JP2002159024A - 視差画像撮像装置及び視差画像処理装置 - Google Patents

視差画像撮像装置及び視差画像処理装置

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JP2002159024A
JP2002159024A JP2001253598A JP2001253598A JP2002159024A JP 2002159024 A JP2002159024 A JP 2002159024A JP 2001253598 A JP2001253598 A JP 2001253598A JP 2001253598 A JP2001253598 A JP 2001253598A JP 2002159024 A JP2002159024 A JP 2002159024A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動きのある被写体の奥行きに関する情報を取
得することのできる画像撮像装置及び画像処理装置を提
供する。 【解決手段】 複数の視点位置の少なくとも1つにおい
て2回以上前記被写体を撮像し、残りの視点位置におい
て1回撮像する撮像装置200と、同一視点位置で2回
以上撮像することで得られた2枚以上の画像と前記同一
視点位置と異なる視点位置で撮像した画像に基づき前記
被写体の前記特定領域の奥行きを算出する処理ユニット
60を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の奥行きに
関する情報を取得する画像撮像装置、画像処理装置、画
像撮像方法、記録媒体、およびプログラムに関する。特
に本発明は、視差画像に基づいて被写体の奥行きに関す
る情報を取得する画像撮像装置、画像処理装置、画像撮
像方法、記録媒体、およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】被写体の位置情報を得るために、人間の
両眼立体視の機能を真似て、カメラを2台並べて、異な
る2つの視点から被写体を見た場合の視差画像を撮影
し、被写体の奥行き値を測定するステレオ撮影の技法が
古くからある。視点位置の違いから、被写体の像の位置
が視差画像上でずれることを検出し、像の位置ずれとカ
メラのレンズの焦点距離に基づいて、3角測量の原理に
よりカメラから被写体までの距離を測定する。また、特
許2611173号公報(登録日平成9年2月27日)
には少なくとも3つの撮像装置を用いて移動物の位置を
測定する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、少なく
とも3つの撮像装置による撮影を必須とするため、装置
が大掛かりになり、計算にかかる処理コストが大きくな
るという問題がある。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するた
めに、シンプルな装置で動きのある被写体の奥行きに関
する情報を取得することのできる画像撮像装置、画像処
理装置、画像撮像方法、記録媒体、およびプログラムを
提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲
における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成さ
れる。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、被写体の奥行きに関する情報を取得する画
像撮像装置は、複数の視点位置から被写体を撮像する撮
像部と、撮像部に複数の視点位置から異なるタイミング
で被写体を撮像させ、複数の視点位置の少なくとも1つ
の視点位置において2回以上被写体を撮像させる制御部
とを備える。
【0006】撮像部は、異なる複数の位置に設けられた
複数の撮像ユニットを有し、制御部は、複数の撮像ユニ
ットに異なるタイミングで被写体を撮像させ、複数の撮
像ユニットの少なくとも1つの撮像ユニットに2回以上
被写体を撮像させてもよい。撮像部の視点位置を複数の
位置に移動させる視点位置移動部をさらに備え、制御部
は、視点位置移動部に撮像部の視点位置を移動させつ
つ、視点位置で撮像部に被写体を順次撮像させ、複数の
視点位置の少なくとも1つの視点位置において2回以上
被写体を撮像させてもよい。
【0007】画像撮像装置は、1つの視点位置で2回以
上撮像することで得られた2枚以上の画像と1つの視点
位置と異なる視点位置で撮像した画像に基づき被写体の
特定領域の奥行きを算出してもよい。
【0008】画像撮像装置は、1つの視点位置で2回以
上撮像することで得られた2枚以上の画像と異なる視点
位置で撮像した画像に基づき被写体の特定領域の像の位
置のずれを検出する位置ずれ検出部をさらに備え、奥行
き算出部は、位置ずれ検出部が検出した位置ずれに基づ
いて、被写体の特定領域の奥行きを算出してもよい。
【0009】画像撮像装置は、1つの視点位置における
2以上の画像に基づき、異なる視点位置での撮像と同時
刻において1つの視点位置から撮像されたと仮定した場
合の被写体の特定領域の像を推定する推定画像生成部を
さらに備え、位置ずれ検出部は、異なる視点位置から見
た被写体の特定領域の像と、推定された被写体の特定領
域の像との位置のずれを検出してもよい。
【0010】画像撮像装置は、撮像部が被写体を撮像す
る時刻を設定する時刻設定部をさらに備え、推定画像生
成部は、1つの視点位置で複数回撮像した場合における
各撮像時刻と、各画像における被写体中の特定領域の像
の位置とに基づき、1つの視点位置における所定の時刻
の像の位置を推定してもよい。
【0011】撮像部は、外界の映像を結像する結像部と
結像部を透過した光の透過範囲を制限する少なくとも1
つの開口を有する光制限部を有し、視点位置移動部は、
光制限部を動かすことにより開口を複数の位置に移動さ
せて複数の位置を実現してもよい。
【0012】撮像部は、結像部と結像部を透過した光の
透過範囲を制限する複数の開口を有する光制限部を有
し、視点位置移動部は、複数の開口の少なくとも1つを
閉じることにより複数の位置を実現してもよい。
【0013】視点位置移動部は、少なくとも同一直線上
に並ばない3つの視点位置に、撮像部を移動させてもよ
い。撮像部は、少なくとも同一直線上に並ばない3つの
位置に、複数の撮像ユニットを有してもよい。
【0014】視点位置移動部は、撮像部を菱形の各頂点
と中心の5つの位置に移動させてもよい。
【0015】撮像部は、複数の撮像ユニットを、少なく
とも菱形の各頂点と中心の5つの位置に有してもよい。
撮像部は、2つの視点位置から被写体を撮像し、制御部
は、撮像部に2つの視点位置から被写体を交互に3回以
上撮像させてもよい。
【0016】被写体の奥行きに関する情報を取得する画
像処理装置であって、複数の異なる視点位置から異なる
タイミングで順次被写体を撮像した画像であって、少な
くとも同一の視点位置から撮像した2以上の画像を含む
複数の画像を入力する入力部と、同一視点位置における
2以上の画像に基づき、同一視点位置と異なる視点位置
での撮像と同時刻において同一視点位置から撮像された
と仮定した場合の被写体の特定領域の像を推定する推定
画像生成部と、同一視点位置と異なる視点位置から見た
被写体の特定領域の像と、推定された被写体の特定領域
の像との位置のずれを検出する位置ずれ検出部と、位置
ずれ検出部が検出した位置ずれに基づいて、被写体の特
定領域の奥行きを算出する奥行き算出部とを備えたこと
を特徴とする。
【0017】推定画像生成部は、同一視点位置で複数回
撮像した時刻と、被写体の特定領域の像の位置とに基づ
き、同一視点位置と異なる視点位置での撮像と同時刻
に、同一視点位置から被写体の特定領域の像を見た場合
の像の位置を推定してもよい。
【0018】推定画像生成部は、同一視点位置で複数回
撮像した被写体の特定領域の像の位置と大きさとに基づ
き、同一視点位置と異なる視点位置での撮像と同時刻
に、同一視点位置から被写体の特定領域の像を見た場合
の像の位置を推定してもよい。
【0019】推定画像生成部は、同一視点位置で撮像さ
れた2枚以上の画像における被写体の像の位置又は大き
さに変化がある領域と、被写体の像の位置及び大きさに
変化がない領域とに分け、変化のない領域について推定
画像を推定する場合に、同一視点位置で撮像された2枚
以上の画像の1枚を推定画像としてもよい。
【0020】入力部は、異なる2つの視点位置から交互
に被写体を撮像した複数の画像を入力し、推定画像生成
部は、一方の視点位置から撮像された一の画像と、一の
画像より前のタイミングで一方の視点位置から撮像され
た画像とを用いて、第1の推定処理を行い、さらに、第
1の推定処理の後に、一の画像より後のタイミングで一
方の視点位置から撮像された画像と、一の画像とを用い
て、第2の推定処理を行い、位置ずれ検出部は、第1の
推定処理と第2の推定処理の間に、一の画像と、他方の
視点位置から撮像した画像とを用いて、位置のずれを検
出してもよい。
【0021】被写体の奥行きに関する情報を取得する画
像撮像方法であって、第1の視点位置における第1の時
刻での被写体の第1の画像を撮像し、第2の視点位置に
おける第2の時刻での被写体の第2の画像を撮像し、第
1の視点位置における第3の時刻での被写体の第3の画
像を撮像し、第1の画像と第3の画像に基づいて第1の
視差位置における第2の時刻での被写体の特定領域の像
を推定し、推定した被写体の特定領域の像と第2の画像
における被写体の特定領域の像の位置のずれを検出し、
位置ずれに基づいて、被写体の特定領域の奥行きを算出
することを特徴とする。
【0022】被写体の奥行きに関する情報を取得するコ
ンピュータ用のプログラムを格納した記録媒体であっ
て、プログラムが、複数の異なる視点位置から順次被写
体を撮像した画像であって、少なくとも同一の視点位置
から撮像した2以上の画像を含む複数の画像を入力する
入力モジュールと、同一視点位置における2以上の画像
に基づき、同一視点位置と異なる視点位置での撮像と同
時刻において同一視点位置から撮像されたと仮定した場
合の被写体の特定領域の像を推定する推定画像生成モジ
ュールと、同一視点位置と異なる視点位置から見た被写
体の特定領域の像と、推定された被写体の特定領域の像
との位置のずれを検出する位置ずれ検出モジュールと、
位置ずれ検出部が検出した位置ずれに基づいて、被写体
の特定領域の奥行きを算出する奥行き算出モジュールと
を備えたことを特徴とする。
【0023】被写体の奥行きに関する情報を取得するコ
ンピュータ用のプログラムは、複数の異なる視点位置か
ら順次前記被写体を撮像した画像であって、少なくとも
1つの同一の視点位置から撮像した2以上の画像を含む
複数の画像を入力する入力モジュールと、同一視点位置
における2以上の画像に基づき、同一視点位置と異なる
視点位置での撮像と同時刻において同一視点位置から撮
像されたと仮定した場合の被写体の特定領域の像を推定
する推定画像生成モジュールと、同一視点位置と異なる
視点位置から見た被写体の特定領域の像と、推定された
被写体の特定領域の像との位置のずれを検出する位置ず
れ検出モジュールと、位置ずれ検出部が検出した位置ず
れに基づいて、被写体の特定領域の奥行きを算出する奥
行き算出モジュールとを備える。
【0024】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0026】(実施形態1) 本発明の第1の実施形態
を説明する。図1は、撮像装置200の機能説明図であ
る。撮像装置200は、制御部202と、視点位置移動
部204と、時刻設定部206と、撮像部208とを有
する。制御部202、視点位置移動部204、時刻設定
部206、撮像部208は、それぞれ後述する撮像系C
PU50、レンズ駆動部42、シャッタ駆動部48、撮
像ユニット20としてデジタルカメラ10の中で実現さ
れてもよい。以下デジタルカメラ10で詳しく述べる。
【0027】図2は、画像撮像装置の一例としてのデジ
タルカメラ10の構成図である。デジタルカメラ10に
は、デジタルスチルカメラや静止画像を撮影できるデジ
タルビデオカメラ等が含まれる。デジタルカメラ10
は、主に撮像ユニット20、撮像制御ユニット40、処
理ユニット60、表示ユニット100、および操作ユニ
ット110を含む。
【0028】撮像ユニット20は、撮影および結像に関
する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20
はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、
絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィル
タ)28、固体撮像素子の一例であるCCD30、およ
び撮像信号処理部32を含む。撮影レンズ22は、フォ
ーカスレンズやズームレンズ等からなる。この構成によ
り、被写体像がCCD30の受光面上に結像する。結像
した被写体像の光量に応じ、CCD30の各センサエレ
メント(図示せず)に電荷が蓄積される(以下その電荷
を「蓄積電荷」という)。蓄積電荷は、リードゲートパ
ルスによってシフトレジスタ(図示せず)に読み出さ
れ、レジスタ転送パルスによって電圧信号として順次読
み出される。
【0029】デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ
機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッ
タは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するため
に、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレ
インが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電
荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲート
の制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するた
めの時間、すなわちシャッタ速度が制御できる。
【0030】CCD30から出力される電圧信号、すな
わちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成
分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。
つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要
なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、そ
の結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジ
タル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力す
る。
【0031】撮像ユニット20はさらに、ファインダ3
4とストロボ36を有する。ファインダ34には図示し
ないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメイン
CPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示
できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄
えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれ
が発光することで機能する。
【0032】撮像制御ユニット40は、レンズ駆動部4
2、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ
駆動部48、それらを制御する撮像系CPU50、測距
センサ52、および測光センサ54をもつ。レンズ駆動
部42などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等
の駆動手段を有する。後述のレリーズスイッチ114の
押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定
し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測定され
た距離のデータ(以下単に「測距データ」という)およ
び被写体輝度のデータ(以下単に「測光データ」とい
う)は撮像系CPU50へ送られる。撮像系CPU50
は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基
づき、レンズ駆動部42とフォーカス駆動部44を制御
して撮影レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行
う。また撮像系CPU50は、視差画像を撮像するため
に、レンズ駆動部42を制御して撮影レンズ22の位置
を移動させる。
【0033】撮像系CPU50は、1画像フレームのR
GBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づい
て絞り値とシャッタ速度を決定し、またシャッタを駆動
させるタイミングを決定する。決定された値にしたが
い、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそれぞれ絞
り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
【0034】撮像系CPU50はまた、測光データに基
づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り26の
絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したと
き、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計
算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処
理部32へ出力される。
【0035】処理ユニット60は、デジタルカメラ10
全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインC
PU62と、これによって制御されるメモリ制御部6
4、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮
伸張処理部78、通信I/F部80を有する。メインC
PU62は、シリアル通信などにより、撮像系CPU5
0との間で必要な情報をやりとりする。メインCPU6
2の動作クロックは、クロック発生器88から与えられ
る。クロック発生器88は、撮像系CPU50、表示ユ
ニット100に対してもそれぞれ異なる周波数のクロッ
クを提供する。
【0036】メインCPU62には、キャラクタ生成部
84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池
でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。
このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時
刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生
成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生
し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
【0037】メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66
とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66
は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能な
ROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザー
による設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ
10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されて
いる。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCP
U62のブートプログラムやシステムプログラムなどが
格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にD
RAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成
される。メインメモリ68は、撮像ユニット20から出
力されたデータを格納するフレームメモリとしての機
能、各種プログラムをロードするシステムメモリとして
の機能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮
発性メモリ66とメインメモリ68は、処理ユニット6
0内外の各部とメインバス82を介してデータのやりと
りを行う。
【0038】YC処理部70は、デジタル画像データに
YC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−
Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制
御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。
圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信
号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮され
たデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプシ
ョン装置制御部74を介してオプション装置76の一種
であるメモリカードへ書き込まれる。
【0039】処理ユニット60はさらにエンコーダ72
をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力
し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変
換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装
置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場
合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介し
て圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸
張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエン
コーダ72によってビデオ信号へ変換される。
【0040】オプション装置制御部74は、オプション
装置76に認められる信号仕様およびメインバス82の
バス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置
76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変
換などを行う。デジタルカメラ10は、オプション装置
76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCM
CIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよ
い。その場合、オプション装置制御部74は、PCMC
IA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
【0041】通信I/F部80は、デジタルカメラ10
がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−23
2C、イーサネット(登録商標)、Bluetoot
h、IrDAなどの仕様に応じたプロトコル変換等の制
御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてドライバ
ICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネクタ9
2を介して通信する。そうした標準的な仕様のほかに、
例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器と
の間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成として
もよい。
【0042】表示ユニット100は、LCDモニタ10
2とLCDパネル104を有する。それらはLCDドラ
イバであるモニタドライバ106、パネルドライバ10
8によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102
は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けら
れ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍
率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体
画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さ
な白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE
/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発
光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情
報を簡易的に表示する。
【0043】操作ユニット110は、ユーザーがデジタ
ルカメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示
するために必要な機構および電気部材を含む。パワース
イッチ112は、デジタルカメラ10の電源のオンオフ
を決める。レリーズスイッチ114は、半押しと全押し
の二段階押し込み構造になっている。一例として、半押
しでAFおよびAEがロックし、全押しで撮影画像の取
込が行われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メイ
ンメモリ68、オプション装置76等に記録される。操
作ユニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモ
ードダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けても
よく、それらは図2において機能設定部116と総称さ
れている。操作ユニット110で指定できる動作または
機能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効
果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等があ
る。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。
【0044】以上の構成による主な動作は以下のとおり
である。まずデジタルカメラ10のパワースイッチ11
2がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メイン
CPU62は、機能設定部116の状態を読み込むこと
で、デジタルカメラ10が撮影モードにあるか再生モー
ドにあるかを判断する。
【0045】カメラが撮影モードにあるとき、メインC
PU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視
する。半押し状態が検出されたとき、メインCPU62
は測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ測
光データと測距データを得る。得られたデータに基づい
て撮像制御ユニット40が動作し、撮影レンズ22のピ
ント、絞りなどの調整が行われる。調整が完了すると、
LCDモニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示
してユーザーにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッ
チ114の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ1
14が全押しされると、所定のシャッタ時間をおいてシ
ャッタ26が閉じられ、CCD30の蓄積電荷が撮像信
号処理部32へ掃き出される。撮像信号処理部32によ
る処理の結果生成されたデジタル画像データはメインバ
ス82へ出力される。デジタル画像データは一旦メイン
メモリ68へ格納され、この後YC処理部70と圧縮伸
張処理部78で処理を受け、オプション装置制御部74
を経由してオプション装置76へ記録される。記録され
た画像は、フリーズされた状態でしばらくLCDモニタ
102に表示され、ユーザーは撮影画像を知ることがで
きる。以上で一連の撮影動作が完了する。
【0046】一方、デジタルカメラ10が再生モードの
場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介して
メインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、
これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示
する。この状態でユーザーが機能設定部116にて「順
送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画
像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ
102へ表示される。
【0047】本実施形態において、撮像ユニット20
は、2以上の異なる視点位置から被写体の視差画像を撮
像する。
【0048】図3は、撮像ユニット20の撮影レンズ2
2の構成の一例である。これは撮影レンズ22をデジタ
ルカメラ10の正面から見た図である。撮影レンズ22
が1つ設けられ、レンズ駆動部42が撮影レンズ22を
視点位置22R、22Lに移動させて、被写体を異なる
視点から見た場合の視差画像をCCD30に撮像する。
【0049】また、レンズ駆動部42が撮像ユニット2
0全体を移動させることにより異なる視点位置での撮像
を実現してもよい。このようにレンズ等撮像ユニットの
一部又は撮像ユニット全体を移動させて異なる視点位置
で撮像するモーションステレオ法は、二台以上のカメラ
を用いる複眼ステレオ法による撮像より、装置が簡単で
小さく、経済的であり、また撮像装置のピント等撮像条
件の調整が容易である。
【0050】撮像ユニット20のCCD30は、各々の
視点位置に対して別個に設けられ、撮像レンズ22が、
それぞれの視点位置で結像する被写体の像を受光しても
よい。また、2つの視点位置で結像する被写体の像を受
光できる共通のCCD30を1つ設けてもよい。
【0051】本実施形態のCCD30は、固体撮像素子
の一例である。固体撮像素子は、半導体化および集積化
された撮像素子で、構造上、半導体基板上に光電変換と
電荷の蓄積機能をもった画素群を二次元的に配列したも
のである。固体撮像素子は、撮影レンズ22によって結
像された光を受光し、光電変換作用によって電荷を蓄積
する。蓄積された電荷像は一定の順序に走査され、電気
信号として読み出される。
【0052】固体撮像素子は、基本的に、外部から入射
する光を受光して光電変換を行うための受光素子部を含
む半導体素子と、半導体素子を収納するパッケージと、
受光素子部への光の入射を可能にするため、パッケージ
の半導体素子と対向する位置に配置された透明保護部材
と、透明保護部材の外側表面あるいは内側において、透
明保護部材よりも高い遮光性を有する遮光部材から構成
されていることが好ましい。これにより、撮像される画
像の品質を向上させることができる。さらに透明保護部
はマイクロレンズの機能を持つことにより、結像される
画像の解像度を向上させてもよい。受光素子部と透明保
護部の間に、または、透明保護部の上または透明保護部
中にカラーフィルタを設け、カラーの画像を撮像できる
ようにしてもよい。
【0053】本実施形態のCCD30は、視差画像にお
ける視差を正確に検出できるように、解像度が十分に高
い電荷結合素子(CCD)1次元イメージセンサ(リニ
アセンサ)又は2次元イメージセンサ(エリアセンサ)
イメージセンサであることが望ましい。固体撮像素子と
してCCD以外に、MOSイメージセンサ、CdS−S
e密着型イメージセンサ、a−Si(アモルファスシリ
コン)密着型イメージセンサ、又はバイポーラ密着型イ
メージセンサのいずれかを用いてもよい。
【0054】さらに、撮影レンズ22は視差撮影用の光
学レンズ系以外に本撮影用の光学レンズ系を有し、本撮
影用の光学レンズ系と視差撮影用の撮影レンズ系が、被
写体の画像及び視差画像をそれぞれ異なる2つのCCD
30に撮像してもよい。本撮影用の光学レンズ系は、標
準の光学レンズであってもよく、視野角の広い広角レン
ズまたは魚眼レンズであってもよい。本撮影用の光学レ
ンズ系が像を受光させるCCD30と、視差撮影用の光
学レンズ系が像を受光させるCCD30とで、CCDの
解像度や感度が異なっていてもよい。
【0055】本実施形態の処理ユニット60は、撮像ユ
ニット20が撮像した被写体の視差画像に基づいて、被
写体の奥行き情報を獲得する。
【0056】図4は、処理ユニット60の機能ブロック
図である。処理ユニット60は、視差画像記憶部302
と、推定画像生成部303と、位置ずれ検出部304
と、奥行き算出部308と、記録部310とを有する。
【0057】視差画像記憶部302は、撮像ユニット2
0が基準視点位置で2回、参照視点位置で1回撮像した
3以上の画像とこれらの画像が撮像された時刻とを記憶
する。時刻とは、撮像の相対的時刻でよく、撮像の時間
間隔等でよい。推定画像生成部303は、視差画像記憶
部302が記憶する3以上の画像の中から基準視点位置
で撮像された画像を選び、基準視点位置で撮像された2
以上の画像より、参照視点位置で撮像した時刻の基準視
点位置からの推定画像を生成する。推定画像の生成方法
は後述する。位置ずれ検出部304は、参照視点位置で
撮像された画像と推定画像とにおいて被写体の特定領域
の像の位置が視差によってずれる量を検出する。
【0058】奥行き算出部308は、位置ずれ検出部3
04が検出した複数の位置ずれ量を用いて、被写体の特
定領域の奥行き値を算出する。奥行き値の計算方法は三
角測量の原理に基づく。位置ずれ検出部304及び奥行
き算出部308によって、視差画像に撮像された被写体
の一部の領域または全部の領域について、被写体の奥行
き値が算出される。
【0059】奥行き算出部308は算出した被写体の奥
行き情報を撮像制御ユニット40へ入力し、撮像制御ユ
ニット40は、被写体の奥行き情報に基づいて、フォー
カス駆動部44、絞り駆動部46及びシャッタ駆動部4
8を制御して、フォーカス、絞り、シャッタ速度を調整
してもよい。
【0060】記録部310は、奥行き算出部308が算
出した被写体の奥行き情報、及び視差画像記憶部302
が記憶する被写体の視差画像をオプション装置76に記
録させる。
【0061】処理ユニット60の推定画像生成部30
3、位置ずれ検出部304、及び奥行き算出部308の
機能は一例として、図2のメインCPU62と、メイン
メモリ68や不揮発性メモリ66に格納またはロードさ
れたプログラムとの連携によって実現することができ
る。メインCPU62が内蔵メモリをもつ場合にはその
メモリに必要なプログラムを格納し、諸機能をファーム
ウエアとして実現してもよい。処理ユニット60の視差
画像記憶部302が記憶すべき視差画像データは、メイ
ンメモリ68または不揮発性メモリ66に記憶させるこ
とができる。また視差画像データは圧縮伸張処理部78
によって圧縮されてもよい。処理ユニット60の記録部
310の機能は一例として、オプション装置制御部74
によって実現することができる。また、ユーザの指示を
受け付ける操作ユニット110が被写体の画像の特定領
域を処理ユニット60に指示し、奥行き算出部308
は、ユーザが指定する特定領域について奥行き値を算出
してもよい。デジタルカメラ10において処理ユニット
60の上述の機能を実現する設計には相当の自由度があ
る。
【0062】図5は、本実施形態の撮像フローの一例を
説明する図である。撮像系CPU50は、前記したよう
に決定されたシャッタスピードに基づき撮像の時間間隔
T秒を決定し、レンズ駆動部42、シャッタ駆動部4
8、撮像ユニット20に決定した時間間隔T秒を伝える
(S100)。レンズ駆動部42は、レンズ22を視点
位置22Lに移動させ、シャッタ駆動部48と撮像ユニ
ット20は、連携により被写体を撮像し、画像L1を得
る(S102)。レンズ駆動部42は、レンズ22を視
点位置22Rに移動させ、シャッタ駆動部48と撮像ユ
ニット20は、連携により前回の撮像からT秒後に被写
体を撮像し、画像R2を得る(S104)。レンズ駆動
部42は、レンズ22を視点位置22Lに移動させ、シ
ャッタ駆動部48と撮像ユニット20は、連携により前
回の撮像からT秒後に被写体を撮像し、画像L3を得る
(S106)。
【0063】視差画像記憶部302は、画像L1、画像
R2及び画像L3の画像データと時間間隔Tのデータを
受け取り、記憶する(S107)。推定画像生成部30
3は、画像L1と画像L3とに基づき、画像R2が撮像
された時刻の視点位置22Lからの推定画像L2を推定
する(S110)。位置ずれ検出部304は、画像R2
と推定画像L2における被写体の特定領域の像の視差に
よる位置ずれ量を検出する(S112)。奥行き算出部
308は、位置ずれ量から被写体の特定領域の奥行き値
を三角測量の原理に基づき算出する(S114)。記録
部310は、受け取った奥行き値を記憶する(S11
6)。この撮像方法によると、動きのある被写体に対し
ても、モーションステレオ法で有効な被写体の奥行き値
を知ることができる。
【0064】図6は、被写体の像の中で、被写体の動き
が無視できる領域と無視できない領域とに分ける処理フ
ローである。視差画像記憶部302は、画像L1、画像
R2及び画像L3の画像データと時間間隔Tのデータを
受け取り、記憶する(S107)。推定画像生成部30
3は、画像の特定領域を選択する(S108)。推定画
像生成部303は、画像L1と画像L3の画像における
被写体の特定領域の像の位置及び大きさの違いが予め設
定した値以下であるか判断する(S109)。位置又は
大きさの違いが設定した値より大きい場合、図5の場合
と同様に推定画像L2を生成し(S110)、画像R2
と推定画像L2における被写体の特定領域の視差による
位置ずれ量を検出し(S112)、位置ずれ量から奥行
き値を算出し(S114)、記録部310は奥行き値を
記憶する(S116)。一方、位置及び大きさの違いが
設定した値より小さい場合、位置ずれ検出部304は画
像L1と画像R2における前記特定領域の像の位置ずれ
を検出し(S113)、奥行き算出部308は、位置ず
れ量から被写体の特定領域の奥行き値を三角測量の原理
に基づき算出し(S114)、記録部310は、受け取
った奥行き値を記憶する(S116)。この処理による
と、動きのほとんど無い特定領域では、画像推定の処理
を省くことができる。
【0065】また、画像L1と画像L3を複数の区画に
分けて、画像L1と画像L3の対応する区画の中の像が
一致するかどうかで区画を分け、一致しない区画では、
図5の場合と同様に推定画像L2を生成し(S11
0)、画像R2と推定画像L2における被写体の特定領
域の視差による位置ずれ量を検出し(S112)、位置
ずれ量から奥行き値を算出し(S114)、記録奥行き
値を記憶する(S116)。一致する区画では、位置ず
れ検出部304は画像L1と画像R2における前記特定
領域の像の位置ずれを検出し(S113)、奥行き算出
部308は、位置ずれ量から被写体の特定領域の奥行き
値を三角測量の原理に基づき算出し(S114)、記録
部310は、受け取った奥行き値を記憶する(S11
6)。この処理によると、動きのほとんど無い区画で
は、画像推定の処理を省くことができる。
【0066】推定画像生成方法について詳しく説明す
る。画像処理するときは被写体を細かい領域に分けて領
域毎に処理する。領域毎に奥行き値および動き量が異な
るからである。
【0067】図7は、人物の鼻を特定領域とし推定画像
生成方法の一例をあらわしたものである。撮像の時間間
隔は十分短いため被写体の動きによる位置変化は時間に
対して線形であると近似することができる。前記図5の
撮像フローのように等しい時間間隔で撮像した場合、
A、Bにおける画像L1ハナと画像L3ハナの中から対
応する特徴点を設定し、画像L1ハナの特徴点と、対応
する画像L3ハナの特徴点とを1:1に内分する点が対
応する推定画像L2ハナの特徴点となる。撮像の時間間
隔が異なる場合も内分点、外分点の計算で同様に算出で
きる。なお同一視点位置で3回以上撮像してもよく、こ
の場合被写体の動きによる位置変化は多項式近似してよ
く、これによるとさらによい近似になることは言うまで
もない。
【0068】図8は、人物の鼻を特定領域とした推定画
像生成方法の他の例をあらわしたものである。Aのよう
に画像L1ハナと画像L3ハナから特徴点の内分点、外
分点を算出することにより視点位置22Lからの被写体
の特定領域の推定画像群Lを推定できる。この推定画像
群Lの中から、Bの画像R2ハナの像の大きさが一致す
るものを画像R2ハナに対応する推定画像L2ハナとす
る。この推定方法によると、撮像の時刻の情報が無くて
も推定できる。また、被写体の動きが、直線に近ければ
加速していてもよい近似となる。図7で説明した推定方
法を補完するために用いてもよい。
【0069】図9は、撮像ユニット20の撮影レンズ2
2の構成の他の例で、撮像ユニット20を正面から見た
ものである。レンズ駆動部42は、撮像ユニット20の
視点位置(例えば撮影レンズ22)を少なくとも同一直
線上に並ばない3つの視点位置に移動させるのが好まし
い。特に本図で例示する形態では、レンズ駆動部42
は、撮像ユニット20の視点位置を菱形の中心と各頂点
の位置に移動させる。すなわち、視点位置は、菱形の中
心と各頂点の位置22a、22b、22c、22d、2
2eである。レンズ駆動部42は、撮像ユニット20の
視点位置を正方形の中心と各頂点の位置に移動させても
よい。被写体が、画像の中心から右又は左に大きくずれ
た場合、22aと22cの組み合わせでは視差による位
置のずれが小さくなり奥行き値の算出が困難な「死角」
ができる。この場合、22aと22bを組み合わせると
よい。死角を作らずに広い視野にわたって被写体を撮像
し視差による位置ずれを検出するためには、このように
5つの視点位置を設定すると効果的である。撮影レンズ
22が1つ設けられ、レンズ駆動部42が撮影レンズ2
2を移動させて、被写体を異なる視点から見た場合の視
差画像をCCD30に撮像する。2つの視点位置から見
た場合の2つの視差画像においては、奥行き値の算出が
困難な死角領域であっても、第3の視点位置から見た視
差画像を組み合わせることにより、死角領域を解消する
ことができ、広い視野にわたって被写体の奥行き情報を
高い精度で算出することができる。
【0070】図10は、撮像ユニット20が視点位置を
変える他の例である。絞り24は、光制限部の一例であ
る。レンズ22は固定で、絞り駆動部46が絞り24の
開口25をレンズ瞳面に平行に移動させる。図11のよ
うに、絞り24を回転させて開口25の位置を変えても
よい。また、複数の開口を液晶光シャッタで開閉させる
ことにより開口25の位置を変えてもよい。このように
開口の位置を変えることで複数の視点位置での撮像を可
能にする。被写体のなかでピントの合うピント面上にあ
る領域の像は開口25を移動させても前記像の位置は変
化しないが、ピントの合っていないいわゆるぼけた像は
開口25を移動させると、それにともない移動する。ま
たぼけた像の移動量はピント面からの距離にともない大
きくなり、このことを利用して奥行き値を得る。この場
合、絞り24を移動させるだけでよく、撮像ユニット2
0全体やレンズ22を移動させる場合に較べ可動部が小
さく軽量であるため、移動のシステムが簡単になり制御
も容易になる。また、視点位置の移動に要する時間も短
縮でき撮像間隔を短くできるので推定画像の推定精度も
よくなる。
【0071】以上述べたように、本実施形態の画像撮像
装置によれば、3次元方向に動いている被写体であって
も、動き成分をキャンセルした視差画像のペアを作るこ
とができる。モーションステレオ法は、小さな装置で経
済的に視差画像が撮れるという利点があったが、それぞ
れの視差画像は順次撮像された物であるため、撮像の時
刻が異なり、動いている被写体に対しては有効では無か
った。本実施形態によると、同一視点位置からの複数の
画像を用いて特定時刻の推定画像を推定し、他の視点位
置の画像とそれと同時に撮像されたと見なせる推定画像
とを組み合わせることにより、同時刻の視差画像のペア
をモーションステレオ法で作ることができ、有効な奥行
き値を求めることができる。
【0072】(実施形態2) 本発明の第2の実施形態
を説明する。図12は、画像処理装置の一例としての、
写真画像の現像や編集等を行うラボシステム350の構
成図である。本実施形態のラボシステム350は、入力
部352と、処理部354と、記録部356と、出力部
358とを有する。
【0073】入力部352は、被写体の画像データを入
力する。画像データとして、被写体を異なる視点から見
た場合の画像を入力する。デジタルカメラ等で撮影され
た対象物のデジタル画像を入力する場合、入力部352
には、半導体メモリカード等の着脱自在な記録媒体から
画像データを読み取るための読み取り装置が用いられ
る。また、フロッピーディスク、MO、CD−ROM等
から画像データを読み取る場合は、入力部210とし
て、それぞれフロッピードライブ、MOドライブ、CD
ドライブ等が用いられてもよい。
【0074】処理部354は、入力部352が入力した
画像を記憶し、被写体の奥行き情報を算出する。処理部
354は算出した奥行き情報を画像とともに記録部35
6に出力する。また処理部354は算出した奥行き情報
をもとに、被写体の画像を処理して、記録部356と出
力部358に出力してもよい。
【0075】記録部356は、処理部354が出力した
奥行き情報または画像データを着脱自在な記録媒体に記
録する。記録媒体として、書き込み可能なCD−RO
M、DVD等の光記録媒体や、MO等の光磁気記録媒
体、フロッピーディスク等の磁気記録媒体等が用いられ
る。記録部356として、CD−Rドライブ、DVDド
ライブ、MOドライブ、フロッピードライブ等が用いら
れる。また、記録部356は、フラッシュメモリ、メモ
リカード等の半導体メモリに奥行き情報または画像デー
タを記録してもよい。
【0076】出力部358は、処理部354が出力した
被写体の処理された画像データを画像として出力する。
例えば画像を画面表示する場合、出力部358には画像
を表示するモニタが用いられる。また例えば画像を印刷
する場合、出力部358にはデジタルプリンタやレーザ
プリンタ等のプリンタが用いられる。
【0077】図13は、処理部354の機能構成図であ
る。処理部354は、視差画像記憶部302と、推定画
像生成部303と、位置ずれ検出部304と、奥行き算
出部308と、画像変換部312とを有する。
【0078】視差画像記憶部302は、入力部352が
入力した被写体の3以上の画像のデータをRAM等の半
導体メモリまたはハードディスク等の磁気記録媒体に記
憶する。推定画像生成部303は、同一視点位置で複数
回撮像された2以上の画像に基づき、所定の時刻の前記
同一視点位置からの被写体の特定領域の像を推定する。
位置ずれ検出部304は、推定画像生成に用いられる視
点位置以外の視点位置において撮像された被写体の特定
領域の像と推定画像の組み合わせにおいて、被写体の特
定領域の像の位置が視差によってずれる量を検出する。
奥行き算出部308は、位置ずれ検出部304が検出し
た複数の位置ずれ量を用いて、被写体の特定領域の奥行
き値を算出する。
【0079】推定画像生成部303、位置ずれ検出部3
04及び奥行き算出部308が、画像に撮像された被写
体の一部の領域または全部の領域について、被写体の奥
行き情報を算出する処理については、第1の実施形態と
同じであるから、説明を省略する。
【0080】画像変換部312は、奥行き算出部308
が算出した被写体の奥行き情報に基づいて、被写体の画
像を処理する。画像変換部312は、被写体の奥行き情
報、視差画像、または処理された画像を記憶部356と
出力部358に出力する。
【0081】本実施形態の画像処理装置によれば、動い
ている被写体の視差画像を入力して、被写体の奥行き情
報を算出することができる。また算出された奥行き情報
に基づいて、画像処理を行い、CAD等の図面データを
作成することができる。さらに撮像の時間間隔を入力す
れば、特定領域毎に動きの速さと方向が算出できる。
【0082】(実施形態3) 次に、本発明の第3の実
施形態を説明する。図14は、画像処理装置の構成図で
ある。本実施形態の画像処理装置の基本的な構成及び動
作は、第2の実施形態の画像処理装置と同様である。本
実施形態では、画像処理装置の処理部354として、パ
ーソナルコンピュータやワークステーション等の電子計
算機を用いる点が、第2の実施形態と異なる。
【0083】図14を参照しながら、本実施形態の処理
部354のハードウエア構成を説明する。CPU230
はROM232及びRAM234に格納されたプログラ
ムに基づいて動作する。キーボード、マウス等の入力装
置231を介して利用者によりデータが入力される。ハ
ードディスク233は、画像等のデータ、及びCPU2
30を動作させるプログラムを格納する。CD−ROM
ドライブ235はCD−ROM290からデータ又はプ
ログラムを読み取り、RAM234、ハードディスク2
33及びCPU230の少なくともいずれかに提供す
る。
【0084】CPU230が実行するプログラムの機能
構成は、第2の実施形態の画像処理装置の処理部354
の機能構成と同じであり、視差画像記憶モジュールと、
推定画像生成モジュールと、位置ずれ検出モジュール
と、奥行き算出モジュールと、画像変換モジュールとを
有する。
【0085】視差画像記憶モジュール、推定画像生成モ
ジュール、位置ずれ検出モジュール、奥行き算出モジュ
ール、及び画像変換モジュールが、CPU230に行わ
せる処理は、それぞれ、第2の実施形態の画像処理装置
の処理部354における、視差画像記憶部302、推定
画像生成部303、位置ずれ検出部304、奥行き算出
部308、及び画像変換部312の機能及び動作と同じ
であるから、説明を省略する。これらのプログラムは、
CD−ROM290等の記録媒体に格納されて利用者に
提供される。記録媒体の一例としてのCD−ROM29
0には、本出願で説明した画像処理装置の動作の一部又
は全ての機能を格納することができる。
【0086】上記のプログラムは記録媒体から直接RA
M234に読み出されてCPU230により実行されて
もよい。あるいは、上記のプログラムは記録媒体からハ
ードディスク233にインストールされ、RAM234
に読み出されてCPU230により実行されてもよい。
【0087】記録媒体としては、CD−ROM290の
他にも、ハードディスク、ROMやRAM等のメモリ、
DVDやPD等の光学記録媒体、フロッピーディスクや
ミニディスク(MD)等の磁気記録媒体、MO等の光磁
気記録媒体、テープ状記録媒体、不揮発性の半導体メモ
リカード等を用いることができる。
【0088】上記のプログラムは、単一の記録媒体に格
納されてもよいし、複数の記録媒体に分割されて格納さ
れてもよい。また、上記プログラムは記録媒体に圧縮さ
れて格納されてもよい。圧縮されたプログラムは伸張さ
れ、RAM234等の別の記録媒体に読み出され、実行
されてもよい。さらに、圧縮されたプログラムはCPU
230によって伸張され、ハードディスク233等にイ
ンストールされた後、RAM234等の別の記録媒体に
読み出され、実行されてもよい。
【0089】さらに、記録媒体の一例としてのCD−R
OM290は、通信ネットワークを介して、ホストコン
ピュータによって提供される上記のプログラムを格納し
てもよい。記録媒体に格納された上記のプログラムは、
ホストコンピュータのハードディスクに格納され、通信
ネットワークを介してホストコンピュータから当該コン
ピュータに送信され、RAM234等の別の記録媒体に
読み出され、実行されてもよい。
【0090】上記のプログラムを格納した記録媒体は、
本出願の画像処理装置を製造するためにのみ使用される
ものであり、そのような記録媒体の業としての製造およ
び販売等が本出願に基づく特許権の侵害を構成すること
は明らかである。
【0091】(実施形態4) 次に、本発明の第4の実
施形態を説明する。本実施形態の画像撮像装置の一例
は、カメラを内蔵したノート型コンピュータやカメラを
内蔵した携帯型電子端末等の電子機器等である。これら
の場合、ノート型コンピュータや携帯型電子端末の電子
計算機部分は主に図14に示した処理部354として機
能する。本実施形態の画像撮像装置は、第1の実施形態
の画像撮像装置の処理ユニット60を、図14に示した
処理部354のハードウエア構成に換えたものである。
本実施形態の画像撮像装置の基本的な構成及び動作は、
第1の実施形態の画像撮像装置と同様である。
【0092】本実施形態の処理部354のハードウエア
構成は、第3の実施形態の処理部354のハードウエア
構成と同じであるから説明を省略する。CPU230が
実行するプログラムの機能構成は、第1の実施形態の画
像撮像装置の処理ユニット60の機能構成と同じであ
り、視差画像記憶モジュールと、推定画像生成モジュー
ルと、位置ずれ検出モジュールと、奥行き算出モジュー
ルと、記録モジュールとを有する。
【0093】視差画像記憶モジュール、推定画像生成モ
ジュール、位置ずれ検出モジュール、奥行き算出モジュ
ール、及び画像変換モジュールが、CPU230に行わ
せる処理は、それぞれ、第2の実施形態の画像撮像装置
の処理部354における、視差画像記憶部302、推定
画像生成部303、位置ずれ検出部304、奥行き算出
部308、及び記録部310の機能及び動作と同じであ
るから、説明を省略する。これらのプログラムは、CD
−ROM290等の記録媒体に格納されて利用者に提供
される。記録媒体の一例としてのCD−ROM290に
は、本出願で説明した画像撮像装置の動作の一部又は全
ての機能を格納することができる。
【0094】上記のプログラムを格納した記録媒体は、
本出願の画像撮像装置を製造するためにのみ使用される
ものであり、そのような記録媒体の業としての製造およ
び販売等が本出願に基づく特許権の侵害を構成すること
は明らかである。
【0095】以上述べたように、本発明の画像撮像装置
及び画像処理装置によれば、動いている被写体に対して
も、2以上の異なる視点位置から撮像した被写体の画像
であって、同一視点位置で撮像した2以上の画像を含む
複数の画像から、動きによる位置ずれを除いた視差画像
のペアを推定でき、被写体の特定領域の像の位置ずれを
検出することができ、位置ずれ量を用いて被写体の奥行
き値を求めることができる。
【0096】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0097】例えば、第1の実施形態では、撮像部が複
数の視点位置から異なるタイミングで被写体を撮像する
ことを実現する1つの方法として、1つの撮像ユニット
20の視点位置を移動させて、複数の視点位置から被写
体を順次撮像する形態について説明したが、他の方法と
して、複数の撮像ユニット20を異なる複数の位置に予
め設け、複数の撮像ユニット20に異なるタイミングで
被写体を順次撮像させてもよい。なお、この場合の撮像
ユニット20とは、物理的に異なる光学系を有する撮像
機器のことであり、例えば、複数の撮像ユニット20
は、光学系(撮影レンズ22等)および受光素子(CC
D)等をそれぞれ別個に有し、撮像信号処理部32やス
トロボ36等を共有する。
【0098】図15は、複数の撮像ユニット20を備え
た撮像部を被写体側から見た図である。撮像部は、異な
る複数の位置に設けられた複数の撮像ユニット20を有
する。すなわち、撮像部は、異なる複数の位置に撮像ユ
ニット20を設けることにより、複数の視点位置からの
被写体の撮像を実現する。制御部202は、時刻設定部
206と共に、複数の撮像ユニット20が被写体を撮像
するタイミングを制御し、複数の撮像ユニット20に異
なるタイミングで順次被写体を撮像させる。この際、制
御部202は、少なくとも1つの撮像ユニット20に2
回以上被写体を撮像させる。撮像部は、少なくとも同一
直線上に並ばない3つの位置に、複数の撮像ユニット2
0を有するのが好ましい。より好ましくは、撮像部は、
菱形の各頂点と中心の5つの位置に撮像ユニット20を
有する。撮像部は、正方形の各頂点と中心の5つの位置
に撮像ユニット20を有してもよい。
【0099】また、画像撮像装置は、2つの視点位置か
ら交互に被写体を撮像し、連続する3つの画像を用い
て、被写体の奥行き情報を算出してもよい。この場合、
画像撮像装置は、時系列で連続的に奥行き情報を算出で
き、例えば、立体動画像を生成することができる。
【0100】図16は、立体モデリングシステム500
の機能ブロックを示す。立体モデリングシステム500
も、本発明に係る画像撮像装置の一例である。立体モデ
リングシステム500は、被写体の奥行き情報を時系列
に連続して算出し、立体動画像を生成する。立体モデリ
ングシステム500は、制御部502と、時刻設定部5
06と、撮像部508と、視差画像記憶部510と、2
つの推定画像生成部512と、位置ずれ検出部514
と、奥行き算出部516と、出力部518とを備える。
特に、本例では、立体モデリングシステム500は、推
定画像生成部512として推定画像生成部512Lおよ
び推定画像生成部512Rを備える。更に、撮像部50
8は、2つの撮像ユニット20、すなわち、撮像ユニッ
ト20Lと撮像ユニット20Rとを有する。撮像ユニッ
ト20Lと撮像ユニット20Rは、異なる位置に設定さ
れる。
【0101】視差画像記憶部510、推定画像生成部5
12、位置ずれ検出部514、奥行き算出部516、お
よび撮像ユニット20は、それぞれ、第1の実施形態で
説明した、視差画像記憶部302、推定画像生成部30
3、位置ずれ検出部304、奥行き算出部308、およ
び撮像ユニット20と同様の機能を有する。また、制御
部502は、撮像ユニット20Lと撮像ユニット20R
に交互に被写体を撮像するように、撮像のタイミングを
決定し、時刻設定部506に出力する。時刻設定部50
6は、制御部502が決定したタイミングに従い、撮像
するタイミングを撮像部508に出力する。撮像部50
8は、受け取ったタイミングに従い、撮像ユニット20
Lと撮像ユニット20Rとに交互に撮像させ、撮像した
視差画像を視差画像記憶部510に出力する。
【0102】視差画像記憶部510は、受け取った視差
画像を、推定画像生成部512と位置ずれ検出部514
に出力する。特に、本例の視差画像記憶部510は、撮
像ユニット20Lが撮像した視差画像を推定画像生成部
512Lに出力し、撮像ユニット20Rが撮像した視差
画像を推定画像生成部512Rに出力する。推定画像生
成部512Lおよび推定画像生成部512Rは、それぞ
れ、異なるタイミングで撮像した画像を用いて、推定画
像を生成し、位置ずれ検出部514に出力する。
【0103】位置ずれ検出部は、第1の実施形態と同様
に、一方の撮像ユニット20で撮像した視差画像と、対
応する推定画像(一方の撮像ユニット20が撮像した時
刻に、他方の撮像ユニット20の視点位置からみえるで
あろう視差画像)とを用いて、位置ずれ量を検出し、奥
行き算出部516に出力する。奥行き算出部516は、
第1の実施形態と同様に、位置ずれ量を用いて、被写体
の奥行き値を算出し、出力部518に出力する。出力部
518は、受け取った奥行き値を用いて、被写体の立体
モデルを生成する。出力部518は、撮像した時間順に
立体モデルを出力することにより、動画像として出力し
てもよい。
【0104】図17は、立体モデリングシステム500
の処理フローを示す。制御部502は、時刻設定部50
6と協働して、撮像ユニット20Lおよび撮像ユニット
20Rに所定の時間間隔で交互に撮像するよう指示す
る。本例では、制御部502および時刻設定部506が
撮像を指示するタイミングは、順に、第1のタイミン
グ、第2のタイミング、第3のタイミングというように
続いていき、第1のタイミングでは、撮像ユニット20
Lが被写体を撮像し、第2のタイミングでは、撮像ユニ
ット20Rが被写体を撮像し、その後も同様に交互に撮
像する。撮像部508は、制御部502および時刻設定
部506からの指示に従い、第1のタイミングで撮像ユ
ニット20Lに被写体を撮像させて、画像L1を取得
し、視差画像記憶部510に出力する(S200)。同
様に、第2のタイミングでは、撮像ユニット20Rに被
写体を撮像させて、画像R2を取得し、視差画像記憶部
510に出力する(S204)。続いて、第3のタイミ
ングで撮像ユニット20Lが画像L3を取得し、視差画
像記憶部510に出力する(S208)。視差画像記憶
部510は、画像L1および画像L3を推定画像生成部
512Lに出力すると、推定画像生成部512Lは、画
像L1と画像L3を用いて、第2のタイミングに撮像ユ
ニット20Lから見えるであろう画像、すなわち、推定
画像L2を生成し、位置ずれ検出部514に出力する
(S212)。更に、視差画像記憶部510は、画像R
2を位置ずれ検出部514に出力すると(S216)、
位置ずれ検出部514は、推定画像L2と画像R2の位
置ずれ量を検出し、続いて、奥行き算出部516は、検
出した位置ずれ量を用いて、第2のタイミングにおける
被写体の奥行き量を算出し、出力部518に出力する
(S220)。
【0105】次に、撮像ユニット20Rが、第4のタイ
ミングで画像R4を撮像すると(S224)、推定画像
生成部512Rは、視差画像記憶部510を経由して取
得した、画像R2と画像R4を用いて、第3のタイミン
グの推定画像R3を生成し、位置ずれ検出部514に出
力する(S228)。位置ずれ検出部514は、更に、
視差画像記憶部510から画像L3を受け取ると(S2
32)、画像L3と推定画像R3の位置ずれ量を検出
し、続いて、奥行き算出部516は、検出した位置ずれ
量を用いて、第3のタイミングにおける被写体の奥行き
量を算出し、出力部518に出力する(S236)。次
に、撮像ユニット20Lが、第5のタイミングで画像L
5を撮像すると(S240)、推定画像生成部512L
は、視差画像記憶部510を経由して取得した、画像L
3と画像L5を用いて、第4のタイミングの推定画像L
4を生成し、位置ずれ検出部514に出力する(S24
4)。位置ずれ検出部514は、更に、視差画像記憶部
510から画像R4を受け取ると(S248)、画像R
4と推定画像L4の位置ずれ量を検出し、続いて、奥行
き算出部516は、検出した位置ずれ量を用いて、第4
のタイミングにおける被写体の奥行き量を算出し、出力
部518に出力する(S252)。
【0106】次に、撮像ユニット20Rが、第6のタイ
ミングで画像R6を撮像すると(S254)、推定画像
生成部512Rは、視差画像記憶部510を経由して取
得した、画像R4と画像R6を用いて、第5のタイミン
グの推定画像R5を生成し、位置ずれ検出部514に出
力する(S256)。位置ずれ検出部514は、更に、
視差画像記憶部510から画像L5を受け取ると(S2
60)、画像L5と推定画像R5の位置ずれ量を検出
し、続いて、奥行き算出部516は、検出した位置ずれ
量を用いて、第5のタイミングにおける被写体の奥行き
量を算出し、出力部518に出力する(S264)。以
下、同様に各タイミング毎に被写体の奥行き量を算出す
ることにより、出力部518は、所望する時刻の立体モ
デルを表示させることができる。更に、出力部518
は、立体モデルを時刻順に動画として表示してもよい。
また、立体モデリングシステム500は、処理装置であ
るプロセッサを、推定画像生成部512L、推定画像生
成部512R、および位置ずれ検出部514にそれぞれ
割り当てて処理してもよい。このように、被写体を2つ
の視点位置から交互に撮像し、連続するタイミングで撮
像した3つの画像を用いることにより、撮像から奥行き
値算出までのタイムラグを最小にすると共に、被写体の
奥行き値を効率よく算出することができる。
【0107】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば動きのある被写体の奥行きに関する情報を取得す
ることのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮像装置200の機能説明図である。
【図2】撮像装置の一例としてのデジタルカメラ10の
構成図である。
【図3】撮像装置200の撮像レンズ22の構成の一例
である。
【図4】処理ユニット60の機能説明図である。
【図5】撮像のフローチャートである。
【図6】画像処理のフローチャートである。
【図7】撮像の時刻に基づく画像推定方法の一例であ
る。
【図8】特定領域の大きさに基づく画像推定方法の一例
である。
【図9】撮像装置200の撮像レンズ22の構成の他の
例である。
【図10】撮像装置200の撮像レンズ22の構成の他
の例である。
【図11】絞り24の構成の一例である。
【図12】画像処理装置の一例である。
【図13】処理部354の機能説明図である。
【図14】画像処理装置の他の例である。
【図15】 複数の撮像ユニット20を備えた撮像部を
被写体側から見た図である。
【図16】 立体モデリングシステム500の機能ブロ
ック図である。
【図17】 立体モデリングシステム500の処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 20 撮像ユニット 22 レンズ 24 絞り 25 開口 30 CCD 40 撮像制御ユニット 42 レンズ駆動部 46 絞り駆動部 60 処理ユニット 100 表示ユニット 110 操作ユニット 200 撮像装置 202、502 制御部 204 視点位置移動部 206、506 時刻設定部 208、508 撮像部 232 ROM 235 記録媒体 302、510 視差画像記憶部 303、512 推定画像生成部 304、514 位置ずれ検出部 308、516 奥行き算出部 310 記憶部 350 ラボシステム 352 入力部 354 処理部 356 記録部 358、518 出力部 500 立体モデリングシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 H04N 5/232 Z 5L096 7/18 7/18 E Fターム(参考) 2F065 AA01 FF01 FF05 GG08 JJ03 JJ05 JJ26 LL30 NN02 QQ23 QQ31 QQ41 SS13 5B057 AA20 CA12 CB13 CC03 CD02 CD14 CH01 CH11 CH14 DA07 DA16 DB03 5C022 AA01 AB17 AC42 AC54 AC69 AC74 5C054 FC15 GA01 GA04 GB01 HA05 5C061 AB04 AB06 AB08 5L096 AA09 BA20 CA02 DA02 FA02 FA69 HA04 LA05 LA11

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の奥行きに関する情報を取得する
    画像撮像装置であって、 複数の視点位置から前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部に前記複数の視点位置から異なるタイミング
    で前記被写体を撮像させ、前記複数の視点位置の少なく
    とも1つの視点位置において2回以上前記被写体を撮像
    させる制御部とを備えることを特徴とする画像撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 前記撮像部は、 異なる複数の位置に設けられた複数の撮像ユニットを有
    し、 前記制御部は、前記複数の撮像ユニットに異なるタイミ
    ングで前記被写体を撮像させ、前記複数の撮像ユニット
    の少なくとも1つの前記撮像ユニットに2回以上前記被
    写体を撮像させることを特徴とする請求項1に記載の画
    像撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像部の視点位置を複数の位置に移
    動させる視点位置移動部をさらに備え、 前記制御部は、前記視点位置移動部に前記撮像部の前記
    視点位置を移動させつつ、前記複数の視点位置から異な
    るタイミングで前記撮像部に前記被写体を順次撮像さ
    せ、前記複数の視点位置の少なくとも1つの視点位置に
    おいて2回以上前記被写体を撮像させることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記画像撮像装置は、前記1つの視点位
    置で2回以上撮像することで得られた2枚以上の画像と
    前記1つの視点位置と異なる視点位置で撮像した画像に
    基づき前記被写体の前記特定領域の奥行きを算出する奥
    行き算出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の画像撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記画像撮像装置は、前記1つの視点位
    置で2回以上撮像することで得られた2枚以上の画像と
    前記異なる視点位置で撮像した画像に基づき前記被写体
    の特定領域の像の位置のずれを検出する位置ずれ検出部
    をさらに備え、前記奥行き算出部は、前記位置ずれ検出
    部が検出した前記位置ずれに基づいて、前記被写体の前
    記特定領域の奥行きを算出することを特徴とする請求項
    4に記載の画像撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記画像撮像装置は、前記1つの視点位
    置における2以上の画像に基づき、前記異なる視点位置
    での撮像と同時刻において前記1つの視点位置から撮像
    されたと仮定した場合の前記被写体の特定領域の像を推
    定する推定画像生成部をさらに備え、前記位置ずれ検出
    部は、前記異なる視点位置から見た前記被写体の特定領
    域の像と、前記推定された前記被写体の特定領域の像と
    の位置のずれを検出することを特徴とする請求項5に記
    載の画像撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記画像撮像装置は、前記撮像部が前記
    被写体を撮像する時刻を設定する時刻設定部をさらに備
    え、前記推定画像生成部は、前記1つの視点位置で複数
    回撮像した場合における各撮像時刻と、各画像における
    前記被写体中の特定領域の像の位置とに基づき、前記1
    つの視点位置における所定の時刻の前記像の位置を推定
    することを特徴とする請求項6に記載の画像撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像部は、 外界の映像を結像する結像部と前記結像部を透過した光
    の透過範囲を制限する少なくとも1つの開口を有する光
    制限部を有し、 前記視点位置移動部は、前記光制限部を動かすことによ
    り前記開口を複数の位置に移動させて前記複数の位置を
    実現することを特徴とする請求項3に記載の画像撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 前記撮像部は、 前記結像部と前記結像部を透過した光の透過範囲を制限
    する複数の開口を有する光制限部を有し、 前記視点位置移動部は、前記複数の開口の少なくとも1
    つを閉じることにより前記複数の位置を実現することを
    特徴とする請求項3に記載の画像撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記視点位置移動部は、少なくとも同
    一直線上に並ばない3つの視点位置に、前記撮像部を移
    動させることを特徴とする請求項3に記載の画像撮像装
    置。
  11. 【請求項11】 前記撮像部は、少なくとも同一直線上
    に並ばない3つの位置に、前記複数の撮像ユニットを有
    することを特徴とする請求項2に記載の画像撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記視点位置移動部は、前記撮像部を
    菱形の各頂点と中心の5つの位置に移動させることを特
    徴とする請求項10に記載の画像撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像部は、前記複数の撮像ユニッ
    トを、少なくとも菱形の各頂点と中心の5つの位置に有
    することを特徴とする請求項11に記載の画像撮像装
    置。
  14. 【請求項14】 前記撮像部は、2つの前記視点位置か
    ら前記被写体を撮像し、 前記制御部は、前記撮像部に前記2つの視点位置から前
    記被写体を交互に3回以上撮像させることを特徴とする
    請求項1に記載の画像撮像装置。
  15. 【請求項15】 被写体の奥行きに関する情報を取得す
    る画像処理装置であって、 複数の異なる視点位置から異なるタイミングで順次前記
    被写体を撮像した画像であって、少なくとも1つの同一
    の視点位置から撮像した2以上の画像を含む複数の画像
    を入力する入力部と、 前記同一視点位置における2以上の画像に基づき、前記
    同一視点位置と異なる視点位置での撮像と同時刻におい
    て前記同一視点位置から撮像されたと仮定した場合の前
    記被写体の特定領域の像を推定する推定画像生成部と、 前記同一視点位置と異なる視点位置から見た前記被写体
    の特定領域の像と、前記推定された前記被写体の特定領
    域の像との位置のずれを検出する位置ずれ検出部と、 前記位置ずれ検出部が検出した前記位置ずれに基づい
    て、前記被写体の前記特定領域の奥行きを算出する奥行
    き算出部とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記推定画像生成部は、前記同一視点
    位置で複数回撮像した場合における各撮像時刻と、各画
    像における前記被写体中の特定領域の像の位置とに基づ
    き、前記同一視点位置と異なる視点位置での撮像と同時
    刻に、前記同一視点位置から前記被写体の特定領域の像
    を見た場合の前記像の位置を推定することを特徴とする
    請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記推定画像生成部は、前記同一視点
    位置で複数回撮像した場合における前記被写体の特定領
    域の各像の位置と大きさとに基づき、前記同一視点位置
    と異なる視点位置での撮像と同時刻に、前記同一視点位
    置から前記被写体の特定領域の像を見た場合の前記像の
    位置を推定することを特徴とする請求項15に記載の画
    像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記推定画像生成部は、前記同一視点
    位置で撮像された2枚以上の画像における前記被写体の
    像の位置又は大きさに変化がある領域と、前記被写体の
    像の位置及び大きさに変化がない領域とに分け、前記変
    化のない領域について前記推定画像を推定する場合に、
    前記同一視点位置で撮像された2枚以上の画像の1枚を
    推定画像とすることを特徴とする請求項15に記載の画
    像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記入力部は、異なる2つの前記視点
    位置から交互に前記被写体を撮像した複数の画像を入力
    し、 前記推定画像生成部は、一方の視点位置から撮像された
    一の画像と、前記一の画像より前のタイミングで前記一
    方の視点位置から撮像された画像とを用いて、第1の推
    定処理を行い、さらに、前記第1の推定処理の後に、前
    記一の画像より後のタイミングで前記一方の視点位置か
    ら撮像された画像と、前記一の画像とを用いて、第2の
    推定処理を行い、 前記位置ずれ検出部は、前記第1の推定処理と前記第2
    の推定処理の間に、前記一の画像と、他方の視点位置か
    ら撮像した画像とを用いて、前記位置のずれを検出する
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 被写体の奥行きに関する情報を取得す
    る画像撮像方法であって、 第1の視点位置における第1の時刻での前記被写体の第
    1の画像を撮像し、 第2の視点位置における第2の時刻での前記被写体の第
    2の画像を撮像し、 第1の視点位置における第3の時刻での前記被写体の第
    3の画像を撮像し、 前記第1の画像と第3の画像に基づいて第1の視差位置
    における第2の時刻での前記被写体の特定領域の像を推
    定し、 前記推定した前記被写体の特定領域の像と第2の画像に
    おける前記被写体の特定領域の像の位置のずれを検出
    し、 前記位置ずれに基づいて、前記被写体の前記特定領域の
    奥行きを算出することを特徴とする画像撮像方法。
  21. 【請求項21】 被写体の奥行きに関する情報を取得す
    るコンピュータ用のプログラムを格納した記録媒体であ
    って、前記プログラムが、 複数の異なる視点位置から順次前記被写体を撮像した画
    像であって、少なくとも1つの同一の視点位置から撮像
    した2以上の画像を含む複数の画像を入力する入力モジ
    ュールと、 前記同一視点位置における2以上の画像に基づき、前記
    同一視点位置と異なる視点位置での撮像と同時刻におい
    て前記同一視点位置から撮像されたと仮定した場合の前
    記被写体の特定領域の像を推定する推定画像生成モジュ
    ールと、 前記同一視点位置と異なる視点位置から見た前記被写体
    の特定領域の像と、前記推定された前記被写体の特定領
    域の像との位置のずれを検出する位置ずれ検出モジュー
    ルと、 前記位置ずれ検出部が検出した前記位置ずれに基づい
    て、前記被写体の前記特定領域の奥行きを算出する奥行
    き算出モジュールとを備えたことを特徴とする記憶媒
    体。
  22. 【請求項22】 被写体の奥行きに関する情報を取得す
    るコンピュータ用のプログラムであって、 複数の異なる視点位置から異なるタイミングで順次前記
    被写体を撮像した画像であって、少なくとも1つの同一
    の視点位置から撮像した2以上の画像を含む複数の画像
    を入力する入力モジュールと、 前記同一視点位置における2以上の画像に基づき、前記
    同一視点位置と異なる視点位置での撮像と同時刻におい
    て前記同一視点位置から撮像されたと仮定した場合の前
    記被写体の特定領域の像を推定する推定画像生成モジュ
    ールと、 前記同一視点位置と異なる視点位置から見た前記被写体
    の特定領域の像と、前記推定された前記被写体の特定領
    域の像との位置のずれを検出する位置ずれ検出モジュー
    ルと、 前記位置ずれ検出部が検出した前記位置ずれに基づい
    て、前記被写体の前記特定領域の奥行きを算出する奥行
    き算出モジュールとを備えたことを特徴とするプログラ
    ム。
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