JP2002149302A - インターフェース装置およびインターフェース処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

インターフェース装置およびインターフェース処理プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2002149302A
JP2002149302A JP2000342575A JP2000342575A JP2002149302A JP 2002149302 A JP2002149302 A JP 2002149302A JP 2000342575 A JP2000342575 A JP 2000342575A JP 2000342575 A JP2000342575 A JP 2000342575A JP 2002149302 A JP2002149302 A JP 2002149302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
detected
interface device
hand
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000342575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4275304B2 (ja
Inventor
Michihiro Ono
通広 大野
Hiroyuki Akagi
宏之 赤木
Ayako Ishizaki
綾子 石崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000342575A priority Critical patent/JP4275304B2/ja
Publication of JP2002149302A publication Critical patent/JP2002149302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4275304B2 publication Critical patent/JP4275304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ上に手の動きに連動したマウス
ポインタを表示できないような場合であってもパーソナ
ルコンピュータ等の情報処理機器を操作可能とし、操作
性のよいインターフェース装置を提供する。 【解決手段】 カメラ2により撮像された動画像から特
定の対象物を検出する対象検出部4と、上記対象検出部
4により検出された対象物の動き方向を認識する動き方
向認識部5と、上記動き方向認識部5により認識された
動き方向に対応したコマンドを情報処理システムに出力
するコマンド出力部6とを有する。さらに、上記対象検
出部4により検出された対象物の位置を検出すると共
に、この検出結果を位置情報として、上記情報処理シス
テムを操作する操作者に通知する位置情報出力部7を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理機器における情報処理実行のための
コマンドの入力を行うインターフェース装置およびイン
ターフェース処理プログラムを記録した記録媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の情報処理機
器を操作するインターフェースとしては、キーボードや
マウス等の装置が一般的である。
【0003】したがって、パーソナルコンピュータで M
icrosoft(登録商標)社のPower Point (登録商標)等
のプレゼンテーション用のアプリケーションを利用して
プレゼンテーションを行う場合、ページを進める、戻す
といった操作は、マウスボタンのクリック、もしくはカ
ーソルキーによって方向を指示することにより行われて
いる。
【0004】ところで、一般的な会議でのプレゼンテー
ションの場面においては、発表者はパーソナルコンピュ
ータから離れた位置に立つことが多いため、ページ送り
の操作の都度、キーボードやマウスが操作できる位置に
近づく必要があり、操作が煩わしいという問題が生じ
る。
【0005】そこで、キーボードやマウス等の装置を利
用せずに、パーソナルコンピュータを離れた位置から操
作する方法として、赤外線リモコンを使用する方法が提
案されている。
【0006】この赤外線リモコンを使用する方法では、
プレゼンテーションの間、常にリモコンを手にしている
必要があり、この場合においても操作者に煩わしさを与
えるという問題が生じる。
【0007】このような各問題点を解消するために、カ
メラ等の撮像装置によって撮像された操作者の手の動作
を認識処理し、ディスプレイ上のマウスポインタの制御
を行う技術が特開平8−44490号公報に開示されて
いる。この公報に開示された技術によれば、操作者の手
の動きは、ディスプレイ上に表示されるマウスポインタ
の形状の変化や動きによって表現される。
【0008】上記公報によれば、キーボード、マウス、
赤外線リモコン等の機器を使用せずに、パーソナルコン
ピュータを離れた位置から操作するインターフェース装
置を実現することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された技術では、操作者の手の動きは、ディス
プレイ上に表示されるマウスポインタの形状の変化や動
きによって表現され、該ディスプレイ上のマウスポイン
タの制御を行うようになっているので、操作者はディス
プレイが見える位置でマウスポインタを見ながら操作を
行う必要がある。
【0010】したがって、操作者がディスプレイが見え
ない位置にいる場合には、視覚的に操作の手順やシステ
ムの状態を確認することができない。このため、例えば
プレゼンテーションのスライド画面をディスプレイ全体
に表示する場合や、ディスプレイが見えない位置にいる
場合、あるいはディスプレイがない情報処理機器を操作
する場合等のディスプレイ上に手の動きに連動したマウ
スポインタを表示できないような場合には、操作者は、
パーソナルコンピュータ等の情報処理機器を操作するこ
とができない。
【0011】さらに、上記公報に開示された技術では、
操作者の位置を確認する方法が考慮されていないので、
操作者が適当な位置、例えば操作可能な適正な位置から
外れた位置にいる場合であって、ディスプレイが見える
位置にいる場合に、何故情報処理機器の操作を行うこと
ができないのかを容易に理解することができず、このた
め、操作者は情報処理機器が操作できるまで試行錯誤し
なければならず、この結果、装置の操作性が低下すると
いう問題が生じる。
【0012】本発明は、上記の各問題点を解決するため
になされたもので、その目的は、キーボード、マウス、
赤外線リモコン等の機器を利用せずに、パーソナルコン
ピュータ等の情報処理機器を離れた位置から操作するこ
とを前提とし、ディスプレイ上に手の動きに連動したマ
ウスポインタを表示できないような場合であってもパー
ソナルコンピュータ等の情報処理機器を操作可能とし、
操作者が適当な位置で操作を開始して情報処理機器の操
作が不能と判断されたときであっても、操作者にそのこ
とを知らせ、次に操作者は何をすればいいのかを迅速に
認知できるような操作性のよいインターフェース装置お
よびインターフェース処理プログラムを記録した記録媒
体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のインターフェー
ス装置は、上記の課題を解決するために、情報処理シス
テムにおける情報処理実行のためのコマンドの入力を行
うインターフェース装置において、動画像を撮像するた
めの撮像装置と、上記撮像装置により撮像された動画像
から特定の対象物を検出する対象物検出手段と、上記対
象物検出手段により検出された対象物の動き方向を認識
する動き方向認識手段と、上記動き方向認識手段により
認識された動き方向に対応したコマンドを上記情報処理
システムに出力するコマンド出力手段と、上記対象物検
出手段により検出された対象物の位置を検出すると共
に、この検出結果を位置情報として、上記情報処理シス
テムを操作する操作者に通知する位置情報通知手段とを
備えていることを特徴としている。
【0014】上記の構成によれば、撮像装置により撮像
された動画像から検出された対象物の動き方向に応じた
コマンドに基づいて情報処理システムにおける情報処理
を実行することで、従来のように、キーボード、マウ
ス、赤外線リモコン等の機器を使用せずに、検出された
対象物の動きにより情報処理のコマンドを実行すること
ができる。
【0015】このように、検出された対象物の動きによ
り情報処理のコマンドを実行することにより、ディスプ
レイ上に表示された対象物の動きに連動したマウスポイ
ンタやカーソルを操作者は見なくても、パーソナルコン
ピュータ等の情報処理機器を操作することができる。
【0016】しかも、位置情報出力手段によって、対象
物の位置を検出すると共に、この検出結果を対象物の位
置情報として、情報処理システムを操作する操作者に通
知することにより、操作者は、通知された位置情報か
ら、情報処理システムにおける情報処理のコマンドが実
行可能な位置、すなわち適正な位置に対象物がいるか否
かを迅速に判断することができる。
【0017】これにより、操作者は、対象物が適正な位
置にいるか否かにより次にしなければならないことを的
確に把握することができるので、このようなインターフ
ェース装置を介してパーソナルコンピュータ等の情報処
理機器を操作する場合の操作性の向上を図ることができ
る。
【0018】また、上記位置情報通知手段は、対象物が
適正な位置にいないことが検出された場合に対象物の適
正な位置への移動を促すためのガイダンス手段を備えて
いてもよい。
【0019】この場合、対象物が適正な位置にいない場
合に、ガイダンス手段により対象物を適正な位置に移動
させるように促され、操作者はその指示に従って対象物
を移動させればよいので、対象物を簡単に適正な位置に
移動させることができる。
【0020】また、上記ガイダンス手段は、対象物が適
正な位置にあることを、ビープ音等の確認音を発声して
操作者に通知するようにしてもよい。
【0021】これにより、操作者は、ビープ音等の確認
音を聞くだけで対象物が適正な位置にあることを認識す
ることができる。
【0022】さらに、上記ガイダンス手段は、対象物が
適正な位置にあることを、ボタンの色の変化等の視覚的
な変化によって操作者に通知するようにしてもよい。
【0023】これにより、操作者は、視覚的に変化する
ボタンを見るだけで対象物が適正な位置にあることを認
識することができる。
【0024】また、上記ガイダンス手段は、対象物の位
置と大きさを表現するマークを、上記適正な位置を示す
マークとあわせて表示するようにしてもよい。
【0025】この場合、対象物の位置と大きさを表現す
るマークを、上記適正な位置を示すマークとあわせて表
示することで、操作者に対して、対象物の適正な位置へ
の移動を促すことができる。したがって、操作者は、表
示された各マークを見るだけで、対象物が適正な位置に
いるか否かを簡単に認識することができる。
【0026】さらに、上記ガイダンス手段は、対象物を
どの方向に移動させればよいかを、音声メッセージによ
って指示するようにしてもよい。
【0027】この場合、対象物をどの方向に移動させれ
ばよいかを、音声メッセージによって指示することで、
操作者に対して、対象物の適正な位置への移動を促すこ
とができる。したがって、操作者は、音声メッセージを
聞くだけで、対象物をどの方向に移動させれば良いかを
認識できるので、対象物を適正な位置に迅速に移動させ
ることができる。
【0028】また、上記動き方向認識手段は、検出され
た対象物の動き方向の認識結果を、操作者に通知する通
知手段を備えるようにしてもよい。
【0029】この場合、操作者は、通知手段によって通
知された対象物の動き方向の認識結果から、該対象物の
動き方向の認識の適否を簡単に知ることができる。
【0030】また、上記通知手段は、対象物の動き方向
の認識の成否を、動き方向の表示によって、操作者に通
知するようにしてもよい。
【0031】この場合、操作者は、通知手段により、対
象物の動き方向の認識の成否を、動き方向の表示によっ
て通知されていることで、視覚的に対象物の動き方向の
認識の成否を確認することができる。
【0032】また、上記通知手段は、対象物の動き方向
の認識を成功した場合と失敗した場合とで異なる確認音
によって、操作者に通知するようにしてもよい。
【0033】この場合、操作者は、通知手段により、対
象物の動き方向の認識を成功した場合と失敗した場合と
で異なる確認音によって知らされるので、確認音を聞く
だけで、対象物の動き方向の認識の成否を確認すること
ができる。
【0034】以上のようなインターフェース装置におい
て、上記撮像装置により撮像される動画像には、人間の
頭部を含む、少なくとも胸部より上の身体が含まれ、上
記対象物検出手段により検出される対象物は人間の手で
あってもよい。
【0035】この場合、情報処理システムのコマンドに
対応する対象物の動き方向が、人間の手の動き方向とな
るので、人間(操作者)は手を動かすだけで、該コマン
ドを実行することが可能となる。
【0036】また、上記対象物検出手段は、動画像中の
肌色領域を検出することで、人間の手を検出するように
してもよい。
【0037】さらに、上記対象物検出手段は、動画像中
の特定のフレーム画像において、人間の顔が所定の位置
に存在することを検出し、この検出結果に基づいて該特
定のフレーム画像に手が存在しているか否かを検出する
ようにしてもよい。
【0038】また、インターフェース装置における処理
としては、以下の処理を含み、この処理を含むプログラ
ムはコンピュータで実行可能となっている。
【0039】すなわち、インターフェース処理プログラ
ムを記録している記録媒体は、撮像装置により撮像され
た動画像から特定の対象物を検出する処理と、検出され
た対象物の動き方向を認識する処理と、認識された動き
方向に対応したコマンドを情報処理システムに出力する
処理と、検出された対象物の位置を検出すると共に、こ
の検出結果を位置情報として、上記情報処理システムを
操作する操作者に通知する処理とを記録している。
【0040】これにより、コンピュータにより簡単に、
上述したような各種のインターフェース処理を実行する
ことが可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について説
明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態で
は、本願発明のインターフェース装置をプレゼンテーシ
ョンを実行するためのプレゼンテーションシステムに適
用した場合について説明する。
【0042】上記プレゼンテーションシステムは、図2
に示すように、情報処理機器としてのパーソナルコンピ
ュータ1と、このパーソナルコンピュータ1に接続され
たカメラ(撮像装置)2およびプロジェクタ11と、プ
ロジェクタ11で投影される映像を映し出すためのスク
リーン12とで構成されている。
【0043】上記プレゼンテーションシステムでは、操
作者13が、パーソナルコンピュータ1から離れた位置
に立ち、プロジェクタ11によってスクリーン12上に
投影された映像、例えばスライドのページを進めたいと
きは手の平を右に動かし、戻したいときは左に動かすよ
うにする。
【0044】すなわち、上記プレゼンテーションシステ
ムでは、カメラ2で捉えられた操作者13の手の動き
が、パーソナルコンピュータ1内で認識され、手が右に
動いたと認識された場合は、ページを進めるためのコマ
ンドが発行され、手が左に動いたと認識された場合は、
ページを戻すためのコマンドが発行される。各コマンド
がプレゼンテーションを実行するアプリケーションに入
力されることによって、ページが切替えられ、プロジェ
クタ11を通してスクリーン12に投影される。
【0045】以上のことから、上記プレゼンテーション
システムにおけるインターフェース装置は、上記パーソ
ナルコンピュータ1と該パーソナルコンピュータ1に接
続されたカメラ2とで構成されていることになる。
【0046】上記インターフェース装置の詳細な構成に
ついて、以下に説明する。
【0047】上記インターフェース装置は、例えば図1
に示すように、パーソナルコンピュータ1とカメラ2と
からなり、上記パーソナルコンピュータ1内の情報処理
システムにおける情報処理実行のためのコマンドの入力
を行うための装置である。
【0048】上記カメラ2は、撮像した動画像をフレー
ム単位でフレーム画像としてパーソナルコンピュータ1
に出力するようになっている。
【0049】上記パーソナルコンピュータ1は、フレー
ムメモリ3、対象検出部(対象物検出手段)4、動き方
向認識部(動き方向認識手段)5、コマンド出力部(コ
マンド出力手段)6、位置情報出力部(位置情報通知手
段)7で構成されており、さらに、プレゼンテーション
等の各種アプリケーションを実行するための情報処理シ
ステムを含んでいる。
【0050】上記フレームメモリ3には、撮像装置とし
てのカメラ2、例えばCCD(Charge Coupled Device)
カメラ等により撮影されたフレーム画像が順次転送さ
れ、該フレーム画像を記憶する。このとき、図1に示す
ようなプレゼンテーションシステムの場合には、操作者
13の上半身が撮影され、フレーム画像として順次記憶
されるようになっている。なお、以降の処理量を軽減す
るためにフレーム画像を縮小して記憶するようにしても
よい。
【0051】上記対象検出部4では、本インターフェー
ス装置の対象物である、操作者の手の動きを認識するた
めに、フレームメモリ3から出力されるフレーム画像
(特定のフレーム画像)から肌色の領域を検出すること
によって、操作者の手及び顔の領域を検出するようにな
っている。なお、対象検出部4において、肌色領域の検
出や、手の動きの認識に関しては、例えば論文『肌色領
域より隠れて見える場合を考慮した手話動画像からの手
の実時間追跡』(今川和幸他3名:電子情報通信学会論
文誌 D-II Vol.J81-D-II No.8 pp.1787-1795 1998年 8
月)に記載された手法を用いて実現できるので、その詳
細は省略する。
【0052】つまり、上記対象検出部4では、動画像中
の特定のフレーム画像において、人間の顔が所定の位置
に存在することを検出し、この検出結果に基づいて該特
定のフレーム画像に手が存在しているか否かを検出する
ようになっている。
【0053】上記動き方向認識部5は、操作者の手及び
顔の動きを検出し、それぞれの動き方向を識別するよう
になっている。ここで、手の移動量が上下左右いずれか
の方向に、所定の閾値を越える値が検出された場合、そ
の方向に手が動いたと認識する。また、所定の時間内
に、所定の値を越える移動量が検出されなかった場合
や、手あるいは、顔が撮像範囲から外れた場合は、認識
に失敗したと判断する。このとき、対象物の認識に成功
した場合と失敗した場合とで異なる音の確認音を発声す
るようにしてもよい。この場合、動き方向認識部5から
パーソナルコンピュータ1に装備されているスピーカ等
の通知手段により確認音を発声するようにすればよい。
そして、操作者は、確認音の違いにより動き方向認識部
5での認識の成否が容易に確認できる。なお、動き方向
認識部5における処理の詳細については、後述する。
【0054】上記コマンド出力部6では、上記動き方向
認識部5で認識された方向に対応したコマンドを、パー
ソナルコンピュータ1内の情報処理システムに発行す
る。例えば、上記情報処理システムによって プレゼン
テーション用のアプリケーションの一つである Microso
ft(登録商標)社のPowerPoint(登録商標)の制御を行
う場合は、左右のカーソルキーに対応するコマンドを出
力する。同時に、コマンドが出力されたことを操作者に
通知するための、確認音を発声する。また、認識に失敗
した場合も、そのことを操作者に通知するために、異な
る確認音を発声する。この場合の発声手段も、パーソナ
ルコンピュータ1に装備されているスピーカを使用すれ
ばよい。
【0055】また、上記位置情報出力部7は、対象検出
部4からの情報に基づいて、対象物である操作者13の
位置あるいは操作者13の顔の位置等の位置情報を上記
パーソナルコンピュータ1内の情報処理システムを操作
している操作者に対して出力するようになっている。つ
まり、位置情報出力部7は、操作者13に対して、対象
物等の位置情報を通知するようになっている。なお、位
置情報出力部7の詳細については後述する。
【0056】ここで、図1に示すインターフェース装置
における処理の流れについて、図3に示すフローチャー
トを参照しながら以下に説明する。
【0057】まず、カメラ2により撮影された操作者1
3のフレーム画像がフレームメモリ3に入力され、記憶
され、このフレームメモリ3に記憶されたフレーム画像
が対象検出部4に入力される(ステップS1)。
【0058】次に、対象検出部4において、入力された
フレーム画像から顔領域の検出が行われ(ステップS
2)、この検出結果が位置情報出力部7に出力される
(ステップS3)。
【0059】続いて、位置情報出力部7は、入力された
検出結果に基づいて、顔が所定の位置にあるか否かを判
定する(ステップS4)。ここで、顔が所定の位置にな
いと判定されれば、ステップS5において、操作者13
に対して所定の位置に移動するように移動方向指示の音
声出力を行い、ステップS1に移行する。
【0060】一方、ステップS4において、顔が所定の
位置にあると判定されれば、位置情報出力部7は確認音
を出力する(ステップS6)。この確認音により、操作
者13は、自分の顔が所定の位置にあることを確認する
ことができる。
【0061】次いで、対象検出部4は、入力されたフレ
ームから手領域の検出を行い(ステップS7)、この検
出結果を位置情報出力部7に出力する。
【0062】続いて、位置情報出力部7は、入力された
検出結果に基づいて、手が所定の位置にあるか否かを判
定する(ステップS8)。ここで、手が所定の位置にな
ければ、ステップS1に移行する。
【0063】一方、ステップS8において、手が所定の
位置にあると判定されれば、確認を出力する(ステップ
S9)。この確認音により、操作者13は、自分の手が
所定の位置にあることを確認することができる。
【0064】次に、動き方向認識部5は、対象検出部4
による検出結果に基づいて手の動き方向を検出し(ステ
ップS10)、手の動き方向の検出に成功しているか否
かを判定する(ステップS11)。
【0065】ステップS11において、手の動き方向の
検出に成功していないと判定されれば、確認音を出力し
(ステップS12)、ステップS1に移行する。この確
認音により、操作者13は、手の動き方向の検出に失敗
したことを確認することができる。
【0066】一方、ステップS11において、手の動き
方向の検出に成功していると判定されれば、ステップS
12の確認音とは異なる確認音を出力する(ステップS
13)。この確認音により、操作者13は、手の動き方
向の検出に成功したことを確認することができる。
【0067】そして、動き方向認識部5による手の動き
方向の検出結果は、コマンド出力部6に出力される。こ
のコマンド出力部6は、手の動き方向に対応したコマン
ドをパーソナルコンピュータ1内の情報処理システムに
出力する(ステップS14)。
【0068】コマンド出力部6は、上記パーソナルコン
ピュータ1内の情報処理システムによって、例えばMicr
osoft 社のPowerPoint(登録商標)の制御を行う場合に
は、左右のカーソルキーに対応するコマンドを出力す
る。
【0069】そして、操作者13による終了命令が発せ
られたか否かが判断さるまで、ステップS1〜ステップ
S14までの処理が続行される(ステップS15)。
【0070】上述したインターフェース装置では、操作
者13の手の動きによってアプリケーションの制御を行
うコマンドを出力するようになっている。つまり、認識
対象が手の動きのみであるにもかかわらず、上記インタ
ーフェース装置では、顔領域も検出対象としている。こ
の理由について説明すると以下のようになる。
【0071】操作者13が、図2に示すように、カメラ
2の正面に立って、手を体の前方に出して、上下左右に
動かす動作を行った場合、必然的に顔がフレーム画像内
に入る。通常、フレーム画像から色情報のみを用いて、
肌色領域の検出を行った場合、検出された領域が顔であ
るか手であるかを判断することは困難である。フレーム
画像内の全ての、肌色領域の動き方向の認識を行うと、
例えば、手を動かしていなくても、操作者が顔を左右に
動かした場合にも、手の動きと誤認識される可能性があ
る。
【0072】そこで、本発明では、操作者13は、一旦
フレーム画像内に顔のみが映っていて、手が映っていな
い姿勢をとることを前提とし、この状態で、動き方向認
識部5は、対象検出部4により検出された肌色領域を顔
領域とし、以降入力されるフレーム画像において顔領域
の追跡処理を行うようになっている。
【0073】このように、顔領域の追跡が行われている
状態で、フレーム画像内に手が出現すると、新たに出現
した肌色領域を手領域として追跡処理を行うことによっ
て、顔と手の区別を可能としている。
【0074】つまり、対象検出部4は、動画像中の特定
のフレーム画像において、人間である操作者13の顔が
所定の位置に存在することを検出し、この検出結果に基
づいて該特定のフレーム画像に手が存在しているか否か
を検出するようになっている。
【0075】ここで、上記動き方向認識部5における認
識動作について、図4および図5(a)〜(c)を参照
しながら、以下に説明する。
【0076】まず、肌色領域の検出について説明する。
【0077】フレームメモリ3に記憶されている画像
(フレーム画像)は、画素数が320×240画素であ
り、各画素値はR、G、Bの3色の成分値から構成され
ているものとする。上記フレーム画像としては、例えば
図4に示すように、1ブロックの画素数が16×16画
素として、入力フレーム画像を20×15ブロックに分
割することが考えられる。
【0078】この場合、1ブロック内の全ての画素値の
R.G、Bの各成分について平均値を求め、その平均値
をブロックの画素値の代表値とし、全ブロックにつき画
素値の代表値を求める。対象が顔や手である場合には、
肌色の画素の割合が大部分であるため、画素値の代表値
は肌色を示す値に近くなる。
【0079】ブロックの代表値をR、G、Bのそれぞれ
について、r、g、bとすると、肌色である条件は、次
式で定義することができる。
【0080】 rmin ≦ r ≦rmax ・・・・・・・・・・(1) gmin ≦ g ≦gmax ・・・・・・・・・・(2) bmin ≦ b ≦bmax ・・・・・・・・・・(3) ここで、rmin 、gmin 、bmin は、(r、g、b)の
それぞれの値に対する最小値であり、rmax 、gmax
max は、(r、g、b)のそれぞれの値に対する最大
値である。これらの値は、肌色が検出され易いように予
め決められているものとする。
【0081】続いて、肌色であると判定されたブロック
が隣接している場合に、統合することによってブロック
の集合領域を検出する。検出された集合領域が所定の形
状をもつ場合には、その領域を認識対象領域と判断す
る。例えば、認識対象が顔の場合には、領域の形状が楕
円形に近いことが条件となる。
【0082】次に、手の動き方向の認識について図5
(a)〜(c)を用いて説明する。図5(a)〜(c)
において、上段の図は入力フレーム画像を示し、下段の
図は、上段の図のそれぞれのフレーム画像に対応して検
出された肌色領域を示している。図5(a)は、初期状
態T=t0での状態を示し、図5(b)は、図5(a)
の状態よりも少し時間が経過したT=t1での状態を示
し、図5(c)は、図5(b)の状態よりも少し時間が
経過したT=t2での状態を示している。
【0083】ある時刻T=t0に検出された肌色領域
が、図5(a)に示すように、領域A0のみであった場
合、この領域A0を操作者13の顔13aであると判断
する。
【0084】次に、時刻T=t1に検出された肌色領域
が、図5(b)に示すように、領域A1とB1の2つで
あった場合、一方の領域を操作者13の顔13aである
と判断し、他方の領域を操作者13の手13bであると
判断する。このとき、顔領域の判断基準を前時刻の顔領
域との重心間の距離が近い方とすると、領域A1が顔1
3a、領域B1が手13bと判断される。
【0085】続いて、時刻T=t2に検出された肌色領
域が、図5(c)に示すように、領域A2とB2の2つ
であった場合、時刻T=t1の顔13aの重心間の距離
が近い方を、顔領域と判断する。この場合、領域A1と
領域A2との重心間の距離が0なので、領域A2が顔領
域であると判断される。したがって、もう一方の領域B
2は、自動的に領域B1と対応付けられて手領域である
と判断される。
【0086】このとき、動き方向認識部5によって、手
13bは、図5(c)に示すように、矢印方向に移動、
すなわち右方向に移動していると認識される。なお、図
5(a)〜(c)で示すフレーム画像は、カメラ2によ
り入力されたフレーム画像を左右反転して処理されてい
るものとする。
【0087】以上のようにして認識された操作者13の
手13bの移動方向に関する情報が、コマンド出力部6
に転送される。このコマンド出力部6では、操作者13
の手13bの移動方向に対応したコマンドをパーソナル
コンピュータ1内の情報処理システムに発行する。
【0088】続いて、上述した位置情報出力部7につい
て、以下に説明する。
【0089】上記位置情報出力部7は、パーソナルコン
ピュータ1内の情報処理システムを操作する操作者13
に対して対象物の位置情報を通知するための手段であ
り、位置情報表示システム、音声ガイダンスシステム、
操作ガイダンスシステムの少なくとも一つのシステム
(ガイダンス手段)を含む構成となっている。
【0090】上記の各システムの説明を始める前に、上
記パーソナルコンピュータ1内の対象検出部4における
対象物の検出動作について説明する。
【0091】上記対象検出部4が、操作者13の顔13
aと手(対象物)13bとを検出するためには、入力フ
レーム画像中に顔13aと手13bが映っている必要が
ある。本発明では、上述のように一旦顔13aのみの検
出を行うようにしているが、この場合でも、例えば図6
(a)に示す場合のように、フレーム20内の右端に操
作者13の体全体がよっていると、右手で操作を行おう
として、手13bをあげても、フレーム20内に右手が
入らないため、対象検出部4は手の検出が行えない。こ
こで、フレーム20は、カメラ2により撮影されたフレ
ーム画像のうち、対象検出部4が認識できる画像の範囲
を規定する枠である。
【0092】このような事態を避けるためには、図6
(b)に示すように、予めフレーム20内に破線枠21
を設け、この破線枠21内に顔13aが収まるように操
作者13を移動させるようにすればよい。この場合、上
記破線枠21は、フレーム20内に操作者13が収ま
り、手13bを挙げたときに該手13bをフレーム20
内に手がくるように設定されている。
【0093】また、例えば操作者13がカメラ2に近い
位置にいて、顔13aがフレーム画像の大部分を占める
場合や、逆に操作者13がカメラ2から遠い位置にい
て、顔13aが小さ過ぎる場合も、フレーム20内で操
作者13の手13bが適切に表示されないので、手13
bの検出には不都合となっている。
【0094】したがって、フレーム画像内での、顔13
aの大きさに関しても、適正な範囲にある必要がある。
なお、図6(a)(b)は、カメラ2より入力されたフ
レーム画像を左右反転して図示しているものとする。
【0095】フレーム画像内の適当な位置に、適当な大
きさで顔が映っているかどうかは、フレーム画像をディ
スプレイに表示することによって容易に確認することが
できる。しかしながら、本発明は、プレゼンテーション
のスライド画面の操作を重要な目標としているため、デ
ィスプレイの全体もしくは、大部分にスライド画面が表
示され、フレーム画像を表示するスペースを確保するこ
とは難しい。フレーム画像を画面の隅に小さく表示する
ことも考えられるが、操作者がシステムから離れた位置
に立つことを想定しているため、視認することは困難で
ある。
【0096】そこで、省スペースで容易に顔の位置を確
認する手段として、位置情報出力部7では、図7(a)
(b)に示すような位置情報表示システムを実現するよ
うになっている。
【0097】図7(a)に示す位置情報表示システムで
は、プレゼンテーションシステム・ウインドウ12aが
プレゼンテーションにおけるディスプレイ画面となるス
クリーン12の大部分を占めるように大きく表示され、
位置情報表示システム用のウインドウ12bは上記のプ
レゼンテーションシステム・ウインドウ12aに重なら
ない位置に小さく表示されるようになっている。
【0098】図7(b)に示す位置情報表示システムで
は、プレゼンテーションシステム・ウインドウ12aが
スクリーン12全体に表示され、位置情報表示システム
用のウインドウ12bはプレゼンテーションの内容をで
きる限り遮らないように、右下隅に小さく表示されるよ
うになっている。
【0099】ここで、位置情報表示システムの働きにつ
いて、図8(a)〜(f)を参照しながら以下に説明す
る。
【0100】カメラ2によって撮影されたフレーム画像
に、図8(a)に示すように、操作者13の上半身の大
部分が映し出されている場合、すなわち、操作者13が
カメラ2から離れた位置にいる場合、対象検出部4によ
る検出結果は、図8(b)に示すように、肌色領域を示
す領域、すなわち顔13aに相当する領域が適正な顔の
位置を示す破線枠21から外れた位置に存在したものと
なる。
【0101】この場合、図7(a)(b)に示すスクリ
ーン12の位置表示用のウインドウ12bには、図8
(c)のように、検出された顔の位置とサイズが図中の
黒い円(顔位置・サイズ表示円)22で表現され、適正
な可能位置が円形の枠、すなわち顔位置指定枠23で表
現される。
【0102】なお、図8(b)で示す顔13aの位置を
示す座標と、図8(c)で示す顔位置・サイズ表示円2
2の位置を示す座標とは必ずしも1対1に対応している
必要はなく、図8(b)で示す適正な顔の位置を中心と
した部分矩形領域(破線枠21)を切り出し、図8
(c)では、顔位置指定枠23が図の中心配置されるよ
うに、適当に座標変換されていてもよい。つまり、顔位
置が適正な位置からどの方向にどの程度ずれているか
が、操作者13に認識できればよい。
【0103】操作者13は、スクリーン12上に映し出
された位置表示用のウインドウ12bに、図8(c)で
示すような状態の顔位置・サイズ表示円22と顔位置指
定枠23とが表示されているのを見て、自分の顔が適正
な位置より、左上にずれていて、且つ面積が小さいこと
が分かる。このことから、操作者13は、自分がカメラ
2から遠く離れ過ぎていることを認識する。
【0104】したがって、操作者13は、スクリーン1
2の位置表示用のウインドウ12bで示された顔位置・
サイズ表示円22が顔位置指定枠23に近づくように、
カメラ2に近づき、右下方向に顔をずらすような動作を
行う。
【0105】そして、カメラ2によって撮影されたフレ
ーム画像が、図8(d)に示すように、操作者13の顔
が適正な位置にくるようになっている場合、すなわち、
操作者13が適正な位置にいる場合、対象検出部4によ
る検出結果は、図8(e)に示すように、肌色領域を示
す領域、すなわち顔13aに相当する領域が適正な顔の
位置を示す破線枠21の内側に存在することを示す。
【0106】この場合、図7(a)(b)に示すスクリ
ーン12の位置表示用のウインドウ12bには、図8
(f)のように、検出された顔の位置とサイズが図中の
顔位置・サイズ表示円22が顔位置指定枠23に重なっ
た状態、すなわち、顔位置・サイズ表示円22の位置と
サイズが顔位置指定枠23の位置とサイズに合致した状
態が表示される。
【0107】このように、操作者13は、スクリーン1
2に映し出された位置表示表のウインドウ12bを見
て、自分が適正な位置にいるか否かの判断を行うことが
できる。これにより、もし、自分が適正な位置にいない
と判断した場合には、ウインドウ12b内の顔位置・サ
イズ表示円22を顔位置指定枠23の位置とサイズに合
致させるようにカメラ2に向かって移動すればよい。
【0108】なお、上記の説明では、説明を簡略化する
ために、操作者13が適正な位置にいないことを示す図
8(a)の状態と、操作者13が適正な位置にいること
を示す図8(d)の状態との位置状態の説明を行ってい
るが、図8(a)と図8(d)との間、すなわち操作者
13が移動している途中の段階での処理については省略
している。
【0109】しかしながら、カメラ2からの撮影画像は
常にフレーム画像としてフレームメモリ3に入力され、
対象検出部4によって対象物の検出処理が行われてい
る。したがって、入力されるフレーム画像毎に、操作者
13の顔13aの位置やサイズを示す顔位置・サイズ表
示円22の位置と大きさも図8(c)に示す状態から図
8(f)に示す状態へと段階的に変化していくものとす
る。なお、フレーム画像中に顔が入っていない場合に
は、操作者13の顔13aの位置やサイズを示す顔位置
・サイズ表示円22は表示されないものとする。
【0110】以上の処理の流れは、図3のステップS1
〜ステップS4に示されている。図8(a)(d)は図
3のステップS1に対応し、図8(b)(e)は図3の
ステップS2に対応し、図8(c)(f)は図3のステ
ップS3に対応している。
【0111】操作者13の顔13aと、顔位置・サイズ
表示円22とが一致しているか否かは、以下のようにし
て判定される。
【0112】検出領域の画素値を1、それ以外の領域を
0とする2値画像Xを作成し、Xの座標iにおける画素
値をxiとし、顔位置・サイズ表示円22の内部の画素
値を1とし、他の領域を0とし、図4と同様にブロック
分割された2値画像Yを作成し、Yの座標iにおける画
素値をyiとし、XとYの各画素における画素値の差の
絶対値の総和Sが所定の閾値αより小さい場合に、以下
の式(4)を満たしたとき、顔13aの領域と顔位置・
サイズ表示円22とが一致したものとする。
【0113】 S=Σ|xi−yi|<α ・・・・・・・・・・・・・・・(4) このように、顔13aを単純な円、すなわち顔位置・サ
イズ表示円22で位置およびサイズを表示し、これと顔
位置指定枠23の位置とサイズを比較して、自分が適正
にいるか否かを判断するようになっているので、フレー
ム画像内の操作者13をそのまま見て適正な位置にいる
か否かを判断する場合に比べて、操作者13は格段に容
易に適正な位置を確認することが可能となる。
【0114】以上の位置情報出力部7の働きによって、
スクリーン12において、省スペースで顔の位置を確認
することができるが、スライド画面をスクリーン12全
体に表示した場合は、位置情報表示用のウインドウ12
bが邪魔になる場合もある。このような状況を考慮し
て、位置情報出力部7は音声によって、顔の位置をガイ
ドする音声ガイダンスシステムを備えている。
【0115】上記位置情報出力部7に備えられた音声ガ
イダンスシステムについて以下に説明する。なお、音声
ガイダンスシステムの音声は、パーソナルコンピュータ
1に装備されているスピーカから発声されるものとす
る。
【0116】上記音声ガイダンスシステムでは、図8
(a)に示すように、操作者13がカメラ2から離れた
位置で、適正な位置にいない場合に、該操作者13をカ
メラ2に近づけて適正な位置に移動させるために、『も
う少し、近づいて下さい』というメッセージが発声され
る。このメッセージは操作者13が適正な位置にくるま
で繰り返し発声される。
【0117】また、逆に操作者13がカメラ2に対して
近過ぎる場合には、該操作者13をカメラ2から遠ざけ
て適正な位置に移動させるために、『もう少し、離れて
下さい』というメッセージが発声される。
【0118】上記の処理は、前述の位置情報表示システ
ムで用いた、顔位置・サイズ表示円22を表わす2値画
像と、検出領域とを比較することによって実現できる。
すなわち、スクリーン12には、位置表示用のウインド
ウ12bが表示されないが、システム内部において、顔
位置・サイズ表示円22に相当する画像と検出領域とを
比較し、この比較結果に基づいて、操作者13に対して
メッセージを発声する。
【0119】つまり、上記システム内部では、検出領域
の面積Sxと、上記式(4)で用いた画像Yの面積Sy
とし、所定の閾値をβとしたとき、SxとSyとの差D
が、以下の式(5)を満たすとき、操作者13は適正な
距離にいると判断する。
【0120】 D=|Sx−Sy|<β ・・・・・・・・・・・・・・・・(5) すなわち、上記式(5)において、Dが所定の閾値β以
下になった場合に適正な距離に操作者13がいると判定
する。
【0121】また、操作者13が適正な距離にいると判
定されても、位置が前後ではなく左右にずれている場
合、上記音声ガイダンスシステムでは、例えば、『右下
方向に顔を移動してください』等のメッセージを発声す
ることによって、操作者13をガイドするようになって
いる。この場合には、上記式(4)を用いる手法によっ
て、操作者13の顔13aの位置を適正な位置への移動
を実現することができる。以上の処理の流れは、図3の
ステップS4およびステップS5に対応している。
【0122】以上の位置情報表示システム及び音声ガイ
ダンスシステムにより、顔が適正な位置になった場合、
位置情報出力部7は、これを操作者13に通知するため
の確認音を出力する。この処理は、図3のステップS4
およびステップS6に対応している。
【0123】操作者13は確認音を聞いた後、例えば図
5(b)に示すように、右側の手13bを前方に伸ばし
て静止させる。手13bが撮像範囲に入り、対象検出部
4によって、一定時刻の間、静止状態にあることが検出
されると、位置情報出力部7によって、確認音が発声さ
れる。このときの確認音は、顔13aが検出されたとき
の確認音とは異なる音色であり、操作者13が聞き分け
られるものとする。
【0124】そして、操作者13は確認音を聞いた後、
手13bを上下左右のいずれかの方向に動かす。以上の
処理の流れは、図3のステップS6〜ステップS9に対
応している。
【0125】プレゼンテーションのスライド画面のペー
ジの送り、戻しの操作を行うシステムを考えた場合、手
の移動方向の認識は、左右の2方向のみで十分である。
このとき、手の操作方法を、操作者に分かりやすく提示
し、且つ操作の練習が行える、図9(a)〜(c)に示
す操作ガイダンスシステムを上記位置情報出力部7で実
現するようになっている。
【0126】ここで、位置情報出力部7における操作ガ
イダンスシステムについて以下に説明する。
【0127】例えば、図9(a)〜(c)に示す操作ガ
イダンスシステムでは、操作者13が操作の練習を行い
たい場合には、ガイダンス用ウインドウ24を、スクリ
ーン12全体に大きく表示し、実際にプレゼンテーショ
ンを行う場合には、図7(a)(b)と同じように、プ
レゼンテーションシステム・ウインドウ12aよりも小
さくスクリーン12の隅に表示するようになっている。
【0128】上記ガイダンス用ウインドウ24には、図
9(a)〜(c)に示すように、3つの四角いボタン
と、メッセージが表示されている。
【0129】図9(a)の場合、フレーム20におい
て、操作者13が手13bを上げていない状態を示し、
ガイダンス用ウインドウ24上の3つのボタンは、いず
れも選択されていないことが示されている。そして、ガ
イダンス用ウインドウ24には、『手の平をカメラに向
けてください』というメッセージが表示されている。
【0130】操作者13はメッセージに従い、図9
(b)のフレーム20に表示されているように手13b
を挙げると、対象検出部4によって手13bが検出さ
れ、ガイダンス用ウインドウ24の真中のボタンの色
(黒色)が変化する。
【0131】そして、このボタンの色の変化と共に、ガ
イダンス用ウインドウ24には、『ページを進ませたい
方へ(右/左)手を動かしてください』とメッセージが
表示される。ここで、操作者13が右へ手13bを平行
移動し、動き方向認識部5によって、所定の移動量が検
出されると、図9(c)のガイダンス用ウインドウ24
の右側のボタン(進む)の色が変化する。このとき、真
中のボタンの色は元に戻る。
【0132】このとき、コマンド出力部6によって、パ
ーソナルコンピュータ1の情報処理システムにページを
進めるためのコマンドが入力される。その後、ガイダン
ス用ウインドウ24には、次のページ操作を行なうため
に、『手を下ろしてください』とメッセージが表示され
る。
【0133】また、所定の移動量が検出されずに手がフ
レーム画像から外れた場合は、図9(a)の状態に戻る
ものとする。
【0134】なお、上述のようなガイダンス用ウインド
ウ24上でのボタンの表示状態の変化の代わりに、認識
された方向を示す矢印等によって、認識結果を通知する
ようにしてもよい。各メッセージは表示と同時に、音声
で出力されるものとしてもよい。操作に習熟した場合
は、メッセージを読む必要はなく、ボタンの色の変化の
みで操作状況が確認できるため、システムから離れた位
置にいても十分利用することができる。
【0135】以上の位置情報出力部7における3のシス
テムは、何れか一つを単独に用いてもよいし、何れか2
つを組み合わせ用いてもよく、さらに、全てのシステム
を同時に用いてもよい。
【0136】また、本実施の形態では、本発明のインタ
ーフェース装置をプレゼンテーションの操作を実行する
ために使用した例を挙げて説明しているが、これに限定
されるものではなく、WEBブラウザのページ切替え等
に利用することもできる。
【0137】また、本発明のインターフェース装置で
は、図1に示す対象検出部4による対象物検出処理、動
き方向認識部5により動き方向認識処理、コマンド出力
部6によるコマンド出力処理、位置情報出力部7による
位置情報通知処理は、コンピュータで実行可能なプログ
ラムで実現される。
【0138】このプログラムは、コンピュータで読み取
り可能な記録媒体に格納されている。例えば、図10に
示すように、対象物検出処理プログラムのファイル10
1、動き方向認識処理プログラムのファイル102、コ
マンド出力処理プログラムのファイル103、位置情報
通知処理プログラムのファイル104が格納された記録
媒体100が考えられる。
【0139】ここで、上記記録媒体100は、プログラ
ムメディアが本体と分離可能に構成される記録媒体であ
り、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッ
ピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気デ
ィスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディ
スクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)
/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EP
ROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導
体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体で
あってもよい。
【0140】また、本発明においては、例えば情報処理
システムがインターネットを含む通信ネットワークと接
続可能なシステムであってもよく、この場合には、上記
インターフェース処理プログラムは、通信ネットワーク
からプログラムをダウンロードするように流動的にプロ
グラムを担持する媒体であってもよい。尚、このように
通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場
合には、そのダウンロード用プログラムは予め本体装置
に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインスト
ールされるものであってもよい。
【0141】尚、記録媒体に格納されている内容として
はプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0142】
【発明の効果】本発明のインターフェース装置は、以上
のように、情報処理システムにおける情報処理実行のた
めのコマンドの入力を行うインターフェース装置におい
て、動画像を撮像するための撮像装置と、上記撮像装置
により撮像された動画像から特定の対象物を検出する対
象物検出手段と、上記対象物検出手段により検出された
対象物の動き方向を認識する動き方向認識手段と、上記
動き方向認識手段により認識された動き方向に対応した
コマンドを上記情報処理システムに出力するコマンド出
力手段と、上記対象物検出手段により検出された対象物
の位置を検出すると共に、この検出結果を位置情報とし
て、上記情報処理システムを操作する操作者に通知する
位置情報通知手段とを備えている構成である。
【0143】それゆえ、撮像装置により撮像された動画
像から検出された対象物の動き方向に応じたコマンドに
基づいて情報処理システムにおける情報処理を実行する
ことで、キーボード、マウス、赤外線リモコン等の機器
を使用せずに、検出された対象物の動きにより情報処理
を実行することができる。
【0144】このように、検出された対象物の動きによ
り情報処理のコマンドを実行することにより、ディスプ
レイ上に表示された対象物の動きに連動したマウスポイ
ンタやカーソルを操作者は見なくても、パーソナルコン
ピュータ等の情報処理機器を操作することができる。
【0145】しかも、位置情報出力手段は、対象物の位
置を検出すると共に、この検出結果を対象物の位置情報
として、情報処理システムを操作する操作者に通知する
ことにより、操作者は、通知された位置情報から、情報
処理システムにおける情報処理のコマンドが実行可能な
位置、すなわち適正な位置に対象物がいるか否かを迅速
に判断することができる。
【0146】これにより、操作者は、対象物が適正な位
置にいるか否かにより次にしなければならないことを的
確に把握することができるので、インターフェース装置
を用いて情報処理機器を操作する場合の操作性の向上を
図ることができるという効果を奏する。
【0147】また、上記位置情報通知手段は、対象物が
適正な位置にいないことが検出された場合に対象物の適
正な位置への移動を促すためのガイダンス手段を備えて
いてもよい。
【0148】この場合、対象物が適正な位置にいない場
合に、ガイダンス手段により対象物を適正な位置に移動
させるように促され、操作者はその指示に従って対象物
を移動させればよいので、対象物を簡単に適正な位置に
移動させることができるという効果を奏する。
【0149】また、上記ガイダンス手段は、対象物が適
正な位置にあることを、ビープ音等の確認音を発声して
操作者に通知するようにしてもよい。
【0150】これにより、操作者は、ビープ音等の確認
音を聞くだけで対象物が適正な位置にあることを認識す
ることができるという効果を奏する。
【0151】さらに、上記ガイダンス手段は、対象物が
適正な位置にあることを、ボタンの色の変化等の視覚的
な変化によって操作者に通知するようにしてもよい。
【0152】これにより、操作者は、視覚的に変化する
ボタンを見るだけで対象物が適正な位置にあることを認
識することができるという効果を奏する。
【0153】また、上記ガイダンス手段は、対象物の位
置と大きさを表現するマークを、上記適正な位置を示す
マークとあわせて表示するようにしてもよい。
【0154】この場合、操作者は、表示された各マーク
を見るだけで、対象物が適正な位置にいるか否かを簡単
に認識することができるという効果を奏する。
【0155】さらに、上記ガイダンス手段は、対象物を
どの方向に移動させれば良いかを、音声メッセージによ
って指示するようにしてもよい。
【0156】この場合、操作者は、音声メッセージを聞
くだけで、対象物をどの方向に移動させれば良いかを認
識できるので、対象物を適正な位置に迅速に移動させる
ことができるという効果を奏する。
【0157】また、上記動き方向認識手段は、検出され
た対象物の動き方向の認識結果を、操作者に通知する通
知手段を備えるようにしてもよい。
【0158】この場合、操作者は、通知手段によって通
知された対象物の動き方向の認識結果から、該対象物の
動き方向の認識の適否を簡単に知ることができるという
効果を奏する。
【0159】また、上記通知手段は、対象物の動き方向
の認識の成否を、動き方向の表示によって、操作者に通
知するようにしてもよい。
【0160】この場合、操作者は、通知手段により、対
象物の動き方向の認識の成否を、動き方向の表示によっ
て通知されていることで、視覚的に対象物の動き方向の
認識の成否を確認することができるという効果を奏す
る。
【0161】また、上記通知手段は、対象物の動き方向
の認識を成功した場合と失敗した場合とで異なる確認音
によって、操作者に通知するようにしてもよい。
【0162】この場合、操作者は、通知手段により、対
象物の動き方向の認識を成功した場合と失敗した場合と
で異なる確認音によって知らされるので、確認音を聞く
だけで、対象物の動き方向の認識の成否を確認すること
ができるという効果を奏する。
【0163】以上のようなインターフェース装置におい
て、上記撮像装置により撮像される動画像には、人間の
頭部を含む、少なくとも胸部より上の身体が含まれ、上
記対象物検出手段により検出される対象物は人間の手で
あってもよい。
【0164】この場合、情報処理システムのコマンドに
対応する対象物の動き方向が、人間の手の動き方向とな
るので、人間(操作者)は手を動かすだけで、該コマン
ドを実行することができるという効果を奏する。
【0165】また、上記対象物検出手段は、動画像中の
肌色領域を検出することで、人間の手を検出するように
してもよい。
【0166】さらに、上記対象物検出手段は、動画像中
の特定のフレーム画像において、人間の顔が所定の位置
に存在することを検出し、この検出結果に基づいて該特
定のフレーム画像に手が存在しているか否かを検出する
ようにしてもよい。
【0167】また、インターフェース装置における処理
としては、以下の処理を含み、この処理を含むプログラ
ムはコンピュータで実行可能となっている。
【0168】すなわち、インターフェース処理プログラ
ムを記録している記録媒体は、撮像装置により撮像され
た動画像から特定の対象物を検出する処理と、検出され
た対象物の動き方向を認識する処理と、認識された動き
方向に対応したコマンドを情報処理システムに出力する
処理と、検出された対象物の位置を検出すると共に、こ
の検出結果を位置情報として、上記情報処理システムを
操作する操作者に通知する処理とを記録している。
【0169】これにより、コンピュータにより簡単に、
上述したような各種のインターフェース処理を実行する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターフェース装置を示す概略構成
ブロック図である。
【図2】図1に示すインターフェース装置をプレゼンテ
ーションシステムに適用した場合の説明図である。
【図3】図1に示すインターフェース装置におけるイン
ターフェース処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】入力フレーム画像の一例を示す説明図である。
【図5】(a)〜(c)は、検出領域の追跡処理の流れ
を示す説明図である。
【図6】(a)はフレーム画像において操作者の顔が適
正な位置にない状態を示し、(b)はフレーム画像にお
いて操作者の顔が適正な位置にある状態を示す説明図で
ある。
【図7】(a)(b)は位置情報表示システムを示す説
明図である。
【図8】(a)〜(f)は位置情報表示システムにおけ
る処理の流れを示す説明図である。
【図9】(a)〜(c)は操作ガイダンスシステムを示
す説明図である。
【図10】本発明のインターフェース処理プログラムを
記録した記録媒体の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(情報処理システム) 2 カメラ(撮像装置) 4 対象検出部(対象物検出手段) 5 動き方向認識部(動き方向認識手段、通知手段) 6 コマンド出力部(コマンド出力手段) 7 位置情報出力部(位置情報通知手段、ガイダンス
手段) 11 プロジェクタ 12 スクリーン(ディスプレイ) 13 操作者 13a 顔 13b 手(対象物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石崎 綾子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA09 BC06 BC32 CC33 DD03 5E501 AA02 AC14 BA05 CA02 CB14 CC07 EA02 FA14 FA32 FA45 FB02 FB03 FB22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理システムにおける情報処理実行の
    ためのコマンドの入力を行うインターフェース装置にお
    いて、 動画像を撮像するための撮像装置と、 上記撮像装置により撮像された動画像から特定の対象物
    を検出する対象物検出手段と、 上記対象物検出手段により検出された対象物の動き方向
    を認識する動き方向認識手段と、 上記動き方向認識手段により認識された動き方向に対応
    したコマンドを上記情報処理システムに出力するコマン
    ド出力手段と、 上記対象物検出手段により検出された対象物の位置を検
    出すると共に、この検出結果を位置情報として、上記情
    報処理システムを操作する操作者に通知する位置情報通
    知手段とを備えていることを特徴とするインターフェー
    ス装置。
  2. 【請求項2】上記位置情報通知手段は、対象物が適正な
    位置にいないことが検出された場合に対象物の適正な位
    置への移動を促すためのガイダンス手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載のインターフェース装置。
  3. 【請求項3】上記ガイダンス手段は、対象物が適正な位
    置にあることを、ビープ音等の確認音を発声して操作者
    に通知することを特徴とする請求項2記載のインターフ
    ェース装置。
  4. 【請求項4】上記ガイダンス手段は、対象物が適正な位
    置にあることを、ボタンの色の変化等の視覚的な変化に
    よって操作者に通知することを特徴とする請求項2また
    は3記載のインターフェース装置。
  5. 【請求項5】上記ガイダンス手段は、対象物の位置と大
    きさを表現するマークと、上記適正な位置を示すマーク
    とを表示することを特徴とする請求項2ないし4の何れ
    かに記載のインターフェース装置。
  6. 【請求項6】上記ガイダンス手段は、対象物をどの方向
    に移動させれば良いかを、音声メッセージによって指示
    することを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載
    のインターフェース装置。
  7. 【請求項7】上記動き方向認識手段は、検出された対象
    物の動き方向の認識結果を、操作者に通知する通知手段
    を備えていることを特徴とする請求項1ないし6の何れ
    かに記載のインターフェース装置。
  8. 【請求項8】上記通知手段は、対象物の動き方向の認識
    の成否を、動き方向の表示によって、操作者に通知する
    ことを特徴とする請求項7記載のインターフェース装
    置。
  9. 【請求項9】上記通知手段は、対象物の動き方向の認識
    を成功した場合と失敗した場合とで異なる確認音によっ
    て、操作者に通知することを特徴とする請求項7または
    8記載のインターフェース装置。
  10. 【請求項10】上記撮像装置により撮像される動画像に
    は、人間の頭部を含む、少なくとも胸部より上の身体が
    含まれ、上記対象物検出手段により検出される対象物は
    人間の手であることを特徴とする請求項1ないし9の何
    れかに記載のインターフェース装置。
  11. 【請求項11】上記対象物検出手段は、動画像中の肌色
    領域を検出することで、人間の手を検出することを特徴
    とする請求項10記載のインターフェース装置。
  12. 【請求項12】上記対象物検出手段は、動画像中の特定
    のフレーム画像において、人間の顔が所定の位置に存在
    することを検出し、この検出結果に基づいて該特定のフ
    レーム画像に手が存在しているか否かを検出することを
    特徴とする請求項10記載のインターフェース装置。
  13. 【請求項13】撮像装置により撮像された動画像から特
    定の対象物を検出する処理と、 検出された対象物の動き方向を認識する処理と、 認識された動き方向に対応したコマンドを情報処理シス
    テムに出力する処理と、 検出された対象物の位置を検出すると共に、この検出結
    果を位置情報として、上記情報処理システムを操作する
    操作者に通知する処理とをコンピュータに実行させるた
    めのインターフェース処理プログラムを記録しているこ
    とを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒
    体。
JP2000342575A 2000-11-09 2000-11-09 インターフェース装置およびインターフェース処理プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4275304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000342575A JP4275304B2 (ja) 2000-11-09 2000-11-09 インターフェース装置およびインターフェース処理プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000342575A JP4275304B2 (ja) 2000-11-09 2000-11-09 インターフェース装置およびインターフェース処理プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002149302A true JP2002149302A (ja) 2002-05-24
JP4275304B2 JP4275304B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=18817102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000342575A Expired - Fee Related JP4275304B2 (ja) 2000-11-09 2000-11-09 インターフェース装置およびインターフェース処理プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4275304B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032250A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Thomson Licensing Sa 顔を検出する処理方法及び画像中の顔の検出装置
WO2006003870A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Sony Computer Entertainment Inc. プレイヤの画像を用いてゲームキャラクタの移動を制御する情報処理装置、ゲームキャラクタ移動制御方法
WO2006003869A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Sony Computer Entertainment Inc. プレイヤの画像を用いてオブジェクトを制御する情報処理装置、情報処理装置におけるオブジェクト制御方法
JP2006091948A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Victor Co Of Japan Ltd 電子機器の制御装置
KR100751093B1 (ko) 2005-12-29 2007-08-21 엠텍비젼 주식회사 디지털 처리 장치의 입력 장치 및 방법
JP2007249595A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Omron Corp 表示装置、プロジェクタ、表示システム、表示方法、表示プログラム、および記録媒体
JPWO2007013652A1 (ja) * 2005-07-29 2009-02-12 パイオニア株式会社 画像表示制御装置、画像表示装置、遠隔操作器、画像表示システム
JP2009519552A (ja) * 2005-12-12 2009-05-14 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 相互対話的な電子的にシミュレートされた環境の音声および映像制御
JP2010003303A (ja) * 2009-07-21 2010-01-07 Victor Co Of Japan Ltd 電子機器の制御装置
JP2010519656A (ja) * 2007-02-27 2010-06-03 アクセンチュア グローバル サービスィズ ゲーエムベーハー リモートでのオブジェクト認識
JP2010218009A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Lenovo Singapore Pte Ltd 情報処理装置、情報処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラム
GB2470073A (en) * 2009-05-08 2010-11-10 Sony Comp Entertainment Europe Interfacing with an entertainment device by video capture
JP2011095984A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Nikon Corp 画像表示装置
WO2012133962A1 (ko) * 2011-03-25 2012-10-04 (주)아이티엑스시큐리티 스테레오 카메라를 이용한 3차원 동작 인식장치 및 인식방법
WO2013038734A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 オムロン株式会社 ジェスチャ認識装置、電子機器、ジェスチャ認識装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
WO2013038733A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 オムロン株式会社 ジェスチャ認識装置、電子機器、ジェスチャ認識装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP2013164663A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Denso Corp 脇見判定装置および脇見判定方法
JP2014059803A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Alps Electric Co Ltd 入力装置
JP2014085963A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Nec Personal Computers Ltd 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2014157352A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Samsung Electronics Co Ltd ディスプレイ装置

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032250A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Thomson Licensing Sa 顔を検出する処理方法及び画像中の顔の検出装置
JP4658532B2 (ja) * 2003-07-08 2011-03-23 トムソン ライセンシング 顔を検出する処理方法及び画像中の顔の検出装置
WO2006003870A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Sony Computer Entertainment Inc. プレイヤの画像を用いてゲームキャラクタの移動を制御する情報処理装置、ゲームキャラクタ移動制御方法
WO2006003869A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Sony Computer Entertainment Inc. プレイヤの画像を用いてオブジェクトを制御する情報処理装置、情報処理装置におけるオブジェクト制御方法
US7959511B2 (en) 2004-06-30 2011-06-14 Sony Computer Entertainment Inc. Information processing device for controlling movement of a game character by using a player image and game character movement control method
US7911447B2 (en) 2004-06-30 2011-03-22 Sony Computer Entertainment Inc. Information processing device for controlling object by using player image and object control method in the information processing device
US7629959B2 (en) 2004-09-21 2009-12-08 Victor Company Of Japan, Limited Controller for electronic appliance
JP2006091948A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Victor Co Of Japan Ltd 電子機器の制御装置
JPWO2007013652A1 (ja) * 2005-07-29 2009-02-12 パイオニア株式会社 画像表示制御装置、画像表示装置、遠隔操作器、画像表示システム
JP4712804B2 (ja) * 2005-07-29 2011-06-29 パイオニア株式会社 画像表示制御装置及び画像表示装置
JP2009519552A (ja) * 2005-12-12 2009-05-14 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 相互対話的な電子的にシミュレートされた環境の音声および映像制御
KR100751093B1 (ko) 2005-12-29 2007-08-21 엠텍비젼 주식회사 디지털 처리 장치의 입력 장치 및 방법
JP2007249595A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Omron Corp 表示装置、プロジェクタ、表示システム、表示方法、表示プログラム、および記録媒体
US8554250B2 (en) 2007-02-27 2013-10-08 Accenture Global Services Limited Remote object recognition
JP2010519656A (ja) * 2007-02-27 2010-06-03 アクセンチュア グローバル サービスィズ ゲーエムベーハー リモートでのオブジェクト認識
JP2010218009A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Lenovo Singapore Pte Ltd 情報処理装置、情報処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラム
US8970624B2 (en) 2009-05-08 2015-03-03 Sony Computer Entertainment Europe Limited Entertainment device, system, and method
GB2470073B (en) * 2009-05-08 2011-08-24 Sony Comp Entertainment Europe Entertainment device, system and method
GB2470073A (en) * 2009-05-08 2010-11-10 Sony Comp Entertainment Europe Interfacing with an entertainment device by video capture
JP2010003303A (ja) * 2009-07-21 2010-01-07 Victor Co Of Japan Ltd 電子機器の制御装置
JP2011095984A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Nikon Corp 画像表示装置
WO2012133962A1 (ko) * 2011-03-25 2012-10-04 (주)아이티엑스시큐리티 스테레오 카메라를 이용한 3차원 동작 인식장치 및 인식방법
JP2013065111A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Omron Corp ジェスチャ認識装置、電子機器、ジェスチャ認識装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP2013065112A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Omron Corp ジェスチャ認識装置、電子機器、ジェスチャ認識装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
WO2013038733A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 オムロン株式会社 ジェスチャ認識装置、電子機器、ジェスチャ認識装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
WO2013038734A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 オムロン株式会社 ジェスチャ認識装置、電子機器、ジェスチャ認識装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
KR20140027469A (ko) * 2011-09-15 2014-03-06 오므론 가부시키가이샤 제스처 인식 장치, 전자 기기, 제스처 인식 장치의 제어 방법, 제어 프로그램 및 기록 매체
CN103688233A (zh) * 2011-09-15 2014-03-26 欧姆龙株式会社 姿势识别装置及其控制方法、程序、电子设备及记录介质
US9304600B2 (en) 2011-09-15 2016-04-05 Omron Corporation Gesture recognition device, electronic apparatus, gesture recognition device control method, control program, and recording medium
KR101597922B1 (ko) * 2011-09-15 2016-02-25 오므론 가부시키가이샤 제스처 인식 장치, 전자 기기, 제스처 인식 장치의 제어 방법, 제어 프로그램 및 기록 매체
JP2013164663A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Denso Corp 脇見判定装置および脇見判定方法
JP2014059803A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Alps Electric Co Ltd 入力装置
JP2014085963A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Nec Personal Computers Ltd 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2014157352A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Samsung Electronics Co Ltd ディスプレイ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4275304B2 (ja) 2009-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002149302A (ja) インターフェース装置およびインターフェース処理プログラムを記録した記録媒体
JP5260643B2 (ja) ユーザインターフェース装置、ユーザインターフェース方法、及び記録媒体
JP5601045B2 (ja) ジェスチャ認識装置、ジェスチャ認識方法およびプログラム
US6345111B1 (en) Multi-modal interface apparatus and method
JP5012968B2 (ja) 会議システム
JP5998861B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6551507B2 (ja) ロボット制御装置、ロボット、ロボット制御方法およびプログラム
US11474614B2 (en) Method and device for adjusting the control-display gain of a gesture controlled electronic device
EP4246287A1 (en) Method and system for displaying virtual prop in real environment image, and storage medium
JP2003334389A (ja) ジェスチャ認識による制御装置、その方法および記録媒体
JPH10301675A (ja) マルチモーダルインタフェース装置およびマルチモーダルインタフェース方法
WO2016152200A1 (ja) 情報処理システムおよび情報処理方法
JP2009166184A (ja) ガイドロボット
JP2000250677A (ja) マルチモーダルインターフェース装置及びマルチモーダルインターフェース方法
WO2019155735A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US11816270B2 (en) Electronic device that operates according to user's hand gesture, and image forming apparatus
JP2010160274A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
JP2012118679A (ja) 情報処理装置、単語判別装置、画面表示操作装置、単語登録装置およびこれらに関する方法ならびにプログラム
JP2013077925A (ja) 電子機器
CN110291495B (zh) 信息处理系统、信息处理方法及程序
US20200007979A1 (en) Sound collection apparatus, method of controlling sound collection apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
WO2018056169A1 (ja) 対話装置、処理方法、プログラム
US11082615B2 (en) Mobile terminal device that generates picture where person's eye direction in shot image has been modified
US11074024B2 (en) Mobile device for interacting with docking device and method for controlling same
WO2021193147A1 (ja) 撮影装置、撮影方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060208

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060509

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees