JP2002158546A - スペクトラム全体で複数の振幅を使用して増幅された信号を生成する装置および方法 - Google Patents

スペクトラム全体で複数の振幅を使用して増幅された信号を生成する装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、動作の周波数帯域内で時間的に対
応する複数の振幅を検出する増幅器ひずみ低減装置を提
供する。 【解決手段】 複数の振幅のうち少なくとも1つに応答
して、動作の周波数帯域内で成分の調整が行われ、増幅
器ひずみ低減装置が、変化する動作条件に適応する。処
理回路82は時間サンプルを使用して動作の周波数帯域
の周波数スペクトラム表現を生成し得る。処理回路82
は、アナログ/デジタル(A/D)コンバータ88を含
み、このアナログ/デジタルコンバータ88は、動作の
周波数帯域上の無線周波数(RF)信号をサンプリング
してデジタルサンプル値に変換する。デジタル受信器9
0はフーリエ変換を使用して、デジタルサンプル値を変
形して、動作の周波数帯域のデジタルドメイン周波数ス
ペクトラム表現を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低減されたひずみ
を伴う増幅された信号を生成する信号増幅装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】理想的な電力増幅器は、波形を変化させ
ずに入力信号を増幅する。したがって、理想的な電力増
幅器は、変形(transfer)機能の不連続性がない線形的
な変形機能(入力信号vs出力信号)を有するものとし
て特徴づけられる。しかし実際には、電力増幅器は非線
形領域と「線形」領域を伴う変形機能を有する。電力増
幅器ができるかぎり線形に近い動作を実行するために、
電力増幅器は、可能な入力信号振幅の範囲を与えられる
と、線形領域内で動作するように設計されている。入力
信号が、電力増幅器を線形領域の外側で動作させる原因
となる振幅を有する場合、電力増幅器は非線形成分また
はひずみを信号に導入する。入力信号が増幅器を圧縮、
飽和(入力振幅が増加されても、かなりの出力振幅の増
加がないこと)、または、シャットオフ(入力振幅が減
少しても、かなりの出力振幅の減少がないこと)の原因
となるピーク振幅を有する時、増幅器は、非線形的な方
法で切り取られるかゆがめられた出力信号を生成する。
【0003】ワイヤレス通信システムでは、信号の高い
電力増幅を使用して、たとえば、変調された情報を上に
伴うキャリア信号(複数可)など、送信する信号のパワ
ーを増大させる。この入力信号のひずみは、隣接するチ
ャネルまたは周波数内で生成するパワーの質が低下する
か、または隣接するチャネルまたは周波数内の信号と干
渉する原因となり、これは一般に、スペクトラムの再成
長(spectral regrowth)または隣接チャネルパワー
(ACP)と呼ばれる。隣接チャネルパワーの生成は、
増幅されている信号が隣接するチャネルまたは周波数帯
域にあるワイヤレス通信システムでは特に懸念される。
ワイヤレスセルラ通信システムは、地理的な領域内で移
動する場合もあり固定されている場合もあるワイヤレス
ユニットへの通信信号の送信、およびワイヤレスユニッ
トからの通信信号の受信をサポートするために、地理的
に分布された多くの基地局を備える。各基地局は、セル
と呼ばれる特定の領域上で音声および/またはデータ通
信を処理し、セルラシステムに関する全体のサービスエ
リアは、すべてのセルサイトのセルの連合により定義さ
れ、近隣のセルサイトのサービスエリアは(可能であれ
ば)ある程度重なり合っていて、システムのサービスエ
リアの外側の境界で連続的に通信をカバーするようにす
る。
【0004】ワイヤレスセルラ通信システム内では、基
地局およびワイヤレスユニットは、順方向リンク上およ
び逆方向リンク上で音声および/またはデータを通信
し、順方向リンクは通信信号を基地局からワイヤレスユ
ニットに運び、逆方向リンクは通信信号をワイヤレスユ
ニットから基地局へ運ぶ。ワイヤレスユニットと基地局
がセルラ通信システム内で通信する方法を決定する、多
くの異なるスキームがある。符号分割多重接続(CDM
A)、時分割多重接続(TDMA)、移動通信のための
グローバルシステム(GSM)および直交周波数分割多
重化(OFDM)などのマルチユーザのワイヤレス通信
システムは、多数の音声および/またはトラフィックチ
ャネルを単一または多数のキャリアに組み合わせる。線
形増幅器は、マイクロ秒およびミリ秒の範囲の過渡応答
仕様内で(transient response specification)、送信
パワーの変化とバースト性のトラフィックの変化に迅速
に反応し、一方で適切なエラーキャンセルを提供できな
ければならない。したがって、増幅器によって生成され
るひずみを実質的に除去するかまたは大幅に低減できる
技法を工夫するニーズがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フィードフォワード訂
正は現代の増幅器内で普通に配備され、種々の入力パタ
ーンで増幅器の線形性を向上させている。フィードフォ
ワード訂正の本質は、最終的な合計ポイントでひずみが
帳消しされるように、増幅器によって作成された相互変
調(IMD)成分などのひずみを操作することである。
入力RFキャリアのパターンとその結果生じるひずみの
位置の予想は不可能なので、既知の周波数成分すなわち
パイロット信号が、増幅プロセスによって生成されたひ
ずみを伴う主信号パスの中に注入される。フィードフォ
ワード増幅器では、フィードフォワードひずみ低減回路
が、ひずみと共にパイロット信号を最小化する。このよ
うに、パイロット信号を検出し打ち消すフィードフォワ
ードひずみ低減回路を設計することによって、ひずみを
除去することも可能である。
【0006】パイロット信号は、電気回路の動作の周波
数帯域内またはその近くにスペクトル状に位置する、少
なくとも1つの周波数成分を含む電気信号である。パイ
ロット信号のより完全な記述は、パイロット信号の位置
を含む、無線周波数(RF)増幅器の周波数応答を示す
図1に示されている。パイロット信号は動作帯域の下端
の近くに位置し(たとえばパイロット1)、動作帯域の
上端の近くに位置するように(たとえばパイロット2)
再調整することが可能である。パイロットは、中心周波
数がfである動作の帯域の端からΔfのスペクトル距
離に位置する。パイロット信号の電気的な特性(たとえ
ば振幅、位相応答、スペクトラム内容)は知られてい
る。パイロット信号は、1つまたは2つのスペクトラム
成分を有するように示されているが、より多くのスペク
トラム成分を有するか、スペクトラム全体で拡散するよ
うにパイロット信号を調整することも可能であることに
留意されたい。パイロット信号は一度に1つのスペクト
ラム成分を検出され、スペクトラム拡散パイロットは、
そのスペクトラムに関して単一の振幅として再拡散さ
れ、検出される。
【0007】フィードフォワードひずみ低減回路は、典
型的には、パイロット信号をRF増幅器に供給し、供給
されたパイロット信号から得られた情報に基づいて調整
を行うことによって、RF増幅器によって生成されたひ
ずみを低減する。図2は、フィードフォワード訂正回路
10と、このフィードフォワード訂正回路がパイロット
信号から得た情報を使用してRF増幅器12によって生
成されたひずみを低減することを開示する。たとえば、
上に変調された情報を伴う少なくとも1つのキャリア信
号を含む入力信号がスプリッタ14に供給される。スプ
リッタ14は、主信号パス16およびフィードフォワー
ドパス18上に入力信号をレプリケートする。スプリッ
タ14は、ループ#1と呼ばれるキャリアキャンセルル
ープの一部であり、ループ#1はスプリッタ14の他
に、ゲイン位相回路20、カプラ22、RF増幅器1
2、遅延回路24およびカプラ26と28を含む。主パ
ス16上の信号は、ゲイン位相回路20に供給される。
ゲイン位相回路20の出力およびパイロット信号はカプ
ラ22に供給される。典型的には、増幅器12の動作に
干渉しないように、パイロット信号の振幅は入力信号の
振幅よりもはるかに小さい(たとえば30dB小さ
い)。カプラ22の出力は増幅器12に供給され、増幅
器12の出力は、増幅された入力信号、増幅されたパイ
ロット信号および増幅器12によって生成されたひずみ
信号を含む。
【0008】増幅器12の出力の一部はカプラ26から
得られ、カプラ28において結合パス30を介して、フ
ィードフォワードパス18上の入力信号の遅延されたバ
ージョンと組み合わされ、フィードフォワードパス18
上でひずみを伴うパイロット信号を分離する。フィード
フォワードパス18上の入力信号は、パス30を介して
カプラ28に現れた信号と同じ遅延を受けるように、遅
延回路24によって十分に遅延される。その結果生じる
エラー信号は、増幅器12によって生成されたひずみ
と、カプラ28の出力において残っているキャリア信号
の任意の部分と、パイロット信号とを含む。キャリアキ
ャンセルループ内のキャリアキャンセルの量は、スプリ
ッタ14からカプラ28の2つのパスの間の正しいゲイ
ンと位相の一致に依存する。
【0009】ゲイン位相回路20は、パス30を介して
カプラ28において現れる信号が、カプラ28における
遅延された入力信号とは実質的に逆であるように(振幅
は等しいが位相が180°ずれている)、制御パス32
および33上の制御信号に従って、入力信号の位相およ
びゲインを調節する。ゲイン位相回路20の制御パス3
2および33上に現れるゲイン位相制御信号は、カプラ
28の出力をカプラ34でサンプリングし、信号検出制
御回路35を使用することによって、よく知られた方法
で、カプラ28の出力における信号から導出される。一
般に、信号検出制御回路35は、キャリアキャンセルル
ープに関してエラー信号を検出する。エラー信号は、ポ
イントAにおける信号の振幅を表し、信号検出制御回路
35はゲインおよび/または位相制御信号を提供するこ
とによって、キャリア信号(複数可)の振幅を低減しよ
うと試みる。
【0010】この実施形態では、信号検出制御回路35
は、ログ検出器(log detector)などの検出器36を含
み、検出器36はポイントAにおける信号の振幅を表す
信号を生成する。フィルタ38はログ検出器の出力を濾
波して、キャリア信号(複数可)の振幅を表すDCタイ
プの振幅信号を生成する。振幅信号は、ヌル化回路40
に供給される。ヌル化回路40は振幅信号に応答して、
制御パス32および34上で制御信号を供給して、カプ
ラ28における組合信号間の相対的なゲインおよび/ま
たは位相を調節し、キャリア信号(複数可)を低減す
る。キャリア信号(複数可)が最小化されると、カプラ
28において組み合わされたキャリア信号は実質的に互
いに打消しあい、カプラ28の出力において、増幅器1
2によって生成されたひずみを伴うパイロット信号を残
す。このように、ループ#1は、フィードフォワードパ
ス18上で、増幅器12によって生成されたひずみを伴
うパイロット信号を分離する機能を果たすキャリアキャ
ンセルループである。
【0011】ひずみ低減ループまたはループ#2は、カ
プラ28の出力における信号を使用して、主信号パス1
6上のパイロット信号を低減し、これによって、増幅器
12によって生成されたひずみを低減するように試み
る。フィードフォワードパス18上のひずみを伴うパイ
ロット信号は、ゲイン位相回路42に供給される。ゲイ
ン位相回路42の出力は増幅器44に供給され、増幅器
44の出力はカプラ46に供給される。カプラ46はフ
ィードフォワードパス18上の増幅されたパイロット信
号およびひずみを、主信号パス16上の増幅器12から
の信号と組み合わせる(キャリア信号(複数可)、ひず
みを伴うパイロット信号)。主信号パス16上の遅延回
路40は、主信号パス16上の増幅器12の出力からの
信号を遅延させ、結合パス30上をカプラ28を介して
カプラ46へ通過した増幅器12の出力からの対応する
信号と、実質的に同じ遅延を受けさせる。
【0012】カプラ48は、カプラ46の出力における
信号を表す信号を、パイロット検出パス50上に提供す
る。パイロット信号の周波数、振幅および他の電気的な
特性は知られているので、パイロット検出制御回路52
はパイロット検出パス50上の信号から、パイロット信
号の残りの部分の振幅を検出することが可能である。パ
イロット検出制御回路52はパイロット信号の振幅を決
定し、パイロット検出制御回路52は残りのパイロット
信号の振幅に応答して、制御信号を位相ゲイン回路42
に供給する。一般に、パイロット検出制御回路52はパ
イロット信号を検出し、この情報を使用して制御信号を
パス66および68上に生成し、カプラ46において主
パス16上のパイロット信号およびひずみが実質的に、
フィードフォワードパス18上のパイロット信号および
ひずみの逆になるように(振幅が等しく位相が180°
ずれている)、ゲイン位相回路42に、フィードフォワ
ードパス18上のパイロット信号のゲインおよび位相を
調節させる。対応するパイロット信号およびひずみはカ
プラ46においてたがいに実質的に打ち消しあい、装置
の出力においてキャリア信号(複数可)を残す。したが
って、ループ#2は、パイロット信号を打ち消し、増幅
器12によって生成されたひずみを実質的に打ち消すよ
うに試みるひずみ低減ループである。
【0013】この実施形態では、パイロット検出制御回
路52はパイロット受信回路54を含み、パイロット受
信回路54は、パイロット検出パス52上のエラー信号
をより低い周波数に周波数変換するミキサ56と、パイ
ロット信号に関して知られた周波数で信号検出器60に
よるパイロット信号の検出を促進するフィルタ58を含
む。ログ検出器などの検出器60は、カプラ46の出力
において信号の振幅を表す信号を生成する。フィルタ6
2は検出器60の出力を濾波して、残りのパイロット信
号の振幅を表すDCタイプの振幅信号を生成する。振幅
信号は、ヌル化回路64に供給される。ヌル化回路64
は振幅信号に応答して、制御パス66および68上でゲ
イン位相制御信号を位相ゲイン回路42に供給する。制
御信号は、カプラ46において組み合わされた信号間の
相対的なゲインと位相を調節して振幅信号を低減し、こ
れによって残りのパイロット信号を低減するために供給
される。パイロット信号のキャンセルの量は、ひずみの
キャンセルの量を示す。パイロット信号の振幅が最小化
される時、カプラ46において組み合わされたパイロッ
ト信号およびひずみは、カプラ46の出力において実質
的にたがいに打ち消しあう。
【0014】パイロットに基づいたフィードフォワード
増幅器ひずみ低減装置の中では、パイロットのキャンセ
ルと、出力信号の振幅に対するパイロット信号の相対的
な振幅があるため、パイロット信号の振幅は典型的に
は、ひずみ低減装置の出力においては比較的小さい。し
たがって、装置の出力においてパイロット信号を検出す
ることは困難になる。ひずみ低減装置の出力においてパ
イロット信号の検出を向上させるために、適切な位置で
パイロット信号を生成し、検出および制御を改良するス
キームが開発された。このようなスキームは典型的には
装置のコストを増加させる。パイロット信号を除去し
て、パイロットの生成、検出および制御回路のニーズを
除去するために、パイロットのないフィードフォワード
ひずみ低減スキームが開発された。しかしパイロットの
ないフィードフォワード低減装置は、変化する動作条件
を補償する、フィードフォワードひずみ低減装置の出力
においてより容易に検出することが可能な知られたパイ
ロット信号を有しない。
【0015】フィードフォワード増幅器ひずみ低減装置
の動作の限界は、広い周波数範囲に渡って動作するフィ
ードフォワード増幅器ひずみ低減装置の能力に関する。
フィードフォワードひずみ低減装置は厳しい動作許容範
囲を必要とし、たとえば、典型的なフィードフォワード
訂正装置は、周波数帯域上で十分で一貫した性能を達成
するために、+または−.1dB周波数フラット応答
(動作の周波数帯域上の振幅の偏差)および、+または
−1度の位相の線形性(動作の周波数帯域内の位相の偏
差)を必要とする場合がある。一般に、組合信号間の1
79から181度の位相差および、+または−.1dB
の振幅差は30dBのキャンセルを達成でき、175〜
185度の位相差および2dBの振幅差は、20dBに
近いキャンセルを提供し得る。フィードフォワード増幅
器の主パスおよびフィードフォワードパス内のイコライ
ザを使用して、周波数上の位相と振幅の平坦性を向上し
てきた。このようなイコライザは通常、RFキャリアお
よび温度の所与の組に関して所望の性能を生む位置に調
整され、そこに固定される。しかし、増幅器を通過する
温度またはRFキャリアが変化すると、イコライザの効
果は低下する。調整のためのセンサとして広帯域電力検
出器を使用した、調整可能なイコライザが実装されてい
る。広帯域合成パワーはフィードフォワード増幅器アー
キテクチャ内で監視され、イコライザは検出される合成
パワーレベルを最小化するように調節される。検出され
るパワーレベルまたは振幅は広い周波数帯域に渡るの
で、傾斜した周波数応答は平坦な周波数応答と同じ測定
結果を生むことができるため、この技法は周波数全体で
非均一な調整につながる可能性がある。したがって、動
作条件が変化すると、増幅器ひずみ低減スキームは増幅
器アーキテクチャ内の振幅および/または位相応答の変
化を受けやすく、特に振幅および/または位相応答が動
作の周波数帯域に渡って変化する場合には変化に弱い可
能性がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、動作の周波数
帯域内で時間的に対応する複数の振幅を検出する増幅器
ひずみ低減装置である。複数の振幅のうち少なくとも1
つに応答して、動作の周波数帯域内の成分に調節を行う
ことが可能であり、増幅器ひずみ低減装置が、変化する
動作条件に適応することを可能にする。たとえば、処理
回路は時間サンプルを使用して動作の周波数帯域の周波
数スペクトラム表現を生成する。処理回路はアナログ/
デジタル(A/D)コンバータを含むことができ、アナ
ログ/デジタルコンバータは、動作の周波数帯域上の無
線周波数(RF)信号をサンプリングし、デジタルサン
プル値に変換する。デジタル受信器は、たとえばフーリ
エ変換を使用してデジタルサンプル値を変形して、動作
の周波数帯域のデジタルドメインの周波数スペクトラム
表現を生成する。周波数スペクトラム表現は、動作の周
波数帯域内で時間的に対応する複数の振幅である可能性
があり、所与の瞬間における周波数スペクトラムを表す
周波数上の複数の振幅などである。周波数スペクトラム
表現に応答して、デジタル受信器は動作の周波数帯域内
の成分に調整を提供して、振幅ひずみ低減装置の性能を
向上させる。フィードフォワード実施形態では、キャリ
アキャンセルループの出力が監視され、イコライザの調
整が提供されて、動作の周波数帯域上でキャリア信号
(複数可)の振幅を等しく低減することが可能である。
IMDキャンセルループの出力を監視し、イコライザ調
整を提供して、動作の周波数帯域上でIMD成分を等し
く低減することが可能である。したがって、処理回路は
周波数帯域上で時間的に対応する振幅を監視し、周波数
帯域上で改善された性能を提供することが可能である。
【0017】本発明の他の態様および利点は、次の詳細
な説明を読み、図面を参照すると明らかになろう。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の原理による、増幅器
ひずみ低減装置およびその方法の例としての実施形態
が、フィードフォワード構成の中で記述される。図3
は、フィードフォワード増幅器アーキテクチャ80の一
般的な構成図を示し、この中で同じ参照番号は図2と同
じ構成要素を示す。フィードフォワード増幅器アーキテ
クチャ内では、処理回路82はフィードフォワードパス
18上のカプラ28の出力においてキャリアキャンセル
ループ84の出力からアナログRF信号を受信するか、
かつ/または、主信号パス16上のカプラ46の出力に
おいてひずみキャンセルループ86の出力からアナログ
RF信号を受信する。処理回路82は、アナログ/デジ
タル(A/D)コンバータ88を含み、アナログ/デジ
タルコンバータは動作の周波数帯域の帯域幅の2倍より
広い帯域幅を有するサンプリングレートによってアナロ
グ信号をデジタル化する(すなわち、動作の周波数帯域
について、ナイキストサンプリングレートよりも大きい
レート)。デジタルサンプル値はデジタル受信器90に
供給され、デジタル受信器90はデジタルサンプル値に
ついて高速フーリエ変換(FFT)92を実行し、動作
のRF周波数帯域のデジタル周波数スペクトラム表現を
生成する。デジタル周波数スペクトラム表現は動作の周
波数帯域のスペクトラムのスナップショットを提供し、
その中で動作の周波数帯域内で時間的に対応する複数の
振幅が決定される。振幅は、同じ瞬間、またはほぼ同じ
時間または期間に発生した振幅を表すため、周波数帯域
全体の複数の振幅は時間的に対応している。たとえば、
振幅は、同じ期間に渡って処理される動作の帯域幅のデ
ジタルサンプル値から決定される平均の振幅である可能
性があり、たとえば、フーリエ変換を使用して、動作の
即時の周波数スペクトラムを表す。
【0019】デジタル受信器90は、即時の動作の周波
数帯域またはその一部を検出できる、広帯域デジタル受
信器である可能性がある。動作の周波数帯域は、RFキ
ャリア(複数可)、ひずみ成分(複数可)および/また
はパイロット信号(複数可)が置かれるか位置する可能
性がある、もしくは実際に置かれているか位置している
周波数の範囲またはその一部である可能性がある。動作
の周波数帯域は、RFキャリアの間の最大周波数分離で
ある可能性がある。1つの広いRFキャリアが使用され
ている場合、キャリア全体で時間的に対応する複数の振
幅が検出される可能性がある。制御回路94は周波数ス
ペクトラム内で時間的に対応する複数の振幅のうち少な
くとも1つを使用することによって、制御信号を供給
し、主パス16および/またはフィードフォワードパス
18上でゲイン、位相および/またはイコライザの調節
を生成し、動作の周波数帯域のデジタル表現の中で示さ
れたように、増幅器ひずみ低減装置の動作を向上させ
る。したがって、増幅器ひずみ低減装置80は、周波数
スペクトラム表現のうち少なくとも1つの振幅に応答し
て、主パス16および/またはフィードフォワードパス
18上の動作の周波数帯域内の信号または成分に、ゲイ
ン、位相および/またはイコライザ調節を行うことによ
って、変化する入力信号(複数可)、温度および/また
は構成要素の性能など、変化する動作条件に適応するこ
とが可能である。
【0020】本発明の別の態様によれば、処理回路82
がキャリアキャンセルループ86の出力を検出している
場合、制御回路94はイコライザ制御信号をイコライザ
96に供給して、動作の周波数帯域の周波数スペクトラ
ムの表現内の複数の振幅に基づくかその振幅を使用し
て、周波数上でキャリアキャンセルループ84の振幅お
よび/または位相応答を調節することが可能である。た
とえば、処理回路82はイコライザ調節を提供して、周
波数スペクトラムのデジタル表現内に反映されたよう
に、周波数スペクトラム上でキャリア振幅を等しく低減
することが可能である。さらに、制御回路94はゲイン
および/または位相制御信号をゲインおよび/または位
相アジャスタ98に供給して、デジタル周波数スペクト
ラム内のキャリア振幅のうち少なくとも1つに基づい
て、デジタル周波数ドメイン内で所望の応答を達成する
ことが可能である。たとえば、処理回路82はゲインお
よび/または位相調節をアジャスタ98に供給して、複
数の振幅のうち少なくとも1つのキャリア振幅を低減す
ることが可能である。
【0021】本発明の他の態様によると、処理回路82
がIMDまたはひずみキャンセルループ86の出力を検
出している場合、制御回路94は、イコライザ制御信号
をイコライザ100に供給して、動作の周波数帯域の周
波数スペクトラムの表現内の、複数の振幅に基づくかそ
の振幅を使用して、周波数上のひずみキャンセルループ
86の振幅および/または位相応答を調節することが可
能である。たとえば、処理回路82はイコライザ調節を
供給して、周波数スペクトラム上でひずみ振幅を等しく
低減することが可能である。さらに、制御回路94はゲ
インおよび/または位相制御信号をゲインおよび/また
は位相アジャスタ100に供給して、動作の周波数帯域
の周波数スペクトラムの表現内の複数の振幅のうち少な
くとも1つに基づくかそれを使用して、デジタル周波数
ドメイン内で所望の応答を達成することが可能である。
たとえば、処理回路82は、ゲインおよび/または位相
調節をアジャスタ100に提供して、複数の振幅のうち
少なくとも1つのひずみ振幅を低減することが可能であ
る。したがって、処理回路82は、増幅器12および4
4の実際の動作の間、変化するかまたは異なるRFキャ
リア条件、構成要素の動作および温度範囲など、異なる
かまたは変化する動作条件の下で、キャリアキャンセル
ループおよび/またはひずみキャンセルループ内にゲイ
ン、位相および/またはイコライザ調節を提供すること
が可能なため、連続的、周期的であるかまたはトリガさ
れ得る、適応的制御またはダイナミック制御を提供する
ことが可能である。
【0022】図3の実施形態では、フィードフォワード
構成80は、その上に変調された情報を伴うキャリア信
号など、増幅する信号を受信する。実施形態に応じて、
カプラ104は処理回路82によってデジタル化するこ
とが可能なRF入力信号のサンプルを提供し、RF入力
スペクトラムのデジタル表現を得ることが可能である。
たとえば、キャリアキャンセルループ86内でキャリア
キャンセルを実行する時にキャリア信号を検出する時に
はキャリア周波数はすでに知られており、ひずみを検出
してIMDキャンセルループ86を調節する時にはキャ
リア周波数を無視するように、RFスペクトラムのデジ
タル表現を得て、キャリア信号を識別することが可能で
ある。TDMA(30KHzのキャリア)、移動通信の
ためのグローバルシステム(GSM)(200KHzの
キャリア)、CDMA(1.28MHzのキャリア)、
広帯域CDMA(5MHzのキャリア)、およびユニバ
ーサル移動通信システム(UMTS)(3.84MHz
のキャリア)などのキャリア信号の数および性質も決定
することができる。
【0023】所定の実施形態では、カプラ104はアナ
ログRF入力信号のレプリカを入力検出パス106上で
RFスイッチ108に供給して、同じ処理回路82が異
なる検出パス116上と122上で信号を検出すること
を可能にする。RF入力信号は、調整可能な局部発振器
112を使用して、たとえば20MHzの周波数ブロッ
クまたは帯域幅など適切な周波数スペクトラムに調整さ
れたブロックコンバータ110に供給される。ブロック
コンバータ110は20MHzの信号帯域幅を周波数変
換し、たとえば、信号帯域幅をダウンコンバートする。
周波数変換された20MHzの帯域幅はA/Dコンバー
タ88によってデジタル化され、20MHzの信号帯域
幅のデジタルサンプル値はデジタル受信器90に供給さ
れ、デジタル受信器90はメモリおよび/またはフラッ
シュメモリを伴うデジタル信号プロセッサ(DSP)に
接続されたデータバッファDPRAMを含む場合があ
る。デジタル受信器90は、デジタルサンプル値につい
て一連の高速フーリエ変換(FFT)を計算し、所定の
期間に渡って平均化を実行して、平均化された入力信号
スペクトラムのデジタル表現を得る。入力信号のIMD
性能へのキャリアは、マルチキャリアGSMに関しては
70dBcより大きく、スペクトラムの再成長は、CD
MAの基地局全体の要件よりも少なくとも10dBよい
と仮定されている。
【0024】有効なRFキャリア信号は、振幅閾値(複
数可)を設定することによって、デジタル受信器90に
よって識別される。この設定された閾値より上の有効な
スペクトラム内に位置する周波数は、有効なRFキャリ
アとして識別される。FFT周波数ビンは、特定のRF
チャネル番号に容易にマッピングすることが可能であ
る。処理されたFFTは、公称では〜30kHzの解像
度帯域幅に設定され、これは、各周波数ビンが周波数ス
ペクトラム全体で30KHzの帯域について1つの振幅
を保持することを意味する。TDMAキャリアの間の最
小の間隔は270kHzであると仮定されている。ほぼ
パワーが同じ振幅を有する連続的な周波数ビンは、プロ
セッサによってトラッキングされる。同じパワーレベル
を有する、約7(200kHz/30kHz)の一連の
連続ビンが、GSM RFキャリアを構成する。同じパ
ワーレベルを有する約41(1.25MHz/30KH
z)の一連の連続ビンが、IS−95 CDMAキャリ
アを構成する。この概念を拡大し、UMTSなどの他の
空気インタフェースを含めることも可能である。
【0025】キャリアのタイプと位置を決定し、最小の
処理計算を組み込んだ代替の方法は、デジタル受信器9
0に接続されたバス114と、たとえばすべての基地局
無線の周波数割当てを有するか得ることができる基地局
コントローラ(図示せず)を含む。基地局コントローラ
は、バス114上でデジタル受信器90に有効なキャリ
ア情報を送信することが可能である。バスインタフェー
ス(図示せず)は、このキャリア情報をデジタル受信器
90に渡して処理することが可能である。この技法は、
処理アルゴリズムを簡単にし、コールドスタートからの
ループ調整時間を改善することが可能である。
【0026】増幅器ひずみ低減装置10への入力におい
ては、スプリッタまたはカプラ14が、動作の周波数帯
域内で組み合わされた有効なRFキャリア信号(複数
可)を含む可能性があるアナログ入力信号を、主信号パ
ス16上とフィードフォワードパス18上にレプリケー
トする。主信号パス16上の信号はイコライザ96に供
給され、イコライザ96は動作の特定の周波数帯域上に
振幅および/または位相応答を提供し、振幅および/ま
たは位相応答はデジタル受信器90からの制御信号によ
って変更することが可能である。イコライザ96を使用
して、動作の周波数帯域上で増幅器12の位相および/
または振幅の非線形性を補償する。信号は位相および/
またはゲイン回路98に供給され、位相および/または
ゲイン回路98の出力は増幅器12に供給され、増幅器
12の出力は、増幅器12によって生成されたIMD成
分など、ひずみ信号または成分を含む増幅された信号を
含む。増幅器12の出力のレプリカは結合パス30上に
置かれ、カプラ28においてフィードフォワードパス1
8上の信号の遅延されたバージョンと組み合わされて、
フィードフォワードパス18上のひずみのレプリカを、
キャリアキャンセルループ84の出力として分離する。
【0027】キャリアキャンセルループ84からのひず
み信号または成分は、ひずみまたはIMDキャンセルル
ープ86へ入力される。フィードフォワードパス18上
の信号はイコライザ100に供給され、イコライザ10
0は、動作の周波数帯域上で振幅および/または位相応
答を提供し、振幅および/または位相応答は、制御回路
94からの制御信号によって変更することが可能であ
る。イコライザ100を使用して、動作の周波数帯域上
で増幅器44の任意の位相および/または振幅の非線形
性を補償する。フィードフォワードパス18上のひずみ
信号はゲインおよび/または位相回路102に供給され
て、ひずみの振幅および/または位相を調節する。フィ
ードフォワードパス18上のひずみは、カプラ46にお
いて主信号パス16上の増幅された信号およびひずみと
組み合わされて、IMDまたはひずみキャンセルループ
86への出力として、低減されたひずみを伴う増幅され
た信号を出力する。
【0028】処理回路82は信号のサンプルまたはレプ
リカを受信することが可能であり、信号のサンプルまた
はレプリカはキャリアキャンセルループ84の出力およ
び/またはIMDキャンセルループ86の出力におい
て、任意のキャリア信号(複数可)およびひずみ成分を
含むことが可能であり、その結果生じたアナログ信号
を、たとえば増幅器12および/または増幅器44の、
動作の周波数帯域全体または少なくともその一部の、動
作の周波数帯域のデジタル表現に変換し、たとえば、信
号を作り出す少なくとも1つのキャリア信号およびIM
D成分などである。キャリアキャンセルループ84への
出力における周波数スペクトラムに応答して、制御回路
94はゲインおよび/または位相調節制御信号をゲイン
および/または位相アジャスタ98に供給し、たとえ
ば、キャリアキャンセルループ84への出力における周
波数スペクトラム全体の少なくとも1つのキャリア振幅
を低減することが可能である。処理回路82はイコライ
ザ調節信号をイコライザ96に供給して、動作の周波数
帯域のデジタル表現内に反映されたように、動作の周波
数帯域上で主信号パス16上のゲインおよび/または位
相応答を調節し、たとえば、周波数スペクトラム全体で
複数のキャリア振幅を等しく低減することが可能であ
る。ひずみキャンセルループ86への出力における周波
数スペクトラムに応答して、制御回路94はゲインおよ
び/または位相調節制御信号をゲインおよび/または位
相アジャスタ102に供給し、たとえば、キャリアキャ
ンセルループ84への出力における周波数スペクトラム
全体で少なくとも1つのひずみ振幅を低減することが可
能である。処理回路82はイコライザ調節信号をイコラ
イザ100に供給して、動作の周波数帯域のデジタル表
現内に反映されたように、動作の周波数帯域上で主信号
パス16上のゲインおよび/または位相応答を調節し、
たとえば、周波数スペクトラム全体で複数のひずみ振幅
を等しく低減することが可能である。
【0029】図3に示された実施形態では、RFスイッ
チ108を使用して、カプラ28の後のキャリアキャン
セルループ84への出力におけるキャリアキャンセル検
出ポイントと、カプラ46の後のひずみキャンセルまた
は低減ループ86への出力におけるひずみキャンセル検
出ポイントの間を切り換えることが可能である。キャリ
アキャンセル検出ポイントでは、カプラ115がフィー
ドフォワードパス18上の信号のレプリカを、キャリア
キャンセル検出パス116上でRFスイッチ108へ供
給する。RFスイッチ108は、キャリアキャンセル検
出パス116上の信号をブロック変換段110に供給
し、たとえば、動作の周波数帯域のキャリアキャンセル
検出パス116上の帯域幅をより低い周波数範囲にダウ
ンコンバートし、処理回路82のA/Dコンバータ88
による動作の帯域幅のデジタル変換を可能とする。
【0030】A/Dコンバータ88は、デジタル受信器
90へのキャリアキャンセル検出パス116上で動作の
帯域幅のデジタルサンプル値を生成し、デジタル受信器
90はA/Dコンバータ88からのデジタルサンプル値
に関してFFTプロセスを実行する。FFTプロセス
は、デジタル受信器90がチャネル化されたデータを監
視することが可能であり、キャリア信号および/または
IMD成分に対応するデータがカプラ112からの動作
の帯域幅の中と、デジタル帯域幅内またはスペクトラム
表示の中の同じ相対的な位置にあるという意味で、動作
の帯域幅のデジタル表現を生成する。この実施形態で
は、キャリア信号位置は、入力信号のサンプリングに基
づいて決定されるかまたはバス114によって提供され
ているので、有効なキャリア信号(複数可)に関連づけ
られることが可能な周波数ビンは、デジタル受信器90
によって監視されている振幅情報を有する。別法として
は、デジタル受信器90は、動作の帯域幅全体で振幅を
監視し、このときキャリア信号(複数可)および/また
はIMDまたはひずみ成分に対応する振幅を決定する。
【0031】デジタル受信器90は、キャリアキャンセ
ルループ84の出力において動作の帯域幅のデジタルド
メイン表現を監視し、ゲイン、位相および/またはイコ
ライザ調整を提供して、デジタルドメイン表現内に示さ
れる所望のスペクトラム応答を達成することが可能であ
る。たとえば、周波数ビン内の有効なキャリア信号(複
数可)の振幅(複数可)に応答して、デジタル受信器9
0は、ゲインおよび/または位相制御信号をゲインおよ
び/または位相アジャスタ102に供給して、スペクト
ラム表現内のキャリア信号(複数可)の振幅(複数可)
を低減することが可能である。こうした制御信号は、カ
プラ28において組み合わされている動作の周波数帯域
幅内のキャリア信号の間の相対的なゲインおよび/また
は位相を調節するために提供され、スペクトラム表現内
に示されたようにキャリア信号(複数可)のキャンセル
を向上させる。このように、デジタル受信器90は、キ
ャリア成分がカプラ28への出力において、位相差が約
180度で振幅が等しいように組み合わされるように、
主信号パス16からの信号のキャリア成分と結合パス3
0からの信号のキャリア成分の間で相対的な位相および
/または振幅を調節する。
【0032】本発明の別の態様によれば、イコライザ
(複数可)96は、動作の周波数帯域上で時間的に対応
する複数の振幅を使用して、動作の周波数帯域上でイコ
ライザ(複数可)96のゲインおよび/または位相応答
を調節することによって、変化する動作条件に適応する
ことが可能である。たとえば、イコライザ(複数可)
は、信号環境に完全に適応可能であり、動作の周波数帯
域内で時間的に対応する複数の振幅を使用して、連続的
または周期的に実行されるかトリガされるイコライザ
(複数可)96へ更新する。デジタル受信器90は、動
作の帯域幅内の時間的に対応する複数の振幅を測定し、
ここから動作の帯域幅全体の増幅器12の位相および/
または振幅の平坦さの指示を決定することが可能であ
る。たとえば、多くのキャリア信号が有効で、周波数全
体で等しい間隔で置かれている場合、ループ84のキャ
リアキャンセルは、周波数全体で評価することが可能で
ある。周波数全体の性能が適切ではない場合、たとえ
ば、性能仕様から外れている場合、イコライザ(複数
可)96は、主信号パス16上の周波数上で異なる振幅
および/または位相応答を提供するように調節され、性
能を向上させる。たとえば、キャリア信号(複数可)
は、許容可能な最も低いレベルに等しく低減され、TD
MAについて60dBcのキャリア−ひずみレベルなど
の性能仕様を達成することが可能である。
【0033】キャリア信号がまったくないかわずかしか
ない場合でも、デジタル受信器90はたとえば、パイロ
ット信号などのRF入力に注入されたテストトーン(複
数可)を使用して、イコライザ(複数可)96を調節す
ることが可能である。テストトーン(複数可)は、たと
えばTDMAキャリアなどの通常のキャリアと同じレベ
ルに調節することも可能であり、または、TDMAの例
では、たとえば約41dBmから15dBだけさらに下
のレベルに調節することも可能である。たとえば、入力
においてカプラ117を使用してテストトーン(複数
可)をRF入力に注入することによって、キャリアキャ
ンセルループの性能を特徴づけることが可能である。た
とえば、テストトーンは、鋭敏な(調整可能な)周波数
ソースまたはパイロット信号生成装置118である可能
性があり、たとえば20MHzの動作帯域など動作の帯
域幅全体でソースを掃引し、処理回路82を使用して周
波数応答を測定することによって、キャリアキャンセル
を基地局のトラフィックから独立して監視することが可
能である。パイロットはまた、広帯域信号である場合も
ある。有効なRFキャリアの場合と同様に、結合された
テストトーンは、デジタル受信器90が周波数帯域全体
で振幅、位相および/またはイコライザを調整すること
を可能にする。
【0034】この実施形態では、周波数全体でキャリア
信号(複数可)、テストトーンおよび/またはIMD成
分(複数可)の振幅を使用して、デジタル受信器90
は、変化する動作条件によって変化する周波数に応答し
て、動作の周波数帯域全体でイコライザ96の振幅およ
び/または位相応答を変更するイコライザ調整を提供す
ることが可能である。このように、増幅器のひずみ低減
装置80は、変化するかまたは異なる有効なRFキャリ
ア(複数可)条件、情報信号(複数可)、温度および/
または構成要素の性能など、変化する動作条件に適応す
ることが可能である。デジタル受信器90は、キャリア
キャンセルループ84の出力のデジタルドメインスペク
トラム表現内に反映されたように、動作の周波数帯域全
体でキャリアキャンセルループ84に関して、所望の振
幅および/または位相応答が達成されるまで、イコライ
ザ96の振幅および/または位相応答を調整することが
可能である。たとえば、デジタル受信器90は、デジタ
ルドメインスペクトラムまたは帯域幅の表現内に反映さ
れたように、イコライザ96の振幅および/または位相
応答を調節して、キャリア信号(複数可)を周波数上で
等しく低減することが可能である。
【0035】エラー増幅器44に提供される合計のパワ
ーが、向上したキャリアキャンセルのために低減され、
キャリア信号(複数可)に関するパワーレベルが周波数
上で等しく低減されるため、上記のような増幅器ひずみ
低減装置はエラー増幅器44のためのパワー要件を低減
する傾向がある。周波数上のゲインおよび/または位相
イコライザ調整に加えて、イコライザ96は、周波数上
にプログラマブル遅延調整回路を含み、増幅器12の中
の周波数上の微妙な遅延の変動を補償することが可能で
ある。これらの遅延の変動は、増幅器12をなすスプリ
ッタ/組合装置アセンブリ(図示せず)および並列増幅
器段(図示せず)において顕著に現れる可能性がある。
たとえば4、8または16の並列増幅器段など異なる数
の並列増幅器段を使用する時、絶対遅延は、スプリッタ
入力から並列増幅器段を介して組合装置出力まで変動す
る可能性がある。それぞれ異なる構成におけるこれらの
遅延の変動は位相エラーの原因となり、一部の周波数に
おいてはキャリアキャンセルの性能を悪くする結果とな
る可能性がある。種々の絶対遅延を補償するために、デ
ジタル受信器90は、遅延イコライザをプログラミング
して(イコライザ96の一部として示されているが、イ
コライザ96と直列に示すことも可能である)、キャリ
アキャンセルの改善を達成する。他の調整と同じよう
に、絶対遅延は直接測定されるわけではない。デジタル
受信器90によって検出されるのは動作の周波数帯域上
の複数の振幅であり、これは、周波数全体のキャリアキ
ャンセルの量を示す。この測定に基づいて、遅延イコラ
イザが調節される。遅延イコライザは他のイコライザと
同様であってもよい。一実施形態では、遅延イコライザ
は可変遅延であり、この中でそれぞれの遅延を伴う遅延
要素が直列であり、主信号パス16の中と外に切り換え
て主信号パス16上の遅延を変更することが可能で、た
とえば、2つの遅延要素を伴う2ビットの遅延アジャス
タなどである。
【0036】ひずみキャンセル検出ポイントでは、カプ
ラ120は、IMDへの主信号パス16またはRFスイ
ッチ108へのひずみ低減検出パス122上に、キャリ
ア信号(複数可)およびひずみ成分を含み得る信号のレ
プリカを提供する。RFスイッチ108は信号をひずみ
低減検出パス122上でブロック変換段110に供給
し、たとえば、動作の周波数帯域のひずみ低減検出パス
122上の帯域幅をより低い周波数帯域にダウンコンバ
ートし、処理回路82のA/Dコンバータ88によっ
て、動作の帯域幅のデジタル変換を行うことが可能とな
る。A/Dコンバータ88は、ひずみ低減検出パス12
2上の動作の帯域幅のデジタルサンプル値をデジタル受
信器90に生成し、デジタル受信器90はA/Dコンバ
ータ88からのデジタルサンプル値についてFFTプロ
セスを実行する。FFTプロセスは、デジタル受信器9
0がチャネル化されたデータを監視することが可能であ
り、キャリア信号および/またはIMD成分に対応する
データがデジタル帯域幅表示の中でカプラ120からの
動作の帯域幅内と同じ相対的な位置にあるという意味
で、動作の帯域幅のデジタル表現を生成する。この実施
形態では、キャリアキャンセルに関してキャリアキャン
セルループ84を監視することによってひずみ位置はす
でに決定されているので、ひずみと関連づけることが可
能な周波数ビンは、デジタル受信器90によって監視さ
れる振幅情報を有する。別法としては、デジタル受信器
90は、動作の帯域幅全体で振幅を監視し、このときひ
ずみ成分に対応する振幅の決定を行う。
【0037】デジタル受信器90は、ひずみ低減ループ
86の出力において動作の帯域幅のデジタルドメイン表
現を監視し、ゲイン、位相および/またはイコライザ調
整を提供して、スペクトラム表示内に示された所望のス
ペクトラム応答を生成する。たとえばこの実施形態で
は、デジタル受信器90は、測定パラメータとしてひず
みに関連づけられた周波数ビンを監視し、ひずみキャン
セルループ86を調節することが可能である。周波数ビ
ン内のIMDまたはひずみ成分(複数可)の振幅(複数
可)に応答して、デジタル受信器90の制御回路94
は、ゲインおよび/または位相制御信号をゲインおよび
/または位相アジャスタ102に供給して、周波数スペ
クトラム表現内のひずみ成分(複数可)の振幅(複数
可)を低減することが可能である。こうした制御信号
は、カプラ46において組み合わされている動作の周波
数帯域内のひずみ成分の間の相対的なゲインおよび/ま
たは位相を調節するために供給され、主信号パス16上
のひずみを低減する。ひずみの振幅が、周波数スペクト
ラム表現内に示されたように最小化されると、フィード
フォワードパス18および主信号パス16上のひずみ
は、カプラ46の出力において実質的に互いに打ち消し
合う。このように、デジタル受信器90は、変化する周
波数スペクトラムに基づいて調整を行い、主信号パス1
6からの動作の周波数帯域内のひずみ成分およびフィー
ドフォワードパス18からの動作の周波数帯域内のひず
み成分の間の相対的な位相および/またはゲインを調節
することによって、動作の間に変化する動作条件に適応
することが可能である。ひずみ成分が位相差が約180
度で振幅が等しいようにカプラ46への出力において組
み合わさるように、相対的な位相および/またはゲイン
調整が行われる。
【0038】本発明の他の態様によれば、イコライザ
(複数可)100は、動作の周波数帯域上で時間的に対
応する複数の振幅を使用して、動作の周波数帯域上でイ
コライザ(複数可)100のゲインおよび/または位相
応答を調節することによって、変化する動作条件に適応
することが可能である。たとえば、イコライザ(複数
可)96および/または100は信号環境に完全に適応
可能で、動作の周波数帯域内で時間的に対応する複数の
振幅を使用して、連続的または周期的に実行されるかま
たはトリガされるイコライザ(複数可)96および/ま
たは100に更新する。デジタル受信器90は、周波数
全体でひずみを測定することが可能である。たとえば、
動作の帯域幅全体の複数の振幅で、動作の帯域幅全体の
増幅器12または44の位相および/または振幅の平坦
さの指示を決定することが可能である。性能が十分でな
い場合、イコライザ96または100の動作の周波数帯
域上のゲイン/位相応答を調節して、所望のスペクトラ
ム表現を達成することが可能である。たとえば、ひずみ
は、性能仕様を満足させるレベルで、動作の周波数帯域
全体で等しく低減されるべきである。
【0039】周波数上のゲインおよび/または位相イコ
ライザの調節に加えて、イコライザ100は周波数上
に、たとえば、増幅器44内などに周波数上の微妙な遅
延の変動を補償できるプログラマブル遅延調節回路を含
み得る。これらの遅延の変動は位相エラーの原因にな
り、一部の周波数でひずみ低減の結果が悪くなる可能性
がある。種々の絶対遅延を補償するために、デジタル受
信器90は遅延イコライザをプログラミングし(イコラ
イザ100の一部として示されているが、イコライザ1
00と直列に示すことも可能である)、ひずみの低減の
改善を達成する。他の調整と同様に、絶対遅延は直接は
測定されない。デジタル受信器90によって測定される
のは、動作の周波数帯域上の複数の振幅であり、これ
は、周波数全体のひずみ低減の量を示す。この測定値に
基づいて、遅延イコライザが調節される。遅延イコライ
ザは他のイコライザと同様であってもよい。一実施形態
では、遅延イコライザは可変遅延であって、その中でそ
れぞれの遅延を伴う遅延要素が直列であり、フィードフ
ォワードパス18の中と外に切り換えられてフィードフ
ォワードパス18上の遅延を変更する、たとえば、2つ
の遅延要素を伴う2ビットの遅延アジャスタである。
【0040】パス予算(budget)と処理回路82は増幅
器ひずみ低減装置のスペクトラム出力を測定できるだけ
の十分なダイナミックレンジで設計される。処理回路8
2は十分な即時ダイナミックレンジを有して、信号およ
びひずみの両方を測定し、十分な範囲を有して、ひずみ
が低減された後でもひずみの正確な測定を得ることが可
能であり、たとえば、60dBcキャリアひずみ(IM
D)比が達成される時には、5dBのひずみ(IMD)
ノイズ比の範囲の能力を有するデジタル受信器である。
増幅器12の出力を直接測定し、動作の間に周波数スペ
クトラムを分析することが可能であることによって、実
際のひずみ性能はキャリア信号(複数可)からひずみ
(IMD)からノイズへ定量化することが可能である。
【0041】ひずみ低減ループ86の微調整が必要な場
合、処理回路82の感度は、検出器キャリアキャンセル
ループ130を使用可能にすることによって改善するこ
とが可能である。フィードフォワードパス18上のカプ
ラ132はカプラ28の前に、検出器キャリアキャンセ
ルパス134上へのキャリア信号(複数可)などの、
「クリーン」またはひずみのない信号の結合を解除する
かまたはサンプルを提供する。信号は遅延136によっ
て正しい量だけ遅延され、ひずみ低減装置の出力におけ
る信号遅延を一致させる。デジタル受信器90がひずみ
キャンセルループ86を監視している時に、切り換えら
れたRFフロントエンドは、ひずみキャンセルループ8
6出力信号と、検出器キャリアキャンセルループ130
の出力がカプラ138において組み合わされ、キャリア
信号(複数可)の振幅を低減することを可能にするよう
に構成される。検出器キャリアキャンセルパス134上
のキャリア信号(複数可)の振幅および位相は、キャリ
アがカプラ138の出力の後に最小化されるまで調節さ
れる。最小化されると、高ゲインプリアンプ段(図示せ
ず)は、ブロックコンバータ110のフロントエンドで
RFパスに切り換えられ、これによってひずみの検出
と、デジタル受信器90の感度を改善することが可能で
ある。結果として、たとえばIMDキャンセルループ8
6が、ほぼ60dBcのキャリアひずみ比レベルに微調
整されている時に増幅器のひずみを測定すると、約20
dBなどの改善されたひずみノイズ比になる。
【0042】デジタル受信器90が、IMD成分を直接
測定することによるIMDキャンセルループ86の調整
には問題があることを決定すると、パイロットで補助さ
れた調整が作動状態になる場合がある。たとえば、スイ
ッチ140を使用してパイロット信号(複数可)をカプ
ラ142にルーティングし、カプラ142はパイロット
信号を増幅器12の前に主信号パス16に注入すること
が可能である。IMDキャンセルループ86の調整は、
基地局に関してダウンリンクパワー制御が作動状態にな
っている時にはそれほどしっかりしたものではなくな
る。これは、キャリアRFパワーへの大きな変更、した
がって、ひずみ測定のより大きな変動という結果にな
る。デジタル受信器90は、パワー制御が作動状態かど
うかを決定し、IMD測定値の標準偏差が大きすぎない
かどうかを決定する。IMD測定値の標準偏差が大きす
ぎる場合、パイロット補助調整が作動状態になる。この
実施形態では、連続波(CW)パイロットが、キャリア
によって占領されていない周波数で主信号パス16上で
カプラ142に注入される。パイロットのレベルは、絶
対IMDレベルに匹敵するレベルである。IMDキャン
セルループ86はついで、パイロット(複数可)に関連
づけられた周波数ビンを見ることによって調整される。
ループは、IMDキャンセルループ86によって以前と
同じように調整され、パイロット信号の振幅を低減す
る。
【0043】したがってデジタル受信器90は、IMD
成分(複数可)および/またはパイロット信号(複数
可)の振幅を使用して、動作の周波数帯域全体でイコラ
イザ100の振幅および/または位相応答を変更するイ
コライザ調整を提供することが可能である。デジタル受
信器90は、ひずみ低減ループ86の出力のデジタルド
メイン帯域幅表現内の動作の周波数帯域全体で、IMD
成分(複数可)および/またはパイロット信号(複数
可)の振幅(複数可)内に反映されたように、ひずみキ
ャンセルループ86に関して所望の振幅および/または
位相応答が達成されるまで、イコライザ100の振幅お
よび/または位相応答を調節することが可能である。た
とえば、デジタル受信器90は、デジタルドメイン帯域
幅表現内に反映されたように、イコライザ100の振幅
および/または位相応答を調節し、IMD、パイロット
信号(複数可)またはひずみを周波数全体で等しく低減
することが可能である。さらに、デジタル受信器90
は、異なるRFキャリアおよび増幅器条件の下で、適応
的にひずみ低減ループ86を調整して、動作の周波数帯
域全体でより一貫した性能を提供することも可能であ
る。
【0044】上記の実施形態の他に、本発明の原理によ
る、増幅器ひずみ低減装置の代替の構成も可能であり、
これは、説明された装置の構成要素を省略および/また
は追加するか、および/または、説明された装置の変形
例または一部を使用する。たとえば、上記の実施形態は
フィードフォワード構成の場合について説明されたが、
動作の周波数帯域全体で異なる周波数で振幅の測定を提
供する広帯域受信器を使用して、相対的なゲインおよび
/または位相調整、および/またはイコライザ調整を提
供する他の実施形態も可能である。たとえば実施形態を
使用して、増幅の後で送信の前に、動作の周波数帯域内
の複数の振幅のうち少なくとも1つの振幅に基づいて、
増幅前の動作の周波数帯域にゲインおよび/または位相
調節が行われる、ひずみ前のアーキテクチャの動作の
間、変化する条件に適応するようにすることも可能であ
る。1930MHz〜1990MHz内のパーソナル通
信システム(PCS)帯域では、デジタル受信器90
は、20MHzのサブバンド上で異なる周波数で振幅の
測定を提供することが可能であり、これは、RFキャリ
ア(複数可)が置かれる即時周波数範囲か、RFキャリ
ア間の最大周波数分離として定義される。用途に応じ
て、キャリアキャンセルループ84は、典型的には約1
2〜32dBのキャリアキャンセル(好ましくは20d
Bより大きい)を達成し、IMDキャンセルループ86
は典型的には、動作の周波数帯域上で約12〜32dB
のひずみキャンセルを達成する(好ましくは20dBよ
り大きい)。
【0045】用途によっては、相対的なゲインおよび/
または位相回路および/またはイコライザ回路を異なる
位置、および/またはフィードフォワード増幅器および
他のひずみ低減構成内のパスの中に置くことも可能性で
ある。たとえば、ゲインおよび/または位相調整回路9
8は、カプラ28の前にパス18上に置かれる場合もあ
り、ゲインおよび/または位相アジャスタ102は、カ
プラ26の後にパス16上に置かれる場合もあり、また
は、ゲイン位相調節回路96および98は、両方の位置
に置かれる可能性もある。信号の振幅は、電圧、電流、
エネルギ、パワー、または強度など、異なる方法で測定
または表示することが可能であり、この明細書では信号
の振幅は全般にパワーレベルに関しているが、アナログ
時間ドメインでは、振幅が電圧レベルに関する可能性も
ある。
【0046】さらに、増幅器ひずみ低減装置を、A/D
コンバータを伴う処理回路の特定の動作を使用して記述
したが、当業者であれば理解されるように、増幅器ひず
み低減装置およびその一部は、本発明の利点を伴って、
特定用途向け集積回路、ソフトウェアで駆動される処理
回路、ファームウェア、プログラマブル論理デバイス、
ハードウェアまたは他の別の構成要素の構成内で実装す
ることも可能であることを理解されたい。説明されたの
は、本発明の原理の用途の例にすぎない。当業者であれ
ば、本明細書に図示され説明された例としての用途に厳
密に従わなくても、本発明の精神および範囲から離れる
ことなく、これらおよび種々の他の修正例、構成および
方法も行えることが容易に認識されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】増幅器がその中で動作する周波数を示す、RF
増幅器の周波数応答カーブの例を示す図である。
【図2】RF増幅器のために使用されるフィードフォワ
ードひずみ低減装置の構成図である。
【図3】本発明の原理による、フィードフォワード増幅
器ひずみ低減装置を示す図である。
【符号の説明】
10 フィードフォワード訂正回路 12 RF増幅器 14 スプリッタ 16 主信号パス 18 フィードフォワードパス 20 ゲイン位相回路 22、26、28、34、46、48、104、11
5、117、120、132、138、142 カプラ 24 遅延回路 30 パス 32、33、66、68 制御パス 35 信号検出制御回路 36、60 検出器 38、58、62 フィルタ 40、64 ヌル化回路 42 ゲイン位相回路 44 増幅器 50 パイロット検出パス 52 パイロット検出制御回路 54 パイロット受信回路 56 ミキサ 80 フィードフォワード増幅器アーキテクチャ 82 処理回路 84 キャリアキャンセルループ 86 ひずみキャンセルループ 88 アナログ/デジタル(A/D)コンバータ 90 デジタル受信器 92 高速フーリエ変換(FFT) 94 制御回路 96、100 イコライザ 98、102 位相アジャスタ 106 入力検出パス 108 RFスイッチ 110 ブロックコンバータ 112 局部発振器 114 バス 116 検出パス 118 パイロット信号生成装置 122 キャリアキャンセル検出パス 130 検出器キャリアキャンセルループ 134 検出器キャリアキャンセルパス 136 遅延 140 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー エフ.ザッパーラ アメリカ合衆国 08801 ニュージャーシ ィ,アナンデール,ウエストミンスター ドライヴ 13 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA21 CA27 FA08 GN02 GN05 GN07 HA38 HN08 KA15 KA16 KA23 KA34 KA55 KA68 MA11 MA14 MA20 TA01 TA03 5K052 AA01 BB01 DD15 FF07 GG48 GG57 5K060 BB07 CC05 DD04 HH06 LL00 LL23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変化する動作条件の下で低減されたひず
    みを伴う増幅された信号を生成する方法であって、 動作の周波数帯域上で時間的に対応する複数の振幅を検
    出するステップと、 該複数の振幅のうち少なくとも1つに応答して該動作の
    周波数帯域を調節するステップとを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 増幅する信号を、主信号パス16とフィ
    ードフォワードパス18の上に分割するステップと、 該主信号パス16上の該信号を増幅して、該主信号パス
    16上でひずみを伴う増幅された信号を生成するステッ
    プと、 該ひずみを伴う該増幅された信号をサンプリングして、
    結合パス30上で該ひずみを伴う該増幅された信号のレ
    プリカを得るステップと、 前記フィードフォワードパス18上の前記信号と、該結
    合パス30上の該増幅された信号と該ひずみとの該レプ
    リカとを組み合わせて、該フィードフォワードパス18
    上に該ひずみを生成するステップとをさらに含み、 前記動作の周波数帯域の前記サンプリングは、前記組合
    せの後に前記フィードフォワードパス18上の検出ポイ
    ントで行われることと、 前記調整は、該検出ポイントにおける前記振幅に応答し
    て行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 増幅する信号を、主信号パス16とフィ
    ードフォワードパス18の上に分割するステップと、 該主信号パス16上の該信号を増幅して、該主信号パス
    16上でひずみを伴う増幅された信号を生成するステッ
    プと、 該ひずみを伴う該増幅された信号をサンプリングして、
    結合パス30上で該ひずみを伴う該増幅された信号のレ
    プリカを得るステップと、 前記フィードフォワードパス18上の前記信号と、該結
    合パス30上の該増幅された信号と該ひずみとの該レプ
    リカとを組み合わせて、該フィードフォワードパス18
    上に該ひずみを生成するステップと、 該フィードフォワードパス18上の該ひずみをゲインお
    よび/または位相回路102に印加して、該フィードフ
    ォワードパス18上の該ひずみの振幅および/または位
    相を調節するステップと、 該フィードフォワードパス18上の該ひずみと、前記主
    信号パス16上の前記増幅された信号および前記ひずみ
    とを組み合わせて、該主信号パス16上に前記低減され
    たひずみを伴う増幅された信号を出力するステップとを
    さらに含み、 前記動作の周波数帯域の前記サンプリングは、前記組合
    せの後に前記主信号パス上の検出ポイントで行われるこ
    とと、 前記調整は、前記印加において該検出ポイントにおける
    前記振幅に応答して行われることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 増幅する信号を、主信号パス16とフィ
    ードフォワードパス18の上に分割するステップと、 該主信号パス16上の該信号を増幅して、該主信号パス
    16上でひずみを伴う増幅された信号を生成するステッ
    プと、 該ひずみを伴う該増幅された信号をサンプリングして、
    結合パス30上で該ひずみを伴う該増幅された信号のレ
    プリカを得るステップと、 前記フィードフォワードパス18上の前記信号と、該結
    合パス30上の該増幅された信号と該ひずみとの該レプ
    リカとを組み合わせて、該フィードフォワードパス18
    上に該ひずみを生成するステップと、 該フィードフォワードパス18上の該ひずみをゲインお
    よび/または位相回路102に印加して、該フィードフ
    ォワードパス18上の該ひずみの振幅および/または位
    相を調節するステップと、 該フィードフォワードパス18上の該ひずみと、前記主
    信号パス16上の前記増幅された信号および前記ひずみ
    とを組み合わせて、前記低減されたひずみを伴う増幅さ
    れた信号を出力するステップと、 前記組合せの後、前記フィードフォワードパス18上の
    第1の検出ポイントにおいて前記動作の周波数帯域をサ
    ンプリングするステップと、 前記組合せの後、前記主信号パス16上の第2の検出ポ
    イントにおいて前記動作の周波数帯域をサンプリングす
    るステップと、 前記第1の検出ポイントと前記第2の検出ポイントとを
    切り換えて、該第1の検出ポイントと該第2の検出ポイ
    ントにおける前記振幅に応答して調節を行うステップと
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記検出のステップはさらに、 検出パス106、116、122上の検出ポイントにお
    いて前記動作の周波数帯域のレプリカを得るステップ
    と、 該動作の周波数帯域のサンプルをデジタル値に変換する
    ステップと、 前記デジタル値の時間にわたっての平均をとり、前記動
    作の周波数帯域上で前記複数の振幅を生成するステップ
    とを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記平均をとるステップは、前記デジタ
    ル値を使用してフーリエ変換を実行し、前記動作の周波
    数帯域のデジタル表現を生成するステップを含むことを
    特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記調整のステップは、前記複数の振幅
    のうち少なくとも1つに応答して、組み合わせる前記動
    作の周波数帯域内の信号間で相対的なゲインおよび/ま
    たは位相調整を行うステップを含むことを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記調整のステップは、前記複数の振幅
    に応答してパス上の前記動作の周波数帯域内の信号に関
    して、前記動作の周波数帯域上でイコライザゲインおよ
    び/または位相応答を変更するステップを含むことを特
    徴とする請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記調整のステップは、前記複数の振幅
    に応答してパス上の前記動作の周波数帯域内の信号に関
    して、該動作の周波数帯域上でイコライザ遅延応答を変
    更するステップを特徴とする請求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 増幅器ひずみ低減装置であって、 検出パス106、116、112が動作の周波数帯域を
    受信し、 処理回路82が該検出パス上の該動作の周波数帯域を受
    信し、該動作の周波数帯域上で時間的に対応する複数の
    振幅を生成し、該複数の振幅のうち少なくとも1つに応
    答して該動作の周波数帯域に関して調整を提供すること
    を特徴とする増幅器ひずみ低減装置。
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