JP2002185319A - 周波数シンセサイザおよび低雑音周波数合成方法 - Google Patents

周波数シンセサイザおよび低雑音周波数合成方法

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JP2002185319A
JP2002185319A JP2001303183A JP2001303183A JP2002185319A JP 2002185319 A JP2002185319 A JP 2002185319A JP 2001303183 A JP2001303183 A JP 2001303183A JP 2001303183 A JP2001303183 A JP 2001303183A JP 2002185319 A JP2002185319 A JP 2002185319A
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frequency
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fractional
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frequency divider
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JP2001303183A
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Franck Nozahic
フランク、ノザイック
Fabrice Jovenin
ファブリス、ジョブナン
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Koninklijke Philips Electronics NV
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
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    • HELECTRICITY
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 周波数の応答スペクトラムが雑音連続体を越
える寄生ラインをもたない、改良された周波数シンセサ
イザを提供する。 【解決手段】フェーズロックドループ10を備えた周波
数シンセサイザは、電圧制御型発振器12と位相周波数
比較器16との間に接続された整数分周比をもつ周波数
分周器14を持っている。さらに、周波数分周器14
は、分数部分の結果的な平均分周比を得るように少なく
とも2つの連続した整数値の間で周波数分周器の分周比
を切り替えるため、分周比Nを制御する分周比演算器4
0に接続されている。デジタル入力端子34,50を有
するシグマ−デルタ変調器30の出力が分周比演算器4
0を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数シンセサイ
ザと低雑音周波数合成方法に関する。
【0002】本発明は特に、出力周波数が整数値や分数
値で調整可能な周波数シンセサイザに関する。
【0003】この種の周波数シンセサイザは、各種の無
線回路、特にこれら回路の受信段および/または送信段
で用いられうる。一例として、本発明の周波数シンセサ
イザは、携帯電話等の無線電話装置に用いられうる。
【0004】
【従来の技術】添付された図1および図2は、整数値で
調整可能な周波数シンセサイザと分数値で調整可能な周
波数シンセサイザを示している。分数値で調整可能な周
波数シンセサイザは、周波数が基準周波数の整数値か非
整数倍により調整可能な周波数シンセサイザであると理
解される。この種の装置自体は公知であり、例えば、以
下の文献(1)、(2)および(3)に図示されてい
る。 (1) EP-B-0 661 816 (2) EP-A-0 563 400 (3) トーマス・スティチェルボルトによる「デルタ−シ
グマ変調を用いた分数N P11」、アルボルグ大学、1
997年8月5日、1〜21ページ 図1は、フェーズロックドループ10の周囲に構成され
る周波数シンセサイザの基本構成を示している。フェー
ズロックドループは、基本的には、電圧制御発振器12
と、周波数分周器14と、位相周波数比較器16と、ル
ープフィルタ18とを有する。
【0005】後述する記載ではVCO発振器としても参
照される電圧制御発振器12は、その入力端子に供給さ
れた制御電圧の関数として、その周波数が増減されない
出力電圧を供給する。この制御電圧は、ループフィルタ
18を介してVCO発振器12の入力端子に接続される
位相周波数比較器16により生成される。
【0006】位相周波数比較器16は、周波数分周器1
4により供給される信号の周波数(または位相)を、図
の例では水晶発振器20にて供給される基準信号の周波
数と比較する。周波数分周器により供給された信号の周
波数が基準信号の周波数よりも低いとき、位相周波数比
較器は、VCO発振器12の周波数が増大されるべきで
あることを示す電圧をループフィルタ18とともに生成
する。逆に、VCO発振器の周波数は、周波数分周器に
より供給される信号の周波数が基準信号の周波数より高
いときに減少される。
【0007】周波数分周器14は、ある数のフリップフ
ロップで構成され、整数値によってのみVCO発振器1
2の信号周波数を分周することができる。整数値により
調整可能な分周比は、Nとして参照される整数である。
矢印22で示される調整入力は、値Nを固定にすること
ができる。
【0008】FVCOとして参照される、VCO発振器の
周波数は、以下の式で表される。 FVCO=N*Fref ここで、Frefは水晶発振器20により供給される基準
信号の周波数である。
【0009】分周比Nの値(整数)を単位とする変更
は、VCO発振器の周波数Frefに等しい変更を引き起
こす。したがって、VCO発振器12の周波数をFref
より高い解像度で調整することは不可能である。基準信
号の周波数が比較的高い場合には、この解像度は不十分
になりうる。
【0010】ループ10の出力信号の周波数、すなわち
VCO発振器12により供給される信号の周波数の微調
整は、図2に示す周波数シンセサイザにより得られる。
【0011】図2に示す周波数シンセサイザは、図1の
ループ10と同様の構成要素を有するフェーズロックド
ループ10を備えている。
【0012】一方、周波数分周器14は、分周比の値N
を固定にする調整入力端子22だけでなく、値Nの付近
の2つ以上の連続値の間で分周比を切り替える切替入力
端子24を有する。図2の例では、周波数分周器14の
切替入力端子24は、2つの値N,N+1で分周比を切
り替えることができる。
【0013】切替回路24は、シグマ−デルタ変調器3
0、より正確には、この変調器のオーバーフロー・キャ
リー端子32に接続されている。
【0014】通信入力端子24は、シグマ−デルタ変調
器30に接続され、より正確には、この変調器のオーバ
ーフロー・キャリー端子30に接続される。
【0015】図の例において、シグマ−デルタ変調器3
0は、ワードアダー31をもつ第1段のデジタル変調器
であり、その変調器は、Kとして参照される調整指示用
の第1のデジタル入力端子34を有する。調整指示は、
変調器のシフトレジスタ36により供給されるデジタル
値に重畳される。レジスタ36は、周波数分周器14の
出力信号によりクロックされ、ワードアダー31の出力
信号を受信する。レジスタ36は、アダーの第2のデジ
タル入力端子38に接続される。調整指示とレジスタ3
6の出力との和がアダー31のデジタル容量より低いと
き、オーバーフロー・キャリーは例えば論理0になる。
一方、その和がアダー31の容量より大きいとき、オー
バーフロー・キャリーはその場合において相補的な論理
1の値になる。
【0016】周波数分周器14は、切替入力端子24が
第1の論理状態を受信するとき第1の分周比をもつ周波
数分周を行い、その入力端子24が第2の切替状態を受
信するとき+/−1とは異なる第2の分周比をもつ周波
数分周を行う。
【0017】上述した例では、分周比は論理0状態用の
Nと論理1状態用のN+1である。
【0018】どんな場合でも周波数分周器の分周比は整
数であるが、NとN+1間の比を繰り返し切り替えるこ
とで、結果的にこれら2つの値で構成される平均分周
比、すなわち非整数比を得ることができる。
【0019】より正確には、以下の式で表される。
【0020】
【数1】 すなわち、以下の式で表される。
【数2】 これらの式において、TNとTN+1はそれぞれ、分周比が
NとN+1に等しい期間である。
【0021】シグマ−デルタ変調器の第1の入力端子3
4に供給される調整指示KがLビットでコード化され、
アダーの最大容量が2L−1であると仮定すると、K/
Lに等しい分周比の分数部分が以下のように定義され
うる。
【数3】 調整指示が小さい値(K=約0)のとき、出力周波数は
Fref*(N)に近くなり、調整指示が大きい値(K=約
L)のとき、出力周波数はFref*(N+1)に近くなる。
【0022】したがって、周波数分周器14の調整入力
端子22に供給される分周比Nの選択とシグマ−デルタ
変調器に供給される調整指示Kの選択とにより定まる2
つの値でフェーズロックドループの周波数を連続的に調
整することができる。
【0023】図2によるフェーズロックドループを用い
た周波数シンセサイザの出力のスペクトラル分析は、周
波数FVCOに対応する中心線の周囲のノイズ構成要素の
配置を示している。ノイズは、フェーズロックドループ
の各種構成要素の寄与とシグマ−デルタ変調器に起因す
る。
【0024】上述した文献(3)により示唆されている
ように、図2に示された一段構成のシグマ−デルタ変調
器を、種々の縦続段をもつシグマ−デルタ変調器によ
り、特に2段構成のシグマ−デルタ変調器により置き換
えることができる。(2番目の順序の)2段構成のシグ
マ−デルタ変調器は、ノイズの少なくとも一部を高周波
に移行することにより、より望ましい形態のノイズの周
波数分配を可能にする。複数段で強調されるこの現象は
「ノイズシェーピング」と呼ばれる。
【0025】本発明者は実際に、周波数生成器のスペク
トラル応答におけるノイズの他のデモンストレーション
を与えたが、これは、第2の寄生ラインになる。これら
のラインは特に、調整指示Kが所定値のときに現れる。
【0026】本発明者は実際に、周波数分周器の通信入
力端子に供給された論理値の繰り返しが元々寄生ライン
であると決定した。例えば、110011001100などの短いパ
ターンによる論理値の通常の繰り返しが少数の寄生ライ
ンになる。しかしながら、これらのラインの振幅は重要
である。調整指示Kの値が偶数であるとき、この現象が
行われる。
【0027】一方、調整指示Kの値が奇数のとき、パタ
ーンの繰り返しはまったく通常通りであるが、そのパタ
ーンは非常に長くなる。ノイズのエネルギーは、連続体
に似た小振幅をもつ多くの寄生ラインに分配される。し
かしながら、個別に選択されたラインの振幅は非常に小
さく、結果的に、周波数シンセサイザの他の要素のノイ
ズの中に消えてしまう。
【0028】より正確な手法において、寄生周波数の値
は、次の関係により与えられうる。
【数4】 この式において、Fspurは寄生ラインが戻る周波数を示
し、MはLビットでコード化された数Kを2で割ること
ができる回数を示し、0はシグマ−デルタ変調器のオー
ダーを示す。
【0029】本発明の目的は、周波数の応答スペクトラ
ムが雑音連続体を超える寄生ラインを明らかにもたな
い、改良された周波数シンセサイザを提供することにあ
る。また、これらの寄生ラインを除去させる周波数合成
方法を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ために、本発明の目的は特に、フェーズロックドループ
をもつ周波数シンセサイザを提供することにあり、この
ループは、以下の構成を備える。
【0031】電圧制御型発振器と位相/周波数比較器と
の間に接続された、整数分周比をもつ周波数分周器と、
分数部分をもつ結果的な平均分周比を得るように、連続
した少なくとも2つの整数値の間で周波数分周器の分周
比を切り替える周波数分周器に接続され、分数部分の調
整指示用のデジタル入力端子を有するシグマ−デルタ変
調器と、を備える。
【0032】本発明によれば、周波数シンセサイザは、
調整指示の最小ビットの値を1に設定する手段をさらに
有する。
【0033】調整指示の最小ビットの値を1に設定する
ことは、調整指示を奇数に限定する。これは、周波数の
連続体に対する雑音エネルギーを分散させる。これらの
周波数のそれぞれを個別に考慮に入れると、雑音振幅は
結果的に非常に低い。中心の発振周波数の外側では、周
波数応答スペクトラムに現れる寄生ラインは存在しな
い。
【0034】特定の実施形態の周波数シンセサイザによ
れば、この周波数シンセサイザは、分数部分の制御値の
入力レジスタと、値1による制御値の最小ビットを置き
換える手段と、この制御値を調整指示として変調器に供
給する手段とを有する。
【0035】その場合、調整指示の最小ビットは、入力
レジスタに収容された値が何であれ、任意的に1に設定
される。最小ビットが1と異なる(すなわち、0に等し
い)ならば、最小ビットの置換だけが行われるかもしれ
ない。
【0036】他の可能性として、最小ビットの値を1に
設定する手段は、1に等しいビットを分数部分の制御値
に加える手段と、シグマ−デルタ変調器の入力端子に供
給される調整指示を形成する手段とを有する。
【0037】一例として、周波数シンセサイザがランク
L−1の入力レジスタを有するとき、1に等しいビット
を加える手段は、ランクLのレジスタの最小ビットを1
に設定するために、ランクLの命令レジスタとロックさ
れたフリップフロップとを有する。
【0038】その場合、L−1ビットでコード化された
第1の値は、最小ビットが1に等しいLビットにコード
化された新たな値により置換される。この後者の値は、
調整指示として使用される。
【0039】厳密に言うと、最小ビットの変更はユーザ
により望まれる指示値Kの変更とフェーズロックドルー
プの発振周波数の変更とを引き起こす。しかしながら、
シグマ−デルタ変調器に実効的に供給された指示値のエ
ラーは、1/2Lに制限され続け、周波数のわずかな変
更になる。図によれば、24ビット(L=24)にコー
ド化する場合、エラーは(1/2)24(<10-7)にな
る。
【0040】本発明による周波数シンセサイザは、単一
段か、いくつかのカスケード段をもつ変調器を有する。
【0041】分数部分をもつ平均分周比を得るために、
周波数分周器の分周比は、2または種々の一般には連続
的な整数値の間の整数分周比で切り替えられる。
【0042】分数部分kと整数部分Nを用いて、平均分
周比をN+kとすると、例えばNとN+1との間で変換
が行われるかもしれない。
【0043】N+kがNかN+1に近いとき、すなわ
ち、分数部分kが0か1に近いとき、整数分周比の値
(NかN+1)の一つは他に対して顕著になる。図によ
れば、kは0に近いとき、すなわち、N+k=約Nのと
き、分周比Nは頻繁に変換され、ファクタN+1はめっ
たに起きない。
【0044】本発明者は、めったにない1つ以上の整数
分周比を犠牲にして、同様の整数分周比が頻繁に繰り返
されると、周波数シンセサイザのスペクトラル応答の寄
生ラインにより現れるノイズになることを証明した。
【0045】可能なこのノイズを避けるために、本発明
の特定の形態によれば、固定の分数分周比をもつ少なく
とも一つの周波数分周器を有する周波数シンセサイザを
備えることが可能であり、この分周器は電圧制御型発振
器VCOと整数分周比をもつ周波数分周器との間に接続
される。周波数分周器はまた、平均分周比の分数部分が
所定値の一つ以上の範囲内にあるときに分数分周比をも
つ周波数分周器を活性化する手段を備えている。
【0046】より正確には、分数分周比をもつ周波数分
周器は、分数部分が0か1に近いときに活性化され、そ
れ以外のときに非活性化される。例えば、0<k<0.
25や0.75<k<1などの分数部分kの値の範囲
は、分数分周比をもつ周波数分周器の活性範囲に対応す
る。
【0047】分数分周比をもつ周波数分周器の活性化
は、整数分周比をもつ周波数分周器により得られる平均
分周比の分数部分を変更させるのが望ましい。この分周
器は、シグマ−デルタ変調器に接続される。
【0048】上述した例に戻って、1.5による追加の
分周がなされると、所望の平均分周比の分数部分に0.
5を加えるという限定になる。0<k<0.25と仮定
すると、N+k=N+0.5+k'になる。
【0049】この式において、新規の分数部分k'は、
0.25≦k'≦0.75になる。
【0050】同様に、0.75<k<1と仮定すると、
N+k=N−1+0.5+k'になる。ここで、0.2
5≦k'≦0.75になる。
【0051】すなわち、新規の分数部分k'は、整数分
数比をもつ周波数分周器により生成され、その分周器は
シグマ−デルタ変調器に接続される。新規の分数部分
k'は分周比、例えばNとN+1の間でよりバランスさ
れた変更を許容し、寄生ラインを避ける。
【0052】本発明は、周波数シンセサイザの手段によ
りフェーズロックを合成する方法に関する。このシンセ
サイザは、以下の構成要素を有する。
【0053】電圧制御型発振器(VCO)と位相周波数
比較器(PD)との間に接続された、整数分周比をもつ
周波数分周器と、分数部分をもつ結果的な平均分周比を
得るように、少なくとも2つの連続した整数値の間で周
波数分周器の分周比を変更する周波数分周器に接続され
るシグマ−デルタ変調器と、を備え、この変調器は分数
部分の調整指示用のデジタル入力端子をもっている。
【0054】本方法によれば、調整指示は制御入力値の
変更により、シグマ−デルタ変調器用に形成される。そ
の入力値は奇数になるように変更される。
【0055】周波数シンセサイザは、上述したように固
定の分数分周比をもつ周波数分周器を有し、前記周波数
シンセサイザは平均分周比の分数部分(k)が少なくと
も所定値の範囲内に含まれ、対応する手法でシグマ−デ
ルタ変調器の分数部分の調整指示はおおまかな分周比を
変更しないように変更され、その調整指示は分数分周比
で周波数分周器により生成され、分周器は整数分周比を
もつ周波数分周器に接続される。本発明のこの側面は後
述する文章で詳細に説明される。
【0056】本発明はまた、第1の入力端子をもつミキ
サを有する周波数変換器に関し、この周波数変換器は、
変換されるべき周波数の信号を供給する信号源に接続さ
れる。変換器はさらに、第2の入力端子に接続された、
基準周波数をもつ信号源を有する。本発明によれば、基
準周波数をもつ信号源は上述した周波数シンセサイザを
有する。この種の周波数変換器は、携帯電話に特に用い
られる。
【0057】最後に、本発明は、フェーズロックドルー
プを有する周波数シンセサイザに関し、この周波数シン
セサイザは、以下の構成を有する。
【0058】電圧制御型発振器VCOと位相周波数比較
器PFDとの間に接続された、整数分周比をもつ周波数
分周器と、分数部分をもつ結果的な平均分周比を得るよ
うに、連続した少なくとも2つの整数値の間で周波数分
周器の分周比を変換し、分数部分を調整する調整指示を
受信するのに適した少なくとも一つのデジタル入力端子
を有するシグマ−デルタ変調器と、電圧制御型発振器V
COと整数分周比をもつ周波数分周器との間に接続され
て固定の分数分周比をもち、かつ平均分周比の分数部分
が少なくとも所定値の範囲内であるときに分数分周比を
活性化する手段をもつ、少なくとも一つの周波数分周器
と、を備える。
【0059】本発明の他の特徴と効果は後述する説明に
示され、添付された図面にリファレンスをもっている。
この説明は、単に図示された一例であり、図示されてい
ないものも発明の範囲に含まれる。
【0060】
【発明の実施の形態】図3〜図5の要素は、先行する図
面中の対応する要素と同じか、類似か、均等であり、こ
れら要素はリファレンスとして参照され、詳細な説明は
再度繰り返さない。
【0061】図3はフェーズロックドループ10の周囲
に構成される周波数シンセサイザを示している。そのフ
ェーズロックドループ10は、電圧制御型発振器12
と、周波数分周器14と、位相周波数比較器16と、ロ
ーパスフィルタ18とを有する。
【0062】周波数分周器14は、供給された信号の周
波数を整数で分周可能なプログラム可能な分周器であ
る。周波数分周器14は、シグマ−デルタ変調器30に
より供給された信号の関数として、分周比Nを制御する
分周比演算器40に接続されている。
【0063】より正確には、シグマ−デルタ変調器によ
り制御される演算器40は、平均分数比を分数部分で得
るために、2以上の連続した整数値(または非連続の
値)の間での分周比の切り替えを制御可能である。
【0064】参照番号42は単に、演算器40と周波数
分周器14との間に接続された同期レジスタを示してい
る。このレジスタとシグマ−デルタ変調器は、周波数分
周器14の出力信号でクロックされる。この出力信号は
これら要素に供給される。参照番号44は、ユーザによ
るチャネルの選択のために設けられた演算器40の入力
端子を示しており、すなわち、所望の分周比の整数部分
の選択のために設けられている。
【0065】シグマ−デルタ変調器は2つの入力端子3
4,50を有することがわかる。
【0066】第1の入力端子34は、図2のシグマ−デ
ルタ変調器のデジタル入力端子と全体的に類似してい
る。第1の入力端子34は、分数部分の制御値Kを変調
器に伝送することを意図している。第1の入力端子は、
L−1ビット、例えば22でコード化される。制御値K
は、ユーザにより入力されてもよいし、不図示の同調回
路の他の部分から入力されてもよい。
【0067】単一ビットでコード化された、変調器の第
2の入力端子50は、論理1値にロックされたフリップ
フロップ52に接続される。第2の入力端子とフリップ
フロップ52のロックは、わかりやすくするために図に
示されている。しかし、実際には、シグマ−デルタ変調
器と同一チップ内に収納されており、ユーザによるアク
セスはできない。
【0068】第1の入力端子34に供給された制御値K
は、第2の入力端子50に利用可能な1値で合成され、
新規の調整指示値K'を形成する。この新規な指示値K'
は、Lビットでコード化され、入力端子50の1値によ
り形成される。この指示値K'は、最小ビットと最大ビ
ットを構成する第1入力端子34のL−1ビットで構成
する。
【0069】シグマ−デルタ変調器用に用いられる新規
な指示値K'は、必要であれば、奇数の指示値である。
【0070】他の可能性は、奇数の調整指示値K'を形
成するために認識されうる。例えば、第1の入力端子3
4に供給された制御値Kの最小ビットの値で1値を代用
することができる。
【0071】演算器40に接続された、シグマ−デルタ
変調器の出力端子32は、図示された例で2ビットでコ
ード化される。しかしながら、図2の例では、単一ビッ
トでのコード化も可能である。
【0072】図4は図3のシグマ−デルタ変調器30の
可能な実施形態を示しており、出力端子32の2ビット
コード化をよりよく理解させる。
【0073】図4のシグマ−デルタ変調器は、それぞれ
がワードアダーで構成された2つの縦続段を有する。第
1のワードアダー60aは、第1の入力端子62aを有
し、その入力端子には調整指示K'が供給される。本発
明によれば、調整指示K'が奇数である。
【0074】第1のワードアダー60aの出力端子66
aは、タイミングレジスタ70aを介して第2の入力端
子64aに接続されている。タイミングレジスタ70a
は、例えば周波数分周器により供給された分周周波数信
号により制御されうる。その後、以前に出力端子66a
で得られた和は各パルスに同期させて第2の入力端子に
送り戻される。
【0075】和がワードアダーの容量より小さいとき、
ワードアダーはそのオーバーフロー端子68aにキャリ
ーを供給する。このキャリーの論理値はゼロである。一
方、和が論理値(キャリー)の容量より大きいとき、1
が供給される。この場合、ワードアダーの容量を越えな
い和の残りのみが出力端子66aに供給される。
【0076】最後に、オーバーフロー端子68aは単一
ビットでコード化された論理値を供給する。この論理値
は、0か1状態を取りうる。
【0077】出力66aは、第2段のワードアダー60
bの第1の入力端子62bにも接続される。同様に、こ
のアダーの出力端子66bはタイミングレジスタ70b
を介して第2の入力端子に接続される。
【0078】第2段のワードアダー60bはまた、オー
バーフロー端子68bを有し、その論理出力は、2ビッ
トでコード化され、0と1の状態を取りうる。
【0079】3つの入力端子をもつアダー/減算器72
は、2つのワードアダー60a,60bのオーバーフロ
ー端子で利用可能な論理値を正の入力端子で受ける。ア
ダー/減算器72はまた、遅延フリップフロップ74を
介して第2段のワードアダー60bのオーバーフロー端
子のキャリーを負入力端子で受ける。
【0080】アダー/減算器の出力76は、図3に示す
分周比の演算のために演算器40に供給される。
【0081】表1はアダー/減算器72の出力の値(小
数値)を入力値の関数として供給し、分周器14に課せ
られた対応する分周比を示している。
【0082】
【表1】 シーケンスが調整指示K'により示される、上述した種
々の分周比による一連の分周比は、NとN+1の間の平
均分周比である。
【0083】(このための方式はあるか?)図5および
図6は雑音に関して本発明により得られた改良を示して
いる。上述したように、本発明者は、応答スペクトラム
の寄生ラインが次式で示す再帰周波数Fspurで現れるこ
とを決定した。
【0084】Fspur=Fref/(R*(2L/2M)) (数4の方式との結合性を検証する)この式において、
Rはシグマ−デルタ変調器の順序、すなわち変調器の段
数である。Lは調整指示がコード化されるビット数であ
り、Mは調整指示が2で分周される回数である。
【0085】本実施形態によれば、シグマ−デルタ変調
器のファクタが0.5、すなわち指示Kは222(すなわ
ち、本発明によりファクタを奇数にすることなく)であ
れば、M=222になる。このように、13MHzの基準
周波数Frefでは、6.25MHzの再帰周波数で繰り
返される少数の寄生ラインを有する。しかしながら、こ
れらの(すべて6.25MHzの)少数のラインは、雑
音のエネルギーに対応するかなりの振幅を有する。
【0086】図5は本発明を実施する他の可能性を示し
ている。図5の多くの構成要素は、上述した図と同一で
あり、参照番号により参照される。これらの要素につい
ては、上述した説明を参照されたい。
【0087】図3に示したシンセサイザと異なり、図5
の周波数シンセサイザは、電圧制御型発振器(VCO)
12と整数分周比をもつ周波数分周器14との間に接続
された追加の周波数分周器100を有する。追加の周波
数分周器100は、分数だが固定の分周比をもつ周波数
分周器である。上述した例では、固定の分周比は1.5
である。これは、追加の分周器が活性化されたときに受
信信号の周波数を1.5で分周するか、活性化されてい
ないときに信号経路を変えないようにすることを意味す
る。その場合、分周は1で分周する。分周器100は、
異なる分数比をもつ分周器か、互いに接続された2つ以
上の連続した分数分周器により置き換えられることが指
摘されなければならない。
【0088】シグマ−デルタ変調器に接続され、整数分
周比をもつ分周器により生成された平均分周比の分数部
分kは、次式の関係により調整指示Kと関連づけられ
る。 K=K/2L、すなわち、K=2L*k LはKをコード化する際のビット数である。
【0089】回路段または演算器(不図示)は、平均分
周比の整数部分Nと分数部分kを所望の発振周波数の関
数として決定するために設けられる。値Nとk(または
K)は、kが0または1に近すぎないか否か、すなわち
Kが値0または2Lに近づきすぎないか否かを検証する
ために設けられる演算器120に送信される。図示され
た例では、次の関係、0.25≦k≦0.75が検証さ
れるとき、kが0か1に近づきすぎないと考えられる。
【0090】演算器120は、新規の値N',K'(また
はk')を送信するために、図3ですでに説明されたシ
グマ−デルタ変調器30と分周比演算器40に接続され
る。
【0091】表2は、値N'とK'をkの値の関数として
決定する規則を要約する。
【0092】
【表2】 Nは整数値だが、N'は必ずしも整数値ではないことが
表2からわかる。バイナリーのコードセットを介して、
N'の式をコード化されたデジタル値に減らすことがで
きる点に注目されたい。
【0093】分周比演算器40は、上述した手法でシグ
マ−デルタ変調器により受信された信号中の連続した整
数分周比を課するために、整数分周比をもつ分周器14
に接続される。
【0094】シグマ−デルタ変調器は、新しい調整指示
を受け取るとき、分周器14の連続した整数分周比を制
御させ、一つの(整数)分周比が過度に繰り返されない
ようにする。
【0095】整数分周比は、例えばPとP+1の間で、
または上述した例ではP−1、P、P+1およびP+2
の間で繰り返される。この点で、表1を類似として参照
してもよい。
【0096】分周比P−1、P、P+1およびP+2
は、演算器40にて、シグマ−デルタ変調器の出力関数
として、およびN'の整数部分の関数として、すなわち
Nの関数として決定される。
【0097】分周比演算器40はまた、分数分周比をも
つ分周器100を活性化するか否かを制御する。Nが
(例えば6ビットでコード化された)デジタル値である
特定の場合には、最小ビットは、分数分周比をもつ周波
数分周器を活性化するか否かのために利用される。一
方、他のビット(最大ビット)は、上述したP値を決定
するために用いられる。
【0098】以下に示す表3は、表2に関連したもので
あり、k値、Nの関数としてのP値、分数分周比をもつ
分周器100の活性状態を示している。
【0099】
【表3】 分数分周比をもつ分周器100の活性化のおかげで、2
つの分周器14,100により得られたおおまかな分周
比を変えることなく、すなわち、周波数シンセサイザの
出力周波数を変えることなく、スペクトラル応答におけ
る寄生雑音ラインを完全に除去することができる。
【0100】図6は分数ファクタをもつ分周器の実現の
可能性を示す図である。この場合、1.5で分周する分
周器が上述したように関連している。
【0101】図6の分周器は、入力端子Dと出力端子Q
をもつ公知のフリップフロップD102を有する。第2
の入力端子は、同期信号swlを受信する。フリップフ
ロップ102の出力端子Qは、一方ではインバータ10
4を介して入力端子Dに接続され、他方では第1のラッ
チゲート106の入力端子に接続される。
【0102】第1のラッチゲート106の出力端子は、
一方では第2のラッチゲート108の入力端子に接続さ
れ、他方ではマルチプレクサ110の第1の入力端子S
1に接続される。第2のラッチゲート108の出力端子
は、インバータ112を介してマルチプレクサ110の
第2の入力端子S2に接続される。マルチプレクサ11
0と同様に、ラッチゲート106,108は、信号が分
周される場合に入力信号ckinでタイミング調整される。
【0103】マルチプレクサ110の出力端子114で
利用可能な分周信号ckoutは、ハイ状態とロー状態との
間のある過渡的なエッジが除去される入力信号に対応す
る。
【0104】図6の分周器の動作は、図7のタイミング
図で記述される。図7は、同じ時間依存性に基づいて、
図6の分周器の各構成要素の入出力の状態を示してい
る。特に、タイミング図は、同期信号swl、フリップ
フロップD102の出力信号Q、分周されるべき入力信号ck
in、マルチプレクサの入力信号S1,S2で利用可能な
信号、および分周出力信号ckoutを示す。特に信号S
1,S2が同じ論理状態にあるとき、信号ckinとckout
を比較することにより、過渡的なエッジは少しずつ除去
される。これらのエッジの除去は、周波数の分周に対応
する。
【0105】図8は本発明では使用されないシンセサイ
ザのスペクトラム応答の振幅Aを示す図であり、横軸が
周波数vの関数である。図8の目盛りは任意であり、主
ラインP0の両側のいずれか一方で寄生ラインP1とP2
を識別させる。これら寄生ラインはループの発振周波数
に対応する。
【0106】一方、上述した手法で指示K'を奇数にす
ることにより、寄生ラインの繰り返し周波数は0.77MH
zに低下する。それらは多数のラインであり、ともに密
着しており、雑音エネルギーは分配される。寄生ライン
の振幅は非常に小さく、この結果、これらのラインはも
はや知覚されない。
【0107】この結果が図9に示される。図9は、図8
に対応する手法で、本発明による周波数シンセサイザの
スペクトラム応答を示している。さらに、ループの発振
周波数に対応する単一ラインP0のみが図示されてい
る。
【0108】図10は本発明による周波数シンセサイザ
を周波数変換器の実現に適用した例、より正確には、信
号送信機内の周波数変換器に適用した例を示す図であ
る。
【0109】この変換器はミキサを有し、このミキサに
は、一方では変換されるべき信号源、例えばフィルタ2
04に接続されたアンテナ202が接続され、他方では
処理ユニット206が接続されている。処理ユニット2
06は、変換されるべき周波数の信号を受信する。これ
は、例えば携帯電話の処理ユニットである。
【0110】ミキサ200はまた、上述した例におい
て、本発明による周波数シンセサイザ1のVCO発振器
12からの基準周波数信号を受信する。
【図面の簡単な説明】
【図1】不連続な周波数調整を行う公知の周波数シンセ
サイザの簡略的な原理を示す回路図。
【図2】連続的な周波数調整を行う公知の周波数シンセ
サイザの簡略的な原理を示す回路図。
【図3】本発明による周波数シンセサイザの簡略的な
図。
【図4】図3に示す周波数シンセサイザ用のシグマ−デ
ルタ変調器の特定の実施形態を示す図。
【図5】本発明による周波数シンセサイザの好適な実施
形態の可能性を示す簡略化された基本回路図。
【図6】図5の周波数シンセサイザで用いられる、固定
の分数分周比をもつ周波数分周器の動作を示すタイミン
グ図。
【図7】図6の固定の分数分周比をもつ周波数分周器の
動作を示すタイミング図。
【図8】図2の周波数シンセサイザのスペクトラル応答
を示す図。
【図9】本発明により設計された周波数シンセサイザの
周波数応答を示す図。
【図10】本発明による周波数シンセサイザを利用する
周波数変換器を示す図。
【符号の説明】
10 フェーズロックドループ 12 電圧制御型発振器 14 周波数分周器 16 位相周波数比較器 18 ローパスフィルタ 30 シグマ−デルタ変調器 40 分周比演算器 100 周波数分周器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 ファブリス、ジョブナン フランス国カーン、リュ、ド、ラ、デファ ンス、ピボーヌ、10 Fターム(参考) 5J064 AA01 BA03 BC14 BC24 BD01 5J106 PP03 QQ06 RR18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェーズロックドループを有する周波数シ
    ンセサイザは、 電圧制御型発振器と位相/周波数比較器との間に接続さ
    れた、整数分周比をもつ周波数分周器と、 分数部分をもつ結果的な平均分周比を得るように、連続
    した少なくとも2つの整数値の間で周波数分周器の分周
    比を切り替える周波数分周器に接続され、分数部分の調
    整指示を受信するのに適した少なくとも一つのデジタル
    入力端子を有するシグマ−デルタ変調器と、 調整指示の最小ビットの値を1に固定化する手段と、を
    備えることを特徴とする周波数シンセサイザ。
  2. 【請求項2】分数部分の制御値用の入力端子をもち、 最小ビットの値を1に固定化する手段は、分数部分の制
    御値に1に等しい1ビットを加え、シグマ−デルタ変調
    器に供給された調整指示を形成する手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】Lを整数とするランクL−1の入力レジス
    タを有し、1に等しいビットを加える手段は、ランクL
    の指示レジスタ、ランクLのレジスタの最小ビットを1
    に設定するロックド・フリップフロップ、およびランク
    Lの指示レジスタ内の制御値を最大ビットとしてコピー
    する手段を有することを特徴とする請求項2に記載のシ
    ンセサイザ。
  4. 【請求項4】分数部分の制御値をもつ入力レジスタを有
    し、調整指示の最小ビットの値を1に設定する手段は、
    制御値の最小ビットを値1で置き換え、この値を調整指
    示として変調器に供給する手段を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のシンセサイザ。
  5. 【請求項5】シグマ−デルタ変調器は、2段の変調器で
    あることを特徴とする請求項1に記載の周波数シンセサ
    イザ。
  6. 【請求項6】設定された分数分周比をもつ少なくとも一
    つの周波数分周器であって、電圧制御型発振器と整数分
    周比をもつ周波数分周器との間に接続された前記分周器
    と、 平均分周比の分数部分が少なくとも所定の値の範囲内に
    含まれるときに、分数分周比をもつ周波数分周器を活性
    化し、分数分周比をもつ周波数分周器のおおまかな分周
    比を変えないようにシグマ−デルタ変調器の分数部分の
    調整指示を対応する手法で変更する手段と、を備え、分
    数分周比をもつ周波数分周器は整数分周比をもつ周波数
    分周器に接続されることを特徴とする請求項1に記載の
    周波数シンセサイザ。
  7. 【請求項7】0<k<0.25と0.75<k<1の範
    囲内の値kは、分数分周比をもつ周波数分周器の活性範
    囲に対応することを特徴とする請求項6に記載の周波数
    シンセサイザ。
  8. 【請求項8】分数分周比をもつ分周器は、1.5で分周
    する分周器であることを特徴とする請求項7に記載の周
    波数シンセサイザ。
  9. 【請求項9】フェーズロックド・シンセサイザにより周
    波数を合成する方法において、 電圧制御型発振器と位相周波数比較器との間に接続さ
    れ、整数分周比をもつ周波数分周器と、 分数部分の調整指示用のデジタル入力端子をもち、分数
    部分をもつ結果的な平均分周比を得るように、連続した
    少なくとも2つの整数値の間で周波数分周器の分周比を
    切り替える周波数分周器に接続されたシグマ−デルタ変
    調器と、を備え、 調整指示は、制御入力値の変更によりシグマ−デルタ変
    調器用に形成され、制御入力値は調整指示を奇数にする
    ように変更されることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】制御入力値の最小ビットは、1になるよ
    うに変更されることを特徴とする請求項9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】1に等しい最小ビットは、調整指示を形
    成する制御入力値に加えられることを特徴とする請求項
    9に記載の方法。
  12. 【請求項12】固定の分数分周比をもち、電圧制御型発
    振器と整数分周比をもつ周波数分周器との間に接続され
    る少なくとも一つの周波数分周器をさらに備え、 分数分周比をもつ前記周波数分周器は、分周比の分数部
    分が少なくとも所定の値の範囲に含まれるときに活性化
    され、シグマ−デルタ変調器の分数部分の調整指示が分
    数分周比をもつ周波数分周器のおおまかな分周比を変え
    ないように対応する手法で変更され、分数分周比をもつ
    分周器は整数の分周比をもつ周波数分周器に接続される
    ことを特徴とする請求項9に記載の周波数合成方法。
  13. 【請求項13】分数分周比をもつ前記周波数分周器は、
    分周比の分数部分kが0<k<0.25、または0.7
    5<k<1の範囲内にあるとき活性化され、分数分周比
    をもつ前記周波数分周器は、分周比の分数部分kが0.
    25≦k≦0.75の範囲内のとき非活性化されること
    を特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】変換されるべき周波数をもつ信号を供給
    する信号源に接続される第1の入力端子をもつミキサ
    と、このミキサの第2の入力端子に接続された基準周波
    数をもつ信号源と、を備え、 基準周波数をもつ信号源は、請求項1〜8のいずれかに
    記載の周波数シンセサイザを有することを特徴とする周
    波数変換器。
  15. 【請求項15】携帯電話に使用されることを特徴とする
    請求項14に記載の周波数変換器。
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