JP2002152867A - リモコン送信機の照明装置 - Google Patents

リモコン送信機の照明装置

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JP2002152867A
JP2002152867A JP2000340284A JP2000340284A JP2002152867A JP 2002152867 A JP2002152867 A JP 2002152867A JP 2000340284 A JP2000340284 A JP 2000340284A JP 2000340284 A JP2000340284 A JP 2000340284A JP 2002152867 A JP2002152867 A JP 2002152867A
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lighting
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Kaneyuki Nakamura
謙之 中村
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Toyotomi Kogyo Co Ltd
Toyotomi Co Ltd
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Toyotomi Kogyo Co Ltd
Toyotomi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に照明装置を作動して暗い所でもリモ
コン送信機の操作を可能にする。 【構成】 リモコン送信機Aの枠体1の外装部に複数の
機能用操作ボタン2を配置し、機能用操作ボタン2の付
近に照明手段3を取付ける。リモコン送信機Aの枠体1
の側部にはリモコン操作検出手段4を設け、リモコン送
信機Aの側壁をつまんで持ち上げるとリモコン操作検出
手段4がリモコン操作を検出し、自動的に照明手段3が
作動して機能用操作ボタン2を明るく照らす。機能用操
作ボタン2を操作後、リモコン送信機Aを置いて手を離
せば自動的に照明手段3が不作動になって消灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は暗い所でもリモコン送
信機の操作を可能にする照明装置の作動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電気製品のリモコン送信機は、一般
に枠体の外装部に複数の機能用操作ボタンを配置して操
作部を形成しており、それぞれの操作ボタンを押すこと
によって、その操作ボタンの機能内容が、リモコン送信
機の送信部より赤外線などを利用して機器本体へ信号を
送信するものであり、この信号を受信した機器本体では
押された操作ボタンの機能を解析し、この操作ボタンで
特定される機能に見合った動作を実現している。
【0003】しかし、このようなリモコン送信機は明る
い所だけで使用されるものでなく、暗い所でも使用され
るものであり、いくつかの機能用操作ボタンの中の一つ
を押す為に部屋を明るくする必要がある。このような夜
間など暗い部屋での操作性を良くすることがリモコン送
信機の機能として重要視されてきている。
【0004】この課題を解決する為に、リモコン送信機
の枠体に回転自在のレバーを設け、回転したレバーの先
端に発光手段を設けて上方から複数の操作ボタンを照ら
す構造とし、この発光手段を設けた回転レバーをスタン
ド部材としてこのスタンド部材を回転起立させる時に発
光手段のスイッチがオンされ、操作ボタンを明るく照ら
す機構が公知となっている。(特開平8−280079
号公報参照)
【0005】また、携帯電話などのように複数の操作ボ
タンを押して始めて一つの機能内容が定まるものでは、
操作ボタンの内側や操作ボタンに隣接した位置にLED
ランプなど発光手段を配置しておき、いずれかの操作ボ
タンの一つを押すことで、すべての発光手段を点灯して
操作ボタンの機能表示が見えるようにしているが、リモ
コン送信機の機能用操作ボタンは一つの操作ボタンを押
すだけで機能するから、このような使い方を実施するこ
とはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】リモコン送信機の枠体
に回転自在なスタンド部材を構成し、このスタンド部材
に発光手段と回動時にオン・オフするスイッチとを内蔵
する方式では、リモコン送信機のどの部分に発光手段を
取付けたスタンド部材が収納されているかよくわから
ず、また、このような機能がついていることを知らない
場合が多いから、一般の人には全く使い勝手が悪く、使
用者の慣れが必要で誰でもすぐに照明機能が利用できる
ものではなかった。また、スタンド部材を枠体に構成す
る為には、枠体の形状が複雑になり、このような照明機
能のないリモコン送信機に比べて製造時の作業性が悪
く、また、構成部品点数が増えるから高価格になって実
用性が失われてしまっていた。
【0007】このようにスタンド部材を回動するという
構造は、暗い部屋での操作に問題点があり、操作ボタン
を明るくして操作し易くする為には改善すべき問題点が
多く、簡単な機構であっても必要とする時に確実に操作
ボタンを明るく照らす構造の要求が多かった。
【0008】また、操作ボタンの内側や操作ボタンに隣
接した位置にLEDランプなど発光手段を配置してお
き、発光手段を点灯して操作ボタンの機能表示が見える
ようにすることは、数多くのLEDが必要であるし、大
きな電力消費も必要となってしまうものであり、何等か
の対策が必要であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は暗い所で操作
する時にはリモコン送信機を手に持って操作するのが一
般的であることに着目したもので、枠体1の外装郡に複
数の機能用操作ボタン2を配置したリモコン送信機Aに
おいて、リモコン送信機Aの機能用操作ボタン2の付近
の枠体1に照明手段3を取付け、かつ、リモコン送信機
Aの枠体1の側部にはリモコン操作検出手段4を設け、
該リモコン操作検出手段4がリモコン操作を検出時に枠
体1の表面の照明手段3が作動するようにしたものであ
る。
【0010】また、リモコン操作検出手段4は枠体1の
側部に配置した複数の導電体5と、該導電体5間の電気
抵抗もしくは電気容量の変化を検出する検知部6とで構
成し、前記リモコン送信機Aを持つことによって導電体
5間の電気抵抗もしくは電気容量が変化し、この変化を
検出する検知部6の出力によって照明手段3が作動する
ようにしたもので、誰でも行なうリモコン送信機Aを手
に持つという動作を電子回路を使って検出できるように
なった。
【0011】また、リモコン操作検出手段4は枠体1の
側部に配置したタッチスイッチ7で構成し、前記リモコ
ン送信機Aを持つことによってタッチスイッチ7が閉路
され、該タッチスイッチ7の出力によって照明手段3が
作動するようにしたもので、リモコン送信機Aはタッチ
スイッチ7の接点が切換ってはじめて動作するから、待
機電気量をなくして使用する電気量が少ない状態で、確
実に照明手段3が作動するようになった。
【0012】更に、リモコン送信機Aの枠体1には照度
センサー8を配置し、該照度センサー8は明るさ検出時
にリモコン操作検出手段4もしくは照明手段3の作動を
停止し、暗い時のみ照明手段3が作動する構成としたも
ので、同じようにリモコン送信機Aを手に持って操作し
ても、暗い時のみ前記照明手段3が作動するから、照明
手段3の作動時間を最小に維持できるようになった。
【0013】
【作用】暗い所で机などに置かれたリモコン送信機Aを
操作する為に持ち上げる動作はリモコン送信機Aの側壁
をつまむものであるから、この発明ではこの動作を側壁
に配置したリモコン操作検出手段4によって確実に検出
でき、照明手段3の点灯を意識しないでも、自動的に照
明手段3が作動して、機能用操作ボタン2を明るく照ら
すことができるようになった。
【0014】また、リモコン送信機Aを机の上などに置
いて手を離せば、自動的に照明手段3が不作動になって
照明手段3が消灯するものである。
【0015】また、リモコン操作検出手段4は枠体1の
側壁に配置したから、他の物体と接触する機会が少なく
誤作動を起こしにくい構成であり、照明が不要の明るい
所でリモコン送信機Aを机の上に置いたまま機能操作ボ
タン2を押す時には照明手段3は作動しないものであ
る。
【0016】
【実施例】この発明を図によって説明すると、Aはリモ
コン送信機、1はリモコン送信機Aの枠体、2は枠体1
の外装部に配置した複数個の機能用操作ボタンであり、
該機能用操作ボタン2にはそれぞれ一つの機能が割り当
てられ、例えばゴム接点で形成したスイッチで操作ボタ
ン2が構成されている。そして、これらの複数個の操作
ボタン2は枠体1の前面にまとめて配置してあり、操作
ボタン2の集まりによって操作部Bを構成している。
【0017】9は図示せざる機器本体に向けてリモコン
送信機Aからワイヤレスの信号を発信する為の発信器、
10はリモコン送信機Aの状態を表示する為の表示器で
あり、リモコン送信機Aに取付けた表示器10は現在の
動作モード状態がわかるように従来品ではバックライト
のない液晶表示器が用いられている。
【0018】また、リモコン送信機Aの枠体1の内部に
は、それぞれの機能を処理する為の電子回路基板が配設
されており、基本構成を示す図2において、11は一定
のタイミングで複数の操作ボタン2のどれが押されてい
るかを検出する操作ボタン入力回路、12は操作ボタン
入力回路11の信号に基づいて押された操作ボタン2に
見合った機能を選択して出力する演算部、13は演算部
12の出力信号に基づいて機器本体に発信する信号を作
り出す信号変換部、14は信号変換部13で作り出され
た信号に基づいて前記発信器9を動作する為の発信回路
であり、該発信器9は押された操作ボタン2に割り当て
られた機能の信号を、赤外線などの通信手段で機器本体
へ発信している。
【0019】15は押された操作ボタン2に見合った機
能を選択する演算部12の出力信号に基づいて前記表示
器10を駆動させる表示器駆動回路であり、演算部12
は操作ボタン2が押された信号を入力する度に、外部機
器に選択された機能信号を発信するように信号変換部1
3に指示すると共に、この機能信号の内容を直ちに表示
器駆動回路15に出力し、発信器9から発信した機能を
表示器10に表示して使用者に知らせる働きがある。
【0020】上記のリモコン送信機Aは持ち運び易さか
ら電源は電池であり、消費電力を少なくすることが必要
で、従来では表示器10に液晶を使ってもバックライト
のない液晶が使われている。このようなリモコン送信機
Aでは薄暗くなった部屋でリモコン送信機Aを使用する
時に、複数個並べた機態用操作ボタン2の表示を読むこ
とができず、間違った操作ボタン2を押して違った機能
を外部機器に指示してしまうトラブルを避けることがで
きなかった。
【0021】この発明はこのようなトラブルの発生をな
くす為のもので、3はリモコン送信機Aの操作ボタン2
の付近の枠体1に取付けた照明手段、4は枠体1の側部
に設けたリモコン操作検出手段であり、リモコン操作検
出手段4がリモコンを操作しようとする動作を検出した
時に照明手段3を作動させており、リモコン操作検出手
段4が不検出になれば照明手段3は消灯した不作動状態
を維持している。
【0022】また、リモコン送信機Aが机上などに置か
れた時には枠体1の側部は開放されており、側部に取付
けたリモコン操作検出手段4はこの状態で何も検出せず
に不作動状態にある。また、このように明るい室内の机
の上に置かれたリモコン送信機は、操作ボタン2の機能
表示を読むことができるから、机などの台の上に置いた
状態で操作ボタン2を押して機器本体を操作する時に
は、リモコン操作検出手段4はこの操作を検出できず、
照明手段3が作動することはない。
【0023】一方、薄暗い室内でリモコン送信機Aを使
用する時には、機能用操作ボタン2の機能表示が読みに
くいから、必ず使用者はリモコン送信機Aを手に持って
機能表示部分を近づけて読みながら操作しようとするも
のであり、この時、手でリモコン送信機Aを持ち上げよ
うと枠体1の側壁をつかむとこの動作をリモコン操作検
出手段4が検出して、照明手段3を作動させるから、操
作ボタン2の付近が明るくなり、暗い時でも操作ボタン
2の機能表示を読むことができ、使用者は間違いなく特
定の操作ボタン2を押して正しく外部機器の操作をする
ことができた。
【0024】また、照明手段3の実施例として、複数個
の操作ボタン2の集まりである操作部Bの端に高さが操
作ボタン2より高くなるように配置した側方発光のLE
Dを複数個並べて配置する構造が好ましい。この構造の
照明手段3では少ないLEDで効果的に操作ボタン2の
集まりを明るく照らすことができる。また、この照明手
段3と連続して照明手段3と同じ高さに表示器10を配
置すれば、背を高くした照明手段3だけが突出する違和
感もなく、すっきりと照明手段3を取付けたリモコン送
信機Aが構成できる。
【0025】更に、表示器10にはバックライト付の液
晶を用い、このバックライトの点灯・消灯を照明手段3
の点灯・消灯に連動させる構造にすれば、暗い所では操
作ボタン2の機能表示だけでなく、表示器10の表示内
容も読み取ることができるようになり、誤操作の恐れは
なくなった。
【0026】また、リモコン送信機Aの側面にリモコン
操作検出手段4を形成する実施例の電子回路の構成をブ
ロック図で示す図2において、5はリモコン送信機Aの
枠体1の片側もしくは左右の側部にそれぞれが絶縁され
た状態に配置した導電体、16は複数個並べた導電体5
の間の絶縁状態判断回路であり、該絶縁状態判断回路1
6は導電体5間の電気抵抗の変動や電気容量の変化によ
って洩れ電流の変化を検出している。6は絶縁状態判断
回路16の出力の変化を入力として、この変化が人の手
が触れた時の変化であるかを検出する検知部であり、こ
の実施例のリモコン操作検出手段4は複数の導電体5と
絶縁状態判断回路16と検知部6とで構成する。
【0027】一方、図2の実施例の表示器駆動回路15
は表示器10のバックライトのオン・オフと共に照明手
段3の点灯・消灯の制御も行なっており、リモコン操作
検出手段4の検知部6の出力は前記演算部12に入力さ
れ、演算部12は検知部6からの信号を受けて表示器駆
動回路15に照明手段3の点灯の指示を行なうものであ
る。また、演算部12が検知部6から導電体5の状態が
元の状態に復帰した出力を受けると、表示器駆動回路1
5に照明手段3の消灯を指示する。
【0028】リモコン送信機Aを操作する時には、一番
初めに枠体1の側面の絶縁された導電体5に操作する人
の手が接触もしくは近接するものであり、導電体5間で
はこの人の手の動きによって直流成分としては抵抗値
が、交流成分としては電気容量が変化する。実施例の絶
縁状態判断回路16はこの変化を洩れ電流の変化として
捕らえて、この信号を検知部6に送り、該検知部9はこ
の信号の変化をデジタル信号に変換して、もしこの変化
の状態がリモコン送信機Aを操作する為に手に持った時
の変化であれば、導電体5間の状態が照明装置3の点灯
要求状態であることを演算部12に出力し、該演算部1
2は照明装置3を点灯させる為の出力信号を表示器駆動
回路15へ出力している。
【0029】また、機器本体へのリモコン送信機Aによ
る操作が終了し、リモコン送信機Aから手を離せば、導
電体5間の状態が元に戻るので、絶縁状態判断回路16
の出力を受ける検知部6でリモコン送信機Aから手が離
されたことを判断し、照明装置3の消灯要求信号を演算
部12へ出力し、該演算部12は照明装置3を点灯させ
ていた出力信号を解除するものである。
【0030】この実施例では枠体1の側面に導電性金属
薄膜を貼り付けたり、導電性塗料の印刷などによって導
電体5を形成しており、また、リモコン送信機Aを手に
持ったかどうかの判断を行なう絶縁状態判断回路16や
検知部6は、電子回路によって構成できるのでリモコン
基板に追加すればよく、大きなコストアップもなく実施
できるようになった。
【0031】ところで、上記の電子回路によって構成す
るリモコン操作検出手段4では、このリモコン操作検出
手段4に常時通電して作動可能状態を維持しており、リ
モコン送信機Aの電源は電池であるから、この待機電力
によって電池交換時期が早くなってしまうものである。
この問題を解決する実施例を示す図3及び図4の電子回
路図において、7はリモコン操作検出手段4を構成する
タッチスイッチ、17はリモコン送信機Aを手で持った
時に触れる枠体1の左右両側面或いは片側面に設けたス
イッチ操作板である。
【0032】リモコン送信機Aの枠体1の側面に形成し
たスイッチ操作板17はリモコン送信機Aを操作するべ
く手で持つことにより軽く動き、スイッチ操作板17の
下に取付けたタッチスイッチ7はスイッチ操作板17が
押された時に閉路となる。このタッチスイッチ7が閉路
になる時はリモコン送信機Aを操作する為に持ち上げた
時であるから、タッチスイッチ7の閉路信号を照明装置
3の点灯要求信号として演算部12に出力する。
【0033】18はLEDで構成する照明手段3を作動
させる照明駆動回路であり、該照明駆動回路18は演算
部12の指示を受けて照明手段3をオン・オフする。従
って、リモコン送信機Aを持ち上げて操作ボタン2を操
作しようとした時に、タッチスイッチ7からなるリモコ
ン操作検出手段4は演算部12に照明装置3を点灯させ
る為の信号を出力し、該演算部12は照明手段3の為の
照明駆動回路18と、表示器10の表示器駆動回路15
へ照明要求信号を出力する。
【0034】また、機器本体へのリモコン送信機Aによ
る操作が終了し、リモコン送信機Aを机の上などに置く
時に手を離せば、スイッチ操作板17が元の位置に戻る
ので、内蔵されたタッチスイッチ7は開路となってリモ
コン送信機Aから手が離されたことを判新し、照明手段
3の消灯要求信号を演算部12へ出力し、該演算部12
は照明手段3を点灯させていた出力信号を解除するもの
である。
【0035】明るい室内であれば机の上や台の上に置い
た状態でもリモコン送信機Aの機能表示が読めるから、
リモコン送信機Aを持ち上げることなく操作ボタン2を
押して機器の操作をすることができ、リモコン操作検出
手段4は枠体1の側部に取付けられているからこの時は
作動せず、照明手段3が作動することはない。しかし、
明るい室内の床の上にリモコン送信機Aが置かれた時に
は手で持ち上げて機能用操作ボタン2を押すことにな
り、当然、枠体1の側部のリモコン操作検出手段4がこ
の持ち上げた操作を検出して、明るい室内にも係わらず
照明手段3を作動させてしまう。
【0036】この発明の他の実施例ではこの問題点を解
決するもので、8はリモコン送信機Aの枠体1のおもて
面の光が受け易い部分に配置した照度センサーであり、
Cdsやフォトトランジスタのような光検出ができる半
導体素子を使っている。
【0037】リモコン操作検出手段4が枠体1の持ち上
げを検出した時に、照度センサー8によってリモコン送
信機Aの周囲が明るい状態で有ると判断される時には、
リモコン操作検出手段4の点灯要求信号を出力する機能
を停止し、演算部12は机の上に置かれたリモコン送信
機Aの操作ボタン2を押した時と同様に、照明手段3を
作動させずに発振器10から機器本体に向けて操作信号
を発信する。
【0038】一方、照度センサー8によってリモコン送
信機Aの周囲が暗い状況であると判断される時には、リ
モコン操作検出手段4は照明手段3の点灯要求信号をそ
のまま演算部12に出力し、該演算部12は照明手段3
を点灯させる為の出力信号を表示器駆動回路15や照明
駆動回路18に出力し、照明手段3は操作ボタン2の機
能用表示が読めるように明るくして操作し易くする。
【0039】尚、照度センサー8の出力をリモコン操作
検出手段4ではなく、演算部12や表示器駆動回路15
などに出力する構成であっても、リモコン操作検出手段
4から照明手段3の作動要求が出た時に、演算部12や
表示器駆動回路15などが照明手段3の作動を停止させ
るように構成すれば、全く同じ効果が得られるものであ
る。
【0040】照明センサー8の具体的な動作について、
センサー素子からの出力がリニアに変化するものでは、
その照度センサー8からの入力をAD変換回路を持った
照度入力回路にてデジタル値に変換し、あらかじめ設定
してあるデジタル値と比較判断して明るい・暗いの判断
が可能になる。そして、リモコン操作検出手段4がリモ
コン送信機Aの持ち上げを検出し、照度センサー8が暗
いと判断した時には、演算部12が表示器駆動回路15
などに点灯要求構号を出力して照明手段3を点灯するこ
とになる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
リモコン送信機Aを操作するべく暗い所で枠体1を持ち
上げれば、枠体1の側部に配置したリモコン操作検出手
段4がこれを検出し、自動的に照明手段3を点灯して機
能用操作ボタン2を照らすことができるものであり、こ
の照明手段を点灯する為の特別の操作は何も必要としな
い。
【0042】また、リモコン送信機Aを机の上に置くな
どによって手を離せば、リモコン操作検出手段4が復帰
して、自動的に照明手段3は消灯するので、消し忘れな
どによる電力の無駄遣いも起きず、電池駆動のリモコン
送信機に最適である。
【0043】また、リモコン操作検出手段4を枠体1の
側壁に配置したので、明るい所で机の上に置いたまま機
能用操作ボタン2を押す使い方をする時には照明手段3
が作動せず、枠体1の全体や操作ボタン2にリモコン操
作検出手段4を配置して確実にリモコン送信機Aの操作
を検出する構造に比べて、一番電気の消費の激しい照明
手段3が作動する確率を低くして電池の寿命を長くする
ことができた。
【0044】具体的なリモコン操作検出手段4の構造と
して、枠体1の側部に複数の導電体5を配置する構造で
は、リモコン送信機Aを持ち上げたかどうかの判断は電
子回路に組み込んで行なうことができるから、一番重要
な操作を検出する部分が安価に製造できるようになり、
この種の装置を持たないリモコン送信機と同様な組み立
てが可能になって製造工程を複雑にしなくともよくなっ
た。
【0045】また、リモコン送信機Aの形状として小形
を要求される時には、内装する電池は容量が少ない小形
の電池の使用を要求される。この時には枠体1の側部に
タッチスイッチ7を配置してリモコン操作検出手段4を
構成すればよく、枠体1の側部のどの部分を持ってもタ
ッチスイッチ7が切換るようにする為にスイッチ駆動部
が複雑になるものの、リモコン操作検出手段4を常時作
動状態に維持する為の待機電力の使用がほとんど不要で
あるから、小形の電池を使う小形のリモコン送信機の構
造として最適になる。
【0046】また、明るい所で機能用操作ボタン2を操
作する度に照明手段3を点灯することは電気エネルギー
の無駄使いであり、この為の機能として枠体1の側部に
リモコン操作検出手段4を配置することは机の上に置い
たまま操作するなどの使い方により、かなりのエネルギ
ーの節約になるがまだ充分とはいえない。
【0047】この発明ではリモコン送信機Aの枠体1に
照度センサー8を取付けて、照度センサー8が暗さを検
出している時にリモコン送信機Aを操作すれば照明手段
3が点灯するようにしたから、明るい所でリモコン送信
機Aを手に取って操作する時には照明手段3が点灯せ
ず、無駄な電カを使用することのない省エネルギーのリ
モコン送信機を提供することができた。
【0048】また、照度センサー8が取付けられていて
も、慣れた人が薄暗い所で机の上にリモコン送信機Aを
置いたまま操作ボタン2を操作する時には照明手段3は
点灯せず、照度センサー8を取付したからといって暗い
時にはいつも照明手段3が点灯するわけでなく、無駄な
電力の使用を避ける構造となった。
【0049】更に、リモコン操作検出手段4としてタッ
チスイッチ7を使う時には、照度センサー8や照明手段
3の電源供給スイッチとすることができるから、タッチ
スイッチ7が閉路となってはじめて照度センサー8や照
明手段3に電力を供給して作動状態に移行するから、通
常操作をしない時には照度センサー8や照明手段3の為
に電力の使用はなくなり、更なる省エネルギーのリモコ
ン送信機を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示した斜視図である。
【図2】この発明の電子回路の基本構成を示したブロッ
ク図である。
【図3】この発明の他の実施例を示した斜視図である。
【図4】この発明の図3に示す実施例の基本となる電子
回路の要部回路図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 操作ボタン 3 照明手段 4 リモコン操作検出手段 5 導電体 6 検知部 7 タッチスイッチ 8 照度センサー A リモコン送信機 B 操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体1の外装部に複数の機能用操作ボタ
    ン2を配置したリモコン送信機Aにおいて、リモコン送
    信機Aの機能用操作ボタン2付近の枠体1に照明手段3
    を取付け、かつ、リモコン送信機Aの枠体1の側部には
    リモコン操作検出手段4を設け、該リモコン操作検出手
    段4がリモコン操作を検出時に枠体1の表面の照明手段
    3を作動させることを特徴とするリモコン送信機の照明
    装置。
  2. 【請求項2】 リモコン操作検出手段4は枠体1の側部
    に配置した複数の導電体5と、該導電体5間の電気抵抗
    もしくは電気容量の変化を検出する検知部6とで構成
    し、前記リモコン送信機Aを持つことによって導電体5
    間の電気抵抗もしくは電気容量が変化し、この変化を検
    出する検知部6の出力によって照明手段3が作動する請
    求項1記載のリモコン送信機の照明装置。
  3. 【請求項3】 リモコン操作検出手段4は枠体1の側部
    に配置したタッチスイッチ7で構成し、前記リモコン送
    信機Aを持つことによってタッチスイッチ7が閉路さ
    れ、該タッチスイッチ7の出力によって照明手段3が作
    動する請求項1記載のリモコン送信機の照明装置。
  4. 【請求項4】 リモコン送信機Aの枠体1には照度セン
    サー8を配置し、該照度センサー8は明るさ検出時にリ
    モコン操作検出手段4もしくは照明手段3の作動を停止
    し、暗い時のみ照明手段3が作動する請求項1記載のリ
    モコン送信機の照明装置。
JP2000340284A 2000-11-08 2000-11-08 リモコン送信機の照明装置 Pending JP2002152867A (ja)

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