JP2002176431A - パケット転送装置及びそれに用いる転送情報管理方法並びにその転送情報検索方法 - Google Patents

パケット転送装置及びそれに用いる転送情報管理方法並びにその転送情報検索方法

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JP2002176431A JP2000370837A JP2000370837A JP2002176431A JP 2002176431 A JP2002176431 A JP 2002176431A JP 2000370837 A JP2000370837 A JP 2000370837A JP 2000370837 A JP2000370837 A JP 2000370837A JP 2002176431 A JP2002176431 A JP 2002176431A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
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  • Signal Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エントリ間の競合問題を回避可能とし、エン
トリ管理コストの軽減及びエントリ設定処理の能力向上
を図ることが可能なパケット転送装置を提供する。 【解決手段】 検索処理回路1はIPパケット入力され
ると、パケット検索情報を送出してパケット検索テーブ
ル2のCAM20による検索を行う。パケット検索テー
ブル2のCAM20の検索ではヒットしたエントリの登
録位置が出力される。転送情報アドレステーブル20か
らは転送情報が設定されている各テーブルのアドレス情
報が取得され、そのアドレス情報に基づいてポリサー情
報テーブル21、アプリケーション転送情報テーブル2
2、システム内共通転送情報テーブル23、出力情報テ
ーブル24からそれぞれ転送情報が読出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケット転送装置及
びそれに用いる転送情報管理方法並びにその転送情報検
索方法に関し、特にIP(Internet Prot
ocol)パケット転送におけるQoS(Qualit
y of Service)保証に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、IPパケットの転送においては、
ユーザが利用できる通信伝送帯域をネッワークの混雑時
に保証しないベストエフォート(BE:Best Ef
fort)転送が一般的である。しかしながら、ネッワ
ークの混雑時の通信伝送帯域を保証するIPパケットの
転送において、伝送遅延、揺らぎ、最低保証速度、ピー
ク値等をパラメータとして持つQoSを提供する際に、
如何にしてそのQoS保証を行うかが議論されている。
【0003】このQoS技術の要素としては、大きくわ
けて、パケットの情報を基にパケットのフロー(Flo
w)/クラス(Class)を識別する「Classi
fy(分類)」、フローの「Classify」によっ
て識別されたパケットのAdmission Cont
rol(受付け制御)を行う「Policing」、
「Classify」によって識別されたパケットをど
のように転送するかを決定する「Forwardin
g」の3つに分類することができる。
【0004】「Classify」は複数情報(キー)
を基にした高速検索であり、「Policing」は受
付け制御の判定要因[強制廃棄、流入レート計測、CC
(Central Control eqipmen
t:中央制御装置)使用率計測等]であり、「Forw
ading」はキューイングアルゴリズム、load−
balancing、高速迂回等である。
【0005】上記の「Classify」としてはIP
パケット転送におけるフロー識別検索方式がある。この
フロー識別検索方式では、図16に示すように、CAM
(Content−Addressable Memo
ry:連想記憶装置)12という高速検索可能なメモリ
を使用している。
【0006】CAM12には予めヒットさせた検索パタ
ーンエントリ(以下、エントリとする)を書込んでお
き、IPパケットが到着すると、検索処理回路11はそ
の検索情報をCAM12に入力する。検索処理回路11
はその検索情報によるCAM12の検索でヒットしたエ
ントリの登録位置(アドレス情報)を得ると、その登録
位置を基にアクション解決メモリ13のエントリからア
クション解決情報を読出し、そのアクション解決情報に
基づいてパケットアクションを解決する。
【0007】ここで、CAM12への検索キーの登録に
おいては送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、D
SPC、TCP(Transmission Cont
rol Protocol)/UDP(User Da
tagram Protocol)等が登録されている
ので、パケットの検索情報としても送信元IPアドレ
ス、送信先IPアドレス、DSPC、TCP/UDP等
が与えられる。
【0008】ハードウェアでは上記の一連の動作によっ
てパケット転送情報の解決を行っている。ここで重要と
なるのが、上記のCAM12への検索キーの登録及びC
AM12に対する検索処理である。上記の一連の動作で
はCAM12に対してその制限によって上位エントリか
ら検索していき、最初にヒットしたエントリが採用され
るので、エントリの登録順序に大きな意味を持ってい
る。よって、CAM12に対する検索回数が一回であれ
ば、上位エントリに重要な機能のエントリを書く必要が
ある。
【0009】現在のハードウェアではCAM12に対す
る検索処理において機能的に2回の検索(「QoSフロ
ーエントリの検索」及び「ルーティングエントリの検
索」)を行っており、検索キーの登録はソフトウェアで
行っている。これら2回の検索の違いは「QoSフロー
エントリの検索」が複数のキー情報(例えば、送信元I
Pアドレスや送信先IPアドレス等)で検索するのに対
し、「ルーティングエントリの検索」が送信先IPアド
レスのみで検索する点にある。
【0010】また、これら2回の検索の機能的な違いは
「QoSフローエントリの検索」が一致したパケットの
QoS情報解決を目的とし、「ルーティングエントリの
検索」が宛先(出力先)解決を目的としている点にあ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のQoS
技術では、上記の如く、「Classify」において
高速検索を実現するためにCAMを使用し、CAMに登
録するエントリが登録順序に大きな意味を持ち、またエ
ントリの更新の際に如何に効率良く処理が行えるかも重
要なポイントとなる。現在のエントリ管理は登録順序の
制御も複雑で制限が多く、また効率のよいエントリの更
新方法も具体化されていない。
【0012】「Policing」では、現在、強制廃
棄(フィルタリング)、流入レートチェック(廃棄、ク
ラス変更)を行っているが、システム状態に合わせた制
御[CC使用率による受付け判定等]は行っていない。
システムダウンが深刻な影響を与えるキャリア向けIP
−Switchを考える場合、このような機能が必要と
思われる。
【0013】「Forwarding」ではForwa
rding情報更新処理において複数箇所を更新する必
要があり、処理能力に問題がある。また、出力回線決
定、その他のアプリケーションに依存するアクション決
定方式においては、「Classify」から直接、出
力回線、その他のアクションを決定しており、出力回線
状態、アプリケーションに柔軟に対応することができる
構成となっていない。
【0014】また、QoS技術といった時に、転送に関
することといったイメージがあるが、実際にはQoS技
術によって転送されたパケットの統計情報を収集し、設
定されたQoSが保証されているかどうかの正確な情報
をユーザが知ることも大切な要素である。
【0015】すなわち、エントリに一致したパケットに
対して許可(permit)/廃棄(deny)の判定
を行うパケットフィルタリングにおいては、QoS転送
エントリ検索と同じ検索であるので、あるエントリを許
可としたい場合に、その他のQoS転送エントリによっ
て設定が非常に複雑になるか、もしくは機能に制限が発
生するという第1の問題がある。また、エントリ管理で
は必ず転送されるパケットの登録を前提としているた
め、任意のパケットアカウンティング機能を提供するこ
とができないという第2の問題がある。
【0016】ここで、上記の問題について、図17を参
照して説明する。第1の問題の場合、保守者が送信元I
Pアドレス「10.40.*.*」を許可し、送信元I
Pアドレス「10.*.*.*」を廃棄したい場合、図
17(a)に示すような論理的イメージに設定すれば、
その機能を提供することができる。
【0017】しかしながら、これに送信元IPアドレス
「10.40.22.*」及び「10.42.68.
*」のパケットにQoS転送という設定が必要になる
と、上記のエントリ機能の有効性を保つために、図17
(b)に示すような設定としなければならない。
【0018】また、その後に、送信元IPアドレス「1
0.*.*.*」の廃棄という設定を削除すると、各エ
ントリの有効性を保つために、図17(c)に示すよう
なエントリ登録位置の書換えが発生する。
【0019】このようなケースを数万エントリも管理す
るとなると、管理の複雑さに加え、エントリ書換えの更
新時間の増大も招いてしまう。したがって、フィルタ機
能の検索とQoS転送の検索とを同時に行うことは現実
的に困難となる。
【0020】一方、第2の問題の場合、保守者がトラフ
ィックの観測を行う際に、現在CAMに登録されている
エントリの統計情報しか観測することができない。例え
ば、現在、図17(d)に示すようなエントリが登録さ
れている場合、保守者が送信元IPアドレス「10.4
0.*.*」の統計情報を知りたいとすると、各エント
リに付加されたカウンタの値を合計すれば、送信元IP
アドレス「10.40.*.*」の統計情報を知ること
ができる。
【0021】しかしながら、さらに送信元IPアドレス
「10.40.22.4」の統計情報も知りたい場合
に、図17(e)に示すようなエントリを設定すると、
そのカウンタ情報だけが知りたいエントリであるのに、
本来のエントリの有効性を守るために転送情報も設定し
なければならない。
【0022】もしも、この状態で2番目のエントリ(送
信元IPアドレス「10.40.22.*」のエント
リ)が削除されると、1番目のアカウントを目的として
いるだけのエントリの転送情報も更新しなければならな
い。これが数万エントリとなると、上記の第1の問題と
同様に、これらの処理を行うことは現実的に非常に困難
である。
【0023】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、エントリ間の競合問題を回避することができ、エ
ントリ管理コストの軽減及びエントリ設定処理の能力向
上を図ることができるパケット転送装置及びそれに用い
る転送情報管理方法並びにその転送情報検索方法を提供
することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明によるパケット転
送装置は、パケットを予めパケット検索テーブルに設定
された複数のエントリのいずれかに対応する転送情報に
基づいて転送するデータ転送装置であって、前記転送情
報が目的別に登録される複数の登録テーブルと、前記複
数の登録テーブル各々のアドレスが登録されるアドレス
テーブルと、前記複数のエントリのうちの一致したエン
トリに対応する前記アドレステーブルから前記アドレス
を取得しかつそのアドレスに基づいて前記複数の登録テ
ーブル各々の転送情報を取得する検索手段とを備えてい
る。
【0025】本発明によるパケット転送情報管理方法
は、パケットを予めパケット検索テーブルに設定された
複数のエントリのいずれかに対応する転送情報に基づい
て転送するデータ転送装置の転送情報管理方法であっ
て、前記転送情報を目的別に複数の登録テーブルに登録
し、前記複数の登録テーブル各々のアドレスをアドレス
テーブルに登録することで、前記複数のエントリのうち
の一致したエントリに対応する前記アドレステーブルの
アドレスに基づいて前記複数の登録テーブル各々の転送
情報が得られるように管理している。
【0026】本発明によるパケット転送情報検索方法
は、パケットを予めパケット検索テーブルに設定された
複数のエントリのいずれかに対応する転送情報に基づい
て転送するデータ転送装置の転送情報検索方法であっ
て、前記転送情報が目的別に登録される複数の登録テー
ブル各々のアドレスが登録されるアドレステーブルから
前記複数のエントリのうちの一致したエントリに対応す
るアドレスを取得するステップと、そのアドレスに基づ
いて前記複数の登録テーブル各々の転送情報を取得する
ステップとを備えている。
【0027】すなわち、本発明のパケット転送装置は、
IPパケット転送においてアプリケーションに柔軟対応
したパケット転送を実現するためのパケット転送に使用
するテーブル構成とその管理方法、使用方法を提供する
ものである。
【0028】具体的に、本発明のパケット転送のテーブ
ル構成では、入力されたパケットの検索結果として目的
別に管理されている転送情報のテーブルのアドレスを取
得し、間接的に転送情報を取得する構成をとっている。
このような構成をとることによって、情報の共有化によ
るメモリ削減と、転送情報更新処理の高速化と、アプリ
ケーションに柔軟に対応したパケット転送とが可能とな
る。
【0029】また、本発明のパケット検索テーブルの管
理方法及びパケット検索テーブルの使用方法において
は、パケット検索テーブルに設定するエントリを複数の
種別に分類することと、実際にパケットを受信した時の
パケットの検索処理を複数回行うこととによって、今ま
で抱えていた既存エントリとこれから追加する別機能の
エントリとでそのエントリの設定位置によって上位に位
置したエントリの機能しか有効にならないという問題を
解決するとともに、パケット検索エントリ管理の簡略化
が可能となる。
【0030】つまり、本発明のパケット転送装置では、
受信したパケットを複数の種別に分類した検索エントリ
を設け、その検索エントリに対する検索処理を機能毎に
分けるとともに、検索結果として得られる転送情報を目
的毎に分割し、間接参照による転送情報の共有化を図っ
ている。
【0031】機能毎に検索処理を独立に行うことによっ
て、エントリ間の競合問題が回避され、保守者のエント
リ管理コストの軽減及びエントリ設定処理の際のエント
リ間の競合チェックを省略することによる処理能力の向
上が可能となる。
【0032】また、検索結果として得られる転送情報を
目的毎に分割したことによって、アプリケーション変更
する際、転送処理決定テーブルの変更においてアプリケ
ーション非依存部(システム共通部)の変更を伴わず
に、必要最小限の変更で提供することが可能となる。
【0033】さらに、検索結果として得られる転送情報
を共有化することによって、転送情報更新の際に1箇所
のテーブル更新で対応することが可能となるため、処理
能力が向上する。さらにまた、迂回機能と連携して考え
れば、ネットワークの信頼性の向上にもつながる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るパケット転送装置の転送情報検索部の構成を示すブロ
ック図である。図1において、本発明の一実施例による
パケット転送装置の転送情報検索部は検索処理回路1
と、パケット検索テーブル2とから構成されている。
【0035】パケット検索テーブル2はCAM(Con
tent−AddressableMemory:連想
記憶装置)20と、転送情報アドレステーブル21と、
ポリサー情報テーブル22と、アプリケーション転送情
報テーブル23と、システム内共通転送情報テーブル2
4と、出力情報テーブル25とから構成されている。
【0036】検索処理回路1はIPパケット入力される
と、パケット検索テーブル2にパケット検索情報を送出
してパケット検索テーブル2のCAM20による検索を
行う。CAM20には予めヒットさせた検索パターンエ
ントリ(以下、エントリとする)を書込んでおき、ヒッ
トしたエントリの登録位置(アドレス情報)を転送情報
アドレステーブル21に出力する。転送情報アドレステ
ーブル21からは転送情報が設定されている各テーブル
のアドレス情報が取得され、そのアドレス情報に基づい
てポリサー情報テーブル22、アプリケーション転送情
報テーブル23、システム内共通転送情報テーブル2
4、出力情報テーブル25からそれぞれ転送情報が読出
される。
【0037】パケット検索テーブル2は各テーブルから
読出された転送情報を検索処理回路1に渡し、検索処理
回路1はその転送情報を図示せぬパケット転送制御部に
出力するので、入力されたIPパケットはその転送情報
にしたがって転送されることとなる。
【0038】図2は本発明の一実施例によるパケット転
送装置の転送情報検索処理を示す概念図である。図2に
おいて、パケット検索テーブル2のCAM20には機能
A,B,Cの各エントリが登録されており、それらのエ
ントリのいずれかにヒットすると、ヒットしたエントリ
に対応する転送情報アドレステーブル21からアドレス
情報を読出す。
【0039】このアドレス情報によってポリサー情報テ
ーブル22、アプリケーション転送情報テーブル23、
システム内共通転送情報テーブル24からそれぞれアク
ション情報#1〜#3が読出されることとなる。尚、図
2においては出力情報テーブル25の図示を省略してあ
る。
【0040】図3は図1のパケット検索テーブル2の構
成を示す図である。図3において、パケット検索テーブ
ル2には有効/無効を示すV(バリッド)ビットと、対
象検索回数と、検索キー情報(IN−Line、SA、
DA、protocol等)とが少なくとも登録されて
いる。
【0041】図4は図1の転送情報アドレステーブル2
1の構成を示す図である。図4において、転送情報アド
レステーブル21には廃棄情報A1、CPU行A2、V
ビットA3,A5,A11と、ポリサー情報格納アドレ
スA4と、アプリ転送情報格納アドレスA6と、SW内
転送情報格納アドレスA7と、受信カウンタA8と、平
均レート違反カウンタA9と、ピークレート違反カウン
タA10と、出力方路情報アドレスA12とから少なく
ともなる転送情報アドレスAが登録されている。
【0042】図5は図1のポリサー情報テーブル22の
構成を示す図である。図5において、ポリサー情報テー
ブル22には条件B1と、ポリサーID1B2と、ポリ
サー結果違反許可/廃棄指示B3とから少なくともなる
ポリサー情報Bが登録されている。
【0043】図6は図1のアプリケーション転送情報テ
ーブル23の構成を示す図である。図6において、アプ
リケーション転送情報テーブル23にはVビットC1
と、ポリサー(レート)違反なしアクション(リマーク
DSCP、push Label情報等)C2と、ポリ
サー(平均レート)違反ありアクション(リマークDS
CP、push Label情報等)C3と、ポリサー
(ピークレート)違反ありアクション(リマークDSC
P、push Label情報等)C4とから少なくと
もなるアプリケーション転送情報Cが登録されている。
【0044】図7は図1のシステム内共通転送情報テー
ブル24の構成を示す図である。図7において、システ
ム内共通転送情報テーブル24には優先度(PRIOR
ITY)と廃棄クラスとからなるレート違反なし、平均
レート違反、ピークレート違反のシステム内共通転送情
報が登録されている。
【0045】図8は図1の出力情報テーブル25の構成
を示す図である。図8において、出力情報テーブル25
にはVビットD1と、出力回線スロットD2と、出力回
線ポートD3と、出力キュー番号D4とからなる出力情
報Dが登録されている。
【0046】図9は図1のパケット検索テーブル2のC
AM20の具体的な構成例を示す図であり、図10は本
発明の一実施例によるデータ転送装置の処理動作を示す
フローチャートであり、図11〜図15は図1の検索処
理回路1の処理動作を示すフローチャートである。これ
ら図1〜図15を参照して本発明の一実施例によるデー
タ転送装置の処理動作について説明する。
【0047】検索処理回路1はIPパケットが入力され
ると(図10ステップS1)、予め設定されたパケット
検索テーブル2のCAM20で検索を行う(図10ステ
ップS2)。検索処理回路1はパケット検索テーブル2
のCAM20の検索結果でヒットしたエントリに対応す
る転送情報アドレステーブル21から転送情報が設定さ
れている各テーブルの転送情報アドレスAを取得する
(図10ステップS3)。
【0048】検索処理回路1は取得したアドレスを基に
ポリサー情報テーブル22からポリサー情報Bを取得し
(図10ステップS4)、アプリケーション転送情報テ
ーブル23からアプリケーション転送情報Cを取得し
(図10ステップS5)、システム内共通転送情報テー
ブル24からシステム内共通転送情報を取得し(図10
ステップS6)、出力情報テーブル25から出力情報D
を取得する(図10ステップS7)(図2参照)。パケ
ット転送制御部はこれらの転送情報にしたがってIPパ
ケットを転送する(図10ステップS8)。
【0049】次に、図9を参照してパケット検索テーブ
ル2のCAM20の管理方法について説明する。パケッ
ト検索テーブル2のCAM20を管理する場合には、C
AM20に設定するエントリをまず固定エントリ3と可
変エントリ4とに分ける。
【0050】固定エントリ3とは文字通り、システムの
初期設定時に固定的に設定されるエントリで、そのエン
トリ種別は輻輳時にその輻輳レベルに応じてヒットさせ
る輻輳回避エントリ31と、検索によっていずれにも一
致しなかったパケットをヒットさせるデフォルトエント
リ32とがある。
【0051】可変エントリ4とは運用中に保守者によっ
て設定、削除されるエントリや、ルーティングプロトコ
ル等によって動的に設定、削除されるエントリを意味す
る。可変エントリ4はGlobalエントリ40とVP
N(Virtual Private Networ
k)エントリ(#1〜#n)41−1〜41−nとに分
かれるが、その切り分けは検索キー情報に含まれるの
で、特に意識はしない。
【0052】Globalエントリ40及びVPNエン
トリ41−1〜41−nに共通するエントリ種別として
はアカウント(Account)エントリ40a,41
a−1〜41a−n、フィルタ(Filter)エント
リ40b,41b−1〜41b−n、QoS(Qual
ity of Service)エントリ40c,41
c−1〜41c−n、ルーティング(Routing)
エントリ40d,41d−1〜41d−nの4つがあ
る。
【0053】続いて、パケット検索テーブル2の使用方
法について説明する。パケット検索テーブル2を使用す
る場合には、上記の方法で予め設定されたパケット検索
テーブル2のCAM20を1パケット当たり4回の検索
処理を検索処理回路1で行う。検索処理回路1における
検索論理は各々検索処理共通で最初にヒットしたエント
リが採用される。尚、検索処理回路1による検索処理回
数はエントリの設定数に応じて可変となる。つまり、エ
ントリの設定数の増減に応じて検索処理回数も増減され
ることになる。
【0054】検索処理回路1は1回目の検索として可変
エントリ4のアカウントエントリ40a,41a−1〜
41a−nを検索対象とする検索を行い(図11ステッ
プS11)、2回目の検索として固定エントリ3の輻輳
回避エントリ31と可変エントリ4のフィルタエントリ
40b,41b−1〜41b−nとを検索対象とする検
索を行う(図11ステップS12)。
【0055】また、検索処理回路1は3回目の検索とし
て可変エントリ4のQoSエントリ40c,41c−1
〜41c−nを検索対象とする検索を行い(図11ステ
ップS13)、4回目の検索として固定エントリ3のデ
フォルトエントリ32と可変エントリ4のルーティング
エントリ40d,41d−1〜41d−nとを検索対象
とする検索を行う(図11ステップS14)。
【0056】検索処理回路1による検索をさらに詳しく
説明する。検索処理回路1は受信したIPパケットに対
して、1回目の検索で統計情報を収集するためにアカウ
ントエントリ40a,41a−1〜41a−nに対する
検索を行う(図12ステップS21)。アカウントエン
トリ40a,41a−1〜41a−nはユーザが意識的
に統計情報を収集することを目的としたエントリである
ので、ヒット時の処理はカウンタのカウントアップだけ
となる(図12ステップS22,S23)。
【0057】アカウントエントリ40a,41a−1〜
41a−nの設定がされていなければミスヒットとなり
(図12ステップS22)、2回目の検索に処理が移
る。この場合の留意点としては、パケット数カウント処
理に関しては4回の検索すべての検索処理で行っている
ということである。では何故、1回目にパケット収集だ
けの検索処理を行うかというと、2回目以降の検索処理
はパケットの受付け制御や特別な転送処理を目的してお
り、パケット数カウントはそれに付随して行われる。
【0058】つまり、ユーザが転送処理に依存しないパ
ケット数を収集したい時、通常のパケット転送決定検索
と同じ検索処理でパケット収集用のエントリにヒットし
た場合、そのパケットはどのように転送されるかが不明
なパケットとして処理しなければならないからである。
【0059】検索処理回路1は2回目の検索処理で輻輳
回避エントリ31の検索とフィルタエントリ40b,4
1b−1〜41b−nの検索とを同時に行う(図13ス
テップS31)。この2回目の検索では上記の検索結果
を基にAdmissionControl(受付け制
御)で受信したパケットを転送すべきか、廃棄すべきか
を決定する(図13ステップS32)。
【0060】輻輳回避エントリ31とフィルタエントリ
40b,41b−1〜41b−nとの優先度は輻輳回避
エントリ31のほうが高く、エリア的には上から輻輳回
避エントリ31、フィルタエントリ40b,41b−1
〜41b−nの順で設定される。また、通常(非輻輳)
時は輻輳回避エントリ31が設定されているものの、
「無効」とされていて検索対象から外され、フィルタエ
ントリ40b,41b−1〜41b−nのみの検索とな
る。輻輳時には輻輳レベルに対応したエントリが「有
効」と設定され、輻輳回避エントリ31も検索対象にな
る。
【0061】この検索結果として廃棄となった場合(図
13ステップS33)、3回目以降の検索は無効とな
り、廃棄される(図13ステップS35)。また、転送
許可となった場合には(図13ステップS33)、3回
目以降の検索結果にしたがってパケットが転送される。
この場合、エントリにヒットしたパケットは自動的にパ
ケット数がカウントされる(図13ステップS34)。
【0062】検索処理回路1は3回目の検索でQoSエ
ントリ40c,41c−1〜41c−nの検索を行い
(図14ステップS41〜S43)、BE(Best
Effot)転送より優先されるパケットの転送情報を
取得する(図14ステップS42,S43)。
【0063】転送情報には上述したポリサー情報B、ア
プリケーション転送情報C、システム内共通転送情報、
出力情報Dがあり、転送情報が未設定(無効)の場合、
4回目のルーティングエントリ40d,41d−1〜4
1d−nの検索で決定される転送情報が採用される。
【0064】検索処理回路1は4回目の検索でルーティ
ングエントリ40d,41d−1〜41d−nの検索を
行い(図15ステップS51)、BE転送パケットの転
送情報を取得する(図15ステップS52)。
【0065】この場合、転送情報としては3回目のQo
Sエントリ40c,41c−1〜41c−nの検索と同
じ情報が得られるが、3回目で取得した情報が優先され
る。転送情報設定はこの検索が転送動作において最終決
定となるので、ポリサー情報B以外は必須となる。尚、
可変エントリ4のアカウントエントリ40a,41a−
1〜41a−n、フィルタエントリ40b,41b−1
〜41b−n、QoSエントリ40c,41c−1〜4
1c−n、ルーティングエントリ40d,41d−1〜
41d−nの検索の際に、VPNエントリ41−1〜4
1−nについては検索キー情報に付加されたVPNエン
トリ41−1〜41−nのいずれかを特定する情報に基
づいてVPNエントリ41−1〜41−nが特定されて
行われる。
【0066】このように、受信したパケットを複数の種
別に分類した検索エントリを設け、機能毎に検索処理を
分けて独立に行うことによって、エントリ間の競合問題
を回避することができ、保守者のエントリ管理コストの
軽減及びエントリ設定処理の際にエントリ間の競合チェ
ックを省略することによる処理能力の向上を図ることが
できる。
【0067】上記の検索処理を機能毎に分ける場合、前
提条件として「機能の抽出」がされていなければならな
い。これはシステムの実装によって異なってくるので、
本実施例では大きく「パケットアカウント」、「パケッ
トフィルタ」、「QoS保証フロー検索」と機能分類し
ている。
【0068】パケットアカウントではその検索結果とし
ての情報が存在せず、カウンタのカウントアップのみと
なる。パケットフィルタではその検索結果として許容/
非許容が判定され、非許容の場合には強制廃棄となる。
QoS保証フロー検索ではその検索結果として対象ポリ
シング解決、転送優先度、廃棄優先度等のQoS転送に
関する情報が得られる。
【0069】上記の検索処理では機能毎に独立の検索を
行っており、その検索順序は基本的に問わない。また、
これらの検索を独立に行うことで、検索結果も全て各々
独立に取得することができる。この複数の機能から得ら
れた検索結果には同時に成立しない情報があり、それは
予め情報に優先度をつけておくことによって解決する。
上記の例ではパケットフィルタで非許容という検索結果
を取得し、「QoS保証フロー検索」で転送優先度等の
情報を取得した場合、該当フローは「非許容」と判断さ
れるので、転送優先度等の結果は無視される。
【0070】一方、エントリ競合とはある機能のエント
リAが別機能のエントリBの内容(具体的には検索キー
の内容)と関連があり、1回の検索では必ず1つのエン
トリにしかヒットしないため、どちらかのエントリには
ヒットせず、その機能が無効となることを指す。エント
リAとエントリBとがまったく独立であれば、パケット
が到着して検索をかけても、両方に一致するようなこと
はないので、このエントリ競合の問題は生じない。
【0071】しかしながら、エントリAとエントリBと
に関連(どちらかが一方を包含している等)がある場
合、到着したパケットはA,B両方のエントリに一致す
る可能性がある。この場合、1回の検索ではどちらか一
方にしかヒットしないので、もう一方のエントリとその
検索結果とは無効となってしまう。
【0072】これに対して、機能毎の検索結果を得る場
合には、エントリAとエントリBとの関連に依存せず
に、両方のエントリにヒットさせることで解決すること
ができる。すなわち、1回の検索では1エントリのヒッ
トであるので、それを機能毎に検索を行えば、その機能
毎の該当エントリにヒットし、機能毎の検索結果が得ら
れるので、上記のようなエントリ間の競合問題は解決さ
れる。
【0073】また、検索結果として得られる転送情報を
目的毎に分割することによって、アプリケーション変更
する際、転送処理決定テーブルの変更においてアプリケ
ーション非依存部(システム共通部)の変更を伴わず
に、必要最小限の変更で提供することができる。
【0074】さらに、検索結果として得られる転送情報
を間接参照で共有化することによって、転送情報更新の
際に1箇所のテーブル更新で対応することができるた
め、処理能力を向上させることができる。また、迂回機
能と連携して考えれば、ネットワークの信頼性の向上に
もつながる。
【0075】この場合、検索結果として得られる情報の
中の「出力回線番号」に着目すると、回線障害等によっ
て回線番号#1の回線が使用できなくなった場合、アド
レス参照によって回線情報の共有化を行っていれば、そ
の回線情報の共有テーブルだけを更新することによっ
て、その回線情報を参照している全てのエントリが回線
障害を知ることができる。
【0076】これに対して、情報を共有せずに検索結果
から直接「出力回線番号」を取得する方式の場合、回線
番号#1を使用している該当エントリ全てに対して検索
結果の更新処理を行う必要がある。この共有化する情報
の選別はシステムの実装依存であるので、ここで一概に
決定することは困難であるが、少なくとも上記の「出力
回線番号」等は共有化することによって、メモリの削
減、検索結果の更新処理能力の向上につながる。
【0077】尚、本実施例ではIPパケットに関する転
送について述べたが、検索キーにレイヤ2情報、MPL
S(Multi−Protocol Label Sw
itching)ラベル情報等を設定すれば、IPパケ
ット以外のパケットの転送にも適用可能となる。MPL
SでVPNを提供する場合には、Second Lab
elも検索キーに含めて検索を行う必要がある。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ケットを予めパケット検索テーブルに設定された複数の
エントリのいずれかに対応する転送情報に基づいて転送
するデータ転送装置において、転送情報が目的別に登録
される複数の登録テーブルと、それら複数の登録テーブ
ル各々のアドレスが登録されるアドレステーブルとを設
け、複数のエントリのうちの一致したエントリに対応す
るアドレステーブルから取得したアドレスに基づいて複
数の登録テーブル各々の転送情報を取得することによっ
て、エントリ間の競合問題を回避することができ、エン
トリ管理コストの軽減及びエントリ設定処理の能力向上
を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるパケット転送装置の転
送情報検索部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるパケット転送装置の転
送情報検索処理を示す概念図である。
【図3】図1のパケット検索テーブルの構成を示す図で
ある。
【図4】図1の転送情報アドレステーブルの構成を示す
図である。
【図5】図1のポリサー情報テーブルの構成を示す図で
ある。
【図6】図1のアプリケーション転送情報テーブルの構
成を示す図である。
【図7】図1のシステム内共通転送情報テーブルの構成
を示す図である。
【図8】図1の出力情報テーブルの構成を示す図であ
る。
【図9】図1のパケット検索テーブルのCAMの具体的
な構成例を示す図である。
【図10】本発明の一実施例によるデータ転送装置の処
理動作を示すフローチャートである。
【図11】図1の検索処理回路の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図12】図1の検索処理回路の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図13】図1の検索処理回路の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図14】図1の検索処理回路の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図15】図1の検索処理回路の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図16】従来例によるパケット転送装置の転送情報検
索部の構成を示すブロック図である。
【図17】(a)〜(e)は従来例によるパケット転送
装置の転送情報検索の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 検索処理回路 2 パケット検索テーブル 3 固定エントリ 4 可変エントリ 20 CAM 21 転送情報アドレステーブル 22 ポリサー情報テーブル 23 アプリケーション転送情報テーブル 24 システム内共通転送情報テーブル 25 出力情報テーブル 31 輻輳回避エントリ 32 デフォルトエントリ 40 Globalエントリ 41−1〜41−n VPNエントリ(#1〜#n) 40a,41a−1〜41a−n アカウントエントリ 40b,41b−1〜41b−n フィルタエントリ 40c,41c−1〜41c−n QoSエントリ 40d,41d−1〜41d−n ルーティングエント

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットを予めパケット検索テーブルに
    設定された複数のエントリのいずれかに対応する転送情
    報に基づいて転送するデータ転送装置であって、前記転
    送情報が目的別に登録される複数の登録テーブルと、前
    記複数の登録テーブル各々のアドレスが登録されるアド
    レステーブルと、前記複数のエントリのうちの一致した
    エントリに対応する前記アドレステーブルから前記アド
    レスを取得しかつそのアドレスに基づいて前記複数の登
    録テーブル各々の転送情報を取得する検索手段とを有す
    ることを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のエントリを複数の種別に分類
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載のデータ
    転送装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のエントリを、システムの初期
    設定時に固定的に設定される固定エントリと前記システ
    ムの運用中に設定・削除されるエントリ及びルーティン
    グプロトコルによって動的に設定・削除されるエントリ
    の少なくとも一方からなる可変エントリとに少なくとも
    分類するようにしたことを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ転送装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のエントリを前記複数の種別に
    分類した検索エントリを設け、前記検索エントリに対す
    る検索処理を機能毎に分けて独立に行うようにしたこと
    を特徴とする請求項2または請求項3記載のデータ転送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記検索手段は、パケットの統計情報の
    収集に用いられるカウンタのカウントアップのみを行う
    パケットアカウントとパケットの許容/非許容の判定に
    用いられるパケットフィルタとQoS(Quality
    of Service)転送に関する情報を得るため
    のQoS保証フロー検索とに機能分類して独立に行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項4記載のデータ転送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記検索手段の検索結果として得られる
    転送情報を目的毎に分割するようにしたことを特徴とす
    る請求項2から請求項5のいずれか記載のデータ転送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記検索手段は、前記パケットの受信時
    の検索処理を複数回行うようにしたことを特徴とする請
    求項1から請求項6のいずれか記載のデータ転送装置。
  8. 【請求項8】 前記検索手段は、前記パケットの受信時
    の検索処理を前記複数のエントリの設定数に応じて行う
    ようにしたことを特徴とする請求項7記載のデータ転送
    装置。
  9. 【請求項9】 前記検索手段の検索結果として得られる
    転送情報を前記アドレスによる間接参照で共有化するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1から請求項8のいず
    れか記載のデータ転送装置。
  10. 【請求項10】 パケットを予めパケット検索テーブル
    に設定された複数のエントリのいずれかに対応する転送
    情報に基づいて転送するデータ転送装置の転送情報管理
    方法であって、前記転送情報を目的別に複数の登録テー
    ブルに登録し、前記複数の登録テーブル各々のアドレス
    をアドレステーブルに登録することで、前記複数のエン
    トリのうちの一致したエントリに対応する前記アドレス
    テーブルのアドレスに基づいて前記複数の登録テーブル
    各々の転送情報が得られるように管理することを特徴と
    する転送情報管理方法。
  11. 【請求項11】 前記複数のエントリを複数の種別に分
    類して管理するようにしたことを特徴とする請求項10
    記載の転送情報管理方法。
  12. 【請求項12】 前記複数のエントリを、システムの初
    期設定時に固定的に設定される固定エントリと前記シス
    テムの運用中に設定・削除されるエントリ及びルーティ
    ングプロトコルによって動的に設定・削除されるエント
    リの少なくとも一方からなる可変エントリとに少なくと
    も分類するようにしたことを特徴とする請求項11記載
    の転送情報管理方法。
  13. 【請求項13】 検索結果として得られる転送情報を目
    的毎に分割して管理するようにしたことを特徴とする請
    求項11または請求項12記載の転送情報管理方法。
  14. 【請求項14】 検索結果として得られる転送情報を前
    記アドレスによる間接参照で共有化して管理するように
    したことを特徴とする請求項10から請求項13のいず
    れか記載の転送情報管理方法。
  15. 【請求項15】 パケットを予めパケット検索テーブル
    に設定された複数のエントリのいずれかに対応する転送
    情報に基づいて転送するデータ転送装置の転送情報検索
    方法であって、前記転送情報が目的別に登録される複数
    の登録テーブル各々のアドレスが登録されるアドレステ
    ーブルから前記複数のエントリのうちの一致したエント
    リに対応するアドレスを取得するステップと、そのアド
    レスに基づいて前記複数の登録テーブル各々の転送情報
    を取得するステップとを有することを特徴とする転送情
    報検索方法。
  16. 【請求項16】 前記複数のエントリを複数の種別に分
    類するようにしたことを特徴とする請求項15記載の転
    送情報検索方法。
  17. 【請求項17】 前記複数のエントリを、システムの初
    期設定時に固定的に設定される固定エントリと前記シス
    テムの運用中に設定・削除されるエントリ及びルーティ
    ングプロトコルによって動的に設定・削除されるエント
    リの少なくとも一方からなる可変エントリとに少なくと
    も分類するようにしたことを特徴とする請求項16記載
    の転送情報検索方法。
  18. 【請求項18】 前記転送情報を取得するステップで得
    られる転送情報を目的毎に分割するようにしたことを特
    徴とする請求項16または請求項17のいずれか記載の
    転送情報検索方法。
  19. 【請求項19】 前記エントリに対応するアドレスを取
    得するステップは、前記パケットの受信時の検索処理を
    複数回行うようにしたことを特徴とする請求項15から
    請求項18のいずれか記載の転送情報検索方法。
  20. 【請求項20】 前記エントリに対応するアドレスを取
    得するステップは、前記パケットの受信時の検索処理を
    前記複数のエントリの設定数に応じて行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項19記載の転送情報検索方法。
  21. 【請求項21】 前記転送情報を取得するステップは、
    機能毎に検索処理を分けて独立に行うようにしたことを
    特徴とする請求項19または請求項20記載の転送情報
    検索方法。
  22. 【請求項22】 前記複数のエントリを前記複数の種別
    に分類した検索エントリを設け、前記検索エントリに対
    する検索処理を機能毎に分けて独立に行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項21記載の転送情報検索方法。
  23. 【請求項23】 前記エントリに対応するアドレスを取
    得するステップは、パケットの統計情報の収集に用いら
    れるカウンタのカウントアップのみを行うパケットアカ
    ウントとパケットの許容/非許容の判定に用いられるパ
    ケットフィルタとQoS(Quality of Se
    rvice)転送に関する情報を得るためのQoS保証
    フロー検索とに前記検索処理を機能分類して独立に行う
    ようにしたことを特徴とする請求項22記載の転送情報
    検索方法。
  24. 【請求項24】 前記転送情報を取得するステップで得
    られる転送情報を前記アドレスによる間接参照で共有化
    するようにしたことを特徴とする請求項15から請求項
    23のいずれか記載の転送情報検索方法。
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