JP2002149504A - メモリチェック方法及びメモリチェックシステム - Google Patents

メモリチェック方法及びメモリチェックシステム

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JP2002149504A
JP2002149504A JP2000339686A JP2000339686A JP2002149504A JP 2002149504 A JP2002149504 A JP 2002149504A JP 2000339686 A JP2000339686 A JP 2000339686A JP 2000339686 A JP2000339686 A JP 2000339686A JP 2002149504 A JP2002149504 A JP 2002149504A
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port
ram
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memory
dsp
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Yoshikuni Oki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一の系からデュアルポートRAMを介して入
力したデータにもとづいて他の系の動作が開始されるシ
ステムにおいて、他の系の動作開始前に、両系からメモ
リ・チェックを行う。 【解決手段】 機器システムの電源が入れられると、C
PU1とともにFPGA10も立ち上がり、FPGA1
0は、予め定められたプログラムに従って、自動的にD
SP3側からDP−RAM2のメモリ・チェックを行
う。DSP3は、CPU1からプログラムがダウンロー
ドされる前は、未だプログラムを読み込んでいないWA
IT状態であるので、DSP3側からDP−RAM2の
メモリ・チェックを行うことができないが、FPGA1
0によってDP−RAM2のDSP3側からメモリ・チ
ェックを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの入出力
のための信号の出入口(ポート)が2つ設けられたDP
−RAM(Dual Port Random Access Memory)のエラー
をチェックするメモリチェック方法及びメモリチェック
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日の様々な機器システム(例えば、携
帯電話などの通信システムなど)では、複数のプロセッ
サや多種のメモリを搭載したものが一般的である。この
ような機器システムでは、複数のプロセッサや多種のメ
モリが搭載されているため、その機器システムのブート
方法も多様化している。ここで、「ブート」とは、機器
システムの電源を入れてから、OS(Operating Syste
m)などのプログラムがメモリに読み込まれて、コマン
ド入力が可能な状態になるまでの動作のことをいい、機
器システムを起動させることを「ブートさせる」ともい
う。
【0003】上記のような機器システムにおけるブート
方法としては、機器システムの電源が入れられると、一
の系のプロセッサが自動的にプログラムを読み込んで一
の系を起動させるとともに、そのプログラムをDP−R
AMを経由して他の系のプロセッサに対してダウンロー
ドすることにより、他の系を起動させる方法がある。
【0004】一方、機器システムをブートさせる際に、
その機器システム内のメモリの故障等がないかチェック
が行われる。これは、機器システム内のメモリの故障等
があると、機器システムのブート時にプログラムのデー
タが化けてしまうので、プログラムを読み込む前にメモ
リ・エリアのチェックを行い、そのようなプログラムの
データが化けるのを防止するためである。機器システム
内のメモリ・エリアのチェック方法としては、CRCチ
ェック(Cyclic Redundancy Check )やパリティーチェ
ックなど様々な方法が採用されている。
【0005】図3は、従来のメモリチェックシステムの
構成を示すブロック図である。図3において、CPU
(Central Processing Unit ;中央演算処理ユニット)
1は、機器システムの全体制御を行うマイクロプロセッ
サである。DP−RAM2は、2つのポートが設けら
れ、2つの回路(2つの系)からアクセス可能なRAM
(即ち、片方のポートからデータを読み出している際
に、同時にもう一方のポートからデータを書き込むこと
ができるRAM)である。このDP−RAM2は、図3
に示すように、一方のポートが制御線6及びローカルバ
ス7を介してCPU1、フラッシュメモリ(F−ME
M:Flash Memory)4及びRAM(Random Access Memo
ry)5と接続されるとともに、他方のポートが制御線8
及びローカルバス9を介してDSP(Digital Signal P
rocessor)3と接続されており、CPU1及びDSP3
(2つのプロセッサ)の側からアクセス可能である。
【0006】DSP3は、ディジタル信号処理専用のマ
イクロプロセッサであり、例えば、ディジタル方式の携
帯電話用コーデック(CODEC)などの音声処理など
の制御を行うものである。F−MEM4は、書き換え可
能な読み出し専用のメモリであり、例えば、携帯電話の
プログラム格納用として使用されている。RAM5は、
データの書き込みと読み出しが可能なメモリである。
【0007】次に、動作について説明する。機器システ
ムの電源が入れられると、CPU1のみが立ち上がり、
CPU1は、最初に、ブート専用の小さなプログラムを
自動的にF−MEM4から読み込む。CPU1は、ブー
ト専用の小さなプログラムを読み込むと、そのプログラ
ムの処理に従って、CPU1側のローカルバス7に接続
された各メモリ、即ち、DP−RAM2のCPU1側、
F−MEM4及びRAM5に対して、メモリ・チェック
を行う。
【0008】メモリ・チェックの方法としては、F−M
EM4に対しては、CRCチェック(データをブロック
単位に区切り、ブロック内のデータを計算処理してチェ
ック符号を作成し、データを送る時にこのチェック符号
を付けて送信し、受信側でデータとチェック符号の関連
が正常か否か確認する方法)やパリティーチェック(8
ビットで表される1文字分のデータに、別の1ビットを
付加し、全体の「1」のビットの数が奇数(又は偶数)
個になるようにし、伝送した結果、奇数・偶数の関係が
崩れていれば、エラーが発生したと判断する方法)など
が用いられ、また、DP−RAM2やRAM5に対して
は、データを書き込んで、その書き込んだデータを読み
出して誤りがないか否かをチェックする方法などが用い
られる。
【0009】メモリ・チェックの結果、CPU1がアク
セス可能な各メモリ(DP−RAM2のCPU1側のポ
ート、F−MEM4及びRAM5)にエラー(異常)が
なければ(即ち正常であれば)、CPU1は、ブート専
用の小さなプログラムに従って、機器システム制御用の
大きなプログラム(OSに相当)をF−MEM4から読
み込むとともに、そのプログラムをF−MEM4からD
P−RAM2を経由してDSP3に対してダウンロード
して、機器システムを起動させる。即ち、DSP3を起
動させる。
【0010】一方、メモリ・チェックの結果、CPU1
がアクセス可能な各メモリにエラー(異常)があれば、
復旧可能なエラーに対してはそのエラーの復旧を試み、
復旧不可能なエラーに対してはシステム・エラーとして
処理する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記の
従来のメモリ・チェックシステムでは、機器システムの
ブート時に(機器システム制御用のプログラムの読み込
み及びダウンロードを行う前に)、CPU1は、そのC
PU1側のローカルバス7に接続されたDP−RAM2
のCPU1側、F−MEM4及びRAM5に対してそれ
ぞれメモリ・チェックを行っているが、DP−RAM2
のDSP3側からはメモリ・チェックを行っていない。
即ち、機器システムのブート時に、DP−RAM2の片
系のみしかメモリ・チェックが行われていない。
【0012】これは、CPU1だけブート専用のプログ
ラムが読み込まれ、DSP3にはブート専用のプログラ
ムが読み込まれていないので、DP−RAM2のCPU
1側のポート(系)に対しては、CPU1が、データを
書き込んで、その書き込んだデータを読み出して誤りが
ないか否かをチェックすることができるが、DP−RA
M2のDSP3側のポート(系)に対しては、DSP3
が、そのようなチェックを行うことができないからであ
る。
【0013】従って、DP−RAM2のDSP3側のポ
ートに故障等のエラー(異常)があった場合、上記した
ように機器システム制御用のプログラムをDP−RAM
2を経由してダウンロードする際に(即ち、DSP3が
DP−RAM2のDSP3側のポートから機器システム
制御用のプログラムを読み込む(引き取りに行く)際
に)、そのプログラムのデータの化けが生じてしまい、
その結果、DSP3の誤動作(不安定な動作)を引き起
こす原因となってしまう。
【0014】また、このようにDSP3の誤動作が発生
した場合に、それが、DP−RAM2の故障等による不
良動作なのか、それともソフトウェアのバグに起因する
ものなのかを判断することが難しく、対応に困る場合も
生じる。
【0015】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、DP−RAM2の両系(C
PU1側及びDSP3側)のメモリ・チェックを行うこ
とにより、機器システムの誤動作などが起こるのを減少
させることができ、また誤動作などが発生した場合にそ
の原因を容易に判断することができるメモリチェック方
法及びメモリチェックシステムを得ることを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1及び4記載の発
明に係るメモリチェック方法及びメモリチェックシステ
ムは、一の系のプロセッサがデュアルポートRAMの一
方のポートと接続され、他の系のプロセッサがデュアル
ポートRAMの他方のポートと接続されており、システ
ムの電源が入れられると、一の系のプロセッサがデュア
ルポートRAMの一方のポート側からメモリチェックを
行うとともに、デュアルポートRAMの他方のポートと
接続された他の系のプロセッサとは異なるメモリエラー
検出手段が、デュアルポートRAMの他方のポート側か
らメモリチェックを行い、メモリエラー手段が、そのメ
モリ・チェックの結果を一の系のプロセッサに対して報
告するものである。
【0017】請求項2及び5記載の発明に係るメモリチ
ェック方法及びメモリチェックシステムは、一の系のプ
ロセッサがデュアルポートRAMの一方のポート側から
メモリ・チェックを行うのと並行して、メモリエラー手
段がデュアルポートRAMの他方のポート側からメモリ
・チェックを行うようにしたものである。
【0018】請求項3記載の発明に係るメモリチェック
方法は、デュアルポートRAMに対してデータを書き込
んで、その書き込んだデータを読み出して誤りがないか
否かで判断することによりメモリ・チェックするもので
ある。
【0019】請求項6記載の発明に係るメモリチェック
システムは、メモリエラー検出手段を、フィールド・プ
ログラマブル・ゲート・アレイで構成したものである。
【0020】請求項7記載の発明に係るメモリチェック
システムは、複数対のプロセッサがそれぞれデュアルポ
ートRAMに接続された複数系統のシステムに適用した
ものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。図1は、本発明の実施の形態によるメモリチ
ェックシステムを示す概略ブロック図である。図1に示
すように、この実施の形態によるメモリチェックシステ
ムでは、ローカルバス9を介してDP−RAM2のDS
P3側のポート(系)にFPGA(Field Programmable
Gate Arrays;メモリエラー検出手段、フィールド・プ
ログラマブル・ゲート・アレイ)10が接続されている
(即ち、DP−RAM2とDSP3間を接続するローカ
ルバス9にFPGA10が接続されている)。
【0022】このFPGA10は、ユーザが自由にハー
ドウェア構成を決定できるプログラマブルロジックLS
Iの一種であり、任意の小規模ロジックを実現できるプ
ログラマブル素子をアレイ状に並べ、これらの間をプロ
グラマブルな配線ネットワークで結んだ構成をしてい
る。このFPGA10は、LSIの外部より新しいハー
ドウェア構成情報を書き込むことにより、新しいハード
ウェアに再構成可能である。
【0023】この実施の形態においては、FPGA10
は、DP−RAM2のDSP3側(図1のDP−RIG
HT)のメモリ・チェックを行う機能を備えている。
尚、DP−RAM2のCPU1側(図1のDP−LEF
T)のメモリ・チェックは、上記の従来技術で説明した
ように、CPU1によってブート専用プログラムに従っ
て行われる。
【0024】なお、FPGA10は、機器システムのブ
ート時におけるDP−RAM2のDSP3側のメモリ・
チェックを行う機能以外に、機器システムの通常運用時
におけるDSP3のローカルバス9周りの制御(例え
ば、アドレスのデコード、割り込み制御、内部にデータ
レジスタを持たせるなど)などの機能もプログラミング
されている。
【0025】図2は、本発明の実施の形態によるメモリ
チェックシステムを示す詳細ブロック図である。図2に
示すように、この実施の形態によるメモリチェックシス
テムは、FPGA10を設けた以外は、上記図3に示し
た構成と同様である。即ち、CPU(一の系のプロセッ
サ)1は、機器システムの全体制御を行うマイクロプロ
セッサである。DP−RAM(デュアルポートRAM)
2は、一方のポート(図2の左側ポート)が制御線6及
びローカルバス7を介してCPU1、F−MEM4及び
RAM5と接続されるとともに、他方のポート(図2の
右側ポート)が制御線8及びローカルバス9を介してD
SP3及びFPGA10と接続されており、CPU1、
DSP3及びFPGA10からアクセス可能に構成され
ている。
【0026】また、DSP(他の系のプロセッサ)3
は、ディジタル信号処理専用のマイクロプロセッサであ
り、F−MEM4は、書き換え可能な読み出し専用のメ
モリであり、RAM5は、データの書き込みと読み出し
が可能なメモリである。
【0027】次に、動作について説明する。機器システ
ムの電源が入れられると、CPU1が立ち上がり、CP
U1は、ブート専用の小さなプログラムを自動的にF−
MEM4から読み込み、そのプログラムの処理に従っ
て、CPU1側のローカルバス7に接続された各メモ
リ、即ち、DP−RAM2のCPU1側、F−MEM4
及びRAM5に対して、メモリ・チェックを行う。
【0028】また、機器システムの電源が入れられる
と、CPU1とともにFPGA10も立ち上がり、FP
GA10は、予め定められたプログラムに従って、自動
的にDSP3側からDP−RAM2のメモリ・チェック
を行う。
【0029】上記したように、DSP3は、CPU1か
らプログラムがダウンロードされる前は、未だプログラ
ムを読み込んでいないWAIT状態(即ち、起動されて
いない待機状態)であるので、DSP3側からDP−R
AM2のメモリ・チェックを行うことができないが、こ
の実施の形態では、図1及び図2に示すように、DP−
RAM2のDSP3側のポートにFPGA10を設け
て、そのFPGA10によってDP−RAM2のDSP
3側からメモリ・チェックを行うようにしたものであ
る。
【0030】尚、メモリ・チェックの方法としては、上
記したように、F−MEM4に対しては、CRCチェッ
クやパリティーチェックなどを用い、また、DP−RA
M2やRAM5に対しては、データを書き込んで、その
書き込んだデータを読み出して誤りがないか否かをチェ
ックする方法などが用いる。
【0031】また、CPU1によるメモリ・チェックと
並行して、FPGA10によるメモリ・チェックを行う
ようにしたことにより、メモリ・チェックにかかる時間
が延びることはない。
【0032】FPGA10は、DP−RAM2のDSP
3側のメモリ・チェックを行ってエラーを検出すること
により、DP−RAM2のDSP3側の正常/異常を判
断し、その判断の結果を制御線8、DP−RAM2及び
制御線6を介してCPU1に報告(通知)する。尚、D
P−RAM2のDSP3側の正常/異常の判断結果は、
制御線6,8でCPU1に報告するようにするものに限
らず、機器システム内のシリアル線やパラレル線で報告
するようにしてもよい。
【0033】CPU1は、DP−RAM2のCPU1
側、F−MEM4及びRAM5のメモリ・チェックの結
果、それらのメモリにエラー(異常)がなく(正常であ
り)、かつFPGA10からの報告の結果がDP−RA
M2のDSP3側にエラー(異常)がない(正常であ
る)旨であった場合には、読み込んだブート専用のプロ
グラムに従って、機器システム制御用のプログラムをF
−MEM4から読み込むとともに、そのプログラムをF
−MEM4からローカルバス7、DP−RAM2及びロ
ーカルバス9を経由してDSP3に対してダウンロード
して、機器システムを起動させる(即ち、CPU1及び
DSP3を起動させる)。
【0034】一方、CPU1は、DP−RAM2のCP
U1側、F−MEM4及びRAM5のメモリ・チェック
の結果、いずれかのメモリに異常があると判断した場
合、又はFPGA10からの報告の結果がDP−RAM
2のDSP3側にエラー(異常)がある旨であった場合
には、復旧可能なエラーに対してはそのエラーの復旧を
試み、復旧不可能なエラーに対してはシステム・エラー
として処理する。
【0035】尚、メモリのエラーが復旧可能か否かは、
例えば、次のようにCPU1が判断する。CPU1が、
いずれかのメモリにエラーがあると判断した場合、機器
システムの電源のリセットをかけて、もう一度、各メモ
リのエラーのチェックを行い、そのチェックの結果、各
メモリが正常であれば、エラーが復旧したと判断して、
上記のブート処理を行い、逆に、再びメモリにエラーが
あると判断した場合には、復旧不可能なエラーと判断し
て、システム・エラーとして処理することが考えられ
る。
【0036】以上のように、この実施の形態によれば、
FPGA10でDSP3側からDP−RAM2のメモリ
・チェックを行うように構成したので、DP−RAM2
のDSP3側の異常を確実に発見することができ、その
結果、機器システムの誤動作などが起こるのを減少させ
ることができるとともに、誤動作などが発生した場合に
は、その原因がDP−RAM2の故障等であるのかソフ
トウェアのバグによるのかを容易に認識することができ
る。
【0037】また、DP−RAM2のDSP3側のメモ
リ・チェックを行う機能をFPGA10で構成したの
で、DP−RAM2のDSP3側からのメモリ・チェッ
クのために特別な部品を設ける必要がなく、また当該D
P−RAM2のDSP3側のメモリ・チェック機能を機
器システムに容易に組み込むことが可能となる。
【0038】即ち、FPGA10は、外部より新しいハ
ードウェア構成情報(プログラム)を書き込むことによ
り、新しいハードウェアに容易に再構成することができ
るものである。従って、外部より新しいハードウェア構
成情報をFPGA10に書き込むことによって、FPG
A10に、機器システムにおけるDSP3のローカルバ
ス9周りの制御などを行う機能以外に、DP−RAM2
のDSP3側のメモリ・チェック機能を容易に持たせる
ことが可能である。そのため、DP−RAM2のDSP
3側のメモリ・チェックのための特別な部品を設けるの
ではなく、また当該メモリ・チェック機能を容易に構成
することも可能である。
【0039】さらに、CPU1がDP−RAM2のCP
U1側にアクセスしてメモリ・チェックを行うのと並行
して、FPGA10がDP−RAM2のDSP3側にア
クセスしてメモリ・チェックを行うようにしたので、メ
モリ・チェック全体にかかる時間が延びることはない。
【0040】尚、上記実施の形態では、DP−RAM2
のDSP3側のメモリ・チェックをFPGA10で行う
ように構成していたが、これに限るものではなく、ゲー
トアレイやその他の論理回路で構成することも可能であ
る。
【0041】また、上記実施の形態では、図1及び図2
に示すように、CPU1とDSP3間の通信に関する機
器システムに、本メモリチェックシステムを適用した場
合について説明したが、これに限るものではなく、CP
UとCPU間の通信に関する機器システムや、DSPと
DSP間の通信に関する機器システムに、本メモリチェ
ックシステムを適用することも可能である。
【0042】さらに、上記実施の形態では、一対のプロ
セッサ(CPU1及びDSP3)をがDP−RAM2で
接続された2系統の機器システムにメモリチェックシス
テムを適用した場合について説明したが、これに限るも
のではなく、複数対のプロセッサがそれぞれDP−RA
M2で接続された複数系統の機器システムにも適用する
ことも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、システムの電源が入れられると、一の系のプロセ
ッサが立ち上がって、デュアルポートRAMの一方から
ポート側のメモリチェックを行うとともに、デュアルポ
ートRAMの他方のポートと接続されたメモリエラー検
出手段が、デュアルポートRAMの他方のポート側から
メモリチェックを行い、メモリエラー手段が、そのメモ
リ・チェックの結果を一の系のプロセッサに対して報告
するので、デュアルポートRAMの他方のポート側の異
常を確実に発見することができ、その結果、システムの
誤動作などが起こるのを減少させることができるととも
に、誤動作などが発生した場合には、その原因がデュア
ルポートRAMの故障等であるのかソフトウェアのバグ
によるのかを容易に認識することができる。特に、他の
系のプロセッサがデュアルポートRAMを介して一の系
のプロセッサからOS等の供給を受けて動作を行う場合
に、他の系のプロセッサが動作開始できる状態になる前
に他方のポート側からのメモリチェックを行うことがで
きるので、他の系のプロセッサは誤りなくOS等のデー
タを入力することができ、他の系のプロセッサの動作が
安定する。
【0044】請求項2及び5記載の発明によれば、一の
系のプロセッサがデュアルポートRAMの一方のポート
側からメモリ・チェックを行うのと並行して、メモリエ
ラー手段がデュアルポートRAMの他方のポート側から
メモリ・チェックを行うようにしたので、メモリ・チェ
ック全体にかかる時間が延びることもない。
【0045】請求項3記載の発明に係るメモリチェック
方法は、デュアルポートRAMに対してデータを書き込
んで、その書き込んだデータを読み出して誤りがないか
否かで判断することによりメモリ・チェックするので、
確実にデュアルポートRAMの故障等によるエラーが発
生していないか確認することができる。
【0046】請求項6記載の発明に係るメモリチェック
システムは、メモリエラー検出手段を、フィールド・プ
ログラマブル・ゲート・アレイで構成したので、デュア
ルポートRAMの他方のポート側のメモリ・チェックの
ために特別な部品を設ける必要がなく、また当該デュア
ルポートRAMの他方のポート側のメモリ・チェック機
能をシステムに容易に組み込むことが可能となる。
【0047】請求項7記載の発明に係るメモリチェック
システムは、複数対のプロセッサがそれぞれデュアルポ
ートRAMに接続された複数系統のシステムに適用した
ので、大規模なシステムにおいても上記請求項1〜6同
様の効果を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるメモリチェックシ
ステムを示す概略ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態によるメモリチェックシ
ステムを示す詳細ブロック図である。
【図3】 従来のメモリチェックシステムの構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU(一の系のプロセッサ) 2 DP−RAM(デュアルポートRAM) 3 DSP(他の系のプロセッサ) 4 F−MEM 5 RAM 6,8 制御線 7,9 ローカルバス 10 FPGA(メモリエラー検出手段、フィールド・
プログラマブル・ゲート・アレイ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の系のプロセッサがデュアルポートR
    AMの一方のポートと接続され、他の系のプロセッサが
    デュアルポートRAMの他方のポートと接続され、シス
    テムの電源が入れられると、前記一の系のプロセッサが
    立ち上がって、一方のポート側から前記デュアルポート
    RAMのメモリチェックを行うとともに、前記他の系の
    プロセッサとは異なる手段によって他方のポート側から
    前記デュアルポートRAMのメモリチェックを行い、そ
    のメモリ・チェックの結果を前記一の系のプロセッサに
    対して報告することを特徴とするメモリチェック方法。
  2. 【請求項2】 一の系のプロセッサがデュアルポートR
    AMの一方のポート側からメモリ・チェックを行うのと
    並行して、前記デュアルポートRAMの他方のポート側
    からメモリ・チェックを行うようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のメモリチェック方法。
  3. 【請求項3】 メモリ・チェックは、デュアルポートR
    AMに対してデータを書き込んで、その書き込んだデー
    タを読み出して誤りがないか否かで判断することを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のメモリチェック方
    法。
  4. 【請求項4】 デュアルポートRAMの一方のポートと
    接続され、システムの電源が入れられると立ち上がり前
    記デュアルポートRAMの一方のポート側からメモリチ
    ェックを行う一の系のプロセッサと、 他の系のプロセッサが接続されている前記デュアルポー
    トRAMの他方のポートに接続され、システムの電源が
    入れられると前記デュアルポートRAMの他方のポート
    側からメモリチェックを行い、そのメモリ・チェックの
    結果を前記一の系のプロセッサに対して報告するメモリ
    エラー検出手段とを備えたことを特徴とするメモリチェ
    ックシステム。
  5. 【請求項5】 一の系のプロセッサがデュアルポートR
    AMの一方のポート側からメモリ・チェックを行うのと
    並行して、メモリエラー手段がデュアルポートRAMの
    他方のポート側からメモリ・チェックを行うようにした
    ことを特徴とする請求項4記載のメモリチェックシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 メモリエラー検出手段は、フィールド・
    プログラマブル・ゲート・アレイで構成されたことを特
    徴とする請求項4又は請求項5記載のメモリチェックシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 複数対のプロセッサがそれぞれデュアル
    ポートRAMに接続された複数系統のシステムに適用し
    たことを特徴とする請求項4から請求項6のうちのいず
    れか1項記載のメモリチェックシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR3087979A1 (fr) * 2018-10-31 2020-05-01 Silkan Rt Systeme de transmission de donnees

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