JP2002158600A - マルチモード無線通信装置及び通信制御方法 - Google Patents
マルチモード無線通信装置及び通信制御方法Info
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Abstract
通信方式による受信動作とが重複しないように制御し、
他の通信方式のシステム同期を簡単に確保する。 【解決手段】マルチモード無線通信装置は、アンテナ
1、11、第1無線通信装置2、第2無線通信装置1
2、第1システムタイマ3、第2システムタイマ13、
同期獲得部7、制御部8、インタフェース9、入出力部
10を有する。第1無線通信装置2は、アンテナ1を介
し第1無線通信方式で通信を行い、第2無線通信装置1
2は、アンテナ11を介し第2無線通信方式で通信を行
う。第1システムタイマ3及び第2システムタイマ13
は、それぞれ第1通信方式及び第2通信方式で通信を行
なう際のそれぞれの方式固有の時間管理を行なう。同期
獲得部7は、第1システムタイマ3と第2システムタイ
マ13との間の同期を獲得する。
Description
よる通信が可能なマルチモード無線通信装置及びマルチ
モード無線通信装置における通信制御方法に関するもの
である。
ク局は、それぞれの通信方式において独立であり、異な
る通信方式間のハンドオーバ(以下、システム間シーム
レスハンドオーバという)には対応していない。したが
って、複数の通信方式に対応可能なマルチモード無線通
信装置も、個別に通信を行うだけであって、1つの通信
方式で無線通信を行っている時は、他の通信方式を使用
することができなかった。ヨーロッパにおける標準のデ
ジタル携帯電話システムであるGSMにおいては、90
0MHz帯と1800MHz帯のハンドオーバを可能と
しているが、このGSMシステムにおけるハンドオーバ
は、同一の無線通信方式におけるマルチバンドハンドオ
ーバと分類するのが一般的である。
通信方式を中止あるいは廃止することなく、新しい無線
通信方式を導入していくことを考慮した場合、その変遷
期においては、システム間シームレスハンドオーバに対
応したマルチモード無線通信装置及びネットワーク局が
必要となっていくことが考えられる。このとき、マルチ
モード無線通信装置においてシステム間シームレスハン
ドオーバを実現するためには、1つの無線通信方式によ
る通信中に他の無線通信方式のシステム同期をあらかじ
め獲得しておくことが必要である。そして、無線通信方
式のシステム同期を獲得するためには、予め、移行先の
通信方式による受信を行なう必要がある。
装置は、一般に、小型化を図るため、一部の回路を複数
の通信方式の通信装置に共通利用している。また、それ
ぞれの通信方式に対応してそれぞれの方式固有の時間管
理を行なうシステムタイマを有している。したがって、
1つの通信方式による通信中に、他の通信方式による受
信を行なった場合、複数の通信方式による受信が重複す
るという問題が生じる。
で、1つの無線通信方式による受信動作と他の無線通信
方式による受信動作とが重複しないように制御すること
ができるマルチモード無線通信装置を提供することを目
的とする。
と他の無線通信方式による受信動作とが重複しないよう
に制御し、他の通信方式のシステム同期を簡単に確保す
ることができる通信制御方法を提供することを目的とす
る。
線通信装置は、前記複数の通信方式それぞれの基準時間
を決定する複数のシステムタイマと、前記複数のシステ
ムタイマ間の同期を獲得する同期獲得部とを有するもの
である。
ンタ値がゼロから所定のカウント値までの間を巡回して
カウントを行うタイマカウンタをそれぞれ含んでおり、
前記同期獲得部は、前記複数のシステムタイマに対応し
て、ラッチトリガの発生時刻を記憶するトリガ発生値レ
ジスタと、前記タイマカウンタのカウント値と前記トリ
ガ発生値レジスタの値を比較し、2つの値が一致したと
きにラッチトリガ出力を出力する比較器と、ラッチ信号
の入力タイミングで、前記タイマカウンタの値を読み込
んで記憶するタイマカウンタ値レジスタとを複数個有し
ており、前記ラッチトリガ出力は、それぞれ他のシステ
ムタイマに対応するタイマカウンタ値レジスタのラッチ
信号として使用されるものである。さらに、前記複数の
通信方式による通信を行なう複数の無線通信部を有し、
前記複数の無線通信部は、少なくとも一部の構成要素を
共有しているものである。
る通信制御方法は、前記複数のシステムタイマ間の同期
を獲得後、前記複数の通信方式の内の任意の通信方式に
よる通信のアイドル時間中、他の通信方式による受信を
行ない、前記他の通信方式による通信のシステム同期を
確保するものである。
ステム同期を確保後、前記任意の通信方式による通信か
ら前記他の通信方式による通信へのシームレスハンドオ
ーバを行うものである。
て説明する。ここでは説明を簡単にするために、マルチ
モード無線通信装置は、2つの無線通信方式に対応して
通信が可能であるものとし、一方の無線通信方式を第1
無線通信方式、他方を第2無線通信方式という。
置の概略構成を示すブロック図であり、アンテナ1、1
1、第1無線通信部2、第2無線通信部12、第1シス
テムタイマ3、第2システムタイマ13、同期獲得部
7、制御部8、インタフェース9、入出力部10を有す
る。第1無線通信部2は、アンテナ1を介し第1無線通
信方式で通信を行うものであり、第2無線通信部12
は、アンテナ11を介し第2無線通信方式で通信を行う
ものである。第1システムタイマ3及び第2システムタ
イマ13は、それぞれ第1通信方式及び第2通信方式で
通信を行なう際のそれぞれの方式固有の時間管理を行な
うものである。制御部8は、マルチモード無線通信装置
全体の動作を制御するものであり、第1システムタイマ
3及び第2システムタイマ13に基づき、それぞれの通
信方式での通信を制御する。また、送受信信号を、イン
タフェース9、キーパッド、マイク、スピーカ、表示器
等の入出力部10を介して入出力制御する。
は、水晶発振器4、14を含むそれぞれの通信方式に応
じた回路によって構成されるが、一部共用してもよい。
第1システムタイマ3は、水晶発振器4の出力を分周器
5で分周した信号をゼロから所定の値まで巡回カウント
するカウンタ6を有している。カウンタ6の値は、第1
通信方式による通信における各種タイミング信号として
利用されるが、分周信号の周波数及びカウンタ6の最大
カウント値は、通信方式によって設定される。第2シス
テムタイマ13も同様に分周器15及びカウンタ16を
有しており、同様に通信方式に応じた設定がされる。同
期獲得部7は、第1システムタイマ3と第2システムタ
イマ13との間の同期を獲得するものである。システム
タイマ間の同期を獲得するとは、一のシステムタイマ
(例えば第1システムタイマ3)の既知時刻における他
のシステムタイマ(この例では第2システムタイマ1
3)の時刻を知ることを意味する。
ロック図である。同期獲得部7は、トリガ発生値レジス
タ112、122と、比較器111、121と、タイマ
カウンタ値レジスタ113、123と、同期制御部70
を有し、トリガ発生値レジスタ112、比較器111、
タイマカウンタ値レジスタ113は、第1システムタイ
マ3に対応し、トリガ発生値レジスタ122、比較器1
21、タイマカウンタ値レジスタ123は、第2システ
ムタイマ13に対応する。なお、トリガ発生値レジスタ
112、122は、同期制御部70により書き込み可能
であり、カウンタ値レジスタ113、123の値は、同
期制御部70によって読み込み可能である。
ウンタ6の値と、同期制御部70によってトリガ発生値
レジスタ112に設定されるラッチトリガ発生時刻とを
比較し、一致したときラッチトリガ出力114を出力す
る。また、比較器121は、第2システムタイマのカウ
ンタ16の値と、同期制御部70によってトリガ発生値
レジスタ122に設定されるラッチトリガ発生時刻とを
比較し、一致したときラッチトリガ出力124を出力す
る。タイマカウンタ値レジスタ113は、ラッチトリガ
出力124が入力したときのカウンタ6の値を保持する
ものであり、タイマカウンタ値レジスタ123は、ラッ
チトリガ出力114が入力したときのカウンタ16の値
を保持するものである。
第1システムタイマ3が所定の時刻のとき、すなわちカ
ウンタ6が所定の値を示すときの、第2システムタイマ
16の時刻、すなわちカウンタ16の値を求めるものと
する。まず、同期制御部70は、トリガ発生値レジスタ
112に所定の値例えばAを設定する。比較器111は
カウンタ6のカウント値とトリガ発生値レジスタ112
に設定されている設定値Aとを比較し、タイマカウンタ
6のカウント値が設定値Aに一致するとラッチトリガ出
力114を出力する。カウンタ値レジスタ123は、ラ
ッチトリガ出力114を受けると、カウンタ16のカウ
ント値B(この場合例えばBであったとする)を取り込
んでラッチする。同期制御部70は、タイマカウンタ値
レジスタ123にラッチされた値(タイマカウンタ16
のカウント値)Bを取り込んで、先に設定した設定値A
に対応する時刻データとして知ることができる。すなわ
ち、第1システムタイマ3の時間軸上での時刻Aと、第
2システムタイマ16の時間軸上での時刻Bとが同一時
刻であることを認識して、2つのシステムタイマの同期
を獲得することができる。
Aは、固定値でも任意の値でもよい。また、同期獲得時
に設定する代わりに予め固定値を設定しておくこともで
きる。上記説明は、第1システムタイマ3を基準に同期
を獲得する場合についてのものであるが、第2システム
タイマ16を基準に同期を獲得する場合は、トリガ発生
値レジスタ122に所定の値を設定し、カウンタ値レジ
スタ113の値を取込めばよい。
信装置の動作を図3のタイミングチャートを用いて説明
する。マルチモード無線通信装置は、通常、第1無線通
信部2又は第2無線通信部12の一方を用い、第1無線
通信方式又は第2無線通信方式の一方で通信を行なう。
例えば、両方の無線通信方式がサービスされているエリ
ア(領域1とする)であっても、通常は一方の無線通信
方式例えば第1無線通信方式のみで通信を行なってい
る。
ため、第1無線通信方式の受信信号レベルの低下を検出
して、ハンドオーバを試みる場合を考える。領域2でも
第1無線通信方式がサービスされている場合は、従来か
らのセル間ハンドオーバを行なえばよいが、領域2で第
1無線通信方式がサービスされていない場合、システム
間シームレスハンドオーバを行なう。
得部7は、システムタイマ間の同期各動作を開始する。
図3(B)に示す第1システムタイマの時間軸t1上の
時刻T1refに対応する図3(E)に示す第2システ
ムタイマの時間軸t2上の時刻T2refを獲得する場
合、トリガ発生値レジスタ112に時刻T1refに対
応する値が設定され、ラッチトリガ出力114が図3
(C)にタイミングで出力され、そのときのカウンタ値
レジスタ123の値から第2システムタイマの時間軸上
の時刻T2refを獲得する。そして、この時刻T2r
efは、制御部8に送られる。システム間シームレスハ
ンドオーバを行なうためには、第1無線通信方式で通信
中に、第2無線通信方式でのシステム同期を確保してお
く必要があり、そのためには、第1無線通信方式での通
信に影響を及ぼさないように第2無線通信方式で通信を
行なう必要がある。
(A)に示すように時刻T1offとT1onの間だけ
アイドル状態であるとすると、その間は、第2無線通信
方式で通信を行なっても問題にならない。時刻T1of
f及びT1onは第1システムタイマ3の時間軸t1上
では既知の時間であるので、制御部8は、T1refと
T1offとT1onの時間関係を演算して算出するこ
とができる。
ので、制御部8は、第1無線通信方式での通信がアイド
ル状態になる時刻T1offとT1onを認識して、第
2システムタイマ3の時間軸t2上での時間T2ref
とT2onとT2offの時間関係を演算して第2無線
通信方式で通信可能なタイミングを決定することができ
る。すなわち、T1off−T1ref<T2on−T
2ref<T2off−T2ref<T1on−T1r
efの関係が成り立つようにT2onとT2offを決
定すればよい。なお、このとき、タイマカウンタ6、1
6はゼロから所定値までを巡回してカウントするカウン
タであるので、T1ref及びT2refからT1on
までの間にゼロが存在する場合には補正を行う。
がT2onからT2offの時間に第2無線通信方式で
通信を行なって同期信号受信を試行することができ、第
2無線通信方式の同期信号受信に成功して第2無線通信
方式タイマの時間軸t2上で同期を行うことができれ
ば、第1無線通信方式から通信方式が異なる第2無線通
信方式へのシームレスハンドオーバを実現することがで
きる。
定のプログラムで動作するプロセッサを主体に構成する
ことができる。制御部8も所定のプログラムで動作する
プロセッサを主体に構成されているときは、両プロセッ
サを共用することができる。
なる無線通信方式間のシームレスハンドオーバが可能に
なり、かつ、回路規模を大きくすることもなく、小型軽
量のマルチモード無線通信装置の実現が可能になるとい
う効果もある。本発明のタイミング制御装置及び制御方
法では、複数の無線通信方式に対応する複数のシステム
タイマを備え、前記複数のシステムタイマ間の同期を獲
得した後、1つの無線通信方式に対する受信動作と他の
無線通信方式に対する受信動作とが重複しないように制
御するので、送受信回路の大部分を共有化することも可
能になる。
を示すブロック図
図
示すタイミングチャート
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の通信方式による通信が可能なマル
チモード無線通信装置であって、 前記複数の通信方式それぞれの基準時間を決定する複数
のシステムタイマと、 前記複数のシステムタイマ間の同期を獲得する同期獲得
部とを有するマルチモード無線通信装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のマルチモード無線通信装
置であって、 前記複数のシステムタイマは、カウンタ値がゼロから所
定のカウント値までの間を巡回してカウントを行うタイ
マカウンタをそれぞれ含んでおり、 前記同期獲得部は、 前記複数のシステムタイマに対応して、ラッチトリガの
発生時刻を記憶するトリガ発生値レジスタと、前記タイ
マカウンタのカウント値と前記トリガ発生値レジスタの
値を比較し、2つの値が一致したときにラッチトリガ出
力を出力する比較器と、ラッチ信号の入力タイミング
で、前記タイマカウンタの値を読み込んで記憶するタイ
マカウンタ値レジスタとを複数個有しており、 前記ラッチトリガ出力は、それぞれ他のシステムタイマ
に対応するタイマカウンタ値レジスタのラッチ信号とし
て使用されるマルチモード無線通信装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のマルチモード無線
通信装置であって、 前記複数の通信方式による通信を行なう複数の無線通信
部を有し、 前記複数の無線通信部は、少なくとも一部の構成要素を
共有しているマルチモード無線通信装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
マルチモード無線通信装置における通信制御方法であっ
て、 前記複数のシステムタイマ間の同期を獲得後、前記複数
の通信方式の内の任意の通信方式による通信のアイドル
時間中、他の通信方式による受信を行なうように制御す
る通信制御方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の通信制御方法であって、 前記受信を行なうことにより、前記他の通信方式による
通信のシステム同期を確保する通信制御方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の通信制御方法であって、 前記他の通信方式による通信のシステム同期を確保後、
前記任意の通信方式による通信から前記他の通信方式に
よる通信へのシームレスハンドオーバを行う通信制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349759A JP2002158600A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | マルチモード無線通信装置及び通信制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349759A JP2002158600A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | マルチモード無線通信装置及び通信制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002158600A true JP2002158600A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18823101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000349759A Withdrawn JP2002158600A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | マルチモード無線通信装置及び通信制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002158600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100661546B1 (ko) * | 2004-06-18 | 2006-12-27 | 엘지전자 주식회사 | 듀얼 안테나가 갖는 디비디엠 단말기시스템 |
-
2000
- 2000-11-16 JP JP2000349759A patent/JP2002158600A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100661546B1 (ko) * | 2004-06-18 | 2006-12-27 | 엘지전자 주식회사 | 듀얼 안테나가 갖는 디비디엠 단말기시스템 |
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