JP2002180533A - 中水道貯留槽 - Google Patents

中水道貯留槽

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JP2002180533A
JP2002180533A JP2000404502A JP2000404502A JP2002180533A JP 2002180533 A JP2002180533 A JP 2002180533A JP 2000404502 A JP2000404502 A JP 2000404502A JP 2000404502 A JP2000404502 A JP 2000404502A JP 2002180533 A JP2002180533 A JP 2002180533A
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water
tank
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mud
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Hiroshi Kuwajima
博 桑嶋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】水不足の場合や、水の経済性を考え、中水道す
なわち、風呂浴槽排水、洗濯すすぎ水、雨水等から毛
髪、糸くず等を除去して、トイレの汚物、汚水の排水、
花壇への散水、洗車等に再利用する。 【解決手段】上面に蓋2を有する容器3の中水道貯留
槽、流入管1から中水が入り、曲り管5があって、曲り
管上部に突起5aが付き、突起5aには袋網6を設け
て、その下に沈殿槽13を有し、沈殿槽13を筒状の容
器14におさめる、この沈殿槽13は取手11付で自由
に上部に引き抜くことが可能、適宜引き抜いて、砂、泥
等を除去。そして水は貯留槽本体に入る。入った水は揚
水管9、揚水ポンプ10にて、トイレタンク、洗濯洗い
水、花壇への散水、洗車等に再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の属する技術分野〕本発明は、水の
再利用を目的としたもので、浴槽排水、洗濯すすぎ排
水、雨水等、通常中水道と云われているもので、飲料水
ではないが、極めて衛生的な水であるゆえ、再利用は充
分考えられる。分野に属する装置に関するものである。
【0002】近年、全国的に下水道が普及され、河川、
湖沼等の環境が改善されたことは大変喜ばしい限りであ
る。その主たる原因は各家庭か出る雑排水が側溝から下
水道管に替ったことである。更にトイレも従来の汲み取
り方式から当然下水道管に雑排水と共に流路となったこ
とで、生活文化の向上に大いに役立ったと云える。しか
し文化向上には多量の水の必要性がともない、都市への
人口集中化が進むことにより、より水の需要が高まって
きておるのが現実である。それが地域によっては水不足
が生じ、深刻化していることも事実である。
【0003】その水不足の解決策の一つとして、本発明
は重要であり、一度使った水を再利用する方法で、通常
水は上水、中水、下水に分類され、上水とは飲料水であ
り、下水は下水管に放流される各種家庭等から排水され
る汚水である。中水とは上水の如く飲料水には使えない
が、特に浴槽からの排水、洗濯のすすぎ水、雨水等は極
めて衛生的な水であり、この中水は充分再利用可能と云
える。
【0004】中水道の再利用として考えられることは、
トイレのトイレタンクからの汚水、汚物排水に利用でき
ることと、洗濯の洗い水、更に花壇への散水、車の洗車
等にも利用が可能である。本発明にかかわる装置は円
形、角形等、適当な形状であってもよく、金属製プラス
チック製、強化プラスチック製、コンクリート製等の材
質からなる容器の中水道貯留槽である。
【0005】まず中水すなわち、浴槽排水、洗濯すすぎ
水、並びに雨水等を1流水管から、3貯留槽に流入させ
るわけであるが、いきなり流入させるわけにはいかず、
浴槽からの毛髪、洗濯すすぎ水からの糸くづ、雨水から
の木の葉等と、更にこれらにともなう砂、泥等水より比
重の重い物質である。これらの物質の除去が前処理とし
て必要である。従って前処理として、1流入管から5ト
ラップすなわち曲り管に入り、5トラップには5aの突
起があり、これに取はずしが可能な6ネットすなわち袋
網が取り付けられて、浴槽からの毛髪、すすぎ水からの
糸くづ等を除去することが可能である。5トラップは1
流入管に簡単に差し込んであるので、容易に1流入管か
ら引き出し取はずずことができる。6ネットは5トラッ
プにひもで結んであるので、適宜取はずして毛髪、糸く
づ等を除去することとなる。
【0006】次にその中水は13沈殿槽に入る。13沈
殿槽は6ネットを通過した砂、泥等の細かい固形物を1
3沈殿槽の底部に堆積させ、水は上方の13c曲り管か
ら13流出管から3貯留槽に流れ込むこととなる。13
沈殿槽は3貯留槽に固定された14筒に差し込まれてい
るので、上方に簡単に引き抜くことができる構造となっ
ている。従って、13沈殿槽は適宜6ネットの毛髪、糸
くづ等の除去と共に13沈殿槽の底部にたまった砂、泥
等を11釣り取手で上方に引き抜いて排出することとな
る。14筒には14aの穴が開けられており、13沈殿
槽が引き抜く際、水の抵抗なく簡単に引き抜くようにし
た。水は3貯留槽に入り、水が満水になった時、水の逃
げ道として4オーバーフロー管を設ける必要がある。
【0007】本発明は中水の再利用が目的であって、そ
の中水は9吸い込み管から10ポンプにて、トイレのタ
ンクに送られたり、洗濯器の洗い水に利用されたり、更
に花壇への水まき、洗車等にも再利用が可能である。
【0008】3貯留槽の上部には2蓋が設けられるが、
貯留槽は屋外の地表に埋設するため、蓋と貯留槽の間に
僅かでも隙間が生ずるおそれがあり、その隙間から、地
表からの砂、土、泥等が風や雨のはね返りで進入するた
め、それを防ぐにはたとえ隙間から入っても7四周囲溝
が設けられているので、7四周囲溝で貯留槽への砂、
土、泥等の落下が防止できる。又雨水による泥水が7四
周囲溝に入っても8排水管により外部に流すこととな
る。 〔従来の技術〕
【0009】従来からある水の貯留槽は単なる貯留槽
で、飲料水確保のための貯留槽であったり、防火用水と
しての貯留槽であったりしてまったく前処理として、
砂、土、泥の除去の必要性はなかった。従って、前処理
としての沈殿槽など考えられなかったことは事実であ
る。更に浄化槽の如き貯留槽は前処理として、沈殿槽を
設けること当然ではあるが、しかしその沈殿槽はあくま
でも浄化槽に固定されておるものであり、本装置の如く
沈殿槽を引き抜いて処理するなど、まったく考えられな
かったことである。すなわち従来の技術はなく、中水道
としての必要性から生まれた新しい技術である。 〔発明が解決しようとする課題〕
【0010】中水道の再利用はこれからは大変重要な課
題となることは事実である。ある地域では河川がなく地
域の水の確保は雨水にたよっている処もある。しかもそ
の地域も年々人口が増え、雨水をためるため池も夏や冬
の渇水期には大変な事態となっていることは、たびたび
マスコミ等の情報で聞かされている。生活文化が向上す
れば、増々水の需要が多くなることは事実であって、中
水道の活用が今後重要な課題の一つとして考えられる。
そのためにも家庭での中水道の再利用は当然の如きもの
となると思われる。又上水すなわち飲料水の使用は下水
道料金にはね返ってくることとなり、増々生活が圧迫さ
れてくる結果となることは事実である。更に貴重な飲料
水がトイレの汚水、汚物の排水に使われることに疑問を
感ずることもたびたびあり、もったいない話でもある。
これこそ中水道の利用を考えるべきものと思われる。 〔課題を解決するための手段〕
【0011】中水道を少しでも良い水、すなわちできる
だけ飲料水の水質に近づけることも、今後の重要な課題
の一つと云える。しかし、水質以前よりも、浴槽からの
毛髪、すすぎ水からの糸くづ、雨水からの小の葉、土ほ
こり等を完全に除去することが重要であって、本発明の
沈殿槽は家庭内で簡単に取りはずし処理できるところに
ある。それは小型で軽く、コンパクトにできている事と
素人でも簡単に取りあつかえるところにある。更に蓋と
貯留槽の隙間から入る、土、砂ごみ等の処理も貯留槽内
に落下せぬよう7四周囲溝にある。これが付くことによ
って、貯留槽に進入する固形物の処理が完全に実行する
ことが可能となった。 〔発明の実施の形態〕
【0012】今後の実施の形態としては貯留槽より大型
にすることである。特に大型風呂営業等でこの貯留槽を
設置して、水の再利用を考えれば多目的に水の使用は考
えられる。 〔実施例〕
【0013】貯留槽を実施したところ、家庭内敷地のわ
ずかな面積があれば設置できる。水の再利用によって、
家計への影響はかなり大きいことが、実際に実施してわ
かったことである。水道使用量プラス下水道使用量の代
金の合計に対して、中水道使用によって、約1/3ぐら
い安くなることがわかった。中でも、花壇への散水、洗
車等を多量に行えば、約半分ぐらい安くなることは事実
である。従って家計への影響は当然だが、水の経済性か
らの影響も大きいので、今後全国的に普及するものと期
待することができる。 〔発明の効果〕
【0014】発明の効果については〔0013〕に述べ
てある。尚、付け加えると、地域によっては、渇水期に
水不足が深刻になるが、このような時、中水道の再利用
が可能となれば、一家庭は当然だが、地域全体、もっと
広く云えば地域全体を統括する行政機関への影響も極め
て大きいものと思われる。水不足の事態に対処して、行
政の指導のもと地域全体に設置の義務付けも必要ではな
いだろうか、真剣に考えて見る必要がある。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の実施例を示す平面図であり、図2はその
A−A′線より見た断面図です。図3は右部の貯留槽に
連結させた沈殿槽である。ただし沈殿槽は貯留槽型の沈
殿槽となる。実施的内容は貯留槽型の沈殿槽と貯留槽が
別個に設置された2連式のもので、既設の貯留槽に本発
明した貯留槽と沈殿槽を連結した構造を示している。図
4はその断面図を示している。以上沈殿槽並びに貯留槽
の形式は丸形、角形いずれのものでもよく、材質は強化
プラスチック、プラスチック金属性、塩化ビニール鉄筋
コンクリートいずれのものでもよろしい。図5、図6、
図7、図8の全ては取手付引き抜き可能な沈殿槽の構造
を示す図面である。まず図5は沈殿槽を正面より見た図
であって、図6はそれを側面より見た図面で又図7は筒
形の台と別個になっている沈殿槽の側面図、図8は沈殿
槽をC−C′線上から見た沈殿槽の断面図である。 1…流入管 10…ポンプ 2…貯留槽の蓋 11…沈殿槽の取手 3…貯留槽本体 12…沈殿槽からの流出
管 4…オーバーフロー管 13…沈殿槽本体 5…曲り管トラップ 13a…沈殿槽の流出口 6…ネット網(袋網) 13b…沈殿槽底部 7…四周囲溝 13c…沈殿槽曲り管 8…溝からの排水管 14…沈殿槽の筒 9…吸い込み管 15…貯留形沈殿槽曲り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯留槽にあって、まず毛髪、糸くづ等を除
    去するトラップとトラップに突起物がついてネットすな
    わち袋網一体と、次に沈殿槽にあって、沈殿槽は比重の
    重い、砂、土、泥等のものを沈殿させる目的のもので、
    特に沈殿槽の上部は自由に引き抜くことができる構造と
    なっている。沈殿物が沈殿槽にたまったなら、上のトラ
    ップを袋網ごと引き出し、沈殿槽の取手を持って上部に
    引き抜くバケツ状のもの、そして沈殿物を除去したの
    ち、再度定位置に簡単にもどすことができる沈殿槽。
  2. 【請求項2】貯留槽の構造であって、特に蓋と貯留槽の
    間から、砂、土、泥、更に雨水も泥まじりのものが入る
    こともあり、たとえ隙間から貯留槽に入っても、四周囲
    溝によってこれら固形物は貯留槽内に決して落下しない
    構造の四周囲溝。尚、四周囲溝に入った泥水は、排水管
    が設けられておるので、外部に排水が可能である。
  3. 【請求項3】請求項1の袋網付トラップ、その下の沈殿
    槽と請求項2の砂、土、泥、泥水等が除去できる四周囲
    溝付貯留槽。
JP2000404502A 2000-12-11 2000-12-11 中水道貯留槽 Pending JP2002180533A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107435366A (zh) * 2017-09-15 2017-12-05 神华集团有限责任公司 一种地下水库排水系统及其控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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