JP2002159587A - 閉鎖型噴霧ヘッド - Google Patents
閉鎖型噴霧ヘッドInfo
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- JP2002159587A JP2002159587A JP2000358692A JP2000358692A JP2002159587A JP 2002159587 A JP2002159587 A JP 2002159587A JP 2000358692 A JP2000358692 A JP 2000358692A JP 2000358692 A JP2000358692 A JP 2000358692A JP 2002159587 A JP2002159587 A JP 2002159587A
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- JP
- Japan
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- spray head
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】配管内の腐食性物質により、薄い肉シート材と
導水孔端部の接触面が腐食し、消火液材が放出し、漏水
することを防ぐ。 【解決手段】弁体30の密閉手段として、弁体に被着さ
せた薄肉シール材31と、導水孔端面周縁部に形成され
た座部15と、該座部に該薄肉シール材を食い込ませる
ことで弁体を閉塞する消火用の閉鎖型スプリンクラーヘ
ッドにおいて、該座部を環状多重に形成する。さらに該
導水孔端面周辺部に形成された座部と座部の間の溝に撥
水性材料や耐食性グリスを注入しても良い。
導水孔端部の接触面が腐食し、消火液材が放出し、漏水
することを防ぐ。 【解決手段】弁体30の密閉手段として、弁体に被着さ
せた薄肉シール材31と、導水孔端面周縁部に形成され
た座部15と、該座部に該薄肉シール材を食い込ませる
ことで弁体を閉塞する消火用の閉鎖型スプリンクラーヘ
ッドにおいて、該座部を環状多重に形成する。さらに該
導水孔端面周辺部に形成された座部と座部の間の溝に撥
水性材料や耐食性グリスを注入しても良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災発生時に火災
の熱により作動して水、泡水溶液、泡消火薬剤などの消
火液材を散布する閉鎖型噴霧ヘッドに関する。
の熱により作動して水、泡水溶液、泡消火薬剤などの消
火液材を散布する閉鎖型噴霧ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】閉鎖型スプリンクラーヘッド、閉鎖型泡
ヘッド、閉鎖型泡噴霧ヘッド、閉鎖型噴霧ヘッドなどに
代表される、閉鎖型噴霧ヘッド、例えば閉鎖型スプリン
クラーヘッドは火災時に比較的初期の段階で火災を感知
し、作動し、水などの消火液剤を燃焼物に対して直接噴
霧することにより、消火するものであり、これまでに幅
広く用いられている消火機器の一つである。
ヘッド、閉鎖型泡噴霧ヘッド、閉鎖型噴霧ヘッドなどに
代表される、閉鎖型噴霧ヘッド、例えば閉鎖型スプリン
クラーヘッドは火災時に比較的初期の段階で火災を感知
し、作動し、水などの消火液剤を燃焼物に対して直接噴
霧することにより、消火するものであり、これまでに幅
広く用いられている消火機器の一つである。
【0003】例えば、消火液材として水を用いるスプリ
ンクラーヘッドの設置場所は一般的なビル、工場、ホテ
ル、倉庫などの業務施設だけでなく、共同住宅、一般住
宅などの居住施設など、火災が発生すると考えられる場
所のほとんどを含んでいる。
ンクラーヘッドの設置場所は一般的なビル、工場、ホテ
ル、倉庫などの業務施設だけでなく、共同住宅、一般住
宅などの居住施設など、火災が発生すると考えられる場
所のほとんどを含んでいる。
【0004】スプリンクラーヘッドなどは、一度建物が
竣工してしまうと、その建物が解体されるまではほとん
ど取り替えることは無い。そのため一度設置すると何十
年という期間の間、保守をせずに絶えず火災を監視続
け、火災時には速やかに消火を行うことが要求される。
竣工してしまうと、その建物が解体されるまではほとん
ど取り替えることは無い。そのため一度設置すると何十
年という期間の間、保守をせずに絶えず火災を監視続
け、火災時には速やかに消火を行うことが要求される。
【0005】スプリンクラーヘッドは、導水孔の端面を
弁体を押圧し、該弁体を感熱分解部分が保持しているも
のであり、建物の天井に取り付けられた後に一滴の水で
も漏洩してはならないものである。そのためスプリンク
ラーヘッドには導水孔の端面を完全に密閉するような手
段が採られている。
弁体を押圧し、該弁体を感熱分解部分が保持しているも
のであり、建物の天井に取り付けられた後に一滴の水で
も漏洩してはならないものである。そのためスプリンク
ラーヘッドには導水孔の端面を完全に密閉するような手
段が採られている。
【0006】従来のスプリンクラーヘッドの密閉手段
は、銅製パッキン或いはフッ素樹脂製パッキンなどの薄
肉シール材やOリングを使用したものであった。銅製薄
肉シール材を弁体に被着させて、導水孔端面に形成され
た座部に食いこまさせることにより密閉を図るものであ
る。(参照:実開平6−15656号)。またフッ素樹
脂製薄肉シール材を弁体に被着させて、導水孔端面と弁
体で柔軟性のある薄肉シール材を挟持することにより密
閉を図っているものもある。(参照:実開平1−163
552号)。Oリングは、弁体の突出部に嵌合させて弁
体と導水孔管の密閉を図っているものもあり、該Oリン
グを嵌合する弁体は上面に導水孔の内径よりも小径の突
出部が形成されており、該突出部に環状溝が刻設されて
いて、環状溝内にOリングが嵌合されている。そしてO
リングが嵌合された突出部を導水孔内に挿入することに
より、Oリングで弁体と導水孔間を水密状態に密閉する
ものがある。(参照:USP4630682)
は、銅製パッキン或いはフッ素樹脂製パッキンなどの薄
肉シール材やOリングを使用したものであった。銅製薄
肉シール材を弁体に被着させて、導水孔端面に形成され
た座部に食いこまさせることにより密閉を図るものであ
る。(参照:実開平6−15656号)。またフッ素樹
脂製薄肉シール材を弁体に被着させて、導水孔端面と弁
体で柔軟性のある薄肉シール材を挟持することにより密
閉を図っているものもある。(参照:実開平1−163
552号)。Oリングは、弁体の突出部に嵌合させて弁
体と導水孔管の密閉を図っているものもあり、該Oリン
グを嵌合する弁体は上面に導水孔の内径よりも小径の突
出部が形成されており、該突出部に環状溝が刻設されて
いて、環状溝内にOリングが嵌合されている。そしてO
リングが嵌合された突出部を導水孔内に挿入することに
より、Oリングで弁体と導水孔間を水密状態に密閉する
ものがある。(参照:USP4630682)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、薄肉シール
材を使用した従来のスプリンクラーヘッドでは、薄肉シ
ール材を導水孔端面の座部に食い込ませるようにしなけ
ればならない。
材を使用した従来のスプリンクラーヘッドでは、薄肉シ
ール材を導水孔端面の座部に食い込ませるようにしなけ
ればならない。
【0008】ところが、座部の機械加工による加工面の
粗さや、薄肉シール材の凹凸などは多少なりとも残って
おり、食い込ませた際に極微細な隙間(例えば0.1μ
m程度)があった場合には、数年或いは数十年といった
長い年歳月の間に浸透し、スプリンクラーヘッドの寿命
を縮めてしまう。
粗さや、薄肉シール材の凹凸などは多少なりとも残って
おり、食い込ませた際に極微細な隙間(例えば0.1μ
m程度)があった場合には、数年或いは数十年といった
長い年歳月の間に浸透し、スプリンクラーヘッドの寿命
を縮めてしまう。
【0009】また、腐食環境下においては薄肉シール材
と座部の接触面が起点となって腐食が進行し、スプリン
クラーヘッドの寿命を縮めてしまうことがある。
と座部の接触面が起点となって腐食が進行し、スプリン
クラーヘッドの寿命を縮めてしまうことがある。
【0010】発明者らは、極微細な隙間からの漏れが始
まるまでの時間は漏れ経路の長さによること、また、撥
水効果により極微細な隙間に水が浸透しにくくなること
に着目して本発明を完成させた。本発明の消火液材噴霧
ヘッドは上記のように、極微細な隙間からの漏水や、配
管内の腐食性物質により、薄肉シート材と導水孔端部の
接触面が腐食し、漏水することを防ぐことを目的とする
消火液材噴霧ヘッドである。
まるまでの時間は漏れ経路の長さによること、また、撥
水効果により極微細な隙間に水が浸透しにくくなること
に着目して本発明を完成させた。本発明の消火液材噴霧
ヘッドは上記のように、極微細な隙間からの漏水や、配
管内の腐食性物質により、薄肉シート材と導水孔端部の
接触面が腐食し、漏水することを防ぐことを目的とする
消火液材噴霧ヘッドである。
【0011】弁体の密閉手段として、弁体に被着させた
薄肉シール材と、導水孔端面周縁部に形成された座部
と、該座部に該薄肉シール材を食い込ませることで弁体
を閉塞する消火用の閉鎖型消火液材噴霧ヘッドにおい
て、該座部を環状に多重に形成する。
薄肉シール材と、導水孔端面周縁部に形成された座部
と、該座部に該薄肉シール材を食い込ませることで弁体
を閉塞する消火用の閉鎖型消火液材噴霧ヘッドにおい
て、該座部を環状に多重に形成する。
【0012】さらに上述の消火液材噴霧ヘッドの導水孔
端面周辺部に形成された多重の座部と座部の間の溝に撥
水材料または耐食性グリスを注入しても良い。
端面周辺部に形成された多重の座部と座部の間の溝に撥
水材料または耐食性グリスを注入しても良い。
【0013】
【実施の形態】該座部を環状に多重に形成することによ
り、漏水の経路を長くすることが出来、耐漏水性および
耐食性を増加させることが出来る。
り、漏水の経路を長くすることが出来、耐漏水性および
耐食性を増加させることが出来る。
【0014】溝に撥水性材料や耐食性グリスを注入する
ことで極微細な隙間を埋めることができ、さらに撥水効
果により水が浸透しにくくなるため、耐漏水性、耐食性
を向上させることが出来る。また、撥水性材料などのコ
ーティングは通常、刷毛塗り、スプレー塗布などの煩雑
な作業を要するが、本発明では溝にを注入するだけなの
で、液だれの心配も無く、容易に撥水被膜を施すことが
出来る。
ことで極微細な隙間を埋めることができ、さらに撥水効
果により水が浸透しにくくなるため、耐漏水性、耐食性
を向上させることが出来る。また、撥水性材料などのコ
ーティングは通常、刷毛塗り、スプレー塗布などの煩雑
な作業を要するが、本発明では溝にを注入するだけなの
で、液だれの心配も無く、容易に撥水被膜を施すことが
出来る。
【0015】
【実施例】以下,図を参照して説明する。図1は本発明
の閉鎖型噴霧ヘッドの正面断面図、図2は薄肉シール材
と導水孔端周辺部の拡大断面図である。図3は図2のさ
らに詳細な拡大図である。
の閉鎖型噴霧ヘッドの正面断面図、図2は薄肉シール材
と導水孔端周辺部の拡大断面図である。図3は図2のさ
らに詳細な拡大図である。
【0016】閉鎖型噴霧ヘッドのうち最も一般的なスプ
リンクラーヘッドを例にして述べる。図1に示すように
本発明におけるスプリンクラーヘッドは本体10、フレ
ーム20、弁体30、デフレクタ-40、感熱分解部分
50および、集熱板60などから構成されている。
リンクラーヘッドを例にして述べる。図1に示すように
本発明におけるスプリンクラーヘッドは本体10、フレ
ーム20、弁体30、デフレクタ-40、感熱分解部分
50および、集熱板60などから構成されている。
【0017】本体1は図示しない配管に接続される牡ネ
ジ11が羅設され、該配管から送られてくる消火液を放
出するための導水孔12を内部に有し、導水孔12は流
入部から流出部に向かって先細りのテーパーになってい
る。
ジ11が羅設され、該配管から送られてくる消火液を放
出するための導水孔12を内部に有し、導水孔12は流
入部から流出部に向かって先細りのテーパーになってい
る。
【0018】本体10は中央に導水孔13が穿設されて
おり、その下端は座部15となっていて、外周上部は牡
ネジ11が羅設され、下端はフランジ14となってい
る。
おり、その下端は座部15となっていて、外周上部は牡
ネジ11が羅設され、下端はフランジ14となってい
る。
【0019】座部14は薄肉シート材としての銅製パッ
キン31に食い込ませて止水するために鋭利になってお
り、該座部14を二重にすることで止水性、耐食性を向
上させている。
キン31に食い込ませて止水するために鋭利になってお
り、該座部14を二重にすることで止水性、耐食性を向
上させている。
【0020】さらに座部間の溝にはスプリンクラーヘッ
ドを組立てる前に予め、撥水性材料を注入して撥水被膜
16を形成している。
ドを組立てる前に予め、撥水性材料を注入して撥水被膜
16を形成している。
【0021】弁体30は、本体10の座部15に銅製パ
ッキン31を介して設置され、該弁体10の上部から感
熱分解部50により押圧されることで、本体10の座部
15の先端座部が薄肉シール材31に食い込んで導水孔
13を閉塞している。
ッキン31を介して設置され、該弁体10の上部から感
熱分解部50により押圧されることで、本体10の座部
15の先端座部が薄肉シール材31に食い込んで導水孔
13を閉塞している。
【0022】フレーム20は円筒状であり、下端は内方
フランジとなっていて、上端は前述本体のフランジ14
に螺合している。
フランジとなっていて、上端は前述本体のフランジ14
に螺合している。
【0023】デフレクタ-40は皿上で周囲に多数の羽
根が形成されており、作動時、リング21で吊設される
ようになっている。デフレクタ-40は前述弁体30の
下部に設置されている。
根が形成されており、作動時、リング21で吊設される
ようになっている。デフレクタ-40は前述弁体30の
下部に設置されている。
【0024】感熱分解部分50はフレーム20の下部に
設置されており、ガイドポスト32を介して弁体30を
保持している。本発明の実施例では感熱分解部分50と
して圧縮型を採用したものである。圧縮型の感熱分解部
分50はシリンダー54内に低融点合金55を充填して
あり、該低融点合金55の上にはプランジャー56が載
置してある。感熱分解部分については周知(参照:特公
昭58−36985号)であるため、ここでは詳細な説
明は省略する。
設置されており、ガイドポスト32を介して弁体30を
保持している。本発明の実施例では感熱分解部分50と
して圧縮型を採用したものである。圧縮型の感熱分解部
分50はシリンダー54内に低融点合金55を充填して
あり、該低融点合金55の上にはプランジャー56が載
置してある。感熱分解部分については周知(参照:特公
昭58−36985号)であるため、ここでは詳細な説
明は省略する。
【0025】感熱分解部分50では、火災の熱を低融点
合金55へ伝播させて低融点合金55を如何に早く溶融
させるかが重要な要件である。圧縮型の感熱分解部分5
0を備えたスプリンクラーヘッドでは、火災発生時、火
災の異常高温で低融点合金55が溶融する事により、プ
ランジャー56がシリンダー54内に没入して、感熱分
解部分50のバランスを崩し、感熱分解部分50が分解
するようになっている。
合金55へ伝播させて低融点合金55を如何に早く溶融
させるかが重要な要件である。圧縮型の感熱分解部分5
0を備えたスプリンクラーヘッドでは、火災発生時、火
災の異常高温で低融点合金55が溶融する事により、プ
ランジャー56がシリンダー54内に没入して、感熱分
解部分50のバランスを崩し、感熱分解部分50が分解
するようになっている。
【0026】図1に示す様に、感熱分解部分50の下端
に設置されたシリンダー54には、シリンダー近傍のホ
ルダーと係合しているカバー59と集熱板60が取り付
けられている。カバー59は美観的に好ましくない感熱
分解部分50を覆い隠すものであるが、集熱効果も有し
ている。カバー59の下には更に集熱効果を良くするた
めに集熱板60を取り付けられている。集熱板60は火
災発生時の異常高温をここで収集してシリンダー54内
の低融点合金55に伝播するものである。
に設置されたシリンダー54には、シリンダー近傍のホ
ルダーと係合しているカバー59と集熱板60が取り付
けられている。カバー59は美観的に好ましくない感熱
分解部分50を覆い隠すものであるが、集熱効果も有し
ている。カバー59の下には更に集熱効果を良くするた
めに集熱板60を取り付けられている。集熱板60は火
災発生時の異常高温をここで収集してシリンダー54内
の低融点合金55に伝播するものである。
【0027】次に上記のスプリンクラーヘッドを腐食雰
囲気中に設置した場合について説明する。
囲気中に設置した場合について説明する。
【0028】スプリンクラー設備の内、ここでは二次側
配管が常時充水されている湿式設備について説明する。
湿式設備においては、配管内は消火液が封入されてお
り、スプリンクラーヘッドの導水孔にも消火液材が封入
され、火災時、速やかに消火液材を噴霧できるようにな
っている。
配管が常時充水されている湿式設備について説明する。
湿式設備においては、配管内は消火液が封入されてお
り、スプリンクラーヘッドの導水孔にも消火液材が封入
され、火災時、速やかに消火液材を噴霧できるようにな
っている。
【0029】導水孔が配管中の消火液材に含まれる腐食
性物質、例えば、塩素などにより腐食した場合、導水孔
13の下端に形成された座部15と銅製パッキン31の
接触面には高い応力が作用し、更に座部15が鋭利な形
状となっているため腐食しやすい環境となっている。
性物質、例えば、塩素などにより腐食した場合、導水孔
13の下端に形成された座部15と銅製パッキン31の
接触面には高い応力が作用し、更に座部15が鋭利な形
状となっているため腐食しやすい環境となっている。
【0030】座部15の腐食が進行した場合、座部15
と銅製パッキン31の間に隙間が生じ、該隙間から消火
液材が流出しようとする。
と銅製パッキン31の間に隙間が生じ、該隙間から消火
液材が流出しようとする。
【0031】しかし、予め注入されている撥水被膜16
に阻まれ外部へ消火液材が外部に流出することは無い。
さらに該撥水被膜16は、腐食の起点となるようなパッ
キン31と座部15の接触面や、溝の谷部に被着してい
るので、接触面を起点として腐食が生じることは無く、
外側の溝で止水性を保ったまま腐食の進行を防ぐことが
出来る。これにより腐食によるスプリンクラーヘッドか
らの漏水を防ぐことが出来る。
に阻まれ外部へ消火液材が外部に流出することは無い。
さらに該撥水被膜16は、腐食の起点となるようなパッ
キン31と座部15の接触面や、溝の谷部に被着してい
るので、接触面を起点として腐食が生じることは無く、
外側の溝で止水性を保ったまま腐食の進行を防ぐことが
出来る。これにより腐食によるスプリンクラーヘッドか
らの漏水を防ぐことが出来る。
【0032】本実施例では、消火液剤として、水を用い
た閉鎖型スプリンクラーヘッドについて説明したが、消
火液剤は水に限らず、メガフォームF623やサーフウ
ォーターなどの泡原液であってもよく、また、二次側配
管に不凍液を封入したものであっても良い。
た閉鎖型スプリンクラーヘッドについて説明したが、消
火液剤は水に限らず、メガフォームF623やサーフウ
ォーターなどの泡原液であってもよく、また、二次側配
管に不凍液を封入したものであっても良い。
【0033】二次側配管に上記のような消火液剤を用い
る場合、導水口下端に設けられた突起部に設置された溝
に耐食性のグリスを注入することが望ましい。
る場合、導水口下端に設けられた突起部に設置された溝
に耐食性のグリスを注入することが望ましい。
【発明の効果】以上説明したように本発明の閉鎖型噴霧
ヘッドは導水孔端面周縁部に形成された座部を環状多重
に形成し、構成したので、侵食が起きても漏水の経路を
長くでき、耐食性を増加させることが出来る。さらに座
部と座部の間の溝に撥水性材料や耐食性グリスを注入す
ることで更に耐漏水性、耐食性を向上させることが出来
る。また、撥水性材料や耐食性グリスなどのコーティン
グは通常、刷毛塗り、スプレー塗布などの煩雑な作業を
要するが、本発明では溝に撥水性材料や耐食性グリスを
注入するだけなので、液だれの心配も無く、容易に耐漏
水、耐食被膜を施すことができるといった優れた効果を
得ることができる閉鎖型噴霧ヘッドである。
ヘッドは導水孔端面周縁部に形成された座部を環状多重
に形成し、構成したので、侵食が起きても漏水の経路を
長くでき、耐食性を増加させることが出来る。さらに座
部と座部の間の溝に撥水性材料や耐食性グリスを注入す
ることで更に耐漏水性、耐食性を向上させることが出来
る。また、撥水性材料や耐食性グリスなどのコーティン
グは通常、刷毛塗り、スプレー塗布などの煩雑な作業を
要するが、本発明では溝に撥水性材料や耐食性グリスを
注入するだけなので、液だれの心配も無く、容易に耐漏
水、耐食被膜を施すことができるといった優れた効果を
得ることができる閉鎖型噴霧ヘッドである。
【図1】 本発明のスプリンクラーヘッドの正面断面図
【図2】 図1中の領域Aの拡大図
【図3】 図2中の領域Bの拡大図
10 本体 15 座部 20 フレーム 30 弁体 40 デフレクタ- 50 感熱体分解部分 31 薄肉シール材(銅製パッキン)
Claims (3)
- 【請求項1】 弁体の密閉手段として、弁体に被着させ
た薄肉シール材と、導水孔端面周縁部に形成された座部
と、該座部に該薄肉シール材を食い込ませることで弁体
を閉塞する消火用の閉鎖型噴霧ヘッドにおいて、該座部
を環状に多重に形成し、構成したことを特徴とする閉鎖
型噴霧ヘッド。 - 【請求項2】 上記閉鎖型噴霧ヘッドは閉鎖型噴霧ヘッ
ドの導水孔端面周辺部に形成された複数の座部と座部の
間の溝に撥水性材料を注入し構成した請求項1記載の閉
鎖型噴霧ヘッド。 - 【請求項3】 上記閉鎖型噴霧ヘッドは閉鎖型噴霧ヘッ
ドの導水孔端面周辺部に形成された座部と座部の間の溝
に耐食性グリスを注入し構成した請求項1記載の閉鎖型
噴霧ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000358692A JP2002159587A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 閉鎖型噴霧ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000358692A JP2002159587A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 閉鎖型噴霧ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002159587A true JP2002159587A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18830547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000358692A Pending JP2002159587A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 閉鎖型噴霧ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002159587A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009139025A1 (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-19 | 千住スプリンクラー株式会社 | スプリンクラーヘッドおよびスプリンクラーヘッドの組立手順 |
CN112439149A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-03-05 | 温州画筠信息技术有限公司 | 便携式防火自动喷淋器 |
-
2000
- 2000-11-27 JP JP2000358692A patent/JP2002159587A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009139025A1 (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-19 | 千住スプリンクラー株式会社 | スプリンクラーヘッドおよびスプリンクラーヘッドの組立手順 |
CN112439149A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-03-05 | 温州画筠信息技术有限公司 | 便携式防火自动喷淋器 |
CN112439149B (zh) * | 2020-11-16 | 2021-11-26 | 南京涵铭置智能科技有限公司 | 便携式防火自动喷淋器 |
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