JP2002150238A - 反射波式id識別システム - Google Patents

反射波式id識別システム

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JP2002150238A
JP2002150238A JP2000349002A JP2000349002A JP2002150238A JP 2002150238 A JP2002150238 A JP 2002150238A JP 2000349002 A JP2000349002 A JP 2000349002A JP 2000349002 A JP2000349002 A JP 2000349002A JP 2002150238 A JP2002150238 A JP 2002150238A
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JP
Japan
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reflected wave
card
wave
antenna
identification system
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Application number
JP2000349002A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Fujimoto
信之 藤本
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射波式ID識別システムにおけるID識別方法
の単純化を図る。 【解決手段】 ID識別装置11の送信アンテナ13と受信ア
ンテナ14を隔てて設置し、反射波IDカードCの所持者は
送信アンテナと受信アンテナとの間を通過するように構
成する。反射波IDカードがある場合は、その共振周波数
に一致する周波数が発信されたときに反射波IDカードが
その電波を再輻射してその周波数の受信レベルのみが高
レベルとなる。ID識別装置は送信レベルと受信レベルと
の比較結果から反射波IDカードの存在を検知すると同時
に共振周波数を特定し、その反射波IDカードに関連づけ
られているIDコードをホストコンピュータへ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反射波IDカード
を用いる反射波式ID識別システムに関するものであり、
特に、反射波IDカードの検出を容易化した反射波式ID識
別システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図3及
び図4に従って従来の反射波式ID識別システムを説明す
る。図3において1はID識別装置であり、2は送信機、3
は送信アンテナ、4は受信アンテナ、5は受信機、6は制
御コンピュータである。反射波IDカードCはカード内ま
たはカードの表面にLC共振回路を形成したものであり、
共振周波数が異なる多種類の反射波IDカードが用いられ
る。
【0003】ID識別装置1の送信機2は、短波帯または超
短波帯に設定した或る周波数範囲を段階的にスキャンし
て送信し、送信波を受信機5が受信する。制御コンピュ
ータ6は送信波と受信波の波形を比較し、その比較結果
により反射波IDカードCの検出及びIDコードの特定を行
い、認識結果の記憶や表示等の処理、ホストコンピュー
タへのデータ転送等を実行する。具体的な利用例として
は、IDコードに応じてゲートや自動ドア等の開閉を制御
する通行管理システムや、配送物の仕分けシステム、商
品管理システムなど種々の分野で利用されている。
【0004】反射波式ID識別システムのID識別原理を図
4に示す。(a)は送信アンテナから発信される電波の波
形であり、設定されている周波数帯内で段階的に発振周
波数を変更して送信するステップスキャン動作を繰り返
す。(b)(c)は受信機による受信波形を示し、(b)はID識
別装置の感知範囲内に反射波IDカードが存在しない場合
の受信波形であり、(c)は 反射波IDカードがある場合の
受信波形を示す。
【0005】(b)においては受信アンテナへ送信アンテ
ナの送信波が直接に入射し、送信波形と受信波形は相似
である。これに対して、反射波IDカード感知領域内に反
射波IDカードがある場合は、送信波中の特定の周波数に
反射波IDカードのLC共振回路が感応してエコー波を発射
する。これにより、(c)中のiチャネル受信波のように送
信アンテナから受信アンテナへ直接到達する電波にその
電波よりも遅延したエコー波が付加される。
【0006】ID識別装置1は、送信アンテナ3から受信ア
ンテナ4へ直接到達する電波よりも遅延したエコー波の
みの受信レベルをA/D変換してサンプリングすることに
より、反射波IDカードを検知し、そのチャネルの反射波
IDカードに関連づけられているデータを格納して表示し
たり、他の処理装置へ出力したりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は、ID識別装置が
受信波から反射波IDカードのエコー波を抽出して反射波
IDカードの検知及び特定を行っているが、反射波IDカー
ドのエコー波は微弱であって持続時間もおおよそ5μsec
以内と極めて短いので、ID識別にあたって高度な送受信
制御技術と波形抽出技術が必要であり、ID識別装置に高
い情報処理能力が要求されて高コストとなる。
【0008】そこで、反射波IDカードの検出を容易化し
て反射波式ID識別システムの実用性を向上させるために
解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は
上記課題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、或る周波数範囲を
段階的にスキャンして送信する送信機と、受信機と、受
信波を解析する制御装置とからなり、LC共振回路を搭載
した反射波IDカードの共振による反射波を解析して反射
波IDカード固有の共振周波数に関連づけられているIDコ
ードを認識する反射波式ID識別システムにおいて、送信
波のレベルと受信波のレベルとを比較し、その比較結果
に応じて反射波IDカードの有無を判断する手段と、反射
波IDカードが輻射する電波の周波数からその反射波IDカ
ード固有の共振周波数に関連づけられているIDコードを
認識する手段を設け、送信アンテナと受信アンテナとを
離間させて配置し、送信アンテナと受信アンテナとの間
にある反射波IDカードの検出及びIDコード認識を行うよ
うに構成したことを特徴とする反射波式ID識別システム
を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1は反射波式ID識別システムを
示し、11はID識別装置、12は送信機、13は送信アンテ
ナ、14は受信アンテナ、15は受信機、16は制御コンピュ
ータであり、送信アンテナ13と受信アンテナ14をある程
度の距離を隔てて設置し、反射波IDカードCの所持者或
いは反射波IDカード貼付物品は送信アンテナ13と受信ア
ンテナ14との間を通過するように構成している。
【0011】ID識別装置11は送信機12のVCOを制御し
て、一定のスキャンインターバルで設定周波数帯を段階
的にスキャンするステップスキャン送信波を送信アンテ
ナ15から繰り返し発射する。受信波は受信機15にて増幅
されて送信機12の出力とともに制御コンピュータ16へ入
力される。制御コンピュータ16は送信レベルと受信レベ
ルとを比較し、その比較結果によって反射波IDカードの
有無並びに反射波IDカードCの共振周波数の特定を行
う。
【0012】図2(a)は送信アンテナ13から発信される
電波の波形、(b)は送信アンテナ13と受信アンテナ14の
間に反射波IDカードCが存在しない場合の受信アンテナ
入力波形を示し、(c)は送信アンテナ13と受信アンテナ1
4の間に反射波IDカードCが存在する場合の受信アンテナ
入力波形を示す。
【0013】送信アンテナ13と受信アンテナ14とを隔て
て配置しているので、送信アンテナ13と受信アンテナ14
の間に反射波IDカードCが存在しない場合は、(b)のよう
に送信レベルに対して受信レベルが低くなっている。
【0014】これに対して、送信アンテナ13と受信アン
テナ14の間に反射波IDカードCが入った場合は、その反
射波IDカード固有の共振周波数が送信アンテナ13から発
射されたときに、反射波IDカードCのLC共振回路が送信
電波に共振してLC共振回路が蓄積された電波エネルギー
を再輻射する。これにより、(c)に示すように、反射波I
Dカード固有の共振周波数(Iチャネル)の受信レベルの
みが高レベルとなる。制御コンピュータ16は、送信レベ
ルと受信レベルとの比較結果から反射波IDカードCの存
在を検知すると同時に共振周波数を特定し、その反射波
IDカードCに関連づけられているIDコードをホストコン
ピュータへ出力する。
【0015】このように、反射波IDカードが輻射する電
波レベルによって反射波IDカードの検出及びIDコードの
認証を行うので、従来のシステムにおける微弱なエコー
波の抽出、エコー波レベルの積算、エコー波パターンの
解析等の複雑な処理が不要となり、ID識別装置の構成を
単純化できる。この発明は上記の実施形態に限定するも
のではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改
変ができ、この発明がそれらの改変されたものに及ぶこ
とは当然である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射波式
ID識別システムは、送信アンテナと受信アンテナとを隔
てて配置し、反射波IDカードが輻射する電波レベルによ
って反射波IDカードの検知及び特定を行うので、反射波
IDカードのエコー波のみを抽出してIDを識別する従来の
反射波式ID識別システムに比較してID識別装置の構成を
単純化でき、低コストで実用性の高い反射波式ID識別シ
ステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射波式ID識別システムの構成図。
【図2】本発明の反射波式ID識別システムにおける送受
信波形を示し、(a)は送信波形、(b)は反射波IDカードが
ない場合の受信波形、(c)は反射波IDカードがある場合
の受信波形を示す波形チャート。
【図3】従来の反射波式ID識別システムの構成図。
【図4】従来の反射波式ID識別システムにおける送受信
波形を示し、(a)は送信波形、(b)は反射波IDカードがな
い場合の受信波形、(c)は反射波IDカードがある場合の
受信波形を示す波形チャート。
【符号の説明】
11 ID識別装置 12 送信機 13 送信アンテナ 14 受信アンテナ 15 受信機 16 制御コンピュータ C 反射波IDカード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 或る周波数範囲を段階的にスキャンして
    送信する送信機と、受信機と、受信波を解析する制御装
    置とからなり、LC共振回路を搭載した反射波IDカードの
    共振による反射波を解析して反射波IDカード固有の共振
    周波数に関連づけられているIDコードを認識する反射波
    式ID識別システムにおいて、送信波のレベルと受信波の
    レベルとを比較し、その比較結果に応じて反射波IDカー
    ドの有無を判断する手段と、反射波IDカードが輻射する
    電波の周波数からその反射波IDカード固有の共振周波数
    に関連づけられているIDコードを認識する手段を設け、
    送信アンテナと受信アンテナとを離間させて配置し、送
    信アンテナと受信アンテナとの間にある反射波IDカード
    の検出及びIDコード認識を行うように構成したことを特
    徴とする反射波式ID識別システム。
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