JP2002174385A - 管継手装置 - Google Patents

管継手装置

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JP2002174385A
JP2002174385A JP2000373673A JP2000373673A JP2002174385A JP 2002174385 A JP2002174385 A JP 2002174385A JP 2000373673 A JP2000373673 A JP 2000373673A JP 2000373673 A JP2000373673 A JP 2000373673A JP 2002174385 A JP2002174385 A JP 2002174385A
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valve body
joint
pipe joint
joint device
valve
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JP2000373673A
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Toshiki Akiyama
俊基 秋山
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Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の冷却用冷媒を搬送する管路接続の
ための管継手装置を小型でかつ流体抵抗が小さく、さら
に安価とすることを目的とする。 【解決手段】 電子機器用冷却装置の冷媒搬送管を接続
するための管継手装置であって、互いに嵌合してロック
される一対の継手部材10,30と、継手部材に形成さ
れた流路を開閉する弁体20,40とを備える管継手装
置において、一対の継手部材10,30は互いの嵌合時
に嵌合方向に直線状をなす連通流路を形成する孔部1
3,33が設けられ、弁体20,40は略平板状部材に
上記連通流路と略同一直線上に窓状の開孔23,43が
形成されており、該弁体は、その板面と平行な方向で、
開孔と連通流路とが一致せる開位置と不一致の閉位置と
の間で開閉移動可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器用の冷却装
置の冷媒搬送管を接続するための管継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷媒等の液体、例えば、冷却水を搬送す
るための管を接続する管継手は種々存在し広く知られて
いる。
【0003】その中でも、電子機器、例えばコンピュー
タ内部の電子部品の冷却のためには、その環境から小型
でかつ操作容易なものが求められる。一例として、特開
平9−112777に開示されているものがあり、添付
図面の図10のごとくの構造となっている。図10にお
いて、一方の管継手50の継手部材51には、テーパ面
の弁座52が形成され、ここには対応するテーパ面をも
つ弁体53が接離自在に配設され背部からばね54にて
付勢されて上記弁座52へ接面している。ばね54を支
持している部分に周方向の複数位置に開孔55が形成さ
れている。
【0004】他方の管継手60の継手部材61にもテー
パ面の弁座62が形成され、ここに、対応テーパ面をも
つ弁体63が配設され、上記一方の管継手50の場合と
同様、背部からばね64で付勢され、上記弁座62に接
面している。継手部材61には複数位置に開孔65が形
成されており、又、ここには両管継手の嵌合方向の軸線
(中心線)を中心に回動する部材66が配置されてい
る。該部材66の平板部には開孔66Aが形成されてお
り、軸部66Bでばね64を案内している。
【0005】両管継手50,60は周方向で特定位置に
て嵌合可能で、嵌合時には両弁体53,63は互いの軸
線方向の押圧力によりばね54,64の付勢力に抗して
テーパ面(弁座)に隙間、すなわち流路を形成すると共
に、弁体53,63との係合で弁体53が軸線まわりに
所定角だけ回転して、部材66の開孔66Aと継手部材
61の開孔65とが一致し、かくして、両管継手50,
60は連通流路を形成するようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
図10の管継手には、いくつかの点で改善すべき問題を
かかえている。
【0007】先ず、流路が直線的でなく、又、流路の断
面積も流路方向の位置によって複雑に変化している。し
たがって、流体抵抗がきわめて大きい。これは、流体を
圧送するための圧力、ひいては駆動電力を大きくしなけ
ればならないことを意味する。又、形状の複雑さが装置
の大型化をまねく。
【0008】又、上記形状の複雑さと相俟って構成部品
の数が多いために、製造そして組立コストが高くなる。
さらには、部品数が多いために、精度が低下しやすく、
又、誤動作等も生じやすい。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑み、小型でかつ
流体抵抗が小さく、さらには安価な管継手装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る管継手装置
は、電子機器用冷却装置の冷媒搬送管を接続するための
管継手装置であって、互いに嵌合してロックされる一対
の継手部材と、継手部材に形成された流路を開閉する弁
体とを備えている。
【0011】本発明はかかる管継手装置において、一対
の継手部材は互いの嵌合時に嵌合方向に直線状をなす連
通流路を形成する孔部が設けられ、弁体は略平板状部材
に上記連通流路と略同一直線上に窓状の開孔が形成され
ており、該弁体は、その板面と平行な方向で、開孔と連
通流路とが一致せる開位置と不一致の閉位置との間で開
閉移動可能となっていることを特徴としている。
【0012】このような構成の本発明の管継手装置にあ
っては、冷媒搬送管をこの管継手装置により接続した
後、弁体を開位置にもたらす。弁が開位置にくると、一
対の継手部材は連通流路を直線上に形成し、弁体による
流体抵抗を増大することなく、冷媒が流れる。又、弁体
の開閉動作時でも、平板状の該弁体がその板面に平行な
方向に移動するだけなので、その移動そしてその前後の
抵抗はあまり増大せず操作が楽である。しかも、装置全
体を小型化できる。
【0013】一方の継手部材のみに設けることとしても
良いが、閉位置における弁体の閉鎖をさらに確実なもの
とするには、弁体は一対の継手部材の両方に設けられて
いることが好ましい。その時、両弁体には開閉操作を行
うための操作部材が接続されていて、該操作部材により
両弁体を一括して操作することができるようになってい
れば操作性においても操作が簡単で便宜である。
【0014】本発明において、弁体は開位置と閉位置の
間を回転移動可能あるいは直線移動可能となっているよ
うにすることができる。
【0015】又、本発明において、弁体と継手部材は、
弁体の開閉位置のそれぞれを定めるように互いに係止す
るストッパ部を有していることとするならば、開閉位置
出しに便宜であり、さらには、開閉位置のそれぞれで互
いに係止するロック部を有していることとするならば、
その開閉位置の維持を確実なものとすることができる。
【0016】本発明の管継手装置における操作部材は一
方の弁体と一体的に設けられ、一対の継手部材の嵌合時
に、他方の弁体の係合孔に嵌入するように形成されてい
ることとするならば、両継手部材の嵌合時に自動的に操
作部材が両継手部材の弁体と連結され、組立てそして操
作が簡単となる。
【0017】上記一対の継手部材は、少なくとも一方の
継手部材に設けられた弁体が開位置へ移動したときに該
弁体もしくは操作部材が他方の継手部材に対して嵌合方
向に係して、互いに同方向の移動を阻止し合うこととす
るならば、弁体が開位置にあるとき、すなわち冷媒の流
通時に、誤って継手部材同士が外れてしまうという虞れ
がない。
【0018】さらには、一対の継手部材が複数の流路を
形成するように、それぞれの継手部材が対応して複数の
孔部を有し、弁体が複数の孔部を同時に一括して開閉す
るようになっていることとするならば、複数の流路を一
度に開閉でき、複数の流路を要する冷媒装置を簡単化か
つ小型化し、又、その操作をも容易とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図9
にもとづき、本発明の発明の実施の形態を説明する。
【0020】<第一実施形態>図1ないし図6は第一実
施形態装置を示し、図1は一対の継手部材(弁体閉時)
の分離状態の断面図、図2及び図3は一方そして他方の
継手部材をそれぞれ示す図、図4は一方の継手部材及び
弁体を示す破断斜視図、図5は弁体のロック部を示す断
面図、図6は両継手部材の嵌合時を示す図である。
【0021】図1ないし図3において、一方の継手部材
10には弁体20が、そして他方の継手部材30には弁
体40が組み込まれている。
【0022】継手部材10は、例えば、合成樹脂材料の
モールド成形により、本体部11と管部12とを一体に
有している。本体部11と管部12には直線状に同一径
で延びる円形孔をなす流路13が形成されており、管部
12の外周には可撓搬送管(後述する第三実施形態の図
8における符号53参照)を取りつけた際のその抜け防
止を図る環状突部12Aが設けられている。
【0023】本体部11には、相手継手部材30の嵌合
部分を受け入れるための受入凹部14が形成されてお
り、ここに上記流路13が開口している。上記本体部1
1の下部における一方の側部には、図2に見られるよう
に、上記相手継手部材30に向け延びる延出部15が設
けられ、ここには上方に開放せる係止凹部16が形成さ
れている。又、上記本体部11には、上記流路13と直
交する面で延びる弁体のための収容溝部17が上部から
一方の側部にかけて開口縁をもつように形成されてい
て、該収容溝部17に弁体20が所定角範囲で往復回動
移動可能に収められている。
【0024】上記収容溝部17は、図4に見られるよう
に、底部が円弧状をなしていて、その円弧の中心17A
は上記流路13の中心13Aから下方にδだけ偏心して
位置している。又、上記収容溝部17の上記開口縁に
は、該開口縁に沿って断面が段状の縁溝部17Bが形成
されている。この縁溝部17Bは、上述のごとく、中心
17Aまわりに、収容溝部17の上部から一方(図4に
て左方)の側部にかけた周方向範囲(図示の例では、約
90°の範囲)に形成されていて、この範囲の両端近傍
に係止突起17Cが設けられている。この係止突起17
Cについては、後述の弁体20との係り合いで、再度説
明する。
【0025】さらには、上記収容溝部17は、その内側
面に中心17Aまわりに円弧状の係止凹部18が形成さ
れている。この係止凹部18は、半径方向では中心17
Aに対して上記縁溝部17Bと反対側に位置している
が、周方向においては、上記縁溝部17Bと同じ角度範
囲(すなわち、図示の例では90°の範囲)以上であれ
ば良い。
【0026】上記弁体20は、上記収容溝部17に収め
られるように平板状に形成されており、一部が上方に向
け収容溝部17から突出している。該弁体20の突出部
27には、相手継手部材30方向に延出する腕状の操作
部材21が一体的に設けられている。該操作部材21に
は、操作がし易いように、凹凸条面21Aが形成されて
いる。又、先端に突部21Bが設けられている。
【0027】弁体20は、図4にも見られるように、上
記収容溝部17内に収められる部分の外周は該収容溝部
17の底面と合致した円弧状をなしていて、該収容溝部
17内で上記中心17Aまわりに往復回動可能となって
いる。そして、該弁体20の両側面には、周囲に環状突
部22が形成されて上記収容溝17の内側面と摺接可能
となっている。又、該弁体20には、上記収容溝部17
内に収めれらて操作部材21が上記縁溝部17Bの一端
(図4では側方に位置する方の端部)側に位置している
ときに、継手部材10の流路13と一致する位置に、該
流路13と同じ断面形状の寸法の開孔23が形成されて
いる。ここで、この弁体20の往復回動時の位置につい
て、該開孔23と流路13とが一致して連通流路を形成
するとき、この位置を「開位置」と定義し、又、弁体2
0がこの開位置から周方向に90°ずれていて弁体20
が流路13を遮断するとき、この位置を「閉位置」と定
義することとする。
【0028】該弁体20は、両側面に、該弁体20が開
位置から閉位置へ回動したときに、上記継手部材10の
円弧状の縁溝部17Bそして係止凹部18の一端と他端
とに位置するような、係止突起24,25がそれぞれ設
けられている。この係止突起24は、縁溝部17Bに設
けられた係止突起17Cにより該縁溝部17Bの端部と
の間に形成された係止凹部17Dに係合し(図5参
照)、弁体20の周方向移動(回動)のストッパとして
又開位置及び閉位置での位置を固定するロック部として
機能する。又、上記係止突起25は上記係止凹部18と
係止して弁体20が回動中に収容溝部17から外れない
ようにしている。
【0029】さらに、上記弁体20の両側面には板状の
シール材26が該弁体20と収容溝部17の内側面との
間で環状突部22内に配置されている。該シール材26
は弁体20と共に一体的に開位置と閉位置の間を移動す
るようになっており、弁体20の開孔23と同じ位置
に、同一形状・寸法の開孔(図示せず)が形成されてい
る。
【0030】一方、相手継手部材30も、上記継手部材
10と同様に、本体部31と管部32とを有している。
該管部32の外周には、可撓搬送管(図8における符号
53参照)を取りつけた際のその抜け防止を図る環状突
部32Aが設けられている。
【0031】本体部31と管部32には、直線状に同一
径で延びる円形孔をなす流路33が形成されている。該
流路33は、該継手部材30が既出の継手部材10と接
続嵌合した際に、継手部材10の流路13と相俟って直
線状に同一径・寸法の連通流路を形成する位置に、かか
る形状・寸法をもって形成されている。
【0032】本体部31の先頭部には、上記継手部材1
0の受入凹部14への進入を容易にするテーパ部34が
形成され、その後方には、環状溝部35内にシールのた
めのOリング36が配設されている。該Oリング36
は、両継手部材10,30の接続時に、受入凹部14の
内周面との間の隙間をシールする。
【0033】継手部材30は、本体部31に収容溝部3
7が形成され、ここに弁体40が収められている。この
弁体40は収容溝部37から突出している部分以外はす
べて、上記継手部材10内の弁体20と同一構成であ
り、又、この弁体を収める上記収容溝部37及びその内
部構成も上記継手部材10の収容溝部17の場合と同一
であるので、弁体40には弁体20の対応部位の符号に
20を加えた40台の符号とし、収容溝37について
は、収容溝部17の対応部位の符号に20を加えた30
台の符号として示し、それらの説明は省略する。
【0034】上記弁体40の突出部分には、係止孔49
が形成されている。この係止孔49は、両継手部材1
0,30が組まれたときに、継手部材10に収められて
いる弁体20から延出する操作部材21の先端部が進入
して互いに周方向に係止し合うようになっている。
【0035】なお、上記継手部材10,30は嵌合時に
互いにロックするロック孔部19、ロック突部39をそ
れぞれ両側面に有している。又、本体部31は、図3に
表されているように、こじり防止のための台形凸部31
Aを該本体部の下部に有し、該台形凸部31Aと互いに
嵌合される台形凹部を本体部11に有する。
【0036】次に、本実施形態装置の使用要領及び作動
原理を説明する。 管部12,32に可撓搬送管が取りつけられている
継手部材10,30同士の接続前において、それらに収
められている弁体20,40を回動して閉位置へもたら
しておく。 次に、継手部材10,30を嵌合接続する。一方の
継手部材10の受入凹部14内に他方の継手部材30の
本体部31の先頭部分が嵌入し、両継手部材10,30
の流路13,33がつながる(図6(B)参照)。ただ
し、このとき弁体20,40はまだ閉位置にあるので、
両流路13,33は連通していない(図6(B),(C)
参照)。この嵌合接続時には、一方の弁体20の操作部
材21は他方の操作部材40の係止孔49に貫入し、突
部21Bが係止孔49と係止して抜け防止がなされてい
る。又、Oリング36が嵌合面をシールしており、外部
に対して封止されている。またこのとき、両継手部材1
0,30は互いのロック孔部19、ロック突部39によ
り接続が外れることはない(図6(A)参照)。 しかる後、上記操作部材21に操作力を加えて、両
弁体20,40を一括して同時に開位置まで回動移動す
る。開位置では弁体20,40の開孔23,43が継手
部材10,30の流路13,33と一致するため、両流
路13,33は完全に一つの直線的な連通流路を形成す
る。この連通流路は直線的に延びるのみならず断面積も
変化していなく、あたかも、一つの管路のごとくの流路
を形成する。かくして、冷媒、例えば冷却水が低抵抗の
もとで、冷媒供給源からこれらの継手部材10,30を
経て、所定の電子機器を冷却する。 上記弁体20,40が開位置にもたらされると、弁
体40の継手部材30からの突出部47が回動により継
手部材10の係止凹部16へ入り込み、両継手部材1
0,30の接続方向での外れをさらに確実に阻止する。
【0037】<第二実施形態>本発明では、弁体は両方
の継手部材に設けることを必ずしも要せず、一方につい
てのみ設けることとしてもよい。これにより、構成は簡
単化される。例えば、図7では、他方の継手部材30に
のみ弁体40Aが設けられており、一方の継手部材10
Aについては、弁体は設けられていない。なお、本実施
形態では、前実施形態と共通部位に同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0038】<第三実施形態>図8に示されるこの実施
形態では、両弁体が第一実施形態の弁体40とほぼ同一
構成となっていて、操作部材50が別体となっている。
又、本実施形態では、弁体は回動式でなく上下方向の直
動式となっている。図8において、(A)は弁体の閉位
置にあるときの継手部材30の側面図、(B)は閉位置
にあるときの断面図、そして(C)は開位置にあるとき
の断面図を示す。両弁体40の係止孔49には、金属製
の操作部材50が係合している。該操作部材50は弁体
とは別体なので、金属製とすることができ、強度が上げ
られる。操作部材50の側部に設けた係止用板部52は
弁体が開位置にあるとき、継手部材10の孔部54に嵌
入し、継手部材10,30の外れ防止となっている。
【0039】<第四実施形態>図9に示されるこの実施
形態にあっては、両継手部材10B,30Bは互いに二
つの管部12,32を有し、内部には流路13,33が
それぞれ二つづつ平行に形成されている。弁体20B,
40Bはそれぞれ二つの開孔23,43が形成されてい
て、両弁体を第一実施形態におけるごとく回動すること
により、平行な二つの流路に対して同時に開閉を行うこ
とができる。かかる形態では、二つの連通流路を要する
場合の管継手装置全体をコンパクトにできると共に同時
開閉により操作も簡単となる。なお、本実施形態では、
二つの流路の例を示したが、若干の変更で三つ以上の流
路としてこれらを同時開閉することとする形態も容易に
可能であり、又、弁体の開閉も回動のみならず直動のも
のでもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明は、二つの継手部
材の連通流路を、直線状に延びどの位置でもほぼ同一形
状の寸法としたので、流体抵抗がきわめて小さく、又、
弁体が流路に対して直角な平板状でその板面内で開閉す
るので開閉時の抵抗も小さいと共に小型化にも貢献す
る。さらに、両継手部材の弁体が一つの操作部材で一括
して行われ構造の簡単化をもたらす。これに加え、一対
の継手部材で複数の流路を形成する可能性をもたらし、
しかもそれらを一つの操作部材で一括開閉できるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態装置を示し、一対の継手
部材(弁体閉位置)の分離状態の断面図である。
【図2】図1装置の一方の継手部材を示し、(A)は平
面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図3】図1装置の他方の継手部材を示し、(A)は平
面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図4】図1装置の一方の継手部材及び弁体(開位置)
を示す部分破断斜視図である。
【図5】図1装置の弁体の係止突起と継手部材の縁溝部
との関係を上方からみたときの断面図である。
【図6】図1装置の両継手部材が接続されたときを示
し、(A)は正面図、(B)は弁が閉位置にあるときの
断面図、(C)は(B)におけるC−C断面図、(D)
は弁が開位置にあるときの断面図、(E)は(D)にお
けるE−E断面図である。
【図7】第二実施形態装置の断面図である。
【図8】第三実施形態装置を示し、(A)は弁体が閉位
置にあるときの他方の継手部材の側面図、(B)は両継
手部材が接続され、弁体が閉位置にあるときの断面図、
(C)は弁体が開位置にあるときの断面図である。
【図9】第四実施形態装置を示し、(A)は弁体が閉位
置にあるときの平面図、(B)はそのときの(A)にお
けるB−B断面図である。
【図10】従来装置の断面図である。
【符号の説明】
10 継手部材 10A 継手部材 10B 継手部材 13 孔部 17C ロック部 20 弁体 21 操作部材 23 開孔 30 継手部材 33 孔部 40 弁体 40A 弁体 40B 弁体 43 開孔 50 操作部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月12日(2000.12.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器用冷却装置の冷媒搬送管を接続
    するための管継手装置であって、互いに嵌合してロック
    される一対の継手部材と、継手部材に形成された流路を
    開閉する弁体とを備える管継手装置において、一対の継
    手部材は互いの嵌合時に嵌合方向に直線状をなす連通流
    路を形成する孔部が設けられ、弁体は略平板状部材に上
    記連通流路と略同一直線上に窓状の開孔が形成されてお
    り、該弁体は、その板面と平行な方向で、開孔と連通流
    路とが一致せる開位置と不一致の閉位置との間で開閉移
    動可能となっていることを特徴とする管継手装置。
  2. 【請求項2】 弁体は一対の継手部材の両方に設けら
    れ、両弁体には開閉操作を行うための操作部材が接続さ
    れていて、該操作部材により両弁体を一括して操作する
    ことが可能となっていることとする請求項1に記載の管
    継手装置。
  3. 【請求項3】 弁体は開位置と閉位置の間を回転移動可
    能となっていることとする請求項1に記載の管継手装
    置。
  4. 【請求項4】 弁体は開位置と閉位置との間を直線移動
    可能となっていることとする請求項1に記載の管継手装
    置。
  5. 【請求項5】 弁体と継手部材は、弁体の開閉位置のそ
    れぞれを定めるように互いに係止するストッパ部を有し
    ていることとする請求項1に記載の管継手装置。
  6. 【請求項6】 弁体と継手部材は、弁体の開閉位置のそ
    れぞれで互いに係止するロック部を有していることとす
    る請求項1又は請求項5に記載の管継手装置。
  7. 【請求項7】 操作部材は一方の弁体と一体的に設けら
    れ、一対の継手部材の嵌合時に、他方の弁体の係合孔に
    嵌入するように形成されていることとする請求項2に記
    載の管継手装置。
  8. 【請求項8】 一対の継手部材は、少なくとも一方の継
    手部材に設けられた弁体が開位置へ移動したときに該弁
    体もしくは操作部材が他方の継手部材に対して嵌合方向
    に係合して、互いに同方向の移動を阻止し合うこととす
    る請求項1ないし請求項7のうちの一つに記載の管継手
    装置。
  9. 【請求項9】 一対の継手部材が複数の流路を形成する
    ように、それぞれの継手部材が対応して複数の孔部を有
    し、弁体が複数の孔部を同時に一括して開閉するように
    なっていることとする請求項1ないし請求項8のうちの
    一つに記載の管継手装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105508781A (zh) * 2016-02-19 2016-04-20 葛爱亮 一种新型旋转卡扣式管道快速连接接头

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