JP2002181978A - シュラウド - Google Patents

シュラウド

Info

Publication number
JP2002181978A
JP2002181978A JP2000384884A JP2000384884A JP2002181978A JP 2002181978 A JP2002181978 A JP 2002181978A JP 2000384884 A JP2000384884 A JP 2000384884A JP 2000384884 A JP2000384884 A JP 2000384884A JP 2002181978 A JP2002181978 A JP 2002181978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shroud
sic
composite material
molded body
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000384884A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshibumi Takei
義文 武井
Ichiro Aoki
一郎 青木
Hiroyuki Tsuto
宏之 津戸
Tatsuya Shiogai
達也 塩貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiheiyo Cement Corp filed Critical Taiheiyo Cement Corp
Priority to JP2000384884A priority Critical patent/JP2002181978A/ja
Publication of JP2002181978A publication Critical patent/JP2002181978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間使用しても強度が低下しないシュラウ
ドを提供すること。 【解決手段】 チューブに炭化ホウ素ペレットを挿入し
てなる原子炉のシュラウド付き制御棒において、該シュ
ラウドが、SiとSiC粉末またはSiC繊維とからな
るSi−SiC複合材料からなることとしたシュラウ
ド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブに炭化ホ
ウ素ペレットを挿入してなる原子炉用制御棒に関し、特
にシュラウド付き制御棒におけるシュラウドに関する。
【0002】
【従来の技術】高速増殖炉を始めとする原子炉用制御棒
としては、ステンレスからなるチューブに炭化ホウ素か
らなるペレットを挿入してなる制御棒が用いられてい
る。
【0003】この制御棒は、中性子照射により高温とな
り、チューブが炭化ホウ素により浸炭され脆化し、破損
する恐れがあること、また、炭化ホウ素が中性子を吸収
することによりヘリウムを発生して膨張し、その発熱に
伴う熱応力のため炭化ホウ素ペレットが割れ、その破片
が移動してチューブとのギャップを埋め、この埋められ
た破片がさらに中性子の照射を受け続け炭化ホウ素とチ
ューブとの間に応力が働き、この応力によりチューブが
破損する恐れがあることなどの問題から、チューブが破
損しないようチューブ内の炭化ホウ素ペレットをその全
長にわたってステンレスからなる薄肉パイプ(シュラウ
ドと称する)で被覆したシュラウド付き制御棒が用いら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このシ
ュラウドでは、ステンレスからなっているので、長時間
使用すると、炭化ホウ素からなるペレットと反応して、
浸炭等により脆化して強度が大きく低下し、シュラウド
としての機能が低下するという問題があった。
【0005】本発明は、上述したシュラウドが有する課
題に鑑みなされたものであって、その目的は、長時間使
用しても強度が低下しないシュラウドを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため鋭意研究した結果、シュラウドにSiと
SiC粉末またはSiC繊維とで作製されたSi−Si
C複合材料を用いれば、長時間使用しても強度が低下し
ないシュラウドが得られるとの知見を得て本発明を完成
するに至った。
【0007】即ち本発明は、(1)チューブに炭化ホウ
素ペレットを挿入してなる原子炉のシュラウド付き制御
棒において、該シュラウドが、SiとSiC粉末または
SiC繊維とからなるSi−SiC複合材料からなるこ
とを特徴とするシュラウド(請求項1)とし、(2)複合
材料が、SiC粉末またはSiC繊維に有機バインダー
を添加し、混合し、成形した後、その成形体の少なくと
も一つの表面にSiを接触させ、それを真空中またはア
ルゴン雰囲気中で1500〜1700℃の温度で加熱し
溶融したSiを成形体中に浸透させて作製された複合材
料であることを特徴とする請求項1記載のシュラウド
(請求項2)とし、(3)複合材料中のSiC粉末また
はSiC繊維の含有率が、30〜70体積%であること
を特徴とする請求項1または2記載のシュラウド(請求
項3)とすることを要旨とする。以下さらに詳細に説明
する。
【0008】上記で述べたように本発明のシュラウドと
しては、SiとSiC粉末またはSiC繊維とからなる
Si−SiC複合材料からなるシュラウドとした(請求
項1)。このシュラウドは、耐熱性のよいSiとSiC
粉末またはSiC繊維からなっているので、耐熱性に優
れていることは勿論のこと、炭化ホウ素によって例え浸
炭されるとしても、複合材料中のSiと反応してSiC
となるだけで、脆化することがなく、長時間使用しても
強度が低下することがない。
【0009】その複合材料の作製方法としては、SiC
粉末またはSiC繊維に有機バインダーを添加し、混合
し、成形した後、その成形体の少なくとも一つの表面に
Siを接触させ、それを真空中またはアルゴン雰囲気中
で1500〜1700℃の温度で加熱し溶融したSiを
成形体中に浸透させて作製する方法とした(請求項
2)。
【0010】この作製方法は、溶融されたSiをSiC
粉末またはSiC繊維からなる成形体中に真空中または
アルゴン雰囲気中で浸透させるもので、その浸透温度と
しては、1500〜1700℃が好ましく、1500℃
より低いと緻密な複合材料が得られず、また1700℃
より高くてはSiの蒸発によりやはり緻密な複合材料が
得られない。
【0011】その複合材料中のSiC粉末またはSiC
繊維の割合としては、含有率で30〜70体積%とした
(請求項3)。SiC粉末またはSiC繊維の含有率が
30体積%より低くなると複合材料の剛性が低下してシ
ュラウドとして問題があり、70体積%より高くなると
製造でき難くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の作製方法をさらに詳しく
述べると、先ずSiC粉末またはSiC繊維を用意し、
これにフェノール樹脂等の有機バインダーを添加し混合
して得られたスラリーを例えば石膏型等に流し込み、吸
水し、脱型してシュラウドの成形体に成形した後、その
成形体を所定温度で脱バインダーしてSiC粉末または
SiC繊維の成形体を得る。
【0013】得られた成形体の表面にSiのインゴット
を接触させ、これを真空中またはアルゴン雰囲気中で1
500〜1700℃の温度に加熱処理して所定時間保持
し、溶融Siを成形体中に浸透させ、パイプ状の複合材
料を作製する。得られた複合材料の内外面を必要があれ
ば平面研削などの機械加工を施すことによりシュラウド
を作製する。
【0014】以上の方法でシュラウドを作製すれば、長
時間使用しても強度が低下しないシュラウドとすること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に挙げ、本発
明をより詳細に説明する。
【0016】(実施例) (1)シュラウドの作製 SiC粉末として信濃電気精錬社製のGC#800とG
C#2000とを用い、それらを混合した100重量部
に有機バインダーとしてフェノール樹脂(昭和高分子社
製 BRE−174)を3重量部、交換水を20重量部
加え、混合し、得られたスラリーを石膏型に流し込み、
乾燥した後、それを200℃で脱バインダーすることに
より、成形体を得た。
【0017】得られた成形体の上面にSiのインゴット
(日本電工社製)を載せ、真空中で1600℃の温度で
3時間保持することにより、溶融Siを成形体中に浸透
させ、冷却し、SiC粉末の含有率が60体積%で厚さ
が5mmのSi−SiC複合材料からなるシュラウドを
作製した。
【0018】(2)評価 長時間使用すると強度が変化するかどうかを調べるた
め、上記とは別に上記と同じ複合材料からなる50×5
0×10mmのサンプルを作製し、そのサンプルから3
×4×40mmの試験片を切り出し、得られたサンプル
の常温曲げ強度と大気中で1400℃の温度で600時
間保持した後冷却したサンプルの常温曲げ強度を測定し
た。その結果、常温では303MPaで、1400℃に
加熱したものでは296MPaでほとんど変わらなかっ
た。このことは、シュラウドとして本発明のSi−Si
C複合材料からなるシュラウドとすれば、長時間使用し
ても強度の低下のないシュラウドとすることができるこ
とを示している。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明のシュラウドであれ
ば、長時間使用しても強度の低下のないシュラウドとす
ることができるようになった。このことにより、原子炉
制御棒用のシュラウドとして用いるのみならず、その耐
熱性、強度性を生かして高温で使用される部材、例えば
石油クラッキングにおける熱交換器等にも好適に使用す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩貝 達也 千葉県佐倉市大作2−4−2 太平洋セメ ント株式会 社 中央研究所 Fターム(参考) 4G001 BA22 BA62 BA86 BB22 BB62 BB86 BC41 BC51 BC54 BD36 BE31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブに炭化ホウ素ペレットを挿入し
    てなるシュラウド付き制御棒において、該シュラウド
    が、SiとSiC粉末またはSiC繊維とからなるSi
    −SiC複合材料からなることを特徴とするシュラウ
    ド。
  2. 【請求項2】 複合材料が、SiC粉末またはSiC繊
    維に有機バインダーを添加し、混合し、成形した後、そ
    の成形体の少なくとも一つの表面にSiを接触させ、そ
    れを真空中またはアルゴン雰囲気中で1500〜170
    0℃の温度で加熱し溶融したSiを成形体中に浸透させ
    て作製された複合材料であることを特徴とする請求項1
    記載のシュラウド。
  3. 【請求項3】 複合材料中のSiC粉末またはSiC繊
    維の含有率が、30〜70体積%であることを特徴とす
    る請求項1または2記載のシュラウド。
JP2000384884A 2000-12-19 2000-12-19 シュラウド Pending JP2002181978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000384884A JP2002181978A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 シュラウド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000384884A JP2002181978A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 シュラウド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002181978A true JP2002181978A (ja) 2002-06-26

Family

ID=18852250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000384884A Pending JP2002181978A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 シュラウド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002181978A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103155045A (zh) * 2010-10-07 2013-06-12 原子能和能源替代品委员会 包括具有由碳化硅(SiC)制得的线或纤维的壳体的金属核燃料销
JP2013530397A (ja) * 2010-06-16 2013-07-25 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 核制御棒のための開孔を有する固体インターフェースジョイント
JP2014167423A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Kyocera Corp 原子炉構造部材およびこれを備える燃料集合体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013530397A (ja) * 2010-06-16 2013-07-25 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 核制御棒のための開孔を有する固体インターフェースジョイント
US9620251B2 (en) 2010-06-16 2017-04-11 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Solid interface joint with open pores for nuclear control rod
CN103155045A (zh) * 2010-10-07 2013-06-12 原子能和能源替代品委员会 包括具有由碳化硅(SiC)制得的线或纤维的壳体的金属核燃料销
JP2014167423A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Kyocera Corp 原子炉構造部材およびこれを備える燃料集合体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hasegawa et al. Critical issues and current status of SiC/SiC composites for fusion
Yoon et al. A review on the joining of SiC for high-temperature applications
CN106588060B (zh) 一种高致密的碳化硅陶瓷基复合材料及其制备方法
Wang et al. Processing and mechanical properties of zirconium diboride‐based ceramics prepared by spark plasma sintering
Yin et al. The effects of SiC precursors on the microstructures and mechanical properties of SiCf/SiC composites prepared via polymer impregnation and pyrolysis process
CN101456737B (zh) 一种碳化硼基复合陶瓷及其制备方法
CN103708846B (zh) 一种C/C-SiC复合材料的制备方法
CN103992113B (zh) 一种B4C-ZrB2复相陶瓷材料的制备方法
Ortona et al. Tubular Si-infiltrated SiCf/SiC composites for solar receiver application—Part 1: Fabrication by replica and electrophoretic deposition
JP2010503605A (ja) 低cte高等方性黒鉛
Jeong et al. Joining of SiCf/SiC using polycarbosilane and polysilazane preceramic mixtures
CN101880174A (zh) 一种碳/碳复合密度梯度隔热材料
Medri et al. Properties of slip‐cast and pressureless‐sintered ZrB2–SiC composites
Niu et al. Low‐temperature joining of SiC ceramics using NITE phase with Al2O3‐Ho2O3 additive
US20110175263A1 (en) Glass encapsulated hot isostatic pressed silicon carbide
Niu et al. Mechanical and thermal shock properties of Cf/SiBCN composite: effect of sintering densification and fiber coating
Xiong et al. Translucent Mg‐α‐sialon ceramics prepared by spark plasma sintering
CN101734920B (zh) 一种氮化钛多孔陶瓷及其制备方法
CN106478112A (zh) 一种高硬度高韧性b4c‑w2b5复合陶瓷及其制备方法
JP2002181978A (ja) シュラウド
Liu et al. Effects of sintering temperature on phases, microstructures and properties of fused silica ceramics
Shimamura et al. New Approach for Macro Porous RB‐SiC Derived from SiC/Novolac‐type Phenolic Composite
Xu et al. Gel‐casting process‐derived 3D‐interconnected porous carbon/B4C preform for reaction‐bonded boron carbide composites
CN202192806U (zh) 复合隔热材料
JPH0313194B2 (ja)