JP2002156605A - コリメータレンズの位置決め方法および装置 - Google Patents

コリメータレンズの位置決め方法および装置

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JP2002156605A
JP2002156605A JP2000353115A JP2000353115A JP2002156605A JP 2002156605 A JP2002156605 A JP 2002156605A JP 2000353115 A JP2000353115 A JP 2000353115A JP 2000353115 A JP2000353115 A JP 2000353115A JP 2002156605 A JP2002156605 A JP 2002156605A
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collimator lens
shaft
housing
optical axis
lens barrel
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JP2000353115A
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English (en)
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Yoshiyuki Kunuki
義幸 九貫
Shunichi Seto
俊一 瀬戸
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 レーザ光を正確に平行なレーザ光に変換する
ことのできるコリメータレンズの位置決め方法および位
置決め装置を提供する。 【解決手段】 コリメータレンズ筒4を、第一のハウジ
ング3に形成された挿通穴5内に挿入して、板ばね7に
よって支持させ、第二のハウジング13に挿通され、光
軸12方向に移動可能で、かつ、回転可能な中空のシャ
フト16の先端部近傍に形成されたねじ山17と、コリ
メータレンズ筒の先端部近傍に形成されたねじ山とを係
合させ、シャフトを光軸方向に移動させて、コリメータ
レンズの位置を粗調整し、シャフトを回転させて、コリ
メータレンズ筒を、光軸方向に移動させて、その位置を
微調整し、コリメータレンズ筒が所望の位置に達した時
点で、板ばねの付勢力を増大させて固定し、位置決めす
ることを特徴とするコリメータレンズの位置決め方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コリメータレンズ
の位置決め方法および装置に関するものであり、さらに
詳細には、コリメータレンズを、正確に、かつ、簡易
に、位置決めすることができ、半導体レーザ光源から放
出されたレーザ光を正確に平行なレーザ光に変換するこ
とのできるコリメータレンズの位置決め方法およびコリ
メータレンズの位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線が照射されると、放射線のエネル
ギーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長
域の電磁波を用いて励起すると、照射された放射線のエ
ネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有す
る輝尽性蛍光体を、放射線の検出材料として用いて、被
写体を透過した放射線のエネルギーを、蓄積性蛍光体シ
ートに形成された輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光
体に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波により、輝尽
性蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性
蛍光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、ディ
ジタル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTな
どの表示手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上
に、放射線画像を生成するように構成された放射線診断
システムが知られている(たとえば、特開昭55−12
429号公報、同55−116340号公報、同55−
163472号公報、同56−11395号公報、同5
6−104645号公報など。)。
【0003】同様な輝尽性蛍光体を、放射線の検出材料
として用い、放射性標識を付与した物質を、生物体に投
与した後、その生物体あるいはその生物体の組織の一部
をサンプルとし、このサンプルを、輝尽性蛍光体層が設
けられた蓄積性蛍光体シートと一定時間重ね合わせるこ
とにより、放射線エネルギーを輝尽性蛍光体に、蓄積、
記録し、しかる後に、電磁波によって、輝尽性蛍光体層
を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から
放出された輝尽光を光電的に検出して、ディジタル画像
信号を生成し、画像処理を施して、CRTなどの表示手
段上あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、画像を
再生するように構成されたオートラジオグラフィ検出シ
ステムが知られている(たとえば、特公平1−6078
4号公報、特公平1−60782号公報、特公平4−3
952号公報など)。
【0004】さらに、光が照射されると、そのエネルギ
ーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長域
の電磁波を用いて励起すると、照射された光のエネルギ
ーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽
性蛍光体を、光の検出材料として用い、蛋白質、核酸配
列などの固定された高分子を、化学発光物質と接触し
て、化学発光を生じさせる標識物質によって、選択的に
標識し、標識物質によって選択的に標識された高分子
と、化学発光物質とを接触させて、化学発光物質と標識
物質との接触によって生ずる可視光波長域の化学発光
を、蓄積性蛍光体シートに設けられた輝尽性蛍光体層
に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波により、輝尽性
蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍
光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、ディジ
タル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTなど
の表示手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、
放射線画像を再生して、遺伝子情報などの高分子に関す
る情報を得るようにした化学発光検出システムが知られ
ている(たとえば、米国特許第5,028,793号、
英国特許出願公開GB第2,246,197Aな
ど。)。
【0005】また、電子線あるいは放射線が照射される
と、電子線あるいは放射線のエネルギーを吸収して、蓄
積、記録し、その後に、特定の波長域の電磁波を用いて
励起すると、照射された電子線あるいは放射線のエネル
ギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝
尽性蛍光体を、電子線あるいは放射線の検出材料として
用い、金属あるいは非金属試料などに電子線を照射し、
試料の回折像あるいは透過像などを検出して、元素分
析、試料の組成解析、試料の構造解析などをおこなった
り、生物体組織に電子線を照射して、生物体組織の画像
を検出する電子顕微鏡による検出システムや、放射線を
試料に照射し、得られた放射線回折画像を検出して、試
料の構造解析などをおこなう放射線回折画像検出システ
ムなどが知られている(たとえば、特開昭61−517
38号公報、特開昭61−93538号公報、特開昭5
9−15843号公報など)。
【0006】これらの蓄積性蛍光体シートを画像の検出
材料として使用するシステムは、写真フイルムを用いる
場合とは異なり、現像処理という化学的処理が不必要で
あるだけでなく、得られた画像データに画像処理を施す
ことにより、所望のように、画像を再生し、あるいは、
コンピュータによる定量解析が可能になるという利点を
有している。
【0007】他方、オートラジオグラフィシステムにお
ける放射性標識物質に代えて、蛍光物質を標識物質とし
て使用した蛍光検出(fluorescence) システムが知られ
ている。このシステムによれば、蛍光画像の読み取るこ
とによって、遺伝子配列、遺伝子の発現レベル、蛋白質
の分離、同定、あるいは、分子量、特性の評価などをお
こなうことができ、たとえば、電気泳動させるべき複数
のDNA断片を含む溶液中に、蛍光色素を加えた後に、
複数のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させ、ある
いは、蛍光色素を含有させたゲル支持体上で、複数のD
NA断片を電気泳動させ、あるいは、複数のDNA断片
を、ゲル支持体上で、電気泳動させた後に、ゲル支持体
を蛍光色素を含んだ溶液に浸すなどして、電気泳動され
たDNA断片を標識し、励起光によって、蛍光色素を励
起して、生じた蛍光を検出することによって、画像を生
成し、ゲル支持体上のDNAを分布を検出したり、ある
いは、複数のDNA断片を、ゲル支持体上で、電気泳動
させた後に、DNAを変性(denaturation) し、次い
で、サザン・ブロッティング法により、ニトロセルロー
スなどの転写支持体上に、変性DNA断片の少なくとも
一部を転写し、目的とするDNAと相補的なDNAもし
くはRNAを蛍光色素で標識して調製したプローブと変
性DNA断片とをハイブリダイズさせ、プローブDNA
もしくはプローブRNAと相補的なDNA断片のみを選
択的に標識し、励起光によって、蛍光色素を励起して、
生じた蛍光を検出することにより、画像を生成し、転写
支持体上の目的とするDNAを分布を検出したりするこ
とができる。さらに、標識物質により標識した目的とす
る遺伝子を含むDNAと相補的なDNAプローブを調製
して、転写支持体上のDNAとハイブリダイズさせ、酵
素を、標識物質により標識された相補的なDNAと結合
させた後、蛍光基質と接触させて、蛍光基質を蛍光を発
する蛍光物質に変化させ、励起光により、生成された蛍
光物質を励起して、生じた蛍光を検出することによっ
て、画像を生成し、転写支持体上の目的とするDNAの
分布を検出したりすることもできる。この蛍光検出シス
テムは、放射性物質を使用することなく、簡易に、遺伝
子配列などを検出することができるという利点がある。
【0008】さらに、近年、スライドガラス板やメンブ
レンフィルタなどの担体表面上の異なる位置に、ホルモ
ン類、腫瘍マーカー、酵素、抗体、抗原、アブザイム、
その他のタンパク質、核酸、cDNA、DNA、RNA
など、生体由来の物質と特異的に結合可能で、かつ、塩
基配列や塩基の長さ、組成などが既知の特異的結合物質
を、スポッター装置を用いて、滴下して、多数の独立し
たスポットを形成し、次いで、ホルモン類、腫瘍マーカ
ー、酵素、抗体、抗原、アブザイム、その他のタンパク
質、核酸、cDNA、DNA、mRNAなど、抽出、単
離などによって、生体から採取され、あるいは、さら
に、化学的処理、化学修飾などの処理が施された生体由
来の物質であって、蛍光物質、色素などの標識物質によ
って標識された物質をハイブリダイズさせたマイクロア
レイに、励起光を照射して、蛍光物質、色素などの標識
物質から発せられた蛍光などの光を光電的に検出して、
生体由来の物質を解析するマイクロアレイ検出システム
が開発されている。このマイクロアレイ検出システムに
よれば、スライドガラス板やメンブレンフィルタなどの
担体表面上の異なる位置に、数多くの特異的結合物質の
スポットを高密度に形成して、標識物質によって標識さ
れた生体由来の物質をハイブリダイズさせることによっ
て、短時間に、生体由来の物質を解析することが可能に
なるという利点がある。
【0009】また、メンブレンフィルタなどの担体表面
上の異なる位置に、ホルモン類、腫瘍マーカー、酵素、
抗体、抗原、アブザイム、その他のタンパク質、核酸、
cDNA、DNA、RNAなど、生体由来の物質と特異
的に結合可能で、かつ、塩基配列や塩基の長さ、組成な
どが既知の特異的結合物質を、スポッター装置を用い
て、滴下して、多数の独立したスポットを形成し、次い
で、ホルモン類、腫瘍マーカー、酵素、抗体、抗原、ア
ブザイム、その他のタンパク質、核酸、cDNA、DN
A、mRNAなど、抽出、単離などによって、生体から
採取され、あるいは、さらに、化学的処理、化学修飾な
どの処理が施された生体由来の物質であって、放射性標
識物質によって標識された物質をハイブリダイズさせた
マクロアレイを、輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が
形成された蓄積性蛍光体シートと密着させて、輝尽性蛍
光体層を露光し、しかる後に、輝尽性蛍光体層に励起光
を照射し、輝尽性蛍光体層から発せられた輝尽光を光電
的に検出して、生体由来の物質を解析する放射性標識物
質を用いたマクロアレイ検出システムも開発されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これらのシステムに用
いられる画像読み取り装置は、いずれも、サンプルに、
励起光を照射して、輝尽性蛍光体や蛍光物質などの標識
物質を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光や蛍
光物質から放出された蛍光などを光電的に検出して、標
識物質の画像データや発光量データなどの生化学解析用
のデータを生成するものであり、半導体レーザ光源を励
起光源として用い、半導体レーザ光源から放出されたレ
ーザ光によって、サンプルを走査して、画像を読み取る
ようにした画像読み取り装置が提案されている。
【0011】半導体レーザ光源を励起光源として用い、
サンプルに含まれた輝尽性蛍光体や蛍光物質などの標識
物質を励起する場合、半導体レーザ光源から放出された
拡散性を有するレーザ光を、平行なレーザ光に変換する
ことが必要不可欠であり、そのため、画像読み取り装置
は、半導体レーザ光源から放出されたレーザ光をコリメ
ータレンズに導くように構成されている。
【0012】かかる場合、半導体レーザ光源から放出さ
れたレーザ光が平行なレーザ光に変換されるように、コ
リメータレンズを正確に位置決めすることが必要であ
り、そのため、従来は、挿通穴が形成されたハウジング
内に、コリメータレンズ筒を挿入して、半導体レーザ光
源から放出されたレーザ光をセンサによって、検出しつ
つ、偏心ドライバを用いて、ハウジングに形成された挿
通穴内で、コリメータレンズ筒をレーザ光の光軸方向に
移動させて、その位置を調整し、止めねじで、直接、コ
リメータレンズ筒を押さえつけて、コリメータレンズ筒
を固定し、位置決めをしていた。
【0013】しかしながら、このようにして、コリメー
タレンズを位置決めする場合には、コリメータレンズ筒
の移動を許容し、かつ、位置決めの際に、コリメータレ
ンズ筒が位置ずれを起こすことがないように、ハウジン
グに挿通穴を形成することが必要であり、コリメータレ
ンズ筒の外径とその内径との差が数ミクロンとなるよう
に、挿通穴を形成することが要求され、きわめて高い加
工精度が要求されるという問題があった。
【0014】さらに、従来の位置決め方法は、偏心ドラ
イバを用いて、ハウジングに形成された挿通穴内で、コ
リメータレンズ筒をレーザ光の光軸方向に移動させて、
その位置を調整するものであるため、コリメータレンズ
筒の位置を精密に調整することが困難であり、また、止
めねじで、直接、コリメータレンズ筒を押さえつけ、コ
リメータレンズ筒を固定しているため、固定時に、コリ
メータレンズ筒が位置ずれを起こすという問題もあっ
た。
【0015】放射線診断システム、オートラジオグラフ
ィ検出システム、化学発光検出システム、電子顕微鏡検
出システムや、放射線回折画像検出システム、蛍光検出
システム、マイクロアレイ検出システムあるいはマクロ
アレイ検出システムに用いられる画像読み取り装置の励
起光源に限らず、光源として、半導体レーザ光源を用い
る場合には、同様の問題を有していた。
【0016】したがって、本発明は、コリメータレンズ
を、正確に、かつ、簡易に、位置決めすることができ、
半導体レーザ光源から放出されたレーザ光を正確に平行
なレーザ光に変換することのできるコリメータレンズの
位置決め方法およびコリメータレンズの位置決め装置を
提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
コリメータレンズを収容し、先端部近傍にねじ山が形成
されたコリメータレンズ筒を、第一のハウジングに形成
された挿通穴内に挿入して、前記挿通穴の上部に形成さ
れた開口部を介して、板ばねによって付勢することによ
り、前記コリメータレンズ筒を、互いに交わり、交線を
通る鉛直面に対し、等角をなす2つの平面によって、支
持させ、第二のハウジングに挿通され、光軸方向に移動
可能で、かつ、回転可能な中空のシャフトの先端部近傍
に形成されたねじ山と、前記コリメータレンズ筒の先端
部近傍に形成されたねじ山とを係合させ、前記シャフト
を光軸方向に移動させて、前記コリメータレンズの位置
を粗調整し、前記シャフトが、光軸方向に移動すること
ができないように規制し、前記シャフトを回転させて、
前記コリメータレンズ筒を、光軸方向に移動させて、そ
の位置を微調整し、前記コリメータレンズ筒が所望の位
置に達した時点で、前記板ばねの付勢力を増大させて、
前記コリメータレンズ筒を前記2つの平面上に固定し、
位置決めすることを特徴とするコリメータレンズの位置
決め方法によって達成される。
【0018】本発明によれば、先端部近傍に形成された
ねじ山が、コリメータレンズ筒の先端部近傍に形成され
たねじ山と係合しているシャフトを、光軸方向に移動す
ることができないように規制した状態で、回転させて、
コリメータレンズ筒を、光軸方向に移動させているか
ら、コリメータレンズ筒を、ねじのピッチにしたがっ
て、光軸の方向に移動させて、コリメータレンズの位置
を微調整することができ、したがって、コリメータレン
ズを、精密、かつ、高精度で、位置決めすることが可能
になる。
【0019】また、本発明によれば、コリメータレンズ
筒は、互いに交わり、交線を通る鉛直面に対し、等角を
なす2つの平面によって支持されているから、板ばねの
ばね力によって付勢されたとき、コリメータレンズ筒
は、2つの平面と線で接触し、しかも、板ばねからの力
は、板ばねとの接触面を介して、コリメータレンズ筒に
加えられるから、コリメータレンズ筒の光軸方向の位置
を調整した後、コリメータレンズ筒を第一のハウジング
に固定する際に、コリメータレンズ筒が、第一のハウジ
ングの挿通穴内で、位置ずれを起こすことを確実に防止
して、コリメータレンズを所望の位置に位置決めするこ
とが可能になる。
【0020】本発明の好ましい実施態様においては、前
記板ばねの両端部近傍に設けられ、前記第一のハウジン
グに形成された一対のねじ穴に係合する一対のねじを締
めることによって、前記板ばねの付勢力を調整するよう
に構成されている。
【0021】本発明の好ましい実施態様によれば、板ば
ねの両端部近傍に設けられ、第一のハウジングに形成さ
れた一対のねじ穴に係合する一対のねじを締めることに
よって、板ばねの付勢力を調整するように構成されてい
るから、コリメータレンズ筒には、板ばねとの接触面を
介して、板ばねの付勢力が加えられ、したがって、コリ
メータレンズ筒の光軸方向の位置を調整した後、コリメ
ータレンズ筒を固定する際に、コリメータレンズ筒が、
第一のハウジングの挿通穴内で、位置ずれを起こすこと
を確実に防止して、コリメータレンズを所望の位置に位
置決めすることが可能になる。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記2つの平面が、互いに直交するように形成され
ている。
【0023】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記挿通穴が、4つの角部が面取りされた正方形を
45度にわたって、回転した断面形状を有している。
【0024】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第一のハウジングに、挿通穴を容易に形成すること
が可能になる。
【0025】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、さらに、前記シャフトを、光軸方向に移動すること
ができるように、規制を解除し、シャフトの先端部近傍
に形成された前記ねじ山と、前記コリメータレンズ筒の
先端部近傍に形成された前記ねじ山との係合を解除し
て、前記第二のハウジングを取り除くことによって、コ
リメータレンズが位置決めされる。
【0026】本発明の前記目的はまた、互いに交わり、
交線を通る鉛直面に対し、等角をなす2つの平面を備
え、コリメータレンズを収容するコリメータレンズ筒が
挿入可能で、上部に開口部が形成された挿通穴と、両端
部近傍に一対のねじを有し、前記開口部を介して、前記
挿通穴の内部に向けて、ばね力を作用可能に構成され、
前記開口部の少なくとも一部を覆うた板ばねと、前記一
対のねじが係合可能に形成された一対のねじ穴を有する
第一のハウジングと、ガイド穴と、先端部近傍にねじ山
が形成され、前記ガイド穴内において、光軸方向に移動
可能で、かつ、回転可能であって、光軸方向に移動する
ことができないように規制可能な中空のシャフトを備え
た第二のハウジングを備え、前記一対のねじを締めつけ
ることによって、前記挿通穴の内部に向けて、作用され
る前記板ばねのばね力が調整可能で、前記シャフトの先
端部近傍に形成されたねじ山が、前記コリメータレンズ
筒の先端部近傍に形成されたねじ山と係合可能に構成さ
れたことを特徴とするコリメータレンズの位置決め装置
によって達成される。
【0027】本発明によれば、シャフトの先端部近傍に
形成されたねじ山を、コリメータレンズ筒の先端部近傍
に形成されたねじ山と係合させ、シャフトを、光軸方向
に移動することができないように規制した状態で、回転
させて、コリメータレンズ筒を、光軸方向に移動させる
ことができるから、コリメータレンズ筒を、ねじのピッ
チにしたがって、光軸の方向に移動させて、コリメータ
レンズの位置を微調整することができ、したがって、コ
リメータレンズを、精密、かつ、高精度で、位置決めす
ることが可能になる。
【0028】また、本発明によれば、コリメータレンズ
筒を、互いに交わり、交線を通る鉛直面に対し、等角を
なす2つの平面によって支持することができるから、板
ばねのばね力によって付勢されたとき、コリメータレン
ズ筒は、2つの平面と線で接触し、しかも、板ばねの両
端部近傍に設けられた一対のねじを締め付けることによ
って、板ばねから、コリメータレンズ筒に加えられる力
は、板ばねとの接触面を介して、コリメータレンズ筒に
加えられ、したがって、コリメータレンズ筒の光軸方向
の位置を調整した後、コリメータレンズ筒を第一のハウ
ジングに固定する際に、コリメータレンズ筒が、第一の
ハウジングの挿通穴内で、位置ずれを起こすことを確実
に防止して、コリメータレンズを所望の位置に位置決め
することが可能になる。
【0029】本発明の好ましい実施態様においては、前
記2つの平面が、互いに直交するように形成されてい
る。
【0030】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記挿通穴が、4つの角部が面取りされた正方形を
45度にわたって、回転した断面形状を有している。
【0031】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第一のハウジングに、挿通穴を容易に形成すること
が可能になる。
【0032】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第二のハウジングが、さらに、前記シャフトと
ともに、光軸方向に移動可能なスリーブを有し、前記シ
ャフトが前記スリーブに対して、回転可能に構成され、
前記スリーブを固定するスリーブ固定手段を備えてい
る。
【0033】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第二のハウジングに、さらに、ねじ穴が形成さ
れ、前記ねじ穴と、前記ねじ穴にねじ込み可能なねじと
によって、前記スリーブ固定手段が構成されている。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
【0035】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
るコリメータレンズの位置決め装置の略分解斜視図であ
る。
【0036】図1に示されるように、コリメータレンズ
の位置決め装置は、コリメータレンズ固定部1と、ジグ
2を備え、コリメータレンズ固定部1は、第一のハウジ
ング3を備えている。
【0037】図1に示されるように、コリメータレンズ
固定部1の第一のハウジング3には、コリメータレンズ
レンズ(図示せず)を収容したコリメータレンズ筒4を
挿入するための挿通穴5が形成されている。
【0038】また、図1に示されるように、第一のハウ
ジング3には、板ばね7の両端部近傍に設けられた一対
のねじ6、6が係合可能な一対のねじ穴8、8が形成さ
れ、ねじ6、6の締め付け力を調整することによって、
挿通穴5の内部に向けて作用される板ばね7の付勢力を
調整することができるように構成されている。
【0039】図2は、板ばね7が固定された状態におけ
る図1のX−X線に沿った略断面図である。
【0040】図2に示されるように、挿通穴5は、4つ
の角部が面取りされた正方形を45度にわたって、回転
した断面形状を有しており、その上部には、開口部9が
形成されている。板ばね7は、開口部9を覆うことので
きるサイズを有している。
【0041】図1および図2に示されるように、コリメ
ータレンズ筒4は、挿通穴5の下端部において、直交す
る2つの平面10、11によって支持されるように構成
されている。
【0042】板ばね7は、コリメータレンズ筒4の光軸
12の方向における位置調整が完了した後に、ねじ6、
6によって、第一のハウジング3に取り付けられ、その
ばね力により、開口部9を介して、コリメータレンズ筒
4を、第一のハウジング3に形成された挿通穴5の下端
部において直交する挿通穴5を形成している2つの平面
10、11に向けて付勢し、コリメータレンズ筒4を固
定する機能を有するものであり、コリメータレンズ筒4
の位置調整時には、コリメータレンズ筒4が、第一のハ
ウジング3に形成された挿通穴5内で、光軸12の方向
に移動可能なように、板ばね7のねじ6、6の締め付け
力が調整されている。
【0043】図1に示されるように、ジグ2は、第二の
ハウジング13を備え、第二のハウジング13に形成さ
れたガイド穴14内に挿通され、穴ハンドル15によ
り、回転可能で、かつ、光軸12の方向に移動可能なシ
ャフト16を備えており、シャフト16の先端部近傍の
外周部には、ねじ山17が形成されている。
【0044】シャフト16のねじ山17は、コリメータ
レンズ筒4の先端部近傍の内周部に形成されたねじ山
(図示せず)と係合可能に構成されている。
【0045】図3は、ジグ2をハウジング3に取り付け
た状態におけるコリメータレンズの位置決め装置の略縦
断面図である。
【0046】図1ないし図3に示されるように、シャフ
ト16は中空であり、半導体レーザ光源20から放出さ
れたレーザ光を、コリメータレンズ21およびシャフト
16の内部を通過して、センサ(図示せず)によって、
検出することによって、レーザ光が平行か否かを検出す
ることができるように構成されている。
【0047】図3に示されるように、ジグ2は、第二の
ハウジング13内に、シャフト16のまわりに位置する
スリーブ25を備えており、シャフト16は、スリーブ
25とともに、光軸12の方向に移動可能で、かつ、ス
リーブ25に対して、回転可能に構成されている。
【0048】図3に示されるように、ジグ2の第二のハ
ウジング13には、第二のハウジング13を貫通するね
じ穴27が形成されており、ねじ穴27に、ねじ28を
ねじ込むことによって、スリーブ25を、第二のハウジ
ング13に固定することができるように構成されてい
る。
【0049】以上のように構成された本実施態様にかか
るコリメータレンズの位置決め装置によって、次のよう
にして、コリメータレンズ21を、所望の位置に、位置
決めし、半導体レーザ光源25から放出されたレーザ光
を平行なレーザ光に変換することが可能になる。
【0050】まず、コリメータレンズ筒4が、コリメー
タレンズ固定部1の第一のハウジング3に形成された挿
通穴5内に挿入される。
【0051】次いで、板ばね7のねじ6、6がねじ穴
8、8に係合され、締め付けられる。その結果、板ばね
7が、そのばね力によって、開口部9を介して、コリメ
ータレンズ筒4を、ハウジング3に形成された挿通穴5
の下端部において直交する2つの平面10、11に向け
て、付勢する。この段階では、板ばね7のねじ6、6の
締め付け力は、コリメータレンズ筒4が、ハウジング3
に形成された挿通穴5内で、光軸12の方向に移動可能
なように、調整される。
【0052】その後、シャフト16の先端部近傍の外周
部に形成されたねじ山17を、コリメータレンズ筒4の
先端部近傍の内周部に形成されたねじ山(図示せず)と
係合させ、ジグ2を、コリメータレンズ固定部1に取り
付ける。
【0053】次いで、半導体レーザ光源20をオンし
て、レーザ光を放出させ、コリメータレンズ21および
シャフト16の内部を介して、センサ(図示せず)によ
って、レーザ光を検出しつつ、ハンドル15を用いて、
光軸12方向に、シャフト16を移動させ、その位置を
粗調整した後、ねじ穴27に、ねじ28をねじ込み、ス
リーブ25を固定する。
【0054】その結果、シャフト16は、光軸12の方
向には移動できなくなり、スリーブ25に対する回転の
みが許容される。
【0055】次いで、ハンドル15を回転させると、シ
ャフト16が回転し、コリメータレンズ筒4の先端部近
傍の内周部に形成されたねじ山が、シャフト16の先端
部近傍の外周部に形成されたねじ山17に係合している
ため、ねじのピッチにしたがって、コリメータレンズ筒
4のみが、コリメータレンズ21とともに、光軸12の
方向に移動する。
【0056】このように、本実施態様においては、コリ
メータレンズ筒4を、ねじのピッチにしたがって、光軸
12の方向に移動させて、コリメータレンズ21の位置
を微調整することができるから、精密で、高精度の位置
調整が可能になる。
【0057】こうして、半導体レーザ光源20から放出
されたレーザ光を、コリメータレンズ21およびシャフ
ト16の内部を介して、センサ(図示せず)によって、
レーザ光を検出しつつ、コリメータレンズ筒4を、光軸
12の方向に、わずかづつ移動させた結果、コリメータ
レンズ21が所望の位置にあると判定されたときは、ね
じ6、6がさらに締め付けられ、板ばね7のばね力によ
って、コリメータレンズ筒4が、挿通穴5の下端部で直
交する2つの平面10、11に押圧されて、固定され
る。
【0058】ここに、コリメータレンズ筒4は、挿通穴
5を形成する2つの平面10、11と線で接触してお
り、しかも、板ばね7からの力は、板ばね7との接触面
を介して、加えられるから、コリメータレンズ筒4の光
軸12の方向の位置を調整した後、コリメータレンズ筒
4を固定する際に、コリメータレンズ筒4が、ハウジン
グ3の挿通穴5内で、位置ずれを起こすことを確実に防
止することができる。
【0059】こうして、コリメータレンズ筒4が、ハウ
ジング3に固定された後、ねじ28が取り除かれ、シャ
フト16の先端部近傍の外周部に形成されたねじ山17
とコリメータレンズ筒4の先端部近傍の内周部に形成さ
れたねじ山との係合が解除されて、ジグ2が、コリメー
タレンズ固定部1から取り除かれ、コリメータレンズ2
1の位置決めが完了する。
【0060】本実施態様によれば、シャフト16が、ス
リーブ25とともに、光軸12の方向に移動可能で、ス
リーブ25に対して、回転可能に構成されているから、
コリメータレンズ筒4の光軸12の方向の位置を粗調整
した後に、ねじ28をねじ穴27にねじ込んで、スリー
ブ25を固定し、スリーブ25が固定され、光軸12の
方向に対して、シャフト16が固定された状態で、シャ
フト16を回転させることによって、コリメータレンズ
筒4を、ねじのピッチにしたがって、光軸12の方向に
移動させて、コリメータレンズ21の位置を微調整する
ことができ、したがって、コリメータレンズ21を、精
密、かつ、高精度に位置決めすることが可能になる。
【0061】また、本実施態様によれば、コリメータレ
ンズ筒4は、挿通穴5を形成している2つの平面10、
11によって支持され、板ばね7のばね力によって付勢
されるように構成されているから、一対のねじ6、6を
締め付けて、コリメータレンズ筒4を第一のハウジング
3に固定する際、コリメータレンズ筒4は、挿通穴5を
形成している2つの平面10、11と線で接触した状態
で、板ばね7のばね力によって付勢され、しかも、板ば
ね7の両端部近傍に設けられた一対のねじ6、6を締め
付けることによって、板ばね7から、コリメータレンズ
筒4に加えられる力は、板ばね7との接触面を介して、
コリメータレンズ筒に加えられ、したがって、コリメー
タレンズ筒4の光軸12の方向の位置を調整した後、コ
リメータレンズ筒4を第一のハウジング3に固定する際
に、コリメータレンズ筒4が、第一のハウジング3の挿
通穴5内で、位置ずれを起こすことを確実に防止して、
コリメータレンズ21を所望の位置に位置決めすること
が可能になる。
【0062】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0063】たとえば、前記実施態様においては、コリ
メータレンズ固定部1の第一のハウジング3に、4つの
角部が面取りされた正方形を45度にわたって、回転し
た断面形状を有する挿通穴5を形成し、コリメータレン
ズ筒4を、挿通穴5の下端部において、直交する2つの
平面10、11によって支持するように構成されている
が、第一のハウジング3に形成された挿通穴5が、4つ
の角部が面取りされた正方形を45度にわたって、回転
した断面形状を有していることは必ずしも必要でなく、
コリメータレンズ筒4を、互いに交わり、交線を通る鉛
直面に対し、等角をなす2つの平面で支持することがで
きる形状であれば、任意の形状の挿通穴5を用いること
ができる。
【0064】また、前記実施態様においては、シャフト
16の先端部近傍の外周部にねじ山17を形成するとと
もに、コリメータレンズ筒4の先端部近傍の内周部にね
じ山を形成しているが、シャフト16の先端部近傍の内
周部にねじ山を形成するとともに、コリメータレンズ筒
4の先端部近傍の外周部にねじ山を形成し、両者を係合
させるようにしてもよい。
【0065】さらに、前記実施態様においては、ねじ穴
27に、ねじ28をねじ込んで、スリーブ25を固定し
ているが、スリーブ25を固定する方法は任意であり、
他の公知の方法、機構を用いることもできる。
【0066】また、前記実施態様においては、スリーブ
25を固定することによって、回転のみを許容するよう
に、光軸12の方向に対して、シャフト16を固定し、
シャフト16を回転することによって、コリメータレン
ズ筒4を、光軸12の方向に移動させて、コリメータレ
ンズ21の光軸12方向の位置を調整しているが、シャ
フト16が、回転のみが許容されるように、光軸12の
方向に対して、固定されればよく、スリーブ25を固定
することによって、シャフト16が、回転のみが許容さ
れるように、光軸12の方向に対して、固定されるよう
に構成することは必ずしも必要でない。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、コリメータレンズを、
正確に、かつ、簡易に、位置決めすることができ、半導
体レーザ光源から放出されたレーザ光を正確に平行なレ
ーザ光に変換することのできるコリメータレンズの位置
決め方法およびコリメータレンズの位置決め装置を提供
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるコ
リメータレンズの位置決め装置の略分解斜視図である。
【図2】図2は、板ばねが固定された状態における図1
のX−X線に沿った略断面図である。
【図3】図3は、ジグをハウジングに取り付けた状態に
おけるコリメータレンズの位置決め装置の略縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 コリメータレンズ固定部 2 ジグ 3 第一のハウジング 4 コリメータレンズ筒 5 挿通穴 6 ねじ 7 板ばね 8 ねじ穴 9 開口部 10、11 挿通穴を形成する平面 12 光軸 13 第二のハウジング 14 ガイド穴 15 ハンドル 16 シャフト 17 ねじ山 20 半導体レーザ光源 21 コリメータレンズ 25 スリーブ 27 ねじ穴 28 ねじ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コリメータレンズを収容し、先端部近傍
    にねじ山が形成されたコリメータレンズ筒を、第一のハ
    ウジングに形成された挿通穴内に挿入して、前記挿通穴
    の上部に形成された開口部を介して、板ばねによって付
    勢することにより、前記コリメータレンズ筒を、互いに
    交わり、交線を通る鉛直面に対し、等角をなす2つの平
    面によって、支持させ、第二のハウジングに挿通され、
    光軸方向に移動可能で、かつ、回転可能な中空のシャフ
    トの先端部近傍に形成されたねじ山と、前記コリメータ
    レンズ筒の先端部近傍に形成されたねじ山とを係合さ
    せ、前記シャフトを光軸方向に移動させて、前記コリメ
    ータレンズの位置を粗調整し、前記シャフトが、光軸方
    向に移動することができないように規制し、前記シャフ
    トを回転させて、前記コリメータレンズ筒を、光軸方向
    に移動させて、その位置を微調整し、前記コリメータレ
    ンズ筒が所望の位置に達した時点で、前記板ばねの付勢
    力を増大させて、前記コリメータレンズ筒を前記2つの
    平面上に固定し、位置決めすることを特徴とするコリメ
    ータレンズの位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記板ばねの両端部近傍に設けられ、前
    記第一のハウジングに形成された一対のねじ穴に係合す
    る一対のねじを締めることによって、前記板ばねの付勢
    力を調整することを特徴とする請求項1に記載のコリメ
    ータレンズの位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記2つの平面が、互いに直交するよう
    に形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載
    のコリメータレンズの位置決め方法。
  4. 【請求項4】 前記挿通穴が、4つの角部が面取りされ
    た正方形を45度にわたって、回転した断面形状を有す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載のコリメータレンズの位置決め方法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記シャフトを、光軸方向に移
    動することができるように、規制を解除し、シャフトの
    先端部近傍に形成された前記ねじ山と、前記コリメータ
    レンズ筒の先端部近傍に形成された前記ねじ山との係合
    を解除して、前記第二のハウジングを取り除くことを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のコリ
    メータレンズの位置決め方法。
  6. 【請求項6】 互いに交わり、交線を通る鉛直面に対
    し、等角をなす2つの平面を備え、コリメータレンズを
    収容するコリメータレンズ筒が挿入可能で、上部に開口
    部が形成された挿通穴と、両端部近傍に一対のねじを有
    し、前記開口部を介して、前記挿通穴の内部に向けて、
    ばね力を作用可能に構成され、前記開口部の少なくとも
    一部を覆う板ばねと、前記一対のねじが係合可能に形成
    された一対のねじ穴を有する第一のハウジングと、ガイ
    ド穴と、先端部近傍にねじ山が形成され、前記ガイド穴
    内において、光軸方向に移動可能で、かつ、回転可能で
    あって、光軸方向に移動することができないように規制
    可能な中空のシャフトを備えた第二のハウジングを備
    え、前記一対のねじを締めつけることによって、前記挿
    通穴の内部に向けて、作用される前記板ばねのばね力が
    調整可能で、前記シャフトの先端部近傍に形成されたね
    じ山が、前記コリメータレンズ筒の先端部近傍に形成さ
    れたねじ山と係合可能に構成されたことを特徴とするコ
    リメータレンズの位置決め装置。
  7. 【請求項7】 前記2つの平面が、互いに直交するよう
    に形成されたことを特徴とする請求項6に記載のコリメ
    ータレンズの位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記挿通穴が、4つの角部が面取りされ
    た正方形を45度にわたって、回転した断面形状を有す
    ることを特徴とする請求項6または7に記載のコリメー
    タレンズの位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記第二のハウジングが、さらに、前記
    シャフトとともに、光軸方向に移動可能なスリーブを有
    し、前記シャフトが前記スリーブに対して、回転可能に
    構成され、前記スリーブを固定するスリーブ固定手段を
    備えたことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1
    項に記載のコリメータレンズの位置決め装置。
  10. 【請求項10】 前記第二のハウジングに、さらに、ね
    じ穴が形成され、前記ねじ穴と、前記ねじ穴にねじ込み
    可能なねじとによって、前記スリーブ固定手段が構成さ
    れたことを特徴とする請求項9に記載のコリメータレン
    ズの位置決め装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004088357A1 (de) * 2003-03-31 2004-10-14 Robert Bosch Gmbh Messgerät zur berührungslosen abstandsmessung, insbesondere laserentfernungsmesser
CN104570375A (zh) * 2014-12-18 2015-04-29 天津城建大学 双光束平行与准直调节装置
CN115265276A (zh) * 2022-07-28 2022-11-01 无锡市星迪仪器有限公司 一种多轴轴线定位装置及方法

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