JP2002163858A - 情報再生装置のリージョンコード管理方法 - Google Patents

情報再生装置のリージョンコード管理方法

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JP2002163858A
JP2002163858A JP2000356972A JP2000356972A JP2002163858A JP 2002163858 A JP2002163858 A JP 2002163858A JP 2000356972 A JP2000356972 A JP 2000356972A JP 2000356972 A JP2000356972 A JP 2000356972A JP 2002163858 A JP2002163858 A JP 2002163858A
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Akio Yamazaki
晃生 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リージョンコードを用いた再生制限方式下に
おいて、一般ユーザ側でのコードの変更・リセット手続
を簡便化するとともにその実態をメーカ側で管理できる
ようにする。 【解決手段】 再生しようとする記録媒体に登録された
リージョンコードと装置に設定されたリーシ゛ョンコート゛が一致し
ない場合に前記記録媒体の再生を制限し、当該装置の出
荷後にユーザ側の操作により所定回数だけ前記設定され
たリーシ゛ョンコート゛を変更できるよう構成された情報再生装置の
リーシ゛ョンコート゛管理方法において、前記装置に装置毎に異なる
ID情報を付与するステップと、前記装置の製造業者側
で前記装置のIDをパラメータとするリーシ゛ョンコート゛のリセッ
トコマンドを作成し提供するステッフ゜と、前記装置におい
て、提供されたリセットコマント゛に含まれるIDが当該装置に付
与されたIDと一致した場合に前記リセットコマント゛を実行する
ステッフ゜と、を含み、このリセットコマント゛の実行により、前記装置
において既にユーサ゛側の操作により所定回数リーシ゛ョンコート゛が変
更された状態を再び所定回数変更できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報再生装置のリー
ジョンコード管理方法に関し、特に、DVDに採用され
ているリージョンコード(REGION CODE:地域コード)
を用いた再生制限方式下において、一般ユーザ側でのコ
ードの変更・リセット手続を簡便化するとともにその実
態をメーカ側で管理できるようにする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像やコンピュータ・データ等の
記録媒体としてDVDが登場し、その容量の大きさや用
途の多様性が注目され、現在ではDVD−VIDEOプ
レイヤーやパーソナルコンピュータに組み込まれるDV
D−ROMデバイス等が広く利用されるに至っている。
【0003】このDVD技術では、リージョンコードを
用いた独自の著作権保護の工夫が行われている。この技
術は、世界を6つの地域に分け地域毎のリージョンコー
ドを取り決めておき、ある地域用のリージョンコードを
記録したDVDディスクは、当該地域のリージョンコー
ドに設定された再生装置以外では再生不可能とするもの
である。例えば米国のコードは1、日本は2とされてお
り、米国仕様のDVDディスクを日本に持ち帰っても日
本仕様の再生装置では再生することができない。このよ
うにDVDの再生を制限することにより、並行輸入や密
輸の問題を解消し、また地域毎に異なる映像規制等に対
応させることが可能となった。
【0004】この種の再生装置は、暗号化されたディス
ク情報を再生する際に、ディスクに記録されているリー
ジョンコードすなわち再生許可地域を指定する情報と、
装置に設定されたリージョンコードとを比較し、両コー
ドが一致した場合にのみディスク内容の再生を許可し、
コードが一致しなければ再生を制限するよう構成され
る。
【0005】一方、DVD再生装置の製造においては、
予め出荷される地域に応じた1のリージョンコードを装
置の不揮発性メモリに登録し出荷後にはユーザ側で変更
できないように構成する他に、装置がどの地域に出荷さ
れても対応できるように予め全地域のリージョンコード
をメモリに登録しておき装置の出荷段階や出荷後に適切
なコードを選択できるよう構成する場合がある。このよ
うに構成する場合、リージョンコードは所定回数(5
回)だけユーザ側の操作により変更できるよう規格によ
り定められている。この場合はユーザ側にてこの数だけ
リージョンコードを変更したらそれ以上切り換えること
ができなくなり、コードはその値に固定される。
【0006】このようにリージョンコードが固定され変
更できなくなった場合であっても、装置の製造業者にお
いて所定回数(4回)まで初期値(すなわち、ユーザ側
にて新たに5回リージョンコードを変更できる状態)に
戻すことが許可されている。従って、例えば装置の購入
後にユーザが何度も海外転勤するなどして、所定回数の
コード切り換えを行いリージョンコードが固定してしま
った場合は、装置を製造業者の元に送ったりサービスカ
ウンタ等に持ち込んでリセットしてもらうことにより、
再び5回までリージョンコードを変更することが可能と
なる。
【0007】一方、予め1のリージョンコードが固定的
に登録された装置であっても、製造業者に持ち込んで部
品交換や特定コマンドを入力する等の操作を行うことに
よりコード変更を行うことが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
の要求によりDVD装置のリージョンコードの変更ある
いはリセットを行うには、ユーザが装置を梱包して製造
業者の元に送ったり、サービスカウンタまで装置を持参
したり、あるいは製造業者のサービスマンがユーザの元
に出向いてリセット作業を行わなくてはならなかった。
装置を郵送でやりとりする場合は面倒な梱包作業や発送
作業を要するとともに手元に戻るまでに時間がかかり、
また電子機器であるため移送中の衝撃などによる故障の
心配もある。また装置をサービスカウンタまで持参した
り製造業者のサービスマンに出向いてもらうのも煩雑で
あり面倒が伴うものであった。
【0009】この問題に対し、例えばユーザにリージョ
ンコードの変更コマンドを開示したり、再生装置自体に
リセットボタンを設けて構成する等、特殊な操作により
ユーザによる作業でもリージョンコードをリセットでき
るよう構成することが考えられるが、この場合は同一仕
様の他の装置に対しても有効な手段を開示することにな
り、リージョンコードによる再生制限の意義を没却する
ことになりかねない。すなわち、この場合はリセット手
順を知得した不特定のユーザが自己の所有する装置のリ
ージョンコードのリセットを何回でもできることにな
り、メーカ側に所定回数までと定められたリセット回数
を制限できない事態が生じてしまう。
【0010】本発明はこのような問題に鑑み、情報再生
装置のリージョンコードの変更やリセットを簡便に実行
することができ、かつ、規格で定められたリセット回数
を装置の製造業者側で確実に把握し制限できる情報再生
装置のリージョンコード管理方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本願に係る発明は、再生しようとする記録媒体に登
録されたリージョンコードと装置に設定されたリージョ
ンコードが一致しない場合に前記記録媒体の再生を制限
し、当該装置の出荷後にユーザ側の操作により所定回数
だけ前記設定されたリージョンコードを変更できるよう
構成された情報再生装置のリージョンコード管理方法で
あって、前記装置に装置毎に異なるID情報を付与する
ステップと、前記装置の製造業者側で前記装置のIDを
パラメータとするリージョンコードのリセットコマンド
を作成し提供するステップと、前記装置において、提供
されたリセットコマンドに含まれるIDが当該装置に付
与されたIDと一致した場合に前記リセットコマンドを
実行するステップと、を含み、このリセットコマンドの
実行により、前記装置において既にユーザ側の操作によ
り所定回数リージョンコードが変更された状態を再び所
定回数変更できるようにすることを特徴とする。
【0012】この発明は、予め各領域のリージョンコー
ドをメモリに登録した状態で出荷されユーザ側の操作に
より装置の出荷後に所定回数リージョンコードを変更で
きるよう構成され、所定回数の変更を行うとリージョン
コードがその値に固定されてしまう装置に用いる方法で
ある。このような装置に固有のID情報を付与してお
き、装置の製造業者側で当該IDをパラメータとする当
該装置のみに有効なリセットコマンド(アプリケーショ
ン)を作成して提供し、このコマンドの実行により当該
装置においてリージョンコードがリセット(既にユーザ
側の操作により所定回数リージョンコードが変更された
状態を再び所定回数変更できるようにすること)される
ように構成する。これにより、装置の製造業者が提供す
るアプリケーションを入手することによりリージョンコ
ードのリセットを行うことができるので、製造業者の元
に装置を持ち込む必要がなくなる。また、装置毎に異な
るIDをパラメータとして当該装置のみに有効なリセッ
トコマンドとすることにより、不特定の装置でのリージ
ョンコード変更を許容することを避けることができる。
【0013】本願発明において、前記リセットコマンド
は、前記情報再生装置のユーザ側からの要求を待って作
成、提供されることが望ましい。リージョンコードのリ
セットが必要となるケースは多くは発生しないと想定さ
れるので、製造販売される情報再生装置の全てについて
提供する場合よりも装置の製造業者側の手間を省くこと
ができる。
【0014】また、前記情報再生装置に通信手段を設け
るとともに、前記リセットコマンドは双方向通信網を介
して前記装置の製造業者側から前記情報再生装置に提供
されることが望ましい。上述の通り、本発明は製造業者
側がその装置にのみ有効なコマンドを作成して提供する
ことを特徴とする。このコマンドアプリケーションの提
供にはフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体に
格納してユーザの手元に届けても良いが、装置に通信手
段を設けてインターネット等の双方向通信網で情報再生
装置に直接送信するようにすれば、製造業者及びユーザ
双方の作業を簡略化することができる。
【0015】また、前記情報再生装置に前記リセットコ
マンドの実行回数をカウントする手段を設けて前記リセ
ットコマンドの実行回数を制限することが望ましい。あ
るいは、前記リセットコマンドを一回のみ実行可能に構
成するとともに、前記装置の製造業者側で装置ごとのリ
セットコマンド提供回数を管理することにより前記リセ
ットコマンドの実行回数を制限するようにしても良い。
前述のようにリージョンコードのリセット許容回数は規
格によって定められているので、このように構成してリ
セット回数を制限する。
【0016】一方、本願第2発明は、再生しようとする
記録媒体に登録されたリージョンコードと装置に設定さ
れたリージョンコードが一致しない場合に前記記録媒体
の再生を制限するよう構成された情報再生装置のリージ
ョンコード管理方法であって、前記装置に装置毎に異な
るID情報を付与するステップと、当該装置の製造業者
側で前記装置のIDをパラメータとするリージョンコー
ドの変更コマンドを作成し提供するステップと、前記装
置側で、ここで提供された変更コマンドに含まれるID
が当該装置に付与されたIDと一致した場合に前記変更
コマンドを実行するステップと、を含み、この変更コマ
ンドの実行により前記装置においてリージョンコードが
変更されることを特徴とする。
【0017】この発明は、情報再生装置にリージョンコ
ードの切り換え機構が付加されていない場合、すなわち
リージョンコードが固定された状態で出荷されユーザ側
の操作では変更できないように構成された装置に用いる
方法である。このようにリージョンコードが固定された
状態で出荷される情報再生装置であっても、装置を製造
業者の元に持ち込まなくてもリージョンコードの変更を
行うことができる。また、装置毎に異なるIDをパラメ
ータとして当該装置のみに有効な変更コマンドとするこ
とにより、不特定の装置でのリージョンコードの変更を
許容するような事態を避けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を用いて以下に詳細に説明する。図1は本発明の方法
を実現する情報再生装置の構成を示すブロック図であ
る。以下の開示ではこの情報再生装置の実施例としてD
VD−ROMドライブを用いて説明する。図1に示すよ
うに、DVD−ROMドライブ1は、DVD−ROMデ
ィスクの内容を読み取る情報読取部11と、MPU12
と、不揮発性メモリ13と、製造業者サーバ15との接
続処理を行うI/F制御部14とを備えている。DVD
−ROMドライブ1はこれらの構成要素の他にもDVD
−ROMを再生するための他の多数の公知要素を備える
が、本明細書および図面への記載は省略する。また、ド
ライブ1と製造業者サーバ15はインターネット等の双
方向通信網を介して接続されているものとする。
【0019】図2は、不揮発性メモリ13の登録内容を
説明するイメージ図である。図2に示すように、不揮発
性メモリ13は少なくとも、世界を6地域に分けた各地
域のリージョンコードを保持するリージョンコード格納
領域13aと、このDVD−ROMドライブ1の装置I
D情報を保持するID格納領域13bと、前記リージョ
ンコード格納領域に登録された複数のリージョンコード
のうち選択された1のリージョンコードをアクティブな
コードとして登録するアクティブリージョンコード格納
領域13cとを備えている。
【0020】このドライブ1にDVD−ROMディスク
を装填すると、情報読み取り部11によりディスクのリ
ージョンコードが読み出され、MPU12にて装置側の
アクティブなリージョンコードと比較される。その結果
ディスクとドライブ1のリージョンコードが一致しなけ
れば当該ディスクの内容の再生が制限される。また、M
PU12は例えばユーザがドライブ1のジャンパスイッ
チ(図示せず)を押下するなど特定の入力があった場合
にアクティブなリージョンコードを順次切り換える。こ
の切り換え動作は装置の出荷後に5回まで許容される
が、切り換えを5回行った場合はその値で固定するよう
構成されている。この処理については既に周知であるの
でこれ以上の詳細な説明は省略する。
【0021】図3以降を用いて上記実施形態の動作を説
明する。DVD−ROMドライブ1のID情報は、予め
ドライブ1の製造段階で付与し不揮発性メモリ13に登
録して出荷するようにしても良いが、ドライブ1の出荷
後に必要に応じて付与するようにしても良い。図3は装
置IDが出荷後に付与される場合の工程を説明するフロ
ーである。まず、ユーザの操作によりドライブ1がI/
F制御部14を介して製造業者サーバ15に接続し、必
要な情報を送付してIDの付与を要求する(ステップS
11)。ここで送信される情報には例えばユーザの氏
名、住所、ドライブ1の製品名等が含まれる。この要求
を受けたサーバ15は当該ドライブ1について以降に用
いるIDを割り当てるとともに、自らが管理するデータ
ベース15aにドライブ1についての新たな領域を作成
し、前記IDと受信したユーザ情報を登録する(ステッ
プS12)。この管理データベース15aに登録される
テーブルの一例を図4に示す。図4に示すように、製造
業者サーバ15のデータベース15aには、装置ID、
ユーザの氏名住所、及びリセットコマンド送付状況等を
登録する領域が用意される。
【0022】その後サーバ15からドライブ1に対しI
D情報が送信され(ステップS13)、ドライブ1の装
置IDとして不揮発性メモリ13に格納される。ここ
で、ドライブ1に一旦付与されたID情報は以降に書き
換え不能とする。
【0023】図5は、ドライブ1のユーザが所定回数リ
ージョンコードの変更を行ってコードが固定されてしま
った場合にリセットする(再び所定回数コード変更を行
えるように初期値に戻す)処理工程の一例を説明するフ
ローチャートである。まず、ユーザの操作によりドライ
ブ1からサーバ15に対し、装置IDを送信してリセッ
トコマンドの要求を送信する(ステップS21)。これ
を受けたサーバ15ではデータベース15aが参照され
装置IDの確認が行われる(ステップS22)。ここ
で、送付された装置IDがデータベースに登録されてい
なかったり、過去のコマンド送付回数が規定の回数に達
していたりする場合には要求が拒否され、処理は終了す
る。装置IDが確認された場合は、サーバ15内で当該
IDをパラメータとするリセットコマンドが作成され、
ドライブ1へ送信される(ステップS23)。この場
合、サーバ15はデータベース15aのコマンド送付状
況欄にリセットコマンドを送付した旨と日付等を登録す
るようにしてもよい。
【0024】ドライブ1で受信されたリセットコマンド
はMPU12にて解析され、そこに含まれるIDとドラ
イブ1の装置IDが照合される(ステップS24)。I
Dが一致した場合は、次にリセットカウンタの残数が参
照される(ステップS25)。ここでリセットカウンタ
はドライブ1の出荷時には規格で定められたリセット回
数の上限値(例えば4回)に設定されており、リセット
を行う毎に1づつ減算される。カウンタ値の残数があれ
ばリセットコマンドが実行され、再びリージョンコード
を所定回数変更できる初期値に戻される(ステップS2
6)。IDが一致しない場合やカウンタ値がゼロになっ
ている場合はリセットコマンドの実行が拒否され、処理
を終了する。このように構成することにより、サーバ1
5がドライブ1用に作成したリセットコマンドは当該ド
ライブ1にのみ有効なものとなり、他の装置への流用を
防ぐことができる。同時に、リセットカウンタを用いて
リセット回数を制限するため、規格により定められたリ
セット回数を越えてリセットされるのを防ぐことができ
る。
【0025】図6は、ドライブ1のリセット処理の別の
実施例を説明するフローチャートである。本実施例で
は、製造業者サーバ15にてリセット回数を管理するこ
とにより、規格で定められた回数を越えるリセットを制
限する点で上述の実施例と相違する。本実施例の場合は
図4に示すテーブルのコマンド送付状況欄に装置毎のリ
セットカウンタ値を予め登録しておく。例えばリセット
回数を最大4回までと設定するする場合は、リセットカ
ウンタの初期値は4に設定する。
【0026】ドライブ1からリセットコマンド要求が送
付されると(ステップS21)、サーバ15にてデータ
ベース15aが読み出され、装置IDとリセットカウン
タ値が参照される(ステップS22)。ここで装置ID
が確認されカウンタ値がゼロでなければ、装置IDをパ
ラメータとしてリセットコマンドを作成し、ドライブ1
に送信する(ステップS23)。これを受けたドライブ
1ではコマンドが解析され、これに含まれるIDと自装
置IDとの照合を行い(ステップS24)、一致した場
合にリセットコマンドを実行して、再び所定回数コード
変更を行えるようにする(ステップS25)。サーバ1
5はリセットコマンドを送付するとドライブ1のリセッ
トカウンタ値に−1を加え、処理を終了する。このよう
に構成すると、製造業者側にて出荷したDVD−ROM
ドライブのリセット状況を正確に把握することができ
る。
【0027】本発明は、例えばメモリに1のリージョン
コードのみが登録された状態で出荷され、ユーザの操作
ではコードを変更できないタイプの情報再生装置におけ
るリージョンコード変更処理にも適用することができ
る。この実施形態では、図5及び図6に示すリージョン
コードの「リセット」(すなわち、ユーザにより所定回
数コード変更が行われた状態を初期値に戻す)なる概念
を、「コード変更」(リージョンコードを別の地域のリ
ージョンコードに変更する)という概念に置き換えた上
で、図3に示すような手順で装置にIDを付与してお
き、図5あるいは図6と同様の処理を行いリージョンコ
ードを変更するようにする。また、変更コマンドはユー
ザに指定された地域のリージョンコードを含み、既にあ
るリージョンコードと入れ替える処理を行うよう構成す
る。この場合における装置の不揮発性メモリの内容やM
PUの処理、および製造業者サーバが作成・提供するコ
マンド内容の適切な変更は当業者であれば自明であるの
でこれ以上の説明は省略する。
【0028】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本願発明は上述した実施形態に限られるものでは
なく、他の様々な形態として具現することができる。例
えば、上記実施形態ではDVD−ROMドライブを例に
説明しているが、リージョンコードによる再生制限方式
を採用できる情報再生装置であれば別の種類の情報再生
装置に本発明を適用することができる。
【0029】また、上述の実施形態では製造業者サーバ
と情報再生装置間の通信をインターネット等の双方向通
信網を用いて行うようにしているが、これを例えば、情
報再生装置のユーザ自身が電話や電子メール等の手段で
製造業者側に要求を通知し、これを受けた製造業者側が
作成したコマンドアプリケーションをフロッピーディス
ク等の記憶媒体に格納してユーザの元へ届けるようにし
ても良い。この場合、本発明を適用する情報再生装置が
DVD−ROMドライブである場合にはコマンドアプリ
ケーションもDVD−ROMで提供するようにすると、
装置に新たにFDドライブ等の読取手段を設ける必要を
なくして、装置を簡略化することができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば以下の効果を得ることができる。第1に、製造業者
がリージョンコードのリセットコマンドをユーザに提供
することにより、ユーザが装置を製造業者の元に持ち込
んだりサービスマンを呼んだりすることなくリージョン
コードのリセットを行うことができ、処理手順を簡便化
してユーザ及び製造業者双方の手間を省くことができ
る。
【0031】第2に、製造業者が提供するリセットコマ
ンドは装置毎に固有のIDをパラメータとして当該装置
のみに有効なものとしたため、リセットコマンドの他の
装置への流用を防ぐことができる。第3に、ユーザの要
求を受けてからリセットコマンドを作成・提供するよう
にしたため、リージョンコードの変更やリセットの状況
を製造業者側で把握することが可能となり、情報再生装
置の出荷後でもリージョンコードによる著作権保護の実
効を担保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る情報再生装置の構
成を示す図である。
【図2】 図1に示す装置の不揮発性メモリの内容を説
明する図である。
【図3】 本発明に係る方法の装置ID付与工程を説明
する図である。
【図4】 図1に示す製造業者サーバのデータベースの
内容を説明する図である。
【図5】 本発明の実施形態の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】 本発明の別の実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 情報再生装置 11 情報読取部 12 MPU 13 不揮発性メモリ 14 I/F制御部 15 製造業者サーバ 15a データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B017 AA03 BA09 CA15 CA16 5B065 BA03 CA40 PA04 5C053 FA24 FA30 KA05 KA24 5D044 AB07 BC03 CC06 DE29 DE47 FG18 GK12 HH15 5D110 AA15 AA29 DA11 DB03 DB09 DC05 DE04 EA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生しようとする記録媒体に登録された
    リージョンコードと装置に設定されたリージョンコード
    が一致しない場合に前記記録媒体の再生を制限し、当該
    装置の出荷後にユーザ側の操作により所定回数だけ前記
    設定されたリージョンコードを変更できるよう構成され
    た情報再生装置のリージョンコード管理方法であって、 前記装置に装置毎に異なるID情報を付与するステップ
    と、前記装置の製造業者側で前記装置のIDをパラメー
    タとするリージョンコードのリセットコマンドを作成し
    提供するステップと、前記装置において、提供されたリ
    セットコマンドに含まれるIDが当該装置に付与された
    IDと一致した場合に前記リセットコマンドを実行する
    ステップと、を含み、 このリセットコマンドの実行により、前記装置において
    既にユーザ側の操作により所定回数リージョンコードが
    変更された状態を再び所定回数変更できるようにするこ
    とを特徴とするリージョンコード管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリージョンコード管理
    方法において、前記リセットコマンドは、前記情報再生
    装置のユーザ側からの要求を待って作成、提供されるこ
    とを特徴とするリージョンコード管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のリージョンコー
    ド管理方法において、前記情報再生装置が通信手段を有
    するとともに、前記リセットコマンドが双方向通信網を
    介して前記装置の製造業者側から前記情報再生装置に提
    供されることを特徴とするリージョンコード管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のリージョンコード管理
    方法において、前記情報再生装置に前記リセットコマン
    ドの実行回数をカウントする手段を設けて前記リセット
    コマンドの実行回数を制限することを特徴とするリージ
    ョンコード管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のリージョンコード管理
    方法において、前記リセットコマンドを一回のみ実行可
    能に構成するとともに、前記装置の製造業者側で装置ご
    とのリセットコマンド提供回数を管理することにより前
    記リセットコマンドの実行回数を制限することを特徴と
    するリージョンコード管理方法。
  6. 【請求項6】 再生しようとする記録媒体に登録された
    リージョンコードと装置に設定されたリージョンコード
    が一致しない場合に前記記録媒体の再生を制限するよう
    構成された情報再生装置のリージョンコード管理方法で
    あって、 前記装置に装置毎に異なるID情報を付与するステップ
    と、当該装置の製造業者側で前記装置のIDをパラメー
    タとするリージョンコードの変更コマンドを作成し提供
    するステップと、前記装置側において、提供された変更
    コマンドに含まれるIDが当該装置に付与されたIDと
    一致した場合に前記変更コマンドを実行するステップ
    と、を含み、 この変更コマンドの実行により前記装置においてリージ
    ョンコードが変更されることを特徴とするリージョンコ
    ード管理方法。
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