JP2002153033A - Ipmモータ - Google Patents

Ipmモータ

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JP2002153033A
JP2002153033A JP2000347662A JP2000347662A JP2002153033A JP 2002153033 A JP2002153033 A JP 2002153033A JP 2000347662 A JP2000347662 A JP 2000347662A JP 2000347662 A JP2000347662 A JP 2000347662A JP 2002153033 A JP2002153033 A JP 2002153033A
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JP
Japan
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ipm motor
magnet
stator
motor
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Application number
JP2000347662A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujiwara
謙二 藤原
Akira Nishio
章 西尾
Yoshiki Kato
義樹 加藤
Masahiro Hirano
雅弘 平野
Takatoshi Kogure
孝敏 小暮
Isao Baba
功 馬場
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IPMモータのトルクリップルを抑制する。 【解決手段】 本発明によるIPMモータは、n個の
スロット(16〜16 12)が設けられたステータ
(12)と、ステータ(12)に対向する側面(11
a)を有するロータ(11)とを具備する。ロータ(1
1)は、n個の磁石(14)と、磁石(14)と側面
(11a)との間に位置する磁力線誘導体(13a)と
を含む。このとき、nとnとは、 n<n を満たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋込磁石構造モー
タ(Interior Permanent Magn
et Mortar)(以下、「IPMモータ」とい
う。)に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスDCモータが、広く使用され
ている。そのようなブラシレスDCモータとして、表面
磁石構造モータ(Surface Permanent
Magnet Mortar)(以下、「SPMモー
タ」という。)と、IPMモータとが知られている。
【0003】SPMモータが、公開特許公報(特開平1
1−98791)に知られている。図13は、公知のそ
のSPMモータの構造を示す。公知のそのSPMモータ
は、三相電源で駆動される14極12スロット型モータ
である。公知のそのSPMモータは、ロータ101と、
ステータ102とから形成されている。
【0004】ロータ101の円筒表面には、14個の永
久磁石103が設けられている。即ち、ロータ101
は、14極の極数を有する。
【0005】ステータ102には、12個のスロット1
04〜10412が放射状に、且つ、等角度間隔で、
同一円周状に配置されている。更に、ステータ102に
は、電機子巻線105〜10512が設けられてい
る。電機子巻線105、105、105、105
には、U相電源電圧が供給される。電機子巻線105
、105、105、10510には、V相電源電
圧が供給される。電機子巻線105、105、電機
子巻線10511、10512には、W相電源電圧が供
給される。
【0006】図13において、記号U・V・Wと、U’
・V’・W’とは、それぞれ、電流が流れる方向が互い
に逆であることを示している。即ち、電機子巻線105
と105とは、互いに逆向きの磁束を発生する。電
機子巻線105と105、電機子巻線105と1
05、電機子巻線105と105、電機子巻線1
05と10510、電機子巻線10511と105
12についても同様に、それぞれ互いに逆向きの磁束を
発生する。
【0007】一方、図14は、公知のIPMモータの構
成を示している。公知のIPMモータでは、ロータ10
6の内部に、磁石107が埋め込まれている。磁石10
7が埋め込まれていることにより、リラクタンストルク
がロータ106に作用する。公知のそのIPMモータ
は、リラクタンストルクを積極的に利用しようとするモ
ータである。リラクタンストルクを積極的に利用するた
めに、磁石107は、ロータ106の表面から離れて設
けられている。公知のそのIPMモータのステータの構
造は、公知のそのSPMモータのそれと同様である。
【0008】以上に説明された公知のSPMモータと、
公知のIPMモータとには、それぞれに利点がある。
【0009】公知のSPMモータは、トルクリップルが
小さい点で、IPMモータよりも優れている。従って、
公知のSPMモータは、産業用ロボットや、工作機械の
ようなFA製品のサーボモータとして適している。
【0010】一方、公知のIPMモータは、出力トルク
が大きくできる点で、SPMモータよりも優れている。
以下、その理由を説明する。
【0011】公知のSPMモータ、IPMモータのいず
れの場合でも、その出力トルクは、次式で表されること
が知られている。 T=p{φ・I・cos(β)+(L−L)I ・sin(2β)/ 2}. …(1) ここで、 p:極対数(極数/2),φ:永久磁石の電機子鎖交磁
束の最大値 I:電機子電流,β:電機子電流の位相 L:直軸インダクタンス(d軸方向のインダクタン
ス), L:横軸インダクタンス(q軸方向のインダクタン
ス). 右辺第1項の成分は、マグネットトルク成分を示し、右
辺第2項の成分は、リラクタンストルクを示している。
【0012】公知のSPMモータのトルクは、実質的
に、マグネットトルク成分のみからなる。公知のSPM
モータでは、その構造上の特性から、次式が成り立つ。 L≒L. …(2) 従って、公知のSPMモータのトルクは、 T=pφ・I・cos(β) …(3) で表される。これは、公知のSPMモータのトルクが、
実質的に、マグネットトルク成分のみからなることを意
味する。公知のSPMモータでは、リラクタンストルク
成分は有効に利用されない。
【0013】一方、公知のIPMモータでは、マグネッ
トトルク成分とリラクタンストルク成分との両方が活用
され、公知のSPMモータよりも出力トルクを大きくす
ることができる。公知のIPMモータでは、その構造上
の特性から、次式が成り立つ。 L>L. …(4) 従って、公知のIPMモータでは、リラクタンストルク
成分が活用される。その一方で、公知のIPMモータで
は、公知のIPMモータの永久磁石の電機子鎖交磁束の
最大値φが、公知のSPMモータよりも小さい。ロータ
の内部に磁路が形成され、永久磁石が発生する磁束のう
ち、電機子に鎖交しないものが増加するからである。し
かしながら、総合すると、公知のIPMモータは、公知
のSPMモータよりも出力トルクを大きくすることがで
きる。その詳細は、同一出願人に係る特許出願(特願2
000−166119)に記載されている。
【0014】更に、公知のIPMモータは、電機子に入
力される入力電圧を低くできる点でも、公知のSPMモ
ータよりも優れている。
【0015】公知のSPMモータ、IPMモータのいず
れについても、ブラシレスDCモータの電機子巻線への
入力電圧Vは、次式で表されることが知られている。 V=√6・{(RI+ωL+(RI−ωL+V 1/2 . …(5) R:電機子の抵抗,ω:ロータの回転の角振動数, I:電機子電流Iのd軸成分(I=Isin
(β)), I:電機子電流Iのq軸成分(I=Icos
(β)), V:ロータが回転することにより電機子巻線に誘起さ
れる誘起電圧
【0016】式(5)から、 V=ωL …(6) が成り立つように、ブラシレスDCモータを設計できれ
ば、入力電圧Vを低く抑えることができることが分か
る。
【0017】公知のSPMモータは、その構造上の特性
から、式(6)が成り立つように設計することは非常に
困難である。そのため、ロータの回転数が高くなると、
入力電圧Vもその回転数に対応して高くなる。公知のS
PMモータは、ロータの回転数が高い用途には不向きで
ある。
【0018】一方、公知のIPMモータは、式(6)が
成り立つように設計することが可能である。従って、I
PMモータは、入力電圧VをSPMモータよりも低くす
ることができる。
【0019】しかしながら、公知のIPMモータは、そ
のトルクリップルが大きい。これは、公知のIPMモー
タは、出力トルクのうち、リラクタンストルク成分が占
める割合が多いからである。このリラクタンストルク成
分により、公知のIPMモータには、トルクリップルが
発生する。このため、公知のIPMモータは、トルクリ
ップルが大きいことが許容される用途にしか利用されて
いない。
【0020】公知のSPMモータと、公知のIPMモー
タとの両方の利点を併せ持つブラシレスDCモータが実
現されることが望まれる。即ち、トルクリップルが抑制
され、且つ、入力電圧が低いことが望まれる。また、ト
ルクリップルが抑制され、且つ、出力トルクが大きいこ
とが望まれる。
【0021】また、このようなブラシレスDCモータで
は、公知のIPMモータよりも、以下に述べられるよう
な特性が更に向上されることが望まれる。第1に、ブラ
シレスDCモータの入力電圧は、公知のIPMモータよ
りも、更に低下されることが望まれる。第2に、ブラシ
レスDCモータの出力トルクは、公知のIPMモータよ
りも、大きくされることが望まれる。第3に、ブラシレ
スDCモータの電機子電流は、小さくされることが望ま
れる。
【0022】このような特性が向上することは、当該ブ
ラシレスDCモータを電気自動車に応用する場合に特に
望まれている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、IP
Mモータのトルクリップルを抑制することにある。
【0024】本発明の他の目的は、IPMモータの出力
トルクを大きくすることにある。
【0025】本発明の更に他の目的は、IPMモータの
電機子電流を小さくすることにある。
【0026】本発明の更に他の目的は、IPMモータの
入力電圧を低くすることにある。
【0027】本発明の更に他の目的は、IPMモータを
小型化することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段は、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の複数の実
施の形態のうちの、少なくとも1つの実施の形態を構成
する技術的事項、特に、その実施の形態に対応する図面
に表現されている技術的事項に付せられている参照番
号、参照記号等に一致している。このような参照番号、
参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態の技
術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよう
な対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形
態の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しな
い。
【0029】本発明によるIPMモータは、n個のス
ロット(16〜1612)が設けられたステータ(1
2)と、ステータ(12)に対向する側面(11a)を
有するロータ(11)とを具備する。ロータ(11)
は、n個の磁石(14)と、磁石(14)と側面(1
1a)との間に位置する磁力線誘導体(13a)とを含
む。このとき、nとnとは、 n<n を満たす。当該IPMモータでは、磁石(14)の数n
がスロット(16〜1612)の数nよりも多い
ことにより、磁石(14)が発生する磁力線が通る磁気
回路が均一化される。ロータ(11)の磁気回路が均一
化されることにより、当該IPMモータのトルクリップ
ルを小さくすることができる。ここで、「磁石(14)
と側面(11a)との間」という記載は、磁力線誘導体
(13a)が側面(11a)に面している場合を含むと
理解されるべきである。
【0030】当該IPMモータにおいて、磁石(14)
の数nは、12以上30以下であることが望ましい。
磁石(14)の数nが12以上30以下であること
は、IPMモータに供給される電機子電流を小さくし、
又、IPMモータに供給される入力電圧を低くする。
【0031】このとき、スロット(161〜1612
の数nは、12であり、且つ、磁石(14)の数n
は、14であることが望ましい。スロット(161〜1
)の数nと磁石(14)の数nとをこのよう
に定めることにより、当該IPMモータを高効率化し、
また、小型化することができる。
【0032】当該IPMモータにおいて、ロータ(1
1)の中心軸(18)に垂直な平面による磁石(14)
の断面は長方形をなすことがある。長方形は、短辺と、
その短辺より長い長辺とを有する。このとき、その長辺
は、ロータ(11)の側面(11a)に対向することが
望ましい。長辺がロータ(11)の側面(11a)に対
向することは、磁石(14)が発生する磁力線を有効に
活用する点で有利である。
【0033】磁石(14)は、実質的に直方体であるこ
とがある。このとき、磁石(14)が有する面のうち側
面(11a)に対向する磁極面(14a)と、ロータ
(11)の中心(11b)との距離dは、次式: d≧r−D/10 D=2πr/n r:ロータ(11)の半径、n:磁石(14)の数 を満足することが望ましい。この条件を満足することに
より、トルクリップルを抑制しながら、大きな出力トル
クが得られ、更に、当該IPMモータに供給される入力
電圧を低減することができる。
【0034】また、次式: 0≦(L−L)/L≦0.3 L:ロータ(11)の横軸インダクタンス L:ロータ(11)の直軸インダクタンス が成立することが望ましい。この条件を満足することに
より、トルクリップルを抑制しながら、大きな出力トル
クが得られ、更に、当該IPMモータに供給される入力
電圧を低減することができる。
【0035】磁石(14)と側面(11a)とは、ロー
タ(11)の円周方向にある磁石(14)の端(14
c)において、最も近接することが望ましい。これによ
り、磁石(14)が発生する磁力線が、スロット(16
〜1612)に設けられる電機子巻線(17〜17
12)により多く鎖交する。従って、大きなマグネット
トルクを得ることができる。このとき、「端(14c)
において最も近接」という記載は、磁石(14)の側面
(11a)に対向する磁極面(14a)の上にある点と
側面(11a)との距離は、一定ではないことをも意味
していることに留意されるべきである。
【0036】磁石(14)は、側面(11a)に対向す
る磁極面(14a)に磁極を有する。このとき、端(1
4c)と側面(11a)とは、その磁極が生成する磁力
線の概ね全てが、側面(11a)を通過する程度に近接
することが望ましい。
【0037】また、磁石(14)の円周方向にある端
(14c)と側面(11a)との距離は、ロータ(1
1)が回転したときに磁石(14)がロータ(11)か
ら離脱しないような機械的強度が保たれる、実質的に最
小なものに選ばれることが望ましい。このとき、実用さ
れ得る最大のマグネットトルクが得られる。
【0038】本発明によるIPMモータは、ステータ
(12)と円筒形のロータ(11)とを具備する。ロー
タ(11)の側面(11a)は、ステータ(12)に対
向する。ロータ(11)は、実質的に直方体である磁石
(14)と、磁石(14)の半径方向に外側である外側
部分を包囲する磁力線誘導体(13a)とを含む。磁石
(14)が有する面のうち側面(11a)に対向する磁
極面(14a)と、前記ロータの中心との距離dは、 d≧r−D/10 D=2πr/n r:ロータ(11)の半径、n:磁石(14)の数 を満足する。この条件を満足することにより、トルクリ
ップルを抑制しながら、大きな出力トルクが得られ、更
に、当該IPMモータに供給される入力電圧を低減する
ことができる。
【0039】本発明によるIPMモータは、ステータ
(12)と、ステータ(12)に、それの側面(11
a’)において対向するロータ(11’)とを具備す
る。ロータ(11a’)は、ロータ(11a’)の側面
(11a’)の近傍に設けられた磁石(14)と、磁力
線誘導体(13b’、13c’)とを含む。磁力線誘導
体(13b’、13c’)は、磁石(14)とロータ
(11a’)の側面(11a’)との間に位置する。磁
力線誘導体(13b’)は、直軸方向に磁束を誘導する
直軸磁力線誘導体(13b’)を具備し、且つ、横軸方
向に伸展する空隙(13c’)が設けられている。ここ
で、直軸とは、d軸を意味する。横軸とは、q軸を意味
する。
【0040】本発明によるモータ駆動車両は、駆動輪
(7、37)と、上述の本発明によるIPMモータ(5
0)と、IPMモータ(50)に電源電圧を供給する電
源電圧供給手段(3、33)とを具備する。IPMモー
タ(50)が含むロータ(11)は駆動輪(7、37)
を駆動する。当該モータ駆動車両は、上述の本発明によ
るIPMモータ(50)の特性から、電源電圧供給手段
(3、33)の容量を小さくすることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の一形態のIPMモータを説明する。
【0042】実施の第1形態:実施の第1形態のIPM
モータは、電気自動車用IPMモータである。当該IP
Mモータは、図1に示されているように、電気自動車に
搭載されて使用される。
【0043】その電気自動車には、電池1が設けられて
いる。電池1は、高電圧リレー2に接続されている。高
電圧リレー2は、アンプ3と当該電気自動車の各部に電
圧を供給する。アンプ3は、アクセルペダル4の動きに
応じて、当該実施の形態のIPMモータ50に電圧を供
給する。以下の説明では、IPMモータ50に供給され
る電圧を入力電圧ということとする。IPMモータ50
は、トランスミッション5と駆動軸6を介して駆動輪7
を駆動する。
【0044】IPMモータ50は、図2に示されている
ように、ロータ11とステータ12とを含む。ロータ1
1は、ロータ側面11aにおいてステータ12に対向す
る。ロータ11は、軸18に接続されている。ロータ1
1は、軸18を中心として回転する。ロータ11は、図
1に示されているトランスミッション5を介して駆動軸
6に回転トルクを与える。
【0045】ロータ11は、図2に示されているよう
に、ロータ鉄心13と、14個の永久磁石14〜14
14とを含む。永久磁石14〜1414は、総称して
永久磁石14と記載される。
【0046】ロータ鉄心13は、珪素鋼板が積層されて
形成されている。珪素鋼鈑のそれぞれは互いに絶縁され
ている。これにより、渦電流による損失が抑制されてい
る。その珪素鋼鈑のそれぞれは打ち抜き加工され、永久
磁石14が埋め込まれる穴が形成されている。なお、ロ
ータ鉄心13は、電磁鋼板のような他の材料で構成され
ることも可能である。その穴には、永久磁石14が挿入
されている。即ち、永久磁石14は、ロータ鉄心13に
埋め込まれている。
【0047】ステータ12には、スロット16〜16
12が放射状に、且つ、等角度間隔で、同一円周状に設
けられている。更に、ステータ12には、電機子歯19
〜1912が設けられている。電機子歯19〜19
12には、それぞれ、電機子巻線17〜1712が巻
きつけられている。
【0048】電機子巻線17〜1712には、三相電
源が供給される。電機子巻線17、17、17
17には、U相電源電圧が供給される。電機子巻線1
、17、17、1710には、V相電源電圧が
供給される。電機子巻線17 、17、電機子巻線1
11、1712には、W相電源電圧が供給される。
【0049】図2において、記号U・V・Wと、U’・
V’・W’とは、それぞれ、電流が流れる方向が逆であ
ることを示している。即ち、電機子巻線17と17
とは、互いに逆向きの磁束を発生する。電機子巻線17
と17、電機子巻線17 と17、電機子巻線1
と17、電機子巻線17と1710、電機子巻
線1711と1712も同様に、それぞれ互いに逆向き
の磁束を発生する。
【0050】続いて、ロータ11の構造をより詳細に説
明する。
【0051】図3は、ロータ11の軸方向の構造を示
す。図3では、永久磁石14のうちの永久磁石14
構造が示されている。他の永久磁石4も、永久磁石14
と同一の構造を有する。永久磁石14のそれぞれは、
図3に示されているように、ロータ11の軸方向に接続
された複数の磁石15からなる。磁石15は、互いに絶
縁されている。これにより、渦電流による損失が抑制さ
れている。
【0052】上述の永久磁石14は、実質的に直方体で
ある。永久磁石14が直方体であることは、永久磁石1
4を作製することが容易になる点で有利である。図9に
示されているように、前述のSPMモータでは、ロータ
101の側面に、その表面が曲面である永久磁石が配置
される。表面が曲面である永久磁石を作製することは、
コストを高くする。一方、当該実施の形態のIPMモー
タは、永久磁石14が直方体であることにより、コスト
が抑制される。
【0053】永久磁石14のうちの永久磁石14、1
、14、14、14、1411、1413
N極は、ロータ11の半径方向の外側にあり、また、そ
れらのS極は、ロータ11の半径方向の内側にある。一
方、永久磁石14のうちの永久磁石14、14、1
、14、1410、1412、1414のN極
は、ロータ11の半径方向の外側にあり、また、それら
のS極は、ロータ11の半径方向の内側にある。即ち、
永久磁石14のうちの隣接する2つは、互いに反対向き
の磁力線を発生する。
【0054】図4は、ロータ11の一部分の拡大図であ
る。永久磁石14は、ロータ11のロータ側面11aに
対向する対向面14aと、ロータ11の中心11bに対
向する対向面14bを有する。永久磁石14が有する2
つの磁極は、対向面14a、14bの上にある。対向面
14a、14bは、ロータ11の中心軸に垂直な方向に
ある永久磁石14の断面がなす長方形の長辺を構成す
る。
【0055】永久磁石14は、ロータ側面11aの近傍
に設けられている。ロータ側面11aと、永久磁石14
とは、端部14cにおいて最も近接する。即ち、永久磁
石14の埋め込み量をx、ロータ側面11aと端部14
cとの距離をLとしたとき、 x>L. ここで、埋め込み量xは、ロータ11の半径rと、永久
磁石14の有する面のうちロータ側面11aに対向する
面である対向面14aからロータ11の中心11bまで
の距離dとの差で定義され、 x=r−d. …(7)
【0056】ロータ11がこのような構造を有している
ことにより、永久磁石14が発生する磁束が、より有効
にマグネットトルクの発生に利用される。ロータ側面1
1aと永久磁石14とが、端部14cにおいて最も近接
することにより、永久磁石14が発生する磁力線のうち
ロータ側面11aと端部14cとの間を通るものを少な
くすることができる。即ち、永久磁石14が発生する磁
力線のうち、ロータ側面11aを通ってステータ12に
鎖交するものを多くすることができる。これにより、よ
り大きなマグネットトルクが発生する。このように、当
該実施の形態のIPMモータは、SPMモータと同様
に、大きなマグネットトルクを得ることができる。
【0057】マグネットトルクの発生の観点からは、ロ
ータ側面11aと端部14cとの間の距離Lは、狭いこ
とが望ましい。ロータ側面11aと端部14cとの間の
距離が狭いほど、永久磁石14が発生する磁力線のうち
ロータ側面11aと端部14cとの間を通るものは少な
くなるからである。ロータ側面11aと端部14cとの
間の距離は、永久磁石14が発生する磁力線の概ね全て
がロータ側面11aを通るように選ばれることが望まし
い。
【0058】一方で、ロータ側面11aと端部14cと
の間の距離を狭くすると、ロータ鉄心13が永久磁石1
4を保持する機械的強度が弱くなる。あまりにも機械的
強度が弱いと、ロータ11が回転したときにロータ鉄心
13が破壊され、永久磁石14がロータ11から離脱す
る。ロータ側面11aと端部14cとの間の距離は、ロ
ータ11が回転しても永久磁石14が離脱しないような
機械的強度を保った上で、最小に選ばれることが望まし
い。発明者の実験では、必要な機械的強度を保った上
で、少なくとも、対向面14aにある磁極が発生する磁
力線の95%がロータ側面11aを通るように、ロータ
側面11aと端部14cとの間の距離を選ぶことが可能
であることが確認されている。
【0059】永久磁石14は、ロータ側面11aの近傍
に設けられているが、ロータ側面11aには面していな
い。永久磁石14はロータ鉄心13の内部に埋め込まれ
ている。即ち、ロータ鉄心13は、永久磁石14とロー
タ側面11aとの間に位置する磁力線誘導部分13aを
含む。
【0060】磁力線誘導部分13aの存在は、当該実施
の形態のIPMモータの入力電圧Vを低減することに寄
与している。磁力線誘導部分13aの存在により、ロー
タ11には弱め界磁がなされることになる。即ち、磁力
線誘導部分13aの存在は、直軸方向のインダクタンス
を大きくする。従って、−ωL+Vが0に
近づく。式(4)から理解されるように、−ωL
+Vが0に近づけば、入力電圧Vが低くなる。このよ
うに、磁力線誘導部分13aの存在は、当該IPMモー
タの入力電圧Vを低くする。
【0061】磁力線誘導部分13aの存在は、同時に、
リラクタンストルクの発生に寄与する。即ち、当該IP
Mモータでは、SPMモータと同等のマグネットトルク
が利用される上、更に、リラクタンストルクが活用され
ることになる。マグネットトルクが高い効率で利用され
る上、更に、補助的にリラクタンストルクが活用される
ことにより、当該実施の形態のIPMモータは、高いト
ルクが得られる。
【0062】但し、前述の公知のIPMモータとは異な
り、当該実施の形態のIPMモータが発生するトルクの
うち、リラクタンストルクの占める割合は小さい。永久
磁石14がロータ側面11aの近傍に設けられており、
磁力線誘導部分13aの体積が小さいからである。当該
実施の形態のIPMモータが発生するトルクは、主に、
マグネットトルクである。発生するトルクが主としてマ
グネットトルクであるため、当該実施の形態のIPMモ
ータは、トルクリップルが小さい。
【0063】当該実施の形態のIPMモータにおいて、
永久磁石14の数、即ち、極数nは、当該実施の形態の
IPMモータの特性に大きな影響を及ぼす。当該実施の
形態のIPMモータは、永久磁石14の数が以下のよう
にして定められ、もって特性の向上が図られている。
【0064】まず、永久磁石14の数は、スロット16
〜1612の数よりも多く定められている。永久磁石
14の数がスロット16〜1612の数よりも多く定
められていることにより磁気回路が均一化され、トルク
リップルが軽減される。
【0065】更に、永久磁石14の数は、12以上30
以下の範囲の中から選ばれている。以下では、永久磁石
14の数が12以上30以下の範囲の中から選ばれてい
ることの有効性について説明する。
【0066】まず、図5(a)に示されているように、
永久磁石14の厚さが仮想的に0であるとしたときを考
える。ここで、永久磁石14の厚さが仮想的に0である
と仮定したのは、永久磁石14を最も密に配置できる理
想的な場合を考えるためである。永久磁石14が有する
面のうちのロータ側面11aに対向する面である対向面
14aは、ロータ11の断面においてロータ11の内接
多角形を構成する。
【0067】磁石有効面積率Mgcを、永久磁石14の
対向面14aの面積の総和の、ロータ側面11aの面積
に対する比であると定義する。磁石有効面積率Mgc
は、 Mgc=δ/D*100(%), で表される。ここで、Dは、 D=2πr/n, r:ロータ11の半径 であり、また、δは、永久磁石14の対向面14aの、
ロータ11の円周方向の幅である。磁石有効面積率Mg
cが100(%)に近いことは、永久磁石14が発生す
る磁力線が、より多く電機子巻線17〜1712に鎖
交することを意味する。
【0068】図6の曲線21は、磁石有効面積率Mgc
の極数nに対する依存性を示す。図6に示されているよ
うに、磁石有効面積率Mgcは、極数nが大きくなるほ
ど大きくなり、極数12で概ね飽和する。これから、永
久磁石14の厚さを仮想的に0とする場合には、極数n
を12以上にすることにより、電機子巻線17〜17
12に鎖交する磁束の磁束密度Bをほぼ最大にし得るこ
とが理解される。
【0069】ただし、永久磁石14の厚さが無限に小さ
いということは、実際には考えられない。永久磁石14
の厚さは薄いことが望まれるが、現実には、機械的強
度、永久磁石14の保磁力その他の要因により、永久磁
石14の厚さは制限される。また、永久磁石14がロー
タ側面11aに接していることも考えられない。前述の
とおり、永久磁石14の端部とロータ側面11aとの距
離Lは小さいことが望まれるが、機械的強度を保つため
には、距離Lはある値よりも大きいことを必要とする。
そこで以下では、永久磁石14が、図5(b)に示され
ているように、ある程度の厚さβを有し、且つ、永久磁
石14の端部とロータ側面11aとは、ある程度の距離
Lを有する場合について考察する。
【0070】対向面14aの幅δは、永久磁石14が厚
さβを有することにより、より小さくなる。永久磁石1
4が厚さβを有することは、ロータ側面11aを通過す
る磁束の磁束密度Bを減少させる。
【0071】また、永久磁石14の端部からロータ側面
11aまでの距離Lの存在により、隣接する2つの永久
磁石14の対向面14aの間に磁気回路が生じる。この
磁気回路の磁気抵抗は、2つの対向面14a同士の距離
が小さくなるほど小さくなる。ここで、永久磁石14の
数が大きくなるほど2つの対向面14a同士の距離は小
さくなり、その間の磁気抵抗も小さくなる。これは、永
久磁石14の数が大きくなると、ロータ11の内部で閉
じるためにトルク発生に寄与しない磁束が増えることを
意味する。
【0072】前述の磁石有効面積率Mgcと、2つの対
向面14aの間の磁気抵抗の両方の効果により、ロータ
側面11aを通過する磁束の磁束密度Bは、ある極数
nにおいて最大となる依存性を示す。図6の中の曲線2
2は、永久磁石14の厚さβと、永久磁石14の端部か
らロータ側面11aまでの距離Lとが、本出願の日にお
いて現実的に設定され得る最小値であると出願人が考え
る値に設定された場合における、ロータ側面11aを通
過する磁束の磁束密度Bの極数nに対する依存性を示
している。ここで、磁束密度Bは、磁石がロータ側面
全体に面していると仮定した場合にロータ側面11aを
通過する磁束の磁束密度が100であるとして規格化さ
れている。
【0073】図6の中の曲線22に示されているよう
に、極数nが12以下の範囲では、ロータ側面11aを
通過する磁束の磁束密度Bは、極数nが大きくなると
急速に大きくなる。極数nが12よりも大きくなると、
磁束密度Bはほぼ飽和し、極数nが16のときに最大
値をとる。極数nが16より大きくなると、磁束密度B
は、徐々に小さくなる。磁束密度Bが85(ar
b.unit)よりも大きい極数nの範囲は、12以上
30以下である。このように、極数nの範囲を、12以
上30以下にとることにより、ロータ側面11aを通過
する磁束の磁束密度Bを大きくすることができる。磁
束密度Bを大きくなると、それに対応して、当該IP
Mモータの出力トルクも大きくなる。
【0074】また、異なる観点から見れば、極数nの範
囲を、12以上30以下にとることにより、一定の出力
トルクを得るのに必要な入力電流を小さくすることがで
きるということもできる。周知のように、出力トルクT
は、電機子巻線17〜17 12に流れる電機子電流I
と、電機子巻線17〜1712に鎖交する磁束の磁
束密度Bとに比例し、 T∝I・B, 即ち、 I∝T/B. …式(8) 式(8)から理解されるように、永久磁石14が発生し
た磁力線が電機子巻線17〜1712により多く鎖交
すれば、一定の出力トルクを得るのに必要な電機子電流
は小さい。電機子電流Iを小さくすることができ
ることは、図1に示されている電気自動車のアンプ3の
容量を小さくすることができることを意味する。アンプ
3の容量を小さくできることは、同時にアンプ3を小型
化できることを意味する。これは、スペースが限られて
いる電気自動車において極めて好ましい。
【0075】以上の事実から理解されるように、極数n
を12以上30以下に選ぶことにより、より大きな出力
トルクを得ることができ、又、一定の出力トルクを得る
のに必要な電機子電流Iを小さくすることができる。
【0076】また、極数nを12以上に選ぶことは、横
軸インダクタンスLを低減する上でも好ましい。図7
は、対向面14aの面積の総和が、各極数nに対して最
大になるように永久磁石14が配置されているという条
件の下における、横軸インダクタンスLの極数nに対
する依存性を示す。極数nが12以下の範囲では、横軸
インダクタンスLは、極数nが大きくなると急激に減
少する。極数nが12以上の範囲では、その減少の度合
いは小さくなる。
【0077】ここで、前述の式(5)から理解されるよ
うに、横軸インダクタンスLを小さくすることによ
り、電機子巻線17〜1712への入力電圧Vを小さ
くすることができる。即ち、極数nを12以上に選ぶこ
とにより、顕著に、電機子巻線17〜1712への入
力電圧Vを小さくすることができる。
【0078】このように、有効磁束密度Bの増加と、
入力電圧Vの低減との2つの観点から、当該IPMモー
タの極数nは、12以上30以下であることが望ましい
ことが理解される。
【0079】当該実施の形態のIPMモータは、極数は
14であり、スロット16〜16 12の数は12であ
り、上述の条件を満足する。当該実施の形態のIPMモ
ータにおいて、極数とスロット数は、14極12スロッ
ト以外の他の組み合わせであることも可能である。但
し、小型化、高出力化の観点から、当該実施の形態のよ
うに、14極12スロット構造が採用されることが好ま
しい。
【0080】更に、当該IPMモータは、永久磁石14
が、以下に述べられているような位置に配置され、もっ
て特性の向上が図られている。
【0081】永久磁石14の位置は、前述の埋め込み量
xが、 x≦D/10 …(9) D=2πr/n r:ロータ11の半径、n:極数(永久磁石14の数) を満足するように選ばれている。埋め込み量xが小さい
ことは、永久磁石14とロータ側面11aとがより接近
していることを意味する。なお、式(9)の条件は、対
向面14aとロータ11の中心11bとの距離dについ
て、 d≧r−D/10 …(9’) が成り立つことと同義である。距離dが大きいことは、
永久磁石14がよりロータ側面11aに近づくことを意
味する。
【0082】図8は、一定のトルクを発生するのに必要
な電機子巻線17〜1712に流すべき電機子電流I
の、埋め込み量xに対する依存性を示す。電機子電流
としては、ピーク値が使用されている。図8に示さ
れているように、x≦D/10であることにより、電機
子巻線17〜1712に流すべき電機子電流Iは、
顕著に低減される。
【0083】このとき、永久磁石14の位置は、 (L−L)/L≦0.3 …(10) が成り立つように選ばれていると言い換えることができ
る。図9は、埋め込み量xと、(L−L)/L
の対応を示している。埋め込み量xと(L−L )/
とは、一対一に対応し、埋め込み量xが小さくなる
ほど(L−L)/Lも小さくなる。x=D/10
のとき、(L−L)/L=0.3である。式
(9)と式(10)とは一対一に対応する。
【0084】逆にいえば、ロータ鉄心13の構造と永久
磁石14の位置が、上述のものと異なる場合でも、式
(10)の条件を満足するように選ばれれば、ロータ鉄
心13の形状と永久磁石14の位置とが上述のものであ
る場合と同様の効果が得られる。
【0085】但し、 L−L≧0 …(11) であることが望ましい。なぜなら、式(1)から分かる
ように、L−L<0であると、出力トルクが減少す
るからである。
【0086】即ち、 0≦(L−L)/L≦0.3 …(12) が満足されることが望ましい。
【0087】実施の第1形態のIPMモータは、トルク
リップルが小さい。更に、当該IPMモータは、高い出
力トルクが得られる。更に、当該IPMモータは、電機
子電流を小さくできる。更に、当該IPMモータは、入
力電圧Vが低い。
【0088】高い出力トルクが得られることは、他の観
点から考えれば、所定の出力トルクを得るために必要な
電機子巻線の巻数がより少ないことを意味する。当該I
PMモータは、小型化が可能である。即ち、当該IPM
モータは、エネルギー密度が高い。このような特長か
ら、当該実施の形態のIPMモータは、スペースが限ら
れている電気自動車に適用されることが特に有用であ
る。
【0089】なお、当該実施の形態のIPMモータは、
電気自動車に搭載されているが、電車に搭載されること
も可能である。図10は、当該実施の形態のIPMモー
タが搭載された電車の構成を示す。その電車には、パン
タグラフ31が設けられている。パンタグラフ31は、
電源電圧が供給されている架線32に接触し、アンプ3
3に電源電圧を供給する。アンプ33は、制御装置34
に接続されている。制御装置34には、スロットルレバ
ー34aが設けられている。アンプ33は、スロットル
レバー34aの動きに応じて、当該実施の形態のIPM
モータ50に入力電圧を供給する。IPMモータ50
は、トランスミッション35と駆動軸36を介して駆動
輪37を駆動する。当該実施の形態のIPMモータ50
が搭載されたその電車は、上述のIPMモータ50の特
長から、アンプ33の容量を小さくすることができる。
【0090】また、当該実施の形態のIPMモータは、
他の用途、例えば、産業用ロボットや、工作機械のよう
なFA製品のサーボモータに使用されることも当然に可
能である。
【0091】続いて、実施の第2形態のIPMモータを
説明する。実施の第2形態のIPMモータは、実施の第
1形態と類似した構造を有する。実施の第2形態のIP
Mモータは、ロータの構造が実施の第1形態と異なる。
特に、ロータ鉄心の構造が、実施の第1形態と異なる。
実施の第2形態の他の部分は、実施の第1形態と同様で
ある。
【0092】図11は、実施の第2形態のIPMモータ
の構造を示す。実施の第2形態のIPMモータは、ロー
タ11’と、ステータ12とからなる。ステータ12の
構造は、実施の第1形態と同じであり、その説明は行わ
ない。
【0093】図12は、ロータ11’の一部の拡大図で
ある。ロータ11’は、ロータ鉄心13’と永久磁石1
4とを含む。永久磁石14は、ロータ11のロータ側面
11aに対向する対向面14aと、ロータ11の中心1
1bに対向する対向面14bを有する。永久磁石14が
有する2つの磁極は、対向面14a、14bの上にあ
る。永久磁石14は、ロータ11’の半径方向に磁力線
を発生する。
【0094】永久磁石14のうちの永久磁石14、1
、14、14、14、1411、1413
N極は、ロータ11の半径方向の外側にあり、また、そ
れらのS極は、ロータ11の半径方向の内側にある。一
方、永久磁石14のうちの永久磁石14、14、1
、14、1410、1412、1414のN極
は、ロータ11の半径方向の外側にあり、また、それら
のS極は、ロータ11の半径方向の内側にある。即ち、
永久磁石14のうちの隣接する2つは、互いに反対向き
の磁力線を発生する。
【0095】永久磁石14は、ロータ側面11a’の近
傍に設けられている。永久磁石14は、ロータ側面11
a’の近傍に設けられているが、ロータ側面11aには
面していない。永久磁石14はロータ鉄心13’の内部
に埋め込まれている。永久磁石14は、実質的に、直方
体である。ロータ側面11aと、永久磁石14とは、端
部14cにおいて最も近接する。
【0096】ロータ11’が以上に説明された構造を有
することにより、永久磁石14が発生する磁力線のう
ち、ロータ側面11aを通ってステータ12に鎖交する
ものを多くすることができる。
【0097】ここで、ロータ鉄心13’には、スリット
13a’が設けられている。スリット13a’は、永久
磁石14の端部14cから、ロータ側面11’に向かっ
て伸びる。但し、スリット13a’は、ロータ側面1
1’には到達していない。
【0098】スリット13a’が設けられていることに
より、永久磁石14が発生する磁力線のうち、ロータ1
1’の内部で閉じるものを更に少なくすることができ
る。これにより、実施の第2形態のIPMモータは、実
施の第1形態と同様、大きなマグネットトルクを得るこ
とができる。
【0099】また、ロータ鉄心13’は、永久磁石14
とロータ側面11aとの間に位置する直軸磁力線誘導部
分13b’を含む。直軸磁力線誘導部分13b’は、ロ
ータ側面11a’から、ロータ11’の直軸(d軸)方
向に伸展し、永久磁石14の表面に到達する。永久磁石
14が直軸方向に発生する磁力線は、直軸磁力線誘導部
分13b’を通って、ロータ側面11a’に到達し、更
に、ステータ12に鎖交する。直軸磁力線誘導部分13
b’は、ロータ11’の直軸インダクタンスL を決定
する。直軸インダクタンスLは、特に、直軸磁力線誘
導部分13b’の円周方向の幅によって定まる。
【0100】直軸磁力線誘導部分13b’の円周方向の
幅は、−ωL+Vが実質的に0であるように選ばれ
る。ここで、ωは、ロータ11’の回転の角振動数、V
は、ロータが回転することにより電機子巻線17
1712に誘起される誘起電圧である。前述の式(5)
から理解されるように、−ωL+Vが実質的に0で
あるように選ばれることにより、当該IPMモータの入
力電圧Vを小さくすることができる。
【0101】更にロータ鉄心13’には、空隙13c’
が設けられている。空隙13b’は、永久磁石14とロ
ータ側面11aとの間に位置する。空隙13c’は、横
軸(q軸)方向に伸展する。これにより、ロータ11’
の横軸インダクタンスLが減少する。式(5)から理
解されるように、横軸インダクタンスLが減少する
と、当該IPMモータの入力電圧Vが小さくなる。
【0102】このように実施の第2形態のIPMモータ
は、当該IPMモータの入力電圧Vを、更に小さくする
ことができる。
【0103】実施の第2形態の場合でも、実施の第1形
態と同様に、永久磁石14の位置と、ロータ鉄心13’
の形状は、 0≦(L−L)/L≦0.3 …(13) が成り立つように選ばれることが望ましい。
【0104】
【発明の効果】本発明により、IPMモータのトルクリ
ップルが抑制される。
【0105】本発明により、IPMモータの出力トルク
が大きくなる。
【0106】本発明により、IPMモータの電機子電流
が小さくなる。
【0107】本発明により、IPMモータの入力電圧が
低くなる。
【0108】本発明により、IPMモータが小型化され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による実施の第1形態のIPM
モータが搭載された電気自動車の構成を示す。
【図2】図2は、実施の第1形態のIPMモータの構成
を示す。
【図3】図3は、ロータ11の構成を示す。
【図4】図4は、ロータ11の一部分の拡大図である。
【図5】図5は、有効磁石面積率Mgcを説明するため
の図である。
【図6】図6は、有効磁石面積率Mgcと磁束密度B
との極数nに対する依存性を示す。
【図7】図7は、q軸インダクタンスの極数nに対する
依存性を示す。
【図8】図8は、電機子電流Iの埋め込み量xに対す
る依存性を示す。
【図9】図9は、埋め込み量xと、(L−L)/L
との関係を示す。
【図10】図10は、実施の第1形態のIPMモータが
搭載された電車の構成を示す。
【図11】図11は、実施の第2形態のIPMモータの
構成を示す。
【図12】図12は、ロータ11’の構成を示す拡大図
である。
【図13】図13は、従来のSPMモータの構成を示
す。
【図14】図14は、従来のIPMモータの構成を示
す。
【符号の説明】
11、11’:ロータ 11a、11a’:ロータ側面 12:ステータ 13、13’:ロータ鉄心 13a:磁力線誘導部分 13b’:直軸磁力線誘導部分 13c’:空隙 14:永久磁石 14a:対向面 14c:端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/27 501 H02K 1/27 501K 501M 19/10 19/10 A // B60L 15/00 B60L 15/00 Z (72)発明者 西尾 章 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 加藤 義樹 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 平野 雅弘 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 小暮 孝敏 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 馬場 功 長野県茅野市宮川6671−9 Fターム(参考) 5H002 AA04 AA09 AE07 AE08 5H115 PA11 PG04 PU01 5H619 AA01 BB06 BB24 PP01 PP02 PP04 PP08 5H621 AA02 BB10 GA16 GA18 HH01 5H622 AA02 CA02 CA05 CA07 CA10 CA11 PP07 PP10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個のスロットが設けられたステータ
    と前記ステータに対向する側面を有するロータとを具備
    し、 前記ロータは、 n個の磁石と、 前記磁石と前記側面との間に位置する磁力線誘導体とを
    含み、 前記nと前記nとは、 n<n を満たすIPMモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1のIPMモータにおいて、 前記nは、 12≦n≦30 を満たすIPMモータ。
  3. 【請求項3】 請求項2のIPMモータにおいて、 前記nは12であり、前記nは14であるIPMモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項1のIPMモータにおいて、 前記ロータの中心軸に垂直な平面による前記磁石の断面
    は長方形をなし、 前記長方形は、 短辺と、 前記短辺より長い長辺とを有し、 前記長辺は、前記側面に対向するIPMモータ。
  5. 【請求項5】 請求項4のIPMモータにおいて、 前記磁石は、実質的に直方体であり、 前記磁石が有する面のうち前記側面に対向する磁極面
    と、前記ロータの中心との距離dは、次式: d≧r−D/10, ここで、 D=2πr/n, r:前記ロータの半径 を満足するIPMモータ。
  6. 【請求項6】 請求項1のIPMモータにおいて、 次式: 0≦(L−L)/L≦0.3, ここで、 L:前記ロータの横軸インダクタンス, L:前記ロータの直軸インダクタンス が成立するIPMモータ。
  7. 【請求項7】 ステータと前記ステータに対向する側面
    を有するロータとを具備し、 前記ロータは、 実質的に直方体である磁石と、 前記磁石に対して、前記ロータの半径方向に外側である
    外側部分を包囲する磁力線誘導体とを含み、 前記磁石が有する面のうち前記側面に対向する対向面
    と、前記ロータの中心との距離dは、次式: d≧r−D/10, ここで、 D=2πr/n, r:前記ロータの半径,n:前記磁石の数 を満足するIPMモータ。
  8. 【請求項8】 請求項7のIPMモータにおいて、 前記nは、12以上30以下であるIPMモータ。
  9. 【請求項9】 ステータと、 前記ステータに対向する側面を有するロータとを具備
    し、 前記ロータは、 n個の磁石と、 前記磁石と前記側面との間に位置する磁力線誘導体とを
    含み、 前記nは、 12≦n≦30であるIPMモータ。
  10. 【請求項10】 ステータと、 円筒形のロータとを具備し、 前記ロータの側面は、前記ステータに対向し、 前記ロータは、 前記側面の近傍に設けられた磁石と、 前記磁石と前記側面との間に位置する磁力線誘導体とを
    含み、 前記磁力線誘導体は、前記ロータの直軸方向に磁束を誘
    導する直軸磁力線誘導体を具備し、且つ、前記ロータの
    横軸方向に伸展する空隙が設けられたIPMモータ。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 次式: 0≦(L−L)/L≦0.3, ここで、 L:前記ロータの横軸インダクタンス, L:前記ロータの直軸インダクタンス が成立するIPMモータ。
  12. 【請求項12】 駆動輪と、 請求項1から請求項11のいずれか一に記載されたIP
    Mモータと、ここで前記IPMモータが含む前記ロータ
    は前記駆動輪を駆動し、 前記IPMモータに電源電圧を供給する電源電圧供給手
    段とを具備するモータ駆動車両。
  13. 【請求項13】 駆動輪と、 請求項1から請求項11に記載のいずれか一に記載され
    たIPMモータと、ここで前記IPMモータが含む前記
    ロータは前記駆動輪を駆動し、 アクセルペダルの動きに応じて前記IPMモータに電源
    電圧を供給する電源電圧供給手段とを具備する電気自動
    車。
  14. 【請求項14】 駆動輪と、 請求項1から請求項11に記載のいずれか一に記載され
    たIPMモータと、ここで前記IPMモータが含む前記
    ロータは前記駆動輪を駆動し、 スロットルレバーの動きに応じて前記IPMモータに電
    源電圧を供給する電源電圧供給手段とを具備する電車。
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