JP2002161578A - 耐震および耐風等級判定システムおよび判定方法ならびに判定プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

耐震および耐風等級判定システムおよび判定方法ならびに判定プログラムを格納した記憶媒体

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JP2002161578A
JP2002161578A JP2000357668A JP2000357668A JP2002161578A JP 2002161578 A JP2002161578 A JP 2002161578A JP 2000357668 A JP2000357668 A JP 2000357668A JP 2000357668 A JP2000357668 A JP 2000357668A JP 2002161578 A JP2002161578 A JP 2002161578A
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amount
building
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quality assurance
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JP2000357668A
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Toshimasa Uemura
敏正 植村
Koji Harayama
幸治 原山
Akitaka Sumida
招孝 隅田
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築基準法や住宅品質確保促進法に定められ
た基準をクリアしているか否かのチェックを、手間と時
間をあまりかけることなく、短時間で行う。 【解決手段】 判定対象となる建物の配置壁量や、壁線
条件、壁線間隔、存在床倍率および床の壁線方向長さな
どを建築基準法および/または住宅品質確保促進法に基
づいて入力する入力手段1と、入力された各情報を記憶
する記憶手段2と、この記憶手段2に記憶された各情報
に基づき、建築基準法および/または住宅品質確保促進
法に定められた基準に従って必要壁量や、最大壁線間隔
などを演算する演算処理手段3と、演算された必要壁量
と記憶手段2に記憶された配置壁量とを比較して壁量の
合否を判定すとともに、演算された最大壁線間隔と壁線
間隔とを比較して耐力壁線間隔の合否を判定する判定手
段4と、この判定手段4での判定結果を出力する出力手
段5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の耐震および
耐風等級の合否を、建築基準法および住宅品質確保促進
法に定められた基準に従って自動的に判定する耐震およ
び耐風等級判定システム、耐震および耐風等級判定方
法、ならびに耐震および耐風等級判定プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物を施工する場合、建築基
準法に基づく各種の条件をクリアする必要がある。
【0003】また、建築基準法とは別に、平成12年1
0月1日より、「住宅品質確保促進法」が施行されてお
り、建物の構造における耐震および耐風等級が定められ
ている。
【0004】従って、住宅を施工する場合、その施工し
ようとする住宅の構造が、建築基準法や住宅品質確保促
進法に定められた基準をクリアしているか否かのチェッ
クが必要になる。このようなチェックは、従来、手作業
により行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建築基
準法に基づくチェックのみならず、上記したように平成
12年10月1日より住宅品質確保促進法が新たに施行
されるに至り、チックする工数は倍以上となり、また計
算式も複雑になっているため、従来の手作業では対応で
きないといった問題があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、建築基準法や住宅品質確保促
進法に定められた基準をクリアしているか否かのチェッ
クを、手間と時間をあまりかけることなく、短時間で行
うことのできる耐震および耐風等級判定システムおよび
判定方法ならびに判定プログラムを格納した記憶媒体を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の耐震および耐風等級判定システムは、建物
の耐震および耐風等級の合否を、建築基準法および/ま
たは住宅品質確保促進法に定められた基準に従って判定
する耐震および耐風等級判定システムであって、判定対
象となる建物の配置壁量を建築基準法および/または住
宅品質確保促進法に基づいて入力する配置壁量入力手段
と、入力された配置壁量を記憶する配置壁量記憶手段
と、この配置壁量記憶手段に記憶された配置壁量に基づ
き、建築基準法および/または住宅品質確保促進法に定
められた基準に従って必要壁量を演算する必要壁量演算
処理手段と、演算した必要壁量を記憶する必要壁量記憶
手段と、この必要壁量記憶手段に記憶された必要壁量と
前記配置壁量記憶手段に記憶された配置壁量とを比較し
て、建築基準法および/または住宅品質確保促進法に基
づく耐震および耐風に対する壁量の合否を判定する判定
手段と、この判定手段での判定結果を出力する出力手段
とを備えたことを特徴とする。
【0008】このような特徴を有する本発明によれば、
判定対象となる建物の配置壁量を建築基準法および/ま
たは住宅品質確保促進法に基づいて入力するだけで、必
要壁量を自動演算し、その演算した必要壁量と配置壁量
とを比較することで、壁量のチェックを自動的に行うこ
とができる。
【0009】また、本発明の耐震および耐風等級判定シ
ステムは、建物の耐震および耐風等級の合否を、住宅品
質確保促進法に定められた基準に従って判定する耐震お
よび耐風等級判定システムであって、判定対象となる建
物の壁線条件、壁線間隔、存在床倍率および床の壁線方
向長さを、住宅品質確保促進法に基づいて入力する壁線
情報入力手段と、入力された各種壁線関連情報を記憶す
る壁線関連情報記憶手段と、この壁線関連情報記憶手段
に記憶された各種壁線関連情報に基づき、住宅品質確保
促進法に定められた基準に従って最大壁線間隔を演算す
る最大壁線間隔演算処理手段と、演算した最大壁線間隔
を記憶する最大壁線間隔記憶手段と、この最大壁線間隔
記憶手段に記憶された最大壁線間隔と前記壁線関連情報
記憶手段に記憶された壁線関連情報の中の壁線間隔とを
比較して、住宅品質確保促進法に基づく耐震および耐風
に対する耐力壁線間隔の合否を判定する判定手段と、こ
の判定手段での判定結果を出力する出力手段とを備えた
ことを特徴とする。 このような特徴を有する本発明に
よれば、判定対象となる建物の壁線条件、壁線間隔、存
在床倍率および床の壁線方向長さを、住宅品質確保促進
法に基づいて入力するだけで、最大壁線間隔を自動演算
し、その演算した最大壁線間隔と入力された壁線間隔と
を比較することで、耐力壁線間隔のチェックを自動的に
行うことができる。
【0010】また、本発明の耐震および耐風等級判定シ
ステムは、建物の耐震および耐風等級の合否を、建築基
準法に定められた基準に従って判定する耐震および耐風
等級判定システムであって、判定対象となる建物の4分
割寸法、側端部分の床面積および側端部分の存在壁量
を、建築基準法に基づいて入力する4分割関連情報入力
手段と、入力された4分割関連情報を記憶する4分割関
連情報記憶手段と、この4分割関連情報記憶手段に記憶
された4分割関連情報に基づき、側端部分の必要壁量、
側端部分の壁量充足率および壁率比を演算する偏心率演
算処理手段と、演算した必要壁量、側端部分の壁量充足
率および壁率比を記憶する偏心率記憶手段と、この偏心
率記憶手段に記憶された側端部分の壁量充足率および壁
率比に基づいて、建築基準法に基づく耐震および耐風に
対する偏心率の合否を判定する判定手段と、この判定手
段での判定結果を出力する出力手段とを備えたことを特
徴とする。
【0011】このような特徴を有する本発明によれば、
判定対象となる建物の4分割寸法、側端部分の床面積お
よび側端部分の存在壁量を、建築基準法に基づいて入力
するだけで、必要壁量、側端部分の壁量充足率および壁
率比を自動演算し、その演算した側端部分の壁量充足率
および壁率比に基づいて、偏心率のチェックを自動的に
行うことができる。
【0012】また、上記した耐震および耐風等級判定シ
ステムは方法としても実現できる。すなわち、本発明の
耐震および耐風等級判定方法は、建物の耐震および耐風
等級の合否を、建築基準法および/または住宅品質確保
促進法に定められた基準に従って判定する耐震および耐
風等級判定方法であって、判定対象となる建物の配置壁
量を建築基準法および/または住宅品質確保促進法に基
づいて入力する手順と、入力された配置壁量に基づき、
建築基準法および/または住宅品質確保促進法に定めら
れた基準に従って必要壁量を演算する手順と、演算した
必要壁量と前記入力された配置壁量とを比較して、建築
基準法および/または住宅品質確保促進法に基づく耐震
および耐風に対する壁量の合否を判定する手順と、この
判定結果を出力する手順とを備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の耐震および耐風等級判定方
法は、建物の耐震および耐風等級の合否を、住宅品質確
保促進法に定められた基準に従って判定する耐震および
耐風等級判定方法であって、判定対象となる建物の壁線
条件、壁線間隔、存在床倍率および床の壁線方向長さ
を、住宅品質確保促進法に基づいて入力する手順と、入
力された各種壁線関連情報に基づき、住宅品質確保促進
法に定められた基準に従って最大壁線間隔を演算する手
順と、演算した最大壁線間隔と前記入力された壁線間隔
とを比較して、住宅品質確保促進法に基づく耐震および
耐風に対する耐力壁線間隔の合否を判定する手順と、こ
の判定結果を出力する手順とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明の耐震および耐風等級判定方
法は、建物の耐震および耐風等級の合否を、建築基準法
に定められた基準に従って判定する耐震および耐風等級
判定方法であって、判定対象となる建物の4分割寸法、
側端部分の床面積および側端部分の存在壁量を、建築基
準法に基づいて入力する手順と、入力された4分割関連
情報に基づき、側端部分の必要壁量、側端部分の壁量充
足率および壁率比を演算する手順と、演算した側端部分
の壁量充足率および壁率比に基づいて、建築基準法に基
づく耐震および耐風に介する偏心率の合否を判定する手
順と、この判定結果を出力する手順とを備えたことを特
徴とする。
【0015】また、上記した耐震および耐風等級判定方
法は、その方法を実現するためのプログラムを記録した
記録媒体として実現することができる。すなわち、本発
明の耐震および耐風等級判定プログラムを記録した記録
媒体は、建物の耐震および耐風等級の合否を、建築基準
法および/または住宅品質確保促進法に定められた基準
に従って判定する耐震および耐風等級判定プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、判定対象となる建物の配置壁量を建築基準法および
/または住宅品質確保促進法に基づいて入力するステッ
プと、入力された配置壁量を記憶手段に記憶するステッ
プと、記憶された配置壁量に基づき、建築基準法および
/または住宅品質確保促進法に定められた基準に従って
必要壁量を演算するステップと、演算した必要壁量を記
憶手段に記憶するステップと、この必要壁量と前記配置
壁量とを比較して、建築基準法および/または住宅品質
確保促進法に基づく耐震および耐風に対する壁量の合否
を判定するステップと、この判定結果を出力するステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0016】また、耐震および耐風等級判定プログラム
を記録した記録媒体は、建物の耐震および耐風等級の合
否を、住宅品質確保促進法に定められた基準に従って判
定する耐震および耐風等級判定プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、判定対象
となる建物の壁線条件、壁線間隔、存在床倍率および床
の壁線方向長さを、住宅品質確保促進法に基づいて入力
するステップと、入力された各種壁線関連情報を記憶手
段に記憶するステップと、記憶された各種壁線関連情報
に基づき、住宅品質確保促進法に定められた基準に従っ
て最大壁線間隔を演算するステップと、演算した最大壁
線間隔を記憶手段に記憶するステップと、この最大壁線
間隔と前記壁線間隔とを比較して、住宅品質確保促進法
に基づく耐震および耐風に対する耐力壁線間隔の合否を
判定するステップと、この判定結果を出力するステップ
とを含むことを特徴とする。
【0017】また、本発明の耐震および耐風等級判定プ
ログラムを記録した記録媒体は、建物の耐震および耐風
等級の合否を、建築基準法に定められた基準に従って判
定する耐震および耐風等級判定プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、判定対象
となる建物の4分割寸法、側端部分の床面積および側端
部分の存在壁量を、建築基準法に基づいて入力するステ
ップと、入力された4分割関連情報を記憶手段に記憶す
るステップと、記憶された4分割関連情報に基づき、側
端部分の必要壁量、側端部分の壁量充足率および壁率比
を演算するステップと、演算した必要壁量、側端部分の
壁量充足率および壁率比を記憶手段に記憶するステップ
と、この記憶された側端部分の壁量充足率および壁率比
に基づいて、建築基準法に基づく耐震および耐風に対す
る偏心率の合否を判定するステップと、この判定結果を
出力するステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0019】本発明の耐震および耐風等級判定システム
を説明する前に、建築基準法および新しく施行された住
宅品質確保促進法について、本発明に関連する部分のみ
簡単に説明する。
【0020】住宅品質確保促進法では、建築基準法より
さらに高い構造安全性を有するための基準を設けてお
り、建築基準法を満足する構造を「等級1」とし、耐震
性能については、建築基準法の1.25倍の構造強度の
ある建物を「等級2」、1.倍の構造強度のある建物を
「等級3」としている。また、耐風性能については、建
築基準法の1.2倍の構造強度のある建物を「等級2」
としている。
【0021】このように、住宅品質確保促進法では、建
築基準法にはない新たな基準が多く設けられており、新
たな概念も新設されている。
【0022】ここで、新たに新設された概念について、
予め説明しておく。また、従来からある概念について
も、合わせて説明しておく。
【0023】例えば、「耐力壁線」とは、有効壁長が
「壁線長さの6/10以上」かつ「4m以上」あるライ
ンのことであり、建物の最外周ラインについては、有効
壁長が不足している場合でも、耐力壁線とみなすように
なっている。また、「有効壁長」とは、「耐力壁の長
さ」に「壁倍率」を乗じた値の合計のことであり、これ
には準耐力壁も算入することが可能となっている。図6
は、耐力壁線の概念図を示している。ここで、ある壁線
Xの存在壁量を拾うとき、直交方向に1m以内の耐力壁
は、壁線Xの上にあると見なすことができる(図7参
照)。
【0024】また、「耐力壁線の条件(α)」とは、床
を挟む(上に乗る)耐力壁線の状態を表す係数のことで
あり、このαが小さいほど壁線間隔を広くとることがで
きる。壁線条件:αの具体的数値については、図8に一
覧表形式で示している。
【0025】また、「存在床倍率」とは、耐力壁線間に
存在する床の剛性(かたさ)のことであり、この存在床
倍率が大きいほど壁線間隔を広くとることができる。存
在床倍率は、図9に示すように、壁線間で最も弱いライ
ンで決まり、壁線間に異なる床倍率の部位がある場合は
それらを平均化して床倍率とする。
【0026】また、「床面積」は、確認申請で提示する
床面積とは異なり、 1階床面積=1階の実質床面積+持出バルコニー面積×
0.4+2階オーバーハング面積+ピロティ面積−2階
床の吹抜け面積 1階床面積=2階の実質床面積+2階床の吹抜け面積+
2階アルコーブ面積として求めることができる。
【0027】また、「見付面積」とは、建築基準法で定
められた、建物が風を受ける面積のことであり、図10
に示すように、1階見付面積は1階床から1.35m以
上の部分の面積(斜線を付して示す)、2階見付面積
は、2階床から1.35m以上の部分の面積(斜線を付
して示す)をいう。
【0028】また、「見付寸法」とは、建物最外周寸法
(建物間口、奥行き)のことであり、本実施形態では、
図11に示すように、2階外寸の大きい方をX軸とし、
1階および2階のX方向見付寸法およびY方向見付寸法
を、それぞれ図に示すように設定する。また、「補足面
積」とは、2階においては切妻部分のことであり、1階
においては下屋およびバルコニー部分のことである。
【0029】図1は、本発明の耐震および耐風等級判定
方法を実現するための耐震および耐風等級判定システム
の機能ブロック図である。
【0030】この耐震および耐風等級判定システムは、
建物の耐震および耐風等級の合否を、建築基準法および
住宅品質確保促進法に定められた基準に従って判定する
システムであって、判定対象となる建物の配置壁量、壁
線条件、壁線間隔、存在床倍率、床の壁線方向長さ、4
分割寸法、側端部分の床面積、側端部分の存在壁量とい
った判定に必要な情報を入力する入力手段1と、入力さ
れた各種情報を建築基準法および住宅品質確保促進法に
分類して記憶する記憶手段2と、記憶手段2に記憶され
た各種情報に基づき、建築基準法および住宅品質確保促
進法に定められた基準に従って必要壁量、最大壁線間
隔、側端部分の壁量充足率、壁率比といった判定に必要
なデータの演算を行う演算処理手段3と、記憶手段2に
記憶された各種情報に基づいて、耐震および耐風に対す
る壁量の合否、耐震および耐風に対する耐力壁線間隔の
合否、偏心率の合否などの判定を行う判定手段4と、そ
の判定結果を出力する出力手段5とを備えている。
【0031】記憶手段2は、建築基準法に関連する情報
を記憶する建築基準法関連エリア21と、住宅品質確保
促進法(以下、品確法ともいう)に関連する情報を記憶
する品確法関連エリア22とを備えている。この建築基
準法関連エリア21や品確法関連エリア22には、入力
手段1より入力される各種情報や、演算処理手段3によ
り演算された結果の情報の記憶だけでなく、建築基準法
に基づいた各種基礎データ(基礎情報)および住宅品質
確保促進法に基づいた各種基礎データ(基礎情報)も予
め格納されている。
【0032】演算処理手段3では、この記憶手段2に記
憶された各種情報に基づいて、建築基準法および住宅品
質確保促進法に従った必要壁量をそれぞれ演算し、住宅
品質確保促進法に従った耐力壁線間隔を演算し、建築基
準法に従った必要壁量、壁量充足率、壁率比を演算し
て、記憶手段2の対応する各エリア21、22に記憶す
る処理を行う。
【0033】判定手段4は、記憶手段2に記憶された必
要壁量と配置壁量とを比較して、建築基準法および住宅
品質確保促進法に基づく耐震および耐風に対する壁量の
合否を判定し、記憶手段2に記憶された最大壁線間隔と
壁線間隔とを比較して、住宅品質確保促進法に基づく耐
震および耐風に対する耐力壁線間隔の合否を判定し、記
憶手段2に記憶された側端部分の壁量充足率および壁率
比に基づいて、建築基準法に基づく耐震および耐風に対
する偏心率の合否を判定する。
【0034】なお、入力手段1としては、マウスやキー
ボード等の使用が可能であり、出力手段5としては、C
RT、TFT等の表示装置やプリンタなどの使用が可能
である。
【0035】次に、上記構成の判定システムを用いて、
建物の耐震および耐風等級の合否を、建築基準法および
住宅品質確保促進法に定められた基準に従って判定する
手順について、図2ないし図5に示す判定シート等の表
示例を参照して説明する。
【0036】本システムを立ち上げ、判定処理に移行す
ると、図2に示す白紙の(入力箇所および演算により自
動記入される箇所が空白になった)判定シートが表示さ
れる。
【0037】この判定シートは、判定対象となる建物の
設計概要を記入する設計概要記入欄61と、建築基準法
に基づく壁量チェック欄62、住宅品質確保促進法に基
づく壁量チェック欄63、住宅品質確保促進法に基づく
耐力壁線間隔チェック欄64、建築基準法に基づく偏心
率チェック欄65により構成されている。
【0038】設計概要記入欄61は、邸名、地域条件、
建物仕様、床面積(品確法、基準法)611、見付面積
612の各小欄からなっており、これらの各小欄は、基
本的には本システムの使用者が入力する小欄となってい
る。
【0039】建築基準法に基づく壁量チェック欄62
は、必要壁量[地震]621、必要壁量[風]622、
配置壁量623、壁量判定[地震・風]624の各小欄
からなっている。これらのうち、配置壁量の小欄623
が、本システムの使用者の入力する小欄となっており、
他の小欄621、622、624が、演算処理手段3で
の演算処理により自動的に記入される小欄となってい
る。
【0040】住宅品質確保促進法に基づく壁量チェック
欄63は、必要壁量[地震]631、必要壁量[風]6
32、配置「準耐力壁」壁量633、配置「準耐力壁含
む」壁量634、壁量判定[地震]635、壁量判定
[風]636の各小欄からなっている。これらのうち、
配置「準耐力壁含む」壁量の小欄634が、本システム
の使用者の入力する小欄となっており、他の小欄631
〜633、635、636が、演算処理手段3での演算
処理により自動的に記入される小欄となっている。
【0041】必要壁量[地震]の小欄631は、Rf、
K1、K2、床面積に乗ずる値(1階、2階)、必要壁
量(1階、2階)の各項目からなり、この判定シートで
は、使用者が確認しやすいようにその計算式が右側に記
載されている。
【0042】必要壁量[風]の小欄632は、見付面積
に乗ずる値、必要壁量、CE(1階、2階)、CW(1
階、2階)の各項目からなる。
【0043】住宅品質確保促進法に基づく耐力壁線間隔
チェック欄64は、建物の区画(壁線で挟まれた区画)
641、壁線条件642、壁線間隔643、存在床倍率
644、床の壁線方向長さ645、壁線間隔[地震]6
46、壁線間隔[風]647の各小欄からなる。これら
のうち、壁線条件642、壁線間隔643、存在床倍率
644、床の壁線方向長さ645の各小欄が、本システ
ムの使用者の入力する小欄となっており、他の小欄64
6、647が、演算処理手段3での演算処理により自動
的に記入される小欄となっている。
【0044】建築基準法に基づく偏心率チェック欄65
は、4分割寸法651、側端部分の床面積652、側端
部分の存在壁量653、側端部分の必要壁量654、側
端部分の壁量充足率655、壁率比656、判定657
の各小欄からなる。これらのうち、4分割寸法651、
側端部分の床面積652、側端部分の存在壁量653
が、本システムの使用者の入力する小欄となっており、
側端部分の必要壁量654、側端部分の壁量充足率65
5、壁率比656、判定657の各小欄が、演算処理手
段3での演算処理により自動的に記入される小欄となっ
ている。
【0045】すなわち、演算処理手段3には、上記で説
明した各小欄(および項目)の演算処理を行うための演
算処理プログラムが格納されており、その演算結果を、
記憶手段2の対応するエリア21または22の所定の領
域に格納するようになっている。
【0046】使用者は、画面に表示されたこのような図
2に示す判定シートを用いて、耐震および耐風等級の判
定を行うことになる。
【0047】すなわち、使用者は、まず、判定対象とな
る建物の設計概要を設計概要記入欄61に記入する。こ
こで、以後の計算に直接的に寄与する部分は、床面積の
欄611と見付面積の欄612である。床面積および見
付面積の定義については既に説明しているので、ここで
は説明を省略するが、本実施形態では、図3に示すよう
に、床面積の欄611の建築基準法に対応した2階の合
計が60.75、1階の合計が96.00、品確法に対
応した2階の合計が77.0、1階の合計が88.50
となっている。また、見付面積の欄612の2階X方向
が24.45、2階Y方向が32.72、1階X方向が
48.06、1階Y方向が72.50となっている。こ
こで、見付面積の欄612の記入については、実際に
は、図4に示す見付寸法と補足面積とから求めた値を記
入している。この計算では、実際の面積より若干大きめ
の面積を求めている。
【0048】次に、使用者は、建築基準法に基づく壁量
チェック欄62の配置壁量の小欄623に、1階、2階
それぞれのX方向およびY方向の配置壁量を、建築基準
法で要求される壁量を参考に耐力壁を配置した建物図面
等(図示省略)から読み取って記入する。この例では、
図3に示すように、2階のX方向が29.00、Y方向
が30.00、1階のX方向が59.75、Y方向が6
8.25となっている。
【0049】次に、使用者は、住宅品質確保促進法基づ
く壁量チェック欄63の配置壁量の小欄633に、1
階、2階それぞれのX方向およびY方向の配置壁量を、
住宅品質確保促進法で要求される壁量を参考に耐力壁を
配置した建物図面等から読み取って記入する。ここで
は、2階のX方向が12.25、Y方向が11.50、
1階のX方向が9.35、Y方向が15.75となって
いる。
【0050】次に、使用者は、住宅品質確保促進法に基
づく耐力壁線間隔チェック欄64の壁線条件の小欄64
2、壁線間隔の小欄643、存在床倍率の小欄644、
床の壁線方向長さの小欄645に、壁線条件α、壁線間
隔I、存在床倍率ΔQe、床の壁線方向長さLを、住宅
品質確保促進法で要求される壁量を参考に準耐力壁を配
置した建物図面等から読み取ってそれぞれ記入する。こ
の例では、図3に示すように、例えば1番上の行(すな
わち、2階のX方向における壁線XaとXbで挟まれた
区画)は、壁線条件が1.0、壁線間隔Iが2.00、
存在床倍率ΔQeが0.70、床の壁線方向長さLが
4.00となっている。
【0051】次に、使用者は、建築基準法に基づく偏心
率チェック欄65の4分割寸法の小欄651、側端部分
の床面積の小欄652、側端部分の存在壁量の小欄65
3に、それぞれ2階X(下、上)、1階X(下、上)、
2階Y(左、右)、1階Y(左、右)に対応した数値を
記入する。ここで、4分割寸法とは、1階および2階の
X方向およびY方向の寸法を均等に4分割したときの寸
法であり、その両側部分の床面積や存在壁量を各小欄に
記入する。この例では、図3に示すように、2階のX方
向の下側端部の床面積が11.00、上側端部の床面積
が22.00、1階のX方向の下側端部の床面積が1
5.00、上側端部の床面積が28.00、2階のY方
向の下側端部の床面積が16.50、上側端部の床面積
が19.25、1階のY方向の下側端部の床面積が2
1.50、上側端部の床面積が25.00となってい
る。
【0052】以上が、使用者によって記入された判定シ
ートの記入例(図3)である。なお、この例では、建築
基準法に基づく壁量チェック欄62、住宅品質確保促進
法に基づく壁量チェック欄63、住宅品質確保促進法に
基づく耐力壁線間隔チェック欄64、建築基準法に基づ
く偏心率チェック欄65の全ての小欄に使用者が必要な
数値を記入した後、次に説明する判定処理に移行するよ
うなイメージとなっているが、建築基準法に基づく壁量
チェック欄62の配置壁量の小欄623に配置壁量を記
入した段階で、建築基準法に基づく壁量チェックを実行
し、次に、住宅品質確保促進法に基づく耐力壁線間隔チ
ェック欄64の配置壁量の小欄633に配置壁量を記入
した段階で、住宅品質確保促進法に基づく壁量チェック
を実行するというように、各欄に必要な数値を記入する
ごとに、その欄のチェックを順次行うようにしてもよい
ことは当然である。
【0053】すなわち、このようにして判定シートの必
要な箇所に、使用者によって必要な数値が記入され、こ
れらの数値が記憶手段2の対応する各エリア21、22
に記憶されると、演算処理手段3では、これら各小欄に
記入された数値に基づき、内部に格納されている演算処
理プログラムに従って、判定シートの他の全ての小欄の
数値を演算し、その演算結果を判定シートの各小欄に自
動的に記入する。ここで、住宅品質確保促進法に基づく
最大壁線間隔の計算は、図12に一覧形式でまとめた算
出根拠に基づいて計算される。
【0054】図5は、このようにして演算した各数値を
記入した判定シートの例を示している。ただし、住宅品
質確保促進法に基づく壁量チェック欄63の配置「準耐
力壁」壁量の小欄633には、必要壁量[地震]の小欄
631で求めた必要壁量、および必要壁量[風]の小欄
632で求めた必要壁量のうち、大きい方の必要壁量が
自動記入されている。
【0055】ここで、判定手段4では、演算処理手段3
によって演算された各数値と、使用者によって記入され
た対応する箇所の数値とを比較して、壁量、壁線間隔、
偏心率の合否(OK、NG)を判定する。
【0056】すなわち、建築基準法に基づく壁量チェッ
ク欄62の必要壁量[地震]の小欄621に自動記入さ
れた必要壁量と、配置壁量の小欄623に使用者によっ
て記入された配置壁量とを比較し、「配置壁量≧必要壁
量」である場合には「OK」、「配置壁量<必要壁量」
である場合には「NG」と判定する。また、必要壁量
[風]の小欄622に自動記入された必要壁量と、配置
壁量の小欄623に使用者によって記入された配置壁量
とを比較し、「配置壁量≧必要壁量」である場合には
「OK」、「配置壁量<必要壁量」である場合には「N
G」と判定する。そして、これらの判定結果を、壁量判
定[地震・風]の小欄624に記入する。ここで、壁量
判定[地震・風]の小欄624には、地震と風とがまと
めた形で記入されている。つまり、地震、風ともその判
定結果が「OK」である場合にのみ「OK」が表示さ
れ、いずれか一方が「NG」である場合には、「NG」
と表示されるようになっている。この例では、判定結果
がいずれも「配置壁量≧必要壁量」となるので、壁量判
定[地震・風]の小欄624には全て「OK」が記入さ
れている。
【0057】また、判定手段4は、住宅品質確保促進法
に基づく壁量チェック欄63の必要壁量[地震]の小欄
631に自動記入された必要壁量と、配置「準耐力壁含
む」壁量の小欄634に使用者によって記入された配置
壁量とを比較し、「配置壁量≧必要壁量」である場合に
は「OK」、「配置壁量<必要壁量」である場合には
「NG」と判定する。また、必要壁量[風]の小欄63
2に自動記入された必要壁量と、配置「準耐力壁含む」
壁量の小欄634に使用者によって記入された配置壁量
とを比較し、「配置壁量≧必要壁量」である場合には
「OK」、「配置壁量<必要壁量」である場合には「N
G」と判定する。そして、これらの判定結果を、壁量判
定[地震]の小欄635と、壁量判定[風]の小欄63
6とに記入する。この例では、判定結果がいずれも「配
置壁量≧必要壁量」となるので、壁量判定[地震]の小
欄635および壁量判定[風]の小欄636には全て
「OK」が記入されている。
【0058】また、判定手段4は、住宅品質確保促進法
に基づく耐力壁線間隔チェック欄64の壁線間隔[地
震]の小欄646に自動記入された最大壁線間隔および
壁線間隔[風]の小欄647に自動記入された最大壁線
間隔と、壁線間隔の小欄643に使用者によって記入さ
れた壁線間隔とをそれぞれ比較し、「壁線間隔≧最大壁
線間隔」である場合には「OK」、「壁線間隔<最大壁
線間隔」である場合には「NG」と判定する。そして、
これらの判定結果を、壁線間隔[地震]の小欄646の
「判定」の項目のところ、および壁線間隔[風]の小欄
647の「判定」の項目のところにそれぞれ記入する。
この例では、判定結果がいずれも「壁線間隔≧最大壁線
間隔」となるので、全ての判定結果が「OK」となって
いる。
【0059】また、判定手段4は、建築基準法に基づく
偏心率チェック欄65の側端部分の壁量充足率の小欄6
55に自動記入された充足率に基づき、各充足率が1.
00以上である場合には「OK」、1.00以下である
場合には「NG」と判定する。ここで、「NG」と判定
された場合には、さらに、壁率比の小欄656に自動記
入された壁率比に基づき、壁率比が0.5以上である場
合には「OK」、0.5以下である場合には「NG」と
判定する。そして、これらの最終判定結果を、判定の小
欄657に記入する。この例では、必要壁量がいずれも
1.00以上であるので、全ての判定結果が「OK」と
なっている。
【0060】以上説明したように、本発明の耐震および
耐風等級判定システムによれば、図2に示す画面上の判
定シートを用いて、図3に示すように、使用者がその必
要箇所に数値を記入するだけで、図5に示すように、壁
量のチェックと、耐力壁線間隔のチェックと、偏心率の
チェックとを自動的に行うことができるようになってい
る。
【0061】なお、本発明に係わる耐震および耐風等級
の判定処理は、演算処理手段3に格納されている各小欄
の演算処理および判定処理プログラムによって実現され
ているが、これらのプログラムは、システム内部に設け
られているプログラムメモリ(ROM等)の記憶手段に
記憶されていてもよい。また、本システムとは別体のコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、フロッピ
ディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CD−R
OM、MO、MD、DVD等の光ディスク、ICカー
ド、光カードなど)であってもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の耐震および耐風等級判定システ
ムおよび判定方法によれば、判定対象となる建物の配置
壁量を建築基準法および/または住宅品質確保促進法に
基づいて入力するだけで、必要壁量を自動演算し、その
演算した必要壁量と配置壁量とを比較することで、壁量
のチェックを自動的に行うことができる。
【0063】また、本発明の耐震および耐風等級判定シ
ステムおよび判定方法によれば、判定対象となる建物の
壁線条件、壁線間隔、存在床倍率および床の壁線方向長
さを、住宅品質確保促進法に基づいて入力するだけで、
最大壁線間隔を自動演算し、その演算した最大壁線間隔
と入力された壁線間隔とを比較することで、耐力壁線間
隔のチェックを自動的に行うことができる。
【0064】また、本発明の耐震および耐風等級判定シ
ステムおよび判定方法によれば、判定対象となる建物の
4分割寸法、側端部分の床面積および側端部分の存在壁
量を、建築基準法に基づいて入力するだけで、必要壁
量、側端部分の壁量充足率および壁率比を自動演算し、
その演算した側端部分の壁量充足率および壁率比に基づ
いて、偏心率のチェックを自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐震および耐風等級判定方法を実現す
るための耐震および耐風等級判定システムの機能ブロッ
ク図である。
【図2】判定シートの一例を示す説明図である。
【図3】使用者によって必要箇所の数値が記入された判
定シートの一例を示す説明図である。
【図4】見付面積算出用データの一例を示す説明図であ
る。
【図5】演算した各数値を記入した判定シートの一例を
示す説明図である。
【図6】耐力壁線の概念を示す説明図である。
【図7】耐力壁線の拾い方の説明図である。
【図8】壁線条件αの具体的数値を示す説明図である。
【図9】存在床倍率の求め方を示す説明図である。
【図10】見付面積の求め方を示す説明図である。
【図11】見付寸法の入力方法を示す説明図である。
【図12】住宅品質確保促進法に基づく最大壁線間隔の
算出根拠を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力手段 2 記憶手段 21 建築基準法関連エリア 22 品確法関連エリア 3 演算処理手段 4 判定手段 5 出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 隅田 招孝 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA03 BA01 DA02 EA01 GA01 GA02 JA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の耐震および耐風等級の合否を、建
    築基準法および/または住宅品質確保促進法に定められ
    た基準に従って判定する耐震および耐風等級判定システ
    ムであって、 判定対象となる建物の配置壁量を建築基準法および/ま
    たは住宅品質確保促進法に基づいて入力する配置壁量入
    力手段と、 入力された配置壁量を記憶する配置壁量記憶手段と、 この配置壁量記憶手段に記憶された配置壁量に基づき、
    建築基準法および/または住宅品質確保促進法に定めら
    れた基準に従って必要壁量を演算する必要壁量演算処理
    手段と、 演算した必要壁量を記憶する必要壁量記憶手段と、 この必要壁量記憶手段に記憶された必要壁量と前記配置
    壁量記憶手段に記憶された配置壁量とを比較して、建築
    基準法および/または住宅品質確保促進法に基づく耐震
    および耐風に対する壁量の合否を判定する判定手段と、 この判定手段での判定結果を出力する出力手段とを備え
    たことを特徴とする耐震および耐風等級判定システム。
  2. 【請求項2】 建物の耐震および耐風等級の合否を、住
    宅品質確保促進法に定められた基準に従って判定する耐
    震および耐風等級判定システムであって、 判定対象となる建物の壁線条件、壁線間隔、存在床倍率
    および床の壁線方向長さを、住宅品質確保促進法に基づ
    いて入力する壁線関連情報入力手段と、 入力された各種壁線関連情報を記憶する壁線関連情報記
    憶手段と、 この壁線関連情報記憶手段に記憶された各種壁線関連情
    報に基づき、住宅品質確保促進法に定められた基準に従
    って最大壁線間隔を演算する最大壁線間隔演算処理手段
    と、 演算した最大壁線間隔を記憶する最大壁線間隔記憶手段
    と、 この最大壁線間隔記憶手段に記憶された最大壁線間隔と
    前記壁線関連情報記憶手段に記憶された壁線関連情報の
    中の壁線間隔とを比較して、住宅品質確保促進法に基づ
    く耐震および耐風に対する耐力壁線間隔の合否を判定す
    る判定手段と、 この判定手段での判定結果を出力する出力手段とを備え
    たことを特徴とする耐震および耐風等級判定システム。
  3. 【請求項3】 建物の耐震および耐風等級の合否を、建
    築基準法に定められた基準に従って判定する耐震および
    耐風等級判定システムであって、 判定対象となる建物の4分割寸法、側端部分の床面積お
    よび側端部分の存在壁量を、建築基準法に基づいて入力
    する4分割関連情報入力手段と、 入力された4分割関連情報を記憶する4分割関連情報記
    憶手段と、 この4分割関連情報記憶手段に記憶された4分割関連情
    報に基づき、側端部分の必要壁量、側端部分の壁量充足
    率および壁率比を演算する偏心率演算処理手段と、 演算した必要壁量、側端部分の壁量充足率および壁率比
    を記憶する偏心率記憶手段と、 この偏心率記憶手段に記憶された側端部分の壁量充足率
    および壁率比に基づいて、建築基準法に基づく耐震およ
    び耐風に対する偏心率の合否を判定する判定手段と、 この判定手段での判定結果を出力する出力手段とを備え
    たことを特徴とする耐震および耐風等級判定システム。
  4. 【請求項4】 建物の耐震および耐風等級の合否を、建
    築基準法および/または住宅品質確保促進法に定められ
    た基準に従って判定する耐震および耐風等級判定方法で
    あって、 判定対象となる建物の配置壁量を建築基準法および/ま
    たは住宅品質確保促進法に基づいて入力する手順と、 入力された配置壁量に基づき、建築基準法および/また
    は住宅品質確保促進法に定められた基準に従って必要壁
    量を演算する手順と、 演算した必要壁量と前記入力された配置壁量とを比較し
    て、建築基準法および/または住宅品質確保促進法に基
    づく耐震および耐風に対する壁量の合否を判定する手順
    と、 この判定結果を出力する手順とを備えたことを特徴とす
    る耐震および耐風等級判定方法。
  5. 【請求項5】 建物の耐震および耐風等級の合否を、住
    宅品質確保促進法に定められた基準に従って判定する耐
    震および耐風等級判定方法であって、 判定対象となる建物の壁線条件、壁線間隔、存在床倍率
    および床の壁線方向長さを、住宅品質確保促進法に基づ
    いて入力する手順と、入力された各種壁線関連情報に基
    づき、住宅品質確保促進法に定められた基準に従って最
    大壁線間隔を演算する手順と、 演算した最大壁線間隔と前記入力された壁線間隔とを比
    較して、住宅品質確保促進法に基づく耐震および耐風に
    対する耐力壁線間隔の合否を判定する手順と、 この判定結果を出力する手順とを備えたことを特徴とす
    る耐震および耐風等級判定方法。
  6. 【請求項6】 建物の耐震および耐風等級の合否を、建
    築基準法に定められた基準に従って判定する耐震および
    耐風等級判定方法であって、 判定対象となる建物の4分割寸法、側端部分の床面積お
    よび側端部分の存在壁量を、建築基準法に基づいて入力
    する手順と、 入力された4分割関連情報に基づき、側端部分の必要壁
    量、側端部分の壁量充足率および壁率比を演算する手順
    と、 演算した側端部分の壁量充足率および壁率比に基づい
    て、建築基準法に基づく耐震および耐風に対する偏心率
    の合否を判定する手順と、 この判定結果を出力する手順とを備えたことを特徴とす
    る耐震および耐風等級判定方法。
  7. 【請求項7】 建物の耐震および耐風等級の合否を、建
    築基準法および/または住宅品質確保促進法に定められ
    た基準に従って判定する耐震および耐風等級判定プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、 判定対象となる建物の配置壁量を建築基準法および/ま
    たは住宅品質確保促進法に基づいて入力するステップ
    と、 入力された配置壁量を記憶手段に記憶するステップと、 記憶された配置壁量に基づき、建築基準法および/また
    は住宅品質確保促進法に定められた基準に従って必要壁
    量を演算するステップと、 演算した必要壁量を記憶手段に記憶するステップと、 この必要壁量と前記配置壁量とを比較して、建築基準法
    および/または住宅品質確保促進法に基づく耐震および
    耐風に対する壁量の合否を判定するステップと、 この判定結果を出力するステップとを含むことを特徴と
    する耐震および耐風等級判定プログラムを記録した記録
    媒体。
  8. 【請求項8】 建物の耐震および耐風等級の合否を、住
    宅品質確保促進法に定められた基準に従って判定する耐
    震および耐風等級判定プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体であって、 判定対象となる建物の壁線条件、壁線間隔、存在床倍率
    および床の壁線方向長さを、住宅品質確保促進法に基づ
    いて入力するステップと、 入力された各種壁線関連情報を記憶手段に記憶するステ
    ップと、 記憶された各種壁線関連情報に基づき、住宅品質確保促
    進法に定められた基準に従って最大壁線間隔を演算する
    ステップと、 演算した最大壁線間隔を記憶手段に記憶するステップ
    と、 この最大壁線間隔と前記壁線間隔とを比較して、住宅品
    質確保促進法に基づく耐震および耐風に介する耐力壁線
    間隔の合否を判定するステップと、 この判定結果を出力するステップとを含むことを特徴と
    する耐震および耐風等級判定プログラムを記録した記録
    媒体。
  9. 【請求項9】 建物の耐震および耐風等級の合否を、建
    築基準法に定められた基準に従って判定する耐震および
    耐風等級判定プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 判定対象となる建物の4分割寸法、側端部分の床面積お
    よび側端部分の存在壁量を、建築基準法に基づいて入力
    するステップと、 入力された4分割関連情報を記憶手段に記憶するステッ
    プと、 記憶された4分割関連情報に基づき、側端部分の必要壁
    量、側端部分の壁量充足率および壁率比を演算するステ
    ップと、 演算した必要壁量、側端部分の壁量充足率および壁率比
    を記憶手段に記憶するステップと、 この記憶された側端部分の壁量充足率および壁率比に基
    づいて、建築基準法に基づく耐震および耐風に対する偏
    心率の合否を判定するステップと、 この判定結果を出力するステップとを含むことを特徴と
    する耐震および耐風等級判定プログラムを記録した記録
    媒体。
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