JP2002160634A - 踏切しゃ断桿の昇降制御方法 - Google Patents

踏切しゃ断桿の昇降制御方法

Info

Publication number
JP2002160634A
JP2002160634A JP2000361359A JP2000361359A JP2002160634A JP 2002160634 A JP2002160634 A JP 2002160634A JP 2000361359 A JP2000361359 A JP 2000361359A JP 2000361359 A JP2000361359 A JP 2000361359A JP 2002160634 A JP2002160634 A JP 2002160634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rod
control
control unit
barrier bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000361359A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Tanaka
豊 田中
Hirokazu Kitajima
博和 北嶋
Isamu Suzuki
勇 鈴木
Tsutomu Shiomi
努 塩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Daido Signal Co Ltd
Original Assignee
East Japan Railway Co
Daido Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co, Daido Signal Co Ltd filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2000361359A priority Critical patent/JP2002160634A/ja
Publication of JP2002160634A publication Critical patent/JP2002160634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 踏切内に自動車が取り残されたり、列車が来
ていないのに踏切が長時間遮断されたりして、道路交通
の渋滞となるのを解消することができる踏切しゃ断桿の
昇降制御方法を提供すること。 【解決手段】 踏切しゃ断機において、踏切しゃ断桿2
を昇降するモータ1の駆動電流を検知する検知器4から
の電流値情報により、制御部3がしゃ断桿動作中に妨害
を受けたと判断したとき、該制御部がモータ1を、踏切
しゃ断桿2が下降動作時には一旦上昇させ、その後に再
度下降させるように制御し、上昇動作時には一旦下降さ
せ、その後に再度上昇させるように制御することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、踏切しゃ断機に
おける踏切しゃ断桿の昇降制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄道において、踏切道を遮断するために
設けられる踏切しゃ断機は、踏切制御装置から、常時し
ゃ断桿を上昇させる信号を受けている。これにより、し
ゃ断桿を上昇させ、しゃ断桿の動作軸上に設けたカムに
よって上昇点に到ったことを検出し、モータの動作を停
止しブレーキをかけそこで停止する。この状態が踏切が
開いた状態である。列車が接近すると、踏切制御装置か
らのしゃ断桿を上昇させる信号が無くなり、それによっ
て、下降動作に入り、しゃ断桿が水平の位置にくると、
しゃ断桿の動作軸上に設けた上昇点とは別のカムにより
下降点に到ったことを検出し、モータを停止し、ブレー
キによってその位置にしゃ断桿を停止する。列車が踏切
を通過すると、踏切制御装置からしゃ断桿を上昇させる
信号を受けて、上昇動作に入る。列車の去来によってこ
れを繰返す。外部から電源が無くなり、無制御状態の時
は、しゃ断機が上がったままになると列車接近時にしゃ
断されない恐れがあるので、その場合はしゃ断桿の自重
で降下するように設定されている。
【0003】このようなしゃ断桿の動作の中で、上昇又
は下降動作の途中で、上昇時に人がぶら下る、下降時に
抜け切らない自動車の後部に当る等の妨害を受けた時の
ため、あるいはモータの焼損防止のため、モータ軸とし
ゃ断桿軸の中間にクラッチを設けている。しかし、時に
このクラッチが滑らずモータが過負荷状態になることが
ある。この時のために、モータを回転する電気を入力し
ているのに、モータが回転していないことを検出し、モ
ータ駆動用の電気を絶つようにしている。モータへの電
気を絶つと同時に遮断機の制御系は動作を停止し、しゃ
断桿の自重による降下をしてそこに留まることとしてい
る。これはしゃ断桿が半開のままになり、列車接近を知
らずに、踏切を横断することが無いようにするためであ
る。この状態を解除するには、保守の技術者が現地へ赴
き、しゃ断機の状態を確認し、正常状態に復帰する必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人間等によ
り妨害された場合にはしゃ断桿を下降させ、そのままの
状態にするため、踏切内に自動車が取り残されたり、列
車が来ていないのに踏切が長時間遮断され、道路交通の
渋滞の原因ともなることもあった。さらに機能の回復に
は人間の手を必要とする事も保守者の業務増加となり要
員の確保、その費用など問題が多い。
【0005】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、踏切内に自動車が取り残されたり、列車
が来ていないのに踏切が長時間遮断されたりして、道路
交通の渋滞となるのを解消することができる踏切しゃ断
桿の昇降制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、踏切しゃ断機において、踏切し
ゃ断桿を昇降するモータの駆動電流を検知する検知器か
らの電流値情報により、制御部がしゃ断桿動作中に妨害
を受けたと判断したとき、該制御部がモータを、踏切し
ゃ断桿が下降動作時には一旦上昇させ、その後に再度下
降させるように制御し、上昇動作時には一旦下降させ、
その後に再度上昇させるように制御することを特徴とす
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、電
源電圧を検知する検知器からの電源電圧情報により、電
源電圧が一定のしきい値以下になったと制御部が判断し
たとき、該制御部がモータの駆動電流を絶ち、しゃ断桿
を自重で降下させるように制御することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1は踏切しゃ断機の全体構成を表わ
すブロック図であり、1はしゃ断桿2を昇降するモータ
で、制御部3からの駆動電流によって回転し又は停止状
態を持続するように制御される。制御部3は図示しない
踏切制御装置からの制御信号(上昇させるか否か)、電
流検知器4からの3相の電流値情報、モータ1の回転位
置情報を入力し、上昇・下降駆動電流の生成と出力、上
昇・下降中の妨害の有無の検知、妨害の検知時の動作論
理、等を内部に持った制御用論理データとプログラム論
理で、目的の機能を実行する。電流検知器4は電流クラ
ンプ6を介して常時モータ1への電流を検知する。な
お、その情報は制御部3へ常時入力する。5は電源電圧
検知器で、電源が一定のしきい値より低下したこと、及
び定格の電圧まで復帰したことを検知し、制御部3にそ
の情報を入力する。
【0009】制御部3は踏切制御装置からのしゃ断桿2
を上昇させる信号を受け、上昇・下降に相当するモータ
1の回転方向を生じる3相の駆動電流を生成する。モー
タ1から得られる、位置情報によって上昇点・下降点へ
到ったことにより、そこでモータ1を停止するよう駆動
電流を制御する。一方、モータ1への駆動電流をクラン
プ6によりピックアップして電流検知器4へ入力し、電
流値情報として制御部3へ入力する。制御部3では、モ
ータ動作中に電流検知器4からの電流値から妨害の有無
を監視しつつ、モータ1への制御を行う。妨害無く上昇
点又は下降点まで到った時はそこで停止状態にする。し
ゃ断桿2を上昇・下降する制御中に妨害と判断されたと
き、上昇時は一旦下降、下降時には一旦上昇するように
制御する。また、制御部3からのモータ駆動出力がなく
なったとき、しゃ断桿2がその自重で下降することは従
来と同じである。
【0010】また、電源電圧検知器5によって、電源電
圧がしきい値以下に降下したことを検知した時、駆動電
流を無くし(しゃ断桿2は自重降下する)、制御部3の
処理論理を停止する。電源電圧が回復した場合は、電源
投入時と同じ状態で動作を開始し、制御部3からの信号
の有無によってしゃ断機2の上昇・下降の通常動作に入
るように動作させる。
【0011】図1においてモータ動作時に検知器4がモ
ータ駆動電流の値を検知して動作中監視する。電流値が
あらかじめ設定したしきい値を超えたときには、前記し
たようにしゃ断機は妨害をされていると判断し、制御部
3内に組み込まれたプログラム論理により妨害された場
合の制御論理とし、モータ1の回転方向により以下の制
御をする。これらの動作フローを図2に示す。
【0012】上昇回転時にはしゃ断桿2を一旦下降さ
せ、一定時間後、再度上昇させる(振りほどき制御)。
この時再度妨害が有った時、再度しゃ断桿2を降下し、
一定時間後、再度上昇させその後妨害が無くならない場
合、しゃ断桿2を使用するもの停止状態として、下降制
御を行い下降点で停止する。このリトライ動作の回数
は、0回を含め、制御論理内で定数的に定められる。
【0013】下降回転時にはしゃ断桿2を一旦上昇さ
せ、一定角度分上昇後、再度通常の制御パターンに戻し
下降させる(跳ね上がり制御)。下降させたとき再び妨
害と判断されたとき、再度上昇させ下降させる制御を行
う。このリトライ動作の回数は0回を含め、制御論理内
で定数的に定められる。
【0014】検知器5が電源電圧低下を検知した時には
上昇・下降何れの回転制御時も、上昇点にあり停止制御
制御中の時も、同じくモータ駆動の電流制御を停止す
る。これによってしゃ断桿2は自重で降下する。
【0015】検知器5が電源電圧が回復したことを検知
した時には通常の制御部3の電源を投入した場合と同じ
動作で、踏切制御装置から上昇を指示する信号があれ
ば、上昇制御行う。電源投入時にはしゃ断桿2は降下点
にあり、列車が接近していなければ、電源投入時は上昇
制御となる。電源投入時に列車が接近している状態で
は、降下点での停止制御に入る。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のようであって、
踏切しゃ断機において、踏切しゃ断桿を昇降するモータ
の駆動電流を検知する検知器からの電流値情報により、
制御部がしゃ断桿動作中に妨害を受けたと判断したと
き、該制御部が前記モータを、踏切しゃ断桿が下降動作
時には一旦上昇させ、その後に再度下降させるように制
御し、上昇動作時には一旦下降させ、その後に再度上昇
させるように制御するので、踏切内に自動車が取り残さ
れたり、列車が来ていないのに踏切が長時間遮断された
りして、道路交通の渋滞となるのが解消されるし、機能
の回復が自動的に行われることも見込まれる。請求項2
の発明は、さらにモータ駆動の電流制御を停止してしゃ
断桿を自重で降下させることができるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す、踏切しゃ断機の
全体構成を表わすブロック図である。
【図2】動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 モータ 2 しゃ断桿 3 制御部 4 電流検知器 5 電源電圧検知器 6 クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北嶋 博和 東京都渋谷区代々木2−2−2 東日本旅 客鉄道株式会社内 (72)発明者 鈴木 勇 東京都大田区仲池上2−20−2 大同信号 株式会社内 (72)発明者 塩見 努 東京都大田区仲池上2−20−2 大同信号 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏切しゃ断機において、踏切しゃ断桿を
    昇降するモータの駆動電流を検知する検知器からの電流
    値情報により、制御部がしゃ断桿動作中に妨害を受けた
    と判断したとき、該制御部が前記モータを、踏切しゃ断
    桿が下降動作時には一旦上昇させ、その後に再度下降さ
    せるように制御し、上昇動作時には一旦下降させ、その
    後に再度上昇させるように制御することを特徴とする踏
    切しゃ断桿の昇降制御方法。
  2. 【請求項2】 電源電圧を検知する検知器からの電源電
    圧情報により、電源電圧が一定のしきい値以下になった
    と制御部が判断したとき、該制御部がモータの駆動電流
    を絶ち、しゃ断桿を自重で降下させるように制御する請
    求項1記載の踏切しゃ断桿の昇降制御方法。
JP2000361359A 2000-11-28 2000-11-28 踏切しゃ断桿の昇降制御方法 Pending JP2002160634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000361359A JP2002160634A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 踏切しゃ断桿の昇降制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000361359A JP2002160634A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 踏切しゃ断桿の昇降制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002160634A true JP2002160634A (ja) 2002-06-04

Family

ID=18832806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000361359A Pending JP2002160634A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 踏切しゃ断桿の昇降制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002160634A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313957A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Tamagawa Seiki Co Ltd 遮断機下降動作切替の2重冗長制御システム
JP2007313956A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Tamagawa Seiki Co Ltd 遮断かんの下降速度制御システムおよび遮断かんの下降速度制御方法
JP2009061981A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Tamagawa Seiki Co Ltd 踏切しゃ断機
WO2021053869A1 (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 日本信号株式会社 踏切遮断機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313957A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Tamagawa Seiki Co Ltd 遮断機下降動作切替の2重冗長制御システム
JP2007313956A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Tamagawa Seiki Co Ltd 遮断かんの下降速度制御システムおよび遮断かんの下降速度制御方法
JP4696187B2 (ja) * 2006-05-24 2011-06-08 多摩川精機株式会社 遮断かんの下降速度制御システムおよび遮断かんの下降速度制御方法
JP2009061981A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Tamagawa Seiki Co Ltd 踏切しゃ断機
WO2021053869A1 (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 日本信号株式会社 踏切遮断機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2008026246A1 (fr) Procede et appareil de controle d'ascenseur
CN109743003B (zh) 一种基于pi控制器的永磁同步电机端部短路保护方法
US6307339B1 (en) Bi-directionally dynamically braked gate crossing mechanism controller
JP2002160634A (ja) 踏切しゃ断桿の昇降制御方法
US7342371B2 (en) System and method for detecting motor run condition
KR100920161B1 (ko) 오작동 차단기능을 갖는 무대장치용 구동기기 및 이를 이용한 오작동 차단 방법
JP3749111B2 (ja) 踏切しゃ断桿の停止位置及び速度の制御方法
JP2018135052A (ja) 踏切しゃ断機
JP5653176B2 (ja) 踏切遮断警報開始予告装置及び踏切保安装置
JP2007192019A (ja) 自動ドアの開閉制御装置
JP2012201270A (ja) 電子制御式踏切しゃ断機
Roberts et al. A pragmatic approach to the condition monitoring of hydraulic level crossing barriers
JP7406465B2 (ja) 遮断桿折損検知装置、遮断機及び遮断桿折損検知方法
JP5959407B2 (ja) 踏切しゃ断機動作監視回路
JPH0716540Y2 (ja) 踏切遮断機
US20240034376A1 (en) Device and method for responding to loss-of-brake on a railroad crossing gate mechanism
KR200338991Y1 (ko) 호이스트 과부하 방지장치
WO2019199310A1 (en) A highway grade crossing gate system including a gate mechanism to rotate a gate arm with human machine interface and voltage reduction circuit
AU2021200874B2 (en) Overspeed protection for a motor of a gate crossing mechanism
JP2581317Y2 (ja) 遮断機
JP2001030906A (ja) 電気踏切遮断機、電気踏切遮断機のリセット方法
CA2300566C (en) Bi-directionally dynamically braked gate crossing mechanism controller
JPS6319244Y2 (ja)
US12005945B2 (en) Highway grade crossing gate system including a gate mechanism to rotate a gate arm with human machine interface and voltage reduction circuit
JPH0543191Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040922

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050310

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050426

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050527