JP2002159429A - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP2002159429A
JP2002159429A JP2000357278A JP2000357278A JP2002159429A JP 2002159429 A JP2002159429 A JP 2002159429A JP 2000357278 A JP2000357278 A JP 2000357278A JP 2000357278 A JP2000357278 A JP 2000357278A JP 2002159429 A JP2002159429 A JP 2002159429A
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drain trap
drain
outlet
pump
water
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JP2000357278A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Shinji
義和 榛地
Keiji Tsukitani
恵次 築谷
Hiroyuki Nakano
博之 中野
Atsuhiro Tanaka
淳裕 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄槽内の洗浄液を排出するポンプからの排
出経路をシンクからの排水経路に接続した食器洗い機に
おいて、排水トラップに負圧がかかり、排水トラップ内
の水が吸引されても、負圧がなくなった後、排水トラッ
プを封水できる量の洗浄液を貯溜することで封水を確保
し、異臭の逆流を確実に防止する。 【解決手段】 洗浄ノズルを有する洗浄槽2内の洗浄液
をポンプ6により排出し、このポンプ6からの排出経路
18の途中に略U字状の排水トラップ15を設ける。排
水トラップ15は、入口部16と出口部17との間に縁
切り部21を有し、かつ出口部17に、これから出る洗
浄液の一部を遮ることで貯溜する遮蔽部22を設け、遮
蔽部22による洗浄液の貯溜量をポンプ6の動作停止時
に縁切り部21が液面下に没入するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄槽内の洗浄液
を排出するポンプからの排出経路をシンクからの排水経
路に接続した食器洗い機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食器洗い機は図5に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図5に示すように、食器洗い機本体1は前
方を開口し、内部に洗浄槽2を設け、この洗浄槽2内に
食器を収納する食器かご(図示せず)を設けている。ま
た、洗浄槽2内には、洗浄槽2内の洗浄液を加熱する加
熱手段としてヒータ(図示せず)を設けている。洗浄槽
2の背面に洗浄ポンプ3を設け、洗浄槽2内に回転自在
に設けた洗浄ノズル(図示せず)より洗浄液を噴射して
食器かごに収容した食器を洗浄するように構成してい
る。給水弁4は水道水を洗浄槽2に給水するものであ
り、給水ホース5は一端を給水弁4に接続し、他端を洗
浄槽2に接続している。
【0004】ポンプ6は、洗浄槽2内の洗浄液を排水す
るもので、このポンプ6に排水ホース7を接続してお
り、排水ホース7に排水トラップ8を接続している。排
水ジョイント9は、食器洗い機本体1の背面に固定して
おり、この排水ジョイント9と排水トラップ8とを排水
パイプ10により連結している。排水ジョイント9に機
外排水ホース11を接続している。この機外排水ホース
11はシンク12に連結した排水管13に分岐管14を
介して接続している。
【0005】上記構成において動作を説明すると、洗浄
が終了して排水行程に移ると、ポンプ6が動作して、洗
浄槽2内の水を排水ホース7、排水トラップ8、排水パ
イプ10、排水ジョイント9、機外排水ホース11を経
て食器洗い機本体1外に排水する。このとき、排水トラ
ップ8は略U字形状をしており、洗浄槽2内の水がなく
なり、ポンプ6を停止すると、排水トラップ8のU字部
に水が残り、封水を確保することができる。
【0006】これにより、排水管13からの異臭が、排
水管13に接続した機外排水ホース11を介して伝わっ
てきても排水トラップ8で止められ、異臭がそれより先
に逆流することがなく、洗浄槽2内に排水管13の異臭
が到達することはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、シンク12内に水を貯めて洗い物をして、一気に
その水を排水すると、排水管13内に多量の水が一気に
流れ、機外排水ホース11に負圧がかかり、排水トラッ
プ8内の水が排水管13の方向に引かれ、排水トラップ
8内の水がなくなり、封水を確保することができなくな
るという問題があった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、排水トラップに負圧がかかり、排水トラップ内の水
が吸引されても、負圧がなくなった後、排水トラップを
封水できる量の洗浄液を貯溜することで封水を確保し、
異臭の逆流を確実に防止することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗浄ノズルを有する洗浄槽内の洗浄液をポ
ンプにより排出し、このポンプからの排出経路の途中に
略U字状の排水トラップを設け、排水トラップは、入口
部と出口部との間に縁切り部を有し、かつ出口部に、こ
れから出る洗浄液の一部を遮ることで貯溜する遮蔽部を
設け、遮蔽部による洗浄液の貯溜量をポンプの動作停止
時に縁切り部が液面下に没入するように設定したもので
ある。
【0010】これにより、排水トラップに負圧がかか
り、排水トラップ内の水が吸引されても、負圧がなくな
った後、排水トラップを封水できる量の洗浄液を貯溜す
ることができて封水を確保でき、異臭の逆流を確実に防
止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗浄ノズルを有する洗浄槽と、この洗浄槽内の洗浄
液を排出するポンプと、このポンプからの排出経路の途
中に設けた略U字状の排水トラップとを備え、前記排水
トラップは、入口部と出口部との間に縁切り部を有し、
かつ出口部に、これから出る洗浄液の一部を遮ることで
貯溜する遮蔽部を設け、前記遮蔽部による洗浄液の貯溜
量を前記ポンプの動作停止時に前記縁切り部が液面下に
没入するように設定したものであり、排水トラップに負
圧がかかり、排水トラップ内の水が吸引されても、負圧
がなくなった後、排水トラップを封水できる量の洗浄液
を貯溜することができて封水を確保でき、異臭の逆流を
確実に防止することができ、衛生的に優れた食器洗い機
を提供することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、ポンプからの排出経路を、排水ト
ラップを介してシンクからの排水経路に接続したもので
あり、ポンプからの排出経路をシンクからの排水経路に
接続することで、新たに食器洗い機専用の排水管を設け
ることなく排水することができるため、施工性を向上す
ることができ、また、シンクから排水経路に排水したと
き、排水トラップに負圧がかかり、この負圧により排水
トラップ内の水が吸引されても、負圧がなくなった後、
排水トラップを封水できる量の洗浄液を貯溜することが
できて封水を確保でき、異臭の逆流を確実に防止するこ
とができ、衛生的に優れた食器洗い機を提供することが
できる。
【0013】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、排水トラップの出口部に
設けた遮蔽部は、出口部を構成するパイプ部材の内壁に
突設したものであり、パイプ部材を略U字状にして、入
口部と出口部と縁切り部とを有する排水トラップを形成
し、この排水トラップの出口部の内壁に遮蔽部を突設す
ることにより、排水トラップとこの排水トラップの出口
部に設けた遮蔽部を容易に形成することができるととも
に、排水トラップに負圧がかかり、排水トラップ内の水
が吸引されたとき、遮蔽部の下方に排水トラップを封水
できる量の洗浄液を貯溜することができ、負圧がなくな
ると排水トラップの封水を確保できて、異臭の逆流を確
実に防止することができ、衛生的に優れた食器洗い機を
提供することができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、排水トラップは、入口部より
出口部を太径としたパイプ部材で構成し、太径のパイプ
部材の内壁に遮蔽部を設けたものであり、太径のパイプ
部材の内壁に設けた遮蔽部により、出口部の断面積と入
口部の断面積とをほぼ同じにし、ポンプが動作して排水
する場合に入口部から入った水を出口部より円滑に出す
ことができ、排水トラップに負圧がかかり、排水トラッ
プ内の水が吸引されたときは、遮蔽部の下方に排水トラ
ップを封水できる量の洗浄液を貯溜することができ、負
圧がなくなると排水トラップの封水を確保できて、異臭
の逆流を確実に防止することができ、衛生的に優れた食
器洗い機を提供することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、排水トラップは、出口部
近傍に一体に外方へ膨出した貯溜室を有し、この貯溜室
と出口部との接続部分が遮蔽部をなし、かつ前記貯溜室
の内方に洗浄液の一部が貯溜される構成としたものであ
り、排水トラップに負圧がかかり、排水トラップ内の水
が吸引されたときは、貯溜室の内方に排水トラップを封
水できる量の洗浄液を貯溜することができ、負圧がなく
なると排水トラップの封水を確保できて、異臭の逆流を
確実に防止することができ、衛生的に優れた食器洗い機
を提供することができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、上記請求項5に
記載の発明において、排水トラップは、入口部、出口
部、貯溜室および遮蔽部をブロー成形にて一体形成した
ものであり、ブロー成形にて、入口部、出口部、貯溜室
および遮蔽部を一体に形成することにより、排水トラッ
プを容易に、かつ安価に形成することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0018】(実施例1)図1に示すように、排水トラ
ップ15は、略U字状に形成し、入口部16に排水ホー
ス7を接続し、出口部17に機外排水ホース11を連結
して、排水ホース7、機外排水ホース11などで構成す
るポンプ6からの排水経路18の途中に設けている。こ
の排出経路18は、シンク12に連結した排水管(排水
経路)13に分岐管14を介して接続している。
【0019】排水トラップ15は、図2に示すように、
入口部16を構成するパイプ部材19とこのパイプ部材
19より太径とした出口部17を構成するパイプ部材2
0で構成し、入口部16と出口部17との間に縁切り部
21を有している。太径のパイプ部材20の内壁に遮蔽
部22を設け、出口部17から出る洗浄液の一部を遮る
ことで貯溜するよう構成し、この貯溜量をポンプ6の動
作停止時に縁切り部21が液面下に没入するように設定
している。
【0020】ここで、排水トラップ15は、図3に示す
ように、入口部16を構成するパイプ部材19と同じ径
で略U字状に形成し、パイプ部材19と対向する側のパ
イプ部材23の外側面を結合面24を有するように切欠
して排水トラップ本体25を構成し、遮蔽部22を設け
た貯溜体26の結合面27を排水トラップ本体25の結
合面24に溶着、接着などにより結合して構成する。
【0021】したがって、パイプ部材19より太径とし
たパイプ部材20は、直径がパイプ部材19より大きい
ものでなく、断面形状が長穴でその断面積を大きくし、
遮蔽部22により、出口部17の断面積と入口部16の
断面積とをほぼ同じにしている。
【0022】上記構成において動作を説明すると、洗浄
が終了して排水行程に移ると、ポンプ6が動作して洗浄
槽2内の洗浄液を吐出する。吐出された洗浄液は排水ホ
ース7、排水トラップ15、機外排水ホース11、分岐
管14を経てシンク12の排水管13に流れ込む。
【0023】洗浄槽2内の水がなくなり、排水行程が終
了してポンプ6が停止すると、排水ホース7、機外排水
ホース11内には排水は残っていないが、排水トラップ
15はU字形状をしており、縁切り部21が液面下に没
入する程度の残水により排水トラップ15の封水が確保
される。
【0024】つぎに、シンク12の排水口に栓をしてシ
ンク12に水を溜め、浸け置き洗い等をした後、シンク
12の栓を抜くと、シンク12内の水は一気にシンクト
ラップ28を通して排水管13に流れ込む。このとき、
分岐管14には負圧が働き、分岐管14に接続された機
外排水ホース11、排水トラップ15には排水方向に吸
引される力が働き、排水トラップ15内の水が排水管1
4の方向に吸引される。
【0025】ここで、排水トラップ15は、入口部16
と出口部17との間に縁切り部21を有し、太径のパイ
プ部材20の内壁に遮蔽部22を設け、出口部17から
出る洗浄液の一部を遮ることで貯溜するよう構成し、こ
の貯溜量をポンプ6の動作停止時に縁切り部21が液面
下に没入するように設定しているので、排水トラップ1
5に負圧がかかり、排水トラップ15内の水が吸引され
たとき、遮蔽部22の下部の水は保持される。
【0026】保持された水は吸引されず、空気のみが排
水トラップ15内を通過し、遮蔽部22の下方に排水ト
ラップ15を封水できる量の洗浄液を貯溜することがで
き、負圧がなくなると、この貯溜した水により排水トラ
ップ15の封水を確保できて、異臭の逆流を確実に防止
することができる。
【0027】これにより、機外排水ホース11をシンク
12の排水管13に分岐管14を介して接続しても、排
水トラップ15の封水を確保することができ、排水管1
3から異臭が洗浄槽2内に逆流することはなく、衛生的
な食器洗い機を実現することができる。
【0028】(実施例2)図4に示すように、排水トラ
ップ29は、略U字状に形成し、入口部30と出口部3
1との間に縁切り部32を有し、入口部30に排水ホー
ス7を接続し、出口部31に機外排水ホース11を連結
して、上記実施例1と同様に、排水ホース7、機外排水
ホース11などで構成するポンプ6からの排水経路18
の途中に設けている。
【0029】この排水トラップ29は、出口部31の近
傍に一体に外方へ膨出した貯溜室33を有し、この貯溜
室33と出口部31との接続部分が遮蔽部34をなし、
かつ貯溜室33の内方に洗浄液の一部が貯溜されるよう
構成している。ここで、排水トラップ29は、入口部3
0、出口部31、貯溜室33および遮蔽部34をブロー
成形にて一体形成している。
【0030】上記構成において動作を説明する。なお、
排水行程および排水行程が終了した後、排水トラップ1
5を封水する動作は上記実施例1と同じであるので説明
を省略する。
【0031】つぎに、シンク12に水を溜め、シンク1
2内の水を一気に排水管13に流し込むと、排水トラッ
プ29には排水方向に吸引される力が働き、排水トラッ
プ29内の水が排水管14の方向に吸引される。
【0032】ここで、排水トラップ29は、出口部31
の近傍に一体に外方へ膨出した貯溜室33を有し、この
貯溜室33と出口部31との接続部分が遮蔽部34をな
し、かつ貯溜室33の内方に洗浄液の一部が貯溜される
よう構成しているので、排水トラップ29に負圧がかか
り、排水トラップ29内の水が吸引されたとき、遮蔽部
342の下部の貯溜室33内の水は貯溜される。負圧が
なくなると、この貯溜した水により排水トラップ29の
封水を確保できて、異臭の逆流を確実に防止することが
できる。
【0033】また、排水トラップ29は、入口部30、
出口部31、貯溜室33および遮蔽部34をブロー成形
にて一体形成したので、排水トラップ29を容易に、か
つ安価に形成することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗浄ノズルを有する洗浄槽と、この洗浄
槽内の洗浄液を排出するポンプと、このポンプからの排
出経路の途中に設けた略U字状の排水トラップとを備
え、前記排水トラップは、入口部と出口部との間に縁切
り部を有し、かつ出口部に、これから出る洗浄液の一部
を遮ることで貯溜する遮蔽部を設け、前記遮蔽部による
洗浄液の貯溜量を前記ポンプの動作停止時に前記縁切り
部が液面下に没入するように設定したから、排水トラッ
プに負圧がかかり、排水トラップ内の水が吸引されて
も、負圧がなくなった後、排水トラップを封水できる量
の洗浄液を貯溜することができて封水を確保でき、異臭
の逆流を確実に防止することができ、衛生的に優れた食
器洗い機を提供することができる。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、ポ
ンプからの排出経路を、排水トラップを介してシンクか
らの排水経路に接続したから、ポンプからの排出経路を
シンクからの排水経路に接続することで、新たに食器洗
い機専用の排水管を設けることなく排水することができ
るため、施工性を向上することができ、また、シンクか
ら排水経路に排水したとき、排水トラップに負圧がかか
り、この負圧により排水トラップ内の水が吸引されて
も、負圧がなくなった後、排水トラップを封水できる量
の洗浄液を貯溜することができて封水を確保でき、異臭
の逆流を確実に防止することができ、衛生的に優れた食
器洗い機を提供することができる。
【0036】また、請求項3に記載の発明によれば、排
水トラップの出口部に設けた遮蔽部は、出口部を構成す
るパイプ部材の内壁に突設したから、排水トラップとこ
の排水トラップの出口部に設けた遮蔽部を容易に形成す
ることができるとともに、排水トラップに負圧がかか
り、排水トラップ内の水が吸引されたとき、遮蔽部の下
方に排水トラップを封水できる量の洗浄液を貯溜するこ
とができ、負圧がなくなると排水トラップの封水を確保
できて、異臭の逆流を確実に防止することができ、衛生
的に優れた食器洗い機を提供することができる。
【0037】また、請求項4に記載の発明によれば、排
水トラップは、入口部より出口部を太径としたパイプ部
材で構成し、太径のパイプ部材の内壁に遮蔽部を設けた
から、太径のパイプ部材の内壁に設けた遮蔽部により、
出口部の断面積と入口部の断面積とをほぼ同じにし、ポ
ンプが動作して排水する場合に入口部から入った水を出
口部より円滑に出すことができ、排水トラップに負圧が
かかり、排水トラップ内の水が吸引されたときは、遮蔽
部の下方に排水トラップを封水できる量の洗浄液を貯溜
することができ、負圧がなくなると排水トラップの封水
を確保できて、異臭の逆流を確実に防止することがで
き、衛生的に優れた食器洗い機を提供することができ
る。
【0038】また、請求項5に記載の発明によれば、排
水トラップは、出口部近傍に一体に外方へ膨出した貯溜
室を有し、この貯溜室と出口部との接続部分が遮蔽部を
なし、かつ前記貯溜室の内方に洗浄液の一部が貯溜され
る構成としたから、排水トラップに負圧がかかり、排水
トラップ内の水が吸引されたときは、貯溜室の内方に排
水トラップを封水できる量の洗浄液を貯溜することがで
き、負圧がなくなると排水トラップの封水を確保でき
て、異臭の逆流を確実に防止することができ、衛生的に
優れた食器洗い機を提供することができる。
【0039】また、請求項6に記載の発明によれば、排
水トラップは、入口部、出口部、貯溜室および遮蔽部を
ブロー成形にて一体形成したから、ブロー成形にて、入
口部、出口部、貯溜室および遮蔽部を一体に形成するこ
とにより、排水トラップを容易に、かつ安価に形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の食器洗い機のシンクの
排水管に接続した状態の一部切欠した背面図
【図2】同食器洗い機の排水トラップの縦断面図
【図3】(a)同食器洗い機の排水トラップの斜視図 (b)同食器洗い機の排水トラップの分解斜視図
【図4】本発明の第2の実施例の食器洗い機の排水トラ
ップの縦断面図
【図5】従来の食器洗い機のシンクの排水管に接続した
状態の一部切欠した背面図
【符号の説明】
2 洗浄槽 6 ポンプ 15 排水トラップ 16 入口部 17 出口部 18 排水経路 21 縁切り部 22 遮蔽部
フロントページの続き (72)発明者 中野 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 淳裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BD02 BD04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄ノズルを有する洗浄槽と、この洗浄
    槽内の洗浄液を排出するポンプと、このポンプからの排
    出経路の途中に設けた略U字状の排水トラップとを備
    え、前記排水トラップは、入口部と出口部との間に縁切
    り部を有し、かつ出口部に、これから出る洗浄液の一部
    を遮ることで貯溜する遮蔽部を設け、前記遮蔽部による
    洗浄液の貯溜量を前記ポンプの動作停止時に前記縁切り
    部が液面下に没入するように設定した食器洗い機。
  2. 【請求項2】 ポンプからの排出経路を、排水トラップ
    を介してシンクからの排水経路に接続した請求項1記載
    の食器洗い機。
  3. 【請求項3】 排水トラップの出口部に設けた遮蔽部
    は、出口部を構成するパイプ部材の内壁に突設した請求
    項1または2記載の食器洗い機。
  4. 【請求項4】 排水トラップは、入口部より出口部を太
    径としたパイプ部材で構成し、太径のパイプ部材の内壁
    に遮蔽部を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    食器洗い機。
  5. 【請求項5】 排水トラップは、出口部近傍に一体に外
    方へ膨出した貯溜室を有し、この貯溜室と出口部との接
    続部分が遮蔽部をなし、かつ前記貯溜室の内方に洗浄液
    の一部が貯溜される構成とした請求項1または2記載の
    食器洗い機。
  6. 【請求項6】 排水トラップは、入口部、出口部、貯溜
    室および遮蔽部をブロー成形にて一体形成した請求項5
    記載の食器洗い機。
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