JP2002177850A - 高粘性流体流出装置 - Google Patents

高粘性流体流出装置

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JP2002177850A
JP2002177850A JP2000372858A JP2000372858A JP2002177850A JP 2002177850 A JP2002177850 A JP 2002177850A JP 2000372858 A JP2000372858 A JP 2000372858A JP 2000372858 A JP2000372858 A JP 2000372858A JP 2002177850 A JP2002177850 A JP 2002177850A
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fluid pump
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operated
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Keisuke Doi
啓祐 土井
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Noritake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高粘性流体の流出量が得られるとともに、高
粘性流体の流出停止のために流体ポンプを停止させても
ノズルからの漏出のない高粘性流体流出装置を提供す
る。 【解決手段】 高粘性流体流出装置14では、高粘性流
体であるライニング樹脂12を塗布する作業に際して、
スイッチ装置50が作動位置に操作された場合には電動
式流体ポンプ28が正転させられ、そのスイッチ装置5
0が停止位置に操作された場合はその電動式流体ポンプ
28が所定期間逆転させられた後に停止させられるの
で、ホース36の先端部に開閉弁を設けなくてもよくな
り、ライニング樹脂12の流通抵抗が低下させられてそ
の流出量が十分に得られるようになるとともに、ホース
36内の残圧が低下させられ、高粘性のライニング樹脂
12の流出停止中にそのライニング樹脂12がノズル部
材46の長手状開口58からの漏出することが好適に防
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体ポンプからホ
ースを通して圧送された高粘性流体を、作業者による流
出制御操作に応じてノズルから流出させる形式の高粘性
流体流出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、コンクリートの壁面上に耐久
性のあるライニング樹脂層を形成するために塗布される
ライニング樹脂(低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニール樹
脂、エチレン−酢酸共重合樹脂など)のような、高粘性
流体を作業者の必要に応じて流出させるための高粘性流
体流出装置が提案されている。このような高粘性流体流
出装置は、流体ポンプからホースを通して圧送された高
粘性流体を、ホースの先端部に設けられた開閉弁を操作
することにより、その操作に応じて高粘性流体が開閉弁
の下流側に設けられたノズルから流出させられるように
なっている。
【0003】これによれば、ホースの先端部に設けられ
た開閉弁が作業者により開かれると高粘性流体がノズル
から流出させられ、その開閉弁が作業者により閉じられ
ると高粘性流体がノズルから流出することが停止させら
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の高粘性流体流出装置によれば、高粘性流体のホース
内の流通による粘性抵抗だけでなく、そのホースの先端
部に設けられた開閉弁がたとえ開放された状態でも一種
の絞りとなって高粘性流体の流体抵抗を大きくすること
から、流体ポンプの吐出圧能力を大幅に高めたものと必
要とするとともに、流出量が能率的な塗布作業などのた
めに不十分となる欠点があった。
【0005】これに対し、ホースの先端部に設けられた
開閉弁を除去することにより流体抵抗を低くすることが
考えられる。この場合には、高粘性流体の流出量が得ら
れて能率的な塗布作業が可能となるが、作業の切れ目に
おける流出停止時、或いは休憩による作業中断のための
流出停止時において流体ポンプを停止させると、ホース
内の残圧によってホース内の高粘性流体がノズルから漏
れ出るので、仕上げ面を損なって再仕上げが必要となっ
たり、漏れ出た高粘性流体が作業環境を低下させるとい
う不都合があった。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、高粘性流体の流
出量が得られるとともに、高粘性流体の流出停止のため
に流体ポンプを停止させてもノズルからの漏出のない高
粘性流体流出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、流体ポンプからホー
スを通して圧送された高粘性流体を作業者による流出制
御操作に応じてノズルから流出させる形式の高粘性流体
流出装置であって、(a) 前記作業者により操作されるス
イッチ装置と、(b) そのスイッチ装置が作動位置に操作
された場合には前記流体ポンプを正転させ、そのスイッ
チ装置が停止位置に操作された場合はその流体ポンプを
所定期間逆転させた後に停止させる流体ポンプ駆動制御
装置とを、含むことにある。
【0008】
【発明の効果】このようにすれば、流体ポンプ駆動制御
装置により、スイッチ装置が作動位置に操作された場合
には流体ポンプが正転させられ、そのスイッチ装置が停
止位置に操作された場合はその流体ポンプが所定期間逆
転させられた後に停止させられる。このため、ホースの
先端部に開閉弁を設けなくてもよくなるので、高粘性流
体の流体抵抗が低下させられてその流出量が得られる。
しかも、高粘性流体がノズルから流出することを停止さ
せるために流体ポンプを停止させる場合にはその停止に
先立って流体ポンプが所定期間逆転させられるので、ホ
ース内の残圧が低下させられ、高粘性流体の流出停止中
に高粘性流体がノズルからの漏出することが好適に防止
される。
【0009】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記流体ポンプ
駆動制御装置は、前記スイッチ装置が停止位置に操作さ
れた場合は、流体ポンプの停止に先立って、予め設定さ
れた逆転時間だけ前記流体ポンプを逆転させるものであ
る。この逆転時間は、ホース内の残圧を除去し且つノズ
ルから高粘性流体が僅かに引きこまれる程度に必要かつ
十分な時間に設定される。これにより、高粘性流体の流
出停止中に高粘性流体がノズルからの漏出することが好
適に防止される。
【0010】また、好適には、前記スイッチ装置は、一
時的に高粘性流体のノズルからの流出を止めるための第
1逆転時間を選択する第1逆転時間選択スイッチと、所
定時間以上高粘性流体のノズルからの流出を止めるため
の第2逆転時間を選択する第2逆転時間選択スイッチと
を備え、前記流体ポンプ駆動制御装置は、その第1逆転
時間選択スイッチが操作された場合には、予め設定され
た第1逆転時間だけ前記流体ポンプの停止に先立ってそ
の流体ポンプを逆転させ、上記第2逆転時間選択スイッ
チが操作された場合には、第1逆転時間よりも長い時間
に予め設定された第2逆転時間だけ前記流体ポンプの停
止に先立ってその流体ポンプを逆転させるものである。
このようにすれば、第1逆転時間選択スイッチの操作に
より第1逆転時間だけ逆転させられた後で高粘性流体の
ノズルからの流出が止められるので、その後にスイッチ
装置が作動位置に再操作されたときには、高粘性流体が
直ちにノズルから流出再開させられるので、所定長さの
塗布ストロークを繰り返す塗布作業などにおいて高い作
業能率が得られる。また、第2逆転時間選択スイッチの
操作により第1逆転時間より長く設定された第2逆転時
間だけ逆転させられた後で高粘性流体のノズルからの流
出が止められるので、比較的長時間作業を中止或いは中
断する場合でも、高粘性流体が重力の作用などによりノ
ズルから漏れ出ることが好適に防止される。
【0011】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一適用例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1乃至図3は、下水処理層、薬液層など
のコンクリート製液槽内や、コンクリート製構築物の外
面などのコンクリート壁面10に液漏れ防止や腐食防止
を目的として樹脂ライニング加工を施工するに際して、
高粘性流体であるライニング樹脂12をそのコンクリー
ト壁面10に塗布するために用いる高粘性流体流出装置
14の構成を示すものであり、図1はその高粘性流体流
出装置14のノズル装置16の斜視図を示し、図2はそ
の高粘性流体流出装置14のライニング樹脂圧送装置1
8の構成を説明する断面図を示し、図3は流体ポンプ駆
動制御装置60の回路構成を示している。
【0013】上記ライニング樹脂12は、たとえば低密
度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、塩化ビニール樹脂、エチレン−酢酸共重
合樹脂、オレフィン系樹脂などのような熱可塑性樹脂で
あり、たとえばチップ形状或いはペレット状の状態か
ら、上記高粘性流体流出装置14のライニング樹脂圧送
装置18において加熱溶融されることによりたとえば1
00000pa.s程度の高粘性流動体とされ、圧送さ
れるものである。このライニング樹脂圧送装置18は、
底面に複数の突起20を備えてハウジング22と一体的
に設けられ、上記チップ状或いはペレット状の熱可塑性
樹脂23を収容する収容容器24と、チップ状或いはペ
レット状の熱可塑性樹脂23を200℃程度に加熱して
熱溶解するために上記突起20を含むハウジング22内
の吸引通路25および圧送通路26を加熱するようにハ
ウジング22に埋設された埋設ヒータ27と、ハウジン
グ22に固定され、収容容器24内でチップ形状或いは
ペレット状の熱可塑性樹脂23が溶解させられることに
より高粘性流体とされたライニング樹脂12を上記吸引
通路25を介して吸引すると同時に上記圧送通路26を
介してたとえば120kg/cm2 程度の吐出圧で圧送
する電動式流体ポンプ28と、その圧送通路26の途中
に設けられたフィルタ30と、その圧送通路26内の圧
力が所定値以上となるとその圧送通路26を上記収容容
器24に連通する戻り通路32に開放するリリーフ弁3
4と、上記圧送通路26の出口に基端部が接続されたた
とえば数m乃至十m程度のホース36とを備えている。
このホース36には図示しない保温ヒータが巻き付けら
れており、ホース36内を圧送される高粘性の流動性ラ
イニング樹脂12が保温されるようになっている。
【0014】上記電動式流体ポンプ28は、電動機38
と、それにより駆動される容積型ポンプ40とから構成
されており、正転駆動時においては上記加熱により流動
状態とされた高粘性のライニング樹脂12を加圧により
ホース36側へ圧送するが、逆転駆動時においてはホー
ス36側からその中に滞留している高粘性流体であるラ
イニング樹脂12を負圧により吸引して収容容器24側
へ引き戻すものである。上記容積型ポンプ40は、ルー
ツ式ポンプ、ギヤ式ポンプなどであってもよいが、好適
には、スネーク状或いは螺旋状に曲がったロータを備え
ることにより高粘性流体の送給に適したスネーク型ポン
プが用いられる。
【0015】上記ホース36の先端部には、流量制御或
いは開閉制御のための開閉弁が設けられておらず、図2
に示すノズル装置16が接続されている。このノズル装
置16は、ホース36が接続されている円筒状接続部材
42に固定されたハンドル44と、その円筒状接続部材
42に固定されたノズル部材46とを備えている。ハン
ドル44は、作業者の手によって把持されるものであ
り、その基端部には、作業者により操作されるスイッチ
装置50が設けられる。このスイッチ装置50には、起
動操作スイッチ52と、機構的に択一的に作動させられ
る第1逆転時間選択スイッチ54および第2逆転時間選
択スイッチ56が設けられている。上記加熱により流動
状態とされた高粘性のライニング樹脂12をノズル部材
46の先端から流出開始させる場合には、上記起動操作
スイッチ52が押圧操作すなわち作動位置(オン位置)
へ操作される。そのノズル部材46の先端から流出させ
られている高粘性のライニング樹脂12を一時的に停止
させる場合には、上記第1逆転時間選択スイッチ54が
作動位置(オン位置)へ操作される。また、ノズル部材
46の先端から流出させられている高粘性のライニング
樹脂12をたとえば休憩時間のような比較的長い所定時
間停止させる場合には、上記第2逆転時間選択スイッチ
56が作動位置(オン位置)へ操作される。
【0016】上記ノズル部材46は、円筒状接続部材4
2が固定された部分から先端に向かうほど幅が広くなる
形状に形成されており、その先端部には幅方向に長いス
リット開口すなわち長手状開口58が設けられている。
起動操作スイッチ52が押圧操作されることにより電動
式流体ポンプ28が起動させられているときには、加熱
により流動状態とされた高粘性のライニング樹脂12が
その長手状開口58から所定の速度で流出させられる。
この状態でハンドル44を介して作業者により支持され
たノズル装置16が上記長手状開口58の向きとは反対
側へ所定速度で移動させられることにより、流動状態と
された高粘性のライニング樹脂12がコンクリート壁面
10上に所定厚みで塗布される。これにより、コンクリ
ート壁面10上をライニング樹脂12で覆うための樹脂
ライニングが施工される。
【0017】図3の流体ポンプ駆動制御装置60におい
て、起動操作スイッチ52が押圧操作される間は、リレ
ーCR1および正転リレーCRFが作動側に切り換えら
れた状態で保持されるとともに電動式流体ポンプ28が
正転駆動されることから、高粘性のライニング樹脂12
がノズル部材46の先端部から流出させられるので、ノ
ズル装置16が作業者によって図1の矢印の方向へ所定
速度で移動させられることにより、流動状態とされた高
粘性のライニング樹脂12がコンクリート壁面10上に
所定厚みで塗布される。この状態でたとえばノズル装置
16が塗布スロトークの終点に到達することにより上記
起動操作スイッチ52が離されてその操作が停止される
と、保持リレーCR2は上記リレーCR1の作動以後に
その作動(オン)がホールドされている一方でそれまで
作動(オン)させられていた正転リレーCRFが非作動
(オフ)とされるので、逆転リレーCRRが作動状態と
されて電動式流体ポンプ28が逆転駆動される。同時
に、予め択一的に切換られる第1逆転時間選択スイッチ
54或いは第2逆転時間選択スイッチ56に応じて第1
タイマTR1或いは第2タイマTR2が作動させられ
る。第1逆転停止時間選択スイッチ54により第1タイ
マTR1が選択されている場合は、たとえば5秒程度に
設定された第1タイマTR1の第1設定時間T1 が満了
するまでは上記電動式流体ポンプ28が逆転駆動が継続
されるが、その第1タイマTR1の第1設定時間(第1
逆転時間)T1 が満了すると保持リレーCR2が非作動
(オフ)とされ、逆転リレーCRRも非作動状態とされ
て電動式流体ポンプ28が停止させられる。また、休憩
などの比較的長い塗布作業中断に際して第2逆転時間選
択スイッチ56により第2タイマTR2が選択されてい
る場合は、たとえば5分程度に設定された第2タイマT
R2の第2設定時間(第2逆転時間)T2 が満了するま
では上記電動式流体ポンプ28が逆転駆動が継続される
が、その第2タイマTR2の第2設定時間T2 が満了す
ると保持リレーCR2が非作動(オフ)とされ、逆転リ
レーCRRも非作動状態とされて電動式流体ポンプ28
が停止させられる。
【0018】上述のように、本実施例の高粘性流体流出
装置14では、作業者により操作されるスイッチ装置5
0と、そのスイッチ装置50が作動位置に操作された場
合には電動式流体ポンプ28を正転させ、そのスイッチ
装置50が停止位置に操作された場合はその電動式流体
ポンプ28を所定期間逆転させた後に停止させる流体ポ
ンプ駆動制御装置60とを備えていることから、たとえ
ば高粘性流体であるライニング樹脂12を塗布する作業
に際して、スイッチ装置50が作動位置に操作された場
合には電動式流体ポンプ28が正転させられ、そのスイ
ッチ装置50が停止位置に操作された場合はその電動式
流体ポンプ28が所定期間逆転させられた後に停止させ
られるので、ホース36の先端部に開閉弁を設けなくて
もよくなり、ライニング樹脂12の流体抵抗すなわち流
通抵抗が低下させられてその流出量が十分に得られるよ
うになる。たとえば、本発明者の実験によれば、ホース
の先端部に開閉弁を設ける従来の場合は、圧送圧力90
bar、塗布量63g/minであったのに対し、本実
施例によれば、電動式流体ポンプ28の圧送圧力は43
barに低下すると同時に、410g/minという大
きな塗布量が得られた。
【0019】しかも、ライニング樹脂12がノズル部材
46から流出することを停止させるために電動式流体ポ
ンプ28を停止させる場合にはその停止に先立って電動
式流体ポンプ28が所定期間逆転させられるので、ホー
ス36内の残圧が低下させられ、高粘性のライニング樹
脂12の流出停止中にそのライニング樹脂12がノズル
部材46の長手状開口58からの漏出することが好適に
防止される。
【0020】また、本実施例の流体ポンプ駆動制御装置
60は、スイッチ装置50が停止位置に操作された場合
は、電動式流体ポンプ28の停止に先立って、予め設定
された逆転時間T1 だけその電動式流体ポンプ28を逆
転させるものであるとともに、その逆転時間T1 は、ホ
ース36内の残圧を除去し且つノズル部材46の長手状
開口58から高粘性のライニング樹脂12が僅かに引き
こまれる程度に必要かつ十分な時間に設定されるので、
高粘性のライニング樹脂12の流出停止中にそのライニ
ング樹脂12がノズル部材46の長手状開口58からの
漏出することが好適に防止される。
【0021】また、本実施例のスイッチ装置50は、一
時的に高粘性流体のノズルからの流出を止めるための第
1逆転時間T1 を選択する第1逆転時間選択スイッチ5
4と、所定時間以上高粘性流体のノズルからの流出を止
めるための第2逆転時間T2を選択する第2逆転時間を
選択する第2逆点時間選択スイッチ56とを備え、流体
ポンプ駆動制御装置60は、その第1逆転時間選択スイ
ッチ54が操作された場合には、予め設定された第1逆
転時間T1 だけ電動機流体ポンプ28の停止に先立って
その電動機流体ポンプ28を逆転させ、上記第2逆転時
間選択スイッチ56が操作された場合には、その第1逆
転時間T1 よりも長い時間に予め設定された第2逆転時
間T2 だけ電動機流体ポンプ28の停止に先立ってその
電動機流体ポンプ28を逆転させるものであることか
ら、第1逆転時間選択スイッチ54の操作により第1逆
転時間T1 だけ逆転させられた後でライニング樹脂(高
粘性流体)12のノズル部材46からの流出が止められ
るので、その後にスイッチ装置50の起動操作スイッチ
52が作動位置に再操作されたときには、ライニング樹
脂12が直ちにノズル部材46の長手状開口58から流
出再開させられるので、所定長さの塗布ストロークを繰
り返す塗布作業などにおいて高い作業能率が得られる。
また、第2逆転時間選択スイッチ56の操作により第1
逆転時間T1 より長く設定された第2逆転時間T2 だけ
逆転させられた後で高粘性のライニング樹脂12のノズ
ル部材46からの流出が止められるので、比較的長時間
作業を中止或いは中断する場合でも、高粘性のライニン
グ樹脂12が重力の作用などによりノズル部材46の長
手状開口58から漏れ出ることが好適に防止される。
【0022】以上、本発明の一実施例を図面を用いて説
明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0023】たとえば、前述の実施例の駆動制御装置6
0は、リレーにより構成されたものであったが、無接点
リレーにより構成された制御回路、マイクロコンピュー
タにより構成された電子制御回路などであってもよい。
【0024】また、前述の実施例では、電動式流体ポン
プ28はリレーCRFおよびリレーCRRによってその
正転および逆転が制御されるものであったが、パワート
ランジスタ、SCRなどの電流制御素子を用いて制御さ
れるものであってもよい。
【0025】また、前述の実施例のスイッチ装置50に
は、3つのスイッチすなわち起動操作スイッチ52と、
機構的に択一的に作動させられる第1逆転時間選択スイ
ッチ54および第2逆転時間選択スイッチ56とが設け
られていたが、2つのスイッチたとえば起動操作スイッ
チ52と第1逆転時間選択スイッチ54、或いは起動操
作スイッチ52と第2逆転時間選択スイッチ56が設け
られていてもよい。また、スイッチ装置50には1つの
操作スイッチが設けられていてもよい。この場合には、
たとえば、その操作スイッチがその作動位置まで一旦押
圧されると電動式流体ポンプ28が正転駆動され、その
操作スイッチが再度押圧されると、電動式流体ポンプ2
8が所定時間逆転駆動された後に停止するように、前記
駆動制御装置60が構成される。
【0026】また、前述の実施例の電動式流体ポンプ2
8すなわち電動機38は、直流モータであってもよいし
交流モータであってもよい。要するに、容積型ポンプ4
0を正転駆動および逆転駆動できるものであればよい。
【0027】また、前述の実施例では、高粘性流体流出
装置14が加熱溶融されることにより高粘性流体とされ
たライニング樹脂12をコンクリート壁面10の上に塗
布する作業に用いる場合について説明されていたが、高
粘性流体を複数の場所に定量的に繰り返し注入するディ
スペンサとして用いるなどの他の種類の作業に対しても
用いられる。
【0028】また、前述の実施例のスイッチ装置50
は、作業者の手或いは指により操作されるようにハンド
ル50の基端部に設けられていたが、作業者の足により
操作されるようにフレーム或いは床に設けられていても
よい。
【0029】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の高粘性流体流出装置の構成
を説明する図であって、そのライニング樹脂圧送装置を
示す断面図である。
【図2】図1の実施例の高粘性流体流出装置の構成を説
明する図であって、そのノズル装置を示す斜視図であ
る。
【図3】図1の実施例の高粘性流体流出装置の駆動制御
装置の回路構成を説明する制御回路図である。
【符号の説明】
10:コンクリート壁面 12:ライニング樹脂(高粘性流体) 14:高粘性流体流出装置 16:ノズル装置(ノズル) 28:電動式流体ポンプ(流体ポンプ) 36:ホース 36:ホース 50:スイッチ装置 60:流体ポンプ駆動制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体ポンプからホースを通して圧送され
    た高粘性流体を作業者による流出制御操作に応じてノズ
    ルから流出させる形式の高粘性流体流出装置であって、 前記作業者により操作されるスイッチ装置と、 該スイッチ装置が作動位置に操作された場合には前記流
    体ポンプを正転させ、該スイッチ装置が停止位置に操作
    された場合は該流体ポンプを所定期間逆転させた後に停
    止させる流体ポンプ駆動制御装置とを、含むことを特徴
    とする高粘性流体流出装置。
  2. 【請求項2】 前記流体ポンプ駆動制御装置は、前記ス
    イッチ装置が停止位置に操作された場合は、前記流体ポ
    ンプの停止に先立って、予め設定された逆転時間だけ前
    記流体ポンプを逆転させるものである請求項1の高粘性
    流体流出装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ装置は、一時的に高粘性流
    体の流出を止めるために第1停止操作スイッチと、所定
    時間以上高粘性流体の流出を止めるための第2停止操作
    スイッチとを備え、前記流体ポンプ駆動制御装置は、該
    第1停止操作スイッチが操作された場合には、予め設定
    された第1逆転時間だけ前記流体ポンプの停止に先立っ
    てその流体ポンプを逆転させ、該第2停止操作スイッチ
    が操作された場合には、該第1逆転時間よりも長い時間
    に予め設定された第2逆転時間だけ前記流体ポンプの停
    止に先立ってその流体ポンプを逆転させるものである請
    求項1または2の高粘性流体流出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006111437A1 (de) * 2005-04-19 2006-10-26 Delle Vedove Maschinenbau Gmbh Klebstoffschmelzer und schlitzdüsenauftragsaggregat

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WO2006111437A1 (de) * 2005-04-19 2006-10-26 Delle Vedove Maschinenbau Gmbh Klebstoffschmelzer und schlitzdüsenauftragsaggregat

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