JP2002161030A - 異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法 - Google Patents
異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法Info
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- JP2002161030A JP2002161030A JP2000359822A JP2000359822A JP2002161030A JP 2002161030 A JP2002161030 A JP 2002161030A JP 2000359822 A JP2000359822 A JP 2000359822A JP 2000359822 A JP2000359822 A JP 2000359822A JP 2002161030 A JP2002161030 A JP 2002161030A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一回の吸入動作で異なる部位に粉体を同時に
作用させることの出来る異なる平均粒径をもった混合粉
体の吸入方法である。 【解決手段】 口腔または舌下に作用する空気力学的平
均粒径７μｍ以上の微粒子、咽頭に作用する空気力学的
平均粒径５〜７μｍの微粒子、気管に作用する空気力学
的平均粒径３〜５μｍの微粒子、気管支に作用する空気
力学的平均粒径１〜３μｍの微粒子および肺胞に付着す
る空気力学的平均粒径１μｍ以下の微粒子のうち、少な
くとも２種の異なった粒径の混合粉体を吸入する。
作用させることの出来る異なる平均粒径をもった混合粉
体の吸入方法である。 【解決手段】 口腔または舌下に作用する空気力学的平
均粒径７μｍ以上の微粒子、咽頭に作用する空気力学的
平均粒径５〜７μｍの微粒子、気管に作用する空気力学
的平均粒径３〜５μｍの微粒子、気管支に作用する空気
力学的平均粒径１〜３μｍの微粒子および肺胞に付着す
る空気力学的平均粒径１μｍ以下の微粒子のうち、少な
くとも２種の異なった粒径の混合粉体を吸入する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる粒径をもっ
た混合粉体の吸入方法に関し、詳しくは、１回の吸入操
作で異なる部位に粉体を同時に作用させることができる
異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法に関する。
た混合粉体の吸入方法に関し、詳しくは、１回の吸入操
作で異なる部位に粉体を同時に作用させることができる
異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】患者の肺内に投与する方法としては、息
の吸込みによって平均粒径５〜１０μｍの微細な粉状薬
剤を吸引する方法が知られている。例えば、特表２００
０-５０７８６２号には、ヒトの肺に作用するのに適当
な呼吸用粒度の球状中空微粒子を含んでなる薬剤粒子を
少なくとも１回の投与量を入れた吸入器を準備し、当該
球状中空微粒子を吸入器から移動させることからなる粒
状薬剤の吸入方法が記載されている。
の吸込みによって平均粒径５〜１０μｍの微細な粉状薬
剤を吸引する方法が知られている。例えば、特表２００
０-５０７８６２号には、ヒトの肺に作用するのに適当
な呼吸用粒度の球状中空微粒子を含んでなる薬剤粒子を
少なくとも１回の投与量を入れた吸入器を準備し、当該
球状中空微粒子を吸入器から移動させることからなる粒
状薬剤の吸入方法が記載されている。
【０００３】即ち、従来は、吸引される微細な粉体とし
て、特定の効能を示す特定の粒径を有する１種類の粉状
薬剤が使用されている。
て、特定の効能を示す特定の粒径を有する１種類の粉状
薬剤が使用されている。
【０００４】このような従来の方法では、１種類の粉状
薬剤のみが吸入されているため、多目的な処方、例え
ば、気管と肺胞の両方に粉状薬剤を同時に作用させるこ
とが出来ない。このため、患者は処方の異なる粉状薬剤
毎に複数回の吸入を必要としたり、多目的な処方のため
の特別な粉状薬剤を合成したり経口剤、注射、貼り薬等
様々な処方を併用することを必要としている。
薬剤のみが吸入されているため、多目的な処方、例え
ば、気管と肺胞の両方に粉状薬剤を同時に作用させるこ
とが出来ない。このため、患者は処方の異なる粉状薬剤
毎に複数回の吸入を必要としたり、多目的な処方のため
の特別な粉状薬剤を合成したり経口剤、注射、貼り薬等
様々な処方を併用することを必要としている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、１回の吸入動作
で異なる部位に粉体を同時に作用させることのできる異
なる粒径をもった混合粉体の吸入方法を提供することに
ある。
鑑みなされたものであり、その目的は、１回の吸入動作
で異なる部位に粉体を同時に作用させることのできる異
なる粒径をもった混合粉体の吸入方法を提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、異なる空気力学的平均
粒径を有する少なくとも２種の粉体を吸入器を使用して
吸入することにより、１回の吸入動作で異なる部位に異
なる粉体を同時に作用させることのできることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
を達成すべく鋭意検討した結果、異なる空気力学的平均
粒径を有する少なくとも２種の粉体を吸入器を使用して
吸入することにより、１回の吸入動作で異なる部位に異
なる粉体を同時に作用させることのできることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【０００７】本発明は、上記の知見に基づき完成された
ものであり、その要旨は、口または鼻から吸入される粉
体を吸入器を使用して吸入する方法において、粉体が、
口腔または舌下に作用する空気力学的平均粒径７μｍ以
上の微粒子、咽頭に作用する空気力学的平均粒径５〜７
μｍの微粒子、気管に作用する空気力学的平均粒径３〜
５μｍの微粒子、気管支に作用する空気力学的平均粒径
１〜３μｍの微粒子および肺胞に作用する空気力学的平
均粒径１μｍ以下の微粒子のうち、少なくとも２種から
なる異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法である。
ものであり、その要旨は、口または鼻から吸入される粉
体を吸入器を使用して吸入する方法において、粉体が、
口腔または舌下に作用する空気力学的平均粒径７μｍ以
上の微粒子、咽頭に作用する空気力学的平均粒径５〜７
μｍの微粒子、気管に作用する空気力学的平均粒径３〜
５μｍの微粒子、気管支に作用する空気力学的平均粒径
１〜３μｍの微粒子および肺胞に作用する空気力学的平
均粒径１μｍ以下の微粒子のうち、少なくとも２種から
なる異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明による異なる粒径を
もった混合粉体の吸入方法について説明する。口または
鼻から吸入される粉体を吸入器を使用して吸入する本発
明の方法において使用する粉体は、口腔または舌下に作
用する空気力学的平均粒径７μｍ以上の微粒子、咽頭に
作用する空気力学的平均粒径５〜７μｍの微粒子、気管
に作用する空気力学的平均粒径３〜５μｍの微粒子、気
管支に作用する空気力学的平均粒径１〜３μｍの微粒子
および肺胞に作用する空気力学的平均粒径１μｍ以下の
微粒子の群から選択される平均粒径の異なった混合粉体
である。
もった混合粉体の吸入方法について説明する。口または
鼻から吸入される粉体を吸入器を使用して吸入する本発
明の方法において使用する粉体は、口腔または舌下に作
用する空気力学的平均粒径７μｍ以上の微粒子、咽頭に
作用する空気力学的平均粒径５〜７μｍの微粒子、気管
に作用する空気力学的平均粒径３〜５μｍの微粒子、気
管支に作用する空気力学的平均粒径１〜３μｍの微粒子
および肺胞に作用する空気力学的平均粒径１μｍ以下の
微粒子の群から選択される平均粒径の異なった混合粉体
である。
【０００９】本発明で使用される微粒子は、その粒度分
布が非常にシャープなものが好ましい。特に、粒度分布
が、作用させる部位で要求される空気力学的平均粒径の
範囲であることがより好ましい。
布が非常にシャープなものが好ましい。特に、粒度分布
が、作用させる部位で要求される空気力学的平均粒径の
範囲であることがより好ましい。
【００１０】口または鼻から吸入される粉体の具体例と
しては、粉末タバコ粒子、薬剤粒子などが挙げられる。
粉末タバコ粒子は、口腔または舌下に作用する空気力学
的平均粒径７μｍ以上の微粒子、気管に作用する空気力
学的平均粒径３〜５μｍの微粒子および肺胞に作用する
空気力学的平均粒径１μｍ以下の微粒子のうち、少なく
とも２種の微粒子からなる混合粉体である。
しては、粉末タバコ粒子、薬剤粒子などが挙げられる。
粉末タバコ粒子は、口腔または舌下に作用する空気力学
的平均粒径７μｍ以上の微粒子、気管に作用する空気力
学的平均粒径３〜５μｍの微粒子および肺胞に作用する
空気力学的平均粒径１μｍ以下の微粒子のうち、少なく
とも２種の微粒子からなる混合粉体である。
【００１１】例えば、口腔または舌下に作用する空気力
学的平均粒径４５〜５５μｍの味覚成分の微粒子、咽頭
〜気管に作用する空気力学的平均粒径３〜５μｍの刺激
成分の微粒子および気管支〜肺胞に作用する空気力学的
平均粒径０．５〜２μｍの作用成分の微粒子からなる混
合粉体が粉末タバコ粒子として例示される。
学的平均粒径４５〜５５μｍの味覚成分の微粒子、咽頭
〜気管に作用する空気力学的平均粒径３〜５μｍの刺激
成分の微粒子および気管支〜肺胞に作用する空気力学的
平均粒径０．５〜２μｍの作用成分の微粒子からなる混
合粉体が粉末タバコ粒子として例示される。
【００１２】ここで、平均粒径４５〜５５μｍの微粒子
としては、コーヒー等のエキスを粉体化した味覚成分が
挙げられ、平均粒径３〜５μｍの微粒子としては、メン
トール等のエキスを粉体化した刺激成分が挙げられ、平
均粒径０．５〜２μｍの微粒子としては、ニコチンエキ
スを粉体化した作用成分が挙げられる。
としては、コーヒー等のエキスを粉体化した味覚成分が
挙げられ、平均粒径３〜５μｍの微粒子としては、メン
トール等のエキスを粉体化した刺激成分が挙げられ、平
均粒径０．５〜２μｍの微粒子としては、ニコチンエキ
スを粉体化した作用成分が挙げられる。
【００１３】上述の粉末タバコ粒子を吸入器を使用して
分散し吸入すると、タバコを喫煙したときと同じ味覚、
刺激、ニコチン作用を感じることができる。
分散し吸入すると、タバコを喫煙したときと同じ味覚、
刺激、ニコチン作用を感じることができる。
【００１４】薬剤粒子は、口腔または舌下に作用する空
気力学的平均粒径７μｍ以上の微粒子、咽頭に作用する
空気力学的平均粒径５〜７μｍの微粒子、気管に作用す
る空気力学的平均粒径３〜５μｍの微粒子、気管支に作
用する空気力学的平均粒径１〜３μｍの微粒子および肺
胞に作用する空気力学的平均粒径１μｍ以下の微粒子の
うち、少なくとも２種の微粒子からなる混合粉体であ
る。
気力学的平均粒径７μｍ以上の微粒子、咽頭に作用する
空気力学的平均粒径５〜７μｍの微粒子、気管に作用す
る空気力学的平均粒径３〜５μｍの微粒子、気管支に作
用する空気力学的平均粒径１〜３μｍの微粒子および肺
胞に作用する空気力学的平均粒径１μｍ以下の微粒子の
うち、少なくとも２種の微粒子からなる混合粉体であ
る。
【００１５】例えば、口腔または舌下に作用する空気力
学的平均粒径６０〜８０μｍの味覚成分の微粒子、咽頭
〜気管に作用する空気力学的平均粒径４〜６μｍの消炎
成分の微粒子および気管支〜肺胞に作用する空気力学的
平均粒径１〜３μｍの作用成分の微粒子からなる混合粉
体が、薬剤粒子として例示される。
学的平均粒径６０〜８０μｍの味覚成分の微粒子、咽頭
〜気管に作用する空気力学的平均粒径４〜６μｍの消炎
成分の微粒子および気管支〜肺胞に作用する空気力学的
平均粒径１〜３μｍの作用成分の微粒子からなる混合粉
体が、薬剤粒子として例示される。
【００１６】ここで、平均粒径６０〜８０μｍの微粒子
として、トローチ、飴等を粉体化した味覚成分が挙げら
れ、平均粒径４〜６μｍの微粒子として、消炎剤等を粉
体化した消炎成分が挙げられ、平均粒径１〜３μｍの微
粒子としては、抗生物質等を粉体化した作用成分が挙げ
られる。
として、トローチ、飴等を粉体化した味覚成分が挙げら
れ、平均粒径４〜６μｍの微粒子として、消炎剤等を粉
体化した消炎成分が挙げられ、平均粒径１〜３μｍの微
粒子としては、抗生物質等を粉体化した作用成分が挙げ
られる。
【００１７】本発明に適用される吸入療法の作用成分薬
剤としては、上述の消炎剤、抗生物質の他に鎮痛剤、ア
ンギナール製剤、抗アレルギー剤、抗感染症、抗ヒスタ
ミン薬、抗炎症薬、咳止め剤、気管支拡張剤、利尿剤、
抗コリン作用薬等が挙げられる。
剤としては、上述の消炎剤、抗生物質の他に鎮痛剤、ア
ンギナール製剤、抗アレルギー剤、抗感染症、抗ヒスタ
ミン薬、抗炎症薬、咳止め剤、気管支拡張剤、利尿剤、
抗コリン作用薬等が挙げられる。
【００１８】上述の薬剤を、吸収する部位に適合した空
気力学的平均粒径に粉体化し、いくつかの治療目的に合
った異なる平均粒径の薬剤の粉体を組合せて吸入器用薬
剤として使用することができる。
気力学的平均粒径に粉体化し、いくつかの治療目的に合
った異なる平均粒径の薬剤の粉体を組合せて吸入器用薬
剤として使用することができる。
【００１９】口または鼻から吸入される異なる平均粒径
の薬剤を吸入器を使用して分散する本発明の方法は、使
用する薬剤の効能に相応する複数の疾患の治療に適して
おり、特に、口腔および／または咽頭の炎症、喘息、気
管支炎、鎮痛、慢性閉塞性肺疾患、胸部感染等呼吸器疾
患、アレルギー疾患等の治療に適している。
の薬剤を吸入器を使用して分散する本発明の方法は、使
用する薬剤の効能に相応する複数の疾患の治療に適して
おり、特に、口腔および／または咽頭の炎症、喘息、気
管支炎、鎮痛、慢性閉塞性肺疾患、胸部感染等呼吸器疾
患、アレルギー疾患等の治療に適している。
【００２０】薬剤は、必要に応じて、人体に吸入するの
に許容できる公知の賦形剤と一緒に使用しても良い。
に許容できる公知の賦形剤と一緒に使用しても良い。
【００２１】異なる平均粒径の薬剤の配合割合は、患者
の症状によって異なり、医師の処方箋に従った配合割合
となる。配合された薬剤は、直接またはカプセル化され
て、吸入器に供給される。
の症状によって異なり、医師の処方箋に従った配合割合
となる。配合された薬剤は、直接またはカプセル化され
て、吸入器に供給される。
【００２２】本発明で使用される吸入器は、特に限定さ
れるものではなく、公知の吸入器を使用することができ
る。例えば、特開昭６２−４１６６８号公報、特公昭６
３−６０２４号公報、特開平９−５１９４８号公報、特
開平９−４７５０９号公報等に記載されている吸入器を
使用することができる。
れるものではなく、公知の吸入器を使用することができ
る。例えば、特開昭６２−４１６６８号公報、特公昭６
３−６０２４号公報、特開平９−５１９４８号公報、特
開平９−４７５０９号公報等に記載されている吸入器を
使用することができる。
【００２３】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。
が、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。
【００２４】実施例１ コーヒーのエキスを粉体化した空気力学的平均粒径５０
μｍの微粒子５ｍｇ、メントール等のエキスを粉体化し
た空気力学的平均粒径４μｍの微粒子１０ｍｇおよびニ
コチンエキスを粉体化した空気力学的平均平均粒径０．
５〜２μｍの微粒子１ｍｇを混合して吸入用粉末タバコ
粒子を調整した。得られた粉末タバコ粒子を上述した吸
入器を使用して吸入した。その結果、タバコを喫煙した
時と同じニコチン作用に味覚、刺激を加えた複合的な感
覚を与えることができる。
μｍの微粒子５ｍｇ、メントール等のエキスを粉体化し
た空気力学的平均粒径４μｍの微粒子１０ｍｇおよびニ
コチンエキスを粉体化した空気力学的平均平均粒径０．
５〜２μｍの微粒子１ｍｇを混合して吸入用粉末タバコ
粒子を調整した。得られた粉末タバコ粒子を上述した吸
入器を使用して吸入した。その結果、タバコを喫煙した
時と同じニコチン作用に味覚、刺激を加えた複合的な感
覚を与えることができる。
【００２５】実施例２ 飴を粉体化した空気力学的平均粒径７０μｍの微粒子、
消炎剤を粉体化した空気力学的平均粒径５μｍの微粒子
および抗生物質を粉体化した空気力学的平均粒径２μｍ
の微粒子を医師の処方に従って調合し、カプセル化し
た。得られた混合薬剤カプセルを上述した吸入器を使用
して吸入した。１回の吸入で複数の薬剤を投与すること
ができる。
消炎剤を粉体化した空気力学的平均粒径５μｍの微粒子
および抗生物質を粉体化した空気力学的平均粒径２μｍ
の微粒子を医師の処方に従って調合し、カプセル化し
た。得られた混合薬剤カプセルを上述した吸入器を使用
して吸入した。１回の吸入で複数の薬剤を投与すること
ができる。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも２種類の効用部位に応じて混合した異なる平
均粒径の混合粉体を粉体吸入器で分散して口または鼻か
ら吸入することにより、１回の吸入動作で異なる効用部
位に粉体を作用させることができる。即ち、１回の吸入
動作で、多目的な処方、例えば、気管と肺胞の両方また
は咽頭、気管支と肺胞に粉状薬剤を作用させることがで
きる。
少なくとも２種類の効用部位に応じて混合した異なる平
均粒径の混合粉体を粉体吸入器で分散して口または鼻か
ら吸入することにより、１回の吸入動作で異なる効用部
位に粉体を作用させることができる。即ち、１回の吸入
動作で、多目的な処方、例えば、気管と肺胞の両方また
は咽頭、気管支と肺胞に粉状薬剤を作用させることがで
きる。
【００２７】また、本発明に係る平均粒径をもった混合
粉体の吸入方法により、患者は処方の異なる粉状薬剤毎
に複数回の吸入を必要とすることなく、多目的な処方の
ための特別な粉状薬剤の合成も必要としない。また、異
なる平均粒径の微粒子の混合粉体をカプセルに収容する
ことにより、１回の吸入に必要な粉体の分量、混合割合
を正確にかつ容易に設定することができる。
粉体の吸入方法により、患者は処方の異なる粉状薬剤毎
に複数回の吸入を必要とすることなく、多目的な処方の
ための特別な粉状薬剤の合成も必要としない。また、異
なる平均粒径の微粒子の混合粉体をカプセルに収容する
ことにより、１回の吸入に必要な粉体の分量、混合割合
を正確にかつ容易に設定することができる。
フロントページの続き (72)発明者 横堀 充 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 中村 茂巳 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Ｆターム(参考） 4C076 AA93 BB03 BB21 BB27 FF68
Claims (3)
- 【請求項１】 口または鼻から吸入される粉体を吸入器
を使用して吸入する方法において、粉体が、口腔または
舌下に作用する空気力学的平均粒径７μｍ以上の微粒
子、咽頭に作用する空気力学的平均粒径５〜７μｍの微
粒子、気管に作用する空気力学的平均粒径３〜５μｍの
微粒子、気管支に作用する空気力学的平均粒径１〜３μ
ｍの微粒子および肺胞に作用する空気力学的平均粒径１
μｍ以下の微粒子のうち、少なくとも２種の微粒子から
なることを特徴とする異なる粒径をもった混合粉体の吸
入方法。 - 【請求項２】 粉体が、口腔または舌下に作用する空気
力学的平均粒径７μｍ以上の微粒子、咽頭に作用する空
気力学的平均粒径５〜７μｍの微粒子、気管に作用する
空気力学的平均粒径３〜５μｍの微粒子、気管支に作用
する空気力学的平均粒径１〜３μｍの微粒子および肺胞
に作用する空気力学的平均粒径１μｍ以下の微粒子のう
ち、少なくとも２種の微粒子からなる粉末タバコである
請求項１に記載の異なる粒径をもった混合粉体の吸入方
法。 - 【請求項３】 粉体が、口腔または舌下に作用する空気
力学的平均粒径７μｍ以上の微粒子、咽頭に作用する空
気力学的平均粒径５〜７μｍの微粒子、気管に作用する
空気力学的平均粒径３〜５μｍの微粒子、気管支に作用
する空気力学的平均粒径１〜３μｍの微粒子および肺胞
に作用する空気力学的平均粒径１μｍ以下の微粒子のう
ち、少なくとも２種の微粒子からなる薬剤である請求項
１に記載の異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000359822A JP2002161030A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法 |
| US09/908,915 US6595210B2 (en) | 2000-11-27 | 2001-07-20 | Inhalator for administering powder composition |
| EP01117861A EP1208863B1 (en) | 2000-11-27 | 2001-07-23 | Powder composition |
| DE60118496T DE60118496T2 (de) | 2000-11-27 | 2001-07-23 | Pulverzusammensetzung |
| DE60130156T DE60130156T2 (de) | 2000-11-27 | 2001-07-23 | Inhalator |
| EP04016150A EP1464356B1 (en) | 2000-11-27 | 2001-07-23 | Inhalator |
| US10/411,248 US20030188747A1 (en) | 2000-11-27 | 2003-04-11 | Inhalator, a powder composition and a process for administering the powder composition using inhalators |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000359822A JP2002161030A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002161030A true JP2002161030A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18831530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000359822A Pending JP2002161030A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 異なる粒径をもった混合粉体の吸入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002161030A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012526726A (ja) * | 2009-05-15 | 2012-11-01 | 株式会社新日本科学 | 薬物動態が改善された鼻腔内用薬学的組成物 |
| JP2017530690A (ja) * | 2014-06-27 | 2017-10-19 | ブリティッシュ アメリカン タバコ （インヴェストメンツ） リミテッドＢｒｉｔｉｓｈ Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｔｏｂａｃｃｏ （Ｉｎｖｅｓｔｍｅｎｔｓ） Ｌｉｍｉｔｅｄ | 口腔に供給するための粉末 |
-
2000
- 2000-11-27 JP JP2000359822A patent/JP2002161030A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012526726A (ja) * | 2009-05-15 | 2012-11-01 | 株式会社新日本科学 | 薬物動態が改善された鼻腔内用薬学的組成物 |
| JP2017530690A (ja) * | 2014-06-27 | 2017-10-19 | ブリティッシュ アメリカン タバコ （インヴェストメンツ） リミテッドＢｒｉｔｉｓｈ Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｔｏｂａｃｃｏ （Ｉｎｖｅｓｔｍｅｎｔｓ） Ｌｉｍｉｔｅｄ | 口腔に供給するための粉末 |
| US10172901B2 (en) | 2014-06-27 | 2019-01-08 | British American Tobacco (Investments) Limited | Powder for delivery to the oral cavity |
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