JP2002150029A - 通信手段を利用した物々交換システム - Google Patents

通信手段を利用した物々交換システム

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JP2002150029A
JP2002150029A JP2000345432A JP2000345432A JP2002150029A JP 2002150029 A JP2002150029 A JP 2002150029A JP 2000345432 A JP2000345432 A JP 2000345432A JP 2000345432 A JP2000345432 A JP 2000345432A JP 2002150029 A JP2002150029 A JP 2002150029A
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Tatsuji Mizobe
達司 溝部
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Mizobe Tatsuji
Original Assignee
Mizobe Tatsuji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不特定多数の人がそれぞれに所有する概念的
価値を交換することができる物々交換システムを提供す
る。 【解決手段】 不特定多数の参加者からの交換事象を受
け付けて登録を行う登録手段11と、登録される交換事
象を格納する交換事象ファイル12と、交換事象を登録
した参加者に対してのみ他の参加者が登録した交換事象
を閲覧可能とする公開手段13と、公開された交換事象
に対する参加者からの交換要望の通知を行う仲介手段1
4とを備える構成として、参加者Xが交換事象xを登録
して、参加者Aが登録した交換事象aとの交換を希望し
たとき、参加者Aにこの交換希望が通知され、参加者A
がこれに同意すると、この同意通知が参加者Xに通知さ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信手段を利用し
て不特定多数の人がそれぞれに所有する概念的価値を交
換する物々交換システムに関するものである。ここで、
交換対象となる概念的価値とは、物品などの物理的価
値、情報や知恵などの知的価値、及び役務などの行為的
価値の総称である。
【0002】
【従来の技術】古くから人と人との間で物々交換が行わ
れてきた。この物々交換は主に物品と物品との交換を行
うものであるが、物品と行為との交換を行うこともあ
る。例えば、ある物品を求めたいけれど代わりに差し出
す物品が無い場合に、役務などの行為を提供することが
ある。また、情報を得る代わりに物品を提供するような
物々交換もある。
【0003】ところで、例えば、物品と物品との交換を
行う場合、参加者は、予め交換を行う日時と場所を事前
に取り決めた上で、その場所に交換したい物品などを持
参していた。この場合、交換場所への移動や時間帯に制
約があることから、参加可能な人は特定の人に自ずと限
られてしまうという問題点があった。
【0004】一方で、近年になってインターネットなど
の情報通信システムを利用した電子マーケットが多数出
現してきた。この電子マーケットは、一方が提示した商
品に対して、他方が購入又は販売を申し込むという商取
引をネットワーク上で行うものである。この電子マーケ
ットでは、貨幣を媒介として商品の所有権を移転してい
るため、従来の物々交換のように、物品と行為との交
換、情報と物品との交換を行うことは考慮されていな
い。したがって、金銭の持ち合わせが少ない人にとって
は、この電子マーケットを利用したとしても、求めたい
ものが入手できないという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決するため、不特定多数の人がそれぞれに所有する
概念的価値を交換することができる物々交換システムの
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために創案されたもので、その請求項1に係る発
明は、通信手段を利用した物々交換システム(以下、単
に「物々交換システム」と称する)であって、参加者か
ら提示される交換事象を受け付けて登録を行う登録手段
と、登録される前記交換事象を格納する交換事象ファイ
ルと、前記交換事象を登録した参加者に対してのみ他の
参加者が登録した前記交換事象の閲覧を可能にする公開
手段と、公開された前記交換事象に対する交換要望の通
知を行う仲介手段と、を備えた物々交換システムであ
る。
【0007】ここで、「交換事象」とは、本物々交換シ
ステムにおいて交換対象とする概念的価値を特定するこ
とが可能な情報を言う。このシステムは、不特定多数の
参加者に対して、参加者がそれぞれに所有する概念的価
値を、通信手段を利用して交換するような場を提供する
システムである。このシステムでは、物品と物品との交
換だけでなく、物品と行為との交換、行為と行為との交
換なども取り扱う。また、ある参加者は所有する交換事
象を登録しないと、他の参加者の交換事象を閲覧するこ
とができない。さらに、このシステムでは、参加者間の
交換要望を通知するが、交換の詳細交渉は参加者間で行
われる。
【0008】このシステムでは、通信手段を利用して交
換事象をいつでも閲覧できるため、従来の物々交換にお
ける時間、場所、移動の制約がなく、いつでも好きな時
に好きな交換事象を入手して交換を要望することが可能
となる。また、例えば役務を交換事象として登録すれ
ば、物品を所持していない人でも自由に参加することが
可能となる。参加するには交換事象を登録すればよいこ
とから、誰でも容易に参加することが可能となる。
【0009】登録される物品はある人にとっては不用品
であっても、他の人にとっては有用となることも多い。
このシステムを通じて資源の再利用が広範囲に実施され
ると、環境保護の拡大と促進に寄与する。さらに、この
システムでは、相手に交換するものを求めない「無償提
供」という形態も取り扱う。この場合、参加者は無償行
為を交換事象として登録する。好意に基づくボランティ
ア活動が提供されることによって、幸福で豊かな社会づ
くりに貢献する。国際的にみれば、先進国が途上国に対
して援助拡大や負担軽減を行うことにもなる。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1の
物々交換システムにおいて、前記公開手段が、前記交換
事象を特定の条件に基づいて検索して公開するようにし
た。
【0011】このシステムでは、他の参加者が登録した
交換事象を、あるカテゴリーやキーワードで検索して所
定の条件に合致した交換事象のみを閲覧可能に公開する
システムである。したがって、多数の交換事象の中から
求めたい交換事象を絞り込んで閲覧することが可能とな
る。
【0012】また、請求項3に係る発明は、請求項1の
物々交換システムにおいて、前記公開手段が、前記交換
事象を翻訳して公開するようにした。
【0013】このシステムは、交換事象を翻訳して公開
するシステムである。例えば日本語で交換事象を登録し
たとき、英語で登録された他の参加者の交換事象が自動
的に翻訳されて日本語で公開される。また、指定した翻
訳語によって公開されるようにしてもよい。このような
翻訳機能を有することによって、国際間の交換をも容易
に行うことが可能となる。
【0014】また、請求項4に係る発明は、請求項1の
物々交換システムにおいて、前記登録手段が、所定期間
経過した前記交換事象を前記交換事象ファイルから削除
するようにした。
【0015】このシステムでは、例えば、登録された交
換事象が一定期間経過後も交換されずに交換事象ファイ
ルに存在する場合、この交換事象の登録を削除するシス
テムである。このようにすることで、古くなった交換事
象の滞留を解消して鮮度の良い交換事象のみを公開する
ことが可能となる。
【0016】また、請求項5に係る発明は、請求項1の
物々交換システムにおいて、前記仲介手段が、参加者か
ら連絡先情報を得た場合にのみ交換要望の通知を行うよ
うにした。
【0017】このシステムでは、交換要望の通知を行う
とき、参加者に連絡先情報の入力を求める。参加者が連
絡先情報を入力しないと、交換要望の通知が行われない
ようになっている。連絡先情報が入力されないうちは、
参加者を特定する情報が開示されないため、参加者のプ
ライバシーを保護することが可能となる。
【0018】また、請求項6に係る発明は、請求項1の
物々交換システムにおいて、前記システムが、物々交換
に係る支援機関の紹介を行う支援機関紹介手段を備える
ようにした。
【0019】このシステムは、例えば、価値鑑定士、物
流業者、保険業者、法律家などの支援機関を紹介する機
能を有している。参加者が交換対象の価値に釣り合うか
否かの鑑定、交換に伴う物品の運搬、運搬時の損害保
険、交換後のトラブル仲裁などに関する相談等を手軽に
受けることが可能となる。
【0020】また、請求項7に係る発明は、請求項1の
物々交換システムにおいて、前記システムが、参加者に
対して課金を行う課金手段を備えるようにした。
【0021】このシステムは、参加者がこのシステムを
利用したときのログ情報を採取しており、このログ情報
を基に参加者に対して料金を課する。課金を行うこと
で、興味本位からの交換事象の登録を牽制したり、或い
は、有料制の会員システムとして健全な利用を促すこと
が可能となる。
【0022】また、請求項8に係る発明は、請求項1の
物々交換システムにおいて、前記システムが、物々交換
に係る支援機関の紹介を行う支援機関紹介手段と、参加
者に対して課金を行う課金手段とを備え、前記参加者が
前記支援機関を利用した場合に、課金額を変額するよう
にした。
【0023】このシステムは、例えば、参加者が前記し
た支援者に相談したときや支援者の紹介広告を閲覧した
ときに、課金が減額されるシステムである。このような
変額措置を設けることによって、参加者の料金負担を軽
減することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の物々交換
システムの概要について説明する。本物々交換システム
は通信手段を用いたコンピュータネットワークシステム
で構成される。通信手段としてはインターネット、デジ
タル放送などの双方向通信システムを用いる。本実施の
形態ではインターネットを用いたシステム構成を例にと
って説明する。図1はインターネットを用いた場合のシ
ステム構成を示すブロック図である。
【0025】図1において、参加者端末1,2は、本物
々交換システム10を利用する参加者X,Aがそれぞれ
使用する端末である。なお、参加者はX,A以外にも多
数存在するが、ここでは図示していない。サーバ4は、
インターネット5を利用して物々交換の場を提供する情
報処理装置である。参加者端末1,2とサーバ4はイン
ターネット5で接続されており、ホームページ6を媒介
として、参加者間で物々交換が行われる。
【0026】参加者Xから提示された交換事象xがサー
バ4に登録されると(1)、参加者Xは参加者Aが登録
した交換事象aを閲覧することが可能となる。参加者X
が交換事象xと交換事象aとの交換を希望して、参加者
Xの連絡先情報を入力すると(3)、参加者Aに対して
交換事象xの交換希望が通知される(4)。参加者Aが
この交換希望に同意して、参加者Aの連絡先情報を入力
すると(5)、参加者Aに対しては参加者Xの連絡先が
通知され(6)、参加者Xに対しては参加者Aの連絡先
が通知される(7)。以降、交換に係る交渉から実行ま
では参加者Xと参加者Aとの間で行われる(8)。
【0027】また、図1において、サーバ4は登録手段
11、交換事象ファイル12、公開手段13、仲介手段
14、支援機関紹介手段15、及び課金手段16を有し
ている。
【0028】登録手段11は、不特定多数の参加者から
提示された交換事象を受け付けて交換事象ファイル12
に登録する手段である。交換事象の登録は、1人で何件
も登録することができ、1件の登録には複数の交換事象
を含めることもできる。登録に用いるデータは文字だけ
でなく、写真やイメージの画像データ、音声データも取
り扱うことが可能である。
【0029】登録される交換事象は、不用となった物品
類、知恵や知識などの情報、作業などの行為である。無
償行為を登録してもよい。この場合は相手に対して何も
求めないボランティアのような「無償提供」の形態とな
る。
【0030】登録にあたっては、社会通念上好ましくな
いとされるもの、公序良俗に反するものを交換対象から
排除する機能を有している。予め特定のキーワードを保
有して、参加者から提示される交換事象の中に該当する
キーワードが含まれる場合には、交換事象ファイ12へ
の登録が行われないようになっている。
【0031】また、登録手段11は、交換事象ファイル
12の中から参加者間で交換に同意した交換事象を削除
する。また、所定期間経過した交換事象についても削除
する。所定期間の設定は、登録時点から起算してもよい
し、直近の交換希望を受け付けた時点から起算してもよ
い。
【0032】交換事象ファイル12は、登録手段11に
よって交換事象が格納されるファイルである。交換事象
ファイル12に格納された交換事象は、公開手段13に
よって読み出されて公開される。
【0033】公開手段13は、参加者に対して登録され
ている交換事象を閲覧可能に公開する手段である。ここ
で、交換事象を登録していない参加者に対しては、他の
参加者が登録した交換事象の閲覧を不許可とするように
なっている。
【0034】また、公開手段13は検索機能を有してい
る。参加者が交換事象を閲覧するとき、所定の分野やキ
ーワードを指定すると、該当する交換事象が交換事象フ
ァイル12の中から抽出されて公開される。
【0035】また、公開手段13は翻訳機能を有してい
る。例えば参加者が交換事象の閲覧を要求したとき、閲
覧要求画面と同一言語によって交換事象が表示されるよ
うにしてもよい。参加者が日本語の画面で閲覧要求する
場合は、英語で登録された交換事象であっても、それが
日本語に自動翻訳される。また、参加者が翻訳語を指定
したときに、自動翻訳されるようにしてもよい。
【0036】仲介手段14は、参加者からの交換要望を
受け付けて、相手の参加者にその通知を行う手段であ
る。これは、交換に係る交渉を仲介するものではなく、
交換希望や交換同意の通知のみを行うものである。
【0037】ここで、交換希望や交換同意の通知にあた
っては、参加者に連絡先情報の入力を求め、これを仲介
の条件とすることができる。例えば、図1に示したよう
に、参加者Xが交換事象xと交換事象aとの交換を希望
するとき、参加者Xに対して連絡先情報の入力を求め
る。同様に、参加者Aが交換事象xとの交換に同意する
とき、参加者Aに対して連絡先情報の入力を求める。そ
して、参加者Xと参加者Aの双方の連絡先情報が入力さ
れると、相手の連絡先が互いに通知されるようになって
いる。
【0038】支援機関紹介手段15は、物々交換に係る
相談窓口となる手段である。ホームページ6上に相談コ
ーナが設けられており、この相談コーナには、例えば、
鑑定士、物流業者、保険代理店、弁護士などにアクセス
できる情報が掲載されている。この情報は、これらの支
援機関に関する詳細な紹介情報であってもよいし、支援
機関の連絡先が示された広告であってもよい。また、各
支援機関のホームページにジャンプするようにリンクを
設定しておくこともできる。
【0039】課金手段16は、参加者に対して課金を行
う手段である。参加者が本物々交換システム10を利用
するとき、その都度ログ情報を採取して、このログ情報
を基に参加者に対して所定の利用料金を課すようになっ
ている。課金のタイミングは交換事象の登録時のみに課
金したり、登録後の閲覧のたびごとに課金したり、交換
希望を通知したときに課金したり、交換交渉が成立した
ときに課金したり、或いはこれらを組み合わせるなど、
任意に設定することができる。
【0040】また、課金手段16は、参加者が前記した
支援機関紹介手段15を利用したとき、利用料金を変額
するようになっている。例えば、支援機関紹介手段15
に掲載されている支援機関の広告を閲覧した場合に、利
用料金を割り引いたり無料にしたりすることもできる。
【0041】このようなサーバ4は、文字、音声、グラ
フィックス、映像等のマルチメディアを取り扱うことが
できるコンピュータで構成される。サーバ4のハードウ
ェア構成(図示しない)は、サーバ4全体を統括的に制
御する制御処理部、入出力制御部、記憶装置、入力装
置、表示装置、出力装置、通信部からなる。
【0042】制御処理部は、CPU及び内部メモリによ
って構成され、OSのほか、物々交換の場を提供するた
めの処理を行う各種のプログラムが展開される。例え
ば、インターネット5上でのサーバ機能を果たすWWW
サーバソフト、ホームページ6上で交換事象の閲覧と検
索とを容易に可能とするブラウザソフト、交換事象に含
まれる不適切用語のチェックや交換事象の登録及び削除
を行う交換事象管理プログラム、交換事象の翻訳を行う
翻訳プログラム、交換の希望と同意を通知する電子メー
ルプログラム、ログ情報を基に課金を行う課金プログラ
ム等である。
【0043】登録手段11、公開手段13、仲介手段1
4、支援機関紹介手段15、及び課金手段16は、これ
らのプログラムによってその機能を実現している。記憶
装置は、ハードディスクや磁気ディスク等によって構成
され、その内部に交換事象ファイル12を有している。
【0044】次に、図2から図8を参照して本物々交換
システム10の動作について説明する。図2は本物々交
換システム10の動作を示すフローチャートである。図
3は交換事象の登録画面例、図4は交換事象の検索表示
画面例、図5は交換希望時の連絡先情報入力画面例、図
6は交換希望の通知画面例、図7は交換同意時の連絡先
情報入力画面例、図8は交換同意の通知画面例である。
【0045】図2は、本物々交換システム10の一動作
例として、ある参加者Xが新規に交換事象xを登録した
とき、他の参加者Aが登録した交換事象aを検索によっ
て閲覧した後、参加者Aとの間で交換の同意を得るまで
の動作を示したものである。
【0046】図2において、登録手段11は参加者Xか
らの交換事象xの登録要求を受け付けて、不適切用語が
含まれていないことをチェックした後、この交換事象x
を交換事象ファイル12に格納する(ステップS10
1)。登録の画面例を図3に示す。
【0047】図3の登録画面30において、交換事象x
の内容は、見出し部31、プロフィール情報部32、ニ
ックネーム部33にそれぞれ入力される。見出し部31
には、短文コメントが入力される。プロフィール情報部
32には、物品や行為或いは情報などの具体的な内容が
入力される。このプロフィール情報部32には、デジタ
ル画像や音声ファイルを読み出し可能に埋め込むことが
できる。ニックネーム部33には、参加者Xの会員番号
やハンドルネームなどのニックネームが入力され、参加
者が誰であるか特定できないようになっている。
【0048】交換事象xが交換事象ファイル12に登録
されると、公開手段13によって、交換事象xが他の不
特定多数の参加者に閲覧可能となるように公開される。
公開される交換事象xの内容は図3の登録画面30に示
したものと同じである。
【0049】参加者Xが求めたい交換事象を探すため
に、所定の検索要求を行うと、公開手段13が交換事象
ファイル12の中から該当する交換事象a,b,c,
d,eを抽出して表示する(ステップS102)。検索
の表示画面例を図4に示す。
【0050】図4の検索表示画面40において、交換事
象a,b,c,d,eについて、それぞれの見出し部4
5,46,47,48,49が表示される。検索の結
果、多数の交換事象が抽出された場合には、この見出し
部を複数ページに跨って表示してもよい。ここで、見出
し部45を押すと、交換事象aのプロフィール情報と参
加者Aのニックネームが表示されるようになっている。
【0051】参加者Xが交換事象a,b,c,d,eの
プロフィール情報をそれぞれ閲覧した後に、交換事象a
又はcとの交換を希望して交換事象a,cを選択する
と、仲介手段14が参加者Xに連絡先情報の入力要求を
行う(ステップS103)。入力要求の画面例を図5に
示す。
【0052】図5の連絡先情報入力画面50において、
交換事象a,cの情報が表示部55,56にそれぞれ表
示されている。参加者A,Cの個人情報はニックネーム
が表示されており、参加者A,Cが誰であるか特定され
ないようになっている。ここで、参加者Xが連絡先入力
部54に連絡先情報を入力して、通知ボタン(図示しな
い)を押すと、仲介手段14が参加者Xの交換希望を参
加者A,Cに通知する(ステップS104)。この通知
は電子メール等で行われる。
【0053】ここで、参加者Xが参加者A,Cに対して
交換希望を通知するとき、まず参加者Aに対して交換希
望を通知し、同意が得られなかった場合に参加者Cに通
知するようにしてもよいし、参加者AとCに同時に通知
して、両者から同意があった場合には参加者Xがいずれ
か一人を選択するようにしてもよい。交換希望の通知画
面例を図6に示す。
【0054】図6の通知画面60において、参加者Xの
個人情報はニックネームが表示されるため、参加者Xは
特定されない。参加者Cに通知される通知画面もこの通
知画面60と同様である。参加者Aが交換事象xとの交
換に同意して、交換事象xを選択すると、仲介手段14
が参加者Aに連絡先情報の入力要求を行う(ステップS
105)。入力要求の画面例を図7に示す。
【0055】図7に示す連絡先情報入力画面70におい
て、参加者Aが連絡先入力部74に連絡先情報を入力す
ると、仲介手段14が参加者Aの交換同意を参加者Xに
通知する。このとき、参加者Xに対しては参加者Aの連
絡先情報を開示し、参加者Aに対しては参加者Xの連絡
先情報を開示する(ステップS106)。交換同意の通
知画面例を図8に示す。
【0056】図8の通知画面80において、参加者Xの
連絡先情報が表示部84に表示され、参加者Aの連絡先
情報が表示部88に表示される。参加者Aにおいても、
同様に双方の連絡先情報が表示される。これによって参
加者Xと参加者Aとの間で連絡を取り合うことが可能と
なり、以降は双方の交渉により交換が行われる。この
後、登録手段11は交換事象ファイル12の中から交換
事象x,aを削除する(ステップS107)。
【0057】以上、本物々交換システムについて説明し
たが、本発明は前記した実施の形態例に限定されること
なく、広く変形して実施可能である。したがって、当業
者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等
なものに置換した実施の形態を採用することが可能であ
るが、これらの実施の形態も本願発明の範囲に含まれ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。 (1)請求項1の発明によれば、不特定多数の人が、時
間、場所、移動の制約を受けることなく、いつでも交換
事象を閲覧して交換を要望することが可能となる。物品
を所持していない人でも物々交換に参加することが可能
となる。また、不用品の再利用が促進されて環境保護に
寄与する。ボランティア活動などが広がって幸福で豊か
な社会づくりに貢献する。 (2)請求項2の発明によれば、多数の交換事象の中か
ら求めたい交換事象を絞り込んで閲覧することが可能と
なる。 (3)請求項3の発明によれば、交換事象が自動翻訳さ
れることから、国際間に跨っての交換を行うことが可能
となる。 (4)請求項4の発明によれば、古くなった交換事象を
削除して鮮度の良い交換事象のみを交換の対象とするこ
とが可能となる。 (5)請求項5の発明によれば、連絡先情報が入力され
ないうちは、参加者のプライバシーを保護することが可
能となる。 (6)請求項6の発明によれば、参加者は、鑑定士、物
流業者、保険業者、法律家などの支援機関の相談を簡単
に受けることが可能となる。 (7)請求項7の発明によれば、興味本位からの交換事
象の登録を牽制したり、特定の会員を対象とした有料シ
ステムとして提供することが可能となる。 (8)請求項8の発明によれば、参加者の利用料金の負
担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネットを用いた物々交換システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】物々交換システムの動作を示すフローチャート
である。
【図3】交換事象の登録画面例である。
【図4】交換事象の検索表示画面例である。
【図5】交換希望時の連絡先情報入力画面例である。
【図6】交換希望の通知画面例である。
【図7】交換同意時の連絡先情報入力画面例である。
【図8】交換同意の通知画面例である。
【符号の説明】
X,A 参加者 x,a 交換事象 4 サーバ 5 インターネット 10 物々交換システム 11 登録手段 12 交換事象ファイル 13 公開手段 14 仲介手段 15 支援機関紹介手段 16 課金手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を利用して物々交換を行うシス
    テムであって、 参加者から提示される交換事象を受け付けて登録を行う
    登録手段と、 登録される前記交換事象を格納する交換事象ファイル
    と、 前記交換事象を登録した参加者に対してのみ他の参加者
    が登録した前記交換事象の閲覧を可能にする公開手段
    と、 公開された前記交換事象に対する交換要望の通知を行う
    仲介手段と、を備えたことを特徴とする通信手段を利用
    した物々交換システム。
  2. 【請求項2】 前記公開手段が、前記交換事象を特定の
    条件に基づいて検索して公開するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の通信手段を利用した物々交換シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記公開手段が、前記交換事象を翻訳し
    て公開するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の通信手段を利用した物々交換システム。
  4. 【請求項4】 前記登録手段が、所定期間経過した前記
    交換事象を前記交換事象ファイルから削除するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の通信手段を利用し
    た物々交換システム。
  5. 【請求項5】 前記仲介手段が、参加者から連絡先情報
    を得た場合にのみ交換要望の通知を行うようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の通信手段を利用した物々
    交換システム。
  6. 【請求項6】 前記システムが、物々交換に係る支援機
    関の紹介を行う支援機関紹介手段を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の通信手段を利用した物々交換シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記システムが、参加者に対して課金を
    行う課金手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の通信手段を利用した物々交換システム。
  8. 【請求項8】 前記システムが、物々交換に係る支援機
    関の紹介を行う支援機関紹介手段と、参加者に対して課
    金を行う課金手段とを備え、前記参加者が前記支援機関
    を利用した場合に、課金額を変額するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の通信手段を利用した物々交
    換システム。
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