JP2002179591A - 眼圧下降剤 - Google Patents

眼圧下降剤

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JP2002179591A
JP2002179591A JP09689299A JP9689299A JP2002179591A JP 2002179591 A JP2002179591 A JP 2002179591A JP 09689299 A JP09689299 A JP 09689299A JP 9689299 A JP9689299 A JP 9689299A JP 2002179591 A JP2002179591 A JP 2002179591A
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intraocular pressure
vasopressin
compound
receptor
lowering agent
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JP09689299A
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Satoshi Naito
聡 内藤
Yasuhiro Otake
康博 大竹
Hidehiko Matsukawa
英彦 松川
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Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緑内障及び高眼圧症の予防及び/又は治療に
適用するために、優れた眼圧下降作用を有し、かつ、副
作用が少ない新規な眼圧下降剤を提供する。 【解決手段】 バソプレシンV1受容体拮抗作用を有す
る化合物を有効成分とすることを特徴とする眼圧下降
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緑内障及び高眼圧
症予防及び/又は治療に適用するための眼圧下降剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】緑内障は、眼内圧(眼圧)が正常範囲を
越えて持続的又は繰り返し上昇することが基盤となり、
眼の器質的障害さらには視野異常等の視覚機能的障害を
惹起する疾患である。高眼圧症は正常値を超える高眼圧
を認めるものの、視覚機能的障害は認められない疾患で
あり、長期経過の後、緑内障に発展する可能性がある。
緑内障及び高眼圧症の薬物療法の目標は眼圧下降剤によ
り視覚機能的障害を起こさない健常人レベルに眼圧を下
降させ、それを維持することにある。
【0003】緑内障及び高眼圧症の適用剤として、従
来、炭酸脱水酵素阻害剤(内服、点眼剤)、高張浸透圧
剤(注射剤)、ピロカルピン(点眼剤)、エピネフリン
とそのプロドラッグであるジピベフリン(点眼剤)、β
受容体遮断剤(点眼剤)、イソプロピルウノプロストン
(点眼剤)が知られているが、いずれも多くの欠点を有
している。例えば炭酸脱水酵素阻害剤の内服は胃腸障
害、尿路結石、電解質異常を起こすことがある。エピネ
フリン、ジピベフリン等の交感神経作動薬も、その適用
が開放隅角緑内障に限定されるほか、血管収縮による反
動充血、眼痛、徐脈散瞳、眼脇炎、全身的には心拍数の
増加、血圧上昇等を起こすことがある。β受容体遮断剤
を有効成分とする点眼剤は、中枢神経系に作用して頭痛
及び抑鬱症状等、呼吸器系には喘息様症状等、循環器系
には徐脈、低血圧等の副作用を起こすことが報告されて
いる(医薬ジャーナル,28,705,1992)。イ
ソプロピルウノプロストンの点眼剤は、副作用として角
膜上皮障害の頻度が高い。以上のように現在、多用され
ている眼圧下降剤にはそれぞれ問題点があり、より効果
的に眼圧を下降させ、かつ副作用の少ない薬物について
は未だ満足すべきものはない。
【0004】これまで、種々のバソプレシン受容体拮抗
剤が、心不全、浮腫例えば脳浮腫等、腹水、肺水腫、ア
ルギニンバソプレシン過剰分泌症候群、腎不全、肝炎、
高血圧、肝硬変、低ナトリウム血症、低カリウム血症、
糖尿病、循環不全の治療剤及び利尿剤を目的に開発され
てきた(平成9年特許出願第94460号、特開平7−
2800号公報、特開平3−173870号公報、特開
平4−321669号公報、特開平4−154765号
公報、特開平6−172317号公報、特開平5−13
2466号公報、国際公開WO95/03305号公
報、特開平5−320135号公報、国際公開WO94
/12476号公報、特開平6−157480号公報、
特開平6−211800号公報、国際公開WO94/1
4796号公報、国際公開WO94/20473号公
報、特開平6−16643号公報、特開平7−1574
86号公報、特開平7−179430号公報等)。
【0005】眼圧に対するバソプレシンの作用について
は、デスモプレシン(バソプレシンアナログ)の静脈内
投与(Invest.0phthalmol.Vis.
Sci.,9,406−410,1988)による眼
圧上昇及びバソプレシンの第三脳室投与(Inves
t.0phthalmol.Vis.Sci.,5,
932−937,1984)による眼圧上昇の報告のよ
うに、眼圧上昇作用を有することが報告されている。し
かし、反対にバソプレシンが等張液の前房内持続注入に
よる眼圧上昇を抑制すること(Exp.Eye Re
s.,5,517−531,1997)及びバソプレ
シンの静脈内投与がラットの眼圧を低下させること(N
europeptide,29,193−203,19
95)から、眼圧下降作用を有することも報告されてい
る。
【0006】眼組織におけるバソプレシン受容体の分布
に関して、バソプレシン受容体拮抗剤を用いた実験によ
り、バソプレシンV1受容体が、ヒト網膜色素上皮培養
細胞(Curr.Eye Res.,10,811−8
16,1991)やイヌ摘出短後毛様動脈(J.Vas
c.Res.,34,464−472,1997)に存
在することが報告されている。
【0007】以上のように、バソプレシンが眼圧に対し
上昇又は下降の相反する作用を示すことが報告されてお
り、バソプレシン受容体が眼組織に分布することも報告
されているが、バソプレシンの眼圧に対する生理的意義
は全く不明である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、緑内障及び高眼圧症の予防及び/又は治療に適用
するために、優れた眼圧下降作用を有し、かつ、副作用
が少ない新規な眼圧下降剤を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、バソプレシン
V1受容体拮抗作用を有する化合物を有効成分とするこ
とを特徴とする眼圧下降剤である。以下に本発明を詳述
する。
【0010】バソプレシンは9個のアミノ酸から成るペ
プチドホルモンで、その受容体に結合して抗利尿作用、
昇圧作用を発現する。バソプレシンの受容体は、サイク
リックAMP非依存性のV1受容体、サイクリックAM
P依存性のV2受容体の2種類のサブタイプに大別され
る。バソプレシンの抗利尿作用の発現は腎集合管のV2
受容体を介し、昇圧作用の発現は血管平滑筋のV1受容
体を介することが明らかとなっている。
【0011】本明細書においてバソプレシンV1受容体
拮抗作用を有する化合物とは、バソプレシンV1受容体
に対して選択的拮抗作用を有する化合物のみならず、バ
ソプレシンV1、V2両受容体に対して拮抗作用を有す
る化合物をも意味する。
【0012】本発明に使用されるバソプレシンV1受容
体拮抗作用を有する化合物としてはバソプレシンV1受
容体拮抗作用を有していれば特に限定されず、例えば、
1−(1−[4−(3−アセチルアミノプロポキシ)ベ
ンゾイル]−[ピペリジル)−3,4−ジヒドロ−2
(1H−キノリノン)(OPC−21268)、SR4
9059、下記式(1)に示す化合物、下記式(2)に
示す化合物、4’−[(2−メチル−1,4,5,6−
テトラヒドロイミダゾ[4,5−d][1]ベンズアゼ
ピン−6−イル)カルボニル]−2−フェニルベンズア
ニリド塩酸塩(YM087)、ペプチドである[β−m
ercapto−β,β−cyclomethylen
epropionyl1 ,O−Me−Tyr2 ,Arg
8 ]−vasopressin等を挙げることができ
る。
【0013】
【化1】
【0014】(式中、R1 は、炭素数1〜4のアルキル
を表し、M1 及びM2 は、独立して水素又は1価の薬理
学的に許容されるアルカリ金属塩を表す)で示されるリ
ン酸エステル誘導体。
【0015】
【化2】
【0016】(式中、R1 は、炭素数1〜4のアルキル
を表す。)
【0017】上記式(2)に示す化合物としては、R1
がメチルである(2S,3aR)−2−ヒドロキシ−5
−[4−[[2−(4−トリル)ベンゾイル]アミノ]
ベンゾイル]−1,2,3,3a,4,5−へキサヒド
ロピロロ[1,2−a]キノキサリン(VP−343)
が好ましい。
【0018】なお、1−(1−[4−(3−アセチルア
ミノプロポキシ)ベンゾイル]−[ピペリジル)−3,
4−ジヒドロ−2(1H−キノリノン)は選択的バソプ
レシンV1受容体拮抗剤であり(OPC−21268;
Hypertention,23,217−222,1
994)、SR49059は選択的バソプレシンV1受
容体拮抗剤であり、(2S,3aR)−2−ヒドロキシ
−5−[4−[[2−(4−トリル)ベンゾイル]アミ
ノ]ベンゾイル]−1,2,3,3a,4,5−へキサ
ヒドロピロロ[1,2−a]キノキサリンはバソプレシ
ンV1、V2両受容体拮抗剤であり(VP−343;日
本薬学会第118年会講演要旨集2,186)、4’−
[(2−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロイミダ
ゾ[4,5−d][1]ベンズアゼピン−6−イル)カ
ルボニル]−2−フェニルベンズアニリド塩酸塩はバソ
プレシンV1、V2両受容体拮抗剤であり(YM08
7:J.Pharmacol.Exp.Ther.,2
82,301−308,1997)、[β−merca
pto−β,β−cyclomethylenepro
pionyl1 ,O−Me−Tyr2 ,Arg8 ]−v
asopressinはペプチド性選択的バソプレシン
V1受容体拮抗剤である(V2255、J.Med.C
hem.,23,364,1980)。
【0019】また、本発明に使用されるバソプレシンV
1受容体拮抗作用を有する化合物にはその薬学上許容さ
れる塩も含まれる。
【0020】本発明の眼圧下降剤に使用されるバソプレ
シンV1受容体拮抗作用を有する化合物が塩基性の化合
物である場合、その薬学上許容される塩としては、例え
ば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、臭化水素酸
塩、酒石酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、マレ
イン酸塩及び修酸塩等の無機塩または有機酸塩等が挙げ
ることができる。また、本発明の眼圧下降剤に使用され
るバソプレシンV1受容体拮抗作用を有する化合物が酸
性の化合物である場合、その薬学上許容される塩として
は、例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リチ
ウム、及び、マグネシウム塩等が挙げることができる。
【0021】上述のように、バソプレシンが眼圧に対し
上昇又は下降の相反する作用を示すことが報告されてお
り、バソプレシン受容体が眼組織に分布することも報告
されているが、バソプレシンの眼圧に対する生理的意義
は全く不明であり、上記のようなバソプレシンV1受容
体拮抗作用を有する化合物が優れた眼圧下降作用を有す
ることは、公知の薬効から予想することは非常に困難で
ある。本発明によりはじめてバソプレシン受容体のうち
バソプレシンV1受容体に対して拮抗作用を有する化合
物が眼圧の低下作用を有することが明らかになった。本
発明はこの知見に基づき完成されたものである。
【0022】バソプレシンV1受容体拮抗作用を有する
化合物は、優れた眼圧下降作用を発揮し、副作用が少な
く、眼圧降下剤、緑内障、及び、高眼圧症の予防薬及び
/又は治療薬に適用するのに有用である。したがって、
本発明のバソプレシンV1受容体拮抗作用を有する化合
物を有効成分とする眼圧下降剤は緑内障予防剤、緑内障
治療剤、高眼圧症予防剤、高眼圧症治療剤として用いる
こともでき、本発明の眼圧下降剤には、緑内障予防剤、
緑内障治療剤、高眼圧症予防剤、高眼圧症治療剤も含ま
れる。
【0023】本発明の眼圧下降剤は、必要に応じて、そ
の他に、滑沢剤、流動化剤、崩壊剤、可溶化剤、結合
剤、溶解遅延化剤、再吸収剤、吸着剤、滑沢剤、可溶化
剤、乳化剤、保存剤、風味賦与剤、塩や塩溶液、安定
剤、保存剤、乳化剤、防腐剤、担体、分散剤、着色剤、
香料その他のもの等を含有してもよい。
【0024】上記滑沢剤及び流動化剤としては特に限定
されず、例えば、コロイド状のシリカ、タルク、ステア
リン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カル
シウム等のステアリン酸塩、固形のポリエチレングリコ
ール、タルク、ミネラルオイル等を挙げることができ
る。これらは単独で用いても、2種以上を併用してもよ
い。
【0025】上記崩壊剤及び可溶化剤といては特に限定
されず、例えば、カルボキシメチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースカルシウム、低置換度ヒドロキシ
プロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、
カルボキシスターチナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸
ナトリウム、エトキシ化されたイソステアリルアルコー
ル類、ポリオキシエチレンソルビトールエステル類等を
挙げることができる。これらは単独で用いても、2種以
上を併用してもよい。
【0026】上記結合剤としては特に限定されず、例え
ば、シロップ、澱粉糊、アラビアゴム、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ゼラチン、ポリビニルビロリドン、ポリビニル
アルコール等を挙げることができる。これらは単独で用
いても、2種以上を併用してもよい。
【0027】上記溶解遅延化剤としては特に限定され
ず、例えば、パラフィン、ワックス、硬化ヒマシ油等を
挙げることができる。これらは単独で用いても、2種以
上を併用してもよい。上記再吸収剤としては特に限定さ
れず、例えば、四級塩等を挙げることができる。これら
は単独で用いても、2種以上を併用してもよい。上記吸
着剤としては特に限定されず、例えば、ペントナイト、
カオリン、リン酸ジカルシウム等を挙げることができ
る。これらは単独で用いても、2種以上を併用してもよ
い。
【0028】上記可溶化剤及び乳化剤としては特に限定
されず、例えば、エトキシ化されたイソステアリルアル
コール類、ポリオキシエチレンソルビトールエステル類
等を挙げることができる。これらは単独で用いても、2
種以上を併用してもよい。上記風味賦与剤としては特に
限定されず、例えば、ペパミント油、サッカリン等を挙
げることができる。これらは単独で用いても、2種以上
を併用してもよい。
【0029】上記安定化剤としては、例えば、塩化ナト
リウム、濃グリセリン等の等張化剤、リン酸ナトリウ
ム、酢酸ナトリウム等の緩衝化剤、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノオレート、ステアリン酸ポリオキシル4
0、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界
面活性剤、クエン酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム等
を挙げることができる。これらは単独で用いても、2種
以上を併用してもよい。上記防腐剤としては、例えば、
塩化ベンザルコニウム、パラベン等を挙げることができ
る。これらは単独で用いても、2種以上を併用してもよ
い。
【0030】上記担体としては特に限定されず、例え
ば、ポリエチレングリコール、カカオ脂、パルミチン酸
ミリスチルエステル等の高級エステル類を挙げることが
できる。これらは単独で用いても、2種以上を併用して
もよい。
【0031】本発明の眼圧下降剤は、投与単位形態で投
与することが好ましい。本発明の眼圧下降剤の投与方法
としては特に限定されず、例えば、経口投与、組織内投
与、静脈内投与、局所投与(点眼、点鼻投与等)又は経
直腸的に投与すること等を挙げることができる。本発明
の眼圧下降剤の剤型としては特に限定されず、例えば、
これらの投与方法に適した剤型を適宜選択することがで
きる。
【0032】本発明の眼圧降下剤の投与形態としては特
に限定されず、例えば、経口投与の場合は、固形又は液
状の用量単位、例えば、末剤、散剤、錠剤、糖衣剤、カ
プセル剤、顆粒剤、懸濁剤、液剤、シロップ剤、ドロッ
プ剤、舌下錠その他の剤型を挙げることができる。上記
末剤は活性物質を適当な細かさにすることにより製造さ
れる。上記散剤は活性物質を適当な細かさと成し、つい
で同様に細かくした医薬用担体、例えば澱粉、マンニト
ールのような可食性炭水化物その他と混合することによ
り製造される。
【0033】本発明の眼圧降下剤は、溶液、シロップ、
エリキシル、懸濁剤等のような他の経口投与剤型をとる
こともでき、その一定量が薬物の一定量を含有するよう
に用量単位形態にすることができる。上記シロップは、
化合物を適当な香味水溶液に溶解して製造することがで
き、また、上記エリキシルは非毒性のアルコール性担体
を用いることにより製造することができる。上記懸濁剤
は、化合物を非毒性担体中に分散させることにより処方
することができる。
【0034】本発明の眼圧降下剤を経口投与する場合、
その用量単位処方は、必要に応じて、マイクロカプセル
化しても、高分子、ワックス等中にうめこんだりしても
よい。これにより本発明の眼圧降下剤の作用時間の延長
や持続放出をもたらすこともできる。
【0035】本発明の眼圧降下剤を組織内投与する場
合、皮下・筋肉又は静脈内注射用とした液状用量単位形
態、例えば、溶液や懸濁剤の形態を用いてもよい。
【0036】本発明の眼圧降下剤を点眼投与する場合
は、点眼剤、眼軟膏等の形態を用いることができる。上
記点眼剤は、安定化剤、防腐剤等を含有してもよい。上
記点眼剤のpHは眼科製剤に許容される範囲内にあれば
特に限定されず、例えば、pH4〜8であるのが好まし
い。
【0037】本発明の眼圧降下剤を直腸投与する場合
は、バソプレシンV1受容体拮抗作用を有する化合物を
低融点の水に溶解するか、又は、不溶の固体状の担体及
びそれらの混合物と混合した坐剤を用いることができ
る。
【0038】本発明の眼圧下降剤に用いられるバソプレ
シンV1受容体拮抗作用を有する化合物の用量は、年
齢、体重等の患者の状態、投与経路、病気の症状と重篤
度等を考慮した上で適宜設定することができる。例え
ば、成人に対する本発明の有効成分量として、1日あた
り、経口投与の場合、5〜1500mg/ヒトの範囲を
挙げることができ、10〜300mg/ヒトであるのが
好ましい。また、静脈内投与の場合、0. 1〜1000
mg/ヒトの範囲を挙げることができ、1〜600mg
/ヒトであるのが好ましい。更に局所投与の場合は、例
えば点眼投与であれば、0. 001〜10%(V/W)
の濃度を挙げることができ、0. 01〜2%(V/W)
であるのが好ましい。しかしながら、被投与者の状態に
よっては、これ以下で充分な場合もあり、また、逆にこ
れ以上の用量を必要とすることもある。また、1日2〜
4回に分割して投与してもよい。
【0039】本発明の眼圧下降剤は、バソプレシンV1
受容体拮抗作用を有する化合物、又はその薬学上許容さ
れる塩を慣用の製剤担体と混合し、適当な投与形態に調
製することにより製造される。
【0040】本発明の眼圧下降剤を医薬組成物として、
ヒトを含む動物に投与する場合、バソプレシンV1受容
体拮抗作用を有する化合物は、医薬組成物中に、そのま
ま、又は、医薬的に許容される無毒性かつ不活性の担体
に担持されて含有されるのが好ましく、その含有量は、
0. 1〜99. 5重量%であるのが好ましく、より好ま
しくは0. 5〜90重量%である。
【0041】上記担体としては、固形、半固形、又は、
液状の希釈剤、充填剤及びその他の処方用の助剤等が挙
げることができ、これらは単独で用いても、2種以上を
併用してもよい。
【0042】上記カプセル剤の製造方法としては特に限
定されず、例えば、以下のようにして製造することがで
きる。上述のようにして粉末状にした末剤及び散剤、又
は、以下に述べるように顆粒化した末剤及び散剤を、例
えば、ゼラチンカプセル等のカプセル外皮の中へ充填す
ることにより上記カプセル剤を製造することができる。
上記カプセル剤を製造方法するには、例えば、滑沢剤又
は流動化剤を上記粉末状にした末剤及び散剤、又は、顆
粒化した末剤及び散剤に混合し、カプセル外皮の中へ充
填することにより製造してもよい。上記カプセル剤に崩
壊剤や可溶化剤を添加すれば、カプセル剤が摂取された
ときの医薬の有効性を改善することができる。
【0043】また、本発明の眼圧下降剤をカプセル剤に
するには、バソプレシンV1受容体拮抗作用を有する化
合物の微粉末を、植物油、ポリエチレングリコール、グ
リセリン、界面活性剤等の中に懸濁分散し、これをゼラ
チンシートで包んで軟カプセル剤にしてもよい。
【0044】上記錠剤を製造するには、粉末混合物を作
り、顆粒化又はスラグ化し、ついで崩壊剤又は滑沢剤を
加えたのち打錠することにより製造することができる。
上記粉末混合物としては、粉末化されたバソプレシンV
1受容体拮抗作用を有する化合物を、上記希釈剤やべー
スと混合し、必要に応じ結合剤、溶解遅延化剤、再吸収
剤、吸着剤等を併用してもよい。上記粉末混合物は、ま
ず結合剤で湿らせ、ついで篩を強制通過させて顆粒とす
ることができる。このように粉末を顆粒化するかわり
に、まず打錠機にかけたのち、得られる不完全な形態の
スラグを破砕して顆粒にしてもよい。
【0045】このようにして作られる顆粒は、滑沢剤を
添加することにより、互いに付着することを防ぐことが
できる。このように滑沢化された混合物をついで打錠す
る。こうして製造した素錠にフィルムコーティングや糖
衣を施してもよい。また、本発明の眼圧降下剤は、上述
のように顆粒化やスラグ化の工程を経ることなく、流動
性の不活性担体と混合したのちに直接打錠してもよい。
本発明の眼圧降下剤は、シェラックの密閉被膜からなる
透明又は半透明の保護被覆、糖や高分子材料の被覆、及
び、ワックスよりなる磨上被覆等が施されてもよい。
【0046】本発明の眼圧降下剤を組織内投与する場
合、皮下・筋肉又は静脈内注射用とした液状用量単位形
態、例えば、溶液や懸濁剤の形態を用いてもよく、この
場合、注射液を等張にするために非毒性の塩や塩溶液を
添加してもよい。上記溶液又は懸濁剤は、バソプレシン
V1受容体拮抗作用を有する化合物の一定量を、注射の
目的に適合する水性や油性の媒体等の非毒性の液状担体
に懸濁又は溶解し、ついでその懸濁液又は溶液を滅菌す
ることにより製造しうる。上記溶液又は懸濁剤は、バソ
プレシンV1受容体拮抗作用を有する化合物の一定量を
バイアルにとり、その後前記バイアルとその内容物を滅
菌し密閉することにより製造してもよい。
【0047】本発明の眼圧降下剤を製造する場合、バソ
プレシンV1受容体拮抗作用を有する化合物を投与直前
に溶解又は混合するためには、粉末又は凍結乾燥した前
記化合物に加えて、予備的なバイアルや担体を添加して
もよい。
【0048】
【実施例】以下に、試験例及び製剤例を掲げて本発明を
更に詳しく説明するが、本発明はこれらのみに限定され
るものではない。
【0049】試験例1:眼圧下降作用 ウサギを用いて静脈内投与での眼圧下降作用を検討し
た。 1. 使用化合物 使用化合物としては、バソプレシンV1受容体拮抗作用
を有するOPC−21268、及び、VP−343、選
択的バソプレシンV2受容体拮抗剤であるOPC−31
260、及び、SR−121463Aを用いた。
【0050】2. 使用化合物の合成 使用化合物の合成は、それぞれ、OPC−21268は
J.Med.Chem.,36,2011−2017,
1993に記載の方法、VP−343は平成9年特許願
第94460号に記載の方法、SR−121463Aは
PCT/FR96/01666に記載の方法、OPC−
3126はJ.Med.Chem.,39,3547−
3555,1996に記載の方法に準じて行った。
【0051】3. 投与試料の調製 OPC−21268、VP−343及びSR−1214
63Aは、100%ジメチルホルムアミドにて、それぞ
れ50mg/mL、15mg/mL及び15mg/mL
濃度に調整し、OPC−31260は生理食塩液にて
3.1mg/mL濃度に調整した。
【0052】4. 試験内容 正常眼圧の雄性白色家兎(体重2. 2〜3. 4kg)5
〜9羽を1群とし、OPC−21268及びOPC−3
1260は10mg/kg、SR−121463A及び
VP−343は3mg/kgの投与量で、それぞれ静脈
内投与した。0. 4%塩酸オキシブプロカイン20μL
点眼による角膜表面麻酔後、AlconPneumat
ic Applanation Tonograph
(Alcon社製)を用い、眼圧を測定した。なお、陰
性対照は各化合物ごとに設定し、それぞれの溶媒を用い
て本発明の静注剤と比較検討した。
【0053】5. 結果 OPC−21268(10mg/kg)、VP−343
(3mg/kg)、OPC−31260(10mg/k
g)、SR−121463A(3mg/kg)の静脈内
投与による試験結果(投与前眼圧値との差)を表1、
2、3及び4に示した。表中の各値は平均値±標準偏差
を表す。また、*及び**はそれぞれp<0. 05及び
p<0. 01(対対照群)を示し、これらはスチューデ
ントのt検定(Student’s t test)あ
るいはアスピン−ウエルチ検定(Aspin−Welc
h’s t test)により分析した。結果は、バソ
プレシンV1受容体拮抗作用を有するOPC−2126
8及びVP−343は静脈内投与後、溶媒投与群に比し
て有意な眼圧下降作用を示した。一方、選択的バソプレ
シンV2受容体拮抗剤であるOPC−31260及びS
R−121463Aでは静脈内投与後いずれの時点にお
いても対照群と有意差は認められなかった。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】試験例2:眼圧下降作用 ウサギを用いて静脈内投与での眼圧下降作用を検討し
た。 1.使用化合物 ペプチド性選択的バソプレシンV1受容体拮抗剤である
[β−mercapto−β,β−cyclometh
ylenepropionyl1 ,O−Me−Tyr
2 ,Arg8 ]−vasopressin(以下ペプチ
ド性選択的バソプレシンV1受容体拮抗剤、シグマ社
製、V2255、J.Med.Chem.,3,36
4,1980)を用いた。
【0059】2 .投与試料の調製 ペプチド性選択的バソプレシンV1受容体拮抗剤は生理
食塩液にて1μg/mLに調整した。
【0060】3.試験内容 正常眼圧の雄性白色家兎(体重2.2〜3.4kg)5
〜9羽を1群とし、ペプチド性選択的バソプレシンV1
受容体拮抗剤を1μg/kgにて静脈内投与した。0.
4%塩酸オキシブプロカイン20μL点眼による角膜表
面麻酔後、AlconPneumatic Appla
nation Tonograph(Alcon社製)
を用い、眼圧を測定した。なお、陰性対照は溶媒を用い
て本発明の静注剤と比較検討した。
【0061】4.結果 ペプチド性選択的バソプレシンV1受容体拮抗剤(1μ
g/kg)の静脈内投与による試験結果(投与前眼圧値
との差)を表5に示した。各値は平均値±標準偏差を表
す。また、*及び**はそれぞれp<0.05及びp<
0.01(対対照群)を示し、これらはスチューデント
のt検定(Student’s t test)あるい
はアスピン−ウエルチ検定(Aspin−Welch’
s t test)により分析した。バソプレシンV1
受容体拮抗作用を有するペプチド性選択的バソプレシン
V1受容体拮抗剤は静脈内投与後、溶媒投与群に比して
有意な眼圧下降作用を示した。
【0062】
【表5】
【0063】 製剤例1 注射剤 組成 OPC−21268 3.0mg 濃グリセリン 5.2mg ポリエチレングリコール4000 20.0mg 10%乳酸 2.0mg 注射用水 適当量 全量 2.0mL
【0064】約1.5Lの注射用蒸留水を約60℃に加
温し、濃グリセリン5.2g、ポリエチレングリコール
4000 20g及び10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にOPC−21268 3.0g
を撹拌溶解させ、pHが3.5であることを確認した。
最後に注射用蒸留水を加えて全量を2Lとし、除菌フィ
ルターでろ過した後、ガラスアンプルに2mLずつ充填
熔閉後115℃30分で滅菌処理を施し、その後、水で
速やかに室温まで冷却し注射剤を調製した。
【0065】 製剤例2 錠剤 組成 [錠剤] OPC−21268 5.0mg 乳糖 71.5mg コーンスターチ 20.0mg ヒドロキシプロピルセルロース 3.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg 小計 100 mg [コーティング] ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 4.0mg ポリエチレングリコール6000 0.5mg 酸化チタン 0.5mg 合計 105mg
【0066】OPC−21268 25gを乳糖35
7.5gと混合した後、バンタムミル(東京アトマイザ
ー社製)で粉砕した。この粉砕物にコーンスターチ10
0gを流動造粒コーティング装置(大川原製作所社製)
中で均一に混合した後、10%ヒドロキシプロピルセル
ロース水溶液150gを噴霧して造粒した。乾燥後、2
4メッシュの篩を通し、次いでステアリン酸マグネシウ
ム2.5gを加え、ロータリー打錠機(菊水製作所社
製)で6.5mmφ×5Rの臼杵を使用して1錠当たり
100mgの錠剤とした。この錠剤にコーティング装置
(フロイント産業社製)を用いてヒドロキシプロピルメ
チルセルロース2910 20g、ポリエチレングリコ
ール6000 2.5g及び酸化チタン2.5gを含む
水系のコーティング液300gを噴露し、1錠当たり5
mgコートし、フィルムコート錠とした。
【0067】 製剤例3 カプセル剤 組成 OPC−21268 5.0mg 結晶セルロース 19 5.0mg 乳糖 58.0mg 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 25.0mg ポリビニルピロリドン 15.0mg ステアリン酸マグネシウム 2.0mg 合計 300mg
【0068】OPC−21268を粉末とし、その10
gに結晶セルロース390g、乳糖116g、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロース50g及びポリビニルピ
ロリドン30gを加え、エタノール120mLを添加し
て均一に混合、粒状化した。混合物を50℃で12〜1
6時間乾燥し、25メッシュの篩を通過させた後、これ
にステアリン酸マグネシウム4gを加えて均一に混合
し、この混合粉末を1号カプセルに300mg宛充填し
て、1カプセル中5mgを含む硬カプセル剤とした。
【0069】 製剤例4 点眼剤 組成 OPC−21268 15.0mg 水酸化ナトリウム 適当量 塩酸 適当量 塩化べンザルコニウム 0.2mg HCO 60 25mg 注射用蒸留水 適当量 全量 5.0mL
【0070】塩化べンザルコニウム0.04gを0.5
%HCO 60約800mLに溶解した溶液に、OPC
−21268を3g加え撹伴溶解した後、水酸化ナトリ
ウムと塩酸でpH7とした後、全量を1000mLと
し、メンブランフィルター(孔径0.22μm)で無菌
的にろ過した。5mLの点眼ボトルに充填し、点眼剤を
製造した。
【0071】
【本発明の効果】本発明の眼圧下降剤は、バソプレシン
V1受容体拮抗作用を有する化合物を有効成分とするこ
とを特徴とし、副作用がなく、優れた眼圧降下作用を有
しており、緑内障及び高眼圧症の予防及び/又は治療に
適用する緑内障及び高眼圧症適用剤として用いることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 英彦 東京都中央区日本橋室町1丁目5番3号 わかもと製薬株式会社内 Fターム(参考) 4C050 AA01 AA07 BB04 CC08 EE02 FF05 GG03 HH01 4C084 AA17 MA01 MA52 MA55 MA58 MA66 NA14 ZA332 ZC422 4C086 AA01 AA02 BC28 CB05 DA38 GA08 GA12 MA01 MA04 MA52 MA55 MA58 MA66 NA14 ZA33 ZC42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バソプレシンV1受容体拮抗作用を有す
    る化合物を有効成分とすることを特徴とする眼圧下降
    剤。
  2. 【請求項2】 バソプレシンV1受容体拮抗作用を有す
    る化合物は、1−(1−[4−(3−アセチルアミノプ
    ロポキシ)ベンゾイル]−[ピペリジル)−3,4−ジ
    ヒドロ−2(1H−キノリノン)(OPC−2126
    8)である請求項1記載の眼圧下降剤。
  3. 【請求項3】 投与剤型が静脈内投与剤である請求項1
    又は2記載の眼圧下降剤。
  4. 【請求項4】 投与剤型が局所投与剤である請求項1又
    は2記載の眼圧下降剤。
  5. 【請求項5】 投与剤型が点眼剤である請求項1又は2
    記載の眼圧下降剤。
  6. 【請求項6】 投与剤型が経口剤である請求項1又は2
    記載の眼圧下降剤。
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