JP2002149597A - 手続システム - Google Patents

手続システム

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JP2002149597A
JP2002149597A JP2000338986A JP2000338986A JP2002149597A JP 2002149597 A JP2002149597 A JP 2002149597A JP 2000338986 A JP2000338986 A JP 2000338986A JP 2000338986 A JP2000338986 A JP 2000338986A JP 2002149597 A JP2002149597 A JP 2002149597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを利用した手続の中断、再開を
可能とすることにより、個々のユーザがその時の環境や
状況に応じて便利かつ効率的に手続を進めることが可能
な手続システムを提供する。 【解決手段】 ネットワークを通じてユーザの端末と通
信して各種手続を実行するための手続システムにおい
て、各種手続を実行するために必要な手続実行用データ
を記憶するデータベースと、ユーザの端末から、実行す
べき手続の指定を受け取り、対応する手続実行用データ
を前記データベースから取得して指定された手続を実行
する実行手段と、手続の中断イベントが発生した時に、
実行中の手続に関するセーブ情報をユーザの端末に送信
した後で手続を中断する中断手段と、ユーザの端末から
手続の再開指示及びセーブ情報を受け取り、受け取った
セーブ情報に基づいて対応する手続を再開する再開手段
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どのネットワークを利用して各種手続を行うシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及により、近い将
来、官公庁などへの届出、申請などの手続や、民間企業
に対する申込、契約などの種々の手続がインターネット
を通じてできるようになることが予想される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インターネットなどの
ネットワークを通じて各種手続を行う場合、ユーザは自
宅や勤務先などの端末装置を利用してネットワークに接
続し、手続を行うことが多い。しかし、時間的制約、そ
の他の種々の理由により、手続を途中で中断せざるを得
ない場合が生じうる。
【0004】そのような場合、一端手続を中断し、その
後例えば外出先などにおいてその手続を再開できるよう
になれば便利である。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、ネットワークを利用した手続の中断、再開を可
能とすることにより、個々のユーザがその時の環境や状
況に応じて便利かつ効率的に手続を進めることが可能な
手続システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ネットワークを通じてユーザの端末と通信して各種
手続を実行するための手続システムにおいて、各種手続
を実行するために必要な手続実行用データを記憶するデ
ータベースと、ユーザの端末から、実行すべき手続の指
定を受け取り、対応する手続実行用データを前記データ
ベースから取得して指定された手続を実行する実行手段
と、手続の中断イベントが発生した時に、実行中の手続
に関するセーブ情報をユーザの端末に送信した後で手続
を中断する中断手段と、ユーザの端末から手続の再開指
示及びセーブ情報を受け取り、受け取ったセーブ情報に
基づいて対応する手続を再開する再開手段と、を備え
る。
【0007】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザが実行すべき手続を指定すると、それに対
応する手続実行用データがデータベースから取得され、
手続実行用データに基づいて手続が実行される。手続の
中断イベントが発生すると、実行中の手続に関するセー
ブ情報がユーザの端末に送信され、手続が中断される。
再開時には、ユーザが再開指示及びセーブ情報を送信す
ると、そのセーブ情報に基づいて手続が再開される。
【0008】請求項2に記載の発明は、ネットワークを
通じてユーザの端末と通信して各種手続を実行するため
の手続システムにおいて、各種手続を実行するために必
要な手続実行用データを記憶するデータベースと、ユー
ザの端末から、実行すべき手続の指定を受け取り、対応
する手続実行用データを前記データベースから取得して
指定された手続を実行する実行手段と、手続の中断イベ
ントが発生した時に、実行中の手続に関するセーブ情報
を記憶し、手続を中断する中断手段と、ユーザから手続
の再開指示を受け取った時に、記憶していたセーブ情報
に基づいて対応する手続を再開する再開手段と、を備え
る。
【0009】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザが実行すべき手続を指定すると、それに対
応する手続実行用データがデータベースから取得され、
手続実行用データに基づいて手続が実行される。手続の
中断イベントが発生すると、実行中の手続に関するセー
ブ情報が記憶され、手続が中断される。再開時には、ユ
ーザが再開指示を送信すると、対応するセーブ情報に基
づいて手続が再開される。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の手続システムにおいて、前記セーブ情報は、実
行中の手続を特定する情報と、中断時における当該手続
の進行度を示す情報を含む。これにより、中断された段
階以降の手続を確実に再開することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記中断手
段は、ユーザの端末から手続の中断要求を受け取った場
合に手続を中断する。よって、ユーザの意思に応じて手
続を中断、再開することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記セーブ
情報は中断時のユーザの端末の種別を示す情報を含み、
前記中断手段は、現在のユーザの端末によっては手続を
続行することができないと判断した時に手続を中断す
る。よって、それまでに行った手続を保存しつつ、ユー
ザは適切な端末に変更して手続を続行することができ
る。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記セーブ
情報は、手続中断時点までに行われたユーザの認証に関
する認証情報を含む。よって、手続の中断以前に行った
認証に関する情報を、手続再開後に引き継ぐことができ
る。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記手続に
関連する情報を提出先へ送信する提出手段と、手続が完
了した時に、前記セーブ情報を含む手続履歴情報をユー
ザの端末および提出先の少なくとも1つへ送信する手段
と、を備える。これにより、ユーザや提出先は完了した
手続に関する履歴情報を保存しておくことができる。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記手続に
関連する情報を提出先へ送信する送信手段を備え、前記
中断手段は、手続の中断中のセーブ情報を前記提出先へ
送信する。これにより、提出先は手続が中断しているこ
とを知ることができる。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8
のいずれかに記載の手続システムにおいて、ユーザが指
定した手続が公証処理を必要とする場合に、公証サーバ
へ接続して必要な公証を受ける手段と、前記セーブ情報
を含む手続履歴情報を前記公証サーバへ送信する手段
と、を備える。これにより、公証サーバも手続に関する
履歴情報を保存しておくことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0018】図1に、本発明の実施形態にかかる手続シ
ステムの概略構成を示す。図示のように、企業Aのサー
バ2、携帯電話(又は、携帯端末)3、Kiosk端末4、
ウェブ端末5、公証サーバ6がネットワーク1を介して
接続される。携帯電話3は、所定の中継センタ(図示せ
ず)を介してネットワーク1へ接続される。なお、これ
ら以外にもBS、CS、CATVを利用した端末など、
種々の端末を利用することができる。ネットワーク1の
好適な例はインターネットである。また、企業Aのサー
バ2は官公庁や企業など、申請、申込など提出先7と接
続される。なお、この接続はネットワーク1によっても
よい。
【0019】企業Aはネットワーク1上でユーザと官公
庁や企業などとの間で行われる種々の手続を代行する役
割を有する。具体的には、ネットワーク1を通じてユー
ザの端末との間で必要なデータを送受信することにより
所定の手続データ(申請書データ、申込データなど)を
作成し、これを適当な提出先(官公庁、企業など)7へ
提出する業務を行う。企業Aは、各種手続を実行するた
めに必要なデータを記憶するデータベース9を有する。
ユーザの要求に応じて各種手続を行うための手続フロー
データが予め用意され、データベース9に記憶されてい
る。また、その手続を実行するにあたって他に必要なデ
ータ、例えばユーザがある申込や申請を行う際に必要事
項を記入する電子フォームデータなどもデータベース9
に記憶されている。ユーザがある手続を選択すると、企
業Aのサーバ2はデータベース9からその手続に対応す
る手続フローデータ及び付随する電子フォームデータな
どを取得し、手続フローデータの記述内容に従って必要
なデータをユーザの端末との間で送受信して手続を進行
させる。
【0020】ユーザは、携帯電話3、Kiosk端末4、ウ
ェブ端末5などの各種の端末を通じて企業Aの端末2と
通信することができる。携帯電話(又は携帯端末)3
は、所定の中継センタ(図示せず)を介してネットワー
ク1へ接続する。携帯電話3には記憶媒体8としてSI
M(Subscriber Identity Module)カードが装着可能で
ある。SIMカードはICカードの一種であり、携帯電
話や携帯端末に装着して使用され、加入者IDや短縮ダ
イヤルなどの情報を登録することができる記憶媒体であ
る。Kiosk端末4はショッピングセンターや店舗などの
一角に設置されるマルチメディア端末であり、ICカー
ドやSIMカードなどを装着して、データの読み書きが
可能である。ウェブ端末5はユーザが自宅で使用するパ
ーソナルコンピュータや勤務先で使用する端末などであ
る。ユーザは、携帯電話3、Kiosk端末4、ウェブ端末
5のいずれかを使用してネットワーク1を介して企業A
のサーバ2に接続することができる。
【0021】公証サーバ6は、ユーザが種々の申請、申
込などの手続を行う際に申請内容や申込内容などの公証
が必要となった時にその内容の公証を行う機関である。
公証の要否は、各手続の手続フローデータに記述されて
いる。
【0022】本発明では、手続の中断時に、実行中の手
続に関する情報をセーブ情報としてユーザの記憶媒体8
及び/又は企業Aのサーバ2に記憶しておき、手続再開
時にはそのセーブ情報を参照して手続を再開する。図2
は、ユーザの所持するSIMカードやICカードなどの
記憶媒体8に記憶されるセーブ情報の例を模式的に示
す。セーブ情報は、プロセス情報、認証情報、及び公証
情報を含む。
【0023】プロセス情報は、ユーザが行う所定の手続
に関連する情報であり、プロセスID、プロセス段階、
端末種別、中断/再開時刻などの情報を含む。「プロセ
スID」とは、ユーザが実行中の手続を識別する情報で
あり、各手続毎に1つのプロセスIDが付与されてい
る。プロセスIDを記憶することにより、ユーザが行っ
ている手続(即ち、中断された手続)を特定することが
できる。「プロセス段階」は、ユーザが行っている手続
の複数の段階のうち、現時点でどの段階までが完了して
いるかを示す情報である。プロセス段階を記憶すること
により、何らかの理由で手続を中断し、その後再開する
際に、どの段階から手続を再開すべきかがわかる。「端
末種別」は、手続の実行の際にユーザが使用したまたは
使用している端末の種別を示す情報であり、前述の例で
は、携帯電話であるか、Kiosk端末であるか、ウェブ端
末であるかを示す情報である。「中断/再開時刻」は、
手続が中断された時刻、手続を再開した時刻を示す。こ
れらの情報をユーザの所持する記憶媒体や企業Aのサー
バ2に記憶しておくことにより、何らかの理由で手続が
中断した場合でも、円滑に手続を再開することが可能と
なる。
【0024】認証情報は、ユーザの個人認証のための情
報であり、例えば企業Aの手続代行サービスに関して予
め企業Aに登録したID及びパスワードや、運転免許に
関連する認証情報(運転免許証番号など)などとするこ
とができる。各種手続の進行中には異なるレベルの認証
が要求されることがある。例えば、役所への所定の届出
はIDとパスワードレベルの認証で足りるが、高額な金
銭の授受を伴なう契約などはよりレベルの高い本人認証
が必要となる。認証情報は、これら異なるレベルの認証
に必要な種々の情報を含むことができる。
【0025】公証情報は、手続の進行中にある事項につ
いての公証が必要となった場合にその公証をが完了して
いることを示す情報である。これは、主として企業Aの
サーバ2からの要求に応じて公証サーバ6が発行する。
【0026】次に、本発明のシステムの動作を、ユーザ
が保険契約手続を行う場合を例にとって説明する。図3
にユーザが保険契約を行う際に使用される手続フローデ
ータの例を示す。ユーザが保険契約を選択すると、企業
Aのサーバ2はデータベース9からこの手続フローデー
タ並びに必要な電子フォームデータを取得する。まず、
この手続フローデータを参照して保険契約手続の流れに
ついて説明する。
【0027】まず、ユーザが端末を使用して企業Aのサ
ーバ2に接続し、保険契約の手続を選択する。次に、加
入する保険商品を選択し(段階1)、ユーザの個人認証
処理を行う(段階2)。次に、保険加入にあたっての重
要事項がユーザに提示され(段階3)、ユーザは保険加
入の際の細かな加入条件を指定する(段階4)。ユーザ
の入力した加入条件はユーザの端末の画面上に表示さ
れ、ユーザはこれを見て加入条件が正しいか確認する
(段階5)。条件が正しければ、ユーザは申込処理を行
い(段階6)、申込控えをプリントアウトする(段階
7)。さらに、保険料の決済が行われる(段階8)。こ
うして手続が完了すると、ユーザは企業の端末2との接
続を切断し、手続は終了する。
【0028】保険契約は以上の手続フローに従って実行
される。次に、この手続フローに従って実際にユーザが
保険契約手続を行う場合の例について図4を参照して説
明する。この例では、ユーザは携帯電話3を利用して手
続を開始し、その後何らかの理由により一度手続を中断
し、次にKiosk端末4で手続を再開するものと仮定す
る。
【0029】まず、ユーザは携帯電話3を使用して企業
Aのサーバ2へ接続し、企業Aが行う代行サービスリス
トの中から保険契約手続を選択して申込を開始する(ス
テップS2)。この時点でサーバ2はユーザの端末から
送信されるデータの形式などに基づいてユーザが現在使
用している端末の種別を判定し、記憶する。次に、取扱
い保険商品のリストから加入したい保険商品を選択し
(ステップS4)、次にユーザ自身の個人認証処理を行
う(ステップS6)。この個人認証処理は、ユーザのS
IMカード8内に記憶された認証情報(図2参照)を使
用して行うことができる。認証が得られると、その保険
加入に関連する重要事項がユーザの端末上に表示され
(ステップS8)、ユーザは加入条件を入力する(ステ
ップS10)。加入条件を入力した時点で、例えば時間
的制約などによりユーザが手続を続行できなくなったと
すると、ユーザは携帯電話3の予め決められたボタンを
押すなどによりセーブ処理の指示を行う(ステップS1
2)。この指示は企業Aのサーバ2へ送られ、サーバ2
はその時点でのセーブ情報(図2参照)をデータベース
9などに記憶するとともにユーザの携帯電話3へ送信す
る。この場合のセーブ情報は、プロセス情報と認証情報
を含む(本例では公証処理が行われていないので、公証
情報は含まない)。プロセス情報は、プロセスIDとし
てユーザが選択した保険契約手続のIDを含み、プロセ
ス段階として中断までに完了した段階、即ち「段階4」
を示す情報が含まれる。また、端末種別として、携帯電
話を示す情報を含み、中断時刻としてユーザが携帯電話
3を使用してセーブ処理を指示した時刻を含む。また、
認証情報として、図4のステップS6で行われた個人認
証に関して、認証が完了していること、及び、認証のレ
ベルが含まれる(例えば、ユーザIDとパスワードによ
る認証レベル)。ユーザの携帯電話3は、このプロセス
情報を受信して記憶媒体8としてのSIMカードに保存
し、通信を切断する(ステップS14)。
【0030】さて、ユーザがKiosk端末4を利用して手
続を再開する場合には、手続中断時にセーブ情報を記憶
した記憶媒体8(本例ではSIMカード)をKiosk端末
4に挿入し、企業Aのサーバ2へ接続する。サーバ2に
接続すると、まずユーザの個人認証が行われる。これ
は、中断前と再開後の手続主体の同一性を確認するため
の認証処理であり、通常はIDとパスワードなどによる
認証レベルで行われる(ステップ20)。次に、ユーザ
は記憶媒体8内のセーブ情報に基づいて手続を再開する
ことを指示する。これにより、SIMカード内のセーブ
情報が読み出され、サーバ2へ送信される(ステップS
22)。次にサーバ2は再開のための設定を行う(ステ
ップS22)。具体的には、サーバ2はプロセスIDを
参照してデータベース9から対応する手続フローデータ
を取得する。次に、プロセス段階を参照してどの段階ま
で手続が完了しているかを知り、再開時刻をサーバ内の
図示しないメモリなどに記憶する。そして、次の段階
(本例では段階5)から手続を再開する。すなわち、段
階5でユーザが入力した加入条件をKiosk端末4の画面
上に表示し、ユーザの確認を促す(ステップS26)。
次に、ユーザが申込を行い(ステップS28)、申込控
えをプリントする(ステップS30)。そして、決済処
理を行う(ステップS32)。こうして必要な処理が完
了すると、サーバ2はその時点のセーブ情報を手続履歴
情報として保存すると共に、Kiosk端末4へ送信する
(ステップS34)。Kiosk端末4は手続履歴情報をS
IMカードなどの記憶媒体8へ記憶する(ステップS3
6)。そして、サーバ2との接続が切断され、手続は終
了する。この後、企業Aは保険加入申込データを提出先
7(本例では保険会社)へ提出して、保険契約を成立さ
せることになる。
【0031】このように、本発明のシステムによれば、
手続の中断時にその手続に関する情報を記憶しておき、
それを参照して後で手続を再開することができる。ま
た、手続の再開時は、それまで使用していた端末とは別
の種類の端末でも手続を再開することができる。
【0032】上記の例では、ユーザの意思により中断が
発生するが、手続の進行上の必要に応じてサーバ2側で
手続を中断する場合もある。例えば、進行中の手続は書
類の紙出力が必要であるが、ユーザは携帯電話を使用し
ているために紙出力ができないような場合がありうる。
その場合、サーバ2は、紙出力をしないと手続を進めら
れないため、紙出力が可能な端末装置で手続を再開する
ことをユーザに要求して、手続を中断することもでき
る。ユーザが使用している端末の種類は、端末種別情報
を参照することにより知ることができる。
【0033】上記の例では、セーブ情報をユーザが保持
するSIMカードやICカードなどの記憶媒体に記憶す
ることとしているが、通常はサーバ2はセーブ情報を記
憶しているので、サーバ2が記憶しているセーブ情報を
利用して再開時の処理を行うことももちろん可能であ
る。ユーザの意思により手続を中断した場合は、セーブ
処理を行ってから接続が切断されるため問題は無いが、
例えば携帯電話などを使用して手続をしている間に電波
環境が悪くなって通信が突然に不通となったような場合
は、セーブ処理を行うことができずに強制的に切断され
てしまい、ユーザ側にセーブ情報を記憶できないことが
ありうる。そのような場合でも、サーバ2側に保存され
ているセーブ情報を使用して手続を再開すれば問題はな
い。セーブ情報自体は、前述のように、プロセスIDや
プロセス段階、端末種別などを示すものであり、単なる
コードデータなどであるのでデータ量は小さく、サーバ
2側のセーブデータ容量もそれほど大きくはならない。
また、上記のような不意の切断に対応するために手続進
行中はセーブ情報を保存し、手続が完了した後の手続履
歴情報はユーザの記憶媒体へ送信した後でサーバ2内で
は削除するように構成すれば、サーバ2側の記憶データ
量の負担は軽減される。
【0034】逆に、ユーザの手続が中断している時点で
のセーブ情報や、手続が完了した後の手続履歴情報をサ
ーバ2で保持し、更に提出先や公証サーバへその写しを
提供することも可能である。例えば、提出先側としては
中断している手続を早く進行させたいと考えることがあ
る。そのような場合、ユーザの手続が中断している時点
でのセーブ情報を企業Aサーバ2から提出先7へ提供す
れば、提出先はその手続が現在中断していることを知る
ことができる。よって、必要に応じてそのユーザに電子
メール、その他の手段により直接連絡して手続の続行を
促したり、企業Aを介してユーザに手続の続行を促すこ
とができる。さらには、企業Aサーバ2側で中断してい
る手続を定期的に監視し、所定期間以上中断した状態が
続いた場合には自動的にユーザへ電子メールなどで連絡
して手続の続行を促すこともできる。
【0035】また、手続が完了した後であっても、それ
に関する手続履歴情報を企業Aサーバ2から提出先7へ
提供することができる。これにより、提出先はその情報
を利用して手続の更新時期を伝えたり、販促その他の活
動に利用することができる。
【0036】また、手続が完了すると、その内容を示す
手続履歴情報がユーザの記憶媒体内に保存されるので、
ユーザはどの手続をいつ完了したかという履歴を保存し
ておくことができる。なお、上記のセーブ情報は手続の
中断/開始時刻のみを記憶しているが、ユーザが行った
各段階の処理すべてについてログを記録しておき、手続
履歴情報に含めることができる。
【0037】また、上記の保険契約手続では公証処理が
無かったが、公証処理が含まれる手続の場合は、サーバ
2から公証サーバ6へ公証すべき内容が送信され、公証
サーバ6が公証データをサーバ2へ返信する。公証デー
タは、その内容について公証が済んでいることを示すデ
ータであり、サーバ2はこれを公証情報としてセーブ情
報及び手続履歴情報に含める。よって、中断前に完了し
た公証は、再開後に引き継ぐことができる。
【0038】また、セーブ情報中の認証情報により、中
断した手続においてどのレベルで認証が済んでいるかを
知ることができる。各種手続の中には、高額の金銭など
の譲渡を伴うものもあり、ID及びパスワードレベルの
認証に加えて、デジタル署名などの高いレベルの認証が
必要な場合があるが、一度認証処理が行われれば、中断
後も認証情報が引き継がれるので、ユーザは同じレベル
の認証処理を繰り返す必要がない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシステム
によれば、ネットワークを通じて各種手続を行う場合
に、手続を途中で中断した後、その手続を再開すること
ができる。よって、何らかの理由により手続を中断しな
ければならない場合に、最初から手続をやり直す必要が
ない。また、手続の再開は、中断時までに使用していた
端末とは別の端末によっても行うことができるので、自
宅、勤務先、外出先など種々の環境において手続を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる手続システムの概略
構成を示す。
【図2】ユーザの所持する記憶媒体に記憶される情報を
模式的に示す。
【図3】保険契約手続の手続フローデータ例を示す。
【図4】保険契約手続を中断、再開する際の処理を示
す。
【符号の説明】
1…ネットワーク 2…企業Aのサーバ 3…携帯電話 4…Kiosk端末 5…ウェブ端末 6…公証サーバ 7…提出先 8…記憶媒体 9…データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃原 聖一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AC17 CC01 5K033 AA03 CB01 DA01 DA19 DB20 5K034 AA19 DD01 EE03 EE09 FF01 LL05 5K101 KK17 LL12 MM07 NN03 NN18 NN25 NN34 RR11 SS07 TT06 UU16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを通じてユーザの端末と通
    信して各種手続を実行するための手続システムにおい
    て、 各種手続を実行するために必要な手続実行用データを記
    憶するデータベースと、 ユーザの端末から、実行すべき手続の指定を受け取り、
    対応する手続実行用データを前記データベースから取得
    して指定された手続を実行する実行手段と、 手続の中断イベントが発生した時に、実行中の手続に関
    するセーブ情報をユーザの端末に送信した後で手続を中
    断する中断手段と、 ユーザの端末から手続の再開指示及びセーブ情報を受け
    取り、受け取ったセーブ情報に基づいて対応する手続を
    再開する再開手段と、を備える手続システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを通じてユーザの端末と通
    信して各種手続を実行するための手続システムにおい
    て、 各種手続を実行するために必要な手続実行用データを記
    憶するデータベースと、 ユーザの端末から、実行すべき手続の指定を受け取り、
    対応する手続実行用データを前記データベースから取得
    して指定された手続を実行する実行手段と、 手続の中断イベントが発生した時に、実行中の手続に関
    するセーブ情報を記憶し、手続を中断する中断手段と、 ユーザから手続の再開指示を受け取った時に、記憶して
    いたセーブ情報に基づいて対応する手続を再開する再開
    手段と、を備える手続システム。
  3. 【請求項3】 前記セーブ情報は、実行中の手続を特定
    する情報と、中断時における当該手続の進行度を示す情
    報を含む請求項1又は2に記載の手続システム。
  4. 【請求項4】 前記中断手段は、ユーザの端末から手続
    の中断要求を受け取った場合に手続を中断する請求項1
    乃至3のいずれかに記載の手続システム。
  5. 【請求項5】 前記セーブ情報は中断時のユーザの端末
    の種別を示す情報を含み、前記中断手段は、現在のユー
    ザの端末によっては手続を続行することができないと判
    断した時に手続を中断する請求項1乃至3のいずれかに
    記載の手続システム。
  6. 【請求項6】 前記セーブ情報は、手続中断時点までに
    行われたユーザの認証に関する認証情報を含む請求項1
    乃至5のいずれかに記載の手続システム。
  7. 【請求項7】 前記手続に関連する情報を提出先へ送信
    する提出手段と、 手続が完了した時に、前記セーブ情報を含む手続履歴情
    報をユーザの端末および提出先の少なくとも1つへ送信
    する手段と、を備える請求項1乃至6のいずれかに記載
    の手続システム。
  8. 【請求項8】 前記手続に関連する情報を提出先へ送信
    する送信手段を備え、前記中断手段は、手続の中断中の
    セーブ情報を前記提出先へ送信する請求項1乃至7のい
    ずれかに記載の手続システム。
  9. 【請求項9】 ユーザが指定した手続が公証処理を必要
    とする場合に、公証サーバへ接続して必要な公証を受け
    る手段と、 前記セーブ情報を含む手続履歴情報を前記公証サーバへ
    送信する手段と、を備える請求項1乃至8のいずれかに
    記載の手続システム。
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