JP2002152101A - Dama衛星通信回線の割当システム、方法、及び衛星地球局 - Google Patents

Dama衛星通信回線の割当システム、方法、及び衛星地球局

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JP2002152101A
JP2002152101A JP2000346487A JP2000346487A JP2002152101A JP 2002152101 A JP2002152101 A JP 2002152101A JP 2000346487 A JP2000346487 A JP 2000346487A JP 2000346487 A JP2000346487 A JP 2000346487A JP 2002152101 A JP2002152101 A JP 2002152101A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グループ間の割当要求に対してグループ内の
割当要求によりチャンネルの割当が妨げられず、トラフ
ィック回線の使用が減った場合にも周波数の有効利用が
図れ、かつ、低廉に実現可能にする。 【解決手段】 一定の通信周波数帯域を有する複数の衛
星地球局1000、1001から通信衛星200を介し
てセンタ局100への要求に対して衛星通信回線の割当
を行う衛星通信回線の割当システムに、衛星地球局間の
トラフィック回線の使用状況に応じて、それぞれの周波
数帯がオーバーラップ領域を有するように前記衛星地球
局をグループ化し、又は、グループ化を解除するグルー
プ化制御部100Fと、グループ化制御部によりグルー
プ化される前記衛星地球局の各前記通信周波数帯域のオ
ーバーラップ領域への衛星通信回線割当を、グループ間
の割当要求に対して、優先して行うグループ割当優先部
100Eとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDAMA(要求割当多元
接続)衛星通信回線に関する。特に、本発明は、複数の
衛星地球局(VSAT)の各々から通信要求信号を、衛
星通信回線を介して、受信するセンタ局(HUB)が対
向する衛星地球局に衛星通信回線の割当を行うための衛
星通信の回線割当システム、方法及び衛星地球局に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平10−200454号公報には、
本願発明者により、DAMA衛星通信方式が開示されて
おり、ここでは、割り当てられた衛星通信回線の解放方
法について開示されている。さらに、特開昭59−16
7134号公報には、本願出願人により、隣接したグル
ープの周波数帯域同士を一部オーバーラップさせること
により、相異なるグループ間の相互通信時にはオーバー
ラップした周波数帯域を使用して衛星通信回線容量を増
大させることが開示されている。
【0003】本願発明は、上記公報に記載された従来技
術をさらに改良するものである。図15は本発明の前提
となる衛星通信回線の割当システムの概略構成を示すブ
ロック図である。なお、全図を通して同一の構成要素に
は同一の符号、番号を付して説明を行う。本図に示すよ
うに、子局と呼ばれる複数の衛星地球局(VSAT)1
000、1001、…は多数の地点に分散して置かれ、
親局であるセンタ局(HUB)100は通信衛星200
経由で、CSC(共通信号チャンネル)制御チャンネル
を用いて、衛星地球局1000、1001、…に対して
ポーリングにより、送信要求の有無を問い合わせる。
【0004】センタ局100から複数の衛星地球局10
00、1001、…の各々への回線300はアウトバウ
ンド回線と呼ばれ、このアウトバウンド回線により上記
送信要求の有無の問い合わせに用いられる。また、複数
の衛星地球局1000、1001、…の各々からセンタ
局100への回線300はインバウンド回線と呼ばれ、
このインバウンド回線により上記送信要求の有無の問い
合わせに対して、有りの応答に用いられる。
【0005】また、複数の衛星地球局1000、100
1、…は、通信衛星200経由で、SCPC(Sing
le Channel Per Carrier)通信
方式を用いて、相互に接続される。複数の衛星地球局1
000、1001、…の対向同士の回線400はトラフ
ィック回線と呼ばれる。次に、センタ局100にはアン
テナ100Aが設けられ、アンテナ100Aは、大型の
アンテナであり、通信衛星200と通信を行う。
【0006】アンテナ100Aには無線機100Bが接
続され、無線機100Bは送受信信号の変調、復調処
理、送信周波数に対するダウン/アップ変換処理等を行
う。ここで、送信周波数は14GHz程度が使用される
とする。無線機100BにはDAMA主制御部100C
が接続され、DAMA(要求割当多元接続)制御部10
0Cは、CSC制御チャンネルを用いて、回線300を
介して複数の衛星地球局1000、1001、…からの
FDMA(周波数分割多重接続)の回線割当要求に対し
て、対向する衛星地球局へ空き周波数(チャンネル)を
それぞれ割り当てたり、割当の解除を行う。
【0007】DAMA主制御部100Cには表示部10
0Dが設けられ、表示部100Dは複数の衛星地球局1
000、1001、…相互間の回線400によるトラフ
ィック回線の使用状況等が表示される。次に、複数の衛
星地球局1000、1001、…の各々にはアンテナ1
000A、1001A、…が設けられ、アンテナ100
0A、1001A、…の各々は超小型のアンテナであ
り、通信衛星200と通信を行う。
【0008】アンテナ1000A、1001A、…の各
々には無線機1000B、1001B、…が接続され
る。無線機1000B、1001B、…の各々には中間
周波数を送信周波数に変換するアップコンバータ(U/
C)(図示しない)と、送信周波数を中間周波数に変換
するダウンコンバータ(D/C)(図示しない)が設け
られる。
【0009】アップコンバータ(U/C)、ダウンコン
バータ(D/C)は、変換処理できる周波数帯が、例え
ば、後述するトランスポンダの2台分(=80MHz)
に制限される。無線機1000B、1001B、…の各
々には電話、ファックス、パソコン等の加入者端末10
00C、1001C、…等が接続される。
【0010】さらに、無線機1000B、1001B、
…の各々にはDAMA従制御部1000D、1001
D、…が接続され、DAMA従制御部1000D、10
01D、…の各々は電話、ファックス、パソコン等の加
入者端末1000C、1001C、…による通話、通信
開始、終了を監視し、割当要求信号、終了要求信号をセ
ンタ局100のDAMA主制御部100Cに出力させ
る。なお、センタ局100から前述のCSC制御チャン
ネルを介して割り当てられたチャンネルを形成するよう
に、衛星地球局1000、1001、…の無線機100
0B、1001B、…のうち該当無線機は送受信周波数
を設定する。
【0011】次に、アンテナ200Aを有する通信衛星
200には複数のトランスポンダが搭載されており、こ
れらのトランスポンダはセンタ局100、複数の衛星地
球局1000、1001、…の信号を中継する。図16
は通信衛星200に搭載されている複数のトランスポン
ダの使用を説明する図である。
【0012】本図に示すように、一例として、1台のト
ランスポンダの周波数帯域が約40MHzであり、通
常、1機の通信衛星200には12台搭載されていると
する。この場合、通信衛星200で、中継できる周波数
帯は、40MHz×12=480MHzである。
【0013】センタ局100と複数の衛星地球局100
0、1001、…との間の通信、複数の衛星地球局10
00、1001、…相互間の通信には、12台のトラン
スポンダのうち、本図に示すように、4番目と5番目の
2台のトランスポンダを用いて行われるとすると、40
MHz×2=80MHzの周波数帯域が使用される。
【0014】これは、前述したように、アップコンバー
タ(U/C)、ダウンコンバータ(D/C)の変換処理
できる周波数帯の制限に起因している。図17は通信に
使用される周波数を説明する図である。本図に示すよう
に、通信衛星200の4番目、5番目のトランスポンダ
が使用されるとすると、センタ局100と複数の衛星地
球局1000、1001、…間では、上り、下りの周波
数帯50kHzである1対のCSC制御チャンネルf1
が用いられる。
【0015】さらに、複数の衛星地球局1000、10
01、…間同士では、周波数帯50kHzで、例えば、
衛星地球局1000から衛星地球局1001へは周波数
f2の信号が使用され、逆に、衛星地球局1001から
通信衛星1000へは、周波数f3が使用される。
【0016】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記衛
星通信回線の割当システムでは、複数の衛星地球局10
00、1001、…の通信時間が増えたり、衛星地球局
の数が増えると、回線400によるトラフィック回線の
使用が増加し、通信に渋滞が発生し、使用している周波
数帯域(80MHz)の回線が不足するという問題があ
る。
【0017】単純に、使用している周波数帯域を増大さ
せようとして、アップコンバータ(U/C)、ダウンコ
ンバータ(D/C)を増設すると、費用が増大するとい
う別の問題が発生する。他方、特開昭59−16713
4号公報に記載されるように、隣接したグループの周波
数帯域同士を一部オーバーラップさせることにより、相
異なるグループ間の相互通信時にはオーバーラップ領域
の周波数帯域を使用することにより、U/C、D/Cコ
ンバータの増設なしに、システム的に使用する周波数帯
域を広げ、通信回線チャンネル容量を増大させることも
可能である。
【0018】しかしながら、DAMA主制御部100C
では、グループ内同士の衛星地球局の割当要求、グルー
プ間の衛星地球局の割当要求に対してチャンネルの割当
が行われるが、オーバーラップ領域では双方のチャンネ
ル割当が競合するという問題がある。すなわち、グルー
プ内同士の衛星地球局の割当要求に対して、オーバーラ
ップ領域にチャンネルの割当が多く行われ過ぎると、グ
ループ間の衛星地球局の割当要求に対するチャンネルの
割当が妨げられる。
【0019】また、回線400によるトラフィック回線
の使用に変動があり、トラフィック回線の使用が減った
場合には、使用されないチャンネルが増加し、周波数の
利用が有効に行われないという問題が発生する。したが
って、本発明は、上記問題点に鑑みて、グループ間の割
当要求に対してグループ内の割当要求によりチャンネル
の割当が妨げられず、トラフィック回線の使用が減った
場合にも周波数の有効利用が図れ、かつ、低廉な衛星通
信回線の割当システム、方法、及び衛星地球局を提供す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、一定の通信周波数帯域を有する複数の衛
星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対し
て衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当システ
ムにおいて、前記衛星地球局間のトラフィック回線の使
用状況に応じて、それぞれの周波数帯がオーバーラップ
領域を有するように前記衛星地球局をグループ化し、又
は、グループ化を解除するグループ化制御部と、前記グ
ループ化制御部によりグループ化される前記衛星地球局
の各前記通信周波数帯域のオーバーラップ領域への衛星
通信回線割当を、グループ間の割当要求に対して、優先
して行うグループ割当優先部とを備えることを特徴とす
る衛星通信回線の割当システムを提供する。
【0021】この手段により、グループ間の割当要求に
対してグループ内の割当要求により衛星通信回線の割当
が妨げられず、トラフィック回線の使用に変動があった
場合にも周波数の有効利用が図れ、かつ、低廉に実現が
可能である。さらに、本発明は、一定の通信周波数帯域
を有する複数の衛星地球局から通信衛星を介してセンタ
局への要求に対して衛星通信回線の割当を行う衛星通信
回線の割当システムにおいて、グループ化される前記衛
星地球局からの割当要求がグループ間の割当要求か又は
グループ内の割当要求かを判断する割当要求判断部と、
前記割当要求判断部によりグループ間の割当要求と判断
された場合にグループの周波数帯のオーバーラップ領域
に優先して衛星通信回線を割り当て、グループ内の割当
要求と判断された場合にグループの周波数帯の非オーバ
ーラップ領域に優先して衛星通信回線を割り当てる領域
割当優先部とを備えることを特徴とする衛星通信回線の
割当システムを提供する。
【0022】この手段により、グループ間の割当要求に
対してグループ内の割当要求により衛星通信回線の割当
が妨げられず、かつ、低廉に実現が可能である。さら
に、本発明は、一定の通信周波数帯域を有する複数の衛
星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対し
て衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当システ
ムにおいて、前記衛星地球局間のトラフィック回線の使
用状況に応じて、前記衛星地球局をグループ化し、又
は、グループ化を解除するグループ化制御部と、前記グ
ループ化制御部によりグループ化された前記衛星地球局
に対してオーバーラップ領域を有するように各グループ
の周波数帯をシフトする各グループの通信帯域シフト部
と、グループ内の通信を行う場合には前記各グループの
周波数帯に衛星回線の割当を行い、グループ間の通信を
行う場合には、前記各グループの通信帯域シフト部によ
り形成された前記オーバーラップ領域に衛星回線の割当
を行うグループ間の割当設定部とを備えることを特徴と
する衛星通信回線の割当システムを提供する。
【0023】この手段により、トラフィック回線の使用
に変動があった場合にも周波数の有効利用が図れ、か
つ、低廉に実現が可能である。好ましくは、前記衛星地
球局のグループ化部は、前記衛星地球局を2つにグルー
プ化する。さらに、好ましくは、前記衛星地球局のグル
ープ化部は、前記衛星地球局を3つにグループ化する。
【0024】この手段により、通信周波数帯域を約2倍
又は3倍に広げて利用することが可能になる。好ましく
は、前記衛星地球局のグループ化部は、前記衛星地球局
間の通信時間履歴に応じて前記衛星地球局をグループ化
する。さらに、好ましくは、前記衛星地球局のグループ
化部は、通信時間の多い順番に前記衛星地球局を並べ、
奇数番目と偶数番目の2つのグループに区分けする。
【0025】さらに、好ましくは、前記衛星地球局のグ
ループ化部は、通信時間の多い順番に前記衛星地球局を
並べ、3n+1、3n+2、3n(n;整数)番目の3
つのグループに区分けする。これらの手段により、各グ
ループの通信周波数帯域の利用を均等にすることが可能
になる。
【0026】好ましくは、前記各グループの通信帯域シ
フト部は、前記衛星地球局間のトラフィック回線を監視
し、トラフィック回線の空き時間が小さくなるにつれ
て、前記オーバーラップ領域を小さくする。この手段に
より、使用状況に応じて全体の周波数帯域を広くした
り、狭くしたりすることが可能になり、周波数の有効利
用が可能になる。
【0027】好ましくは、前記衛星地球局の通信周波数
帯が前記通信衛星のトランスポンダの周波数帯を単位と
して設定され、前記各グループの通信帯域シフト部は、
隣接する通信周波数帯のトランスポンダへ通信周波数帯
をシフトすることを特徴とする、請求項1に記載の衛星
通信回線の割当システム。この手段により、通信周波数
帯が隣接するトランスポンダを利用することにより、周
波数の有効利用が可能になる。
【0028】さらに、本発明は、一定の通信周波数帯域
を有する複数の衛星地球局から通信衛星を介してセンタ
局への要求に対して衛星通信回線の割当を行う衛星通信
回線の割当方法において、前記衛星地球局間のトラフィ
ック回線の使用状況に応じて、それぞれの周波数帯がオ
ーバーラップ領域を有するように前記衛星地球局をグル
ープ化し、又は、グループ化を解除する工程と、グルー
プ化される前記衛星地球局の各前記通信周波数帯域のオ
ーバーラップ領域への衛星通信回線割当を、グループ間
の割当要求に対して、優先して行う工程とを備えること
を特徴とする衛星通信回線の割当方法を提供する。
【0029】この手段により、グループ間の割当要求に
対してグループ内の割当要求により衛星通信回線の割当
が妨げられず、トラフィック回線の使用に変動があった
場合にも周波数の有効利用が図れ、かつ、低廉に実現が
可能である。さらに、本発明は、一定の通信周波数帯域
を有する複数の衛星地球局から通信衛星を介してセンタ
局への要求に対して衛星通信回線の割当を行う衛星通信
回線の割当システム方法おいて、グループ化される前記
衛星地球局からの割当要求がグループ間の割当要求か又
はグループ内の割当要求かを判断する工程と、グループ
間の割当要求と判断された場合にグループの周波数帯の
オーバーラップ領域に優先して衛星通信回線を割り当
て、グループ内の割当要求と判断された場合にグループ
の周波数帯の非オーバーラップ領域に優先して衛星通信
回線を割り当てる工程とを備えることを特徴とする衛星
通信回線の割当方法を提供する。
【0030】この手段により、グループ間の割当要求に
対してグループ内の割当要求により衛星通信回線の割当
が妨げられず、かつ、低廉に実現が可能である。さら
に、本発明は、一定の通信周波数帯域を有する複数の衛
星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対し
て衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当方法に
おいて、前記衛星地球局間のトラフィック回線の使用状
況に応じて、前記衛星地球局をグループ化し、又は、グ
ループ化を解除する工程と、グループ化された前記衛星
地球局に対してオーバーラップ領域を有するように各グ
ループの周波数帯をシフトする工程と、グループ間の通
信を行う場合には、前記オーバーラップ領域に衛星回線
の割当を行う工程とを備えることを特徴とする衛星通信
回線の割当方法を提供する。
【0031】この手段により、トラフィック回線の使用
に変動があった場合にも周波数の有効利用が図れ、か
つ、低廉に実現が可能である。さらに、本発明は、一定
の通信周波数帯域を有する子局であり、通信衛星を介し
て親局のセンタ局へ衛星通信回線の割当を要求する衛星
地球局において、前記子局間の通信を行うために前記子
局から前記センタ局の主DAMA制御部に衛星通信回線
の割当を要求する従DAMA制御部と、前記子局間のト
ラフィック回線の使用状況に応じて、前記主DAMAに
より周波数帯がオーバーラップ領域を有するようにグル
ープ化され、グループ化解除される子局に、前記主DA
MA制御部から割り当てられたチャンネルを形成するよ
うに送受信周波数を設定する無線機とを備えることを特
徴とする衛星地球局を提供する。
【0032】この手段により、トラフィック回線の使用
に変動があった場合にも周波数の有効利用が図れ、か
つ、低廉な衛星地球局の実現が可能となる。好ましく
は、前記無線機は、前記主DAMA制御部によりグルー
プ間の割当要求に対してオーバーラップ領域に優先して
割り当てられるチャンネルを形成するように送受信周波
数を設定し、又は前記主DAMA制御部によりグループ
内の割当要求に対して非オーバーラップ領域に優先して
割り当てられるチャンネルを形成するように送受信周波
数を設定する。この手段により、グループ間の割当要求
に対してグループ内の割当要求により衛星通信回線の割
当が妨げられず、かつ、低廉な衛星地球局の実現が可能
となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る衛星通
信回線の割当システムの概略構成を示すブロック図であ
る。本図に示すように、図15と比較して、センタ局1
00のDAMA主制御部100Cには、グループ割当優
先部100E、グループ化制御部100Fが設けられ
る。
【0034】先ず、グループ割当優先部100Eの説明
を行う。本衛星地球局1000、1001、…がグルー
プ化され、各グループの周波数帯はオーバーラップして
いる。オーバーラップ領域にはグループ間の割当要求に
対するチャンネル(衛星通信回線)を優先して割り当
て、非オーバーラップ領域にはグループ内の割当要求に
対して、チャンネルを優先して割り当てる。
【0035】すなわち、非オーバーラップ領域のチャン
ネルに空きがなくなってから、オーバーラップ領域への
チャンネルが割り当てられる。このようにして割り当て
られたチャンネルを形成するように、衛星地球局100
0、1001、…の無線機1000B、1001B、…
のうち該当無線機は送受信周波数を設定する。したがっ
て、グループ間の割当要求に対するチャンネルの割当が
グループ内の割当要求に対するチャンネルの割当により
妨げられることがなくなる。なお、上記のグループ割当
優先部100Eによる優先割当は、グループ化制御部1
00Fによりグループ化されたグループ間、グループ内
の割当に適用することが可能である。
【0036】次に、グループ化制御部100Fの説明を
行う。グループ化制御部100Fは、衛星地球局100
0、1001、…の相互間の回線400のトラフィック
回線に対するの使用状況に応じて、衛星地球局100
0、1001、…についてシステム的に使用する周波数
帯域の幅を制御する。このようにして割り当てられたチ
ャンネルを形成するように、衛星地球局1000、10
01、…の無線機1000B、1001B、…のうち該
当無線機は送受信周波数を設定する。したがって、費用
の増加を伴わずに、周波数を有効に利用することが可能
になる。
【0037】図2は図1のグループ割当優先部100E
を詳細に説明する図である。本図に示すように、グルー
プ割当優先部100Eには、割当要求判断部101Aと
領域割当優先部101Bが設けられる。割当領域識別部
101Aは、割当要求がグループ間の割当要求か又はグ
ループ内の割当要求かを判断する。
【0038】領域割当優先部101Bは、割当要求判断
部101Aの判断により、グループ間の割当要求、グル
ープ内の割当要求に応じて、オーバーラップ領域、非オ
ーバーラップ領域に対してチャンネルの優先割当を行
う。図3は、グループのオーバーラップ領域、非オーバ
ーラップ領域を説明する図である。本図に示すように、
複数の衛星地球局1000、1001、…が2つのグル
ープG1、G2にグループ化され、グループG1の周波
数帯がトランスポンダ番号4、5に対する周波数帯に設
定され、グループG2の周波数帯がトランスポンダ番号
5、6に対する周波数帯に設定されているとする。
【0039】グループG1、グループG2の周波数帯
は、グループG1、グループG2のオーバーラップ領
域、グループG1の非オーバーラップ領域、グループG
2の非オーバーラップ領域で形成される。オーバーラッ
プ領域にCSC制御チャンネルf1が設定される。図4
は図2のグループ割当優先部100Eの動作を説明する
フローチャートである。
【0040】本図に示すように、ステップS101にお
いて、グループ割当優先部100Eの割当要求判断部1
01Aでは、衛星地球局1000、1001、…の従D
AMA制御部1000D、1001D、…からの割当要
求に対して、グループG1とグループG2間の割当要求
があるか否かが判断される。割当要求がない場合にはス
テップS103に進む。ステップS102において、上
記割当要求がある場合、グループ割当優先部100Eの
領域割当優先部101Bでは、グループG1とグループ
G2に対してオーバーラップ領域にチャンネルが割り当
てられる。このようにして割り当てられたチャンネルを
形成するように、衛星地球局1000、1001、…の
無線機1000B、1001B、…のうち該当無線機は
送受信周波数を設定する。
【0041】ステップS103において、グループ割当
優先部100Eの割当要求判断部101Aでは、グルー
プG1内又はグループG2内の割当要求があるか否かを
判断する。割当要求がなければ、処理を終了する。ステ
ップS104において、グループ割当優先部100Eの
領域割当優先部101Bでは、グループG1又はグルー
プG2の非オーバーラップ領域に空きチャンネルがある
か否かを判断する。空きチャンネルがなければ、ステッ
プS102に進み、オーバーラップ領域にチャンネルを
割り当てる。
【0042】ステップS105において、グループ割当
優先部100Eの領域割当優先部101Bでは空きチャ
ンネルがあれば、グループG1、グループG2の非オー
バーラップ領域にチャンネルを割り当て、処理を終了す
る。このようにして割り当てられたチャンネルを形成す
るように、衛星地球局1000、1001、…の無線機
1000B、1001B、…のうち該当無線機は送受信
周波数を設定する。図5は図1のグループ化制御部10
0Fを詳細に説明する図である。グループ化制御部10
0Fは、回線400の使用状況において、本図(a)に
示すように、トラフィック回線の使用が少ない場合に
は、複数の衛星地球局1000、1001、…のグルー
プ化が解除される。
【0043】この場合、複数の衛星地球局1000、1
001、…の周波数帯は、トランスポンダ番号4、5に
対する周波数帯に設定されているとする。グループ化制
御部100Fは、回線400の使用状況において、本図
(b)に示すように、トラフィック回線の使用が多い場
合には、複数の衛星地球局1000、1001、…を2
つのグループG1、グループG2にグループに化する。
【0044】この場合、グループにG1の周波数帯はト
ランスポンダ番号4、5に対する周波数帯に設定され、
グループにG2の周波数帯はトランスポンダ番号5、6
に対する周波数帯に設定される。なお、CSC制御チャ
ンネルの位置は、グループ化、グループ化解除に無関係
に、固定されており、予め、グループ化後にオーバラッ
プ領域になるように設定される。
【0045】図6は図5のグループ化制御部100Fの
概略構成を示すブロック図である。本図に示すように、
グループ化制御部100Fには、衛星地球局のグループ
化部102A、各グループの通信帯域シフト部102
B、グループ間の割当設定部102Cが設けられる。以
下これらの構成要素の詳細を説明する。
【0046】衛星地球局のグループ化部102Aは、回
線400のトラフィック回線の使用状況により、空きチ
ャンネルが一定量以下になったら、複数の衛星地球局1
000、1001、…のグループ化を行い、逆に空きチ
ャンネルが一定量を超えたらグループ化を解除する。空
きチャンネルの量を判断基準としたが、接続の待ち時間
の量を判断基準としてもよい。
【0047】図7は図6の衛星地球局のグループ化部1
02Aを説明する図である。本図に示すように、複数の
衛星地球局1000、1001、…のグループ化を行
う。例えば、衛星地球局1000〜1999の各々に対
して、DAMA主制御部100Cによる使用状況を参照
して、回線400のトラフィック回線について通信時間
の多い順に衛星地球局1000〜1999を並べる。
【0048】さらに、衛星地球局のグループ化部102
Aは、並べられた順番に、奇数番目をグループG1に偶
数番目をグループG2に区分けし、衛星地球局1000
〜1999を2つのグループに区分ける。例えば、衛星
地球局1989、1001、1100、1301、14
01、1451、1211、1230、1356…、1
60117911891ならば、グループG1は、衛星
地球局1989、1100、1401、1211、13
56…、1791であり、グループG2は、1001、
1301、1451、1230、…、1601、189
1となる。
【0049】このようにして、衛星地球局1000〜1
999を、使用状況が均等であるグループにG1、グル
ープにG2に区分でき、周波数の有効利用を図ることが
可能になる。図8は図6の各グループの通信帯域シフト
部100G、グループ間の割当設定部102Cを説明す
る図である。本図(a)に示すように、グループ化され
る前の衛星地球局1000〜1999の周波数帯が3つ
のトランスポンダ4、5の周波数帯と一致しているとす
る。
【0050】本図(b)に示すように、グループ化後に
は、各グループの通信帯域シフト部100Gは、例え
ば、グループG1の周波数帯をそのままにして、グルー
プG2の周波数帯をトランスポンダ6の周波数帯の方に
一定量だけシフトし、シフト後にはグループG1とグル
ープG2の周波数帯がオーバーラップ領域を有するよう
に通信帯域設定を行う。
【0051】本図(c)に示すように、グループ間の割
当設定部102Cは、グループG1とグループG2間の
衛星地球局間の通信にはオーバーラップ領域にチャンネ
ルの割当を行う。例えば、本図に示すように、グループ
G1からグループG2への衛星地球局に対しては、周波
数f2のチャンネルが割り当てられ、グループG2から
グループG1への衛星地球局に対しては、周波数f3の
チャンネルが割り当てられる。
【0052】図9は図1におけるグループ化制御部10
0Fの一連の動作を説明するフローチャートである。本
図に示すように、ステップS201において、グループ
化制御部100Fでは、回線400のトラフィック回線
の使用状況が監視され、空き回線数Nの減少に起因して
下記式を満たすか否かを判断する。満たさない場合はス
テップS202に進む。
【0053】空き回線数N≦N0ここに、N0はグルー
プ化、グループ化解除を判断するための基準である。ス
テップS202において、グループ化制御部100Fに
よりグループ化が解除される。その後、処理を終了す
る。ステップS203において、上記式を満たす場合に
は、グループ化制御部100Fの衛星地球局のグループ
化部102Aにより衛星地球局がグループG1、グルー
プG2にグループ化される。
【0054】ステップS204において、グループ化制
御部100Fの各グループの通信帯域シフト部102B
により、グループG1、グループG2の周波数帯域の設
定が行われる。ステップS205において、グループ化
制御部100Fのグループ間の割当設定部102Cで
は、衛星地球局1000、1001、…の従DAMA制
御部1000D、1001D、…からの割当要求に対し
て、グループG1とグループG2の間で割当要求がある
か否かの判断が行われる。この割当要求がない場合、ス
テップS207に進む。
【0055】ステップS206において、この割当要求
がある場合、グループG1とグループG2の周波数帯に
おけるオーバーラップ領域にチャンネルの割当が行わ
れ、処理を終了する。このようにして割り当てられたチ
ャンネルを形成するように、衛星地球局1000、10
01、…の無線機1000B、1001B、…のうち該
当無線機は送受信周波数を設定する。ステップS207
において、グループG1の周波数帯の割当要求か否かを
判断する。この割当要求が無い場合、ステップS209
に進む。
【0056】ステップS208において、この割当要求
がある場合には、グループG1の周波数帯にチャンネル
の割当が行われ、処理を終了する。このようにして割り
当てられたチャンネルを形成するように、衛星地球局1
000、1001、…の無線機1000B、1001
B、…のうち該当無線機は送受信周波数を設定する。ス
テップS209において、グループG2の周波数帯の割
当要求か否かを判断する。この割当要求が無い場合、処
理を終了する。ステップS210において、この割当要
求がある場合には、グループG2の周波数帯にチャンネ
ルの割当が行われ、処理を終了する。
【0057】このようにして割り当てられたチャンネル
を形成するように、衛星地球局1000、1001、…
の無線機1000B、1001B、…のうち該当無線機
は送受信周波数を設定する。図10は図6における衛星
地球局のグループ化部100Fの変形例を説明する図で
ある。本図に示すように、衛星地球局のグループ化部1
00Fは、例えば、衛星地球局1000〜1999の各
々に対して、DAMA主制御部100Cによる使用状況
を参照して、回線400のトラフィック回線について通
信時間の多い順に衛星地球局1000〜1999を並べ
る。
【0058】さらに、衛星地球局のグループ化部100
Fは、並べられた順番に、3n+1、3n+2、3n
(n=整数)の3つのグループG1、グループG2、グ
ループG3に区分けし、衛星地球局1000〜1999
を3つグループに区分ける。例えば、衛星地球局198
9、1001、1100、1301、1401、145
1、1211、1230、1356…、1601179
11891ならば、グループG1は、衛星地球局198
9、1301、1211…、1891であり、グループ
G2は、1001、1401、1230、…、1601
であり、グループG3は、1100、1451、135
6、…、1791となる。
【0059】図11は図10における3つのグループ化
に対する各グループの通信帯域シフト部102Bの変形
例を説明する図である。本図(a)に示すように、グル
ープ化される前の衛星地球局1000〜1999の周波
数帯がトランスポンダ4、5の周波数帯と一致している
とする。本図(b)に示すように、グループ化後には、
各グループの通信帯域シフト部102Bは、例えば、グ
ループG1の周波数帯をそのままにして、グループG2
の周波数帯をトランスポンダ6の周波数帯の方に一定量
だけシフトし、グループG3の周波数帯をトランスポン
ダ6の周波数帯の方にさらに一定量だけシフトしシフト
後にはグループG1、グループG2、グループG3の周
波数帯が一定のオーバーラップ領域を有するように通信
帯域設定を行う。
【0060】なお、グループG1、グループG2、グル
ープG3のオーバーラップ領域では、グループG1、グ
ループG2、グループG3間の割当要求が可能である。
さらに、グループG1、グループG2のオーバーラップ
領域では、グループG1、グループG2間の割当要求が
可能である。さらに、グループG2、グループG3のオ
ーバーラップ領域では、グループG2、グループG3間
の割当要求が可能である。
【0061】したがって、2つのグループ化よりも3つ
のグループ化の方が割当の点で有利となり、周波数の有
効利用をさらに図ることが可能になる。図12は図6に
おける各グループの通信帯域シフト部102Bの変形例
であり、オーバーラップ領域を変化させる例を説明する
図である。本図(a)に示すように、グループ化される
前の衛星地球局1000〜1999の周波数帯がトラン
スポンダ4、5の周波数帯と一致しているとする。
【0062】本図(b)〜(d)に示すように、グルー
プ化後には、各グループの通信帯域シフト部102B
は、例えば、グループG1の周波数帯をそのままにし
て、グループG2の周波数帯をトランスポンダ6の周波
数帯の方にシフトする際に、一例として、回線400の
トラフィック回線の使用状況に応じて、シフト量を調整
して、オーバーラップ領域を「大」(本図(c))、
「中」(本図(b))、「小」(本図(c))と3段階
に分けて、グループG1とグループG2の周波数帯の設
定を可能にする。
【0063】図13は、図12における各グループの通
信帯域シフト部102Bの動作を説明するフローチャー
トである。本図に示すように、ステップS301におい
て、回線400のトラフィック回線の使用状況、すなわ
ち空き回線数Nを監視し、空きチャンネル数Nの減少に
起因して下記式を満たすか否かを判断する。満たさない
場合ステップS302に進む。
【0064】空きチャンネル数N≦N0 ステップS302において、グループ化制御部100F
によりグループ化が解除される。その後、処理を終了す
る。ステップS303において、各グループの通信帯域
シフト部102Bでは、上記式を満足する場合には、さ
らに、空きチャンネル数Nが下記式を満たすか否かを判
断する。
【0065】空きチャンネル数N≦N1(ここに、N1
<N0) ステップS304において、各グループの通信帯域シフ
ト部102Bでは、上記式を満たさない場合、オーバー
ラップ領域の大きさを「大」になるように設定し、処理
を終了する。ステップS305において、各グループの
通信帯域シフト部102Bでは、上記式を満足しない場
合には、さらに、空き回線Nが下記式を満たすか否かを
判断する。
【0066】空き回線数N≦N2(ここに、N2<N
1) ステップS306において、各グループの通信帯域シフ
ト部102Bでは、上記式を満たさない場合、オーバー
ラップ領域の大きさを「中」になるように設定し、処理
を終了する。ステップS307において、各グループの
通信帯域シフト部102Bでは、上記式を満たす場合、
オーバーラップ領域の大きさを「小」になるように設定
し、処理を終了する。
【0067】このようにして、回線400のトラフィッ
ク回線の使用状況に応じて、オーバーラップ領域の大き
さを調整するので、さらに、周波数の有効利用を図るこ
とが可能になる。図14は図6における各グループの通
信帯域シフト部102Bの変形例を説明する図である。
本図(a)に示すように、グループ化される前の衛星地
球局1000〜1999の周波数帯が3つのトランスポ
ンダ4、5、6の周波数帯と一致しているとする。
【0068】本図(b)に示すように、グループ化後に
は、各グループの通信帯域シフト部102Bは、例え
ば、グループG1の周波数帯をそのままにして、グルー
プG2の周波数帯をトランスポンダ6の周波数帯の方に
一定量だけシフトし、シフト後にはグループG1とグル
ープG2の周波数帯がトランスポンダ6の周波数帯でオ
ーバーラップ領域を有するように通信帯域設定を行う。
【0069】これにより、衛星地球局1000、100
1、…の周波数帯域が変化しても、本発明の適用が可能
になる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
衛星地球局間のトラフィック回線の使用状況に応じて、
それぞれの周波数帯がオーバーラップ領域を有するよう
に衛星地球局をグループ化し、又は、グループ化を解除
し、グループ化される衛星地球局の各通信周波数帯域の
オーバーラップ領域へのチャンネル割当を、グループ間
の割当要求に対して、優先して行うようにしたので、グ
ループ間の割当要求に対してグループ内の割当要求によ
りチャンネルの割当が妨げられず、トラフィック回線の
使用に変動があった場合にも周波数の有効利用が図れ、
かつ、低廉に実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衛星通信回線の割当システムの概
略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のグループ割当優先部100Eを詳細に説
明する図である。
【図3】グループのオーバーラップ領域、非オーバーラ
ップ領域を説明する図である。
【図4】図2のグループ割当優先部100Eの動作を説
明するフローチャートである。
【図5】図1のグループ化制御部100Fを詳細に説明
する図である。
【図6】図5のグループ化制御部100Fの概略構成を
示すブロック図である。
【図7】図6の衛星地球局のグループ化部102Aを説
明する図である。
【図8】図6の各グループの通信帯域シフト部100
G、グループ間の割当設定部102Cを説明する図であ
る。
【図9】図1におけるグループ化制御部100Fの一連
の動作を説明するフローチャートである。
【図10】図6における衛星地球局のグループ化部10
0Fの変形例を説明する図である。
【図11】図10における3つのグループ化に対する各
グループの通信帯域シフト部102Bの変形例を説明す
る図である。
【図12】図6における各グループの通信帯域シフト部
102Bの変形例であり、オーバーラップ領域を変化さ
せる例を説明する図である。
【図13】図12における各グループの通信帯域シフト
部102Bの動作を説明するフローチャートである。
【図14】図6における各グループの通信帯域シフト部
102Bの変形例を説明する図である。
【図15】本発明の前提となる衛星通信回線の割当シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図16】通信衛星200に搭載されている複数のトラ
ンスポンダの使用を説明する図である。
【図17】通信に使用される周波数を説明する図であ
る。
【符号の説明】
100…センタ局 100A、200A、1000A、1001A…アンテ
ナ 100B、1000B、1001B…無線機 100C…DAMA主制御部 100D…表示部 100E…グループ割当優先部 100F…グループ化制御部 101A…割当要求判断部 101B…領域割当優先部 102A…衛星地球局のグループ化部 102B…各グループの通信帯域設定部 102C…グループ間の割当設定部 200…通信衛星 300、400…回線 1000、1001…衛星地球局 1000C、1001C…電話、ファックス、パーソナ
ルコンピュータ 1000D、1001D…DAMA従制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 27/16

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の通信周波数帯域を有する複数の衛
    星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対し
    て衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当システ
    ムにおいて、 前記衛星地球局間のトラフィック回線の使用状況に応じ
    て、それぞれの周波数帯がオーバーラップ領域を有する
    ように前記衛星地球局をグループ化し、又は、グループ
    化を解除するグループ化制御部と、 前記グループ化制御部によりグループ化される前記衛星
    地球局の各前記通信周波数帯域のオーバーラップ領域へ
    の衛星通信回線割当を、グループ間の割当要求に対し
    て、優先して行うグループ割当優先部とを備えることを
    特徴とする衛星通信回線の割当システム。
  2. 【請求項2】 一定の通信周波数帯域を有する複数の衛
    星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対し
    て衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当システ
    ムにおいて、 グループ化される前記衛星地球局からの割当要求がグル
    ープ間の割当要求か又はグループ内の割当要求かを判断
    する割当要求判断部と、 前記割当要求判断部によりグループ間の割当要求と判断
    された場合にグループの周波数帯のオーバーラップ領域
    に優先して衛星通信回線を割り当て、グループ内の割当
    要求と判断された場合にグループの周波数帯の非オーバ
    ーラップ領域に優先して衛星通信回線を割り当てる領域
    割当優先部とを備えることを特徴とする衛星通信回線の
    割当システム。
  3. 【請求項3】 一定の通信周波数帯域を有する複数の衛
    星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対し
    て衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当システ
    ムにおいて、 前記衛星地球局間のトラフィック回線の使用状況に応じ
    て、前記衛星地球局をグループ化し、又は、グループ化
    を解除するグループ化制御部と、 前記グループ化制御部によりグループ化された前記衛星
    地球局に対してオーバーラップ領域を有するように各グ
    ループの周波数帯をシフトする各グループの通信帯域シ
    フト部と、 グループ内の通信を行う場合には前記各グループの周波
    数帯に衛星回線の割当を行い、グループ間の通信を行う
    場合には、前記各グループの通信帯域シフト部により形
    成された前記オーバーラップ領域に衛星回線の割当を行
    うグループ間の割当設定部とを備えることを特徴とする
    衛星通信回線の割当システム。
  4. 【請求項4】 前記衛星地球局のグループ化部は、前記
    衛星地球局を2つにグループ化することを特徴とする、
    請求項3に記載の衛星通信回線の割当システム。
  5. 【請求項5】 前記衛星地球局のグループ化部は、前記
    衛星地球局を3つにグループ化することを特徴とする、
    請求項3に記載の衛星通信回線の割当システム。
  6. 【請求項6】 前記衛星地球局のグループ化部は、前記
    衛星地球局間の通信時間履歴に応じて前記衛星地球局を
    グループ化することを特徴とする、請求項3に記載の衛
    星通信回線の割当システム。
  7. 【請求項7】 前記衛星地球局のグループ化部は、通信
    時間の多い順番に前記衛星地球局を並べ、奇数番目と偶
    数番目の2つのグループに区分けすることを特徴とす
    る、請求項6に記載の衛星通信回線の割当システム。
  8. 【請求項8】 前記衛星地球局のグループ化部は、通信
    時間の多い順番に前記衛星地球局を並べ、3n+1、3
    n+2、3n(n;整数)番目の3つのグループに区分
    けすることを特徴とする、請求項7に記載の衛星通信回
    線の割当システム。
  9. 【請求項9】 前記各グループの通信帯域シフト部は、
    前記衛星地球局間のトラフィック回線を監視し、トラフ
    ィック回線の空き時間が小さくなるにつれて、前記オー
    バーラップ領域を小さくすることを特徴とする、請求項
    3に記載の衛星通信回線の割当システム。
  10. 【請求項10】 前記衛星地球局の通信周波数帯が前記
    通信衛星のトランスポンダの周波数帯を単位として設定
    され、前記各グループの通信帯域シフト部は、隣接する
    通信周波数帯のトランスポンダへ通信周波数帯をシフト
    することを特徴とする、請求項1に記載の衛星通信回線
    の割当システム。
  11. 【請求項11】 一定の通信周波数帯域を有する複数の
    衛星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対
    して衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当方法
    において、 前記衛星地球局間のトラフィック回線の使用状況に応じ
    て、それぞれの周波数帯がオーバーラップ領域を有する
    ように前記衛星地球局をグループ化し、又は、グループ
    化を解除する工程と、 グループ化される前記衛星地球局の各前記通信周波数帯
    域のオーバーラップ領域への衛星通信回線割当を、グル
    ープ間の割当要求に対して、優先して行う工程とを備え
    ることを特徴とする衛星通信回線の割当方法。
  12. 【請求項12】 一定の通信周波数帯域を有する複数の
    衛星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対
    して衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当シス
    テム方法おいて、 グループ化される前記衛星地球局からの割当要求がグル
    ープ間の割当要求か又はグループ内の割当要求かを判断
    する工程と、 グループ間の割当要求と判断された場合にグループの周
    波数帯のオーバーラップ領域に優先して衛星通信回線を
    割り当て、グループ内の割当要求と判断された場合にグ
    ループの周波数帯の非オーバーラップ領域に優先して衛
    星通信回線を割り当てる工程とを備えることを特徴とす
    る衛星通信回線の割当方法。
  13. 【請求項13】 一定の通信周波数帯域を有する複数の
    衛星地球局から通信衛星を介してセンタ局への要求に対
    して衛星通信回線の割当を行う衛星通信回線の割当方法
    において、 前記衛星地球局間のトラフィック回線の使用状況に応じ
    て、前記衛星地球局をグループ化し、又は、グループ化
    を解除する工程と、 グループ化された前記衛星地球局に対してオーバーラッ
    プ領域を有するように各グループの周波数帯をシフトす
    る工程と、 グループ間の通信を行う場合には、前記オーバーラップ
    領域に衛星回線の割当を行う工程とを備えることを特徴
    とする衛星通信回線の割当方法。
  14. 【請求項14】 一定の通信周波数帯域を有する子局で
    あり、通信衛星を介して親局のセンタ局へ衛星通信回線
    の割当を要求する衛星地球局において、 前記子局間の通信を行うために前記子局から前記センタ
    局の主DAMA制御部に衛星通信回線の割当を要求する
    従DAMA制御部と、 前記子局間のトラフィック回線の使用状況に応じて、前
    記主DAMAにより周波数帯がオーバーラップ領域を有
    するようにグループ化され、グループ化解除される子局
    に、前記主DAMA制御部から割り当てられたチャンネ
    ルを形成するように送受信周波数を設定する無線機とを
    備えることを特徴とする衛星地球局。
  15. 【請求項15】 前記無線機は、前記主DAMA制御部
    によりグループ間の割当要求に対してオーバーラップ領
    域に優先して割り当てられるチャンネルを形成するよう
    に送受信周波数を設定し、又は前記主DAMA制御部に
    よりグループ内の割当要求に対して非オーバーラップ領
    域に優先して割り当てられるチャンネルを形成するよう
    に送受信周波数を設定することを特徴とする、請求項1
    4に記載の衛星地球局。
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