JP2002178290A - ロボットの関節機構 - Google Patents
ロボットの関節機構Info
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- JP2002178290A JP2002178290A JP2000377084A JP2000377084A JP2002178290A JP 2002178290 A JP2002178290 A JP 2002178290A JP 2000377084 A JP2000377084 A JP 2000377084A JP 2000377084 A JP2000377084 A JP 2000377084A JP 2002178290 A JP2002178290 A JP 2002178290A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract description 7
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Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小スペースでバックラッシュもほとんどな
く,かつコンプライアンスを持つロボットの関節機構を
提供する。 【解決手段】 ワイヤ10によって駆動プーリ3から出
力プーリ9へ動力を伝達する。ここで中継プーリを用い
ることにより,駆動プーリ3と出力プーリ9の軸を直交
させる。アクチュエータ1は揺動フレーム2に固定す
る。揺動フレーム2は,出力プーリ9と回転軸を共有
し,かつ支持フレーム8に対してバネ11を介して接続
されるようにし,支持フレーム8と出力プーリ9との間
のトルクを,支持フレーム8と揺動フレーム2との間の
位置的変位に比例させる。
く,かつコンプライアンスを持つロボットの関節機構を
提供する。 【解決手段】 ワイヤ10によって駆動プーリ3から出
力プーリ9へ動力を伝達する。ここで中継プーリを用い
ることにより,駆動プーリ3と出力プーリ9の軸を直交
させる。アクチュエータ1は揺動フレーム2に固定す
る。揺動フレーム2は,出力プーリ9と回転軸を共有
し,かつ支持フレーム8に対してバネ11を介して接続
されるようにし,支持フレーム8と出力プーリ9との間
のトルクを,支持フレーム8と揺動フレーム2との間の
位置的変位に比例させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ロボットの関節部
分の構造に関するものである。本関節機構によって,わ
ずかなスペースで駆動軸(動力軸)と出力軸とを直交さ
せ,かつ内蔵したバネによるコンプライアンスも実現で
き,しかもワイヤを介した駆動によってバックラッシュ
をほとんどなくすことができる。人間型ロボットや動物
型ロボットなどへの応用が期待される。
分の構造に関するものである。本関節機構によって,わ
ずかなスペースで駆動軸(動力軸)と出力軸とを直交さ
せ,かつ内蔵したバネによるコンプライアンスも実現で
き,しかもワイヤを介した駆動によってバックラッシュ
をほとんどなくすことができる。人間型ロボットや動物
型ロボットなどへの応用が期待される。
【0002】
【従来の技術】図7は,本発明を適用する人間型ロボッ
トの例を示す。図7に示すような人間型ロボットでは,
肩,肘,手首,腰,頸部など,多くの部分に関節機構が
必要になる。このような人間型ロボットに限られるわけ
ではないが,ロボットの関節機構では,一般に駆動のた
めに必要なスペースが小さく,ある程度の柔軟性のある
動作ができる構造を持つことが要請される。
トの例を示す。図7に示すような人間型ロボットでは,
肩,肘,手首,腰,頸部など,多くの部分に関節機構が
必要になる。このような人間型ロボットに限られるわけ
ではないが,ロボットの関節機構では,一般に駆動のた
めに必要なスペースが小さく,ある程度の柔軟性のある
動作ができる構造を持つことが要請される。
【0003】ロボットの関節機構において,駆動軸(ア
クチュエータの軸)と出力軸(関節の回転軸)とが同方
向になるように配置した場合,関節部分に大きな厚みが
生じ,小スペースの実現が難しくなる。そのため,従
来,主に駆動軸と出力軸とが直交するような関節機構が
多く用いられてきたが,駆動軸と出力軸とを直交させる
ために,かさ歯車等が利用されていた。
クチュエータの軸)と出力軸(関節の回転軸)とが同方
向になるように配置した場合,関節部分に大きな厚みが
生じ,小スペースの実現が難しくなる。そのため,従
来,主に駆動軸と出力軸とが直交するような関節機構が
多く用いられてきたが,駆動軸と出力軸とを直交させる
ために,かさ歯車等が利用されていた。
【0004】また,従来のロボットの関節機構では,歯
車を利用した減速機構が多く用いられていた。
車を利用した減速機構が多く用いられていた。
【0005】また,従来のロボットの関節機構におい
て,コンプライアンス(軟らかさ)を実現するには,ト
ーションスプリング(硬体の歪みを利用したバネ)を駆
動軸と出力軸の間に入れる必要があった。
て,コンプライアンス(軟らかさ)を実現するには,ト
ーションスプリング(硬体の歪みを利用したバネ)を駆
動軸と出力軸の間に入れる必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボットの関節
機構において,かさ歯車を利用して駆動軸と出力軸とを
直交させる方法は,重量が大きくなり,またスペース的
にも十分満足できるように小型化するのに困難が伴っ
た。また,歯車を利用した減速機構が多用されていたた
め,バックラッシュ(いわゆるガタ)は避けられず,減
速比が大きくなるほどバックラッシュが増大していた。
また,トーションスプリングを駆動軸と出力軸との間に
入れてコンプライアンスを実現した場合,やはり重量的
にもスペース的にも大きなものになるという問題があっ
た。
機構において,かさ歯車を利用して駆動軸と出力軸とを
直交させる方法は,重量が大きくなり,またスペース的
にも十分満足できるように小型化するのに困難が伴っ
た。また,歯車を利用した減速機構が多用されていたた
め,バックラッシュ(いわゆるガタ)は避けられず,減
速比が大きくなるほどバックラッシュが増大していた。
また,トーションスプリングを駆動軸と出力軸との間に
入れてコンプライアンスを実現した場合,やはり重量的
にもスペース的にも大きなものになるという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記問題点の解決を図り,小スペ
ースで軽量であり,かつコンプライアンスを持つロボッ
トの関節機構を実現することを目的とする。
ースで軽量であり,かつコンプライアンスを持つロボッ
トの関節機構を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は,次の要件を満
たす関節機構を提供する。 ・駆動軸(アクチュエータの軸)と出力軸とが直交して
いる。 ・駆動軸と出力軸との間に1:2〜1:10程度の減速
比が得られる。 ・駆動軸と出力軸との間にバックラッシュ(いわゆるガ
タ)がほとんどない。 ・駆動軸と出力軸との間にコンプライアンス(軟らか
さ)を持っている。 ・以上の要件を,小さなスペースで実現している。
たす関節機構を提供する。 ・駆動軸(アクチュエータの軸)と出力軸とが直交して
いる。 ・駆動軸と出力軸との間に1:2〜1:10程度の減速
比が得られる。 ・駆動軸と出力軸との間にバックラッシュ(いわゆるガ
タ)がほとんどない。 ・駆動軸と出力軸との間にコンプライアンス(軟らか
さ)を持っている。 ・以上の要件を,小さなスペースで実現している。
【0009】これらの要件を充足するため,本発明は,
図1と図2を参照して後述するように,以下の構造的特
徴を持っている。
図1と図2を参照して後述するように,以下の構造的特
徴を持っている。
【0010】(a) ワイヤを介して駆動軸から出力軸への
動力伝達を行う。これによって,以下のことを実現す
る。 ・中継プーリを介して,駆動プーリと出力プーリの軸を
直交させる。 ・駆動プーリと出力プーリの直径比から,適切な減速比
を得る。 ・バックラッシュがほとんどなくなる。
動力伝達を行う。これによって,以下のことを実現す
る。 ・中継プーリを介して,駆動プーリと出力プーリの軸を
直交させる。 ・駆動プーリと出力プーリの直径比から,適切な減速比
を得る。 ・バックラッシュがほとんどなくなる。
【0011】(b) アクチュエータを支持フレームに固定
するのではなく,出力プーリと回転軸を共有した「揺動
フレーム」に固定する。この揺動フレームは,バネ等の
弾性体を介して支持フレームに接続されているため,支
持フレームと出力プーリとの間にバネの性質が生じる。
つまり,以下の作用を生じさせる。 ・アクチュエータが駆動軸を回し,出力プーリに接続さ
れたワイヤを引っ張る。 この結果,アクチュエータが固定された揺動フレーム
が,出力プーリと同軸に回転し始める。 ・揺動フレームに取り付けられた弾性体が,支持フレー
ムを押す。 ・支持フレームが出力プーリの軸まわりに回転し始め
る。
するのではなく,出力プーリと回転軸を共有した「揺動
フレーム」に固定する。この揺動フレームは,バネ等の
弾性体を介して支持フレームに接続されているため,支
持フレームと出力プーリとの間にバネの性質が生じる。
つまり,以下の作用を生じさせる。 ・アクチュエータが駆動軸を回し,出力プーリに接続さ
れたワイヤを引っ張る。 この結果,アクチュエータが固定された揺動フレーム
が,出力プーリと同軸に回転し始める。 ・揺動フレームに取り付けられた弾性体が,支持フレー
ムを押す。 ・支持フレームが出力プーリの軸まわりに回転し始め
る。
【0012】以上の力学的連鎖によって,この支持フレ
ームと出力プーリとの間にバネの性質が生じる。支持フ
レームと出力プーリとの間のトルクは,支持フレームと
揺動フレームとの間の位置的変位(すなわち弾性体の伸
縮量)に比例する。
ームと出力プーリとの間にバネの性質が生じる。支持フ
レームと出力プーリとの間のトルクは,支持フレームと
揺動フレームとの間の位置的変位(すなわち弾性体の伸
縮量)に比例する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2は,本発明の実施
の形態を示すロボットの関節機構の組立/分解図であ
る。図中,1はアクチュエータ,2は揺動フレーム,3
は駆動プーリ,4〜7は中継プーリ,8は支持フレー
ム,9は出力プーリ,10はワイヤ,11,12はバネ
である。
の形態を示すロボットの関節機構の組立/分解図であ
る。図中,1はアクチュエータ,2は揺動フレーム,3
は駆動プーリ,4〜7は中継プーリ,8は支持フレー
ム,9は出力プーリ,10はワイヤ,11,12はバネ
である。
【0014】本実施の形態におけるロボットの関節機構
は,以下の構造(各部材とその間の連結状態)を持つ。
例えばこの関節機構が人間型ロボットの肘の関節として
用いられる場合,支持フレーム8が上腕(または前腕)
に固着され,出力プーリ9の回転軸に前腕(または上
腕)が取り付けられることになる。
は,以下の構造(各部材とその間の連結状態)を持つ。
例えばこの関節機構が人間型ロボットの肘の関節として
用いられる場合,支持フレーム8が上腕(または前腕)
に固着され,出力プーリ9の回転軸に前腕(または上
腕)が取り付けられることになる。
【0015】支持フレーム8と揺動フレーム2とは,出
力プーリ9の回転軸のまわりに回転することができる。
これら部材の間に軸受(ころがり軸受・含油軸受)を入
れてもよいし,部材そのものに潤滑性を持たせてもよ
い。
力プーリ9の回転軸のまわりに回転することができる。
これら部材の間に軸受(ころがり軸受・含油軸受)を入
れてもよいし,部材そのものに潤滑性を持たせてもよ
い。
【0016】揺動フレーム2は,バネ11,12(弾性
を持った部材であればよく,材質や形状は問わない)を
介して,支持フレーム8と連結される。つまり,揺動フ
レーム2を出力プーリ9の回転軸のまわりに回転させれ
ば,その力はバネ11,12を介して支持フレーム8に
伝えられ,支持フレーム8も揺動フレーム2と同じよう
に回転しようとする。
を持った部材であればよく,材質や形状は問わない)を
介して,支持フレーム8と連結される。つまり,揺動フ
レーム2を出力プーリ9の回転軸のまわりに回転させれ
ば,その力はバネ11,12を介して支持フレーム8に
伝えられ,支持フレーム8も揺動フレーム2と同じよう
に回転しようとする。
【0017】アクチュエータ1は,揺動フレーム2に固
定される。アクチュエータ1の駆動軸からは,ワイヤ1
0によって出力プーリ9に動力が伝えられる。ワイヤ1
0の方向変換のために中継プーリ4〜7を利用する。本
実施の形態では,4個の中継プーリ4〜7を使用してい
るが,最低2個でも軸の直交化は可能であり,それ以上
であれば中継プーリの数は問わない。
定される。アクチュエータ1の駆動軸からは,ワイヤ1
0によって出力プーリ9に動力が伝えられる。ワイヤ1
0の方向変換のために中継プーリ4〜7を利用する。本
実施の形態では,4個の中継プーリ4〜7を使用してい
るが,最低2個でも軸の直交化は可能であり,それ以上
であれば中継プーリの数は問わない。
【0018】図3は,本実施の形態におけるワイヤ10
の取り付け方の例を示している。スムーズなワイヤ駆動
が可能になるように,本実施の形態では,図3のように
4個の中継プーリ4〜7を取り付け,ワイヤ10によっ
て駆動プーリ3の動力を出力プーリ4に伝達する。
の取り付け方の例を示している。スムーズなワイヤ駆動
が可能になるように,本実施の形態では,図3のように
4個の中継プーリ4〜7を取り付け,ワイヤ10によっ
て駆動プーリ3の動力を出力プーリ4に伝達する。
【0019】駆動プーリ3にはラセン状の溝を付け,ワ
イヤ10はその溝にそって数回ループを作り,駆動に必
要な摩擦力を得る。駆動プーリ3の両脇にある中継プー
リ4,5を,図3(B)に示すように,駆動軸方向にオ
フセットを与えて取り付ける。これによって,駆動プー
リ3の溝へのワイヤ10の巻き付けをスムーズに行な
う。
イヤ10はその溝にそって数回ループを作り,駆動に必
要な摩擦力を得る。駆動プーリ3の両脇にある中継プー
リ4,5を,図3(B)に示すように,駆動軸方向にオ
フセットを与えて取り付ける。これによって,駆動プー
リ3の溝へのワイヤ10の巻き付けをスムーズに行な
う。
【0020】また,本実施の形態では,ワイヤ10およ
びその張力のメンテナンス性を高めるために,ワイヤ1
0を開いた(ループ状でない)ものとし,その両端を,
出力プーリ9に付けた2つの溝にそれぞれ案内し,出力
プーリ9上でワイヤ10の張力を調整できるようにして
いる。しかし,ループ状のワイヤ10でも,本発明によ
る関節機構を実現することができる。この場合,出力プ
ーリ9上に1本の溝を付け,そこにワイヤ10を通し,
ワイヤ10の張力を例えば中継プーリ6,7の位置を変
えて経路長を調整することによって加減できるようにす
ればよい。
びその張力のメンテナンス性を高めるために,ワイヤ1
0を開いた(ループ状でない)ものとし,その両端を,
出力プーリ9に付けた2つの溝にそれぞれ案内し,出力
プーリ9上でワイヤ10の張力を調整できるようにして
いる。しかし,ループ状のワイヤ10でも,本発明によ
る関節機構を実現することができる。この場合,出力プ
ーリ9上に1本の溝を付け,そこにワイヤ10を通し,
ワイヤ10の張力を例えば中継プーリ6,7の位置を変
えて経路長を調整することによって加減できるようにす
ればよい。
【0021】本実施の形態による関節機構は,次のよう
に動作する。アクチュエータ1が動作し,駆動プーリ3
が回転すると,駆動プーリ3がワイヤ10を引っ張る。
ワイヤ10の張力は,中継プーリ4〜7を介して,出力
プーリ9を回転させる。言い換えれば,ワイヤ10の張
力は,出力プーリ9の回転軸のまわりに揺動フレーム2
を回転させることになる。
に動作する。アクチュエータ1が動作し,駆動プーリ3
が回転すると,駆動プーリ3がワイヤ10を引っ張る。
ワイヤ10の張力は,中継プーリ4〜7を介して,出力
プーリ9を回転させる。言い換えれば,ワイヤ10の張
力は,出力プーリ9の回転軸のまわりに揺動フレーム2
を回転させることになる。
【0022】揺動フレーム2が回転すると,支持フレー
ム8との間にあるバネ11,12に力(伸縮力)がかか
る。このバネ11,12にかかった力が支持フレーム8
を押し,支持フレーム8を出力プーリ9の回転軸のまわ
りに回転させる。この機構によって,関節にコンプライ
アンス(軟らかさ)を与えることができる。
ム8との間にあるバネ11,12に力(伸縮力)がかか
る。このバネ11,12にかかった力が支持フレーム8
を押し,支持フレーム8を出力プーリ9の回転軸のまわ
りに回転させる。この機構によって,関節にコンプライ
アンス(軟らかさ)を与えることができる。
【0023】図4は,本実施の形態におけるコンプライ
アンスの原理と実現方法の説明図,図5および図6は,
本実施の形態におけるコンプライアンス機構の動作を説
明する図である。
アンスの原理と実現方法の説明図,図5および図6は,
本実施の形態におけるコンプライアンス機構の動作を説
明する図である。
【0024】本実施の形態において,関節にコンプライ
アンスを与える機構の等価原理を示すと,図4(A)に
示すようになる。図4(B)にその実現機構を模式的に
示す。駆動軸13が動作し,駆動プーリ3が回転する
と,ワイヤ10を介して出力プーリ9が回転し,出力軸
14に取り付けられたアーム15が動作する。この際
に,駆動プーリ3および駆動軸13が支持されている揺
動フレーム2は,支持フレーム8にバネ11,12を介
して接続されているため,駆動プーリ3の回転に伴うワ
イヤ10の張力によって揺動フレーム2自体も出力軸1
4のまわりにわずかに回転する。図5に,そのときのバ
ネ11,12の変位と揺動フレーム2の動きを示す。バ
ネ11,12の変位は,駆動力に比例することなる。こ
れによって,駆動時におけるコンプライアンスが実現さ
れる。
アンスを与える機構の等価原理を示すと,図4(A)に
示すようになる。図4(B)にその実現機構を模式的に
示す。駆動軸13が動作し,駆動プーリ3が回転する
と,ワイヤ10を介して出力プーリ9が回転し,出力軸
14に取り付けられたアーム15が動作する。この際
に,駆動プーリ3および駆動軸13が支持されている揺
動フレーム2は,支持フレーム8にバネ11,12を介
して接続されているため,駆動プーリ3の回転に伴うワ
イヤ10の張力によって揺動フレーム2自体も出力軸1
4のまわりにわずかに回転する。図5に,そのときのバ
ネ11,12の変位と揺動フレーム2の動きを示す。バ
ネ11,12の変位は,駆動力に比例することなる。こ
れによって,駆動時におけるコンプライアンスが実現さ
れる。
【0025】また,外からの応力(障害物との接触など
による力)に対しても,本実施の形態による関節機構
は,コンプライアンスを持つことになる。図6に,外部
からの応力に対する応答を示す。バネ11,12の変位
は,外部から加えられる応力に比例する。
による力)に対しても,本実施の形態による関節機構
は,コンプライアンスを持つことになる。図6に,外部
からの応力に対する応答を示す。バネ11,12の変位
は,外部から加えられる応力に比例する。
【0026】関節にかかるトルクは,駆動力と応力の合
力である。バネ11,12の内部に「力センサ」や「変
位センサ」(トルクは変位に比例する)を加えることに
よって,関節にかかるトルクを計測することができる。
力である。バネ11,12の内部に「力センサ」や「変
位センサ」(トルクは変位に比例する)を加えることに
よって,関節にかかるトルクを計測することができる。
【0027】以上のロボットの関節機構と従来のロボッ
ト関節機構とを比較すると,以下のとおりである。
ト関節機構とを比較すると,以下のとおりである。
【0028】従来方法では,歯車を利用した減速機構が
多用されていたため,バックラッシュ(ガタ)は避けら
れず,減速比が大きくなるほどバックラッシュは増大し
ていた。これに対し,本関節機構では,ワイヤを利用し
た減速機構により,バックラッシュを発生させずに,
1:2〜1:10程度の減速比を実現することができ
る。
多用されていたため,バックラッシュ(ガタ)は避けら
れず,減速比が大きくなるほどバックラッシュは増大し
ていた。これに対し,本関節機構では,ワイヤを利用し
た減速機構により,バックラッシュを発生させずに,
1:2〜1:10程度の減速比を実現することができ
る。
【0029】また,従来方法では,駆動軸と出力軸とを
直交させるために「かさ歯車」を利用していたため,重
量的にもスペース的にも大きなものになっていた。本関
節機構では,ワイヤと中継プーリとを利用して動力伝達
を実現することによって,重量およびスペースの問題を
解決することができる。
直交させるために「かさ歯車」を利用していたため,重
量的にもスペース的にも大きなものになっていた。本関
節機構では,ワイヤと中継プーリとを利用して動力伝達
を実現することによって,重量およびスペースの問題を
解決することができる。
【0030】また,従来方法でコンプライアンスを実現
するには,トーションスプリング(硬体の歪みを利用し
たバネ)を駆動軸と出力軸の間に入れる必要があり,重
量的にもスペース的にも大きなものになっていた。本関
節機構では,コイルバネやゴムブッシュのような小さな
弾性体を利用することによって,この問題を克服してい
る。
するには,トーションスプリング(硬体の歪みを利用し
たバネ)を駆動軸と出力軸の間に入れる必要があり,重
量的にもスペース的にも大きなものになっていた。本関
節機構では,コイルバネやゴムブッシュのような小さな
弾性体を利用することによって,この問題を克服してい
る。
【0031】以上,人間型ロボットの関節機構の例を説
明したが,もちろん本発明による関節機構は,屈伸動作
を伴うあらゆる関節に適用可能である。
明したが,もちろん本発明による関節機構は,屈伸動作
を伴うあらゆる関節に適用可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明による効果は,次のとおりであ
る。 (a) ワイヤを利用した動力伝達により,アクチュエータ
駆動軸と出力軸との間のバックラッシュ(いわゆるガ
タ)をほとんど排除している。 (b) バネを利用した揺動フレームを採用することによっ
て,コンプライアンス(軟らかさ)を実現している。 (c) アクチュエータ駆動軸と出力軸とを直交させてい
る。これはロボットの関節を実現するために都合がよ
い。 (d) 以上のことを,きわめて小さなスペースで実現でき
ている。
る。 (a) ワイヤを利用した動力伝達により,アクチュエータ
駆動軸と出力軸との間のバックラッシュ(いわゆるガ
タ)をほとんど排除している。 (b) バネを利用した揺動フレームを採用することによっ
て,コンプライアンス(軟らかさ)を実現している。 (c) アクチュエータ駆動軸と出力軸とを直交させてい
る。これはロボットの関節を実現するために都合がよ
い。 (d) 以上のことを,きわめて小さなスペースで実現でき
ている。
【図1】本発明の実施の形態を示すロボットの関節機構
の組立/分解図である。
の組立/分解図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すロボットの関節機構
の組立/分解図である。
の組立/分解図である。
【図3】本実施の形態におけるワイヤの取り付け方の例
を示す図である。
を示す図である。
【図4】本実施の形態におけるコンプライアンスの原理
と実現方法の説明図である。
と実現方法の説明図である。
【図5】本実施の形態におけるコンプライアンス機構の
動作を説明する図である。
動作を説明する図である。
【図6】本実施の形態におけるコンプライアンス機構の
動作を説明する図である。
動作を説明する図である。
【図7】本発明を適用する人間型ロボットの例を示す図
である。
である。
1 アクチュエータ 2 揺動フレーム 3 駆動プーリ 4〜7 中継プーリ 8 支持フレーム 9 出力プーリ 10 ワイヤ 11,12 バネ
Claims (1)
- 【請求項1】 第1のアームまたはボディと第2のアー
ムまたはボディとを屈伸させるロボットの関節機構であ
って,前記第1のアームまたはボディに取り付けられる
支持フレームと,前記支持フレームに対して回転可能に
取り付けられ前記第2のアームまたはボディを屈伸させ
る出力プーリと,前記支持フレームに弾性体を介して接
続され,前記出力プーリと回転軸を共有する揺動フレー
ムと,前記揺動フレームに設置されるアクチュエータ
と,前記アクチュエータによって駆動される駆動プーリ
と,ワイヤを介して前記駆動プーリから前記出力プーリ
への動力伝達を行なうための複数の中継プーリとを有
し,前記駆動プーリの駆動軸と前記出力プーリの出力軸
とが直交するように配置されていることを特徴とするロ
ボットの関節機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000377084A JP2002178290A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | ロボットの関節機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2014213416A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | ロボット装置及びその動作方法 |
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-
2000
- 2000-12-12 JP JP2000377084A patent/JP2002178290A/ja active Pending
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