JP2002159042A - Cdma方式の無線機およびcdma方式の圏内待受移行方法 - Google Patents

Cdma方式の無線機およびcdma方式の圏内待受移行方法

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JP2002159042A JP2000354936A JP2000354936A JP2002159042A JP 2002159042 A JP2002159042 A JP 2002159042A JP 2000354936 A JP2000354936 A JP 2000354936A JP 2000354936 A JP2000354936 A JP 2000354936A JP 2002159042 A JP2002159042 A JP 2002159042A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圏内待受状態に移行する際の逆拡散処理を減
らし、消費される電力を削減する。 【解決手段】 記憶装置14は、中心周波数や帯域幅な
どをサービスキャリアのに関する情報として記憶してい
る。電界強度測定装置16は、記憶装置14に記憶され
ている周波数における電界強度を測定する。この測定さ
れた電界強度が、予め設定されたしきい値よりも大きい
場合に、制御部10は、セルサーチ実行部18に対し、
当該中心周波数をサービスキャリアとしてセルサーチを
実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(符号分
割多元接続:Code Division Multiple Access)方式の
無線機およびCDMA方式の圏内待受移行方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、サービスエリアに複数の基地局を
分散配置して、これらの基地局によって、セルと呼ばれ
る無線ゾーンを形成し、これらのセル毎に基地局と移動
無線機との間で無線接続を行うセルラ移動通信システム
が普及している。
【0003】このセルラ移動通信システムにおける多元
アクセス方式としては、例えば、利用者毎に異なる周波
数を使うFDMA(周波数分割多重:Frequency Divisi
on Multiple Access)通信方式や、利用者毎に時間を区
切って同一周波数を共有するTDMA(時分割多重:Ti
me Division Multiple Access)通信方式、同一周波数
において利用者毎に異なるコードを使うCDMA通信方
式がある。
【0004】このうち、CDMA方式にあっては、時系
列的にランダムな符号系列を、送信信号に重畳させると
いった拡散変調方式が用いられ、拡散変調された信号
は、スペクトラム拡散信号と呼ばれる。一方、スペクト
ル拡散信号の受信者は、送信者が用いた符号系列と同一
の符号系列を用いて逆拡散処理と呼ばれる一種の復調処
理を実行することで、スペクトラム拡散信号から情報を
取得できる。このため、各利用者が、互いに異なる符号
系列を使用すると、同一周波数および時間を共有するこ
とができ、周波数資源を有効に利用することができる。
さらに、送受信者間で同一の符号系列を用いる必要があ
ることから、同一符号系列を持たない第三者には、情報
が漏洩しにくいため、秘匿性に優れている、といった利
点もある。
【0005】ところで、CDMA方式において、電源投
入後や移動後などにあっては、在圏セルを配下とする基
地局と通信可能とするため、移動機は、基地局から送信
される信号と直ちに同期を確立する必要がある。このよ
うな同期の確立のほか、基地局との通信に用いるサービ
スキャリアの特定などを含めた包括的動作を、一般にセ
ルサーチと呼ばれる。
【0006】ここで、セルサーチは、概略すると次のよ
うにして実行される。すなわち、第1に、受信したスペ
クトラム拡散信号のうち、特定のチャネル(P−SC
H)を介した信号をマッチドフィルタに入力することに
より、スロットタイミングを検出し、第2に、検出した
スロットタイミングと特定のチャネル(S−SCH)と
を用いてフレームタイミングを特定するとともに、スク
ランブルコードグループを検出し、第3に、検出したス
クランブルコードグループと特定のチャネル(CPIC
H)を用いてスクランブルコードを検出し、第4に、特
定のチャネル(BCCH)を介した信号を、検出したス
クランブルコードを用い逆拡散処理して、セルのエリア
番号など基地局から該セル内の全移動機に対し共通に報
知された情報を取得する。
【0007】そして、移動機は、情報を取得すると圏内
待受状態に移行する。ただし、移動機は、情報を取得で
きなかったり、そもそもスロットタイミングを検出でき
なかったり、また、スクランブルコードを検出できなか
ったりした場合、再び、サーチ手順を、スロットタイミ
ング検出に戻して、逆拡散処理により情報を取得するま
で、同様な動作を間欠的に繰り返す。ここで、逆拡散処
理により情報を取得できない場合、移動機は圏外状態に
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CDM
A方式で実行される逆拡散処理において消費される電力
は、比較的大きい。このため、移動機において、相当回
数の逆拡散処理が実行されると、それだけ電力が消費さ
れる結果、移動機の連続待受時間が短くなる、といった
問題があった。
【0009】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、圏内待受状態に
移行する際の逆拡散処理を減らし、消費される電力を削
減して、待受時間の長期化を図ったCDMA方式の無線
機およびCDMA方式の圏内待受移行方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本件第1発明に係るCDMA方式の無線機にあっては、
スペクトラム拡散信号のキャリアに対応した周波数にお
ける電界強度を測定する電界強度測定手段と、前記電界
強度測定手段によって測定された電界強度が、しきい値
を越えているか否かを判別する電界強度判別手段と、前
記電界強度判別手段による判別結果が肯定的である場合
に、圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべく、
受信したスペクトラム拡散信号を逆拡散処理する逆拡散
処理手段とを具備する構成を特徴としている。
【0011】同様に上記目的を達成するため本件第2発
明に係るCDMA方式の圏内待受移行方法にあっては、
スペクトラム拡散信号のキャリアに対応した周波数にお
ける電界強度を測定し、測定した電界強度がしきい値を
越えているか否かを判別し、この判別結果が肯定的であ
れば、圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべ
く、受信したスペクトラム拡散信号を逆拡散処理する方
法を特徴としている。ここで、前記判別結果が否定的で
あれば、再度、電界強度を測定することが好ましい。
【0012】上記目的を達成するため本件第3発明に係
るCDMA方式の圏内待受移行方法にあっては、スペク
トラム拡散信号のキャリアが複数存在し得る場合に、こ
れらのキャリアに対応した周波数における電界強度を順
次測定し、測定した電界強度がしきい値を越えているか
否かを判別し、この判別結果が肯定的であれば、圏内待
受に移行するのに必要な情報を取得すべく、当該判別結
果を満たす周波数に対応するキャリアにて、受信したス
ペクトラム拡散信号を逆拡散処理する方法を特徴として
いる。ここで、前記判別結果が否定的であれば、電界強
度の測定に戻って、当該判別結果の根拠となった周波数
とは異なる周波数における電界強度を測定することが好
ましい。
【0013】上記目的を達成するため本件第4発明に係
るCDMA方式の圏内待受移行方法にあっては、スペク
トラム拡散信号のキャリアが複数存在し得る場合に、こ
れらのキャリアに対応した周波数における電界強度を順
次測定し、測定した電界強度がしきい値を越えているか
否かを判別し、この判別結果が肯定的であれば、さら
に、しきい値を越える電界強度が一定の帯域幅にわたっ
ているか否かを判別し、これらの判別結果が肯定的であ
れば、当該判別結果を満足する帯域から、キャリアを推
定し、圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべ
く、推定したキャリアにて、受信したスペクトラム拡散
信号を逆拡散処理する方法を特徴としている。
【0014】上記目的を達成するため本件第5発明に係
るCDMA方式の圏内待受移行方法にあっては、スペク
トラム拡散信号のキャリアが複数存在し得る場合に、こ
れらのキャリアに対応した周波数における電界強度を、
低周波数から高周波数に向かって、または、高周波数か
ら低周波数に向かって測定し、測定した電界強度がしき
い値を越えているか否かを判別し、この判別結果が肯定
的であれば、しきい値を越える電界強度に対応する周波
数と予め記憶されたキャリア帯域幅の情報とから、キャ
リアを推定し、圏内待受に移行するのに必要な情報を取
得すべく、推定したキャリアにて、受信したスペクトラ
ム拡散信号を逆拡散処理する方法を特徴としている。
【0015】ここで、上記第4または第5発明におい
て、前記逆拡散処理により圏内待受に移行した後に、当
該待受状態に移行するのに必要な情報を取得するために
用いたキャリア以外のキャリアを推定し、推定したキャ
リアの情報を記憶することが好ましい。
【0016】上記目的を達成するため本件第6発明に係
るCDMA方式の圏内待受移行方法にあっては、圏内待
受に移行するのに必要な情報を取得すべく、受信したス
ペクトラム拡散信号を逆拡散処理し、前記逆拡散処理に
より、前記情報を取得したか否かを判別し、この判別結
果が否定的であれば、周辺の電界強度を測定し、測定し
た電界強度から、スペクトラム拡散信号のキャリアを選
定し、圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべ
く、選定したキャリアにて、受信したスペクトラム拡散
信号を再度、逆拡散処理する方法を特徴としている。
【0017】上記目的を達成するため本件第7発明に係
るCDMA方式の圏内待受移行方法にあっては、電源投
入直後に、スペクトラム拡散信号のキャリアに関する情
報を記憶しているか否かを判別し、この判別結果が否定
的であれば、周辺の電界強度を測定し、測定した電界強
度から、スペクトラム拡散信号のキャリアを選定し、圏
内待受に移行するのに必要な情報を取得すべく、選定し
たキャリアにて、受信したスペクトラム拡散信号を逆拡
散処理する方法を特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。
【0019】<第1実施形態>まず、実施形態に係る方
法に適用されるCDMA方式の無線移動機(以下、単に
「移動機」という)について説明する。図1は、この移
動機の構成を示すブロック図である。同図に示されるよ
うに、移動機100では、CPU(Central Processing
Unit)等からなる制御部10が、各部を制御する構成
となっている。
【0020】次に、アンテナ12は、サービスキャリア
を介して転送されるスペクトラム拡散信号30を受信す
るものである。また、記憶装置14は、おもに、サービ
スキャリアに関する周波数情報を記憶するものである。
ここで、サービスキャリアに関する周波数情報とは、例
えば、サービスキャリアの中心周波数やその帯域幅など
を示す情報である。続いて、電界強度測定装置16は、
制御部10により指定された周波数における電界強度を
測定し、その測定値を制御部10に返送するものであ
る。
【0021】一方、セルサーチ実行部18は、制御部1
0により指定されたサービスキャリアにより搬送される
スペクトラム拡散信号を受信して、上述したセルサーチ
を実行するものである。なお、この移動機100には、
図に示される構成の他にも、通常備えられる機構(例え
ば、受話器や、送話器、操作部、表示部など)と同様の
ものを備えるが、本発明の趣旨とは関係ないために、そ
れらの説明を省略することにする。
【0022】<動作>ここで、移動機100の動作につ
いて説明する前に、本実施形態が想定するサービスキャ
リアについて、図2を参照して簡単に説明する。同図に
示されるように、本実施形態においては、サービスキャ
リアが1つである場合を想定しており、該サービスキャ
リアは、周波数fC1を中心とした帯域幅を有する。この
場合、記憶装置14(図1参照)には、このサービスキ
ャリアに関する情報、例えば、周波数fC1や帯域幅など
の情報が、周波数情報として記憶されている。
【0023】<セルサーチ動作>続いて、本実施形態に
おけるセルサーチ動作について説明する。図3は、この
セルサーチ動作を含めて圏内待受状態に移行するまでの
の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステッ
プSa1において、制御部10は、内部レジスタにおけ
る変数kを「0」にリセットする。ここで、変数kは、
セルサーチ実行部18によるセルサーチの連続実行回数
を示すものである。
【0024】次に、ステップSa2において、制御部1
0は、第1に、記憶装置14に記憶された周波数情報を
読み出し、第2に、電界強度測定装置16に対し、読み
出した周波数情報から周波数fC1における電界強度を測
定するように指示する。これにより、電界強度測定装置
16は、周波数fC1における電界強度を実際に測定し
て、測定した電界強度EC1を、制御部10に返信するこ
とになる。
【0025】続いて、ステップSa3において、制御部
10は、返信された電界強度EC1が予め設定されたしき
い値Ethよりも大きいか否かを判別する。この判別結果
が否定的であれば、制御部10は、一定時間経過後に、
処理手順をステップSa2に戻して、再度、電界強度測
定装置16に対し、周波数fC1における電界強度を測定
するように指示する。すなわち、本実施形態では、測定
された電界強度EC1がしきい値以下である場合、ステッ
プSa4以降に処理手順が進行しない構成となってい
る。一方、測定された電界強度EC1がしきい値を越えた
場合、ステップSa4において、制御部10は、セルサ
ーチ実行部18に対して、周波数fC1を中心とする(周
波数情報で規定される帯域幅の)サービスキャリアを対
象とするセルサーチを実行するように指示する。
【0026】これにより、セルサーチ実行部18は、第
1に、受信したスペクトラム拡散信号のうち、特定のチ
ャネル(S−SCH)を介した信号をマッチドフィルタ
に入力することにより、スロットタイミングを検出し、
第2に、検出したスロットタイミングと特定のチャネル
(P−SCH)とを用いてフレームタイミングを特定す
るとともに、スクランブルコードグループを検出し、第
3に、検出したスクランブルコードグループと特定のチ
ャネル(CPICH)を用いてスクランブルコードを検
出し、第4に、特定のチャネル(BCCH)を介した信
号を、検出したスクランブルコードを用い逆拡散処理し
て、報知情報(BCCH情報)の取得を試みる。
【0027】そして、ステップSa5において、制御部
10は、セルサーチ実行部18が報知情報を取得したか
否かを判別し、この判別結果が肯定的であれば、ステッ
プSa6において、圏内待受状態に移行させる。一方、
セルサーチ実行部18が報知情報を取得できなかった場
合、制御部10は、セルサーチの実行に対応させて、ス
テップSa7において変数kを「1」だけインクリメン
トし、さらに、ステップSa8においてインクリメント
後の変数kが、予め設定された実行回数の上限値kmax
よりも大きいか否かを判別する。
【0028】そして、セルサーチ実行部18によるセル
サーチ実行回数を示す変数kが上限値kmaxを越えてい
る場合、制御部10は、処理手順をステップSa1に戻
して、変数kを「0」にリセットし、再度、電界強度測
定装置16に対し、周波数f C1における電界強度を測定
するように指示する。一方、変数kが上限値kmaxを越
えていない場合、制御部10は、処理手順をステップS
a4にスキップさせて、セルサーチ実行部18に対し、
再度、セルサーチを実行させて、報知情報の取得を試み
させる。
【0029】このように第1実施形態では、周波数fC1
における電界強度を測定するとともに、測定した電界強
度EC1がしきい値Ethを越えた時点で、はじめてセルサ
ーチを実行する構成となっている。したがって、本実施
形態では、サービスキャリアにおける電界強度が弱い場
合には、電力消費の大きい逆拡散処理が実行されないの
で、その分、電力消費が抑えられる。さらに、第1実施
形態では、セルサーチを実行したにもかかわらず、報知
情報を取得できない回数が上限値kmaxを越えた場合、
処理手順を最初のステップSa1に戻すので、セルサー
チが繰り返されるのが防止される。したがって、本実施
形態では、無駄なセルサーチ動作が二重に防止されて、
消費電力が抑えられる結果、待受時間の長期化を図るこ
とが可能となる。
【0030】<第2実施形態>上述した第1実施形態で
は、説明を簡略化するために、サービスキャリアが1つ
である場合を想定したが、実際のCDMA方式では、図
4に示されるように、周波数fC1、fC2、…、fCNをそ
れぞれ中心とするN個のサービスキャリアが存在し得
る。そこで次に、サービスキャリアが、このように複数
N個存在する場合を想定した第2実施形態について説明
することにする。なお、第2実施形態にあって、記憶装
置14(図1参照)には、これらのサービスキャリアに
関する情報、例えば、周波数fC1、fC2、…、fCNなど
の情報や帯域幅の情報などが、周波数情報として記憶さ
れている。
【0031】<セルサーチ動作>続いて、第2実施形態
における動作について説明する。図5は、第2実施形態
の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステッ
プSb1において、制御部10は、内部レジスタにおけ
る変数nを「1」にセットする。ここで、変数nは、セ
ルサーチ実行部18によってセルサーチの候補となるサ
ービスキャリアを低周波数側から数えた序数であり、こ
こでは、初期状態におけるセルサーチの候補を、中心周
波数がfC1であるサービスキャリアにセットすることを
意味している。
【0032】次に、ステップSb2において、制御部1
0は、内部レジスタにおける変数kを「0」にリセット
する。ここで、変数kは、セルサーチの候補としたサー
ビスについてのセルサーチの連続実行回数を示すもので
ある。続いて、ステップSb3において、制御部10
は、第1に、記憶装置14から、現時点においてセルサ
ーチ対象となっているサービスキャリアの周波数情報を
読み出し、第2に、電界強度測定装置16に対し、読み
出した周波数情報から周波数fCnにおける電界強度を測
定するように指示する。これにより、電界強度測定装置
16は、周波数fCnにおける電界強度を実際に測定し
て、測定した電界強度ECnを、制御部10に返信する。
【0033】次に、ステップSb4において、制御部1
0は、返信された電界強度ECnが予め設定されたしきい
値Ethよりも大きいか否かを判別する。この判別結果が
否定的であれば、制御部10は、ステップSb8におい
て、現時点でのセルサーチの候補を次のサービスキャリ
アに変更すべく、変数nを「1」だけインクリメント
し、さらに、ステップSb9において、インクリメント
後の変数nがNより大きいか否か、すなわち設置される
はずのないサービスキャリアを、セルサーチの対象とし
ているか否かを判別する。この判別結果が否定的であれ
ば、制御部10は、インクリメント後にサーチの候補と
なったサービスキャリアについて、電界強度を再度測定
すべく、処理手順をステップSb3に戻す。一方、この
判別結果が肯定的であれば、制御部10は、ステップS
b10において、設置されるサービスキャリアのうち、
最も中心周波数が低いキサービスキャリア(中心周波数
がfC1であるキャリア)を、サーチの候補に戻すべく、
変数nを「1」にセットした後、該サービスキャリアに
ついて、電界強度を再度測定すべく、処理手順をステッ
プSb3に戻す。
【0034】すなわち、ステップSb4において、低周
波数側から数えてn番目のサービスキャリアの中心周波
数fCnにおける電界強度ECnがしきい値Eth以下であれ
ば、セルサーチの候補となるサービスキャリアが、次の
(n+1)番目のサービスキャリアに変更されて、セル
サーチの実行する際の前提となる電界強度が測定され
る。一方、中心周波数が最も高いサービスキャリアの中
心周波数fCNにおける電界強度ECNがしきい値Eth以下
であれば、候補となるサービスキャリアが、初期状態
(すなわち、中心周波数がfC1であるサービスキャリ
ア)に戻って、セルサーチの実行する際の前提となる電
界強度が測定されることになる。
【0035】さて、ステップSb4において、周波数f
Cnにおける電界強度ECnがしきい値Ethよりも大きい、
と判別した場合、制御部10は、ステップSb5におい
て、セルサーチ実行部18に対し、現時点においてセル
サーチの候補となっているサービスキャリア、すなわち
周波数fCnを中心とし、周波数情報で規定される帯域幅
のサービスキャリアを対象として、セルサーチを実行す
るように指示する。これにより、セルサーチ実行部18
は、上述した第1実施形態と同様に、逆拡散処理を実行
して、周波数fCnを中心とするサービスキャリアについ
て、報知情報(BCCH情報)の取得を試みる。
【0036】そして、ステップSb6において、制御部
10は、セルサーチ実行部18が報知情報を取得したか
否かを判別し、この判別結果が肯定的であれば、ステッ
プSb7において、圏内待受状態に移行させる。一方、
セルサーチ実行部18が報知情報を取得できなかった場
合、制御部10は、セルサーチの実行に対応させて、ス
テップSb11において変数kを「1」だけインクリメ
ントし、さらに、ステップSb12においてインクリメ
ント後の変数kが、予め設定された実行回数の上限値k
maxよりも大きいか否かを判別する。ここで、現時点に
おいてセルサーチの候補となっているサービスキャリア
についてのセルサーチ連続実行回数を示す変数kが上限
値kmaxを越えている場合、制御部10は、ステップS
b13において、セルサーチの候補を次のサービスキャ
リアに変更すべく、変数nを「1」だけインクリメント
し、さらに、ステップSb14において、インクリメン
ト後で示されるサービスキャリアが、設置されないもの
であるか否かを判別する。
【0037】この判別結果が否定的であれば、制御部1
0は、インクリメント後にセルサーチの候補となったサ
ービスキャリアについて、電界強度を再度測定すべく、
処理手順を直ちにステップSb2に戻す。一方、この判
別結果が肯定的であれば、制御部10は、ステップSb
15において、設置されるサービスキャリアのうち、最
も中心周波数が低いサービスキャリア(中心周波数がf
c1であるキャリア)を、セルサーチの候補に戻すべく、
変数nを「1」にセットした後、該サービスキャリアに
ついて、電界強度を再度測定すべく、処理手順をステッ
プSb2に戻す。
【0038】このように第2実施形態では、第1に、周
波数fC1、fC2、…、fCNを中心とするサービスキャリ
アを順番にセルサーチの候補とし、第2に、その中心周
波数における電界強度を測定し、第3に、測定した電界
強度ECnがしきい値Eth以下であれば、セルサーチの候
補となるサービスキャリアを次のものに選定して、電界
強度を再測定する一方、測定した電界強度ECnがしきい
値Ethを越えれば、はじめてセルサーチを実行する構成
となっている。このため、第2実施形態では、電界強度
が弱いサービスキャリアを対象としたセルサーチが実行
されずに、スキップされるので、その分、電力消費が抑
えられるとともに、中心周波数における電界強度がしき
い値を越えるサービスキャリアを効率良く検出すること
ができる。さらに、第2実施形態では、セルサーチを実
行したにもかかわらず、報知情報を取得できない回数が
上限値kmaxを越えた場合、サーチの候補となるサービ
スキャリアを次のものに選定して、電界強度を再測定す
る構成となっているので、無駄にセルサーチが繰り返さ
れるのが防止される。したがって、本実施形態では、サ
ービスキャリアが複数ある場合であっても、無駄なセル
サーチ動作が二重に防止されて、消費電力が抑えられる
結果、待受時間の長期化を図ることが可能となる上に、
複数あるサービスキャリアのうち、1つを効率良く検出
することが可能となる。なお、第2実施形態では、複数
存在するサービスキャリアのうち、低周波数側に位置す
るものから順番にセルサーチの候補としたが、この順番
は問われない。例えば、高周波数側に位置するものから
順番にセルサーチの候補としても良く、また、ランダム
な順番としても良い。
【0039】<第3実施形態>上述した第2実施形態で
は、サービスキャリアが複数存在する場合に、これらサ
ービスキャリアの中心周波数における電界強度を測定
し、その電界強度がしきい値Ethを越えるものに対応す
るサービスキャリアを、セルサーチの候補としたが、C
DMA方式の規格から、サービスキャリアを推定して、
セルサーチを実行することも可能である。そこで、この
ようにサービスキャリアを推定してセルサーチを実行す
る第3および第4実施形態について、順を追って説明す
ることにする。
【0040】まず、第3実施形態について説明する。3
GPP(3rd Generation Partnership Project)と呼ば
れるグループが提案する規格では、キャリア・ラスタが
200kHzと規定されているため、200kHzの周
波数間隔にて、低周波数側から高周波数側に向かって
(または、高周波数側から低周波数側に向かって)、電
界強度を測定すると、その測定周波数は、あるサービス
キャリアの周波数帯域に必ず含まれることになる。
【0041】そこで、第3実施形態は、図6に示される
ように、第1に、サービスキャリアが設置され得る周波
数帯域において、低周波数側から高周波数側に向かっ
て、200kHzの周波数間隔にて電界強度を測定し、
第2に、測定した電界強度のうち、しきい値Ethを越え
るものが、相当の周波数帯域幅W(kHz)にわたって
いれば、この帯域内に、サービスキャリアが存在してい
ると推定することにした。
【0042】さらに、推定されるサービスキャリアの中
心周波数は、理想的には、電界強度を測定の際に、最初
にしきい値Ethを越えた周波数(図中fL)と、最後に
しきい値Ethを越えた周波数(図中fH)との中間に位
置すると考えられる。ただし、実際には、反射等による
種々の影響を受けることから、本実施形態では、この中
間周波数の前後に位置する複数Q個について順次セルサ
ーチを実行して、報知情報の取得を試みることにした。
【0043】次に、このようなアルゴリズムのセルサー
チ動作について説明する。図7は、第3実施形態の処理
手順を示すフローチャートである。まず、ステップSc
1において、制御部10は、内部レジスタにおける変数
mを「1」にセットする。ここで、変数mは、電界強度
の測定対象となる周波数を、低周波数側から数えた場合
の序数を意味する。また、この変数mを用いて示される
周波数fmは、サービスキャリアが設置され得る周波数
帯域の最低周波数から最高周波数までの範囲において2
00kHzの間隔で配置する周波数のうち、低周波数側
から数えてm番目のものを意味する。したがって、ステ
ップSc1において、変数mを「1」にセットするとい
うことは、電界強度の測定対象となる周波数を、サービ
スキャリアが設置され得る最低周波数にセットすること
を意味する。
【0044】続いて、ステップSc2において、制御部
10は、内部レジスタにおける変数pを「0」にリセッ
トするとともに、変数qを「1」にセットする。なお、
変数p、qの意味内容については、後述することにす
る。さらに、ステップSc3において、制御部10は、
電界強度測定装置16に対し、現時点の周波数fmにお
ける電界強度を測定するように指示する。これにより、
電界強度測定装置16は、周波数fmにおける電界強度
を実際に測定して、測定した電界強度Emを、制御部1
0に返信する。
【0045】次に、ステップSc4において、制御部1
0は、返信された電界強度Emが予め設定されたしきい
値Ethよりも大きいか否かを判別する。制御部10は、
判別結果が否定的であれば、ステップSc11において
変数mを「1」だけインクリメントして、処理手順をス
テップSc2に戻す一方、判別結果が肯定的であれば、
ステップSc5において変数pを「1」だけインクリメ
ントし、さらに、ステップSc6においてインクリメン
ト後の変数pがしきい値pthと一致するか否かを判別す
る。そして、この判別結果が否定的であれば、制御部1
0は、ステップSc12において変数mを「1」だけイ
ンクリメントして、処理手順をステップSc3に戻す。
【0046】ここで、しきい値pthは、図6における帯
域幅W(kHz)を用いると、(W/200)で示され
る値である。すなわち、しきい値pthは、帯域幅Wに存
在する電界強度の測定点数を示している。また、変数p
は、初期状態において「0」にリセットされるととも
に、測定された電界強度Emがしきい値Ethを越えれ
ば、ステップSc5においてインクリメントされる一
方、測定された電界強度Emがしきい値以下であれば、
ステップSc2において「0」に再リセットされる。さ
らに、インクリメント後の変数pが、しきい値pthを下
回れば、電界強度の測定周波数がステップSc12によ
って次のものに変更される。このため、ステップSc5
においてインクリメントされた後の変数pは、測定周波
数を200kHz間隔で高周波数側にシフトしながら電
界強度を測定した場合に、測定された電界強度Emが、
しきい値Ethを越えた連続回数を示すことになる。した
がって、ステップSc6において、この回数がしきい値
pthと一致するか否かを判別することは、しきい値Eth
を越える電界強度Emが、相当の周波数帯域幅Wにわた
って連続して広がっているか否か、ということ判別する
ことに等しい。
【0047】この判別結果が肯定的であれば、ステップ
Sc7において、制御部10は、第1に、電界強度Em
が連続してしきい値Ethを越える周波数帯域内にサービ
スキャリアが存在すると推定し、第2に、該帯域の中心
周波数の前後に位置する周波数fC1、fC2、…、fCQ
Q個を、サービスキャリアの中心周波数として、それぞ
れ設定する(図6参照)。
【0048】続くステップSc8において、制御部10
は、セルサーチ実行部18に対し、現時点において変数
qに対応するサービスキャリア、すなわち、周波数fCQ
を中心とするとともに、周波数情報で規定される帯域幅
のサービスキャリアを対象として、セルサーチを実行す
るように指示する。これにより、セルサーチ実行部18
は、上述した第1実施形態と同様に、逆拡散処理を実行
して、周波数fCQを中心とするサービスキャリアについ
て、報知情報(BCCH情報)の取得を試みる。
【0049】そして、ステップSc9において、制御部
10は、セルサーチ実行部18が報知情報を取得したか
否かを判別し、この判別結果が肯定的であれば、ステッ
プSc10において、圏内待受状態に移行させる。一
方、セルサーチ実行部18が報知情報を取得できなかっ
た場合、制御部10は、ステップSc13において、現
時点の変数qが個数Qを越えるか否かを判別する。この
判別結果が否定的であれば、ステップSc14において
制御部10は、セルサーチの候補を変更すべく、変数q
を「1」だけインクリメントした後、処理手順をステッ
プSc8に戻して、変更後のサービスキャリアを対象と
してセルサーチを実行するようにセルサーチ実行部18
に指示する。また、この判別結果が肯定的であれば、制
御部10は、該帯域内にサービスキャリアが存在しない
とものとみなし、測定周波数を200kHz間隔で高周
波数側にシフトしながら電界強度を測定すべく、処理手
順をステップSc2に戻す。
【0050】このように第3実施形態では、第1に、サ
ービスキャリアが設置され得る周波数帯域において、低
周波数側から高周波数側に向かって、200kHzの周
波数間隔にて電界強度を測定し、第2に、測定した電界
強度のうち、しきい値Ethを越えるものが、相当の周波
数帯域幅Wに相当する程度以上連続して広がっていれ
ば、この帯域内に、サービスキャリアが存在していると
推定して、セルサーチを実行する構成となっている。こ
のため、本実施形態では、移動機100が、サービスキ
ャリアに関する情報を有していない場合であっても、セ
ルサーチの対象となるサービスキャリアがQ個に絞り込
まれるので、電力消費の大きな逆拡散処理の実行回数を
低減することが可能となる。なお、第3実施形態では、
低周波数側に位置するものから高周波数側に向かった順
番にて、電界強度を測定したり、サービスキャリアを候
補化したりしたが、この順番は問われない。例えば、高
周波数側に位置するものから順番としても良く、また、
ランダムな順番としても良い。
【0051】<第4実施形態>次に、第3実施形態と同
様に、サービスキャリアを推定してセルサーチを実行す
る第4実施形態について説明する。この第4実施形態
は、図8に示されるように、第1に、サービスキャリア
が設置され得る周波数帯域において、低周波数側から高
周波数側に向かって、電界強度を連続的に測定し、第2
に、測定した電界強度Emがしきい値Ethを初めて越え
たとき、その測定周波数から、キャリアの周波数帯域幅
ΔFの半分だけ高周波寄りの周波数を、サービスキャリ
アの中心周波数と認識する。ただし、第3実施形態で述
べたように、実際には反射等による種々の影響を受ける
ことから、この中心周波数の前後に位置する複数Q個に
ついて順次セルサーチを実行して、報知情報の取得を試
みることにした。
【0052】次に、このようなアルゴリズムのセルサー
チ動作について説明する。図9は、第4実施形態の処理
手順を示すフローチャートである。まず、ステップSd
1において、制御部10は、内部レジスタにおける変数
mおよびqを「1」にそれぞれセットする。ここで、変
数mは、電界強度の測定対象となる周波数を、低周波数
側から数えた場合の序数を意味する。また、この変数m
を用いて示される周波数fmは、サービスキャリアが設
置され得る周波数帯域の最低周波数から最高周波数まで
一定間隔で配置する周波数のうち、低周波数側から数え
てm番目のものを意味する。
【0053】したがって、ステップSd1において、変
数mを「1」にセットするということは、第3実施形態
と同様に、電界強度の測定対象となる周波数を、サービ
スキャリアが設置され得る最低周波数にセットすること
を意味する。さらに、変数qは、第3実施形態と同様
に、対象とするQ個の周波数を、低周波数側から数えた
場合の序数を意味する。なお、周波数配置については、
この第4実施形態では、第3実施形態と同様に200k
Hz間隔としても良いし、それ以外でも良い。
【0054】続いて、ステップSd2において、制御部
10は、電界強度測定装置16に対し、現時点の周波数
fmにおける電界強度を測定するように指示する。これ
により、電界強度測定装置16は、周波数fmにおける
電界強度を実際に測定して、測定した電界強度Emを、
制御部10に返信する。
【0055】次に、ステップSd3において、制御部1
0は、返信された電界強度Emが予め設定されたしきい
値Ethよりも大きいか否かを判別する。この判別結果が
否定的であれば、制御部10は、電界強度の測定対象と
する周波数を変更すべく、ステップSd8において変数
mを「1」だけインクリメントして、処理手順をステッ
プSd2に戻す。一方、この判別結果が肯定的であれ
ば、制御部10は、ステップSd4において、第1に、
しきい値Ethを越えた電界強度Emに対応する周波数f
mから、キャリアの帯域幅ΔFの半分だけ高周波寄りの
周波数を、サービスキャリアの中心周波数と推定し、第
2に、推定した中心周波数の前後に位置する周波数
C1、f C2、…、fCQのQ個を、サービスキャリアの中
心周波数として、それぞれ設定する。
【0056】続くステップSd5において、制御部10
は、セルサーチ実行部18に対し、現時点において変数
qに対応するキャリア、すなわち、周波数fCQを中心と
するとともに、周波数情報で規定される帯域幅のサービ
スキャリアを対象として、セルサーチを実行するように
指示する。これにより、セルサーチ実行部18は、上述
した第1実施形態と同様に、逆拡散処理を実行して、周
波数fCQを中心とするサービスキャリアについて、報知
情報(BCCH情報)の取得を試みる。
【0057】そして、ステップSd6において、制御部
10は、セルサーチ実行部18が報知情報を取得したか
否かを判別し、この判別結果が肯定的であれば、ステッ
プSd7において、圏内待受状態に移行させる。一方、
セルサーチ実行部18が報知情報を取得できなかった場
合、制御部10は、ステップSd9において、現時点の
変数qが候補個数Qを越えるか否かを判別する。この判
別結果が否定的であれば、ステップSd10において制
御部10は、セルサーチの候補を変更すべく、変数qを
「1」だけインクリメントした後、処理手順をステップ
Sd5に戻して、変更後のサービスキャリアを対象とし
てセルサーチを実行するようにセルサーチ実行部18に
指示する。また、この判別結果が肯定的であれば、制御
部10は、ステップSd11において、現時点の周波数
fmに、サービスキャリアの帯域幅ΔFを加算した値を
新たな周波数fmとしてセットした後、処理手順をステ
ップSd1に戻す。これにより、電界強度の測定周波数
は、帯域幅ΔFだけ高周波寄りに一気にシフトする。こ
れは、推定したサービスキャリアが存在しないと判断し
たからであり、この帯域内において、再び電界強度を測
定しても無意味に帰するからである。
【0058】このように第4実施形態では、第1に、サ
ービスキャリアが設置され得る周波数帯域において、低
周波数側から高周波数側に向かって、連続的に電界強度
を測定し、第2に、測定した電界強度がしきい値Ethを
越えた時点で、その測定周波数fmから、サービスキャ
リアの帯域幅ΔFの半分だけ高周波寄りの周波数を、サ
ービスキャリアの中心周波数と推定して、セルサーチを
実行する構成となっている。このため、第4実施形態で
は、移動機100が、サービスキャリアに関する情報を
有していない場合であっても、セルサーチの対象となる
サービスキャリアがQ個に絞り込まれるので、電力消費
の大きな逆拡散処理の実行回数を低減することが可能と
なる。なお、第4実施形態でも、低周波数側に位置する
ものから高周波数側に向かった順番にて、電界強度を測
定したり、サービスキャリアの中心周波数を候補化した
りしたが、この順番は問われない。例えば、高周波数側
に位置するものから順番としても良い。
【0059】<第5実施形態>上述した第3または第4
実施形態では、移動機100が、サービスキャリアに関
する情報を有していない場合であっても、測定した電界
強度Emがしきい値Ethを越える帯域にサービスキャリ
アが存在すると推定して、セルサーチを実行するもので
あったが、推定したサービスキャリアが実際に特定する
ことができたならば、ある程度の周波数情報から、その
他のサービスキャリアについても推定することができ
る。例えば図10に示されるように、セルサーチによっ
て中心周波数fc1’とするサービスキャリアを特定した
場合、予め記憶装置14内に記憶されたサービスキャリ
アが設置される周波数ピッチΔFpの情報から、特定し
たサービスキャリア以外のサービスキャリアにおける中
心周波数fc2’、fc3’、…、fcN’を推定することが
できる。
【0060】そこで、このように他のサービスキャリア
についても推定する第5実施形態について説明すること
にする。図11は、この動作手順を示すフローチャート
である。まず、記憶装置14に、サービスキャリアに関
する情報を記憶していない場合、制御部10は、上述し
た第3実施形態でのステップSc7以前の処理、また
は、上述した第4実施形態でのステップSd4以前の処
理によって、周波数をシフトさせて、その電界強度を測
定するとともに、サービスキャリアの存在する周波数帯
域を推定する(ステップSe1)。
【0061】次に、ステップSe2において、制御部1
0は、セルサーチ実行部18に対し、推定したサービス
キャリアを対象として、セルサーチを実行するように指
示する。これにより、セルサーチ実行部18は、逆拡散
処理を実行して、報知情報(BCCH情報)の取得を試
み、すなわち、サービスキャリアの特定を試みる。そし
て、ステップSe3において、制御部10は、セルサー
チ実行部18が報知情報を取得したか否かを判別し、こ
の判別結果が否定的であれば、処理手順をステップSe
1に戻して、再度サービスキャリアを推定する一方、こ
の判別結果が肯定的であれば、ステップSe4において
圏内待受状態に移行させる。
【0062】さらに、ステップSe5において制御部1
0は、特定したサービスキャリアの中心周波数fc1
と、周波数ピッチΔFpの情報とから、特定したサービ
スキャリア以外のサービスキャリアにおける中心周波数
c2’、fc3’、…、fcN’を推定し、これを記憶装置
14に記憶する。
【0063】このように、移動機100内の記憶装置
に、サービスキャリアに関する情報を記憶していない場
合であっても、第5実施形態によって、通信可能なサー
ビスキャリアの中心周波数が推定・記憶されるので、後
において、効率的なサービスキャリアを選択することが
可能となる。
【0064】<第6実施形態>次に、本発明の第6実施
形態について説明する。図12に示されるように、移動
機100が、無線基地局BSの配下とするセルに在圏し
ていない状態を想定する。この状態では、移動機100
は、通信可能なサービスキャリアを特定する必要がある
が、単純にセルサーチ動作を繰り返すだけでは、電力が
消費されるので、待受時間が短縮化してしまう。そこ
で、第6実施形態では、サービスキャリアを特定できな
かった回数をカウントし、該回数が一定値を越えた場合
に電界強度を測定して、セルサーチの候補を選定するこ
とにした。
【0065】図13は、第6実施形態における動作手順
を示すフローチャートである。まず、制御部10は、ス
テップSf1において、セルサーチの連続実行回数を示
す変数kを、「0」にリセットする。次に、ステップS
f2において、制御部10は、セルサーチ実行部18に
対し、ある一のサービスキャリアを対象とするセルサー
チを実行するように指示する。これにより、セルサーチ
実行部18は、逆拡散処理を実行して、報知情報(BC
CH情報)の取得を試みる。
【0066】そして、ステップSf3において、制御部
10は、セルサーチ実行部18が報知情報(BCCH情
報)を取得したか否かを判別し、この判別結果が肯定的
であれば、ステップSf4において、圏内待受状態に移
行させる。一方、セルサーチ実行部18が報知情報を取
得できなかった場合、制御部10は、ステップSf5に
おいて、現時点の変数kが予め設定された実行回数の上
限値kmaxよりも大きいか否かを判別する。
【0067】この判別結果が否定的であれば、制御部1
0は、ステップSf6において、セルサーチの実行に伴
って変数kを「1」だけインクリメントした後、処理手
順をステップSf2に戻して、再度セルサーチを実行す
るようにセルサーチ実行部18に指示する。また、ステ
ップSf5における判別結果が肯定的である場合、制御
部10は、ステップSf7において、電界強度測定装置
16に対し電界強度を測定するように指示した後、ステ
ップSf8において、測定された電界強度から、セルサ
ーチの候補となるサービスキャリアを選定したか否かを
判別する。なお、ステップSf7での電界強度の測定、
および、ステップSf8での候補となるサービスキャリ
アの選定については、上述した第1から第5まで実施形
態のうち、いずれかの手法を用いることができる。
【0068】ここで、セルサーチの候補となるサービス
キャリアを選定できなければ、制御部10は、処理手順
をステップSf7に戻して、セルサーチの候補となるサ
ービスキャリアを選定するまで、電界強度測定装置16
に対し電界強度の測定を繰り返し実行させる。一方、セ
ルサーチの候補となるサービスキャリアを選定すること
ができれば、制御部10は、処理手順をステップSf1
に移行させ、変数kを「0」にリセットした後、候補に
選定したサービスキャリアを対象としたセルサーチを、
セルサーチ実行部18に指示する。
【0069】このように第6実施形態によれば、セルサ
ーチの連続実行回数がしきい値kmaxを越えると、セル
サーチの候補となるサービスキャリアが選定されるま
で、電界強度が繰り返し実行されることになる。ここ
で、電界強度の測定によって消費される電力は、セルサ
ーチにおける逆拡散処理によって消費される電力よりも
小さい。このため、移動機100が圏外に位置する場合
に消費される電力を抑えることが可能となる。また、移
動機100が圏外から圏内に移動したとき、ステップS
f2におけるセルサーチによって、直ちにサービスキャ
リアが特定されるので、圏内待受状態に移行するまでの
時間が長期化することもない。
【0070】<第7実施形態>次に、本発明の第7実施
形態について説明する。電源投入直後において、記憶装
置14にサービスキャリアに関する情報を記憶していな
い場合に、移動機100は、通信可能なサービスキャリ
アを特定する必要があるが、単純にセルサーチ動作を繰
り返すだけでは、電力が消費されるので、待受時間が短
縮化してしまう。そこで、第7実施形態では、電源投入
直後にサービスキャリアに関する情報を記憶していない
場合に、電界強度を測定して、セルサーチの候補を選定
することにした。
【0071】図14は、第7実施形態における動作手順
を示すフローチャートである。まず、移動機100にお
いて電源が投入されると、制御部10は、ステップSg
1において記憶装置14内にサービスキャリアに関する
情報が記憶されているか否かを判別する。この判別結果
が否定的である場合、制御部10は、ステップSg2に
おいて、電界強度測定装置16に対し電界強度を測定す
るように指示した後、ステップSg3において、測定さ
れた電界強度から、セルサーチの候補となるサービスキ
ャリアを選定したか否かを判別する。なお、ステップS
g2での電界強度の測定、および、ステップSg3での
候補となるサービスキャリアの選定については、上述し
た第1から第5までの実施形態のうち、いずれかの手法
を用いることができる。
【0072】ここで、セルサーチの候補となるサービス
キャリアを選定することができなければ、制御部10
は、処理手順をステップSg2に戻して、セルサーチの
候補となるサービスキャリアを選定するまで、電界強度
測定装置16に対し電界強度の測定を繰り返し実行させ
る。一方、セルサーチの候補となるサービスキャリアを
選定することができれば、または、ステップSg1での
判別結果が肯定的であれば、制御部10は、処理手順を
ステップSg4に移行させて、候補に選定したサービス
キャリア、または、記憶された情報で示されるサービス
キャリアを対象としたセルサーチを、セルサーチ実行部
18に指示する。
【0073】そして、ステップSg5において、制御部
10は、セルサーチ実行部18が報知情報(BCCH情
報)を取得したか否かを判別し、この判別結果が肯定的
であれば、ステップSg6において、圏内待受状態に移
行させる。一方、セルサーチ実行部18が報知情報を取
得できなかった場合、制御部10は、ステップSg1に
戻す。
【0074】このように第7実施形態によれば、電源投
入直後において、サービスキャリアに関する情報が記憶
されていなければ、セルサーチの候補となるサービスキ
ャリアが選定されるまで、電界強度が繰り返し測定され
ることになる。上述したように、電界強度の測定によっ
て消費される電力は、セルサーチにおける逆拡散処理に
よって消費される電力よりも小さいので、移動機100
に電源が投入直後に消費される電力を抑えることが可能
となる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
DMA方式において、圏内待受状態に移行する際の逆拡
散処理を減らし、消費される電力を削減して、待受時間
の長期化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の各実施形態に係る移動機の構成を示
すブロック図である。
【図2】 本発明の第1実施形態において想定するサー
ビスキャリアを説明するための図である。
【図3】 第1実施形態の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図4】 本発明の第2実施形態において想定するサー
ビスキャリアを説明するための図である。
【図5】 第2実施形態の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図6】 本発明の第3実施形態におけるサービスキャ
リアの推定動作を説明するための図である。
【図7】 第3実施形態の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図8】 本発明の第4実施形態におけるサービスキャ
リアの推定動作を説明するための図である。
【図9】 第4実施形態の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図10】 本発明の第5実施形態における他のサービ
スキャリアの推定動作を説明するための図である。
【図11】 第5実施形態の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】 本発明の第6実施形態において移動機の位
置関係を説明するための図である。
【図13】 第6実施形態の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】 本発明の第7実施形態における動作手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…制御部 12…アンテナ 14…記憶装置 16…電界強度測定装置 18…セルサーチ実行部 100…移動機

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散信号のキャリアに対応
    した周波数における電界強度を測定する電界強度測定手
    段と、 前記電界強度測定手段によって測定された電界強度が、
    しきい値を越えているか否かを判別する電界強度判別手
    段と、 前記電界強度判別手段による判別結果が肯定的である場
    合に、圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべ
    く、受信したスペクトラム拡散信号を逆拡散処理する逆
    拡散処理手段とを具備することを特徴とするCDMA方
    式の無線機。
  2. 【請求項2】 スペクトラム拡散信号のキャリアに対応
    した周波数における電界強度を測定し、 測定した電界強度がしきい値を越えているか否かを判別
    し、 この判別結果が肯定的であれば、圏内待受に移行するの
    に必要な情報を取得すべく、受信したスペクトラム拡散
    信号を逆拡散処理することを特徴とするCDMA方式の
    圏内待受移行方法。
  3. 【請求項3】 前記判別結果が否定的であれば、再度、
    電界強度を測定することを特徴とする請求項2に記載の
    CDMA方式の圏内待受移行方法。
  4. 【請求項4】 スペクトラム拡散信号のキャリアが複数
    存在し得る場合に、これらのキャリアに対応した周波数
    における電界強度を順次測定し、 測定した電界強度がしきい値を越えているか否かを判別
    し、 この判別結果が肯定的であれば、圏内待受に移行するの
    に必要な情報を取得すべく、当該判別結果を満たす周波
    数に対応するキャリアにて、受信したスペクトラム拡散
    信号を逆拡散処理することを特徴とするCDMA方式の
    圏内待受移行方法。
  5. 【請求項5】 前記判別結果が否定的であれば、 電界強度の測定に戻って、当該判別結果の根拠となった
    周波数とは異なる周波数における電界強度を測定するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のCDMA方式の圏内待
    受移行方法。
  6. 【請求項6】 スペクトラム拡散信号のキャリアが複数
    存在し得る場合に、これらのキャリアに対応した周波数
    における電界強度を順次測定し、 測定した電界強度がしきい値を越えているか否かを判別
    し、 この判別結果が肯定的であれば、さらに、しきい値を越
    える電界強度が一定の帯域幅にわたっているか否かを判
    別し、 これらの判別結果が肯定的であれば、当該判別結果を満
    足する帯域から、キャリアを推定し、 圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべく、推定
    したキャリアにて、受信したスペクトラム拡散信号を逆
    拡散処理することを特徴とするCDMA方式の圏内待受
    移行方法。
  7. 【請求項7】 スペクトラム拡散信号のキャリアが複数
    存在し得る場合に、これらのキャリアに対応した周波数
    における電界強度を、低周波数から高周波数に向かっ
    て、または、高周波数から低周波数に向かって測定し、 測定した電界強度がしきい値を越えているか否かを判別
    し、 この判別結果が肯定的であれば、しきい値を越える電界
    強度に対応する周波数と予め記憶されたキャリア帯域幅
    の情報とから、キャリアを推定し、 圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべく、推定
    したキャリアにて、受信したスペクトラム拡散信号を逆
    拡散処理することを特徴とするCDMA方式の圏内待受
    移行方法。
  8. 【請求項8】 前記逆拡散処理により圏内待受に移行し
    た後に、 当該待受状態に移行するのに必要な情報を取得するため
    に用いたキャリア以外のキャリアを推定し、 推定したキャリアの情報を記憶することを特徴とする請
    求項6または7に記載のCDMA方式の圏内待受移行方
    法。
  9. 【請求項9】 圏内待受に移行するのに必要な情報を取
    得すべく、受信したスペクトラム拡散信号を逆拡散処理
    し、 前記逆拡散処理により、前記情報を取得したか否かを判
    別し、 この判別結果が否定的であれば、周辺の電界強度を測定
    し、 測定した電界強度から、スペクトラム拡散信号のキャリ
    アを選定し、 圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべく、選定
    したキャリアにて、受信したスペクトラム拡散信号を再
    度、逆拡散処理することを特徴とするCDMA方式の圏
    内待受移行方法。
  10. 【請求項10】 電源投入直後に、スペクトラム拡散信
    号のキャリアに関する情報を記憶しているか否かを判別
    し、 この判別結果が否定的であれば、 周辺の電界強度を測定し、 測定した電界強度から、スペクトラム拡散信号のキャリ
    アを選定し、 圏内待受に移行するのに必要な情報を取得すべく、選定
    したキャリアにて、受信したスペクトラム拡散信号を逆
    拡散処理することを特徴とするCDMA方式の圏内待受
    移行方法。
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