JP2002158393A - 半導体レーザ素子および半導体レーザ装置 - Google Patents
半導体レーザ素子および半導体レーザ装置Info
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Abstract
て、低出力から高出力までガウス型の高信頼性の高品位
なビームを得る。 【解決手段】 GaN基板15'上に、n−GaNコンタ
クト層16、n−Ga1-z 1Alz1N/GaN超格子クラッ
ド層17、n−Ga1-z2Alz2N光導波層18、In x2Ga
1-x2N(Si-ドープ)/Inx1Ga1-x1N多重量子井戸活
性層19、p-Ga1 -z3Alz3Nキャリアブロッキング層2
0、p−Ga1-z2Alz2N光導波層21、p−Ga1-z1Al
z1N/GaN超格子クラッド層22、p−GaNコンタク
ト層23を積層して、幅2μmのリッジ部を形成し、絶縁
膜26およびNi/Auよりなるp電極27を形成する。Ga
N基板15'に、p電極面に形成されたストライプと平行
に、幅100μmでn−GaNコンタクト層16までエッ
チングして溝を形成し、その溝の表面にTi/Auよりなる
n電極28を形成する。
Description
からなる半導体レーザ素子およびその半導体レーザ素子
を備えた半導体レーザ装置に関するものである。
体レーザは、光ディスクメモリおよび感光材料を用いた
印刷などの分野では、その高密度化および高画質化に伴
い、光密度がガウス分布の基本横モード発振する、信頼
性の高い高品質なビームが要求されている。例えば、41
0nm帯の短波長半導体レーザとして、1998年発行のJp
n. J. Appl. Phys. Lett., Vol.37,pp.L1020に記載の中
村氏らによるInGaN/GaN/AlGaN-Based Laser Diodes Gro
wn on GaN Substrates with a Fundamental Transverse
Modeにおいて、サファイア基板上にGaNを形成した後、
SiO2をマスクとして選択成長を利用してGaN層を形成し
た後、サファイア基板からGaN層の一部までを剥がして
できたGaN基板上に、n-GaNバッファ層、n-InGaNクラッ
ク防止層、n-AlGaN/GaN変調ドープ超格子クラッド層、n
-GaN光導波層、n-InGaN/InGaN多重量子井戸活性層、p-A
lGaNキャリアブロック層、p-GaN光導波層、p-AlGaN/GaN
変調ドープ超格子クラッド層、p-GaNコンタクト層を積
層してなる半導体レーザが報告されている。
変調ドープ超格子クラッド層を用いて素子抵抗低減を図
っているが、十分ではないので、駆動時のジュール熱に
よる信頼性の劣化が見られる。また、上記のような系の
半導体層からなる半導体レーザでは、素子抵抗が高いた
めに、特に、単一モードのレーザでは、コンタクト層と
の接触面積が狭いため発熱による影響が実用上問題とな
る。ジュール熱の発生に対しては、ヒートシンクなどを
用いる冷却により対処しているが、上記素子構造では、
素子側面をエッチングして露出したn-GaN層上に形成し
ているので、素子形状が複雑で発熱が生じる活性層に近
いp電極側からの冷却が困難であり、活性層から遠いn
電極面からしか冷却が行えないため、放熱が十分でな
い。また、p電極とn電極が互いに上下方向に位置する
のではなく、左右に並んでいるため、p電極から注入さ
れた電流の流れが真直ぐでなく不均一になりやすく、そ
のため光密度がガウス型分布の均一な発光を得ることが
できない。ガウス型分布の発光を得るためにはリッジ幅
を極力狭める必要があるが、リッジ幅を狭めると高出力
化が難しいという問題がある。
を向上し、また、活性層への電流の注入を均一にして、
光密度がガウス型分布の、均一且つ高品質なビームを有
する、高出力発振下においても信頼性が高い半導体レー
ザ素子および半導体レーザ装置を提供することを目的と
するものである。
子は、一対の電極の一方を備えたGaN基板上に、少な
くとも活性層を含むGaN系の半導体からなる半導体層
と他方の電極とがこの順に積層されてなり、半導体層に
電流の注入領域が形成されている半導体レーザ素子にお
いて、GaN基板の電流の注入領域と対応する領域に、
該基板の半導体層が形成されている面と反対側の面から
半導体層に至るまでの深さで溝が形成されており、該溝
の表面に一方の電極が形成されていることを特徴とする
ものである。
ト層が形成され、該コンタクト層と溝の表面に形成され
た一方の電極とがオーミック接合されていることが望ま
しい。
が埋め込まれて該溝が形成されている側の面が平坦化さ
れており、該平坦化された面にヒートシンクが接合され
ていることが望ましい。前記金属はAuであることが望
ましい。
よる本発明の半導体レーザ素子と、半導体レーザ素子の
GaN基板側に接合された、溝へ冷却媒質を供給する供
給通路および該溝から冷却媒質を排出させる排出通路が
形成されているヒートシンクと、両通路により溝に冷却
媒質を流通させる手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
端面から他方の端面まで形成されていてもよく、あるい
は、端面から端面の間の一部であってもよい。
のみならず、溝内部の表面からGaN基板の半導体層が
積層されている面とは反対側の面まで覆うように形成さ
れていてもよい。
Nを構成要素に含むことを示し、例えばGaN、InG
aNおよびAlGaNを挙げることができる。
aN基板の電流の注入領域と対応する領域に、半導体層
に至るまでの深さで溝が形成されており、該溝の表面に
一方の電極が形成されていることにより、積層方向の両
端面に一対の電極のそれぞれが形成されている構成とな
っており、電流の通路が真直ぐ形成されるため、電流が
均一に活性層に注入されるので、光密度がガウス型分布
をした均一な発振モードを得ることができる。よって、
高出力化する際、従来のように光密度を均一にするため
にリッジ幅を狭める必要がないので、高出力化が可能で
あり、高品質でかつ高信頼性の発振ビームを得ることが
できる。
体レーザ素子は、素子の側面をn−GaN層までエッチ
ングしてそこにn電極を形成していたので、素子の形状
が複雑で活性層に近いp電極側をヒートシンクにボンデ
ィング(p−downボンディング)することができず、n
電極側から冷却を行っていた。しかし、本発明の半導体
レーザ素子によれば、活性層に近いp電極側をヒートシ
ンクにボンディングすることが可能となり、冷却効果が
高まり、高出力発振下においても高品質な発振モードを
得ることができる。あるいはn電極側を下にしてボンデ
ィングする(n−downボンディング)ことも可能とな
る。さらには、両電極側をヒートシンクにボンディング
することが可能であり、冷却効果がさらに高まり、高出
力発振下においても高品質な発振モードを得ることがで
きる。
ト層が形成されており、該コンタクト層と溝の表面に形
成された一方の電極とがオーミック接合となっているこ
とにより、素子抵抗を低減することができるので、発熱
による影響を抑制して、高品位なビームを得ることがで
きる。
により埋め込まれて、該溝が形成されている側の面が平
坦化されており、該平坦化された面にヒートシンクが接
合されていることにより、素子とヒートシンクが均一な
接合がなされているため、放熱性が向上し発熱の影響を
抑制することができる。また、埋め込まれる金属がAu
であることにより、良好に放熱を行うことができる。
ば、上記構成による本発明の半導体レーザ素子と、該半
導体レーザ素子の基板側に接合された、溝へ冷却媒質を
供給する供給通路および該溝から冷却媒質を排出させる
排出通路が形成されているヒートシンクと、両通路によ
り溝に冷却媒質を流通させる手段とを備えた構成である
ことにより、より効率良く放熱が可能であり、高出力発
振下においても高品質な発振モードを得ることができ
る。
を用いて詳細に説明する。
ーザ素子についてその製造過程に沿って説明する。図1
にその半導体レーザ素子のGaN基板の製造過程の断面
図を示し、図2にその半導体レーザ素子の出射光に垂直
な断面図を示し、図3にその半導体レーザ素子の側面図
を示す。なお、以下に示す半導体レーザ素子の各層の成
長用原料としては、トリメチルガリウム(TMG)、トリ
メチルインジュウム(TMI)、トリメチルアルミニウム
(TMA)とアンモニアを用い、n型ドーパントガスとして
シランガスを用い、p型ドーパントとしてシクロペンタ
ジエニルマグネシウム(Cp2Mg)を用いる。
長法により(0001)C面サファイア基板11上に、5
00℃で30nmの膜厚のGaN低温層10を形成し、低
圧100torrでGaNバッファ層12を2μm程度の膜厚
で形成する。その上に0.1μm厚のSiO2膜13をP-CVD
装置で形成し、フォトリソエッチングにより5μm幅ス
トライプを10μm間隔でSiO2マスクパターンを形
成する。続いてSiO2マスクパターン上に厚さ20μ
m程度のGaN膜14を成長させる。さらにHVPE(hydrid
e vapor phase epitaxy)法を用いて1000℃で厚さ200μ
m程度のノンドープGaN膜15を積層成長させる。
域を、切削および研磨して、HVPE法で成長したノンドー
プGaN膜15を厚さ150μmとする。図1(b)に示
すように、この厚さ150μmのGaN層15を、GaN
基板15'とする。
て作製したGaN基板15'上に、n−GaNコンタクト
層16、n−Ga1-z1Alz1N(厚さ2.5nm)/GaN超格子
クラッド層(厚さ2.5nm)17、n−Ga1-z2Alz2N光導
波層18、Inx2Ga1-x2N(Si-ドープ)/Inx1Ga
1-x1N多重量子井戸活性層(0.5>x1>x2≧0)19、p-
Ga1-z3Alz3Nキャリアブロッキング層20、p−Ga
1-z2Alz2N光導波層21、p−Ga1-z1Alz1N(厚さ
2.5nm)/GaN(厚さ2.5nm)超格子クラッド層22、p−G
aNコンタクト層23を成長する。引き続き、SiO2膜2
4(図示せず)とレジスト25(図示せず)を形成し、通
常のリソグラフィーにより、幅10μmのリッジ溝の間
に、幅約2μmのリッジ部が形成されるように、幅10
μmの2本のリッジ溝の領域のレジスト25(図示せず)
とSiO2膜24(図示せず)を除去する。RIE(反応性イ
オンエッチング)装置で選択エッチングによりp−Ga
1-z1Alz1N/GaN超格子クラッド層22の途中までエ
ッチングを行ってリッジ溝を2本形成する。このエッチ
ングによるクラッド層22の残し厚は、基本横モード発振
が達成できる厚みとする。レジスト25(図示せず)とS
iO2膜24(図示せず)を除去した後、絶縁膜26を形成
し、通常のフォトリソエッチング技術で、リッジ部上部
のSiO2膜26を幅約2μmでエッチング除去し、電流
の注入領域を開口する。p−GaNコンタクト層23の表
面にNi/Auよりなるp電極27を形成する。
ソ法でp電極面に形成された電流注入領域と対応する領
域に平行に100μm幅のストライプ開口部を形成し、
Cl 2ガスを用いたECRドライエッチング法を用いてn−
GaNコンタクト層16までエッチングを行う。レジスト
剥離後、溝内部からGaN基板15'の表面にTi/Alよ
りなるn電極28を形成する。図3に示すように、上記の
ようにして作製された試料をへき開してできた共振器面
に高反射率コート29および無反射コート30を行い、チッ
プ化して半導体レーザ素子を作製する。その後、半導体
レーザ素子のp電極27側の面をヒートシンク32にAuS
nロウ材31を用いてボンディングする。
2≧0、1>z3>z2の関係を満足することが望ましい。
光の等価屈折率をnAとし、リッジ部の垂直方向に伝搬
する光の等価屈折率をnBとし、リッジ溝の下部のクラ
ッド層の厚みを制御することにより、nB-nA で表され
る等価屈折率を、7×10-3>nB-nA>1.5×10-3の範囲
で制御できる。
図3に示すように、GaN基板15'に形成された溝は、
リッジ部に形成された電流注入領域に対応する領域に、
該電流注入領域の幅(2μm)よりも広い100μmの
幅で、反射膜コートが施された一方の端面から他方の端
面までの長さで形成されている。
にn電極28が形成されており、p電極27から真直ぐ下の
方向にn電極28が位置しているので、p電極27側から注
入された電流が活性層へ均一に流れ、安定して光密度が
ガウス型分布を有する発振ビームを得ることが可能とな
る。また、n電極28がn−GaNコンタクト層16と直に
コンタクトを形成していることにより、コンタクト抵抗
を低減できるので、素子の発熱を低減することができ
る。
性層に近いp電極面において行うことが可能であるの
で、素子の発熱の冷却効果が従来のn電極面の実装に比
べて高く、高出力発振下においても、光密度がガウス型
分布を有する高品質なレーザ発光を実現することが可能
である。
Nを用いてもよい。SiNを用いた場合、膜がより緻密
であるので、欠陥などによるリーク電流を低減させるこ
とが可能であり、歩留まりを向上させることができる。
が形成されているので、冷却効果が高く、高出力発振下
においても高い信頼性を得ることができる。
体レーザ素子についてその製造方法に沿って説明する。
図4にその半導体レーザ素子の出射光に垂直な断面図を
示し、図5にその半導体レーザ素子の側面図を示す。半
導体レーザ素子の各層の成長用原料として、トリメチル
ガリウム(TMG)、トリメチルインジュウム(TMI)、ト
リメチルアルミニウム(TMA)とアンモニアを用い、n型
ドーパントガスとしてシランガスを用い、p型ドーパン
トとしてシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)
を用いる。GaN基板として上記第1の実施の形態で作
製されたGaN基板15'を用いる。
に、n−GaNコンタクト層46、n−Ga1-z1Alz1
N(厚さ2.5nm)/GaN超格子クラッド層(厚さ2.5nm)4
7、n−Ga1-z2Alz2N光導波層48、Inx2Ga1-x2
N(Si-ドープ)/Inx1Ga1-x1N多重量子井戸活性層
(0.5>x1>x2≧0)49、p-Ga1-z3Alz3Nキャリア
ブロッキング層50、p−Ga1-z2Alz2N光導波層51、
p−Ga1-z1Alz1N(厚さ2.5nm)/GaN(厚さ2.5nm)
超格子クラッド層52、p−GaNコンタクト層53を成長
する。引き続き、SiO2膜54(図示せず)とレジスト55
(図示せず)を形成し、通常のリソグラフィーにより、
幅10μmのリッジ溝の間に、幅約50μmのリッジ部
が形成されるように、幅10μmの2本のリッジ溝の領
域のレジスト54(図示せず)とSiO2膜55(図示せず)を
除去する。RIE(反応性イオンエッチング)装置で選択
エッチングによりp−Ga1-z1Alz1N/GaN超格子
クラッド層52の途中までエッチングを行ってリッジ溝を
形成する。このエッチングのクラッド層残し厚は、基本
横モード発振が達成できる厚みとする。レジスト54(図
示せず)とSiO2膜55(図示せず)を除去した後、SiO
2膜56を形成し、通常のフォトリソエッチング技術でリ
ッジ部の幅50μmのSiO2膜56をエッチングにより
除去し、電流の注入領域を開口する。p−GaNコンタ
クト層53の表面にNi/Auよりなるp電極57を形成す
る。
り、p電極57面に形成された電流注入領域と対応する領
域に平行に200μm幅の開口部を形成し、Cl2ガス
を用いたECRドライエッチング法を用いてn−GaN
コンタクト層46までエッチングを行う。図5に示すよう
に、溝は一方の端面から他方の端面の間の一部に、側面
から見てメサ状(破線で示す)に形成されている。
aN基板15'の裏面までTi/Alよりなるn電極58を形
成する。その後、特開平10-22574号に示されるようなA
u材を含んだ溶媒をスピン塗布法で、溝を埋め込んだ
後、約400℃で30分のアニーリングを行う。これによ
り溝部が平坦に埋め込まれたAu層33が形成される。試
料をへき開して形成した共振器面に高反射率コート59、
無反射コート60を行い、その後、チップ化して半導体レ
ーザ素子61を作製する。その後、ヒートシンク32にAu
Snロウ材31を用いてn電極58側面をボンディングす
る。
2≧0、1>z3>z2の関係を満足することが望ましい。
光の等価屈折率をnAとし、リッジ部の垂直方向に伝搬
する光の等価屈折率をnBとし、リッジ溝の下部のクラ
ッド層の厚みを制御することにより、nB-nA で表され
る等価屈折率を、7×10-3>nB-nA>1.5×10-3の範囲
で制御できる。
おいても、n電極をGaN基板15'を部分的にエッチン
グし露出されたn−GaNコンタクト層46と直にコンタ
クトを形成することによって、p電極57側から注入され
た電流が活性層に均一に流れる。そのため、50μm幅
のリッジストライプを有する高出力な半導体レーザ素子
においても、マルチモード発振ながら低雑音な発振特性
が得られることが可能となる。さらに、GaN基板15'
に形成された溝はAu材で埋め込まれ平坦化されている
ためヒートシンクへのボンディングが均一に行われるの
で、素子の発熱の冷却効果が高く、高出力発振下でも高
信頼性なレーザ発光を実現することが可能となる。
子においては、溝の形状はGaN基板を下にしてメサ形
状であるが、この形状に限定されるものではなく、逆メ
サ形状あるいは矩形状の溝であってもよい。
体レーザ装置について説明する。図6にその半導体レー
ザ装置の出射光に垂直な断面図を示す。本実施の形態に
よる半導体レーザ装置は、上記第2の実施の形態による
半導体レーザ素子61に冷却媒質の通路を備えたヒートシ
ンクと冷却媒質を流通させる手段とを備えたものであ
る。
導体レーザ装置は、上記半導体レーザ素子61と、半導体
レーザ素子61のn電極58側の表面がAuSnロウ材31に
より接合されたヒートシンク70と、該ヒートシンクを貫
通する冷媒供給通路70aおよび冷媒排出通路70bにそれ
ぞれ接続された絶縁チューブ71aおよび71bと、該チュ
ーブに接続されたサーキュレーター72とからなるもので
ある。
基板15'に形成されたメサ状の溝がヒートシンク70によ
って閉じられて、この溝がn電極58およびヒートシンク
70を通路壁とする冷却媒質通路を構成している。この冷
却媒質通路には、上記サーキュレーター72によって循環
される冷却媒質73が流通し、この冷却媒質73によって半
導体レーザ素子61が冷却される。溝中の矢印は、冷却媒
質73の大まかな流れの向きを示している。なお冷却媒体
73としては、例えば水、もしくはそれに準じるものが好
適に利用可能である。
レーザ素子61およびヒートシンク70に直接接して流れ
る。そこで、半導体レーザ素子61からヒートシンク70へ
の放熱がこの冷却媒質73を介して十分良好になされるよ
うになり、半導体レーザ素子61の(より具体的には量子
井戸活性層近傍の)温度上昇が抑制されて、高出力発振
下においても高い信頼性が得られる。
シンクが接合されていてもよい。
低出力から高出力までガウス型分布の高品位でかつ高信
頼性なビームを発するので、高速な情報・画像処理及び
通信、計測、医療、印刷の分野での光源として応用可能
である。
素子を示す、出射光に垂直な断面図
素子を示す側面図
素子を示す、出射光に垂直な断面図
素子を示す側面図
装置を示す、出射光に垂直な断面図
戸活性層 20 p-Ga1-z3Alz3Nキャリアブロッキング層 21 p−Ga1-z2Alz2N光導波層 22 p−Ga1-z1Alz1N/GaN超格子クラッド層 23 p−GaNコンタクト層 26 絶縁膜 27 p電極 28 n電極 31 AuSnロウ材 32 ヒートシンク
Claims (5)
- 【請求項1】 一対の電極の一方を備えたGaN基板上
に、少なくとも活性層を含むGaN系の半導体からなる
半導体層と他方の電極とがこの順に積層されてなり、前
記半導体層に電流の注入領域が形成されている半導体レ
ーザ素子において、 前記GaN基板の前記電流の注入領域と対応する領域
に、該基板の前記半導体層が形成されている面と反対側
の面から前記半導体層に至るまでの深さで溝が形成され
ており、該溝の表面に前記一方の電極が形成されている
ことを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項2】 前記半導体層の前記GaN基板側にコン
タクト層が形成されており、該コンタクト層と前記溝の
表面に形成された一方の電極とがオーミック接合されて
いることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素
子。 - 【請求項3】 前記溝に前記GaNより熱伝導率が高い
金属が埋め込まれて該溝が形成されている側の面が平坦
化されており、該平坦化された面にヒートシンクが接合
されていることを特徴とする請求項1または2記載の半
導体レーザ素子。 - 【請求項4】 前記金属がAuであることを特徴とする
請求項3記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の半導体レーザ素
子と、 該半導体レーザ素子の前記GaN基板側に接合された、
前記溝へ冷却媒質を供給する供給通路および該溝から前
記冷却媒質を排出させる排出通路が形成されているヒー
トシンクと、 前記両通路により前記溝に冷却媒質を流通させる手段と
を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001045118A JP2002158393A (ja) | 2000-09-11 | 2001-02-21 | 半導体レーザ素子および半導体レーザ装置 |
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JP2000274774 | 2000-09-11 | ||
JP2001045118A JP2002158393A (ja) | 2000-09-11 | 2001-02-21 | 半導体レーザ素子および半導体レーザ装置 |
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