JP2002166231A - 紙葉類区分制御方法及び装置 - Google Patents

紙葉類区分制御方法及び装置

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JP2002166231A
JP2002166231A JP2000365918A JP2000365918A JP2002166231A JP 2002166231 A JP2002166231 A JP 2002166231A JP 2000365918 A JP2000365918 A JP 2000365918A JP 2000365918 A JP2000365918 A JP 2000365918A JP 2002166231 A JP2002166231 A JP 2002166231A
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time
pass
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JP2000365918A
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English (en)
Inventor
Minoru Fukuda
実 福田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 区分け処理を許される時刻までに終了して交
付(配達)遅れを解消することができる紙葉類区分制御
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 複数の紙葉類に対して少なくとも2回以
上の区分操作(パス)を行なって道順組み立てを行なう
際、規定の時刻までの間に与えられた有効処理時間と、
その有効処理時間内で処理できる最大通数を計算し、そ
の最大通数を越えて紙葉類の区分操作が行われようとす
るときに区分操作を一時停止し、打ち切るか、続行する
かの意志を確認するようにした。ここで打ち切ると時間
内に納まり、規定の時刻までに終了しないという問題を
回避することができる。一方、例えば最大通数になって
停止したが、残りの通数が僅かであり、また規定の時刻
にも多少の余裕があるようなときには、そのまま続行さ
せると残りを処理することも可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば郵政機関等
で使用されている紙葉類区分システムにおいて、束にし
て複数まとめて投入された郵便物等の紙葉類を一枚ずつ
に分離して区分けし、所定の順序に並び替え(道順組み
立て)する紙葉類区分制御方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物に付されたバーコードを読
み取る認識機能または郵便番号等の宛先情報を読み取る
文字認識機能を備え、それらの宛先情報から郵便物を自
動で区分け処理する郵便物区分装置が実用化されてい
る。このような郵便物等(以下、これを「紙葉類」とい
う)の紙葉類区分装置では、外部から運ばれて来る管轄
配達区域内の紙葉類を複数まとめて投入し、その紙葉類
を分離供給部において1枚ずつに分離し、順に下流側へ
送る構造が採られている。そして、下流側に用意された
複数の区分口に、郵便番号や住所地番等のデータ(バー
コード化されている)に基づき、それを一定のアルゴリ
ズムにしたがって振り分けて紙葉類の区分操作の処理、
すなわち道順組み立て処理が行なわれる。
【0003】そして、従来では、運ばれて来た紙葉類を
配達区域及び配達時間毎にまとめ、それを1つの処理単
位とし、その処理単位毎に区分操作を2度(すなわち2
パス)にわたって実行し、所定の順序に並び替え(道順
組み立て)する。
【0004】図13は、その従来における道順組み立て
処理の一例を示すものである。図13を用いてさらに説
明すると、紙葉類が到達(便到着)すると、区分操作を
行うための作業準備に入る。この作業準備では、例えば
配達の区域及び配達(交付)の出発時間を考慮し、大き
く区分されて1つの処理単位にまとめられ、その処理単
位毎に区分け処理される。そして、1回目の区分操作
(1パス作業)が行われ、この1パス作業が終了した
ら、この1パス作業を終了した紙葉類を区分口とは別の
位置に移し替える等のパス後の作業(パス後作業)が行
われる。続いて、2回目の区分操作(2パス作業)が行
われ、この2パス作業が終わって道順組み立てが終了し
たら交付(配達)に行けるようにする等のパス後の作業
(パス後作業)が行われ、さらに規定の交付時刻になっ
たら配達に出かけるという順序になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の紙葉類区分装置においては、配達区域及び配達の出発
時間毎にまとめて1つの処理単位とし、その処理単位に
対してパスを2回反復して道順組み立てを行っている。
しかし、処理単位は日々大幅に変動する。紙葉類が多い
ときに、到着便の紙葉類をそのまま全て1パス処理して
しまうと、その後2パス以降で全ての区分け処理が完了
する前に、規定の交付時刻になってしまい、処理が間に
合わないという可能性が出て来る。
【0006】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は区分け処理を許される時刻まで
に終了して交付(配達)遅れを解消することができる紙
葉類区分制御方法及び装置を提供することである。
【0007】また、本発明は、上記した問題に鑑みてな
されたものであり、その目的は区分け処理の終了時刻を
事前に知ることができる紙葉類区分制御方法及び装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類区分制御
方法は、まとめてセットされた複数の紙葉類を、分離供
給して道順組み立てする紙葉類区分制御方法において、
前記複数の紙葉類の各々に予めコードデータを与えてお
き、この複数の紙葉類のセットに対して少なくとも2回
以上の区分操作(パス)を行なって道順組み立てを行な
う際、規定の時刻までの間に与えられた有効処理時間を
計算と、その有効処理時間内で所定の全てのパスを経て
処理できる最大通数を計算し、前記最大通数を越えて前
記紙葉類の区分操作が行われようとするときに前記1パ
ス目の区分操作を一時停止し、打ち切るか、続行するか
の意志を確認するようにしたことを特徴とするものであ
る。これにより、所定の全てのパスを経て規定の時刻ま
でに終了できる最大通数に到達すると、操作が停止し、
それ以上の紙葉類を区分操作するか否かの確認を求める
ので、1パス目で一度に多量の紙葉類をセットしてしま
い、規定の時刻までに最後の区分操作が終了しないとい
う事態を無くすことができる。これにより、紙葉類を計
画的にスムースに処理することができる。また、一時停
止した後も、事情によっては続行することができるよう
になっているので、例えば最大通数になって停止した
が、残りの通数が僅かであり、また規定の時刻にも多少
の余裕があるようなときには、そのまま続行させて残り
を処理することも可能で、柔軟性を持つ装置の実現が可
能になることとなる。
【0009】また、本発明の紙葉類区分制御方法は、前
記有効処理時間を、規定の時刻までの間に必要とされる
作業時間を除いて算出するようにしたことを特徴とする
ものである。これにより、雑多の作業時間を順に除いて
有効処理時間を求めるので、有効処理時間を簡単に算出
し、この有効処理時間から最大通数を簡単に算出するこ
とができることとなる。
【0010】また、本発明の紙葉類区分制御方法は、前
記有効処理時間を、1パス目の実際の開始時刻から前記
規定の時刻までの間に必要とされる作業時間を除いて算
出するようにしたことを特徴とするものである。これに
よれば、例えば紙葉類が到着してから1パス目が開始さ
れるまでの時間が定まらない場合であっても、1パス目
が開始された時刻の後から有効処理時間を算出するの
で、有効処理時間の精度が安定する。そして、この精度
的に信頼ができる有効処理時間から最大通数を算出する
ので、全体の精度も安定し、規定の時刻までに終了しな
いというような事態をさらに確実に無くすことができる
こととなる。
【0011】また、本発明の紙葉類区分制御方法は、前
記有効処理時間内で処理可能な最大通数を計算するパラ
メータとして、実際に途中まで処理された累積通数を実
際に要した累積時間で割り、それより得られた実績速度
を用いることを特徴とするものである。これによれば、
実際に途中まで処理された実績速度を元に、有効処理時
間から最大通数を計算するので、全体の精度が安定す
る。すなわち、例えば紙葉類の厚みによっても処理速度
は変わるが、通常は平均値に設定されている。しかし、
特定のシーズン等で、処理する紙葉類が比較的薄いはが
き類であったり、通常よりも厚い封書類を連続して処理
することが多いような場合は、処理速度を平均値に設定
してあると、最大通数自体に変動が生じるが、実績速度
を用いた場合では、そのような不都合を無くすことがで
きることとなる。
【0012】また、本発明の紙葉類区分制御方法は、供
給された紙葉類の数が前記最大通数を越えて前記区分操
作が一時停止し、その後、区分操作が再開された場合、
その実績通数に対応して全ての紙葉類が全てのパスを終
了するまでに必要とする終了予想時刻を計算して刻々と
外部表示するようにしたことを特徴とするものである。
これによれば、例えば最大通数になって停止したが、残
りの通数が僅かで、また規定の時刻にも多少の余裕があ
ることから、そのまま続行させて残りを処理した場合等
に、1パスの処理が終了すると、全てのパスを終了する
までに必要とする時間を計算して外部表示するので、全
てのパスがいつ頃終わるかを事前に知ることができるこ
ととなる。
【0013】また、本発明の紙葉類区分制御方法は、ま
とめてセットされた複数の紙葉類を、分離供給して道順
組み立てする紙葉類区分制御方法において、前記複数の
紙葉類の各々に予めコードデータを与えておき、この複
数の紙葉類のセットに対して少なくとも2回以上の区分
操作(パス)を行なって道順組み立てを行なう際、供給
されて来る紙葉類の実際に途中まで処理された累積通数
を実際に要した累積時間で割って実績速度を計算し、そ
の後、前記実績速度から終了予想時刻を計算して、その
終了予想時刻を常時外部表示するようにしたことを特徴
とするものである。これによれば、全ての区分操作が終
了する時刻を実績速度から計算して表示するので、全て
のパスがいつ頃終わるかを事前に知ることができること
となる。また、処理の途中で算出される実績速度を基準
として算出するので、信頼性の高い表示を行うことがで
きることとなる。
【0014】また、本発明の紙葉類区分制御方法は、終
了予想時刻が規定の終了時刻と等しくなったときに、前
記区分操作を一時停止し、打ち切るか、続行するかの意
志を確認するようにしたことを特徴とするものである。
これによれば、一時停止後、事情によっては続行するこ
とができるようになっており、例えば最大通数になって
停止したが、残りの通数が僅かで、また規定の時刻にも
多少の余裕があるようなときには、そのまま続行させて
残りを処理することも可能になり、柔軟性を持つ装置の
実現が可能になることとなる。
【0015】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、ま
とめてセットされた複数の紙葉類に対して少なくとも2
回以上の区分操作を行って道順組み立てする紙葉類区分
制御装置において、1パス内で前記紙葉類が区分け処理
されて行く累積通数をカウントする通数カウンタと、各
種の情報を表示可能な表示手段と、各種の情報を入力す
るためのキーを有した入力操作手段と、規定の時刻まで
の間に与えられた有効処理時間と、その有効処理時間内
で所定の全てのパスを経て処理できる最大通数を計算
し、前記通数カウンタでカウントされた累積通数が前記
最大通数と等しくなったら前記表示手段上にそれを表示
させるとともに、前記区分操作を一時停止し、打ち切る
か、続行するかの意志の確認を求める一連の動作をコン
トロールするシステム制御手段を備えたことを特徴とす
るものである。これにより、所定の全てのパスを経て規
定の時刻までに終了できる最大通数に到達すると、操作
が停止し、それ以上の紙葉類を区分操作するか否かの確
認を求めるので、1パス目で一度に多量の紙葉類をセッ
トしてしまい、規定の時刻までに最後のパスの区分操作
が終了しないという事態を無くすことができる。これに
より、紙葉類を計画的にスムースに処理することができ
る。また、一時停止した後も、事情によっては続行する
ことができるようになっているので、例えば最大通数に
なって停止したが、残りの通数が僅かであり、また規定
の時刻にも多少の余裕があるようなときには、そのまま
続行させて残りを処理することも可能で、柔軟性を持つ
装置の実現が可能になることとなる。
【0016】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、前
記システム制御手段が、前記有効処理時間を、規定の時
刻までの間に必要とされる作業時間を除いて算出するこ
とを特徴とするものである。これにより、雑多の作業時
間を順に除いて有効処理時間を求めるので、有効処理時
間を簡単に算出し、この有効処理時間から最大通数を簡
単に算出することができることとなる。
【0017】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、前
記システム制御手段が、前記有効処理時間を、1パス目
の実際の開始時刻から前記規定の時刻までの間に必要と
される作業時間を除いて算出することを特徴とするもの
である。これによれば、例えば紙葉類が到着してから1
パス目が開始されるまでの時間が定まらない場合であっ
ても、1パス目が開始された時刻の後から有効処理時間
を算出するので、有効処理時間の精度が安定する。そし
て、この精度的に信頼ができる有効処理時間から最大通
数を算出するので、全体の精度も安定し、規定の時刻ま
でに終了しないというような事態をさらに確実に無くす
ことができることとなる。
【0018】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、前
記システム制御手段が、前記有効処理時間内で処理可能
な最大通数を計算するパラメータとして、実際に途中ま
で処理された累積通数を実際に要した累積時間で割り、
それにより得られた実績速度を用いることを特徴とする
ものである。これによれば、実際に途中まで処理された
実績速度を元に、有効処理時間から最大通数を計算する
ので、全体の精度が安定する。すなわち、例えば紙葉類
の厚みによっても処理速度は変わるが、通常は平均値に
設定されている。しかし、特定のシーズン等で、処理す
る紙葉類が比較的薄いはがき類であったり、通常よりも
厚い封書類を連続して処理することが多いような場合
は、処理速度を平均値に設定してあると、最大通数自体
に変動が生じるが、実績速度を用いた場合では、そのよ
うな不都合を無くすことができることとなる。
【0019】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、前
記システム制御手段が、前記供給された紙葉類の数が前
記最大通数を越えて前記区分操作が一時停止し、その
後、区分操作が再開された場合、その実績通数に対応し
て全ての紙葉類が全てのパスを終了するまでに必要とす
る時間を計算し、その必要とする時間を前記表示手段に
より刻々と外部表示するようにしたことを特徴とするも
のである。これによれば、例えば最大通数になって停止
したが、残りの通数が僅かで、また規定の時刻にも多少
の余裕があることから、そのまま続行させて残りを処理
した場合等に、1パスの処理が終了すると、全てのパス
を終了するまでに必要とする時間を計算して外部表示す
るので、全てのパスがいつ頃終わるかを事前に知ること
ができることとなる。
【0020】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、ま
とめてセットされた複数の紙葉類に対して少なくとも2
回以上の区分操作を行って道順組み立てする紙葉類区分
制御装置において、1パス内で前記紙葉類が区分け処理
されて行く累積通数をカウントする通数カウンタと、各
種の情報を表示可能な表示手段と、各種の情報を入力す
るためのキーを有した入力操作手段と、供給されて来る
紙葉類の実績速度を計算し、その後、前記実績速度から
終了予想時刻を計算して、その終了予想時刻を前記表示
手段により外部表示させる一連の動作をコントロールす
るシステム制御手段を備えたことを特徴とするものであ
る。これによれば、全ての区分操作が終了する時刻を実
績速度から計算して表示するので、全てのパスがいつ頃
終わるかを事前に知ることができることとなる。また、
処理の途中で算出される実績速度を基準として算出する
ので、信頼性の高い表示を行うことができることとな
る。
【0021】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、前
記システム制御手段が、前記終了予想時刻が規定の終了
時刻と等しくなったときに、前記区分操作を一時停止
し、打ち切るか、続行するかの意志を確認するように動
作をコントロールするようにしたことを特徴とするもの
である。これによれば、一時停止後、事情によっては続
行することができるようになっており、例えば最大通数
になって停止したが、残りの通数が僅かで、また規定の
時刻にも多少の余裕があるようなときには、そのまま続
行させて残りを処理することも可能になり、柔軟性を持
つ装置の実現が可能になることとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。図1は本発明に係る紙葉類
区分制御装置(以下、「区分機」という)を用いた紙葉
類区分システムの全体構成を示す斜視図、図2は同じく
紙葉類区分システムの全体構成を示す平面図である。こ
の実施の形態においては、紙葉類区分システムとして郵
便物を宛て先別に区分するバーコード区分システムを例
に挙げて説明する。
【0023】図1および図2において、この紙葉類区分
システムは、大きくは紙葉類供給部1と、読取部2と、
紙葉類区分け部3と、紙葉類搬送手段4と、保管棚5等
で構成されている。
【0024】紙葉類供給部1には、区分けされるべき紙
葉類が複数まとめて束にされて立位の姿勢で投入される
投入部11を有しており、その投入された紙葉類をその
まま紙葉類繰り出し位置8まで搬送し、その紙葉類繰り
出し位置8に設けた紙葉類分離部9で1枚ずつに分離
し、読取部2の上流側へ順に繰り出すことができる構造
になっている。その読取部2は、紙葉類分離部9で1枚
ずつに分離されて繰り出されて来た紙葉類に付されてい
るバーコード(または郵便番号等)の宛先情報を読み取
り、その宛先情報をコンピュータに送る。また、紙葉類
供給部1の前面側には操作制御盤12が設けられてお
り、その操作制御盤12は、液晶ディスプレイを有する
表示部12aと、複数のキーを配列している入力操作部
12bを備えている。表示部12aは、本装置の各種状
態の表示及び入力操作部12bにより入力される情報を
それぞれ表示する。
【0025】上記紙葉類区分け部3は、本実施の形態で
は上下方向に3段形成されている。その各紙葉類区分け
部3には、宛先情報により区分け処理されて振り分けら
れた紙葉類を一時集積収納しておく区分け集積部、すな
わち区分口3aが、横一列に並んで複数(本実施の形態
では33口)設けられている。一つの区分口3aは通路
状の構造を有し、一つの区分口につき500通程度の紙
葉類を収容することが可能である。したがって、33口
全部を使うとすれば、 500×33=16500 通程度の紙葉類を紙葉類区分操作にかけることができ
る。
【0026】上記紙葉類搬送手段4は、紙葉類供給部1
のバーコード区分機の分離部9から1枚ずつ繰り出され
て来る紙葉類を、読取部2を通って紙葉類区分け部3に
搬送するもので、その紙葉類区分け部3の区分口3aに
入る手前(上流)側には、その3段に配置されている区
分口3aにそれぞれ紙葉類を振り分けるための振り分け
部(図示してない)が設けられている。
【0027】上記保管棚5は、紙葉類区分け部3の区分
口3aから排出された紙葉類を受け取って収納するもの
で、紙葉類区分け部3の区分口3aと対応して紙葉類中
継路5aが上下3段に分かれて設けられている。
【0028】保管棚5は、紙葉類区分け部3の区分口3
aに対応して、紙葉類保管路5aが横一列に並んで1列
11個ずつで、上下方向に3段作られている。
【0029】図3は、上記区分機に用いられる制御回路
の一実施の形態を示すブロック図である。この制御回路
は、上記バーコード等のコードデータを読み取る読取部
2と、読み取ったコードデータを解析するコード解析部
15と、コード解析結果等を格納するメモリ16と、コ
ード情報の解析結果から並び替えの演算を行なう道順組
立演算部17と、並び替えの演算結果を基に各紙葉類に
供給動作用の連続番号を与える連続番号算出部18と、
紙葉類の供給および分離、および搬送の駆動制御を行な
う駆動制御部19と、このバーコード区分機の制御装置
全体の動作を制御するシステム制御部20と、通数カウ
ンタ21とを備えて成る。
【0030】この実施の形態においては、紙葉類に記載
された宛て先情報がバーコード化され、この紙葉類の宛
て先記載面に、例えば紫外線のみに反応する塗料または
インクによってバーコードを付ける。そして、読取部2
は紫外線光を照射して上記バーコードを読み取る。な
お、宛て先情報のバーコード化方法については従来から
よく知られており、一般資料も多いため、説明は省略す
る。
【0031】コード解析部15は、バーコードデータか
らその宛て先を郵便番号および地番を解析し、宛て先情
報(BC値)を特定する。メモリ16には上記宛て先情
報をはじめ、システム制御部20において実行される各
種プログラムや処理データが格納される。
【0032】道順組立演算部17は1回目の区分操作
(以下、1パス操作という、それ以降も2パス、3パス
と表現する)をはじめとする各パス操作において、一番
最初は無作為の順序で供給されて来た紙葉類を所定のア
ルゴリズムにしたがって順序替え(道順組立)し、区分
操作が1パス操作から始まって3パス操作を終了すると
きは予定された(或いは想定された)順序に並び変えら
れる。通常、ここでの処理は、紙葉類の配達区域及びそ
の配達に出かける時間毎に1つの処理単位にまとめら
れ、この処理単位を1ユニット(または「面」と言う)
として区分操作を行う。すなわち、1パス目の操作では
1つのユニットの全てを1パス目用の区分テーブルを用
いて道順組み立てをする。2パス目の操作では、1パス
目の操作を終えた後の1つのユニットの全てを2パス目
用の区分テーブルを用いて道順組み立てし、3パス目の
操作では2パス目の操作を終えた後の1つのユニットの
全てを3パス目用の区分テーブルを用いて道順組み立て
をするようにしており、1パス目から3パス目まで1つ
の同じユニットが使用される。
【0033】連続番号算出部18は、複数回にわたるバ
ーコード区分操作のうち、1パス操作におけるバーコー
ド読み取り、およびコード解析によって得られたデータ
を基に、各紙葉類に理論連続番号を付与する。駆動制御
部19は、紙葉類区分システムにおける紙葉類の搬送動
作、供給動作、分離動作、および紙葉類区分け部3まで
の搬送動作、さらには目的の区分口3aへの投入動作と
いった各動作を駆動制御する。システム制御部20は紙
葉類区分のために必要な、バーコード読み取り解析、道
順組立のための各種演算、および駆動制御のためのコマ
ンド送付といったシステム全体の制御動作を行なう。通
数カウンタ21は、紙葉類繰り出し位置8から読取部2
に向かって1枚ずつ繰り出された紙葉類の通数をカウン
トし、その情報をシステム制御部20に出力する。
【0034】係る構成を有する区分機における動作を以
下説明する。本実施の形態における区分機は、3パス道
順組み立てにおいて実施した場合である。この区分機に
おいては、紙葉類が紙葉類供給部1に運ばれ、紙葉類分
離供給装置9により紙葉類繰り出し位置8から読取部2
に向かって1枚ずつ繰り出される1パス目の動作が開始
されると、読取部2によりバーコードの読み取り、すな
わち郵便番号の読み取りが行なわれる。また、これと同
時に、通数カウンタ21により通数がカウントアップさ
れ、その値がシステム制御部20に入力される。一方、
読み取られた1枚の紙葉類のコードデータはコード解析
部15においてコード解析され、その解析結果により、
システム制御部20は、バーコードデータの解析によっ
て得られた郵便番号および地番情報を認識し、またこれ
らの情報から1パス操作において区分される区分口3a
を判定する。次に、システム制御部20は、上記認識し
た郵便番号および地番情報(BC値)と、判定動作によ
り得られた1パス操作における区分口データとを1パス
ログに記録する。次に、全ての紙葉類の読み取りが終わ
ったか否かをチェックし、終わっていなければ次の紙葉
類の読み取り動作を行なう。全ての紙葉類の読み取りが
終わった場合は、紙葉類区分制御の1パス操作を終了す
る。このようにして紙葉類読み取り動作が終了したとき
は、システム制御部20により、全ての紙葉類について
のBC値および区分口データが作成される。一方、コー
ドデータによって振り分けられた紙葉類はそれぞれ対応
する各区分口3aに送られて、その該当する区分口3a
内に順に集積される。1パスの操作が終了すると、紙葉
類は各区分口3aに集積された状態を保持したまま保管
棚5に移し替えられて保管される。1パス目の操作が終
了したら、続いて1パス目の動作と同じようにして紙葉
供給部9へ運ばれ、2パス目、3パス目と順に区分操作
が開始されて所定の順序に並び替え、すなわち道順組み
立てされる。その後は、交付(配達)作業へと移行され
る。
【0035】以上が、この区分機における一般的な処理
の流れであり、図4は、その処理の全体の流れを概念的
にまとめたフロー図である。すなわち、図4において、
紙葉類が到着(便到着)されると、区分操作を行うため
の作業準備に入る。この作業準備では、例えば配達の区
域及び配達(交付)の出発時間を考慮し、大きく区分さ
れて1つの処理単位にまとめられ、通常、その処理単位
毎に区分け処理される。そして、1回目の区分操作(1
パス作業)が行われ、この1パス作業が終了したら、こ
のパスを終了した紙葉類を区分口とは別の位置に移し替
える等のパス後の作業(パス後作業)が行われる。続い
て、2回目の区分操作(2パス作業)が行われ、この2
パス作業が終了したら、このパスを終了した紙葉類を区
分口とは別の位置に移し替える等のパス後の作業(パス
後作業)が行われる。続いて、3回目の区分操作(3パ
ス作業)が行われ、この3回目のパス作業が終わって道
順組み立てが終了したら配達に行けるようにするパス後
の作業(パス後作業)が行われ、規定の交付時刻になっ
たら配達(交付)に出かけるという順序になっている。
【0036】ところで、上述したように本発明の区分機
では3回のパスを反復して道順組み立てを行うが、処理
件数は日々大幅に変動する。紙葉類が多いときに到着便
の紙葉類をそのまま全て1パスを実施してしまうと、そ
の後、2パス以降が全て完了する前に、規定の交付時刻
となり、処理が間に合わないという可能性が出てくる。
そこで本発明では、円滑な業務運行を図るために次の第
1〜第4実施例に示されるような手順で実施が行われる
ように、区分機の全体をシステム制御部20がコントロ
ールするようにプログラムされている。なお、以下に説
明する各実施例で実行されるプログラムはメモリ16内
に予め格納されているものである。また、以下の説明で
は、各実施例において同一または相当する要素及びパラ
メータには、同じ符号を付して説明する。
【0037】(第1実施例)図5及び図6に示す第1の
実施例はパラメータ固定または初期設定方式と呼べるも
のである。この第1の実施例では、外からの便が到着し
てから内部で道順組み立てを行って交付に出発する時刻
までの間に与えられた有効処理時間TE1と、その有効処
理時間TE1内において1パスで処理可能な最大通数Pma
xをそれぞれ計算し、その最大通数Pmax内で紙葉類をセ
ットする方法である。また、図5はその初期設定の処理
を行うフロー図で、図6はその運用フロー図である。
【0038】この第1実施例において、1パスで処理可
能な最大通数Pmaxを求める場合は、これに先立って有
効処理時間TE1を求める。その有効処理時間TE1は、外
部からの便の到着時刻(以下、単に「便到着時刻」とい
う)をT1、便が到着してから1パスが開始されるまで
の準備に要する作業準備時間をT2、1パスの作業が終
了して次の2パス目、3パス目、或いは交付に出発する
までに要するパス後の作業時間をT3(なお、ここでは
1パス目から2パス目に要する時間、2パス目から3パ
ス目に要する時間、3パス目から交付までに要する作業
時間は同じとする。)、交付に出発する時刻をT4とす
ると次式(1)によって求められる。
【0039】 TE1 =[T4−T1−T2−(T3×3)] …(1)
【0040】次に最大処理通数Pmaxを求める。最大処
理通数Pmaxは、区分機の1時間当たりに処理できる通
数、すなわち処理速度をVとすると、次式(2)によっ
て求められる。
【0041】Pmax=(TE1×V)/3 …(2)
【0042】次に、その動作を説明すると、まず図5の
フローに従い初期設定を行う。初期設定では、入力操作
部12bのキーを操作し、表示部12aの表示画面に初
期設定メニューを表示する。ここでは、便到着時刻T
1、作業準備時間T2、パス後作業時間T3、交付出発時
刻T4、及び1時間当たりに処理できる通数V(処理速
度)の、各パラメータを操作員が入力する。すると、上
式(1)及び(2)より最大処理通数Pmaxが計算さ
れ、これがメモリ16に記憶される。
【0043】続いて、図6にフロー図で示す運用処理、
すなわち区分操作に移行される。まず、投入部11に投
入された紙葉類が紙葉類繰り出し位置8で、1枚ずつに
分離されて読取部2に順に繰り出されると、その紙葉類
の繰り出された通数Pが通数カウンタ21でカウントさ
れる。通数カウンタ21のカウント値が最大処理通数P
maxになると、駆動制御部19をシステム制御部20が
制御し、紙葉類繰り出し位置8からの繰り出し(供給)
を停止させる。そして、表示部12aには「打ち切り通
数になりました。終了しますか?」との表示と、「は
い」または「いいえ」の何れかを選択するメニューが表
示される。
【0044】ここで「はい」を選択した場合は打ち切り
となり、打ち切られるまでの通数が1処理単位となり、
次の2パス目及び3パス目で処理される。そして、この
最大処理通数Pmaxだけを供給した場合では、3パス目
の終了は交付が開始される交付出発時刻T4までに終了
することができる。これに対して、停止したときに紙葉
類繰り出し位置8で送られずに残されている紙葉類が僅
かで、残りの紙葉類を処理してしまいたい場合は、「い
いえ」を選択すると供給が再開され、最大処理通数Pma
xを越えて残りの紙葉類が無くなるまで処理することが
できる。したがって、この場合では1処理単位を2パス
目、3パス目と送ったときには、最大処理通数Pmaxを
越えての処理となるので、3パス目の終了までに要する
時間は有効処理時間をオーバーすることにはなるが、残
りが僅かのような場合は、その場の判断で交付出発時刻
T4に優先して区分操作を実行することができる。そし
て、1パスが終了すると、通数カウンタ21でカウント
された総処理通数P1から、3パスを実施した場合の総
処理時間TTが次式(3)により計算される。
【0045】TT =(3×P1)/V …(3)
【0046】次いで、総処理時間TTから交付(配達)
に出発できる交付予想時刻TDが次式(4)から計算さ
れ、この交付予想時刻TDが表示部12aの表示面上に
表示される。
【0047】 TD =T1+T2+(T3×3)+TT …(4)
【0048】したがって、この第1の実施例の場合で
は、最大処理通数Pmaxを設定しておけば、有効処理時
間内には終了し、規定された時刻である交付出発時刻T
4には間に合うことになる。また、有効処理時間に多少
の余裕があり、また停止した時に残っている通数が僅か
で、最大処理通数Pmaxを越えて処理をしても差し支え
ない場合には、供給が一旦停止した後、供給再開をする
ことにより、残りの通数を同時に処理することもできる
ことになる。さらに、残りの通数を同時に処理したこと
によって、全ての処理が終了して交付に出発することが
できる交付予想時刻も表示されるので、処理が終了して
交付に出かけられる時刻の予想を簡単に知ることができ
ることになる。なお、この第1の実施例では、便到着時
刻T1、作業準備時間T2、パス後作業時間T3、交付出
発時刻T4が日々大きく変動せずに固定の場合に有効で
ある。
【0049】(第2実施例)図7及び図8に示す第2の
実施例は実績時刻読み込み方式と呼べるものである。紙
葉類の区分処理では、外部から便が到着して、1パス目
の区分操作が開始されるまでの間の時間が固定されてい
るとは限らず、変動が大きい場合がある。そこで、この
第2の実施例では、実際に1パス目の作業が開始された
時刻を基準として有効処理時間TEを算出し、その有効
処理時間TE内において1パスで処理可能な最大通数Pm
axを計算し、その最大通数Pmax内で紙葉類をセットす
る方法である。また、図7はその初期設定の処理を行う
フロー図で、図8はその運用フロー図である。
【0050】この第2実施例において、1パスで処理可
能な最大処理通数Pmaxを求める場合、これに先立っ
て、まず有効処理時間TE2を求める。その有効処理時間
TE2は、1パスの作業が開始された実際の時刻をT5、
1パスの作業が終了して次の2パス目、3パス目、或い
は交付に出発するまでに要するパス後の作業時間をT3
(なお、ここでは1パス目から2パス目に要する時間、
2パス目から3パス目に要する時間、3パス目から交付
までに要する作業時間は同じとする。)、交付に出発す
る時刻をT4とすると次式(5)によって求められる。
【0051】 TE2 =[T4−T5−(T3×3)] …(5)
【0052】有効処理時間TE2が求められたら、次に最
大処理通数Pmaxを求める。最大処理通数Pmaxは、区分
機の1時間当たりに処理できる通数をVとすると、次式
(6)によって求められる。
【0053】Pmax=(TE2×V)/3 …(6)
【0054】次に、その動作を説明すると、まず図7の
フローに従い初期設定を行う。初期設定では、入力操作
部12bのキーを操作して表示部12aの表示画面に初
期設定メニューを表示する。ここでは、交付を予定して
いる交付時刻T4、パス後作業時間T3、及び1時間当た
りに処理できる通数V(処理速度)を操作員が入力す
る。
【0055】続いて、図8にフロー図で示す運用処理、
すなわち区分操作に移行される。まず、操作者により区
分機の始動スイッチ等が投入され、1パス目の区分操作
の開始が指示されると、この1パス目が開始された実際
の時刻T5が読み込まれ、システム制御部20では上式
(5)及び(6)より最大処理通数Pmaxを計算し、こ
れをメモリ16に記憶する。続いて、投入部11に紙葉
類がまとめて束で投入され、紙葉類繰り出し位置8で1
枚ずつに分離されて読取部2に順に繰り出されると、そ
の紙葉類の繰り出された通数Pが通数カウンタ21でカ
ウントされる。通数カウンタ21のカウント値が最大処
理通数Pmaxになると、駆動制御部19をシステム制御
部20が制御し、紙葉類繰り出し位置8からの繰り出し
(供給)を停止させる。そして、表示部12aには「打
ち切り通数になりました。終了しますか?」との表示
と、「はい」または「いいえ」の何れかを選択するメニ
ューが表示される。
【0056】ここで「はい」を選択した場合は打ち切り
となり、打ち切られるまでの通数が1処理単位となり、
次の2パス目及び3パス目で処理される。そして、この
最大処理通数Pmaxだけを供給した場合では、3パス目
の終了は交付が開始される交付出発時刻T4までに終了
することができる。これに対して、停止したときに紙葉
類繰り出し位置8で送られずに残されている紙葉類が僅
かで、残りの紙葉類を処理してしまいたい場合は、「い
いえ」を選択すると供給が再開され、最大処理通数Pma
xを越えて残りの紙葉類を処理することができる。した
がって、この場合では1処理単位を2パス目、3パス目
と送ったときには、最大処理通数Pmaxを越えての処理
となるので、3パス目の終了までに要する時間は有効処
理時間をオーバーすることにはなるが、残りが僅かのよ
うな場合は、その場の判断で交付出発時刻T4に優先し
て区分操作を実行することができる。そして、1パスが
終了すると、通数カウンタ21でカウントされた総処理
通数P1から、3パスを実施した場合の総処理時間TTが
上式(3)により計算され、次いで総処理時間TTから
交付(配達)に出発できる交付予想時刻TDが上式
(4)から計算されて、この交付予想時刻TDが表示部
12aの表示面上に表示される。
【0057】したがって、この第2の実施例の場合で
は、実際に1パス目の作業が開始されてからの有効処理
時間TE2内で処理可能な最大処理通数Pmaxを計算し、
その最大処理通数Pmaxに合った量だけ処理することが
できるので、3パス目までの作業は、有効処理時間内に
は終了し、交付出発時刻には間に合うことになる。ま
た、有効処理時間に多少の余裕があり、また停止した時
に残っている通数が僅かで、最大処理通数Pmaxを越え
て処理をしても差し支えない場合には、供給が一旦停止
した後、供給再開をすることにより、残りの通数を同時
に処理することもできることになる。さらに、残りの通
数を同時に処理したことによって、全ての処理が終了し
て交付に出発することができる交付予想時刻も表示され
るので、交付に出かけられる時刻の予想を簡単に知るこ
とができることになる。なお、この第2の実施例では、
外部から便が到着して、1パス目の区分操作が開始され
るまでの間の時間変動が大きい場合に有効である。
【0058】(第3実施例)図9及び図10に示す第3
の実施例は実績速度採用方式と呼べるものである。紙葉
類の区分処理では、重量、厚み等によって区分機が一定
時間当たりに処理できる通数Vが大きく異なる場合があ
る。そこで、この第3の実施例では、実際に1パス目の
作業が開始されて、区分機が一定時間当たりに処理でき
た通数を途中で検出し、その実績通数を元に区分機の単
位時間当たりの処理速度、すなわち実績速度V1を使用し
て処理する。
【0059】次に、その動作を説明すると、まず図9の
フローに従い初期設定を行う。初期設定では、入力操作
部12bのキーを操作して表示部12aの表示画面に初
期設定メニューを表示する。ここでは、交付(配達)を
予定している規定の時刻である交付時刻T4、及びパス
後に必要とされる作業時間T3等を操作員が入力する。
【0060】続いて、図10にフロー図で示す運用処
理、すなわち区分操作に移行される。まず、操作者によ
り区分機の始動スイッチ等が投入され、1パス目の区分
操作の開始が指示されると、この1パス目が開始された
実際の時刻T5が読み込まれる。続いて、投入部11に
紙葉類がまとめて束で投入され、紙葉類繰り出し位置8
で1枚ずつに分離されて読取部2に順に繰り出される
と、その紙葉類の繰り出された通数Pが通数カウンタ2
1でカウントされる。一定の時間が経つと、実績速度V
1が次式(7)より計算される。
【0061】 実績速度V1=(累積通数/累積時間) …(7)
【0062】実績速度V1が求められたら、次に1パス
で処理可能な最大処理通数Pmaxを求める。最大処理通
数Pmaxを求める場合、これに先立って、まず有効処理
時間TE2を上式(5)に従って求める。その有効処理時
間TE2は、1パスの作業が開始された実際の時刻をT
5、1パスの作業が終了して次の2パス目、3パス目、
或いは交付に出発するまでに要するパス後の作業時間を
T3(なお、ここでは1パス目から2パス目に要する時
間、2パス目から3パス目に要する時間、3パス目から
交付までに要する作業時間は同じとする。)、交付に出
発する時刻をT4とすると上式(5)によって求められ
る。また、有効処理時間TE2が求められたら、次に最大
処理通数Pmaxを求める。最大処理通数Pmaxは、区分機
の1時間当たりに処理できる実績速度をV1とすると、
次式(8)によって求められる。
【0063】Pmax=(TE2×V1)/3 …(8)
【0064】そして、通数カウンタ21のカウント値が
最大処理通数Pmaxになると、駆動制御部19をシステ
ム制御部20が制御し、紙葉類繰り出し位置8からの繰
り出し(供給)を停止させる。そして、表示部12aに
は「打ち切り通数になりました。終了しますか?」との
表示と、「はい」または「いいえ」の何れかを選択する
メニューが表示される。
【0065】ここで「はい」を選択した場合は打ち切り
となり、打ち切られるまでの通数が1処理単位となり、
次の2パス目及び3パス目で処理される。そして、この
最大処理通数Pmaxだけを供給した場合では、3パス目
の終了は交付が開始される交付出発時刻T4までに終了
することができる。これに対して、停止したときに紙葉
類繰り出し位置8で送られずに残されている紙葉類が僅
かで、残りの紙葉類を処理してしまいたい場合は、「い
いえ」を選択すると供給が再開され、最大処理通数Pma
xを越えて残りの紙葉類を処理することができる。した
がって、この場合では1処理単位を2パス目、3パス目
と送ったときには、最大処理通数Pmaxを越えての処理
となるので、3パス目の終了までに要する時間は有効処
理時間をオーバーすることにはなるが、残りが僅かのよ
うな場合は、その場の判断で交付出発時刻T4に優先し
て区分操作を実行することができる。そして、1パスが
終了すると、通数カウンタ21でカウントされた総処理
通数P1から、3パスを実施した場合の総処理時間TTが
上式(3)により計算され、次いで総処理時間TTから
交付(配達)に出発できる交付予想時刻TDが上式
(4)から計算されて、この交付予想時刻TDが表示部
12aの表示面上に表示される。
【0066】したがって、この第3の実施例の場合で
は、実際に1パス目の作業が開始されてからの有効処理
時間TE2内で処理可能な最大処理通数Pmaxを実績速度
V1を使用して計算し、その最大処理通数Pmaxに合った
量だけ処理することができるので、3パス目までの作業
は、有効処理時間内には終了し、交付出発時刻には間に
合うことになる。また、有効処理時間に多少の余裕があ
り、また停止した時に残っている通数が僅かで、最大処
理通数Pmaxを越えて処理をしても良い場合には、供給
が一旦停止した後、供給再開をすることにより、残りの
通数を同時に処理することもできることになる。さら
に、残りの通数を同時に処理したことによって、全ての
処理が終了して交付に出発することができる交付予想時
刻も表示されるので、交付に出かけられる時刻の予想を
簡単に知ることができることになる。
【0067】(第4実施例)図11及び図12に示す第
4の実施例は、交付予想時刻を常時計算して表示し、続
行をするか否かの確認を求め、さらに処理を続行すれば
そのまま予想時刻を表示したものである。その第4の実
施例の動作を図11及び図12を用いて説明すると、ま
ず図11のフローに従い初期設定を行う。初期設定で
は、入力操作部12bのキーを操作して表示部12aの
表示画面に初期設定メニューを表示する。ここでは、便
の到着時刻T1、作業準備時間T2、パス後作業時間T
3、予め決められている規定の交付時刻TSをそれぞれ操
作員が入力する。
【0068】続いて、図12に示す運用処理、すなわち
区分操作に移行される。まず、操作者により区分機の始
動スイッチ等が投入され、1パス目の区分操作の開始が
指示されると、この1パス目が開始された実際の時刻T
5が読み込まれる。続いて、紙葉類がまとめて束で投入
部11に投入され、紙葉類繰り出し位置8で1枚ずつに
分離されて読取部2に順に繰り出されると、その紙葉類
の繰り出された通数Pが通数カウンタ21でカウントさ
れる。一定の時間が経つと、実績速度V1が上式(7)
より計算される。
【0069】実績速度V1が求められたら交付予想時刻
TDを計算する。この交付予想時刻TDを計算する手順と
しては、まずそれまでにカウントされた累積通数P2を
次式(9)に当てはめ、これより総処理時間TTを得
る。
【0070】TT =(3×P2)/V1 …(9)
【0071】次に、その総処理時間TTを上式(4)に
当てはめると交付予想時刻TDを得ることができる。
【0072】 TS = T1+T2+(T3×3)+TT …(9)
【0073】また、この交付予想時刻TSの計算は、一
定時間毎に繰り返され、交付予想時刻TDが規定の交付
時刻TSになると、駆動制御部19をシステム制御部2
0が制御し、紙葉類繰り出し位置8からの繰り出し(供
給)を停止させる。そして、表示部12aには「ここま
でが交付時刻に間に合う通数です。終了しますか?」と
の表示と、「はい」または「いいえ」の何れかを選択す
るメニューが表示される。
【0074】ここで「はい」を選択した場合は打ち切り
となり、打ち切られるまでの通数が1処理単位となり、
次の2パス目及び3パス目で処理される。そして、この
最大処理通数Pmaxだけを供給した場合では、3パス目
の終了は交付が開始される交付出発時刻T4までに終了
することができる。これに対して、停止したときに紙葉
類繰り出し位置8で送られずに残されている紙葉類が僅
かで、残りの紙葉類を処理してしまいたい場合は、「い
いえ」を選択すると供給が再開され、残りの紙葉類を処
理することができる。したがって、この場合では1処理
単位を2パス目、3パス目と送ったときには、交付予想
時刻TSを越えての処理となるので、3パス目の終了ま
でに要する時間は規定の交付時刻TDをオーバーするこ
とにはなるが、残りが僅かのような場合は、その場の判
断で交付出発時刻T4に優先して区分操作を実行するこ
とができる。そして、その後は、処理を続行している
間、そのまま交付予想時刻TDが更新されながら表示さ
れることとなる。
【0075】したがって、この第4の実施例の場合で
は、交付予想時刻を常時計算して表示し、また規定の交
付時刻になると続行をするか否かの確認を求め、続行を
しない場合には、停止されて規定の交付時刻TDまでに
納まり、さらに処理を続行すればそのまま予想時刻を表
示しながら処理を続行することができる。
【0076】なお、上記各実施例ではパスを3回行う場
合について説明したが、2回以上であれば何回であても
差し支えないものである。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のようなすぐれた効果を有する紙葉類区分制御装置を
提供することができる。 ・複数回の区分操作(パス)を行って道順組み立てを行
っている途中で、交付等を予定している規定の時刻まで
に終了できる最大通数に到達すると、操作が停止し、そ
れ以上の紙葉類を区分操作するか否かの確認を求めるの
で、1パス目で一度に多量の紙葉類をセットしてしま
い、規定の時刻までに最後の区分操作が終了しないとい
う事態を無くすことができる。これにより、紙葉類を計
画的にスムースに処理することができる。 ・一時停止した後も、事情によっては続行することがで
きるようになっているので、例えば最大通数になって停
止したが、残りの通数が僅かであり、また規定の時刻に
も多少の余裕があるようなときには、そのまま続行させ
て残りを処理することも可能で、柔軟性を持つ装置の実
現が可能になる。 ・有効処理時間を、規定の時刻までの間に必要とされる
作業時間を除いて算出するようにした場合では、有効処
理時間を簡単に算出し、この有効処理時間から最大通数
を簡単に算出することができる。 ・有効処理時間を、1パス目の開始時刻から前記規定の
時刻までの間に必要とされる作業時間を除いて算出する
ようにした場合では、例えば紙葉類が到着してから1パ
ス目が開始されるまでの時間が定まらない場合であって
も、1パス目が開始された時刻の後から有効処理時間を
算出するので、有効処理時間の精度が安定する。そし
て、この精度的に信頼ができる有効処理時間から最大通
数を算出するので、全体の精度も安定し、規定の時刻ま
でに終了しないというような事態をさらに確実に無くす
ことができる。 ・有効処理時間内で処理可能な最大通数を計算するパラ
メータとして、実際に途中まで処理された累積通数を実
際にかかった累積時間で割り、それで得られた実績速度
を用いた場合では、実際に途中まで処理された実績速度
を元に、有効処理時間から最大通数を計算するので、全
体の精度が安定する。 ・供給された紙葉類の数が最大通数を越えて区分操作が
一時停止し、その後、区分操作が再開されて1パスの処
理が終了すると、全ての紙葉類が全てのパスを終了する
までに必要とする時間を計算して外部表示するようにし
た場合では、全てのパスがいつ頃終わるかを事前に知る
ことができる。 ・供給されて来る紙葉類の実績速度を計算し、その後、
前記実績速度から終了予想時刻を計算して、その終了予
想時刻を外部表示するようにした場合では、全ての区分
操作が終了する時刻を実績速度から計算して表示するの
で、信頼性の高い表示を行うことができる。・終了予想
時刻が規定の終了時刻と等しくなったときに、区分操作
を一時停止し、打ち切るか、続行するかの意志を確認す
るようにした場合では、一時停止後、事情によっては続
行することができるようになっているので、例えば最大
通数になって停止したが、残りの通数が僅かで、また規
定の時刻にも多少の余裕があるようなときには、そのま
ま続行させて残りを処理することも可能になり、柔軟性
を持つ装置の実現が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る紙葉類区分システム
の全体構成を示す斜視図
【図2】本実施の形態における紙葉類区分システムの全
体構成を示す平面図
【図3】本実施の形態において使用される紙葉類区分制
御装置の回路構成を示すブロック図
【図4】本実施の形態における一般的な処理の流れを説
明するフロー図
【図5】本実施形態のシステム制御部の制御処理動作で
ある第1実施例における初期設定処理手順を示すフロー
【図6】本実施形態のシステム制御部の制御処理動作で
ある第1実施例における運用処理手順を示すフロー図
【図7】本実施形態のシステム制御部の制御処理動作で
ある第2実施例における初期設定処理手順を示すフロー
【図8】本実施形態のシステム制御部の制御処理動作で
ある第2実施例における運用処理手順を示すフロー図
【図9】本実施形態のシステム制御部の制御処理動作で
ある第3実施例における初期設定処理手順を示すフロー
【図10】本実施形態のシステム制御部の制御処理動作
である第4実施例における運用処理手順を示すフロー図
【図11】本実施形態のシステム制御部の制御処理動作
である第3実施例における初期設定処理手順を示すフロ
ー図
【図12】本実施形態のシステム制御部の制御処理動作
である第4実施例における運用処理手順を示すフロー図
【図13】従来の区分機における区分操作の一般的な処
理の流れを説明するフロー図
【符号の説明】
1 紙葉類供給部 2 読取部 3 紙葉類区分け部 3a 区分口 4 紙葉類搬送手段 5 保管棚 8 紙葉類繰り出し位置 9 バーコード区分制御装置 12a 表示部 12b 入力操作部 15 コード解析部 16 メモリ 17 道順組立演算部 18 連続番号算出部 19 駆動制御部 20 システム制御部 21 通数カウンタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 まとめてセットされた複数の紙葉類を、
    分離供給して道順組み立てする紙葉類区分制御方法にお
    いて、 前記複数の紙葉類の各々に予めコードデータを与えてお
    き、この複数の紙葉類のセットに対して少なくとも2回
    以上の区分操作(パス)を行なって道順組み立てを行な
    う際、 規定の時刻までの間に与えられた有効処理時間と、その
    有効処理時間内で所定の全てのパスを経て処理できる最
    大通数を計算し、前記最大通数を越えて前記紙葉類の区
    分操作が行われようとするときに前記1パス目の区分操
    作を一時停止し、打ち切るか、続行するかの意志を確認
    するようにしたことを特徴とする紙葉類区分制御方法。
  2. 【請求項2】 前記有効処理時間は、規定の時刻までの
    間に必要とされる作業時間を除いて算出するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類区分制御方法。
  3. 【請求項3】 前記有効処理時間は、1パス目の実際の
    開始時刻から前記規定の時刻までの間に必要とされる作
    業時間を除いて算出するようにしたことを特徴とする請
    求項1または2記載の紙葉類区分制御方法。
  4. 【請求項4】 前記有効処理時間内で処理可能な最大通
    数を計算するパラメータとして、実際に途中まで処理さ
    れた累積通数を実際に要した累積時間で割り、それより
    得られた実績速度を用いることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の紙葉類区分制御方法。
  5. 【請求項5】 供給された紙葉類の数が前記最大通数を
    越えて前記1パス目の区分操作が一時停止し、その後、
    区分操作が再開された場合、その実績通数に対応して全
    ての紙葉類が全てのパスを終了するまでに必要とする終
    了予想時刻を計算し、刻々と外部表示するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の紙葉
    類区分制御方法。
  6. 【請求項6】 まとめてセットされた複数の紙葉類を、
    分離供給して道順組み立てする紙葉類区分制御方法にお
    いて、 前記複数の紙葉類の各々に予めコードデータを与えてお
    き、この複数の紙葉類のセットに対して少なくとも2回
    以上の区分操作(パス)を行なって道順組み立てを行な
    う際、 供給されて来る紙葉類の実際に途中まで処理された累積
    通数を実際に要した累積時間で割って実績速度を計算
    し、その後、前記実績速度から終了予想時刻を計算し
    て、その終了予想時刻を常時外部表示するようにしたこ
    とを特徴とする紙葉類区分制御方法。
  7. 【請求項7】 前記終了予想時刻が規定の終了時刻と等
    しくなったときに、前記区分操作を一時停止し、打ち切
    るか、続行するかの意志を確認するようにしたことを特
    徴とする請求項6に記載の紙葉類区分制御方法。
  8. 【請求項8】 まとめてセットされた複数の紙葉類に対
    して少なくとも2回以上の区分操作を行って道順組み立
    てする紙葉類区分制御装置において、 1パス内で前記紙葉類が区分け処理されて行く累積通数
    をカウントする通数カウンタと、 各種の情報を表示可能な表示手段と、 各種の情報を入力するためのキーを有した入力操作手段
    と、 規定の時刻までの間に与えられた有効処理時間と、その
    有効処理時間内で所定の全てのパスを経て処理できる最
    大通数を計算し、前記通数カウンタでカウントされた累
    積通数が前記最大通数と等しくなったら前記表示手段上
    にそれを表示させるとともに、前記区分操作を一時停止
    し、打ち切るか、続行するかの意志の確認を求める一連
    の動作をコントロールするシステム制御手段を備えたこ
    とを特徴とする紙葉類区分制御装置。
  9. 【請求項9】 前記システム制御手段は、前記有効処理
    時間を、規定の時刻までの間に必要とされる作業時間を
    除いて算出することを特徴とする請求項8記載の紙葉類
    区分制御装置。
  10. 【請求項10】 前記システム制御手段は、前記有効処
    理時間を、1パス目の実際の開始時刻から前記規定の時
    刻までの間に必要とされる作業時間を除いて算出するこ
    とを特徴とする請求項8または7記載の紙葉類区分制御
    装置。
  11. 【請求項11】 前記システム制御手段は、前記有効処
    理時間内で処理可能な最大通数を計算するパラメータと
    して、実際に途中まで処理された累積通数を実際にかか
    った累積時間で割り、それにより得られた実績速度を用
    いることを特徴とする請求項8から10のいずれかに記
    載の紙葉類区分制御装置。
  12. 【請求項12】 前記システム制御手段は、前記供給さ
    れた紙葉類の数が前記最大通数を越えて前記区分操作が
    一時停止し、その後、区分操作が再開された場合、その
    実績通数に対応して全ての紙葉類が全てのパスを終了す
    るまでに必要とする時間を計算し、その必要とする時間
    を前記表示手段により刻々と外部表示するようにしたこ
    とを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の紙
    葉類区分制御装置。
  13. 【請求項13】 まとめてセットされた複数の紙葉類に
    対して少なくとも2回以上の区分操作を行って道順組み
    立てする紙葉類区分制御装置において、 1パス内で前記紙葉類が区分け処理されて行く累積通数
    をカウントする通数カウンタと、 各種の情報を表示可能な表示手段と、 各種の情報を入力するためのキーを有した入力操作手段
    と、 供給されて来る紙葉類の実績速度を計算し、その後、前
    記実績速度から終了予想時刻を計算して、その終了予想
    時刻を前記表示手段により外部表示させる一連の動作を
    コントロールするシステム制御手段を備えたことを特徴
    とする紙葉類区分制御装置。
  14. 【請求項14】 前記システム制御手段は、前記終了予
    想時刻が規定の終了時刻と等しくなったときに、前記区
    分操作を一時停止し、打ち切るか、続行するかの意志を
    確認するように動作をコントロールするようにしたこと
    を特徴とする請求項13に記載の紙葉類区分制御装置。
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