JP2002150339A - 自動取引き装置 - Google Patents

自動取引き装置

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JP2002150339A
JP2002150339A JP2000297072A JP2000297072A JP2002150339A JP 2002150339 A JP2002150339 A JP 2002150339A JP 2000297072 A JP2000297072 A JP 2000297072A JP 2000297072 A JP2000297072 A JP 2000297072A JP 2002150339 A JP2002150339 A JP 2002150339A
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JP2000297072A
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Nobuyuki Osaki
伸之 大崎
Nariyasu Hamada
成泰 浜田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無線を利用し情報処理装置同士が通信する際、
複数の情報処理装置と接続する可能性がある状況下にお
いて、通信を行う相手の情報処理装置が利用者の意図し
ている情報処理装置であることを利用者に認識できる方
式を提供すること。 【解決手段】端末101と端末109が通信を確立し、端末10
1と端末109により何らかの処理を実行する前に、入力装
置103から入力する端末識別情報を端末109へ送信し、こ
れが入力装置111から入力される端末識別情報が対応し
ているかどうかを確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある情報処理装置
と無線により接続可能な情報処理装置が1台以上存在す
る状況において、特定の情報処理装置を選択して通信を
開始する方式に関し、特に通信相手となる情報処理装置
の存在が利用者に認識できる場合に通信相手を選択する
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ある情報処理装置と無線により接続可能
な情報処理装置が1台以上存在する状況下で、特定の情
報処理装置を選択して通信を開始するための従来技術と
して、次のようなものが存在する。
【0003】まず、PCが携帯電話を利用して多数存在す
るインターネットプロバイダの複数のサーバの中から1
つを選択し接続することを考える。この時、接続しよう
としているサーバにダイアルアップするために事前にサ
ーバの電話番号を知っておく必要がある。
【0004】別の方式としては、PHSとそれぞれ接続し
ている複数のPCがPHS(Personal Handyphone Systems)
のトランシーバ機能により通信しあう技術が存在する。
しかし、トランシーバ機能により通信しあうためには、
事前にPHS同士を通信相手として登録しておく必要があ
り、登録された相手としか通信できない。
【0005】このように従来の技術では、事前に通信相
手を登録しておくか、無線通信を行う装置に電話番号な
どユニークな番号を付番しておき、これを事前に知って
いなければ、特定の通信相手を選択することはできなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】無線を利用し情報処理
装置同士が通信する際、複数の情報処理装置と接続する
可能性がある状況下では、通信を行う相手が利用者の意
図している情報処理装置であることが利用者に認識でき
なければならない場合が存在する。
【0007】例えば、事前に電子的な切符を購入し、こ
の電子的な切符を、無線通信機能を持つ携帯端末に格納
しておき、携帯端末から駅の自動改札に対して無線を通
じて切符を渡し、改札を通過することを考える。この
時、自動改札機が複数並んで設置されている場合は、無
線を通じて渡した切符によりどの自動改札機が開くか利
用者が認識できなかったり、自分の購入した切符で他人
が改札を通過してしまうという事態が発生しうる。接触
型非接触ICカードなどの通信距離が短い無線技術を用い
る場合には、利用者が通ろうとしている最も近い改札を
開くことが可能であるし、赤外線による通信のように指
向性の強い無線通信技術を利用する場合は、通信モジュ
ールを対面させるなどすることにより特定の相手と通信
できるよう利用者が認識することが可能となるが、Blue
toothなどのように指向性が弱い無線通信技術を利用
し、数メートル〜十数メートル以上の距離まで通信が可
能で、複数の端末と通信できてしまう無線技術を利用し
た場合には上記の問題が発生する。
【0008】従来技術によりこの課題を防ぐ場合、従来
の技術の項で述べた通り、事前に通信相手を登録してお
くか、無線通信を行う装置にユニークな番号を付番して
おき、これを事前に知っていなければならない。この場
合、次のような問題が発生する。例えば、上記自動改札
の例において、利用者が自分の通過する自動改札機を事
前に決めておくとする。利用者はPHSのトランシーバ機
能で行うように、この自動改札機を自分の所有する携帯
端末の通信相手として登録しておく。予めこの作業を行
うことにより、利用者が自動改札を通過する直前に、携
帯端末に登録した自動改札と通信を行い通過することが
可能となる。しかしこの方式を採用する場合、予めの登
録作業が必要であること、及び決まった自動改札しか通
過できないという問題が発生し、初めて通る駅では利用
できないという問題が発生する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願発明は以下の構成を採用する。まず、一方の
端末は入力装置を備え、入力装置から入力された端末識
別情報を、無線通信を介して通信を確立している端末に
送信する機能を持たせる。他方の端末も入力装置を備
え、無線通信を介して通信を確立している端末から受信
する端末識別情報と、入力装置から入力される情報が対
応しているかを判定し、対応している場合通信相手とし
て認識する機能を持たせる。このような端末の組み合わ
せを用いることにより、端末利用者が無線通信を介して
通信を確立している2台の端末に同じ入力を行うことに
より、端末利用者は自分で入力を行った2台の端末が通
信しあうことを認識することができる。
【0010】また、入力装置からの入力をICカードや磁
気カードなどの媒体から特定の情報を読み取り行うこと
も可能である。このような端末の組み合わせを用いるこ
とにより、端末利用者が無線通信を介して通信を確立し
ている2台の端末に同じ媒体を読み取らせることによ
り、端末利用者は自分で同じ媒体を読み取らせた2台の
端末が通信しあうことを認識することができる。
【0011】さらに、入力装置から端末識別情報の入力
を受け付け無線通信を介して通信を確立している端末に
送信する端末は、入力装置からの入力ではなく事前に格
納している端末識別情報を通信を確立している端末に送
信しても良い。この場合、端末識別情報として端末の外
見情報(例えば色や形、位置関係、端末にシールで貼ら
れている端末名称)など端末利用者がいずれの端末であ
るかを識別できる情報を用い、端末利用者に選択させる
ことにより、端末利用者はいずれの端末と通信するかを
認識することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。図1は、本発明による第1の実施の形態に
おける無線通信相手選択方式を適用するシステム構成を
説明する図である。
【0013】図1では、端末109と通信可能な端末は10
1、102の2台であるが、この数は本発明を制限するもの
では無い。端末101、102、109はそれぞれ無線通信モジ
ュール105、106、107を備え、これにより端末109は端末
101、102と通信できる。また、端末101、102、109は、
それぞれ入力装置103、104、111を備える。無線により
通信される情報は、必要に応じて暗号化されていても良
い。
【0014】本実施の形態で想定する無線通信技術の特
徴は次のようなものであるとする。つまり、複数の相手
と通信を確立した場合に、無線通信モジュールの製造シ
リアル番号などを、やり取りする情報のヘッダに設定す
るなどして、情報を送受信する相手を区別することがで
きるものとする。ここで、複数の相手と通信を確立する
とは、同時に複数の端末と通信可能である状態でも良い
し、同時には一対一の通信を行い、次々と接続相手を変
えて行くことにより複数と通信可能となっている状態で
も良い。
【0015】このような無線通信技術を利用して通信を
行う場合、初めて通信する相手を利用者が区別すること
は難しい。例えば、109を消費者が持つノートPCである
とし、101、102が自分のオフィスに設置される複数台の
プリンタであるとする。これらのプリンタが頻繁に利用
される場合、事前にプリンタをノートPCに登録しておく
ことにより、特定のプリンタと通信し、これに対して印
刷を要求することが可能である。
【0016】しかし、出張先のオフィスなど初めて接続
する複数台のプリンタである場合、消費者が複数台のプ
リンタと接続していることを認識することは可能であっ
ても、いずれがどこに設置されているプリンタかは認識
できない場合がある。この場合、消費者が1台のプリン
タを選択し印刷を行うと、意図しない場所に設置されて
いるプリンタに出力される事態が発生しうる。同様に、
109を携帯端末(PDA)や携帯電話などであるとし、10
1、102がスーパーのPOS(Point Of Sales)、駅の自動
改札、遊園地の入場ゲート、銀行のATMなどのように、
何らかのサービスを提供する端末であるとし、109がこ
のようなサービス提供端末と通信して何らかのサービス
を受ける場合、初めて端末同士が接続することは頻繁に
発生することになるが、事前にこれら全ての端末を端末
109に登録しておくことは事実上困難である。
【0017】本実施の形態では、このような特徴を持つ
無線通信技術を実装した装置からなる図1のシステム構
成において、端末101、102との無線通信を確立した端末
109が、意図する通信相手である端末101を選択し通信を
開始する方式について、図2、図3を用いて説明する。
【0018】まず図2を用いて端末101の処理の流れを
説明する。ステップ201において、端末101は通信可能な
端末と通信を確立する。図1の例では、端末101は端末1
09との通信を確立する。通信の確立は、例えばまず端末
109が接続要求メッセージを送信し、これを受け取った
端末101や102が応答するなどして実現することができ
る。
【0019】次にステップ202において、消費者からの
端末識別情報の入力を入力装置103から受け付ける。
【0020】ここで端末識別情報とは、後に図3により
説明するように、端末109の通信相手が意図する端末で
あることを識別するために用いられる情報である。消費
者の入力する端末識別情報として、任意の数値や単語、
パスワードなどを利用することができる。
【0021】また、磁気カードやICカードなどの媒体に
事前に情報を入力しておき、入力装置103がこの情報を
読み取り、端末識別情報として利用しても良い。
【0022】ステップ203において、端末109に対して20
2で入力された端末識別情報を送信する。
【0023】以上の処理を終えた後、端末109が端末101
を意図する通信相手であると判定した場合、端末109が
端末109に対して情報送信を開始し、互いに通信し会い
うことになる。この時、最初に情報を送信するのが端末
101である場合は、端末109が通信相手であると判定した
段階で端末101に対して通信開始命令を送信することに
より、端末101が通信を開始することができる。
【0024】つぎに、図3を用いて端末109が通信相手
を選択し通信を開始する処理の流れを示す。
【0025】まずステップ301で、端末109は通信可能な
端末と通信を確立する。図1では、端末109は端末101お
よび102との通信を確立している。
【0026】ステップ302において、端末109は、通信を
確立した端末から送信される端末識別情報の受取りを待
ち、受け取るとステップ303へ進む。図1では、端末10
1、102からの受取りを待っているが、通信が確立した全
ての端末、つまり端末101、102からの端末識別情報受け
取りを待つ必要はなく、一つの端末から情報を受け取る
たびにステップ303へ進んで良い。
【0027】ステップ303において、端末109は、入力装
置111からの端末識別情報の入力を受けつける。ここで
の入力は、事前に磁気カードやICカードなどの媒体に端
末識別情報を設定しておき、入力装置111が媒体から情
報を読み取ることにより実現してもよい。
【0028】また、入力装置111に対する入力情報は、
端末識別情報そのものを入力させなくとも、端末109に
出力装置を備え、ステップ303において、ステップ302に
おいて取得した端末識別情報の一覧を表示し、入力装置
111から選択する情報を入力させても良い。この場合は
ステップ304のチェックを行わずにステップ305へ進む。
【0029】ステップ304において、ステップ303で受け
付けた入力に一致する端末識別情報が存在するかを調べ
る。存在する場合、ステップ305へ進み、該当する端末
識別情報を送信してきた端末(ここでは端末101)に対し
て情報送信を開始したり、端末101に対して情報受信可
能であることを通知する。
【0030】存在しない場合は、ステップ302へ戻りさ
らに端末識別情報を受信を待つか処理を終了する。
【0031】なお、図3は、端末109が同時に複数の端
末と通信可能となる通信方式を利用した場合を想定して
いる。つまり、ステップ304においてステップ304で受け
付けた入力に一致する端末識別情報が存在しない場合、
ステップ302へ戻り既に通信を確立した端末の中から端
末識別情報を受け取っている。しかし、端末109が同時
には複数の端末との通信確立ができない通信方式を利用
している場合は、ステップ301へ戻り、別の端末との通
信確立を行い、302以降の処理を進めることになる。
【0032】図3の処理フローのバリエーションとし
て、ステップ301、302の後、次のような処理も可能であ
る。つまり、事前に端末109内あるいはICカードなどの
演算可能なデバイスに、端末識別情報を記憶させてお
く。そして、ステップ302で得た端末識別情報が事前に
記憶されている情報と、一致しているかどうかを検証す
る。ICカードなどの外部デバイスに記憶させている場合
は、端末109がこのデバイスに対して命令を送信するこ
とにより検証を実行し、一致、不一致の結果を得る。一
致する場合はステップ305へ、一致しない場合はステッ
プ302へ戻りさらに端末識別情報を受信を待つか処理を
終了する。
【0033】図2および図3で示す処理を実行する端末
101、109において、消費者がまず図2のステップ202で
端末101に特定の端末識別情報を入力した後、端末109に
同じ端末識別情報を入力すると、端末101と端末109は互
いに通信を始めることになるが、消費者自信が入力を行
った端末を認識していることから、消費者が意図する端
末同士での通信が実現できる。
【0034】また、図1の端末110に示されるように、
同じタイミングで端末101、102と通信を確立しており、
端末110の通信相手として端末102を選択したい別の消費
者がいる場合、端末109が別の消費者が端末102へ入力し
た端末識別情報を端末102から受け付ける場合や、端末1
10が端末101へ入力された端末識別情報を受け付けるこ
とが考えられる。しかし、消費者が偶然の一致が起こり
にくい情報を端末識別情報として選び入力することによ
り、自分が入力を行った端末を認識し通信相手として選
択することができる。
【0035】以下ではより具体的な例で本実施の形態の
適用について説明する。図5は、ノートPC 609を持つ消
費者が、2台のプリンタ601、602の設置されるオフィス
でプリンタ601を選択して書類の印刷をすることを説明
する図である。
【0036】まず、プリンタ601、602が図2の処理フロ
ーに、ノートPC 609が図3の処理フローに従い印刷を行
う場合を説明する。
【0037】まず、ノートPC 609とプリンタ601、602が
通信を確立する(ステップ301及び201)。
【0038】次に、消費者はプリンタ601のところへ行
き、その入力装置603に対して、例えば自分の氏名など
を端末識別情報として入力する。これを受け付けたプリ
ンタ601は(ステップ202)、接続しているノートPC 609に
対して端末識別情報を送付する(ステップ203)。ノートP
C 609は、端末識別情報を受け取る(ステップ302)。
【0039】消費者はノートPC 609の入力装置611を通
じて端末識別情報として氏名を入力する(ステップ30
3)。
【0040】ノートPC 609は、入力された氏名とプリン
タ601から受け取った端末識別情報と比較し、プリンタ6
01からのものと同じであると判定し(ステップ304)、プ
リンタ601に対して印刷命令を出す(ステップ305)。場合
によって、プリンタ602の入力装置604から別人が別の端
末識別情報を入力し、ノートPC 609が受け取っているか
もしれないが、これと同じ端末識別情報を入力しなけれ
ばプリンタ602に印刷命令を出すことを防ぐ。
【0041】次に、プリンタ601、602が図3の処理フロ
ーに、ノートPC 609が図2の処理フローに従い印刷を行
う場合を説明する。
【0042】まずノートPC 609とプリンタ601、602が通
信を確立する(ステップ301及び201)。次に、消費者はノ
ートPC 609の入力装置611に対して例えば自分の氏名な
どを端末識別情報として入力する。これを受け付けたノ
ートPC 609は(ステップ202)、接続しているプリンタ60
1、602に対して端末識別情報を送付する(ステップ20
3)。
【0043】プリンタ601、602は、端末識別情報を受け
取る(ステップ302)。消費者はプリンタ601のところへ行
き、その入力装置603を通じて端末識別情報として氏名
を入力する(ステップ303)。プリンタ601は、入力された
氏名と、ノートPCから受け取った端末識別情報とを比較
し、ノートPC 609からのものと同じであると判定し(ス
テップ304)、ノートPC 609に対して印刷許可のメッセー
ジを送り、これを受け取ったノートPC 609は印刷を行う
(ステップ305)。
【0044】次に、第2の実施の形態を図4を用いて説
明する。第1の実施の形態では、消費者が端末101の入力
装置103から端末識別情報を入力していたが、本実施の
形態では、端末101、102にそれぞれ予め端末識別情報が
設定してある場合を考える。
【0045】この場合、第1の端末101の処理フローであ
る図2において、消費者から端末識別情報を受け付ける
ステップ202が省略され、図4のようになる。
【0046】まず、ステップ501で201と同様に通信を確
立し、ステップ502で事前に設定されている端末識別情
報を端末109に対して送信する。
【0047】端末識別情報としては、サービス提供端末
の名称を用いることができる。例えば、端末101には
「第一端末」、102には「第二端末」などの名称が付け
られ、シールや看板により端末名称がわかるようにして
おく。
【0048】端末101、102の前に立つ消費者は、まず端
末109と端末101、102との通信を確立する。そして、端
末101、102から端末名称を示す端末識別情報を受け取
る。
【0049】端末109は、受け取った端末識別情報の一
覧を表示し、入力装置111を通じて消費者から一覧中の
端末識別情報の選択を受け付ける。これ以降選択した端
末識別情報に該当する端末と通信を行う。
【0050】サービス提供端末の名称の他に、位置関係
を示す図形情報などでも良い。
【0051】例えば、端末101、102が一列に並んでいる
場合で、消費者が必ずこの列の片側に並んでサービス提
供を待つような状況では、消費者は右か左かを示すだけ
でいずれの端末かを認識することができる。このとき、
端末109は、端末101、102からそれぞれ「2台中、左側」
「2台中、右側」という端末識別情報を受け取り、これ
を元に出力装置に一列に並んだ2つのアイコンを表示さ
せる。利用者は自分が接続したい端末が右の場合、表示
されたアイコンの中から右側を選択することにより、意
図する端末を選択して通信を開始することができる。
【0052】また、端末の位置関係が東西南北や、一定
の目印から何番目の端末であるか、といった情報を端末
109の出力装置に表示させて選択させることもできる。
【0053】次に図6を用いて第3の実施の形態につい
て説明する。
【0054】第1の実施の形態では、各端末が無線通信
モジュールを備えていたが、本実施の形態では、図6に
示す通り必ずしも全てが無線通信モジュールを備えな
い。図6中、端末701、702のそれぞれは無線通信モジュ
ールを備えず、別の無線通信モジュール705と有線また
は無線により接続され、無線通信モジュール705が端末7
09や710と通信しあう。
【0055】この時、端末701が図2の処理フローに、
端末709が図3の処理フローにしたがって処理を実行
し、無線通信モジュール705が情報中継を行うことによ
り、第1の実施の形態と同様に端末709は端末701を通信
相手として選択して、通信しあうことができる。
【0056】また、端末701が図3の処理フローに、端
末709が図2の処理フローにしたがって処理を実行し、
無線通信モジュール705が情報中継を行うことにより、
第1の実施の形態と同様に端末709は端末701を通信相手
として選択して、通信しあうことができる。
【0057】さらに、端末701が図4の処理フローに、
端末709が図3の処理フローにしたがって処理を実行
し、無線通信モジュール705が情報中継を行うことによ
り、第2の実施の形態と同様に端末709は端末701を通信
相手として選択して、通信しあうことができる。この場
合、第2の実施の形態では、端末701と702が事前に端末
識別情報を保持していることになるが、無線通信モジュ
ール705に端末701と702の端末識別情報を設定しておい
ても良い。
【0058】次に、図7及び図8を用いて、第4実施の
形態について説明する。第1の実施の形態では、端末識
別情報を消費者が決定するか、端末あるいはICカードな
どのデバイスに予め固定の端末識別情報を記憶させてお
く場合に関して説明した。本第4の実施の形態では、端
末識別情報を端末101が生成する場合を説明する。
【0059】図7は、端末101が行う処理フローを説明
するものである。まず、ステップ701において、端末101
は通信可能な端末と通信を確立する。図1の例では、端
末101は端末109、端末110との通信を確立する。
【0060】次に、ステップ702において、端末101は端
末識別情報を生成する。端末識別情報は、適当な桁数の
情報を任意の方式で生成してよいが、例えば適当な桁数
の乱数の生成により行っても良い。端末識別情報は、端
末101が他の端末から識別できる機能を有していればよ
い。
【0061】次に、ステップ703において、端末101の出
力装置にステップ702で生成した端末識別情報を通信相
手の端末に送信する。ここで、送信のために生成された
端末識別情報を送信するために、以下の処理を行っても
よい。端末101に生成された端末識別情報を表示し、消
費者(利用者)に送信指示を促してもよい。この場合、
消費者からの送信指示が入力されたら、生成された端末
識別情報を通信相手の端末に送信する。
【0062】ステップ704において、接続中の端末(図1
では端末109、端末110)に対して端末識別情報を送付す
る。
【0063】消費者が端末101との接続を意図している
端末109に端末識別情報を入力し、端末109が図3のフロ
ーを実行することにより、消費者が意図する端末同士で
通信を行うことができる。
【0064】本実施の形態により、図1の実施の形態で
は消費者が入力装置103から入力しなければならなかっ
た端末識別情報を入力する必要を無くすことができる。
【0065】次に、第5の実施の形態について説明す
る。第1〜4の実施の形態では、通信の確立後、まず最
初に端末識別情報を入力し、通信相手の選択を行った。
【0066】しかし、相手を特定する必要の無い情報で
あれば、通信相手を制限する必要はなく、通信相手を選
択する前にやり取りしてもかまわない。つまり、端末10
1は、通信を確立したステップ201の後、ステップ202で
端末識別情報を受け付ける前に、周囲の端末に対しても
受信されてもかまわないデータを、通信を確立した端末
と通信しあい、所定の処理を実行する。また、端末109
は、通信を確立したステップ301の後、通信相手を決定
するステップ305の前までに情報を送受信し、処理を実
行する。
【0067】次に、第6の実施の形態を図8、図9を用
いて説明する。図8、図9は、図1や図6のような2台
以上の無線端末が存在する状況で、ある端末の通信相手
として消費者の意図する端末を選択し、通信内容を暗号
化する形態である。
【0068】本第6の実施の形態で示す通信相手の選択
方式、及び通信内容の暗号化方式は、図1、図6いずれ
の構成でも適用可能であるが、ここでは図1の構成を例
に、消費者が端末101の通信相手として端末109を意図し
ている場合の手順について説明する。
【0069】図8を利用し、端末101の処理フローを説
明する。まず、ステップ801において、端末101は通信可
能な端末と通信を確立する。図1の例では、端末101は
端末109との通信を確立する。
【0070】次に、ステップ802において、端末101は所
定の長さのセッションデータを生成する。ここでセッシ
ョンデータとは、後に説明するステップ804において、
通信するメッセージを暗号化する際の暗号鍵を生成する
ために用いられるデータである。セッションデータは任
意の桁数の情報を任意の方式で生成してよいが、例えば
適当な桁数の乱数の生成により行っても良い。
【0071】次に、ステップ803において、端末101の出
力装置にステップ802で生成したセッションデータを表
示し、消費者に対してセッションデータを相手端末に入
力することを促すメッセージを表示する。
【0072】そして、ステップ804において、セッショ
ンデータを用いて暗号鍵の生成を行う。ステップ801で
生成したセッションデータの長さが、利用する暗号方式
の鍵として利用可能である場合、セッションデータをそ
のまま暗号鍵として用いても良い。利用する暗号方式の
鍵として利用可能な長さよりもセッションデータの長さ
が短い場合、端末101、端末109が互いに知っている方式
により適当な長さの鍵を生成する必要がある。例えば、
セッションデータが4桁の数値(データとしては2バイト
で表現できる)で、暗号鍵の長さが8バイトである暗号方
式を利用する場合には、セッションデータを4回つなげ
る、2バイトのセッションデータの後に4バイト分適当な
値(0など)をパディングする、4桁の数値を入力とし、8
バイトのデータを出力とする関数を用いる、などの方式
を事前に端末101、端末109に設定し、これにより所定の
長さの鍵を生成することができる。
【0073】利用する暗号方式の鍵として利用可能な鍵
長よりもセッションデータが長い場合も、同様に端末10
1、端末109が互いに知っている方式を用いて、所定の長
さの鍵を生成することができる。
【0074】ステップ805において、ステップ804で生成
した暗号鍵を用いて、端末109に対して送信したいメッ
セージを暗号化する。暗号化に際して、送信したいメッ
セージをそのまま暗号化しても良いが、復号化した時に
正しく復号化できていることを確認しなければならない
場合には、特定のデータを付加すればよい。例えば、送
信したいメッセージの前後に、ヘッダ情報、またはトレ
ーラ情報、または両者を含めて暗号化することができ
る。ヘッダ情報、トレーラ情報としては、予め定められ
た固定のデータを利用したり、特定の規則により算出可
能なデータを利用する。このような暗号化されたデータ
は、復号した結果のヘッダ情報、トレーラ情報が予め定
められた固定データと一致しているか、あるいは特定の
規則により算出されたデータと一致しているかを調べる
ことにより、正しく復号化されたことを確認することが
できる。
【0075】また、別の方法としては、送信したいメッ
セージのハッシュ値をメッセージに付加し、暗号化する
ことができる。例えば、送信したいメッセージが16バイ
トの情報であり、これのハッシュ値が8バイトの情報で
あり、送信したいメッセージの後にハッシュ値をつなげ
た後に暗号化するとする。この暗号化されたデータを復
号した際、先頭の16バイト分を取り出してハッシュ値を
取り、このハッシュ値が復号化された最後の8バイトと
一致している場合に正しく復号化されたと確認すること
ができる。
【0076】次に、ステップ806において、805で暗号化
した結果を、通信を確立している端末に送信する。暗号
化した結果を送信する際、図8の処理を経て暗号化され
たデータ(以降、このデータを端末識別情報と呼ぶ)であ
ることを受信側が認識する必要がある場合は、予め端末
識別情報であることを示すタグを予め定めておき、送信
するデータの先頭などにつけるなどする。
【0077】なお、ステップ801とステップ802の間に、
通信を確立した端末との間で、通信相手を制限する必要
の無い情報のやりとりを行い特定の処理を実行しても良
い。
【0078】次に、図9を用いて端末109の処理フロー
を説明する。まずステップ901で、端末109は通信可能な
端末と通信を確立する。図1では、端末109は端末101お
よび102との通信を確立している。
【0079】ステップ902において、端末109は、通信を
確立した端末から送信される情報を受信する。
【0080】ステップ903において、受信した情報がタ
グなどにより端末識別情報であることが認識できた場
合、ステップ905へ進む。端末識別情報ではないと判断
された場合、ステップ902へ戻る。なお、受信した情報
が端末識別情報で無い場合、別に並列のプロセスを実行
し、その情報に応じた処理を実行しても良い。
【0081】ステップ904において、端末109は入力装置
111からセッションデータの入力を受け付ける。
【0082】ステップ905において、ステップ904におい
て受け付けたセッションデータから、ステップ804と同
じ方式により暗号に用いる鍵を生成し、ステップ906へ
進む。
【0083】ステップ906において、ステップ903を経て
端末識別情報を取得済みであり、ステップ905を経て暗
号鍵を生成済みである場合、ステップ905で生成した暗
号鍵を利用してステップ902で受信した端末識別情報を
復号化する。
【0084】ステップ907において、復号化結果を調
べ、ステップ805の説明で示したような方法により正し
く復号化されていると確認できた場合、ステップ908へ
進み、予め定められた処理を実行する。予め定められた
処理とは、例えば復号化された情報を用いて何らかの処
理を実行したり、ステップ902で情報を受け取った端末
との通信を行うといった処理を示す。
【0085】正しく復号化されていない場合には、ステ
ップ902に戻り別の情報を受信する。この時、必ずしも
ステップ904、ステップ905は再度実行する必要は無く、
ステップ906で利用する暗号鍵は最も近い過去にステッ
プ905で生成した暗号鍵を利用する。
【0086】なお、正しく復号化されたかを確認する必
要が無い場合は、ステップ907を省略することができ
る。
【0087】図8、図9では、端末101から送信する情
報を暗号化し、端末109でこれを復号化する例のみを説
明したが、図8、図9の処理以降、端末101と端末109が
共有した暗号鍵により通信内容を暗号化することも可能
である。なお、図8、図9以降の通信における暗号化で
は、かならずしも図8、図9の処理で共有した暗号鍵の
みを用いる必要は無く、情報の授受をする度に異なる暗
号鍵を交換しあい、交換した暗号鍵で次の授受を行う、
などにより情報授受の度に異なる鍵を利用しても良い。
【0088】無線端末間の通信内容を暗号化・復号化す
るには、予め各端末に共通の暗号鍵を設定しておくこと
により実現できる。しかし、各端末に共通の暗号鍵を設
定する場合、ある1台の端末で暗号鍵が解読されると、
全端末の通信内容が傍受可能となる。
【0089】図8及び図9の処理を実行することによ
り、2台以上無線端末の内、消費者が意図する2台の端末
間での通信が行えると共に、取引毎に異なる暗号鍵を用
いて通信内容の暗号化、復号化が実現可能となり、セキ
ュリティを向上することができる。なお、ここで示した
方式により暗号化したデータの通信を、予め各端末に設
定された共通の鍵により暗号化しても良い。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、無線を利用し情報処理
装置同士が通信する際、複数の情報処理装置と接続する
可能性がある状況下において、通信を行う相手の情報処
理装置が利用者の意図している情報処理装置であること
を利用者に認識できる手段を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態における無線通
信相手選択方式を適用するシステム構成を説明する図で
ある。
【図2】本発明による第1の実施の形態における無線通
信相手選択方式において通信しあう一方の端末の処理フ
ローを説明する図である。
【図3】本発明による第1の実施の形態における無線通
信相手選択方式において図2で示す処理フローを実行す
る端末と通信する端末の処理フローを説明する図であ
る。
【図4】本発明による第2の実施の形態における無線通
信相手選択方式において通信しあう一方の端末の処理フ
ローを説明する図である。
【図5】本発明による第1の実施の形態における無線通
信相手選択方式を適用するシステム構成としてプリンタ
接続を例として説明する図である。
【図6】本発明による第3の実施の形態における無線通
信相手選択方式を適用するシステム構成を説明する図で
ある。
【図7】本発明の第4の実施例の処理フローを示す図で
ある。
【図8】本発明の第6の実施の形態における端末101の
処理フローを示す図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態における端末109の
処理フローを示す図である。
【符号の説明】 101、102、109、110…端末、103、104、111、112…端末
101、102に備えられた入 力装置、105、106、107、108…端末101、102に備えられ
た無線通信モジュール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者の入力に応じたチケットまたは現金
    を排出し、所定領域内に複数台設置される自動取引き装
    置において、 利用者の通信端末から、前記複数台の自動取引き装置に
    する取引き要求および前記通信端末を識別する通信端末
    識別情報を受信する受信手段と、 前記複数台の自動取引き装置のうち、当該自動取引き装
    置が前記取引き要求に対応する処理を行なう場合は、前
    記通信端末に当該自動取引き装置を識別する自動取引き
    装置識別情報を送信する送信手段と、 前記通信端末から取引き可能状態となったことを示す情
    報および前記通信端末識別情報を受信した場合、前記取
    引き要求に対応する取引きを実行することを特徴とする
    自動取引き装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動取引き装置におい
    て、 当該自動取引き装置が前記取引き要求に対応する処理を
    行なう度に、前記自動取引き装置識別情報を生成する識
    別情報生成手段をさらに有することを特徴とする自動取
    引き装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004093389A1 (ja) * 2003-04-17 2004-10-28 Sharp Kabushiki Kaisha 無線端末、ベース機器、ワイヤレスシステム、無線端末の制御プログラム、ベース機器の制御プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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