JP2002154399A - 側突緩衝システム - Google Patents

側突緩衝システム

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JP2002154399A
JP2002154399A JP2000352802A JP2000352802A JP2002154399A JP 2002154399 A JP2002154399 A JP 2002154399A JP 2000352802 A JP2000352802 A JP 2000352802A JP 2000352802 A JP2000352802 A JP 2000352802A JP 2002154399 A JP2002154399 A JP 2002154399A
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JP
Japan
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sphere
vehicle
seat
clothing
shock absorber
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Withdrawn
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JP2000352802A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Masuda
光則 増田
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EMUZUJINTEIKKU KK
HUMAN AP KK
Original Assignee
EMUZUJINTEIKKU KK
HUMAN AP KK
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Publication date
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車輌用着衣と共に使用して車輌の側方衝突によ
る衝撃から着用者の身体を保護するための側突緩衝シス
テムを提供することを目的とする。 【構成】本側突緩衝システムは、シート4側方の内装材
3に装着する任意の数の緩衝具1と子供8に着用させる
車輌用着衣2から構成されている。緩衝具1は、車輌の
シート4側方の内装材3に装着するためのベロクロファ
スナー13が設けられた第一の球体11に、径を異にす
る第二の球体12が連設されて形成されている。車輌用
着衣2は、少なくとも後身頃22に、車輌のシートベル
ト5が通過できる余地(シートベルト通過部24)を設
けた背ベルト23を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌乗車の際の側方衝
突による衝撃から身体を保護するための側突緩衝システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】現在、車輌に乗車する6歳以下の
子供は、チャイルドシートや車輌用着衣等によって乗車
中の安全が確保されている。それらの中では、安全性に
優れ、且つ安価に購入することができる車輌用着衣がよ
り多く使用されており、その車輌用着衣も、着衣の後身
頃に背ベルトや重ね身頃を設けて、後身頃と背ベルトま
たは重ね身頃の間に車輌に備えるシートベルトを挿通さ
せて着衣と共に着用者をホールドするタイプの車輌用着
衣が多く用いられている。
【0003】この車輌用着衣は、車輌が前方衝突した際
の着用者の前方飛び出しを止めるために開発されたもの
であり、車輌の前方衝突の際にはその車輌用着衣によっ
て着用者の前方への飛び出しが止められて優れた安全性
が発揮されている。しかし、車輌側方からの衝突の場
合、車輌用着衣の着用者はシートベルトのロックと共に
その車輌用着衣によって座席から前方また側方に飛び出
すことはないが、着用者の身体は右または左に振られて
座席側方の内装部材に腕や頭部を打ち付けてしまい打撲
傷を負ってしまうこともある。
【0004】そして、最近では側方の保護としてサイド
エアバッグを装備している車輌も増えてはいるものの、
そのサイドエアバッグがオプション扱いであったり、ま
た必要となっても後から装着することができないものと
なっているため、その普及率はまだまだ低いものであ
る。またその結果として、装備が高値であるという欠点
がある。
【0005】
【目的】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、車輌用着衣と共に使用して車輌の側方衝突による衝
撃から着用者の身体を保護するための側突緩衝システム
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、車輌の少なくとも座席側方の内装部材に固定また
は着脱可能な装着部材が設けられている第一の球体に径
を異にする第二の球体が連設され、且つこの第一の球体
または第二の球体またはその両方が所定の弾性を有する
素材で形成されている任意の数の緩衝具と、少なくとも
後身頃にシートベルトの通過余地を残して背ベルトまた
は重ね身頃が重設されている車輌用着衣とからなること
を特徴とする側突緩衝システムである。
【0007】本発明の側突緩衝システムをさらに詳しく
説明すると、緩衝具の第一の球体に設けられている装着
部材の具体的な部材としては、両面接着テープやベロク
ロファスナーを用いればよい。しかし、これに限定され
るものではない。そして、内装部材に固定的に装着する
のであれば両面接着テープを用いればよく、その両面接
着テープも球体が脱落することなく装着できるものであ
れば何でもよいが、クッション性を有する素材からなる
両面接着テープがよい。
【0008】また、着脱可能に装着するのであればベロ
クロファスナーを用いればよく、そのベロクロファスナ
ーの一方を球体に固定し、他方を内装部材に適宜固定す
ればよい。その固定方法も特に限定するものではなく両
面接着テープ等を用いてもよく、ベロクロファスナーが
球体また内装部材から脱落することなく固定できるもの
であれば何でもよい。
【0009】その第一の球体には径を異にする第二の球
体が連設されており、その連設形態は、それぞれの球体
が後から接続されたものであっても、一体成型等によっ
て初めから接続されているものであってもよい。また、
その連設部位また連設個数も特に限定するものではな
い。そして、第一の球体と径を異に連設する第二の球体
は、第一の球体より小径とするのがよく、また、第一の
球体を内装部材に装着したとき、第二の球体が内装部材
と接触または近接する位置となるように第一の球体に連
設するのがよい。
【0010】この第一の球体と第二の球体は、その球体
に乗員が衝突したとき、その乗員の身体等を跳ね返すこ
とがない程度の弾性を有する素材から形成するのがよ
い。例えば、適度な硬さの弾性素材や可塑性を有する素
材である。また、球体の内部に空気やガス等の気体を封
入してボール状のものとして、さらに、乗員の衝突によ
り内部の気体の圧力が一定以上になったときに、その気
体が安全弁によって排出される構造にしてもよい。
【0011】第一の球体および第二の球体の形状も特に
限定するものではなく、衝撃を緩衝または吸収できる形
状であればよく、例えば、フットボール状であってもよ
い。そして、本緩衝具はその大きさも特に限定するもの
ではないが、内装部材に装着したとき、隣接する緩衝具
との間に大きな隙間や凸凹が生じない程度の大きさにす
るのがよく、球体の径を20cm以内として、その緩衝
具を内装部材に多数装着して用いるのがよい。
【0012】車輌用着衣は、後身頃にシートベルトの通
過余地を残して背ベルトまたは重ね身頃が重設されてい
るものであれば何でもよい。その背ベルトまたは重ね身
頃が重設されている車輌用着衣は、少なくとも前身頃と
後身頃を有するものであり、具体的には、前身頃と後身
頃からなる前開きするチョッキ、または、前開きしない
ベストの形態がある。また、脚部を保持する股ベルトを
有するものもある。さらに、上記のチョッキやベストの
形態の車輌用着衣に、袖身頃が付いたブルゾン、更に脚
部が付設されたつなぎ服などの形態のものもある。
【0013】
【作用】本発明の側突緩衝システムは以上のように構成
されているので、車輌の座席側方の内装部材に任意の数
の緩衝具を装着する。6歳以下の子供が車輌に乗車する
場合はその子供に車輌用着衣を着用させ、内装部材に緩
衝具が装着されている座席に着座させる。そして、車輌
に設けられているシートベルトを車輌用着衣の後身頃に
設けられている背ベルトのシートベルト通過部に通し、
シートベルトのオス係止金具を車輌に固定されたメス金
具に係着する。
【0014】車輌に側方衝突が発生したとき、車輌のシ
ートベルトは衝突の衝撃によってロックして、そのシー
トベルトによって車輌用着衣は保持され、着用者はシー
トベルトおよび車輌用着衣によって側方に飛ばされるこ
となく座席に留まる。しかし、着用者の身体は車輌用着
衣と共に衝撃が加わった側方に振られ、その方向が緩衝
具が装着された内装部材の方向であったときは、身体は
緩衝具に衝突し、その衝撃は緩衝具の変形によって緩和
または吸収されて着用者の身体が保護される。また、車
輌用着衣によって側方に振られる量は減少する。
【0015】
【実施例】本発明の側突緩衝システムを以下図面に従っ
て説明すると、図1は、本発明に係わる側突緩衝システ
ムの実施状態を示す正面図であり、6歳以下の子供8を
乗車させる場合は、子供8に車輌用着衣2を着用させ、
その車輌用着衣2の後身頃22のシートベルト通過部2
4に車輌のシートベルト5を通して、子供8を間接的に
車輌のシートベルト5と係着する。そして、緩衝具1を
その緩衝具1に取り付けられているオス側のベロクロフ
ァスナー13と車輌の内装材3に取り付けられているメ
ス側のベロクロファスナー13とを係着して内装材3に
装着する。
【0016】これにより、車輌に側方衝突が発生したと
き、車輌のシートベルト5は衝突の衝撃によってロック
して、そのシートベルト5によって車輌用着衣2は保持
され、子供8はシートベルト5および車輌用着衣2によ
って側方に飛ばされることなくシート24に留まる。し
かし、子供8の身体は車輌用着衣2と共に衝撃が加わっ
た側方に振られ、その方向が緩衝具1が装着された内装
材3の方向であったときは、身体は緩衝具1に衝突し、
その衝撃は緩衝具1の変形によって緩和または吸収され
て子供8の身体が保護される。
【0017】図2は、緩衝具と内装材への装着状態を示
す図であり、1は緩衝具で、第一の球体11と第二の球
体12とから構成されている。また、第一の球体11に
はオス/メス一対からなるベロクロファスナー13の一
方が設けられる。第一の球体11にはオス側を設けるの
がよい。(a)図は、第一の球体11および第二の球体
12がほぼ正球の球体から構成されているものであり、
(b)図は、第一の球体11がフットボール状の球体、
また第二の球体12がほぼ正球の球体から構成されてい
るものである。図3は、他の形態の緩衝具を示す平面図
である。
【0018】図4は、車輌用着衣の一例を示す正面図で
あり、(a)図は、車輌用着衣2の前身頃21側を示す
もので、(b)図は、後身頃22側を示すものである。
その後身頃22には、車輌のシートベルト5が通過でき
る余地を残して背ベルト23が設けられており、24が
そのシートベルト5が通過するシートベルト通過部であ
る。また、25は腰ベルトで、26は車輌用着衣2の着
用者の脚部を保護するための股ベルトである。
【0019】図5は、車輌内の緩衝具の装着状態を示す
側面図である。本図は、後部のシート4側方の内装材3
に緩衝具1を装着した状態を示しているが、全シートの
側方の内装材3に緩衝具1を装着してもよい。これによ
り、子供に限らず大人の場合においても側方衝突の際の
身体への衝撃を緩和することができる。
【0020】
【効果】本発明の側突緩衝システムは以上のように、球
体からなる緩衝具と車輌用着衣とから構成されているの
で、車輌に側方衝突が発生した場合でも着用者の身体は
車輌用着衣によって側方に飛ばされることなく座席に留
まることができる。また、身体が振られた際に座席側方
の内装部材と衝突しても緩衝具によってその衝撃は緩和
または吸収されるため、着用者は打撲傷等の怪我を負う
こともなく安全に乗車することができる
【0021】また、本システムは、球体を単体としてい
るので着用者又はその保護者は着用者の体型又は成長に
応じて、単位毎に必要最小限を購入すればよいので安値
に装備できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる側突緩衝システムの実施状態
を示す正面図
【図2】 緩衝具と内装材への装着状態を示す図
【図3】 他の形態の緩衝具を示す平面図
【図4】 車輌用着衣の一例を示す正面図
【図5】 車輌内の緩衝具の装着状態を示す側面図
【符号の説明】
1−緩衝具,11−第一の球体,12−第二の球体,1
3−ベロクロファスナー,2−車輌用着衣,21−前身
頃,22−後身頃,23−背ベルト,24−シートベル
ト通過部,25−腰ベルト,26−股ベルト,3−内装
材,4−シート,5−シートベルト,51−係着具,6
−ボディー,7−ウィンド,8−子供
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D018 BA17 3D023 BA07 BB07 BB08 BB14 BB22 BC01 BD02 BD03 BE24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の少なくとも座席側方の内装部材に固
    定または着脱可能な装着部材が設けられている第一の球
    体に径を異にする第二の球体が連設され、且つこの第一
    の球体または第二の球体またはその両方が所定の弾性を
    有する素材で形成されている任意の数の緩衝具と、少な
    くとも後身頃にシートベルトの通過余地を残して背ベル
    トまたは重ね身頃が重設されている車輌用着衣とからな
    ることを特徴とする側突緩衝システム
  2. 【請求項2】前記第一の球体または第二の球体またはそ
    の両方が可塑性を有する素材で形成されていることを特
    徴とする請求項1の側突緩衝システム
  3. 【請求項3】前記第一の球体または第二の球体またはそ
    の両方が内部に所定の気体が封入されたボール状であ
    り、且つ内圧が一定以上になると開放する安全弁が設け
    られていることを特徴とする請求項1の側突緩衝システ
JP2000352802A 2000-11-20 2000-11-20 側突緩衝システム Withdrawn JP2002154399A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107826070A (zh) * 2017-10-31 2018-03-23 奇瑞汽车股份有限公司 监测车辆内部环境的方法和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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Effective date: 20080205