JP2002151119A - 固体酸化物燃料電池を用いた発電システム及び該システムにおける固体酸化物燃料電池の暖機方法 - Google Patents

固体酸化物燃料電池を用いた発電システム及び該システムにおける固体酸化物燃料電池の暖機方法

Info

Publication number
JP2002151119A
JP2002151119A JP2000348743A JP2000348743A JP2002151119A JP 2002151119 A JP2002151119 A JP 2002151119A JP 2000348743 A JP2000348743 A JP 2000348743A JP 2000348743 A JP2000348743 A JP 2000348743A JP 2002151119 A JP2002151119 A JP 2002151119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid oxide
fuel cell
oxide fuel
power generation
generation system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000348743A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Morita
幸治 盛田
Hisashi Aoyama
尚志 青山
Noboru Yamauchi
昇 山内
Yasuo Takagi
靖雄 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000348743A priority Critical patent/JP2002151119A/ja
Publication of JP2002151119A publication Critical patent/JP2002151119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】固体酸化物燃料電池(SOFC)を用いた発電
システムにおいて、低温時における固体酸化物の加熱
を、システムの複雑化や、コストの上昇を極力抑えて実
現可能とする。 【解決手段】炭化水素系燃料をエンジン型改質器1によ
って改質し、低温時には、得られた改質ガスに空気を添
加する。エンジン型改質器1とSOFC燃料極211間
を繋ぐ接続管31に空気取込管41を接続し、開口部の
弁装置42を、エンジン型改質器1の運転に伴う排気脈
動に起因する負圧の発生に合わせて開弁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体酸化物燃料電
池を用いた発電システム及び該システムにおける固体酸
化物燃料電池の暖機方法に関し、より詳細には、炭化水
素系燃料から得られる改質ガスを燃料極側に受け入れて
発電を行う固体酸化物燃料電池において、始動時などの
低温状態からの固体酸化物の迅速な昇温を可能とする技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】固体酸化物燃料電池(以下「SOFC」
という。)は、天然ガス、メタノール、ガソリン、軽
油、ナフサなどの燃料を改質して使用することができ、
燃料多様性に優れている。SOFCの作動温度は500
[℃]以上の高温であるため、電極での内部改質も可能
ではあるが、電極の材質の制約などがあり、改質をより
効率的に行うには、電池の外部に改質器を備え、燃料を
改質した後に、得られた改質ガスをSOFCの燃料極に
導くのが一般的である(特開平10−214631号公
報参照)。
【0003】一方で、上記の炭化水素系燃料を改質する
手段として、その燃料の過剰供給下で運転するエンジン
型改質器が知られている(特開昭55−7954号公報
参照)。このものからの改質ガスは、一酸化炭素(C
O)や炭化水素(HC)を多く含むため、プロトンが移
動するタイプの燃料電池には不向きであるが、酸素イオ
ンが移動するタイプの燃料電池、すなわちSOFCには
適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SOF
Cは、固体酸化物が充分なイオン伝導度を有する温度域
に達していないうちは満足な発電を行うことができず、
たとえこれをエンジン型改質器と組み合わせたとして
も、電池から必要な電力が得られるまでに、相当な時間
がかかるという問題がある。
【0005】このような問題を解決するには、固体酸化
物を強制的に加熱するための手段を設けることが必要と
なるが、一般的な方法として電気ヒータなどの熱源を付
加したとすると、システム構成が複雑となるし、コス
ト、容積、重量の点からの不利もある。本発明は、この
ような実状に鑑み、固体酸化物の強制的な加熱を上記の
不利を伴わずに可能とすることを目的としてなされたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明による固体酸化物燃料電池を用いた発電システ
ムは、炭化水素系燃料の過剰状態で運転する内燃機関
と、該内燃機関から排出された燃焼生成ガスを燃料極側
に受け入れる固体酸化物燃料電池と、所定の条件におい
て、該燃焼生成ガスに酸素を添加する添加装置と、を含
んで構成される。
【0007】請求項2に記載の発明による固体酸化物燃
料電池を用いた発電システムは、請求項1において、前
記内燃機関の排気ポートと前記固体酸化物燃料電池の燃
料極入口との間に接続管を配し、前記添加装置を、該接
続管に接続する酸素含有ガス流通管と、該流通管の開口
位置に設けた弁装置とを含んで構成したことを特徴とす
る。
【0008】請求項3に記載の発明による固体酸化物燃
料電池を用いた発電システムは、請求項2において、前
記酸素含有ガス流通管を大気に連通させたことを特徴と
する。請求項4に記載の発明による固体酸化物燃料電池
を用いた発電システムは、請求項1〜3のいずれかに1
つにおいて、前記添加装置が、前記所定の条件である前
記固体酸化物燃料電池の暖機運転時に作動して、燃焼生
成ガスに酸素を添加することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明による固体酸化物燃
料電池を用いた発電システムは、請求項1〜4のいずれ
かに1つにおいて、前記内燃機関のクランクシャフトに
接続された補助内燃機関を設け、該補助内燃機関の吸気
ポートを前記固体酸化物燃料電池の燃料極出口に接続し
たことを特徴とする。請求項6に記載の発明による固体
酸化物燃料電池を用いた発電システムは、請求項5にお
いて、前記補助内燃機関が、前記固体酸化物燃料電池か
らの未反応燃料ガスを燃料とすることを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の発明による固体酸化物燃
料電池を用いた発電システムは、請求項6において、前
記未反応燃料ガスに酸素を添加可能な第2の添加装置を
設けたことを特徴とする。請求項8に記載の発明による
固体酸化物燃料電池を用いた発電システムは、請求項5
〜7のいずれかに1つにおいて、前記補助内燃機関が、
前記固体酸化物燃料電池の暖機後において、ポンプとし
て機能することを特徴する。
【0011】また、請求項9に記載の発明による固体酸
化物燃料電池を用いた発電システムは、燃料過剰下での
燃焼によって水素と一酸化炭素とを主成分とする改質ガ
スを生成する改質ガス生成手段と、該手段と固体酸化物
燃料電池の燃料極との間を接続し、生成された改質ガス
を該燃料極に導くとともに、所定の条件において酸素を
取り込む手段を備える第1の接続手段と、を含んで構成
される。
【0012】請求項10に記載の発明による固体酸化物
燃料電池を用いた発電システムは、請求項9において、
前記所定の条件が、固体酸化物燃料電池の暖機運転時を
含むことを特徴とする。請求項11に記載の発明による
固体酸化物燃料電池を用いた発電システムは、請求項9
又は10において、前記第1の接続手段が、空気を取り
込むことによって酸素を取り込むことを特徴とする。
【0013】請求項12に記載の発明による固体酸化物
燃料電池を用いた発電システムは、請求項9〜11のい
ずれか1つにおいて、前記固体酸化物燃料電池からの未
反応改質ガスのもつエネルギーの少なくとも一部を回収
する回収手段を設けたことを特徴とする。請求項13に
記載の発明による固体酸化物燃料電池を用いた発電シス
テムは、請求項12において、前記改質ガス生成手段を
内燃機関とし、前記回収手段を該内燃機関のクランクシ
ャフトに接続された第2の内燃機関としたことを特徴と
する。
【0014】請求項14に記載の発明による固体酸化物
燃料電池を用いた発電システムは、請求項13におい
て、前記固体酸化物燃料電池の燃料極出口と前記第2の
内燃機関との間を、燃焼のための酸素を取り込む手段を
備える第2の接続手段で接続したことを特徴とする。請
求項15に記載の発明による固体酸化物燃料電池を用い
た発電システムは、請求項9〜11のいずれか1つにお
いて、前記第1の接続手段に取り込まれる酸素に作用す
るポンプ手段を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項16に記載の発明による固体酸化物
燃料電池を用いた発電システムは、請求項15におい
て、前記改質ガス生成手段を内燃機関とし、前記ポンプ
手段の駆動軸を該内燃機関のクランクシャフトに接続し
たことを特徴とする。請求項17に記載の発明による固
体酸化物燃料電池を用いた発電システムは、請求項16
において、前記ポンプ手段を前記固体酸化物燃料電池の
燃料極出口側に接続したことを特徴とする。
【0016】請求項18に記載の発明による固体酸化物
燃料電池を用いた発電システムは、請求項17におい
て、前記ポンプ手段を第2の内燃機関によって構成し、
該第2の内燃機関の吸気ポートを前記固体酸化物燃料電
池の燃料極出口に接続したことを特徴とする。請求項1
9に記載の発明による固体酸化物燃料電池を用いた発電
システムは、請求項18において、前記固体酸化物燃料
電池の燃料極出口と前記第2の内燃機関との間を、燃焼
のための酸素を取り込む手段を備える第2の接続手段で
接続したことを特徴とする。
【0017】請求項20に記載の発明による固体酸化物
燃料電池を用いた発電システムにおける固体酸化物燃料
電池の暖機方法は、燃料過剰下での燃焼によって水素と
一酸化炭素とを主成分とする改質ガスを生成し、生成さ
れた改質ガスを固体酸化物燃料電池の燃料極に導く一
方、該固体酸化物燃料電池の暖機運転時において、生成
された改質ガスに酸素を添加することを特徴とする。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、次のよ
うにして固体酸化物が加熱されるという効果がある。内
燃機関からの燃焼生成ガスは、内燃機関に供給される燃
料を過剰状態とすることにより、改質ガスとして好まし
い組成とすることができ、主に水素と一酸化炭素とを含
ませることができる。そして、固体酸化物のイオン伝導
度が低い低温状態において、本発明に係る添加装置によ
ってこの燃焼生成ガスに酸素が添加され、電池の燃料極
側において燃焼生成ガスと酸素との混合気が形成され
る。この混合気は、低温状態において燃料極上で触媒燃
焼し、発熱するため、固体酸化物の加熱が可能となるの
である。
【0019】また、固体酸化物が充分なイオン伝導度を
有した後は、前記添加装置による酸素の添加を停止し、
固体酸化物燃料電池による通常の発電を行うことができ
る。請求項2に記載の発明によれば、本発明に係る固体
酸化物燃料電池を用いた発電システムを容易に具現化す
ることができる。請求項3に記載の発明によれば、燃焼
生成ガスに添加される酸素を大気中から得ることがで
き、構成を簡単にすることができる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、本発明に
よる固体酸化物の加熱時期が適正化される。請求項5に
記載の発明によれば、補助内燃機関の吸気動作の影響に
よるポンプ作用を得ることができる。請求項6に記載の
発明によれば、補助内燃機関によって未反応燃料ガスの
もつエネルギーの少なくとも一部を、動力として回収す
ることができる。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、固体酸化
物燃料電池の燃料極側からの排出ガスに酸素が含まれて
いないか又はこれが少量しか含まれておらず、この排出
ガスのみでは補助内燃機関における燃焼のための酸素を
賄うことができないような条件であっても、本発明に係
る第2の添加装置によって酸素を添加し、可燃な混合気
とすることができる。
【0022】請求項8に記載の発明によれば、固体酸化
物燃料電池による通常の発電時に内燃機関からの燃焼生
成ガスに吸引力を働かせ、燃焼生成ガスを滞りなく流通
させることができる。請求項9,20に記載の発明によ
れば、次のようにして固体酸化物が加熱されるという効
果がある。
【0023】すなわち、固体酸化物のイオン伝導度が低
い低温状態において、本発明に係る第1の接続手段が酸
素を取り込むことにより、生成された改質ガスに酸素を
添加し、改質ガスと酸素との混合気を電池の燃料極に導
くことができる。そして、この混合気を燃料極上で触媒
燃焼させることにより、固体酸化物の加熱が可能となる
のである。
【0024】また、固体酸化物が充分なイオン伝導度を
有した後は、前記接続手段による酸素の取込みを停止
し、固体酸化物燃料電池による通常の発電を行うことが
できる。請求項10に記載の発明によれば、本発明によ
る固体酸化物燃料電池の加熱時期が適正化される。
【0025】請求項11に記載の発明によれば、酸素を
容易に取り込むことができる。請求項12に記載の発明
によれば、エネルギー損失を減らし、効率的なシステム
の構築が可能である。請求項13に記載の発明によれ
ば、未反応改質ガスによって第2の内燃機関を運転し、
動力を得ることができる。
【0026】請求項14に記載の発明によれば、固体酸
化物燃料電池の燃料極側からの排出ガスに酸素が含まれ
ていないか又はこれが少量しか含まれておらず、この排
出ガスのみでは第2の内燃機関における燃焼のための酸
素を賄うことができないような条件であっても、本発明
に係る第2の接続手段によって酸素を添加し、可燃な混
合気とすることができる。
【0027】請求項15に記載の発明によれば、第1の
接続手段による酸素の取込みを確実なものとすることが
できる。請求項16に記載の発明によれば、ポンプ手段
が改質ガス生成手段としての内燃機関によって駆動され
るため、構成を簡単にすることができる。請求項17に
記載の発明によれば、前記接続手段による酸素の取込み
を確実なものとするとともに、固体酸化物燃料電池の燃
料極側において、ガスを円滑に流通させることができ
る。
【0028】請求項18に記載の発明によれば、第2の
内燃機関により、未反応改質ガスのもつエネルギーの少
なくとも一部を動力として回収することができる。請求
項19に記載の発明によれば、固体酸化物燃料電池の燃
料極側からの排出ガスに酸素が含まれていないか又はこ
れが少量しか含まれておらず、この排出ガスのみでは第
2の内燃機関のおける燃焼のための酸素を賄うことがで
きないような条件であっても、本発明に係る第2の接続
手段によって酸素を添加し、可燃な混合気とすることが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態について説明する。まず、第1の実施形態
について説明する。図1は、本実施形態に係る発電シス
テムS1の全体的な構成の概略を示したものであり、本
発電システムS1は、内燃機関1とSOFC(固体酸化
物燃料電池)2とを主な構成要素としている。
【0030】内燃機関1は、燃料供給通路(電気的な作
動原理に基づく弁装置を介装して、任意のタイミングに
おいて開放されるように構成することができる。)末端
のノズル11から炭化水素系燃料が供給されて、この燃
料の燃焼膨張力をピストン12の往復運動を介してクラ
ンクシャフト13の回転力として取り出すことができ
る、いわゆるレシプロ型の内燃機関である。
【0031】ここでは、この内燃機関1は、動力発生装
置というよりは、むしろ、燃料の過剰供給下での運転に
よって水素(H2 )と一酸化炭素(CO)とを主な成分
とする改質ガスを生成することを主な目的として用いら
れている(このため、この種の内燃機関1は、「エンジ
ン型改質器」とも呼ばれる。)。従って、内燃機関1
は、本発明に係る改質ガス生成手段を構成する。
【0032】内燃機関1の作動原理は、本発電システム
S1においても、動力発生装置として一般的に使用され
る場合と同様であるが、ここで簡単に説明すると、内燃
機関1には、図示しない空気吸入通路と連通する吸入ポ
ート14が形成されており、ここを通過する空気に対し
て燃料が添加され、燃料が過濃な混合気が形成される。
そして、この混合気は、吸入側弁装置15による制御を
受けて燃焼室16に導かれ、ピストン12の上昇に伴う
所定の圧縮状態において点火される。さらに、燃料の膨
張後再びピストン12が上昇するときに排出側弁装置1
7が開き、燃焼生成ガス(すなわち、改質ガス)が排出
ポート18に送出される。なお、ここでは、内燃機関1
として火花点火方式を例に説明したが、圧縮着火方式に
よっても同様な目的を達成することができる。
【0033】一方、SOFC2には、固体酸化物21を
挟んで、一側に燃料極側空間22が、また他側に空気極
側空間23が形成されている。燃料極側空間22に接続
する燃料極側吸気マニフォールド24に対しては、内燃
機関1の排出ポート18が、接続用配管(以下、「入口
側接続管」という。)31によって接続されている。ま
た、この入口側接続管31の途中には、図示しない空気
室(ここでは、大気)と通じる空気取込用配管(以下、
「入口側取込管」という。)41の一端が接続されると
ともに、その接続部において弁装置42が設けられるこ
とで、入口側接続管31内を空気室に自由に連通し及び
遮断することができるようになっている。燃料極側空間
22に接続する燃料極側出口通路25は、燃料極側吸気
マニフォールド24及び燃料極側空間22とともに、S
OFC2の燃料極側のガス流通路を形成する。
【0034】次に、本発電システムS1の動作について
説明する。まず、内燃機関(以下「エンジン型改質器」
という。)1による燃料の改質原理について簡単に説明
する。この原理は、次の一般式(1)によって大方説明
することができる。
【0035】
【数1】
【0036】 この改質反応は、特に「部分酸化反応」と
呼ばれ、燃料量と空気量との適切な調節によって生じる
ものである。 また、別の好ましい形態によれば、燃焼室
16に水蒸気を存在させることにより、次の水蒸気改質
反応を引き起こすこともできる。
【0037】
【数2】
【0038】 上式によって表される改質反応と同時に、
次の2式で表される反応も一部で行われる。
【0039】
【数3】
【0040】 以上の一般式(1)〜(4)から説明され
る原理に基づいて、エンジン型改質器1の燃料過剰下で
の運転によって得られる改質ガスは、H2 ,CO,CH
4 を主な成分とする混合ガスとなる。そして、SOFC
2が作動条件にある場合には、改質ガスが燃料極側空間
22に提供されると、燃料極211と空気極212との
間における固体酸化物21の作用によって発電が行われ
る。
【0041】 しかし、SOFC2の非作動条件下、すな
わち始動時などの低温状態では、固体酸化物21のイオ
ン伝導度がないか又はこれが充分に高いレベルにまで達
してないため、満足な発電能力を得ることができない。
先に説明した弁装置42は、このような条件のもとで開
状態となり、入口側取込管41を開放して入口側接続管
31内を空気室に連通させる。
【0042】 このときの動作について説明すると、ま
ず、エンジン型改質器1が改質ガスを送出する排気過程
を終えると、排気脈動の影響によって入口側接続管31
内に負圧が発生する。そして、弁装置42は、この負圧
の発生に合わせて開閉作動される。従って、入口側接続
管31内の負圧の影響が空気室に及び、入口側取込管4
1を介して空気が吸い出される。吸い出された空気は、
改質ガスとの混合気を形成する。従って、入口側接続管
31、入口側取込管41及び弁装置42とは、本発明に
係る接続手段を構成する。
【0043】 以上のようにして形成された混合気は、燃
料極側吸気マニフォールド24を通過して燃料極側空間
22に導かれる。そして、この混合気は、SOFC2の
燃料極211に到達し、燃料極211の触媒作用によっ
て燃料極211上で触媒燃焼反応を起こし、発熱する。
この反応は、主に、次の一般式(5)及び(6)によっ
て説明することができる。
【0044】
【数4】
【0045】従って、本システムS1によれば、改質ガ
スの触媒燃焼反応による発熱を固体酸化物21が充分な
イオン伝導度を有する温度域(例えば、500[℃]以
上)に到達するまでの暖機用加熱源とすることができ
る。本明細書では、このようにSOFC2を低温状態か
ら所定の温度域にまで昇温する運転を、SOFC2の
「暖機運転」という。
【0046】 なお、SOFC2の暖機運転が完了し、固
体酸化物21が充分なイオン伝導度を有する温度域に到
達した後は、弁装置42を閉状態とし、改質ガスをSO
FC2による本来の発電用燃料として使用する。 次に、
本発明に係る第2の実施形態について説明する。図2
は、本実施形態に係る発電システムS2の全体的な構成
の概略を示したものであり、先に説明した発電システム
S1と同じ機能を備える構成要素については、同じ符号
を付してある。
【0047】 本発電システムS2の特徴的な構成は、S
OFC2の燃料極出口側において、補助内燃機関6を備
えることである。この補助内燃機関6のクランクシャフ
ト61は、エンジン型改質器1のクランクシャフト13
と接続されており、エンジン型改質器1からの動力が伝
わり、また逆に補助内燃機関6の動力もエンジン型改質
器1へ伝えられるようになっている。なお、両者の接続
形態としては、クランクシャフト13及び61を同軸と
したり、またはベルト、チェーン、歯車などの動力伝達
機構(図示せず)を用いたものであってもよい。
【0048】また、補助内燃機関6の吸気ポート62
は、SOFC2の燃料極側排気マニフォールド125に
接続されており、燃料極側空間22からの排出ガスを燃
焼室63に取り込むことができるようになっている。
に、本発電システムS2の動作について説明する。ま
ず、エンジン型改質器1及びSOFC2の動作は、先の
説明と同様である。すなわち、固体酸化物21が充分な
イオン伝導度を有した状態では、エンジン型改質器1か
らの改質ガスを燃料極側空間22に取り込んで発電を行
う。一方、SOFC2の暖機運転時においては、弁装置
42を作動させて空気を取り込み、改質ガスと空気との
混合気を燃料極211上で触媒燃焼反応させて固体酸化
物21を加熱する。
【0049】ここで、エンジン型改質器1の下流側で
は、先に説明したように排気過程が終了すると排気脈動
の影響による負圧が発生する。また、補助内燃機関6の
上流側に対しては、補助内燃機関6の吸気行程において
負圧が作用する。従って、SOFC2の暖機運転時に
は、入口側取込管41の一端が接続する空気室(図示せ
ず)に対して、エンジン改質器1の運転に伴う排気脈動
に起因する負圧と、補助内燃機関6の吸気負圧とが作用
し、入口側接続管31への空気の取込みが促進される。
【0050】さらに、SOFC2の暖機運転時には、燃
料極側空間22からの排出ガスにおいて、固体酸化物2
1の加熱に寄与せずに未反応のまま排出された燃料成分
(未反応改質ガス)と、入口側取込管41から取り込ま
れた空気の一部とが混在した状態となっているため、こ
の混合気を補助内燃機関6の運転に用いることによって
動力を得ている。
【0051】そして、暖機後は、弁装置42を閉状態と
して、通常の発電を行うこととなるが、このときに補助
内燃機関6は、点火動作を行わずに吸排気を繰り返すこ
とで、エンジン型改質器1を動力源とするポンプとして
機能する。 図3は、本発明に係る第3の実施形態に係る
発電システムS3の全体的な構成の概略を示したもので
あり、本発電システムS3は、燃料極側空間22の出口
側に簡単なポンプ手段(往復式ポンプ)を備えている。
なお、先に説明した発電システムS1と同じ機能を備え
る構成要素については、同じ符号を付してある。
【0052】 往復式ポンプ(以下、単に「ポンプ」とい
う。)8は、先の補助内燃機関6と同様に、エンジン型
改質器1のクランクシャフトと接続した駆動軸81を備
えている。なお、符号82は、燃料極側空間22からポ
ンプ室83へ向かう流れを許容し、その反対向きの流れ
を規制する逆止弁、また符号84は、ポンプ室83から
ポンプ8の下流側へ向かう流れを許容し、その反対向き
の流れを規制する逆止弁を示している。
【0053】このような構成により、ポンプ8は、エン
ジン型改質器1の運転によって得られた動力によって駆
動し、入口側取込管41からの空気の取込み及び改質ガ
スの流通を促進する。 次に、本発明に係る第4の実施形
態について説明する。図4は、本実施形態に係る発電シ
ステムS4の全体的な構成の概略を示したものであり、
先に説明した発電システムS1と同じ機能を備える構成
要素については、同じ符号を付してある。
【0054】 先の発電システムS1に対して本発電シス
テムS4が特徴とする構成は、SOFC2の燃料極出口
側において補助内燃機関9を備え、燃料極側空間22と
この補助内燃機関9との間を、第2の空気取込用配管
(以下「出口側取込管」という。)141が接続する第
2の接続用配管(以下「出口側接続管」という。)13
1で接続したことである。
【0055】出口側接続管131は、燃料極側空間22
に接続する燃料極側排気マニフォールド125と、補助
内燃機関9の吸気ポート91とを繋いでおり、また、こ
の途中に接続する出口側取込管141は、出口側接続管
131内を図示しない空気室(ここでは、大気)に連通
している。また、出口側接続管131と出口側取込管1
41の接続部において弁装置142が設けられること
で、出口側接続管131内を空気室に自由に連通し及び
遮断することができるようになっている。従って、出口
側接続管131、出口側取込管141及び弁装置142
は、本発明に係る第2の接続手段を構成する。
【0056】補助内燃機関9について説明すると、この
クランクシャフト92は、先の発電システムS2におけ
る補助内燃機関6と同様に、エンジン型改質器1のクラ
ンクシャフト13と接続されており、エンジン型改質器
1からの動力が伝わり、また逆に補助内燃機関9の動力
もエンジン型改質器1へ伝えられるようになっている。
【0057】 次に、本発電システムS4の動作について
説明する。まず、エンジン型改質器1及びSOFC2の
動作は、先の発電システムS1のものと同様であり、S
OFC2の暖機運転時においては、入口側取込管41を
介して空気を取り込んで固体酸化物21を加熱し、暖機
後においては、入口側取込管41を閉じてエンジン型改
質器1からの改質ガスによって発電を行う。
【0058】本発電システムS4では、先の発電システ
ムS2と同様に、エンジン型改質器1の運転に伴う排気
脈動に起因する負圧と、補助内燃機関9の吸気負圧とが
作用するため、SOFC2の暖機運転時おいて入口側取
込管41からの空気の取込みが促進され、燃料極211
上での触媒燃焼反応が良好に行われるとともに、燃料極
側空間22からの未反応改質ガスを燃料として補助内燃
機関9を駆動し、動力を得る。
【0059】そして、暖機後は通常の発電を行うことと
なるが、このときには弁装置42が閉状態となるため、
改質ガスに対して入口側取込管41からは空気が添加さ
れない。このため、燃料極側空間22を出た排出ガスに
含まれる空気量が、補助内燃機関9における燃焼に必要
な量を満たさなくなる場合がある。そこで、燃料極側空
間22を出た排出ガスに含まれる空気が不足する条件
(このような条件は、弁装置42を閉じる発電時におい
て成立する傾向があるが、SOFC2の暖機運転中であ
っても、入口側取込管41からの空気の取込みが充分で
ないときには成立し得る。)において、弁装置142を
補助内燃機関9による吸気負圧発生時に開き、補助内燃
機関9の吸気ポート91の手前で可燃な混合気を形成す
る。
【0060】従って、本発電システムS4によれば、S
OFC2から排出される未反応改質ガスのもつエネルギ
ーを常時回収することができる。なお、以上の説明で
は、入口側取込管41や出口側取込管141からの空気
の取込みを、エンジン型改質器1の運転に伴う排気脈動
の作用、及び補助内燃機関6,9の吸気動作に伴う作用
によって行う例を示したが、本発明はこれに限らず、各
種形態のポンプなどの一般的な気体供給手段を用いて行
うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る発電システムの
構成の概略図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る発電システムの
構成の概略図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る発電システムの
構成の概略図
【図4】本発明の第4の実施形態に係る発電システムの
構成の概略図
【符号の説明】
1…エンジン型改質器 11…燃料供給ノズル 12…ピストン 13…クランクシャフト 14…吸入ポート 15…吸入側弁装置 16…燃焼室 17…排出側弁装置 18…排出ポート 2…固体酸化物燃料電池(SOFC) 21…固体酸化物 22…燃料極側空間 23…空気極側空間 24…燃料極側吸気マニフォールド 25…燃料極側出口通路 125…燃料極側排気マニフォールド 211…燃料極 212…空気極 31…入口側接続管 41…入口側取込管 42…弁装置 6…補助内燃機関 9…補助内燃機関 131…出口側接続管 141…出口側取込管 142…弁装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 昇 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 高木 靖雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 BA08 BC12

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化水素系燃料の過剰状態で運転する内燃
    機関と、該内燃機関から排出された燃焼生成ガスを燃料
    極側に受け入れる固体酸化物燃料電池と、所定の条件に
    おいて、該燃焼生成ガスに酸素を添加する添加装置と、
    を含んで構成される固体酸化物燃料電池を用いた発電シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記内燃機関の排気ポートと前記固体酸化
    物燃料電池の燃料極入口との間に接続管を配し、 前記添加装置を、該接続管に接続する酸素含有ガス流通
    管と、該流通管の開口位置に設けた弁装置とを含んで構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物燃
    料電池を用いた発電システム。
  3. 【請求項3】前記酸素含有ガス流通管を大気に連通させ
    たことを特徴とする請求項2に記載の固体酸化物燃料電
    池を用いた発電システム。
  4. 【請求項4】前記添加装置は、前記所定の条件である前
    記固体酸化物燃料電池の暖機運転時に作動して、燃焼生
    成ガスに酸素を添加することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1つに記載の固体酸化物燃料電池を用いた発
    電システム。
  5. 【請求項5】前記内燃機関のクランクシャフトに接続さ
    れた補助内燃機関を設け、該補助内燃機関の吸気ポート
    を前記固体酸化物燃料電池の燃料極出口に接続したこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の固体
    酸化物燃料電池を用いた発電システム。
  6. 【請求項6】前記補助内燃機関は、前記固体酸化物燃料
    電池からの未反応燃料ガスを燃料とすることを特徴とす
    る請求項5に記載の固体酸化物燃料電池を用いた発電シ
    ステム。
  7. 【請求項7】前記未反応燃料ガスに酸素を添加可能な第
    2の添加装置を設けたことを特徴とする請求項6に記載
    の固体酸化物燃料電池を用いた発電システム。
  8. 【請求項8】前記補助内燃機関は、前記固体酸化物燃料
    電池の暖機後において、ポンプとして機能することを特
    徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の固体酸化
    物燃料電池を用いた発電システム。
  9. 【請求項9】固体酸化物燃料電池を用いた発電システム
    であって、 燃料過剰下での燃焼によって水素と一酸化炭素とを主成
    分とする改質ガスを生成する改質ガス生成手段と、 該手段と固体酸化物燃料電池の燃料極との間を接続し、
    生成された改質ガスを該燃料極に導くとともに、所定の
    条件において酸素を取り込む手段を備える第1の接続手
    段と、 を含んで構成される発電システム。
  10. 【請求項10】前記所定の条件は、固体酸化物燃料電池
    の暖機運転時を含むことを特徴とする請求項9に記載の
    固体酸化物燃料電池を用いた発電システム。
  11. 【請求項11】前記第1の接続手段は、空気を取り込む
    ことによって酸素を取り込むことを特徴とする請求項9
    又は10に記載の固体酸化物燃料電池を用いた発電シス
    テム。
  12. 【請求項12】前記固体酸化物燃料電池からの未反応改
    質ガスのもつエネルギーの少なくとも一部を回収する回
    収手段を設けたことを特徴とする請求項9〜11のいず
    れか1つに記載の固体酸化物燃料電池を用いた発電シス
    テム。
  13. 【請求項13】前記改質ガス生成手段を内燃機関とし、
    前記回収手段を該内燃機関のクランクシャフトに接続さ
    れた第2の内燃機関としたことを特徴とする請求項12
    に記載の固体酸化物燃料電池を用いた発電システム。
  14. 【請求項14】前記固体酸化物燃料電池の燃料極出口と
    前記第2の内燃機関との間を、燃焼のための酸素を取り
    込む手段を備える第2の接続手段で接続したことを特徴
    とする請求項13に記載の固体酸化物燃料電池を用いた
    発電システム。
  15. 【請求項15】前記第1の接続手段に取り込まれる酸素
    に作用するポンプ手段を設けたことを特徴とする請求項
    9〜11のいずれか1つに記載の固体酸化物燃料電池を
    用いた発電システム。
  16. 【請求項16】前記改質ガス生成手段を内燃機関とし、
    前記ポンプ手段の駆動軸を該内燃機関のクランクシャフ
    トに接続したことを特徴とする請求項15に記載の固体
    酸化物燃料電池を用いた発電システム。
  17. 【請求項17】前記ポンプ手段を前記固体酸化物燃料電
    池の燃料極出口側に接続したことを特徴とする請求項1
    6に記載の固体酸化物燃料電池を用いた発電システム。
  18. 【請求項18】前記ポンプ手段を第2の内燃機関によっ
    て構成し、該第2の内燃機関の吸気ポートを前記固体酸
    化物燃料電池の燃料極出口に接続したことを特徴とする
    請求項17に記載の固体酸化物燃料電池を用いた発電シ
    ステム。
  19. 【請求項19】前記固体酸化物燃料電池の燃料極出口と
    前記第2の内燃機関との間を、燃焼のための酸素を取り
    込む手段を備える第2の接続手段で接続したことを特徴
    とする請求項18に記載の固体酸化物燃料電池を用いた
    発電システム。
  20. 【請求項20】燃料過剰下での燃焼によって水素と一酸
    化炭素とを主成分とする改質ガスを生成し、生成された
    改質ガスを固体酸化物燃料電池の燃料極に導く一方、該
    固体酸化物燃料電池の暖機運転時において、生成された
    改質ガスに酸素を添加することを特徴とする固体酸化物
    燃料電池を用いた発電システムにおける固体酸化物燃料
    電池の暖機方法。
JP2000348743A 2000-11-15 2000-11-15 固体酸化物燃料電池を用いた発電システム及び該システムにおける固体酸化物燃料電池の暖機方法 Pending JP2002151119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000348743A JP2002151119A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 固体酸化物燃料電池を用いた発電システム及び該システムにおける固体酸化物燃料電池の暖機方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000348743A JP2002151119A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 固体酸化物燃料電池を用いた発電システム及び該システムにおける固体酸化物燃料電池の暖機方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002151119A true JP2002151119A (ja) 2002-05-24

Family

ID=18822269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000348743A Pending JP2002151119A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 固体酸化物燃料電池を用いた発電システム及び該システムにおける固体酸化物燃料電池の暖機方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002151119A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004335162A (ja) * 2003-05-01 2004-11-25 Mitsubishi Materials Corp 固体酸化物形燃料電池の運転方法
US6994930B1 (en) * 2002-08-21 2006-02-07 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Direct fired reciprocating engine and bottoming high temperature fuel cell hybrid

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6994930B1 (en) * 2002-08-21 2006-02-07 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Direct fired reciprocating engine and bottoming high temperature fuel cell hybrid
JP2004335162A (ja) * 2003-05-01 2004-11-25 Mitsubishi Materials Corp 固体酸化物形燃料電池の運転方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6502533B1 (en) Internal combustion fuel reforming
US6655130B1 (en) System and controls for near zero cold start tailpipe emissions in internal combustion engines
US6827047B2 (en) Vehicle provided with internal combustion engine and fuel reforming/supplying functions
US6079373A (en) Gas engine with a gas fuel reforming device
EP1454042B1 (en) High efficiency otto cycle engine with power generating expander
US7467621B2 (en) Engine and method for operating an engine
US20060042565A1 (en) Integrated fuel injection system for on-board fuel reformer
US20040020188A1 (en) Method and apparatus for generating pressurized air by use of reformate gas from a fuel reformer
Pischinger et al. Integrated air supply and humidification concepts for fuel cell systems
JP2007332891A (ja) 内燃機関
US20050048345A1 (en) Hybrid fuel cell system with internal combustion reforming
JPH0343458B2 (ja)
JP2002175824A (ja) 動力源システム及び固体酸化物燃料電池を用いた発電システムにおける固体酸化物燃料電池の暖機方法
JP2003293867A (ja) 燃料改質ガスエンジン
JP2002151119A (ja) 固体酸化物燃料電池を用いた発電システム及び該システムにおける固体酸化物燃料電池の暖機方法
US11268434B1 (en) Method and system for extending dilution limit of a prechamber spark ignition engine
JP5861867B2 (ja) 燃料電池システム
US9121370B2 (en) Combustion system
US20200018267A1 (en) Fuel Reforming System and Method for Controlling Temperature of a Fuel Reformer
JP2945558B2 (ja) 熱交換器及びそれを用いたアルコール改質エンジン
GB2388465A (en) A fuel cell plant
WO2019059014A1 (ja) 内燃機関
US20180023466A1 (en) Fuel reformer for use with an internal combustion engine
JPS59188032A (ja) ロ−タリピストンエンジンの燃料供給装置
JP5508146B2 (ja) エンジンシステム及び水素ステーション