JP2002152051A - 圧縮符号編集装置および圧縮符号編集方法 - Google Patents
圧縮符号編集装置および圧縮符号編集方法Info
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- JP2002152051A JP2002152051A JP2000344838A JP2000344838A JP2002152051A JP 2002152051 A JP2002152051 A JP 2002152051A JP 2000344838 A JP2000344838 A JP 2000344838A JP 2000344838 A JP2000344838 A JP 2000344838A JP 2002152051 A JP2002152051 A JP 2002152051A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ビットストリームを編集するに当
たって、必要不可欠の領域についてのみ再符号化を行っ
てビットストリームを更新するようにして、データの質
の劣化を防止することを目的としている。 【解決手段】 素材映像を圧縮符号化したビットストリ
ーム上の符号化ブロックがスーパーインポーズにより変
更されるか否かを判定し、変更されると判定した場合に
は再符号化を行ってビットストリームを更新して出力
し、変更されないと判定した場合には元の素材映像を圧
縮符号化したビットストリームをそのまま出力する。
たって、必要不可欠の領域についてのみ再符号化を行っ
てビットストリームを更新するようにして、データの質
の劣化を防止することを目的としている。 【解決手段】 素材映像を圧縮符号化したビットストリ
ーム上の符号化ブロックがスーパーインポーズにより変
更されるか否かを判定し、変更されると判定した場合に
は再符号化を行ってビットストリームを更新して出力
し、変更されないと判定した場合には元の素材映像を圧
縮符号化したビットストリームをそのまま出力する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ放送局など
において、映像圧縮符号化装置を基本とした設備を用
い、ニュース速報や地震情報などの緊急情報、もしくは
番組のタイトル等のスーパーインポーズすることを必要
とする分野、または音声圧縮符号化装置を基本とした設
備を用い、同じく緊急情報等の音かぶせすることを必要
とする分野などで利用される、圧縮符号編集装置および
圧縮符号編集方法に関する。
において、映像圧縮符号化装置を基本とした設備を用
い、ニュース速報や地震情報などの緊急情報、もしくは
番組のタイトル等のスーパーインポーズすることを必要
とする分野、または音声圧縮符号化装置を基本とした設
備を用い、同じく緊急情報等の音かぶせすることを必要
とする分野などで利用される、圧縮符号編集装置および
圧縮符号編集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】説明をわかりやすくするために、素材映
像を圧縮符号化したビットストリームにスーパーインポ
ーズする場合を例にあげる。
像を圧縮符号化したビットストリームにスーパーインポ
ーズする場合を例にあげる。
【0003】従来の技術では、前記ビットストリームを
一旦完全復号化して映像信号にし、インポーズ映像を重
畳した後に、映像の全てを再符号化してスーパーインポ
ーズ後のビットストリームを得ており、素材映像を圧縮
符号化したときの符号化パラメータを参照して再符号化
を行う技術が提案されている。
一旦完全復号化して映像信号にし、インポーズ映像を重
畳した後に、映像の全てを再符号化してスーパーインポ
ーズ後のビットストリームを得ており、素材映像を圧縮
符号化したときの符号化パラメータを参照して再符号化
を行う技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】素材映像を圧縮符号化
したときの符号化パラメータを参照して再符号化を行う
場合でも、再符号化することによりビットストリームが
変更されるため、スーパーインポーズがされていない映
像領域においても画質の差異、いわゆる劣化が生じると
いう問題があった。
したときの符号化パラメータを参照して再符号化を行う
場合でも、再符号化することによりビットストリームが
変更されるため、スーパーインポーズがされていない映
像領域においても画質の差異、いわゆる劣化が生じると
いう問題があった。
【0005】本発明は、ビットストリームを編集するに
当たって、必要不可欠のデータ領域についてのみ再符号
化を行ってビットストリームを更新するようにして、デ
ータの質の劣化を防止することを目的としている。
当たって、必要不可欠のデータ領域についてのみ再符号
化を行ってビットストリームを更新するようにして、デ
ータの質の劣化を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、素材
映像を圧縮符号化したビットストリーム上の符号化ブロ
ックがスーパーインポーズにより変更されるか否かを判
定し、変更されると判定した場合には再符号化を行って
ビットストリームを更新して出力し、変更されないと判
定した場合には元の素材映像を圧縮符号化したビットス
トリームをそのまま出力することにより、スーパーイン
ポーズがされていない映像領域の画質劣化を排除するよ
うにする。
映像を圧縮符号化したビットストリーム上の符号化ブロ
ックがスーパーインポーズにより変更されるか否かを判
定し、変更されると判定した場合には再符号化を行って
ビットストリームを更新して出力し、変更されないと判
定した場合には元の素材映像を圧縮符号化したビットス
トリームをそのまま出力することにより、スーパーイン
ポーズがされていない映像領域の画質劣化を排除するよ
うにする。
【0007】なお、上述の従来の技術、課題、解決手段
はわかりやすくするために、映像信号におけるスーパー
インポーズを例に挙げて説明したが、本発明の本質は圧
縮符号全般の編集に関するものであって、音声信号にお
ける音かぶせや、その他の圧縮符号におけるデータの重
畳もしくは置換を含むことは言うまでもない。
はわかりやすくするために、映像信号におけるスーパー
インポーズを例に挙げて説明したが、本発明の本質は圧
縮符号全般の編集に関するものであって、音声信号にお
ける音かぶせや、その他の圧縮符号におけるデータの重
畳もしくは置換を含むことは言うまでもない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な回路によ
る実施例に基づいて詳細に説明する。なお、実施例はひ
とつの例示であって、本発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変更あるいは改良を行い得る事は言うまでもな
い。
る実施例に基づいて詳細に説明する。なお、実施例はひ
とつの例示であって、本発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変更あるいは改良を行い得る事は言うまでもな
い。
【0009】(実施例1)実施例1は請求項1または請
求項2に記載の圧縮符号編集装置に基づく実施例であ
り、合わせて請求項3に記載の編集方法を説明するもの
である。
求項2に記載の圧縮符号編集装置に基づく実施例であ
り、合わせて請求項3に記載の編集方法を説明するもの
である。
【0010】図1は実施例1の説明に供する図である。
図中の符号1は可変長復号化部、2は符号化部、3はス
トリームセレクタ、4はビット量モニタ、5は変更ブロ
ック判定部、6は復号装置、7は編集装置、101は1
次ビットストリーム、102は符号化パラメータ、20
1は再符号化ビットストリーム、301は2次ビットス
トリーム、401はビット量情報、501は変更位置デ
ータ、502は変更有無情報、601は復号化データ、
701は編集データ、702は合成データを表す。
図中の符号1は可変長復号化部、2は符号化部、3はス
トリームセレクタ、4はビット量モニタ、5は変更ブロ
ック判定部、6は復号装置、7は編集装置、101は1
次ビットストリーム、102は符号化パラメータ、20
1は再符号化ビットストリーム、301は2次ビットス
トリーム、401はビット量情報、501は変更位置デ
ータ、502は変更有無情報、601は復号化データ、
701は編集データ、702は合成データを表す。
【0011】素材となる1次ビットストリーム101が
外部から入力される。この1次ビットストリーム101
は本発明の請求項1〜2に記載の圧縮符号編集装置の外
部に備えられた復号装置6により完全復号化されて復号
化データ601となる。編集装置7もまた本発明の請求
項1〜2に記載の圧縮符号編集装置の外部に備えられて
おり、編集データ701を復号化データ601に重畳も
しくは置換して合成データ702を出力する。
外部から入力される。この1次ビットストリーム101
は本発明の請求項1〜2に記載の圧縮符号編集装置の外
部に備えられた復号装置6により完全復号化されて復号
化データ601となる。編集装置7もまた本発明の請求
項1〜2に記載の圧縮符号編集装置の外部に備えられて
おり、編集データ701を復号化データ601に重畳も
しくは置換して合成データ702を出力する。
【0012】一方、1次ビットストリーム101は可変
長復号化部1に入力され、ビットストリーム中に記述さ
れた符号化パラメータ102を出力する。
長復号化部1に入力され、ビットストリーム中に記述さ
れた符号化パラメータ102を出力する。
【0013】編集装置7で重畳もしくは置換されたデー
タの位置を示す変更位置データ501が外部から変更ブ
ロック判定部5に人力されると、変更ブロック判定部5
は合成データ上のある符号化ブロックが編集装置7によ
り変更されたか否かを判定し、変更有無情報502を出
力する。
タの位置を示す変更位置データ501が外部から変更ブ
ロック判定部5に人力されると、変更ブロック判定部5
は合成データ上のある符号化ブロックが編集装置7によ
り変更されたか否かを判定し、変更有無情報502を出
力する。
【0014】この判定の際には、(i)編集装置7によ
り編集データ701の重畳もしくは置換されたブロック
そのものと、(ii)1次ビットストリーム101が作られ
たときの圧縮符号がフレーム間参照等をしている場合に
は、符号化パラメータ102のフレーム間参照位置を示
す動きベクトル等を参照して、編集データ701が重畳
もしくは置換されたブロックを参照しているブロックと
に対しても夫々変更ありブロックと判定し、(iii) さら
に、ビットストリームのシンタックス上、前の符号化ブ
ロックからの差分値等を符号化するパラメータ(例えば
MPEG−2の映像符号化の場合は動きベクトル関係の
MVPやDCT係数関係のDC予測等がこれにあたる)
があれば、このような符号化ブロックも変更ありと判定
する(該ブロックは圧縮符号化処理の中でも最終段にあ
たる可変長符号化処理のみを実行すればよいが、この場
合も再符号化に含めることとする)。
り編集データ701の重畳もしくは置換されたブロック
そのものと、(ii)1次ビットストリーム101が作られ
たときの圧縮符号がフレーム間参照等をしている場合に
は、符号化パラメータ102のフレーム間参照位置を示
す動きベクトル等を参照して、編集データ701が重畳
もしくは置換されたブロックを参照しているブロックと
に対しても夫々変更ありブロックと判定し、(iii) さら
に、ビットストリームのシンタックス上、前の符号化ブ
ロックからの差分値等を符号化するパラメータ(例えば
MPEG−2の映像符号化の場合は動きベクトル関係の
MVPやDCT係数関係のDC予測等がこれにあたる)
があれば、このような符号化ブロックも変更ありと判定
する(該ブロックは圧縮符号化処理の中でも最終段にあ
たる可変長符号化処理のみを実行すればよいが、この場
合も再符号化に含めることとする)。
【0015】変更有無情報502が変更がないことを表
すブロックに相当する1次ビットストリーム上のストリ
ームは、ストリームセレクタ3により選択されて2次ビ
ットストリーム301として出力される。
すブロックに相当する1次ビットストリーム上のストリ
ームは、ストリームセレクタ3により選択されて2次ビ
ットストリーム301として出力される。
【0016】一方、変更有無情報502が変更があるこ
とを表すブロックについては符号化部2により合成デー
タ702から再符号化する。尚、その際動き探索を実行
する。またこのとき可変長復号化部1から出力された符
号化パラメータ102を参照してもよい。
とを表すブロックについては符号化部2により合成デー
タ702から再符号化する。尚、その際動き探索を実行
する。またこのとき可変長復号化部1から出力された符
号化パラメータ102を参照してもよい。
【0017】再符号化により生成された再符号化ビット
ストリーム201はストリームセレクタ3により選択さ
れて2次ビットストリーム301として出力される。
ストリーム201はストリームセレクタ3により選択さ
れて2次ビットストリーム301として出力される。
【0018】符号化部2での再符号化におけるビット発
生量は、2次ビットストリーム301のビット量をビッ
ト量モニタ4で計数すると共に、符号化パラメータ10
2から計測される1次ビットストリームで使用されてい
たビット量から計算する。
生量は、2次ビットストリーム301のビット量をビッ
ト量モニタ4で計数すると共に、符号化パラメータ10
2から計測される1次ビットストリームで使用されてい
たビット量から計算する。
【0019】具体的には、例として、扱う圧縮符号化が
MPEG−2の映像符号化の場合には、符号化パラメー
タ102から現在処理中のフレームに使用されていたビ
ット量B1を計測し、2次ビットストリーム301の該
フレームの先頭から変更ブロック判定部5で変更ありと
判定されるまでにビット量モニタ4で計数されたビット
量B2であるビット量情報401の差分(Bd=B1−
B2)を、該フレームの残りブロックの再符号化で使用
するように再符号化のビット量割り当てを決める。ひと
つのブロックの再符号化が終了し、ビット量モニタ4の
係数値が更新されたときに再度Bdを計算しなおし、次
に再符号化するブロックヘのビット量割り当てを決め
る。
MPEG−2の映像符号化の場合には、符号化パラメー
タ102から現在処理中のフレームに使用されていたビ
ット量B1を計測し、2次ビットストリーム301の該
フレームの先頭から変更ブロック判定部5で変更ありと
判定されるまでにビット量モニタ4で計数されたビット
量B2であるビット量情報401の差分(Bd=B1−
B2)を、該フレームの残りブロックの再符号化で使用
するように再符号化のビット量割り当てを決める。ひと
つのブロックの再符号化が終了し、ビット量モニタ4の
係数値が更新されたときに再度Bdを計算しなおし、次
に再符号化するブロックヘのビット量割り当てを決め
る。
【0020】以上のように、1次ビットストリーム10
1の選択、もしくは符号化部2による合成データ702
の再符号化ビットストリーム201の選択を実行するこ
とにより本発明に基づく圧縮符号編集動作がなされる。
1の選択、もしくは符号化部2による合成データ702
の再符号化ビットストリーム201の選択を実行するこ
とにより本発明に基づく圧縮符号編集動作がなされる。
【0021】本実施例は、MPEG−2をはじめとする
種々の映像圧縮符号化におけるスーパーインポーズもし
くは映像の置換等による映像合成や、種々の音声もしく
はオーディオ圧縮符号化における音かぶせや音の置換等
に有効である。また、映像や音声に限らず本実施例は種
々の圧縮符号化に対して有効であることは容易に類推さ
れるところである。
種々の映像圧縮符号化におけるスーパーインポーズもし
くは映像の置換等による映像合成や、種々の音声もしく
はオーディオ圧縮符号化における音かぶせや音の置換等
に有効である。また、映像や音声に限らず本実施例は種
々の圧縮符号化に対して有効であることは容易に類推さ
れるところである。
【0022】(実施例2)実施例2は請求項4および請
求項5に記載の圧縮符号編集装置に基づく実施例であ
り、合わせて請求項6に記載の編集方法を説明するもの
である。
求項5に記載の圧縮符号編集装置に基づく実施例であ
り、合わせて請求項6に記載の編集方法を説明するもの
である。
【0023】図2は実施例2の説明に供する図である。
図中の符号1は可変長復号化部、2は符号化部、3はス
トリームセレクタ、4はビット量モニタ、8は変更ブロ
ック検出部、9は復号化部、Aは信号合成部、101は
1次ビットストリーム、102は符号化パラメータ、2
01は再符号化ビットストリーム、301は2次ビット
ストリーム、401はビット量情報、801は変更有無
情報、901は復号化データ、A01は編集データ、A
02は合成データを表す。
図中の符号1は可変長復号化部、2は符号化部、3はス
トリームセレクタ、4はビット量モニタ、8は変更ブロ
ック検出部、9は復号化部、Aは信号合成部、101は
1次ビットストリーム、102は符号化パラメータ、2
01は再符号化ビットストリーム、301は2次ビット
ストリーム、401はビット量情報、801は変更有無
情報、901は復号化データ、A01は編集データ、A
02は合成データを表す。
【0024】実施例2では、実施例lにおいて圧縮符号
編集装置の外部に備えられた復号装置6と編集装置7と
を圧縮符号編集装置内に取り込んだ構成になっている。
実施例lとの違いは、(i)可変長復号化部1から出力
された符号化パラメータ102に基づいて復号化部9で
l次ビットストリーム101の完全復号化を行い、得ら
れた復号化データ901に対して編集データA01を信
号合成部Aにより重畳もしくは置換することで合成デー
タA02を作り出すことと、(ii)編集データA01を変
更ブロック検出部8において分析し、前記重畳もしくは
置換により変更された符号化ブロックの位置情報を検出
するとともに、編集動作、すなわちl次ビットストリー
ム101の選択もしくは符号化部2による合成データA
02の再符号化ビットストリーム201の選択を決定す
るための変更有無情報801を出力することとである。
編集装置の外部に備えられた復号装置6と編集装置7と
を圧縮符号編集装置内に取り込んだ構成になっている。
実施例lとの違いは、(i)可変長復号化部1から出力
された符号化パラメータ102に基づいて復号化部9で
l次ビットストリーム101の完全復号化を行い、得ら
れた復号化データ901に対して編集データA01を信
号合成部Aにより重畳もしくは置換することで合成デー
タA02を作り出すことと、(ii)編集データA01を変
更ブロック検出部8において分析し、前記重畳もしくは
置換により変更された符号化ブロックの位置情報を検出
するとともに、編集動作、すなわちl次ビットストリー
ム101の選択もしくは符号化部2による合成データA
02の再符号化ビットストリーム201の選択を決定す
るための変更有無情報801を出力することとである。
【0025】前述の変更ブロック検出部8における編集
データA01の分析の具体的な方法について、圧縮符号
化としてMPEG−2の映像符号化を用いてスーパーイ
ンポーズをする場合を例に挙げて説明する。放送局等で
は編集データとして単一色の背景に重畳する映像が描か
れているデータが一般的に用いられている。したがっ
て、変更ブロック検出部8では符号化ブロック毎にその
全画素データが単一色である場合には変更なしと判定
し、単一色でない場合には変更ありと判定すればよい。
また、実施例1に記載したように、1次ビットストリー
ム101が作られたときの圧縮符号がフレーム間参照等
をしている場合には、符号化パラメータ102のフレー
ム間参照位置を示す動きベクトル等を参照して、編集デ
ータ701が重畳もしくは置換されたブロックを参照し
ているブロックに対しても変更ありと判定する。さら
に、同じく実施例lに記載したように、本例のMPEG
−2の映像符号化の場合には、ビットストリームのシン
タックス上、動きベクトル関係のMVPやDCT係数関
係のDC予測等の前の符号化ブロックからの差分値等を
符号化するパラメータもあるので、編集データによりデ
ータが直接変更されていないブロックでもビットストリ
ームを変更しなければならない場合があり、このような
符号化ブロックも変更ありと判定する必要がある。以降
の圧縮符号編集動作については実施例lの場合と同様で
ある。
データA01の分析の具体的な方法について、圧縮符号
化としてMPEG−2の映像符号化を用いてスーパーイ
ンポーズをする場合を例に挙げて説明する。放送局等で
は編集データとして単一色の背景に重畳する映像が描か
れているデータが一般的に用いられている。したがっ
て、変更ブロック検出部8では符号化ブロック毎にその
全画素データが単一色である場合には変更なしと判定
し、単一色でない場合には変更ありと判定すればよい。
また、実施例1に記載したように、1次ビットストリー
ム101が作られたときの圧縮符号がフレーム間参照等
をしている場合には、符号化パラメータ102のフレー
ム間参照位置を示す動きベクトル等を参照して、編集デ
ータ701が重畳もしくは置換されたブロックを参照し
ているブロックに対しても変更ありと判定する。さら
に、同じく実施例lに記載したように、本例のMPEG
−2の映像符号化の場合には、ビットストリームのシン
タックス上、動きベクトル関係のMVPやDCT係数関
係のDC予測等の前の符号化ブロックからの差分値等を
符号化するパラメータもあるので、編集データによりデ
ータが直接変更されていないブロックでもビットストリ
ームを変更しなければならない場合があり、このような
符号化ブロックも変更ありと判定する必要がある。以降
の圧縮符号編集動作については実施例lの場合と同様で
ある。
【0026】本実施例はMPEG−2をはじめとする種
々の映像圧縮符号化におけるスーパーインポーズもしく
は映像の置換等による映像合成や、種々の音声もしくは
オーディオ圧縮符号化における音かぶせや音の置換等に
有効である。また、映像や音声に限らず本実施例は種々
の圧縮符号化に対して有効であることは容易に類推され
るところである。
々の映像圧縮符号化におけるスーパーインポーズもしく
は映像の置換等による映像合成や、種々の音声もしくは
オーディオ圧縮符号化における音かぶせや音の置換等に
有効である。また、映像や音声に限らず本実施例は種々
の圧縮符号化に対して有効であることは容易に類推され
るところである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば編
集データを重畳もしくは置換することにより1次ビット
ストリームすなわち素材となる圧縮符号を編集する際
に、該編集によりある符号化ブロックが変更されたか否
かを判定もしくは検出して、変更があるブロックのみ再
符号化し、変更がないブロックに対応するl次ビットス
トリーム中のビットストリームを変更せずそのまま選択
することにより、変更のないデータ領域の再符号化によ
る品質劣化を排除することができる。
集データを重畳もしくは置換することにより1次ビット
ストリームすなわち素材となる圧縮符号を編集する際
に、該編集によりある符号化ブロックが変更されたか否
かを判定もしくは検出して、変更があるブロックのみ再
符号化し、変更がないブロックに対応するl次ビットス
トリーム中のビットストリームを変更せずそのまま選択
することにより、変更のないデータ領域の再符号化によ
る品質劣化を排除することができる。
【図1】本発明による圧縮符号編集装置の実施例1の説
明に供する図である。
明に供する図である。
【図2】本発明による圧縮符号編集装置の実施例2の説
明に供する図である。
明に供する図である。
1:可変長復号化部 2:符号化部 3:ストリームセレクタ 4:ビット量モニタ 5:変更ブロック判定部 6:復号装置 7:編集装置 8:変更ブロック検出部 9:復号化部 A:信号合成部 101:1次ビットストリーム 102:符号化パラメータ 201:再符号化ビットストリーム 301:2次ビットストリーム 401:ビット量情報 501:変更位置データ 502:変更有無情報 601:復号化データ 701:編集データ 702:合成データ 801:変更有無情報 901:復号化データ A01:編集データ A02:合成データ
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Claims (6)
- 【請求項1】 圧縮符号化によりビットストリームに符
号化された素材データに他のデータを重畳もしくは置換
する編集装置であって、 素材データのビットストリームである1次ビットストリ
ームを入力するビットストリーム入力ポートと、 前記1次ビットストリームを復号化または部分復号化し
て前記l次ビットストリーム上の符号化パラメータを抽
出するための可変長復号化部と、 一次ビットストリームを復号化した信号に他のデータを
重畳もしくは置換処理を施された信号を取り込んで、か
つ前記可変長復号化部から出力される符号化パラメータ
を取り込んで、前記符号化パラメータをそのまま、もし
くは前記符号化パラメータを分析して新たに得た符号化
パラメータを用いて、前記他のデータを重畳もしくは置
換処理を施された信号を符号化してビットストリームを
出力する符号化部と、 他のデータを重畳もしくは置換された信号上の位置を外
部から入力し、前記1次ビットストリームを変更、すな
わち再エンコードする必要がある符号化ブロックか否か
を判定する変更ブロック判定部と、 前記変更ブロック判定部が変更されたと判断した符号化
ブロックに対しては前記符号化部から出力されたビット
ストリームを選択し、かつ前記変更ブロック判定部が変
更されていないと判定した符号化ブロックに相当する前
記l次ビットストリーム中のビットストリームを選択す
るストリームセレクタとを具備することを特徴とする圧
縮符号編集装置。 - 【請求項2】 圧縮符号化によりビットストリームに符
号化された素材データに他のデータを重畳もしくは置換
する編集装置であって、 素材データのビットストリームである1次ビットストリ
ームを入力するビットストリーム入力ポートと、 前記1次ビットストリームを復号化または部分復号化し
て前記1次ビットストリーム上の符号化パラメータを抽
出し、当該符号化パラメータをそのままの符号化パラメ
ータと前記符号化パラメータを分析して新たに得た符号
化パラメータとを出力するための可変長復号化部と、 一次ビットストリームを復号化した信号に他のデータを
重畳もしくは置換処理を施された信号を取り込んで、か
つ前記可変長復号化部から出力される符号化パラメータ
を取り込んで、これらを用いて前記他のデータを重畳も
しくは置換処理を施された信号を符号化してビットスト
リームを出力する符号化部と、 他のデータを重畳もしくは置換された素材データ上の位
置を外部から入力し、前記1次ビットストリームを変
更、すなわち再エンコードする必要がある符号化ブロッ
クか否かを判定する変更ブロック判定部と、 前記変更ブロック判定部が変更されたと判断した符号化
ブロックに対しては前記符号化部から出力されたビット
ストリームを選択し、かつ前記変更ブロック判定部が変
更されていないと判定した符号化ブロックに相当する前
記l次ビットストリーム中のビットストリームを選択す
るストリームセレクタとを具備することを特徴とする圧
縮符号編集装置。 - 【請求項3】 圧縮符号化によりビットストリームに符
号化された素材データに他のデータを重畳もしくは置換
する圧縮符号編集方法において、 素材データのビットストリームである1次ビットストリ
ームを取り込んで復号もしくは部分復号もしくは分析し
て、前記l次ビットストリーム上に表現された符号化パ
ラメータを抽出もしくは新たな符号化パラメータを生成
し、 かつ他のデータが重畳もしくは置換された素材データ上
の位置を取り込んで、他のデータの重畳もしくは置換処
理を施された信号上のあるひとつの符号化ブロックに相
当するビットストリームが、前記1次ビットストリーム
上の同じ位置のブロックに相当するビットストリームと
等しくなるか否かを判定し、 等しくなると判定したときには該ブロックに対応する前
記1次ビットストリーム上のビットストリームを選択し
て出力し、 等しくならないと判定したときには該ブロックを新たに
符号化して得られたビットストリームを選択して出力す
ることにより、 前記l次ビットストリームのうち、他のデータを重畳も
しくは置換することにより変更された部分だけを変更す
ることを特徴とする圧縮符号編集方法。 - 【請求項4】 前記l次ビットストリームを完全復号化
するための復号化部と、 編集において重畳もしくは置換される編集信号を取り込
んで、前記復号化部から出力される信号に重畳もしくは
置換するための信号合成部とを追加具備し、前記1次ビ
ットストリームを復号化した信号に他のデータの重畳も
しくは置換処理を行えるようにした、請求項lもしくは
請求項2に記載の圧縮符号編集装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の圧縮符号編集装置にお
いて、 請求項1もしくは請求項2における変更ブロック判定部
に代えて、入力された編集信号を分析することにより、
変更された符号化ブロックを検出するための変更ブロッ
ク検出部を具備した請求項4に記載の圧縮符号編集装
置。 - 【請求項6】 請求項3に記載の圧縮符号編集方法にお
いて、 他のデータが重畳もしくは置換された信号上の位置を取
り込む代わりに、入力された編集信号を分析して他のデ
ータが重畳もしくは置換された信号上の位置を検出する
ようにした請求項3に記載の圧縮符号編集方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344838A JP2002152051A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 圧縮符号編集装置および圧縮符号編集方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344838A JP2002152051A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 圧縮符号編集装置および圧縮符号編集方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002152051A true JP2002152051A (ja) | 2002-05-24 |
Family
ID=18818974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000344838A Pending JP2002152051A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 圧縮符号編集装置および圧縮符号編集方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002152051A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008538058A (ja) * | 2005-03-24 | 2008-10-02 | テラヨン コミュニケーションズ システムズ, インコーポレイテッド | 圧縮領域における動画像キーイング |
JP2009093789A (ja) * | 2005-07-15 | 2009-04-30 | Sony Corp | データ、記録媒体、記録装置、製造方法 |
JP2010118936A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Mitsubishi Electric Corp | 可視透かし埋め込み装置及び画像復元装置 |
US9076495B2 (en) | 2005-07-15 | 2015-07-07 | Sony Corporation | Reproducing apparatus, reproducing method, computer program, program storage medium, data structure, recording medium, recording device, and manufacturing method of recording medium |
-
2000
- 2000-11-13 JP JP2000344838A patent/JP2002152051A/ja active Pending
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