JP2002172488A - 含水ケーキの圧搾機、含水ケーキの圧搾方法、及び圧搾機の洗浄方法 - Google Patents

含水ケーキの圧搾機、含水ケーキの圧搾方法、及び圧搾機の洗浄方法

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JP2002172488A
JP2002172488A JP2000368914A JP2000368914A JP2002172488A JP 2002172488 A JP2002172488 A JP 2002172488A JP 2000368914 A JP2000368914 A JP 2000368914A JP 2000368914 A JP2000368914 A JP 2000368914A JP 2002172488 A JP2002172488 A JP 2002172488A
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pressing
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valve box
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Hideo Shidara
英夫 設楽
Masahito Endo
雅人 遠藤
Nobuyuki Motoyoshi
信之 本吉
Takeshi Tanaka
雄 田中
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
    • B30B9/18Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing with means for adjusting the outlet for the solid

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 脱水ケーキを衛生的に排出し、衛生的に次工
程に搬送することができ、作業性が良く、連続運転に好
適であり、効率的な処理が可能な含水ケーキの圧搾機及
び圧搾方法を提供する。 【解決手段】 含水ケーキ投入口11と脱水ケーキ排出
口12が設けられた圧搾スクリーン10と、水分排出口
3が形成されたジャケット2と、圧搾羽根22が周設さ
れている回動スクリュー20と、脱水ケーキ排出口を適
宜圧力で閉塞して前記圧搾スクリーンの内部圧力を調整
する調圧体30とを備えた含水ケーキの圧搾機におい
て、前記脱水ケーキ排出口及び調圧体とを囲繞する弁箱
40、脱水ケーキを空気輸送する空気輸送手段71を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、含水ケーキか
ら、水分や液汁を絞り取るための圧搾機、及び圧搾方
法、並びにそのような圧搾機の洗浄方法に関し、とくに
圧搾処理後の脱水ケーキを搬出する技術、及び洗浄する
技術に特徴を有する。本発明は、煮呉を圧搾してオカラ
と豆乳とに分離する作業に好適に適用できる。
【0002】尚、本発明において圧搾処理前の水分を含
んだ状態のケーキを含水ケーキ、圧搾処理後の脱水した
状態のケーキを脱水ケーキと記して両者を区別するもの
とする。また、本発明において百分率は、特に断わりの
ないかぎり重量による表示である。
【0003】
【従来の技術】この種の圧搾の技術としては、例えば、
特公平7−55390号公報、特開平8−275749
号公報や特開平10−166186号公報、登録実用新
案第3004561号公報等に開示されたものが公知で
ある。
【0004】このような圧搾機の一例を図4に示す。図
4は、従来の圧搾機の一例の構造を説明するための簡略
説明図である。
【0005】図4において、圧搾機1は、第1ジャケッ
ト2と第2ジャケット2aとを有しており、両者はボル
ト2b、2cによって互いに結合されて一つのジャケッ
トとして機能する。
【0006】第1のジャケット2には、圧搾した水を排
出する水分排出口3と、第1のジャケット2を洗浄した
際に洗浄液を排出するためのドレン口4とが形成されて
いる。第2のジャケット2aの一方の開口部は、蓋5に
よって閉塞されており、この蓋5はボルト5a、5bに
よって第2のジャケット2aに連結される。
【0007】一方、第1ジャケット2の内部には、圧搾
スクリーン10が設置されている。この圧搾スクリーン
10は多孔板によって形成されており、テーパー型の円
筒形状を有している。
【0008】圧搾スクリーン10の起端部には、含水ケ
ーキを投入する含水ケーキ投入口11が形成されてい
る。また、圧搾スクリーン10の終端部には、圧搾した
後の脱水ケーキを排出する脱水ケーキ排出口12が形成
されている。
【0009】尚、補足すれば、図4において、含水ケー
キ投入口11は、実際には第2のジャケット2aに形成
されており、また脱水ケーキ排出口12は、実際には第
1のジャケット2に形成されているが、これらは本発明
においては「圧搾スクリーン」に設けられると表現され
る。この意味は、含水ケーキ投入口11及び脱水ケーキ
排出口12は、圧搾スクリーン10によって形成される
空間に備えられていれば足りるものであり、実際に圧搾
スクリーン10という部材自体に形成されている必要は
ないということである。
【0010】このような圧搾スクリーン10の内部に
は、回動スクリュー20が設置されている。この回動ス
クリュー20のシャフト21には螺旋状の圧搾羽根22
が周設されている。圧搾羽根22の外周は、前記圧搾ス
クリーン10の内壁に接触している。
【0011】前記回動スクリュー20においてシャフト
21の起端側は前記蓋5を貫通しており、この貫通した
シャフト21にはシール材22a、ベアリング23が貫
装された上でシャフトカバー24が被冠され、ボルト2
4aにより止められている。
【0012】尚、このシャフトカバー24にはギア機構
25が形成されており、このギア機構25には図示しな
いチェーンが掛架され、このチェーンの他端は図示しな
い駆動装置に掛架されている。この結果、前記回動スク
リュー20のシャフト21は回動するのである。
【0013】尚、前記回動スクリュー20のシャフト2
1の終端側は、脱水ケーキ排出口12に形成された軸受
け12aによって回動自在に支持されている。
【0014】この脱水ケーキ排出口12には、調圧体3
0が備えられており、この調圧体30には調圧シャフト
31が連設されている。この調圧シャフト31は支持部
材32によって擦動可能に支持されているが、バネ33
によって、調圧シャフト31が紙面の左方向に向けて圧
迫されており、この結果、調圧体30は適宜の背圧をか
けて脱水ケーキ排出口12を閉塞することになる。尚、
この閉塞の圧力は、調節ネジ34によって調節すること
ができる。脱水ケーキ排出口12の下部には、排出シュ
ート13が備えられている。
【0015】以上のような圧搾機1においては、含水ケ
ーキ投入口11には、含水ケーキを送給するための配管
(図4では図示せず。)の末端が結合されており、ま
た、水分排出口3には水を排出するための排出管(図4
では図示せず。)の起端が、更に、ドレン口4にはドレ
ンを排出する配管(図4では図示せず。)の起端が結合
されている。尚、ドレン口4が、図示しない開閉弁によ
って、圧搾機1の運転中に閉塞されていることはいうま
でもない
【0016】以上の圧搾機1の作用は次のとおりであ
る。即ち、含水ケーキ投入口11より、含水ケーキを投
入し、回動スクリュー20を回動させれば、螺旋状の圧
搾羽根22の作用によって含水ケーキは圧搾スクリーン
10の終端に向けて(注:即ち紙面の右方向に)移送さ
れる。
【0017】この際、含水ケーキは圧搾スクリーン10
に押し付けられるため、圧搾され、圧搾スクリーン10
の外側に水分が漏出する。漏出した水分は、水分排出口
3より排出される。含水ケーキは、圧搾されて脱水ケー
キとなり、脱水ケーキ排出口12より排出される。
【0018】調圧体30は、適宜の背圧をかけて脱水ケ
ーキ排出口12を閉塞しているため、圧搾スクリーン1
0の内部には適度な圧力がかかり、この圧力の大小によ
って、排出される脱水ケーキの最終的な水分含量が調節
される。
【0019】排出された脱水ケーキは、シュート13の
上を滑り落ちて、シュート13の下部におかれた容器
(図示せず)に落下する。
【0020】以上の従来技術の圧搾機1は、豆腐の製造
工場において好適に利用されており、この場合、含水ケ
ーキは「煮呉」であり、分離される水分は「豆乳」であ
り、排出される脱水ケーキは「オカラ」である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の従来
技術の圧搾機1においては、脱水ケーキ排出口12の外
側が外気に開放された状態であるため、衛生的とはいえ
ず、特に、圧搾機1を、オカラと豆乳の分離工程に使用
し、分離したオカラを食用に供する場合等には、圧搾機
1は、衛生の面では必ずしも理想的とはいい難かった。
【0022】また、脱水ケーキ排出口12より排出され
る脱水ケーキは、シュート13を自然落下する方式であ
るため、シュート13の下方においた容器を頻繁に交換
する必要があり、このための作業が煩雑となり、作業員
がいたずらに拘束されることになっていた。即ち、極め
て作業性が悪かった。
【0023】この場合、仮に、シュート13の下方に、
脱水ケーキを搬出するコンベアー等の機械的な搬出手段
を備えたとすれば、このような搬出手段は、作業の邪魔
になるため、作業性が改善されるとはいえず、またこの
ような機械的な搬出手段は高価であって運転費用も高い
ため、投資コスト、ランニングコストの負担が大きいと
いう問題がある。
【0024】また、前記の従来技術の圧搾機1において
は、脱水ケーキ排出口12の外側が外気に開放された状
態であるため、洗浄する場合は、脱水ケーキ排出口12
より洗浄液を一方的に流出させて垂れ流す状態でしか洗
浄することができず、このため、脱水ケーキ排出口1
2、調圧体30、調圧シャフト31、バネ33等を充分
に洗浄することが困難であった。従って、機械的な洗浄
を行った後に、作業員が脱水ケーキ排出口12の周辺部
分を分解して手洗する必要があり、このための作業負担
が膨大なものとなっていた。
【0025】本発明者らは、このような従来の圧搾機1
における問題点を解決するべく鋭意研究を行った結果、
脱水ケーキ排出口12を密閉して外気から遮断するとと
もに、排出される脱水ケーキを空気によって輸送するこ
とを想到し、更に、このように外気から遮断することに
よって洗浄液を強制的に流すことが可能となって、洗浄
性を向上させ得ることを発見し、本発明を完成させた。
【0026】本発明の目的は、脱水ケーキを衛生的に排
出し、衛生的に次工程に搬出することができ、作業性が
良く、連続運転に好適であり、効率的な処理が可能であ
り、しかも洗浄性が高く、定置洗浄を可能とし、総じて
食品産業に好適に利用できる含水ケーキの圧搾機を提供
することである。
【0027】本発明の他の目的は、そのような圧搾機を
用いた含水ケーキの圧搾方法を提供することである。更
に、本発明の他の目的は、衛生的で作業負担が少ない圧
搾機の洗浄方法を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第一の発明は、多孔板によって円筒テーパー
状に形成されるとともに起端部に含水ケーキを投入する
含水ケーキ投入口が設けられ終端部には圧搾処理した後
の脱水ケーキを排出する脱水ケーキ排出口が設けられた
圧搾スクリーンと、前記圧搾スクリーンが収納される容
器であって圧搾スクリーンより漏出した水分を排出する
水分排出口が形成されたジャケットと、前記圧搾スクリ
ーンの内部に配置され周囲に螺旋状の圧搾羽根が突設さ
れており前記圧搾羽根の先端が圧搾スクリーンの内壁に
接触する回動スクリューと、前記脱水ケーキ排出口に設
けられ脱水ケーキ排出口を適宜の背圧をかけて閉塞して
前記圧搾スクリーンの内部圧力を調整する調圧体とを備
え、前記含水ケーキ投入口より含水ケーキを投入し、圧
搾スクリーンの内部において回動スクリューによって含
水ケーキを移送しながら圧搾して圧搾スクリーンの外側
に水分を漏出し、漏出した水分を前記ジャケットの水分
排出口より排出するとともに圧搾処理が終了した脱水ケ
ーキを脱水ケーキ排出口より調圧体を介して排出する含
水ケーキの圧搾機において、次の(A1)〜(A3)、
(A1)前記脱水ケーキ排出口及び調圧体とを囲繞する
弁箱、(A2)前記弁箱に空気を送給する空気送給管、
(A3)起端が前記弁箱に接続され、前記(A2)の空
気送給管によって送給される空気に脱水ケーキを同伴さ
せて弁箱より搬出する空気輸送配管、を備えたことを特
徴とする含水ケーキの圧搾機、である。
【0029】この発明は、前記調圧体は、空気を駆動源
とする背圧調節手段を有しており、この背圧調節手段に
は調圧体駆動用の空気を供給する駆動用空気配管が接続
されており、前記(A2)の空気送給管は前記駆動用空
気配管より分岐して前記(A1)の弁箱に至ること、更
に、前記(A1)の弁箱が、次の(A4)、(A4)圧
搾機の洗浄時に、前記弁箱に洗浄液を供給する洗浄液配
管、を備えたこと、及び、前記(A4)の洗浄液配管
は、起端部が、前記ジャケットの水分排出口に連通され
るとともに終端部が前記(A1)の弁箱に接続されてお
り、圧搾機の洗浄時には、前記水分排出口から排出され
た洗浄液を前記弁箱に循環させて弁箱内を洗浄するこ
と、を望ましい態様とする。
【0030】前記課題を解決するための本発明の第二の
発明は、多孔板によって円筒テーパー状に形成された圧
搾スクリーンの起端部より含水ケーキを投入し、螺旋状
の圧搾羽根が周設された回動スクリューを圧搾スクリー
ンの内部で回動させて含水ケーキを圧迫しつつ移送し、
移送される含水ケーキの水分を圧搾スクリーンの外側に
漏出させて圧搾処理し、漏出した水分を排出するととも
に圧搾後の脱水ケーキを前記圧搾スクリーンの末端より
排出する含水ケーキの圧搾方法において、排出した圧搾
後の脱水ケーキを空気輸送によって次工程に輸送するこ
とを特徴とする含水ケーキの圧搾方法、である。
【0031】前記課題を解決するための本発明の第三の
発明は、多孔板によって円筒テーパー状に形成されると
ともに起端部に含水ケーキを投入する含水ケーキ投入口
が設けられ終端部には圧搾処理した後の脱水ケーキを排
出する脱水ケーキ排出口が設けられた圧搾スクリーン
と、前記圧搾スクリーンが収納される容器であって圧搾
スクリーンより漏出した水分を排出する水分排出口が形
成されたジャケットと、前記圧搾スクリーンの内部に配
置され周囲に螺旋状の圧搾羽根が突設されており前記圧
搾羽根の先端が圧搾スクリーンの内壁に接触する回動ス
クリューと、前記脱水ケーキ排出口に設けられ脱水ケー
キ排出口を適宜の背圧をかけて閉塞して前記圧搾スクリ
ーンの内部圧力を調整する調圧体とを備え、前記含水ケ
ーキ投入口より含水ケーキを投入し、圧搾スクリーンの
内部において回動スクリューによって含水ケーキを移送
しながら圧搾して圧搾スクリーンの外側に水分を漏出
し、漏出した水分を前記ジャケットの水分排出口より排
出するとともに圧搾処理が終了した脱水ケーキを脱水ケ
ーキ排出口より調圧体を介して排出する含水ケーキの圧
搾機を洗浄する方法であって、予め前記脱水ケーキ排出
口及び調圧体とを囲繞する弁箱を設けておき、圧搾機を
洗浄する工程の中に、前記弁箱に対して洗浄液を流して
前記脱水ケーキ排出口及び調圧体周辺部を洗浄する工程
が含まれることを特徴とする含水ケーキの圧搾機の洗浄
方法、である。
【0032】この発明は、前記弁箱に流される洗浄液
が、前記ジャケットの水分排出口より流出される洗浄液
であること、を望ましい態様としている。
【0033】
【発明の実施の形態】次に本発明について詳細に説明す
るが、以下の説明においては、本発明の構成要素には後
記実施例における符号をカッコを付けて付記している。
本発明を後記実施例と対照させて説明する理由は、本発
明の理解を容易にするためであって、本発明の範囲を、
後記実施例又は図面に限定するためではない。
【0034】図1は、本発明の圧搾機の一実施例の構造
を説明するための簡略説明図であり、図2は、本発明の
圧搾機の他の実施例の構造を説明するための簡略説明図
である。本発明の装置は、基本的な構造は、前記従来の
圧搾機1と同様である。即ち、本発明の圧搾機(10
0、200)は、次の部材を備えている。
【0035】[1]圧搾スクリーン(10) 多孔板によって円筒テーパー状に形成されており、起端
部に、含水ケーキを投入する含水ケーキ投入口(11)
が設けられ、終端部に、脱水ケーキを排出する脱水ケー
キ排出口(12)が設けられている。
【0036】[2]ジャケット(2、2a) 前記圧搾スクリーン(10)が収納される容器であり、
圧搾スクリーン(10)より漏出した水分を排出する水
分排出口(3)が形成されている。
【0037】[3]回動スクリュー(20) 前記圧搾スクリーン(10)内部に配置され、周囲に螺
旋状の圧搾羽根(22)が突設されており、この圧搾羽
根(22)の先端は圧搾スクリーン(10)の内壁に接
触する。
【0038】[4]調圧体(30) 前記脱水ケーキ排出口(12)に設けられ、脱水ケーキ
排出口(12)を適宜の背圧をかけて閉塞して前記圧搾
スクリーン(10)の内部圧力を調整する。
【0039】以上の[1]〜[4]の従来技術と同様の
構成に加えて、本発明の圧搾機(100、200)は、
脱水ケーキ排出口(12)と調圧体(30)とを囲繞す
る弁箱(40)を備えていることを一つの特徴としてい
る。
【0040】弁箱(40)は、剛性の高い材料で形成す
ることが望ましく、好ましくはジャケット(2、2a)
と同様の材質、例えばステンレス等の金属によって形成
することが好ましい。このような弁箱(40)は、一般
に市販されてる開閉バルブを転用して用いても良い。こ
の場合、調圧体(30)は、このような弁箱(40)と
セットになって市販されている弁体(30)を利用する
ことになる。即ち、弁箱(40)と弁体(30)とを、
市販の開閉バルブによって構成するのである。
【0041】また、本発明は、このような弁箱(40)
に加えて、弁箱(40)に空気を送給する空気送給管
(70)、及び、脱水ケーキを空気輸送するための空気
輸送配管(71)を備えていることをも特徴としてい
る。
【0042】尚、この空気送給管(70)と、空気輸送
配管(71)とは、一対となって作用するものであるか
ら、以下の記載においては、これらを一括して「空気輸
送手段」(70、71)と記載することがある。
【0043】弁箱(40)には、空気を送給するための
空気送給管(70)の末端が接続される。この空気送給
管(70)の材質はいかなるものでも良く、軟質のチュ
ーブ、例えばプラスチックチューブ等によって形成して
も良いが、高温に耐える材質であることが好ましく、例
えば、ステンレス管によって構成することが望ましい。
【0044】空気送給管(70)の起端は、適宜な空気
供給源(図示せず)に接続される。このような空気供給
源には、当然に、空気量を調節するバルブや、逆止弁等
を備えることが好ましい。
【0045】また、弁箱(40)には、脱水ケーキを空
気輸送する空気輸送配管(71)の起端が接続される。
この空気輸送配管(71)は、前記の空気送給管(7
0)より送給された空気を、そのまま流す構造になって
いるが、この空気と共に、脱水ケーキ排出口(12)か
ら排出される脱水ケーキを同伴させ、空気輸送するので
ある。
【0046】このような空気輸送配管(71)の末端
は、圧搾工程を次の工程まで延伸されており、次の工程
に脱水ケーキを確実に輸送できるように設計される。
【0047】尚、一般に、圧搾機の分野において、これ
まで空気輸送という手法が採用されなかった理由は、一
般に、圧搾が終了したばかりの脱水ケーキ、特にオカラ
の場合は、固体としての粘着性が強いため、空気輸送と
いう技術には適さないという固定観念があったため考え
られる。
【0048】本発明では、脱水ケーキに対して空気輸送
手段(70、71)を利用するため、圧搾後の工程ま
で、脱水ケーキを密閉状態で取り扱うことが可能とな
り、全体を、極めて衛生的に処理することが可能とな
る。
【0049】また、空気輸送配管(71)によって、脱
水ケーキは自動的に、しかも連続的に搬出されるので、
従来のように、シュート13(図4参照)の下方におい
た容器を頻繁に交換する必要がなく、いたずらに作業員
が拘束されることがない。即ち、極めて作業性が良いの
である。
【0050】また、空気輸送であれば、ベルトコンベア
ーのような機械的な搬送手段に比して、投資コスト、ラ
ンニングコストは安価で済む。
【0051】そして、連続的に脱水ケーキを排出するこ
とができるため、圧搾機の前後の工程を含めて、自動運
転を行うことが容易になるのである。
【0052】このような本発明においては、調圧体(3
0)には空気を駆動源とする背圧調節手段(50)が接
続されることが望ましい。このような空気圧式の背圧調
節手段(50)には、調圧体(30)を駆動するための
空気を供給する駆動用空気配管(60、61、62)が
接続される。
【0053】空気圧式の背圧調節手段(50)は、調圧
体(30)が脱水ケーキ排出口(12)を閉塞する際の
圧力を調整する機構である点で、前記従来技術における
バネ33(図4参照)と同様の機能を有しているが、こ
の機能を、専ら空気の圧力によって果たす点で相違して
いる。尚、この場合、空気と共に前記従来技術のような
バネ(弾性体)を併用しても良い。
【0054】このような空気圧式の背圧調節手段(5
0)としては、エアーモーター(50)を例示すること
ができる。
【0055】この場合、前記の空気輸送を行うための空
気送給管(70)は、起端が駆動用空気配管(60、6
1、62)より分岐して、末端が弁箱(40)に接続さ
れていることが望ましい。空気輸送のための空気を、駆
動用空気配管(60、61、62)から取得することに
よって、装置全体の構成を単純化することができる。こ
のため、既存の工場設備に大幅な変更を加えることな
く、本発明の圧搾機(100、200)として導入する
ことができるのである。
【0056】図2に示すような本発明の別な態様(20
0)においては、前記弁箱(40)に、洗浄液を供給す
る洗浄液配管(80)が接続されていることを第一の特
徴とする。
【0057】前記のように、弁箱(40)を設けたこと
により、脱水ケーキが外気と遮断されるため、衛生の面
で大幅な向上が図れるのであるが、この弁箱(40)に
更に洗浄液配管(80)を設ければ、洗浄時には弁箱
(40)に洗浄液を流すことが可能となり、弁箱(4
0)の内部、即ち調圧体(30)の周辺部や、脱水ケー
キ排出口(12)を、衛生的にしかも自動的に洗浄する
ことができるのである。
【0058】このように安定した自動洗浄が可能になる
ことによって、従来、分解して手洗していた作業を省略
することができ、工場の作業員の作業量が大幅に減少す
るとともに、より衛生的で安全な食品の製造に寄与する
ことができる。
【0059】図3は、図2の圧搾機(200)が設置さ
れる圧搾システム全体の構造を示す模式図である。前記
のような洗浄液配管(80)は、起端部が、前記ジャケ
ット(2)の水分排出口(3)に連通されることが望ま
しい。
【0060】即ち、洗浄時には、前記水分排出口(3)
から流出した洗浄液を、洗浄液配管(80)を経由して
弁箱(40)に供給するのである。このように、水分排
出口(3)から洗浄液配管(80)を経由して弁箱(4
0)に洗浄液を循環させることによって、自動的な定置
洗浄を容易に実施することができる。
【0061】以上のような本発明の装置(100、20
0)は、煮呉を圧搾してオカラと豆乳とに分離する作業
に好適に適用することができ、換言すれば、本発明の圧
搾機(100、200)を、豆乳オカラ分離機、煮呉の
分離機、として利用することができるのである。
【0062】本発明の第二の発明は、含水ケーキの圧搾
方法である。本発明の方法においては、圧搾の工程自体
は、従来の方法とほぼ同一である。しかしながら、本発
明の方法では、圧搾処理した後の脱水ケーキを搬出する
方法に特徴がある。
【0063】即ち、公知の方法によって、含水ケーキを
圧搾処理した後に、本発明では、脱水ケーキを空気輸送
によって次工程に輸送するのである。このような方法で
あれば、前述したとおり、衛生の向上、作業性の向上、
コスト低減等、様々な利点を得ることができ、食品の処
理に極めて好適な方法となるのである。
【0064】本発明の第三の発明は、圧搾機の洗浄方法
である。本発明の洗浄方法では、脱水ケーキ排出口(1
2)及び調圧体(30)とを囲繞する弁箱(40)を設
け、この弁箱(40)に対して洗浄液を流し、前記弁箱
(40)内を洗浄する工程を含むことを特徴とする。
【0065】尚、このような洗浄方法は、前記第一の発
明の圧搾機(100)のように空気輸送手段(70、7
1)を備えている装置にのみ適用されるものではなく、
特段に空気輸送手段(70、71)を備えていない装置
に対しても適用することが可能である。但し、弁箱(4
0)は必要である。
【0066】尚、補足すれば、前記第一の発明のよう
に、空気輸送配管(71)を備えている場合は、弁箱
(40)から、この空気輸送配管(71)に対して洗浄
液を流すことにより、脱水ケーキ排出口(12)以降の
配管を一括して洗浄することができる。
【0067】このように、外気と遮断された弁箱(4
0)を設け、その弁箱(40)に洗浄液を流して洗浄す
れば、従来は洗浄することが困難であった脱水ケーキ排
出口(12)や、調圧体(30)の周囲を、確実にしか
も効果的に洗浄することが可能となるのである。
【0068】従来は、ジャケット(2)内を洗浄した洗
浄液は、水分排出口(3)より垂れ流すほかなく、脱水
ケーキ排出口(12)や調圧体(30)の周囲を完璧に
洗浄することは困難であった。
【0069】そこで、本発明の洗浄方法では、脱水ケー
キ排出口(12)の外側に弁箱(40)を設け、脱水ケー
キ排出口(12)の外側に洗浄液を直接流すことによ
り、洗浄の効率を向上させたのである。
【0070】このような洗浄液は、ジャケット(2)の
水分排出口(3)を流れる洗浄液を弁箱(40)に流入
することによって充当することが好ましい。単純なルー
プで定置洗浄が可能になるためである。
【0071】尚、定置洗浄(Cleaning in place)と
は、製造装置や配管系等を分解することなく機械的に洗
浄する技術であり、このような定置洗浄を行うことによ
って、作業量を軽減でき、作業の安全性が高くなり、ま
た、装置の分解組み立ての作業を省略できるため二次汚
染が防止されて衛生的になり、しかも、洗浄時間が短縮
され、安定した洗浄効果が期待できるため、製品の品質
向上にもつながり、総じて生産性の向上が図れるのであ
る。また、洗剤、水、蒸気、電気の節約ができるため、
省エネルギーが可能となる。更に、工場設計にあたって
は、装置のレイアウトについての自由度が増加し、機器
及び部品の耐用年数が増加するという効果も期待でき
る。
【0072】以上のように、本発明によれば、定置洗浄
の実施に伴って、様々な利益を得ることができるのであ
る。
【0073】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を詳細に説明す
るが、本発明の範囲は、以下の実施例に限定されるもの
ではない。 実施例1 図1は、本発明の圧搾機の一実施例の構造を説明するた
めの簡略説明図である。図1においては、既出の図4と
共通する要素には図4と同一の符号を付して、詳細な説
明は省略する。
【0074】図1は、本発明の含水ケーキの圧搾機10
0を示している。図1において、脱水ケーキ排出口12
には弁箱40が接続されている。弁箱40は、ボルト4
0a、40bによって第1ジャケット2と結合される。
【0075】また弁箱40は、調圧体30を備えてお
り、この調圧体30は弁棒31を備えているが、この弁
棒31は、図4における調圧シャフト31に相当する部
材であるため、図4と同一の符号を付している。
【0076】調圧体30は、エアモーター50(即ち、
特許請求の範囲でいう背圧調節手段)を備えている。こ
のエアモーター50は、エアシリンダー51を有してお
り、このエアーシリンダー51には前記弁棒31が摺動
可能に貫通している。
【0077】エアシリンダー51の内部において、弁棒
31にはピストン弁52が固定設置されており、ピスト
ン弁52の周囲にはパッキン53が嵌められ、空気の流
通を遮断している。従って、エアーシリンダー51の内
部は、ピストン弁52によって二つの部屋A及びBに分
割されているのである。
【0078】エアーシリンダー内の部屋A及びBには、
各々駆動用空気配管61、62が接続されている。駆動
用空気配管61、62には、切替弁63が備えられてお
り、この切替弁63は、駆動用空気配管61、62を介
して部屋A又は部屋Bに空気を充満させる機能を有す
る。尚、部屋Aに空気を充満させた場合は部屋Bの空気
を開放し、部屋Bに空気を充満させた場合は部屋Aの空
気を開放する機能も併せて有しており、更に、部屋A又
はBにおける空気圧を調節するレギュレーターの機能を
も併せ持っている。尚、この切替弁63には、駆動用空
気配管60より空気が供給される。
【0079】以上のエアーシリンダー50において、部
屋Aに空気が充満した場合は、弁棒31は紙面の右方向
に移動し、これに伴って調圧体30が紙面の右方向に移
動し、脱水ケーキ排出口12は完全に開放される。この
状態は、圧搾機100を洗浄する際の状態となる。
【0080】エアーシリンダー50において、部屋Bに
空気が充満した場合は、弁棒31は紙面の左方向に移動
し、これに伴って調圧体30が紙面の左方向に移動し、
調圧体30が脱水ケーキ排出口12を閉塞する。この場
合、部屋Bにおける空気圧を調節することによって、調
圧体30が脱水ケーキ排出口12を閉塞する圧力を適宜
調節することができる。従って、圧搾機100の運転中
には、部屋Bにおける空気圧の大小によって圧搾スクリ
ーン10の内部の背圧を調節することが可能となり、脱
水ケーキの水分を調節することができるのである。
【0081】弁箱40には、空気送給管70の末端が接
続されている。この空気送給管70は、弁箱40の内部
に空気を吹き込むための管であるが、起端側は、前記駆
動用空気配管60より分岐している。
【0082】このように駆動用空気配管60より空気を
採ることによって、装置全体をコンパクトに設計するこ
とができるとともに、空気の配管が単純化されるという
利点がある。
【0083】また、弁箱40には、脱水ケーキを空気輸
送するための空気輸送配管71の起端が接続されてい
る。この空気輸送配管71は、次の脱水ケーキを処理す
る工程まで延伸されているが、図1では図示を省略して
いる。
【0084】以上の構造を備えた本発明の含水ケーキの
圧搾機100の作用を説明すると、エアーシリンダー5
1の部屋Bに空気が充満されて、調圧体30が脱水ケー
キ排出口12を適宜圧力で閉塞する。この状態で、脱水
ケーキ排出口12から脱水ケーキが排出される。尚、前
記のとおり、脱水ケーキの水分は部屋Bの空気圧で調節
される。
【0085】空気送給管70を介して、駆動用空気配管
60より空気が吹き込まれ、空気輸送配管71に空気が
流れる。脱水ケーキ排出口12から排出された脱水ケー
キは、この空気流に同伴されて空気輸送配管71の中を
空気輸送され、次工程に搬出されるのである。
【0086】実施例2 図2は、本発明の圧搾機の他の実施例の構造を説明する
ための簡略説明図である。図2において、図1及び図4
と共通する要素には、図1又は図4と共通の符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0087】実施例2の圧搾機200において、弁箱4
0には、洗浄液配管80が接続されている。洗浄液配管
80の起端側は、図示しない洗浄液の供給源に接続され
ているが、図2では詳細を省略している。この洗浄液配
管80には、図示しない開閉弁が備えられており、圧搾
機200が圧搾運転されている間は閉止されている。
【0088】圧搾機200の圧搾運転が終了し、洗浄の
工程に入った際には、洗浄液配管80より洗浄液を流
し、弁箱40の内部を洗浄するのである。この場合、空
気輸送配管71にも洗浄液を流し、一括して洗浄するこ
とが可能である。
【0089】このような機構であれば、調圧体30(調
圧体)、脱水ケーキ排出口12、更には空気輸送配管7
1を、効果的に定置洗浄することができる。
【0090】この実施例2においては、洗浄の際に、脱
水ケーキ排出口12において洗浄液が通過する量を、前
記従来技術に比して増やすこともできるため、ジャケッ
ト2や圧搾スクリーン10の洗浄性も向上させることが
できる利点もある。
【0091】尚、ジャケット2には、ジャケット2の内
部を洗浄するための洗浄液を導入する第二の洗浄液配管
90も備えている。
【0092】図3は、図2の圧搾機が設置される圧搾シ
ステム全体の構造を示す模式図である。図3において、
図1、図2、又は図4と共通の要素には、各図の符号と
同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0093】図3において、圧搾機200の水分排出口
3には、水分排出配管3aが接続されている。この水分
排出配管3aには、切替弁80aが設けられており、こ
の切替弁80aに、前記洗浄液配管80の起端が接続さ
れている。
【0094】一方、含水ケーキを貯留するための含水ケ
ーキタンク210が設けられており、含水ケーキタンク
210からは含水ケーキ配管220が接続され、定量ポ
ンプ230を経て、末端が、圧搾機200の含水ケーキ
投入口11に接続されている。
【0095】定量ポンプ230の下流側に切替弁90a
が設けられており、この切替弁90aには、前記第二の
洗浄液配管90の起端が接続されている。
【0096】尚、図3のシステムにおいて、圧搾の工程
を行う手順は、次のとおりである。即ち、含水ケーキ
は、含水ケーキタンク210より含水ケーキ配管220
を経て定量ポンプ230によって圧搾機200の含水ケ
ーキ投入口11に導入される。
【0097】圧搾機200においては、回動スクリュー
20(図2参照)が回動して含水ケーキを圧搾し、圧搾
スクリーン10の外側に漏出した水分は、水分排出口3
より排出され、水分排出配管3aを通じて系外に排出さ
れる。
【0098】一方、圧搾スクリーン10内部の脱水ケー
キは、脱水ケーキ排出口12より弁箱40に排出され、
空気送給管70より導入された空気に同伴されて、空気
輸送配管71の中を空気輸送され、次工程に搬出され
る。
【0099】実施例3 次に、以上の図3に示したシステムに基づいて、本発明
の洗浄方法の実施例について説明する。
【0100】圧搾の工程が終了した後の、洗浄の工程で
は、各所に洗浄液を流すことになるが、この洗浄液とし
ては、温湯、アルカリ洗剤、酸洗剤等が使用され、適
宜、順番に流して洗浄が進められる。
【0101】本発明の洗浄方法においては、次の第一〜
第五の洗浄工程が適宜反復される。
【0102】第一の洗浄工程では、切替弁90aは、含
水ケーキ配管220を、第二の洗浄液配管90と連通
し、含水ケーキ投入口11とは導通していない状態とす
る。
【0103】切替弁80aは、水分排出口3を、洗浄液
配管80と連通し、水分配管3aとは導通しない状態と
する。また、調圧体30は閉止状態として、脱水ケーキ
排出口12は閉塞した状態とする。
【0104】このような状態で、含水ケーキ配管220
の起端(含水ケーキタンク210の下部)より洗浄液を
導入する。この洗浄液は、切替弁90aに至り、第二の
洗浄液配管90に流れる。続いて洗浄液はジャケット2
の内部に流入し、ジャケット2の内壁と、圧搾スクリー
ン10の外壁とを洗浄する。
【0105】洗浄した洗浄液は水分排出口3より流出
し、切替弁80aを経て、洗浄液配管80に流れ、弁箱
40に流入する。弁箱40に流入した洗浄液は、弁箱4
0の内部、調圧体30の裏側等を洗浄し、空気輸送配管
71に流出する。かくして空気輸送配管71の内部も洗
浄される。
【0106】このように、最初に弁箱40の内部を洗浄
する理由は、圧搾機200を長時間運転した後には、弁
箱40の内部に脱水ケーキが付着している可能性が高
く、最初にこのような脱水ケーキを除去したほうが、そ
の後の洗浄が容易になり、好ましいためである。
【0107】第二の洗浄工程では、切替弁90aを切り
替え、含水ケーキ配管220を、含水ケーキ投入口11
に導通し、第二の洗浄液配管90には導通しない状態と
し、また調圧体30を開放した状態にして、圧搾スクリ
ーン10の内部と弁箱40とを連通する(脱水ケーキ排
出口12が開放された状態)。
【0108】このような状態で、同様に、含水ケーキ配
管220の起端(含水ケーキタンク210の下部)より
洗浄液を導入する。洗浄液は、切替弁90aを通過し、
含水ケーキ投入口11に流れる。
【0109】洗浄液は、含水ケーキ投入口11より、圧
搾スクリーン10の内部に流入し、圧搾スクリーン10
の内壁、回動スクリュー20(図2参照。)を洗浄す
る。
【0110】ここで、調圧体30は開放されているた
め、洗浄液は、圧搾スクリーン10より弁箱40に流入
し、空気輸送配管71を介して流出する。
【0111】かくして、圧搾スクリーン10の内部と回
動スクリュー20とが洗浄され、更に、脱水ケーキ排出
口12、調圧体30の表側が洗浄される。
【0112】第三の洗浄工程は、前記第二の洗浄工程と
同様であるが、調圧体30を完全に閉止し、これによっ
て脱水ケーキ排出口12を閉塞させる点で相違する。ま
た、切替弁80aは、水分排出口3を、水分排出配管3
aと導通し、洗浄液配管80とは導通しない状態とす
る。
【0113】この状態で、前記第二の洗浄工程と同様
に、含水ケーキ配管220の起端(含水ケーキタンク2
10の下部)より洗浄液を導入する。洗浄液は、含水ケ
ーキ配管220、含水ケーキ投入口11を介して、圧搾
スクリーン10の内部に流入する。その後、洗浄液は、
脱水ケーキ排出口12が閉塞されているため、水分排出
口3より流出し、切替弁80aを経て、水分排出配管3
aに流れる。
【0114】かくして、圧搾スクリーン10の目が洗浄
され、また水分排出配管3aも洗浄される。
【0115】第四の洗浄工程では、切替弁90aを切り
替えて、含水ケーキ配管220を、第二の洗浄液配管9
0に導通する状態とし、含水ケーキ投入口11とは導通
しない状態にする。
【0116】この状態で、含水ケーキ配管220より洗
浄液を流せば、洗浄液は、切替弁90aを経て、第二の
洗浄液配管90を経由してジャケット2の内部に流入す
る。
【0117】ここで、圧搾スクリーン10の外部が洗浄
され、洗浄液は、水分排出口3より流出し、水分排出配
管3aより流出する。
【0118】第五の洗浄工程では、再度、切替弁90a
を切り替え、含水ケーキ配管220を、含水ケーキ投入
口11に導通し、第二の洗浄液配管90とは導通しない
状態とする。また調圧体30は閉止させる。そして、ド
レン口4を開放する。尚、ドレン口4を開放・閉止する
開閉弁の図示は、図3では省略している。
【0119】この状態では、含水ケーキ配管220を流
れる洗浄液は、含水ケーキ投入口11を経て、圧搾スク
リーン10の内部に流入し、圧搾スクリーン10の目を
通過してドレン口4より排出される。この工程は、ドレ
ン口4を洗浄するために行われるものであり、短時間実
施すれば足りる。
【0120】以上のように第一〜第五の洗浄工程を適宜
反復することによって、圧搾機を効果的に定置洗浄する
ことが可能である。
【0121】実施例4 次に、図2及び図3のシステムを使用した本発明の方法
の実施例について説明する。
【0122】米国産大豆(IOM:三井物産社輸入)1
20kgを洗浄し、流水に12時間浸漬して膨潤させ
た。膨潤した大豆と300kgの水とをグラインダ−
(長沢機械製作所社製)に供給し、摩砕し、呉汁(生
呉)約660kgを得た。
【0123】得られた呉汁(生呉)を、加熱脱気装置に
通液し、100℃まで加熱して脱臭した。
【0124】加熱脱臭工程を終了した呉汁(煮呉)につ
いて、前記図2及び図3の圧搾機200により、次のよ
うに固液分離を行った。
【0125】煮呉を、含水ケーキタンク210に貯留
し、含水ケーキ配管220を介して定量ポンプ230を
用いて、含水ケーキ投入口11より圧搾機200に給液
した。
【0126】含水ケーキ投入口11より、1時間あたり
400kgの流量で連続的に給液し、回動スクリュー2
0を毎分70回転で回動させながら煮呉を移送しつつ圧
搾し、水分排出口3より1時間あたり250kgの流量
で豆乳を排出させた。
【0127】この間に、空気送給管70より弁箱40
に、1分あたり120リットルの空気量で空気を送給し
たところ、脱水ケーキ排出口12より排出されたオカラ
は、空気輸送配管71を経て、全て問題なく空気輸送す
ることができた。得られたオカラの水分は70%であ
り、流量は1時間あたり150kgであった。
【0128】尚、得られた豆乳は約420kgであり、
固形分は約12.0%(重量)であった。
【0129】実施例5 実施例4の圧搾が終了した後、前記実施例3の手順で次
のように定置洗浄を行なった。
【0130】最初に、60℃の温湯を流し、前記第一〜
第五の洗浄工程を3回ほど反復して実施した。尚、洗浄
時間は、第一の洗浄工程が0.5分であり、第二の洗浄
工程が2分であり、第三の洗浄工程が2分であり、第四
の洗浄工程が1分であり、第五の洗浄工程が0.3分に
なるよう設定した。
【0131】続いて、80℃の2.0%苛性ソーダ水溶
液を主成分とするアルカリ性洗浄液によって、同様に前
記第一〜第五の洗浄工程を3回反復して実施した。
【0132】再度、温湯による洗浄を行った後、80℃
の0.6%硝酸水溶液を主成分とする酸性洗浄液によっ
て、同様に前記第一〜第五の洗浄工程を3回反復して実
施した。
【0133】最後に、再び、温湯による洗浄を行った
後、洗浄を終了させた。終了後に、全ての装置を分解し
て肉眼により点検したところ、洗浄不良の箇所は全く存
在せず、完璧に洗浄されていることが確認された。
【0134】
【発明の効果】本発明の装置又は方法によれば、脱水ケ
ーキを衛生的に排出し、衛生的に次工程に搬送すること
ができる。また、作業性が良く、連続運転に好適であ
り、効率的な処理が可能である。更に、定置洗浄が可能
であるため、衛生、作業性の面でも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の圧搾機の一実施例の構造を説
明するための簡略説明図である。
【図2】図2は、本発明の圧搾機の他の実施例の構造を
説明するための簡略説明図である。
【図3】図3は、図2の圧搾機が設置される圧搾システ
ム全体の構造を示す模式図である。
【図4】図4は、従来の圧搾機の一例の構造を説明する
ための簡略説明図である。
【符号の説明】
1 圧搾機(従来技術) 2 第1ジャケット 3 水分排出口 4 ドレン口 5 蓋 10 圧搾スクリーン 11 含水ケーキ投入口 12 脱水ケーキ排出口 13 シュート 20 回動スクリュー 21 シャフト 22 圧搾羽根 23 ベアリング 24 シャフトカバー 25 ギア機構 30 調圧体 31 弁棒(調圧シャフト) 32 支持部材 33 バネ 34 調節ネジ 40 弁箱 50 エアーモーター(背圧調節手段) 51 エアーシリンダー 52 ピストン弁 53 パッキン 60、61、62 駆動用空気配管 63 切替弁 70 空気送給管 71 空気輸送配管 80 洗浄液配管 90 第二の洗浄液配管 100 圧搾機(本発明) 200 圧搾機(本発明) 210 含水ケーキタンク 220 含水ケーキ配管 230 定量ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本吉 信之 東京都東大和市立野4−515 森永乳業株 式会社装置開発研究所内 (72)発明者 田中 雄 東京都東大和市立野4−515 森永乳業株 式会社装置開発研究所内 Fターム(参考) 4B020 LC10 LG05 LP09 LP11 LQ05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔板によって円筒テーパー状に形成さ
    れるとともに起端部に含水ケーキを投入する含水ケーキ
    投入口が設けられ終端部には圧搾処理した後の脱水ケー
    キを排出する脱水ケーキ排出口が設けられた圧搾スクリ
    ーンと、前記圧搾スクリーンが収納される容器であって
    圧搾スクリーンより漏出した水分を排出する水分排出口
    が形成されたジャケットと、前記圧搾スクリーンの内部
    に配置され周囲に螺旋状の圧搾羽根が突設されており前
    記圧搾羽根の先端が圧搾スクリーンの内壁に接触する回
    動スクリューと、前記脱水ケーキ排出口に設けられ脱水
    ケーキ排出口を適宜の背圧をかけて閉塞して前記圧搾ス
    クリーンの内部圧力を調整する調圧体とを備え、前記含
    水ケーキ投入口より含水ケーキを投入し、圧搾スクリー
    ンの内部において回動スクリューによって含水ケーキを
    移送しながら圧搾して圧搾スクリーンの外側に水分を漏
    出し、漏出した水分を前記ジャケットの水分排出口より
    排出するとともに圧搾処理が終了した脱水ケーキを脱水
    ケーキ排出口より調圧体を介して排出する含水ケーキの
    圧搾機において、次の(A1)〜(A3)、(A1)前
    記脱水ケーキ排出口及び調圧体とを囲繞する弁箱、(A
    2)前記弁箱に空気を送給する空気送給管、(A3)起
    端が前記弁箱に接続され、前記(A2)の空気送給管に
    よって送給される空気に脱水ケーキを同伴させて弁箱よ
    り搬出する空気輸送配管、を備えたことを特徴とする含
    水ケーキの圧搾機。
  2. 【請求項2】 前記調圧体は、空気を駆動源とする背圧
    調節手段を有しており、この背圧調節手段には調圧体駆
    動用の空気を供給する駆動用空気配管が接続されてお
    り、前記(A2)の空気送給管は前記駆動用空気配管よ
    り分岐して前記(A1)の弁箱に至る請求項1に記載の
    含水ケーキの圧搾機。
  3. 【請求項3】 更に、前記(A1)の弁箱が、次の(A
    4)、(A4)圧搾機の洗浄時に、前記弁箱に洗浄液を
    供給する洗浄液配管、を備えたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の含水ケーキの圧搾機。
  4. 【請求項4】 前記(A4)の洗浄液配管は、起端部
    が、前記ジャケットの水分排出口に連通されるとともに
    終端部が前記(A1)の弁箱に接続されており、圧搾機
    の洗浄時には、前記水分排出口から排出された洗浄液を
    前記弁箱に循環させて弁箱内を洗浄する請求項3に記載
    の含水ケーキの圧搾機。
  5. 【請求項5】 多孔板によって円筒テーパー状に形成さ
    れた圧搾スクリーンの起端部より含水ケーキを投入し、
    螺旋状の圧搾羽根が周設された回動スクリューを圧搾ス
    クリーンの内部で回動させて含水ケーキを圧迫しつつ移
    送し、移送される含水ケーキの水分を圧搾スクリーンの
    外側に漏出させて圧搾処理し、漏出した水分を排出する
    とともに圧搾後の脱水ケーキを前記圧搾スクリーンの末
    端より排出する含水ケーキの圧搾方法において、排出し
    た圧搾後の脱水ケーキを空気輸送によって次工程に輸送
    することを特徴とする含水ケーキの圧搾方法。
  6. 【請求項6】 多孔板によって円筒テーパー状に形成さ
    れるとともに起端部に含水ケーキを投入する含水ケーキ
    投入口が設けられ終端部には圧搾処理した後の脱水ケー
    キを排出する脱水ケーキ排出口が設けられた圧搾スクリ
    ーンと、前記圧搾スクリーンが収納される容器であって
    圧搾スクリーンより漏出した水分を排出する水分排出口
    が形成されたジャケットと、前記圧搾スクリーンの内部
    に配置され周囲に螺旋状の圧搾羽根が突設されており前
    記圧搾羽根の先端が圧搾スクリーンの内壁に接触する回
    動スクリューと、前記脱水ケーキ排出口に設けられ脱水
    ケーキ排出口を適宜の背圧をかけて閉塞して前記圧搾ス
    クリーンの内部圧力を調整する調圧体とを備え、前記含
    水ケーキ投入口より含水ケーキを投入し、圧搾スクリー
    ンの内部において回動スクリューによって含水ケーキを
    移送しながら圧搾して圧搾スクリーンの外側に水分を漏
    出し、漏出した水分を前記ジャケットの水分排出口より
    排出するとともに圧搾処理が終了した脱水ケーキを脱水
    ケーキ排出口より調圧体を介して排出する含水ケーキの
    圧搾機を洗浄する方法であって、予め前記脱水ケーキ排
    出口及び調圧体とを囲繞する弁箱を設けておき、圧搾機
    を洗浄する工程の中に、前記弁箱に対して洗浄液を流し
    て前記脱水ケーキ排出口及び調圧体周辺部を洗浄する工
    程が含まれることを特徴とする含水ケーキの圧搾機の洗
    浄方法。
  7. 【請求項7】 前記弁箱に流される洗浄液が、前記ジャ
    ケットの水分排出口より流出される洗浄液である請求項
    6に記載の含水ケーキの圧搾機の洗浄方法。
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