JP2002173946A - 岩盤内熱水貯蔵施設 - Google Patents

岩盤内熱水貯蔵施設

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 岩盤内に設けた貯槽に熱水を貯蔵する施設に
おいて、貯槽周囲の地下水が蒸気となって地表に不用意
に噴出することを防止する。 【解決手段】 貯槽1の周囲の岩盤G中に、そこで発生
した地下水の蒸気を集めて地表に放出するためのボーリ
ング孔4を貯槽1を取り囲むように多数設ける。地表か
ら貯槽1に至るアクセス坑道2を設け、そのアクセス坑
道2から貯槽1の周囲にボーリング孔4を設け、ボーリ
ング孔4に集めた地下水の蒸気をアクセス坑道2を通し
て地表に放出する。アクセス坑道2を平面視において貯
槽1を中心とする螺旋状の斜坑として設ける。貯槽の上
方からボーリング孔を斜め下向きの放射状に多数設け
る。貯槽の下方から地下水集水用のボーリング孔を斜め
上向きの放射状に多数設ける。アクセス坑道と貯槽との
接続部を封止するプラグをその周囲の岩盤により支持さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩盤内に設けた貯
槽に熱水を貯蔵して発電等に利用する岩盤内熱水貯蔵施
設に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、岩盤内に設けた貯槽に高温高圧の
熱水を貯蔵するというエネルギー貯蔵施設の検討が進め
られつつある。これは、火力発電所における低負荷時の
余剰エネルギーや、廃棄物・ゴミ焼却施設等からの廃熱
エネルギーを熱水の形態で岩盤内の貯槽に貯蔵し、高負
荷時に貯槽から熱水や蒸気を取り出して発電等に利用し
ようというものである。
【0003】そのような岩盤内熱水貯蔵施設における熱
水の貯蔵温度は200〜300゜C程度、貯蔵圧力は2
〜20MPa程度とすることが考えられている。また、
貯槽の形態としてはサイロ状あるいはトンネル状とする
ことが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に200〜300゜C、2〜20MPaもの高温高圧の
熱水を岩盤内の貯槽に貯蔵する場合、貯槽が比較的浅い
深度に設けられると、貯槽周囲の岩盤が地下水の沸点温
度以上の高温になって岩盤中の地下水が沸騰して蒸気化
してしまうことが想定される。そして、地下水の蒸気が
岩盤の割れ目や亀裂を通って地表に不用意に噴出してし
まうことも想定されるが、そのようなことは施設周辺地
域の安全性を確保する上で支障を来すので、そのような
事態を未然に防止するための対策が必要とされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、請求項
1の発明は、岩盤内に設けた貯槽に熱水を貯蔵し、該貯
槽から熱水を払い出して発電等に利用する岩盤内熱水貯
蔵施設であって、前記貯槽の周囲の岩盤中に、そこで発
生した地下水の蒸気を集めて地表に放出するためのボー
リング孔を前記貯槽を取り囲むように多数設けたことを
特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明の岩盤
内熱水貯蔵施設であって、地表から貯槽に至るアクセス
坑道を設け、該アクセス坑道から前記貯槽の周囲に前記
ボーリング孔を設け、該ボーリング孔に集めた地下水の
蒸気を前記アクセス坑道を通して地表に放出する構成と
したことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明の岩盤
内熱水貯蔵施設であって、前記アクセス坑道を平面視に
おいて貯槽を中心とする螺旋状の斜坑として設けたこと
を特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項2の発明の岩盤
内熱水貯蔵施設であって、前記アクセス坑道の先端部を
前記貯槽の上方に位置せしめ、該アクセス坑道の先端部
から前記貯槽の周囲に向けて前記ボーリング孔を斜め下
向きの放射状に多数設けたことを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項1,2,3また
は4の発明の岩盤内熱水貯蔵施設であって、前記貯槽の
下方の岩盤中に地下水集水用のボーリング孔を設けたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項5の発明の岩盤
内熱水貯蔵施設であって、地表から貯槽の下方に至るア
クセス坑道を設けて、そのアクセス坑道の先端部から前
記貯槽の周囲に向けて地下水集水用のボーリング孔を斜
め上向きの放射状に多数設け、該ボーリング孔により集
水した地下水を該アクセス坑道を通して排水する構成と
したことを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項2,3,4,5
または6の発明の岩盤内熱水貯蔵施設であって、前記ア
クセス坑道と前記貯槽との接続部をプラグにより封止す
るとともに、該プラグの貯層と反対側の端部を岩盤によ
り支持することで、該プラグに作用する貯槽内圧を該プ
ラグからそれを支持する周囲の岩盤に伝達せしめること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明の第1実施形
態である岩盤内熱水貯蔵施設の概略構成を示す図であ
る。本第1実施形態の施設は熱水を貯蔵するためのサイ
ロ状の貯槽1を岩盤G中の比較的浅い深度に設けたもの
であり、地表よりこの貯槽1に至るアクセス坑道2が平
面視において貯槽1を中心とする螺旋状の斜坑として設
けられているものである。
【0013】アクセス坑道2は貯槽1を施工する際に工
事用通路として設けられ、また貯槽1に対して保守点検
を行う際にも使用することが可能なものであるが、この
施設においては、通常の操業時にはアクセス坑道2の始
端(地表での入り口)および終端(貯槽1との接続点)
をそれぞれプラグ3により閉鎖しておいて、このアクセ
ス坑道2を周辺の岩盤G中において発生する地下水の蒸
気を地表に放出するための放出路として機能せしめるよ
うにしている。
【0014】すなわち、上記のアクセス坑道2からはそ
の上下に多数のボーリング孔4が密に設けられていて、
それらボーリング孔4が貯槽1の周囲を取り囲んでお
り、貯槽1周囲の岩盤G中で発生した地下水の蒸気は自
ずとそれらボーリング孔4に集められるようになってい
る。そしてボーリング孔4に集められた地下水の蒸気
は、アクセス坑道2を通って地表に向かって上昇してい
き、最終的には図2に示すようにアクセス坑道2の始端
に接続されている放出塔5から大気中に安全に放出され
るようになっている。なお、アクセス坑道2の全長が十
分に長いような場合には、地下水の蒸気がそのアクセス
坑道2を上昇していく間に自然冷却されて復水し、地下
水として岩盤G中に戻ることも考えられる。
【0015】したがって、本第1実施形態の施設にあっ
ては、貯槽1周囲の岩盤G内で発生した地下水の蒸気が
岩盤Gの割れ目や亀裂を通って不用意に地表に噴出して
しまうような事態を未然に回避でき、施設周辺地域の安
全性を確保することができるし、地下水の蒸気を回収し
て有効に活用することも可能となる。
【0016】なお、上記第1実施形態ではアクセス坑道
2を角形螺旋状に設けたが、円形螺旋状に設けても勿論
良い。また、上記第1実施形態ではボーリング孔4をア
クセス坑道2から上下方向にのみ設けたが、上下方向の
ボーリング孔に加えて、あるいはそれに代えて、貯槽1
の上部や下部を横断するような水平方向のボーリング孔
を設けても良い。そして、岩盤Gの状況等によっては多
数のボーリング孔を網目を巡らすように十分に密に設け
れば設けるほど、貯槽1周囲の岩盤G全体から地下水の
蒸気を確実に集めることができ、十分な信頼性を確保す
ることができる。
【0017】また、上記第1実施形態はサイロ状の貯槽
1に適用した場合の例であるが、球状やトンネル状の貯
槽の場合にも同様に適用できるものであり、その場合も
貯槽全体を取り囲むようにその周囲に多数のボーリング
孔を密に設ければ良い。
【0018】さらに、上記第1実施形態のように貯槽1
を施工する際に設けられる螺旋状のアクセス坑道2を蒸
気の主たる放出路として利用することが好ましくかつ現
実的であるが、必ずしもそれに限るものでもなく、たと
えば地表から多数のボーリング孔を蒸気井のように貯槽
周囲の岩盤中に向けて直接的に掘削することも考えられ
るし、あるいは地表から立坑を設けてその立坑から貯槽
の周囲にボーリング孔を設けることも考えられる。
【0019】図4〜図5は本発明の第2実施形態である
岩盤内熱水貯蔵施設の概略構成を示す図である。本第2
実施形態における貯槽11は球形とされ、地表からこの
貯槽11に至るアクセス坑道12の先端部が貯槽11の
上方に位置しており、そのアクセス坑道12の先端部か
ら貯槽11の周囲に向かって多数のボーリング孔13
が、開いた傘の骨の如く斜め下向きの放射状に設けら
れ、貯槽11の周囲で発生した蒸気Sがそれらボーリン
グ孔13により効率的に集められてアクセス坑道12を
通して地表に導かれるようになっている。
【0020】また、本第2実施形態では、貯槽11の下
方に至る他のアクセス坑道14も設けられ、そのアクセ
ス坑道14の先端部から貯槽11の周囲に向かって多数
のボーリング孔15が斜め上向きに放射状に、すなわち
上記のボーリング孔13と対称的に設けられている。こ
れらボーリング孔15は貯槽11周囲の岩盤G内の地下
水Wを集水するためのもので、これらボーリング孔15
に集水された地下水Wはアクセス坑道14を通して地表
に揚水されて排水されるようになっている。したがっ
て、本第2実施形態では、ボーリング孔15によって貯
槽11周囲から地下水が効率的に集水されて排水される
ことにより、貯槽11周囲での蒸気Sの発生を十分に抑
制することができ、僅かに発生した蒸気Sもボーリング
孔13により効率的に集められて確実に地表に導くこと
ができるものである。
【0021】なお、図5に示すように、本第2実施形態
における貯槽11は、岩盤Gに形成した空洞20の表面
に裏込め材21を介してライニング材22を敷設するこ
とで形成されている。ライニング材22はそれ自体で液
密性と気密性を有するもので、たとえば薄肉鋼板等の金
属板が好適に採用可能である。裏込め材21はライニン
グ材22を背面から支持補強するもので、無筋コンクリ
ートが好適に採用可能である。
【0022】また、本第2実施形態では、上下のアクセ
ス坑道12,14の先端部と貯槽11との接続部を封止
するプラグ23として無筋コンクリートが採用され、図
5(a)に示すように上部側のプラグ23には熱水や蒸
気等の配管24が通され、同図(b)に示すように下部
側のプラグ23にはマンホール25が形成されている。
この場合、上記のプラグ23は自ずと周囲の岩盤Gに付
着して一体化し、かつ岩盤Gの温度が上昇することで生
じる圧縮応力によりプラグ23の耐圧性能とそれによる
貯槽11の封止性能は自ずと確保されるが、図示してい
るようにプラグ23の後端部を岩盤Gに対して直接支持
することとすれば、図中に矢印で示すようにプラグ23
に作用する貯槽内圧Pがプラグ23を介して岩盤Gに伝
達されるから、プラグ23の耐圧性能と封止性能をより
高めることができる。なお、符号26は裏込め材21中
に設けられた補強鉄筋、27は岩盤Gを掘削する際に補
強のために設けられるロックボルトである。
【0023】以上のように、本第2実施形態の岩盤内熱
水貯蔵施設は、貯槽11の周囲に蒸気Sおよび地下水W
を集めるためのボーリング孔13,15をそれぞれ放射
状に多数設けたので、貯槽11の周囲での蒸気Sの発生
を抑制できかつ発生した蒸気Sを安全に処理することが
できることはもとより、球形の貯槽11を採用したこと
で最小表面積で最大容積を確保できるので最も効率的で
あり、かつ、その貯槽11の上下にそれぞれアクセス坑
道12,14を設けたことで貯槽11および各ボーリン
グ孔13,15を効率的に施工することが可能であり、
しかもアクセス坑道12,14と貯槽11との接続部を
封止するプラグ23を岩盤Gに支持せしめて設けたこと
からそのプラグ23の耐圧性能と封止性能を自ずと確保
できるものであり、したがって本第2実施形態の岩盤内
熱水貯蔵施設はこの種の施設として最も合理的かつ効率
的な形態であるといえる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、貯槽の周囲の岩盤中
にそこで発生した地下水の蒸気を集めて地表に放出する
ためのボーリング孔を貯槽を取り囲むように多数設けた
ため、貯槽周囲の岩盤中で発生した地下水の蒸気が不用
意に地表に噴出してしまうような事態を未然に回避で
き、施設周辺地域の安全性を確保することができるし、
地下水の蒸気を回収して有効に活用することも可能であ
る。
【0025】請求項2の発明は、地表から貯槽に至るア
クセス坑道を設けてそのアクセス坑道から貯槽の周囲に
ボーリング孔を設け、ボーリング孔に集めた地下水の蒸
気をアクセス坑道を通して地表に放出する構成としたの
で、貯槽を施工する際に設けるアクセス坑道を主放出路
として利用することができるし、貯槽周囲に対する多数
のボーリング孔の施工もアクセス坑道から容易に行うこ
とができるので合理的である。
【0026】請求項3の発明は、アクセス坑道を平面視
において貯槽を中心とする螺旋状の斜坑として設けたの
で、そのアクセス坑道から貯槽の周囲を取り囲むような
多数のボーリング孔を施工し易く、最も合理的である。
【0027】請求項4の発明は、アクセス坑道の先端部
を貯槽の上方に位置せしめて、そのアクセス坑道の先端
部から貯槽の周囲に向けてボーリング孔を斜め下向きの
放射状に多数設けたので、貯槽周囲で発生した蒸気をそ
れらボーリング孔により効率的に集めることができる。
【0028】請求項5の発明は、貯槽の下方の岩盤中に
地下水集水用のボーリング孔を設けたので、貯槽周囲か
ら地下水を排出することでそこでの蒸気発生を抑制する
ことができる。
【0029】請求項6の発明は、地表から貯槽の下方に
至るアクセス坑道を設けて、そのアクセス坑道の先端部
から貯槽の周囲に向けて地下水集水用のボーリング孔を
斜め上向きの放射状に多数設け、ボーリング孔により集
水した地下水をアクセス坑道を通して排水する構成とし
たので、貯槽周囲から地下水を効率的に集水し排水する
ことができる。
【0030】請求項7の発明は、アクセス坑道と貯槽と
の接続部を封止するプラグの貯層と反対側の端部を岩盤
により支持して、プラグに作用する貯槽内圧を周囲の岩
盤に伝達せしめるので、プラグの耐圧性能とプラグによ
る封止性能を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である岩盤内熱水貯蔵
施設の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 同、正断面図である。
【図3】 同、平断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態である岩盤内熱水貯蔵
施設の概略構成を示す図である。
【図5】 同、要部拡大断面図である。
【符号の説明】
G 岩盤 S 蒸気 W 地下水 P 貯層内圧 1 貯槽 2 アクセス坑道 4 ボーリング孔 5 放出塔 11 貯槽 12 アクセス坑道 13 ボーリング孔 14 アクセス坑道 15 ボーリング孔 20 空洞 21 裏込め材 22 ライニング材 23 プラグ 24 配管 25 マンホール 26 補強鉄筋 27 ロックボルト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩盤内に設けた貯槽に熱水を貯蔵し、該
    貯槽から熱水を払い出して発電等に利用する岩盤内熱水
    貯蔵施設であって、前記貯槽の周囲の岩盤中に、そこで
    発生した地下水の蒸気を集めて地表に放出するためのボ
    ーリング孔を前記貯槽を取り囲むように多数設けてなる
    ことを特徴とする岩盤内熱水貯蔵施設。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の岩盤内熱水貯蔵施設であ
    って、地表から貯槽に至るアクセス坑道を設け、該アク
    セス坑道から前記貯槽の周囲に前記ボーリング孔を設
    け、該ボーリング孔に集めた地下水の蒸気を前記アクセ
    ス坑道を通して地表に放出する構成としたことを特徴と
    する岩盤内熱水貯蔵施設。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の岩盤内熱水貯蔵施設であ
    って、前記アクセス坑道を平面視において貯槽を中心と
    する螺旋状の斜坑として設けたことを特徴とする岩盤内
    熱水貯蔵施設。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の岩盤内熱水貯蔵施設であ
    って、前記アクセス坑道の先端部を前記貯槽の上方に位
    置せしめ、該アクセス坑道の先端部から前記貯槽の周囲
    に向けて前記ボーリング孔を斜め下向きの放射状に多数
    設けたことを特徴とする岩盤内熱水貯蔵施設。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の岩盤内
    熱水貯蔵施設であって、前記貯槽の下方の岩盤中に地下
    水集水用のボーリング孔を設けたことを特徴とする岩盤
    内熱水貯蔵施設。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の岩盤内熱水貯蔵施設であ
    って、地表から貯槽の下方に至るアクセス坑道を設け
    て、そのアクセス坑道の先端部の先端部から前記貯槽の
    周囲に向けて地下水集水用のボーリング孔を斜め上向き
    の放射状に多数設け、該ボーリング孔により集水した地
    下水を該アクセス坑道を通して排水する構成としたこと
    を特徴とする岩盤内熱水貯蔵施設。
  7. 【請求項7】 請求項2,3,4,5または6記載の岩
    盤内熱水貯蔵施設であって、前記アクセス坑道と前記貯
    槽との接続部をプラグにより封止するとともに、該プラ
    グの貯層と反対側の端部を岩盤により支持することで、
    該プラグに作用する貯槽内圧を該プラグからそれを支持
    する周囲の岩盤に伝達せしめることを特徴とする岩盤内
    熱水貯蔵施設。
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