JP2002149471A - ファイルシステム - Google Patents

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JP2002149471A
JP2002149471A JP2000348241A JP2000348241A JP2002149471A JP 2002149471 A JP2002149471 A JP 2002149471A JP 2000348241 A JP2000348241 A JP 2000348241A JP 2000348241 A JP2000348241 A JP 2000348241A JP 2002149471 A JP2002149471 A JP 2002149471A
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JP2000348241A
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Takuya Fukui
琢也 福井
Naoki Sekiguchi
尚樹 関口
Hiromi Ozasa
ひろみ 小笹
Natsuko Iwata
夏子 岩田
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データファイルの分散化を防止し、既存のシ
ステムに比較的簡単に導入する。 【解決手段】 データ辞書システムは、上記「統一項目
名」と「コードドメイン」という概念によるデータリン
ク機能を中心に据え、すべての情報をシステム単位・フ
ァイル単位・データ項目名単位ごとに一元管理する点を
最大の特徴として設計した。すべての情報を一元管理す
ることによって、必要なファイルやデータ項目名の所在
を明らかにし、重複する無駄な新ファイル・新データ項
目名の増加を防ぐことができる。さらに、統一項目名や
コードドメインも一元管理されているため、正規化した
際の情報を管理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、複数のシステム
にそれぞれ存在するファイルにデータ項目名が与えられ
ているファイルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】 従
来、企業、団体等において、営業、資材、経理等、多数
の業務を部門分担して行う場合、それぞれの業務部門毎
に業務に適したデータベースを作成し、これをデータベ
ースとして業務システムを構築し、管理、運用すること
が多い。しかしながら、上記従来の業務システムは、事
業の拡大による業務の増加に伴う対応が不充分である。
すなわち、例えば、事業拡大のつど、個別にシステム開
発が行われてしまうことが多く、結果として、部門単位
で異なるデータベースを用いることになり、データベー
スの分散化が起きることになる。また、部門ごとの要望
に従いシステム設計を行ってきたため、他の部門のシス
テム間との整合性がとれておらず、データの共有性や統
合性に欠けるシステムになってしまっている。このため
保守作業や他システムとの連携処理が必要なプログラム
開発を行うごとに、大きな労力がかかっていた。
【0003】さらに、現行システムでは、業務の流れに
あわせて、複数の部門間で同じデータ項目名を複数ファ
イルに持つ、正規化されていない「業務中心型システ
ム」が残されている。このため、新しい切り口のプログ
ラムを開発するごとにファイルが増え、メンテナンスの
負荷が増大していた。また、複数ファイルに重複項目名
を持つため、一個所データを修正するとほかのファイル
の同項目名にも修正を反映させなければならず(一元管
理ができず)、整合性を保つのが困難であった。
【0004】例えば、図9に示すように、当初(第1
期)は、在庫データベース100とオーダーデータベー
ス102の2種類であり、業務拡大等により、第2期と
して、上記在庫データベース100、オーダーデータベ
ース102を利用して、新たに、製品別在庫データベー
ス104、オーダー別在庫データベース106、オーダ
ーデータベース108を構築し、それぞれをインターフ
ェース110、112、114を介してリンク接続する
ようなシステム構成がこれに該当する。また、これに加
えて、第3期として、包装別在庫データベース116、
スペック別在庫データベース118、引当可能在庫デー
タベース120、受注データベース122、スペック別
データベース124を構築し、これらをインターフェー
ス126、128、130、132、134を介してリ
ンク接続する場合もあり得、分散化を助長する。
【0005】このような場合の解決方法として、システ
ムの再構築が考えられるが、多大な労力と、膨大なコス
トがかかることが予想される。このため、ERPパッケ
ージを導入することで、早期に基幹系システムの再構築
を行うことが好ましい。しかしながら、ERPパッケー
ジの導入は、存続するホストコンピュータとの連携が問
題となる。すなわち、現行業務システムが幅広く導入さ
れている環境は、ERPパッケージによる新システムに
全てを簡単にシフトできる性質のものではない。さら
に、データウェアハウスの開発や特定目的のシステム開
発も新たに発生している。このため、新システムとホス
トコンピュータは連携して稼動させることが計画されて
いる。このような場合、複数システム間の連携処理をプ
ログラムの作り込みで解決しようとすると、システム間
のインターフェースが増えるごとにファイルも増えてし
まう。ファイルの増大は、データの不整合や保守負担の
増大につながる。
【0006】システム変更による再構築に、柔軟に対応
できるファイル設計を行うためには、このような無駄な
重複項目名を減らし、最小限のインターフェースでシス
テムを構成することが重要である。また、一般に、ER
Pパッケージはデータ項目名を変更できないため、エン
ドユーザは既存システムの使い慣れたデータ項目名と、
ERPパッケージのデータ項目名のリンク状態が把握し
づらい。これを解決するには、データ項目名情報を整理
し公開する必要がある。さらに、ERPパッケージで管
理できない部分に関しては、別パッケージ導入または自
社開発を行うことも考えられ、マルチプラットフォーム
化に対応した、より複雑なデータ項目名管理が必要にな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記事実を
考慮し、異なるシステム上に存在する正規化により統合
されるべき同義語のデータ項目名情報を提供する同義語
辞書、プログラムロジック内で管理しているコード体系
に関して、コード体系を参照可能を管理することのでき
るコードブック辞書、並びに所定のデータ項目名がシス
テムのどのファイルにあるかの情報を提供する影響範囲
特定辞書を含む辞書データベースを中心としてシステム
を構築することで、データファイルの分散化を防止し、
既存のシステムに比較的簡単に導入することができるフ
ァイルムシステムを得ることが目的である。
【0008】第1の発明は、複数のシステムにそれぞれ
存在するファイルにデータ項目名が与えられているファ
イルシステムにおいて、互いに類似する意味内容のデー
タ項目名を持つファイルに、同一の統一項目名を与え、
データの形式が同じファイルに、同一のコードドメイン
名を与え、前記統一項目名及び前記コードドメイン名に
基づいてファイルの検索を可能としたことを特徴として
いる。第1の発明によれば、互いに類似する意味内容の
データ項目名を持つファイルに対して、同一の統一項目
名を与えると共に、データの形式が同じファイルに同一
のコードドメイン名を与える。このことにより、分散し
ているファイルを一元管理することができ、ファイル検
索が容易となる。
【0009】この第1の発明において、前記データの属
性、桁数が一致しなくても、互いに類似する意味内容と
して取り扱われることを特徴としている。 データは、
その属性や桁数が異なっても、互いに類似する意味内容
であれば、同一として取り扱う。これにより、例えば、
既存のファイルと新規のファイルとの間において、同義
語となり得、他のシステム間とのデータリンクが容易と
なる。
【0010】第2の発明は、所定のセクション毎に分散
する複数のファイルシステムに存在するデータ項目名を
一元管理するためのファイルシステムであって、異なる
システム上に存在する、正規化により統合されるべき互
いに類似する意味内容の統一項目名を付与する統一項目
名付与手段と、データの形式が同じファイルに、同一の
コードドメイン名を付与するコードドメイン付与手段
と、前記統一項目名付与手段及びコードドメイン付与手
段で付与された統一項目名及びコードドメインに基づい
て、データ項目名情報を管理する同義語辞書管理データ
ベース、前記コードドメイン名のコード体系を参照する
ためのコードブック辞書データベース、並びに前記デー
タ項目名の属する複数のファイル先情報を管理する影響
範囲特定辞書データベースを構築するデータベース構築
手段と、を有している。
【0011】第2の発明によれば、統一項目名付与手段
により、異なるシステム上に存在する、正規化により統
合されるべき互いに類似する意味内容の統一項目名を付
与する。また、コードドメイン付与手段により、データ
の形式が同じファイルに、同一のコードドメイン名を付
与する。
【0012】これら統一項目名、コードドメインの作成
により、同義語辞書管理データベース、コードブック辞
書データベース、影響範囲特定辞書データベースを構築
することができ、例えば、既存のシステムの使い慣れた
データ項目名と、ERPパッケージ等のデータ項目名の
リンク状態を把握し易くなる。統一項目名を付与する
際、データの属性、桁数が一致しない場合がある。しか
し、この一致しないデータを互いに類似する意味内容と
して認識することで、異なるシステム間のリンクが容易
となる。すなわち、この第2の発明において、前記統一
項目名付与手段は、データの属性、桁数が一致しない場
合、互いに類似する意味内容として認識して統一項目名
を付与する、ことを特徴としている。
【0013】また、この第2の発明において、前記デー
タベース構築手段で構築された同義語辞書管理データベ
ース、コードブック辞書データベース、影響範囲特定辞
書データベースに基づいて、ファイルを検索するファイ
ル検索手段をさらに有することを特徴としている。この
ファイル検索手段により、ファイルを検索する場合、一
元化されたデータベース(同義語辞書管理データベー
ス、コードブック辞書データベース、影響範囲特定辞書
データベース)の存在により、各システム単位でのデー
タベースの構築を軽減することができる。
【0014】以下に、本発明のファイルシステムの構築
の経緯について説明する。図1に示される如く、既存の
システムとしては、ホスト基幹システム10とERPパ
ッケージ12を備えており、それぞれ辞書データベース
14、16を個々に所有している。システム再構築を行
うにあたり各パッケージソフト(図1では、C/S・個
別アプレケーション18、開発支援ツール20、データ
分析ツール22、サプライチェーン展開24、データウ
ェアハウス26及びデータ転送ツール28を挙げ、それ
ぞれ辞書ツール30、32、34、36、38、40を
備える)の導入と並んで、既存システムとのリンク情報
を管理するファイルシステムとして、辞書データベース
42を導入する。
【0015】この辞書データベース42の実現により、
インターフェースを新規に作り込む際の辞書として活用
し、無駄な重複項目名のないファイル設計を行うことが
可能になる。 また、将来的に複数のパッケージを導入
することになった場合でも、分散する項目名の管理を行
えるため、インターフェースとなる新ファイルの作成を
抑え、システム連携をはかる上での支援ツールになる。
このことによって、新システムを将来的に拡張すること
も可能となる。
【0016】データ辞書システムを開発するにあたり、
すでに市販されているソフトウェアで以下に示す乃至
の条件を満たすものがないか調査を行ったが、当該条
件を満たすものは存在しないことを確認した。3つの
辞書機能を持つこと 第1の辞書機能は、異なるシステ
ム上に存在する、正規化により統合されるべき「同義
語」のデータ項目名情報を提供する「同義語辞書」であ
る。 第2の辞書機能は、プログラムロジック内で管理
しているコード体系に関しても、コード体系を参照する
ことのできる「コードブック辞書」である。第3の辞書
機能は、所定のデータ項目名がシステムのどのファイル
(または画面・帳票)にあるのかの情報を提供する「影
響範囲特定辞書」である。
【0017】属性・桁数が一致しない場合でも「同義
語」を管理できること 各種辞書機能を簡単に検索できる機能を持つこと 次に、データ辞書システムのファイル設計概念図を図2
に示す。各システム44にはn個のファイル46があ
り、その1ファイル46にはn個のデータ項目名48が
存在する。また、この最小単位であるデータ項目名48
に対して、統一項目名50、コードドメイン52を付加
することによって、他システム44間とのデータリンク
を容易に実現することができる。なお、1個のコードド
メイン52は、n個のコード体系54によって管理され
る。
【0018】(統一項目名) 図3に示される如く、デ
ータ項目名は業務で使い慣れた名称をそのまま用い、そ
の代わりにまったく同じ内容・意味のデータ項目名をグ
ループ管理するために命名したものが「統一項目名」で
ある。 統一項目名は、属性・桁数にとらわれず管理を
行う。この仕組みによって、システムごとに桁数は違う
が同じ内容がセットされるデータ項目名も、同一グルー
プとして管理可能になる。統一項目名を使用することに
より、既存ファイルを正規化せずに同じ働きを持つデー
タ項目名をグループ管理できるようになる。このため、
システム間の連携処理を開発する場合でも統一項目名に
着目してファイル設計をすれば、作業工数をかけずにデ
ータ項目名の無駄な増大を抑えることができる。また、
ユーザは新データ項目名を覚えていなくても、データ辞
書を調べれば確認できるため、業務に支障をきたさな
い。
【0019】(コードドメイン) 図4に示される如
く、コード体系が等しいデータ項目名をグルーピングし
て命名したものがコードドメインである。コードドメイ
ンは、データ項目名とコード体系の属性・桁数を一致す
るものの橋渡し役を担い、これらをリンクさせることに
より、整合化されたシステムコード管理を実現すること
ができる。またコードドメインを管理することにより、
各々のシステム開発において同一の属性を持つデータ項
目名やコード体系が安易に増殖することを防止でき、効
率的なデータ項目名管理を実現することができる。デー
タ辞書システムは、上記「統一項目名」と「コードドメ
イン」という概念によるデータリンク機能を中心に据
え、すべての情報をシステム単位・ファイル単位・デー
タ項目名単位ごとに一元管理する点を最大の特徴として
設計した。
【0020】すべての情報を一元管理することによっ
て、必要なファイルやデータ項目名の所在を明らかに
し、重複する無駄な新ファイル・新データ項目名の増加
を防ぐことができる。さらに、統一項目名やコードドメ
インも一元管理されているため、正規化した際の情報を
管理することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】 図5は、本実施の形態に係るフ
ァイルシステムの構成を示す概略図である。 既存のホ
ストコンピュータ56(例えば富士通(株)製GS860
0/10)とERPサーバ58がネットワーク60によ
って連結されており、データ辞書サーバ62は当該ネッ
トワーク60に接続されている。このデータ辞書サーバ
62が複数システムがもつデータ項目名情報の一元管理
を行う。ERPパッケージを導入するにはクライアント
環境に高性能が求められる。そこで、クライアント機と
して、ルータ64、LAN66を介して端末機68(例
えば、CPU Celeron500、メモリ128M
B、FMV6500CL4C/富士通(株)製)を数百台
導入して、開発者及びエンドユーザに提供する。当然、
技術の進歩に応じて、さらに上位機種の導入も可能であ
る。
【0022】辞書機能としては、例えば、工数短縮のた
めVisualBasic6.0のアプリケーションと
し、図6に示される如く、データ辞書システムデータベ
ース70は、好ましくは、リレーショナルデータベース
の特徴を生かせるシステムを構築するために、一例とし
て、Oracle8iを採用する。 データ辞書システ
ムデータベース70への登録は、システム再構築で利用
するファイルを中心に行っている。登録状況の一例を表
1に示すが、随時登録内容を追加していくことが可能で
ある。
【0023】
【表1】
【0024】なお、データ辞書システムのプログラム
は、21画面、9モジュールと小規模に抑え最小限の工
数に絞りこんで開発を行うことで、主要機能部分は短期
間(約10日ほど)で完成が可能であり、データ整理作
業を重点的に進めることができる。
【0025】また、図6に示される如く、利用者側の処
理としては、ログオン画面にユーザ名とパスワードを入
力し、ユーザチェックが行われた後、メニュー画面が表
示される。メニュー画面から、次の3機能をそれぞれ呼
び出すことができる。 ファイルレイアウト出力機能72 検索機能(統一項目名アプローチ、コードドメインア
プローチ、データ項目名アプローチ)74 その他管理機能(データのインプットやメンテナン
ス、ユーザー管理など)76
【0026】以上説明したように、従来は、ホストシス
テムでは半角英数字や記号の使用には制約があった。ま
た、リレーショナルデータベースによっては、内部的に
特殊な扱いをしている文字があり、その文字をデータベ
ース内に登録してしまうとVisualBasicアプ
リケーション実行時にエラーが発生することがある。そ
こで、本実施の形態では、このような問題を回避するた
め、データベースへ登録する内容の規約書を作成し、ユ
ーザに対し一定の文字を使用しないよう統一をはかり登
録を行うことによって解決することができる。規約を設
けることによって、漢字の送り仮名の不統一(例:「積
み合わせ」と「積み合せ」など)やカナの長音の表記を
統一し、データ辞書システムを検索した際のヒット率を
向上させることができる。
【0027】さらに、各項目名の検索などを行う際に正
式名称を覚えているユーザは少なく「○○数量単位○
○」や「○○ユーザ区分」というように、あいまいな名
称しか覚えていないケースが多く、何度も表現を変えて
検索をしないとヒットしないという問題がある。その場
合、検索条件を拡張し、検索文字との「完全一致検
索」のほか、検索文字が含まれている項目名をすべて
抽出する「任意一致検索」や、検索文字で始まる項目
名をすべて抽出する「前方一致検索」、検索文字で終
わる項目名をすべて抽出する「後方一致検索」の4パタ
ーンを設けることができる。これによって、検索時のヒ
ット率が格段に向上し、ユーザはあいまいな記憶を頼り
に欲しい情報を抽出できるようになる。
【0028】また、ユーザと開発者との間で業務用語に
関する認識の違いが生じ、それによって手戻り作業が発
生することがある。その場合、エンドユーザからヒアリ
ングした業務用語を開発者が登録するように運用ルール
を取り決めて作業の標準化をはかることで、意思疎通が
スムーズになり、手戻り作業を低減させることができ
る。
【0029】以下に、本発明の作用効果のまとめとし
て、エンドユーザ側、システム開発者側の両者の視点か
ら捉えた場合を列挙する。 エンドユーザ側からの視点 (1)システムを再構築しデータ項目名の名称が変更さ
れても、現行の「業務名称」はデータ辞書システム中に
残るので、辞書を参照すれば新しいデータ項目名がわか
る。このことにより、新システムに移行されてもユーザ
側には殆ど負担がかからないという安心感・信頼感が生
まれる。 (2)データ項目名と意味を意識するようになり、今後
のEUC活用へのステップになる。
【0030】システム開発者側からの視点 (1)開発の際の情報収集が省力化され、開発工数を低
減させることができる。これにより、探しているデータ
項目名が、どのシステム・ファイルに存在するのかを簡
単に調べられるようになる。また、エンドユーザからヒ
アリングした業務用語を開発者が登録することによっ
て、情報を開発者全体で共有できるのでエンドユーザ・
開発者間の意志疎通不全からくる開発手戻りが減少す
る。さらに、ファイルレイアウトがペーパーレス化し、
データとして一括検索できるようになったことで、作業
効率が向上する。また、最新のファイルレイアウトやコ
ードブックがオンライン化され、調べやすくなる。
【0031】(2)ファイルレイアウト、データ項目名
情報がそれぞれ一元管理されているので無駄なファイル
やデータ項目名を作成せずに済み、将来的に保守の負担
軽減になる。 (3)ファイルレイアウトやコードブックがペーパーレ
ス化したことで、ドキュメント管理の負担を軽減し、経
費を削減することができる。 (4)データ項目名等の「命名規約書」によって、ファ
イル設計の社内標準化をすすめる体制を整えることがで
きる。 (5)上記、命名規約に基づく各データ項目名と多機能
検索機能の効果によって、検索時にヒット率を高くする
ことができる。 (6)データを正規化した結果に近い情報をとりだせる
ようになったため、過去に作成したファイルを正規化す
る前段階の資料とすることができる。
【0032】
【実施例】本アプリケーションの最大の特徴は、検索機
能でほかのアプローチと連携して高度な分析作業を可能
としている点にある。以下にその実施例を述べる。
【0033】実施例1:データ項目名「数量単位」と意
味が重複する項目名を調べる 図7に従い、その手順を説明する。 [検索]画面で全データ項目名を対象に「データ項目
名=”数量単位”」という条件で検索を行う。このデー
タ項目名「数量単位」につけられた統一項目名(まった
く同じ内容・意味のデータ項目名をグループ管理するた
めの名称)が「数量単位区分」であることを確認する
(図7のの欄参照)。 次に、同画面で「統一項目名=”数量単位区分”」と
いう条件で検索を行うと、同じ統一項目名がついている
データ項目名が3件抽出される(図7のの欄参照)。 従って、同じ意味のデータ項目名は「数量単位」自身を
含めて3件あることがわかる。
【0034】図7のの欄に表示されている統一項目名
情報をみると、同じ統一項目名を持つデータ項目名の桁
数が必ずしも一致しないことがわかる。これは、事業所
単位で作られた各システムで、例えばA事業所システム
ではデータ項目名を余裕をもたせて6桁に設計し、B事
業所システムでは4桁としたようなケースでも、同項目
名に対して管理可能にするための仕様である。以上の仕
様によって、ファイルの正規化を行う際の強力な資料に
なる、正規化作業を行わなくても、正規化を行った結果
を把握できるので、短時間でデータ分析を行うことがで
きる、といったメリットがある。
【0035】実施例2:「数量単位」で始まるデータ項
目名のコード体系を比較する 図8に従い、その手順を説明する。 [検索]画面で全データ項目名を対象に「データ項目
名=”数量単位*”」という条件で検索を行い、抽出結
果をみるとコードドメイン名(コード体系が等しいデー
タ項目名をグループ管理するための名称)も「数量単位
区分○○」であることがわかる(図8のの欄参照)。 次に、同画面で「コードドメイン名=”数量単位区分
*”」という条件で検索を行い、抽出されたコードドメ
インを一つずつ選択した状態で[コード体系]を表示す
る(図8のの欄参照)。 選択したコードドメインとリンクされたコード体系の
詳細が一覧表示されるので、似たコードドメインのコー
ドブック内容を比較することができる(図8のの欄参
照)。
【0036】このように、コードドメインを通してコー
ド体系の内容を調べることができるので、新データ項目
名のコードドメイン名を新規に命名する際に、重複する
コードドメインの増加を防ぐことができる、並びに、新
システムに移行する際にコードドメインを統合化する場
合の資料にする 、といった利用方法が考えられる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、異なるシステム上に存在する
正規化により統合されるべき同義語のデータ項目名情報
を提供する同義語辞書、プログラムロジック内で管理し
ているコード体系に関して、コード体系を参照可能に管
理することのできるコードブック辞書、並びに所定のデ
ータ項目名がシステムのどのファイルにあるかの情報を
提供する影響範囲特定辞書を含む辞書データベースを中
心としてシステムを構築することで、データファイルの
分散化を防止し、既存のシステムに比較的簡単に導入す
ることができるという優れた効果を有する。
【0038】また、使用するファイルのレイアウトをド
キュメント管理者から入手して開発を行う際、最新のフ
ァイルレイアウトに対してファイリングされたドキュメ
ントが古い場合であっても、このような情報をすべて一
元管理することによって、開発者は自分で簡単に最新フ
ァイルレイアウト情報を出力することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデータベース辞書の概念図
である。
【図2】ファイル設計概念図である。
【図3】統一項目名の考え方を示す説明図である。
【図4】コードドメインの考え方を示す説明図である。
【図5】本実施の形態に係るファイルシステムの概略構
成図である。
【図6】本実施の形態に係るアプリケーションの範囲を
示すシステム構成図である。
【図7】実施例1に係るデータ辞書システムの利用説明
図である。
【図8】実施例2に係るデータ辞書システムの利用説明
図である。
【図9】従来のシステム増設に起因するインターフェー
スの増加の状態を示す概念図である。
【符号の説明】
10 ホスト基幹システム 12 ERPパッケージ 14、16 辞書データベース 30、32、34、36、38、40 辞書ツール 42 辞書データベース 44 システム 46 ファイル 48 データ項目名 50 統一項目名 52 コードドメイン 54 コード体系 56 ホストコンピュータ 58 ERPサーバ 60 ネットワーク 62 データ辞書サーバ 68 端末機 70 データ辞書システムデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笹 ひろみ 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 エ ムジーシーコンピュータサービス株式会社 内 (72)発明者 岩田 夏子 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 エ ムジーシーコンピュータサービス株式会社 内 Fターム(参考) 5B075 KK03 NR03 NR05 5B082 EA01 GC04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のシステムにそれぞれ存在するファイ
    ルにデータ項目名が与えられているファイルシステムに
    おいて、 互いに類似する意味内容のデータ項目名を持つファイル
    に、同一の統一項目名を与え、 データの形式が同じファイルに、同一のコードドメイン
    名を与え、 前記統一項目名及び前記コードドメイン名に基づいてフ
    ァイルの検索を可能としたファイルシステム。
  2. 【請求項2】前記データ項目におけるデータの属性又は
    桁数が一致しなくても、当該データが互いに類似する意
    味内容として統一項目名を与えることを特徴とする請求
    項1記載のファイルシステム。
  3. 【請求項3】所定のセクション毎に分散する複数のファ
    イルシステムに存在するデータ項目名を一元管理するた
    めのファイルシステムであって、 異なるシステム上に存在する、正規化により統合される
    べき互いに類似する意味内容の統一項目名を付与する統
    一項目名付与手段と、 データの形式が同じファイルに、同一のコードドメイン
    名を付与するコードドメイン付与手段と、 前記統一項目名付与手段及びコードドメイン付与手段で
    付与された統一項目名及びコードドメインに基づいて、
    データ項目名情報を管理する同義語辞書管理データベー
    ス、前記コードドメイン名のコード体系を参照するため
    のコードブック辞書データベース、並びに前記データ項
    目名の属する複数のファイル先情報を管理する影響範囲
    特定辞書データベースを構築するデータベース構築手段
    と、を有するファイルシステム。
  4. 【請求項4】前記統一項目名付与手段は、データの属性
    又は桁数が一致しない場合、互いに類似する意味内容と
    して認識して統一項目名を付与する、ことを特徴とする
    請求項3記載のファイルシステム。
  5. 【請求項5】前記データベース構築手段で構築された同
    義語辞書管理データベース、コードブック辞書データベ
    ース、影響範囲特定辞書データベースに基づいて、ファ
    イルを検索するファイル検索手段をさらに有することを
    特徴とする請求項3記載のファイルシステム。
  6. 【請求項6】前記請求項1又は請求項3記載のファイル
    システムにおいて統一項目名の付与、コードドメイン名
    の付与、同義語辞書管理データベース、コードブック辞
    書データベース、影響範囲特定辞書データベースの構築
    を可能とするプログラムが記憶された記憶媒体。
  7. 【請求項7】前記請求項1又は請求項3記載のファイル
    システムにおいて前記ファイルの検索を可能とするプロ
    グラムが記憶された記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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