JP2002167081A - 転写紙給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
転写紙給紙装置及びこれを備えた画像形成装置Info
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- JP2002167081A JP2002167081A JP2000367547A JP2000367547A JP2002167081A JP 2002167081 A JP2002167081 A JP 2002167081A JP 2000367547 A JP2000367547 A JP 2000367547A JP 2000367547 A JP2000367547 A JP 2000367547A JP 2002167081 A JP2002167081 A JP 2002167081A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写紙供給装置にて転写紙の厚みを自動的に
検知し、この情報を基に適正な転写電流制御と定着制御
とを行うことができる転写紙給紙装置及びこれを備えた
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 連続給紙時に転写紙の給紙に伴い下降す
る給紙ユニット３を備え、給紙ユニット３の下降距離と
給紙枚数から転写紙の厚みを自動的に検知する転写紙供
給装置とし、転写紙の紙種にあった転写電流制御及び定
着装置のヒ−タ制御を行う画像形成装置とする。
検知し、この情報を基に適正な転写電流制御と定着制御
とを行うことができる転写紙給紙装置及びこれを備えた
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 連続給紙時に転写紙の給紙に伴い下降す
る給紙ユニット３を備え、給紙ユニット３の下降距離と
給紙枚数から転写紙の厚みを自動的に検知する転写紙供
給装置とし、転写紙の紙種にあった転写電流制御及び定
着装置のヒ−タ制御を行う画像形成装置とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は転写紙給紙装置及び
これを備えた画像形成装置に関する。
これを備えた画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、転写紙供給装置
から供給される転写紙が厚紙であると、転写紙の厚みで
定着ロ−ラ上の熱が奪われる為、転写紙上のトナーの定
着率が下がるという不具合が生じた。このような現象
は、画像形成する枚数が少なければ支障はないが、画像
形成の枚数が多くなると、徐々に定着ヒータローラ上の
温度が下がり、定着不良を起こす。特に、１分間あたり
の画像形成能力が高い画像形成装置ほど発生しやすい。
から供給される転写紙が厚紙であると、転写紙の厚みで
定着ロ−ラ上の熱が奪われる為、転写紙上のトナーの定
着率が下がるという不具合が生じた。このような現象
は、画像形成する枚数が少なければ支障はないが、画像
形成の枚数が多くなると、徐々に定着ヒータローラ上の
温度が下がり、定着不良を起こす。特に、１分間あたり
の画像形成能力が高い画像形成装置ほど発生しやすい。
【０００３】この不具合を避けるには、定着ヒータの容
量を上げる方法があるが、画像形成装置の消費電力が上
がり、また通常使用する普通紙の転写紙に画像形成する
ときも多大な消費電力が消費され、省エネにつながらな
い。その為、使用できる転写紙の紙種も限られてしま
う。
量を上げる方法があるが、画像形成装置の消費電力が上
がり、また通常使用する普通紙の転写紙に画像形成する
ときも多大な消費電力が消費され、省エネにつながらな
い。その為、使用できる転写紙の紙種も限られてしま
う。
【０００４】また、感光体に形成された画像の転写紙へ
の転写は、転写紙の背面から感光体と逆極性のチャージ
を与え、帯電した転写紙が感光体に吸着して、トナーが
クーロン力で転写紙に転移することで起こる。図１４
は、転写電流と転写効率の関係を示す図である。転写電
流が同等であっても、転写効率は、厚紙と普通紙とで異
なり、厚紙の方が、転写効率が悪い傾向にある。
の転写は、転写紙の背面から感光体と逆極性のチャージ
を与え、帯電した転写紙が感光体に吸着して、トナーが
クーロン力で転写紙に転移することで起こる。図１４
は、転写電流と転写効率の関係を示す図である。転写電
流が同等であっても、転写効率は、厚紙と普通紙とで異
なり、厚紙の方が、転写効率が悪い傾向にある。
【０００５】更に、厚紙に対応した画像形成装置でも、
厚紙の転写紙を使う場合は、使用者が操作パネル等でそ
の旨設定をしなければいけない為、操作パネル等に厚紙
モード用ＳＷが必要であり、操作性も煩わしくなる。ま
た、ＳＷを設定し忘れると、定着不良の可能性も生じる
等の問題点がある。
厚紙の転写紙を使う場合は、使用者が操作パネル等でそ
の旨設定をしなければいけない為、操作パネル等に厚紙
モード用ＳＷが必要であり、操作性も煩わしくなる。ま
た、ＳＷを設定し忘れると、定着不良の可能性も生じる
等の問題点がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、転写紙供給装置にて転写紙の厚みを自動的に検
知し、この情報を基に適正な転写制御及び定着制御を行
うことができる転写紙給紙装置及びこれを備えた画像形
成装置を提供することを課題とする。
に鑑み、転写紙供給装置にて転写紙の厚みを自動的に検
知し、この情報を基に適正な転写制御及び定着制御を行
うことができる転写紙給紙装置及びこれを備えた画像形
成装置を提供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項１に記載の発明は、供給装置本体内に多段
に配置されたトレイと、その選択された段のトレイ位置
へ移動してそのトレイ上に載置されている転写紙を最上
位側から順次給紙し、その給紙に伴って下降していく給
紙ユニットと、その給紙ユニットを駆動装置によって昇
降する給紙ユニット昇降装置とを備えた転写紙供給装置
において、給紙ユニットの下降距離と給紙枚数によっ
て、転写紙の厚みを検知することを特徴とする画像転写
紙供給装置とする。請求項２に記載の発明は、請求項1
に記載の画像転写紙供給装置を備えた画像形成装置とす
る。請求項３に記載の発明は、転写紙供給装置本体内に
多段に配置されたトレイと、その選択された段のトレイ
位置へ移動して、そのトレイ上に積載されている転写紙
を最上位側から順次給紙し、その給紙に伴って下降して
いく給紙ユニットと、その給紙ユニットを駆動装置によ
って昇降する給紙ユニット昇降装置とを備えた転写紙供
給装置において、給紙ユニット内に透過センサを設け、
転写紙の厚みを検知することを特徴とする転写紙供給装
置とする。請求項４に記載の発明は、請求項２に記載の
転写紙供給装置を備えた画像形成装置とする。
めに、請求項１に記載の発明は、供給装置本体内に多段
に配置されたトレイと、その選択された段のトレイ位置
へ移動してそのトレイ上に載置されている転写紙を最上
位側から順次給紙し、その給紙に伴って下降していく給
紙ユニットと、その給紙ユニットを駆動装置によって昇
降する給紙ユニット昇降装置とを備えた転写紙供給装置
において、給紙ユニットの下降距離と給紙枚数によっ
て、転写紙の厚みを検知することを特徴とする画像転写
紙供給装置とする。請求項２に記載の発明は、請求項1
に記載の画像転写紙供給装置を備えた画像形成装置とす
る。請求項３に記載の発明は、転写紙供給装置本体内に
多段に配置されたトレイと、その選択された段のトレイ
位置へ移動して、そのトレイ上に積載されている転写紙
を最上位側から順次給紙し、その給紙に伴って下降して
いく給紙ユニットと、その給紙ユニットを駆動装置によ
って昇降する給紙ユニット昇降装置とを備えた転写紙供
給装置において、給紙ユニット内に透過センサを設け、
転写紙の厚みを検知することを特徴とする転写紙供給装
置とする。請求項４に記載の発明は、請求項２に記載の
転写紙供給装置を備えた画像形成装置とする。
【０００８】請求項５に記載の発明は、請求項２又は４
に記載の画像形成装置において、転写紙厚み検知情報を
もとに、転写電流を変えることを特徴とする画像形成装
置とする。請求項６に記載の発明は、請求項２又は４に
記載の画像形成装置において、転写紙厚み検知情報をも
とに、定着装置のヒータ制御を変えることを特徴とする
画像形成装置とする。
に記載の画像形成装置において、転写紙厚み検知情報を
もとに、転写電流を変えることを特徴とする画像形成装
置とする。請求項６に記載の発明は、請求項２又は４に
記載の画像形成装置において、転写紙厚み検知情報をも
とに、定着装置のヒータ制御を変えることを特徴とする
画像形成装置とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明による転
写紙供給装置の構成、及びこれを備えた画像形成装置の
制御を説明するためのブロック図である。図２は、転写
紙供給装置上に複写機を搭載した状態を示す概略構成図
である。転写紙供給装置１の供給装置本体５内にはそれ
ぞれ異なるサイズの転写紙Ｐが積載できるトレイ４Ａ〜
４Ｅ（以下給紙段を特定しない場合には単にトレイ４と
する）を多段に配置し、モータ８３で駆動し上下移動す
る給紙ユニット３によって、任意の段のトレイ４から転
写紙Ｐを複写機本体２へ供給している。また、複写機本
体２の前部（図２で右方）上面には操作パネル６が設け
られており、そこに使用する為のトレイ選択釦２４を配
置し、複写機本体２の上部には原稿自動給紙装置２０を
搭載している。
面に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明による転
写紙供給装置の構成、及びこれを備えた画像形成装置の
制御を説明するためのブロック図である。図２は、転写
紙供給装置上に複写機を搭載した状態を示す概略構成図
である。転写紙供給装置１の供給装置本体５内にはそれ
ぞれ異なるサイズの転写紙Ｐが積載できるトレイ４Ａ〜
４Ｅ（以下給紙段を特定しない場合には単にトレイ４と
する）を多段に配置し、モータ８３で駆動し上下移動す
る給紙ユニット３によって、任意の段のトレイ４から転
写紙Ｐを複写機本体２へ供給している。また、複写機本
体２の前部（図２で右方）上面には操作パネル６が設け
られており、そこに使用する為のトレイ選択釦２４を配
置し、複写機本体２の上部には原稿自動給紙装置２０を
搭載している。
【００１０】次に、電源を入れた時の初期動作を図３〜
５を用いて説明する。図３、４は、転写紙供給装置の一
部を省略して内部を示す斜視図、図５は、図３に示す転
写紙供給装置の給紙トレイの動作に係わるセンサ部位を
拡大した図である。給紙ユニット３はメイン電源が入っ
た時の初期動作として、給紙ユニットセンサ９７で検知
された位置まで移動して、次の動作まで待機している。
また、トレイ４Ａ〜４Ｅはホームポジションにセットす
る為、各トレイについているトレイ駆動ＤＣモータ３５
が回転する。そして 図３のギヤ３２〜３４ 、ラックギ
ヤ５１（トレイ４Ａの場合）が点線矢印方向に移動また
は回転し、各トレイは点線方向（ホームポジション側Ｊ
方向）に移動開始する。各トレイには突起部５５、ホー
ムセンサ６２、セットセンサ６１（トレイ４Ａの場合）
が付いており、各トレイの突起部がホームセンサを遮光
（ＯＦＦ）すると、トレイ駆動ＤＣモータ３５は停止す
る。次に給紙ユニット３を図４のモータ８３、ギヤ８
１、９２、９３、 ウオーム９１、プーリ７９、８０
ベルト７５、７４、 スライド軸７６の駆動系で上昇させ
る。給紙ユニット３には、図３に示すように突起部９６
が付いており、その突起部９６が給紙ユニットセンサ９
７を遮光（ＯＦＦ）した位置でモ−タを停止させる。以
上が電源を入れた時の初期動作である。
５を用いて説明する。図３、４は、転写紙供給装置の一
部を省略して内部を示す斜視図、図５は、図３に示す転
写紙供給装置の給紙トレイの動作に係わるセンサ部位を
拡大した図である。給紙ユニット３はメイン電源が入っ
た時の初期動作として、給紙ユニットセンサ９７で検知
された位置まで移動して、次の動作まで待機している。
また、トレイ４Ａ〜４Ｅはホームポジションにセットす
る為、各トレイについているトレイ駆動ＤＣモータ３５
が回転する。そして 図３のギヤ３２〜３４ 、ラックギ
ヤ５１（トレイ４Ａの場合）が点線矢印方向に移動また
は回転し、各トレイは点線方向（ホームポジション側Ｊ
方向）に移動開始する。各トレイには突起部５５、ホー
ムセンサ６２、セットセンサ６１（トレイ４Ａの場合）
が付いており、各トレイの突起部がホームセンサを遮光
（ＯＦＦ）すると、トレイ駆動ＤＣモータ３５は停止す
る。次に給紙ユニット３を図４のモータ８３、ギヤ８
１、９２、９３、 ウオーム９１、プーリ７９、８０
ベルト７５、７４、 スライド軸７６の駆動系で上昇させ
る。給紙ユニット３には、図３に示すように突起部９６
が付いており、その突起部９６が給紙ユニットセンサ９
７を遮光（ＯＦＦ）した位置でモ−タを停止させる。以
上が電源を入れた時の初期動作である。
【００１１】次に使用者が、特定の給紙トレイを選択し
た時の動作を図３〜９を用いて説明する。図６は複写機
本体の操作パネルを示した図である。操作パネル６に
は、転写紙供給装置本体５内のトレイ４Ａ〜４Ｅに対応
して、トレイ選択釦２４ａ〜２４ｅが配置されている。
使用者がトレイ４Ａを選択するために操作パネル６のト
レイ選択釦２４ａを押したとすると、図３のトレイ駆動
ＤＣモータ３５によりギヤ３２〜３４、 ウォームギヤ
３６、 ラックギヤ５１、は実線矢印方向（図３のＢ方
向）に駆動され、トレイ４Ａは実線矢印方向に移動す
る。図５の突起部５５がセットセンサ６１を遮光しない
（ＯＮ）位置になると、図７の転写紙供給装置制御部の
ブロック図に示すように、セットセンサ６１の信号がＣ
ＰＵ１２０に送られ、トレイ駆動ＤＣモータ３５を停止
するよう制御される。
た時の動作を図３〜９を用いて説明する。図６は複写機
本体の操作パネルを示した図である。操作パネル６に
は、転写紙供給装置本体５内のトレイ４Ａ〜４Ｅに対応
して、トレイ選択釦２４ａ〜２４ｅが配置されている。
使用者がトレイ４Ａを選択するために操作パネル６のト
レイ選択釦２４ａを押したとすると、図３のトレイ駆動
ＤＣモータ３５によりギヤ３２〜３４、 ウォームギヤ
３６、 ラックギヤ５１、は実線矢印方向（図３のＢ方
向）に駆動され、トレイ４Ａは実線矢印方向に移動す
る。図５の突起部５５がセットセンサ６１を遮光しない
（ＯＮ）位置になると、図７の転写紙供給装置制御部の
ブロック図に示すように、セットセンサ６１の信号がＣ
ＰＵ１２０に送られ、トレイ駆動ＤＣモータ３５を停止
するよう制御される。
【００１２】次いで、転写紙の分離、給紙の動作につい
て説明する。図８、９は給紙ユニットの概略構成図であ
る。先ず、図４に記載のモ−タ８３が回転して最上部に
ある給紙ユニット３が下降し始める。そして、図９に記
載の給紙ユニット３内のピックアップコロ１０２が、ト
レイ４Ａに積載されている転写紙の最上紙と圧接し、ピ
ックアップコロ１０２と一体に構成されたガイド板突起
部１０１ａがピックアップセンサ１０８を遮光（ＯＦ
Ｆ）し、そのピックアップセンサ１０８の信号によりモ
−タ８３を停止させる。そして給紙ユニット３内のピッ
クアップコロ１０２、フィードコロ１０６、リバースコ
ロ１０４により転写紙Ｐが複写機本体２に給紙される。
給紙ユニットとは、このピックアップコロ１０２、フィ
ードコロ１０６、リバースコロ１０４を含む転写紙搬送
のためのユニットを言う。尚、転写紙を連続で給紙する
時、転写紙と接するピックアップコロ１０２に掛かる圧
力を常にピックアップセンサ１０８で検知し、給紙に伴
って減少する圧力に従い給紙ユニット３を下降させるこ
とにより、適正圧を保つようにしている。
て説明する。図８、９は給紙ユニットの概略構成図であ
る。先ず、図４に記載のモ−タ８３が回転して最上部に
ある給紙ユニット３が下降し始める。そして、図９に記
載の給紙ユニット３内のピックアップコロ１０２が、ト
レイ４Ａに積載されている転写紙の最上紙と圧接し、ピ
ックアップコロ１０２と一体に構成されたガイド板突起
部１０１ａがピックアップセンサ１０８を遮光（ＯＦ
Ｆ）し、そのピックアップセンサ１０８の信号によりモ
−タ８３を停止させる。そして給紙ユニット３内のピッ
クアップコロ１０２、フィードコロ１０６、リバースコ
ロ１０４により転写紙Ｐが複写機本体２に給紙される。
給紙ユニットとは、このピックアップコロ１０２、フィ
ードコロ１０６、リバースコロ１０４を含む転写紙搬送
のためのユニットを言う。尚、転写紙を連続で給紙する
時、転写紙と接するピックアップコロ１０２に掛かる圧
力を常にピックアップセンサ１０８で検知し、給紙に伴
って減少する圧力に従い給紙ユニット３を下降させるこ
とにより、適正圧を保つようにしている。
【００１３】普通紙であるか、厚紙であるか、転写紙の
厚みの検知は、以下のようにして行う。図９に示すよう
に、転写紙供給装置においては、連続給紙時は、トレイ
上の転写紙と接するピックアップコロ１０２に掛かる圧
力を常にピックアップセンサ１０８で検知し、給紙に伴
って減少する圧力に従い給紙ユニット３を下降させ、適
正圧を保つようにしている。この時、転写紙が何枚給紙
され、給紙ユニットがどのくらい下降したか（下降量）
の関係より、トレイ上の転写紙の厚みを検知することが
できる。
厚みの検知は、以下のようにして行う。図９に示すよう
に、転写紙供給装置においては、連続給紙時は、トレイ
上の転写紙と接するピックアップコロ１０２に掛かる圧
力を常にピックアップセンサ１０８で検知し、給紙に伴
って減少する圧力に従い給紙ユニット３を下降させ、適
正圧を保つようにしている。この時、転写紙が何枚給紙
され、給紙ユニットがどのくらい下降したか（下降量）
の関係より、トレイ上の転写紙の厚みを検知することが
できる。
【００１４】また、以下のような給紙ユニットの構成に
して、転写紙の厚みの検知を行うこともできる。図１０
は、給紙ユニット内の透過センサを示す図である。フィ
ードコロ１０６及びリバースコロ１０４の上流側に、発
光部２１１、発光部２１１と対面する位置に受光部２１
０を設ける。給紙ユニット３により転写紙２１３が給紙
されると、発光部２１１が発光し、転写紙２１３が発光
位置に達すると、転写紙の厚みに応じた透過光が受光部
２１０に入る。この透過光の量により、転写紙２１３の
厚みを検知することができる。
して、転写紙の厚みの検知を行うこともできる。図１０
は、給紙ユニット内の透過センサを示す図である。フィ
ードコロ１０６及びリバースコロ１０４の上流側に、発
光部２１１、発光部２１１と対面する位置に受光部２１
０を設ける。給紙ユニット３により転写紙２１３が給紙
されると、発光部２１１が発光し、転写紙２１３が発光
位置に達すると、転写紙の厚みに応じた透過光が受光部
２１０に入る。この透過光の量により、転写紙２１３の
厚みを検知することができる。
【００１５】上記のようにして得られた転写紙厚み検知
情報をもとに、転写装置の転写制御を行う。図１１は、
転写装置の概略構成図である。転写紙２１３の背面か
ら、高圧電源２１５、転写チャージャ２１４により、感
光体２１２と逆極性の電荷を与えるが、この時、転写紙
の厚みに応じて転写電流を制御する。すなわち、厚紙時
は普通紙時よりも転写電流を大きくし、同じ転写効率を
得ることとする。
情報をもとに、転写装置の転写制御を行う。図１１は、
転写装置の概略構成図である。転写紙２１３の背面か
ら、高圧電源２１５、転写チャージャ２１４により、感
光体２１２と逆極性の電荷を与えるが、この時、転写紙
の厚みに応じて転写電流を制御する。すなわち、厚紙時
は普通紙時よりも転写電流を大きくし、同じ転写効率を
得ることとする。
【００１６】また、転写紙厚み検知情報をもとに、以下
のように定着装置のヒータ制御を行う。図１２、１３に
定着ユニットの構成を示す。定着ローラ２００の内部に
は普通紙給紙時に動作する定着ヒータＭ２０１と、厚紙
給紙時に動作する定着ヒータＳ２０２が設置されてい
る。それぞれの定着ヒータ２０１、２０２の動作タイミ
ングは、定着ローラ２００の表面が一定温度になるよう
に、定着ローラ２００上に接している定着サーミスタ２
０３により制御される。厚紙給紙時は、定着ローラ上の
熱がより多く奪われるため、定着ヒータは、普通紙給紙
時には定着ヒータ２０１のみ動作し、厚紙給紙時には定
着ヒータ２０１、２０２の両方が動作するように制御す
る。尚、厚紙が検知される迄に定着ヒータＭ２０１で制
御されていても、数枚給紙される程度では、定着ローラ
２００の表面温度は、定着ローラ部の熱時定数で急に下
がることは無いため、紙種の検知判定は必ずしも１枚目
で行う必要はない。
のように定着装置のヒータ制御を行う。図１２、１３に
定着ユニットの構成を示す。定着ローラ２００の内部に
は普通紙給紙時に動作する定着ヒータＭ２０１と、厚紙
給紙時に動作する定着ヒータＳ２０２が設置されてい
る。それぞれの定着ヒータ２０１、２０２の動作タイミ
ングは、定着ローラ２００の表面が一定温度になるよう
に、定着ローラ２００上に接している定着サーミスタ２
０３により制御される。厚紙給紙時は、定着ローラ上の
熱がより多く奪われるため、定着ヒータは、普通紙給紙
時には定着ヒータ２０１のみ動作し、厚紙給紙時には定
着ヒータ２０１、２０２の両方が動作するように制御す
る。尚、厚紙が検知される迄に定着ヒータＭ２０１で制
御されていても、数枚給紙される程度では、定着ローラ
２００の表面温度は、定着ローラ部の熱時定数で急に下
がることは無いため、紙種の検知判定は必ずしも１枚目
で行う必要はない。
【００１７】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項１及び
請求項２の発明によれば、転写紙供給装置本体内に多段
に配置されたトレイと、その選択された段のトレイ位置
へ移動して、そのトレイ上に積載されている転写紙を最
上位側から順次給紙し、その給紙に伴って下降していく
給紙ユニットと、その給紙ユニットを駆動装置によって
昇降する給紙ユニット昇降装置とを備えた転写紙供給装
置において、給紙ユニットの下降量と給紙枚数によっ
て、転写紙の厚みを自動的に検知することを可能とし
た。これにより、厚紙検知用センサ等を新に設けずにす
む為、コストダウンにつながる。又自動的に検知するた
め、装置使用者が紙種を設定し忘れることによるトラブ
ルも回避できる。
請求項２の発明によれば、転写紙供給装置本体内に多段
に配置されたトレイと、その選択された段のトレイ位置
へ移動して、そのトレイ上に積載されている転写紙を最
上位側から順次給紙し、その給紙に伴って下降していく
給紙ユニットと、その給紙ユニットを駆動装置によって
昇降する給紙ユニット昇降装置とを備えた転写紙供給装
置において、給紙ユニットの下降量と給紙枚数によっ
て、転写紙の厚みを自動的に検知することを可能とし
た。これにより、厚紙検知用センサ等を新に設けずにす
む為、コストダウンにつながる。又自動的に検知するた
め、装置使用者が紙種を設定し忘れることによるトラブ
ルも回避できる。
【００１８】請求項３及び４の発明によれば、転写紙供
給装置本体内に多段に配置されたトレイと、その選択さ
れた段のトレイ位置へ移動して、そのトレイ上に積載さ
れている転写紙を最上位側から順次給紙し、その給紙に
伴って下降していく給紙ユニットと、その給紙ユニット
を駆動装置によって昇降する給紙ユニット昇降装置とを
備えた転写紙供給装置において、給紙ユニット内部に備
えた透過センサによって、転写紙の厚みを自動的に検知
することを可能とした。これにより、厚紙検知用センサ
等を新に設けずにすむ為、コストダウンにつながる。又
自動的に検知するため、装置使用者が紙種を設定し忘れ
ることによるトラブルも回避できる。
給装置本体内に多段に配置されたトレイと、その選択さ
れた段のトレイ位置へ移動して、そのトレイ上に積載さ
れている転写紙を最上位側から順次給紙し、その給紙に
伴って下降していく給紙ユニットと、その給紙ユニット
を駆動装置によって昇降する給紙ユニット昇降装置とを
備えた転写紙供給装置において、給紙ユニット内部に備
えた透過センサによって、転写紙の厚みを自動的に検知
することを可能とした。これにより、厚紙検知用センサ
等を新に設けずにすむ為、コストダウンにつながる。又
自動的に検知するため、装置使用者が紙種を設定し忘れ
ることによるトラブルも回避できる。
【００１９】請求項５の発明によれば、請求項２又は４
に記載の転写紙供給装置における転写紙の厚み検知情報
をもとに、転写紙の紙種に応じて転写装置の転写電流を
制御することを可能とした。これにより、転写紙の紙種
に応じて適正な転写電流制御ができる為、転写率のアッ
プにつながる。更に、請求項６の発明によれば、請求項
２又は４に記載の転写紙供給装置における転写紙の厚み
検知情報をもとに、転写紙の紙種に応じて定着ユニット
の定着ヒータを制御することを可能とした。これによ
り、転写紙の紙種に応じて適正な定着ヒータ制御ができ
る為、省エネ、トナーの定着率のアップにつながる。
に記載の転写紙供給装置における転写紙の厚み検知情報
をもとに、転写紙の紙種に応じて転写装置の転写電流を
制御することを可能とした。これにより、転写紙の紙種
に応じて適正な転写電流制御ができる為、転写率のアッ
プにつながる。更に、請求項６の発明によれば、請求項
２又は４に記載の転写紙供給装置における転写紙の厚み
検知情報をもとに、転写紙の紙種に応じて定着ユニット
の定着ヒータを制御することを可能とした。これによ
り、転写紙の紙種に応じて適正な定着ヒータ制御ができ
る為、省エネ、トナーの定着率のアップにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 転写紙供給装置の構成、及びこれを備えた画
像形成装置の制御を説明するためのブロック図である。
像形成装置の制御を説明するためのブロック図である。
【図２】 転写紙供給装置上に複写機を搭載した状態を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図３】 転写紙供給装置の一部を省略して内部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図４】 転写紙供給装置の一部を省略して内部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図５】 転写紙供給装置の給紙トレイの動作に係わる
センサ部位を拡大した図である。
センサ部位を拡大した図である。
【図６】 複写機の操作パネルの概略図である。
【図７】 転写紙供給装置制御部のブロック図である。
【図８】 給紙ユニットの概略構成図である。
【図９】 給紙ユニットの概略構成図である。
【図１０】 給紙ユニット内の透過センサを示す図であ
る。
る。
【図１１】 転写装置の概略構成図である。
【図１２】 定着ユニットの構成図である。
【図１３】 定着ユニットの構成図である。
【図１４】 転写電流と転写効率の関係を示す図であ
る。
る。
１ 転写紙供給装置 ２ 複写機 ３ 給紙ユニット ４ トレイ ５ 転写紙供給装置本体 ６ 操作パネル ８ ドア ２０ 原稿自動給紙装置 ２４ トレイ選択釦 ３０ 給紙ユニット昇降装置 ３２、３３、３４ ギヤ ３５ トレイ駆動ＤＣモータ ５１ ラックギヤ ５５ 突起部 ６１ セットセンサ ６２ ホームセンサ ７４、７５ ベルト ７６ スライド軸 ７９、８０ プーリ ８１ ギヤ ８３ モータ ９１ ウオーム ９２、９３ ギヤ ９６ 突起部 ９７ 給紙ユニットセンサ １０１ａ ガイド板突起部 １０２ ピックアップコロ １０４ リバースコロ １０６ フィードコロ １０８ ピックアップセンサ １２０ 制御装置（ＣＰＵ） ２００ 定着ローラ ２０１ 定着ヒータＭ ２０２ 定着ヒータＳ ２１０ 受光部 ２１１ 発光部 ２１２ 感光体 ２１３ 転写紙 ２１４ 転写チャージャ ２１５ 高圧電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０３Ｇ 15/20 １０９ Ｇ０３Ｇ 15/20 １０９ Ｆターム(参考） 2H027 DC02 DE02 DE07 EA03 EA12 2H032 AA02 CA02 CA12 2H033 AA02 AA47 CA16 CA30 CA44 3F048 AA01 AB01 BA06 BB02 BB10 BD07 CA02 CB12 DA01 DB11 DC13 EA16 EB37 3F343 FA02 FB01 FC20 GA01 GB01 GC01 GD01 HA36 HC28 JA01 KB03 KB04 LA04 LA14 MA03 MA09 MA27 MB05 MC01
Claims (6)
- 【請求項１】 転写紙供給装置本体内に多段に配置され
たトレイと、その選択された段のトレイ位置へ移動し
て、そのトレイ上に積載されている転写紙を最上位側か
ら順次給紙し、その給紙に伴って下降していく給紙ユニ
ットと、その給紙ユニットを駆動装置によって昇降する
給紙ユニット昇降装置とを備えた転写紙供給装置におい
て、給紙ユニットの下降量と給紙枚数によって、転写紙
の厚みを検知することを特徴とする転写紙供給装置。 - 【請求項２】 請求項1に記載の転写紙供給装置を備え
た画像形成装置。 - 【請求項３】 転写紙供給装置本体内に多段に配置され
たトレイと、その選択された段のトレイ位置へ移動し
て、そのトレイ上に積載されている転写紙を最上位側か
ら順次給紙し、その給紙に伴って下降していく給紙ユニ
ットと、その給紙ユニットを駆動装置によって昇降する
給紙ユニット昇降装置とを備えた転写紙供給装置におい
て、給紙ユニット内に透過センサを設け、転写紙の厚み
を検知することを特徴とする転写紙供給装置。 - 【請求項４】 請求項２に記載の転写紙供給装置を備え
た画像形成装置。 - 【請求項５】 請求項２又は４に記載の画像形成装置に
おいて、転写紙厚み検知情報をもとに、転写電流を変え
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項６】 請求項２又は４に記載の画像形成装置に
おいて、転写紙厚み検知情報をもとに、定着装置のヒー
タ制御を変えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000367547A JP2002167081A (ja) | 2000-09-20 | 2000-12-01 | 転写紙給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000-285091 | 2000-09-20 | ||
| JP2000285091 | 2000-09-20 | ||
| JP2000367547A JP2002167081A (ja) | 2000-09-20 | 2000-12-01 | 転写紙給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002167081A true JP2002167081A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=26600326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000367547A Pending JP2002167081A (ja) | 2000-09-20 | 2000-12-01 | 転写紙給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002167081A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7209674B2 (en) * | 2003-08-06 | 2007-04-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Energy conserving fuser and method for image forming |
| JP2009046218A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-05 | Ricoh Co Ltd | 記録媒体検出装置及び画像形成装置 |
| JP2011186471A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Toshiba Corp | 消色装置、シート供給方法、およびシート供給プログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体 |
-
2000
- 2000-12-01 JP JP2000367547A patent/JP2002167081A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7209674B2 (en) * | 2003-08-06 | 2007-04-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Energy conserving fuser and method for image forming |
| US7356271B2 (en) | 2003-08-06 | 2008-04-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Energy conserving fuser and method for image forming |
| JP2009046218A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-05 | Ricoh Co Ltd | 記録媒体検出装置及び画像形成装置 |
| JP2011186471A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Toshiba Corp | 消色装置、シート供給方法、およびシート供給プログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体 |
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