JP2002168229A - クランク軸及びその製造方法並びにクランク軸を備えたエンジン - Google Patents

クランク軸及びその製造方法並びにクランク軸を備えたエンジン

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JP2002168229A JP2000363810A JP2000363810A JP2002168229A JP 2002168229 A JP2002168229 A JP 2002168229A JP 2000363810 A JP2000363810 A JP 2000363810A JP 2000363810 A JP2000363810 A JP 2000363810A JP 2002168229 A JP2002168229 A JP 2002168229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非ウエイトのアームとツイスト用型との間の
相対的な滑りを良好に規制することができ、ピンの位相
精度が高く、エンジンに組み込んだときの回転バランス
を良好にできるようにする。 【解決手段】 バランスウエイトを有しない非ウエイト
のアーム33,34,36,37の周面に、ツイスト加
工時のツイスト用型との相対的な滑りを規制する凸起4
又は凹みが設けてあり、非ウエイトのアーム33,3
4,36,37とツイスト用型との間の相対的な滑りを
良好に規制することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピストンの往復運動
を回転運動に変えるためのクランク軸及びプレス加工工
程とツイスト加工工程とを経てクランク軸を製造する方
法並びに前記クランク軸を用いたエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】クラン
ク軸はエンジンの部品として広く使用されており、剛性
の観点から主として熱間鍛造により製造されている。ま
た、このクランク軸は、エンジンのタイプに対応して直
列3気筒用、直列4気筒用、直列6気筒用、V型6気筒
用、V型8気筒用等がある。
【0003】図16は熱間鍛造により製造されたV型6
気筒用のクランク軸の正面図である。このクランク軸
は、軸長方向両端側に配置された第1、第4のジャーナ
ル11d,14d及び軸長方向中間に離間して配置され
た第2及び第3のジャーナル12d,13dと、第1及
び第2のジャーナル11d,12d間に配置された第
1、第2のピン21d,22dと、第2及び第3のジャ
ーナル12d,13d間に配置された第3、第4のピン
23d,24dと、第3及び第4のジャーナル13d,
14d間に配置された第5、第6のピン25d,26d
と、第1のジャーナル11d及び第1のピン21dを連
結する第1のアーム31dと、第1のピン21d及び第
2のピン22dを連結する第2のアーム32dと、第2
のピン22d及び第3のピン23dと第2のジャーナル
12dとを連結する第3及び第4のアーム33d,34
dと、第3のピン23d及び第4のピン24dを連結す
る第5のアーム35dと、第4のピン24d及び第5の
ピン25dと第3のジャーナル13dとを連結する第6
及び第7のアーム36d,37dと、第5のピン25d
及び第6のピン26dを連結する第8のアーム38d
と、第4のジャーナル14d及び第6のピン26dを連
結する第9のアーム39dとを備えている。
【0004】第1、第2、第8及び第9のアーム31
d,32d,38d,39dには前記第1及び第6のピ
ン21d,26dと反対側へと延出された略扇形のバラ
ンスウエイト30dが一体に設けられており、さらに、
第5のアーム35dには第3及び第4のピン23d,2
4d側から延出された略弧状のバランスウエイト40d
が一体に設けられている。また、第3、第4、第6及び
第7のアーム33d,34d,36d,37dには前記
バランスウエイト30d、40dが設けられていない。
【0005】図17はクランク軸のツイスト加工後にお
けるピンの位相線図である。上述の如く製造されたクラ
ンク軸のピン21d〜26dは、クランク軸の回転方向
へ離間して配置されている。
【0006】このようにピン21d〜26dが配置され
たクランク軸を熱間鍛造により製造する場合、プレス加
工工程後、プレス加工によって発生したバリを除去する
バリ除去工程及び全体の形状を整える整形加工工程を経
て製造される。
【0007】図18はクランク軸の一般的なプレス加工
後におけるピンの位相線図である。V型6気筒用、V型
8気筒用等のクランク軸は歩留まり及び軽量化の観点か
ら前記ジャーナル11d〜14dの回転中心に対して前
記ピン21d〜26dが図18の如く対称配置となるよ
うにプレス加工を行い、この後、ツイスト加工工程によ
ってクランク軸に捩じり変形を加え、図18に示す位相
線図で配列されたピン21d〜26dを図17で示す位
相線図の配列となるように修正することがある。
【0008】図18では、前記第1及び第5のピン21
d,25dが同じ位相となり、第2及び第6のピン22
d,26dが同じ位相となり、前記第1のピン21d、
第4のピン24d及び第5のピン25dと、前記第2の
ピン22d、第3のピン23d及び第6のピン26dと
がジャーナルの回転中心に対して対称配置となってい
る。
【0009】ツイスト加工では、図16の第2及び第3
のジャーナル12d,13d部分を捩じることによりピ
ン21d〜26dの位相が図17の位相となるように修
正する。ツイスト加工は、第2のジャーナル12dの両
側に配置された非ウエイトの第3のアーム33dと、第
4のアーム34dとを夫々一対のツイスト用型で挟み、
第3のアーム33d側のツイスト用型を第4のアーム3
4d側のツイスト用型に対して例えば60度捩じり、さ
らに、第3のジャーナル13dの両側に配置された非ウ
エイトの第6のアーム36dと、第7のアーム37dと
を夫々一対のツイスト用型で挟み、第6のアーム36d
側のツイスト用型を第5のアーム35d側のツイスト用
型に対して例えば60度捩じることにより、夫々のピン
が60度で離間した位相となる。
【0010】このようなツイスト加工によって中間素体
は捩じり変形を加えられ、ピン21d〜26dの位相を
整えることができるが、このツイスト加工時に前記捩じ
り変形量のバラツキが発生する。この捩じり変形量のバ
ラツキによるピン21d〜26dの位相精度がエンジン
に組込まれた際のクランク軸の回転バランスに大きく影
響する。
【0011】このため、一般的にはクランク軸をエンジ
ンに組み込む前にクランク軸の回転バランスを修正でき
るようにクランク軸のボリュームを部分的に削除する調
整加工が施される。
【0012】しかしながら、この調整加工による許容削
除量には制限があるため、この調整加工によっては前記
回転バランスを修正することができないことがあり、こ
の修正ができないクランク軸は不良品となる。
【0013】また、近年ではクランク軸の前記調整加工
等による加工コストの低減の要望があり、前記ピン21
d〜26dの位相精度に対する前記回転バランスのバラ
ツキ許容値が厳しくなり、そのバラツキの原因であるツ
イスト加工工程での捩じり精度を高める要望が大きくな
っている。
【0014】これまでに、特許第2998058号にて
ツイスト加工工程によりV型6気筒エンジン等に使用さ
れるクランク軸の製造技術が開示されている。この特許
は、中間素体を熱間鍛造した後、ツイスト加工工程によ
ってピンの夫々が回転方向へ離間して配置されたクラン
ク軸を製造する方法を開示している。
【0015】一方、一体形クランク軸は軽量化、回転バ
ランスの観点から図16の如く第1〜第9のアーム31
d〜39dを有しているが、特に第2及び第3のジャー
ナル12d,13dの両側に配置される非ウエイトの第
3、第4、第6及び第7のアーム33d,34d,36
d,37dは、ラジアル方向へ離間した円形のピン及び
円形のジャーナルをラジアル方向の位置でつないだ連続
的な略楕円形状である。
【0016】図19は非ウエイトのアームの形状を示す
断面図である。一般的にバランスウエイト30d、40
dを有しない非ウエイトのアーム33d,34d,36
d,37dの外形形状は、ツイスト加工工程で捩じる方
向に対してその接線方向が前記捩じる方向に近く、該捩
じる方向に沿うようになった略楕円形に形成され、軽量
化が図られている。
【0017】これに対してバランスウエイト30dを有
するウエイト付の第1、第2、第8及び第9のアーム3
1d,32d,38d,39dの外形形状は、略扇形に
近い非楕円形に形成されており、さらに、ウエイト付の
第5のアーム35dも非楕円形に形成されており、回転
バランス化が図られている。
【0018】図20はツイスト加工方法の説明図であ
る。この図20ではツイスターのツイスト用型61dが
非ウエイトの第7のアーム37dをラジアル方向から挟
み込み、第3のジャーナル13d部分を捩じることがで
きるようにしてある。この状態からツイスターにより第
3のジャーナル13d部分に捩じり角度が比較的大きな
例えば60度の捩じり変形を加えるとき、外形寸法が正
確でない鍛造肌の第7のアーム37dと寸法精度が高い
ツイスト用型61dとの間で滑りが発生し易く、さら
に、この滑りによってジャーナル13dの両側に配置さ
れているアームに捩じれ現象が発生し、結果として、ツ
イスト加工工程後のピン21d〜26dの位相にバラツ
キが発生し易いといった問題があった。
【0019】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、非ウエイトのアームの周面に凸起又は凹みを設
けることにより、非ウエイトのアームとツイスト用型と
の間の相対的な滑りを良好に規制することができるクラ
ンク軸を提供することを目的とする。
【0020】また、その内面に中間素体との相対的な滑
りを規制する滑り止め凸起又は滑り止め凹みが設けられ
たツイスト用型を用いてツイスト加工を行うことによ
り、中間素体とツイスト用型との間の相対的な滑りを規
制してピンの位相精度を高めることができるクランク軸
の製造方法を提供することを目的とする。
【0021】また、非ウエイトのアームの周面に設けら
れた凸起又は凹みによってツイスト加工後のピンの位相
精度が高められたクランク軸を組み込むことにより、ク
ランク軸の回転バランスを良好にすることができるエン
ジンを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るクランク
軸は、軸長方向へ離間して配置された複数のジャーナル
と、該ジャーナルの間に配置された複数のピンと、該ピ
ンと前記ジャーナルとを連結し、バランスウエイトを有
するウエイト付のアーム及び前記バランスウエイトを有
しない非ウエイトのアームとを備え、前記ピンの夫々が
回転方向へ離間して配置されたクランク軸において、前
記非ウエイトのアームの周面に、ツイスト加工時のツイ
スト用型との相対的な滑りを規制する凸起又は凹みが設
けられていることを特徴とする。
【0023】この第1発明にあっては、非ウエイトのア
ームの周面に、ツイスト加工時のツイスト用型との相対
的な滑りを規制する凸起又は凹みが設けられているた
め、この凸起又は凹みに係合する凹み又は凸起が設けら
れたツイスト用型を用いて非ウエイトのアームとツイス
ト用型との間の相対的な滑りを良好に規制した状態でツ
イスト加工が行われ、ピンの位相精度が高められたクラ
ンク軸を得ることができる。
【0024】第2発明に係るクランク軸の製造方法は、
クランク軸の中間素体を型鍛造するプレス加工工程と、
前記中間素体に捩じり変形を加えるツイスト加工工程と
を経てクランク軸を製造する方法において、その内面に
前記中間素体との相対的な滑りを規制する滑り止め凸起
又は滑り止め凹みが設けられたツイスト用型を用いてツ
イスト加工を行うことを特徴とする。
【0025】この第2発明にあっては、ツイスト用型の
内面に滑り止め凸起又は滑り止め凹みが設けられている
ため、バランスウエイトを有しない非ウエイトのアーム
をツイスト用型が挟み込んでツイスト加工を行うとき、
非ウエイトのアームとツイスト用型との間の相対的な滑
りを良好に規制することができ、ツイスト加工工程後の
ピンの位相精度を高めることができる。
【0026】第3発明に係るエンジンは、第1発明に係
るクランク軸と、該クランク軸のジャーナル部分を軸受
を介して支持したハウジングと、前記ピンに連接棒を介
して連結されたピストンとを備えていることを特徴とす
る。
【0027】この第3発明にあっては、ピンの位相精度
が高いクランク軸が組み込まれているため、クランク軸
の回転バランスが良好である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。実施の形態1図1は本発明
に係るクランク軸の一例の構成を示す正面図である。こ
の実施の形態1のクランク軸は、V型6気筒用のエンジ
ンに用いられる一体形のクランク軸である。
【0029】このクランク軸は、熱間鍛造により製造さ
れる。クランク軸は、軸長方向両端側に配置された第
1、第4のジャーナル11,14及び軸長方向中間に離
間して配置された第2及び第3のジャーナル12,13
と、第1及び第2のジャーナル11,12間に配置され
た第1、第2のピン21,22と、第2及び第3のジャ
ーナル12,13間に配置された第3、第4のピン2
3,24と、第3及び第4のジャーナル13,14間に
配置された第5、第6のピン25,26と、第1のジャ
ーナル11及び第1のピン21を連結する第1のアーム
31と、第1のピン21及び第2のピン22を連結する
第2のアーム32と、第2のピン22及び第3のピン2
3と第2のジャーナル12とを連結する第3及び第4の
アーム33,34と、第3のピン23及び第4のピン2
4を連結する第5のアーム35と、第4のピン24及び
第5のピン25と第3のジャーナル13とを連結する第
6及び第7のアーム36,37と、第5のピン25及び
第6のピン26を連結する第8のアーム38と、第4の
ジャーナル14及び第6のピン26を連結する第9のア
ーム39とを備えている。
【0030】第1、第2、第8及び第9のアーム31,
32,38,39には前記第1及び第6のピン21,2
6と反対側へと延出された略扇形のバランスウエイト3
0が一体に設けられており、さらに、第5のアーム35
には第3及び第4のピン23,24側から延出された略
弧状のバランスウエイト40が一体に設けられている。
また、第3、第4、第6及び第7のアーム33,34,
36,37には前記バランスウエイト30、40が設け
られていない。
【0031】クランク軸の熱間鍛造による製造は、レデ
ュースロール加工等によって予備成形する工程と、この
予備成形された中間素体を荒型打ちする第1の型鍛造及
び仕上型打ちする第2の型鍛造によってプレス加工する
工程と、このプレス加工によって発生したバリを除去す
るバリ除去工程と、ツイスト用型を用いてピン21〜2
6の位相を整えるツイスト加工工程と、全体の形状を整
える整形加工工程とを経て製造される。
【0032】図2はクランク軸のプレス加工後における
ピンの位相線図である。プレス加工工程では、前記第1
及び第5のピン21,25が同じ位相となり、第2及び
第6のピン22,26が同じ位相となり、前記第1のピ
ン21、第4のピン24及び第5のピン25と、前記第
2のピン22、第3のピン23及び第6のピン26とが
ジャーナル11〜14の回転中心に対して対称配置とな
るように鍛造される。
【0033】図3は非ウエイトのアームの形状を示す断
面図、図4は非ウエイトのアームの別の形状を示す断面
図である。第2及び第3のジャーナル12,13の両側
に配置され、前記ツイスト用型によって挾着される非ウ
エイトの第3、第4、第6及び第7のアーム33,3
4,36,37は、ラジアル方向へ離間した円形のピン
及び円形のジャーナルをラジアル方向の位置でつないだ
連続的な略楕円形状である。即ち、アーム33,34,
36,37の外形形状は、ツイスト加工工程で捩じる方
向(図3の矢印X)に対してその接線方向が前記捩じる
方向に近似し、該捩じる方向に沿うようになった略楕円
形に形成され、軽量化が図られている。尚、アーム3
3,34,36,37の周面は鍛造肌であり、その略楕
円形状の外形寸法は正確でない。
【0034】さらに、前記プレス加工工程の第2の型鍛
造では、前記ツイスト用型によって挾着される非ウエイ
トの第3、第4、第6及び第7のアーム33,34,3
6,37のジャーナル側の周面に、図3、図4に示す如
くツイスト加工時のツイスト用型との相対的な滑りを規
制する凸起4又は凹み5が設けられる。
【0035】この凸起4又は凹み5は、その内面に凸起
4に対応する凹みが設けられた鍛造用型を用いるか、又
は、その内面に凹み5に対応する凸起が設けられた鍛造
用型を用いることにより、アーム33,34,36,3
7の型鍛造とともに該アーム33,34,36,37の
ジャーナル12,13側の周面で、アーム33,34,
36,37の長手方向の中心線Yに対して一方側の1か
所に該周面と交差するように突設又は凹設される。
【0036】また、凸起4はツイスト加工時に捩じる方
向と対面し、捩じり荷重を負担する第1面41と、非対
面で捩じり荷重を負担しない第2面42とを有する。第
1面41はアームのピン側円周部の第1接線aに対して
交差する面とし、換言すれば、曲率半径が比較的小さい
湾曲面R1を有する面とし、ツイスト用型との引掛り抵
抗を高くして捩じり荷重を確実に負担することができる
ようにしてある。第2面42はアームのジャーナル側円
周部の第2接線bに沿った面とし、換言すれば、曲率半
径が比較的大きい湾曲面R2(R1<R2)を有する面
とし、ツイスト用型との引掛り抵抗をなくするか、又は
低減してアームの周面の変形をなくするようにしてあ
る。また、凹み5はツイスト加工時に捩じる方向へ離間
した一対の側面51,51をアームの周面に対して逆台
形状に傾斜せしめてある。
【0037】図5はツイスト加工方法の説明図である。
ツイスト加工は、プレス加工後の中間素体の第3のアー
ム33に対応する内面を有する第1のツイスト用型61
と、第4及び第6のアーム34,36に対応する内面を
有する第2のツイスト用型62,62と、第7のアーム
37に対応する内面を有する第3のツイスト用型63と
を用いる。これらツイスト用型61〜63は、前記アー
ムの中心線Yと交差する方向への接離が可能に2分割さ
れており、さらに、その内面には、前記凸起4に対応す
る凹み60a、又は、前記凹み5に対応する凸起が設け
られている。
【0038】ツイスト用型61〜63を用いてツイスト
加工を行う場合、第3のアーム33を第1のツイスト用
型61で挟み、第4及び第6のアーム34,36を第2
のツイスト用型62で挟み、該ツイスト用型61,62
の凹み60a又は凸起を前記第3、第4及び第6のアー
ム33,34,36の凸起4又は凹み5に挿入して係合
させる。そして、第1のツイスト用型61を第2のツイ
スト用型62に対して60度捩じり、中間素体の第2の
ジャーナル12部分に捩じり変形を加え、第3及び第4
のピン23,24に対する第1及び第2のピン21,2
2の位相を変える。
【0039】さらに、第4及び第6のアーム34,36
を第2のツイスト用型62が挟んだ状態で第7のアーム
37を第3のツイスト用型63で挟み、該ツイスト用型
63の凹み60a又は凸起を前記第7のアーム37の凸
起4又は凹み5に挿入して係合させる。そして、第3の
ツイスト用型63を第2のツイスト用型62に対して6
0度捩じり、中間素体の第3のジャーナル13部分に捩
じり変形を加え、第3及び第4のピン23,24に対す
る第5及び第6のピン25,26の位相を変える。
【0040】図6はクランク軸のツイスト加工後におけ
るピンの位相線図である。このツイスト加工により、図
2の如く配列されたピン21〜26の位相を図6の如く
等間隔の位相となるように整えることができる。
【0041】しかも、非ウエイトのアーム33,34,
36,37の周面には凸起4又は凹み5が設けてあり、
ツイスト用型61〜63には、前記凸起4又は凹み5に
挿入して係合される凹み60a又は凸起が設けてあり、
このツイスト用型61〜63の凹み60a又は凸起を前
記アーム33,34,36,37の凸起4又は凹み5に
引掛けた状態でツイスト加工が行われるため、アーム3
3,34,36,37とツイスト用型61〜63との間
の相対的な滑りを良好に規制することができ、さらにこ
の滑りによるアーム33,34,36,37の捩じれ現
象をなくすることができ、ツイスト加工工程後のピン2
1〜26の位相精度を高めることができる。
【0042】因に、表1で示すクランク軸の製作条件に
基づいて製造した本発明に係るクランク軸と、図19で
示すアームを有する従来のクランク軸とのピンの位相精
度を比較した結果、表2の結果が得られた。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】この表2で示すように従来のクランク軸に
あっては、製造本数が3000本に対してピンの位相精
度による不良品は15本であるが、本発明によれば、製
造本数が3000本に対してピンの位相精度による不良
品は零本であり、改善効果が高いことが分かる。
【0046】また、表3で示すクランク軸の製作条件に
基づいて製造した本発明に係るクランク軸と、図19で
示すアームを有する従来のクランク軸とのピンの位相精
度を比較した結果、表5の結果が得られた。尚、クラン
ク軸のアームは表4で示すように形成されている。ま
た、表5はピンの位相精度の目標値に対する最大誤差値
を表わす。
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】表5で示すように本発明によれば、従来の
クランク軸に比べてピン21〜26の位相精度を良好に
できる。このため、本発明に係るクランク軸が組み込ま
れたエンジンにあっては、クランク軸の回転バランスを
良好にできる。
【0051】実施の形態2図7、図8はクランク軸の実
施の形態2の非ウエイトのアームの形状を示す断面図で
ある。この実施の形態2のクランク軸は、前記アーム3
3,34,36,37のジャーナル12,13側の周面
に設ける前記凸起4又は凹み5を複数としたものであ
る。
【0052】実施の形態2において、凸起4又は凹み5
はアーム33,34,36,37の周方向に連続的に設
けてあるが、その他、離間して設けてもよい。また、こ
のように離間して設ける場合、アーム33,34,3
6,37の長手方向の中心線Yに対して一方側の周面又
は両方側の周面に設ける。
【0053】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
じであるため、同様の部分については同じ符号を付し、
その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0054】図9は本発明に係るクランク軸が組み込ま
れたエンジンの簡略図である。このエンジンはV型6気
筒タイプであり、実施の形態1又は実施の形態2の如く
製造されたクランク軸Aと、該クランク軸Aのジャーナ
ル11〜14部を軸受B…を介して支持したハウジング
Cと、前記ピン21〜26の夫々に連接棒D…を介して
連結された6個のピストンE…とを備えている。
【0055】このエンジンにあっては、ピン21〜26
の位相精度が高いクランク軸Aが組み込まれているた
め、クランク軸Aの回転バランスが良好である。
【0056】尚、以上説明した実施の形態では、非ウエ
イトの第3、第4、第6及び第7のアーム33,34,
36,37のジャーナル12,13側の周面の一部に前
記ツイスト用型61〜63との相対的な滑りを規制する
凸起4又は凹み5を設けたが、この凸起4及び凹み5の
位置はアーム33,34,36,37のピン22,2
3,24,25側の周面の一部に設けてもよい。
【0057】また、以上説明した実施の形態では、V型
6気筒用のエンジンに用いられるクランク軸及びV型6
気筒エンジンについて説明したが、本発明に係るクラン
ク軸は例えばV型8気筒用、直列3気筒用、直列4気筒
用、直列6気筒用等のクランク軸及び該クランク軸が組
み込まれたエンジンであってもよく、その形式は特に限
定されない。
【0058】また、以上説明した実施の形態では、軸長
方向両側のジャーナル11、14の間に配置された全て
のジャーナル12,13にツイスト加工が施されるV型
6気筒用のエンジンに用いられるクランク軸及び該クラ
ンク軸が用いられたエンジンについて説明したが、その
他、本発明に係るクランク軸は軸長方向両側のジャーナ
ル間にツイスト加工が施されるジャーナルと、ツイスト
加工が施されないジャーナルとが配置されたクランク軸
であってもよく、また、該クランク軸が用いられたエン
ジンであってもよい。
【0059】軸長方向両側のジャーナル間にツイスト加
工が施されるジャーナルと、ツイスト加工が施されない
ジャーナルとが配置されたクランク軸は、例えばV型8
気筒用、直列6気筒用がある。
【0060】図10はV型8気筒用のクランク軸の一例
を示す正面図である。このクランク軸は、両側のジャー
ナル11a,15a間にツイスト加工が施される2つの
ジャーナル12a,14aと、ツイスト加工が施されな
い1つのジャーナル13aと、前記連接棒の2本が並べ
て取付けられる2連用の4つのピン21a〜24aと、
バランスウエイト30aを有する4つのアーム31a,
32a,37a,38a及びバランスウエイトを有しな
い4つのアーム33a,34a,35a,36aとを備
え、該非ウエイトのアーム33a,34a,35a,3
6aに前記凸起4又は凹み5が設けてある。
【0061】図11はV型8気筒用のクランク軸のピン
の位相線図である。プレス加工工程では、図11の(a)
の如く第1及び第2のピン21a,22aが同じ位相と
なり、第3及び第4のピン23a,24aが同じ位相と
なるように鍛造される。
【0062】ツイスト加工を行う場合、アーム32aを
その内面に前記バランスウエイト30aに対応する凹み
が設けられている第1のツイスト用型で挟み、アーム3
3a,36aをその内面に前記凸起4又は凹み5に対応
する凹み又は凸起が設けられている第2のツイスト用型
で挟み、アーム37aをその内面に前記バランスウエイ
ト30aに対応する凹みが設けられている第3のツイス
ト用型で挟み、第1〜第3のツイスト用型を夫々45度
捩じり、ジャーナル12a,14a部分に捩じり変形を
加え、図11の(b) の如く夫々のピン21a〜24aの
位相を等間隔の位相となるように変える。
【0063】図12は直列6気筒用のクランク軸の一例
を示す正面図である。このクランク軸は、両側のジャー
ナル11b,17b間にツイスト加工が施される4つの
ジャーナル12b,13b,15b、16bと、ツイス
ト加工が施されない1つのジャーナル14bと、6つの
ピン21b〜26bと、バランスウエイト30bを有す
る6つのアーム31b,32b,33b,34b,36
b,37b,39b,40b,41b,42b及びバラ
ンスウエイトを有しない2つのアーム35b,38bと
を備え、該非ウエイトのアーム35b,38bに前記凸
起4又は凹み5が設けてある。
【0064】図13は直列6気筒用のクランク軸のピン
の位相線図である。プレス加工工程では、図13の(a)
の如く第2及び第5のピン22b,25bが同じ位相と
なり、第1、第3、第4及び第6のピン21b,23
b,24b,26bが同じ位相となるように鍛造され
る。
【0065】ツイスト加工を行う場合、アーム32bを
その内面に前記バランスウエイト30bに対応する凹み
が設けられている第1のツイスト用型で挟み、アーム3
3b,34bをその内面に前記バランスウエイト30b
に対応する凹みが設けられている第2のツイスト用型で
挟み、アーム35b,38bをその内面に前記凸起4又
は凹み5に対応する凹み又は凸起が設けられている第3
のツイスト用型で挟み、アーム39b,40bをその内
面に前記バランスウエイト30bに対応する凹みが設け
られている第4のツイスト用型で挟み、アーム41b,
42bをその内面に前記バランスウエイト30bに対応
する凹みが設けられている第5のツイスト用型で挟み、
第2及び第4のツイスト用型を固定し、第1、第3及び
第5のツイスト用型を夫々60度捩じり、ジャーナル1
2b,13b,15b,16b部分に捩じり変形を加
え、図13の(b) の如く第2及び第5のピン22b,2
5bに対する第1、第3、第4及び第6のピン21b,
23b,24b,26bの位相を等間隔の位相となるよ
うに変える。
【0066】図14は直列3気筒用のクランク軸の一例
を示す正面図である。このクランク軸は、両側のジャー
ナル11c,14c間にツイスト加工が施される2つの
ジャーナル12c,13cと、3つのピン21c〜23
cと、バランスウエイト30cを有する4つのアーム3
1c,32c,35c,36c及びバランスウエイトを
有しない2つのアーム33c,34cとを備え、該非ウ
エイトのアーム33c,34cに前記凸起4又は凹み5
が設けてある。
【0067】図15は直列3気筒用のクランク軸のピン
の位相線図である。プレス加工工程では、図15の(a)
の如く第1及び第3のピン21c,23cが同じ位相と
なるように鍛造される。
【0068】ツイスト加工を行う場合、アーム32cを
その内面に前記バランスウエイト30cに対応する凹み
が設けられている第1のツイスト用型で挟み、アーム3
3c,34cをその内面に前記凸起4又は凹み5に対応
する凹み又は凸起が設けられている第2のツイスト用型
で挟み、アーム35c,36cをその内面に前記バラン
スウエイト30cに対応する凹みが設けられている第3
のツイスト用型で挟み、第2のツイスト用型を固定し、
第1及び第3のツイスト用型を夫々60度捩じり、ジャ
ーナル12c,13c部分に捩じり変形を加え、図15
の(b) の如く第2のピン22cに対する第1及び第3の
ピン21c,23cの位相を等間隔の位相となるように
変える。
【0069】上述したV型8気筒用、直列6気筒用、直
列3気筒用のクランク軸において、ジャーナル、ピン、
ウエイト付のアーム、非ウエイトのアーム、凸起、凹
み、ツイスト用型の形状は実施の形態1、2と同じか又
は相似形であり、また、ツイスト工程についても実施の
形態1、2と同じであるため、その詳細な説明及び作用
の説明を省略する。
【0070】
【発明の効果】第1発明によれば、非ウエイトのアーム
の周面に、ツイスト加工時のツイスト用型との相対的な
滑りを規制する凸起又は凹みが設けられているため、ピ
ンの位相精度が高く、エンジンに組み込んだときの回転
バランスを良好にできる。
【0071】第2発明によれば、ツイスト用型の内面に
滑り止め凸起又は滑り止め凹みが設けられているため、
バランスウエイトを有しない非ウエイトのアームをツイ
スト用型が挟み込んでツイスト加工を行うとき、非ウエ
イトのアームとツイスト用型との間の相対的な滑りを良
好に規制することができ、ツイスト加工工程後のピンの
位相精度を高めることができる。
【0072】第3発明によれば、ピンの位相精度が高い
クランク軸が組み込まれているため、クランク軸の回転
バランスが良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランク軸の構成を示す正面図で
ある。
【図2】本発明に係るクランク軸のプレス加工後におけ
るピンの位相線図である。
【図3】本発明に係るクランク軸の非ウエイトのアーム
の形状を示す断面図である。
【図4】本発明に係るクランク軸の非ウエイトのアーム
の別の形状を示す断面図である。
【図5】本発明に係るクランク軸のツイスト加工方法の
説明図である。
【図6】本発明に係るクランク軸のツイスト加工後にお
けるピンの位相線図である。
【図7】本発明に係るクランク軸の実施の形態2の非ウ
エイトのアームの形状を示す断面図である。
【図8】本発明に係るクランク軸の実施の形態2の非ウ
エイトのアームの形状を示す断面図である。
【図9】本発明に係るクランク軸が組み込まれたエンジ
ンの簡略図である。
【図10】本発明に係るV型8気筒用のクランク軸の一
例を示す正面図である。
【図11】本発明に係るV型8気筒用のクランク軸のピ
ンの位相線図である。
【図12】本発明に係る直列6気筒用のクランク軸の一
例を示す正面図である。
【図13】本発明に係る直列6気筒用のクランク軸のピ
ンの位相線図である。
【図14】本発明に係る直列3気筒用のクランク軸の一
例を示す正面図である。
【図15】本発明に係る直列3気筒用のクランク軸のピ
ンの位相線図である。
【図16】従来の熱間鍛造により製造されたV型6気筒
用のクランク軸の正面図である。
【図17】従来のクランク軸のツイスト加工後における
ピンの位相線図である。
【図18】従来のクランク軸の一般的なプレス加工後に
おけるピンの位相線図である。
【図19】従来のクランク軸の非ウエイトのアームの形
状を示す断面図である。
【図20】従来のクランク軸のツイスト加工方法の説明
図である。
【符号の説明】
11〜14 ジャーナル 11a〜14a ジャーナル 11b〜17b ジャーナル 11c〜14c ジャーナル 21〜26 ピン 21a〜24a ピン 21b〜26b ピン 21c〜23c ピン 31〜39 アーム 31a〜38c アーム 31b〜42b アーム 31c〜36c アーム 4 凸起 5 凹み 61〜63 ツイスト用型 A クランク軸 B 軸受 C ハウジング D 連接棒 E ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 禎 大阪府大阪市此花区島屋5丁目1番109号 住友金属工業株式会社関西製造所製鋼品 事業所内 Fターム(参考) 3J033 AA02 AB03 AC01 BA01 BB01 4E087 HA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸長方向へ離間して配置された複数のジ
    ャーナルと、該ジャーナルの間に配置された複数のピン
    と、該ピンと前記ジャーナルとを連結し、バランスウエ
    イトを有するウエイト付のアーム及び前記バランスウエ
    イトを有しない非ウエイトのアームとを備え、前記ピン
    の夫々が回転方向へ離間して配置されたクランク軸にお
    いて、前記非ウエイトのアームの周面に、ツイスト加工
    時のツイスト用型との相対的な滑りを規制する凸起又は
    凹みが設けられていることを特徴とするクランク軸。
  2. 【請求項2】 クランク軸の中間素体を型鍛造するプレ
    ス加工工程と、前記中間素体に捩じり変形を加えるツイ
    スト加工工程とを経てクランク軸を製造する方法におい
    て、その内面に前記中間素体との相対的な滑りを規制す
    る滑り止め凸起又は滑り止め凹みが設けられたツイスト
    用型を用いてツイスト加工を行うことを特徴とするクラ
    ンク軸の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたクランク軸と、該
    クランク軸のジャーナル部分を軸受を介して支持したハ
    ウジングと、前記ピンに連接棒を介して連結されたピス
    トンとを備えていることを特徴とするエンジン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015133133A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 新日鐵住金株式会社 V型6気筒エンジン用鍛造クランク軸の仕上打ち用素材の成形装置、及びこれを用いたv型6気筒エンジン用鍛造クランク軸の製造方法
WO2015133151A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 新日鐵住金株式会社 V型6気筒エンジン用鍛造クランク軸の仕上打ち用素材の成形装置、及びこれを用いたv型6気筒エンジン用鍛造クランク軸の製造方法

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WO2015133133A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 新日鐵住金株式会社 V型6気筒エンジン用鍛造クランク軸の仕上打ち用素材の成形装置、及びこれを用いたv型6気筒エンジン用鍛造クランク軸の製造方法
WO2015133151A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 新日鐵住金株式会社 V型6気筒エンジン用鍛造クランク軸の仕上打ち用素材の成形装置、及びこれを用いたv型6気筒エンジン用鍛造クランク軸の製造方法

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