JP2002161266A - 化学的機械的研磨用スラリー - Google Patents

化学的機械的研磨用スラリー

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JP2002161266A JP2000357797A JP2000357797A JP2002161266A JP 2002161266 A JP2002161266 A JP 2002161266A JP 2000357797 A JP2000357797 A JP 2000357797A JP 2000357797 A JP2000357797 A JP 2000357797A JP 2002161266 A JP2002161266 A JP 2002161266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンタル系金属のバリア金属膜上に、銅系金
属の埋め込み配線を形成する場合において、銅系金属膜
の化学的機械的研磨(CMP)時に発生するディッシン
グ及びエロージョンを抑制する。 【解決手段】 少なくとも、研磨砥粒、酸化剤および高
級モノ第1アミンを含有する研磨用スラリーを用いて、
CMPを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
に用いられる化学的機械的研磨用スラリーに関し、より
詳しくは、バリア金属膜材料としてタンタル系金属を用
いた埋め込み金属配線の形成に好適な化学的機械的研磨
用スラリーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、微細化・高密度化が加速するUL
SI等の半導体集積回路の形成において、銅は、エレク
トロマイグレーション耐性に優れ且つ低抵抗であるた
め、非常に有用な電気的接続材料として着目されてい
る。
【0003】現在、銅を用いた配線の形成は、ドライエ
ッチングによるパターニングが困難である等の問題から
次のようにして形成される。すなわち、絶縁膜に溝や接
続孔等の凹部を形成し、バリア金属膜を形成した後に、
その凹部を埋め込むように銅膜をメッキ法により成膜
し、その後、化学的機械的研磨(以下「CMP」とい
う)法によって凹部以外の絶縁膜表面が完全に露出する
まで研磨して表面を平坦化し、凹部に銅が埋め込まれた
埋め込み銅配線やビアプラグ、コンタクトプラグ等の電
気的接続部を形成している。
【0004】以下、図1を用いて、埋め込み銅配線を形
成する方法について説明する。
【0005】まず、半導体素子が形成されたシリコン基
板(図示せず)上に、下層配線(図示せず)を有する絶
縁膜からなる下層配線層1が形成され、図1(a)に示
すように、この上にシリコン窒化膜2及びシリコン酸化
膜3をこの順で形成し、次いでシリコン酸化膜3に、配
線パターン形状を有しシリコン窒化膜2に達する凹部を
形成する。
【0006】次に、図1(b)に示すように、バリア金
属膜4をスパッタリング法により形成する。次いで、こ
の上に、メッキ法により銅膜5を凹部が埋め込まれるよ
うに全面に形成する。
【0007】その後、図1(c)に示すように、CMP
により銅膜5を研磨して基板表面を平坦化する。続い
て、図1(d)に示すように、シリコン酸化膜3上の金
属が完全に除去されるまでCMPによる研磨を継続す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような埋め込み銅
配線の形成においては、銅の絶縁膜中への拡散防止等の
ために下地膜としてバリア金属膜が形成される。しか
し、バリア金属膜材料としてTaやTaN等のタンタル
系金属を用いた場合、TaやTaNは化学的に非常に安
定であるため、従来の研磨用スラリーでは、TaやTa
Nからなるバリア金属膜の研磨速度は、銅膜の研磨速度
に対して小さくなるという問題がある。すなわち、従来
の研磨用スラリーを用いたCMPによって埋め込み銅配
線等の形成を行うと、銅膜とバリア金属膜間の研磨速度
差が大きいため、ディッシングやエロージョンが発生す
る。
【0009】ディッシングとは、図2に示すように、凹
部内の銅が過剰に研磨されてしまい、基板上の絶縁膜平
面に対して凹部内の銅膜の中央部が窪んだ状態になるこ
とをいう。従来の研磨用スラリーでは、バリア金属膜の
研磨速度が小さいため、絶縁膜(シリコン酸化膜3)上
のバリア金属膜4を完全に除去するためには研磨時間を
十分にとらなければならない。しかし、バリア金属膜4
の研磨速度に対して銅膜5の研磨速度が大きいため、銅
膜が過剰に研磨されてしまい、その結果、このようなデ
ィッシングが生じる。
【0010】一方、エロージョンとは、図1(d)に示
すように、配線密集領域の研磨が、配線孤立領域などの
配線密度の低い領域に比べて過剰に研磨が進行し、配線
密集領域の表面が他の領域より窪んでしまう状態をい
う。銅膜5の埋め込み部が多く存在する配線密集領域と
銅膜5の埋め込み部があまり存在しない配線孤立領域と
が無配線領域などによりウェハ内で大きく隔てられてい
る場合、バリア金属膜4やシリコン酸化膜3(絶縁膜)
より銅膜5の研磨が速く進行すると、配線密集領域で
は、配線孤立領域に比べてバリア金属膜4やシリコン酸
化膜3に加わる研磨パッド圧力が相対的に高くなる。そ
の結果、バリア金属膜4露出後のCMP工程(図1
(c)以降の工程)では、配線密集領域と配線孤立領域
とではCMPによる研磨速度が異なるようになり、配線
密集領域の絶縁膜が過剰に研磨され、エロージョンが発
生する。
【0011】上述のように半導体装置の電気的接続部の
形成工程において、ディッシングが発生すると、配線抵
抗や接続抵抗が増加したり、また、エレクトロマイグレ
ーションが起きやすくなるため素子の信頼性が低下す
る。また、エロージョンが発生すると、基板表面の平坦
性が悪化し、多層構造においてはより一層顕著となるた
め、配線抵抗の増大やバラツキが発生するという問題が
起きる。
【0012】これらの問題を解決するために、従来、種
々の検討がなされてきた。
【0013】例えば、特開平8−83780号公報に
は、研磨用スラリーにベンゾトリアゾールあるいはその
誘導体を含有させ、銅の表面に保護膜を形成することに
よって、CMP工程におけるディッシングを防止するこ
とが記載されている。
【0014】また、特開平11−238709号公報に
も同様にトリアゾール化合物によるディッシング防止効
果について記載がある。
【0015】更に、特開平10−163141号公報に
は、研磨材および水を含んでなる銅膜の研磨用組成物で
あって、さらにこの組成物中に溶存している鉄(II
I)化合物を含んでなることを特徴とする銅膜の研磨用
組成物が開示されており、その実施例として、研磨剤に
コロイダルシリカを用い、鉄(III)化合物にクエン
酸鉄(III)や、クエン酸アンモニウム鉄(II
I)、シュウ酸アンモニウム鉄(III)を用いること
によって、銅膜の研磨速度が向上し、且つディッシング
やスクラッチ等の表面欠陥の発生が抑えられることが記
載されている。
【0016】しかしながら、これらの公報において、タ
ンタル系金属からなるバリア金属膜の研磨や、エロージ
ョンについては記載されていない。
【0017】また一方で、研磨用スラリーの性能を向上
するために、アミン系化合物を添加することが検討され
てきた。
【0018】例えば、特開平10−44047号公報に
は、その実施例の欄において、アルミナ研磨材、過硫酸
アンモニウム(酸化剤)、及び特定のカルボン酸を含有
する研磨用スラリーを用いてCMPを行うと、配線用の
アルミニウム層とシリコン酸化物との研磨速度の差が大
きくなるとともに、バリア金属膜用のチタン膜の除去速
度を高められることが記載されている。
【0019】また、特開平10−46140号公報に
は、特定のカルボン酸、酸化剤及び水を含有し、アルカ
リとしてアンモニアによりpHが5〜9に調整されてな
ることを特徴とする化学的機械研磨用組成物が記載され
ている。
【0020】更に、特開平11−21546号公報に
は、尿素、金属酸化物研磨材およびシユウ酸アンモニウ
ムを含む化学的機械的研磨用スラリーが開示されてお
り、その実施例として、研磨剤にアルミナ、酸化剤に過
酸化水素、膜生成剤にベンゾトリアゾール、錯生成剤に
酒石酸またはシュウ酸アンモニウムを用いて調製したp
H7.5のスラリーによって、Cu、Ta及びPTEO
Sを研磨した例が記載されている。
【0021】加えて、特表2000−501771号公
報には、選択的酸化還元化合物としてヒドロキシルアミ
ン化合物やヒドロキシルアミン塩を添加することが記載
されている。また、アンモニウムペルオキシ化合物を添
加することも記載されている。
【0022】更には、特開平11−302633号公報
には、研磨用スラリーに水溶性アミンを添加することが
記載されており、水溶性アミンとして、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、2−アミノエタノール、
アミノエチルエタノールアミン等のアルカノールアミン
類;ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミ
ン、トリエチレンジアミン等のポリアミン類;ポリエチ
レンイミン等のイミン類が記載されている。
【0023】以上に説明したように、これらの公報には
アミン系化合物を使用することが記載されている。しか
しながら、アミン系化合物として、特定の構造を有する
高級モノ第1アミンを使用することは記載されておら
ず、当該公報に記載される研磨用スラリーを用いたとし
ても、埋め込み銅配線部におけるディッシング及びエロ
ージョンを十分抑制できない場合があった。
【0024】なお、特開平11−204474号公報に
は、研磨用スラリーに有機アミンを添加することが記載
されており、有機アミンとして、メチルアミン、エチル
アミン、イソプロピルアミン等の低級モノ第1アミン;
ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジイソプロピルアミ
ン等の第2アミン;トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリイソプロピルアミン等の第3アミン;アニリン
等の芳香族アミンが記載されている。しかしながら、当
該公報では、フッ素を含む膜の研磨が念頭とされてお
り、有機アミンは水酸化カリウムの代替として使用さ
れ、有機アミンとして、特に、置換基が高級なモノ第1
アミンを用いることは記載されいない。加えて、高級モ
ノ第1アミンを使用することにより、タンタル系バリア
金属膜の研磨速度を低減し、埋め込み銅配線部において
ディッシングやエロージョンを抑制することを示唆する
記載もない。
【0025】以上の様に、半導体装置の製造において良
好なCMPを実現するために、アミン系化合物を添加す
る提案は多数なされているものの、高級モノ第1アミン
が添加された研磨用スラリーは見受けられない。このた
め、タンタル系バリア金属膜の研磨速度を低減し、埋め
込み銅配線部において、ディッシング及びエロージョン
の両者を十分に抑制できない場合があった。
【0026】そこで本発明の目的は、バリア金属膜とし
てタンタル系金属膜を用いた銅の埋め込み配線の形成に
おいて、CMPにおけるディッシング及びエロージョン
の両者を抑制し、配線抵抗のバラツキが小さい埋め込み
配線の形成を可能とする化学的機械的研磨用スラリーを
提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンタル系金
属膜上に形成された銅系金属膜を研磨するための化学的
機械的研磨用スラリーであって、研磨砥粒、酸化剤およ
び高級モノ第1アミンを含有することを特徴とする化学
的機械的研磨用スラリーに関する。
【0028】なお、本発明において銅系金属とは銅また
は銅を主成分とする合金を言い、タンタル系金属とはタ
ンタル(Ta)または窒化タンタル(TaN)を言う。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について説明する。
【0030】本発明においては、研磨用スラリーにアミ
ン系化合物として高級モノ第1アミンを添加する。この
様な研磨用スラリーを用いてCMPを行った場合、特に
タンタル系金属膜の研磨速度が低下する。
【0031】即ち、前述の図1(b)に示すように、凹
部が形成された絶縁膜3上にバリア金属膜4を形成し、
この凹部を埋め込むように全面に銅系金属膜5を形成し
た基板表面を、本発明の研磨用スラリーを用いてCMP
すれば、図3(a)に示すように、タンタル系金属から
なるバリア金属膜4が、銅系金属膜の研磨における実質
的な停止膜として機能するため、ディッシング及びエロ
ージョンを防止できる。
【0032】なお、タンタル系金属からなるバリア金属
膜4でCMPを停止した後は、研磨用スラリーをタンタ
ル系金属膜の研磨速度が比較的大きい研磨用スラリーに
切替えてCMPを行うことにより、図3(b)に示すよ
うに、ディッシング及びエロージョンが抑制された銅系
金属の埋め込み配線を形成することができる。
【0033】本発明においては、アミン系化合物として
高級モノ第1アミンが使用される。即ち、アミン系化合
物の分子中にはアミノ基が1つだけ存在し、窒素には2
つの水素と1つの高級な置換基が結合している。ここで
高級な置換基とは、アミン系化合が疎水的な相互作用を
形成するに十分な分子量を有する置換基を言う。この様
な高級モノ第1アミンを使用することにより、特に高性
能の研磨用スラリーを作製することができる。
【0034】この理由は明らかではないが、以下の様に
推察している。
【0035】第1に、窒素に結合している高級置換基は
極性が小さいため、置換基の疎水的な相互作用により、
高級モノ第1アミンは、タンタル系金属の表面で疎水膜
を形成する。この結果、タンタル系金属膜の研磨速度が
低減する。
【0036】なお、置換基に含まれる炭素数は、高級置
換基の分子量の目安となる。そして、十分な疎水的相互
作用を実現するために、炭素数は4以上が好ましい。特
に、炭素数が3以下の場合と比較して、炭素数が4以上
の場合、タンタル系金属膜の研磨速度の低減が著しい。
一方、高級モノ第1アミンの十分な溶解性を確保するた
めに、炭素数は10以下が好ましく、8以下がより好ま
しい。
【0037】加えて、炭素数が4以上であれば、高級モ
ノ第1アミンが研磨用スラリーから揮発することが抑制
されるため好ましい。
【0038】第2に、第1アミンは、第2アミン及び第
3アミンと比較して溶解性に優れている。このため、高
級な置換基が結合している場合においても十分な溶解性
を実現でき、高級モノ第1アミンの添加量の自由度を向
上できる。また、第1アミンは、タンタル系金属膜と強
く相互作用するため、タンタル系金属膜の研磨速度を十
分低減できる。
【0039】第3に、モノアミンは分子内にアミノ基が
1つしかないため、アミノ基がタンタル系金属膜と相互
作用する場合、タンタル系金属膜の表面には安定な疎水
膜が形成される。この結果、タンタル系金属膜の研磨速
度が大きく低減する。
【0040】以上の様な特性を有する高級モノ第1アミ
ンとしては、下記一般式(1)で示されるアルキルアミ
ンを例示することができる; Cl2l+1−NH2 (1)。
【0041】ここで、置換基の十分な疎水性を実現する
ために、lは4以上の自然数が好ましく、高級モノ第1
アミンの十分な溶解性を実現するために、lは10以下
の自然数が好ましく、8以下の自然数がより好ましい。
【0042】なお、一般式(1)で示される高級モノ第
1アミンとしては、n−ブチルアミン、s−ブチルアミ
ン、t−ブチルアミン、n−ペンチルアミン(n−アミ
ルアミンとも記載する)、イソペンチルアミン、ネオペ
ンチルアミン、t−ペンチルアミン、1−メチルブチル
アミン、n−ヘキシルアミン等を例示することができ
る。
【0043】一方、他の高級モノ第1アミンとして、下
記一般式(2)で示されるアルコキシアルキルアミンを
例示することができる; Cm2m+1−O−Cn2n−NH2 (2)。
【0044】ここで、m及びnは独立に6以下の自然数
であり、置換基の十分な疎水性を実現するために、m及
びnの和は4以上の自然数が好ましく、高級モノ第1ア
ミンの十分な溶解性を実現するために、m及びnの和は
10以下の自然数が好ましく、8以下の自然数がより好
ましい。
【0045】なお、一般式(2)で示される高級モノ第
1アミンとしては、イソプロポキシ−n−プロピルアミ
ン: (CH32CHO(CH23NH2 (3)、 n−ブトキシ−n−プロピルアミン: CH3(CH23O(CH23NH2 (4) 等を例示することができる。
【0046】以上に説明してきた高級モノ第1アミンは
単独で、又は2種以上を混合して使用することができ、
特に、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミ
ン、プロポキシエチルアミン、プロポキシプロピルアミ
ン及びブトキシプロピルアミンからなる群より選ばれる
1種以上を使用することが好ましい。
【0047】中でも、水系溶媒への溶解度が高く、タン
タル系金属膜の研磨速度の低減効果が大きい等の理由か
ら、アミルアミンが好ましい。
【0048】以上で説明した高級モノ第1アミンは、タ
ンタル系金属膜と強く相互作用するものと考えられる。
このため、これらの高級モノ第1アミンは、タンタル系
金属膜の研磨表面と研磨砥粒との間に介在し、研磨表面
の潤滑性を向上させるものと考えられる。結果として、
本発明の研磨用スラリーを用いれば、研磨表面での研磨
砥粒の滑りが大きくなり、研磨砥粒による機械的研磨の
効果が低下するものと考えられる。
【0049】本来、タンタル系金属は化学的に安定であ
るため、タンタル系金属膜のCMPは化学的研磨の寄与
が小さく機械的研磨が支配的である。よって、高級モノ
第1アミンを含有する本発明の研磨用スラリーによれ
ば、タンタル系金属膜の機械的研磨が抑制され、すなわ
ちタンタル系金属膜のCMP速度が低下する。一方、銅
系金属膜のCMPにおいては、酸化剤による化学的研磨
の寄与が大きいため銅系金属膜の研磨速度が低下しすぎ
ることはない。
【0050】結果として、本発明の研磨用スラリーによ
れば、タンタル系金属膜の研磨速度を低下させるととも
に、タンタル系金属膜と銅系金属膜の研磨速度差を大き
くすることができる。このため、銅系金属膜の研磨にお
いて、タンタル系金属からなるバリア金属膜は停止膜
(研磨ストッパー)としての機能が増大する。
【0051】なお、高級モノ第1アミンの含有量は、タ
ンタル系金属膜の研磨を抑制する点から、研磨用スラリ
ー全体に対して0.01質量%以上が好ましく、0.1
質量%以上がより好ましい。また、研磨用スラリーのp
Hが高くなりすぎることを抑制する点から、5質量%以
下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。
【0052】本発明の研磨用スラリーに含有される研磨
材としては、α−アルミナ、θ−アルミナ、γ−アルミ
ナ、ヒュームドアルミナ等のアルミナ系研磨材;ヒュー
ムドシリカ、コロイダルシリカ等のシリカ研磨材;チタ
ニア、ジルコニア、ゲルマニア、セリア、及びこれらの
金属酸化物等の金属系研磨砥粒等を用いることができ、
中でも、アルミナ系研磨材およびシリカ研磨材が好まし
い。
【0053】研磨砥粒の含有量は、化学的機械的研磨用
スラリー全体に対して1質量%以上が好ましく、3質量
%以上がより好ましく、上限としては、30質量%以下
が好ましく、10質量以下%がより好ましい。研磨用ス
ラリーが2種類以上の研磨砥粒を含有する場合、各研磨
砥粒の含有量の総和は、化学的機械的研磨用スラリー全
体に対して1質量%以上が好ましく、3質量%以上がよ
り好ましく、上限としては、30質量%以下が好まし
く、10質量%以下がより好ましい。
【0054】本発明の研磨用スラリーに含有される酸化
剤としては、研磨精度や研磨能率を考慮して、水溶性の
酸化剤から選択して用いることができる。例えば、重金
属イオンのコンタミネーションを起こさないものとし
て、H22、Na22、Ba22、(C65C)22
の過酸化物;次亜塩素酸(HClO)、過塩素酸、硝
酸、オゾン水、過酢酸やニトロベンゼン等の有機過酸化
物等を挙げることができる。なかでも、金属成分を含有
せず、有害な複生成物を発生しない過酸化水素(H
22)が好ましい。
【0055】酸化剤の添加量は、十分な添加効果を得る
点から、研磨用スラリー全量に対して0.01質量%以
上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましい。上限
は、ディッシングの抑制や研磨速度を適度な値に調整す
る点から、15質量%以下が好ましく、10質量%以下
がより好ましい。なお、過酸化水素のように比較的経時
的に劣化しやすい酸化剤を用いる場合は、所定の濃度の
酸化剤含有溶液と、この酸化剤含有溶液を添加すること
により所定の研磨用スラリーとなるような組成物を別個
に調整しておき、使用直前に両者を混合してもよい。
【0056】CMPで使用される研磨用スラリーには、
酸化剤の酸化を促進し、また安定した研磨を行うため
に、プロトン供与剤としてカルボン酸やアミノ酸等の有
機酸が一般に添加される。
【0057】カルボン酸としては、シュウ酸、マロン
酸、酒石酸、リンゴ酸、グルタル酸、クエン酸、マレイ
ン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、アク
リル酸、乳酸、コハク酸、ニコチン酸、これらの塩、及
びこれらのカルボン酸の混合物などを挙げることができ
る。
【0058】アミノ酸は、純粋な状態で添加される場合
もあれば、塩および水和物の状態で添加される場合もあ
る。例えば、アルギニン、アルギニン塩酸塩、アルギニ
ンピクラート、アルギニンフラビアナート、リシン、リ
シン塩酸塩、リシン二塩酸塩、リシンピクラート、ヒス
チジン、ヒスチジン塩酸塩、ヒスチジン二塩酸塩、グル
タミン酸、グルタミン酸一塩酸塩、グルタミン酸ナトリ
ウム一水和物、グルタミン、グルタチオン、グリシルグ
リシン、アラニン、β−アラニン、γ−アミノ酪酸、ε
−アミノカプロン酸、アスパラギン酸、アスパラギン酸
一水和物、アスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸カ
ルシウム三水塩、トリプトファン、スレオニン、グリシ
ン、シスチン、システイン、システイン塩酸塩一水和
物、オキシプロリン、イソロイシン、ロイシン、メチオ
ニン、オルチニン塩酸塩、フェニルアラニン、フェニル
グリシン、プロリン、セリン、チロシン、バリン、これ
らアミノ酸の混合物等を添加することができる。
【0059】以上の様な有機酸の含有量は、プロトン供
与剤としての十分な添加効果を得る点から、研磨用スラ
リー全体量に対して0.01質量%以上が好ましく、
0.05質量%以上がより好ましい。一方、高級モノ第
1アミンによるタンタル系金属膜の研磨抑制効果が阻害
されないために、5質量%以下が好ましく、3質量%以
下がより好ましい。なお、研磨用スラリーが、複数の有
機酸を含有する場合、上記含有量は、それぞれの有機酸
の含有量の総和を意味する。
【0060】本発明の研磨用スラリーのpHは、高級モ
ノ第1アミンおよびタンタル系金属膜との十分な相互作
用を実現するために、pH3以上が好ましく、pH4以
上がより好ましく、一方、pH9以下が好ましく、pH
8以下がより好ましい。
【0061】研磨用スラリーのpH調整は、例えば、研
磨用スラリーに、酸またはアルカリを直接添加して行う
ことができる。pH調整用の酸としては、硝酸、リン
酸、硫酸等を使用することができる。pH調整用のアル
カリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属の水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等のアルカリ金属の炭酸塩;アンモニア等を使用する
ことができる。
【0062】本発明の研磨用スラリーには、さらに酸化
防止剤を添加することが好ましい。酸化防止剤の添加に
より、銅系金属膜の研磨速度の調整が容易となり、ま
た、銅系金属膜の表面に被膜を形成することによりディ
ッシングも抑制できる。従って、研磨用スラリーが高級
モノ第1アミンおよび酸化防止剤の両者を含有する場
合、ディッシング及びエロージョンが、より効果的に抑
制される。さらに、研磨用スラリーに高級モノ第1アミ
ンおよび酸化防止剤を添加することにより、タンタル系
金属膜および銅系金属膜の研磨速度をそれぞれ調整する
ことができ、銅系金属膜/タンタル系金属膜の研磨速度
比をより広い範囲で制御可能となる。
【0063】酸化防止剤としては、例えば、ベンゾトリ
アゾール、1,2,4−トリアゾール、ベンゾフロキサ
ン、2,1,3−ベンゾチアゾール、o−フェニレンジ
アミン、m−フェニレンジアミン、カテコール、o−ア
ミノフェノール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2
−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベン
ゾオキサゾール、メラミン、及びこれらの誘導体が挙げ
られる。
【0064】中でも、ベンゾトリアゾール、ベンゾトリ
アゾール誘導体、1,2,4−トリアゾール及び1,
2,4−トリアゾール誘導体が好ましい。ベンゾトリア
ゾール誘導体としては、そのベンゼン環にヒドロキシル
基、メトキシやエトキシ等のアルコキシ基、アミノ基、
ニトロ基、メチル基やエチル基、ブチル等のアルキル
基、又は、フッ素や塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン置
換基を有する置換ベンゾトリアゾールが挙げられる。ま
た、1,2,4−トリアゾール誘導体としては、その5
員環に上記の置換基を有する置換1,2,4−トリアゾ
ールが挙げられる。
【0065】このような酸化防止剤の含有量としては、
十分な添加効果を得る点から、研磨用スラリー全体量に
対して0.0001質量%以上が好ましく、0.001
質量%以上がより好ましい。一方、適度な研磨速度に調
整する点からは、5質量%以下が好ましく、2.5質量
%以下がさらに好ましい。
【0066】本発明の研磨用スラリーには、その特性を
損なわない範囲内で、広く一般に研磨用スラリーに添加
されている緩衝剤や粘度調整剤などの種々の添加剤を含
有させてもよい。
【0067】本発明の研磨用スラリーは、タンタル系金
属膜の研磨速度が、好ましくは10nm/分以下、より
好ましくは3nm/分以下となるように組成比を調整す
ることが好ましい。また、本発明の研磨用スラリーは、
銅系金属膜の研磨速度が、好ましくは300nm/分以
上、より好ましくは400nm/分以上、好ましくは1
500nm/分以下、より好ましくは1000nm/分
以下となるように組成比を調整することが好ましい。
【0068】さらに、銅系金属膜の研磨速度とタンタル
系金属膜の研磨速度の比(Cu/Ta研磨比)について
は、ウエーハ面内の銅系金属よりなる配線パターンに依
存せず、銅系金属膜の均一なCMPを行う観点から、5
0/1以上が好ましく、100/1以上がより好まし
い。
【0069】本発明の研磨用スラリーの製造方法として
は、一般的な遊離砥粒の水系研磨スラリー組成物の製造
方法が適用できる。すなわち、水系媒体に研磨粒子を適
量混合し、必要に応じて分散剤を適量混合する。この状
態では、研磨粒子は凝集状態で存在している。そこで、
凝集した研磨粒子を所望の粒径を有する粒子とするた
め、研磨砥粒の分散を実施する。分散工程は、例えば超
音波分散機、ビーズミル分散機、ニーダー分散機、ボー
ルミル分散機などを用いて実施できる。
【0070】本発明の研磨用スラリーは、タンタル系金
属膜がバリア金属膜として凹部を有する絶縁膜上に形成
され、その上にこの凹部を埋め込むように全面に銅系金
属膜が形成された基板をCMPして、埋め込み配線やビ
アプラグ、コンタクトプラグ等の電気的接続部を形成す
る場合に最も効果的に用いられる。絶縁膜としては、シ
リコン酸化膜、BPSG膜、SOG膜等の絶縁膜が挙げ
られる。銅合金としては、銀、金、白金、チタン、タン
グテン又はアルミニウム等の金属を含有する銅を主成分
とする合金を挙げることができる。
【0071】本発明の研磨用スラリーを用いたCMP
は、一般的なCMP装置を用いて、例えば次のようにし
て行う。銅系金属膜が成膜されたウエーハは、スピンド
ルのウエーハキャリアに設置される。このウエーハの表
面を、回転プレート(定盤)上に貼り付けられた多孔性
ウレタン等よりなる研磨パッドに接触させ、研磨用スラ
リー供給口から研磨用スラリーを研磨パッド表面に供給
しながら、ウエーハと研磨パッドの両方を回転させて研
磨する。必要により、パッドコンディショナーを研磨パ
ッドの表面に接触させて、研磨パッド表面のコンディシ
ョニングを行う。
【0072】銅系金属膜が除去され、タンタル系金属膜
が露出したことを検出することは、種々の方法により行
うことができる。
【0073】そのような方法の第1の例として、銅系金
属膜の研磨速度を予め測定しておき、所定の厚さの銅系
金属膜を除去するに必要な時間を算出し、CMP開始後
算出された時間が経過した時点から所定の時間が経過後
に、銅系金属膜のCMPを終了する。
【0074】第2の例として、本発明の研磨用スラリー
を用いる場合、タンタル系金属膜は停止膜として機能す
るため、研磨速度を測定しながらCMPを行い、研磨速
度が急激に低下し始めた時点から所定の時間が経過後
に、CMPを終了する。
【0075】第3の例として、回転プレートの回転軸な
どに回転トルク計を設置しておき、回転軸に掛る回転ト
ルクの変化を測定しながらCMPを行う。そして、銅系
金属膜が除去されタンタル系金属膜が露出したことに伴
う回転トルクの変化を検出した時点から所定の時間が経
過後に、銅系金属膜のCMPを終了する。すなわち、銅
系金属膜を研磨中は、回転トルクは安定しているが、タ
ンタル系金属膜が露出した時点で、回転トルクが減少す
る。従って、回転トルクが減少し始めた時点から所定の
時間が経過後に、CMPを終了する。
【0076】第4の例として、基板上の研磨表面に光を
照射し、反射光を測定しながらCMPを行う。すなわ
ち、銅系金属膜からタンタル系金属膜にCMPが進行す
ると、研磨表面に存在する金属が変化するため、反射光
強度が変化する。従って、反射光強度が変化し始めた時
点から所定の時間が経過後に、CMPを終了する。
【0077】タンタル系金属膜上に形成された銅系金属
膜のCMPにおいて、本発明の研磨用スラリーを用いる
ことにより、タンタル系金属膜の停止膜としての機能が
増大する。このため、過剰な研磨操作を行った場合であ
っても、タンタル系金属膜が露出した時点以降のCMP
の進行は抑制される。その結果、ディッシング及びエロ
ージョンの発生が抑制されるため、基板表面の平坦性は
良好となり、配線抵抗の増大やバラツキは抑制される。
【0078】銅系金属膜のCMP終了後は、研磨用スラ
リーを、銅系金属膜の研磨速度が比較的抑えられたスラ
リーに切替え、タンタル系金属膜をCMPする。このよ
うなスラリーとして、高級モノ第1アミンを含有しない
研磨用スラリーを用いることができる。
【0079】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0080】(CMP試験)タンタル膜および銅膜が積
層された基板は、以下のようにして作製した。すなわ
ち、トランジスタ等の半導体素子が形成された6インチ
のウェハ(シリコン基板)上に(図示せず)、下層配線
(図示せず)を有するシリコン酸化膜からなる下層配線
層1を形成し、図1(a)に示すように、その上にシリ
コン窒化膜2を形成し、その上に厚さ500nm程度の
シリコン酸化膜3を形成し、通常のフォトリソグラフィ
ー工程及び反応性イオンエッチング工程によりシリコン
酸化膜3をパターンニングして幅0.23〜10μm、
深さ500nmの配線用溝及び接続孔を形成した。次い
で、図1(b)に示すように、スパッタリング法により
厚さ50nmのTa膜4を形成し、引き続きスパッタリ
ング法により50nm程度Cu膜を形成後、メッキ法に
より800nm程度銅膜5を形成した。
【0081】CMPは、スピードファム・アイペック社
製SH−24型を使用して行った。研磨機の定盤には研
磨パッド(ロデール・ニッタ社製IC 1400)を張
り付けて使用した。研磨条件は、研磨荷重(研磨パッド
の接触圧力):27.6kPa、定盤回転数:55rp
m、キャリア回転数:55rpm、スラリー研磨液供給
量:100ml/分とした。
【0082】タンタル膜および銅膜の研磨速度は以下の
ように測定した。ウエーハ上に一定間隔に並んだ4本の
針状電極を直線上に置き、外側の2探針間に一定電流を
流し、内側の2探針間に生じる電位差を測定して抵抗
(R')を求め、更に補正係数RCF(Resisti
vity Correction Factor)を乗
じて表面抵抗率(ρs')を求めた。また厚みがT(n
m)と既知であるウエーハ膜の表面抵抗率(ρs)を求
めた。ここで表面抵抗率は、厚みに反比例するため、表
面抵抗率がρs'の時の厚みをdとするとd(nm)=
(ρs×T)/ρs'が成り立ち、これより厚みdを算
出することができ、更に研磨前後の膜厚変化量を研磨時
間で割ることにより研磨速度を算出した。表面抵抗率の
測定には、三菱化学社製四探針抵抗測定器(Lores
ta−GP)を用いた。
【0083】(実施例1〜6)8質量%の住友化学工業
社製θアルミナ(AKP−G008)と、7質量%の関
東化学社製H22と、0.1〜5質量%の関東化学社製
n−アミルアミンとを含有し、硝酸によりpHが7.0
に調整された研磨用スラリーを作製した。なお、H22
はCMP直前に添加した。
【0084】また、比較例1として、n−アミルアミン
を添加しないこと以外は実施例1〜6と同様にして研磨
用スラリーを調製した。
【0085】これらの研磨用スラリーを用いてCMP試
験を行った。結果を表1に示す。表1から明らかなとお
り、n−アミルアミンを添加することにより、タンタル
膜の研磨速度を低下できた。さらに、研磨後の基板の状
態を段差計により分析し、併せて基板の断面をSEMに
より観察したところ、ディッシング及びエロージョンが
抑制されていることが分かった。
【0086】以上より、実施例1〜6に示す研磨用スラ
リーを用いて銅膜を研磨した場合、下地のタンタル膜が
停止膜として機能することが分かった。
【0087】(実施例7及び8)高級モノ第1アミンと
してn−アミルアミンの代わりに、東京化成工業製n−
ブチルアミン(実施例7)又は東京化成工業製n−ヘキ
シルアミン(実施例8)を使用した以外は、実施例4と
同様にして研磨用スラリーを調製した。
【0088】また、比較例2として、n−アミルアミン
の代わりに、東京化成工業製n−プロピルアミンを添加
したこと以外は実施例4と同様にして研磨用スラリーを
調製した。
【0089】これらの研磨用スラリーを用いてCMP試
験を行った。結果を表1に示す。表1から明らかなとお
り、n−アミルアミン以外のモノ第1アミンを用いた場
合もタンタル膜の研磨速度を低下でき、n−プロピルア
ミンの場合と比較して、n−ブチルアミン及びn−ヘキ
シルアミンの場合、特に研磨速度が低下した。更に、研
磨後の基板の状態を段差計により分析し、併せて基板の
断面をSEMにより観察したところ、ディッシング及び
エロージョンが抑制されていることが分かった。
【0090】(実施例9及び10)アルキルアミンの代
わりに、アルコキシアルキルアミンとして、東京化成工
業製イソプロポキシ−n−プロピルアミン(実施例9)
又は東京化成工業製n−ブトキシ−n−プロピルアミン
(実施例10)を使用した以外は、実施例4と同様にし
て研磨用スラリーを調製した。
【0091】これらの研磨用スラリーを用いてCMP試
験を行った。結果を表1に示す。表1から明らかなとお
り、アルコキシアルキルアミンを用いた場合もタンタル
膜の研磨速度を低下できた。更に、研磨後の基板の状態
を段差計により分析し、併せて基板の断面をSEMによ
り観察したところ、ディッシング及びエロージョンが抑
制されていることが分かった。
【0092】(実施例11〜13)有機酸として、グリ
シン(実施例11)、クエン酸(実施例12)又はリン
ゴ酸(実施例13)を添加し、必要に応じてKOHによ
りpHを7.0に調整した以外は、実施例4と同様にし
て研磨用スラリーを調製した。
【0093】これらの研磨用スラリーを用いてCMP試
験を行った。結果を表1に示す。表1から明らかなとお
り、有機酸を添加した場合においても、n−アミルアミ
ンを添加することにより、タンタル膜の研磨速度を低下
できた。更に、研磨後の基板の状態を段差計により分析
し、併せて基板の断面をSEMにより観察したところ、
ディッシング及びエロージョンが抑制されていることが
分かった。
【0094】(実施例14)研磨砥粒としてアルミナの
代わりに、トクヤマ社製ヒュームドシリカQS−9を使
用した以外は、実施例12と同様にして研磨用スラリー
を調製した。
【0095】なお、比較例3として、n−アミルアミン
を含まない以外は、実施例14と同様にして研磨用スラ
リーを調製した。
【0096】これらの研磨用スラリーを用いてCMP試
験を行った。結果を表1に示す。表1より明らかなとお
り、研磨砥粒がシリカの場合も、n−アミルアミンを添
加することにより、タンタル膜の研磨速度を低下できる
ことが分かった。更に、研磨後の基板の状態を段差計に
より分析し、併せて基板の断面をSEMにより観察した
ところ、ディッシング及びエロージョンが抑制されてい
ることが分かった。
【0097】
【表1】
【0098】(実施例15)有機酸として1.0質量%
のグリシンと、酸化防止剤として0.01質量%のベン
ゾトリアゾールとを添加した以外は、実施例3と同様に
して研磨用スラリーを調製した。
【0099】なお、比較例4として、n−アミルアミン
を添加しないこと以外は、実施例15と同様にして研磨
用スラリーを調製した。
【0100】これらの研磨用スラリーを用いてCMP試
験を行った。結果を表2に示す。表2から明らかなとお
り、ベンゾトリアゾールを添加した場合においても、n
−アミルアミンを添加することにより、タンタル膜の研
磨速度を低下できた。また、タンタル膜の研磨速度に対
する銅膜の研磨速度の比を向上できた。すなわち、n−
アミルアミンを添加することにより、銅膜の研磨選択性
が向上することが判った。更に、研磨後の基板の状態を
段差計により分析し、併せて基板の断面をSEMにより
観察したところ、ディッシング及びエロージョンが抑制
されていることが分かった。
【0101】
【表2】
【0102】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
研磨用スラリーによれば、タンタル系金属膜の研磨速度
を低下させることができ、銅系金属膜に対する研磨速度
差を大きくすることができるため、銅系金属膜の研磨に
おけるタンタル系金属膜の停止膜(研磨ストッパー)と
して機能が増大する。その結果、タンタル系金属をバリ
ア金属膜とする銅系金属の埋め込み配線の形成におい
て、CMPによるディッシング及びエロージョンが抑制
され、配線抵抗のバラツキの抑えられた銅系金属の埋め
込み配線を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の埋め込み銅配線の形成方法を説明するた
めの工程断面図である。
【図2】従来の化学的機械的研磨用スラリーを用いて銅
配線を形成した場合の配線部の断面の形状を示す図であ
る。
【図3】本発明の研磨用スラリーを用いて埋め込み銅配
線を形成する方法を説明するための工程断面図である。
【符号の説明】
1 下層配線層 2 シリコン窒化膜 3 シリコン酸化膜 4 バリア金属膜 5 銅膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/306 H01L 21/306 M (72)発明者 和氣 智子 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 板倉 哲之 東京都台東区台東一丁目五番一号 東京磁 気印刷株式会社内 (72)発明者 櫻井 伸 東京都台東区台東一丁目五番一号 東京磁 気印刷株式会社内 (72)発明者 青柳 健一 東京都台東区台東一丁目五番一号 東京磁 気印刷株式会社内 Fターム(参考) 3C058 CB02 CB10 DA02 DA12 DA17 5F043 AA22 AA27 DD16 GG10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンタル系金属膜上に形成された銅系金
    属膜を研磨するための化学的機械的研磨用スラリーであ
    って、研磨砥粒、酸化剤および高級モノ第1アミンを含
    有することを特徴とする化学的機械的研磨用スラリー。
  2. 【請求項2】 前記高級モノ第1アミンは、下記一般式
    (1)で示されるアルキルアミンであることを特徴とす
    る請求項1記載の化学的機械的研磨用スラリー。 Cl2l+1−NH2 (1) (式中、lは4以上10以下の自然数である。)
  3. 【請求項3】 前記高級モノ第1アミンは、下記一般式
    (2)で示されるアルコキシアルキルアミンであること
    を特徴とする請求項1記載の化学的機械的研磨用スラリ
    ー。 Cm2m+1−O−Cn2n−NH2 (2)
    (式中、m及びnは独立に6以下の自然数であり、m及
    びnの和は4以上10以下の自然数である。)
  4. 【請求項4】 前記高級モノ第1アミンとして、ブチル
    アミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、プロポキシ
    エチルアミン、プロポキシプロピルアミン及びブトキシ
    プロピルアミンからなる群より選ばれる1種以上を含有
    することを特徴とする請求項1記載の化学的機械的研磨
    用スラリー。
  5. 【請求項5】 前記高級モノ第1アミンの含有量は、化
    学的機械的研磨用スラリー全体に対して0.01質量%
    以上5質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至
    4いずれかに記載の化学的機械的研磨用スラリー。
  6. 【請求項6】 化学的機械的研磨用スラリー全体に対し
    て、0.01質量%以上5質量%以下の有機酸を含有す
    ることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の化
    学的機械的研磨用スラリー。
  7. 【請求項7】 pHが3以上9以下であることを特徴と
    する請求項1乃至6いずれかに記載の化学的機械的研磨
    用スラリー。
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