JP2002185405A5 - - Google Patents
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Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】 稼働リンクと保護リンクとを用いて光学信号を通信する方法と光学ノード
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも1つの稼働リンクと少なくとも1つの保護リンクを用いて光学信号を通信する通信ノードであって、
(A)少なくとも1つの稼働リンク上の光学信号を受信する入力と、
(B)少なくとも1つの保護リンク上の光学信号を受信する入力と、
(C)前記少なくとも1つの保護リンク上の全ての光学信号を実質的に終端し、性能要件に基づいて前記少なくとも1つの稼働リンク上の光学信号を終端する1つ又は複数の再生器と
を有することを特徴とする通信ノード。
【請求項2】 前記通信ノードは、光学追加/ドロップマルチプレクサ(OADM)である
ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
【請求項3】 前記通信ノードは、リングネットワークの一部である
ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
【請求項4】 前記保護リンクは、保護リングの一部であり
前記稼働リンクは、稼働リングの一部である
ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
【請求項5】 前記性能要件は、最小の光学信号対雑音比を含むことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
【請求項6】 少なくとも1つの稼働リンクと少なくとも1つの保護リンクを用いて光学信号を通信する光学装置において、
(A)少なくとも1つの保護リンク上の光学信号を受信する入力と、
(B)少なくとも1つの稼働リンク上の光学信号を受信する入力と、
を有し、
前記少なくとも1つの保護リンク上で受信された光学信号の各々が終端され、
前記少なくとも1つの稼働リンク上で受信された光学信号の一部のみが、性能要件に基づいて終端される
ことを特徴とする光学装置。
【請求項7】 前記光学装置は、光学追加ドロップマルチプレクサ(OADM)である
ことを特徴とする請求項6記載の光学装置。
【請求項8】(C)前記光学信号を終端する少なくとも1つの再生器を
さらに有することを特徴とする請求項6記載の光学装置。
【請求項9】 少なくとも1つの稼働リンクと少なくとも1つの保護リンクとを含む光学ネットワーク内で信号を終端する方法であって、
(A)前記少なくとも1つの保護リンク上で受信した全ての光学信号を実質的に終端するステップと、
(B)前記少なくとも1つの稼働リンク上で、性能要件に基づいて光学信号を終端するステップと、
を有することを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は光学通信に関し、特に光学追加/ドロップマルチプレクサ(optical add-drop multiplexer (OADM))内の光学リングを終端する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光波長分割多重化(WDM)技術は、光ファイバー通信システムでますます用いられている。WDMシステムは、情報信号を搬送信号と称するさまざまな波長の光学信号を用いて光ファイバーを介して送信している。かくしてWDM技術により大量の信号情報が一本の光ファイバーを介して送信可能となる。このようなWDM技術は、より高い帯域の利用を促進するが、WDM技術は様々な制約があり、それを解決すればWDMシステムの性能及び帯域の利用を改善できる。
【0003】
光ファイバー通信ネットワークは、様々なトポロジ構成で配置可能である。例えば、光ファイバーネットワークは、光学リンクを介してデータを通信する2個の端末から構成することができる。さらに端末を光ネットワークに含めることができるが、これらの端末は、複数の光学リンクにより直列に接続したデイジーチェーン(環状)構成のリングで接続することができる。別の構成例として、リング構成を用いること及び他の二次元のネットワークも用いることもできる。2個の端末間の双方向の光学リンクは、複数の光ファイバーを含み、光ファイバーの故障の際に冗長性(予備機能)を与えている。
【0004】
波長に基づいてあるノードで光学信号をルーティングするさまざまな技術が提案されている。光学ネットワークは、1本あるいは複数本の入力/出力ファイバーを有する光学追加/ドロップ(取り出し)マルチプレクサ(optical add-drop multiplexers (OADM))を含み、来入光学信号は、その波長に基づいて宛先にノードを介してあるいは直接配送される。光学ネットワークをダイナミックに再構成する為には、すべての光ファイバーは、光学ネットワーク内の各ノード(すなわち各リンクの端部)で現在終端されており、そして信号は各リンクの開始点で記憶(restore)される。しかし、各リンクでこのように強制的に着信(終端)することは、システムのコストを必要以上に増加させることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、システムのコストを低減させ、ノードの出力点で光学ラインシステム(OLS)で、十分な品質のレベルを維持できる光学ネットワークの光学リンクを終端する方法と装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、各ノードで保護リング上の信号を強制的に着信(終端)することは、故障の際に保護リングをダイナミックに再構成するためには好ましいことであるが、強制的着信は稼働(中の)リンク上の信号に対しては必要ではなく、そのためシステムのコストを必要以上に増加させることになる。かくして本発明によれば、各ノードは保護リング上で受信した光学信号のみを強制的に着信させ、必要がない限り稼働リング上の信号の着信を強制しない。
【0007】
本発明の他の態様によれば、稼働リング上の端末間の光学パス上の信号は、信対雑音比ような作業ルールより必要とされる時のみ着信(終了)される。具体的に説明と、信号はある基準(例えば最低の光学信号対雑音比)を次のノードで達成できる限り、その前のノードで、稼働リング上(あるいはノード間のリンク上)の端末間の光学パス上の信号を強制的に着信することはない。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明が用いられるリングネットワーク100を示す。同図においてリングネットワーク100は、複数のノード、例えばノード200−1から200−Nを有する。これらは図2で詳述するが、以下本明細書においてはこれらを予備のリンクを含む光学リンク120−W、120−Pより互いに接続されたノード200と称する。光学リンク120−Wは稼働リンクであり、光学リンク120−Pは保護(予備)リンクである。光学リンク120−W、120−Pは、例えばシングルモード光ファイバーで実現される。同一のノード200を接続する稼働リンクと保護リンクの光ファイバー対は、一本の光ケーブルである。光学ネットワーク内の稼働リングと保護リングの詳細な議論は、R. Ramaswami and K. Sivarajan, Optical Networks: A Practitioner's Perspective, Morgan Kaufman (1998)を参照のこと。
【0009】
本発明は、リングネットワーク100を用いて構成しているが、波長分割多重化(WDM)ネットワークの他の構成も利用することができ、これは当業者には明らかである。一般的に保護リング120−Pは、稼働リング120−Wの故障時に冗長性(予備の機能)を与える。保護リング120−Pは、故障の特徴に基づいて再構成されるリソース(資源)を共有する。さらにまた、リングネットワーク100は、複数のノード200を有し、それらは信号を送信する際に用いられる波長の数に関係づけられている。
【0010】
本発明の一実施例においては、各ノードはそれぞれが稼働リンク120−Wと保護リンク120−Pに対応する2つのOADMユニットを用いることができる。第1のOADMは、稼働リングに沿って一方向に巡回する光学信号を稼働リンク120−Wの一部から受信する。第2のOADMは、保護リングに沿って反対の方向に巡回する光学信号を保護リンク120−Pの一部から受信する。
【0011】
図2は、リングネットワーク100内の従来のノード200のブロック図である。従来のノード200は、例えばノードにとってローカルな波長に基づいて、チャネルを追加/ドロップし、そして他のチャネルを稼働リング120−Wに通過させる(転送する)一つあるいは複数の光学追加ドロップマルチプレクサ(OADM)として実現される。図2に示すように各ノード200は、複数の光学リンク、例えば光学リンク211−213を有し、それぞれが保護リンクと稼働リンクとを有する。
【0012】
各リンクは、ノード200で対応する端末221−223により受信され、そしてこれらの端末が受信した信号を分離する。その後、受信した光学信号は稼働/保護用再生器231−233に着信し、光学クロスコネクト210により処理され、この光学クロスコネクト210がこの受信した光学信号を適宜な出力ポートあるいは宛先にルーティングする。稼働/保護用再生器231−233は、光学終端装置(OTU)とも称する。稼働/保護用再生器231−233は,3R(等価増幅(reshaping)、リタイミング(retiming),識別再生(regenration))再生を実行する中継器でもある。これに関しては、例えばR. Ramaswami and K. Sivarafanの文献に記載されている。前述したようにリングネットワーク100の従来のノード200においては、稼働リング120−Wと保護リング120−Pの両方の光ファイバーは、各ノード(すなわち光学リンクの端部)で稼働/保護用再生器231−233により終端している。様々な理由により光学信号は、各ノード200に着信し、これにより保護リング120−Pは、故障の際にダイナミックに再構成可能である。
【0013】
本発明者の認識した所によれば、保護リング120−P上の信号の強制着信は、再構成を可能にするため好ましいことであるが、従来の光学ネットワーク100における稼働リング120−W上のそれに対応する信号の強制着信は、システムコストを必要以上に増加させることになる。かくして本発明の一つの特徴によれば、図3で以下議論するように、本発明の各ノード300は、保護リング120−P上の光学信号のみの着信を強制する。言い換えると、本発明は(必要がない限り)稼働リング120−W上の信号の着信を強制しないが、保護リング120−P上のみ信号の着信を強制する。
【0014】
図3に示すように本発明のノード300は、従来のノード200を適宜修正して、本発明の特徴と機能を提供できる。具体的に説明すると、本発明のノード300内の保護再生器及び/又は稼働用再生器331−333を修正して、保護リング120−Pの信号のみを強制着信させる。さらにまた、各信号に関連する端末間のパスの稼働リンクを評価して再生器をパスに沿った様々なノードに配置して、所望の光学信号対雑音比の性能を維持する。図3に示すように、ノード300上のリンク311−313は、保護リンク用の331−333と稼働リンク用のオプションとしての稼働用再生器331−333を含む。この稼働リンク用再生器331−333は、光学信号が十分な光学SNRを有して次のノードに到達しない時にのみ用いられる(増幅機能を果たす)。ある種のアーキテクチャーにおいては、2つのノード間のリンク311−313に沿って再生することも可能である。
【0015】
特許請求の範囲の発明の要件の後に括弧で記載した番号がある場合は、本発明の一実施例の対応関係を示すものであって、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来技術に関わる光学ネットワークを表す図。
【図2】
図1のネットワーク内の従来のノードのブロック図。
【図3】
図1のネットワーク内で用いられる本発明に関わるノードのブロック図。
【符号の説明】
100 リングネットワーク
200、300 ノード
120 光学リンク
120−W 稼働リング
120−P 保護リング
210,310 光学クロスコネクト
211−213 光学リンク
221−223 端末
231−233 稼働/保護用再生器
311−313 リンク
321−323 端末
331−333 保護用及び/又は稼働用再生器
【発明の名称】 稼働リンクと保護リンクとを用いて光学信号を通信する方法と光学ノード
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも1つの稼働リンクと少なくとも1つの保護リンクを用いて光学信号を通信する通信ノードであって、
(A)少なくとも1つの稼働リンク上の光学信号を受信する入力と、
(B)少なくとも1つの保護リンク上の光学信号を受信する入力と、
(C)前記少なくとも1つの保護リンク上の全ての光学信号を実質的に終端し、性能要件に基づいて前記少なくとも1つの稼働リンク上の光学信号を終端する1つ又は複数の再生器と
を有することを特徴とする通信ノード。
【請求項2】 前記通信ノードは、光学追加/ドロップマルチプレクサ(OADM)である
ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
【請求項3】 前記通信ノードは、リングネットワークの一部である
ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
【請求項4】 前記保護リンクは、保護リングの一部であり
前記稼働リンクは、稼働リングの一部である
ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
【請求項5】 前記性能要件は、最小の光学信号対雑音比を含むことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
【請求項6】 少なくとも1つの稼働リンクと少なくとも1つの保護リンクを用いて光学信号を通信する光学装置において、
(A)少なくとも1つの保護リンク上の光学信号を受信する入力と、
(B)少なくとも1つの稼働リンク上の光学信号を受信する入力と、
を有し、
前記少なくとも1つの保護リンク上で受信された光学信号の各々が終端され、
前記少なくとも1つの稼働リンク上で受信された光学信号の一部のみが、性能要件に基づいて終端される
ことを特徴とする光学装置。
【請求項7】 前記光学装置は、光学追加ドロップマルチプレクサ(OADM)である
ことを特徴とする請求項6記載の光学装置。
【請求項8】(C)前記光学信号を終端する少なくとも1つの再生器を
さらに有することを特徴とする請求項6記載の光学装置。
【請求項9】 少なくとも1つの稼働リンクと少なくとも1つの保護リンクとを含む光学ネットワーク内で信号を終端する方法であって、
(A)前記少なくとも1つの保護リンク上で受信した全ての光学信号を実質的に終端するステップと、
(B)前記少なくとも1つの稼働リンク上で、性能要件に基づいて光学信号を終端するステップと、
を有することを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は光学通信に関し、特に光学追加/ドロップマルチプレクサ(optical add-drop multiplexer (OADM))内の光学リングを終端する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光波長分割多重化(WDM)技術は、光ファイバー通信システムでますます用いられている。WDMシステムは、情報信号を搬送信号と称するさまざまな波長の光学信号を用いて光ファイバーを介して送信している。かくしてWDM技術により大量の信号情報が一本の光ファイバーを介して送信可能となる。このようなWDM技術は、より高い帯域の利用を促進するが、WDM技術は様々な制約があり、それを解決すればWDMシステムの性能及び帯域の利用を改善できる。
【0003】
光ファイバー通信ネットワークは、様々なトポロジ構成で配置可能である。例えば、光ファイバーネットワークは、光学リンクを介してデータを通信する2個の端末から構成することができる。さらに端末を光ネットワークに含めることができるが、これらの端末は、複数の光学リンクにより直列に接続したデイジーチェーン(環状)構成のリングで接続することができる。別の構成例として、リング構成を用いること及び他の二次元のネットワークも用いることもできる。2個の端末間の双方向の光学リンクは、複数の光ファイバーを含み、光ファイバーの故障の際に冗長性(予備機能)を与えている。
【0004】
波長に基づいてあるノードで光学信号をルーティングするさまざまな技術が提案されている。光学ネットワークは、1本あるいは複数本の入力/出力ファイバーを有する光学追加/ドロップ(取り出し)マルチプレクサ(optical add-drop multiplexers (OADM))を含み、来入光学信号は、その波長に基づいて宛先にノードを介してあるいは直接配送される。光学ネットワークをダイナミックに再構成する為には、すべての光ファイバーは、光学ネットワーク内の各ノード(すなわち各リンクの端部)で現在終端されており、そして信号は各リンクの開始点で記憶(restore)される。しかし、各リンクでこのように強制的に着信(終端)することは、システムのコストを必要以上に増加させることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、システムのコストを低減させ、ノードの出力点で光学ラインシステム(OLS)で、十分な品質のレベルを維持できる光学ネットワークの光学リンクを終端する方法と装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、各ノードで保護リング上の信号を強制的に着信(終端)することは、故障の際に保護リングをダイナミックに再構成するためには好ましいことであるが、強制的着信は稼働(中の)リンク上の信号に対しては必要ではなく、そのためシステムのコストを必要以上に増加させることになる。かくして本発明によれば、各ノードは保護リング上で受信した光学信号のみを強制的に着信させ、必要がない限り稼働リング上の信号の着信を強制しない。
【0007】
本発明の他の態様によれば、稼働リング上の端末間の光学パス上の信号は、信対雑音比ような作業ルールより必要とされる時のみ着信(終了)される。具体的に説明と、信号はある基準(例えば最低の光学信号対雑音比)を次のノードで達成できる限り、その前のノードで、稼働リング上(あるいはノード間のリンク上)の端末間の光学パス上の信号を強制的に着信することはない。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明が用いられるリングネットワーク100を示す。同図においてリングネットワーク100は、複数のノード、例えばノード200−1から200−Nを有する。これらは図2で詳述するが、以下本明細書においてはこれらを予備のリンクを含む光学リンク120−W、120−Pより互いに接続されたノード200と称する。光学リンク120−Wは稼働リンクであり、光学リンク120−Pは保護(予備)リンクである。光学リンク120−W、120−Pは、例えばシングルモード光ファイバーで実現される。同一のノード200を接続する稼働リンクと保護リンクの光ファイバー対は、一本の光ケーブルである。光学ネットワーク内の稼働リングと保護リングの詳細な議論は、R. Ramaswami and K. Sivarajan, Optical Networks: A Practitioner's Perspective, Morgan Kaufman (1998)を参照のこと。
【0009】
本発明は、リングネットワーク100を用いて構成しているが、波長分割多重化(WDM)ネットワークの他の構成も利用することができ、これは当業者には明らかである。一般的に保護リング120−Pは、稼働リング120−Wの故障時に冗長性(予備の機能)を与える。保護リング120−Pは、故障の特徴に基づいて再構成されるリソース(資源)を共有する。さらにまた、リングネットワーク100は、複数のノード200を有し、それらは信号を送信する際に用いられる波長の数に関係づけられている。
【0010】
本発明の一実施例においては、各ノードはそれぞれが稼働リンク120−Wと保護リンク120−Pに対応する2つのOADMユニットを用いることができる。第1のOADMは、稼働リングに沿って一方向に巡回する光学信号を稼働リンク120−Wの一部から受信する。第2のOADMは、保護リングに沿って反対の方向に巡回する光学信号を保護リンク120−Pの一部から受信する。
【0011】
図2は、リングネットワーク100内の従来のノード200のブロック図である。従来のノード200は、例えばノードにとってローカルな波長に基づいて、チャネルを追加/ドロップし、そして他のチャネルを稼働リング120−Wに通過させる(転送する)一つあるいは複数の光学追加ドロップマルチプレクサ(OADM)として実現される。図2に示すように各ノード200は、複数の光学リンク、例えば光学リンク211−213を有し、それぞれが保護リンクと稼働リンクとを有する。
【0012】
各リンクは、ノード200で対応する端末221−223により受信され、そしてこれらの端末が受信した信号を分離する。その後、受信した光学信号は稼働/保護用再生器231−233に着信し、光学クロスコネクト210により処理され、この光学クロスコネクト210がこの受信した光学信号を適宜な出力ポートあるいは宛先にルーティングする。稼働/保護用再生器231−233は、光学終端装置(OTU)とも称する。稼働/保護用再生器231−233は,3R(等価増幅(reshaping)、リタイミング(retiming),識別再生(regenration))再生を実行する中継器でもある。これに関しては、例えばR. Ramaswami and K. Sivarafanの文献に記載されている。前述したようにリングネットワーク100の従来のノード200においては、稼働リング120−Wと保護リング120−Pの両方の光ファイバーは、各ノード(すなわち光学リンクの端部)で稼働/保護用再生器231−233により終端している。様々な理由により光学信号は、各ノード200に着信し、これにより保護リング120−Pは、故障の際にダイナミックに再構成可能である。
【0013】
本発明者の認識した所によれば、保護リング120−P上の信号の強制着信は、再構成を可能にするため好ましいことであるが、従来の光学ネットワーク100における稼働リング120−W上のそれに対応する信号の強制着信は、システムコストを必要以上に増加させることになる。かくして本発明の一つの特徴によれば、図3で以下議論するように、本発明の各ノード300は、保護リング120−P上の光学信号のみの着信を強制する。言い換えると、本発明は(必要がない限り)稼働リング120−W上の信号の着信を強制しないが、保護リング120−P上のみ信号の着信を強制する。
【0014】
図3に示すように本発明のノード300は、従来のノード200を適宜修正して、本発明の特徴と機能を提供できる。具体的に説明すると、本発明のノード300内の保護再生器及び/又は稼働用再生器331−333を修正して、保護リング120−Pの信号のみを強制着信させる。さらにまた、各信号に関連する端末間のパスの稼働リンクを評価して再生器をパスに沿った様々なノードに配置して、所望の光学信号対雑音比の性能を維持する。図3に示すように、ノード300上のリンク311−313は、保護リンク用の331−333と稼働リンク用のオプションとしての稼働用再生器331−333を含む。この稼働リンク用再生器331−333は、光学信号が十分な光学SNRを有して次のノードに到達しない時にのみ用いられる(増幅機能を果たす)。ある種のアーキテクチャーにおいては、2つのノード間のリンク311−313に沿って再生することも可能である。
【0015】
特許請求の範囲の発明の要件の後に括弧で記載した番号がある場合は、本発明の一実施例の対応関係を示すものであって、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来技術に関わる光学ネットワークを表す図。
【図2】
図1のネットワーク内の従来のノードのブロック図。
【図3】
図1のネットワーク内で用いられる本発明に関わるノードのブロック図。
【符号の説明】
100 リングネットワーク
200、300 ノード
120 光学リンク
120−W 稼働リング
120−P 保護リング
210,310 光学クロスコネクト
211−213 光学リンク
221−223 端末
231−233 稼働/保護用再生器
311−313 リンク
321−323 端末
331−333 保護用及び/又は稼働用再生器
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