信可能最大数Nmax_
aとNmax_bとを求めている。そして、コンテンツ
aについては図7の場合と同様に、配信可能最大数Nm
ax_aと配信要求数Ra(L,F(a),Ts)と等
しい場合が、最適な料金収入であると考えられる。
ように配信料金が高価になったとしても配信要求者数は
急激に減少することがないことから、配信可能最大数N
max_bと配信要求数Rb(L,F(a),Ts)と
等しい場合が最適な料金収入となるわけではなく、配信
料金F(maxIN)で最適な料金収入が得られること
を示している。
場合について最適な料金収入を計算する場合において
は、各コンテンツごとの特徴を加味しながら、累積して
いく必要がある。すなわち、合計の料金収入IN(to
tal)は(数3)により求まる映像配信に対する料金
収入の合計額IN(Rx(L,F(x),Ts))(x
は任意の配信映像コンテンツ)について、コンテンツご
と、条件ごとに加算していくことで、(数4)に示すよ
うに求めることができる。
ては、帯域割り当てBWx(L,F(x),Ts)をパ
ラメータとして、(数4)の左辺が最大となるように料
金設定を行うことで、合計収入IN(total)の最
大化を図ることができ、その時の配信ごとの帯域割り当
て、及び配信料金を決定することができる。さらに、配
信料金が、図7と同様にFmin以下にならないように
することで、過度なディスカウントによる収益の減少を
未然に防止することも可能となる。
ンツについて高画質(HD)、標準画質(SD)、低画
質(QVGA)の映像品質レベルを設定して配信する場
合の料金収入について比較してみる。なお、データ量は
高画質(HD)を‘1’とすると、標準画質(SD)は
‘1/4’、低画質(QVGA)は‘1/40’である
ものと仮定して、またバックボーン回線の帯域幅は高画
質(HD)による映像データ2つ分であるものと仮定し
て計算を行った。
(HD)による配信料金を1000円、標準画質(S
D)による配信料金を500円、低画質(QVGA)に
よる配信料金を200円と設定したものとすると、図9
(a)の場合には料金収入は2000円となる。同様
に、図9(b)の場合には6000円、図9(c)の場
合には4000円となり、図9(b)の場合が最も高収
益な配信映像コンテンツの組合せであることがわかる。
本具体例では、説明を簡単にするために1つのコンテン
ツについて試算しているが、複数の場合であっても同様
の計算を行うことができることは言うまでもない。
データストリームを伝送する回線の帯域幅を有効に用い
ることで、最大の収益を得ることができるように配信を
行うことが可能となる。また、配信料金のディスカウン
トの限界を知ることができることから、過度のディスカ
ウントによる収益の悪化を未然に防止することも可能と
なる。
信課金システムを実現するプログラムの処理の流れにつ
いて説明する。図10に本発明の実施の形態にかかる映
像配信課金システムを実現するための配信・課金管理サ
ーバ13におけるプログラムの処理の流れ図を示す。
像品質レベルごと、配信料金ごと、時間帯ごとの配信要
求者数を推定する(ステップS101)。そして、配信
要求者数の推定値に基づいて、通信に必要な回線帯域幅
を決定する(ステップS102)。
ツの組合せによって仮設定し(ステップS103)、そ
の組合せにおける配信事業者の総収入額を算出して一時
記憶する(ステップS104)。既に記憶されている他
の組合せにおける最大収入額と対比して(ステップS1
05)、新たに算出した総収入額が小さい場合には(ス
テップS105:No)、さらに他の組合せについて総
収入額を繰り返し算出する。また、新たに算出した総収
入額が大きい場合には(ステップS105:Yes)、
新たに算出した総収入額を最大収入額として更新してか
ら(ステップS106)、さらに他の組合せについて総
収入額を繰り返し算出する。
額を算出したら(ステップS107:Yes)、その時
点で記憶されている最大収入額に対応する組合せによっ
て回線帯域幅を割り当てることで映像コンテンツの配信
を行うことになる(ステップS108)。
信課金システムを実現するプログラムを記憶した記録媒
体は、図11に示す記録媒体の例に示すように、CD−
ROM112−1やフロッピー(登録商標)ディスク1
12−2等の可搬型記録媒体112だけでなく、通信回
線の先に備えられた他の記憶装置111や、コンピュー
タ113のハードディスクやRAM等の記録媒体114
のいずれでも良く、プログラム実行時には、プログラム
はローディングされ、主メモリ上で実行される。
信課金システムにより生成された映像データストリーム
等を記録した記録媒体も、図11に示す記録媒体の例に
示すように、CD−ROM112−1やフロッピーディ
スク112−2等の可搬型記録媒体112だけでなく、
通信回線の先に備えられた他の記憶装置111や、コン
ピュータ113のハードディスクやRAM等の記録媒体
114のいずれでも良く、例えば本発明にかかる映像配
信課金システムを利用する際にコンピュータ113によ
り読み取られる。
信スケジュールを定めて、通信回線を通じて映像コンテ
ンツを配信するとともに配信料金を前記利用者から徴収
する映像配信課金システムであって、配信対象となる前
記映像コンテンツを配信要求を行った前記利用者に対し
て伝送する映像コンテンツ管理サーバと、配信時の映像
品質レベルに応じて前記映像コンテンツの圧縮率を変換
する映像コンテンツ変換部と、前記映像コンテンツの配
信スケジュール、配信時における通信回線の帯域幅及び
前記帯域幅の割り当ての決定、及び配信料金を決定する
配信・課金管理サーバとを含み、前記配信・課金管理サ
ーバにおいて、前記映像コンテンツごと及び前記映像品
質レベルごとに配信料金に応じた配信要求者数を推定す
る配信要求者数推定部と、推定された前記配信要求者数
に基づいて、伝送する通信回線において必要となる回線
帯域幅を決定する回線帯域幅決定部と、前記配信料金と
前記回線帯域幅に基づいて料金収入の合計値が最大とな
るように前記配信料金と回線帯域幅割り当てを行う収入
最大化調整部を含むことを特徴とする映像配信課金シス
テム。
て、配信対象となる前記映像コンテンツごとに最大配信
可能数と配信要求者数が一致する第2の配信料金を求
め、前記第2の配信料金より少ない配信料金を設定しな
い付記1記載の映像配信課金システム。
像コンテンツの解像度に基づいて定める付記1又は2記
載の映像配信課金システム。
像コンテンツの圧縮率に基づいて定める付記1又は2記
載の映像配信課金システム。
品質レベルごとに配信料金に応じた配信要求者数を推定
する配信要求者数推定部と、推定された前記配信要求者
数に基づいて、伝送する通信回線において必要となる回
線帯域幅を決定する回線帯域幅決定部と、前記配信料金
と前記回線帯域幅に基づいて料金収入の合計値が最大と
なるように前記配信料金と回線帯域幅割り当てを行う収
入最大化調整部を含むことを特徴とする映像配信課金シ
ステムにおける配信・課金管理サーバ。
信スケジュールを定めて、通信回線を通じて映像コンテ
ンツを配信するとともに配信料金を前記利用者から徴収
する映像配信課金方法であって、配信対象となる前記映
像コンテンツを配信要求を行った前記利用者に対して伝
送する工程と、配信時の映像品質レベルに応じて前記映
像コンテンツの圧縮率を変換する工程と、前記映像コン
テンツの配信スケジュール、配信時における通信回線の
帯域幅及び前記帯域幅の割り当ての決定、及び配信料金
を決定する工程とを含み、前記配信料金を決定する工程
において、前記映像コンテンツごと及び前記映像品質レ
ベルごとに配信料金に応じた配信要求者数を推定する工
程と、推定された前記配信要求者数に基づいて、伝送す
る通信回線において必要となる回線帯域幅を決定する工
程と、前記配信料金と前記回線帯域幅に基づいて料金収
入の合計値が最大となるように前記配信料金と回線帯域
幅割り当てを行う工程を含むことを特徴とする映像配信
課金方法。
テンツごとに最大配信可能数と配信要求者数が一致する
第2の配信料金を求め、前記第2の配信料金より少ない
配信料金を設定しない付記6記載の映像配信課金方法。
信スケジュールを定めて、通信回線を通じて映像コンテ
ンツを配信するとともに配信料金を前記利用者から徴収
する映像配信課金方法を実現するコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、配信対象となる前記映像コンテンツ
を配信要求を行った前記利用者に対して伝送するステッ
プと、配信時の映像品質レベルに応じて前記映像コンテ
ンツの圧縮率を変換するステップと、前記映像コンテン
ツの配信スケジュール、配信時における通信回線の帯域
幅及び前記帯域幅の割り当ての決定、及び配信料金を決
定するステップとを含み、前記配信料金を決定するステ
ップにおいて、前記映像コンテンツごと及び前記映像品
質レベルごとに配信料金に応じた配信要求者数を推定す
るステップと、推定された前記配信要求者数に基づい
て、伝送する通信回線において必要となる回線帯域幅を
決定するステップと、前記配信料金と前記回線帯域幅に
基づいて料金収入の合計値が最大となるように前記配信
料金と回線帯域幅割り当てを行うステップを含むことを
特徴とするコンピュータに実行させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
て、配信対象となる前記映像コンテンツごとに最大配信
可能数と配信要求者数が一致する第2の配信料金を求
め、前記第2の配信料金より少ない配信料金を設定しな
い付記8記載のコンピュータに実行させるプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
金システムによれば、映像データストリームを伝送する
回線の帯域幅を有効に用いることで、最大の収益を得る
ことができるように配信を行うことが可能となる。ま
た、配信料金のディスカウントの限界を知ることができ
ることから、過度のディスカウントによる収益の悪化を
未然に防止することも可能となる。
ステムの概略構成図
ステムにおける配信・課金サーバの構成図
ステムにおける配信要求者数推定値の例示図
ステムにおける配信要求者数推定値の例示図
ステムにおける配信要求者数推定値の例示図
ステムにおける配信要求者数推定値の例示図
ステムにおける収入最大化方法の説明図
ステムにおける収入最大化方法の説明図
ステムにおける収入最大化計算の例示図
システムにおける処理の流れ図
記録媒体 112−1 CD−ROM 112−2 フロッピーディスク 113 コンピュータ 114 コンピュータ上のRAM/ハードディスク等の
記録媒体
Claims (5)
- 【請求項1】 利用者の配信要求に応じて配信スケジュ
ールを定めて、通信回線を通じて映像コンテンツを配信
するとともに配信料金を前記利用者から徴収する映像配
信課金システムであって、 配信対象となる前記映像コンテンツを配信要求を行った
前記利用者に対して伝送する映像コンテンツ管理サーバ
と、 配信時の映像品質レベルに応じて前記映像コンテンツの
圧縮率を変換する映像コンテンツ変換部と、 前記映像コンテンツの配信スケジュール、配信時におけ
る通信回線の帯域幅及び前記帯域幅の割り当ての決定、
及び配信料金を決定する配信・課金管理サーバとを含
み、 前記配信・課金管理サーバにおいて、前記映像コンテン
ツごと及び前記映像品質レベルごとに配信料金に応じた
配信要求者数を推定する配信要求者数推定部と、 推定された前記配信要求者数に基づいて、伝送する通信
回線において必要となる回線帯域幅を決定する回線帯域
幅決定部と、 前記配信料金と前記回線帯域幅に基づいて料金収入の合
計値が最大となるように前記配信料金と回線帯域幅割り
当てを行う収入最大化調整部を含むことを特徴とする映
像配信課金システム。 - 【請求項2】 前記収入最大化調整部において、配信対
象となる前記映像コンテンツごとに最大配信可能数と配
信要求者数が一致する第2の配信料金を求め、前記第2
の配信料金より少ない配信料金を設定しない請求項1記
載の映像配信課金システム。 - 【請求項3】 映像コンテンツごと及び映像品質レベル
ごとに配信料金に応じた配信要求者数を推定する配信要
求者数推定部と、 推定された前記配信要求者数に基づいて、伝送する通信
回線において必要となる回線帯域幅を決定する回線帯域
幅決定部と、 前記配信料金と前記回線帯域幅に基づいて料金収入の合
計値が最大となるように前記配信料金と回線帯域幅割り
当てを行う収入最大化調整部を含むことを特徴とする映
像配信課金システムにおける配信・課金管理サーバ。 - 【請求項4】 利用者の配信要求に応じて配信スケジュ
ールを定めて、通信回線を通じて映像コンテンツを配信
するとともに配信料金を前記利用者から徴収する映像配
信課金方法であって、 配信対象となる前記映像コンテンツを配信要求を行った
前記利用者に対して伝送する工程と、 配信時の映像品質レベルに応じて前記映像コンテンツの
圧縮率を変換する工程と、 前記映像コンテンツの配信スケジュール、配信時におけ
る通信回線の帯域幅及び前記帯域幅の割り当ての決定、
及び配信料金を決定する工程とを含み、 前記配信料金を決定する工程において、前記映像コンテ
ンツごと及び前記映像品質レベルごとに配信料金に応じ
た配信要求者数を推定する工程と、 推定された前記配信要求者数に基づいて、伝送する通信
回線において必要となる回線帯域幅を決定する工程と、 前記配信料金と前記回線帯域幅に基づいて料金収入の合
計値が最大となるように前記配信料金と回線帯域幅割り
当てを行う工程を含むことを特徴とする映像配信課金方
法。 - 【請求項5】 利用者の配信要求に応じて配信スケジュ
ールを定めて、通信回線を通じて映像コンテンツを配信
するとともに配信料金を前記利用者から徴収する映像配
信課金方法を実現するコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あって、 配信対象となる前記映像コンテンツを配信要求を行った
前記利用者に対して伝送するステップと、 配信時の映像品質レベルに応じて前記映像コンテンツの
圧縮率を変換するステップと、 前記映像コンテンツの配信スケジュール、配信時におけ
る通信回線の帯域幅及び前記帯域幅の割り当ての決定、
及び配信料金を決定するステップとを含み、 前記配信料金を決定するステップにおいて、前記映像コ
ンテンツごと及び前記映像品質レベルごとに配信料金に
応じた配信要求者数を推定するステップと、 推定された前記配信要求者数に基づいて、伝送する通信
回線において必要となる回線帯域幅を決定するステップ
と、 前記配信料金と前記回線帯域幅に基づいて料金収入の合
計値が最大となるように前記配信料金と回線帯域幅割り
当てを行うステップを含むことを特徴とするコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。
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- 2000-12-18 JP JP2000383232A patent/JP4638023B2/ja not_active Expired - Fee Related
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