JP2002162194A - 小火器用昼夜間照準具 - Google Patents

小火器用昼夜間照準具

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JP2002162194A
JP2002162194A JP2000354424A JP2000354424A JP2002162194A JP 2002162194 A JP2002162194 A JP 2002162194A JP 2000354424 A JP2000354424 A JP 2000354424A JP 2000354424 A JP2000354424 A JP 2000354424A JP 2002162194 A JP2002162194 A JP 2002162194A
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JP
Japan
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infrared camera
eyepiece
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display
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JP2000354424A
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English (en)
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Yoshiyuki Kitamura
善行 北村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者が赤外線照準具の着弾点補
正を改めて行うことなく直視望遠鏡からの移行を行える
ようにすることができるとともに小火器間で互換可能な
小火器用昼夜間照準装置を得る。 【解決手段】 赤外線カメラ部と接眼レンズ部と
に分割し、嵌合面を光軸基準として赤外線カメラ部を可
視対物レンズ部と交換できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は小火器に装着して
目標の直視像及び赤外線画像により照準を可能にする、
小火器用昼夜間照準具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小火器用昼夜間照準具は、熱源目
標の照準もしくは夜間の目標照準に使用される赤外線カ
メラと表示器、接眼レンズを一体として小火器に装着で
きるように構成された赤外線照準具がある。また、JIS
B7156「射撃照準望遠鏡」にあるような通常の直視望遠
鏡と、目標の偽装の有無や周囲の明るさ等の条件に応じ
て使い分けている。
【0003】照準具は小火器個々の射軸方向に対する弾
の飛しょう特性に応じて、照準具の取付け角度や光学系
あるいはレチクル位置の調整により照準方向であるレチ
クル中心方向と着弾点のずれを補正する。直視望遠鏡の
場合は着弾点が目視確認できるため、目標射撃しながら
の補正が可能であるが、赤外線照準具は表示画像の分解
能が赤外線カメラや表示器の分解能により制限されるた
め、小型の弾で遠方目標を射撃する場合は照準具による
着弾点の確認が容易にはできず、正確な目標射撃のため
には予め射的などを使用して補正を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】小火器用昼夜間照準具
は直視望遠鏡と一緒に携行し目標や周囲の状況に応じて
使いわけており、個人による運搬と運用を考慮すると照
準具全体の軽量化と小型化、低価格化が課題であった。
【0005】また、昼間に直視望遠鏡を使用した後、夜
間に赤外線照準具に取り替える場合には、照準具を取り
替えると照準方向が変動するため着弾点補正をやり直さ
ねばならなかった。さらに、戦闘状況など射的を使用し
た試射ができない状況では赤外線照準具の着弾点補正が
困難であるという問題があった。このような状況を回避
するためには小火器の照準具装着部を基準として着弾点
補正を行った赤外線照準具を小火器毎に専用に用意して
おく必要があり、携行品がさらに重量化、大型化すると
いう問題があった。
【0006】この発明は、このような課題を改善するた
めになされたもので、小火器用赤外線照準具と直視望遠
鏡の両方を使用、運搬する場合の照準具全体の軽量化や
小型化、また低価格化が可能である。
【0007】また、この発明は、操作者が赤外線照準具
の着弾点補正を改めて行うことなく直視望遠鏡からの移
行を行えるようにすることができるとともに小火器間で
互換可能な小火器用昼夜間照準装置を提案するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明による小火器
用昼夜間照準具は、赤外線カメラ及び表示器からなる赤
外線カメラ部と、小火器装着部と一体の接眼レンズ部と
に分割し、接眼レンズ部への嵌合面と同形態の嵌合面を
もち、視軸中心と同じ位置に焦点を有する可視対物レン
ズ部により赤外線カメラ部を交換できるように構成して
ある。
【0009】また、第2の発明による小火器用昼夜間照
準具は、赤外線カメラ及び表示器からなる赤外線カメラ
部と、小火器装着部と一体のレチクル及び接眼レンズか
らなる接眼レンズ部とに分割し、接眼レンズ部への嵌合
面を介して表示器内の視軸中心と同じ位置に焦点を有す
る可視対物レンズ部により赤外線カメラ部を交換できる
ようにし、嵌合状態で表示器または可視対物レンズ部の
焦点面に隣接して設置したレチクルを面内で位置調整で
きるようにし、同一大の目標による前記表示器の表示像
と、可視対物レンズ部の焦点面における像の大きさが同
じになるよう構成してある。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す赤外線カメラ部、接眼レンズ部、可
視対物レンズ部の構成図であり、図2は赤外線カメラ部
を接眼レンズ部側より見た図、図3は赤外線カメラ部を
連結して赤外用に形成した照準具を、また、図4は可視
対物レンズ部を連結して可視用に形成した照準具を示
す。図において1は赤外線カメラ部、2は前方の赤外線
を赤外線検出器3に集光、結像させる赤外線レンズ、4
は赤外線検出器3の出力を増幅し画像調整して表示器5
に映像信号を出力する表示制御回路、5は液晶やエレク
トロルミネッセンス等を使用した表示器、6aは赤外線
カメラ部1の接眼レンズ部9への嵌合面、7は接眼レン
ズ部9への連結リングを示す。また、8は赤外線カメラ
部1と接眼レンズ部9を連結リング7により締結するた
めに接眼レンズ部9に切られた連接リング嵌合ねじ、1
0は図2または図3の状態で表示器5または可視対物レ
ンズ部14の焦点面に隣接して配置されるレチクル、1
1は接眼レンズ、15は対物レンズ、16は対物レンズ
15による倒立像を反転させる正立レンズで、6bは接
眼レンズ部9への嵌合面6aと同等の機構を持つ可視対
物レンズ部14の嵌合面、22は嵌合面6aまたは6b
に対する接眼レンズ部9側の嵌合面、21は操作者の目
を示す。また、17は取付角度調整機構19をもつ小火
器装着部、18は小火器である。
【0011】各部の光軸の関係について説明する。赤外
線カメラ部1の表示器5に表示される視軸中心と可視対
物レンズ部14の焦点位置とレチクル10の中心は一致
するように構成される。これは例えば赤外線カメラ部1
について、嵌合面6aに直角な方向からコリメータによ
り平行光線束を赤外線レンズ2に入射させたときの表示
器5における点像の表示位置と嵌合面6aの位置関係
が、同様に可視対物レンズ部14について嵌合面6bに
直角な方向からコリメータにより平行光線束を対物レン
ズ15に入射させた時の集光点で再現するように対物レ
ンズ15及び正立レンズ16の配置や角度を調整する。
【0012】また、レチクル10は接眼レンズ部9に対
し赤外線カメラ部1または可視対物レンズ部14を装着
した時に、レチクル10の中心が上記点像や集光点の位
置と対面するように嵌合面22に対して位置調整するこ
とで実現する。あるいは、図3及び図4の形態で9及び
10を固定した状態で嵌合面22に対して直角な方向か
ら平行光線束を入射させ、レチクル中心と点像の位置が
一致するように赤外線レンズ2または対物レンズ15及
び正立レンズ16の位置や角度を調整することで実現す
る。
【0013】次に着弾点補正と可視から赤外線に切り替
える際の方法について示す。着弾点補正は図4に示す可
視対物レンズ部14を装着した状態で射撃を行い、着弾
方向にレチクル中心が向くように小火器装着部17の取
付角度調整機構19を調節する。19はねじの押し引き
により旋回方向と傾斜方向の2軸の調整と固定を行う。
肉眼で目標が明瞭に確認でき、赤外線カメラ部1を用い
る必要のない場合はこの状態で照準と射撃を行う。
【0014】赤外線カメラ部1を使用するときは、可視
対物レンズ部14の連接リング7を緩めて可視対物レン
ズ部14を接眼レンズ部9と切り離し、赤外線カメラ部
1の嵌合面6aと接眼レンズ部9の嵌合面16が接合す
るように赤外線カメラ部1を当てつけ、連接リング7を
締め付ける。赤外線カメラ部1と可視対物レンズ部14
を取り替えても両者の嵌合面6a及び6bで基準軸、す
なわち、赤外線カメラ部1の視軸中心と可視対物レンズ
部14の焦点が整合されており、レチクルは同一である
ので照準方向はずれない。
【0015】また、図2に示すように嵌合面6aは矩形
をなしているので、赤外線カメラ部1がねじれることな
く締結できる。レチクル10は本実施例のように接眼レ
ンズ部9に設置する方法の他、赤外線カメラ部1及び可
視対物レンズ部14に設置することもでき、赤外線カメ
ラ部1では上記のように平行光線束を入射させたときの
点像位置をレチクル中心として表示器5に貼り付けるこ
とや、表示制御回路4において表示画像上に電子的に重
畳することができる。また、赤外線カメラ部1と可視対
物レンズ部14は変倍したときの像の変位が小さい光学
系を用いることでズーム方式とすることもできる。
【0016】このように、可視対物レンズ部14を使用
した可視用から赤外線カメラ部1を使用した赤外用に移
行する際に照準方向がずれないので着弾点補正を改めて
行うことなく直視望遠鏡からの移行を行うことができ
る。また、接眼レンズ部9を共用するため、接眼レンズ
部を2つ携行する必要がなく、照準具の小型化と軽量化
ができる。小火器毎に必要となるのは小火器装着部17
と接眼レンズ部9となり、事前に可視対物レンズ部14
を用いて着弾点補正を行っておくことで、種種の小火器
間で赤外線カメラ部1の共用が可能となり、携行品の軽
量化と利便性向上、価格低減に寄与する。
【0017】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2を示す赤外線カメラ部、接眼レンズ部、可視対物レ
ンズ部の構成図であり、図において12は接眼レンズ部
9の鏡筒外周上に2方向から配置され、内周が雌ねじに
なっているレチクル位置調整ネジで、レチクル10を面
内に調整する。12はレチクル保持具23の雄ねじと嵌
合するとともに、ばね13でずれを防止している。その
他は図1から図4と同じである。
【0018】各部の軸の関係について説明する。赤外線
カメラ部1の表示器5に表示される視軸中心と可視対物
レンズ部14の焦点位置とレチクル10の中心は一致す
るように構成される。これは例えば赤外線カメラ部1に
ついて、嵌合面6aに直角な方向から赤外線レンズ2に
平行光線束を入射させたときの表示器5における点像の
表示位置と嵌合面6aの位置関係が、可視対物レンズ部
14について嵌合面6bに直角な方向から平行光線束を
対物レンズ15に入射させた集光点で再現するように対
物レンズ15及び正立レンズ16の配置や角度を調整す
る。
【0019】また、レチクル10は接眼レンズ部9に対
し赤外線カメラ部1または可視対物レンズ部14を装着
した時に、レチクル10の中心が上記点像や集光点の位
置と一致するように嵌合面22に対して位置調整するこ
とで実現する。さらに、同一サイズの目標を視察したと
きの、赤外線像の表示サイズと可視像のサイズに関し
て、赤外線カメラ部の赤外線レンズの焦点距離f、赤外
線検出器の1画素のピッチδ、画素数D、表示器サイズ
L及び対物レンズ15と正立レンズ16の焦点距離Fに
より決まる赤外線像と可視像のサイズが一致するように
これらを次式の関係になるように設定する。
【0020】
【数1】
【0021】次に着弾点補正と可視から赤外線に切り替
える際の方法について示す。着弾点補正は図4に示す可
視対物レンズ部14を装着した状態で射撃を行い、着弾
方向にレチクル中心が向くようにレチクル位置調整ねじ
12を調節する。肉眼で目標が明瞭に確認でき、赤外線
カメラ部1を用いる必要のない場合はこの状態で照準と
射撃を行う。
【0022】赤外線カメラ部1を使用するときは、可視
対物レンズ部14の連接リング7を緩めて14を接眼レ
ンズ部9と切り離し、赤外線カメラ部1の嵌合面6aと
接眼レンズ部9の嵌合面16が接合するように1を当て
つけ、連接リング7を締め付ける。赤外線カメラ部1と
可視対物レンズ部14を取り替えても両者の嵌合面6a
及び6bで基準軸、すなわち、赤外線カメラ部の視軸中
心と可視対物レンズ部の焦点が整合されており、両者に
よるレチクルでの像の大きさが同じなのでレチクルが面
内で移動しても照準方向はずれない。
【0023】したがって、赤外線カメラ部1に変更した
時点で着弾点の補正を行うことなく、装置構成の移行を
行うことができる。また、事前に可視対物レンズ部14
を用いて着弾点補正を行っておくことで、種種の小火器
間で赤外線カメラ部1の共用が可能となり、携行時の照
準具の軽量化と小型化、価格低減ができる。
【0024】
【発明の効果】第1の発明によれば、赤外線カメラ部
と、小火器装着部と一体をなす接眼レンズ部とに分割
し、赤外線カメラ部の接眼レンズ部への嵌合面と同形態
の嵌合面をもち、赤外線カメラ部の視軸中心と同じ位置
に焦点を有する可視対物レンズ部により赤外線カメラ部
を交換できるように構成したので、可視対物レンズ部を
使用した可視用から赤外線カメラ部を使用した赤外用に
移行する際に照準方向がずれない、また、接眼レンズ部
の共用による携行時の照準具の軽量化と小型化、価格低
減ができる効果がある。
【0025】第2の発明によれば、赤外線カメラ部と、
小火器装着部と一体でレチクル及び接眼レンズからなる
接眼レンズ部とに分割し、赤外線カメラ部の接眼レンズ
部への嵌合面を介して表示器内の視軸中心と同じ位置に
焦点を有する可視対物レンズ部により赤外線カメラ部を
交換できるようにし、嵌合状態で表示器または可視対物
レンズ部の焦点面に隣接して設置したレチクルを面内で
位置調整できるようにするとともに、同一大の目標によ
る前記表示器の表示像と可視対物レンズ部の焦点面にお
ける像の大きさが同じになるよう構成したため、可視対
物レンズ部を使用した可視用から赤外線カメラ部を使用
した赤外用に移行する際に照準方向がずれないので着弾
点補正をやり直す必要がなく、また、携行時の照準具の
軽量化と小型化、価格低減ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1の赤外線カメラ
部、接眼レンズ部、可視対物レンズ部の関係を示す構成
図である。
【図2】 赤外線カメラ部を接眼レンズ部側より見た図
である。
【図3】 赤外線カメラ部を連結して赤外用に形成した
照準具である。
【図4】 可視対物レンズ部を連結して可視用に形成し
た照準具である。
【図5】 この発明のよる実施の形態2の赤外線カメラ
部、接眼レンズ部、可視対物レンズ部の関係を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 赤外線カメラ部、 2 赤外線レンズ、 3 赤外
線検出器、4 表示制御回路、 5 表示器、 6a
赤外線カメラ部嵌合面、 6b 可視対物レンズ部嵌合
面、 7 連結リング、 8 連接リング嵌合ねじ、
9 接眼レンズ部、 10 レチクル、 11 接眼レ
ンズ、 12 レチクル位置調整ねじ、13 ばね、
14 可視対物レンズ部、 15 対物レンズ、 16
正立レンズ、 17 小火器装着部、 18 小火
器、 19 取付角度調整機構、21 目、 22 接
眼レンズ部嵌合面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線カメラ及び赤外線カメラの画像を
    表示する表示器からなる赤外線カメラ部、前記表示器の
    表示及びレチクルを拡大表示する接眼レンズ部及び小火
    器装着部とを備え、前記赤外線カメラ部と、小火器装着
    部と一体をなす接眼レンズ部とに分割できるとともに、
    前記赤外線カメラ部の接眼レンズ嵌合面と同形態の接眼
    レンズ嵌合面をもち、前記表示器内の赤外線カメラの視
    軸中心表示位置と同位置に焦点を有する可視対物レンズ
    部により、前記赤外線カメラ部を交換できるようにした
    ことを特徴とする小火器用昼夜間照準具。
  2. 【請求項2】 前記接眼レンズ部に前記表示器に隣接し
    て設置し面内で位置調整できるようにしたレチクルを具
    備し、同一物体による前記表示器の表示像と前記可視対
    物レンズ部の焦点面における像の大きさが同じになるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の小火器用
    昼夜間照準具。
JP2000354424A 2000-11-21 2000-11-21 小火器用昼夜間照準具 Pending JP2002162194A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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