JP2002182451A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002182451A
JP2002182451A JP2000378377A JP2000378377A JP2002182451A JP 2002182451 A JP2002182451 A JP 2002182451A JP 2000378377 A JP2000378377 A JP 2000378377A JP 2000378377 A JP2000378377 A JP 2000378377A JP 2002182451 A JP2002182451 A JP 2002182451A
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image forming
image
toner
roller
transfer belt
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Application number
JP2000378377A
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English (en)
Inventor
康弘 ▲船▼山
Yasuhiro Funayama
Tomoyuki Yoshii
朋幸 吉井
Takeaki Watanabe
剛彰 渡邉
Atsushi Koyatsu
淳 小谷津
Yoshinobu Takeda
吉伸 竹田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラから落下するトナーが感光体ドラ
ム近傍の帯電ローラに付着しない構成を実現し、長期に
わたった安定な画像形成処理を実現することができる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置10は、トナー供給側から
順次に配設された、現像ローラ25、感光体ドラム2
6、及び帯電ローラ27を有する画像形成ユニット21
と、中間転写ベルト35とを備え、中間転写ベルト35
上に転写されたトナー像を記録媒体に転写した後に定着
する。この画像形成装置10では、中間転写ベルト35
の直線状接触面35aがベルト進行方向に沿って帯電ロ
ーラ27からより離反するように傾斜し、帯電ローラ2
7が感光体ドラム26の鉛直方向下部に配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるタンデム
方式の画像形成装置に関し、特に、長期にわたって安定
した画像形成処理を行うことが可能な画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式のフルカラー画像形
成装置では、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ
(M)、ブラック(Bk)の各色成分毎に感光体ドラム
を備え、各感光体ドラム上に形成された各色のトナー像
を1枚の記録媒体に順次に転写することで、ワンパスで
フルカラー画像を高速に形成する、いわゆるタンデム方
式が知られている。
【0003】上記従来のタンデム方式の画像形成装置で
は、画像形成ユニットが、記録媒体の搬送方向に沿って
配列されるので、装置本体が画像形成ユニットの配列方
向に長くなる。また、定着器も記録媒体の搬送方向に沿
って配置されるので、装置本体が更に長くなって設置面
積が大きくなるという問題があった。
【0004】上記設置面積の問題を解消するためのタン
デム方式の縦置き型画像形成装置が、特開平09−32
5560号公報、特開平10−048898号公報、或
いは、特開平11−065308号公報等に記載されて
いる。この縦置き型の画像形成装置によれば、装置高さ
は増すものの、設置面積を小さくすることができる。
【0005】上記縦置き型の画像形成装置における画像
形成処理は、画像形成ユニットを横方向に配列したタン
デム方式の画像形成装置と同様である。つまり、装置下
部の用紙ホッパからピックアップした記録用紙等の記録
媒体を搬送ベルトに静電吸着させて鉛直方向に搬送し、
搬送ベルトと共に移動する記録媒体に対して、複数の画
像形成ユニットから順次に画像を重ね合わせてカラート
ナー像を形成する。引き続き、搬送ベルトから記録媒体
を離脱させて定着器に送り、記録媒体上のカラートナー
像を定着させる。
【0006】ところで、記録媒体に対して各画像形成ユ
ニットから直接的にトナー像を転写して重ね合わせる上
記方式では、記録用紙の厚みや吸湿性等の条件が転写に
影響するため、画像の再現性が安定しない。また、連続
印刷時に、特に記録媒体に画像を順次に転写する部分で
ジャムが発生した際には、各色の未定着トナーが多く付
着した記録媒体をユーザーが処理することになり、手や
服がトナーで汚れ、或いは、トナーが空気中に浮遊して
環境を汚染する等の問題が生じる。
【0007】上記汚染等の問題を解消するために、転写
部に中間転写ベルトを設け、その中間転写ベルト上に画
像を重ね合わせてカラートナー像を一旦形成した後に記
録媒体に転写し、この記録媒体を定着器に搬送してトナ
ー像を定着する形式の画像形成装置が本出願人によって
提案されている。この画像形成装置では、装置下部の用
紙ホッパから記録媒体をピックアップして上方の転写部
に向けて搬送し、中間転写ベルト上のトナー像を記録媒
体上に転写する。更に、この記録用紙を定着器に通して
定着した後に、印字面を下向きにしたいわゆるフェース
ダウン方式で装置外方に排出する。
【0008】図3は、上記中間転写ベルトを用いた画像
形成装置における画像形成ユニットを示す断面図であ
る。画像形成ユニット51は、無端状の中間転写ベルト
65に沿って鉛直方向に複数配列された内の1つであ
り、トナータンク52を備えている。トナータンク52
の中間転写ベルト65側の前部開口部52aには、供給
ローラ53と、現像ローラ55と、ドクターブレード6
0とが配設される。また、前部開口部22aに続く段差
収容部52bには、感光体ドラム56と、帯電ローラ5
7と、ドラムクリーナ59とが配設される。
【0009】画像形成ユニット51では、供給ローラ5
3が図3の時計方向に回転しつつトナータンク52内の
トナーを現像ローラ55に供給する。この際に、時計方
向に回転する現像ローラ55には、ドクターブレード6
0の先端部で厚みを規制されつつ帯電されるトナーが付
着する。このとき、時計方向に回転する帯電ローラ57
に接触されつつ反時計方向に回転して帯電する感光体ド
ラム56には、露光装置(図示せず)からの光束Bが照
射されて静電潜像が形成される。
【0010】次いで、感光体ドラム56の表面に現像ロ
ーラ55から帯電トナーが供給され、静電潜像が現像さ
れてトナー像となる。更に、感光体ドラム56上のトナ
ー像が中間転写ベルト65に転写された後、下流側の転
写部で記録媒体に転写される。引き続き、感光体ドラム
56上に残存したトナー像は、ドラムクリーナ59によ
って掻き取られて除去される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記中間転写ベルトを
用いた画像形成装置では、各色毎の画像形成ユニット5
1が、鉛直方向に延びる中間転写ベルト65に沿って並
んでいるので、ドラムクリーナ59が、中間転写ベルト
65との接触を避けて帯電ローラ57側に後退し、これ
に伴い帯電ローラ57が、感光体ドラム56の下部から
現像ローラ55の下部側に突出して配置されている。
【0012】従って、現像ローラ55等から僅かに漏れ
たトナーが落下すると、帯電ローラ57に付着する可能
性が高い。トナーが付着した場合には、帯電ローラ57
の帯電特性が局所的に変化し、画像劣化を引き起こすの
で、長期にわたって安定な画像形成処理を提供すること
が困難になる。
【0013】本発明は、上記に鑑み、現像ローラ等から
落下するトナーが感光体ドラム(像担持体)近傍の帯電
ローラ(帯電部材)に付着しない構成を実現し、長期に
わたって安定な画像形成処理を実現することができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置は、トナー供給側から順次に
配設された、現像ローラ、該現像ローラから与えられる
トナーによって表面の静電潜像が現像される像担持体、
及び、前記静電潜像の形成に先立って前記像担持体を帯
電させる帯電部材を有する画像形成ユニットと、複数の
支持ローラに巻回され現像されたトナー像が前記像担持
体から直線状接触面で転写される無端の転写ベルトとを
備え、該転写ベルト上に転写されたトナー像を記録媒体
に転写した後に定着する形式の画像形成装置において、
前記転写ベルトの直線状接触面がベルト進行方向に沿っ
て前記帯電部材からより離反するように傾斜し、前記帯
電部材が前記像担持体の鉛直方向下部に配置されている
ことを特徴とする。
【0015】本発明の画像形成装置では、帯電部材が像
担持体の鉛直方向下部に位置するので、現像ローラ等か
らトナーが僅かに漏れて落下しても、帯電部材に付着し
てこれを汚すことがない。従って、帯電部材へのトナー
付着によって生じる帯電不良を確実に回避し、長期にわ
たる安定な画像形成処理を実現することができる。
【0016】ここで、前記画像形成ユニットは、フルカ
ラーの各色成分に対応する複数個が鉛直方向に対し所定
の角度で傾斜して階段状に配置され、前記転写ベルトの
直線状接触面が、前記所定角度の傾斜に沿って並ぶ各像
担持体に一様に接触することが好ましい。この場合、各
画像形成ユニット毎に、転写ベルトと帯電部材との間に
あるドラムクリーナを転写ベルト側にずらし、帯電部材
を像担持体の真下に位置させる構成が簡単に実現でき
る。具体的には、前記所定の角度を20゜±5゜に設定
することが、転写ベルトを各像担持体に平均的な押圧力
で接触させる上で好ましい。
【0017】上記のようにドラムクリーナが転写ベルト
側にずれて位置する場合、ドラムクリーナの先端部を像
担持体の表面に斜めに突き立てるように接触させて、像
担持体表面のトナーをその自重で単純に掻き落とすこと
ができる。更に、掻き落としたトナーは、一般に用いら
れる搬送手段によって円滑に搬送することができるの
で、ドラムクリーナのブレードへのトナー溜まりを無く
し、長期にわたって安定なクリーニング機能を得ること
ができる。このように、比較的簡素な構成によって、十
分なクリーニング特性をもったクリーナが実現できる。
【0018】また、最上段に位置する画像形成ユニット
の上方に前記複数の支持ローラの内の1つが配置され、
該支持ローラに巻回された前記転写ベルトに接触するベ
ルトクリーナを更に備えることも好ましい態様である。
この場合、ベルトクリーナが最上段の画像形成ユニット
上に位置するので、ベルトクリーナからクリーナ外方に
排出される廃トナーと、画像形成ユニットから排出され
る廃トナーとを共通の廃トナーボックスに落下させて収
納する構成が可能になる。また、ベルトクリーナが支持
ローラの逆側から転写ベルトに効果的に接触できるの
で、転写ベルトに付着している残存トナーを効率良く掻
き取ることができ、これにより、クリーニング性能が向
上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1
は、本発明の第1実施形態例に係るタンデム方式のカラ
ープリンタ等の画像形成装置を概略的に示す断面図であ
る。
【0020】本画像形成装置10は装置本体11を備え
ており、装置本体11の上部に排出部12が、装置本体
11の下部に、給紙カセットを装着する用紙ホッパ13
が夫々配設されている。画像形成装置10は更に、露光
装置15と、現像部16と、転写部17と、給紙部19
と、定着部20とを内部に備える。
【0021】現像部16は、フルカラーの各色に対応す
る4つの画像形成ユニット21を備えている。各画像形
成ユニット21は夫々、イエロー、シアン、マゼンダ及
びブラックの各色成分のトナー像を転写部17に与える
もので、鉛直方向に対して所定の角度Aで傾斜して階段
状に配置されている。
【0022】各画像形成ユニット21は、トナータンク
22を備えると共に、トナー供給側から順次に配設され
た、供給ローラ23と、ドクターブレード30と、現像
ローラ25と、感光体ドラム(像担持体)26と、帯電
ローラ(帯電部材)27と、ドラムクリーナ29とを備
える。画像形成ユニット21は夫々、各感光体ドラム2
6のドラム中心が1つの傾斜面上に並ぶように、中間転
写ベルト35の進行方向に沿って下段のものほど給紙部
19側により突出している。なお、所定角度Aは、例え
ば20゜±5゜に設定することができる。
【0023】露光装置15は、各画像形成ユニット21
において反時計方向に回転する感光体ドラム26に対し
て夫々、画像データに基づく光束Bを順次に照射するこ
とにより、画像データに基づく各色に対応する静電潜像
を形成する。露光装置15は、各画像形成ユニット21
の傾斜に合わせて20゜±5゜傾斜している。露光装置
15としては、一般的なレーザースキャンユニットや、
LEDアレイ等を用いることができる。
【0024】転写部17は、略三角形状に配設された支
持ローラ31、32、33と、支持ローラ31〜33の
夫々に巻回された中間転写ベルト(無端の転写ベルト)
35とを備える。中間転写ベルト35は、支持ローラ3
1〜33に支持されて略二等辺三角形状をなしており、
支持ローラ32が頂点の部分に位置する。中間転写ベル
ト35における頂点(支持ローラ32)に対する底辺部
分、つまり支持ローラ31と33との間の部分が、所定
角度Aで傾斜して並ぶ各感光体ドラム27に一様に接触
する直線状接触面35aをなしている。支持ローラ31
〜33は、中間転写ベルト35の直線状接触面35aを
保持できるように各位置が調整されている。
【0025】各感光体ドラム26に対向して押圧ローラ
36が配設されている。中間転写ベルト35の上記直線
状接触面35aは、各押圧ローラ36により感光体ドラ
ム26に押圧されて、上下方向に並ぶ4つの感光体ドラ
ム26に適宜の力で接触している。所定角度Aが20゜
±5゜の場合に、中間転写ベルト35は傾斜した4つの
感光体ドラム26に対して均等の接触圧で接触できる。
【0026】支持ローラ33は、支持ローラ31よりも
現像部16側に後退しており、最上段の画像形成ユニッ
ト21における感光体ドラム26の鉛直方向上部に配置
される。最上段の画像形成ユニット21の上方に、中間
転写ベルト35の支持ローラ33に巻回された部分に接
触するベルトクリーナ37が配設されている。このベル
トクリーナ37は、中間転写ベルト35上に残存したト
ナー像を掻き取る。
【0027】給紙部19は、記録媒体を用紙ホッパ13
から取り出すピックアップローラ39と、ピックアップ
ローラ39によって取り出された記録媒体を下流側に送
るフィードローラ対40、41と、記録媒体を中間転写
ベルト13のトナー像位置にタイミングを合わせて送り
込むレジストローラ対42と、レジストローラ対42か
ら送られた記録媒体を支持ローラ32とで挟持しつつ中
間転写ベルト35上に形成されたトナー像を転写する転
写ローラ43とを備える。
【0028】定着部20は、中間転写ベルト35から記
録媒体に転写されたトナー像を熱圧着により定着する定
着ローラ対20a、20bを備えている。
【0029】図2は、本実施形態例における画像形成ユ
ニットを拡大して示す断面図である。画像形成ユニット
21はトナータンク22を有しており、トナータンク2
2の中間転写ベルト35側には、前部開口部22aと、
前部開口部22aに続く段差収容部22bとが形成され
ている。
【0030】前部開口部22aには、上側部分に供給ロ
ーラ23が図2時計方向に回転自在に配設され、下側部
分にドクターブレード30が配設されている。開口部2
2aには更に、供給ローラ23に接触しつつ時計方向に
回転する現像ローラ25が配設される。ドクターブレー
ド30は、供給ローラ23から現像ローラ25表面に供
給されるトナー層の厚みを規制すると共に、トナーを帯
電する。
【0031】段差収容部22bには、現像ローラ25に
接触しつつ図2反時計方向に回転する感光体ドラム26
と、感光体ドラム26に接触しつつ時計方向に回転して
所定電位を感光体ドラム26に与えて帯電させる帯電ロ
ーラ27と、帯電ローラ27と中間転写ベルト35との
間でその先端部分を感光体ドラム26表面に斜めに接触
させるドラムクリーナ29とが配設される。現像ローラ
25は、感光体ドラム26の上方側部に配置される。帯
電ローラ27は、感光体ドラム26よりも小さい外径を
有し、感光体ドラム26の鉛直方向下部に配置され、現
像ローラ25側から下方を見たときの投影空間内に収ま
っている。
【0032】段差収容部22bは、中間転写ベルト35
の直線状接触面35aが所定角度Aだけ傾斜することに
より、図3で説明した従来の段差収容部52bよりも中
間転写ベルト35側に進出するように形成される。この
構造により、図3に示した従来のドラムクリーナ59に
比してドラムクリーナ29を中間転写ベルト35側に突
出させることができたので、上述のように、帯電ローラ
27を感光体ドラム26の鉛直方向下部に配置すること
ができた。
【0033】次に、本実施形態例に係る画像形成装置の
作動について説明する。まず、露光装置15に所定の画
像信号が入力されると、各画像形成ユニット21では、
帯電ローラ27により予め帯電された感光体ドラム26
に対し、露光装置15から上記画像信号に従った光束B
が照射される。この際に、各感光体ドラム26は、図1
反時計方向に所定速度で回転しつつ光束Bの照射を受け
るので、各感光体ドラム26の表面に各色に対応した静
電潜像が形成される。
【0034】次いで、各画像形成ユニット21では、感
光体ドラム26に形成された静電潜像が、回転する現像
ローラ25からの帯電トナーを受けて現像される。これ
により、各感光体ドラム26に、各色成分毎のトナー像
が形成される。供給ローラ23には、一般的に用いられ
るトナー搬送手段(図示せず)、例えばパドルによっ
て、トナータンク22からトナーが供給される。
【0035】現像ローラ25の回転時に、現像ローラ2
5等からトナーが僅かに漏れて落下したとしても、帯電
ローラ27は、感光体ドラム26の鉛直方向下部の投影
空間内に配置されて現像ローラ25の真下に位置しない
ので、落下するトナーが帯電ローラ27に降りかかるこ
とはない。このため、帯電ローラへのトナー付着により
生じる帯電不良を確実に回避して、長期にわたる安定な
画像形成処理を実現することができる。
【0036】帯電ローラ27は、感光体ドラム26に対
して順方向に接触しつつ回転することが感光体ドラム2
6の削れを小さく抑える上で好ましいが、これに限ら
ず、逆方向に接触しつつ回転する構成とすることもでき
る。帯電ローラ27に、高圧の電源電圧を供給すること
により、感光体ドラム26表面を一様に帯電させること
ができる。例えば、帯電ローラ27に−1200Vの電
圧を印加する際には、感光体ドラム26表面を−850
Vに帯電させることができる。
【0037】次いで、各感光体ドラム26に形成された
カラートナー像が、支持ローラ31〜33に巻回されて
図1矢印C方向に回転する中間転写ベルト35の所定範
囲に対して順次に重ね合わせて転写される。各感光体ド
ラム26は、中間転写ベルト35にトナー像を夫々転写
した後に、下流側のドラムクリーナ29によって、表面
に残存するトナー像を掻き取られる。
【0038】上記トナー像の形成処理と並行して、給紙
部19では、ピックアップローラ39が記録媒体を用紙
ホッパ13から取り出し、フィードローラ対40、41
を介してレジストローラ対42に送る。レジストローラ
対42は、記録媒体の先端を挟持した状態で一旦停止し
てから、中間転写ベルト13のトナー像位置にタイミン
グを合わせて、転写ローラ43と支持ローラ32との接
触部に記録媒体を送り込む。これにより、接触部に送り
込まれた記録媒体に対し、中間転写ベルト35からフル
カラーのトナー像が転写される。
【0039】更に、トナー像が転写された記録媒体は、
定着部20の定着ローラ対20a、20bの接触部に送
り込まれ、表裏から定着ローラ対20a、20bによる
熱圧着を受けることでトナー像が定着された後、排出部
12上に排出される。中間転写ベルト35は、記録媒体
に対してトナー像を転写した後、転写ローラ43の下流
側に位置するベルトクリーナ37によって、残存するト
ナー像が掻き取られる。
【0040】本実施形態例によると、画像形成ユニット
21がフルカラーの各色に対応して4つ設けられ、各画
像形成ユニット21が鉛直方向に対して所定角度Aで傾
斜する階段状に配置され、中間転写ベルト35が所定角
度Aで傾斜して並ぶ各感光体ドラム26に一様に接触す
る直線状接触面35aを備えるので、中間転写ベルト3
5と帯電ローラ27との間にあるドラムクリーナ29等
を中間転写ベルト35側にずらし、帯電ローラ27を感
光体ドラム26の真下に容易に位置させることができ
た。
【0041】ドラムクリーナ29が中間転写ベルト35
側にずれて位置すると、ドラムクリーナ29の先端部を
感光体ドラム26表面に斜めに突き立てるように接触さ
せ、感光体ドラム26表面のトナーをその自重で単純に
掻き落とすことができる。更に、掻き落としたトナーは
一般に用いられる搬送手段による円滑な搬送が可能なの
で、ドラムクリーナ29のブレードへのトナー溜まりを
無くし、長期にわたって安定なクリーニング機能を得る
ことができる。従って、比較的簡素な構成によって十分
なクリーニング特性をもったクリーナが実現できる。
【0042】また、支持ローラの内、最上段の画像形成
ユニット21の感光体ドラム26上方に位置する支持ロ
ーラ33には、中間転写ベルト35の部分が接触するベ
ルトクリーナ37が設けられている。このように、ベル
トクリーナ37が画像形成ユニット21上に位置するの
で、ベルトクリーナ37からクリーナ外方に排出される
廃トナーと、画像形成ユニット21から排出される廃ト
ナーとを共通の廃トナーボックスに落下させて収納する
構成が可能となる。この場合、トナーボックスの構成が
簡略化する。
【0043】また、ベルトクリーナ37が支持ローラ3
3の逆側から中間転写ベルト35に効果的に接触するの
で、中間転写ベルト35に付着している残存トナーを効
率良く掻き取ることができ、従って、クリーニング性能
が安定する。
【0044】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の画像形成装置は、上記実施
形態例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施
形態例の構成から種々の修正及び変更を施した画像形成
装置も、本発明の範囲に含まれる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によると、現像ローラから落下するトナーが像担持
体近傍の帯電部材に付着しない構成を実現し、長期にわ
たって安定な画像形成処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る画像形成装置の全
体構成を概略的に示す断面図である。
【図2】本実施形態例における画像形成ユニットを拡大
して示す断面図である。
【図3】従来の画像形成ユニットを示す断面図である。
【符号の説明】
10:画像形成装置 11:装置本体 12:排出部 13:用紙ホッパ 15:露光装置 16:現像部 17:転写部 19:給紙部 20:定着部 20a、20b:定着ローラ対 21:画像形成ユニット 22:トナータンク 22a:前部開口部 22b:段差収容部 23:供給ローラ 25:現像ローラ 26:感光体ドラム 27:帯電ローラ 29:ドラムクリーナ 30:ドクターブレード 31、32、33:支持ローラ 35:中間転写ベルト 35a:直線状接触面 36:押圧ローラ 37:ベルトクリーナ 39:ピックアップローラ 40、41:フィードローラ対 42:レジストローラ対 43:転写ローラ A:所定角度 B:光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邉 剛彰 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 小谷津 淳 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 竹田 吉伸 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC05 EE16 2H030 AA06 AB02 AD02 BB02 BB42 BB46 2H032 AA05 BA01 BA02 BA05 BA09 BA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー供給側から順次に配設された、現
    像ローラ、該現像ローラから与えられるトナーによって
    表面の静電潜像が現像される像担持体、及び、前記静電
    潜像の形成に先立って前記像担持体を帯電させる帯電部
    材を有する画像形成ユニットと、複数の支持ローラに巻
    回され現像されたトナー像が前記像担持体から直線状接
    触面で転写される無端の転写ベルトとを備え、該転写ベ
    ルト上に転写されたトナー像を記録媒体に転写した後に
    定着する形式の画像形成装置において、 前記転写ベルトの直線状接触面がベルト進行方向に沿っ
    て前記帯電部材からより離反するように傾斜し、前記帯
    電部材が前記像担持体の鉛直方向下部に配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成ユニットは、フルカラーの
    各色成分に対応する複数個が鉛直方向に対し所定の角度
    で傾斜して階段状に配置され、前記転写ベルトの直線状
    接触面が、前記所定角度の傾斜に沿って並ぶ各像担持体
    に一様に接触することを特徴とする、請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 最上段に位置する画像形成ユニットの上
    方に前記複数の支持ローラの内の1つが配置され、該支
    持ローラに巻回された前記転写ベルトに接触するベルト
    クリーナを更に備えることを特徴とする、請求項2に記
    載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100477675B1 (ko) * 2002-10-28 2005-03-21 삼성전자주식회사 습식화상형성장치
US7031638B2 (en) 2002-10-25 2006-04-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color image forming apparatus with a removable and inclined intermediate transfer body unit
US7526240B2 (en) 2001-12-07 2009-04-28 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a plurality of photoconductive elements developing devices and mirrors
US7606521B2 (en) 2002-09-12 2009-10-20 Ricoh Company, Ltd. Desktop color image forming apparatus and method of making the same

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